JP4127203B2 - 光結合構造、及び、光結合装置 - Google Patents

光結合構造、及び、光結合装置 Download PDF

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Description

本発明は、光結合構造及び光結合装置に係り、特に、光出射部材から出射された光をレンズを介して光入射部材に入射させて複数の光出射部材と複数の光入射部材とを結合する光結合構造及び光結合装置に関する。
従来より、低速の光通信においては、光ケーブルとしてはプラスチック光ファイバなどが用いられる(以下「POF」という)。POFと受光素子との間の光結合において、POFの径や受光素子の受光径がある程度大きければ、光源とPOFとの間の位置ずれや、POFと受光素子との間の位置ずれが多少あっても、光の結合損失は大きく増加することはなかった。
しかしながら、光通信における比較的高速な伝送速度の領域にPOFを適用していくに伴って、受光素子の受光径が小さくなり、これによりPOFの径も小さくなる傾向にあって、光源とPOFとの間の位置ずれ、POFと受光素子との間の位置ずれが無視できなくなってきている。
例えば、図14(A)に示すように、光源からの光を、レンズを介してPOFに結合させる場合には、光源およびPOFの入射面がレンズの光軸上に配置されていれば(光源1、POF1を参照)、光源からの光はPOFの入射面に集光されて光の結合損失を少なくすることができる。しかしながら、光源およびPOFの入射面がレンズの光軸からずれた位置に配置されると(光源2、POF2を参照)、光源からの光はPOFの入射面に集光されなくなってしまう。また、図14(B)に示すように、光源からの光をレンズなしで直接POFに結合させる場合には、POFの入射面に対して、光源が光源1の位置に配置されていれば、光の結合損失を少なくすることができるが、光源2の位置に配置されると、光の結合損失が大きくなってしまう。光の結合損失の増大は、図15に示すように、軸ずれがPOFの半径以上(ここでは半径0.1mmのPOFを使用)の場合に急激となる。
そこで、結合損失を抑制するために、位置決めを正確に行う必要があるが、位置精度を上げるのは容易ではない。特に、光ケーブルが所謂多心で複数の光出射部材と複数の光入射部材とを結合させる場合には、位置精度を上げるのは困難である。
多心の光結合を行う技術として、特許文献1には、光導波体を差し込んで固定するためのガイド穴を厚膜材料に形成する技術が開示されている。しかしながら、ガイド穴の形成のためにリソグラフィを行う必要があり、製造工程が複雑になってしまう。
また、特許文献2には、レンズを介して多心の光結合を行う技術が開示されている。しかしながら、光出射部、レンズ、及び光入射部の各々のアレイ自体を精度よく作製する必要があり、その作製は容易ではない。
特開2002−33546号公報 特開2002−243987号公報
本発明は、上記事実を考慮し、多心の光結合において、光出射部材の位置ずれが生じていても、光の結合損失を抑制可能な、光結合構造及び光結合装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の光結合構造は、光を出射する複数の光出射部材と、前記光出射部材の各々に対応して設けられ前記光出射部材から出射された光の各々が光入射部に入射される複数の光入射部材と、を前記複数の光出射部材の各々に対応して設けられた複数のレンズを介して結合させる光結合構造であって、前記レンズの焦点距離をF、前記光出射部材と前記レンズとの距離をS1、前記レンズと前記光入射部材との距離をS2とすると、
S1=Fのときには、0.7≦S2/F≦1.3の関係を満たし、
3F≧S1>Fのときには、1.0≦S2/F≦1.5の関係を満たすものである。
また、請求項5に記載の発明の光結合装置は、光を出射する複数の光出射部材と、前記複数の光出射部材の各々に対応して設けられ、前記光出射部材から出射された光の各々を集光させる複数のレンズと、前記光出射部材から出射された光の各々が前記レンズを介して光入射部へ入射される複数の光入射部材と、を備え、前記レンズの焦点距離をF、前記光出射部材の光源と前記レンズとの距離をS1、前記レンズと前記光入射部材の光入射部との距離をS2とすると、
S1=Fのときには、0.7≦S2/F≦1.3の関係を満たし、
3F≧S1>Fのときには、1.0≦S2/F≦1.5の関係を満たすものである。
一般的に、レンズを介した光結合においては、図14(A)に示すように、光出射部材からの光は、光が結像される結像面KP上に光入射部材の光入射部(光の入射される部分)が配置されている。この場合に、光出射部材、レンズ、及び光入射部材の間の位置決めが正確であれば、光の結合損失は少ないが、光出射部材の光軸と直交する方向Yの位置ずれ(軸ずれ)が光入射部材の半径以上になると光の結合損失は急激に増大する。これは、光出射部材から出射された光が光入射部に結像されなくなるためである。特に、光出射部材、レンズ、及び光入射部材を複数有する、いわゆる多心の場合には、位置決めが難しく位置ずれが生じやすい。
そこで、本発明の光結合構造、及び光結合装置では、図1に示すように、レンズEの焦点距離をF、光出射部材DとレンズEとの距離をS1、レンズEと光入射部材Cとの距離をS2とすると、
S1=Fのときには、0.7≦S2/F≦1.3の関係を満たし、
3F≧S1>Fのときには、1.0≦S2/F≦1.5の関係を満たすように、光出射部材、レンズ、及び光入射部材の各々を配置する。
これにより、光出射部材の軸ずれが光入射部材の半径以上となる場合でも、結像面に光入射部を配置したものと比較して、光の結合損失を抑制することができる。
なお、本発明の光結合構造は請求項2に記載のように、また、本発明の光結合装置は請求項6に記載のように、前記光入射部が前記レンズの焦点面に配置されていることを特徴とすることもできる。
ここで、焦点面とは、レンズから焦点距離にある面をいい、図1にFPで示す。レンズEの光軸Lに平行に入射された光は必ず焦点F0を通り、、焦点面FP上では光出射部材Dの位置にかかわらず、レンズEに入射された光は焦点F0を中心として焦点F近傍に集光される。したがって、レンズEの光軸上の焦点面FPに光入射部Cを配置すれば、光出射部材Dに軸ずれが生じていても、光入射部へ入射される光の損失を少なくすることができる。
また、本発明の光結合構造は請求項3に記載のように、本発明の光結合装置は請求項7に記載のように、前記光出射部材が複数の光源を含んで構成されているものについて好適である。
複数の光源からの光を1つのレンズ及び光入射部材で受ける場合に結像面に光入射部を配置すると、光源の位置が複数であるため、複数の位置に光が結像される。そして、各々の光源の間の距離や、それらの位置ずれによって、光の結合損失が大きくなってしまい易い。そこで、前記光出射部材は複数の光源を含んで構成されている場合は、光出射部材、レンズ、及び光入射部材の各々を上記関係を満たすように配置することにより、光入射部へ入射される光が分散されるのを抑制することができる。
また、本発明の光結合構造は、請求項4に記載のように、本発明の光結合装置は請求項8に記載のように前記光入射部への光の入射角度が、この光入射部材の最大受光角度よりも小さくなる位置に前記光出射部材を配置することが好ましい。
通常、光ファイバなどの光入射部材は許容入射角の最大値である最大受光角度がある。光入射部材に入射される光の入射角が最大受光角度を超えると結合損失が生じるため、本発明の光入射部材の光入射部へ入射される光の入射角も、光入射部材の最大受光角度より小さくなるような位置に光出射部材を配置することにより、光の結合損失を抑制することができる。
また、本発明の光結合装置の光源は、請求項9に記載のように、面発光型レーザーであることを特徴とすることができる。
面発光型レーザーであれば、表面実装が容易なので、簡易に複数配列を行うことができる。
また、本発明の光結合装置の光入射部材としては、プラスチック光ファイバを使用することができる。
また、本発明の光結合装置の光出射部材としては、プラスチック光ファイバを使用し、光入射部材として受光素子を使用することができる。
また、本発明の光結合装置のレンズは、ボールレンズであることを特徴とすることもできる。
ボールレンズのレンズの径は、一般のレンズと比較して小さいため、複数配列に適している。
本発明は上記構成としたので、多心の光結合において、光出射部材の位置ずれが生じていても、光の結合損失を抑制することができる。
図2に示すように、本発明の光結合装置10は、4個の光出射部材12、4個のレンズ22、及び、4個の光入射部材24を備える。
光出射部材12は、絶縁基板14上に面発光素子16を実装し、実装された面発光素子16を透光樹脂18で封止することにより形成されている。4個の光出射部材12は、共通の基板20上に実装されている。レンズ22はボールレンズで構成され、光出射部材12から光が出射される側に各々の光出射部材12に対応して配置されている。光入射部材24は、プラスチック光ファイバで構成され、光が入射される光入射部24Aがレンズ22の各々に対向する位置に配置されている。レンズ22及び光入射部材24は保持部材26により保持され、保持部材26が基板20に固定されることにより、光出射部材12、レンズ22、及び、光入射部材24の各々が位置決めされている。
ここで、光出射部材12、レンズ22、及び、光入射部材24の位置関係について説明する。図3(A)は、光出射部材12、レンズ22、及び、光入射部材24の位置関係をレンズ22の光軸Lと直交する方向から見た模式図であり、図3(B)は、光出射部材12、レンズ22、及び、光入射部材24の位置関係をレンズ22の光軸L方向の光入射部材24側から見た模式図である。
光入射部材24は、レンズ22の光軸L上に、光軸Lと光入射部材24の軸とが一致するように配置されている。光入射部材24の光入射部24Aは、レンズ22の焦点面FP上に配置されている。
4つの面発光素子16を図3の上から順に、面発光素子16A、16B、16C、16Dとすると、面発光素子16の理想の位置は、面発光素子16Bのように光軸L上への配置であるが、実際には理想の位置に配置することは難しく、面発光素子16A、16C、16Dのように、軸ずれが生じてしまう。
ところで、図4に示すように、面発光素子16からレンズ22へ、出射角θで入射された光は、位置ずれΔyがあってもなくても(光軸L上に配置された面発光素子16の位置をP1、光軸LからΔy位置ずれした面発光素子16の位置をP2で示す)、焦点面FPにおいて、G1またはG2を通る。すなわち、面発光素子16の位置にかかわらず、レンズ22へ出射角θ以下で入射された光は、G1−G2間の範囲Gに集光される。したがって、光入射部24Aを焦点面FPに配置すれば、出射角θ以下でレンズ22へ入射された光は、面発光素子16の位置ずれにかかわらず、すべて光入射部24Aへ入射されることになる。図5に、位置ずれΔrにもかかわらず、光入射部24Aの配置位置に光が集光されている状態を示す。
一方、上記と同様の条件で光入射部24Aを結像面KPに配置した場合には、面発光素子16Aからの光は、図4に示すように、面発光素子16がP1に配置されている場合には光軸L上のQ1に結像されるが、面発光素子16がP2に配置されている場合にはQ2に結像されてしまう。したがって、Δyの値によって、面発光素子16からの光が、光入射部24Aの外側に結像されてしまう場合がある。
なお、出射角θ以下の光は、必ず範囲Gに集光されるが、図6に示すように、面発光素子16がレンズ22から離れてP3に配置されると、出射角θの光がレンズ22の端部Tの外側に出射され、レンズ22に入射されなくなる場合がある。そのため、光出射部材12の位置は、出射角θの光がレンズ22に入射される範囲内であることが好ましい。
また、光入射部材24には、通常、最大受光角度αがあり、光入射部24Aへの光の入射角度は、最大受光角度αよりも小さいことが好ましい(最大受光角度αよりも大きい角度で光入射部24Aへ入射されている例として、図6のP4に配置された面発光素子16を参照)。
本実施形態によれば、面発光素子16の位置ずれにかかわらず、出射角θ以内の光が同一範囲Gに集光される焦点面FPで光を光入射部24Aに入射させるので、位置ずれによる光の結合損失を抑制することができる。
なお、本実施形態では、光入射部材24の光入射部24Aを焦点面FPに配置した例について説明したが、光入射部24Aの位置は焦点面FP上に限定されるものではない。 図7に示すように、レンズ22の焦点距離を距離F、光軸Lを法線とするレンズ22の中心面Oと面発光素子16との距離をS1、前記中心面Oと光入射部24Aとの距離をS2とすると、
S1=Fのときには、0.7≦2/F≦1.3の関係を満たし、
3F≧S1>Fのときには、1.0≦S2/F≦1.5の関係を満たすように、光出射部材、レンズ、及び光入射部材の各々を配置すれば、光の結合損失を抑制するのに有効である。
また、本実施形態では、1個の光出射部材12に1個の面発光素子16が備えられた例について説明したが、光出射部材12には、図8に示すように、複数個(図8では4個)の面発光素子16を配置することもできる。複数個の面発光素子16を用いることにより、光出射部材12から出射させる光を安定させることができるが、発光位置が分散しているため、光の結像位置も結合面KP上で、K1、K2、K3、K4に分散されてしまい、結像面KPでの光の受光は難しくなる。一方、焦点面FPで光を受光すれば、範囲Gに出射角θ以下の面発光素子16からの光が集光されるため、光の結合損失を少なくすることができる。
また、本実施形態では、点光源の面発光素子16を用いた例について説明したが、図9に示すように、所定範囲Wで発光される光源を用いることもできる。所定範囲Wから出射される光は等倍結像の場合には、所定範囲Wと同一面積W'で結像面KPに結像されるため、結像面KPでの光の受光は難しくなる。一方、焦点面FPで光を受光すれば、範囲Gにすべての面発光素子16からの光が集光されるため、光の結合損失を少なくすることができる。
また、本実施形態では、光源として面発光素子を用いた例について説明したが、光源としてはLEDなど、その他の光源であっても、他の光ファイバからの出力光であってもよい。
さらに、本実施形態では、レンズとしてボールレンズを用いた例について説明したが、ボールレンズ以外のレンズを用いることもできる。特に、ボールレンズのレンズの径は、一般のレンズと比較して小さいため、本発明のように多心で複数配列する場合に好適に用いることができる。
また、本実施形態では、光入射部材としてプラスチック光ファイバを用いた例について説明したが、他のマルチモード光ファイバ、例えばガラスファイバを用いることもできる。
レンズ22として焦点距離Fのボールレンズを、光入射部材24として口径0.1mmのプラスチック光ファイバを用い、面発光素子16から出射された光を光入射部材24に結合させる際の光の結合損失の計測を行った。
[実施例1]
本実施例では、図10(A)に示すように、面発光素子16をレンズ22から距離Fの位置に配置した(S1=F)。そして、距離S2と距離Fとの比(S2/F)を変えて、結合損失との関係を、面発光素子16の光軸Lと直交する方向の位置ずれ(軸ずれ)が0.08mm、0.1mm、0.12mm、0.14mmの場合の各々について計測したところ、図10(B)の結果が得られた。この結果から、S1=Fの場合には、距離S2が、0.7F≦S2≦1.3F、を満たす位置に光入射部材24が配置されると、光の結合損失を3.6dB以内に抑えることができることが明らかとなった。
[実施例2]
本実施例では、図11(A)に示すように、面発光素子16をレンズ22から1.5Fの位置に配置した(S1=1.5F)。そして、距離S2と距離Fとの比(S2/F)を変えて、結合損失との関係を、面発光素子16の軸ずれが0.08mm、0.1mm、0.12mm、0.14mmの場合の各々について計測したところ、図11(B)の結果が得られた。この結果から、S1=1.5Fの場合には、距離S2が、1.0F≦S2≦1.5F、を満たす位置に光入射部材24が配置されると、光の結合損失を3.3dB以内に抑えることができ、距離S2が、1.1F≦S2≦1.4F、を満たす位置に光入射部材24が配置されると、光の結合損失を2.7dB以内に抑えることができることが明らかとなった。
特に、光入射部材24が、1.4F≦S2の位置に配置されたときには、軸ずれ0.12mm、0.14mm(いずれも光入射部24Aの半径よりも大きい軸ずれである)の場合に、光の結合損失が急激に増加している。
[実施例3]
本実施例では、図12(A)に示すように、面発光素子16をレンズ22から2Fの位置に配置した(S1=2F)。そして、距離S2と距離Fとの比(S2/F)を変えて、結合損失との関係を、面発光素子16の軸ずれが0.08mm、0.1mm、0.12mm、0.14mmの場合の各々について計測したところ、図12(B)の結果が得られた。この結果から、S1=2Fの場合には、距離S2が、1.0F≦S2≦1.5F、を満たす位置に光入射部材24が配置されると、光の結合損失を3.0dB以内に抑えることができ、距離S2が、1.1F≦S2≦1.4F、を満たす位置に光入射部材24が配置されると、光の結合損失を2.1dB以内に抑えることができることが明らかである。
特に、光入射部材24が、1.4F<S2の位置に配置されたときには、軸ずれ0.12mm、0.14mm(いずれも光入射部24Aの半径よりも大きいずれである)の場合に、光の結合損失が急激に増加している。
[実施例4]
本実施例では、図13(A)に示すように、面発光素子16をレンズ22から3Fの位置に配置した(S1=3F)。そして、距離S2と距離Fとの比(S2/F)を変えて、結合損失との関係を、面発光素子16の軸ずれが0.08mm、0.1mm、0.12mm、0.14mmの場合の各々について計測したところ、図13(B)の結果が得られた。この結果から、S1=3Fの場合には、距離S2が、1.0F≦S2≦1.5F、を満たす位置に光入射部材24が配置されると、光の結合損失を2.5dB以内に抑えることができ、距離S2が、1.1F≦S2≦1.4F、を満たす位置に光入射部材24が配置されると、光の結合損失を1.8dB以内に抑えることができることが明らかとなった。
特に、光入射部材24が、S2<Fの位置、または、S2>1.4Fに配置されたときには、軸ずれ0.12mm、0.14mm、0.1mm(いずれも光入射部24Aの半径以上のずれである)の場合に、光の結合損失が急激に増加している。
本発明の光源、レンズ、焦点面、及び光入射部材の位置関係を示す図である。 本実施形態の光結合装置を示す概略図である。 本実施形態の面発光素子、レンズ、及び、光入射部材の位置関係を示す、(A)は光軸と直交する方向から見た模式図であり、(B)は光軸方向からみた図である。 本実施形態の面発光素子からの光が、焦点面、及び、結合面への投影される位置を示す図である。 本実施形態の面発光素子からの光が、光入射部24Aへ集光されている状態を説明する図である。 レンズ入射角θの光がレンズに入射されていない例、及び、焦点面への入射角が最大受光角度より大きくなっている例を示す図である。 本実施形態の、面発光素子、レンズ中心、焦点面、及び光入射部材の位置関係を示す図である 本実施形態の変形例として、複数の面発光素子からの光が、光入射部24Aへ集光されている状態を説明する図である。 本実施形態の変形例として、所定領域から発光された光が、光入射部24Aへ集光されている状態を説明する図である。 実施例1の(A)は面発光素子、レンズ、焦点面、及び光入射部材の位置関係を示す図であり、(B)は実施結果を示すグラフである。 実施例2の(A)は面発光素子、レンズ、焦点面、及び光入射部材の位置関係を示す図であり、(B)は実施結果を示すグラフである。 実施例3の(A)は面発光素子、レンズ、焦点面、及び光入射部材の位置関係を示す図であり、(B)は実施結果を示すグラフである。 実施例4の(A)は面発光素子、レンズ、焦点面、及び光入射部材の位置関係を示す図であり、(B)は実施結果を示すグラフである。係を示す図であり、(B)は実施結果を示すグラフである。 (A)はレンズ結合の場合の従来例を示す図であり、(B)は直接結合の場合の従来例を示す図である。 光入射部材の軸ずれと光の結合損失との関係を示すグラフである。
符号の説明
10 光結合装置
12 光出射部材
16 面発光素子(光源)
22 レンズ
24A 光入射部
24 光入射部材
F 焦点距離
FP 焦点面
L 光軸
O 中心面
S2 距離

Claims (12)

  1. 光を出射する複数の光出射部材と、前記光出射部材の各々に対応して設けられ前記光出射部材から出射された光の各々が光入射部に入射される複数の光入射部材と、を前記複数の光出射部材の各々に対応して設けられた複数のレンズを介して結合させる光結合構造であって、
    前記レンズの焦点距離をF、前記光出射部材の光源と前記レンズとの距離をS1、前記レンズと前記光入射部材の光入射部との距離をS2とすると、
    S1=Fのときには、0.7≦S2/F≦1.3の関係を満たし、
    3F≧S1>Fのときには、1.0≦S2/F≦1.5の関係を満たす、
    光結合構造。
  2. 前記光入射部が前記レンズの焦点面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光結合構造。
  3. 前記光出射部材は複数の光源を含んで構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光結合構造。
  4. 前記光入射部材への光の入射角度が、この光入射部材の最大受光角度よりも小さくなる位置に前記光出射部材が配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の光結合構造。
  5. 光を出射する複数の光出射部材と、
    前記複数の光出射部材の各々に対応して設けられ、前記光出射部材から出射された光の各々を集光させる複数のレンズと、
    前記光出射部材から出射された光の各々が前記レンズを介して光入射部へ入射される複数の光入射部材と、
    を備え、
    前記レンズの焦点距離をF、前記光出射部材の光源と前記レンズとの距離をS1、前記レンズと前記光入射部材の光入射部との距離をS2とすると、
    S1=Fのときには、0.7≦S2/F≦1.3の関係を満たし、
    3F≧S1>Fのときには、1.0≦S2/F≦1.5の関係を満たす、
    光結合装置。
  6. 前記光入射部が前記レンズの焦点面に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の光結合装置。
  7. 前記光出射部材は複数の光源を含んで構成されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の光結合装置。
  8. 光入射部材への光の入射角度が、この光入射部材の最大受光角度よりも小さくなる位置に前記光出射部材を配置することを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の光結合構造。
  9. 前記光源は、面発光型レーザーであることを特徴とする請求項5乃至請求項8のいずれか1項に記載の光結合装置。
  10. 前記光入射部材は、プラスチック光ファイバであることを特徴とする請求項5乃至請求項9のいずれか1項に記載の光結合装置。
  11. 前記光入射部材が受光素子であることを特徴とする請求項10に記載の光結合装置。
  12. 前記レンズは、ボールレンズであることを特徴とする請求項5乃至請求項11のいずれか1項に記載の光結合装置。
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