JP4126494B2 - 工作機械の干渉監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械の干渉監視システムに係り、特に、使用工具に関わる全形状と製品全体との衝突を防止するとともに、切削加工時の切り込み過多を防止する干渉監視装置に関する。
数値制御装置を有する工作機械において、工作機械の加工禁止領域を加工物の形状に等しくなるように予め設定するとともに、使用する工具の刃先位置を検出しまたは検出された刃先の外方に所定寸法を付加した位置を刃先として設定し、検出された刃先または設定された刃先が加工禁止領域内に進入したときに工作機械の制御部に停止指令を送り、作業を中断する工作機械の加工ミス防止装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
2次元平面内での動きを主とする旋盤などの数値制御を有する工作機械において、干渉可能性が高い部材をすべて干渉チェックの対象とし、干渉チェックをすべて2次元平面内のデータを用いて実行し、簡単な形状で干渉の可能性があると判定した場合にのみ、更に詳細な形状で干渉の有無をチェックする干渉チェック装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭62−264844号公報 (第2,3頁 第1図,第2図) 特開平05−233051号公報 (第3,4頁 図1〜図3)
数値制御装置を有する工作機械における加工は、加工プログラムによる自動運転と、機械オペレータが手動で操作する手動運転とに大別される。
自動運転の場合、加工プログラムのバグや機械の誤動作に起因する誤切削が発生し、機械オペレータの手動ハンドル介入に起因する予期不能な衝突が発生するおそれがある。
特許文献1の加工ミス防止装置は、形状の輪郭から定義される禁止領域ボックスを設定し、監視点が禁止領域に入ったか否かをソフトウェアで判定し、このような危険を防止している。
しかし、この加工ミス防止装置では、工具領域が工具刃先の円(刃先R)の範囲のみであり、領域と点との内包関係によってのみ禁止領域への侵入を判定するので、切刃の反対側や非切削個所の任意輪郭が禁止領域に進入しているか否かを監視することはできない。
一方、手動運転では、工具と製品との衝突や寸法不良による誤切削発生の危険性が高い。その危険性は、工具位置を変更するための手動早送りにおいて最も高くなる。
特許文献1の加工ミス防止装置には、実加工前に加工プログラムのバグ(入力ミス,記述ミス,文法ミス等の誤りまたは不具合)を検証し発見する手段が無く、実加工で禁止領域進入後にのみ停止させる機能であるため、禁止領域に高速で進入したときには、停止距離が長くなり、加工ミス防止機能が作動しても、間に合わず、作りかけた製品を無駄にしてしまうだけでなく、工作機械の故障にもつながる。
また、干渉監視装置が、製品と工具との干渉を検知し、工作機械を停止させたとしても、機械オペレータが干渉する方向に手動で更に移動させる操作ミスを引き起こす場合がある。さらに、干渉状態を回避するつもりの操作中に再度干渉させてしまうこともある。特許文献1の加工ミス防止装置は、これら干渉後の誤操作による誤切削を完全には防止できなかった。
特許文献2の干渉チェック装置は、すべて2次元平面内のデータを用いて干渉をチェックしているために、製品と工具とが3次元的に相対移動する場合は、干渉の有無を把握しにくい。
また、第1段階では、簡単な形状で干渉の可能性を判定しているので、干渉の可能性を見落とすおそれがある。この見落としを防止するために、常に製品の詳細な全体形状と工具の詳細な全体形状とを取り扱いの対象とすると、比較すべきデータの量が膨大になり、干渉チェックの効率が悪くなる。
本発明の目的は、工具に関係する全輪郭と製品全体の輪郭とに基づいて、自動運転,手動運転の違いにかかわらず、工具と製品との高速移動時の衝突を防止し、切削移動時の干渉を防止し、更に干渉後の誤操作を防止する手段を備えた工作機械の干渉監視システムを提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために、数値制御装置を有する工作機械の干渉監視システムにおいて、干渉監視準備装置と、加工情報記憶装置と、干渉監視装置とを含み、前記干渉監視準備装置が、加工対象製品の製品輪郭を作成する製品輪郭作成手段と、使用工具の工具輪郭を作成する工具輪郭作成手段と、加工対象製品と使用工具との組合せに関する加工プログラムを作成する加工プログラム作成手段と、作成された加工プログラムのバグの有無を検証する加工プログラム解析手段と、加工対象製品の全形状と使用工具および工作機械の全形状との間で干渉の有無を検証し、加工プログラムがバグを含むかまたは加工対象となる製品の全形状と加工に使用する工具および工作機械の全形状との間で干渉が発生する場合は加工プログラム作成手段に処理を戻す輪郭間干渉判定手段とからなり、前記加工情報記憶装置が、加工プログラムがバグを含まず加工対象となる製品の全形状と加工に使用する工具および工作機械の全形状との間で干渉が発生しない場合に干渉監視準備装置が作成した加工プログラムを含むデータを保存する記憶装置であり、前記干渉監視装置が、加工対象製品の製品輪郭を加工情報記憶装置から呼び出す製品輪郭選択手段と、使用工具の工具輪郭を加工情報記憶装置から呼び出す工具輪郭選択手段と、加工対象製品と使用工具との組合せに関する加工プログラムが加工情報記憶装置にあるか否かを検索し、加工プログラムが有る場合に加工プログラムのバグの有無を検証する加工プログラム解析手段と、当該加工プログラムを用いる際に加工対象製品の全形状と使用工具および工作機械の全形状との間で干渉の有無を検証する輪郭間干渉判定手段と、干渉が無い加工プログラムを数値制御装置の記憶装置に伝送する加工プログラム伝送手段とからなり、干渉監視準備装置および干渉監視装置の輪郭間干渉判定手段が、3次元空間において座標平面を規定する2つの座標軸のうち1つの座標軸に沿う直線により製品輪郭の範囲を等区間の分区に分割し、2つの座標軸にそれぞれ平行な線で工具輪郭を囲み形成される長方形の4つの頂点のうち製品輪郭からの距離が最も遠い頂点を工具輪郭の最大座標点とし製品輪郭からの距離が最も近い頂点を工具輪郭の最小座標点としてそれぞれの工具輪郭の最大座標点と最小座標点の少なくとも一方が存在する分区の組合せに1対1で対応する一連の位相番号ごとにそれぞれの分区に内包される製品輪郭要素を保持し、位相番号ごとに加工対象製品の形状と使用工具および工作機械の形状との間で干渉の有無を検証する工作機械の干渉監視システムを提案する。
本発明においては、分区ごとに存在する位相を随時確認し、製品輪郭側の比較要素を絞り込むので、演算を高速化できる。
前記数値制御装置の加工開始位置出力手段から開始原点を取り込む現在位置取得演算手段と、開始原点から開始された自動運転時または加工プログラムが無い場合の手動運転時に一連に取得した現在位置に基づいて運転速度を演算予測し、運転速度を監視する速度演算予測干渉判定手段と、運転速度が所定値を越えた場合または越えると予測された場合に工作機械に減速信号を送り、工作機械を減速させる予測減速および解除信号出力手段と、選択された工具輪郭と製品輪郭とを用いて加工プログラムと現在位置取得演算手段からの移動量とに基づき輪郭間の干渉の有無を予測し、輪郭間の干渉の有無を判定する輪郭間干渉判定手段と、干渉が予測された場合、工作機械に停止信号を送り、移動軸を停止させる干渉停止および解除信号出力手段とからなる。
干渉監視装置は、自動運転方向または手動運転方向の実停止距離に対して所定差分の衝突余裕だけ離れた予測停止距離に予測工具輪郭を生成し、予測工具輪郭と製品輪郭との間で干渉の有無を判定する予測減速および解除信号出力手段を備えることができる。
製品輪郭要素と工具輪郭要素とが2交点を有し、2交点間の製品輪郭線分と工具輪郭線分との最大距離が所定値以下ならば、2交点を同一点とみなすことが可能である。
製品輪郭要素と工具輪郭要素とが1交点を有し、製品輪郭線分の端点と当該交点を内包する工具輪郭線分との最大距離が所定値以下ならば、端点が工具輪郭線分上にあるとみなし、製品輪郭要素と工具輪郭要素とが2交点を有し、2交点間の製品輪郭線分と工具輪郭線分との最大距離が所定値以下ならば、端点が工具輪郭線分上にあるとみなすこともある。
干渉監視装置は、予測干渉が生じた場合は直ちに工作機械の機械駆動手段を軸停止させ、工具の進行方向ベクトルの向きの逆の向きにのみ移動可能な状態にする干渉停止および解除信号出力手段を備える。
干渉監視装置は、予測干渉が生じて工作機械の機械駆動手段を軸停止させたら、加工プログラムを修正するために干渉監視準備装置の加工プログラム作成手段を起動する。
製品輪郭および工具輪郭は、ベクトルデータ形式で表現することが望ましい。
本発明によれば、自動運転,手動運転にかかわらず、数値制御装置を有する工作機械による加工時に使用する工具輪郭全体と製品輪郭全体との衝突を確実に防止するとともに、干渉による誤切削を防止できる。
本発明においては、まず、干渉監視準備装置が、加工対象製品の全形状と使用工具および工作機械の全形状との間で干渉の有無を検証し、加工プログラムがバグを含むかまたは加工対象となる製品の全形状と加工に使用する工具および工作機械の全形状との間で干渉が発生する場合は、加工プログラム作成手段に処理を戻すので、加工プログラムを実加工前の早期に修正でき、不良発生率を劇的に下げることが可能となる。
実加工の段階では、切削加工速度の場合、従来は輪郭間で干渉が生じると判断して停止しても、実際に輪郭間で干渉が発生することもあったが、本発明においては、輪郭の定義の仕方を改善してあるので、切削誤差を機械加工公差内に抑制でき、致命的な誤切削を防止できる。
一方、実加工の段階で、早送り速度の場合は、従来は干渉が生じると判断して停止しても、干渉量が大きくなり、致命的な誤切削が発生してしまうことになっていたが、本発明においては、減速機能が強力に働き、接触前に確実に停止するので、誤操作による衝突を防止できる。
また、実加工の段階では、干渉監視装置が、加工プログラムに干渉があると判断した場合、または、加工速度の点で干渉が生ずると判断した場合に、加工プログラム作成手段に処理を戻すので、切削移動時の干渉を防止し、更に干渉後の誤操作をより一層防止できる。
さらに、監視作業がシステム化され、無人加工が促進されるので、工数を削減できる。
次に、図1〜図11を参照して、本発明による工作機械の干渉監視システムの実施形態を説明する。
図1は、本発明による工作機械の干渉監視システムの実施形態の構成を示すブロック図である。
工作機械1は、機械駆動手段2と、数値制御装置3と、各軸移動検出器4とから構成される。数値制御装置3を有する工作機械1は、加工位置を高精度に制御するため、各軸移動検出器4から現在値を取得し、数値制御装置3に戻すフィードバック制御系となっている。
数値制御装置3は、既存制御手段302と、加工開始位置出力手段304と、補正値出力手段306と、干渉停止インタロック308と、予測減速インタロック310と、記憶装置312と、稼動情報出力手段314とを備えている。
干渉監視装置5は、工具輪郭選択手段502と、製品輪郭選択手段504と、監視画面表示手段506と、現在位置取得演算手段508と、速度演算予測干渉判定手段510と、輪郭間干渉判定手段512と、干渉停止および解除信号出力手段514と、予測減速および解除信号出力手段516と、加工プログラム伝送手段518と、加工プログラム解析手段520と、稼動情報送受信手段522とを備えている。
干渉監視準備装置7は、工具輪郭作成手段702と、製品輪郭作成手段704と、加工プログラム作成手段706と、稼動情報取得・表示手段708と、工具輪郭選択手段710と、製品輪郭選択手段712と、監視画面表示手段714と、輪郭間干渉判定手段716と、加工プログラム解析手段718とを備えている。
加工情報記憶装置8は、干渉監視準備装置7で作成された準備情報などを格納しておく記憶装置である。
図2は、図1の工作機械の干渉監視システムにおける干渉監視準備装置および干渉監視装置の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS1〜S8は、干渉監視準備装置7における準備作業手順である。
ステップS1:干渉監視準備装置7は、監視システムの準備機能を起動し、稼動情報取得・表示手段708と監視画面表示手段714とを用いて、工作機械のオペレータと対話的に、干渉監視への準備作業を開始する。
ステップS2:工作機械のオペレータが、製品輪郭選択手段712により加工対象となる製品を指定すると、製品輪郭作成手段704は、その製品の製品輪郭を作成する。
ステップS3:工作機械のオペレータが、工具輪郭選択手段710により加工に使用する工具を指定すると、工具輪郭作成手段702は、その工具の工具輪郭を作成する。
ステップS4:加工プログラム作成手段706は、その加工対象となる製品と加工に使用する工具との組合せに関して、加工プログラムを作成する。
ステップS5:加工プログラム解析手段718は、作成された加工プログラムのバグの有無を検証する。輪郭間干渉判定手段716は、加工対象となる製品の全形状と加工に使用する工具,工作機械の全形状との間で、干渉の有無を検証する。加工プログラムがバグを含む場合、または、加工対象となる製品の全形状と加工に使用する工具,工作機械の全形状との間で、干渉が発生すると判断された場合は、ステップ4に戻り、加工プログラムを修正し、デバッグする。
ステップS6:加工プログラム解析手段718が、加工プログラムはバグを含まないと判断し、輪郭間干渉判定手段716が、加工対象となる製品の全形状と加工に使用する工具,工作機械の全形状との間で、干渉が発生しないと判断したら、干渉監視準備装置7は、作成したデータを加工情報記憶装置8に保存する。
ステップS7:干渉監視準備装置7は、監視システムの準備機能を終了する。
ステップS9〜S25は、干渉監視装置5における作業手順である。
ステップS10:干渉監視装置5は、監視システムの監視機能を起動し、監視画面表示手段506を用いて、干渉監視準備装置7で作成されたデータに基づき、監視作業を開始する。
ステップS11:工作機械のオペレータが、加工対象となる製品を指定すると、製品輪郭選択手段504は、その製品の製品輪郭を呼び出す。
ステップS12:工作機械のオペレータが、加工に使用する工具を指定すると、工具輪郭選択手段502は、その工具の工具輪郭を呼び出す。
ステップS13:加工プログラム解析手段520は、加工情報記憶装置8を検索し、加工プログラムの有無を判定する。
ステップS14:加工プログラムが有る場合、加工プログラム解析手段520は、加工プログラムのバグの有無を検証する。輪郭間干渉判定手段512は、その加工プログラムを用いる際に、加工対象となる製品の全形状と加工に使用する工具,工作機械の全形状との間で、干渉の有無を検証する。加工プログラムがバグを含む場合、または、加工対象となる製品の全形状と加工に使用する工具,工作機械の全形状との間で、干渉が発生すると判断された場合は、ステップ4に戻り、加工プログラムを修正し、デバッグする。
ステップS15:加工プログラム伝送手段518は、干渉が無い加工プログラムを上記数値制御装置3の記憶装置312に伝送する。
ステップS16:加工開始位置出力手段304は、干渉監視装置5の現在位置取得演算手段508に開始原点を送信する。
ステップS17:工作機械1の既存制御手段302は、自動運転を開始する。
ステップS18:一方、ステップ14で、加工プログラムが無い場合は、手動運転になる。この場合も、加工開始位置出力手段304は、干渉監視装置5の現在位置取得演算手段508に開始原点を送信する。
ステップS19:工作機械1のオペレータは、手動運転を開始する。
ステップS20:自動運転の場合も、手動運転の場合も、速度演算予測干渉判定手段510は、一連に取得した現在位置に基づいて、運転速度を演算予測し、運転速度を監視する。
ステップS21:予測減速および解除信号出力手段516は、運転速度が所定値を越えた場合または越えると予測された場合、工作機械1の予測減速インタロック310に減速信号を送り、工作機械1を減速させる。
ステップS22:輪郭間干渉判定手段512は、工具輪郭選択手段502と製品輪郭選択手段504とで選択された工具輪郭と製品輪郭とを用いて、加工プログラム解析手段520からの加工プログラムと現在位置取得演算手段508からの移動量とに基づき、輪郭間の干渉の有無を予測し、輪郭間の干渉の有無を判定する。
ステップS23:干渉停止および解除信号出力手段514は、干渉が予測された場合、工作機械1の干渉停止インタロック308に停止信号を送り、移動軸を停止させる。移動軸が停止したら、干渉監視準備装置7のステップ4(加工プログラム作成)に戻り、加工プログラムを修正し、その後の手順を繰り返す。
ステップS24:工作機械1は、干渉が無い場合、運転を継続し、加工が完了したら、運転を終了する。
ステップS25:干渉監視装置5は、監視動作を終了する。
なお、その間の加工経過や工具輪郭と製品輪郭との相対的位置関係は、監視画面表示手段506に表示される。
図3は、図1の工作機械の干渉監視システムの監視画面表示手段506に表示されるメインメニューの構成の一例を示す図である。
メニューバーW1は、ウィンドウ操作のためのコマンド用のメニューバーであり、フレームW2は、干渉か否かの状態を表示する監視状態表示欄である。
押しボタンW3は、製品輪郭選択手段504,712の起動ボタンであり、押しボタンW4は、工具輪郭選択手段502,702の起動ボタンである。押しボタンW5は、加工プログラム解析(検証)手段520,718の起動ボタンである。押しボタンW6は、加工プログラム伝送手段518の起動ボタンである。
押しボタンW7は、干渉監視装置5の監視開始の起動ボタンであり、押しボタンW8は、干渉監視装置5の監視終了の起動ボタンである。押しボタンW9は、監視精度設定の起動ボタンである。押しボタンW10は、製品輪郭作成手段704の起動ボタンであり、押しボタンW11は、工具輪郭作成手段702の起動ボタンである。
W12は、製品輪郭の名称表示欄であり、W13およびW14は、工具輪郭の情報表示欄であり、W15は、移動速度表示欄であり、W16は、現在位置の座標表示欄であり、W17は、加工開始位置の座標表示欄である。
W19は、監視画面表示手段506の製品輪郭の表示例であり、W20は、工具輪郭の現在位置の表示例である。検証状況の推移も、例えば点線でグラフィック表示される。
W18は、部分拡大表示の起動ボタンであり、拡大表示においては、工具輪郭の制御点が常に中心に表示され、表示倍率を任意に変更できる。W21は、部分拡大表示ウィンドウであり、W22は、拡大指示ボタンである。
W23は、製品輪郭と工具輪郭との最短距離の表示欄であり、W24は、水平距離の表示欄であり、W25は、垂直距離の表示欄であり、加工開始時の位置確認に利用する。
W26は、閉じボタンであり、W27は、製品輪郭の拡大された表示例であり、W28は、工具輪郭の現在位置の拡大された表示例である。
検証後に問題が無ければ、加工プログラム伝送手段518は、検証した加工プログラムを数値制御装置3の記憶装置312に伝送する。
次に、自動運転,手動運転にかかわらず、数値制御装置3の入力装置から、加工開始位置を送信するコードを入力する。この操作により、加工開始位置が、数値制御装置3から干渉監視装置5の現在位置取得演算手段508に送信され、干渉監視が開始される。
本発明では、機械移動の位置をオンラインで検出し、製品輪郭と工具輪郭との干渉を随時判定し、速度演算予測干渉判定手段で干渉を予測判定するため、数値制御装置3が各軸移動検出器4から取得する位置情報を干渉監視装置5の現在位置取得演算手段508にも分岐している。
以後、終了まで、機械移動,工具輪郭と製品輪郭との干渉判定,予測干渉判定をリアルタイムに繰り返す。
図4は、工具輪郭T9の比較要素および製品輪郭T10の比較要素の絞り込み方法の一例を示す図であり、図5は、図4の例における工具輪郭T9の比較要素と製品輪郭T10の比較要素との関係を位相番号ごとに保持する図表の一例を示す図である。
製品輪郭T10の範囲を分区1〜分区3のように分区と呼ぶ等区間に分割し、それぞれの分区に内包される製品輪郭要素f(1)〜f(5)を、図5のように、位相番号ごとに保持する。図4では、便宜上、図面上方向をX軸プラス方向、図面右方向をZ軸プラス方向とする。X−Z平面では、工具輪郭T3を囲みX方向とZ方向にそれぞれ平行な破線で示す長方形の4つの頂点のうちで、製品輪郭f(1)〜f(8)からの距離が最も遠い頂点P1を工具輪郭の最大座標点と定義し、製品輪郭f(1)〜f(8)からの距離が最も近い頂点P2を工具輪郭の最小座標点と定義する。
位相番号とは、それぞれの工具輪郭の最大座標点P1と最小座標点P2の少なくとも一方が存在する分区の組合せに1対1で対応する一連番号である。図4の例は、分区幅Dが工具輪郭の最大幅Wよりも大きい場合を示している。工具は随時移動しているので、P1とP2も随時移動し、存在する位相番号が変化する。
図4は、工具輪郭T1〜T5によりある時間における工具の遷移の状況を示している。図5は、図4の工具輪郭が、分区1〜分区3を遷移する際に発生する工具輪郭の最大座標点P1と最小座標点P2が包含される分区の5パターンに対応する製品輪郭の包含要素を示す。図5のように分区が決まると、分区のパターンごとに内包される製品要素が予め決まるので、工具遷移ごとに最大座標点P1と最小座標点P2がどの分区に含まれるかを判定し、分区のパターンを判定すれば、対比する製品要素数が限定されて、計算効率が上がる。したがって、存在する位相番号を随時確認し、製品輪郭側の比較要素を絞り込むと、演算を高速化できる。
工具輪郭も工具の向きに応じて製品に近い場合が多い刃先側の要素から比較している。この比較手順により、工具輪郭の各要素が近傍の製品輪郭要素とどのように交点を持ったかにより、干渉の有無を判定する。
なお、図を見やすくするために、ここでは工具取付具輪郭を図示していないが、工具取付具輪郭についても、位相番号ごとに製品輪郭との干渉の有無を判定する。
本発明では、工具輪郭要素と製品輪郭要素との間での接点が生じた場合および製品輪郭要素端点が工具輪郭上に存在する場合は、切削作業中であるとして、使用工具と製品との衝突や切り込み過多が生ずる干渉が発生したとは判定しない。
図6は、輪郭間干渉判定手段512における輪郭要素の交点判定基準の具体例を示す図である。
本実施形態においては、演算誤差や機械移動の補償精度の限界を吸収するために、交点発生時の状態を図6のように分類し、2交点の同位置判定については交点判定基準1を追加し、干渉距離許容判定については交点判定基準2を追加し、判定基準を緩和している。
まず、2交点の同位置判定については、ほぼ直線状の製品輪郭線分と工具輪郭円弧とが2個の交点を共有するときは、交点間の距離Wが定数α1以下ならば、2交点は同一点すなわち接点とみなす。
製品輪郭円弧と工具輪郭円弧とが2個の交点を共有するときも、交点間の距離Wが定数α1以下ならば、2交点は同一点すなわち接点とみなす。
次に、干渉距離許容判定については、工具輪郭線分と製品輪郭線分とが交差し、製品輪郭線分の端点が工具輪郭内側に内包されている場合は、交点から内包点までの距離δが定数α2以下ならば、端点がライン上にあるとみなす。
工具輪郭線分と製品輪郭線分とが交差し、製品輪郭線分の端点が工具輪郭円弧内側に内包されている場合は、交点から内包点までの距離δが定数α2以下ならば、端点がライン上にあるとみなす。
ほぼ直線状の製品輪郭線分と工具輪郭円弧とが2個の交点を共有するときは、工具輪郭円弧とほぼ直線状の製品輪郭線分との最大距離がδが定数α2以下ならば、2交点は同一点すなわち接点とみなす。
工具輪郭円弧と製品輪郭円弧とが交差し、製品輪郭円弧の端点が工具輪郭円弧内側に内包されている場合は、製品輪郭円弧から端点までの距離δが定数α2以下ならば、端点がライン上にあるとみなす。
製品輪郭円弧と工具輪郭円弧とが2個の交点を共有するときも、両円弧間の最大距離δが定数α2以下ならば、2交点は同一点すなわち接点とみなす。
監視中に輪郭間の干渉が予測された場合または発生した場合には、干渉監視装置5の干渉停止および解除信号出力手段514から数値制御装置3の干渉停止インターロック308に停止信号を送信する。
図7は、速度演算予測干渉判定手段510における工具速度に基づく予測停止距離Dの計算方式を示す図である。
工具輪郭の推移から移動速度を計算し、現在位置の工具輪郭から移動速度に応じた停止距離Dに予測工具輪郭を作成する。この予測工具輪郭と製品輪郭との干渉交点が存在するか否かを判定し、干渉の発生を予測する。
なお、ここでは、図示の都合上、X−Z平面における移動速度を扱っているが、Y軸方向の移動速度成分がある場合、本発明においては、3次元空間での移動速度に基づいて、工具輪郭と製品輪郭との干渉交点が存在するか否かを判定し、干渉の発生を予測する。
その際には、移動速度のベクトルのみならず、工具輪郭および製品輪郭もベクトルデータとして表現すると、工具輪郭と製品輪郭との干渉交点が存在するか否かを表示装置上で3次元的に明確に把握し、確認できる。
図8は、予測減速および解除信号出力手段516において予測停止距離と実停止距離との差分δとにより衝突を防止する様子を示す図である。
予測停止距離に予測工具輪郭を生成し、実停止距離に実停止位置工具輪郭を生成すると、差分δだけ衝突余裕がある。このように、予測停止距離と実停止距離との差分δがあれば、製品輪郭と実停止位置工具輪郭とが衝突することはない。
もし、予測干渉が生じた場合は、予測減速および解除信号出力手段516が、数値制御装置3の予測減速インターロック310に予測減速信号を直ちに送信し、機械駆動手段2を減速させる。
減速後は、予測減速および解除信号出力手段516が、予測減速インターロック310に予測減速解除信号を送信し、減速を解除する。
図9は、速度演算予測干渉判定手段510に用いる減速速度と予測停止距離Dと実停止距離との関係を示す図である。
工具移動中に工具速度が減速速度Vのいずれかに該当する場合は、実停止距離よりも予め大きく設定した予測停止距離Dの予測位置に予測工具輪郭を生成し、予測工具輪郭と製品輪郭との間で干渉の有無を判定する。
予測停止距離Dが実停止距離よりも大きいので、その減速速度で停止した場合、工具輪郭が製品輪郭に衝突することはない。
図10は、干渉停止および解除信号出力手段514における工具退避方向を示す図である。
予測干渉が生じた場合は、直ちに機械駆動手段2を軸停止させ、ベクトル的にみて、工具の進行方向ベクトルの向き(−V)の逆の向き(V1)にのみ移動可能な状態にするインターロックを働かせる。
工作機械のオペレータは、アンロックし、進行方向V1側にのみ移動可能な状態で工具を退避させ、干渉を解消する。このアンロック後の進行方向V1は、干渉回避側であり、2次的な干渉が生じない。
なお、本実施形態では、干渉監視装置に必要な情報を外部でも作成できるようにするため、干渉監視準備装置7と準備情報を格納しておく加工情報記憶装置8とを備えており、加工作業と準備作業とを並行して実行できる。
図11は、工具輪郭作成手段702の輪郭作成機能を説明する図である。
手順1:工具輪郭選択手段710が、1つの工具取付具を選択すると、合せ点A,合せ点B,合せ点Cを持つ工具取付具輪郭が指定される。
手順2:工具輪郭選択手段710が、1つの工具を選択すると、合せ点Dを持つ工具輪郭が指定される。
手順3:工具輪郭作成手段702は、工具輪郭の合せ点Dと例えば工具取付具輪郭の合せ点Bとを対応付けて、工具輪郭を合成する。
手順4:工具輪郭作成手段702は、工具輪郭を反転配置しまたは回転配置し、取付方向を変更する。
手順5:工具輪郭作成手段702は、取付方向が決まったら、合せ点Dを含む工具と工具取付具との境界線を削除し、工具輪郭を完成する。
本発明による工作機械の干渉監視システムの実施形態の構成を示すブロック図である。 図1の工作機械の干渉監視システムにおける干渉監視準備装置7および干渉監視装置5の処理手順を示すフローチャートである。 図1の工作機械の干渉監視装置5の監視画面表示手段506に表示されるメインメニューの構成の一例を示す図である。 工具輪郭T9の比較要素および製品輪郭T10の比較要素の絞り込み方法の一例を示す図である。 図4の例における工具輪郭T9の比較要素と製品輪郭T10の比較要素との関係を位相番号ごとに保持する図表の一例を示す図である。 輪郭間干渉判定手段512における輪郭要素の交点判定基準の具体例を示す図である。 速度演算予測干渉判定手段510における工具速度に基づく予測停止距離Dの計算方式を示す図である。 予測減速および解除信号出力手段516において予測停止距離と実停止距離との差分δにより衝突を防止する様子を示す図である。 速度演算予測干渉判定手段510に用いる減速速度と予測停止距離Dと実停止距離との関係を示す図である。 干渉停止および解除信号出力手段514における工具退避方向を示す図である。 工具輪郭作成手段702の輪郭作成機能を説明する図である。
符号の説明
1 工作機械
2 機械駆動手段
3 数値制御装置
302 既存制御手段
304 加工開始位置出力手段
306 補正値出力手段
308 干渉停止インタロック
310 予測減速インタロック
312 記憶装置
314 稼動情報出力手段
4 各移動軸位置検出手段
5 干渉監視装置
502 工具輪郭選択手段
504 製品輪郭選択手段
506 監視画面表示手段
508 現在位置取得演算手段
510 速度演算予測干渉判定手段
512 輪郭間干渉判定手段
514 干渉停止および解除信号出力手段
516 予測減速および解除信号出力手段
518 加工プログラム伝送手段
520 加工プログラム解析手段
522 稼動情報送受信手段
7 干渉監視準備装置
702 工具輪郭作成手段
704 製品輪郭作成手段
706 加工プログラム作成手段
708 稼動情報取得・表示手段
710 工具輪郭選択手段
712 製品輪郭選択手段
714 監視画面表示手段
716 輪郭間干渉判定手段
718 加工プログラム解析手段
8 加工情報記憶装置

Claims (8)

  1. 数値制御装置を有する工作機械の干渉監視システムにおいて、
    干渉監視準備装置と、加工情報記憶装置と、干渉監視装置とを含み、
    前記干渉監視準備装置が、加工対象製品の製品輪郭を作成する製品輪郭作成手段と、使用工具の工具輪郭を作成する工具輪郭作成手段と、前記加工対象製品と前記使用工具との組合せに関する加工プログラムを作成する加工プログラム作成手段と、作成された加工プログラムのバグの有無を検証する加工プログラム解析手段と、前記加工対象製品の全形状と前記使用工具および工作機械の全形状との間で干渉の有無を検証し、加工プログラムがバグを含むかまたは加工対象となる製品の全形状と加工に使用する工具および工作機械の全形状との間で干渉が発生する場合は前記加工プログラム作成手段に処理を戻す輪郭間干渉判定手段とからなり、
    前記加工情報記憶装置が、加工プログラムがバグを含まず加工対象となる製品の全形状と加工に使用する工具および工作機械の全形状との間で干渉が発生しない場合に前記干渉監視準備装置が作成した加工プログラムを含むデータを保存する記憶装置であり、
    前記干渉監視装置が、前記加工対象製品の製品輪郭を前記加工情報記憶装置から呼び出す製品輪郭選択手段と、前記使用工具の工具輪郭を前記加工情報記憶装置から呼び出す工具輪郭選択手段と、前記加工対象製品と前記使用工具との組合せに関する加工プログラムが前記加工情報記憶装置にあるか否かを検索し、加工プログラムが有る場合に前記加工プログラムのバグの有無を検証する加工プログラム解析手段と、当該加工プログラムを用いる際に加工対象製品の全形状と前記使用工具および工作機械の全形状との間で干渉の有無を検証する輪郭間干渉判定手段と、干渉が無い加工プログラムを前記数値制御装置の記憶装置に伝送する加工プログラム伝送手段とからなり、
    前記干渉監視準備装置および干渉監視装置の輪郭間干渉判定手段が、3次元空間において座標平面を規定する2つの座標軸のうち1つの座標軸に沿う直線により前記製品輪郭の範囲を等区間の分区に分割し、前記2つの座標軸にそれぞれ平行な線で前記工具輪郭を囲み形成される長方形の4つの頂点のうち前記製品輪郭からの距離が最も遠い頂点を工具輪郭の最大座標点とし前記製品輪郭からの距離が最も近い頂点を工具輪郭の最小座標点としてそれぞれの工具輪郭の最大座標点と最小座標点の少なくとも一方が存在する分区の組合せに1対1で対応する一連の位相番号ごとにそれぞれの分区に内包される製品輪郭要素を保持し、前記位相番号ごとに前記加工対象製品の形状と前記使用工具および工作機械の形状との間で干渉の有無を検証することを特徴とする工作機械の干渉監視システム。
  2. 請求項1に記載の工作機械の干渉監視システムにおいて、
    前記数値制御装置の加工開始位置出力手段から開始原点を取り込む現在位置取得演算手段と、
    前記開始原点から開始された自動運転時または加工プログラムが無い場合の手動運転時に一連に取得した現在位置に基づいて運転速度を演算予測し、運転速度を監視する速度演算予測干渉判定手段と、
    運転速度が所定値を越えた場合または越えると予測された場合に前記工作機械に減速信号を送り、工作機械を減速させる予測減速および解除信号出力手段と、
    選択された工具輪郭と製品輪郭とを用いて前記加工プログラムと現在位置取得演算手段からの移動量とに基づき輪郭間の干渉の有無を予測し、輪郭間の干渉の有無を判定する輪郭間干渉判定手段と、
    干渉が予測された場合、前記工作機械に停止信号を送り、移動軸を停止させる干渉停止および解除信号出力手段とからなることを特徴とする工作機械の干渉監視システム。
  3. 請求項2に記載の工作機械の干渉監視システムにおいて、
    前記干渉監視装置が、前記自動運転方向または手動運転方向の実停止距離に対して所定差分の衝突余裕だけ離れた予測停止距離に予測工具輪郭を生成し、予測工具輪郭と製品輪郭との間で干渉の有無を判定する予測減速および解除信号出力手段を備えたことを特徴とする工作機械の干渉監視システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の工作機械の干渉監視システムにおいて、
    製品輪郭要素と工具輪郭要素とが2交点を有し、前記2交点間の製品輪郭線分と工具輪郭線分との最大距離が所定値以下ならば、2交点を同一点とみなすことを特徴とする工作機械の干渉監視システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の工作機械の干渉監視システムにおいて、
    製品輪郭要素と工具輪郭要素とが1交点を有し、製品輪郭線分の端点と当該交点を内包する工具輪郭線分との最大距離が所定値以下ならば、前記端点が工具輪郭線分上にあるとみなし、
    製品輪郭要素と工具輪郭要素とが2交点を有し、前記2交点間の製品輪郭線分と工具輪郭線分との最大距離が所定値以下ならば、前記端点が工具輪郭線分上にあるとみなすことを特徴とする工作機械の干渉監視システム。
  6. 請求項2ないし5のいずれか一項に記載の工作機械の干渉監視システムにおいて、
    前記干渉監視装置が、予測干渉が生じた場合は直ちに前記工作機械の機械駆動手段を軸停止させ、工具の進行方向ベクトルの向きの逆の向きにのみ移動可能な状態にする干渉停止および解除信号出力手段を備えたことを特徴とする工作機械の干渉監視システム。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の工作機械の干渉監視システムにおいて、
    前記干渉監視装置が、予測干渉が生じて工作機械の機械駆動手段を軸停止させたら、加工プログラムを修正するために前記干渉監視準備装置の前記加工プログラム作成手段を起動することを特徴とする工作機械の干渉監視システム。
  8. 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の工作機械の干渉監視システムにおいて、
    前記製品輪郭および前記工具輪郭がベクトルデータ形式で表現されていることを特徴とする工作機械の干渉監視システム。
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