JP4125484B2 - 交換可能なドライブシャフトカートリッジを備えた回転式アテレクトミー装置 - Google Patents

交換可能なドライブシャフトカートリッジを備えた回転式アテレクトミー装置 Download PDF

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Description

【0001】
技術分野
本発明は、回転式アテレクトミー装置を使用する動脈からのじゅく状斑の除去のように、人体通路から組織を除去する装置及び方法に関する。特に、本発明は、交換可能なドライブシャフトカートリッジを有する回転式アテレクトミー装置における改良に関する。
【0002】
背景技術
多様な技術及び器具が、動脈及び同様な人体通路における組織の除去又は修復での使用のために発達してきた。このような技術及び器具の頻繁な目的は、患者の動脈におけるじゅく状斑の除去である。じゅく状硬化症は、患者の血管の内膜層(すなわち、内皮の下側)における脂質沈着(じゅく腫)の成長によって特徴付けられる。沈着の初期段階を越えると、非常に頻繁に、比較的軟らかいコレスレロール過多じゅく状物質が石灰化したじゅく状斑へ硬化する。このようなじゅく腫は、血液の流れを制限し、その結果、しばしば、狭窄性病変又は狭窄症と称され、塞ぎ物質は狭窄物質と称される。もし、そのようなものが処置されなければ、このような狭窄症は、狭心症、高血圧、心筋梗塞、及び発作等を引き起こす可能性がある。
【0003】
幾つかの種類のアテレクトミー装置は、このような狭窄物質の幾つか又は全てを除去する試みのために発達してきた。米国特許第4990134号(オース)に示されているような一つの種類の装置において、ダイヤモンドグリット(ダイヤモンド粒子又はダイヤモンドダスト)のような研磨切断材料で覆われた穴ぐり部が、可撓性ドライブシャフトの末端に担持されている。
【0004】
米国特許第5314438号(シュツマン)は、拡大直径を有するドライブシャフトの一部を備える回転可能なドライブシャフトを有するもう一つのアテレクトミー装置を示し、少なくともこの拡大直径の部分が、ドライブシャフトの研磨部を区画形成するために、研磨材料で覆われている。高速回転する時に、研磨部分は、動脈から狭窄組織を除去可能である。
【0005】
米国特許第5314407号(オース)は、オースの’134号及びシュツマンの’438号特許に示された種類の回転式アテレクトミー装置に関して使用される種類のハンドルの詳細を示している。オースの’407号特許に示された種類のハンドルは、登録商標Rotablatorで販売されている回転式アテレクトミー装置において、ボストン・シンティフック・コーポレーション(マサチューセッツ州のナティク)によって現在所有されているヒート・テクノロジー社(ワシントン州ローランド)によって商品化されている。Rotablator(登録商標)のハンドルは、圧縮ガス駆動タービンと、ドライブシャフトを通して延在するガイドワイヤを把持するための機構と、光ファイバ回転計の一部と、ドライブシャフトを通して塩類を送り出すためのポンプとを含む多様な構成要素を有している。
【0006】
Rotablator(登録商標)装置におけるドライブシャフト(連結された穴ぐり部を有する)とタービンとの間の接続は永久的であり、それにもかかわらず、しばしば、じゅく腫除去処置中に一つ以上の大きさの穴ぐり部を使用することが必要である。すなわち、しばしば、小さな大きさの穴ぐり部が最初に所定直径へ狭窄部を穴明けするのに使用され、次いで、一つ以上のより大きな大きさの穴ぐり部がさらに狭窄部を穴明けするのに使用される。このように、引き続き大きな直径の複数の穴ぐり部を使用することは、時には、”ステップアップ技術”と称され、Rotablator(登録商標)装置の製造にゆだねられている。複数の穴ぐり部技術において、このような連続的な大きさの穴ぐり部のそれぞれのために、新たなRotablator(登録商標)装置を使用することを必要とする。従って、アテレクトミー装置にとって、医者が、処置全体を通して一つのハンドルだけを使用し、処置を開始するために、このようなハンドルを適当なドライブシャフト及び組織除去器具(例えば、穴ぐり部)へ取り付け、次いで、異なる大きさの組織除去器具又は異なる形状の組織除去器具でさえも有するドライブシャフトのためには、ドライブシャフト及び組織除去器具を交換可能とすることが必要である。
【0007】
Rotablator(登録商標)の次の形態は、異なる大きさの穴ぐり部を有するドライブシャフトのもう一つの遠位(末端)部のために、穴ぐり部と共にドライブシャフトの可撓な遠位部を交換する能力がもたらされた。このような装置の技術的な詳細は、国際特許出願WO96/37153号に記載されている。この装置は、医者が、ハンドルのタービンへ接続されたドライブシャフトの可撓性の近位(基端)部から穴ぐり部と共に可撓なドライブシャフトの交換可能な遠位部を取り外すことを可能とする取り付け及び取り外しの特徴を有する可撓なドライブシャフトを利用し、こうして、アテレクトミー装置全体を破棄することなく穴ぐり部の大きさを変化させることを可能とする。交換可能なドライブシャフトの一部のそれぞれは、それ自身の交換可能なカテーテル及びカテーテルハウジング内に配置されている。この装置におけるドライブシャフトの可撓な近位部は、タービンに不変的に取り付けられ、交換されない。この装置は、登録商標Rotalink System でボストン・シンティフックによって商品化されている。Rotalink System (登録商標)が穴ぐり部の大きさを変えることを可能とする間に、実際に必要とされる段階は、ドライブシャフトの交換可能な一部を取り外し、それをドライブシャフトのもう一つの交換可能な一部と置換することを完全に伴い、非常に小さな構成要素の比較的複雑な作業を必要とする。
【0008】
第一に、カテーテルハウジングは、取り外し可能な連結部を有する可撓なドライブシャフトの近位部及び遠位部の両方の部分を露出するために、ハンドルから取り外されて遠位側へ移動させられなければならない。この連結部は、固定チューブを遠位側へ滑らすことによって外され、可撓なドライブシャフトの近位部及び遠位部の相補的な固定歯を互いに離すことを可能とする。異なる穴ぐり部を有する同様なドライブシャフトの可撓な遠位部は、次に、ドライブシャフトの可撓な近位部へ接続されて良い。このような組み立てを実現するために、ドライブシャフトの交換遠位部の近位側の固定歯は、第一に、ドライブシャフトの近位部の遠位側における相補的な固定歯と長手方向に及び回転方向に整列されなければならない。可撓なドライブシャフトは、一般的に、1mmより小さな直径であるために、固定歯は、同様に非常に小さな大きさであり、固定歯を適当に位置合わせ及びインターロックするために、わずかな手際の良さ及び視覚の鋭さなどを必要としてはいない。固定歯が適当に互いにインターロックされると、固定チューブ(これも非常に小さな直径を有する)は、連結部を固定するために近位側へ滑らされる。このカテーテルハウジングは、次に、ハンドルハウジングへ接続されなければならない。
【0009】
この装置は、一つの大きさの穴ぐり部(ドライブシャフトの一部と共に)をもう一つの大きさの穴ぐり部に交換することを可能とするが、この交換作業は、容易ではなく、かなりの注意を持って実施しなければならない。交換作業を実施する人は、患者の血液からの保護のために、及び、この装置要素の無菌性を維持するために、手術用手袋を着用しなければならない。手術用手袋は、交換作業を実施する人の触覚を落とし、その結果、このような交換作業をより困難とさえする。
【0010】
従って、ドライブシャフト及びその組織除去器具の容易な取り付け及び/又は交換を可能とするアテレクトミー装置を有することが望まれている。
【0011】
発明の開示
本発明は、ドライブシャフト及びその組織除去器具の容易な取り付け、取り外し、及び交換を促進するような形状の回転式アテレクトミー装置を提供する。この回転式アテレクトミー装置は、ハンドルハウジングと、ハンドルハウジングへ取り外し可能に取り付けられたハウジングを有する交換可能なドライブシャフトカートリッジとを有する。回転可能な原動機は、ハンドルハウジング内に配置された原動機カートリッジによって担持され、原動機カートリッジは、ハンドルハウジングに対し長手方向に可動である。
【0012】
交換可能なドライブシャフトカートリッジは、カートリッジハウジングによって担持された遠位側部分と、長手方向動作のために原動機カートリッジに取り外し可能に取り付けられた近位側部分とを有する長手方向に延在可能な管を有している。このカートリッジは、カートリッジハウジングによって担持された近位側部分と、近位部、中間部、及び遠位部を有する回転可能な可撓なドライブシャフトとを備える細長いカテーテルを有している。ドライブシャフトの近位部は細長いシャンクに取り付けられ、中間部は主に管及びカテーテル内に配置され、遠位部はカテーテルから遠位側へ延在して組織除去器具を有している。
【0013】
ドライブシャフト取り付け機構が、ドライブシャフトを原動機へ取り外し可能に取り付ける。このドライブシャフト取り付け機構は、原動機によって担持された原動機ソケットと、ドライブシャフトの近位部によって担持された細長いシャンクとを具備する。細長いシャンクは、原動機ソケット内へ取り外し可能に挿入可能であり、シャンク及びソケットの少なくとも一つは半径方向に弾性がある。
【0014】
この種の回転式アテレクトミー装置によって、カートリッジハウジングは、ハンドルハウジングへ取り付けられて良く、ハンドルハウジングから取り外されて良く、長手方向に延長可能な管は、原動機カートリッジへ取り付けられて良く、原動機カートリッジから取り外されて良く、ドライブシャフトは、原動機へ取り付けられて良く、原動機から取り外されて良く、それにより、交換可能なドライブシャフトカートリッジが、選択的に、ハンドルハウジングへ取り付けられ、ハンドルハウジングから取り外されることを可能とする。
【0015】
好ましくは、この回転式アテレクトミー装置は、長手方向に延長可能な管を原動機カートリッジへ取り外し可能に取り付けるために位置する管取り付け機構を有し、この管取り付け機構は、原動機カートリッジが遠位側へ前進させられて長手方向に延長可能な管へ取り付けられた後に、及び原動機カートリッジを長手方向に延長可能な管に対し遠位側へ移動させる圧力が開放された後に、長手方向に延長可能な管に対し原動機カートリッジ及びシャンクを近位側へ移動させるための弾性位置決め機構を有している。弾性位置決め機構は、長手方向に延長可能な管に対しシャンクの自由回転を可能にするために、長手方向に延長可能な管に対応する当接面からシャンクを離間させる。
【0016】
好ましくは、回転式アテレクトミー装置は、ハンドルハウジングへカートリッジハウジングを取り外し可能に取り付けるために、さらに、インターロック機構、好ましくは、ツーステージインターロック機構を有している。このツーステージインターロック機構は、カートリッジハウジング又はハンドルハウジングのいずれかによって担持された主要インターロック部材と、カートリッジハウジング及びハンドルハウジングの他方によって担持された二つの相補インターロック部材とを有している。これら二つの相補インターロック部材は互いに長手方向に離間し、それにより、主要インターロック部材が、相補インターロック部材のいずれかと選択的にインターロックされて良い。
【0017】
発明を実施するための最良の形態
図1に本発明のアテレクトミー装置の一つの実施形態を示す。望ましくは、アテレクトミー装置は管状のハンドルハウジング10を備える。ハンドルハウジング10はガイドワイヤクランプ機構12を保持する近位(基端)部分と、原動機(prime mover )キャリッジ30を保持する中間部分と、交換可能なドライブシャフトカートリッジ60を解放可能にインターロックするのに適する遠位(末端)部分とを有する。ガイドワイヤ20をクランプするのに使用される好適なガイドワイヤクランプ機構の詳細は1997年1月31日に出願された同時係属中の米国特許出願第08/792101号に含まれており、この出願の内容は参照することで本願の一部を形成する。
【0018】
原動機キャリッジ30はハンドルハウジング10内において制限された移動区間内で長手方向に移動せしめられることができる。ハンドルハウジング10に対して原動機キャリッジ30を容易に前進および後退させるために、(原動機キャリッジ30に作動上の関係をもって固定された)制御ノブ16が提供される。
【0019】
原動機キャリッジ30は原動機を保持する。好ましくは、原動機は圧縮ガスで駆動されるタービンである。タービンは例えば、圧縮窒素や圧縮空気により動力が供給される。このために、圧縮ガスの供給ライン24が提供され、この供給ライン24は原動機キャリッジ30に連結される。さらに、タービンの回転速度を監視するために、(例えば、米国特許’407号に開示され、Rotablator(登録商標)装置で実現されるような)一対の光ファイバケーブル25が提供される。
【0020】
交換可能なドライブシャフトカートリッジ60はカートリッジハウジング62と、このカートリッジハウジング62に保持された長手方向に延長可能な管70と、細長いカテーテル22と、可撓性を有する回転可能なドライブシャフト21とを備える。図1には長手方向に延長可能な管を示していないが、この管に関しては例えば図2〜図3に関連して後述する。細長いカテーテル22はカートリッジハウジング62により保持され、長手方向に延長可能な管70の遠位部分に連結される。カテーテル22の近位部分はカートリッジハウジング62に固定されたひずみ解放要素8に支持される。可撓性を有するドライブシャフト21はガイドワイヤ20の周りで回転可能であり、近位部分と中間部分と遠位部分19とを備える。ドライブシャフト21の近位部分は原動機に取外し可能に取付けることができる。ドライブシャフト21の中間部分は主に長手方向に延長可能な管70およびカテーテル21内に配置され、よって図1では視認することができない。ドライブシャフト21の遠位部分19はカテーテル22から遠位方向へ延び、組織除去器具26を備える。図示した実施形態における組織除去器具26はドライブシャフト21の直径拡大部分を具備し、この直径拡大部分はほぼ円錐状の近位部分とほぼ凸状の遠位部分とを有する。凸状の遠位部分はドライブシャフトの研磨部分(abrasive segment)27を形成するように研磨剤で覆われる。(このような組織除去器具は1996年7月15日出願の米国特許出願第08/679470号に記載されている。)なお、適切であれば(1997年8月14日出願の米国特許出願第08/911586号に記載されたような)電気組織除去器具、または米国登録特許第4990134号で提案されたダイヤモンドコートのバー(diamond-coated burr )を含む、如何なる組織除去器具を使用してもよいことは理解されるべきである。
【0021】
図2〜図4に交換可能なドライブシャフトカートリッジ60の構成要素の更なる詳細と、これら構成要素がハンドルハウジング、原動機キャリッジおよび原動機に取外し可能に取付られる構成とを示す。(圧縮ガス駆動タービンまたは同様な回転運動供給器のような)回転可能な原動機は可撓性を有するドライブシャフト21に(後述するように)取外し可能に連結されることができる。なお、原動機は可撓性を有するドライブシャフト21を十分に高速で回転することができれば如何なる装置であってもよい。図示した好適な実施形態では、原動機はハンドルハウジング10内に配置された原動機キャリッジ30に保持される。原動機キャリッジ30はハンドルハウジング10内において制限された移動区間内で長手方向に移動せしめられることができる。ハンドルハウジング10に対して原動機キャリッジ30を容易に前進および後退させるために、(シャフト17により原動機キャリッジ30に固定された)制御ノブ16が提供される。
【0022】
図示した好適な実施形態では、圧縮ガス駆動タービンが使用される。タービンは様々な適切な構成で形成される。図示した実施形態では、タービンはタービンハウジング32を通過する中空タービンシャフト36に保持されたタービンホイール34を備える。中空タービンシャフト36は一対の従来型のベアリング35により支持され、そのうちの一つのみを図示した。
【0023】
ドライブシャフト21を原動機に取外し可能に取付けるためにドライブシャフト取付機構が提供される。ドライブシャフト取付機構は原動機に保持された原動機ソケット38と、ドライブシャフト21の近位部分に保持された細長いシャンク82とを具備する。ドライブシャフトシャンク82は原動機ソケット38に取外し可能に挿入されることができる。ドライブシャフトシャンク82および原動機ソケット38の少なくとも一方は径方向に弾性的である。図示した好適な実施形態では、原動機ソケット38が弾性的である。原動機ソケット38は様々な構成で径方向に弾性的に形成される。図では、原動機ソケット38はキャップ39により中空タービンシャフト36の溝内に固定される弾性カラー38から成る。原動機ソケット38をタービンシャフト36に固定するのに、様々な別の適切な構成を使用してもよい。
【0024】
ドライブシャフト21が原動機に取付けられて、原動機がハンドルハウジング10に対して回転または長手方向に移動した時にドライブシャフトシャンク82およびドライブシャフト21が原動機ソケット38および原動機と共に回転し且つ長手方向に移動するように、原動機ソケット38の内径には原動機ソケット38がドライブシャフトシャンク82に十分にきつくしまり嵌めされるような内径が選択される。
【0025】
(好適な実施形態が図40〜図41に図示され且つ非常に詳細に説明される)細長いシャンク82は、直接的にまたは間接的に可撓性を有するドライブシャフト21の近位部分に固定される。シャンク82を可撓性を有するドライブシャフト21に取付けるのに、適切な接着剤または別の従来の取付方法が使用される。さらに、ドライブシャフト21が原動機ソケット38内に取外し可能に挿入されることができる形態で構成されれば、ドライブシャフト21の近位部分がシャンクを構成してもよい。
【0026】
好ましくは、細長いシャンク82は近位部分と遠位部分とを備える。近位部分は近位部分のかなりの長さに亘って原動機ソケット38に取外し可能に挿入されることができ、一方、遠位部分は好ましくは径方向外方に向かって延びるフランジ84を備える。図3〜図4に示したように、フランジ84は長手方向に延長可能な管70の近位部分に形成される近位側当接面と遠位側当接面との間に(これら当接面から離れて)配置される。以下に詳述するように、シャンク82が原動機ソケット38内に挿入されると、フランジ84は長手方向に延長可能な管70に形成された遠位側当接面に当接する。また、シャンク82が原動機ソケット38から引き出されると、フランジ84は長手方向に延長可能な管70に形成された近位側当接面に当接する。
【0027】
細長いシャンク82の長手管腔の遠位付近の直径は、低摩擦管85の短い部分がドライブシャフト21の近位部分と共にこのシャンク82の長手管腔内に収容されることができるように、僅かに大きくなっている。このような低摩擦管85はドライブシャフト21とブッシュ81の各要素との間の摩擦を低減するために、ドライブシャフト21の近位部分に焼きばめされる。なお、ブッシュ81は長手方向に延長可能な管70に形成された上記遠位側当接面を形成する。
【0028】
長手方向に延長可能な管70はカートリッジハウジング62に保持される遠位部分と、原動機キャリッジ30と共に長手方向に移動することができるように原動機キャリッジ30に取外し可能に取付けられることができる近位部分とを有する。長手方向に延長可能な管70は可撓性を有するドライブシャフト21を長さ方向に囲い、ハンドルハウジング10、カートリッジハウジング62およびカテーテル22に対してドライブシャフト21を(原動機と共に)長手方向に容易に移動されることができるようにする。長手方向に延長可能な管70は様々な構成で形成される。図示した好適な実施形態では、長手方向に延長可能な管70は二つの細長い入れ子式管を具備する。この管の一方はカートリッジハウジング62(好ましくは遠位部材68)に固定された不動の入れ子式管72である。入れ子式管の他方は移動可能な入れ子式管76であり、移動可能な入れ子式管76は不動の入れ子式管72に保持され、且つ不動の入れ子式管72に対して長手方向に移動可能である。移動可能な入れ子式管76は原動機キャリッジ30と共に長手方向に移動することができるように原動機キャリッジ30に取外し可能に取付けられることができる。移動可能な入れ子式管76は長手方向に延長可能な管70の近位部分を形成する。不動の入れ子式管72、または不動の入れ子式管72の少なくとも遠位の或る長さの部分は長手方向に延長可能な管70の遠位部分を形成する。
【0029】
さらに、付加的な不動の支持管90が提供されてもよい。好ましくは、不動の支持管90は不動の入れ子式管72および移動可能な入れ子式管76と同軸である。不動の支持管90はカートリッジハウジング62(好ましくは、遠位部材68)に固定される。
【0030】
移動可能な入れ子式管76は不動の支持管90と不動の入れ子式管72との間に画成された細長い環状空間92に摺動可能に収容される。移動可能な入れ子式管76は環状空間92内で、内側の不動の入れ子式管72および不動の支持管90に対して長手方向に移動可能である。望ましくは、不動の入れ子式管72および移動可能な入れ子式管76の内面はそれぞれ低摩擦ライニング73および77を備える。不動の入れ子式管72のライニング73は、ドライブシャフト21がガイドワイヤ周りで回転し且つ近位方向または遠位方向に移動した時にドライブシャフト21との摩擦を最小限にするのを補助する。移動可能な入れ子式管76のライニング77は不動の入れ子式管72に対して移動可能な入れ子式管76が移動した時に入れ子式管間の摩擦を最小限にするのを補助する。
【0031】
これらライニングはポリテトラフルオロエチレン管のような適切な材料で形成される。所望であれば、これら別個のライニングを設けずに、入れ子式管72および76自体を低摩擦金属で形成してもよい。
【0032】
長手方向に延長可能な管70が分解するのを防止するために、移動可能な入れ子式管76の近位方向への移動は一対の停止部により制限され、一方の停止部78は移動可能な入れ子式管76の遠位側に隣接して保持され、他方の停止部91は不動の支持管90の近位側に隣接して保持される。移動可能な入れ子式管76と不動の支持管90との間の摩擦を制限するために、これら停止部78および91はポリテトラフルオロエチレンのような低摩擦材料で形成される。所望であれば、これら停止部78および91の一方または両方は移動可能な入れ子式管76または不動の支持管90と一体的な部分として形成されてもよい。このことは特に移動可能な入れ子式管76または不動の支持管90が低摩擦材料で形成された時に有効である。
【0033】
さらに、アテレクトミー装置は長手方向に延長可能な管70(すなわち移動可能な入れ子式管76)を原動機キャリッジ30に取外し可能に取付けるために配置された管取付機構を備える。(詳細を以下に述べるように)原動機キャリッジ30が遠位方向に前進せしめられて長手方向に延長可能な管70に取付けられ、長手方向に延長可能な管70に対して原動機キャリッジ30を遠位方向に加圧しながら移動させるのを解放した後に、原動機キャリッジ30およびシャンク82を長手方向に延長可能な管70に対して近位方向に移動させるために、好ましくは管取付機構は弾性位置決め機構を備える。したがって、弾性位置決め機構はシャンク82のフランジ84を長手方向に延長可能な管70(すなわち移動可能な入れ子式管76)に形成された当接面から離間し、これによりシャンク82が長手方向に延長可能な管70に対して自由に回転することができるようになる。
【0034】
図2〜図4に図示した実施形態では、弾性位置決め機構は原動機キャリッジ30に保持される弾性位置決めリング42を具備する。弾性位置決めリング42は径方向内側部分と径方向外側部分とを備える。弾性位置決めリング42の径方向外側部分は長手方向の移動に抗するように原動機キャリッジ30に固定される。例えば図28、図30および図32に示したように、弾性位置決めリング42の径方向内側部分は、原動機キャリッジ30と弾性位置決めリング42とが移動可能な入れ子式管76を覆うようにして遠位方向に移動した時にリング42の径方向内側部分が弾性的に近位方向に撓むように、原動機キャリッジ30に形成される。以下で詳述するように、移動可能な入れ子式管76を覆うように原動機キャリッジ30および弾性位置決めリング42を押し進めている圧力が取り除かれると、弾性位置決めリング42の径方向内側部分は少なくとも部分的に撓みのない状態に戻り、それにより原動機キャリッジ30およびシャンク82が移動可能な入れ子式管76に対して近位方向へ移動し、したがって移動可能な入れ子式管76の遠位側当接面からシャンク82のフランジ84が離間されて、シャンク82およびそのフランジ84が移動可能な入れ子式管76に対して自由に回転することができるようになる。
【0035】
図4は可撓性を有する流体供給管7がカートリッジハウジング62の遠位部材68に接続されることを示す。可撓性を有する流体供給管7の一方の端部は外部流体供給器(図示せず)に接続されており、他方の端部は交換可能なドライブシャフトカートリッジ60のカートリッジハウジング62(好ましくは遠位部材68)に取付けられる。可撓性を有する流体供給管7は遠位部材68の流体収容溝69に流体的に接続される。交換可能なドライブシャフトカートリッジ60の外部の流体源から供給された流体は、流体収容溝69からカテーテル22の管腔内へと遠位方向へ流れ、且つ長手方向に延長可能な管70の管腔内へと近位方向へ流れる。不動の入れ子式管72および移動可能な入れ子式管76の管腔とカテーテル22の管腔とは共に、ドライブシャフト21の長さの大部分を収容するドライブシャフト管腔を形成する。ドライブシャフト管腔に供給された流体はドライブシャフト21と入れ子式管72、76およびカテーテル22との間の摩擦を低減するのを補助する。
【0036】
望ましくは、流体供給管7は原動機キャリッジ30より遠位側にあって、ドライブシャフトシャンク82より遠位側にあって、且つ少なくとも一つの入れ子式管72および76より遠位側にある交換可能なドライブシャフトカートリッジ60のカートリッジハウジング62に取付けられる。好ましくは、流体供給管7は両入れ子式管72および76の遠位側にあってカテーテル22の近位側にあるカートリッジハウジング62に連結され、したがって流体供給管7は長手方向に延長可能な管70の遠位に近接し且つカートリッジハウジング62の遠位付近に配置される。
【0037】
本発明のアテレクトミー装置はカートリッジハウジング62をハンドルハウジング10に取外し可能に取付けるためにインターロック機構を有する。好ましくは、インターロック機構は長手方向に離間された近位ステージと遠位ステージとを備えるツーステージインターロック機構である。図1〜図4に示した実施形態では、カートリッジハウジング62は同軸のほぼ筒状の一対の管64および66を備え、さらにハンドルハウジング10はほぼ筒状の管を具備する。カートリッジハウジング62の内側筒状管64の少なくとも一部はほぼ管状のハンドルハウジング10内に入れ子式に収容可能である。図示したツーステージインターロック機構はカートリッジハウジング62の外側入れ子式管66に保持された主要インターロック部材と、ハンドルハウジング10に保持された二つの相補インターロック部材とを具備する。主要インターロック部材はカートリッジハウジング62の外側管66に保持された環状の径方向内方へ延びる肩部67を具備する。環状肩部67はハンドルハウジング10に保持された近位側の相補インターロック部材にインターロックすることができる。近位側の相補インターロック部材はハンドルハウジング10に保持された一対の径方向外方へ延びているタブ46を具備する。好ましくは、タブ46は円周上において対面しており、すなわち管状ハンドルハウジング10の相対する側に配置される。以下に詳述するように、ツーステージインターロック機構の近位ステージはカートリッジハウジング62の環状肩部67を長円形状に圧縮し、ハンドルハウジング10のタブ46を越えて肩部を遠位方向に移動させることにより解放可能である。このように圧縮することができるように、環状肩部67の内径はカートリッジハウジング62の内側管64の外径より十分に大きくなっており、これにより環状肩部67を長円形状に圧縮し、ハンドルハウジング10のタブ46を越えて移動させることができる。
【0038】
図5〜図16にハンドルハウジング10から交換可能なドライブシャフトカートリッジ60を取り外すプロセスを図示する。図5では、使用者はタブ46の間の円周上に位置する二つの地点間でカートリッジハウジング62の外側管66を圧縮している。その結果、図6〜図7に示したように、環状肩部67は長円形状に変形し、タブ46との係合が解放される。
【0039】
図8では、使用者は圧縮された肩部67をタブ46を越えて遠位方向に移動させており、これによりツーステージインターロック機構の第一の段階が解放される。図9〜図13にツーステージインターロック機構の第二の段階を図示する。ハンドルハウジング10はタブ46の遠位方向に保持された環状リング47を備える。図12に示したように、使用者が肩部67を圧縮した状態で長円形状に保持しながらカートリッジハウジング62を遠位方向に移動させた時、肩部67は環状リング47の一部と係合し、カートリッジハウジング62がさらに遠位方向に移動してしまうのが防止される。図13に示したように、カートリッジハウジング62の外側管66を解放すると、環状肩部67は初期の円形状に戻り、これによりカートリッジハウジング62の環状肩部67がハンドルハウジング10の環状リング47との係合から解放される。これら図面に明示したように、カートリッジハウジング62の外側管66を圧縮することによりツーステージインターロック機構の第一の段階を解放することができるように、一対のウィンドウ48がハンドルハウジング10の壁に円周上において互いに反対側に且つタブ46の間に提供される。
【0040】
図14において、ユーザはドライブシャフトカートリッジ60を僅かに離反させ、カートリッジハウジング62がハンドルハウジング10に対して長手方向に移動しないように、左手でカートリッジハウジング62およびハンドルハウジング10の両者を保持している。ユーザは、その右手で、コントロールノブ16を手前に引き、原動機キャリッジ30を手前側に移動させてドライブシャフトシャンク82を原動機ソケット38から引き出し、長手方向に延長可能な管70(すなわち入れ子式の移動可能な管76)を原動機キャリッジ30から長手方向に取り外している。好ましくは、遠位相補インターロック部材(すなわち、窓48の形成を補助する環状部材42の近位の縁部)は、近位相補インターロック部材(すなわち、半径方向外方へ延びる複数のタブ46)に対して充分に遠位に配置されており、カートリッジハウジング62をハンドルハウジング10から取り外す工程の間、第1のインターロック部材(すなわち、カートリッジハウジング62の外側管66の環状肩部67)が遠位相補インターロック部材にインターロックするとき、原動機キャリッジ30が移動範囲の近位の限界まで移動することにより、ドライブシャフトシャンク82が確実に原動機ソケット38から抜去され、かつ、長手方向に延長可能な管70(すなわち、入れ子式の移動可能な管76)が確実に原動機キャリッジ30から取り外される。
【0041】
図15は、ドライブシャフトシャンク82が原動機ソケット38から抜去され、かつ、長手方向に延長可能な管70が原動機キャリッジ30から取り外された後における、交換可能なドライブシャフトカートリッジ60の長手方向に延長可能な管70の構成要素の配置を示している。図15において、原動機キャリッジ30は、移動範囲の近位の限界の近傍にあるが、未だ該限界に達しておらず、かつ、長尺のシャンク82は既に原動機ソケット38から抜去され、かつ、長手方向に延長可能な管70は既に原動機キャリッジ30から取り外されている。
【0042】
図16は、交換可能なドライブシャフトカートリッジ60をハンドルハウジング10から取り外す第1の工程を示しており、カートリッジ60はハンドルハウジング10から遠位方向に抜去されている。図17は、交換可能なドライブシャフトカートリッジ60がハンドルハウジング10から取り外された直後のドライブシャフトカートリッジ60を示している。長手方向に延長可能な管70は、その延長位置にあり、カートリッジハウジング62の内側管64から延びている。図18は、交換可能なドライブシャフトカートリッジ60を取り外した後、ユーザが、ドライブシャフトシャンク82を遠位方向に押圧することにより、入れ子式の移動可能な管76を遠位方向に押圧して、長手方向に延長可能な管70を短くして、実質的にカートリッジハウジング62内に納められている状態を示している。
【0043】
図19は、収縮位置にある長手方向に延長可能な管70を示している。図20は、ドライブシャフトシャンク82のフランジ84を長手方向に延長可能な管70の近位の端部(すなわち、入れ子式の移動可能な管76の近位端部)内に捕捉する方法に関する重要な特徴を示している。ドライブシャフト21においてシャンク82のフランジ84から離れた部分が可撓性を有しており、フランジ84の両側に設けられ、長手方向に延長可能な管70(すなわち、本例では入れ子式の移動可能な管76)に対応の遠位の当接面と近位の当接面の間の距離は、シャンク82が、長手方向に延長可能な管70の中心軸に関して僅かに撓むことを可能にする距離となっている。図3、4に関して既述したように、ドライブシャフト21の近位部分に熱収縮させた薄肉のプラスチック管85もまた可撓性を有している。
【0044】
好ましくは、入れ子式の移動可能な管76の近位の端部に対応の近位の当接面は、ブッシュ81の近位の端面である。ブッシュ81は、長手の管を有しており、該管内にドライブシャフト21が配設され、かつ、そのドライブシャフトは回転自在とすることができる。ブッシュ81は、入れ子式の移動可能な管76内に固定され(かつ該入れ子式の移動可能な管76の一部を形成し)ている。図19、図20は、ブッシュ81がシャンク82の遠位側に配設され、2つの同心カラー、内側の一方が外側の他方よりも短い2つの同心カラーを形成して長尺のシャンク82(およびドライブシャフト21の最近位部)が、長手方向に延長可能な管70(すなわち、入れ子式の移動可能な管76)の中心軸線に関して横方向に撓み易くなっていることを示している。詳細に後述するように、ブッシュ81は一体成形することができ、また、他の適当な構成としてもよい。入れ子式の移動可能な管76の近位の端部に対応の近位の当接面は、好ましくは、入れ子式の移動可能な管76の近位の端部に固定され(その一部を形成する)当接部材83の近位の端部に設けられたフランジ80の遠位の面である。図示する実施形態では、当接部材83は、短い中空部品86により入れ子式の移動可能な管76に固定されている。詳細に後述するように、前記当接部材は、入れ子式の移動可能な管76に直接固定可能な他の構成とすることができる。
【0045】
望ましくは、本発明のアテレクトミー装置は、装置のハンドルハウジング部を交換可能なドライブシャフトカートリッジから分離した状態で包装してユーザに提供される。こうした状況下では、ユーザは最初に適当な交換可能なドライブシャフトカートリッジを選択して、これを装置のハンドルハウジング部に取り付ける。アテレクトミー方法を行う間、しばしば同じ装置のハンドルハウジング部につき(例えば、異なるサイズまたは形状の組織切除具を有する複数のカートリッジを利用するために)複数の交換可能なドライブシャフトカートリッジが用いられている。
【0046】
図21から図38は、アテレクトミー装置のハンドルハウジング部に交換可能なドライブシャフトカートリッジを取り付ける工程を示している。この手順は、交換可能なドライブシャフトカートリッジが第1のカートリッジか或いはその後のカートリッジであるかに拘わらず同じである。
【0047】
図21において、ユーザは装置のハンドルハウジング部へ交換可能なドライブシャフトカートリッジ60を取り付ける準備をしている。図22において、カートリッジハウジング62の内側管64は既に部分的にハンドルハウジング10に挿入されている。図23において、内側管64は更に少し挿入されているが、ハウジング(62および10)はもとより、交換可能なドライブシャフトカートリッジ60のその他の構成要素およびハンドルハウジング10は互いにインターロックしていない。図24において、交換可能なドライブシャフトカートリッジ60は、ハンドルハウジング10に接近して完全に押し込まれており、カートリッジハウジングの第1のインターロック部材(すなわち、カートリッジハウジング62の外側管66の環状肩部67)は、ハンドルハウジング10の相補インターロック部材(すなわち、半径方向に延びるタブ46)にインターロックしている。
【0048】
図25から図35は、ドライブシャフトシャンク82を原動機ソケット38に取り付けると共に、長手方向に延長可能な管70を原動機キャリッジ30に取り付ける工程を示している。図25において、ユーザはコントロールノブ16を、その移動範囲の遠位の端へ向けて押圧している。この一連の図面から理解されるように、コントロールノブ16、コントロールノブシャフト17、原動機キャリッジ30および関連する構成要素は、以下に示すように、ハンドルハウジング10に対して少なくとも3組の長手方向の位置を有している。
(1)「作動位置の範囲」:ここでは、スロット11の大部分において、コントロールノブ16、そのシャフト17および原動機キャリッジ30は、ハンドルハウジング10に対して長手方向に自由に移動可能である。
(2)「遷移位置の範囲」:ここでは、コントロールノブ16およびそのシャフト17は、作動位置の範囲からスロット11の狭められた部分13内へ遠位方向に移動する。
(3)「キャリッジ拘束位置」:ここでは、コントロールノブ16およびそのシャフト17は、スロット11の最も遠位の位置に移動している。この位置をキャリッジ拘束位置と称する。と言うのは、この長手方向の位置において、原動機キャリッジ30は、既にハウジング10のスロット11に沿って自由に移動することができないからである。
【0049】
再び、図25に示すように、ユーザが作動位置の範囲からキャリッジ拘束位置へコントロールノブ16(およびそのシャフト17)を前進させ、原動機ソケット38をドライブシャフトシャンク82上へ移動させ、長手方向へ延長可能な管70を原動機キャリッジ30へ取り付けている。
【0050】
図25から図27において、原動機ソケット38およびドライブシャフトシャンク82は、未だ短い距離を以て互いに離反している。長手方向に延長可能な管70(すなわち、入れ子式の移動可能な管76)および原動機キャリッジ30もまた、未だ短い距離を以て互いに離反している。図28から図29において、当接部材83の近位の端部は弾性の位置決めリング42に接触を開始する。図28から理解されるように、当接部材83の近位の端部により、弾性位置決めリング42の半径方向内側の部分が近位方向に変形する。弾性位置決めリング42の構成および作用は詳細に後述する。
【0051】
図30、図31において、長尺のシャンク82が原動機ソケット38内に挿入され始め、かつ、コントロールノブ16およびそのシャフト17が遷移位置の範囲に入っている。ドライブシャフトシャンク82のフランジ84が、ブッシュ81の近位の端面に当接し、そしてそれが、長手方向に延長可能な管70(すなわち、入れ子式の移動可能な管76)の近位の端部と対応する遠位の当接面を形成する点に注意されたい。
【0052】
図32、図33において、コントロールノブ16およびそのシャフト17が最も遠位の位置にキャリッジ拘束位置へ移動している。長尺のシャンク82は、原動機ソケット38内に完全に挿入されており、長手方向へ延長可能な管70(すなわち、入れ子式の移動可能な管76)の近位の端部が完全に弾性位置決めリング42内に挿入されている。図32、図33において、ユーザは未だコントロールノブ16への遠位方向の圧力を緩めていない。
【0053】
図34、図35において、コントロールノブ16およびそのシャフト17は、キャリッジ拘束位置にあるが、ユーザは既にノブ16への遠位方向の圧力を解放している。図34において、弾性位置決めリング42の半径方向内側の部分は、既に近位方向に変形していない点に注意されたい。ユーザがノブ16への遠位方向の圧力を解放すると、弾性位置決めリング42の弾性作用により、コントロールノブ16と共に原動機キャリッジ30が、長手方向に延長可能な管70およびハンドルハウジング10に対して近位方向へ僅かに移動する。この近位方向への僅かな移動により、シャンク82もまた長手方向へ延長可能な管70(すなわち、入れ子式の移動可能な管76)に対して近位方向に僅かに移動する。こうして、図34から理解されるように、シャンク82のフランジ84がブッシュ81(すなわち、長手方向へ延長可能な管70の近位の端部に対応の遠位の当接面)から近位方向に離反動作する。この位置において、シャンク82は長手方向へ延長可能な管70(すなわち入れ子式の移動可能な管76)の近位の端部と摩擦係合することなく、原動機と共に自由に回転可能となる。図33と図35とを比較すると、原動機キャリッジ30がそのキャリッジ拘束位置にあるときの、コントロールノブ16およびそのシャフト17に与えられる移動範囲の限界が理解されよう。弾性位置決めリング42のの作用は、他の均等構成により達成することができ、そのいくつかについて詳細に後述する。
【0054】
図36において、ユーザはコントロールノブ16に近位方向の力を与えて、キャリッジ拘束位置から遷移位置領域を経て、作用位置の範囲へ移動させている。図37、図38は、コントロールノブ16が作動位置にあるときの本装置を示している。遷移位置領域を画成するスロット11のの狭められた部分13は、キャリッジ拘束位置へ入るときおよびそこから作動位置へ戻るとき、コントロールノブ16およびそのシャフト17が狭められた部分13を通過する際、積極的な触覚とクリック音を提供する。こうして狭められた部分13により、アテレクトミー法の間にユーザが誤ってコントロールノブ16およびそのシャフト17をキャリッジ拘束位置へ移動させしまうことが防止される。
【0055】
原動機キャリッジ30のキャリッジ拘束位置は、ハンドルハウジング10において、カートリッジハウジング60がハンドルハウジング10に取り付けられたときに、原動機キャリッジ30をそのキャリッジ拘束位置へ前進させることにより原動機キャリッジ30が確実にドライブシャフトシャンク82および入れ子式の移動可能な管76に対して充分に遠位方向へ移動でき、長尺のシャンク82が原動機ソケット38内に挿入され、かつ、入れ子式の移動可能な管76が原動機キャリッジ30に取着されるように配置されている。
【0056】
スロット11の狭められた部分13は、原動機キャリッジ30が作用位置の範囲からキャリッジ拘束位置へ前進することを防止するキャリッジ拘束機構の1つの要素と考えることができる。キャリッジ拘束機構は、原動機キャリッジ30とハンドルハウジング10との間の適当に係合解除可能な機械的リンク機構から構成することができる。好ましくは、係合解除可能な機械的リンク機構は、移動止めと、該移動止めに係合可能な相補部材とを具備している。図示する実施形態では、長尺スロット11はハンドルハウジングの対面する壁面により画成され、かつ、原動機キャリッジ30は、該原動機キャリッジ30から半径方向外方へ延びるコントロールノブのシャフト17を含んでいる。こうして、前記移動止めは、長尺のスロット11の狭められた部分13により形成され、そして、前記相補部材はコントロールノブのシャフト17により形成される。好ましくは、コントロールノブのシャフト17は、狭められた部分13の幅よりも僅かに大きな直径を有している。これは、コントロールノブのシャフト17を適当な直径にて形成するか、或いは、シャフト17の周囲に所望の外形を有するカラー23を配設することにより達成される。
【0057】
好ましくは、長尺のスロット11の狭められた部分13は、コントロールノブのシャフト17が狭められた部分13へ押圧されたときに、狭められた部分13が弾性的に拡開し、シャフト17がそこを通過可能となるように形成されている。これは、長尺のスロット11の遠位の端部から遠位方向へ延びる逃げ溝14を設けることにより達成される。
【0058】
図39は、ガイドワイヤ20の先端に取り付けられ、組み立てられた本発明によるアテレクトミー装置を示している。この図は、交換可能なドライブシャフトカートリッジ60が、大径の組織切除器具26′を有している点を除き、図1と同様の図である。実際の使用において、狭窄病巣を充分に開放するために、複数の交換可能なドライブシャフトカートリッジ60を使用する必要がある場合に、前記ガイドワイヤは、問題となる動脈中の狭窄部に残される。次いで、アテレクトミー装置が患者から抜き取られ、使用済の交換可能なドライブシャフトカートリッジが、他の交換可能なドライブシャフトカートリッジと交換される。ドライブシャフトカートリッジの交換は、典型的に、より大きな直径(または異なる形状)の組織切除器具を有している。再び組み立てられたアテレクトミー装置がガイドワイヤの先端に取着され、より大きなサイズ(または異なる形状の)組織切除器具を使用してアテレクトミー法が続けられる。
【0059】
図40、図41にドライブシャフトシャンク82の詳細を示す。長尺のシャンク82は、長手方向に延びる管腔89を有しており、管腔89は、該シャンクの長手方向の中心軸線に概ね同軸となっている。好ましくは、前記管腔は、その内部に柔軟なドライブシャフト21の近位部分を受承可能な直径を有し、ドライブシャフト21と共に長尺のシャンク82がガイドワイヤ20の先端で回転できるようになっている。シャンク82は、ドライブシャフト21に例えば適当な接着剤により取着することができる。シャンク82は遠位部と近位部とを含んでいる。望ましくは、シャンク82の少なくとも外周面の一部が、その横断面において非円形となっている。これは、前記近位部に、前記シャンクの長手の中心軸線に実質的に平行な少なくとも1つの平面87を設けることにより達成することができる。好ましくは、シャンク82は、2以上の平面87を有しており、そして、最も好ましくは図40に示すように、4つの平面を有し値得る。上記平面は、好ましくは、概ね円筒形状の複数の面88により接続されている。長尺のシャンク82の近位部は、該シャンクの近位部に長手方向のスプラインを設けるなど、他の適当な非円形形状とすることもできる。
【0060】
望ましくは、長尺のシャンク82の近位の端部を切頭円錐形として、原動機ソケット38へのシャンク82の挿入を容易にする。概ね凸形状とするなど、前記シャンクの近位の端部は他の形状とすることもできる。
【0061】
既述したように、長尺のシャンク82の遠位部は、原動機ソケット38に対してシャンク82を着脱するために用いる半径方向外方へ延びるフランジ84を含んでいる。長尺のシャンク82は、また、ドライブシャフト21の近位部に固定するために有用な補助的特徴を有している。図3、図4に関して既述し、また、図41を参照することにより理解されるように、前記シャンクの長手方向の管腔は、低摩擦の管材料を受承するために、その遠位の端部近傍に僅かに直径の大きな部分を有している。この低摩擦の管材料は、ドライブシャフト21と入れ子式の移動可能な管76の近位の端部内に固定されたブッシュ81との間の摩擦を低減するために、ドライブシャフト21の近位部に熱収縮により取着される。
【0062】
図42は、本発明の代替実施形態を示しており、本実施形態では、ブッシュ81′は、ポリテトラフルオロエチレンなどの低摩擦材料により一体成形されている。ブッシュ81′は、その近位の端部に外側にテーパ状に形成された管腔を有している。該管腔によりシャンク82およびドライブシャフト21の近位の端部は、(例えば、図20に示すように)横方向に僅かに撓むことが可能となる。ブッシュ81を低摩擦材料から形成することにより、低摩擦の管材料85の一部をブッシュ81′内で回転自在のドライブシャフト21の一部の周囲に熱収縮させる必要が無くなる。図42に示すように、金属製の管材料93(例えばステンレス鋼製の管材料)の短い一部分がブッシュ81内で回転自在のドライブシャフトの一部の周囲に固定されている。
【0063】
図43は、本発明の他の代替実施形態を示している。この実施形態では、当接部材83および短い中空要素86(例えば図19に示す)を組み合わせて、当接部材として作用する一体物83′が形成されている。また、図43には一体形成されたブッシュ81″が図示されている。このブッシュは、図42に示されたように、低摩擦のプラスチックから形成されたのではなく、金属製の管材料から一体形成されている。ドライブシャフト21は、その短い熱収縮管材料85と共に、上記一体形成された金属製ブッシュ81″内で回転自在となっている。他の複数の構成要素もまた単純化されている。タービン軸を原動機ソケット38の遠位の端部に単純にクリンプして弾性のソケット38を正しい位置に保持することにより、原動機ソケット38をタービンシャフト36の凹所に固定するキャップ39が除去されている。また、入れ子式の移動可能な管76およびサポート管90の遠位の端部の停止部78、91が同様に、一体的に形成されたフランジにより置換されている。
【0064】
図44の実施形態では、入れ子式の移動可能な管76′に内方へ延びるフランジ80′が形成されている。一体的に形成された金属製ブッシュ81″は、管76′をブッシュ81″の外表面に形成した相補形の環状溝にクリンプすることにより、入れ子式の移動可能な管76′の近位の端部内に固定されている。
【0065】
図45から図71は、長手方向に延長可能な管70を原動機キャリッジ30に取着するために採用される管取着機構の代替実施形態を示している。
【0066】
図45、図46において、前記管取着機構は、原動機キャリッジ30によってではなく、入れ子式の移動可能な管76(特に、入れ子式の移動可能な管76の近位の端部に設けた当接部材83)に設けた(図45、図46を図32から図34と比較のこと)弾性の位置決めリング42′を含んでいる。位置決めリング42′の半径方向内側の部分が、当接部材83の外表面に取着された一対のリングにより入れ子式の移動可能な管76に対して長手方向の移動に対して固定されている。弾性リング42′の半径方向外側の部分は、原動機キャリッジ30が弾性の位置決めリング42′上に遠位方向に移動するとき、弾性的に変形するようになっている(図45参照)。弾性リング42′の半径方向外側の部分は、少なくとも部分的に(そして典型的には完全に)その変形していない形状に復帰し、そして、それにより原動機キャリッジ30およびシャンク82は、原動機キャリッジ30を弾性の位置決めリング42′へ押圧する圧力が除去されると、入れ子式の移動可能な管76に対して近位方向に移動する(図46参照)。これにより、原動機キャリッジ30およびドライブシャフトシャンク82の移動により、シャンクのフランジ84が、入れ子式の移動可能な管76に対応のブッシュ81の近位の端面に形成された前記遠位の当接面から離反する。弾性の位置決めリング42′により生じる原動機キャリッジ30およびドライブシャフトシャンク82の遠位方向の移動により、ドライブシャフトシャンク82およびそのフランジ84は、入れ子式の移動可能な管76に対して回転自在となる。図47、図48は、管取着機構の他の実施形態を示している。この実施形態は、弾性の位置決めリング42と同じ作用をなす独立の2つの要素を含んでいる。この2つの独立した要素は、原動機キャリッジ30の遠位の端部の内面に取着され半径方向に弾性のキャリッジソケット44と、原動機キャリッジ30の遠位の端部に取着された位置決めOリング45とから成る。Oリング45は弾性を有しており、修正された当接部材83の遠位の端部に設けられている半径方向外方へ延びるフランジ49にOリング45が接触する位置まで、弾性のキャリッジソケット44が遠位方向へ当接部材83に移動すると前記Oリングは圧縮される。この位置において、ドライブシャフトシャンク82は原動機ソケット38内に充分に挿入されている。原動機キャリッジ30を入れ子式の移動可能な管76に対して遠位方向へ押圧する圧力が除去された後(図48参照)、弾性のOリング45はその変形していない形状に復帰し、以て、原動機キャリッジ30およびシャンク82が入れ子式の移動可能な管76に対して近位方向へ移動する。この原動機キャリッジ30およびドライブシャフトシャンク82移動により、シャンクのフランジ84が、ブッシュ81の近位の端面に形成された入れ子式の移動可能な管76に対応する遠位の当接面から離反する。弾性のキャリッジソケット44により、当接部材83の外表面に対して充分な摩擦力が与えられ、Oリング45が圧縮されるときソケット44が遠位方向へスライド可能となるともに、Oリング45がその形状を保持するときソケット44が近位方向へスライド可能となりながら、原動機キャリッジ30が入れ子式の移動可能な管76に効果的に固定される。
【0067】
図49〜図51Bは特に好ましい管取付け機構を示しており、この管取付け機構は、本発明の回転式アテレクトミー装置と共に使用可能な特に好ましい弾性位置決め機構を備えている。この実施形態では、管取付け機構は、プライムムーバーキャリッジ30及び移動可能な入れ子式管76(すなわち長手方向に延長可能な管70)に形成された相補的組の近位カム表面及び遠位カム表面を備えている。各組のカム表面の少なくとも一つは半径方向に弾性を有した部材すなわち半径方向弾性部材に設けられている。
【0068】
図49に示されているように、好ましい実施形態では、カム表面は、半径方向内側に延びる止め部151と、移動可能な入れ子式管76(すなわち長手方向に延長可能な管70)によって支持されたカラー160に形成された相補形状の環状溝とに形成されている。図49は、さらに、結合済みのアテレクトミー装置の原動機キャリッジが作動位置の範囲に沿って前後に移動させられたときに、カム表面が互いに対して安定となる(すなわち、カム表面が互いに対して長手方向に摺動しない)ように、全てのカム表面が構成されていることを示している。
【0069】
相補形状になっている各遠位カム表面は、遠位方向の圧力により原動機キャリッジ30が移動可能な入れ子式管76に対して最も遠位側の位置へ遠位方向に移動させられたときに、その遠位方向圧力で両遠位カム表面を互いに対して摺動させ、それによって半径方向弾性部材及びそのカム表面を半径方向外側へ撓曲させるように、互いに対して方向付けて配置されている。次に、遠位方向圧力が除去されると、半径方向弾性部材は非撓曲形態を回復し、半径方向弾性部材に設けられた遠位カム表面を移動可能な入れ子式管76(すなわちカラー160)に形成された遠位カム表面に対して摺動させて安定な位置へ戻し、それによって原動機キャリッジ30及びドライブシャフトシャンク82を移動可能な入れ子式管76に対して長手軸線方向近位側へ移動させる。
【0070】
半径方向弾性部材は、移動可能な入れ子式管76を原動機キャリッジ30に着脱自在に取り付けできるような大きさ及び位置に設けられている。相補形状になった各近位カム表面は、原動機キャリッジ30が移動可能な入れ子式管76に取り付けられているときに、カートリッジハウジング62と原動機キャリッジ30とを互いから離す方向に相対運動させることで、近位カム表面を互いに対して摺動させて長手方向に移動させ、近位カム表面が互いと非係合状態になり、それによって原動機キャリッジ30を移動可能な入れ子式管76(すなわち長手方向に延長可能な管70)から取り外すことを可能とさせるように、互いに対して方向付けて配置されている。
【0071】
図49〜図51Bに示されている好ましい実施形態では、半径方向弾性部材は、原動機キャリッジ30に取り付けられた位置決めカラー154によって支持された遠位方向に延びる6つの弾性フィンガー(指状体)150から成る。より数の多い又は少ないフィンガー150を使用することもできる。例えば、本出願人はこのようなフィンガー150を3つ有した管取付け機構を採用して好結果を得ている。各弾性フィンガー150は半径方向内側に延びる止め部151を有しており、この止め部は原動機キャリッジ30に対応する遠位カム表面152及び近位カム表面153を形成している。好ましくは、遠位カム表面152の各々は遠位方向に外側へ傾斜しており、近位カム表面153の各々は近位方向に外側へ傾斜している。(例えば半球形状を含む)他の適宜の形状の止め部151が使用されてもよい。
【0072】
移動可能な入れ子式管76に対応する遠位カム表面162及び近位カム表面163は、図49〜図55においては、移動可能な入れ子式管76によって支持されている(そして、その一部を形成する)カラー160に形成された半径方向内側に延びる環状溝161によって形成されているとして示されている。好ましくは、遠位カム表面162の各々は遠位方向に外側へ傾斜しており、近位カム表面163の各々は近位方向に外側へ傾斜している。(例えば、曲線的な凹状の表面を含む)他の適宜の形状のカム表面及び溝が使用されてもよい。
【0073】
図52〜図55は、図49〜図51Bに示されている好ましい実施形態の用例を示している。図52では、原動機キャリッジ30が、シャンク82を原動機ソケット38へ挿入するために、遠位方向に移動させられている途中である。シャンク82のフランジ84は遠位当接部材55に当接しており、弾性フィンガー150は半径方向外側へ曲げられて、止め部151がカラー160の外側表面に乗り上っがている。
【0074】
図53では、原動機キャリッジ30が移動可能な入れ子式管76に対して遠位方向に最も遠位側位置に前進させられている。遠位方向圧力で、止め部151に設けられた遠位カム表面152をカラー160の遠位カム表面162に対して摺動させ、それによって半径方向弾性フィンガー150を半径方向外側に撓曲させている。カラー160は半径方向外側へ延びるフランジ165を備えており、このフランジ165によって半径方向弾性フィンガーの遠位方向への移動範囲を制限している。半径方向弾性フィンガー150の遠位方向への移動がフランジ165によって止められるとき、ドライブシャフトシャンク82は原動機ソケット38へ完全且つ十分に挿入された状態になっている。図54では、原動機キャリッジ30を遠位方向に押す圧力が除去されてしまっている。半径方向弾性フィンガー150は、非撓曲形態を回復することによって、止め部151に設けられた遠位カム表面152をカラー160(すなわち移動可能な入れ子式管76)に形成された遠位カム表面に対して摺動させて安定した位置へ戻し、それによって移動可能な入れ子式管76に対して近位側へ原動機キャリッジ30及びドライブシャフトシャンク82を長手方向に移動させている。この位置では、止め部151は、環状溝161内で概ね中心に配置されている。したがって、原動機キャリッジ30及びドライブシャフトシャンク82のこの運動で、移動可能な入れ子式管76に取り付けられている(そしてその一部を形成している)遠位当接部材55からシャンクのフランジ84を離間させる。
【0075】
図55では、制御ノブ16及び原動機キャリッジ30が作動位置の範囲へ近位方向に引かれている。ドライブシャフトシャンク82のフランジ84は、遠位当接部材55と、この実施形態ではカラー160と一体的に形成されている近位フランジ58′との両方から離間された状態が継続しており、それによってドライブシャフトシャンク82のフランジ84が移動可能な入れ子式管76に対して自由に回転することを許容している。
【0076】
図56は、図49〜図55に示されている好ましい構造の一つの変形を示している。図55では、遠位方向に延びている弾性フィンガー150が原動機キャリッジと一体的に形成されている。さらに、この図は、(同じく図51Aに示されている)幾つかのカラー160の排液口164及び任意選択であるカートリッジハウジング62の内側管64の単数又は複数の排液スロット65の使用を示している。好ましくは、排液口164と類似の排液口が管取付け機構の他の実施形態でも使用される。このような管取付け機構の基本的概念を示すに当たっては、多くの図面において、明確化のためにこのような排液口のうちの幾つかが図示されていない。
【0077】
図57〜図62は、管取付け機構のさらに他の実施形態を示している。この実施形態では、原動機キャリッジ30が、原動機キャリッジ30の内側表面に形成されている環状溝54内に捕捉された周方向に延びる弾性保持器51を備えている。(図61は弛緩した形状の保持器51を示しており、図62は、例えば図57に示されているような、周方向に拡張した保持器を示している。)原動機キャリッジ30の内側表面の環状溝54は、保持器51の厚さよりも長い長手軸線方向の幅を有している。原動機キャリッジ30の環状肩部53と周方向に延びる弾性保持器51との間にはコイルばね52が配設されている。図60に示されているように、コイルばね52は、結合済みのアテレクトミー装置の原動機キャリッジ30が作動位置の範囲内で前後に移動させられると、溝54の遠位側壁に遠位方向に保持器51を付勢する。近位当接部材56の外側表面は浅い環状溝57を有しており、原動機キャリッジが移動可能な入れ子式管76に取り付けられると、周方向に延びる弾性保持器51が浅い溝57に相互にロックされる。周方向に延びる弾性保持器51とコイルばね52は以下の通り弾性位置決め機構として機能する。
【0078】
図57では、原動機キャリッジ30は、周方向に拡張された保持器51と共に、シャンク82を原動機ソケット38へ挿入し原動機キャリッジ30を移動可能な入れ子式管76に取り付けるために、遠位方向に移動させられている。シャンク82のフランジ84は遠位当接部材55に当接している。周方向に拡張された保持器51がコイルばね52に打ち勝つ摩擦力によって原動機キャリッジの溝54の近位側壁に押し付けられている。この摩擦力は、周方向に延びる保持器51が当接部材56に沿って遠位方向に進められるとき近位方向に向かっており、保持器51の内側表面と近位当接部材56の外側表面との間に生じる摩擦の結果によるものである。
【0079】
図58では、原動機キャリッジ30が十分に遠位方向に進められており、保持器51が近位当接部材56の外側表面の浅い環状溝57の遠位側壁と係合している。この位置では、ドライブシャフトシャンク82が原動機ソケット38へ十分に挿入されている。図59では、原動機キャリッジ30を遠位方向に押す圧力が除去されており、コイルばね52が、原動機キャリッジ30をシャンク82と共に、移動可能な入れ子式管76及び保持器51に対して近位方向に押し付けている。こうして、原動機キャリッジ30及びドライブシャフトシャンク82のこの運動で、移動可能な入れ子式管76に取り付けられている(そしてその一部を形成している)遠位当接部材55からシャンクのフランジ84を離間させる。図60では、制御ノブ16が作動位置の範囲へ近位方向に引かれ、ドライブシャフトシャンク82のフランジ84が遠位当接部材55及び近位当接部材56のフランジ58の両方から離間させられており、それによってドライブシャフトシャンク82のフランジ84が移動可能な入れ子式管76に対して自由に回転することを許容している。
【0080】
浅い環状溝57の遠位側壁は、移動可能な入れ子式管の長手方向軸線とおよそ90°の角度を形成する。環状溝57の近位側壁は、移動可能な入れ子式管76が原動機キャリッジ30から取り外されるときに溝57から保持器51を移動させるのを容易にするために、好ましくは、入れ子式管の長手方向軸線に対して90°より小さい角度を形成する。
【0081】
図61〜図62はこの実施形態と共に使用可能な保持器51の一つの実施形態を示している。保持器は、そのリング状形状に切れ目を設け複数部分を半径方向に薄くすることによって周方向に弾性を持たされている。他の適宜の形態が使用されてもよい。図61は弛緩した形状の保持器51を示しており、図62は、例えば図57に示されているように、周方向に拡張された保持器を示している。
【0082】
図63〜図69は管取付け機構のもう一つの実施形態を示している。この実施形態では、原動機キャリッジ30が、ボール96を半径方向内側に付勢する細長い半径方向弾性フィンガー95を備えている。細長いフィンガー95は、単に原動機キャリッジ30の遠位端部分の薄い壁に一対の長手方向スロットを切り込むことによって形成され得る。原動機キャリッジ30によって支持されているソケット部材97は、長手方向に一体的に形成されたばね部分98を含んでいる。ソケット部材97は、その遠位側部分において、ボール96を捕捉するオリフィス102(図69参照)を含んでいる。遠位当接部材99が移動可能な入れ子式管76に取り付けられている(そしてその一部を形成している)。遠位当接部材99は、ボール96の形状と相補的な形状を有した環状溝100を含んでいる。半径方向に弾性を有した細長いフィンガー95と、ボール96と、ソケット部材97のばね部分98とは、以下のように、弾性位置決め機構として機能する。
【0083】
図63では、原動機キャリッジ30は、シャンク82を原動機ソケット38に挿入して原動機キャリッジを移動可能な入れ子式管76に取り付けるために、遠位方向に移動させている途中である。図63に示されているように、シャンク82のフランジ84は遠位当接部材99に当接しており、ソケット部材97のばね部分98は圧縮されていて、ボール96は近位当接部材103の外側表面に乗り上がっている。近位当接部材103は移動可能な入れ子式管76によって支持されている(そしてその一部を形成している)。
【0084】
図64では、原動機キャリッジ30が遠位方向に十分に進められており、細長いフィンガー95が遠位当接部材99の環状溝100にボール96を付勢している。この位置では、ドライブシャフトシャンク82が原動機ソケット38に十分に挿入されている。図65では、原動機キャリッジ30を遠位方向に押す圧力が除去されており、ソケット部材97のばね部分98がその元の形状を回復して、原動機キャリッジ30をシャンク82と共に、遠位当接部材99の溝100に対して近位方向に押圧している。原動機キャリッジ30及びドライブシャフトシャンク82のこの近位方向への運動で、シャンクのフランジ84を遠位当接部材99(すなわち、移動可能な入れ子式管76に形成された遠位当接表面)から離間させている。図66では、制御ノブ16が作動位置の範囲へ近位方向に引かれて、ドライブシャフトシャンク82のフランジ84が遠位当接部材99及び近位当接部材103の両方から離間されており、それによってドライブシャフトシャンク82のフランジ84が移動可能な入れ子式管76に対して自由に回転することを許容している。
【0085】
図67〜図69はこの実施形態と共に使用可能なソケット部材97の一つの実施形態を示している。ソケット部材97は、ソケット部材97の本体に一連の横断方向スロット101を設けることによって長手方向に弾性を持たされている。これらスロットは交互に互いに対して90°の方向に向けて配置されており、図68に示されているように、ソケット部材97が長手方向に圧縮されることを許容している。他の適宜の形態が使用されてもよい。
【0086】
図70〜図71は管取付け機構の他の実施形態を示している。この実施形態では、原動機キャリッジ30が、ボール107を半径方向内側に押圧するコイルばね106を備えたソケット部材105を備えている。ブッシュ108が移動可能な管76′の近位端部分内にブッシュ108の外側表面の相補形状の環状溝の周囲に移動可能な管76′をクリンプすることによって取り付けられている。ブッシュの外側表面の相補形状の環状溝は、移動可能な入れ子式管76′におけるクリンプがボール107の形状と相補形状になった環状溝の形態に形成され得るような大きさになっている。コイルばね106及びボール107は以下の通り弾性位置決め機構として機能する。
【0087】
図70では、改変されたドライブシャフトシャンク82′を原動機ソケット38に挿入するために、原動機キャリッジ30が遠位方向に移動させられている。ドライブシャフトシャンク82′は、一つではなく二つのフランジ、すなわち遠位フランジ109及び近位フランジ110を備えており、フランジがその間に環状溝200を形成している点が改変されている。改変されたシャンク82′の遠位フランジ109はブッシュ108の近位端部表面に当接している。図70では、原動機キャリッジ30が遠位方向に十分に進められており、ボール96が移動可能な入れ子式管76′に形成された環状溝の遠位側斜面に乗り上がっている。この位置では、ドライブシャフトシャンク82が原動機ソケット38に十分に挿入されている。図71では、原動機キャリッジ30を遠位方向に押圧する圧力が除去されて、コイルばね106がボール107を移動可能な入れ子式管76′の溝に半径方向内側に押圧しており、それによってソケット部材105を原動機キャリッジ30及び改変されたシャンク82′と共に移動可能な入れ子式管76′に対して近位方向に移動させている。原動機キャリッジ30及び改変されたドライブシャフトシャンク82′のこの近位方向への運動で、ブッシュ108からシャンクの遠位フランジ109を離間させ、それによってドライブシャフトシャンク82′が移動可能な入れ子式管76′に対して自由に回転することを許容している。
【0088】
図70〜図71は、さらに、ソケット部材105が長手方向スロット112を含んでおり、このスロット112がカートリッジハウジング62の内側管64の孔120及びハンドルハウジング10の孔121と位置合わせされていることを示している。
【0089】
図72〜図73では、離脱キー111が各ハウジングの孔121及び120とソケット部材105の長手方向スロット112とを貫通して挿入されている。離脱キー111の端部は改変されたシャンク82′の遠位フランジ109及び近位フランジ100との間に形成された環状溝200内に収容されており、カートリッジハウジング62に対する長手軸線方向への動きに対してシャンク82′を保持する。次に、制御ノブ16が近位方向に引かれ、シャンク82′から原動機ソケット38を離脱させて移動可能な入れ子式管76′からソケット部材105(並びにボール107)を離脱させることができ、離脱キー111は改変されたドライブシャフトシャンク82′及び移動可能な入れ子式管76′の近位方向への運動を防止する。
【0090】
図74〜図95は、本発明のアテレクトミー装置と共に使用可能なツーステージインターロック機構のさらに別の実施形態の構造及び機能を示している。図74〜図95で示されている実施形態で使用されている相補的近位インターロック部材(すなわちタブ46(耳部))は、図9に示されている相補的近位インターロック部材と異なるものではない。カートリッジハウジング62の環状肩部67は、上述のアテレクトミー装置(例えば、図5〜図7)のものと同じようにしてこのような相補的近位インターロック部材とインターロック可能である。
【0091】
図74に示されているツーステージインターロック機構は、図9に示されているツーステージインターロック機構と概念的には類似であるが、このツーステージインターロック機構は、圧縮された環状肩部67をタブ46を越えて遠位方向に移動させた後、環状肩部67がリング47の近位縁端に到達する前に使用者が環状肩部67を長円形状に圧縮するのを止めれば、使用者が偶発的に主要インターロック部材を相補的遠位インターロック部材を越えて移動させることを防止する。図74のツーステージインターロック機構は、長手方向に離間した近位ステージと遠位ステージとを含んでおり、図1〜図39に示されているタイプの交換可能なドライブシャフトカートリッジ60と共に機能するように設計されている。すなわちカートリッジハウジング62の外側管66に主要インターロック部材が支持されたカートリッジハウジング62を有するものである。典型的には、主要インターロック部材はカートリッジハウジング62の外側管66に支持された半径方向内側に延びる環状肩部67を含んでなる。
【0092】
図74に示されている実施形態は、相補遠位インターロック部材として機能させるために、半径方向外側に延びる付加的な一対の遠位タブ113が設けられている点で、図9に示されている実施形態と異なっている。半径方向外側に延びるこれら遠位タブ113は、カートリッジハウジング62の遠位方向への運動の際に、環状肩部67がリング47の近位縁端に到達する前に使用者が環状肩部67を元の形状へ戻すことを許容しても環状肩部67の遠位方向への運動を抑制する。図75〜図94に示されている実施形態に関して以下でより詳細に説明されるているように、遠位タブ113は円環形状の環状肩部67がさらに遠位方向に動くのを抑制し、それによって、タブ113を越えて遠位方向に環状肩部67を移動させてツーステージインターロック機構のツーステージとの係合を解除するるためには、再度環状肩部67を長円形状に圧縮することを使用者に要求する。好ましくは、相補近位インターロック部材のタブ46及び相補遠位インターロック部材のタブ113は、互いから長手方向に離間しているのみならず、互いに対して周方向に約90度の角度で配置されていて、ハンドルハウジング10からカートリッジハウジング60を取り外す過程で、少なくとも2度カートリッジハウジング62の環状肩部67を長円形状に圧縮しなくてはならない。すなわち、2度とは、一度目が相補近位インターロック部材のタブ46を越えて遠位方向に移動させるときで、二度目が相補遠位インターロック部材のタブ113を越えて遠位方向に移動させるときである。
【0093】
図74の実施形態は、主要インターロック部材(すなわち環状肩部67)が偶発的に相補遠位インターロック部材(すなわち遠位タブ113)を越えて遠位方向へ移動することが抑制されることを保証している。それにも関わらず、図74に示されている相補遠位インターロック部材は、原動機ソケット38からドライブシャフトシャンク82を引き抜いて原動機キャリッジ30から長手方向に延長可能な管70を取り外すために、依然として使用者に積極的に両手を使用することを要求する。図14に示されているように、使用者は、カートリッジハウジング62とハンドルハウジング19との相対位置を保つために一方の手を使用しなくてはならないと同時に、原動機ソケット38からシャンク82を引き抜き原動機キャリッジ30から長手方向に延長可能な管70を取り外すべく制御ノブ16を近位方向に移動させるために他方の手を使用しなくてはならない。図75〜図94はツーステージインターロック機構の他の実施形態を示しており、同実施形態においては、ツーステージインターロック機構の相補インターロック部材が環状肩部67を捕捉し、それによって、原動機ソケット38からシャンク82を引き出して原動機キャリッジ30から長手方向に延長可能な管70を取り外す過程の際に、カートリッジハウジング62とハンドルハウジング10との相対位置を手動で保つ必要性を無くしている。
【0094】
図75、図76に示すように、この実施形態の遠位相補インターロック部材は、遠位の一対の半径方向に外側に伸長するタブ113’及びこれとは別の近位の一対の半径方向に外側に伸長するタブ114を具備する。タブ113’、114は、ハンドルハウジング10により保持されており、互いに長手方向に間隔を有して、カートリッジハウジング62の環状の肩部67を収容するのに十分な長手方向の幅を有する溝115を形成するので、ハンドルハウジング10からカートリッジハウジング62を取り外す工程において、カートリッジハウジング62の環状の肩部67が溝115に収容される時に、それは溝115を形成する遠位のタブ113’と近位のタブ114の間に嵌合する。図75、図76に示すように、遠位相補インターロック部材は、ハンドルハウジング10により保持される二対の半径方向に外側に伸長するタブ113’、114を具備することが好ましく、溝115を形成する各対のタブ113’、114は、カートリッジハウジング62の環状の肩部67を収容するのに十分な長手方向の幅を有する。タブ113’、114により形成される2つの溝115は、互いに長手方向に位置合わせされており、互いに円周方向で向き合うことが好ましいので、ハンドルハウジング10からカートリッジハウジング62を外す工程において、カートリッジハウジング62の環状の肩部67が溝115に収容される場合に、それは溝115を形成する遠位のタブ113’と近位のタブ114の間に嵌合する。カートリッジハウジング62の環状の肩部67を卵形状に圧縮するために、一対のタブ113’、114の間のハンドルハウジング壁の部分は遠位側に開口している凹部116を具備する。
【0095】
図77〜図85は、図75、図76に示す遠位相補インターロック部材を有するハンドルハウジング10から交換可能なドライブシャフトカートリッジ60を取り外す工程を図示する。図77において使用者は、タブ46の間で円周方向に位置する2点間でカートリッジハウジング62の外側の管66を圧縮している。結果として、環状の肩部67は卵形状に変形して、タブ46から外れる。
【0096】
図78、79において使用者は、ツーステージインターロック機構(即ち環状の肩部67を卵形状に圧縮すること及びタブ46を越えて遠位方向にそれを動かすことにより)の近位ステージを切り離すだけではなく、環状の肩部67をその最初の形状に戻し、カートリッジハウジング62を遠位方向に十分遠くに移動するので、環状の肩部67は、溝115を形成する遠位のタブ113’と近位のタブ114の間に嵌合する。図80に示すようにカートリッジハウジング62は、ツーステージインターロック機構の遠位相補インターロック部材により、ハンドルハウジング10に対して所定の位置で確実に保持される。図80にやはり示すように、原動機ソケット38からドライブシャフトシャンク82を引き抜き、原動機キャリッジ30から長手方向に延長可能な管70を取り外すために、コントロールノブ16を近位方向に引っ張り原動機キャリッジ30を近位方向に動かす場合に、使用者はカートリッジハウジング62を保持する必要はない。この方法により、遠位相補インターロック部材は、ハンドルハウジング10に対してカートリッジハウジング62の近位側への動きを防止する。遠位相補インターロック部材(特にその近位のタブ114)は、近位相補インターロック部材(即ちタブ46)に対して十分に遠位に位置していることが好ましいので、ハンドルハウジング10からカートリッジハウジング62を取り外す工程において、主要インターロック部材(即ちカートリッジハウジング62の外側の管66の環状の肩部67)が遠位相補インターロック部材とインターロックする場合に、原動機キャリッジ30の近位側移動限界への動きにより、ドライブシャフトシャンク82が原動機ソケット38から引き抜かれて、長手方向に延長可能な管70が原動機キャリッジ30から取り外されることを確保する。
【0097】
図81〜図83において使用者は、タブ113’、114の間で円周方向に設置される2点間でカートリッジハウジング62の外側の管66を圧縮する。結果として、環状の肩部67は卵形状に変形し、タブ113’、114から分離される。
【0098】
図84、図85により、ハンドルハウジング10から交換可能なドライブシャフトカートリッジ60を取り外す最終の手順を図示しており、カートリッジ60はハンドルハウジング10から遠位方向へ引き抜かれる。図86は、ハンドルハウジング10から取り外された直後の交換可能なドライブシャフトカートリッジ60を図示する。長手方向に延長可能な管70がその伸長した位置にあり、ドライブシャフトカートリッジ60の内側の管64から近位に伸長していることが分かる。使用者がドライブシャフトシャンク82を遠位方向に押すことにより可動な伸縮自在な管76を遠位方向に押すことが出来るので、長手方向に延長可能な管70は縮んで、カートリッジハウジング62内に実質的に収められることを図87は示す。
【0099】
図88〜図94は、図75、図76に示す遠位相補インターロック部材を有するハンドルハウジング10に交換可能なドライブシャフトカートリッジ60を設置する工程を図示する。それが第1のものであるか又は次のアテレクトミー方法に使用される交換可能なドライブシャフトカートリッジであるかどうかに関係なく、ハンドルハウジング10に交換可能なドライブシャフトカートリッジ60を設置するこの工程は、同じものである。
【0100】
図88、図89において、カートリッジハウジング62の内側の管64はハンドルハウジング10内で、カートリッジハウジング62の外側の管66の環状の肩部67が遠位のタブ113’に隣接する点まで、伸縮自在に挿入されている。図89に示すように、環状の肩部67の近位の壁及び遠位のタブ113’の遠位の壁は、相補的に次第に傾斜する面を具備する。この点におけるカートリッジハウジング62の更に近位側への動きにより、環状の肩部67を遠位のタブ113’上に乗り上げさせる。遠位のタブ113’上に乗り上げる際に、環状の肩部67は卵形状に変形する。環状の肩部67が遠位のタブ113’上で近位方向に動いた後で、それはその当初の円形形状を再形成し、ツーステージインターロック機構の遠位相補インターロック部材の遠位113’と近位114のタブの間に嵌合する。図90〜図92に示すように、使用者はその後、タブ113’、114の間で円周方向に位置する2点間のカートリッジハウジング62の外側の管66を圧縮することにより、環状の肩部67を分離する。結果として、環状の肩部67は卵形状に変形し、タブ113’、114から分離する。使用者はその後、圧縮された肩部67をタブ114上で近位方向に移動する。
【0101】
図76でより良く分かるように、タブ46の遠位の壁は、環状の肩部67の近位の壁の徐々に傾斜する面を相補する徐々に傾斜する面を具備する。
【0102】
図93は、カートリッジハウジング62をハンドルハウジング10に設置する工程の最後の手順を図示する。この最後の手順は、環状の肩部67がタブ46上に乗り上げるまでのカートリッジハウジング62の連続的な近位方向への動きを含む。タブ46上に乗り上げる時に、環状の肩部67は卵形状に変形する。環状の肩部67がタブ46上で近位方向へ動いた後に、それはその当初の円形形状を再形成し、それによりカートリッジハウジング62をハンドルハウジング10にインターロックする。
【0103】
図94において交換可能なドライブシャフトカートリッジ60は、ハンドルハウジング10に対して近位側へ一杯に進んでいるので、カートリッジハウジングの主要インターロック部材(即ちカートリッジハウジング62の外側管66の環状の肩部67)は、ハンドルハウジング10の近位相補インターロック部材(即ち半径方向に伸長するタブ46)にインターロックしている。この位置において使用者はその後、コントロールノブ16を遠位方向へ進めて、図25〜図35に詳細に示すように、ドライブシャフトシャンク82を原動機ソケット38に接続し、更に長手方向に延長可能な管70を原動機キャリッジ30に接続できる。
【0104】
図95は、図76に図示されるツーステージインターロック機構を含むハンドルハウジングの遠位部の改造案を図示する。図95に図示される実施形態は、図76に示される一対の遠位方向に開く収納部を一対の遠位の窓117に変更する遠位のリング128を有することにより、図76に示す実施形態とは異なる。近位の窓48の様に遠位の窓117は、互いに円周方向に向き合うハンドルハウジング10の壁に形成されており、タブ113’、114の間でカートリッジハウジング62の環状の肩部67を卵形状に圧縮して、ツーステージインターロック機構の第2ステージを切り離すことが出来る。
【0105】
図96、図97は、ツーステージインターロック機構のこれとは別の実施形態を図示する。この実施形態において、主要インターロック部材は、ハンドルハウジング10により保持されており、相補インターロック部材はカートリッジハウジング129の管状部により保持される。主要インターロック部材は、ハンドルハウジング10に対応する一対の半径方向に内側に伸長するタブ124を具備しており、2つの相補インターロック部材はカートリッジハウジング129の外側面に形成される近位の環状の溝125と遠位の環状の溝126を具備する。少なくとも、一般的に管状のカートリッジハウジング129の部分が、一般的に管状のハンドルハウジング10内で伸縮自在に収容できる。各溝125、126は、半径方向に内側に伸長するタブ124とインターロックするのに十分な長手方向の幅を有する。
【0106】
近位の溝125と遠位の溝126の間の長手方向の距離は十分に長いことが好ましいので、交換可能なドライブシャフトカートリッジ60をハンドルハウジング10から取り外す工程において、タブ124は近位の溝125とインターロックする場合に、その近位の駆動限界への原動機キャリッジ30の動きにより、ドライブシャフトシャンク82が原動機ソケット38から引き抜かれて、長手方向に延長可能な管70が原動機キャリッジ30から取り外されることを確保する。
【0107】
図96、図97において半径方向に内側に伸長するタブ124は、ハンドルハウジング10に固定される環状のカラー127により保持されるように記述されており、カラー127の一部分はハンドルハウジング10から遠位方向に伸長する。これとは別に環状のカラー127とタブ124はハンドルハウジング10と一体で形成されてもよい。環状のカラー127は、カートリッジハウジング129の管状の部分の外径より十分に大きい内径を有しており、環状のカラー127を卵形状に圧縮して溝125、126からタブ124を切り離す。
【0108】
図98、図99はツーステージインターロック機構の更にこれとは別の実施形態を図示する。この実施形態において主要インターロック部材はカートリッジハウジング134に対応する半径方向に内側に伸長する一対のタブ130を具備しており、2つの相補インターロック部材はハンドルハウジング10の外側面に近位の環状の溝131と遠位の環状の溝132を具備する。少なくとも、一般的に管状のハンドルハウジング10の部分は、一般的に管状のカートリッジハウジング134の内で伸縮自在に収容できる。各溝131、132は、半径方向に内側に伸長するタブ130とインターロックするのに十分な長手方向の幅を有する。
【0109】
近位の溝131と遠位の溝132の間の長手方向の距離は十分に長いことが好ましいので、交換可能なドライブシャフトカートリッジ60をハンドルハウジング10から取り外す工程において、タブ130が遠位の溝132にインターロックする場合に、その近位の移動限界への原動機キャリッジ30の動きにより、ドライブシャフトシャンク82が原動機ソケット38から引き抜かれて、長手方向に延長可能な管70が原動機キャリッジ30から取り外されることを確保する。
【0110】
図98、図99において半径方向に内側に伸長するタブ131は、カートリッジハウジング134に固定される環状のカラー133により保持されるように記述されており、カラー133の一部分はカートリッジハウジング134から近位方向に伸長する。これとは別に環状のカラー113とタブ130はカートリッジハウジング134と一体で形成されてもよい。環状のカラー133は、ハンドルハウジング10の外径より十分に大きい内径を有しており、環状のカラー133を卵形状に圧縮して溝131と132からタブ130を切り離す。
【0111】
図100、図101は図55と同様の実施形態を示す。この実施形態において柔軟な薄壁の管85’(ポリエステルから製作されることが好ましい)は、柔軟なドライブシャフト21の近位の端部のより長い長さで熱収縮される。薄壁の管は、ドライブシャフトの近位部の長さに沿ってシャンク82の遠位の端部から長手方向に延長可能な管70の遠位の端部の遠位方向に位置する点まで伸長する。この実施形態において薄壁管85’の遠位の端部は、流体供給管7が流体をドライブシャフト腔に吐出する地点を越えて遠位方向に伸長しており、ドライブシャフト腔は、静止64と可動66の伸縮自在な管の腔、及びカテーテル22の腔により形成される。図101に示すように、原動機キャリッジ30がその最も近位な位置に動く場合でさえも、薄壁管85’はカテーテル22の近位の端部内に伸長することが好ましい。ドレーン出口136が原動機キャリッジ30に具備されており、ドレーンスロット65がカートリッジハウジングの内側管64に具備されており、更にドレーン出口135がハンドルハウジング10に具備される。その様なドレーン出口及びスロットは、明確化のために幾つかの図面では削除されている。追加のドレーン出口がまた必要に応じて使用されても良い。
【0112】
本発明の好適な実施形態について記述してきたが、本発明の精神及び記載される請求の範囲から逸脱することなく、種々の変化、応用及び修正がそこで実施されても良いことが理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の組み立てられたアテレクトミー装置を示す本発明の回転式アテレクトミー装置における一実施形態の斜視図である。
【図2】 ハンドルハウジングと、原動機カートリッジと、原動機とに接続された交換可能なドライブシャフトカートリッジの要素を図示する図1に示した装置における一部の部分破断拡大斜視図である。
【図3】 図2に示すアテレクトミー装置の破断長手方向断面図である。
【図4】 交換可能なドライブシャフトカートリッジへ取り付けられた可撓な流体供給管を図示する図3の線4−4に沿った長手方向断面図である。
【図5】 ハンドルハウジングからカートリッジハウジングを取り外す工程における第一段階を図示する斜視図である。
【図6】 図5の破断長手方向断面図である。
【図7】 図6の線7−7に沿った(カートリッジハウジングとハンドルハウジングとの間のインターロックの要素だけが図7に明確に図示されるために)断面図である。
【図8】 カートリッジハウジングをハンドルハウジングから取り外す工程における第二段階を図示する斜視図である。
【図9】 交換可能なドライブシャフトカートリッジが全体的に取り外されてハンドルハウジング及びその内部要素の幾つかを詳細に図示する斜視図である。
【図10】 交換可能なドライブシャフトカートリッジが全体的に取り外されてハンドルハウジング及びその内部要素の幾つかを詳細に図示する破断長手方向断面図である。
【図11】 交換可能なドライブシャフトカートリッジが全体的に取り外されてハンドルハウジング及びその内部要素の幾つかを詳細に図示する破断平面図である。
【図12】 図8に示した位置におけるアテレクトミー装置の部分破断平面図である。
【図13】 ハンドルハウジングからカートリッジハウジングを取り外す工程の第三段階を図示する図12と同様な平面図である。
【図14】 カートリッジハウジングをハンドルハウジングから取り外す工程の第四段階と、可撓なドライブシャフトを原動機から取り外すための原動機カートリッジの近位側動作とを図示する斜視図である。
【図15】 ハンドルハウジング、原動機カートリッジ、及び原動機とインターロックされていない交換可能なドライブシャフトカートリッジの要素を図示する図2と同様な部分破断斜視図である。
【図16】 ハンドルハウジングから交換可能なドライブシャフトカートリッジを取り外す最終段階と、ハンドルハウジングから遠位側へ引き抜かれたカートリッジとを図示する斜視図である。
【図17】 ハンドルハウジングから取り外された直後の交換可能なドライブシャフトカートリッジを図示している。
【図18】 ドライブシャフトのシャンク上を遠位側へ押圧することによって、どのように、カートリッジハウジング内に可動な入れ子式管を押圧することができるかを図示している。
【図19】 交換可能なドライブシャフトカートリッジの部分破断長手方向断面図である。
【図20】 カートリッジの残り部分に対し逸らされるシャンクの能力を図示する図19と同様な部分破断長手方向断面図である。
【図21】 カートリッジハウジングをハンドルハウジングへ取り付ける工程を図示する斜視図である。
【図22】 カートリッジハウジングをハンドルハウジングへ取り付ける工程を図示する斜視図である。
【図23】 カートリッジハウジングをハンドルハウジングへ取り付ける工程を図示する部分破断斜視図である。
【図24】 カートリッジハウジングをハンドルハウジングへ取り付ける工程を図示する部分破断斜視図である。
【図25】 ドライブシャフトのシャンクを原動機ソケットへ取り付けて長手方向に延長可能な管を原動機カートリッジへ取り付ける工程を図示する斜視図である。
【図26】 シャンクが原動機ソケットから離間され、ドライブシャフトのシャンクを原動機ソケットへ取り付けて長手方向に延長可能な管を原動機カートリッジへ取り付ける工程を図示する長手方向断面図である。
【図27】 図26の平面図である。
【図28】 シャンクが原動機ソケット近傍へ動かされ、長手方向に延長可能な管が原動機カートリッジに係合し、ドライブシャフトのシャンクを原動機ソケットへ取り付けて長手方向に延長可能な管を原動機カートリッジへ取り付ける工程を図示している。
【図29】 図28の平面図である。
【図30】 シャンクが原動機ソケット内へ部分的に挿入され、ドライブシャフトのシャンクを原動機ソケットへ取り付けて長手方向に延長可能な管を原動機カートリッジへ取り付ける工程を図示している。
【図31】 図30の平面図である。
【図32】 シャンクが原動機ソケット内へ完全に挿入され、ドライブシャフトのシャンクを原動機ソケットへ取り付けて長手方向に延長可能な管を原動機カートリッジへ取り付ける工程を図示している。
【図33】 図32の平面図である。
【図34】 原動機カートリッジ及びシャンクが長手方向に延長可能な管に対し近位側へ僅かに動かされ、ドライブシャフトのシャンクを原動機ソケットへ取り付けて長手方向に延長可能な管を原動機カートリッジへ取り付ける工程を図示している。
【図35】 図34の平面図である。
【図36】 原動機カートリッジを作動位置範囲内へ移動する工程を図示している。
【図37】 作動位置範囲内の原動機カートリッジを示す本発明の組み立てられたアテレクトミー装置の長手方向断面図である。
【図38】 図37の線38−38に沿った平面図である。
【図39】 ガイドワイヤ上を前進する本発明の組み立てられたアテレクトミー装置を図示し、大きな大きさの組織除去器具を有する交換可能なドライブシャフトカートリッジを示す図1と同様な斜視図である。
【図40】 細長いドライブシャフトのシャンクの拡大斜視図である。
【図41】 図40の線41−41に沿った長手方向断面図である。
【図42】 変更が主に長手方向に延長可能な管の遠位側部分に関連する領域に位置する本発明の変更実施形態における図38と同様な長手方向断面図である。
【図43】 変更が主に長手方向に延長可能な管の遠位側部分に関連する領域に位置する本発明の変更実施形態における図38と同様な長手方向断面図である。
【図44】 変更が主に長手方向に延長可能な管の遠位側部分に関連する領域に位置する本発明の変更実施形態における図38と同様な長手方向断面図である。
【図45】 変更が長手方向に延長可能な管を原動機カートリッジへ取り付けるための機構に関連する本発明の変更実施形態における図38と同様な長手方向断面図である。
【図46】 変更が長手方向に延長可能な管を原動機カートリッジへ取り付けるための機構に関連する本発明の変更実施形態における図38と同様な長手方向断面図である。
【図47】 変更が長手方向に延長可能な管を原動機カートリッジへ取り付けるための機構に関連する本発明の変更実施形態における図38と同様な長手方向断面図である。
【図48】 変更が長手方向に延長可能な管を原動機カートリッジへ取り付けるための機構に関連する本発明の変更実施形態における図38と同様な長手方向断面図である。
【図49】 長手方向に延長可能な管を原動機カートリッジへ取り付けるための機構の好適な実施形態の形状を図示する破断長手方向断面図である。
【図50A】 図49に図示された管取り付け機構の二つの主な要素における原動機カートリッジと関連する要素の遠位図である。
【図50B】 図49に図示された管取り付け機構の二つの主な要素における原動機カートリッジと関連する要素の断面図である。
【図51A】 図49に図示された管取り付け機構の二つの主な要素における長手方向に延長可能な管と関連する要素の側面図である。
【図51B】 図49に図示された管取り付け機構の二つの主な要素における長手方向に延長可能な管と関連する要素の近位図である。
【図52】 図49から51Bに図示する好適な実施形態の使用を図示する破断長手方向断面図である。
【図53】 図49から51Bに図示する好適な実施形態の使用を図示する破断長手方向断面図である。
【図54】 図49から51Bに図示する好適な実施形態の使用を図示する破断長手方向断面図である。
【図55】 図49から51Bに図示する好適な実施形態の使用を図示する破断長手方向断面図である。
【図56】 原動機カートリッジに関連する要素がカートリッジと一体に形成された管取り付け機構の好適な形状の一形態を図示している。
【図57】 管取り付け機構のもう一つの実施形態の形状及び機能を図示する長手方向断面図である。
【図58】 管取り付け機構のもう一つの実施形態の形状及び機能を図示する長手方向断面図である。
【図59】 管取り付け機構のもう一つの実施形態の形状及び機能を図示する長手方向断面図である。
【図60】 管取り付け機構のもう一つの実施形態の形状及び機能を図示する長手方向断面図である。
【図61】 図57から60に図示する管取り付け機構における一つの重要な要素の形状及び機能を図示している。
【図62】 図57から60に図示する管取り付け機構における一つの重要な要素の形状及び機能を図示している。
【図63】 さらにもう一つの管取り付け機構の形状及び使用を図示している。
【図64】 さらにもう一つの管取り付け機構の形状及び使用を図示している。
【図65】 さらにもう一つの管取り付け機構の形状及び使用を図示している。
【図66】 さらにもう一つの管取り付け機構の形状及び使用を図示している。
【図67】 図63から66に示す管取り付け機構における一つの重要な要素の形状及び機能を図示している。
【図68】 図63から66に示す管取り付け機構における一つの重要な要素を移動位置において図示している。
【図69】 図67の平面図である。
【図70】 原動機ソケットからシャンクを取り外して原動機カートリッジから長手方向に延長可能な管を取り外すためのもう一つの形状と共に、もう一つの管取り付け機構の形状及び機構を図示する長手方向断面図である。
【図71】 原動機ソケットからシャンクを取り外して原動機カートリッジから長手方向に延長可能な管を取り外すためのもう一つの形状と共に、もう一つの管取り付け機構の形状及び機構を図示する長手方向断面図である。
【図72】 原動機ソケットからシャンクを取り外して原動機カートリッジから長手方向に延長可能な管を取り外すためのもう一つの形状と共に、もう一つの管取り付け機構の形状及び機構を図示する長手方向断面図である。
【図73】 図72の線73−73に沿った横断断面図である。
【図74】 カートリッジハウジングをハンドルハウジングから取り外すための二段階インターロック機構に使用される相補インターロック部材の変更実施形態を示すハンドルハウジングの斜視図である。
【図75】 カートリッジハウジングをハンドルハウジングから取り外すための二段階インターロック機構に使用される相補インターロック部材のもう一つの変更実施形態を示すハンドルハウジングの斜視図である。
【図76】 図75に図示するハンドルハウジングにおける遠位部の拡大図である。
【図77】 図75から76に図示する相補インターロック部材を有するハンドルハウジングからカートリッジハウジングを取り外す工程における第一段階を図示する斜視図である。
【図78】 図75から76に図示する相補インターロック部材を有するハンドルハウジングからカートリッジハウジングを取り外す工程における第二段階を図示する斜視図である。
【図79】 ハンドルハウジングの遠位側の相補インターロック部材とインターロックされたカートリッジハウジングの主要インターロック部材を図示する図78の破断長手方向断面図である。
【図80】 原動機から可撓なドライブシャフトを取り外すための原動機カートリッジの近位側動作を図示する斜視図である。
【図81】 図75〜図76に示した相補インターロック部材を有するハンドルハウジングからカートリッジハウジングを取り外すプロセスの第三の工程を示す斜視図である。
【図82】 ツーステージインターロック機構の最後の段階はカートリッジハウジングの環状肩部を圧縮して長円形状にすることにより解放することができることを示す、ライン82−82に沿って得た図81の断面図である。
【図83】 ツーステージインターロック機構の最後の段階はカートリッジハウジングの環状肩部を圧縮して長円形状にすることにより解放することができることを示す、ライン83−83に沿って得た図81の断面図である。
【図84】 ハンドルハウジングから交換可能なドライブシャフトカートリッジを取り外す最終工程を示す斜視図であり、カートリッジはハンドルハウジングから遠位方向へ引っ張られている。
【図85】 ハンドルハウジングから交換可能なドライブシャフトカートリッジを取り外す最終工程を示す斜視図であり、カートリッジはハンドルハウジングから遠位方向へ引っ張られている。
【図86】 交換可能なドライブシャフトカートリッジがハンドルハウジングから取り外された直後のドライブシャフトカートリッジを示す図である。
【図87】 ドライブシャフトシャンクを遠位方向へ押し込むことにより、移動可能な入れ子式管をカートリッジハウジング内に押し込む方法を示す図である。
【図88】 図75〜図76に示した相補インターロック部材を有するハンドルハウジングにカートリッジハウジングを取付けるプロセスの第一の工程を示す斜視図である。
【図89】 図75〜図76に示した相補インターロック部材を有するハンドルハウジングにカートリッジハウジングを取付けるプロセスの第一の工程を示す、図88のライン89−89に沿って得た長手方向の断面図である。
【図90】 図75〜図76に示した相補インターロック部材を有するハンドルハウジングにカートリッジハウジングを取付けるプロセスの第二の工程を示す斜視図である。
【図91】 ツーステージインターロック機構の最後の段階はカートリッジハウジングの環状肩部を圧縮して長円形状にすることにより解放することができることを示す、ライン91−91に沿って得た図90の断面図である。
【図92】 ツーステージインターロック機構の最後の段階はカートリッジハウジングの環状肩部を圧縮して長円形状にすることにより解放することができることを示す、ライン92−92に沿って得た図90の断面図である。
【図93】 カートリッジハウジングをハンドルハウジングに取付ける最終工程を示す斜視図である。
【図94】 ドライブシャフトシャンクを原動機ソケットに、長手方向に延長可能な管を原動機キャリッジに取付けるプロセスの第一の工程を示す、図26と同様な斜視図である。
【図95】 ハンドルハウジングの遠位部分の修正された別の実施形態を示す図であり、図76に示した遠位方向に開く一対の開口溝の代わりに一対の遠位ウィンドウを有することが図76に示した実施形態と異なる。
【図96】 ツーステージインターロック機構の別の実施形態を示す長手方向の部分断面図であり、この機構はハンドルハウジングに連結された主要インターロック部材と、カートリッジハウジングの壁の環状溝を具備する二つの相補インターロック部材とを有する。
【図97】 ツーステージインターロック機構の別の実施形態を示す、ライン97−97に沿って得た図96の横断面図であり、この機構はハンドルハウジングに連結された主要インターロック部材と、カートリッジハウジングの壁の環状溝を具備する二つの相補インターロック部材とを有する。
【図98】 ツーステージインターロック機構の更なる別の実施形態を示す長手方向の部分断面図であり、この機構では、主要インターロック部材はカートリッジハウジングに連結され、二つの相補インターロック部材はハンドルハウジングの壁の環状溝を具備する。
【図99】 ツーステージインターロック機構の更なる別の実施形態を示す、ライン99−99に沿って得た図98の横断面図であり、この機構では、主要インターロック部材はカートリッジハウジングに連結され、二つの相補インターロック部材はハンドルハウジングの壁の環状溝を具備する。
【図100】 図55と同様な長手方向の部分断面図であり、可撓性を有するドライブシャフトの近位部分の長さ方向のかなりの長さに亘って焼きばめされた可撓性を有する薄壁管を示す。
【図101】 移動位置にある時の図100のアテレクトミー装置の長手方向の部分断面図であり、長手方向に延長可能な管が最大限に延びた位置にある時でも焼きばめされた薄壁管はカテーテル内へ遠位方向へ延びることを示す。

Claims (127)

  1. ハンドルハウジングと、前記ハンドルハウジングに着脱可能なカートリッジハウジングを備えた交換可能なドライブシャフトカートリッジと、
    前記ハンドルハウジング内に配置された原動機キャリッジにより担持された回転可能な原動機とを具備し、前記原動機キャリッジが前記ハンドルハウジングに対し長手方向に移動可能であり、更に
    前記交換可能なドライブシャフトカートリッジが、
    前記カートリッジハウジングにより担持された遠位端と、前記原動機キャリッジと共に長手方向に移動するために前記原動機キャリッジに対し着脱可能な近位端とを有する長手方向に延長可能な管と、
    前記カートリッジハウジングにより担持された近位端を有する細長いカテーテルと、
    近位部と中間部と遠位部とを有する回転可能な可撓性のドライブシャフトとを具備し、前記近位部が細長いシャンクに取付けられ、前記中間部が主に前記管及び前記カテーテル内に配置され、前記遠位部が前記カテーテルから遠位側に延びていると共に組織切除器具を有しており、更に
    前記ドライブシャフトを前記原動機に対し取り外し可能に取付けるドライブシャフト取付け機構を具備し、前記ドライブシャフト取付け機構が、前記原動機により担持された原動機ソケットと、前記ドライブシャフトの近位端により担持された前記細長いシャンクとを有し、前記シャンクが前記ソケット内に取り外し可能に挿入可能であり、前記シャンク及び前記ソケットの少なくとも一方が半径方向に弾性変形可能であり、
    前記カートリッジハウジングが前記ハンドルハウジングに対し取付け可能であると共に前記ハンドルハウジングから取り外し可能であり、前記長手方向に延長可能な管が前記原動機キャリッジに対し取付け可能であると共に前記原動機キャリッジから取り外し可能であり、前記ドライブシャフトが前記原動機に対し取付け可能であると共に前記原動機から取り外し可能であることにより、前記交換可能なドライブシャフトカートリッジを前記ハンドルハウジングに取付けること及び前記交換可能なドライブシャフトカートリッジを前記ハンドルハウジングから取り外すことを選択的に行うことが可能になる、回転式アテレクトミー装置。
  2. 前記原動機が中空の原動機シャフトを有する請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  3. 前記原動機の中空シャフトが前記原動機ソケットを収容するための凹部を有する請求項2に記載の回転式アテレクトミー装置。
  4. 前記原動機ソケットが半径方向に弾性変形可能である請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  5. 前記ドライブシャフトが前記原動機に取付けられ、前記原動機が前記ハンドルハウジングに対し長手方向に移動されると、前記シャンク及び前記ドライブシャフトの両方が前記ソケット及び前記原動機と共に長手方向に移動するように前記シャンクに対し十分に緊密なしまりばめを形成すべく前記ソケットの内径が選択されている請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  6. 前記ドライブシャフトが前記原動機に取付けられ、前記原動機が回転されると、前記シャンク及び前記ドライブシャフトの両方が前記ソケットと共に回転するように、前記シャンクに対し十分に緊密なしまりばめを形成すべく前記ソケットの内径が選択されている請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  7. 前記長手方向に延長可能な管が二つの細長い入れ子式管からなり、一方の管が前記カートリッジハウジングにより担持された不動の入れ子式管であり、他方の管が移動可能な入れ子式管であり、前記移動可能な入れ子式管が前記不動の入れ子式管により担持されると共に前記不動の入れ子式管に対し長手方向に移動可能であり、前記移動可能な入れ子式管が、前記原動機キャリッジと共に長手方向に移動するために前記原動機キャリッジに着脱可能である請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  8. 前記移動可能な入れ子式管の近位端に対応する遠位当接面を更に具備し、前記遠位当接面が前記シャンクの遠位側に配置されており、前記原動機キャリッジが遠位側に移動されて前記シャンクが前記ソケット内に挿入されると前記シャンクが前記遠位当接面に当接するように、前記遠位当接面が位置決めされている請求項7に記載の回転式アテレクトミー装置。
  9. 前記移動可能な入れ子式管の近位端に対応する遠位当接面が、長手管腔を有するブッシュの近位面であり、前記ドライブシャフトが前記長手管腔内に配置されて回転可能であり、前記ブッシュが前記シャンクの遠位側に前記移動可能な入れ子式管に対し止められる請求項8に記載の回転式アテレクトミー装置。
  10. 前記細長いシャンクが近位部と遠位部とを有し、前記細長いシャンクの遠位部が半径方向外側に延びているフランジを有する請求項7に記載の回転式アテレクトミー装置。
  11. 前記シャンクのフランジがほぼ環状である請求項10に記載の回転式アテレクトミー装置。
  12. 前記移動可能な入れ子式管の近位端に対応する近位当接面を更に具備し、前記近位当接面が前記シャンクのフランジの近位側に配置されており、前記シャンクが前記原動機ソケットから取り外されると前記シャンクのフランジが前記近位当接面に当接する請求項10に記載の回転式アテレクトミー装置。
  13. 前記移動可能な入れ子式管の近位端に止められた当接部材を更に具備し、前記当接部材がフランジを有し、前記移動可能な入れ子式管に対応する前記近位当接面が前記当接部材のフランジの表面である請求項12に記載の回転式アテレクトミー装置。
  14. 前記原動機キャリッジに対し前記長手方向に延長可能な管を着脱するために位置決めされている管取付け機構を更に具備し、前記管取付け機構は、前記原動機キャリッジが遠位側に進められ前記長手方向に延長可能な管に取付けられた後であって前記長手方向に延長可能な管に対し遠位側に前記原動機キャリッジを移動させる圧力が解放された後に前記長手方向に延長可能な管に対し前記原動機キャリッジ及び前記シャンクを近位側に移動させるための弾性位置決め機構を有し、前記弾性位置決め機構が前記長手方向に延長可能な管に対応する当接面から前記シャンクを隔てることにより、前記長手方向に延長可能な管に対し前記シャンクが回転可能になる請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  15. 前記長手方向に延長可能な管が二つの細長い入れ子式管からなり、一方の管が前記カートリッジハウジングにより担持された不動の入れ子式管であり、他方の管が前記不動の入れ子式管により担持されて前記不動の入れ子式管に対し長手方向に移動可能になっている移動可能な入れ子式管であり、前記移動可能な入れ子式管が前記原動機キャリッジと共に長手方向に移動するために前記原動機キャリッジに対し着脱可能である請求項14に記載の回転式アテレクトミー装置。
  16. 前記移動可能な入れ子式管の近位端に対応する遠位当接面及び近位当接面を更に具備し、前記遠位当接面は、前記シャンクが前記原動機ソケット内に挿入されると前記シャンクに当接するように位置決めされており、前記近位当接面は、前記シャンクが前記原動機ソケットから取り外されると前記シャンクに担持されたフランジに当接するように位置決めされており、前記原動機キャリッジが遠位側に進められ前記移動可能な入れ子式管に取付けられた後であって前記移動可能な入れ子式管に対し前記原動機キャリッジを遠位側に移動させる圧力が解放された後に、前記遠位当接面が前記弾性位置決め機構により前記シャンクから隔てられる請求項15に記載の回転式アテレクトミー装置。
  17. 前記弾性位置決め機構が半径方向内側部と半径方向外側部とを備えた弾性位置決めリングを有する請求項15に記載の回転式アテレクトミー装置。
  18. 前記弾性位置決めリングが前記原動機キャリッジに担持され、前記位置決めリングの半径方向外側部が前記原動機キャリッジに対し長手方向に移動するのに抗して止められており、前記位置決めリングの半径方向内側部は、前記原動機キャリッジ及び前記弾性位置決めリングが前記移動可能な入れ子式管上を遠位側に移動せしめられると前記位置決めリングの内側部が近位側に弾性的にそるように前記原動機キャリッジに対し構成されており、前記原動機キャリッジ及び前記弾性位置決めリングを前記移動可能な入れ子式管上において付勢する圧力を排除すると、前記弾性位置決めリングの半径方向内側部は少なくとも部分的にそっていない状態まで戻ると共に前記移動可能な管に対し前記原動機キャリッジ及び前記シャンクを近位側に移動させ、それにより、前記シャンクが前記移動可能な入れ子式管に対応する遠位当接面から隔てられると共に、前記移動可能な入れ子式管に対し前記シャンクが回転可能にされる請求項17に記載の回転式アテレクトミー装置。
  19. 前記弾性位置決めリングが前記移動可能な入れ子式管により担持され、前記位置決めリングの半径方向内側部が前記移動可能な入れ子式管に対し長手方向に移動するのに抗して止められ、前記位置決めリングの半径方向外側部は、前記原動機キャリッジが前記移動可能な入れ子式管に止められている前記弾性位置決めリングを超えて遠位側に移動されると前記位置決めリングの外側部が弾性的に遠位側にそるように構成され、前記弾性位置決めリングを超えて前記原動機キャリッジを付勢する圧力を排除すると、前記弾性位置決めリングの半径方向外側部は少なくとも部分的にそっていない状態まで戻ると共に前記移動可能な入れ子式管に対し前記原動機キャリッジ及び前記シャンクを近位側に移動させ、それにより、前記シャンクが前記移動可能な入れ子式管に対応する遠位当接面から隔てられると共に、前記移動可能な入れ子式管に対し前記シャンクが回転可能にされる請求項17に記載の回転式アテレクトミー装置。
  20. 前記弾性位置決め機構が、前記原動機キャリッジに担持された止め部と、前記移動可能な入れ子式管に対応する相補溝内に前記止め部を半径方向に付勢するように位置決めされたばねとを有する請求項15に記載の回転式アテレクトミー装置。
  21. 前記止め部がボールである請求項20に記載の回転式アテレクトミー装置。
  22. 前記ばねがコイルばねである請求項20に記載の回転式アテレクトミー装置。
  23. 前記ばねが板ばねである請求項20に記載の回転式アテレクトミー装置。
  24. 前記板ばねが前記原動機キャリッジの一部として一体的に形成されている請求項23に記載の回転式アテレクトミー装置。
  25. 前記止め部が前記相補溝と係合した後であって前記長手方向に延長可能な管に対し前記原動機キャリッジを遠位側に移動させる圧力が解放された後に前記移動可能な入れ子式管に対し前記原動機キャリッジ及び前記シャンクを近位側に移動させるために前記止め部と前記原動機キャリッジとの間に長手方向に位置決めされた長手方向ばねを更に有する請求項20に記載の回転式アテレクトミー装置。
  26. 前記長手方向に延長可能な管を前記原動機キャリッジに対し取り外し可能に取付けるように位置決めされた管取付け機構を更に有し、前記管取付け機構が前記原動機キャリッジ及び前記長手方向に延長可能な管に対応する相補的なカム表面を有し、少なくとも一方のカム表面が半径方向に弾性変形可能な部材により担持され、遠位側の圧力が前記長手方向に延長可能な管に対し前記原動機キャリッジを最も遠位側の位置まで遠位側に移動させるとその遠位側の圧力によりカム表面が互いに摺動して前記半径方向に弾性変形可能な部材が半径方向外側にそらされるようにそれらのカム表面が向けられている請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  27. 前記半径方向に弾性変形可能な部材が前記原動機キャリッジにより担持されている請求項26に記載の回転式アテレクトミー装置。
  28. 前記半径方向に弾性変形可能な部材が止め部を備えた遠位側に延びている弾性変形可能なフィンガーからなり、前記止め部が前記原動機キャリッジに対応するカム表面を画定している請求項27に記載の回転式アテレクトミー装置。
  29. 前記原動機キャリッジに対応するカム表面が遠位側であって外側に面取りされている請求項26に記載の回転式アテレクトミー装置。
  30. 前記長手方向に延長可能な管に対応するカム表面が遠位側であって外側に面取りされている請求項26に記載の回転式アテレクトミー装置。
  31. 前記長手方向に延長可能な管に対応するカム表面が半径方向内側に延びている溝の遠位部を有する請求項30に記載の回転式アテレクトミー装置。
  32. 前記管取付け機構が前記原動機キャリッジに対応する複数の半径方向に弾性変形可能な部材を有し、各半径方向に弾性変形可能な部材が止め部を備えた遠位側に延びているフィンガーを有し、前記止め部が前記原動機キャリッジに対応するカム表面を画定している請求項26に記載の回転式アテレクトミー装置。
  33. 前記管取付け機構が少なくとも三つの半径方向に弾性変形可能な部材を有する請求項26又は32に記載の回転式アテレクトミー装置。
  34. 前記原動機キャリッジに対し前記長手方向に延長可能な管を取り外し可能に取付けるために位置決めされた管取付け機構を更に具備し、前記管取付け機構が前記原動機キャリッジ及び前記長手方向に延長可能な管に対応する相補的なカム表面を有し、少なくとも一方のカム表面が半径方向に弾性変形可能な部材により担持され、前記原動機キャリッジが前記長手方向に延長可能な管に対し最も遠位側の位置まで進められた後であって前記原動機キャリッジを前記長手方向に延長可能な管に対し遠位側に移動させる圧力が解放された後に前記半径方向に弾性変形可能な部材が変形していない状態まで戻ろうとしてカム表面が互いに摺動して長手方向に移動し、それにより、前記原動機キャリッジ及び前記ドライブシャフトのシャンクが前記長手方向に延長可能な管に対し近位側に移動されるように、カム表面が向けられている請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  35. 前記長手方向に延長可能な管を前記原動機キャリッジに対し取り外し可能に取付けるために位置決めされた管取付け機構を更に具備し、前記管取付け機構が前記原動機キャリッジに担持された一つ以上の半径方向に弾性変形可能な部材を有し、前記原動機キャリッジに対し前記長手方向に延長可能な管を取り外し可能に取付けるために前記半径方向に弾性変形可能な部材の寸法及び位置が決定されている請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  36. 各半径方向に弾性変形可能な部材が止め部を備えた遠位側に延びているフィンガーを有し、前記止め部は前記長手方向に延長可能な管に対応する相補溝内に収容可能である請求項35に記載の回転式アテレクトミー装置。
  37. 前記長手方向に延長可能な管を前記原動機キャリッジに対し取り外し可能に取付けるために位置決めされた管取付け機構を更に具備し、前記管取付け機構が前記原動機キャリッジ及び前記長手方向に延長可能な管に対応する相補的な近位カム表面を有し、少なくとも一方の近位カム表面が半径方向に弾性変形可能な部材により担持されており、前記原動機キャリッジが前記長手方向に延長可能な管に取付けられると、前記カートリッジハウジング及び前記原動機キャリッジが互いに離れるように相対移動することにより、近位カム表面が互いに対し摺動して長手方向に移動して近位カム表面が互いに係合離脱し、それにより、前記原動機キャリッジを前記長手方向に延長可能な管から取り外すことが可能になるように、近位カム表面が互いに向けられている請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  38. 前記細長いシャンクが長手軸線を有すると共に遠位部及び近位部を有し、前記細長いシャンクの近位部が前記シャンクの長手軸線にほぼ平行な少なくとも一つの平坦面を有する請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  39. 前記シャンクの近位部が前記シャンクの長手軸線にほぼ平行な二つ以上の平坦面を有する請求項38に記載の回転式アテレクトミー装置。
  40. 前記細長いシャンクの近位部の外周が二つ以上の平坦面と二つ以上のほぼ円筒形の円筒面とからなる請求項38に記載の回転式アテレクトミー装置。
  41. 前記シャンクの近位部が前記シャンクの長手軸線にほぼ平行な四つ以上の平坦面を有する請求項38に記載の回転式アテレクトミー装置。
  42. 前記細長いシャンクの近位部の外周が四つ以上の平坦面と四つ以上のほぼ円筒形の円筒面とからなる請求項38に記載の回転式アテレクトミー装置。
  43. 前記細長いシャンクの近位部がほぼ円錐台形状の近位端を有する請求項38に記載の回転式アテレクトミー装置。
  44. 前記細長いシャンクの遠位端が半径方向外側に延びているフランジを有する請求項38に記載の回転式アテレクトミー装置。
  45. 前記シャンクの外周の少なくとも一部の横断面が非円形である請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  46. 前記ドライブシャフトを止めることができる中央管腔を前記シャンクが有する請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  47. 前記ドライブシャフトの近位部の少なくとも一部のまわりに配置されたある長さの可撓性管を更に有する請求項46に記載の回転式アテレクトミー装置。
  48. 前記シャンクの中央管腔が遠位部及び近位部を有し、その遠位部の直径がその近位部の直径よりも大きく、前記ある長さの可撓性管の一部が前記シャンクの管腔の遠位部内に配置されている請求項47に記載の回転式アテレクトミー装置。
  49. 前記原動機キャリッジが作動位置の範囲からキャリッジ拘束位置まで遠位側に移動可能であり、前記原動機キャリッジのキャリッジ拘束位置は、前記カートリッジハウジングが前記ハンドルハウジングに取付けられると、前記原動機キャリッジをキャリッジ拘束位置まで進めることにより前記原動機キャリッジが前記シャンク及び前記長手方向に延長可能な管に対し十分に遠位側まで確実に移動し、その結果、前記ドライブシャフトのシャンクが前記原動機ソケット内に挿入され前記移動可能な入れ子式管が前記原動機キャリッジに取付けられるように、前記ハンドルハウジング内に位置決めされている請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  50. 前記原動機キャリッジが作動位置の範囲からキャリッジ拘束位置まで進むのを禁止するために、前記ハンドルハウジングに対応するキャリッジ拘束機構を更に具備する請求項49に記載の回転式アテレクトミー装置。
  51. 前記キャリッジ拘束機構が前記原動機キャリッジと前記ハンドルハウジングとの間に係合離脱可能な機械的なリンクを有する請求項50に記載の回転式アテレクトミー装置。
  52. 前記係合離脱可能な機械的なリンクが止め部とその止め部と係合可能な相補部材とを有する請求項51に記載の回転式アテレクトミー装置。
  53. 前記ハンドルハウジングがその対向壁により画定される細長いスロットを有し、前記キャリッジが前記ハンドルハウジングの細長いスロットの対向壁の間において半径方向外側に延びているシャフトを有する請求項52に記載の回転式アテレクトミー装置。
  54. 前記止め部が前記ハンドルハウジングの細長いスロット内の狭められた部分からなる請求項53に記載の回転式アテレクトミー装置。
  55. 前記キャリッジから外側に延びているシャフトの直径が、前記ハンドルハウジングの細長いスロット内の狭められた部分の幅よりも大きい請求項54に記載の回転式アテレクトミー装置。
  56. 前記キャリッジから外側に延びているシャフトがそのまわりに配置されたカラーを有し、そのカラーの直径が前記ハンドルハウジングの細長いスロット内の狭められた部分の幅よりも大きい請求項54に記載の回転式アテレクトミー装置。
  57. 前記細長いスロットの狭められた部分は、前記キャリッジのシャフトが前記細長いスロットの狭められた部分内に付勢されるとその狭められた部分が弾性的に広がることにより前記キャリッジのシャフトがその狭められた部分の間を通過できるように構成されている請求項55又は56に記載の回転式アテレクトミー装置。
  58. 前記ハンドルハウジングが前記細長いスロットの遠位端から遠位側に延びているリリーフスロットを有する請求項53に記載の回転式アテレクトミー装置。
  59. 前記ハンドルハウジングに対し前記カートリッジハウジングを取り外し可能に取付けるためのワンステージインターロック機構を更に具備する請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  60. 前記カートリッジハウジング及び前記ハンドルハウジングの両方がほぼ筒形の管からなり、一方の筒形の管の少なくとも一部が他方の筒形の管内に入れ子式に収容可能である請求項59に記載の回転式アテレクトミー装置。
  61. 前記インターロック機構が前記カートリッジハウジングにより担持され半径方向内側に延びている環状の肩部を有し、前記肩部が前記ハンドルハウジングにより担持され半径方向外側に延びているタブからなる相補的なインターロック部材とインターロック可能である請求項59に記載の回転式アテレクトミー装置。
  62. 前記ハンドルハウジングに担持された相補的なインターロック部材が周方向対向する位置に配置され半径方向外側に延びている一対のタブからなる請求項61に記載の回転式アテレクトミー装置。
  63. 前記カートリッジハウジングの環状の肩部を楕円形まで押圧し、その肩部を前記ハンドルハウジングのタブを超えて遠位側に移動させることにより前記インターロック機構が解放される請求項62に記載の回転式アテレクトミー装置。
  64. 前記ハンドルハウジングに対し前記カートリッジハウジングを取り外し可能に取付けるためのツーステージインターロック機構を更に具備する請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  65. 前記ツーステージインターロック機構が近位側ステージと遠位側ステージとを有する請求項64に記載の回転式アテレクトミー装置。
  66. 前記ツーステージインターロック機構が、前記カートリッジハウジング及び前記ハンドルハウジングの一方に担持された主要インターロック部材と、前記カートリッジハウジング及び前記ハンドルハウジングの他方により担持された二つの相補インターロック部材とを有し、前記二つの相補インターロック部材は、前記主要インターロック部材がいずれか一方の相補インターロック部材と選択的にインターロック可能なように長手方向に互いに間隔を隔てられている請求項65に記載の回転式アテレクトミー装置。
  67. 前記主要インターロック部材が前記カートリッジハウジングにより担持され、前記二つの相補インターロック部材が前記ハンドルハウジングにより担持されている請求項66に記載の回転式アテレクトミー装置。
  68. 前記二つの相補インターロック部材が近位相補インターロック部材と遠位相補インターロック部材とからなり、前記近位相補インターロック部材が前記ツーステージインターロック機構の近位ステージに対応しており、前記遠位相補インターロック部材が前記ツーステージインターロック機構の遠位ステージに対応している請求項67に記載の回転式アテレクトミー装置。
  69. 前記近位相補インターロック部材と前記遠位相補インターロック部材との間の長手方向距離は、前記ハンドルハウジングから前記カートリッジハウジングを取り外す工程中に前記主要インターロック部材が前記遠位相補インターロック部材とインターロックすると前記原動機キャリッジがその近位側移動限界まで移動することにより、前記ドライブシャフトのシャンクが前記原動機ソケットから引き抜かれ前記長手方向に延長可能な管が前記原動機キャリッジから取り外されるように十分に長くされている請求項68に記載の回転式アテレクトミー装置。
  70. 前記カートリッジハウジングが内側管と外側管とを有し、前記内側管が前記外側管とほぼ同軸であって前記ハンドルハウジング内に入れ子式に収容可能である請求項69に記載の回転式アテレクトミー装置。
  71. 前記カートリッジハウジングの外側管が前記主要インターロック部材を担持している請求項70に記載の回転式アテレクトミー装置。
  72. 前記カートリッジハウジングの外側管が前記内側管よりも短い請求項70に記載の回転式アテレクトミー装置。
  73. 前記主要インターロック部材が半径方向内側に延びている環状の肩部からなる請求項71に記載の回転式アテレクトミー装置。
  74. 前記環状の肩部の内径は、前記環状の肩部が楕円形まで押圧されうるように前記内側管の外径よりも十分に大きい請求項73に記載の回転式アテレクトミー装置。
  75. 前記近位相補インターロック部材が前記ハンドルハウジングにより担持された半径方向外側に延びているタブからなり、前記カートリッジハウジングの環状の肩部を楕円形まで押圧すると共にその肩部を前記タブを超えて遠位側に移動させることにより前記ツーステージインターロック機構の近位ステージが解放可能とされるようになっている請求項74に記載の回転式アテレクトミー装置。
  76. 前記遠位相補インターロック部材が前記ハンドルハウジングにより担持された半径方向外側に延びているタブからなり、前記カートリッジハウジングの環状の肩部を楕円形まで押圧すると共にその肩部を前記タブを超えて遠位側に移動させることにより前記ツーステージインターロック機構の各ステージが解放可能とされるようになっている請求項75に記載の回転式アテレクトミー装置。
  77. 前記遠位インターロック部材が前記ハンドルハウジングにより担持された半径方向外側に延びている一対のタブからなり、そのタブが前記カートリッジハウジングの環状の肩部を収容するのに十分な長手方向幅を有する溝を画定するために長手方向に互いに間隔を隔てられており、前記ハンドルハウジングから前記カートリッジハウジングを取り外す工程中に前記カートリッジハウジングの環状の肩部が前記溝内に収容されると、その環状の肩部が前記溝を画定している近位タブ及び遠位タブの間において把持されるようになっている請求項75に記載の回転式アテレクトミー装置。
  78. 前記近位相補インターロック部材が、前記ハンドルハウジングによって担持されていて周方向に対向する一対の半径方向外側に延びているタブから構成され、それにより、前記カートリッジハウジングの前記環状の肩部を楕円形に圧縮して前記肩部を前記タブを超えて遠位側へと移動させることによって、前記ツーステージインターロック機構の近位ステージが解放可能になる請求項74に記載の回転式アテレクトミー装置。
  79. 前記ハンドルハウジングの壁部が一対の近位窓部を有しており、これら近位窓部は周方向に互いに対向していて、前記近位インターロック部材を具備する前記タブの間に位置しており、前記近位窓部が前記カートリッジハウジングの前記環状の肩部を楕円形に圧縮できる請求項78に記載の回転式アテレクトミー装置。
  80. 前記遠位相補インターロック部材が、前記ハンドルハウジングによって担持されていて周方向に対向する一対の半径方向外側に延びているタブから構成され、それにより、前記カートリッジハウジングの前記環状の肩部を楕円形に圧縮して前記肩部を前記タブを超えて遠位側へと移動させることによって、前記ツーステージインターロック機構の各ステージが解放可能になる請求項78に記載の回転式アテレクトミー装置。
  81. 前記遠位相補インターロック部材が、前記ハンドルハウジングによって担持されている一対の半径方向外側に延びているタブから構成されており、前記タブは互いに長手方向に離間されていて溝を形成しており、前記溝は前記カートリッジハウジングの前記環状の肩部を収容するのに十分な長手方向幅を有しており、それにより前記カートリッジハウジングを前記ハンドルハウジングから取り外す工程中に前記カートリッジハウジングの前記環状の肩部が前記溝内に収容されるときに、前記環状の肩部は前記溝を形成する前記近位タブと前記遠位タブとの間で把持されるようになる請求項80に記載の回転式アテレクトミー装置。
  82. 前記遠位相補インターロック部材が、前記ハンドルハウジングに担持されている二対の半径方向外側に延びているタブから構成されており、前記タブの各対が溝を形成しており、前記溝は前記カートリッジハウジングの前記環状の肩部を収容するのに十分な長手方向幅を有している請求項81に記載の回転式アテレクトミー装置。
  83. 前記タブによって形成される前記二つの溝が互いに長手方向に位置合わせされて互いに周方向に対向しており、それにより、前記カートリッジハウジングを前記ハンドルハウジングから取り外す工程中に前記カートリッジハウジングの前記環状の肩部が前記溝内に収容されるときに、前記環状の肩部は前記溝を形成する前記近位タブと前記遠位タブとの間で把持されるようになる請求項82に記載の回転式アテレクトミー装置。
  84. 前記ハンドルハウジングの壁部が一対の遠位窓部を有しており、これら遠位窓部は周方向に互いに対向していて、前記遠位インターロック部材を具備する前記タブの間に位置しており、前記遠位窓部は前記カートリッジハウジングの前記環状の肩部を楕円形に圧縮できる請求項80または82に記載の回転式アテレクトミー装置。
  85. 前記ハンドルハウジングの前記壁部が一対の遠位開放凹部を有しており、これら遠位開放凹部は周方向に互いに対向していて、前記遠位インターロック部材を具備する前記タブの間に配置されており、前記遠位開放凹部は前記カートリッジハウジングの前記環状の肩部を楕円形に圧縮できる請求項80または82に記載の回転式アテレクトミー装置。
  86. 前記近位相補インターロック部材の前記タブと前記遠位相補インターロック部材の前記タブとが長手方向に互いに離間されていて、周方向に互いに約90度に位置決めされており、それにより、前記カートリッジハウジングを前記ハンドルハウジングから取り外す工程中に前記カートリッジハウジングの前記環状の肩部を、前記近位相補インターロック部材を具備するタブを超えて遠位側へと移動させるべき第一回目と、前記遠位相補インターロック部材を具備するタブを超えて遠位側へと移動させるべき第二回目との少なくとも二回ほど楕円形に圧縮する必要がある請求項80または82に記載の回転式アテレクトミー装置。
  87. 前記主要インターロック部材が、前記ハンドルハウジングに対応する半径方向内側に延びているタブから構成されており、前記二つの相補インターロック部材のそれぞれが、前記カートリッジハウジングの外面に形成されている半径方向内側に延びている環状溝から構成されており、前記溝のそれぞれが前記半径方向内側に延びているタブと共にインターロックするのに十分な長手方向幅を有している請求項66に記載の回転式アテレクトミー装置。
  88. 前記二つの相補インターロック部材が、近位相補インターロック部材および遠位相補インターロック部材から構成されており、前記近位相補インターロック部材は前記ツーステージインターロック機構の前記近位ステージに対応しており、前記遠位相補インターロック部材が前記ツーステージインターロック機構の前記遠位ステージに対応している請求項87に記載の回転式アテレクトミー装置。
  89. 前記近位相補インターロック部材と前記遠位相補インターロック部材との間の前記長手方向距離が、交換可能な前記カートリッジを前記ハンドルハウジングから取り外す工程中に前記主要インターロック部材が前記近位相補インターロック部材と共にインターロックするときに、前記原動機キャリッジがその原動機キャリッジの近位側限界まで移動することによって、前記ドライブシャフトのシャンクが前記原動機ソケットから引き出され、前記長手方向に延長可能な管が前記原動機キャリッジから分離される請求項88に記載の回転式アテレクトミー装置。
  90. 前記カートリッジハウジングと前記ハンドルハウジングとの両方が略円筒形状管から構成されており、前記カートリッジハウジングの少なくとも一部を前記ハンドルハウジング内に入れ子式に収容できる請求項89に記載の回転式アテレクトミー装置。
  91. 前記半径方向内側に延びているタブが前記ハンドルハウジングに固定される環状のカラーによって担持され、前記環状のカラーの少なくとも一部分が前記ハンドルハウジングから遠位側へと延びている請求項90に記載の回転式アテレクトミー装置。
  92. 前記タブを担持する前記環状のカラーが、前記環状のカラーを楕円形に圧縮して前記タブを前記溝から分離できるのに十分であって前記カートリッジハウジングの外径よりも大きい内径を有している請求項91に記載の回転式アテレクトミー装置。
  93. 前記主要インターロック部材が、周方向に対向する一対の半径方向内側に延びているタブから構成されており、前記環状のカラーを楕円形に圧縮することによって、前記ツーステージインターロック機構の各ステージが解放可能となり、それにより、前記タブは前記カートリッジハウジング内の前記溝から分離し、前記カートリッジハウジングを前記ハンドルハウジングに対し遠位側へと移動できるようになる請求項92に記載の回転式アテレクトミー装置。
  94. 前記主要インターロック部材が、前記カートリッジハウジングに対応する半径方向内側に延びているタブから構成されており、前記二つの相補インターロック部材のそれぞれが前記ハンドルハウジングの壁部内の半径方向内側に延びている環状溝から構成されており、前記溝のそれぞれが前記半径方向内側に延びているタブと共にインターロックするのに十分な長手方向幅を有している請求項66に記載の回転式アテレクトミー装置。
  95. 前記二つの相補インターロック部材が前記近位相補インターロック部材および前記遠位相補インターロック部材から構成されており、前記近位相補インターロック部材が前記ツーステージインターロック機構の前記近位ステージに対応しており、前記遠位相補インターロック部材が前記ツーステージインターロック機構の前記遠位ステージに対応している請求項94に記載の回転式アテレクトミー装置。
  96. 前記近位相補インターロック部材および前記遠位相補インターロック部材の間の長手方向距離が、交換可能な前記カートリッジを前記ハンドルハウジングから取り外す工程中に前記主要インターロック部材が前記遠位相補インターロック部材と共にインターロックするときに、前記原動機キャリッジがその原動機キャリッジの近位側限界まで移動することによって、前記ドライブシャフトのシャンクが前記原動機ソケットから引き出され、前記長手方向に延長可能な管が前記原動機キャリッジから分離される請求項95に記載の回転式アテレクトミー装置。
  97. 前記ハンドルハウジングと前記カートリッジハウジングとの両方が略円筒形状管から構成されており、前記ハンドルハウジングの少なくとも一部を前記カートリッジハウジング内に入れ子式に収容できる請求項96に記載の回転式アテレクトミー装置。
  98. 前記半径方向内側に延びているタブが前記カートリッジハウジングに固定される環状のカラーによって担持され、前記環状のカラーの少なくとも一部分が前記カートリッジハウジングから近位側へと延びる請求項97に記載の回転式アテレクトミー装置。
  99. 前記タブを担持する前記環状のカラーが、前記環状のカラーを楕円形に圧縮して前記タブを前記溝から分離できるのに十分であって前記ハンドルハウジングの外径よりも大きい内径を有している請求項98に記載の回転式アテレクトミー装置。
  100. 前記主要インターロック部材が、周方向に対向する一対の半径方向内側に延びているタブから構成されており、前記環状のカラーを楕円形に圧縮することによって、前記ツーステージインターロック機構の各ステージが解放可能となり、それにより、前記タブが前記溝から分離して、前記カートリッジハウジングを前記ハンドルハウジングに対して遠位側へと移動できる請求項99に記載の回転式アテレクトミー装置。
  101. 前記交換可能なドライブシャフトカートリッジに取付けられていて前記ドライブシャフトカートリッジのドライブシャフト管腔に流体連通している可撓性流体供給管をさらに具備し、前記ドライブシャフト管腔が前記カテーテルの管腔と前記長手方向に延長可能な管の管腔とによって形成されている請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  102. 前記ドライブシャフト管腔が前記ドライブシャフトの長手のほとんどの部分を収容する請求項101に記載の回転式アテレクトミー装置。
  103. 可撓薄壁管が前記ドライブシャフトのシャンクの遠位端から前記長手方向に延長可能な管の遠位端の遠位側に位置する場所まである長さのドライブシャフトに沿って延びている請求項101に記載の回転式アテレクトミー装置。
  104. 前記可撓薄壁管は、前記流体供給管が流体を前記ドライブシャフト管腔まで供給する場所を越えて遠位側へと延びている請求項103に記載の回転式アテレクトミー装置。
  105. 前記可撓薄壁管は、前記カテーテルの近位端部内まで遠位側へと延びている請求項103に記載の回転式アテレクトミー装置。
  106. 前記可撓薄壁管が熱収縮性管である請求項103に記載の回転式アテレクトミー装置。
  107. 前記可撓薄壁管が熱収縮性のポリエステル製管である請求項103に記載の回転式アテレクトミー装置。
  108. 前記流体供給管が、前記交換可能なドライブシャフトカートリッジの外側に位置する流体源から流体を供給する請求項101に記載の回転式アテレクトミー装置。
  109. 前記流体供給管が、前記ドライブシャフトのシャンクの遠位側に位置する前記交換可能なドライブシャフトカートリッジに取付けられている請求項101に記載の回転式アテレクトミー装置。
  110. 前記流体供給管が、前記ドライブシャフトのシャンクの遠位側であって前記カテーテルの近位側に位置する前記交換可能なドライブシャフトカートリッジに取付けられている請求項101に記載の回転式アテレクトミー装置。
  111. 前記流体供給管が、前記原動機キャリッジの遠位側に位置する前記交換可能なドライブシャフトカートリッジに取付けられている請求項101に記載の回転式アテレクトミー装置。
  112. 前記流体供給管が、前記原動機キャリッジの遠位側であって前記カテーテルの近位側に位置する前記交換可能なドライブシャフトカートリッジに取付けられている請求項101に記載の回転式アテレクトミー装置。
  113. 前記流体供給管が、前記長手方向に延長可能な管の遠位側であって前記カテーテルの近位側に位置する前記交換可能なドライブシャフトカートリッジに取付けられている請求項101に記載の回転式アテレクトミー装置。
  114. 前記流体供給管が、前記長手方向に延長可能な管の遠位端に隣接する前記交換可能なドライブシャフトカートリッジに取付けられている請求項101に記載の回転式アテレクトミー装置。
  115. 前記流体供給管が、前記カートリッジハウジングの遠位端に隣接する前記カートリッジハウジングに取付けられている請求項101に記載の回転式アテレクトミー装置。
  116. 前記流体供給管が、前記カートリッジハウジングの遠位端部材に取付けられている請求項101に記載の回転式アテレクトミー装置。
  117. 前記長手方向に延長可能な管が少なくとも二つの入れ子式管を有する請求項101に記載の回転式アテレクトミー装置。
  118. 前記流体供給管が、少なくとも一つの入れ子式管の遠位側に位置する前記交換可能なドライブシャフトカートリッジに取付けられている請求項117に記載の回転式アテレクトミー装置。
  119. 前記流体供給管が全ての入れ子式管の遠位側に位置する前記交換可能なドライブシャフトカートリッジに取付けられている請求項117に記載の回転式アテレクトミー装置。
  120. 前記流体供給管が、少なくとも一つの入れ子式管の遠位側であって前記カテーテルの近位側に位置する前記交換可能なドライブシャフトカートリッジに取付けられている請求項117に記載の回転式アテレクトミー装置。
  121. 前記流体供給管が前記カテーテルの近位側に位置する前記カートリッジハウジングに取付けられている請求項117に記載の回転式アテレクトミー装置。
  122. 前記原動機キャリッジが、前記原動機キャリッジを遠位側へと移動させて前記長手方向に延長可能な管に取付けるときに、前記長手方向に延長可能な管を前記原動機キャリッジの内部に案内するためのテーパ付き入口部を有している請求項1に記載の回転式アテレクトミー装置。
  123. ハンドルハウジングと、
    交換可能なドライブシャフトカートリッジとを具備し、前記交換可能なドライブシャフトカートリッジは、
    前記ハンドルハウジングに取外し可能に取付けできるカートリッジハウジングと、
    前記カートリッジハウジングに担持される近位端を有する細長いカテーテルと、
    前記カテーテル内に概ね配置される回転可能な可撓性ドライブシャフトとを有しており、該回転可能な可撓性ドライブシャフトは、前記回転可能な可撓性ドライブシャフトの遠位端付近に配置された組織切除器具を有しており、更に
    前記カートリッジハウジングを前記ハンドルハウジングに取外し可能に取付けているツーステージインターロック機構と、
    前記ハンドルハウジング内に配置された原動機キャリッジによって担持されている回転可能な原動機とを具備し、前記原動機キャリッジは前記ハンドルハウジングに対し長手方向に移動でき、更に
    前記ドライブシャフトを前記原動機に取外し可能に取付けるドライブシャフト取付け機構を具備し、
    前記カートリッジハウジングを前記ハンドルハウジングに取付けると共に前記ハンドルハウジングから取り外し可能であり、前記ドライブシャフトを前記原動機に取付けると共に前記原動機から取り外し可能であることにより、前記交換可能なドライブシャフトカートリッジを前記ハンドルハウジングに取付けること及び前記ハンドルハウジングから取り外すことを選択的に行うことができるようにした回転式アテレクトミー装置。
  124. ハンドルハウジングと、
    前記ハンドルハウジング内に配置される原動機キャリッジによって担持される回転可能な原動機とを具備し、前記原動機キャリッジは前記ハンドルハウジングに対し長手方向に移動でき、更に
    交換可能なドライブシャフトカートリッジを具備し、該交換可能なドライブシャフトカートリッジが、
    前記ハンドルハウジングに取外し可能に取付けできるカートリッジハウジングと、
    長手方向に延長可能な管とを有し、該長手方向に延長可能な管は、前記カートリッジハウジングによって担持される遠位端と、前記原動機キャリッジと共に長手方向に移動するために前記原動機キャリッジに取外し可能に取付けできる近位端とを有しており、更に
    前記カートリッジハウジングによって担持される近位端を有する細長いカテーテルと、
    近位部、中間部および遠位部を有する回転可能な可撓性ドライブシャフトとを有し、前記中間部は前記長手方向に延長可能な管および前記カテーテル内に主に配置されており、前記遠位部は前記カテーテルから遠位側へと延びていて組織切除器具を有しており、更に
    前記ドライブシャフトの近位部を前記原動機に取外し可能に取付けるドライブシャフト取付け機構を具備する回転式アテレクトミー装置。
  125. 組織切除器具を有する交換可能なドライブシャフトカートリッジを回転式アテレクトミー装置のハンドルハウジング部分に取付ける取付け方法において、
    原動機キャリッジによって担持される回転可能な原動機を有するハンドルハウジングを供給する工程を含み、前記原動機キャリッジは前記ハンドルハウジングに対して長手方向に移動できて遠位側に対面する原動機ソケットを有しており、更に
    交換可能なドライブシャフトカートリッジを供給する工程を含み、該交換可能なドライブシャフトカートリッジは、
    前記ハンドルハウジングに取外し可能に取付けできるカートリッジハウジングと、
    長手方向に延長可能な管とを有し、該長手方向に延長可能な管は前記カートリッジハウジングによって担持される遠位端と、前記原動機キャリッジと共に長手方向に移動するために前記原動機キャリッジに取外し可能に取付けできる近位端とを有しており、更に
    近位部と遠位部とを有する回転可能な可撓性ドライブシャフトを有し、前記近位部は、前記原動機ソケットに取外し可能に取付けできる細長いシャンクに取付けられており、前記可撓性ドライブシャフトの遠位部は組織切除器具を有しており、更に
    前記カートリッジハウジングを前記ハンドルハウジングに対して近位側へと移動させることによって、前記カートリッジハウジングを前記ハンドルハウジングに取付ける工程と、
    前記原動機キャリッジを前記長手方向に延長可能な管及び前記シャンクに対して遠位側へと移動させることにより、前記長手方向に延長可能な管を前記原動機キャリッジに連結させると共に前記シャンクを前記原動機ソケット内に挿入させる工程とを含む取付け方法。
  126. 組織切除器具を有する交換可能なドライブシャフトカートリッジを回転式アテレクトミー装置から取り外す取り外し方法において、
    原動機キャリッジによって担持される回転可能な原動機を有するハンドルハウジングを供給する工程を含み、前記原動機キャリッジは前記ハンドルハウジングに対して長手方向に移動できて遠位側に対面する原動機ソケットを有しており、更に
    交換可能なドライブシャフトカートリッジを供給する工程を含み、該交換可能なドライブシャフトカートリッジは、
    前記ハンドルハウジングに取外し可能に取付けできるカートリッジハウジングと、
    長手方向に延長可能な管とを有しており、該長手方向に延長可能な管は前記カートリッジハウジングによって担持される遠位端と、前記原動機キャリッジと共に長手方向に移動するために前記原動機キャリッジに取外し可能に取付けられている近位端とを有しており、更に
    近位部と遠位部とを有する回転可能な可撓性ドライブシャフトを有し、前記近位部は前記原動機ソケットに取外し可能に取付けできる細長いシャンクに取付けられており、前記可撓性ドライブシャフトの遠位部は組織切除器具を有しており、更に
    前記カートリッジハウジングを前記ハンドルハウジングに対して遠位側へと移動させることによって、前記カートリッジハウジングを前記ハンドルハウジングから少なくとも部分的に取り外す工程と、
    前記原動機キャリッジを前記長手方向に延長可能な管及び前記シャンクとに対して近位側へと移動させることによって、前記長手方向に延長可能な管を前記原動機キャリッジから分離すると共に前記シャンクを前記原動機ソケットから取り外す取り外し方法。
  127. 組織切除器具を有する一の交換可能なドライブシャフトカートリッジを回転式アテレクトミー装置から取り外し、その交換可能なドライブシャフトカートリッジを他の組織切除器具を有する他の交換可能なドライブシャフトカートリッジに置き換える置換方法において、
    原動機キャリッジによって担持される回転可能な原動機を有するハンドルハウジングを供給する工程を含み、前記原動機キャリッジは前記ハンドルハウジングに対して長手方向に移動可能であって、遠位側に対面する原動機ソケットを有しており、更に
    第一の交換可能なドライブシャフトカートリッジを供給する工程を含み、該第一の交換可能なドライブシャフトカートリッジは、
    前記ハンドルハウジングに取外し可能に取付けできるカートリッジハウジングと、
    長手方向に延長可能な管とを有し、該長手方向に延長可能な管は前記カートリッジハウジングによって担持される遠位端と、前記原動機キャリッジと共に長手方向に移動するために前記原動機キャリッジに取外し可能に取付けられている近位端とを有しており、更に
    近位部と遠位部とを有する回転可能な可撓性ドライブシャフトを有し、前記近位部は、前記原動機ソケットに取外し可能に取付けできる細長いシャンクに取付けられており、前記可撓性ドライブシャフトの遠位部は組織切除器具を有しており、更に
    前記カートリッジハウジングを前記ハンドルハウジングに対して遠位側に移動させることによって、前記カートリッジハウジングを前記ハンドルハウジングから少なくとも部分的に取り外す工程と、
    前記原動機キャリッジを前記長手方向に延長可能な管及び前記シャンクに対して近位側に移動させることによって、前記長手方向に延長可能な管を前記原動機キャリッジから分離すると共に前記シャンクを前記原動機ソケットから取り外す工程と、
    第二の交換可能なドライブシャフトカートリッジを供給する工程とを含み、該第二の交換可能なドライブシャフトカートリッジは、
    前記ハンドルハウジングに取外し可能に取付けられた第二のカートリッジハウジングと、
    第二の長手方向に延長可能な管とを有し、該第二の長手方向に延長可能な管は、第二のカートリッジハウジングによって担持される遠位端と、前記原動機キャリッジと共に長手方向に移動するために前記原動機キャリッジに取外し可能に取付けできる近位端とを有しており、更に
    近位部と遠位部とを有する第二の回転可能な可撓性ドライブシャフトを有し、その近位部は、前記原動機ソケットに取外し可能に取付けできる第二の細長いシャンクに取付けられており、前記第二の可撓性ドライブシャフトの遠位部は第二の組織切除器具を有しており、更に
    前記第二のカートリッジハウジングを前記ハンドルハウジングに対して近位側に移動させることによって、前記第二のカートリッジハウジングを前記ハンドルハウジングに取付ける工程と、
    前記原動機キャリッジを前記第二の長手方向に延長可能な管及び前記第二のシャンクに対して遠位側へと移動させることによって、前記第二の長手方向に延長可能な管を前記原動機キャリッジに連結させると共に前記第二のシャンクを前記原動機ソケット内に挿入させる工程とを含む置換方法。
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