JP4124843B2 - Drainage collecting pipe joint and disappearance model for producing the pipe joint - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばマンション等の中高層建築物における排水経路に用いられる管継手であって、排水立て管に例えば大便器排水用あるいは雑排水用の横枝管を接続するための排水集合管継手(以下、単に「管継手」とも言う)および該管継手を製作するための消失模型に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の管継手は、各階において別々の横枝管を経て排水される大便器排水や雑排水(台所や浴槽等からの排水)を一本の排水立て管に流入させるため、複数の横枝管受け口を備えている。このため、例えば図7に示すように通常平面的に見て相互に直交する位置に配置される2箇所の受け口50,51のうち一方の受け口50を経て大量の大便器排水Hが流入すると、この大便器排水Hは流入方向前方の管内壁に衝突して左右に分岐し、この分岐した大便器排水hがもう一方の受け口である雑排水用の受け口51に逆流する問題が発生していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、未だこの逆流の問題を積極的に解消しようする試みはなされていない。特に、近年この種の管継手のコンパクト化(横枝管受け口が配置される胴部の小径化)が図られている中、この逆流の問題は以前にも増して解決すべき課題としてクローズアップされてきている。そこで、本発明は、横枝管から流入した排水(主として大便器排水)が、他の横枝管受け口(主として雑排水用受け口)に逆流することをより確実に防止することができる排水集合管継手および該管継手を消失模型鋳造法により製作する際に用いる消失模型を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は、前記各請求項に記載した構成の排水集合管継手若しくは消失模型とした。
請求項1記載の排水集合管継手によれば、他の受け口から流入した排水が対向する管内壁に衝突した後、左右に分岐し、そのまま管内壁を伝わって当該受け口の開口部に至る場合に、当該受け口の開口部には逆流防止壁が管内方に向けて張出し形成されているので、上記管内壁を伝わる排水はこの逆流防止壁に遮られて当該受け口の内部に逆流しない。
この逆流防止壁は、当該受け口の開口部全周に沿って形成しておく他、上記管内壁を伝わる排水が至る側にのみ形成しておいてもよい。必要に応じた範囲(管壁を伝わる排水が至る側)にのみ逆流防止壁を設けておけば、その分張出し部分が少なくなるので、逆流防止壁に固形物等が堆積あるいは引っ掛かる問題を生ずることはない。
この逆流防止壁は、管継手製作段階で一体に形成しておいても、別体で製作した逆流防止壁を接着等の手段により所定の位置に後付けしてもよい。従って、逆流防止壁は、管継手本体とは別の材質で製作してもよい(例えば樹脂製)。
【0005】
また、請求項2記載の排水集合管継手によれば、管継手内部に流入した大便器排水が雑排水用の受け口に逆流することが防止される。すなわち、横枝管、受け口を経て管継手内部に流入した大量の大便器排水は、対向する管内壁面に衝突して左右に分岐し、然る後管内壁面を伝わって雑排水用の受け口側に至る。従来であれば、この分岐後の大便器排水が雑排水用の受け口に逆流していた。しかしながら、請求項2記載の構成によれば、雑排水用受け口の開口部には逆流防止壁が管内方へ向けた張出し形成されているので、分岐後管内壁面を伝わる大便器排水はこの逆流防止壁に遮られて雑排水用の受け口に逆流しない。
施工上の理由から、この種の管継手における大便器排水用の受け口は雑排水用の受け口よりも通常上側にずれて配置されている。しかも、大便器排水は一度に大量に流される場合が多い。このような理由から大便器排水は管継手内部に流入した後、対向する管内壁面に勢いよく衝突し、衝突後左右に分岐してそのまま管内壁面を伝わって側方へ流下(分流)する。通常大便器排水用の受け口に対して直交する位置に雑排水用の受け口が配置されている。このため上記分岐した大便器排水は、従来であれば側方へ流下した後雑排水用の受け口に逆流(流入)する場合があった。しかしながら、雑排水用受け口の開口部に逆流防止壁が張出し形成されているので、この逆流防止壁に遮られて分流した大便器排水が雑排水用の受け口に逆流することは確実に防止される。
【0006】
また、請求項1又は2記載の排水集合管継手によれば、分流した排水(大便器排水)の逆流を防止するために必要最小限の範囲で逆流防止壁を設けておけばよく、必ずしも受け口開口部の全周に沿って逆流防止壁を形成しておく必要はない。管内方への張出し部分が多いと、流下する排水中に含まれる固形物等が堆積しやすくなる問題が発生する。そこで、必要最小限の範囲で逆流防止壁を張出し形成することが望ましい。逆流防止壁を張出し形成する範囲は、受け口開口部に沿った方向の範囲であるとともに、管内方への張出し寸法についての範囲であることを意味する。
【0007】
請求項3記載の排水集合管継手によれば、逆流防止壁の、開口部の側部に沿った部分により上記分流した大便器排水の逆流を防止できるとともに、開口部の上部に沿った部分により立て管排水の逆流をも防止することができる。
【0008】
請求項4記載の排水集合管継手によれば、あらゆる方向からの逆流を防止することができる。
【0009】
請求項5記載の排水集合管継手によっても同様の作用効果を得ることができる。受け口一体型の管継手に限らず、受け口別体型の管継手にも適用でき、この場合逆流防止壁は上記のように受け口側に設けても、管継手本体側に設けてもよい。
【0010】
請求項6記載の消失模型によれば、管継手を消失模型鋳造法により製作する場合に、上記作用効果を奏する逆流防止壁を所定の位置に容易に形成することができる。消失模型の段階で逆流防止壁用の壁部を形成しておけば、張出し形成する範囲あるいは張出し寸法等に関して任意の逆流防止壁を簡単に設けることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の種々実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1および図2は第1実施形態の排水集合管継手1を示している。この管継手1は上流側の立て管2aを接続するための上部受け口2と、下流側の立て管3aの受け口に挿入接続される下部接続口3を備えている。上部受け口2の下側には若干大径の胴部4が形成され、この胴部4に大便器排水用の横枝管Dを接続するための大便器排水用の受け口5と、雑排水用の横枝管Zを接続するための雑排水用の受け口6が設けられている。大便器排水用の受け口5と雑排水用の受け口6は相互に直交する位置関係に配置されている。また、大便器排水用の受け口5は胴部4の上側に位置し、雑排水用の受け口6は下側に位置しており、両受け口5,6は上下にずれて配置されている。
胴部4の下側には下方へ徐々に小径となるテーパ管部7が形成され、このテーパ管部7の下側に上記下部接続口3が設けられている。胴部4の下端部からテーパ管部7に至る内壁面には減速ガイド8が、テーパ管部7の内壁面には通気調整ガイド9がそれぞれ内方へ張出し形成されており、これらは流入した排水を受け止めて減速させつつ管内壁面に沿って旋回させる機能を有するもので、これにより管内中心部を大気に連通(空気コア)させて管内の圧力変動を低減できるようになっている。これら排水集合管継手1の基本的な構成については特に変更を要しない。
図中Cはコンクリートスラブを示しており、このコンクリートスラブCを貫いた状態に当該管継手1が固定される。
【0012】
さて、図示するように雑排水用の受け口6の、管継手内壁側の開口部6aには逆流防止壁10が形成されている。この逆流防止壁10は、上記開口部6aに沿って管内方へ張出し形成されている。しかも、図示するように開口部6aの、大便器排水Hが管内壁面に衝突する地点側の側部に沿って、概ね上部から1/4周よりも若干下方に至る範囲に形成されている。この逆流防止壁10の管内方への張出し寸法は、図3に示すように管内壁を伝わる排水を堰き止めるに必要かつ十分な寸法に設定されている。この張出し寸法は、流下する大便器排水に含まれる固形物の堆積等を回避するため極力小さく、また角部を有しないことが望ましい。具体的には、断面略半円形状に盛り上げる程度に張出し形成することが望ましい。
【0013】
このような逆流防止壁10を設けた排水集合管継手1によれば、大便器排水用の横枝管Dを経て受け口5から勢いよく流入した大量の大便器排水Hは、図3に示すように当該受け口5に対向する管内壁面に衝突し、然る後左右に分岐する。分岐した一方の大便器排水hは、管内壁に沿って受け口6の開口部6a側に回り込む。しかしながら、この開口部6aには逆流防止壁10が張出し形成されているので、この大便器排水hの流れは逆流防止壁10によって堰き止められ、従って受け口6内に逆流することなく下方へ流下する。
このように所定の位置に逆流防止壁10を張出し形成しておくだけで、当該受け口6内への逆流を確実に防止することができ、近年における管継手の小サイズ化にも大きなコストアップを招くことなく十分対応することができる。
【0014】
次に、上記逆流防止壁10を設ける範囲については図4に示すように種々変更を加えることができる。例えば、上記実施形態では、雑排水用受け口6の開口部6aの、大便器排水衝突地点側の側部の、上部から1/4周よりも若干下方に至る範囲に形成した場合(図4(A)、以下「1/4周タイプ」という)を例示したが、図4(B)に示すように大便器排水衝突地点側の側部のみならず、反対側の側部にも対称(逆U字型)に形成する構成(以下、「逆U字タイプ」という)としてもよい。この逆U字タイプの逆流防止壁11によれば、当該開口部6aの上部に沿って張出し形成されているので、前記例示したように大便器排水Hの逆流を防止できるばかりでなく、立て管排水の逆流をも防止することができる。
また、図4(C)に示すように逆流防止壁12は開口部6aの全周にわたって張出し形成してもよい。この全周タイプの逆流防止壁12によれば、あらゆる方向から流下あるいは飛散する排水の逆流を防止することができる。
【0015】
次に、図5には当該排水集合管継手1を消失模型鋳造法により製作する場合に用いる消失模型20が示されている。図6(A)は管継手全体の消失模型20を示し、図5(B)はその雑排水用の受け口部分を製作するための消失模型21を示している。受け口用消失模型21は接着により管継手本体部分の所定位置に固定される。この点は特に変更を要しない。また、消失模型鋳造法および消失模型の材質についても特に変更を要するものではないので、その説明を省略する。
さて、図示するように雑排水用受け口を鋳造するための消失模型21の、管継手内方側の端部には取付け用のフランジ部21cが形成され、このフランジ部21cの内周側に、受け口の管継手内方側の開口部を形成するための開口部21aとなっている。この開口部21aに沿って、前記逆U字型の逆流防止壁11(図4(B)参照)を鋳造するための壁部21bが同じく逆U字型に張出し形成されている。その張出し寸法等の形状については、目的とする逆流防止壁に合わせて適切に設定する必要がある。
このように、管継手を消失模型鋳造法により製作する場合には、消失模型の段階で適切な壁部21bを形成しておくことにより、前記逆流防止壁11を容易に得ることができる。なお、上記壁部21bを開口部21aの片側あるいは全周に形成することにより、前記1/4周タイプの逆流防止壁10(図4(A)参照)あるいは全周タイプの逆流防止壁12(図4(C)参照)を容易に得ることができる。
【0016】
次に、上記例示した逆流防止壁10〜12は、管継手本体に一体に形成された受け口6に適用した場合を例示したが、本発明に係る逆流防止壁は、管継手本体とは別体で製作した受け口にも同様に適用することができる。この別体型の受け口30が図6に例示されている。この受け口30も雑排水用の横枝管Zを接続するためのもので、管継手本体31の取付け座部31aの内周側にセットされ、固定フランジ32および固定ボルト33〜33を用いて管継手本体31に固定されている。なお、当該受け口30の内周側には円筒形状のパッキン35が装着され、その外側端面(図示右端面)を上記固定フランジ32で押さえ付けることにより当該受け口30が所定の位置に固定され、また横枝管Zが抜けない用に固定される。また、当該受け口30と管継手本体31の取付け座31aとの間にもパッキン36が介装されて両者間の水密性が確保されている。
このようにして取付けられる別体型の受け口30の、管継手内方側の開口部30aに沿って前記と同様の逆流防止壁30bが形成されている。この逆流防止壁30bは図6(C)に示すように開口部30aに沿って逆U字型に形成されている。しかしながら、この受け口別体型の場合も、前記と同様必要に応じて大便器排水が衝突する側の片側にのみ形成してもよく、あるいは開口部30aの全周に沿って形成してもよい。
【0017】
以上説明した各実施形態にはさらに変更を加えることができる。例えば、大便器排水用の横枝管Dと雑排水用の横枝管Zが1本づつ接続される排水集合管継手1を例示したが、大便器排水用あるいは雑排水用の横枝管D,Zが2本以上接続される排水集合管継手であっても同様に適用することができる。
また、雑排水用の受け口6にのみ逆流防止壁10(または11,12)を設ける構成を例示したが、大便器排水用の受け口5にも必要に応じて同様の逆流防止壁を設けてもよい。
さらに、いわゆる一体型の排水集合管継手を例示したが、上下に2分されたいわゆる2体型の排水集合管継手にも同様に適用することができる。この2体型の管継手において、上部継手に大便器排水用の受け口が設けられ、下部継手に雑排水用の受け口が設けられた場合であっても、両受け口が相互に直交する位置関係に接続される場合であれば同様の問題が生じうるので、前記例示した逆流防止壁10(または11,12)を設けることにより雑排水用の受け口への大便器排水の逆流を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示す図であり、排水集合管継手の全体斜視図である。本図では、当該管継手の内部が透視して示されており、排水の流れが矢印で示されている。
【図2】 排水集合管継手の縦断面図である。本図においても排水の流れが矢印で示されている。
【図3】 排水集合管継手の横断面図である。本図においても排水の流れが矢印で示されている。
【図4】 逆流防止壁を設ける範囲を示す図であり、(A)は開口部の1/4周よりもやや長い範囲に設けた例であり、(B)は開口部に対して左右対称に設けた例であり、(C)は開口部の全周に沿って設けた例を示す。
【図5】 逆流防止壁用の壁部を設けた消失模型を示す図であり、(A)は消失模型全体の縦断面図を示し、(B)は受け口単体の斜視図を示す。
【図6】 別体型の受け口を示す図であり、(A)は管継手本体に取り付けた状態の縦断面図、(B)は受け口単体の側面図、(C)は(B)の(C)矢視図であって、受け口単体の背面図である。
【図7】 逆流防止壁を有しない従来の排水集合管継手の横断面図である。本図において排水が矢印で示され、大便器排水が対向壁面に衝突した後分岐して、雑排水用の受け口に逆流する様子が示されている。
【符号の説明】
1…排水集合管継手
2…上部受け口、3…下部接続口、4…胴部
5…大便器排水用の受け口
6…雑排水用の受け口、6a…開口部
7…テーパ管部、8…減速ガイド、9…通気調整ガイド
10…逆流防止壁(1/4周タイプ)
11…逆流防止壁(逆U字タイプ)
12…逆流防止壁(全周タイプ)
D…大便器排水用の横枝管
Z…雑排水用の横枝管
H…大便器排水、h…分岐後の大便器排水
20…消失模型
21…受け口用消失模型
21a…開口部、21b…壁部
30…別体型の受け口
30a…開口部、30b…逆流防止壁[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a pipe joint used for a drainage path in a medium-high-rise building such as an apartment, for example, and a drainage collecting pipe joint (for example, connecting a horizontal branch pipe for toilet drainage or miscellaneous drainage to a drainage standpipe ( Hereinafter, the present invention also relates to a disappearance model for manufacturing the pipe joint.
[0002]
[Prior art]
In general, this type of pipe joint allows multiple toilet drainage and miscellaneous drainage (drainage from kitchens, bathtubs, etc.) to drain into a single drainage stack on each floor. It has a side branch pipe receptacle. For this reason, for example, as shown in FIG. 7, when a large amount of toilet drainage H flows in through one receiving
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, no attempt has been made yet to actively solve this backflow problem. In particular, in recent years, this type of pipe joint has been made more compact (reducing the diameter of the body part where the side pipe receiving port is disposed), and this backflow problem has been closed up as a problem to be solved. Has been. Therefore, the present invention provides a drainage collecting pipe that can more reliably prevent the drainage flowing from the side branch pipe (mainly toilet drainage) from flowing back to the other side branch pipe outlet (mainly the drainage outlet for miscellaneous drainage). It is an object of the present invention to provide a vanishing model for use in manufacturing a joint and the pipe joint by the vanishing model casting method.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
For this reason, this invention was set as the drainage collecting pipe joint or the disappearance model of the structure described in each said claim.
According to the drainage collecting pipe joint of
The backflow prevention wall may be formed along the entire circumference of the opening of the receiving port, or may be formed only on the side where the drainage traveling along the inner wall of the pipe reaches. If a backflow prevention wall is provided only in the necessary range (the side where the drainage that travels through the pipe wall reaches), the overhanging portion will be reduced, causing problems such as accumulation of solid matter on the backflow prevention wall. There is no.
The backflow prevention wall may be integrally formed at the pipe joint manufacturing stage, or the backflow prevention wall manufactured separately may be retrofitted to a predetermined position by means such as adhesion. Therefore, the backflow prevention wall may be made of a material different from that of the pipe joint body (for example, made of resin).
[0005]
Further , according to the drainage collecting pipe joint of claim 2, it is possible to prevent the toilet drainage flowing into the pipe joint from flowing backward to the receiving port for miscellaneous drainage. That is, a large amount of toilet drainage that flows into the pipe joint through the side branch pipe and the receiving port collides with the opposite inner wall surface of the pipe and branches to the left and right, and then travels along the inner wall surface of the pipe to the receiving side for miscellaneous drainage. It reaches. Conventionally, the toilet waste water after the branching flowed back to the receiving port for miscellaneous waste water. However, according to the second aspect of the present invention, since the backflow prevention wall is formed so as to protrude toward the inside of the pipe at the opening of the miscellaneous drainage receptacle, the toilet drainage that travels on the inner wall surface of the pipe after branching is prevented from this backflow. It is blocked by the wall and does not flow backward to the drainage for miscellaneous drainage.
For reasons of construction, the toilet drainage receptacle in this type of pipe joint is usually displaced above the miscellaneous drainage receptacle. In addition, toilet drainage is often flushed at a time. For this reason, toilet drainage flows into the pipe joint, then vigorously collides with the opposing pipe inner wall surface, branches right and left after the collision, and flows down (divides) sideways along the pipe inner wall surface. Usually, a receptacle for miscellaneous drainage is arranged at a position orthogonal to the receptacle for drainage of a toilet. For this reason, in the conventional case, the branched toilet drainage may flow backward to the side and then backflow (inflow) to the miscellaneous drainage outlet. However, since a backflow prevention wall is formed overhanging the opening of the miscellaneous drainage receptacle, it is reliably prevented that the toilet drainage separated by the backflow prevention wall flows back to the miscellaneous drainage receptacle. .
[0006]
In addition, according to the drainage collecting pipe joint according to
[0007]
According to the drainage collecting pipe joint of the third aspect , the backflow prevention wall can prevent backflow of the separated toilet drainage by the portion along the side of the opening, and by the portion along the top of the opening. Backflow of the vertical pipe drainage can also be prevented.
[0008]
According to the drainage collecting pipe joint of the fourth aspect , backflow from all directions can be prevented.
[0009]
Similar effects can be obtained by the drainage collecting pipe joint according to
[0010]
According to the vanishing model of the sixth aspect , when the pipe joint is manufactured by the vanishing model casting method, the backflow prevention wall having the above-described effects can be easily formed at a predetermined position. If the wall portion for the backflow prevention wall is formed at the stage of the disappearance model, an arbitrary backflow prevention wall can be easily provided with respect to the extent of overhang formation or the overhang dimension.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, various embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 and 2 show the drainage collecting
A
In the figure, C indicates a concrete slab, and the
[0012]
As shown in the drawing, a
[0013]
According to the drainage collecting pipe joint 1 provided with such a
Thus, the
[0014]
Next, as shown in FIG. 4, various changes can be added to the range in which the
Further, as shown in FIG. 4C, the
[0015]
Next, FIG. 5 shows a vanishing
Now, as shown in the figure, a
Thus, when manufacturing a pipe joint by a vanishing model casting method, the said
[0016]
Next, the
A
[0017]
Each embodiment described above can be further modified. For example, although the drainage collecting pipe joint 1 in which the side branch pipe D for toilet drainage and the side branch pipe Z for miscellaneous drainage are connected one by one is illustrated, the side branch pipe D for toilet drainage or miscellaneous drainage is illustrated. , Z can be similarly applied to a drainage collecting pipe joint in which two or more Z are connected.
Moreover, although the structure which provides the backflow prevention wall 10 (or 11, 12) only in the
Furthermore, although a so-called integrated drainage collecting pipe joint has been illustrated, the present invention can be similarly applied to a so-called two-body drainage collecting pipe joint that is divided into two. In this two-body type pipe joint, even if the upper joint is provided with a toilet drainage receptacle and the lower joint is provided with a miscellaneous drainage receptacle, both receptacles are connected in a positional relationship that is orthogonal to each other. If this is the case, the same problem may occur. Therefore, by providing the above-described backflow prevention wall 10 (or 11, 12), it is possible to prevent the backflow of the toilet drainage to the miscellaneous drainage receptacle.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an embodiment of the present invention, and is an overall perspective view of a drainage collecting pipe joint. In this figure, the inside of the pipe joint is shown through, and the flow of drainage is shown by an arrow.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of a drainage collecting pipe joint. Also in this figure, the flow of waste water is indicated by arrows.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a drainage collecting pipe joint. Also in this figure, the flow of waste water is indicated by arrows.
FIG. 4 is a diagram showing a range in which a backflow prevention wall is provided, (A) is an example provided in a range slightly longer than a quarter of the opening, and (B) is symmetrical with respect to the opening. (C) shows an example provided along the entire circumference of the opening.
FIGS. 5A and 5B are diagrams showing a vanishing model provided with a wall portion for a backflow prevention wall, wherein FIG. 5A shows a longitudinal sectional view of the entire vanishing model, and FIG. 5B shows a perspective view of a single receiving port.
6A and 6B are views showing a separate type receiving port, in which FIG. 6A is a longitudinal sectional view showing a state where the receiving port is attached to a pipe joint body, FIG. 6B is a side view of the receiving unit alone, and FIG. ) It is an arrow view, and is a rear view of the receptacle alone.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a conventional drainage collecting pipe joint having no backflow prevention wall. In this figure, the drainage is indicated by an arrow, and the state where the toilet drainage branches after colliding with the opposing wall surface and flows backward to the receiving port for miscellaneous drainage is shown.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
11 ... Backflow prevention wall (reverse U-shaped type)
12 ... Backflow prevention wall (all-round type)
D ... Side branch pipe Z for toilet drainage Z ... Side branch pipe H for miscellaneous drainage H ... Toilet drainage, h ...
Claims (6)
前記他の受け口の管継手内壁面側の開口部の前記排水衝突側の側部に沿って逆流防止壁を管継手内方に向けて張り出し形成して、前記他の受け口側に回り込んだ排水の当該他の受け口の管継手内壁面側の開口部への逆流を防止する構成とした排水集合管継手。The barrel is provided with a plurality of receptacles for connecting a plurality of drainage horizontal branch pipes to the drainage standpipe, and the plurality of receptacles are in a positional relationship orthogonal to each other with respect to the position around the pipe axis , and each of the centers of the trunks The drainage that flows in from one receiving port crosses the center of the trunk and collides with the inner wall surface of the pipe that faces the receiving port and branches to the left and right, and then travels along the inner wall surface of the pipe. In the drainage collecting pipe joint that goes to the receiving side of the
Drainage formed by projecting a backflow prevention wall toward the inside of the pipe joint along the side of the drainage collision side of the opening on the inner wall surface of the pipe joint of the other receptacle, and wrapping around the other receptacle A drainage collecting pipe joint configured to prevent backflow to the opening on the inner wall surface side of the pipe joint of the other receptacle.
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