JP4124066B2 - Tomb with earthquake-resistant structure - Google Patents
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Description
この発明は、墓の胴石によってほぼ矩形枠状に形成された内部空間を一対の骨胴壁で左,右方向に仕切り、左,右の内部中空部及び中央空間部を設け、該中央空間部を納骨堂とし、前記それぞれの内部中空部及び納骨堂の上方を覆い板及び墓石で塞ぐようにした外柵を備えた墓の改良に係り、特に耐震性の優れた耐震構造を備えた墓に関するものである。 According to the present invention, an internal space formed in a substantially rectangular frame shape by a tombstone is divided into a left and right direction by a pair of bone torso walls, and left and right internal hollow portions and a central space portion are provided. A grave with an anti-seismic structure with excellent seismic resistance, especially for the improvement of the tomb with an outer fence that is made up of an ossuary, and the inner hollow part and the upper part of the ossuary are covered with a cover plate and a tombstone. It is about.
外柵内に墓石を設け、墓石下方の外柵内に納骨堂を形成した大型の墓が一般に用いられ、この墓は東北地方に多い。
従来の外柵を備えた墓は、図7及び図8に示すように、栗石1上に鉄筋コンクリート製の基礎2を構築し、基礎2上に外柵3を構築している。なお、前記外柵3とは、以下に説明する胴石4とその内部に設けた骨胴壁5などの部材とからなり、上石7などを含むものでも良い。
Large tombs with a tombstone in the outer fence and an ossuary in the outer fence below the tombstone are generally used.
As shown in FIG. 7 and FIG. 8, the grave provided with the conventional outer fence constructs a reinforced
前記外柵3は、基礎2に平面ほぼ矩形枠状に胴石4を固定し、基礎2上に固定した矩形枠状の一対の骨堂壁5を胴石4内に所定の間隔を設けて配置し、骨胴壁5間に納骨堂6を形成している。
前記胴石4の左,右側面壁4b上には上石7を介して袖石8をそれぞれ固定し、これらの正面側端に当接させて基礎2上に左,右門柱9を固定し、これらの門柱9間に階段10を設けると共に、基礎2の正面側端には縁石11を設けてある。胴石4の背面壁4c上には、上石7を介して中央部に塔婆立て12を立設すると共に、左右端部に屏風13を立設し、これらの端部に袖右8を当接させている。
前記骨堂壁5と胴石4との間には、土14を充填し、土14上の階段10背面側に接して敷石15を設置すると共に、骨堂壁5の正面板5a上に正面側部を支持した骨堂16の背面側部によって納骨堂6の開放された上面の正面側端部に位置する納骨入口部を塞ぐと共に、墓石17の下台17aを骨堂壁5の左,右側面板5b,背面板5c上に支持させ、前記下台17aによって納骨堂6の骨堂16よりも背面側部分上を覆っている。
前記墓石17は、下台17a上に中台17bおよび上台17cを介して棹石17dを支持固定し、骨蓋16上には花立て18及び香炉19を設置してある。
なお、胴石4、骨堂壁5、上石7、袖石8、門柱9、階段10、塔婆立て12、屏風13、敷石15、骨蓋16、墓石17の下台17a、中台17b、上台17c、棹石17dなどはそれぞれ御影石などの石材によって構成してある。また、図8中、符号17eは墓石の供物台である。
The
On the left and
Between the
The
In addition, the
従来の外柵を備えた墓は、前述のように構成され、骨堂壁5と胴石4との間に土14が充填されており、この土14が含水し水分の乾燥が遅いことにより、この水を胴石4や石材からなる骨堂壁5が吸水する。そして、土14の含水や胴石4、骨堂壁5の吸水が東北地方、北海道などの寒冷地では冬期に凍結し、体積が膨張するため、胴石4、骨堂壁5にひび割れが生じ水が納骨堂に入り込んだり、骨堂壁5や胴石4がこれらの石材がずれて変形するなど、凍害が発生するという問題点があり、また、夏期などには土14に草が生え、その除草が面倒であるという問題点もあった。
The conventional tomb with the outer fence is configured as described above, and the
前述した問題点を解決して、寒冷地でも冬期に凍害が発生せず、長年月にわたって使用でき、強度も大きい上に、夏期などに外柵の胴石と骨堂壁との間の部分に草が生えない改良した外柵を備えた墓について、本願出願人は、特公平8−6505号公報に示す発明を提供している。 By solving the above-mentioned problems, frost damage does not occur in winter even in cold areas, it can be used for many years, it is strong, and in the summer, grass is placed in the part between the outer fence body stone and the bone wall. The applicant of the present application provides an invention shown in Japanese Patent Publication No. 8-6505 regarding a grave provided with an improved outer fence that does not grow.
即ち、改良された発明にあっては、図9に示すように、基礎2上に平面ほぼ矩形枠状に胴石4を設け、この胴石4内に納骨堂6を形成する石材製の骨堂壁5 を前記基礎2上に設け、骨堂壁5の左,右側面板5 b を胴石4の正面壁4aおよび背面壁4cの内面にそれぞれ固定し、骨堂壁5の正面板5 a を左,右側面板5 bの正面側端部間に固定し、前記納骨堂6の正面側端部の納骨入口部を塞ぐ石材からなる骨蓋16を骨堂壁5の正面側端部上に移動可能に支持し、胴石4と骨堂壁5との間および納骨堂6の背面側端部の上面を塞ぐ石材製の覆い板2 5 を胴石4および骨堂壁5上に支持固定し、胴石4と骨堂壁5との間に密閉空間部2 6 を形成した外柵3 を備え、骨堂壁5上の前記骨蓋16よりも背面側部分上に墓石17を支持固定し、納骨堂6の上面を密閉したものである。
このような改良された発明によると、胴石4と骨堂壁5との間の上面を塞ぐ覆い板2 3〜2 5 を有し、胴石4と骨堂壁5との間に密閉空間部26を形成したので、この空間部26内に雨水や雪融け水などが入り込むことがなく、また胴石4と骨堂壁5との間に土を充填していないので、覆い板2 3〜2 5上に草が生えることがなく、水の凍結による体積の膨張もなく、胴石4と骨堂壁5 にひび割れやこれらの変形が生じない。
そして、納骨堂6は外側面を骨堂壁5によって囲み、上面を骨蓋16、覆い板23〜25、墓石17によって覆い、外側面および上面を密閉したので、納骨堂6内に水が入り込むことも防止できる。したがって、この改良発明の外柵を備えた基は、凍害の発生を防止できる。
According to such an improved invention, the
And the
さらに、骨堂壁5は、側面板5bを胴石4の正,背面壁4a,4cに固定し、正面板5a を側面板5bの正面側端部に固定したので、組立強度が大きく、かつ耐震性に優れていることで地震などによって納骨堂6や密閉中空部26を構成する部材の位置ずれも防止でき、長年月にわたって使用できるものである。
Further, since the
しかしながら、前述の墓石17にあっては、下台17a,中台17b,上台17c、棹石17d を単に順々に積層しては墓石17を構成し、納骨堂6の上面を塞ぐように覆い板23、25上に載置し、自重によって移動しないような構成になっているため、小さな振動の地震に対しての耐震性は備わっているが、大きな地震、例えば震度5〜7以上の振動に対しては、覆い板23、25上に載置された花立1 8,香炉19及び墓石1 7が横滑り現象を起こし、墓石17全体が倒壊する危険性があるという問題点がある
However, in the above-mentioned
この発明は、前述した問題点を解決して、組立強度が大きくかつ覆い板上の納骨堂の上方開口部を塞ぐ墓石の下台底面に形成したほぞを介して、前記開口部の内周縁部とほぞ結合すると共に、前記墓石を構成する下台、中台、上台、棹台の各接合面に所定間隔でステンレスなどの不錆鋼材の連結棒及び接着剤を配して互いに連結することで、震度5〜7程度の地震に充分耐えることのできる耐震性の優れた耐震構造を備えた基を提供することを目的とする。 The present invention solves the above-mentioned problems, and has an inner peripheral edge portion of the opening portion through a tenon formed on the bottom surface of the lower base of the tombstone that has high assembly strength and closes the upper opening portion of the ossuary on the cover plate. By connecting tenon and non-rust steel connecting rods and adhesives at predetermined intervals to each joint surface of the lower base, middle base, upper base, and saddle base constituting the tombstone and connecting them to each other, the seismic intensity An object of the present invention is to provide a base equipped with an earthquake-resistant structure capable of sufficiently withstanding an earthquake of about 5 to 7 and having excellent earthquake resistance.
この発明による耐震構造を備えた墓は、基礎2上に平面ほぼ矩形枠状に胴石4を設け、この胴石4内に納骨堂6を形成する石材製の左,右一対の骨堂壁5を前記基礎2上に設け、前記骨堂壁5の各前,後端をそれぞれ、胴石4の正面壁4aおよび背面壁4cの内面にそれぞれ固定し、該胴石4と各骨堂壁5との間の上面及び納骨堂6の正,背面側覆い板24,25とを胴石4及び骨胴壁5上にそれぞれ支持固定し、かつ前記正,背面側覆い板24,25及び左,右面側覆い板23同志を連結金具34にてそれぞれ固定すると共に、前記背面側覆い板25の正面側の一部及び前記左,右面側覆い板23の対向面の一部を切欠いて開口部30を形成し、該開口部30の上方を墓石17で塞ぐようにした外柵を備えた墓において、前記墓石17の下台17aの底面にほぞ17fを形成すると共に、該ほぞ17fを前記開口部30の内周縁部30aに衝撃緩衝吸収材40及び接着剤からなるシールを介在させて、密接状態に嵌合載置し、さらに前記開口部30の正面側には前記納骨堂6と連通する納骨入口部31を設け、前記納骨堂6と連通する納骨入口部31に、下端面にほぞ16aを設けた骨蓋を兼ねた香炉台16を前記納骨入口部31の開口周縁部とほぞ結合して前記納骨堂6の上面を閉塞したことを特徴とする。
A tomb equipped with an earthquake-resistant structure according to the present invention is provided with a
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の耐震構造を備えた墓において、前記墓石17は下台,中台,上台、棹石をこの順に上方に順次重ねてなり、各接合部にはそれぞれ所定の間隔で対応配設された取付孔に配設した複数の連結棒が接着剤を介して固定されるようになっていることを特徴とする。
According to a second aspect of the present invention, in the tomb having the earthquake-resistant structure according to the first aspect, the
この発明は、基礎上に平面ほぼ矩形枠状に設けた胴石内に納骨堂を形成する石材製の骨堂壁を設けると共に、胴石と各骨堂壁との間の上面及び納骨堂の正面側端部と背面側端部の各上面を塞ぐ石材製の正,背面側覆い板と、前記胴石と各骨堂壁との間の上前を塞ぐ石材製の左,右面側覆い板とを胴石4および骨堂壁上に支持固定し、かつ前記正,背面側覆い板及び左,右両側覆い板同志を連結金具にてそれぞれ固定すると共に、前記背面側覆い板及び前記左,右面側覆い板の一部を切欠いて開口部を形成し、該開口部には墓石の下台下面に形成したほぞを前記開口部30の内周縁部30aに衝撃緩衝吸収材及び接着剤からなるシールを介在させて、密接状態に嵌合載置し、さらに前記開口部の正面側には前記納骨堂と連通する納骨入口部を設け、該納骨入口部には着脱可能を骨蓋を兼ねた香炉台を載置して前記納骨堂の上面を閉塞した構成としたので、以下のような効果がある。
The present invention provides a stone bone wall that forms an ossuary in a trunk stone provided in a substantially rectangular frame shape on a base, and an upper surface between the stone and each bone wall and the front side of the ossuary A stone front and back cover plate that covers the upper surfaces of the end and back side end portions, and a stone left and right cover plate that closes the front and front between the rock stone and each bone wall. It is supported and fixed on the
すなわち、この発明の外柵を備えた幕は、胴石と骨堂壁との間の上面を塞ぐ覆い板を有し、胴石と骨堂壁との間に密閉空間部を形成したので、この空間部内に雨水や雪融け水などが入り込むことがなく、また胴石と骨堂壁との間に土を充填していないので、覆い板上に草が生えることがなく、水の凍結による体積の膨張もなく、胴石や骨堂壁にひび割れやこれらの変形が生じない。 That is, the curtain having the outer fence according to the present invention has a cover plate that covers the upper surface between the trunk stone and the bone hall wall, and forms a sealed space portion between the trunk stone and the bone hall wall. There is no rainwater or snowmelt water entering the inside of the club, and no soil is filled between the stone and the stone wall, so no grass grows on the cover plate and the volume expands due to water freezing. No cracks or deformations occur on the body stones or bone walls.
納骨堂は外側面を骨堂壁によって囲み、上面を香炉台、覆い板、墓石によって覆い、外側面および上面を密閉したので、納骨堂内に水が入り込むことも防止できる。したがって、この発明の外柵を備えた墓は、凍害の発生を防止できる。 The ossuary has its outer surface surrounded by the ossuary wall, the upper surface is covered with a censer stand, a cover plate, and a tombstone, and the outer surface and upper surface are sealed. Therefore, the grave provided with the outer fence of the present invention can prevent the occurrence of frost damage.
さらに、矩形枠状の胴石上面に配設される各覆い板同志は連結金具で強固に固定されると共に、覆い仮に形成される開口部には墓石の下台の底面に形成したほぞを介して互いにほぞ結合としたので、地震などよる左右横方向及び前後方向への移動が阻止されると共に、胴石と骨胴壁で形成される左右の密閉中空部に土が充填されていないことよって、振動が遮断され、強度が大きく、かつ耐震性に優れ長年月にわたって使用できる。 In addition, each cover plate arranged on the top surface of the rectangular frame-shaped body stone is firmly fixed with a connecting metal fitting, and the opening formed temporarily is covered with a tenon formed on the bottom surface of the base of the tombstone. Because they are tenoned together, movement in the left and right lateral and longitudinal directions due to earthquakes etc. is prevented, and the left and right sealed hollow parts formed by the stone and bone trunk walls are not filled with soil, The vibration is cut off, the strength is high, and it has excellent earthquake resistance and can be used for many years.
本実施例の最良の形態では、ほぼ矩形枠状の上面開口を塞ぐ覆い板同志を互いに連結金具により固定すると共に、前記覆い板により形成される開口部に密閉状態に配設される墓石の下台底面にすべり防止手段としてのほぞを形成し、覆い板開口縁部と墓石下台とを衝撃緩衝材及び接着剤を介してほぞ結合すると共に、下台上方に積層される中台,上台及び棹石の各接合面同志をそれぞれの接合面に穿った取付礼にステンレス製の連結棒を配設し、接着剤を介して複数個所を連結するようにしている。また前記納骨堂に通じる納骨入口部には、骨蓋を兼ねた香炉台を配設して密閉するようにし、且つ骨蓋を兼ねた香炉台の底
面にもほぞを形成し、密封シールを介して嵌合することですべり防止機能を持たせるようにしてある。
In the best mode of the present embodiment, the cover plates that close the upper surface opening of the substantially rectangular frame shape are fixed to each other by a connecting bracket, and the base of the tombstone that is disposed in a sealed state in the opening formed by the cover plate A tenon as a slip prevention means is formed on the bottom surface, and the cover plate opening edge and the tombstone lower base are tenoned together with shock absorbing material and adhesive, and the middle base, upper base and meteorite stacked above the lower base A connecting rod made of stainless steel is arranged on the mounting surface where each joint surface is formed in each joint surface, and a plurality of locations are connected through an adhesive. In addition, a censer stand that also serves as a bone cap is arranged and sealed at the entrance of the ossuary leading to the ossuary, and a tenon is formed on the bottom surface of the censer stand that also serves as a bone lid, and a sealing seal is provided. To prevent slipping by mating.
以下、この発明の実施例1につき図1ないし図6を参照して説明する。これらの図において、図7,図8および図9と同符号は対応する部分を示す。
この実施例は、図1は本発明に係る耐震構造を備えた基の一実施例を示す要部を切欠いて示す分解斜視図、図2は図1の矩形枠状に配設した胴石を示す平面図,図3は図1の胴石上面開口を塞ぐ覆い板の結合状態を示す斜視図。図4は正面側より見た要部縦断面図、図5は同じく納骨堂への納骨人口部の要部縦断図である。
A first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. In these drawings, the same reference numerals as those in FIGS. 7, 8 and 9 denote corresponding parts.
FIG. 1 is an exploded perspective view showing an embodiment of a base having an earthquake-resistant structure according to the present invention. FIG. 2 is an exploded perspective view showing a main frame arranged in the shape of a rectangular frame in FIG. FIG. 3 is a perspective view showing a coupled state of cover plates that block the upper surface opening of the rock stone in FIG. 1. FIG. 4 is a longitudinal sectional view of the main part as seen from the front side, and FIG. 5 is a longitudinal sectional view of the main part of the osteogenesis part to the ossuary.
本発明の実施例によれば、枠状の基礎2上に板厚状の石材からなる胴石4を適宜の手段によってほぼ矩形枠状に固定し、胴石4の左右一対の側面壁4b,4bの正面側端部を正面壁4aより正面側に僅かに突出させ、且つ背面側端部には背面壁4cが配設されている。そして、前記背面壁4cと正面壁4aとの間には所定の間隔をもって一対の骨堂壁5,5がL字(コーナー)金具28、鎹33等の連結金具34によってそれぞれ固定されている。この骨堂壁5,5と正面壁4a,背面壁4cで囲まれる空間部が納骨堂6 になる。
すなわち、骨堂壁5,5は、正面側端および背面側端を胴石4の正面壁4aおよび背面壁4cの内面にそれぞれ支持固定してある。また、納骨堂6は、上面を開放し、下面が基礎2に開口2a(図4参照)を介して構築面の土21連通させてあり、開口2a部を含む納骨堂6内の底部には盲暗渠用の砂22を敷設してある。
According to the embodiment of the present invention, a
In other words, the
又、図2,図3によく見られるように、前記胴石4の左,右側面壁4bと骨堂壁5,5の上には上石を兼ねた左,右覆い板23を、L字金具28、鎹33等の連結金具34によってそれぞれ支持固定し、左,右覆い板23の背面側部分間には上石を兼ねた背面側覆い板25を配設し、また、この覆い板25を胴石4の左,右側面壁4bと背面4cと骨堂壁5,5の背面側端上に支持固定してある。更に、前記胴石4の左,右側面壁4bと骨胴壁5の正面側端部とに正面側覆い板24を支持固定し、これら各覆い板23〜25は互いにL字金具28、鎹33などの連結金具34によってそれぞれ固定されている。
前記骨堂壁5の左,右側面板5bと胴石4の左,右側面壁4bとの間に、これらと基礎2、左,右覆い板23および正,背面側覆い板24,25とで囲んだ左,右密閉中空部26を形成してある。
2 and 3, the left and
Between the left and
前記左,右の覆い板23の背面側端部の対向面は、前記骨堂壁5,5の対向内面とほぼ面一となる切欠部23aを有し、且つ正面側端部の対向間隔は骨堂壁5, 5の内面より僅かに突出させて後述の納骨入口部31と成る空間部を設けて配設してある。また前記背面側覆い板25の骨堂壁5,5間には僅かに切り込んだ凹部25aが形成され、前記左,右覆い板23の切欠部23aと覆い板25の凹部25aとによって、前記納骨人口部31を除いた矩形枠状の開口部30を形成し、この開口部30に墓石17の下台17aが密接状態に配設されるようになっている。また、前記正面側端部に形成される納骨堂6へ連通する納骨人口部31には骨蓋を兼ねた香炉台16が着脱可能に配設され、納骨堂6の入口部31を覆っている。
The opposing surfaces of the left and
さらに、前記墓石17の下台17aの底面にはすべり防止手段としてのほぞ17fが突出形成されており、前記矩形枠状の開口部30の内周縁部30a に弾性を有する衝撃緩衝吸収部材40及び接着材を介してほぞ結合されるようになっている。
Further, a
なお、本発明では振動による墓石の前,後方向及びを,左右方向の滑りを左,石覆い板23、背面側覆い板25によって防止できる構成となっている。
また、前記ほぞ結合される間口部30の内周縁部30aと下台17aのほぞ結合部には、弾性部材よりなる複数の衝撃吸収部40と接着剤が設けられ、ほぞ結合部への急激な圧力を緩和するようになっている。
In the present invention, the front, rear direction and left-right direction slip due to vibration can be prevented by the left,
Also, a plurality of
そして、前記各覆い板2 3,2 4,2 5同志はステンレス製など錆びに強いL字金具28、鎹33等の連結金具34によって、前記胴石4及び骨胴壁5と強固に結合されている。
Each of the
前記下台17a、中台17b、上台17cで及び上層の棹石17dの各接合面には、それぞれの対応位置に複数の取付孔42が形成され、好ましくは2本〜4本のステンレス製の連結棒41を前記取付孔42内に嵌合し、接着剤を介して前記接合面同士を固定するようにしている。
なお、前記納骨堂6を形成する背面壁4c及び正面壁4aにはそれぞれ外気と連通する通気孔50を形成することで、納骨堂6内の湿気を喚気できる。
A plurality of mounting
In addition, the moisture in the
図6は本発明の耐震構造を有する墓の完成図で、左,右覆い板23及び背面側覆い板25の左,右端部上にはそれぞれ左,右袖石8を固定し、背面側覆い板25の背面側端部上には左,右屏風13及び両屏風13間に介在させた塔婆立て12を立設してある。左,右袖板8、塔婆立て12の下縁部にはこれらの長手方向中央部に排水用の連通孔(図示せず)がそれぞれ形成してある。左,右袖石8の正面側端に当接する左,右門柱9を基礎2上に立設し、左,石門柱9間に従来の階段に替えてすべり防止加工を施した敷石43を設けてある。
FIG. 6 is a completed view of the tomb having the earthquake-resistant structure of the present invention. The left and
そして、左,右覆い板23、正面側覆い板24と左,右袖石8との固定を、これらに相対向して穿った孔または切欠に嵌めたボルト状の棒または板からなる連結金具34によって補強し、同様に連結金具34を用いて、左,右覆い板23と屏風13、背面側覆い板25と塔婆立て12、左,右門柱9と敷石43との固定も補強してある。なお、連結金具34は、これらを孔または切欠に固定するために、これらにセメントで埋め込んでもよい。
また香炉台1 6の左右に配設される花立て18は、前記左,右覆い板2 3の前面端側に接着剤を介して固定するようにしているため耐震性が向上できる。
The left and
In addition, since the flower stand 18 disposed on the left and right sides of the incense burner stand 16 is fixed to the front end side of the left and right covering
従来の花立て1 8の設置は移動可能な骨蓋上に載置しており、骨蓋の移動時には骨蓋上より取り除くようにしていたため、花立て1 8の覆い板上ヘの確定が出来ず、耐震機能は全く備えていない構成であった。
また、実施例の各構成部材は、シリコーン樹脂などの対候性接着剤により接着固定し、納骨堂6および前記中空部2 6 内には、外部から水が入り込まないように、胴石4、骨堂壁5の構成部材およびこれらと当接する部材を接着してある。
The conventional flower stand 18 is placed on a movable bony cap, and when it is moved, it is removed from the bony cap. In other words, the structure had no earthquake resistance.
In addition, each constituent member of the embodiment is bonded and fixed with a weather-resistant adhesive such as silicone resin, and the
なお、この実施例の前述した以外の構成は、本願出願人が先に提案した外柵を備えた基と同構成である,
以上のように構成した実施例は、胴石4の正面壁4a及び背面壁4c及び一対の骨堂壁5,5に配設される覆い板2 3〜2 5によって形成される開口部30及び納骨入口部31に墓石1 7及び着脱可能な骨蓋を兼ねた香炉台16をほぞ結合によって支持固定した構成としたので、振動による墓石17及び骨蓋を兼ねた香炉台16の前後,左右方向への滑り現象による移動を防止でき、耐震性の優れた強固な基を造ることができる。
The configuration of this embodiment other than that described above is the same as that of the group provided with the outer fence previously proposed by the present applicant.
In the embodiment configured as described above, the
また、この実施例では、不錆鋼材からなるL字(コーナー)金具28、ボルトナット、鎹33、連結金具34を用いて、胴石4、覆い板23〜25及び墓石17の構成石材の固定部を補強したので、地震に対する強度が大きく、とくにコーナー金具2 8を用いて、胴石4、骨堂壁5を補強しているので、密閉中空部2 6、納骨堂6が変形しにくい。
Further, in this embodiment, the
なお、コーナー金具228、鎹33および連結金具34による補強箇所は図示のものに限られるものではなく、増減など適宜変更できる,
この発明において、袖石8の一部を除去して法名碑8aを設けるなど、適宜の部材を付加したり、塔婆立て、門柱および墓石の構成を変更したりすることができ、また左右一対の骨堂壁5,5間の背面側端部及び正面側端部に補強板を設けて、骨堂壁5,5の強度を向上させることもできる。
In addition, the reinforcement part by the corner metal fitting 228, the
In the present invention, it is possible to add a suitable member such as removing a part of the
2 基礎
3 外柵
4 胴石
4a 正面壁
4b 左,右側面壁
4c 背面壁
5 左,右骨堂壁
6 納骨堂
8 袖石
9 門柱
1 2 塔婆立て
13 屏風
1 6 骨蓋を兼ねた香炉台
1 6 a ほぞ
17 墓石
17a 下台
17b 中台
17c 上台
17d 棹石
17f ほぞ
18 花立て
23 左,右覆い板
24 正面側覆い板
25 背面側覆い板
26 密閉空間部
28 L字(コーナー)金具
30 開口部
30a 内周縁部
31 納骨入口部
33 鎹
34 連結金具
41 連結棒
42 取付孔
43 敷石
50 通気孔
2 Basics
3 Outside fence
4
4b Left,
6 ossuary
8 Sleevestone
9 Gatepost
1 2 tower
13 folding screen
1 6 Incense burner that also serves as a bone lid
1 6 a
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003315436A JP4124066B2 (en) | 2003-09-08 | 2003-09-08 | Tomb with earthquake-resistant structure |
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