JP4124058B2 - 情報機能付きキー - Google Patents

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Description

本発明はメカニカルキーを用いることなく無線通信により車両のドアの開錠及び施錠などを行うキーレスエントリーシステムの携帯機である情報機能付きキーに関する。
従来、メカニカルキーを用いずに車両のドアの施錠(ロック)及び開錠(アンロック)を行うことができるシステムとして、キーレスエントリーシステムと称されるものが知られている。キーレスエントリーでは無線式の携帯機を用い、前記携帯機に備えられたロック/アンロックの操作ボタンを操作することにより、前記携帯機から無線通信により本人認証のための認証情報(照合ID)を含む信号を送信し、この信号を車両側の照合装置で受信して同照合装置に記憶されている照合IDと前記信号に含まれる照合IDとを照合した後、車両のドアを施錠又は開錠する。
また、キーレスエントリーシステムとしては、更にスマートエントリーシステムと称されるものも知られている。スマートエントリーシステムでは携帯機のボタン操作を要せず、無線式の携帯機を携帯したドライバーなどの使用者が車両に対して接近又は離間するだけで、車両側の照合装置から常に発信されている伝搬(通信)範囲の狭い電波に呼応して前記携帯機から無線通信により照合IDを含む信号を送信し、この信号を車両側の照合装置で受信して同照合装置に記憶されている照合IDと前記信号に含まれる照合IDとを照合した後、車両のドアを施錠又は開錠する。
そして、現在ではキーレスエントリーシステムの携帯機に更に様々な付加価値をつけることが検討されている。例えばキーレスエントリーシステムの携帯機に車両ドアの施錠開錠機能以外の付加価値をつけた例としては、特許文献1がある。図5は特許文献1に示されている従来のキーレスエントリーシステムの携帯機の構成図である。図5に示す携帯機1は、車両のインストルメントパネル部に設けられる車両用オーディオ本体部2に形成された凹状の装着部5に対して着脱可能に構成されたオーディオ操作部3と、車両に対してキーレスロック信号及びキーレスアンロック信号を送信するトランスミッタ4とが一体構成されたものである。
オーディオ本体部2には音楽情報媒体や音声情報媒体(CD、MDなど)を挿入する挿入口6、給電端子7、送受信ポート8などが設けられる一方、携帯機1にはオーディオ用やキーレスエントリー用などのスイッチ9,10,11,12、音量調整用ボリューム13、オーデォオ用表示部とドアロック・アンロックの確認情報表示部とを共用する表示部14が設けられている。つまり、携帯機1は車両ドアの開錠施錠機能の他にオーディオ操作機能や表示機能の付加価値がつけられている。
特開平11−238371号公報
携帯機はキーレスエントリーシステムを有する車両には必須のものであり、当該車両の使用者(ドライバなど)は必ず携帯するものである。このため、上記のように車両ドアの開錠施錠機能の他にオーディオ操作機能や表示機能を加えるだけでなく、各種の機能を加えて付加して携帯機を更に付加価値の高いものにすることは、車両の価値を高めることなどにもつながり、非常に有効である。
一方、情報機能付きキーは使用者が持ち運び易いように小さく作製されているため、上記のようにオーディオの操作部と共用する場合、操作スイッチの配列に限界があり、操作スイッチの数も多くすることができないため、使い勝手があまり良いとはいえない。
従って本発明は上記の事情に鑑み、付加価値の高い携帯機としての情報機能付きキーを提供し、また、使い勝手の改善を図ることができる情報機能付きキーを提供することを課題とする。
上記課題を解決する発明の情報機能付きキーは、車両側のキー装着部に着脱可能に装着され、前記キー装着部から取り外して携帯可能な情報機能付きキーであって、
車両側の施錠開錠手段と無線通信を行うことにより、前記施錠開錠手段に車両のドアの施錠又は開錠を行わせる施錠開錠指令手段と、
前記キー装着部に前記情報機能付きキーを装着した状態で車両側のエンジン始動手段と無線通信又は有線通信を行うことにより、前記エンジン始動手段によるエンジンの始動を許可するエンジン始動許可手段と、
前記情報機能付きキーを前記キー装着部に装着したとき、及び、前記情報機能付きキーを前記キー装着部から取り外したときに各種の情報を表示する表示手段と、
車両側の情報送信手段から無線通信又は有線通信によって送信される情報を受信する情報受信手段と、
情報を記憶する情報記憶手段とを有し、
前記表示手段では、前記情報機能付きキーを前記キー装着部に装着したときには、前記車両側の情報送信手段から前記情報受信手段によって受信する情報、及び、前記情報記億手段に記憶された情報を表示し、前記情報機能付きキーを前記キー装着部から取り外したときには、前記情報記億手段に記憶された情報を表示することを特徴とする。
また、第発明の情報機能付きキーは、第発明の情報機能付きキーにおいて、
前記車両側の情報送信手段から前記情報受信手段によって受信する情報は、車両状態を表す情報であり、前記情報記憶手段に記憶される情報は、音情報もしくは映像情報、ナビゲーションに関する情報、車両のメンテナンス情報、又は、電子商取引に関する情報であることを特徴とする。
また、第発明の情報機能付きキーは、車両側のキー装着部に着脱可能に装着され、前記キー装着部から取り外して携帯可能な情報機能付きキーであって、
車両側の施錠開錠手段と無線通信を行うことにより、前記施錠開錠手段に車両のドアの施錠又は開錠を行わせる施錠開錠指令手段と、
前記キー装着部に前記情報機能付きキーを装着した状態で車両側のエンジン始動手段と無線通信又は有線通信を行うことにより、前記エンジン始動手段によるエンジンの始動を許可するエンジン始動許可手段と、
ナビゲーションに関する情報が記憶されたメモリーカードを着脱可能に装着するカード装着部と、
前記カード装着部に前記メモリーカードを装着したときに前記メモリーカードに記憶されたナビゲーションに関する情報を車両側のナビゲーションシステムに無線通信又は有線通信で送信するナビゲーション情報送信手段と、
を有することを特徴とする。
また、第発明の情報機能付きキーは、第1又は第2発明の情報機能付きキーにおいて、前記情報機能付きキーに備えた操作スイッチは、前記情報機能付きキーを前記キー装着部から取り外した状態で前記表示部に表示されるメニューを選択するためのメニュー選択スイッチと、前記情報機能付きキーを前記キー装着部から取り外した状態で作動可能な機能を作動又は停止させるための作動操作スイッチのみであることを特徴とする。
第1発明の情報機能付きキーによれば、施錠開錠指令手段を有するだけでなく、
エンジン始動許可手段を備え、そして更には情報機能付きキーをキー装着部に装着したとき、及び、情報機能付きキーをキー装着部から取り外したときに各種の情報を表示する表示手段を備えているため、表示手段によって各種の情報を使用者(ドライバーなど)に提供することができるため、付加価値の高い携帯機となる。
また、第発明の情報機能付きキーによれば、情報受信手段と情報記憶手段とを有し、表示手段において、情報機能付きキーをキー装着部に装着したときには、車両側の情報送信手段から情報受信手段によって受信する情報、及び、情報記億手段に記憶された情報を表示し、情報機能付きキーをキー装着部から取り外したときには、情報記億手段に記憶された情報を表示することができるため、表示手段を有効に活用した付加価値の高い携帯機となる。
また、第発明の情報機能付きキーによれば、車両側の情報送信手段から情報受信手段によって受信する情報が、車両状態を表す情報であり、情報記憶手段に記憶される情報が、音情報もしくは映像情報、ナビゲーションに関する情報、車両のメンテナンス情報、又は、電子商取引に関する情報であるため、各種の情報を使用者に提供できる付加価値の非常に高い携帯機となる。
また、第発明の情報機能付きキーによれば、施錠開錠指令手段を有するだけでなく、エンジン始動許可手段を備え、そして更にはナビゲーションに関する情報が記憶されたメモリーカードを着脱可能に装着するカード装着部と、カード装着部にメモリーカードを装着したときにメモリーカードに記憶されたナビゲーションに関する情報を車両側のナビゲーションシステムに送信するナビゲーション情報送信手段とを備えているため、目的地点等のナビゲーション情報を簡単に車両にインプットすることもできる付加価値の高い携帯機となる。
また、第発明の情報機能付きキーによれば、情報機能付きキーに備えた操作スイッチは、情報機能付きキーをキー装着部から取り外した状態で表示手段に表示されるメニューを選択するためのメニュー選択スイッチと、情報機能付きキーをキー装着部から取り外した状態で作動可能な機能を作動又は停止させるための作動操作スイッチのみであるため、即ち、必要最低限の操作スイッチのみを有しているため、表示手段を有していても、小型で持ち運に適したものとなり、しかも、その他の操作スイッチは車両側に設けることになり、操作スイッチの配置や数に対する制限が少ないため、使い勝手の改善を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るインフォメーションキー(情報機能付きキー)の構成図、図2は前記インフォメーションキーの主な内部構成などを示すブロック図、図3は前記インフォメーションキーを車両側のキー装着部に装着した状態を示す図、図4は車両側の操作部の操作例と前記インフォメーションキーの表示部の表示例とを示す説明図である。
図1では本実施の形態のインフォメーションキー21の構成(外観)を中央部に図示し、その周囲にインフォメーションキー21が有する各種の機能A,B,C,D,E,Fを図示している。
図1に示すように、キーレスエントリーシステム(スマートエントリーシステム)の携帯機としてのインフォメーションキー(情報機能付きキー)21は、円形状の本体部21Aと、本体部21Aの側部に突設された円弧状の凸部21Bとを有し、全体がダルマ形状となっている。なお、凸部21Bは、携帯に便利なように本体部21A裏面に収納可能に構成されている。本体部21Aの中央部には、表示手段として円形状に形成された液晶ディスプレイなど表示部22を有しており、本体部21Aの周縁部には、メニュー選択スイッチとしてメニューキー23とバックキー24とが設けられている。表示部22に表示される選択メニューを、メニューキー23を操作する(押す)ことによって順方向に選択することができ、バックキー23を操作する(押す)ことによって逆方向に選択することができる。選択メニューが階層的になっている場合、バックキー23を操作すると上位の選択メニューに戻ることができる。
また、凸部21Bには、作動操作スイッチとして作動操作キー25が設けられている。例えば、作動操作キー25を操作する(押す)ことによって、PCカード、メモリスティック又はスマートメディアなどのメモリーカード26に記憶された音情報(音楽情報や会話の記録情報など)や画像情報の再生が開始され、作動操作キー25を再度操作する(押す)ことによって、前記再生が停止される。また、作動操作キー25を数秒押した状態で保持すると初期画面に戻り、再びメニュー選択できる。つまり、インフォメーションキー21に設けられた操作スイッチは、インフォメーションキー21を車両側のキー装着部(図3参照、詳細後述)から取り外した状態で表示部22に表示される選択メニューを選択するためのメニューキー23及びバックキー24と、インフォメーションキー21を前記キー装着部から取り外した状態で作動可能な機能(音楽情報や画像情報の再生機能など)を作動又は停止させるための作動操作キー25のみである。
メモリーカード26はインフォメーションキー21のカード装着部に着脱可能に装着される。即ち、インフォメーションキー21の側部にはカード装着部としてスロット27が設けられており、スロット27へのメモリーカード26の挿し込みや、スロット27からのメモリーカード26の引き抜きを容易に行うことができるようになっている。また、再生された音楽情報などの音情報は、イヤホン28のプラグ29をインフォメーションキー21の側部に設けられたイヤホンジャック30に挿し込むことにより、イヤホン28によって聞くことができる。また、インフォメーションキー21ではAMやFMのラジオ放送を受信することもでき、これらのラジオ放送もイヤホン28によって聴くことができる。
また、図2に示すようにインフォメーションキー21は、各種の制御や信号処理などを行うマイクロコンピュータ31、アンテナ33、アンテナ33を介して無線通信により信号を送受信する送受信部32、音楽情報などの音情報を出力する音情報出力部34、メンテナンス情報などを記憶するための記憶手段としてのメモリーカード35、電子商取引に関する情報が記憶された記憶手段としてのICチップ36などを有している。ICチップ36はインフォメーションキー21の内部に組み込まれている。メモリーカード35はメモリーカード26のように簡単に取り出すことができないようにインフォメーションキー21の内部に装着されて図示しない蓋で塞がれおり、蓋を開けて取り外すようになっている。
マイクロコンピュータ31では、メニューキー23、バックキー24又は作動操作キー25の操作信号に応じた各種の制御や信号処理、表示部22の表示制御、音情報出力部34からの出力制御、送受信部32及びアンテナ33を介して行われる車両側の機器との無線通信の制御、メモリーカード26に記憶された情報の読み取り(音楽情報の再生など)、メモリーカード35へのメンテナンス情報の書き込み、ICチップ36からの情報の読み取りやICチップ36への情報の書き込みなどを行うようになっている。
具体的には、インフォメーションキー21は図1に示すA〜Fの機能を有している。
機能Aはセキュリティ&アイデンティフィケーション機能である。セキュリティ機能とは、車両側の施錠開錠手段と無線通信を行うことにより、前記施錠開錠手段に車両のドアの施錠(ロック)又は開錠(アンロック)を行わせる施錠開錠指令機能である。即ち、インフォメーションキー21のマイクロコンピュータ31では、インフォメーションキー21を携帯したドライバーなどの使用者が車両に対して接近又は離間するだけで、照合手段などを有してなる車両側の施錠開錠手段から常に発信されている伝搬(通信)範囲の狭い電波に呼応して、車両側の施錠開錠手段へ、送受信部32からアンテナ33を介して無線通信により照合ID(認証情報)を含む信号を送信する(施錠開錠指令手段)。車両側の施錠開錠手段では、この信号を受信して同施錠開錠手段に記憶されている照合IDと前記信号に含まれる照合IDとを照合した後、車両のドアを施錠又は開錠する。
なお、インフォメーションキー21と車両側の施錠開錠手段との無線通信は、例えばIEEE802.11標準を基本とした技術“Bluetooth(規格名)”(以下、ブルートゥースと称する)にしたがうが、必ずしもこれに限定するものではく、通信範囲の狭い無線通信方式であればよい。
アイデンティフィケーション機能とは、車両側のキー装着部にインフォメーションキー21を装着した状態で車両側のエンジン始動手段と無線通信を行うことにより、前記エンジン始動手段によるエンジンの始動を許可するエンジン始動許可機能である。即ち、インフォメーションキー21のマイクロコンピュータ31では、前記キー装着部にインフォメーションキー21を装着した状態で照合手段などを有してなる車両側のエンジン始動手段へ、送受信部32からアンテナ33を介して無線通信により照合ID(認証情報)を含む信号を送信する(エンジン始動許可手段)。
車両側のエンジン始動手段では、この信号を受信して同エンジン始動手段に記憶されている照合IDと前記電波に含まれる照合IDとを照合した後、車両のエンジンを始動する。つまり、エンジンのイモビライザ機能(正しい認証情報が入力されないと、イグニッションスイッチが投入されても点火装置を作動させず、エンジンを始動できない機能)を解除して、エンジンの始動を可能にする。この場合、照合IDの送信は、送受信部32及びアンテナ33を介してブルートゥースの無線通信で行ってもよく、インフォメーションキー21をキー装着部41に装着した状態であるため、端子接続をして有線通信で行うようにしてもよい。
機能Bはオーディオ・ビジュアルエンターテイメント機能である。この機能は、スロット27に差し込まれたメモリーカード26に予め他のマイクロコンピュータなどを用いて記憶された音情報(音楽、会話など)又は画像情報を、マイクロコンピュータ31で読み込み、音情報を再生して音情報出力部34から出力する、又は、画像情報を再生して表示部22に表示する機能である。
機能Cはドライバーサポート機能である。この機能は、スロット27に差し込まれたメモリーカード26に予め他のマイクロコンピュータなどを用いて記憶されたナビゲーションに関する情報(例えば目的地点情報)を、マイクロコンピュータ31で読み込み、車両側のナビゲーションシステムに送信する機能である(ナビゲーション情報送信手段)。この場合、ナビゲーションに関する情報の送信は、送受信部32及びアンテナ33を介して無線通信で行うようにしてもよく、インフォメーションキー21を車両側のキー装着部に装着した状態であるため、端子接続をして有線通信で行うようにしてもよい。
車両側のナビゲーションシステムでは、受信したナビゲーションに関する情報(例えば目的地点の情報)に基づいてスタート設定などを行う。このことによって例えば自宅のパソコン等で設定した目的地点等の情報を簡単に車両にインプットすることが可能となり、ドライバーをサポートすることができる。また、車両側のナビゲーションシステムから受信するナビゲーション情報に基づき、表示部22には車両の進行方向(右折、左折、直進)を矢印で示すターン・バイ・ターン表示を行うこともできるようになっている。
機能Dはビークルステイタスインフォメーション機能である。この機能は、車両に設置された燃料計や温度センサなどの車両側の情報送信手段から送信される燃費や航続距離などの燃料関係の情報、車外温度や車室内温度といった空調関係の情報などの車両状態を表す情報を受信して、表示部22に表示する機能である。なお、この場合、車両状態を表す情報の受信は、送受信部32及びアンテナ33を介して無線通信で行うようにしてもよく(情報受信手段)、インフォメーションキー21をキー装着部41に装着した状態であるため、端子接続をして有線通信で行うようにしてもよい(情報受信手段)。
機能Eはカスタマーリレイションマネジメント機能である。この機能は、車両のエンジンコントロールユニットやトラスミッションコントロールユニットなどの車両側のメンテナンス情報送信手段から送信される故障診断情報などのメンテナンス情報を受信して、メモリーカード35に記憶する機能である。このメンテナンス情報が記憶されたメモリーカード35を、例えばディーラーにおいて蓋を開けてインフォメーションキー21から取り出すことにより、ディーラーに備えた外部の診断機にメモリーカード35内のメンテナンス情報を伝達することができる。
機能Fはエレクトリカルコマース機能である。この機能は、ETC(Electronic Toll Collection System:自動料金収受システム)やショッピングなどの電子商取引に関する情報を記憶したICチップ36を備えことにより、インフォメーションキー21がクレジットカードとしても機能するというものである。
次に、図3及び図4に基づき、インフォメーションキー21を車両側のキー装着部41に装着したときの状態や操作例及び表示例について説明する。
図3に示すように、車両側のインストルメントパネル部42には、インフォメーションキーの装着部であるキー装着部41が形成されている。キー装着部41はインフォメーションキー21の形状に沿って略ダルマ形状に形成された凹部であり、このキー装着部41にインフォメーションキー21を着脱可能に装着することができる。
キー装着部42に装着されたインフォメーションキー21の周囲には、車両側の操作部43が設けられている。操作部43には車両側の操作機器としてタッチパッド44、エンジンのスタータスイッチ45、ハザードスイッチ46が設けられている。タッチパッド44は操作者が指を触れることによって動作する静電容量式の操作機器であり、半円形状に形成されて、インフォメーションキー21の本体部21Aの周囲をほぼ囲むように配設されている。タッチパッド44の操作は、タッチパッド44上の特定位置を指でクリックしたり、タッチパッド44上を指でワイプ(指でなぞる)することによって行う。
また、スタータスイッチ45はタッチパッド44の一端部44aの下方に配設され、ハザードスイッチ46はタッチパッド44の他端部44bの下方に配設されている。上記のように照合IDが照合されてエンジンス始動が可能となった後にスタータスイッチ45を押すことにより、エンジンが始動する。
タッチパッド44の一端部44aには、選択(チューニング)を確定するためのクリック位置を表す黒丸の表示(目印)47が設けられ、タッチパッド44の他端部44bには、選択(チューニング)をリセットするためのクリック位置を表す白丸の表示(目印)48が設けられている。また、タッチパッド44の外周側には、タッチパッド44によって選択可能な各種の機能を表す表示(目印)49,50,51,52,53,54,55が、タッチパッド44の半円形状に沿い、所定の間隔を有して半円形状に配列されている。各表示49〜55の位置に対応するタッチパッド44上の位置をダブルクリックすることにより、各表示49〜55が表す機能をそれぞれ選択することができる。
表示49は下向きの矢印形状であり、選択(チューニング)を確定する機能を表している。この機能はタッチパッド44の表示47の部分をダブルクリックすることによって選択される。表示55は上向きの矢印形状であり、選択(チューニング)をリセットする機能を表している。この機能はタッチパッド44の表示48の部分をダブルクリックすることによって選択される。選択メニューが階層的になっている場合、表示48部分をダブルクリックすると上位の選択メニューに戻ることができる。
表示50は虫眼鏡形状であり、前述の機能E、即ちカスタマーリレイションマネジメント機能を表している。表示51は手の形状であり、前述の機能C、即ちドライバーサポート機能を表している。表示52は車両とインフォメーションの頭文字iを組み合わせた形状であり、上記のビークルステイタスインフォメーション機能Dを表している。表示53は音符形状であり、上記のオーディオ・ビジュアルエンターテイメント機能Bのなかの音楽情報の提供機能を表している。表示54はスピーカ形状であり、音楽情報などの音量を調整する機能を表している。
図4には操作及び表示の具体例として、所望の音楽を聴く場合の例を示す。なお、図4にはタッチパッド44を操作する指56を一点鎖線で示している。所望の音楽を聴く場合、まず、図4(a)に示すように音符形状の表示53の位置に対応するタッチパッド44上の位置を指56でダブルクリックする。その結果、音楽情報の提供機能が選択され、図4(b)に示すようにインフォメーションキー21の表示部22における表示が音符の表示に切り替わって音楽情報の提供機能が選択されたことをドライバなどの操作者に知らせる。
続いて、図4(c)に示すように、表示部22には、FM、AMのラジオ放送とマイミュージックの選択メニューが表示される。ここで、マイミュージックを選択するために指56でタッチパッド44上を矢印57のように右方向にワイプ操作する。マイミュージックはメモリーカード26に記憶されている音楽情報である。その結果、図4(c)及び図4(d)に示すように表示部22の丸表示がFM、AM側からマイミュージック側に移動する。その後、図4(d)に示すように下向きの矢印形状の表示47に対応するタッチパッド44上の位置(表示47部分)を指56でダブルクリックすると、マイミュージックの選択が確定される。
次に、図4(e)に矢印58で示すように、指56でタッチパッド44上を右方向又は左方向にワイプ操作することにより、所望のジャンルの音楽情報をサーチして選択する。図示例ではカフェミュージックを選択している。そして、指56で表示47に対応するタッチパッド44上の位置(表示47部分)をダブルクリックすることにより、図4(f)に示すようにカフェミュージックの選択が確定され、メモリーカード26に記憶されているカフェミュージックの各曲が再生される。
上記のように本実施の形態のインフォメーションキー21は、インフォメーションキー21をキー装着部41に装着したときには、車両側の情報送信手段から情報受信手段によって受信する情報(車両状態を表す情報など)、及び、メモリーカード26,35やICチップ36に記憶された情報(音情報もしくは映像情報、ナビゲーションに関する情報、車両のメンテナンス情報、電子商取引に関する情報など)を表示し、インフォメーションキー21をキー装着部41から取り外したときには、メモリーカード26,35やICチップ36に記憶された情報を表示する表示部22を備え、図1に示す機能A〜Fを有するため、付加価値の非常に高い携帯機となる。
なお、機能A〜Fの全てを備えた場合に限定するものではなく、例えば機能Aに機能B〜Fの何れか1つの機能を加えるだけでも、インフォメーションキー21は付加価値の高いものとなる。
また、インフォメーションキー21に備えた操作スイッチは、インフォメーションキー21をキー装着部41から取り外した状態で表示部22に表示される選択メニューを選択するためのメニューキー23及びバックキー24と、インフォメーションキー21をキー装着部41から取り外した状態で作動可能な機能を作動又は停止させるための作動操作キー25のみであるため、即ち、必要最低限の操作スイッチのみを有しているため、表示部22を有していても、小型で持ち運に適してものとなり、しかも、その他の操作スイッチは車両側に設けることになり、車両側のキー装着部41に装着した状態では、操作スイッチの配置や数に対する制限が少ないため、例えば図3に示すようなタッチパッド44などの配設が可能となり、使い勝手の改善を図ることができる。
本発明はメカニカルキーを用いることなく無線通信により車両のドアの開錠及び施錠などを行うキーレスエントリーシステムの携帯機であるインフォメーションキーに関するものであり、付加価値の高いキーレスエントリーシステムの携帯機を実現する場合に適用して有用なものである。
本発明の実施の形態に係るインフォメーションキー(情報機能付きキー)の構成図である。 前記インフォメーションキーの主な内部構成などを示すブロック図である。 前記インフォメーションキーを車両側の装着部に装着した状態を示す図である。 車両側の操作部の操作例と前記インフォメーションキーの表示部の表示例とを示す説明図である。 従来のキーレスエントリーシステムの携帯機の構成図である。
符号の説明
21 インフォメーションキー(情報機能付きキー)
21A 本体部
21B 凸部
22 表示部
23 メニューキー
24 バックキー
25 作動操作キー
26 メモリーカード
27 スロット
28 イヤホン
29 プラグ
30 イヤホンジャック
31 マイクロコンピュータ
32 送受信部
33 アンテナ
34 音情報出力部
35 メモリーカード
36 ICチップ
41 キー装着部
42 インストルメントパネル部
44 タッチパッド
44a,44b タッチパッド端部
45 スタータスイッチ
46 ハザードスイッチ
47〜55 表示
A〜F インフォメーションキーの機能

Claims (4)

  1. 車両側のキー装着部に着脱可能に装着され、前記キー装着部から取り外して携帯可能な情報機能付きキーであって、
    車両側の施錠開錠手段と無線通信を行うことにより、前記施錠開錠手段に車両のドアの施錠又は開錠を行わせる施錠開錠指令手段と、
    前記キー装着部に前記情報機能付きキーを装着した状態で車両側のエンジン始動手段と無線通信又は有線通信を行うことにより、前記エンジン始動手段によるエンジンの始動を許可するエンジン始動許可手段と、
    前記情報機能付きキーを前記キー装着部に装着したとき、及び、前記情報機能付きキーを前記キー装着部から取り外したときに各種の情報を表示する表示手段と、
    車両側の情報送信手段から無線通信又は有線通信によって送信される情報を受信する情報受信手段と、
    情報を記憶する情報記憶手段とを有し、
    前記表示手段では、前記情報機能付きキーを前記キー装着部に装着したときには、前記車両側の情報送信手段から前記情報受信手段によって受信する情報、及び、前記情報記億手段に記憶された情報を表示し、前記情報機能付きキーを前記キー装着部から取り外したときには、前記情報記億手段に記憶された情報を表示することを特徴とする情報機能付きキー。
  2. 請求項に記載の情報機能付きキーにおいて、
    前記車両側の情報送信手段から前記情報受信手段によって受信する情報は、車両状態を表す情報であり、前記情報記憶手段に記憶される情報は、音情報もしくは映像情報、ナビゲーションに関する情報、車両のメンテナンス情報、又は、電子商取引に関する情報であることを特徴とする情報機能付きキー。
  3. 車両側のキー装着部に着脱可能に装着され、前記キー装着部から取り外して携帯可能な情報機能付きキーであって、
    車両側の施錠開錠手段と無線通信を行うことにより、前記施錠開錠手段に車両のドアの施錠又は開錠を行わせる施錠開錠指令手段と、
    前記キー装着部に前記情報機能付きキーを装着した状態で車両側のエンジン始動手段と無線通信又は有線通信を行うことにより、前記エンジン始動手段によるエンジンの始動を許可するエンジン始動許可手段と、
    ナビゲーションに関する情報が記憶されたメモリーカードを着脱可能に装着するカード装着部と、
    前記カード装着部に前記メモリーカードを装着したときに前記メモリーカードに記憶されたナビゲーションに関する情報を車両側のナビゲーションシステムに無線通信又は有線通信で送信するナビゲーション情報送信手段と、
    を有することを特徴とする情報機能付きキー。
  4. 請求項1又は2に記載の情報機能付きキーにおいて、
    前記情報機能付きキーに備えた操作スイッチは、前記情報機能付きキーを前記キー装着部から取り外した状態で前記表示手段に表示されるメニューを選択するためのメニュー選択スイッチと、前記情報機能付きキーを前記キー装着部から取り外した状態で作動可能な機能を作動又は停止させるための作動操作スイッチのみであることを特徴とする情報機能付きキー。
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