JP4122756B2 - スピーカ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は各種音響機器および情報通信機器に使用されるスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスピーカは、図4、図5により説明する。
【0003】
図4は従来のスピーカの断面図、図5は従来のボイスコイルの外観図を示したものであり、着磁されたマグネット1を上部プレート2およびヨーク3により挟み込んで構成された内磁型の磁気回路4のヨーク3にフレーム6を結合している。
【0004】
このフレーム6にターミナル10を結合し、このフレーム6の周縁部にダイアフラム7を接着し、このダイアフラム7に結合されたボイスコイル8を上記磁気回路4の磁気ギャップ5にはまり込むように結合し、ボイスコイル8のリード線11をターミナル10に半田付けしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のスピーカは、小型化、高音圧化を目的としており、ボイスコイル8には振動系重量の軽量化とスペース縮小化のため金糸線を用いずに、ボイスコイル8のリード線11を直接ターミナル10に半田付けする構成としていた。
【0006】
この構成は、ボイスコイル8のリード線11の固有共振により自己振動が大きくなり、大きな入力を印加するとリード線11が断線する可能性があった。従って、スピーカの高耐入力化を図ることができないという課題を有していた。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するもので、小型化、高音圧化を図りつつ、高耐入力化が実現できる優れたスピーカを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
【0009】
本発明の請求項1に記載の発明は、ボイスコイルをマグネットワイヤーとこのマグネットワイヤーと略同等の形状および形態を有する非導電性の樹脂ワイヤーから構成し、ボイスコイルとターミナルとの間のリード線をマグネットワイヤーと非導電性の樹脂ワイヤーの2種類のワイヤーから構成し、マグネットワイヤーと非導電性の樹脂ワイヤーの2種類以上の複数のワイヤーをターミナルに接続したものである。この構成とすることで、大きな入力を印加してボイスコイルが大きく上下振動しても、2種類のワイヤーから構成されたリード線による屈曲疲労強度の向上と非導電性の樹脂ワイヤーの柔軟性によるマグネットワイヤーの共振抑制効果により、断線防止が図れるという作用効果が得られる。
【0010】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に加え2種類のワイヤーをボイスコイルとターミナルとの間で互いに絡めて撚り線にしてリード線を構成したものである。この構成とすることで、大きな入力を印加してボイスコイルが大きく上下振動しても、2種類のワイヤーの撚り線から構成されたリード線による屈曲疲労強度のさらなる向上と、1種類のリード線の固有共振による自己振動を撚り線にすることで小さく抑制できることにより、断線防止が図れるという作用効果が得られる。
【0011】
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1に加え2種類のワイヤーをボイスコイルとターミナルとの間で互いに平行にして接着剤で結合してリード線を構成したものである。この構成とすることで、大きな入力を印加してボイスコイルが大きく上下振動しても、2本のワイヤーを接着剤で結合して構成されたリード線による屈曲疲労強度のさらなる向上と、1本のリード線の固有共振による自己振動を接着剤で結合することで小さく抑制できることにより、断線防止が図れるという作用効果が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、同様の内容については、その説明を簡略化して説明する。
【0013】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1に記載の発明について説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態のスピーカの断面図を示したもので、図2はそのボイスコイルの外観図を示したものである。
【0015】
図1および図2によると、着磁されたマグネット21を上部プレート22およびヨーク23により挟み込んで内磁型の磁気回路24を構成している。この磁気回路24のヨーク23にフレーム26を結合し、このフレーム26にターミナル30を結合し、このフレーム26の周縁部にダイアフラム27を接着し、このダイアフラム27に結合されたボイスコイル28を上記磁気回路24の磁気ギャップ25にはまり込むように結合構成している。
【0016】
そして、ボイスコイル28のリード線31をターミナル30に半田付けして構成していた。ここで、このボイスコイル28は、図2に示すように、マグネットワイヤー28aとこのマグネットワイヤー28aと略同等の形状および形態を有する非導電性の樹脂ワイヤー28bから構成し、ボイスコイル28とターミナル30との間のリード線31もマグネットワイヤー28aと非導電性の樹脂ワイヤー28bの2種類のワイヤーで構成し、このマグネットワイヤー28aと非導電性の樹脂ワイヤー28bの2種類のワイヤーをターミナル30に接続したものである。この構成とすることで、大きな入力を印加してボイスコイル28が大きく上下振動しても、2種類のワイヤーから構成されたリード線31による屈曲疲労強度の向上と非導電性の樹脂ワイヤー28bの柔軟性によるマグネットワイヤー28aの共振抑制効果により、断線防止を図ることができる。
【0017】
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項2に記載の発明について説明する。
【0018】
図3は、本発明の一実施形態のボイスコイルの外観図を示したものである。
【0019】
実施の形態1と異なる点は、マグネットワイヤー28aと非導電性の樹脂ワイヤー28bをボイスコイル28とターミナル30との間で互いに絡めて撚り線にしてリード線31を構成したことである。この構成とすることで、大きな入力を印加してボイスコイル28が大きく上下振動しても、2種類のワイヤーの撚り線から構成されたリード線31による屈曲疲労強度のさらなる向上と、1本のリード線の固有共振による自己振動を撚り線にすることで小さく抑制できることにより、断線防止を図ることができる。
【0020】
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項3に記載の発明について説明する。
【0021】
実施の形態1と異なる点は、図2の2種類のワイヤーをボイスコイル28とターミナル30との間で互いに平行にして接着剤で結合してリード線31を構成したものである。この構成とすることで、大きな入力を印加してボイスコイル28が大きく上下振動しても、2種類のワイヤーを接着剤で結合して構成されたリード線31による屈曲疲労強度のさらなる向上と、1本のリード線の固有共振による自己振動を接着剤で結合することで小さく抑制できることにより、断線防止を図ることができる。
【0022】
さらに、ボイスコイル28の巻線時の作業効率向上、リード線31のフォーミング効率の向上等、スピーカの生産性を大幅に向上することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、本発明のスピーカは、ボイスコイルをマグネットワイヤーとこのマグネットワイヤーと略同等の形状および形態を有する非導電性の樹脂ワイヤーから構成し、ボイスコイルとターミナルとの間のリード線がマグネットワイヤーと樹脂ワイヤーの2種類のワイヤーから構成し、マグネットワイヤーと非導電性の樹脂ワイヤーの2種類以上の複数のワイヤーをターミナルに接続したものである。この構成とすることで、大きな入力を印加してボイスコイルが大きく上下振動しても、2種類のワイヤーから構成されたリード線による屈曲疲労強度の向上と非導電性の樹脂ワイヤーの柔軟性によるマグネットワイヤーの共振抑制効果により、断線防止を図ることができる。従って、スピーカの耐入力を向上することができる。
【0024】
このように本発明は、小型化、高音圧化を図りつつ、高耐入力化が実現できる優れたスピーカを提供することができ、その工業的価値は非常に大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態におけるスピーカの断面図
【図2】 本発明の一実施の形態におけるボイスコイルの斜視図
【図3】 本発明の別の実施の形態におけるボイスコイルの斜視図
【図4】 従来のスピーカの断面図
【図5】 従来のボイスコイルの斜視図
【符号の説明】
21 マグネット
22 上部プレート
23 ヨーク
24 磁気回路
25 磁気ギャップ
26 フレーム
27 ダイアフラム
28 ボイスコイル
28a マグネットワイヤー
28b 非導電性の樹脂ワイヤー
30 ターミナル
31 リード線

Claims (3)

  1. 磁気回路に結合されたフレームと、このフレームに結合されたダイアフラムと、このダイアフラムに結合されるとともに、その一部が前記磁気回路の磁気ギャップに配置されたボイスコイルと、前記フレームに結合されたターミナルからなるスピーカであって、前記ボイスコイルマグネットワイヤーとこのマグネットワイヤーと略同等の形状および形態を有する非導電性の樹脂ワイヤーから構成され、前記ボイスコイルと前記ターミナルとの間のリード線が前記マグネットワイヤーと前記非導電性の樹脂ワイヤーの2種類以上の複数のワイヤーから構成され、前記マグネットワイヤーと前記非導電性の樹脂ワイヤーの2種類以上の複数のワイヤーが前記ターミナルに接続されて屈曲疲労強度の向上と前記非導電性の樹脂ワイヤーの柔軟性による前記マグネットワイヤーの共振抑制効果により、断線防止してなるスピーカ。
  2. マグネットワイヤーと非導電性の樹脂ワイヤーからなる2種類以上の複数のワイヤーをボイスコイルとターミナルとの間で互いに絡めて撚り線にしてリード線を構成し屈曲疲労強度のさらなる向上と、1本のリード線の固有共振による自己振動を撚り線にすることで小さく抑制した請求項1記載のスピーカ。
  3. マグネットワイヤーと非導電性の樹脂ワイヤーからなる2種類以上の複数のワイヤーをボイスコイルとターミナルとの間で互いに平行にして接着剤で結合してリード線を構成し屈曲疲労強度のさらなる向上と、1本のリード線の固有共振による自己振動を接着剤で結合することで小さく抑制した請求項1記載のスピーカ。
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