JP4120449B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図11に示すように、一対の端子(栓刃)1を支持した中ボディ2にシェル(外殻)3の下開口3aが嵌合されて、シェル3の上開口3bからシェル内部に挿通させた電線4の導体4aを上記端子1の導体結合部1aに結合するようになったコネクタが提案されている。
【0003】
図11では、端子1の導体結合部1aに圧着部1bを止めねじ5で固定して、この圧着部1bに電線4の導体4aを圧着結合するようにしているが(圧着端子)、圧着部1bを取り外して、止めねじ5のナット(引締座金)6と端子1の導体結合部1aとの間に電線4の導体4aを挟み込んでねじ止め結合することもできる。
【0004】
上記従来技術では、上記端子1の導体結合部1aは真っ直ぐ上方に延びるように形成され、従って圧着部1bも真っ直ぐ上方に延びるようになっている。
【0005】
なお、接触バネの導体結合部を内向き傾斜させた構造は公知である(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−153385号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、上記端子1の導体結合部1aや圧着部1bが真っ直ぐ上方に延びることから、シェル3のストレート部3cの高さT1が高くなって、コネクタが嵩高になるという問題があった。
【0008】
また、上記導体結合部1aや圧着部1bの間隔W1に合わせて電線4の導体4aを大きく広げる必要があるので、組付け作業性が悪くなるという問題があった。
【0009】
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、コンパクト化できるとともに、組付け性が向上するコネクタを提供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、少なくとも一対の端子を支持した中ボディにシェルの下開口が嵌合されて、シェルの上開口からシェル内部に挿通させた電線の導体を上記端子の導体結合部に結合するコネクタにおいて、上記端子の導体結合部は、内向き傾斜され、上記中ボディの上部に中カバーが固定され、この中カバーに電線の導体挿入穴が形成されて、この導体挿入穴は、上記中ボディに位置する端子の導体結合部の方向に傾斜されているとともに、上記中カバーの上面に、各導体挿入穴の一部に沿って蛇行するS字状のリブが形成され、このリブに、電線の導体を導体挿入穴の方向にガイドする傾斜が形成されていることを特徴とするコネクタを提供するものである。
【0011】
請求項2のように、請求項1において、上記シェルの外面に、回り止め凹凸部と滑り止め凹凸部とが形成されていることが好ましい
【0012】
請求項3のように、請求項1において、上記シェルの内面に、上記端子の止めねじとの間に空間を形成するための逃がし用凹部が形成されていることが好ましい
【0013】
請求項4のように、請求項3において、上記中ボディの外面に、上記シェルの下開口側の逃がし用凹部に嵌合する目隠し用突起が形成されていることが好ましい
【0014】
請求項5のように、請求項1において、上記中ボディの外面に突起が形成されるとともに、上記シェルの内面に、中ボディの突起が係合可能なガイド凹部が形成されて、このガイド凹部に周囲と異なる着色が施されていることが好ましい
【0015】
請求項6のように、請求項1において、上記中ボディの上部に中カバーが固定されてなる中ボディブロックは、2本の組立ねじでシェルに固定されていることが好ましい
【0016】
【発明の作用および効果】
本発明によれば、端子の導体結合部を内向き傾斜させたから、導体結合部に圧着部を固定している場合であっても、導体結合部や圧着部が内向き上方に延びることから、シェルのストレート部を高くする必要がなくなって低く(短く)できるので、コネクタをコンパクト化できるようになる。
【0017】
また、内向きにすることで導体結合部や圧着部の間隔が狭まるので、電線の導体の間隔を大きく広げる必要がなくなって、組付け性が向上するようになる。
【0018】
さらに、中カバーにS字状のリブを形成したから、リブによって電線の導体間の絶縁距離を保つことができる。また、リブに形成した傾斜によって、電線の導体の挿入がガイドされて、組付け性が向上するとともに、中ボディの成形時に、金型からの離型性が良好になる。
【0019】
請求項2によれば、シェルの外面に回り止め凹凸部と滑り止め凹凸部とを形成したから、コネクタの回転操作時や引き抜き操作時の操作性が向上するようになる。
【0020】
請求項3によれば、シェルの内面に、端子の止めねじとの間に空間を形成するための逃がし用凹部を形成したから、発熱しやすい止めねじとシェルとの間に放熱空間が生じて、発熱を素早く放熱できるようになる。
【0021】
また、中ボディの外面に、シェルの下開口側の逃がし用凹部に嵌合する目隠し用突起を形成すると(請求項4)、凹部が突起によって塞がれて、シェルと中ボディとの間に隙間が生じなくなるとともに、凹部に突起を嵌合させることで、組付け位置が決められるので、組付け性が向上するようになる。
【0022】
請求項5によれば、シェルのガイド凹部を着色したから、中ボディの突起を係合させるときの位置が分かり易いので、組付け性が向上するようになる。
【0023】
請求項6によれば、中ボディブロックを2本の組立ねじでシェルに固定できるから、シェルに中ボディブロックを強固に固定できて、組付け性が向上するようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
図1に示すように、コネクタ8は、絶縁性の中ボディ10と中カバー11とシェル12と、導電性の一対の端子13とで基本構成されている。
【0026】
上記中ボディ10は、大径の下部10aと小径の上部10bとで偏平な円柱状に構成されて、この上部10bの180度対称位置に凹部10cが形成されるとともに、この凹部10cに対して90度オフセットした180度対称位置にねじ挿通穴10dと雌ねじ穴10eとが形成されている。
【0027】
上記凹部10cの底に相当する下部10aには、端子13の雄端子部13aが差し込み支持されていて〔図7(a)参照〕、この端子13の導体結合部13bが凹部10c内に収容されるようになる。
【0028】
上記端子13の導体結合部13bは、図11に示した導体結合部1aのように、真っ直ぐ上方に延びるように形成されているのではなく、図6(b)および図7(a)に示すように、中心線Cに対して内向きに約15〜30度の角度Aで傾斜されている。この中心線Cは、上記シェル12の電線挿入用上開口12eの中心線Cとするのが適当である。
【0029】
上記端子13の導体結合部13bには貫通穴13cが形成され、この貫通穴13cに外方から止めねじ14が挿通されて、上記凹部10cで回り止めされたナット(引締座金)15にねじ込まれるようになる。なお、ねじ込まれた止めねじ14の頭部は、上記凹部10c内に収容されるようになる。
【0030】
上記中カバー11は円板状に構成されて、この中カバー11には、上記中ボディ10の凹部10cに対応する切り込み11aが形成されるとともに、上記ねじ挿通穴10dと雌ねじ穴10eに対応するねじ挿通穴11bが形成されている。
【0031】
この中カバー11は、上記中ボディ10の上部10bの上面に形成した係止突起10fに係止溝(具体的に図示せず。)を回転係合させることによって、一側が中ボディ10の上面に係止固定されるとともに、組立ねじ16をねじ挿通穴11bから上記雌ねじ穴10eにねじ込むことによって、他側が中ボディ10の上面にねじ固定されるようになる。この中ボディ10に中カバー11が固定されてなるものを中ボディブロック9(図3参照)と称する。
【0032】
上記中カバー11には、図6(a)に詳細に示すように、上記切り込み11aとねじ挿通穴11bとに対して45度オフセットした180度対称位置に導体挿通穴11cが形成され、この導体挿通穴11cは、上記中ボディ10の凹部10cに位置する端子13の導体結合部13bの方向に傾斜されている。上記導体挿通穴11cの間隔W3は約10mmに設定することが好ましい。
【0033】
上記中カバー11の上面には、上記導体挿通穴11cの一部に沿って蛇行するS字状のリブ11dが形成され、このリブ11dには、電線4の導体4aを導体挿通穴11cの方向にガイドする傾斜11eが形成されている。
【0034】
上記シェル12は、大径のストレート部12aとくびれ部12bとで中空円筒状に構成されて、ストレート部12aの下部には下開口12dが形成されるとともに、くびれ部12bの上部には上開口12eが形成されている。
【0035】
このくびれ部12bの上面には、上開口12eの半周分を形成する半割状の電線クリップ部12cが形成され、この電線クリップ部12cには、上開口12eの残り半周分を形成する半割状の電線クリップ17が組立ねじ18で固定されている。そして、この上開口12eには、パッキンリング19(図7参照)を介して電線4をシェル12の内部に挿通させるようになる。
【0036】
上記シェル12のくびれ部12bの下部分のテーパ状外面には、円周方向の適所に軸方向に延在する回り止め凹凸部12fが形成されるとともに、くびれ部12bの底部分の外面には、軸方向に等角度間隔で滑り止め凹凸部12gが形成されている。なお、図9(b)に示したように、回り止め凹凸部12fをストレート部12aの外面まで延長させても良い。
【0037】
上記シェル12のストレート部12aの内面には、軸方向に延在するガイド凹部12h(図5参照)が形成されるとともに、上記中ボディ10の外面には、上記ガイド凹部12hに係合可能な突起10gが形成されている(図3参照)。このガイド凹部12hには、周囲と異なる着色が施されている。例えば、シェル12が黒色である場合には、白色で着色すれば良い。この突起10gとガイド凹部12hとは、中ボディブロック9をシェル12の下開口12dに嵌合させるときの軸回り方向の位置決めとなる。
【0038】
そして、上記シェル12の下開口12dに、中ボディ10の下部10aの下面が下開口12dの下端とほぼ面一となるまで中ボディブロック9を嵌合させると、中カバー11がシェル12の奥止め部12i〔図10(a)参照〕で当て止められて嵌合奥位置が位置決めされる。この状態で中ボディブロック9を僅かに回転操作することで、上記ガイド凹部12hの奥部に形成した内向き突起12j(図5照)に、中カバー11の外面に形成した係止溝11h(図3参照)が回転係合されることによって、一側がシェル12に係止固定される。その後、組立ねじ20を中ボディ10と中カバー11のねじ挿通穴10dと11bとに挿通させて、シェル12の雌ねじ穴12k〔図10(a)参照〕にねじ込むことによって、他側がシェル12にねじ固定されるようになる。
【0039】
上記シェル12のストレート部12aの内面には、図6(b)および図8(b)に示すように、端子13の止めねじ14の頭部との間に空間を形成するための逃がし用凹部12mが形成されている。
【0040】
また、上記中ボディ10の下部10aの外面には、図6(a)および図8(a)に示すように、上記シェル12のストレート部12aの逃がし用凹部12mに嵌合する目隠し用突起10hが形成されている。
【0041】
図1の端子13の雄端子部13aは、平板状であって、コンセントの差し込み穴に真っ直ぐ差し込む平形タイプのコネクタ8に適用するものであるが、図2(a)に示すように、雄端子部13a´を円弧状に形成すれば、図9(a)に示すように、コンセント22の円弧状差し込み穴22aに真っ直ぐ差し込んだ後に回して引っ掛けることができる引掛形タイプのコネクタ8に適用することができる。
【0042】
また、図1の端子13の導体結合部13bには、図6(b)のように、この導体結合部13bとナット15との間に電線4の導体4aを挟み込んで、止めねじ14をねじ込むことにより、ねじ止め結合するものであるが(導体ねじ止め結合タイプ)、図2(b)に示すように、圧着部13dを別に設けて、この圧着部13dを導体結合部13bに止めねじ14とナット15とで固定して、図4および図7(a)のように、この圧着部13dに電線4の導体4aを圧着することにより、圧着結合することができる(導体圧着結合タイプ)。この場合、端子13は、圧着端子となる。
【0043】
この導体圧着結合タイプでは、中カバー11に、導体ねじ止め結合タイプのような導体挿通穴11cやリブ11dが不要であるが、本実施形態では、導体ねじ止め結合タイプと導体圧着結合タイプとを兼用させるために、導体圧着結合タイプでも、導体挿通穴11cとリブ11dとを形成した中カバー11を使用している。
【0044】
また、シェル12を導体ねじ止め結合タイプに専用のものを使用すれば、圧着部13dが無い分だけストレート部12aの高さをより低く(短く)することが可能となるので、コネクタ8をよりコンパクト化できるようになる。
【0045】
上記のように構成したコネクタ8の組付け要領を説明する。なお、組付け順序の前後は必ずしも下記するものに限られるものではない。
【0046】
中ボディ10の凹部10cにナット15を嵌め込み、下部10aに端子13の雄端子部13aを差し込み支持して、貫通穴13cに止めねじ14を挿通させてナット15に緩くねじ込んでおく。
【0047】
ついで、中ボディ10の係止突起10fに中カバー11の係止溝(具体的に図示せず。)を回転係合させて係止固定するとともに、組立ねじ16をねじ挿通穴11bから雌ねじ穴10eにねじ込んでねじ固定することにより、中ボディブロック9が組立てられるようになる。
【0048】
一方、電線4を上開口12eからシェル12の内部に余長を持たせて挿通させる。なお、図6(c)のように、電線4は、導体4aを予め剥き出して、段向き寸法L(電線4の被覆切断部から導体4aの先端までの寸法)を25〜30mmとするのが好ましい。
【0049】
そして、電線4の導体4aを中カバー11の導体挿通穴11cを挿通させて、端子13の導体結合部13bとナット15と間に挟み込んで、止めねじ14をねじ込むことによりねじ止め結合する。
【0050】
この場合、導体挿入穴の間隔W3を約10mmに設定しておけば、電線4の段向き寸法Lを上記のように25〜30mmとした場合には、導体4aが挿入し易くなるので有利になる。また、中カバー11のリブ11dに傾斜11eを形成しているから、電線4の導体4aの挿入がスムーズにガイドされて、組付け性が向上する。このリブ11dの傾斜11eによって、中ボディ11の成形時に、金型からの離型性が良好になる。さらに、このリブ11dによって、電線4の導体4aの間の絶縁距離を保つことができる。
【0051】
その後、中ボディブロック9をシェル12の下開口12dに嵌合させる。このとき、シェル12のガイド凹部12hが着色されているから、中ボディ10の突起10gを係合させるときの位置が分かり易いので、組付け性が向上するようになる。
【0052】
また、上記中ボディ10の目隠し用突起10hがシェル12の逃がし用凹部12mに嵌合するから、凹部12mが突起10hによって塞がれて、シェル12と中ボディ10との間に隙間が生じなくなる。
【0053】
さらに、シェル12の凹部12mに中ボディ10の突起10hを嵌合させることで、シェル12のガイド凹部12hに中ボディ10の突起10gを係合させることと相俟って、中ボディブロック9とシェル12の組付け位置が決められるので、組付け性が向上するようになる。
【0054】
そして、中ボディブロック9の中カバー11をシェル12の奥止め部12iに当て止めて嵌合奥位置を位置決めし、この状態で中ボディブロック9を回転操作して、シェル12の内向き突起12jに中カバー11の係止溝11hを回転係合させて係止固定する。その後、組立ねじ20をねじ挿通穴10d,11bに挿通させて雌ねじ穴12kにねじ込んでねじ固定することにより、シェル12に中ボディブロック9が組付けられるようになる。
【0055】
上記構成のコネクタ8であれば、端子13の導体結合部13bを内向き傾斜させたから、導体結合部13bに圧着部13dを固定している場合であっても、導体結合部13bや圧着部13dが内向き上方に延びることから、シェル12のストレート部12aの高さT2〔図6(b)と図7(a)参照〕を、従来(図11参照)のように高くする必要がなくなって低く(短く)できるので(T2<T1)、コネクタ8をコンパクト化できるようになる。
【0056】
また、内向きにすることで導体結合部13bや圧着部13dの間隔W2〔図6(b)と図7(a)参照〕が狭まるので(W2<W4)、電線4の導体4aの間隔を大きく広げる必要がなくなって、組付け性が向上するようになる。
【0057】
さらに、端子13の導体結合部13bをシェル12の上開口12eの中心線Cに対して約15〜30度の角度で内向き傾斜させれば、圧着部13dを固定している場合であっても、例えばシェルの外径Dが34mmの規格コネクタでは、30度まで傾斜させても、圧着部間の絶縁距離W4〔図7(a)参照〕を3mm程度確保できるようになる。
【0058】
また、シェル12の内面に、端子13の止めねじ14との間に空間を形成するための逃がし用凹部12mを形成したから、発熱しやすい止めねじ14とシェル12との間に放熱空間が生じて、発熱を素早く放熱できるようになる。
【0059】
さらに、シェル12の外面に回り止め凹凸部12fと滑り止め凹凸部12gとを形成したから、平形タイプのコネクタ8では、引き抜き時に滑り止め凹凸部12gで滑り止めされて、引き抜き操作時の操作性が向上するようになる。
【0060】
また、引掛形タイプのコネクタ8では、図9(a)のように、回転時(矢印E参照)に回り止め凹凸部12fで回り止めされるとともに、引き抜き時(矢印F参照)に滑り止め凹凸部12gで滑り止めされて、回転操作時や引き抜き操作時の操作性が向上するようになる。
【0061】
上記実施形態では、シェル12の内向き突起12jに中カバー11の係止溝11hを回転係合させて、中ボディブロック9の一側をシェル12に係止固定するとともに、組立ねじ20で中ボディブロック9の他側をシェル12にねじ固定するようにしたが、図10に示すように、中ボディブロック9を2本の組立ねじ20,21だけでシェル12にねじ固定することもできる。
【0062】
すなわち、中ボディ10の下部から中カバー11の途中まで組立ねじ21をねじ込んだ状態のままで、組立ねじ20で中ボディブロック9の他側をシェル12にねじ固定して、その後、組立ねじ21をさらにねじ込んで、中ボディブロック9の一側をシェル12にねじ固定するのである。
【0063】
このように、中ボディブロック9を2本の組立ねじ20,21でシェル12にねじ固定できるから、シェル12に中ボディブロック9を強固に固定できて、組付け性が向上するようになる。
【0064】
上記実施形態では、端子13が一対(2本)であったが、3本以上のものにも適用することができる。また、端子13に雄端子部13aを形成したものであったが、雌端子部を形成したものにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 導体ねじ止め結合タイプのコネクタの分解斜視図である。
【図2】 (a)は、円弧状雄端子部を有する端子の分解斜視図、(b)は、圧着部を有する端子の分解斜視図である。
【図3】 導体ねじ止め結合タイプの中ボディブロックとシェルの斜視図である。
【図4】 導体圧着結合タイプの中ボディブロックの斜視図である。
【図5】 シェルの斜視図である。
【図6】 (a)は、導体ねじ止め結合タイプの中ボディブロックの平面図、(b)は、導体ねじ止め結合タイプのコネクタの断面図、(c)は、電線の側面図である。
【図7】 (a)は、導体ねじ止め結合タイプのコネクタの断面図、(b)は(a)の底面図である。
【図8】 (a)は中ボディの底面図、(b)はシェルの底面図である。
【図9】 (a)は、引掛形タイプのコネクタとコンセントの斜視図、(b)は、変形例のシェルの斜視図である。
【図10】 (a)は、中ボディブロックの他の固定構造を示すコネクタの断面図、(b)は、(a)の底面図である。
【図11】 (a)は従来のコネクタの断面図、(b)は(a)の底面図である。
【符号の説明】
4 電線
4a 導体
8 コネクタ
9 中ボディブロック
10 中ボディ
10g 突起
11 中カバー
11c 導体挿通穴
11d リブ
11e 傾斜
12 シェル
12d 下開口
12e 上開口
12f 回り止め凹凸部
12g 滑り止め凹凸部
12m 逃がし用凹部
13 端子
13b 導体結合部
13d 圧着部
14 止めねじ
20 組立ねじ
C 中心線
W3 間隔

Claims (6)

  1. 少なくとも一対の端子を支持した中ボディにシェルの下開口が嵌合されて、シェルの上開口からシェル内部に挿通させた電線の導体を上記端子の導体結合部に結合するコネクタにおいて
    上記端子の導体結合部は、内向き傾斜され、上記中ボディの上部に中カバーが固定され、この中カバーに電線の導体挿入穴が形成されて、この導体挿入穴は、上記中ボディに位置する端子の導体結合部の方向に傾斜されているとともに、上記中カバーの上面に、各導体挿入穴の一部に沿って蛇行するS字状のリブが形成され、このリブに、電線の導体を導体挿入穴の方向にガイドする傾斜が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 上記シェルの外面に、回り止め凹凸部と滑り止め凹凸部とが形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 上記シェルの内面に、上記端子の止めねじとの間に空間を形成するための逃がし用凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  4. 上記中ボディの外面に、上記シェルの下開口側の逃がし用凹部に嵌合する目隠し用突起が形成されていることを特徴とする請求項記載のコネクタ。
  5. 上記中ボディの外面に突起が形成されるとともに、上記シェルの内面に、中ボディの突起が係合可能なガイド凹部が形成されて、このガイド凹部に周囲と異なる着色が施されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  6. 上記中ボディの上部に中カバーが固定されてなる中ボディブロックは、2本の組立ねじでシェルに固定されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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