JP4118979B2 - 適量排液機能を備えた容器蓋 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、容器本体内に収容されている液体を適量づつ排液する、適量排液機能を備えた容器蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
ラー油、食酢、コーヒー用液体クリーム等の食用液体あるいは乳液状のトイレタリ(toiletry)等の液体を収容した容器本体のための容器蓋として、容器本体内に収容されている液体を適量づつ排液する、適量排液機能を備えた容器蓋が種々提案されている(例えば実開平2−25458号公報参照)。上記形態の容器蓋は通常は適宜の合成樹脂から一体に成形され、細長く延在する排液筒と弾性圧潰部とを備えている。弾性圧潰部は弾性変形部と弾性変形部の頂部に設けられた被押圧部とを含み、被押圧部は円筒壁と円筒壁に接続された円形上壁とを有している。弾性変形部の下方には環状の側壁部が設けられ、この側壁部に上記排液筒が形成されている。容器本体を把持して容器蓋の上記排液筒の下流端を下方に向け、容器蓋の上記被押圧部を押圧して弾性変形部を弾性的に圧潰せしめると、弾性圧潰量に対応した量の液体が上記排液筒を通して排液される。排液が遂行された後、被押圧部の押圧を解除すると、弾性変形部は元の状態に弾性的に復元する。この復元作用に付随して発生する負圧に起因して、排液時に排液筒を満たしていた液体が容器本体内に引き戻される。
【0003】
上記形態の容器蓋においては、流通時の密封性を確保するため一般に中栓又はバリヤー性フィルムによりシールを行なう。容器蓋を使用可能状態とするためには、一度容器蓋を容器本体の開口部から取り外し、そして中栓又はバリヤー性フィルムを取り外した後、容器蓋を再度容器本体の開口部に装着する必要がある。シールのための中栓又はバリヤー性フィルムを取り外した後は、ヒンジで連結された上蓋で排液筒の下流端を押さえる程度のシールが行なわれるが、高い密封性は得られない。その結果、容器本体が倒れた状態で放置された場合、容器本体内に収容された液体が排液筒から漏出するおそれがある。
【0004】
そこで上記の如き問題を解消するため、特開平9−165062号公報には、上記した如き容器蓋の被押圧部の円筒壁(小円筒)に排液筒が形成され、円筒壁内に開口する排液筒の排液流路(ノズル孔)の基端よりも下方の円筒壁内に板状のスリットバルブが配設されている容器蓋が開示されている。スリットバルブには切割り線が形成されている。容器本体を傾け、被押圧部を弾性変形部の弾性に抗して押し下げると、容器本体内の圧力が上昇するので、容器本体内の液体はスリットバルブを弾性変形させて切割り線を開口させ、排液筒を通って排出させられる。容器本体を起こし、被押圧部の押し下げを解除すると、弾性変形部は元の状態に弾性的に復元する。容器本体内の圧力は負圧となるがスリットバルブが逆方向に変形することにより負圧が解消され、スリットバルブも開口が閉じられた元の状態に弾性的に復元する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかして、上記特開平9−165062号公報に開示された容器蓋は、次のとおりの解決すべき課題を有している。
(1)容器本体が比較的弾性変形し易い合成樹脂により形成されている場合、誤って容器本体に圧力が加えられると、内圧の上昇によってスリットバルブが開口し、容器本体内の液体が排液筒から漏出してしまう。そしてこのような意図しない液体の漏出を防止することはできない。また流通時の密封性を確保するため、中栓(例えばプルリング付きの中栓)又はバリヤー性フィルムの使用は必須である。
(2)スリットバルブは、円筒壁内に開口する排液筒の排液流路の基端よりも下方の円筒壁(小円筒)内に配設されているので、スリットバルブと排液流路の基端との間の円筒壁内には比較的広い空間が形成される。この空間は排液筒の排液流路を介して容器蓋の外方に連通している。その結果、排液が終了してスリットバルブの開口が閉じられた後における残液量が比較的多くなるので、容器本体が倒れたときの排液流路からの流出量が比較的多くなる。このため排液流路内における残液も多くなって固化し易くなり、排液流路が詰まる傾向が強くなる。
(3)被押圧部を押し下げた後の元の状態への復元は、弾性変形部の弾性復元力のみによるので、被押圧部の戻りが比較的遅く、連続した適量排液の迅速な遂行が困難となるおそれがある。
【0006】
本発明は上記事実に基づいてなされたものであり、その主目的は、容器本体内に収容された液体の漏出及び液体の固化による排液流路の詰まりを確実に防止することができる、新規かつ改良された、適量排液機能を備えた容器蓋を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の一局面によれば、容器本体の開口部に装着される環状の側壁部と、該側壁部の上方部位に形成され該側壁部の内外を連通する排液流路を有する排液筒と、該側壁部の上端を閉塞するように形成された弾性圧潰部とを備え、該弾性圧潰部は弾性変形部と被押圧部とを含む、適量排液機能を備えた容器蓋において、該側壁部内には小径部が、またその下方に大径部がそれぞれ形成されかつそれらの間には環状のバルブシート部が形成され、該排液流路の上流端は該バルブシート部に開口せしめられ、
該側壁部内には、該バルブシート部の下方に間隔をおいて、半径方向内側に延びるリテーナ部が備えられ、該バルブシート部と該リテーナ部との間にはシールバルブ部材が軸線方向に移動自在に挿入され、該シールバルブ部材と該リテーナ部との間には、該シールバルブ部材を該バルブシート部に弾性的に密着せしめて該排液流路の該上流端を閉じる圧縮コイルばねが配設され、
該被押圧部と該シールバルブ部材との間には、該被押圧部の押圧に応じて該シールバルブ部材を該圧縮コイルばねに抗して該バルブシート部から離れる方向に移動せしめる連動手段が配設されている、
ことを特徴とする適量排液機能を備えた容器蓋、が提供される。
【0008】
この発明においては、排液筒の排液流路の上流端は側壁部内のバルブシート部に開口せしめられている。被押圧部が押し下げられない非作用状態においては、圧縮コイルばねの弾性力の作用でシールバルブ部材がバルブシート部に弾性的に密着せしめられるので、排液流路の上流端はシールバルブ部材により閉じられている。したがって、容器本体が比較的弾性変形し易い合成樹脂により形成されている場合、誤って容器本体に圧力が加えられ内圧が上昇せしめられると、この圧力は、圧縮コイルばねの弾性力に加えてシールバルブ部材をバルブシート部に押圧する方向に作用する。なぜならば、バルブシート部は側壁部内の小径部と大径部との間にあり、大径部は小径部より下方、したがって容器本体の開口部側に位置付けられているので、バルブシート部に密着されたシールバルブ部材の下面側の受圧面積は上面側の受圧面積より大きいからである。その結果、容器本体に対する加圧によって、シールバルブ部材とバルブシート部との間の密封性は更に向上させられるので、容器本体内の液体の排液筒からの意図しない漏出は充分確実に防止される。このため、本発明によれば、従来から流通時の密封性の確保のために必要であった中栓又はバリヤー性フィルムの使用を省略することができる。これにより、容器蓋を使用可能状態にするため、従来の如く、容器蓋を容器本体の開口部から外し、次いで中栓又はバリヤー性フィルムを除去し、その後、容器蓋を容器本体の開口部に装着する、との煩雑な作業が不要となり、利便性が向上する。
【0009】
上記発明においてはまた、シールバルブ部材は、バルブシート部に開口せしめられた、排液筒の排液流路の上流端を直接開閉するよう構成されているので、排液が終了してシールバルブ部材が排液流路の上流端を閉じた後における残液量が著しく少なくなる。その結果、容器本体が倒れたときの排液流路からの液体の流出はほとんどなくなる。このため排液流路内における残液もほとんどなり、液体の固化による排液流路の詰まりは確実に回避される。
【0010】
上記発明においては更に、被押圧部を押し下げた後の元の状態への復元は、主として圧縮コイルばねの弾性力によるので、被押圧部の戻りが迅速に遂行され、連続した適量排液の遂行も容易である。したがって随時、適量排液を連続して迅速に遂行することが可能であるので、便利である。
【0011】
該連動手段は、該被押圧部の下面中央部から該シールバルブ部材に向かって延びる押圧ロッド部と、該押圧ロッド部の下端に密接又は近接して対向するよう、該シールバルブ部材の上面中央部に形成された受け部とからなる、ことが好ましい。
この発明においては、比較的簡単な構成によって、被押圧部の押し下げ力をシールバルブ部材に直接伝達することができ、また逆に圧縮コイルばねの弾性力をシールバルブ部材を介して被押圧部に伝達することができるので、適量排液が迅速かつ確実に遂行せしめられる。
【0012】
本発明の他の局面によれば、容器本体の開口部に装着される環状の側壁部と、該側壁部の上方部位に形成され該側壁部の内外を連通する排液流路を有する排液筒と、該側壁部の上端を閉塞するよう形成された弾性圧潰部とを備え、該弾性圧潰部は弾性変形部と被押圧部とを含む、適量排液機能を備えた容器蓋において、該弾性変形部は、該側壁部の上端から半径方向内方に延びる下環状壁と、該下環状壁の内周縁から上方に延びる円筒壁と、該円筒壁の上端から半径方向内方に延びる上環状壁とを有し、該被押圧部は、該弾性変形部の該上環状壁の内周縁から上方に延びる円筒壁と、該円筒壁に接続された円形上壁とを有し、該弾性変形部の該上環状壁及び該下環状壁並びに該被押圧部の該円形上壁はそれぞれ実質上水平に延び、該弾性変形部の該円筒壁及び該被押圧部の該円筒壁はそれぞれ実質上鉛直に延び、該弾性変形部の該上環状壁及び該下環状壁は薄肉であって柔軟であるよう構成され、
該側壁部内には小径部が、またその下方に大径部がそれぞれ形成されかつそれらの間には環状のバルブシート部が形成され、該排液流路の上流端は該バルブシート部に開口せしめられ、
該側壁部内には該バルブシート部に対向してシールバルブ部材が軸線方向に移動自在に挿入され、該被押圧部の該円形上壁と該シールバルブ部材とは連結手段により実質上一体的に連結され、
該シールバルブ部材は、該被押圧部が押圧されない状態においては、該弾性変形部の弾性復元力により該バルブシート部に弾性的に密着せしめられて該排液流路の該上流端を閉じているが、該被押圧部の押圧に応じて該バルブシート部から離れる方向に移動せしめられる、
ことを特徴とする適量排液機能を備えた容器蓋、が提供される。
【0013】
上記発明においては、先に記載した発明における圧縮コイルばねが省略されているので、構成が著しく簡略化され、低コストで実用化することができる。そして先の発明と同様に、容器本体に付加された圧力による液体の意図しない漏出、及び排液流路の詰まり、は充分確実に防止することができる。ただし、被押圧部を押し下げた後の元の状態への復元は、圧縮コイルばねによるものではなく、弾性変形部の弾性復元力によるので、被押圧部の戻りの迅速性に関しては先の発明の方が優れている。しかしながらこの発明における弾性変形部は、下環状壁と、下環状壁の内周縁から上方に延びる円筒壁と、円筒壁の上端から半径方向内方に延びる上環状壁とを有する構成でありかつ上環状壁及び下環状壁はそれぞれ実質上水平に延び、円筒壁は実質上鉛直に延び、更に上環状壁及び下環状壁は薄肉であって柔軟であるよう構成されているので、その復元性は、先の発明の容器蓋における弾性変形部よりも優れており、実用上の問題はない。
【0014】
該連結手段は、該被押圧部の該円形上壁の下面中央部から該シールバルブ部材に向かって延びる押圧ロッド部と、該シールバルブ部材の中央部に形成された、少なくとも上端が開口した円筒部とを含み、該押圧ロッド部の下端部は、該円筒部内に実質上軸線方向に相対移動できないように嵌合されている、ことが好ましい。
この発明においては、比較的簡単な構成によって、被押圧部の押し下げ力をシールバルブ部材に直接伝達することができかつ弾性変形部の弾性復元力をシールバルブ部材に直接伝達することができるので、適量排液が比較的迅速かつ確実に遂行せしめられる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して、本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態について詳細に説明する。図1及び図2を参照して、全体を番号2で示す容器蓋は、容器本体100へ装着される装着部材4と、装着部材4へ係止される本体部材6とから構成されている。装着部材4及び本体部材6は、ポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から射出あるいは圧縮成形によって一体に形成されている。液体が収容されている容器本体100の頂部に形成されている円筒状の開口部102の外周面には雄ねじ104が形成されている。装着部材4は、円形の頂壁8と、頂壁8の周縁から垂下する円筒壁10とを備えている。円筒壁10の内周面には雌ねじ12が形成されている。頂壁8の中央部には貫通孔14が形成され、頂壁8の下面には、円筒壁10に沿って延在する環状の凹溝16が形成され、凹溝16内にはパッキン18が挿入されている。また頂壁8の上面には、該上面から上方に延びる円筒部が形成され、この円筒部の外周面には環状の被係止突条19が形成されている。装着部材4は、その円筒壁10の雌ねじ12が、容器本体100の開口部102の雄ねじ104に係合されることにより、容器本体100の開口部102に離脱自在に装着される。なおパッキン18は開口部102の上端面に押圧される。
【0016】
本体部材6は、環状の主側壁20と、主側壁20の上端部を閉塞するように形成された弾性圧潰部22とを有している。主側壁20の上方寄りの部位には、主側壁20から半径方向外方の上方へ直線状に傾斜して延在する排液筒24が形成されている。排液筒24は円筒形状でよく、その内部には、主側壁20の内外を連通する貫通孔からなる排液流路26が形成されている。主側壁20の下端部は、実質上水平に半径方向外方に延びるフランジ壁28と、フランジ壁28の外周縁から下方に垂下する円筒形状の外側壁30と、外側壁30の半径方向内側に間隔をおいて垂下する円筒形状の内側壁31とを備えている。外側壁30の内周面には環状係止突条32が形成されている。本体部材6は、その環状係止突条32が装着部材4の被係止突条19に係止されることにより、装着部材4に対し着脱自在に装着される。なお本体部材6が装着部材4に上記の如く装着された状態において、装着部材4の、被係止突条19が形成された円筒部は、主側壁20の下端部における、外側壁30、フランジ壁28及び内側壁31により形成される環状の凹部内に位置付けられると共に、特に被係止突条19が形成された円筒部の内周面が内側壁31の外周面に密着されるので、シール性は充分確実に確保される。
【0017】
本体部材6が装着部材4に装着された状態において、本体部材6の主側壁20と装着部材4の円筒壁10とは、容器蓋2の、環状の側壁部を構成している。本体部材6の主側壁20内の上端部には小径部34が形成され、主側壁20内の、小径部34の下方には大径部36が形成されている。そして小径部34と大径部36との間には、環状のバルブシート部38が形成されている。バルブシート部38は、この実施形態においては、断面が軸線に対して傾斜した円錐面をなしている。上記排液筒24の排液流路26の上流端はバルブシート部38に開口せしめられている。装着部材4の円筒壁10の頂壁8は、主側壁20の上記大径部36の下端の直下方から半径方向内側に延びるよう位置付けられている。このような頂壁8は、バルブシート部38の下方に間隔をおいて容器蓋2の上記側壁部から半径方向内側に延びるリテーナ部を規定している。バルブシート部38とリテーナ部8との間にはシールバルブ部材40が軸線方向に移動自在に挿入されている。シールバルブ部材40とリテーナ部8との間には、シールバルブ部材40をバルブシート部38に弾性的に密着せしめて上記排液流路26の上流端を閉じる圧縮コイルばね42が配設されている。適宜の合成ゴムあるいは軟質樹脂から形成することができるシールバルブ部材40の円形の外周部には、バルブシート部38に当接される円錐面が形成されている。シールバルブ部材40及びリテーナ部8の、相互に対向する面の各々には、圧縮コイルばね42の対応する端部を受け入れる環状の凹部が形成されている。
【0018】
本体部材6の上記弾性圧潰部22は、弾性変形部44と被押圧部46とを含んでいる。弾性変形部44は、主として上記主側壁20の上端(すなわち小径部34の上端)から半径方向内方へ実質上水平に延びる環状壁48からなる。上記被押圧部46は、上記円筒壁48の内周縁から上方に実質上鉛直に延びる円筒壁50と、この円筒壁50の上端に接続された円形上壁52とからなる、小キャップ形状をなす。弾性変形部44における上記環状壁48は、比較的薄肉であって柔軟であることが好適であり、その場合、充分容易に弾性的に変形される。またこの実施形態においては、被押圧部46の円筒壁50の下端部も比較的薄肉であって柔軟に形成され、したがって円筒壁50の下端部は弾性変形部44の一部を構成している。
【0019】
被押圧部46とシールバルブ部材40との間には、被押圧部46の押圧に応じてシールバルブ部材40を圧縮コイルばね42に抗してバルブシート部38から離れる方向(図1の下方)に移動せしめる連動手段が配設されている。この連動手段は、被押圧部46の円形上壁52の下面中央部からシールバルブ部材40に向かって延びるよう、円形上壁52に一体に形成された押圧ロッド部54と、押圧ロッド部54の下端に密接又は近接して対向するよう、シールバルブ部材40の上面中央部に形成された受け部56とから構成されている。押圧ロッド部54の下端は半球状に形成され、シールバルブ部材40の受け部56は、押圧ロッド部54の下端に対応した半球状の凹部からなる。シールバルブ部材40には、周方向に間隔をおいて複数の貫通孔58が形成されている。この貫通孔58の各々と、装着部材4の頂壁8に形成された上記貫通孔14とは、容器本体100内に収容された液体の流路を構成する。
【0020】
上述した通りの容器蓋2は、ラー油、食酢、コーヒー用液体クリーム等の食用液体あるいは乳液状のトイレタリ(化粧品、石けん、歯磨き、制汗剤、トイレ用洗剤・・・)等の液体を収容した容器本体100に、上記した如く装着される。容器本体100はガラス又は適宜の合成樹脂から形成することができる。なお図1において2点鎖線はオーバキャップを示し、装着部材4の円筒壁10の上端外周部に離脱自在に装着することができる。
【0021】
図3及び図1を参照して、容器本体100内に収容されている液体を適量排出する時には、容器本体100を把持して直立状態から傾斜させ、容器蓋2に形成されている排液筒26の先端を下方に指向せしめる。次いで、容器蓋2の被押圧部46の円形上壁52に指を当接してこれを押圧し(図3の矢印参照)、図3に示す如く、弾性変形部44を弾性変形せしめる。すなわち被押圧部46の押圧力は、被押圧部46の円筒壁50を介して環状壁48の内周縁に作用し、環状壁48は主側壁20の上端(環状壁48の外周縁)を支点として変形し、その内周縁が軸方向下方に移動する。被押圧部46の円筒壁50の下端部も、半径方向外方にめくられるように変形せしめられる。弾性変形部44の変形が実質上限界に達すると、被押圧部46は、その小キャップ形状を実質上保持しながら主側壁20内に沈み込む形態でその移動が停止する(図3に示す状態)。
【0022】
被押圧部46の上記押圧力は押圧ロッド部54及びシールバルブ部材40の受け部56を介してシールバルブ部材40に直接伝達されるので、シールバルブ部材40は、圧縮コイルばね42に抗してバルブシート部38から離れる方向(容器本体100の開口部102に近付く方向)に移動せしめらる。これにより、排液筒24の排液流路26の上流端が開口される。他方、上記の如き被押圧部46及び弾性変形部44からなる弾性圧潰部22の弾性変形に起因する容器蓋2内の容積の低減により、容器本体100及び容器蓋2内の気圧が増大し、したがって、上述した容積の低減量に対応した適量の液体が排液流路26を通して排液筒24から排液される。
【0023】
上記の通りにして適量排液を終了した後、容器本体100を直立状態にして、被押圧部46の円形上壁52の押圧を解除すると、弾性変形部44は、主として圧縮コイルばね42の弾性力及び弾性変形部44自体の弾性による復元力により元の形状に戻され、被押圧部46は元の位置に戻される(圧縮コイルばね42の弾性力は、その受け部56及び押圧ロッド部54を介して被押圧部46の円形上壁52に伝達される)。したがって弾性圧潰部22は元の状態に弾性的に復元せしめられる。同時にシールバルブ部材40は、圧縮コイルばね42の弾性力及び弾性変形部44の弾性復元力の作用によってバルブシート部38に近付く方向に移動せしめられ、バルブシート部38に弾性的に密着せしめられる。これにより排液流路26の上流端はシールバルブ部材40によって閉じられる。弾性圧潰部22が元の状態に弾性的に復元し、これによって容器本体100及び容器蓋2内に幾分かの負圧が生成されること及び容器蓋2の排液筒24が上方に傾斜して半径方向外方に直線状に延在していることに起因して、適量排液時に排液流路26を満たしていた液体は、排液流路26をその上流に向けて流動し容器本体100内に流入する。なお上記実施形態においては、押圧ロッド部54の下端とシールバルブ部材40の受け部56とは相互に密接又は近接して対向するよう配設されているが、押圧ロッド部54の下端部を受け部56に係止する実施形態もある。押圧ロッド部54の下端部を受け部56に係止した場合には、圧縮コイルばね42の弾性力と弾性変形部44の弾性による復元力とによって、シールバルブ部材40をバルブシート部38に対し一層確実に密着せしめることができる。
【0024】
上記容器蓋2において、シールバルブ部材40は、バルブシート部38に開口せしめられた、排液筒24の排液流路26の上流端を直接開閉するので、排液が終了してシールバルブ部材40が排液流路26の上流端を閉じた後における残液量が著しく少なくなる。その結果、容器本体100が倒れたときの排液流路26からの液体の流出はほとんどなくなるので、排液流路26内における残液もほとんどなくなり、液体の固化による排液流路26の詰まりは確実に回避される。
【0025】
上記容器蓋2において、被押圧部46を押し下げた後の元の状態への復元は、主として圧縮コイルばね42の弾性力によるので、被押圧部46の戻りが迅速に遂行され、連続した適量排液の遂行も容易である。したがって随時、適量排液を連続して迅速に遂行することが可能であるので、便利である。
【0026】
上記容器蓋2において、連動手段は、被押圧部46の円形上壁52の下面中央部からシールバルブ部材40に向かって延びる押圧ロッド部54と、押圧ロッド部54の下端に密接又は近接して対向するよう、シールバルブ部材40の上面中央部に形成された受け部56とから構成されているので、比較的簡単な構成によって、被押圧部46の押し下げ力をシールバルブ部材40に直接伝達することができ、また逆に圧縮コイルばね42の弾性力をシールバルブ部材40を介して被押圧部46に伝達することができるので、適量排液が迅速かつ確実に遂行せしめられる。
【0027】
また上記容器蓋2においては、排液筒24の排液流路26の上流端は側壁部内(実施形態では主側壁20内)のバルブシート部38に開口せしめられている。被押圧部46が押し下げられていない非作用状態においては、圧縮コイルばね42の弾性力の作用でシールバルブ部材40がバルブシート部38に弾性的に密着せしめられるので、排液流路26の上流端はシールバルブ部材40により閉じられている。したがって、容器本体100が比較的弾性変形し易い合成樹脂により形成されている場合、誤って容器本体100に圧力が加えられ内圧が上昇せしめられると、この圧力は、圧縮コイルばね42の弾性力に加えてシールバルブ部材40をバルブシート部38に押圧する方向に作用する。なぜならば、バルブシート部38は側壁部内(実施形態では主側壁20内)の小径部34と大径部36との間(段部)にあり、大径部36は小径部34より下方、したがって容器本体100の開口部102側に位置付けられているので、バルブシート部38に密着されたシールバルブ部材40の下面側の受圧面積は上面側の受圧面積より大きいからである。その結果、容器本体100に対する加圧によって、シールバルブ部材40とバルブシート部38との間の密封性は更に向上させられるので、容器本体100内の液体の排液筒24からの意図しない漏出は充分確実に防止される。このため、上記容器蓋2によれば、従来から流通時の密封性の確保のために必要であった中栓又はバリヤー性フィルムの使用を省略することが可能となる。これにより、容器蓋2を使用可能状態にするため、従来の如く、容器蓋2を容器本体100の開口部102から外し、次いで中栓又はバリヤー性フィルムを除去し、その後、容器蓋2を容器本体100の開口部102に装着する、との煩雑な作業が不要となり、利便性が向上する。
【0028】
上記実施形態において、容器蓋2の側壁部は、装着部材4の円筒壁10と、本体部材6の主側壁20とにより構成されているが、円筒壁10と主側壁20とを一体に成形することにより構成することも可能である。その場合、装着部材4の頂壁8(リテーナ部でもある)に相当する部分は別部材から形成され、適宜の手段により側壁部に係止されることになるであろう。また上記圧縮コイルばね42は、ばね鋼の如き金属材料から形成されることができるが、もちろん適宜の合成樹脂により形成することもできる。圧縮コイルばね42を合成樹脂により形成する場合には、上記実施形態の如く単体で使用するほか、これをシールバルブ部材40と一体成形する実施形態あるいは装着部材4のリテーナ部である頂壁8と一体成形する実施形態も考えられる。
【0029】
次に図4を参照して、容器蓋の他の実施形態について説明する。なお図4において、図1〜図3と同一部分は同一符号で示し、説明は省略する。図4に示す容器蓋200が、図1〜図3に示す容器蓋2と相違するところは、主として、シールバルブ部材40をバルブシート部38に密着させるための圧縮コイルばね42が省略されていること、弾性変形部44の構成が、その弾性復元力が一層強化されるよう改良されていること、被押圧部46の押圧ロッド部54とシールバルブ部材40とは相互に連結されていること及び円筒壁10と主側壁20とが一体に形成されていること、等である。
【0030】
容器蓋200においては、円筒壁10と主側壁20とが一体とされることにより側壁部60が形成されている。上記圧縮コイルばね42が使用されないので、上記リテーナ部でもある頂壁8が形成されていない。上記弾性変形部44は、側壁部60の上端から半径方向内方へ実質上水平に延びる下環状壁62と、この下環状壁62の内周縁から上方に実質上鉛直に延びる円筒壁64と、この円筒壁64の上端から半径方向内方へ実質上水平に延びる上環状壁66とを有する。上記被押圧部46は、上記上環状壁66の内周縁から上方に実質上鉛直に延びる円筒壁68と、この円筒壁68の上端に接続された円形上壁52とを有する。弾性変形部44における上記下環状壁62及び上環状壁66は、比較的薄肉であって柔軟であるよう構成され、したがって充分容易に弾性的に変形される。
【0031】
上記シールバルブ部材40の中央部には上端が開口した円筒部70が形成されている。円筒部70の下端には上記した如き受け部56が形成されている。もちろん円筒部70の下端が開口した実施形態もある。上記押圧ロッド部54の下端付近の外周面には環状の凹条が形成され、円筒部70の内周面には環状の突条が形成されている。押圧ロッド部54の凹条が円筒部70の突条に係止されることにより、押圧ロッド部54の下端部は、円筒部70内に実質上軸線方向に相対移動できないように連結される。
【0032】
上記の如く構成された容器蓋200において、被押圧部46を上記と同様にして押圧することにより弾性変形部44を弾性変形せしめる。すなわち被押圧部46の押圧力は、被押圧部46の円筒壁68を介して上環状壁66の内周縁に作用する。上環状壁66は、円筒壁64の上端(上環状壁66の外周縁)を支点として変形し、その内周縁が軸方向下方に移動する。前記押圧力は、更に円筒壁64を介して下環状壁62の内周縁に作用する。下環状壁62は、その外周縁である側壁部60の上端を支点として変形し、その内周縁が軸方向下方に移動する。弾性変形部44は、以上のように軸方向の力に比較的弱い上環状壁66及び下環状壁62から徐々に変形してゆく。弾性変形部44の変形が実質上限界に達すると、被押圧部46はその形状を実質上保持しながら円筒壁64内に沈み込む形態でその移動が停止する。なお上記の如き弾性変形部44の構成は、実開平7−44730号公報に開示されている。
【0033】
被押圧部46の上記押圧力は押圧ロッド部54及びシールバルブ部材40の円筒部70を介してシールバルブ部材40に直接伝達されるので、シールバルブ部材40は、バルブシート部38から離れる方向に移動せしめらる。これにより、排液筒24の排液流路26の上流端が開口される。他方、上記の如き被押圧部46及び弾性変形部44からなる弾性圧潰部22の弾性変形に起因する容器蓋200内の容積の低減により、容器本体100及び容器蓋200内の気圧が増大し、したがって、上述した容積の低減量に対応した適量の液体が排液流路26を通して排液筒24から排液される。
【0034】
上記の通りにして適量排液を終了した後、容器本体100を直立状態にして、被押圧部46の円形上壁52の押圧を解除すると、弾性変形部44は、その弾性による復元力により元の形状に戻され、被押圧部46は元の位置に戻される。したがって弾性圧潰部22は元の状態に弾性的に復元せしめられる。同時にシールバルブ部材40は、弾性変形部44の弾性復元力によってバルブシート部38に近付く方向に移動せしめられ、バルブシート部38に弾性的に密着せしめられる(弾性変形部44の弾性復元力は、その押圧ロッド部54及び円筒部70を介してシールバルブ部材40に伝達される)。これにより排液流路26の上流端はシールバルブ部材40によって閉じられる。弾性圧潰部22が元の状態に弾性的に復元し、これによって容器本体100及び容器蓋200内に幾分かの負圧が生成されること及び容器蓋200の排液筒24が上方に傾斜して半径方向外方に直線状に延在していることに起因して、適量排液時に排液流路26を満たしていた液体は、排液流路26をその上流に向けて流動し容器本体100内に流入する。
【0035】
上記の如く構成された容器蓋200においては、先の容器蓋2における圧縮コイルばね42が省略されているので、構成が著しく簡略化され、低コストで実用化することができる。そして先の容器蓋2と同様に、容器本体100に付加された圧力による液体の意図しない漏出、及び液体の固化による排液流路26の詰まり、は充分確実に防止することができる。ただし、被押圧部46を押し下げた後の元の状態への復元は、圧縮コイルばね42によるものではなく、弾性変形部44の弾性復元力によるので、被押圧部46の戻りの迅速性に関しては上記容器蓋2の方が優れているといえる。しかしながら上記弾性変形部44は、下環状壁62と、下環状壁62の内周縁から上方に延びる円筒壁64と、円筒壁64の上端から半径方向内方に延びる上環状壁66とを有する構成でありかつ上環状壁66及び下環状壁62はそれぞれ実質上水平に延び、円筒壁64は実質上鉛直に延びるよう構成されると共に、上環状壁66及び下環状壁62はそれぞれ円筒壁64に対して比較的薄肉に形成され、円筒壁64は、実質上変形が無視される程度の剛性を有する厚さを有するよう形成されているので、その弾性復元力は強化せしめられて先の容器蓋2における弾性変形部44よりも優れており、実用上の問題はない。
【0036】
上記容器蓋200において、連結手段は、被押圧部46の円形上壁52の下面中央部からシールバルブ部材40に向かって延びる押圧ロッド部54と、シールバルブ部材40の中央部に形成された、少なくとも上端が開口した円筒部70とを含み、押圧ロッド部54の下端部は、円筒部70内に実質上軸線方向に相対移動できないように嵌合されているので、比較的簡単な構成によって、被押圧部46の押し下げ力をシールバルブ部材40に直接伝達することができかつ弾性変形部44の弾性復元力をシールバルブ部材40に直接伝達することができるので、適量排液が比較的迅速かつ確実に遂行せしめられる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、容器本体内に収容された液体の漏出及び液体の固化による排液流路の詰まりを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された容器蓋の実施形態を容器本体に装着した状態を示す側面図であって、軸線によって分けられた半分を断面にして示す図。
【図2】図1に示す容器蓋の上面図。
【図3】図1に示す容器蓋の使用状態を示す図。
【図4】本発明に従って構成された容器蓋の他の実施形態を容器本体に装着した状態を示す側面図であって、図1と同様な図。
【符号の説明】
2 容器蓋
8 頂壁(リテーナ部)
10 円筒壁
20 主側壁
22 弾性圧潰部
24 排液筒
26 排液流路
34 小径部
36 大径部
38 バルブシート部
40 シールバルブ部材
42 圧縮コイルばね
44 弾性変形部
46 被押圧部
54 押圧ロッド部
56 受け部
60 側壁部
70 円筒部
100 容器本体
102 開口部
200 容器蓋

Claims (4)

  1. 容器本体の開口部に装着される環状の側壁部と、該側壁部の上方部位に形成され該側壁部の内外を連通する排液流路を有する排液筒と、該側壁部の上端を閉塞するように形成された弾性圧潰部とを備え、該弾性圧潰部は弾性変形部と被押圧部とを含む、適量排液機能を備えた容器蓋において、
    該側壁部内には小径部が、またその下方に大径部がそれぞれ形成されかつそれらの間には環状のバルブシート部が形成され、該排液流路の上流端は該バルブシート部に開口せしめられ、
    該側壁部内には、該バルブシート部の下方に間隔をおいて、半径方向内側に延びるリテーナ部が備えられ、該バルブシート部と該リテーナ部との間にはシールバルブ部材が軸線方向に移動自在に挿入され、該シールバルブ部材と該リテーナ部との間には、該シールバルブ部材を該バルブシート部に弾性的に密着せしめて該排液流路の該上流端を閉じる圧縮コイルばねが配設され、
    該被押圧部と該シールバルブ部材との間には、該被押圧部の押圧に応じて該シールバルブ部材を該圧縮コイルばねに抗して該バルブシート部から離れる方向に移動せしめる連動手段が配設されている、
    ことを特徴とする適量排液機能を備えた容器蓋。
  2. 該連動手段は、該被押圧部の下面中央部から該シールバルブ部材に向かって延びる押圧ロッド部と、該押圧ロッド部の下端に密接又は近接して対向するよう、該シールバルブ部材の上面中央部に形成された受け部とからなる、請求項1記載の適量排液機能を備えた容器蓋。
  3. 容器本体の開口部に装着される環状の側壁部と、該側壁部の上方部位に形成され該側壁部の内外を連通する排液流路を有する排液筒と、該側壁部の上端を閉塞するよう形成された弾性圧潰部とを備え、該弾性圧潰部は弾性変形部と被押圧部とを含む、適量排液機能を備えた容器蓋において、
    該弾性変形部は、該側壁部の上端から半径方向内方に延びる下環状壁と、該下環状壁の内周縁から上方に延びる円筒壁と、該円筒壁の上端から半径方向内方に延びる上環状壁とを有し、該被押圧部は、該弾性変形部の該上環状壁の内周縁から上方に延びる円筒壁と、該円筒壁に接続された円形上壁とを有し、該弾性変形部の該上環状壁及び該下環状壁並びに該被押圧部の該円形上壁はそれぞれ実質上水平に延び、該弾性変形部の該円筒壁及び該被押圧部の該円筒壁はそれぞれ実質上鉛直に延び、該弾性変形部の該上環状壁及び該下環状壁は薄肉であって柔軟であるよう構成され、
    該側壁部内には小径部が、またその下方に大径部がそれぞれ形成されかつそれらの間には環状のバルブシート部が形成され、該排液流路の上流端は該バルブシート部に開口せしめられ、
    該側壁部内には該バルブシート部に対向してシールバルブ部材が軸線方向に移動自在に挿入され、該被押圧部の該円形上壁と該シールバルブ部材とは連結手段により実質上一体的に連結され、
    該シールバルブ部材は、該被押圧部が押圧されない状態においては、該弾性変形部の弾性復元力により該バルブシート部に弾性的に密着せしめられて該排液流路の該上流端を閉じているが、該被押圧部の押圧に応じて該バルブシート部から離れる方向に移動せしめられる、
    ことを特徴とする適量排液機能を備えた容器蓋。
  4. 該連結手段は、該被押圧部の該円形上壁の下面中央部から該シールバルブ部材に向かって延びる押圧ロッド部と、該シールバルブ部材の中央部に形成された、少なくとも上端が開口した円筒部とを含み、該押圧ロッド部の下端部は、該円筒部内に実質上軸線方向に相対移動できないように嵌合されている、請求項3記載の適量排液機能を備えた容器蓋。
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