JP4118603B2 - 情報処理システム、方法およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、方法およびプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、信号処理を含む情報システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
DSP(Digital Signal Processor)等の信号処理装置の発達により、従来、ハードウェアで実現されていた高周波に対する処理、または、広帯域の信号処理(例えば、変調回路・復調回路等を含む送信機・受信機の機能)が信号の入出モジュールと信号処理装置により実現されるようになった。そのような信号処理装置は、一般には、主記憶上に展開した信号処理プログラムを実行することで機能を提供する。
【0003】
また、今日、コストダウンの観点から複数のモジュール(例えば、信号入出力用のモジュール)に対して、各々独立した信号処理装置を設けるのでなく、共通の信号処理装置を設ける構成が多い。例えば、自動車に搭載する送信機または受信機としては、AM波、FM波、テレビ信号、ETC(Electronic Toll Collection)、またはDSRC(Dedicated Short Range Communication)等の機能を挙げることができる。従来から、これらの機能に共通の信号処理装置を設け、各機能に個別のモジュールと共通の信号処理装置により、上記機能が提供されていた。
【0004】
しかし、そのような個別のモジュールと共通の信号処理装置との組み合わせにより、信号処理機能を提供する場合、各モジュールに対する信号処理プログラムを予め信号処理装置に格納しておく必要があり、処理内容の更新、または、新規機器の接続等において拡張性が乏しい。
【0005】
その場合、例えば、パーソナルコンピュータ等の技術分野では、新たな機器を接続する場合には、コンピュータには汎用的なOSが搭載され、各機器に固有の処理をデバイスドライバにより実現することが行われている。
【0006】
しかし、高周波に対する処理、または、広帯域の信号処理を複数機器の機能に共通の信号処理装置により提供する場合、一般的なコンピュータと同様の構成を採ることはできない。それは、1つの機能、例えば、AM波、FM波、またはテレビ信号等の処理と、他の機能、例えば、ETCサービスまたはDSRCサービス等の処理が競合し、安定して機能を提供できない場合があるからである。
【0007】
すなわち、このような高周波に対する処理、または、広帯域の信号処理が必要な複数の機能の提供に際しては、機能間の干渉またはリソースの競合を考慮した信号処理プログラムが必要となる。このため、従来は、機能ごとに個別に信号処理部を設けることとなり、高コストになる場合も多かった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような従来の技術の問題点に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の課題は、高速の信号処理を必要とする複数の機器を含むシステムにおいて、信号処理部を共通化した上で、機能の拡張性と安定性を確保したシステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、信号処理部を有する本体部にモジュールを接続する情報処理システムであって、
上記モジュールは上記信号処理部において実行される処理プログラムを内蔵し、
上記モジュールが上記本体部に接続されるときに上記処理プログラムが上記本体部にローディングされるローディング手段を有するものである。
【0010】
ここで、モジュールとは、例えば、上記本体部に接続され、信号処理部で処理する信号を提供する装置である。
【0011】
好ましくは、上記ローディング手段は、上記本体部に第1のモジュールが接続されるときにその第1のモジュールに対応する第1の処理プログラムをローディングし、第2のモジュールが接続された状態で第1のモジュールが接続されるときに、第1のモジュールおよび第2のモジュールに対応する第2の処理プログラムをローディングするものでもよい。
【0012】
このように、すでに第2のモジュールが接続された状態で第1のモジュールが接続される場合には、双方のモジュールに対応する第2の処理プログラムがローディングされる。したがって、この情報処理システムによれば、既存のモジュールと新規に接続されるモジュールの整合をとった処理プログラムをローディングすることができる。
【0013】
好ましくは、上記第2の処理プログラムは、第1のモジュール固有の処理部と、第2のモジュール固有の処理部と、第1のモジュールおよび第2のモジュールに共通の処理部とを有するものでもよい。
【0014】
このような構成により、複数モジュール間で共通の処理部を重複して開発し、あるいは、ダウンロードする必要がない。新規なモジュールに対応する処理プログラムを開発する場合にも、そのモジュール固有の処理部を開発すればよい。
【0015】
また、本発明は、上記いずれかの処理をコンピュータに実行させる方法であってもよい。また、本発明は、以上のいずれかの機能をコンピュータに実現させるプログラムであってもよい。また、本発明は、そのようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体でもよい。
【0016】
ここで、コンピュータが読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
【0017】
また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1から図6の図面に基づいて説明する。
【0019】
図1は、本実施の形態に係る情報処理システムのシステム構成図であり、図2は、信号処理プログラム22の例を示す図であり、図3は、複数の信号処理プログラムに対するプロセッサ処理量の比較図であり、図4は、センタユニット1に接続されるモジュールと、その接続時に必要なプログラムの関係を定義するプログラムID決定テーブルのデータ構造図であり、図5は、モジュール接続時に信号処理プログラムをインストールするモジュール管理処理部の処理手順を示すフローチャートであり、図6は、調停処理部の処理(図5のS3)の詳細を示すフローチャートである。
【0020】
<システム構成>
図1は、本実施の形態に係る情報処理システムのシステム構成図である。この情報システムは、信号処理プログラムを実行し、信号処理機能を提供するセンタユニット1と、このセンタユニット1に接続されセンタユニット1のデジタル信号処理と連携し様々な機能を提供するモジュール機器2とを信号線(例えば、LAN)で接続して構成される。
【0021】
センタユニット1は、信号処理部11、メモリ12および通信インターフェース13を有している。信号処理部11は、例えば、DSP、CPU等であり、メモリ12上にローディングされた信号処理プログラムを実行し、各種の信号処理機能(いわゆるデジタル信号処理)を提供する。
【0022】
信号処理部11は、単一のDSPまたはCPUであってもよいし、複数のDSPまたは複数のCPUを組み合わせて構成してもよい。また、本情報処理システム全体の制御機能をCPUで実現し、そのCPUと協働で機能する信号処理部11をDSPで構成するようにしてもよい。また、DSPまたはCPUの管理下に起動され、各種演算機能(乗算、積和演算、マトリックス演算等)を提供する専用の演算回路を別途設けてもよい。また、信号処理部11は、DSP、CPU等に限られず、FPGA(Field Programable Gate Array)、PLD(Programable Logic Device)、リコンフィギュラブルなプロセッサまたはチップ等、プログラム可能なデバイスであればどのようなものでもよい。
【0023】
メモリ12には、信号処理部11で実行される信号処理プログラムが格納される。また、メモリ12には、信号処理の対象となるデータが格納される。また、メモリ12には、本情報処理を制御する制御プログラムを格納してもよい。
【0024】
モジュール機器2は、センタユニット1と連携し、様々な機能を提供する。このような情報処理システムとしては、例えば、自動車の車載機、携帯情報端末(PDA、Personal Digital(Data) Assistants )、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、または携帯用の映像音声出力機器(ラジオ、テレビ)等を挙げることができる。
【0025】
また、そのようなセンタユニット1と連携するモジュール機器2としては、例えば、無線信号の検出回路を挙げることができる。ここで、無線信号の検出回路は、例えば、アンテナ、増幅器、およびA/Dコンバータを含む。このような無線信号の検出回路とセンタユニット1に設けた信号処理機能を組み合わせれば、いわゆるソフトウェア無線機を構成できる。ソフトウェア無線機とは、DSP等で実行されるデジタル信号処理プログラムにより無線信号を処理することで、変調および復調機能を提供する無線機をいう。ソフトウェア無線機では、ハードウェアで構成される変調回路、復調回路が簡略化され、或いはそのような回路が必要とされない。
【0026】
センタユニット1と各モジュール機器を接続する信号線は、同軸ケーブル、ツイストペアケーブル等のメタルケーブルでもよいし、光ファイバーであってもよい。
【0027】
本実施の形態では、図1に示したセンタユニット1に信号処理部11を設け、このセンタユニット1に各種のモジュール機器2、例えば、AMラジオ、FMラジオ、テレビジョン受信機、ETC信号の送受信機、またはDSRC信号の送受信機、VICSの受信機等を接続する。これらのモジュール機器2は、信号処理部11と連携し、情報処理システムの機能を提供する。
【0028】
ただし、この情報システムでは、センタユニット1に接続するモジュール機器2の種類、組み合わせに応じて、適切な信号処理プログラムがメモリ12にダウンロードされ、信号処理部11において実行される。そのため、複数のモジュール機器2をセンタユニット1に接続する場合でも、モジュール機器2同士の競合または干渉により、いずれかのモジュール機器2の機能に障害が生じるような事態が回避される。
【0029】
この情報システムでは、信号処理プログラム22(図1には、ソフトウェアと記載)は、各モジュール機器2内の記録媒体に記録されている。モジュール機器2がセンタユニット1に接続されると、そのモジュール機器2の動作に必要な信号処理プログラムが選択され、モジュール機器2からセンタユニット1にダウンロードされる。
【0030】
その場合、ダウンロードされる信号処理プログラム22は、単に当該モジュール機器2に信号処理機能を提供するプログラムではなく、既存のモジュール機器と競合または干渉を回避した信号処理プログラム22が選択される。
【0031】
例えば、すでにモジュール機器2A(例えば、テレビジョン受信機)がセンタユニット1に接続された状態で新たにモジュール機器2(例えば、ETC信号の送受信機)を接続したときには、モジュール機器2Aのための信号処理機能、およびモジュール機器2のための信号処理機能を提供し、かつ、モジュール機器2とモジュール機器2Aとの競合または干渉を排除する信号処理プログラムが選択され、モジュール機器2からセンタユニット1にダウンロードされる。したがって、各モジュール機器2等には、センタユニット1に接続されるモジュール機器(2、2A等)の組み合わせに応じてダウンロードすべき複数の信号処理プログラム22等が予め格納されている。
<プログラムの構成例>
図2は、信号処理プログラム22の例を示す図である。図2は、モジュール機器22等としてセンタユニット1にテレビジョン受信機、およびETC/DSRC信号送受信機を接続した場合に必要とされる信号処理プログラム22の構成を示している。
【0032】
その場合、信号処理プログラム22は、テレビ信号を処理するための”テレビ”固有処理プログラム23、ETCおよびDSRCの信号を処理するための”ETC/DSRC”固有処理プログラム24およびこれらに共通の処理をするための”テレビ”+”ETC/DSRC”共通処理プログラム25を含んでいる。
【0033】
また、”テレビ”固有処理プログラム23は、例えば、変調信号を復調する復調部、通信路による信号の歪みの影響を軽減する等化部、受信機側の復調周波数を変調波の周波数に一致させるための周波数同期部を有している。
【0034】
同様に、”ETC/DSRC”固有処理プログラム24は、固有の復調部、等価部、および周波数同期部を有している。また、”テレビ”+”ETC/DSRC”共通処理プログラム25は、復調部の共通部、等価部の共通部、および周波数同期部の共通部を有している。
【0035】
図3に、センタユニット1にテレビ受信機、およびETC/DSRC信号送受信機を接続した構成に対して、さらにVICS(Vehicle Information Communication System)機器を接続する場合のプログラムの処理量(例えば、DSPの実行ステップ数)を示す。図3では、信号処理部11を構成するプロセッサのリソース(これをプロセッサ処理量という)が一定であるとして、そのリソース配分の内訳を示している。
【0036】
図3に示すように、センタユニット1に接続する機器が増加すると、原則として共通処理プログラムのプロセッサ処理量が増加する。その結果、各モジュール機器に固有の処理プログラム全体に付与されるプロセッサ処理量は減少し、かつ、固有の処理プログラム数が増加する。
【0037】
このため、例えば、センタユニット1にテレビ受信機、およびETC/DSRC信号送受信機を接続した構成に対して、さらにVICS機器を接続する場合、各々の固有処理プログラムのプロセッサ処理量を各モジュール機器の機能が停止しない程度まで低減しなければならない。
【0038】
すなわち、センタユニット1にモジュール機器2等(テレビ受信機、ETC/DSRC、VICS等)を追加する場合には、単に追加する機器に対応する信号処理プログラムをダウンロードするだけでは足りず、既存の機器とのリソース(プロセッサ処理量等)を調整した信号処理プログラムをダウンロードする必要がある。
【0039】
その理由は、例えば、テレビジョン受信機用のモジュール機器がセンタユニット1に接続され稼働している場合に、テレビジョン受信機の機能を最大限に優先した状態では、ETCまたはVICS等の機器が正常に稼働しない、または、許容時間内に応答しない場合があるからである。
【0040】
そこで、本実施の形態において各モジュール機器2等には、モジュール機器2等の複数の組み合わせに対応して、複数の信号処理プログラムを格納しておく。センタユニット1は、既存のモジュール機器と新たに接続するモジュール機器との組み合わせにしたがい、各モジュール機器に対する信号処理部11のプロセッサ処理量を整合させた信号処理プログラムを選択し、ダウンロードする。
【0041】
図4は、センタユニット1に接続されるモジュール機器と、その接続時に必要なプログラムの関係を定義するプログラムID決定テーブルのデータ構造図である。
【0042】
このプログラムID決定テーブルは、センタユニット1に接続されるモジュール機器の組み合わせに対して、ダウンロードすべき信号処理プログラムを指定する。
【0043】
図4のように、プログラムID決定テーブルの各行は、例えば、モジュールA、モジュールB、モジュールCおよびモジュールDの各フィールドと、プログラムIDのフィールドからなる。
【0044】
モジュールA〜D等のフィールドにはそのモジュールがセンタユニット1に接続されているか否かを識別する情報を設定する。これらのフィールドは、例えば、1または0の1ビットのフラグの組み合わせで表現できる(図4では、1または0が○と×とで表現されている)。
【0045】
プログラムIDは、信号処理プログラムを識別する情報である。プログラムIDのフィールドには、各モジュールの組み合わせに対して、必要な信号処理プログラムのプログラムIDを格納する。
【0046】
<作用>
図5は、モジュール機器の接続時に信号処理プログラムをインストールするモジュール管理処理部の処理手順を示すフローチャートである。このモジュール管理処理部は、センタユニット1内の不図示の制御用CPUにおいて実行されるプログラムとして実現される。ただし、モジュール管理処理部をセンタユニット1内の信号処理部11で実行されるプログラムとして実現してもよい。
【0047】
この処理では、まず、モジュール管理処理部は、センタユニット1に接続された接続モジュールをサーチする(S1)。このサーチでは、例えば、図1に示した信号線を介して各モジュール機器に問い合わせを送信すればよい(いわゆるポーリングである)。また、センタユニット1と各モジュール機器とがLANのようなバス型の接続をしている場合には、問い合わせのパケットをブロードキャストするようにしてもよい。また、各モジュール機器の接続時に、メモリ12にそのモジュール機器を識別する情報を一覧表の形式で記録するようにしてもよい。
【0048】
次に、モジュール管理部は、新規に接続するモジュールの有無を判定する(S2)。新規に接続するモジュールとは、信号線および通信インターフェース13を介してセンタユニット1に接続されたモジュール機器のうち、そのモジュール機器に対応する信号処理プログラムがダウンロードされていないモジュール機器をいう。
【0049】
新規に接続するモジュールがある場合、モジュール管理処理部は調停部処理を実行する(S3)。一方、新規に接続するモジュールがない場合、モジュール管理処理部はその処理を終了する。
【0050】
図6は、図5の調停処理部の処理(S3)の詳細を示すフローチャートである。この処理では、調停処理部は接続されたモジュール情報に基づき、図4に示したプログラムID決定テーブルにしたがい、ダウンロードすべき動作プログラムのIDを決定する(S31)。
【0051】
次に、調停処理部は、新規に接続されたモジュール機器にその動作プログラムのIDを提示し、その動作プログラムを要求する(S32)。次に、調停処理部は、その動作プログラムを新規に接続するモジュール機器からダウンロードし、メモリ12の信号処理プログラムを書き替える(S33)。そして、調停処理部は、書き替えた信号処理部を起動する(S34)。その後、調停部はその処理を終了する。
【0052】
以上述べたように、本実施の形態の情報処理システムによれば、新規にモジュール機器をセンタユニット11に接続する場合に、センタユニット11が接続済みの既存のモジュール機器をサーチし、新規なモジュール機器と既存のモジュール機器とのリソースの配分を調整した信号処理プログラムをダウンロードする。
【0053】
したがって、センタユニット11と複数のモジュール機器からなる情報処理システムを柔軟に構成し、かつ安定稼働させることができる。また、モジュールの追加や変更が容易となる。
【0054】
例えば、センタユニット11の製造時点において仕様が確定されていないモジュール機器についても、そのモジュール機器に必要な信号処理機能を追加し、既存のモジュール機器とのリソースの配分を調整した信号処理プログラムをその新規なモジュール機器内に格納すればよい。このような構成により、その新規なモジュール機器をセンタユニット11に接続するだけで、容易に機能させることができる。
【0055】
すなわち、ユーザは、モジュール機器2等の接続時に外部からセンタユニット1へ処理プログラム22のダウンロード作業を実行する必要がない。ユーザは、単にモジュールを機器2等をセンタユニットに接続するだけで、そのモジュール機器の利用が可能になる。すなわち、新規な機器を増設するときの作業が容易になる。
【0056】
また、センタユニット1の製造時に、各モジュール機器に対応した処理プログラムの開発を完了しておく必要がない。このため、様々なモジュール機器を後から追加して開発することが容易になる。また、開発工程に余裕が生じ、処理プログラムの不具合対策も容易になる。
【0057】
また、センタユニット1を共通化して量産した場合でもあっても、モジュール機器およびそのモジュール機器に対応する処理プラグラムにより、競合製品との差別化が可能になる。
【0058】
また、センタユニット1については、量産化によりコスト低減を図り、モジュール機器により個別に価格設定をすることが可能になる。さらに、処理プログラムのサポートする機能範囲により異なる価格設定をすることが可能になる。すなわち、グレードに応じて異なるモジュール機器または処理プログラムを提供し、グレードごとの差別化を図ることができる。
【0059】
<変形例>
上記実施の形態においては、図1に示したようにセンタユニット1とモジュール機器2等を信号線、例えば、LANで接続して情報処理システムを構成した。しかし、本発明の実施は、このような構成には限定されない。例えば、LAN等の信号線に代えて、インターネットを始めとするネットワークや、無線によりセンタユニット1とモジュール機器2等を接続してもよい。無線接続としては、例えば、ブルートゥース規格による通信、無線LAN等の通信方式を利用すればよい。
【0060】
上記実施形態では、モジュール機器2の例として、アンテナ、増幅器、およびA/Dコンバータを含む無線信号の検出回路を挙げた。しかし、本発明の実施は、そのようなモジュール機器の構成そのものには限定されない。例えば、無線信号の検出回路において、A/Dコンバータを含まないものであってもよい。その場合には、図1の信号線により、アナログ信号をセンタユニット1に伝達し、センタユニット側でA/D変換可能なインターフェースを設ければよい。
【0061】
また、モジュール機器2は無線信号の検出回路に限定されるものではない。例えば、映像、音声、音、文字等を入力する機器、情報の出力機器、すなわち、ビデオカメラ、スチルカメラ、デジタルカメラ、マイクロホン、各種センサ、キーボード、画面のポインティングデバイス、表示装置、スピーカ等であってもよい。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、高速の信号処理を必要とする複数の機器を含むシステムの提供において、信号処理部を共通化した上で、機能の拡張性と安定性を確保したシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る情報処理システムのシステム構成図
【図2】 信号処理プログラム22の例を示す図
【図3】 複数の信号処理プログラムに対するプロセッサ処理量の比較図
【図4】 プログラムID決定テーブルのデータ構造図
【図5】 モジュール管理処理部の処理手順を示すフローチャート
【図6】 調停処理部の処理(図5のS3)の詳細を示すフローチャート
【符号の説明】
1 センタユニット
2 モジュール機器
11 信号処理部
12 メモリ
22 信号処理プログラム

Claims (9)

  1. 本体部にモジュールを接続する情報処理システムであって、前記モジュールは、そのモジュールが機能するときに前記本体部において実行される処理プログラムを識別情報によって選択可能な形式で内蔵する記録手段を有し、
    前記本体部は、前記モジュールが機能するときに実行される処理プログラムを格納する記憶手段と、
    信号線を介して接続済みのモジュールを、前記信号線を通じて探索する手段と、
    前記探索されたモジュールが機能するときに実行される処理プログラムが前記記憶手段に格納されていないときに、前記モジュールが新規に接続されるモジュールであると判定する手段と、
    新規に接続されるモジュールがある場合に、前記接続済みのモジュールと新規に接続されるモジュールについて、モジュールの組み合わせと前記記憶手段に格納すべき処理プログラムを識別する識別情報との関係を記述したテーブルを基に前記記憶手段に格納すべき処理プログラムを決定する手段と、
    前記決定された識別情報にしたがって処理プログラムを前記新規に接続されるモジュールから取得し、前記記憶手段の処理プログラムを前記取得した処理プログラムに書き換える手段と、を有する情報処理システム。
  2. 本体部にモジュールを接続する情報処理システムであって、前記モジュールは、そのモジュールが機能するときに前記本体部において実行される処理プログラムを識別情報によって選択可能な形式で内蔵する記録手段を有し、
    前記本体部は、前記モジュールが機能するときに実行される処理プログラムを格納する記憶手段と、
    接続済みのモジュールを識別する情報を記憶する識別記憶手段と、
    信号線を介して前記本体部に接続されるモジュールについて、前記識別記憶手段の記憶によって新規に接続されるモジュールの有無を判定する手段と、
    前記新規に接続されるモジュールがある場合に、前記接続済みのモジュールと新規に接続されるモジュールについて、モジュールの組み合わせと前記記憶手段に格納すべき処理プログラムを識別する識別情報との関係を記述したテーブルを基に前記記憶手段に格納すべき処理プログラムを決定する手段と、
    前記決定された識別情報にしたがって処理プログラムを前記新規に接続されるモジュー
    ルから取得し、前記記憶手段の処理プログラムを前記取得した処理プログラムに書き換える手段と、を有する情報処理システム。
  3. 前記取得した処理プログラムは、接続済みのモジュール固有の処理部と、新規に接続されるモジュール固有の処理部と、前記接続済みのモジュールと新規に接続されるモジュールに共通の処理部とを有する請求項1または2に記載情報処理システム。
  4. モジュールを接続されたるコンピュータが情報処理システムとして機能する方法であって、前記モジュールは前記コンピュータにおいて実行される処理プログラムを識別情報によって選択可能な形式で内蔵する記録手段を有しており、前記コンピュータが、前記モジュールが機能するときに実行される処理プログラムを格納する記憶手段を有し、
    信号線を介して接続済みのモジュールを、前記信号線を通じて探索するステップと、
    前記探索されたモジュールが機能するときに実行される処理プログラムが前記記憶手段に格納されていないときに、前記モジュールが新規に接続されるモジュールであると判定するステップと、
    新規に接続されるモジュールがある場合に、前記接続済みのモジュールと新規に接続されるモジュールについて、モジュールの組み合わせと前記記憶手段に格納すべき処理プログラムを識別する識別情報との関係を記述したテーブルを基に前記記憶手段に格納すべき 処理プログラムを決定するステップと、
    前記決定された識別情報にしたがって処理プログラムを前記新規に接続されるモジュールから取得するステップと、
    前記記憶手段の処理プログラムを前記取得した処理プログラムに書き換えるステップと、を実行する方法。
  5. モジュールを接続されたるコンピュータが情報処理システムとして機能する方法であって、前記モジュールは前記コンピュータにおいて実行される処理プログラムを識別情報によって選択可能な形式で内蔵する記録手段を有しており、前記コンピュータが、前記モジュールが機能するときに実行される処理プログラムを格納する記憶手段と接続済みのモジュールを識別する情報を記憶する識別記憶手段とを有し、
    接続済みのモジュールを識別する情報を前記識別記憶手段に記憶するステップと、
    信号線を介して前記本体部に接続されるモジュールについて、前記識別記憶手段の記憶によって新規に接続されるモジュールの有無を判定するステップと、
    前記新規に接続されるモジュールがある場合に、前記接続済みのモジュールと新規に接続されるモジュールについて、モジュールの組み合わせと前記記憶手段に格納すべき処理プログラムを識別する識別情報との関係を記述したテーブルを基に前記記憶手段に格納すべき処理プログラムを決定するステップと、
    前記決定された識別情報にしたがって処理プログラムを前記新規に接続されるモジュールから取得するステップと、
    前記記憶手段の処理プログラムを前記取得した処理プログラムに書き換えるステップと、を実行する方法。
  6. 前記取得した処理プログラムは、接続済みのモジュール固有の処理部と、新規に接続されるモジュール固有の処理部と、前記接続済みのモジュールと新規に接続されるモジュールに共通の処理部とを有する請求項4または5に記載の方法。
  7. モジュールが接続されるコンピュータを情報処理システムとして機能させるプログラムであって、前記モジュールは前記コンピュータにおいて実行される処理プログラムを識別情報によって選択可能な形式で内蔵する記録手段を有しており、前記コンピュータは前記モジュールが機能するときに実行される処理プログラムを格納する記憶手段を有し、
    前記コンピュータに、
    信号線を介して接続済みのモジュールを、前記信号線を通じて探索するステップと、
    前記探索されたモジュールが機能するときに実行される処理プログラムが前記記憶手段に格納されていないときに、前記モジュールが新規に接続されるモジュールであると判定するステップと、
    新規に接続されるモジュールがある場合に、前記接続済みのモジュールと新規に接続されるモジュールについて、モジュールの組み合わせと前記記憶手段に格納すべき処理プログラムを識別する識別情報との関係を記述したテーブルを基に前記記憶手段に格納すべき処理プログラムを決定するステップと、
    前記決定された識別情報にしたがって処理プログラムを前記新規に接続されるモジュールから取得するステップと、
    前記記憶手段の処理プログラムを前記取得した処理プログラムに書き換えるステップと、を実行させるプログラム。
  8. モジュールが接続されるコンピュータを情報処理システムとして機能させるプログラムであって、前記モジュールは前記コンピュータにおいて実行される処理プログラムを識別情報によって選択可能な形式で内蔵する記録手段を有しており、前記コンピュータは前記モジュールが機能するときに実行される処理プログラムを格納する記憶手段と接続済みのモジュールを識別する情報を記憶する識別記憶手段とを有し、
    前記コンピュータに、
    接続済みのモジュールを識別する情報を前記識別記憶手段に記憶するステップと、
    信号線を介して前記本体部に接続されるモジュールについて、前記識別記憶手段の記憶によって新規に接続されるモジュールの有無を判定するステップと、
    前記新規に接続されるモジュールがある場合に、前記接続済みのモジュールと新規に接続されるモジュールについて、モジュールの組み合わせと前記記憶手段に格納すべき処理プログラムを識別する識別情報との関係を記述したテーブルを基に前記記憶手段に格納すべき処理プログラムを決定するステップと、
    前記決定された識別情報にしたがって処理プログラムを前記新規に接続されるモジュールから取得するステップと、
    前記記憶手段の処理プログラムを前記取得した処理プログラムに書き換えるステップと、を実行させるプログラム。
  9. 前記第2の処理プログラムは、第1のモジュール固有の処理部と、第2のモジュール固有の処理部と、第1のモジュールおよび第2のモジュールに共通の処理部とを有する請求項7または8に記載のプログラム。
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