JP2003345598A - 情報処理システム、方法およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、方法およびプログラム

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JP2003345598A JP2002149295A JP2002149295A JP2003345598A JP 2003345598 A JP2003345598 A JP 2003345598A JP 2002149295 A JP2002149295 A JP 2002149295A JP 2002149295 A JP2002149295 A JP 2002149295A JP 2003345598 A JP2003345598 A JP 2003345598A
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明久 横山
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芳郎 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速の信号処理を必要とする複数の機器を含む
システムにおいて、信号処理部を共通化した上で、機能
の拡張性と安定性を確保する。 【解決手段】信号処理部を有する本体部にモジュールを
接続する情報処理システムであって、上記モジュールは
上記信号処理部において実行される処理プログラムを内
蔵し、上記本体部は上記モジュールが接続されるときに
上記処理プログラムをローディングするローディング手
段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号処理を含む情
報システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】DSP(Digital Signal Processor)等
の信号処理装置の発達により、従来、ハードウェアで実
現されていた高周波に対する処理、または、広帯域の信
号処理(例えば、変調回路・復調回路等を含む送信機・
受信機の機能)が信号の入出モジュールと信号処理装置
により実現されるようになった。そのような信号処理装
置は、一般には、主記憶上に展開した信号処理プログラ
ムを実行することで機能を提供する。
【0003】また、今日、コストダウンの観点から複数
のモジュール(例えば、信号入出力用のモジュール)に
対して、各々独立した信号処理装置を設けるのでなく、
共通の信号処理装置を設ける構成が多い。例えば、自動
車に搭載する送信機または受信機としては、AM波、F
M波、テレビ信号、ETC(Electronic Toll Collecti
on)、またはDSRC(Dedicated Short Range Commun
ication)等の機能を挙げることができる。従来から、
これらの機能に共通の信号処理装置を設け、各機能に個
別のモジュールと共通の信号処理装置により、上記機能
が提供されていた。
【0004】しかし、そのような個別のモジュールと共
通の信号処理装置との組み合わせにより、信号処理機能
を提供する場合、各モジュールに対する信号処理プログ
ラムを予め信号処理装置に格納しておく必要があり、処
理内容の更新、または、新規機器の接続等において拡張
性が乏しい。
【0005】その場合、例えば、パーソナルコンピュー
タ等の技術分野では、新たな機器を接続する場合には、
コンピュータには汎用的なOSが搭載され、各機器に固
有の処理をデバイスドライバにより実現することが行わ
れている。
【0006】しかし、高周波に対する処理、または、広
帯域の信号処理を複数機器の機能に共通の信号処理装置
により提供する場合、一般的なコンピュータと同様の構
成を採ることはできない。それは、1つの機能、例え
ば、AM波、FM波、またはテレビ信号等の処理と、他
の機能、例えば、ETCサービスまたはDSRCサービ
ス等の処理が競合し、安定して機能を提供できない場合
があるからである。
【0007】すなわち、このような高周波に対する処
理、または、広帯域の信号処理が必要な複数の機能の提
供に際しては、機能間の干渉またはリソースの競合を考
慮した信号処理プログラムが必要となる。このため、従
来は、機能ごとに個別に信号処理部を設けることとな
り、高コストになる場合も多かった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の技術の問題点に鑑みてなされたものである。すなわ
ち、本発明の課題は、高速の信号処理を必要とする複数
の機器を含むシステムにおいて、信号処理部を共通化し
た上で、機能の拡張性と安定性を確保したシステムを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明
は、信号処理部を有する本体部にモジュールを接続する
情報処理システムであって、上記モジュールは上記信号
処理部において実行される処理プログラムを内蔵し、上
記モジュールが上記本体部に接続されるときに上記処理
プログラムが上記本体部にローディングされるローディ
ング手段を有するものである。
【0010】ここで、モジュールとは、例えば、上記本
体部に接続され、信号処理部で処理する信号を提供する
装置である。
【0011】好ましくは、上記ローディング手段は、上
記本体部に第1のモジュールが接続されるときにその第
1のモジュールに対応する第1の処理プログラムをロー
ディングし、第2のモジュールが接続された状態で第1
のモジュールが接続されるときに、第1のモジュールお
よび第2のモジュールに対応する第2の処理プログラム
をローディングするものでもよい。
【0012】このように、すでに第2のモジュールが接
続された状態で第1のモジュールが接続される場合に
は、双方のモジュールに対応する第2の処理プログラム
がローディングされる。したがって、この情報処理シス
テムによれば、既存のモジュールと新規に接続されるモ
ジュールの整合をとった処理プログラムをローディング
することができる。
【0013】好ましくは、上記第2の処理プログラム
は、第1のモジュール固有の処理部と、第2のモジュー
ル固有の処理部と、第1のモジュールおよび第2のモジ
ュールに共通の処理部とを有するものでもよい。
【0014】このような構成により、複数モジュール間
で共通の処理部を重複して開発し、あるいは、ダウンロ
ードする必要がない。新規なモジュールに対応する処理
プログラムを開発する場合にも、そのモジュール固有の
処理部を開発すればよい。
【0015】また、本発明は、上記いずれかの処理をコ
ンピュータに実行させる方法であってもよい。また、本
発明は、以上のいずれかの機能をコンピュータに実現さ
せるプログラムであってもよい。また、本発明は、その
ようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可
能な記録媒体でもよい。
【0016】ここで、コンピュータが読み取り可能な記
録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁
気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積
し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体を
いう。このような記録媒体のうちコンピュータから取り
外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディス
ク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DAT、8mm
テープ、メモリカード等がある。
【0017】また、コンピュータに固定された記録媒体
としてハードディスクやROM(リードオンリーメモ
リ)等がある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1から図6の図面に基づいて説明する。
【0019】図1は、本実施の形態に係る情報処理シス
テムのシステム構成図であり、図2は、信号処理プログ
ラム22の例を示す図であり、図3は、複数の信号処理
プログラムに対するプロセッサ処理量の比較図であり、
図4は、センタユニット1に接続されるモジュールと、
その接続時に必要なプログラムの関係を定義するプログ
ラムID決定テーブルのデータ構造図であり、図5は、
モジュール接続時に信号処理プログラムをインストール
するモジュール管理処理部の処理手順を示すフローチャ
ートであり、図6は、調停処理部の処理(図5のS3)
の詳細を示すフローチャートである。
【0020】<システム構成>図1は、本実施の形態に
係る情報処理システムのシステム構成図である。この情
報システムは、信号処理プログラムを実行し、信号処理
機能を提供するセンタユニット1と、このセンタユニッ
ト1に接続されセンタユニット1のデジタル信号処理と
連携し様々な機能を提供するモジュール機器2とを信号
線(例えば、LAN)で接続して構成される。
【0021】センタユニット1は、信号処理部11、メ
モリ12および通信インターフェース13を有してい
る。信号処理部11は、例えば、DSP、CPU等であ
り、メモリ12上にローディングされた信号処理プログ
ラムを実行し、各種の信号処理機能(いわゆるデジタル
信号処理)を提供する。
【0022】信号処理部11は、単一のDSPまたはC
PUであってもよいし、複数のDSPまたは複数のCP
Uを組み合わせて構成してもよい。また、本情報処理シ
ステム全体の制御機能をCPUで実現し、そのCPUと
協働で機能する信号処理部11をDSPで構成するよう
にしてもよい。また、DSPまたはCPUの管理下に起
動され、各種演算機能(乗算、積和演算、マトリックス
演算等)を提供する専用の演算回路を別途設けてもよ
い。また、信号処理部11は、DSP、CPU等に限ら
れず、FPGA(Field Programable Gate Array)、P
LD(Programable Logic Device)、リコンフィギュラ
ブルなプロセッサまたはチップ等、プログラム可能なデ
バイスであればどのようなものでもよい。
【0023】メモリ12には、信号処理部11で実行さ
れる信号処理プログラムが格納される。また、メモリ1
2には、信号処理の対象となるデータが格納される。ま
た、メモリ12には、本情報処理を制御する制御プログ
ラムを格納してもよい。
【0024】モジュール機器2は、センタユニット1と
連携し、様々な機能を提供する。このような情報処理シ
ステムとしては、例えば、自動車の車載機、携帯情報端
末(PDA、Personal Digital(Data) Assistants )、
携帯電話、PHS(PersonalHandyphone System)、ま
たは携帯用の映像音声出力機器(ラジオ、テレビ)等を
挙げることができる。
【0025】また、そのようなセンタユニット1と連携
するモジュール機器2としては、例えば、無線信号の検
出回路を挙げることができる。ここで、無線信号の検出
回路は、例えば、アンテナ、増幅器、およびA/Dコン
バータを含む。このような無線信号の検出回路とセンタ
ユニット1に設けた信号処理機能を組み合わせれば、い
わゆるソフトウェア無線機を構成できる。ソフトウェア
無線機とは、DSP等で実行されるデジタル信号処理プ
ログラムにより無線信号を処理することで、変調および
復調機能を提供する無線機をいう。ソフトウェア無線機
では、ハードウェアで構成される変調回路、復調回路が
簡略化され、或いはそのような回路が必要とされない。
【0026】センタユニット1と各モジュール機器を接
続する信号線は、同軸ケーブル、ツイストペアケーブル
等のメタルケーブルでもよいし、光ファイバーであって
もよい。
【0027】本実施の形態では、図1に示したセンタユ
ニット1に信号処理部11を設け、このセンタユニット
1に各種のモジュール機器2、例えば、AMラジオ、F
Mラジオ、テレビジョン受信機、ETC信号の送受信
機、またはDSRC信号の送受信機、VICSの受信機
等を接続する。これらのモジュール機器2は、信号処理
部11と連携し、情報処理システムの機能を提供する。
【0028】ただし、この情報システムでは、センタユ
ニット1に接続するモジュール機器2の種類、組み合わ
せに応じて、適切な信号処理プログラムがメモリ12に
ダウンロードされ、信号処理部11において実行され
る。そのため、複数のモジュール機器2をセンタユニッ
ト1に接続する場合でも、モジュール機器2同士の競合
または干渉により、いずれかのモジュール機器2の機能
に障害が生じるような事態が回避される。
【0029】この情報システムでは、信号処理プログラ
ム22(図1には、ソフトウェアと記載)は、各モジュ
ール機器2内の記録媒体に記録されている。モジュール
機器2がセンタユニット1に接続されると、そのモジュ
ール機器2の動作に必要な信号処理プログラムが選択さ
れ、モジュール機器2からセンタユニット1にダウンロ
ードされる。
【0030】その場合、ダウンロードされる信号処理プ
ログラム22は、単に当該モジュール機器2に信号処理
機能を提供するプログラムではなく、既存のモジュール
機器と競合または干渉を回避した信号処理プログラム2
2が選択される。
【0031】例えば、すでにモジュール機器2A(例え
ば、テレビジョン受信機)がセンタユニット1に接続さ
れた状態で新たにモジュール機器2(例えば、ETC信
号の送受信機)を接続したときには、モジュール機器2
Aのための信号処理機能、およびモジュール機器2のた
めの信号処理機能を提供し、かつ、モジュール機器2と
モジュール機器2Aとの競合または干渉を排除する信号
処理プログラムが選択され、モジュール機器2からセン
タユニット1にダウンロードされる。したがって、各モ
ジュール機器2等には、センタユニット1に接続される
モジュール機器(2、2A等)の組み合わせに応じてダ
ウンロードすべき複数の信号処理プログラム22等が予
め格納されている。<プログラムの構成例>図2は、信
号処理プログラム22の例を示す図である。図2は、モ
ジュール機器22等としてセンタユニット1にテレビジ
ョン受信機、およびETC/DSRC信号送受信機を接
続した場合に必要とされる信号処理プログラム22の構
成を示している。
【0032】その場合、信号処理プログラム22は、テ
レビ信号を処理するための”テレビ”固有処理プログラ
ム23、ETCおよびDSRCの信号を処理するため
の”ETC/DSRC”固有処理プログラム24および
これらに共通の処理をするための”テレビ”+”ETC
/DSRC”共通処理プログラム25を含んでいる。
【0033】また、”テレビ”固有処理プログラム23
は、例えば、変調信号を復調する復調部、通信路による
信号の歪みの影響を軽減する等化部、受信機側の復調周
波数を変調波の周波数に一致させるための周波数同期部
を有している。
【0034】同様に、”ETC/DSRC”固有処理プ
ログラム24は、固有の復調部、等価部、および周波数
同期部を有している。また、”テレビ”+”ETC/D
SRC”共通処理プログラム25は、復調部の共通部、
等価部の共通部、および周波数同期部の共通部を有して
いる。
【0035】図3に、センタユニット1にテレビ受信
機、およびETC/DSRC信号送受信機を接続した構
成に対して、さらにVICS(Vehicle Information Co
mmunication System)機器を接続する場合のプログラム
の処理量(例えば、DSPの実行ステップ数)を示す。
図3では、信号処理部11を構成するプロセッサのリソ
ース(これをプロセッサ処理量という)が一定であると
して、そのリソース配分の内訳を示している。
【0036】図3に示すように、センタユニット1に接
続する機器が増加すると、原則として共通処理プログラ
ムのプロセッサ処理量が増加する。その結果、各モジュ
ール機器に固有の処理プログラム全体に付与されるプロ
セッサ処理量は減少し、かつ、固有の処理プログラム数
が増加する。
【0037】このため、例えば、センタユニット1にテ
レビ受信機、およびETC/DSRC信号送受信機を接
続した構成に対して、さらにVICS機器を接続する場
合、各々の固有処理プログラムのプロセッサ処理量を各
モジュール機器の機能が停止しない程度まで低減しなけ
ればならない。
【0038】すなわち、センタユニット1にモジュール
機器2等(テレビ受信機、ETC/DSRC、VICS
等)を追加する場合には、単に追加する機器に対応する
信号処理プログラムをダウンロードするだけでは足り
ず、既存の機器とのリソース(プロセッサ処理量等)を
調整した信号処理プログラムをダウンロードする必要が
ある。
【0039】その理由は、例えば、テレビジョン受信機
用のモジュール機器がセンタユニット1に接続され稼働
している場合に、テレビジョン受信機の機能を最大限に
優先した状態では、ETCまたはVICS等の機器が正
常に稼働しない、または、許容時間内に応答しない場合
があるからである。
【0040】そこで、本実施の形態において各モジュー
ル機器2等には、モジュール機器2等の複数の組み合わ
せに対応して、複数の信号処理プログラムを格納してお
く。センタユニット1は、既存のモジュール機器と新た
に接続するモジュール機器との組み合わせにしたがい、
各モジュール機器に対する信号処理部11のプロセッサ
処理量を整合させた信号処理プログラムを選択し、ダウ
ンロードする。
【0041】図4は、センタユニット1に接続されるモ
ジュール機器と、その接続時に必要なプログラムの関係
を定義するプログラムID決定テーブルのデータ構造図
である。
【0042】このプログラムID決定テーブルは、セン
タユニット1に接続されるモジュール機器の組み合わせ
に対して、ダウンロードすべき信号処理プログラムを指
定する。
【0043】図4のように、プログラムID決定テーブ
ルの各行は、例えば、モジュールA、モジュールB、モ
ジュールCおよびモジュールDの各フィールドと、プロ
グラムIDのフィールドからなる。
【0044】モジュールA〜D等のフィールドにはその
モジュールがセンタユニット1に接続されているか否か
を識別する情報を設定する。これらのフィールドは、例
えば、1または0の1ビットのフラグの組み合わせで表
現できる(図4では、1または0が○と×とで表現され
ている)。
【0045】プログラムIDは、信号処理プログラムを
識別する情報である。プログラムIDのフィールドに
は、各モジュールの組み合わせに対して、必要な信号処
理プログラムのプログラムIDを格納する。
【0046】<作用>図5は、モジュール機器の接続時
に信号処理プログラムをインストールするモジュール管
理処理部の処理手順を示すフローチャートである。この
モジュール管理処理部は、センタユニット1内の不図示
の制御用CPUにおいて実行されるプログラムとして実
現される。ただし、モジュール管理処理部をセンタユニ
ット1内の信号処理部11で実行されるプログラムとし
て実現してもよい。
【0047】この処理では、まず、モジュール管理処理
部は、センタユニット1に接続された接続モジュールを
サーチする(S1)。このサーチでは、例えば、図1に
示した信号線を介して各モジュール機器に問い合わせを
送信すればよい(いわゆるポーリングである)。また、
センタユニット1と各モジュール機器とがLANのよう
なバス型の接続をしている場合には、問い合わせのパケ
ットをブロードキャストするようにしてもよい。また、
各モジュール機器の接続時に、メモリ12にそのモジュ
ール機器を識別する情報を一覧表の形式で記録するよう
にしてもよい。
【0048】次に、モジュール管理部は、新規に接続す
るモジュールの有無を判定する(S2)。新規に接続す
るモジュールとは、信号線および通信インターフェース
13を介してセンタユニット1に接続されたモジュール
機器のうち、そのモジュール機器に対応する信号処理プ
ログラムがダウンロードされていないモジュール機器を
いう。
【0049】新規に接続するモジュールがある場合、モ
ジュール管理処理部は調停部処理を実行する(S3)。
一方、新規に接続するモジュールがない場合、モジュー
ル管理処理部はその処理を終了する。
【0050】図6は、図5の調停処理部の処理(S3)
の詳細を示すフローチャートである。この処理では、調
停処理部は接続されたモジュール情報に基づき、図4に
示したプログラムID決定テーブルにしたがい、ダウン
ロードすべき動作プログラムのIDを決定する(S3
1)。
【0051】次に、調停処理部は、新規に接続されたモ
ジュール機器にその動作プログラムのIDを提示し、そ
の動作プログラムを要求する(S32)。次に、調停処
理部は、その動作プログラムを新規に接続するモジュー
ル機器からダウンロードし、メモリ12の信号処理プロ
グラムを書き替える(S33)。そして、調停処理部
は、書き替えた信号処理部を起動する(S34)。その
後、調停部はその処理を終了する。
【0052】以上述べたように、本実施の形態の情報処
理システムによれば、新規にモジュール機器をセンタユ
ニット11に接続する場合に、センタユニット11が接
続済みの既存のモジュール機器をサーチし、新規なモジ
ュール機器と既存のモジュール機器とのリソースの配分
を調整した信号処理プログラムをダウンロードする。
【0053】したがって、センタユニット11と複数の
モジュール機器からなる情報処理システムを柔軟に構成
し、かつ安定稼働させることができる。また、モジュー
ルの追加や変更が容易となる。
【0054】例えば、センタユニット11の製造時点に
おいて仕様が確定されていないモジュール機器について
も、そのモジュール機器に必要な信号処理機能を追加
し、既存のモジュール機器とのリソースの配分を調整し
た信号処理プログラムをその新規なモジュール機器内に
格納すればよい。このような構成により、その新規なモ
ジュール機器をセンタユニット11に接続するだけで、
容易に機能させることができる。
【0055】すなわち、ユーザは、モジュール機器2等
の接続時に外部からセンタユニット1へ処理プログラム
22のダウンロード作業を実行する必要がない。ユーザ
は、単にモジュールを機器2等をセンタユニットに接続
するだけで、そのモジュール機器の利用が可能になる。
すなわち、新規な機器を増設するときの作業が容易にな
る。
【0056】また、センタユニット1の製造時に、各モ
ジュール機器に対応した処理プログラムの開発を完了し
ておく必要がない。このため、様々なモジュール機器を
後から追加して開発することが容易になる。また、開発
工程に余裕が生じ、処理プログラムの不具合対策も容易
になる。
【0057】また、センタユニット1を共通化して量産
した場合でもあっても、モジュール機器およびそのモジ
ュール機器に対応する処理プラグラムにより、競合製品
との差別化が可能になる。
【0058】また、センタユニット1については、量産
化によりコスト低減を図り、モジュール機器により個別
に価格設定をすることが可能になる。さらに、処理プロ
グラムのサポートする機能範囲により異なる価格設定を
することが可能になる。すなわち、グレードに応じて異
なるモジュール機器または処理プログラムを提供し、グ
レードごとの差別化を図ることができる。
【0059】<変形例>上記実施の形態においては、図
1に示したようにセンタユニット1とモジュール機器2
等を信号線、例えば、LANで接続して情報処理システ
ムを構成した。しかし、本発明の実施は、このような構
成には限定されない。例えば、LAN等の信号線に代え
て、インターネットを始めとするネットワークや、無線
によりセンタユニット1とモジュール機器2等を接続し
てもよい。無線接続としては、例えば、ブルートゥース
規格による通信、無線LAN等の通信方式を利用すれば
よい。
【0060】上記実施形態では、モジュール機器2の例
として、アンテナ、増幅器、およびA/Dコンバータを
含む無線信号の検出回路を挙げた。しかし、本発明の実
施は、そのようなモジュール機器の構成そのものには限
定されない。例えば、無線信号の検出回路において、A
/Dコンバータを含まないものであってもよい。その場
合には、図1の信号線により、アナログ信号をセンタユ
ニット1に伝達し、センタユニット側でA/D変換可能
なインターフェースを設ければよい。
【0061】また、モジュール機器2は無線信号の検出
回路に限定されるものではない。例えば、映像、音声、
音、文字等を入力する機器、情報の出力機器、すなわ
ち、ビデオカメラ、スチルカメラ、デジタルカメラ、マ
イクロホン、各種センサ、キーボード、画面のポインテ
ィングデバイス、表示装置、スピーカ等であってもよ
い。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高速の信号処理を必要とする複数の機器を含むシステム
の提供において、信号処理部を共通化した上で、機能の
拡張性と安定性を確保したシステムを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る情報処理システ
ムのシステム構成図
【図2】 信号処理プログラム22の例を示す図
【図3】 複数の信号処理プログラムに対するプロセッ
サ処理量の比較図
【図4】 プログラムID決定テーブルのデータ構造図
【図5】 モジュール管理処理部の処理手順を示すフロ
ーチャート
【図6】 調停処理部の処理(図5のS3)の詳細を示
すフローチャート
【符号の説明】
1 センタユニット 2 モジュール機器 11 信号処理部 12 メモリ 22 信号処理プログラム
フロントページの続き (72)発明者 岡本 芳郎 東京都目黒区中目黒2丁目1番23号 株式 会社トヨタアイティー開発センター内 (72)発明者 岩井 誠人 東京都目黒区中目黒2丁目1番23号 株式 会社トヨタアイティー開発センター内 Fターム(参考) 5B014 EB01 FA13 FB03 FB04 HC07 5B076 BB06 BB17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号処理部を有する本体部にモジュール
    を接続する情報処理システムであって、 前記モジュールは前記信号処理部において実行される処
    理プログラムを内蔵し、 前記モジュールが前記本体部に接続されるときに前記処
    理プログラムが前記本体部にローディングされるローデ
    ィング手段を有する情報処理システム。
  2. 【請求項2】 前記ローディング手段は、前記本体部に
    第1のモジュールが接続されるときにその第1のモジュ
    ールに対応する第1の処理プログラムをローディング
    し、第2のモジュールが接続された状態で第1のモジュ
    ールが接続されるときに、第1のモジュールおよび第2
    のモジュールに対応する第2の処理プログラムをローデ
    ィングする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 【請求項3】 前記第2の処理プログラムは、第1のモ
    ジュール固有の処理部と、第2のモジュール固有の処理
    部と、第1のモジュールおよび第2のモジュールに共通
    の処理部とを有する請求項2に記載情報処理システム。
  4. 【請求項4】 信号処理部を有するコンピュータにモジ
    ュールを接続するときに、そのコンピュータとモジュー
    ルとが情報処理システムとして機能する方法であって、
    前記モジュールは前記信号処理部において実行される処
    理プログラムを内蔵しており、前記コンピュータが、 前記モジュールの接続動作を検出するステップと、 前記接続動作を検出したときに、前記処理プログラムを
    ローディングするローディングステップとを実行する方
    法。
  5. 【請求項5】 前記ローディングステップは、第1のモ
    ジュールが接続されるときにその第1のモジュールに対
    応する第1の処理プログラムをローディングし、第2の
    モジュールが接続された状態で第1のモジュールが接続
    されるときに、第1のモジュールおよび第2のモジュー
    ルに対応する第2の処理プログラムをローディングする
    ステップを有する請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の処理プログラムは、第1のモ
    ジュール固有の処理部と、第2のモジュール固有の処理
    部と、第1のモジュールおよび第2のモジュールに共通
    の処理部とを有する請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 信号処理部を有するコンピュータにモジ
    ュールを接続するときに、そのコンピュータとモジュー
    ルとを情報処理システムとして機能させるプログラムで
    あって、前記モジュールは前記信号処理部において実行
    される処理プログラムを内蔵しており、 前記モジュールの接続動作を検出するステップと、 前記接続動作を検出したときに、前記処理プログラムを
    ローディングするローディングステップとを備えるプロ
    グラム。
  8. 【請求項8】 前記ローディングステップは、第1のモ
    ジュールが接続されるときにその第1のモジュールに対
    応する第1の処理プログラムをローディングし、第2の
    モジュールが接続された状態で第1のモジュールが接続
    されるときに、第1のモジュールおよび第2のモジュー
    ルに対応する第2の処理プログラムをローディングする
    ステップを有する請求項7に記載のプログラム。
  9. 【請求項9】 前記第2の処理プログラムは、第1のモ
    ジュール固有の処理部と、第2のモジュール固有の処理
    部と、第1のモジュールおよび第2のモジュールに共通
    の処理部とを有する請求項8に記載のプログラム。
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JP2017191545A (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 株式会社デンソー 車両用電子制御装置

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