JP4118418B2 - フローミキサー - Google Patents
フローミキサー Download PDFInfo
- Publication number
- JP4118418B2 JP4118418B2 JP32273398A JP32273398A JP4118418B2 JP 4118418 B2 JP4118418 B2 JP 4118418B2 JP 32273398 A JP32273398 A JP 32273398A JP 32273398 A JP32273398 A JP 32273398A JP 4118418 B2 JP4118418 B2 JP 4118418B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mixing chamber
- fluid
- inlet
- flow
- swirl vane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
- Accessories For Mixers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体輸送配管系に装入して、輸送流体中に他の流体を注入して混合するフローミキサーに関する。このフローミキサーは、例えば、水と油を混合したり、あるいは、コーヒーとミルクを混合する等の各種用途に用いられている。
【0002】
【従来の技術】
従来のフローミキサーとしては例えば実公昭61−97号公報に示されたものが用いられていた。これは、らせん流路に連なる複数の小孔を設けて、らせん流路を通過する流体に小孔から他の流体を注入して両者を混合するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のフローミキサーは、流入してくる流体の速度によっては、双方の流体を均一に混合することができない問題があった。流速が遅いと全体に均一に双方の流体を混合することができず、反対に流速が速すぎる場合も均一に混合する前に流下してしまうためである。
【0004】
従って、本発明の課題は、流入する流体の流速を調節することができるようにして、どのような流速の流体でも均一に混合することのできるフローミキサーを得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために講じた本発明の手段は、ケーシングに混合室と、当該混合室に連通した第1の入口と第2の入口、及び、出口を設けて、第1と第2の入口から流入する流体を混合室で混合して出口から流下するものにおいて、一方の入口と混合室を連通する円筒状の流体注入管を配置し、一方及び他方の入口から混合室内へ流入する双方の流体を旋回させる流速調整部材としての螺旋状の旋回羽根を、上記流体注入管の外周に取り付けると共に、当該螺旋状の旋回羽根を薄板のバネ材料で製作して、当該旋回羽根の上端をケーシングに固定し、下端を移動可能にすることによって、当該螺旋状の旋回羽根を上下に渡って移動可能として、旋回羽根の上下への移動により、旋回羽根間の流路の通過面積を狭めて流体の流下速度を速くしたり、反対に、旋回羽根間の流路の通過面積を広くして流速を落すことによって、通過する流体の速度を可変として混合を促進するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
流速調整部材を移動可能に取り付けたことにより、混合する流体の流速が遅い場合は、流速調整部材を移動して流速を速めることにより、また、混合する流体の流速が速すぎる場合には、流速調整部材を移動して流速を遅くすることにより、混合に適した流速とすることができ、双方の流体の全体を均一に混合することができる。
【0007】
流速調整部材としては、流体が流下する流路の通過面積を調整することができるようにして、流速が遅い場合は通過面積を小さくして流速を上げることにより、反対に流速が速い場合には、通過面積を大きくすることによって流速を下げることにより、混合に適した流速に調整することができる。
【0008】
【実施例】
本体1とキャップ2と下蓋3でフローミキサーのケ―シングを形成する。本体1に第1の入口4と第2の入口5を設け、出口6を設けた下蓋3と本体1で混合室7を形成する。第2の入口5と混合室7を連通する流体注入管8を中央に配置し、その外周に第1の入口4と混合室7を連通する流速調整部材としての螺旋状の旋回羽根20を上下に渡って移動可能に取り付ける。
【0009】
円筒状の流体注入管8内に管路10とその上部に複数の連通孔9を形成して第2の入口5と連通する。管路10の側面に多数の小径孔11を設けて、第2の入口5から注入される流体がこの小径孔11を通って混合室7に流入できるようにする。
【0010】
流速調整部材としての螺旋状の旋回羽根20は、薄板のバネ材料で製作して、その上端を本体1内の内壁12に接し、下端を流体注入管8の下端凸部13と接すると共に、旋回羽根20が流体注入管8の外周を摺動自在に取り付ける。本実施例においては、旋回羽根20を上下に3段配置した例を示す。旋回羽根20の下方を出口6と連通する。
【0011】
流体注入管8の連通孔9の上方は伸長させて調節ネジ14を設ける。調節ネジ14の外周に、キャップ2を介してパッキン15を取り付けて、内部流体の外部への漏れを防止する。
【0012】
キャップ2は本体1にネジ結合すると共に、中心部に雌ねじ部を設けて、調節ネジ14とネジ結合する。調節ネジ14の上端のナット部16を回転することにより調節ネジ14が上下に移動して、流体注入管8の下端の凸部13も上下に移動することにより、流速調整部材としての旋回羽根20の下端も上下に移動するものである。
【0013】
旋回羽根20の下端が上方へ移動することにより、旋回羽根20間の流路の通過面積が狭められて流体の流下速度が速くなり、反対に、旋回羽根20の下端が下方へ移動することにより旋回羽根20間の流路の通過面積が広くなって、流速を落すことができるものである。図示の状態は、凸部13が下部ストッパ―17に当接し、旋回羽根20が最下端に位置して、流路の通過面積が最も広くなっている状態を示す。
【0014】
第1の入口4と第2の入口5から混合室7内に流入した双方の流体は旋回羽根20で旋回しながら混合され、出口6から系外へ排出される。
【0015】
旋回羽根20を通過する流体の流速が遅い場合は、調節ネジ14を引き上げて旋回羽根20間の通路面積を小さくすることにより、流速が速くなって所定の混合を行うことができ、反対に流速が速い場合は、調節ネジ14を引き下げて通路面積を大きくすることによって流速を下げて、所定の混合を行うことができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、流速調整部材により、混合する流体の流速を任意に調整することができ、流速が遅い場合から速い場合まで幅広い範囲に渡って、双方の流体を均一に混合することのできるフローミキサーとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフローミキサーの実施例を示す断面図。
【符号の説明】
4 第1の入口
5 第2の入口
6 出口
7 混合室
8 流体注入管
11 小径孔
20 旋回羽根
Claims (1)
- ケーシングに混合室と、当該混合室に連通した第1の入口と第2の入口、及び、出口を設けて、第1と第2の入口から流入する流体を混合室で混合して出口から流下するものにおいて、一方の入口と混合室を連通する円筒状の流体注入管を配置し、一方及び他方の入口から混合室内へ流入する双方の流体を旋回させる流速調整部材としての螺旋状の旋回羽根を、上記流体注入管の外周に取り付けると共に、当該螺旋状の旋回羽根を薄板のバネ材料で製作して、当該旋回羽根の上端をケーシングに固定し、下端を移動可能にすることによって、当該螺旋状の旋回羽根を上下に渡って移動可能として、旋回羽根の上下への移動により、旋回羽根間の流路の通過面積を狭めて流体の流下速度を速くしたり、反対に、旋回羽根間の流路の通過面積を広くして流速を落すことによって、通過する流体の速度を可変として混合を促進することを特徴とするフローミキサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32273398A JP4118418B2 (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | フローミキサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32273398A JP4118418B2 (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | フローミキサー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000140595A JP2000140595A (ja) | 2000-05-23 |
JP4118418B2 true JP4118418B2 (ja) | 2008-07-16 |
Family
ID=18147026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32273398A Expired - Fee Related JP4118418B2 (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | フローミキサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4118418B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010016448A1 (ja) * | 2008-08-07 | 2010-02-11 | 旭有機材工業株式会社 | 流体混合器及び流体混合器を用いた装置 |
US9138697B2 (en) | 2008-10-20 | 2015-09-22 | Asahi Organic Chemicals Industry Co., Ltd. | Spiral type fluid mixer and apparatus using spiral type fluid mixer |
JP4667541B2 (ja) * | 2008-10-20 | 2011-04-13 | 旭有機材工業株式会社 | 渦巻き式流体混合器及び渦巻き式流体混合器を用いた装置 |
JP2014117635A (ja) * | 2012-12-13 | 2014-06-30 | Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd | 流体混合器および流体混合器を用いた装置 |
JP6403528B2 (ja) * | 2014-10-03 | 2018-10-10 | 旭有機材株式会社 | 流体混合器および流体混合器を用いた装置 |
CN108049851B (zh) * | 2017-10-23 | 2022-12-20 | 康庆刚 | 高浓度母液稀释混合及相对分子质量控制装置 |
-
1998
- 1998-11-13 JP JP32273398A patent/JP4118418B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000140595A (ja) | 2000-05-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4206783A (en) | Vortex chamber valve | |
US4657045A (en) | Noise-preventing structure for water mixing cocks | |
EP1334300B1 (en) | High-stability valve arrangement for a governor valve | |
JP4118418B2 (ja) | フローミキサー | |
JP2010523904A (ja) | 弁 | |
FI86468B (fi) | Med ljuddaempningsspringor och bett i foertillslutningsoeppningarna foersedd kranventil. | |
US20040035944A1 (en) | Thermostatic control valve with fluid mixing | |
CN104338493B (zh) | 用于沸腾床反应器的气液分布器 | |
CN207406864U (zh) | 基于压力的流量自调节控制阀 | |
CN105080438B (zh) | 一种用于沸腾床反应器的气液分布器 | |
CN106268539B (zh) | 用于沸腾床反应器的气液分布器 | |
CN202449361U (zh) | 一种走珠式端部出液装置及具有该装置的自排气补液器皿 | |
CN105626003A (zh) | 一种用于调节地层流体的控制装置 | |
CN111928121A (zh) | 一种污水处理流体控制设备的工作方法 | |
CN209067869U (zh) | 一种流量调节阀芯 | |
JP4104708B2 (ja) | 流速可変の気液分離器 | |
CN100394087C (zh) | 止回球阀及使用该阀的排水控制装置 | |
CN205279458U (zh) | 热水器以及进水组件 | |
CN208824086U (zh) | 可调节式惯性分离器 | |
CN210425567U (zh) | 液体混合装置及热水器 | |
CN112483055A (zh) | 油气井用自适应调流控水装置 | |
CN202741014U (zh) | 射流水膜防黏结混合器 | |
CN214576937U (zh) | 油气井用自适应调流控水装置 | |
CN110145506A (zh) | 一种节流阀 | |
CN216201551U (zh) | 自流管道末端可控消能装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050720 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070508 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070529 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070814 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070928 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080422 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080423 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120502 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130502 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |