JP4118122B2

JP4118122B2 - Swivel operation structure of riding type work machine

Info

Publication number: JP4118122B2
Application number: JP2002318395A
Authority: JP
Inventors: 浩人木村; 康也中尾
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 2002-10-31
Filing date: 2002-10-31
Publication date: 2008-07-16
Anticipated expiration: 2022-10-31
Also published as: JP2004149052A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、左右の対応する後輪への伝動を断続する一対のサイドクラッチを備え、それらのサイドクラッチと前輪用の操向機構とを、前輪の操向に連動して旋回内側のサイドクラッチの状態を切り換える連動機構を介して連係してある乗用形作業機の旋回操作構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、上記のような乗用形作業機の旋回操作構造においては、連動機構を、前輪用の操向機構におけるピットマンアームに連設した操作金具と機体の前後中間付近に縦軸心周りに揺動可能な中継アームの遊端とを押し引きロッドで連動連結し、かつ、中継アームと一体揺動する天秤アームの左右の端部と対応するサイドクラッチの操作アームとをロッドで連動連結して、ピットマンアームと左右のサイドクラッチの操作アームとを一連に繋ぐように構成し、その操作金具と押し引きロッドとの連係を操作金具に形成した長孔を介して行うことで、前輪の所定の操向角以上への操向に連動して旋回内側のサイドクラッチが切り操作されるように構成したものがあった（例えば特許文献１参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００１−２７８０９４号公報（段落番号００４８−００４９、図７）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術では圃場での枕地旋回などのように機体を小旋回させる際に前輪を所定の操向角以上に操向すると、その操向に連動して旋回内側のサイドクラッチが切り操作されて、旋回内側の後輪が駆動状態から従動状態に切り換わることから、機体を小さい旋回半径でスムーズに小旋回させることができるものの、走行負荷の大きい場所においては、前輪の所定の操向角以上への操向に伴って旋回内側の後輪が従動状態に切り換わるとともに圃場からの大きな制動を受けることに起因して、機体が制動停止した旋回内側の後輪を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じることがある。
【０００５】
このような不都合が生じた場合、上記の従来技術においては、ピットマンアームと左右のサイドクラッチの操作アームとを連動機構によって一連に繋ぐとともに、旋回内側のサイドクラッチが切り操作される前輪操向角の設定を操作金具に形成した長孔で行っていることから、前輪をその操向角が所定の操向角よりも小さくなるように直進側に操向して、旋回内側のサイドクラッチを再び入り操作して旋回内側後輪を再駆動させるしか、制動停止した旋回内側後輪の引きずりに起因した圃場の激しい荒れを回避する方法がなく、そのため、走行負荷の大きい場所では、圃場の激しい荒れを回避しながら、機体をサイドクラッチが切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で小旋回させることができないようになっていた。
【０００６】
本発明の目的は、走行負荷の大きい場所においても、圃場の激しい荒れを回避しながらサイドクラッチが切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることのできる旋回性能に優れたものにすることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
【０００８】
【０００９】
【００１０】
【００１１】
【００１２】
【００１３】
［構成］
本発明のうちの請求項１に記載の発明では、左右の対応する後輪への伝動を断続する一対のサイドクラッチを備え、それらのサイドクラッチと前輪用の操向機構とを、前輪の操向に連動して旋回内側のサイドクラッチの状態を切り換える連動機構を介して連係してある乗用形作業機の旋回操作構造において、前記連動機構を、前記前輪が所定の第１操向角以上に操向されると、旋回内側のサイドクラッチの切り状態を現出し、前記前輪が前記第１操向角を越えた所定の第２操向角以上に操向されると、そのときの操向角に応じて旋回内側のサイドクラッチの入り状態と切り状態とを現出するように構成した。
【００１４】
［作用］
上記請求項１に記載の発明によると、走行負荷の小さい場所での小旋回時には、所定の第１操向角以上で旋回内側のサイドクラッチが切り操作される操向角まで前輪を操向すると、その操向に連動して旋回内側のサイドクラッチが切り操作され、それに伴って、旋回内側の後輪が駆動状態から従動状態に切り換わって従動するようになることから、機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制しながら、機体を小さい旋回半径でスムーズに小旋回させることができるようになる。
【００１５】
又、旋回場所の走行負荷が大きいことによって、旋回内側のサイドクラッチが切り操作される所定の第１操向角以上の操向角まで前輪を操向した際に、従動状態に切り換わった旋回内側の後輪が圃場からの制動を受けて停止するようになり、これによって、機体が制動停止した旋回内側の後輪を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じた場合には、第１操向角を越えた所定の第２操向角以上に前輪を操向すると、そのときの操向角に応じて旋回内側のサイドクラッチの入り状態と切り状態とを現出させることができ、旋回内側の後輪が再駆動されるようになることから、旋回内側の後輪が制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避できるようになる。しかも、このときには前輪が所定の第２操向角以上に操向されていることから、旋回内側の後輪を駆動させながらも、小さい旋回半径で機体を小旋回させることが可能になり、又、左右の後輪が駆動されることで直進性が高くなり旋回半径が大きくなる場合には、前輪を所定の第２操向角以上に操向して旋回内側のサイドクラッチを切り操作する状態と入り操作する状態とを頻繁に切り換え現出して、旋回内側の後輪を間欠駆動させるようにすれば、制動停止した旋回内側後輪の引きずりに起因した圃場の激しい荒れや、左右両後輪の駆動で旋回半径が大きくなる不都合を招くことなく、サイドクラッチが切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができるようになる。
【００１６】
【００１７】
［効果］
従って、走行負荷にかかわらず、機体の小旋回に伴う圃場の荒れを抑制しながらも、より小さい旋回半径で機体を小旋回させることの可能な、より旋回性能に優れたものにすることができるようになった。
【００１８】
［構成］
本発明のうちの請求項２に記載の発明では、上記請求項１に記載の発明において、前記連動機構を、前記前輪の操向角に応じて現出される旋回内側のサイドクラッチの状態を変更可能に構成した。
【００１９】
［作用］
上記請求項２に記載の発明によると、例えば、前輪が所定の操向角に操向された際に現出される旋回内側のサイドクラッチの状態を入り状態とし、その所定の操向角よりも大きい所望の操向角まで前輪を操向した際に旋回内側のサイドクラッチの切り状態が現出されるようにすれば、旋回内側のサイドクラッチが切り操作される前輪の操向角を変更できるようになる。つまり、旋回内側のサイドクラッチが切り操作される前輪の操向角を圃場の状態や作業者の好みに応じて変更できるようになる。
【００２０】
又、圃場内での走行負荷が略同じである場合には、旋回内側のサイドクラッチが切り操作されて従動状態に切り換えられた旋回内側の後輪が、所定の操向角以上のある操向角への前輪の操向によって圃場からの制動を受けて停止し、それによって、機体が制動停止した旋回内側の後輪を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じた場合には、そのときの操向角以上に前輪が操向されることで旋回内側のサイドクラッチが入り操作されるように変更すれば、次回の小旋回時からは、機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制できる旋回内側の後輪を従動させた旋回状態を極力維持できるようにしながら、旋回内側の後輪が制動停止して引きずられることによって圃場が激しく荒らされる不都合の発生を未然に回避できるようになる。つまり、旋回内側のサイドクラッチが再び入り操作される前輪の操向角を圃場の状態などに応じて変更することができて旋回性能の向上を更に図れるようになる。
【００２１】
［効果］
従って、旋回内側のサイドクラッチが切り操作される前輪の操向角、及び旋回内側のサイドクラッチが再び入り操作される前輪の操向角を、圃場の状態や作業者の好みに応じて変更できる汎用性の高いものにしながら、旋回性能の向上を更に図れるようになった。
【００２２】
［構成］
本発明のうちの請求項３に記載の発明では、左右の対応する後輪への伝動を断続する一対のサイドクラッチを備え、それらのサイドクラッチと前輪用の操向機構とを、前輪の操向に連動して旋回内側のサイドクラッチの状態を切り換える連動機構を介して連係してある乗用形作業機の旋回操作構造において、前記連動機構を、前記前輪が所定の第１操向角に操向されると旋回内側のサイドクラッチの切り状態を現出し、前記前輪が前記第１操向角を越えた所定の第２操向角に操向されると旋回内側のサイドクラッチの入り状態を現出するように構成した。
【００２３】
［作用］
上記請求項３に記載の発明によると、走行負荷の小さい場所での小旋回時には、前輪の所定の第１操向角への操向に連動した旋回内側のサイドクラッチの切り操作によって、旋回内側の後輪が駆動状態から従動状態に切り換わって従動するようになることから、機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制しながら、機体を小さい旋回半径でスムーズに小旋回させることができるようになる。
【００２４】
又、旋回場所の走行負荷が大きいことによって、前輪を第１操向角まで操向したことで従動状態に切り換わった旋回内側の後輪が圃場からの制動を受けて停止して、それによって、機体が制動停止した旋回内側の後輪を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じた場合には、前輪を第２操向角まで操向すれば、旋回内側のサイドクラッチが再び入り操作されて旋回内側の後輪が再駆動されるようになることから、旋回内側の後輪が制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避できるようになる。しかも、このときには前輪が第１操向角を越えて大きく操向されていることから、旋回内側の後輪を駆動させながらも、小さい旋回半径で機体を小旋回させることが可能となり、又、左右の後輪が駆動されることで直進性が高くなり旋回半径が大きくなる場合には、前輪を第２操向角に操向して旋回内側のサイドクラッチを入り操作する状態と、前輪を第１操向角に操向して旋回内側のサイドクラッチを切り操作する状態とを頻繁に切り換え現出して、旋回内側の後輪を間欠駆動させるようにすれば、制動停止した旋回内側後輪の引きずりに起因した圃場の激しい荒れや、左右両後輪の駆動で旋回半径が大きくなる不都合を招くことなく、サイドクラッチが切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができるようになる。
【００２５】
［効果］
従って、走行負荷にかかわらず、機体の小旋回に伴う圃場の荒れを抑制しながら、前輪の第１操向角への操向によってサイドクラッチが切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができ、もって、より旋回性能に優れたものにすることができるようになった。
【００２６】
【００２７】
【００２８】
【００２９】
【００３０】
【００３１】
【発明の実施の形態】
図１には乗用形作業機の一例である乗用形田植機の全体側面が示されており、この田植機は、乗用形に形成された走行機体１の後部に、油圧式のリフトシリンダ２の作動で昇降揺動するリンク機構３を介して苗植付装置４を駆動昇降可能に連結し、かつ、施肥装置５を装備することによって構成されている。
【００３２】
図１及び図２に示すように、走行機体１は、その前部に搭載されたエンジン６からの走行用動力を、ベルトテンション形の主クラッチ７、静油圧式無段変速装置８、及びギヤ式変速装置９などを介して、左右の前輪１０及び後輪１１に伝達する四輪駆動形式に構成され、その中央部には、左右の前輪１０を操向するステアリングホイール１２や運転座席１３などを備えた搭乗運転部１４が形成されている。
【００３３】
図１に示すように、苗植付装置４は、機体の走行に伴って複数の整地フロート１５が苗植え付け箇所を前もって整地する一方で、ギヤ式変速装置９からの作業用動力が動力分配機構１６に伝達され、この動力分配機構１６からの分配動力によって、苗載台１７が左右方向に一定ストロークで往復駆動されるとともに、苗載台１７が左右のストロークエンドに到達するごとに苗載台１７に載置されたマット状苗が下方に向けて所定ピッチで縦送りされ、かつ、複数のロータリ式の植付機構１８が、苗載台１７の下端から苗を所定量ずつ取り出して圃場に植え付ける苗植え付け作動を行うように構成されている。
【００３４】
施肥装置５は、ギヤ式変速装置９から機体後部の後輪用伝動装置１９にわたる伝動軸２０に装備された動力取出機構２１によって取り出された走行用動力が、図外のワンウェイクラッチなどを介して複数の繰出機構２２に伝達されることで、各繰出機構２２がホッパー２３から肥料を繰り出し、その繰り出された肥料を電動式のブロア２４の作動により、各繰出機構２２から苗植付装置４における各植付機構１８の横側近傍に配備された各作溝器２５にわたる各案内ホース２６を介して圧送することで、各植付機構１８によって植え付けられた苗の横側近傍に施肥するように構成されている。
【００３５】
図１〜３に示すように、ステアリングホイール１２は、そのステアリング軸２７がトルクジェネレータ２８や操向機構２９などを介して左右の前輪１０に連係されており、操向機構２９は、トルクジェネレータ２８によって上下向きの支軸３０周りに揺動駆動されるピットマンアーム３１を、左右の各前輪１０のナックルアーム３２にタイロッド３３を介して連動連結することで構成されている。
【００３６】
図３に示すように、後輪用伝動装置１９には、左右の対応する後輪１１に対する伝動を断続する左右一対で摩擦式のサイドクラッチ３４と、左右の後輪１１を制動するブレーキ３５とが装備され、左右の各サイドクラッチ３４は、操向機構２９のピットマンアーム３１に連動機構３６を介して連係されている。
【００３７】
図３〜５に示すように、連動機構３６は、操向機構２９に連動連結される操作機構部３７と、各サイドクラッチ３４に連動連結される被操作機構部３８とから分割構成され、操作機構部３７は、走行機体１の前後中間部に上下向きの第１支軸３９周りに一体揺動可能に装備された上下一対のカム４０と、上方のカム４０をピットマンアーム３１に連動連結する第１ロッド４１とから構成され、被操作機構部３８は、走行機体１の前後中間部に対応する上下向きの第２支軸４２周りに揺動可能に装備された上下一対の揺動アーム４３、各揺動アーム４３の遊端に装備したローラ４４が対応するカム４０に接当するように対応する揺動アーム４３を対応するカム４０に向けて揺動付勢する左右のバネ４５、及び、各揺動アーム４３を対応するサイドクラッチ３４の操作アーム４６に連動連結する左右の第２ロッド４７によって構成されている。
【００３８】
各カム４０には、左右の各前輪１０の操作角に相当するピットマンアーム３１の揺動角が直進状態から対応する揺動方向の所定の第１揺動角θ１に至るまでの間や、ピットマンアーム３１の揺動方向が対応しない揺動方向である場合に、対応する揺動アーム４３に装備したローラ４４に対する押圧操作を解除することで、対応するサイドクラッチ３４の入り状態を現出する第１カム部４８、ピットマンアーム３１の揺動角が対応する揺動方向の所定の第１揺動角θ１に到達するのに伴って、対応する揺動アーム４３に装備したローラ４４をバネ４５の付勢に抗して押圧操作することで、対応するサイドクラッチ３４の切り状態を現出する第２カム部４９、ピットマンアーム３１の揺動角が対応する揺動方向の所定の第１揺動角θ１を越えた所定の第２揺動角θ２に到達するのに伴って、対応する揺動アーム４３に装備したローラ４４に対する押圧操作を再び解除することで、対応するサイドクラッチ３４の入り状態を再現出する第３カム部５０、及び、ピットマンアーム３１の揺動角が対応する揺動方向の所定の第２揺動角θ２を越えた所定の第３揺動角θ３に到達するのに伴って、対応する揺動アーム４３に装備したローラ４４をバネ４５の付勢に抗して再び押圧操作することで、対応するサイドクラッチ３４の切り状態を再現出する第４カム部５１が形成されている。
【００３９】
以上の構成から、通常の旋回時には、ピットマンアーム３１が直進状態から所定の第１揺動角θ１に至るまでの間で揺動するようにステアリングホイール１２を操作すれば、左右のサイドクラッチ３４が入り状態に維持されたまま、前輪１０がそのときのピットマンアーム３１の揺動角に応じた比較的大きい操向角で操向されるようになり、もって、そのときの前輪１０の操向角に応じた大きい旋回半径で機体を旋回させることができるようになる。
【００４０】
又、枕地旋回などのように機体を小旋回させる場合には、ピットマンアーム３１が旋回方向の所定の第１揺動角θ１まで揺動するように、ステアリングホイール１２を操作すれば、前輪１０がピットマンアーム３１の第１揺動角θ１に応じた所定の第１操向角まで操向され、その操向に連動して旋回内側のサイドクラッチ３４が切り操作されて、旋回内側の後輪１１が駆動状態から従動状態に切り換わるようになり、もって、旋回内側の後輪１１を従動させることで機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制しながら、機体を小さい旋回半径でスムーズに小旋回させることができるようになる。
【００４１】
この小旋回状態から、ピットマンアーム３１が旋回方向の所定の第２揺動角θ２を越えた所定の第３揺動角θ３まで揺動するようにステアリングホイール１２を操作すれば、前輪１０がピットマンアーム３１の第３揺動角θ３に応じた所定の第３操向角まで操向されるようになり、これによって、旋回内側の後輪１１を従動状態としながら前輪１０の操向角を旋回方向に更に大きくすることができ、もって、機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制しながら、機体をより小さい旋回半径でスムーズに小旋回させることができるようになる。
【００４２】
上記の小旋回時において、旋回場所の走行負荷が大きいことにより、前輪１０の所定の操向角への操向に連動した旋回内側のサイドクラッチ３４の切り操作に伴って従動状態に切り換わった旋回内側の後輪１１が圃場からの制動を受けて停止し、これによって、機体が制動停止した旋回内側の後輪１１を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じた場合には、ピットマンアーム３１が旋回方向の所定の第２揺動角θ２まで揺動するようにステアリングホイール１２を操作すれば、前輪１０がピットマンアーム３１の第２揺動角θ２に応じた所定の第２操向角まで操向され、その操向に伴って、旋回内側のサイドクラッチ３４が再び入り操作されて旋回内側の後輪１１が再駆動されるようになり、もって、旋回内側の後輪１１が制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避できるようになる。しかも、このときには前輪１０が第２操向角まで操向されていることから、サイドクラッチ３４が切り操作される第１操向角まで前輪１０が操向された場合よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることが可能となり、又、左右の後輪１１が駆動されることで直進性が高くなり旋回半径が大きくなる場合には、ピットマンアーム３１を旋回方向の所定の第２揺動角θ２まで揺動させて旋回内側のサイドクラッチ３４を入り操作する状態と、ピットマンアーム３１を旋回方向の所定の第１揺動角θ１又は第３揺動角θ３まで揺動させて旋回内側のサイドクラッチ３４を切り操作する状態とを頻繁に切り換え現出して、旋回内側の後輪１１を間欠駆動させるようにすれば、制動停止した旋回内側後輪１１の引きずりに起因した圃場の激しい荒れや、左右両後輪１１の駆動で旋回半径が大きくなる不都合を招くことなく、旋回内側のサイドクラッチ３４が切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができるようになる。
【００４３】
その上、連動機構３６を操作機構部３７と被操作機構部３８とに分割構成していることから、操作機構部３７の各カム４０を、例えば図６〜８に示す各カム５２〜５４に交換すれば、前輪１０の操向角に応じて現出されるサイドクラッチ３４の状態を、圃場の状態や作業者の好みなどに基づいて容易に変更できるようになる。
【００４４】
尚、図６には操作機構部３７の各カム４０をカム５２に交換した状態が示されており、各カム５２には、前述した第１カム部４８〜第４カム部５１に加えて、ピットマンアーム３１の揺動角が対応する揺動方向の所定の第３揺動角θ３を越えた所定の第４揺動角θ４に到達するのに伴って、対応する揺動アーム４３に装備したローラ４４に対する押圧操作を再び解除することで、対応するサイドクラッチ３４の入り状態を再々現出する第５カム部５５が形成されている。
【００４５】
その結果、各カム４０をカム５２に交換した状態では、前輪１０がピットマンアーム３１の第３揺動角θ３に応じた所定の第３操向角まで操向された小旋回時に、その操向に連動した旋回内側のサイドクラッチ３４の切り操作に伴って従動状態に切り換わった旋回内側の後輪１１が圃場からの制動を受けて停止し、これによって、機体が制動停止した旋回内側の後輪１１を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じた場合には、ピットマンアーム３１が旋回方向の所定の第３揺動角θ３を越えて所定の第４揺動角θ４まで揺動するようにステアリングホイール１２を操作すれば、前輪１０がピットマンアーム３１の第４揺動角θ４に応じた所定の第４操向角まで操向され、その操向に伴って、旋回内側のサイドクラッチ３４が再び入り操作されて旋回内側の後輪１１が再駆動されることから、旋回内側の後輪１１が制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避できるとともに、サイドクラッチ３４が再び切り操作される第３操向角まで前輪１０を操向した場合よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができるようになる。
【００４６】
又、前輪１０がピットマンアーム３１の第１揺動角θ１に応じた所定の第１操向角まで操向された小旋回時の段階から、旋回内側の後輪１１が圃場からの制動を受けて停止し、機体が制動停止した旋回内側の後輪１１を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じた場合には、ピットマンアーム３１が旋回方向の所定の第２揺動角θ２まで揺動するようにステアリングホイール１２を操作すれば、前輪１０がピットマンアーム３１の第２揺動角θ２に応じた所定の第２操向角まで操向され、その操向に伴って、旋回内側のサイドクラッチ３４が再び入り操作されて旋回内側の後輪１１が再駆動されることから、旋回内側の後輪１１が制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避できるとともに、サイドクラッチ３４が切り操作される第１操向角まで前輪１０を操向した場合よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができ、この小旋回状態から、ピットマンアーム３１が旋回方向の所定の第４揺動角θ４まで揺動するようにステアリングホイール１２を操作すれば、前輪１０がピットマンアーム３１の第４揺動角θ４に応じた所定の第４操向角まで操向されるようになり、これによって、旋回内側の後輪１１を駆動状態としながら前輪１０の操向角を旋回方向に更に大きくすることができ、もって、旋回内側の後輪１１が制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避しながら、機体をより小さい旋回半径で小旋回させることができるようになる。
【００４７】
更に、左右の後輪１１が駆動されることで直進性が高くなり旋回半径が大きくなる場合には、そのときのピットマンアーム３１の揺動角に応じて、ピットマンアーム３１を旋回方向の所定の第２揺動角θ２又は第４揺動角θ４まで揺動させて旋回内側のサイドクラッチ３４を入り操作する状態と、ピットマンアーム３１を旋回方向の所定の第１揺動角θ１又は第３揺動角θ３まで揺動させて旋回内側のサイドクラッチ３４を切り操作する状態とを頻繁に切り換え現出して、旋回内側の後輪１１を間欠駆動させるようにすれば、制動停止した旋回内側後輪１１の引きずりに起因した圃場の激しい荒れや、左右両後輪１１の駆動で旋回半径が大きくなる不都合を招くことなく、旋回内側のサイドクラッチ３４が切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができるようになる。
【００４８】
つまり、走行負荷にかかわらず、機体の旋回に伴う圃場の荒れを抑制しながら、より小さい旋回半径で機体を旋回させることができるようになっている。
【００４９】
図７には操作機構部３７の各カム４０をカム５３に交換した状態が示されており、各カム５３には、左右の各前輪１０の操作角に相当するピットマンアーム３１の揺動角が直進状態から対応する揺動方向の所定の第１揺動角θ１を越えて所定の第２揺動角θ２に至るまでの間や、ピットマンアーム３１の揺動方向が対応しない揺動方向である場合に、対応する揺動アーム４３に装備したローラ４４に対する押圧操作を解除することで、対応するサイドクラッチ３４の入り状態を現出する第１カム部５６、ピットマンアーム３１の揺動角が対応する揺動方向の所定の第２揺動角θ２に到達するのに伴って、対応する揺動アーム４３に装備したローラ４４をバネ４５の付勢に抗して押圧操作することで、対応するサイドクラッチ３４の切り状態を現出する第２カム部５７、ピットマンアーム３１の揺動角が対応する揺動方向の所定の第２揺動角θ２を越えた所定の第３揺動角θ３に到達するのに伴って、対応する揺動アーム４３に装備したローラ４４に対する押圧操作を再び解除することで、対応するサイドクラッチ３４の入り状態を再現出する第３カム部５８、及び、ピットマンアーム３１の揺動角が対応する揺動方向の所定の第３揺動角θ３を越えた所定の第４揺動角θ４に到達するのに伴って、対応する揺動アーム４３に装備したローラ４４をバネ４５の付勢に抗して再び押圧操作することで、対応するサイドクラッチ３４の切り状態を再現出する第４カム部５９が形成されている。
【００５０】
つまり、各カム４０をカム５３に交換した状態では、カム４０を装備した場合に比較して、旋回内側のサイドクラッチ３４が入り切り操作される前輪１０の所定の操向角がそれぞれ大きい操向角に変更された状態となっている。
【００５１】
図８には操作機構部３７の各カム４０をカム５４に交換した状態が示されており、各カム５４には、左右の各前輪１０の操作角としてのピットマンアーム３１の揺動角が直進状態から対応する揺動方向の所定の第１揺動角θ１に至るまでの間や、ピットマンアーム３１の揺動方向が対応しない揺動方向である場合に、対応する揺動アーム４３に装備したローラ４４に対する押圧操作を解除することで、対応するサイドクラッチ３４の入り状態を現出する第１カム部６０、ピットマンアーム３１の揺動角が対応する揺動方向の所定の第１揺動角θ１に到達するのに伴って、対応する揺動アーム４３に装備したローラ４４をバネ４５の付勢に抗して押圧操作することで、対応するサイドクラッチ３４の半クラッチ状態を現出する第２カム部６１、ピットマンアーム３１の揺動角が対応する揺動方向の所定の第１揺動角θ１を越えた所定の第２揺動角θ２に到達するのに伴って、対応する揺動アーム４３に装備したローラ４４をバネ４５の付勢に抗して更に押圧操作することで、対応するサイドクラッチ３４の切り状態を現出する第３カム部６２、ピットマンアーム３１の揺動角が対応する揺動方向の所定の第２揺動角θ２を越えた所定の第３揺動角θ３に到達するのに伴って、対応する揺動アーム４３に装備したローラ４４に対する押圧操作を弱めて、対応するサイドクラッチ３４の半クラッチ状態を再現出する第４カム部６３、及び、ピットマンアーム３１の揺動角が対応する揺動方向の所定の第３揺動角θ３を越えた所定の第４揺動角θ４に到達するのに伴って、対応する揺動アーム４３に装備したローラ４４に対する押圧操作を再び解除することで、対応するサイドクラッチ３４の入り状態を再現出する第５カム部６４が形成されている。
【００５２】
その結果、機体を小旋回させる場合には、ピットマンアーム３１が旋回方向の所定の第１揺動角θ１まで揺動するようにステアリングホイール１２を操作すれば、前輪１０がピットマンアーム３１の第１揺動角θ１に応じた所定の第１操向角まで操向され、その操向に連動して旋回内側のサイドクラッチ３４が半クラッチ状態まで操作されて、旋回内側の後輪１１が旋回外側の後輪１１との等速駆動状態から減速駆動状態に切り換わるようになり、もって、旋回内側の後輪１１を減速させることで機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制しながら、機体を比較的小さい旋回半径でスムーズに小旋回させることができるようになる。
【００５３】
又、ピットマンアーム３１が旋回方向の所定の第１揺動角θ１を越えた所定の第２揺動角θ２まで揺動するようにステアリングホイール１２を操作すれば、前輪１０がピットマンアーム３１の第２揺動角θ２に応じた所定の第２操向角まで操向され、その操向に連動して旋回内側のサイドクラッチ３４が切り操作されて、旋回内側の後輪１１が駆動状態から従動状態に切り換わるようになり、もって、旋回内側の後輪１１を従動させることで機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制しながら、機体を小さい旋回半径でスムーズに小旋回させることができるようになる。
【００５４】
そして、前輪１０を所定の第２操向角まで操向させた小旋回時において、旋回場所の走行負荷が大きいことにより、前輪１０の所定の第２操向角への操向に連動した旋回内側のサイドクラッチ３４の切り操作に伴って従動状態に切り換わった旋回内側の後輪１１が圃場からの制動を受けて停止し、これによって、機体が制動停止した旋回内側の後輪１１を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じた場合には、ピットマンアーム３１が旋回方向の所定の第２揺動角θ２を越えた所定の第３揺動角θ３まで揺動するようにステアリングホイール１２を操作すれば、前輪１０がピットマンアーム３１の第３揺動角θ３に応じた所定の第３操向角まで操向され、その操向に伴って、旋回内側のサイドクラッチ３４が半クラッチ状態に操作されて旋回内側の後輪１１が減速駆動されるようになり、これによって走行負荷による旋回内側後輪１１の制動停止が解除された場合には、旋回内側の後輪１１が制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避できるとともに、サイドクラッチ３４が切り操作される第２操向角まで前輪１０を操向した場合よりも小さい旋回半径で機体を比較的スムーズに小旋回させることができるようになる。
【００５５】
又、上記の半クラッチ操作によって走行負荷による旋回内側後輪１１の制動停止が解除されない場合や、前輪１０を第１操向角まで操向した小旋回時の段階から、旋回内側の後輪１１が圃場からの制動を受けて停止し、機体が制動停止した旋回内側の後輪１１を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じた場合には、ピットマンアーム３１が旋回方向の所定の第３揺動角θ３を越えた所定の第４揺動角θ４まで揺動するようにステアリングホイール１２を操作すれば、前輪１０がピットマンアーム３１の第４揺動角θ４に応じた所定の第４操向角まで操向され、その操向に伴って、旋回内側のサイドクラッチ３４が再び入り操作されて旋回内側の後輪１１が再駆動されることから、旋回内側の後輪１１が制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避できるとともに、サイドクラッチ３４が切り操作される第２操向角まで前輪１０を操向した場合よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることが可能となる。
【００５６】
更に、左右の後輪１１が駆動されることで直進性が高くなり旋回半径が大きくなる場合には、ピットマンアーム３１を旋回方向の所定の第４揺動角θ４まで揺動させて、旋回内側のサイドクラッチ３４を入り操作する状態と、ピットマンアーム３１を旋回方向の所定の第２揺動角θ２まで揺動させて旋回内側のサイドクラッチ３４を半クラッチ操作する状態、又は、第３揺動角θ３まで揺動させて旋回内側のサイドクラッチ３４を切り操作する状態とを頻繁に切り換え現出して、旋回内側の後輪１１を間欠駆動させるようにすれば、制動停止した旋回内側後輪１１の引きずりに起因した圃場の激しい荒れや、左右両後輪１１の駆動で旋回半径が大きくなる不都合を招くことなく、旋回内側のサイドクラッチ３４が切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができるようになる。
【００５７】
ちなみに、図３に示すように、搭乗運転部１４の右前部に配備したブレーキペダル６５に連係ロッド６６を介してブレーキ３５の操作アーム６７が連係されており、ブレーキペダル６５の踏み込み操作によってブレーキ３５を制動作動させることができるようになっている。又、図示は省略するが、ブレーキペダル６５は静油圧式無段変速装置８にも連係されており、その踏み込み操作によって、ブレーキ３５の制動作動とともに静油圧式無段変速装置８の中立状態への切り換え操作をも行えるようになっている。
【００５８】
［別実施形態］
以下、本発明の別実施形態を列記する。
［１］乗用形作業機としては乗用形直播機やトラクタなどであってもよい。
【００５９】
［２］図９に示すように、上下向きの第１支軸３９に対する各カム４０，５２〜５４の連結をスプライン嵌合で行うとともに、その嵌合時における第１支軸３９に対する各カム４０，５２〜５４の角度調節で、前輪１０の操向角に応じて現出されるサイドクラッチ３４の状態を変更できるように構成してもよい。
【００６０】
［３］図１０に示すように、各揺動アーム４３を、その長手方向での上下向きの第２支軸４２との連結位置の変更が可能となるように構成し、その連結位置の変更による各揺動アーム４３の対応する第２支軸４２からの延出長さの調節で、前輪１０の操向角に応じて現出されるサイドクラッチ３４の状態を変更できるように構成してもよい。
【００６１】
［４］図１１に示すように、連動機構３６を、例えばピットマンアーム３１の揺動操作量から前輪１０の操向角を検出するポテンショメータからなる操向角検出センサ６８からの検出情報に基づいて、マイクロコンピュータからなる制御装置６９が、走行機体１の前後中間部に上下向きの第１支軸７０周りに揺動可能に装備された連係アーム７１を揺動操作する電動シリンダなどの電動アクチュエータ７２の作動を制御するように電動式に構成された操作機構部３７と、その操作機構部３７の連係アーム７１によって、左右一対の揺動アーム７３のうちの一方が対応する上下向きの第２支軸７４周りに揺動操作されると、それらの対応する揺動アーム７３に連係ロッド７５を介して操作アーム４６が連係された左右のサイドクラッチ３４のうちの旋回内側のものを操作するように構成された被操作機構部３８とから分割構成して、前輪１０の所定の操向角への操向に連動して旋回内側のサイドクラッチ３４の状態が切り換えられるように構成してもよい。
【００６２】
この構成においては、前輪１０が所定の操向角である第１操向角以上に操向された際に連動機構３６が現出する旋回内側のサイドクラッチ３４の状態を切り換えるダイヤル形の切換手段７６を設け、この切換手段７６の操作によって例えば図１２に示すように、連動機構３６が、前輪１０の第１操向角以上への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ３４の切り状態を現出する第１状態、前輪１０が第１操向角を越えた第２操向角に操向されるまでの間は旋回内側のサイドクラッチ３４の入り状態を現出し、前輪１０の第２操向角以上への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ３４の切り状態を現出する第２状態、前輪１０の第１操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ３４の切り状態を現出し、前輪１０の第１操向角を越えた第２操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ３４の入り状態を再現出し、前輪１０の第２操向角を越えた第３操向角以上への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ３４の切り状態を再現出する第３状態、前輪１０の第１操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ３４の切り状態を現出し、前輪１０の第１操向角を越えた第２操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ３４の入り状態を再現出し、前輪１０の第２操向角を越えた第３操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ３４の切り状態を再現出し、前輪１０の第３操向角を越えた第４操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ３４の入り状態を再々現出する第４状態、及び、前輪１０の第１操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ３４の半クラッチ状態を現出し、前輪１０の第１操向角を越えた第２操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ３４の切り状態を現出し、前輪１０の第２操向角を越えた第３操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ３４の半クラッチ状態を再現出し、前輪１０の第３操向角を越えた第４操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ３４の入り状態を再現出する第５状態、などに、前輪１０が所定の操向角以上に操向された際に連動機構３６が現出する旋回内側のサイドクラッチ３４の状態を容易に切り換えられるようにしてもよい。
【００６３】
［６］連動機構３６が旋回内側のサイドクラッチ３４の状態を切り換えるようになる前輪１０の所定の各操向角の設定は種々の変更が可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】乗用形田植機の全体側面図
【図２】乗用形田植機における前部の縦断側面図
【図３】操向操作構造を示す概略平面図
【図４】直進状態での連係機構の展開図
【図５】第１操向角に操向した状態での連係機構の展開図
【図６】サイドクラッチ入り状態の再々現出を可能にした連係機構の要部の構成を示す展開図
【図７】サイドクラッチの状態が切り換えられる前輪の所定の操向角を変更した連係機構の要部の構成を示す展開図
【図８】サイドクラッチの半クラッチ状態の現出を可能にした連係機構の要部の構成を示す展開図
【図９】カムを角度調節可能に構成した別実施形態を示す連係機構の要部の平面図
【図１０】揺動アームを長さ調節可能に構成した別実施形態を示す連係機構の要部の平面図
【図１１】連動機構の別実施形態を示す概略平面図
【図１２】別実施形態にて連動機構が現出するサイドクラッチの状態と前輪の操向角との関係を示す図
【符号の説明】
１０前輪
１１後輪
２９操向機構
３４サイドクラッチ
３６連動機構
７６切換手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention includes a pair of side clutches that intermittently transmit power to corresponding left and right rear wheels, and the side clutch and the steering mechanism for the front wheels are linked to the steering of the front wheels and the side clutch inside the turn. The present invention relates to a turning operation structure for a riding-type work machine that is linked through an interlocking mechanism that switches the state of the vehicle.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the above-described turning operation structure of a riding type work machine, the interlocking mechanism swings around the vertical axis around the front and rear middle of the body and the operating bracket connected to the pitman arm in the steering mechanism for the front wheels. The free end of the possible relay arm is linked and linked with a push-pull rod, and the left and right ends of the balance arm that swings together with the relay arm and the corresponding side clutch operation arm are linked and linked with a rod. The pitman arm and the left and right side clutch operating arms are connected in series, and the operation fitting and push-pull rod are linked via a long hole formed in the operation fitting, so that the predetermined operation of the front wheels can be performed. There has been a configuration in which the side clutch inside the turn is operated to be operated in conjunction with steering to a direction angle or more (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2001-278094 A (paragraph number 0048-0049, FIG. 7)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the above prior art, when the front wheel is steered beyond a predetermined steering angle when turning the aircraft in a small turn, such as a headland turn in the field, the side clutch inside the turn is turned off in conjunction with the steer. Since the rear wheels on the inside of the turn are switched from the driven state to the driven state, the aircraft can be smoothly turned small with a small turning radius. As the rear wheel inside the turn switches to a driven state with steering to more than the corner, the aircraft turns sharply while dragging the rear wheel inside the turn where the aircraft stopped braking due to the large braking from the field. As a result, there may be inconveniences that cause severe damage to the field.
[0005]
When such inconvenience occurs, in the above prior art, the pitman arm and the operation arms of the left and right side clutches are connected in series by an interlocking mechanism, and the front wheel steering angle at which the side clutch inside the turning is cut off is operated. Is set in the long hole formed in the operating bracket, so the front wheel is steered straight so that the steering angle is smaller than the predetermined steering angle, and the side clutch inside the turn is again There is no way to avoid the heavy roughing of the field due to dragging of the braked rear rear wheel, only by re-driving the rear wheel on the inside of the turn. Thus, the aircraft cannot be turned slightly with a turning radius smaller than the turning radius before the side clutch is turned off.
[0006]
It is an object of the present invention to provide a turning performance capable of making a small turn of the aircraft with a turning radius smaller than the turning radius before the side clutch is turned off, even in a place with a large traveling load, while avoiding severe roughening of the field. To make it excellent.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
[0008]
[0009]
[0010]
[0011]
[0012]
[0013]
[Constitution]
In the invention according to claim 1 of the present invention, a pair of side clutches for intermittently transmitting power to the corresponding left and right rear wheels are provided, and the side clutches and the steering mechanism for the front wheels are connected to the front wheels. In a turning operation structure of a riding type work machine that is linked via a linkage mechanism that switches the state of the side clutch inside the turn in conjunction with the direction, the linkage mechanism is configured such that the front wheel has a predetermined first steering angle or more. When steered, the disengagement state of the side clutch inside the turning is revealed, and when the front wheel is steered beyond a predetermined second steered angle exceeding the first steered angle, the steered at that time According to the corner, the side clutch inside state of turning and the disengaged state are revealed.
[0014]
[Action]
According to the first aspect of the present invention, when a small turn is performed at a place where the traveling load is small, the front wheels are steered to a steering angle at which the side clutch on the inside of the turn is cut at a predetermined first steering angle or more. In conjunction with the steering, the side clutch inside the turn is turned off, and the rear wheel inside the turn is switched from the driven state to the driven state and is driven accordingly. The aircraft can be smoothly turned small with a small turning radius while effectively suppressing the accompanying field roughness.
[0015]
In addition, when the front wheel is steered to a steering angle greater than or equal to a predetermined first steering angle at which the side clutch inside the turning is turned off due to a large traveling load at the turning place, the turning is switched to the driven state. If the rear wheels on the inner side stop after receiving braking from the field, this causes the inconvenience of drastically turning the field by dragging the rear wheel on the inner side of the turn where the brakes stopped. When the front wheels are steered beyond a predetermined second steered angle exceeding the first steered angle, the side clutch on-turning state and disengaged state appear depending on the steered angle at that time Since the rear wheels on the inside of the turn are re-driven, it is possible to avoid the violent roughing of the field caused by the rear wheels on the inside of the turn being braked and dragged. In addition, since the front wheels are steered at a predetermined second steering angle or more at this time, it is possible to make a small turn with a small turning radius while driving the rear wheels inside the turn, and When the left and right rear wheels are driven and the straight traveling performance is increased and the turning radius is increased, the front wheel is steered to a predetermined second steering angle or more to disengage the side clutch inside the turning. If the rear wheels on the inside of the turn are driven intermittently by switching frequently between the on and off operation states, the field will be severely rough due to the dragging of the rear wheels on the inside of the turn when braking is stopped, and the left and right rear wheels Without causing the disadvantage that the turning radius becomes large by the driving of, the aircraft can be turned slightly with a turning radius smaller than the turning radius before the side clutch is turned off.
[0016]
[0017]
[effect]
Therefore, regardless of the driving load, it is possible to make the vehicle more small in turning performance with a smaller turning radius, while suppressing the rough field due to the small turning of the vehicle, and to have better turning performance. It became so.
[0018]
[Constitution]
In the invention according to claim 2 of the present invention, in the invention according to claim 1, the state of the side clutch on the inside of the turn that appears according to the steering angle of the front wheel is set to the interlock mechanism. Configured to be changeable.
[0019]
[Action]
According to the second aspect of the present invention, for example, the state of the side clutch inside the turning that appears when the front wheel is steered to a predetermined steering angle is set to the on state, and the predetermined steering angle is If the disengagement state of the side clutch on the inside of the turn is revealed when the front wheel is steered to a larger desired steering angle, the steering angle of the front wheel on which the side clutch on the inside of the turn is operated is changed. become able to. That is, it becomes possible to change the steering angle of the front wheels on which the side clutch on the inside of the turn is operated according to the state of the field and the preference of the operator.
[0020]
In addition, when the traveling load in the field is substantially the same, the rear wheel inside the turn, which is switched to the driven state by the side clutch inside the turn, is operated with a steering angle exceeding a predetermined steering angle. When the front wheel steers to the corner and stops by receiving braking from the field, causing the vehicle to turn sharply while dragging the rear wheel inside the turn where braking stopped, causing the field to be violently damaged If the front wheels are steered beyond the steering angle at that time, the side clutch inside the turn will be changed to be engaged and operated. It is possible to maintain the turning state where the rear wheel inside the turn that can effectively suppress the turning is maintained as much as possible, while the rear wheel inside the turn stops braking and is dragged to cause the inconvenience that the field is severely damaged Can be avoided So as to. In other words, the steering angle of the front wheel on which the side clutch on the inside of the turn is re-entered can be changed according to the state of the field, and the turning performance can be further improved.
[0021]
[effect]
Therefore, the steering angle of the front wheel where the side clutch inside the turn is turned off and the steering angle of the front wheel where the side clutch inside the turn is turned on again can be changed according to the state of the field and the operator's preference. While making it highly versatile, the turning performance can be further improved.
[0022]
[Constitution]
In the invention according to claim 3 of the present invention, a pair of side clutches for intermittently transmitting power to the corresponding left and right rear wheels are provided, and the side clutches and the steering mechanism for the front wheels are connected to the front wheels. In the turning operation structure of a riding type work machine linked via a linkage mechanism that switches the state of the side clutch inside the turn in conjunction with the direction, the linkage mechanism is operated at a predetermined first steering angle. The side clutch on the inner side of the turning is revealed, and the side clutch on the inner side of the turning is turned on when the front wheel is steered to a predetermined second steering angle that exceeds the first steering angle. It was configured to appear.
[0023]
[Action]
According to the third aspect of the present invention, during a small turn at a place where the traveling load is small, the turning inner side clutch is operated by turning the side clutch inside the turning in conjunction with the steering of the front wheel to the predetermined first steering angle. Since the rear wheels switch from the driving state to the driven state and follow, the aircraft can be turned smoothly and smoothly with a small turning radius while effectively suppressing the rough field due to the small turning of the aircraft. Will be able to.
[0024]
In addition, because the traveling load at the turning place is large, the rear wheels inside the turning that have been switched to the driven state by steering the front wheels to the first steering angle are stopped by receiving braking from the field, thereby If the inconvenience of drastically turning while dragging the rear wheel inside the turn where the aircraft stopped braking and causing the field to be violently damaged, if the front wheel is steered to the second steering angle, the side clutch inside the turn Since the rear wheel on the inside of the turn is re-driven by the re-entry operation, it is possible to avoid the violent roughing of the field caused by the rear wheel on the inside of the turn being braked and dragged. Moreover, since the front wheels are steered greatly beyond the first steering angle at this time, it is possible to make a small turn with a small turning radius while driving the rear wheel inside the turn, When the right and left rear wheels are driven and the straightness increases and the turning radius increases, the front wheels are steered to the second steering angle and the side clutch inside the turning is engaged and operated. If the steering wheel is steered to the first steering angle and the side clutch on the inner side of the turning operation is switched frequently, the rear wheel on the inner side of the braking is stopped by intermittently driving the rear wheel on the inner side of the turning. The vehicle turns slightly with a turning radius smaller than the turning radius before the side clutch is turned off, without incurring the terrible roughing of the field due to dragging of the field, or the inconvenience of turning the left and right rear wheels increasing the turning radius. Can be So as to.
[0025]
[effect]
Therefore, the turning radius smaller than the turning radius before the side clutch is turned off by steering the front wheels to the first steering angle while suppressing the rough field due to the small turning of the airframe regardless of the traveling load. It was possible to turn the aircraft in a small amount, so that it was possible to improve the turning performance.
[0026]
[0027]
[0028]
[0029]
[0030]
[0031]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows an overall side view of a riding type rice transplanter, which is an example of a riding type work machine. This rice transplanter has a hydraulic lift cylinder 2 at the rear of a traveling machine body 1 formed in a riding type. It is configured by connecting the seedling planting device 4 so that it can be driven up and down via a link mechanism 3 that moves up and down by operation, and is equipped with a fertilizer application device 5.
[0032]
As shown in FIGS. 1 and 2, the traveling machine body 1 uses a belt tension type main clutch 7, a hydrostatic continuously variable transmission 8, and a gear for traveling power from an engine 6 mounted on the front thereof. It is configured in a four-wheel drive format that transmits to the left and right front wheels 10 and the rear wheels 11 via a type transmission 9 or the like, and a steering wheel 12 or a driver seat 13 that steers the left and right front wheels 10 at the center. The boarding operation part 14 provided with is formed.
[0033]
As shown in FIG. 1, the seedling planting device 4 includes a plurality of ground leveling floats 15 that level the seedling planting site in advance as the aircraft travels, while the working power from the gear-type transmission 9 is a power distribution mechanism. 16, and by the power distributed from the power distribution mechanism 16, the seedling stage 17 is driven to reciprocate with a constant stroke in the left-right direction, and the seedling stage 17 every time the seedling stage 17 reaches the left and right stroke ends. The mat-like seedlings placed on 17 are vertically fed at a predetermined pitch downward, and a plurality of rotary-type planting mechanisms 18 take out a predetermined amount of seedlings from the lower end of the seedling placing stand 17 to the field. It is comprised so that the seedling planting operation to plant may be performed.
[0034]
In the fertilizer applicator 5, the driving power taken out by the power take-off mechanism 21 mounted on the transmission shaft 20 extending from the gear-type transmission 9 to the rear wheel transmission 19 at the rear of the machine body is transmitted via a one-way clutch or the like (not shown). By being transmitted to the plurality of feeding mechanisms 22, each feeding mechanism 22 feeds the fertilizer from the hopper 23, and the fed fertilizer is operated by the electric blower 24 from each feeding mechanism 22 in the seedling planting device 4. By feeding through each guide hose 26 over each grooving device 25 provided in the vicinity of the lateral side of each planting mechanism 18, fertilization is performed near the lateral side of the seedling planted by each planting mechanism 18. It is configured.
[0035]
As shown in FIGS. 1 to 3, the steering wheel 12 has a steering shaft 27 linked to the left and right front wheels 10 via a torque generator 28 and a steering mechanism 29, and the steering mechanism 29 is connected to the torque generator 28. Thus, the pitman arm 31 swingably driven around the vertically supporting shaft 30 is interlocked and connected to the knuckle arms 32 of the left and right front wheels 10 via tie rods 33.
[0036]
As shown in FIG. 3, the rear wheel transmission device 19 includes a pair of left and right friction side clutches 34 that intermittently transmit power to the corresponding left and right rear wheels 11, and a brake 35 that brakes the left and right rear wheels 11. The left and right side clutches 34 are linked to the pitman arm 31 of the steering mechanism 29 via the interlocking mechanism 36.
[0037]
As shown in FIGS. 3 to 5, the interlocking mechanism 36 is divided into an operating mechanism part 37 that is interlocked and connected to the steering mechanism 29 and an operated mechanism part 38 that is interlocked and connected to the side clutches 34, The mechanism unit 37 interlocks and couples a pair of upper and lower cams 40 mounted on the middle part of the front and rear of the traveling body 1 so as to be integrally swingable around the first support shaft 39 facing upward and downward, and the upper cam 40 to the pitman arm 31. The operated mechanism portion 38 includes a first rod 41, and a pair of upper and lower swing arms 43 that are swingably mounted around a second support shaft 42 that is vertically oriented corresponding to the front and rear intermediate portion of the traveling machine body 1. Left and right springs 45 that oscillate and bias the corresponding swing arm 43 toward the corresponding cam 40 so that the roller 44 provided at the free end of each swing arm 43 contacts the corresponding cam 40; , Each swing arm 43 is It is constituted by a second rod 47 of the left and right interlockingly connected to the operating arm 46 of the clutch 34.
[0038]
Each cam 40 has a swing angle of the pitman arm 31 corresponding to an operation angle of each of the left and right front wheels 10 until it reaches a predetermined first swing angle θ1 in a corresponding swing direction from a straight traveling state, or pitman. When the swing direction of the arm 31 is a swing direction that does not correspond, the pressing operation on the roller 44 provided in the corresponding swing arm 43 is released, so that the corresponding side clutch 34 is brought into the engaged state. As the swing angle of the one cam portion 48 and the pitman arm 31 reaches the predetermined first swing angle θ1 in the corresponding swing direction, the roller 44 mounted on the corresponding swing arm 43 is moved by the spring 45. By performing a pressing operation against the urging, the second cam portion 49 that reveals the disengaged state of the corresponding side clutch 34, the predetermined first swing in the swing direction corresponding to the swing angle of the pitman arm 31 Predetermined beyond the angle θ1 As the second swing angle θ2 is reached, a third cam that reproduces the engaged state of the corresponding side clutch 34 by releasing the pressing operation on the roller 44 provided in the corresponding swing arm 43 again. As the swing angle of the portion 50 and the pitman arm 31 reaches a predetermined third swing angle θ3 that exceeds a predetermined second swing angle θ2 in the corresponding swing direction, the corresponding swing is performed. A fourth cam portion 51 that reproduces the disengaged state of the corresponding side clutch 34 is formed by pressing the roller 44 mounted on the arm 43 again against the bias of the spring 45.
[0039]
From the above configuration, during normal turning, if the steering wheel 12 is operated so that the pitman arm 31 swings from the straight traveling state to the predetermined first swing angle θ1, the left and right side clutches 34 are The front wheel 10 is steered at a relatively large steering angle corresponding to the swing angle of the pitman arm 31 at that time while being kept in the engaged state, and thus the steering angle of the front wheel 10 at that time. The aircraft can be turned with a large turning radius according to the angle.
[0040]
Further, when the aircraft is turned slightly, such as in a headland turn, if the steering wheel 12 is operated so that the pitman arm 31 swings to a predetermined first swing angle θ1 in the turning direction, the front wheel 10 Is steered to a predetermined first steering angle corresponding to the first swing angle θ1 of the pitman arm 31, and the side clutch 34 on the inner side of the turn is operated in conjunction with the steering, and the rear wheel on the inner side of the turn 11 is switched from the driven state to the driven state, and by driving the rear wheel 11 on the inside of the turn, it is possible to effectively suppress the roughing of the field due to the small turn of the machine body, while reducing the machine body with a small turning radius. A small turn can be made smoothly.
[0041]
If the steering wheel 12 is operated from this small turning state so that the pitman arm 31 swings to a predetermined third swing angle θ3 exceeding a predetermined second swing angle θ2 in the turning direction, the front wheel 10 is moved to the pitman. The arm 31 is steered to a predetermined third steered angle corresponding to the third swing angle θ3, thereby turning the steered angle of the front wheel 10 while keeping the rear wheel 11 on the inside of the turn to be driven. The vehicle body can be further turned in the direction, and the vehicle body can be smoothly turned in a small turn with a smaller turning radius while effectively suppressing the rough field due to the vehicle turning.
[0042]
At the time of the small turn described above, the driving load at the turning place is large, so that the driving state is switched to the driven state along with the turning operation of the side clutch 34 inside the turning in conjunction with the steering of the front wheel 10 to the predetermined steering angle. When the rear wheel 11 inside the turn is stopped by receiving a brake from the field, and this causes a problem that the field suddenly turns while dragging the rear wheel 11 inside the turn where the brake is stopped, and the field is severely damaged. If the steering wheel 12 is operated so that the pitman arm 31 swings to a predetermined second swing angle θ2 in the turning direction, the front wheel 10 has a predetermined second according to the second swing angle θ2 of the pitman arm 31. The steering angle is steered to the steering angle, and with this steering, the side clutch 34 inside the turning is re-engaged and the rear wheel 11 inside the turning is driven again, so that the rear wheel 1 inside the turning It becomes possible to avoid the violent roughing of the field due to the fact that 1 is braked and dragged. In addition, since the front wheel 10 is steered to the second steering angle at this time, the airframe has a smaller turning radius than when the front wheel 10 is steered to the first steering angle at which the side clutch 34 is turned off. When the left and right rear wheels 11 are driven and the straight traveling performance is increased and the turning radius is increased, the pitman arm 31 is moved to a predetermined second swing angle in the turning direction. A state in which the side clutch 34 on the inside of the turn is engaged by swinging to θ2, and the pitman arm 31 is swung to a predetermined first swing angle θ1 or a third swing angle θ3 in the turn direction to turn the side on the inside of the turn. If the state in which the clutch 34 is disengaged is frequently switched and displayed so that the rear wheel 11 inside the turn is intermittently driven, the severe field damage caused by the dragging of the rear wheel 11 inside the turn when the brake is stopped The aircraft can be turned slightly with a turning radius smaller than the turning radius before the side clutch 34 inside the turning is operated without causing the inconvenience of the turning radius being increased by driving the left and right rear wheels 11. Become.
[0043]
In addition, since the interlocking mechanism 36 is divided into the operation mechanism portion 37 and the operated mechanism portion 38, the cams 40 of the operation mechanism portion 37 are replaced with the cams 52 to 54 shown in FIGS. By exchanging, the state of the side clutch 34 that appears in accordance with the steering angle of the front wheel 10 can be easily changed based on the state of the field, the operator's preference, and the like.
[0044]
6 shows a state in which each cam 40 of the operation mechanism portion 37 is replaced with a cam 52. In addition to the first cam portion 48 to the fourth cam portion 51 described above, each cam 52 includes: As the swing angle of the pitman arm 31 reaches the predetermined fourth swing angle θ4 exceeding the predetermined third swing angle θ3 in the corresponding swing direction, the corresponding swing arm 43 is equipped. By releasing the pressing operation on the roller 44 again, a fifth cam portion 55 is formed that re-emits the engaged state of the corresponding side clutch 34.
[0045]
As a result, in the state where each cam 40 is replaced with the cam 52, the front wheel 10 is steered during a small turn that is steered to a predetermined third steering angle corresponding to the third swing angle θ3 of the pitman arm 31. The rear wheel 11 on the inside of the turn, which has been switched to the driven state in accordance with the turning operation of the side clutch 34 on the inside of the turn in conjunction with the vehicle, is stopped by receiving braking from the field, and thereby the rear side of the inside of the turn on which the airframe has stopped braking. If there is a problem that the field turns violently by drastically turning while dragging the wheel 11, the pitman arm 31 swings beyond a predetermined third swing angle θ3 in the turning direction to a predetermined fourth swing angle θ4. When the steering wheel 12 is operated so as to move, the front wheel 10 is steered to a predetermined fourth steering angle corresponding to the fourth swing angle θ4 of the pitman arm 31, and along with the steering, Side clutch 3 Since the rear wheel 11 on the inside of the turn is re-driven and the rear wheel 11 on the inside of the turn is braked and stopped, it is possible to avoid the violent roughing of the field due to the dragging and the side clutch 34 being The aircraft can be turned slightly with a smaller turning radius than when the front wheel 10 is steered to the third steering angle that is turned again.
[0046]
In addition, from the stage of the small turn when the front wheel 10 is steered to a predetermined first steering angle corresponding to the first swing angle θ1 of the pitman arm 31, the rear wheel 11 inside the turn receives braking from the farm field. If the inconvenience of suddenly turning while dragging the rear wheel 11 on the inside of the turn where the airframe has stopped braking and drastically damaging the farm field occurs, the pitman arm 31 has a predetermined second swing angle θ2 in the turning direction. If the steering wheel 12 is operated so as to swing to a predetermined angle, the front wheel 10 is steered to a predetermined second steering angle corresponding to the second swing angle θ2 of the pitman arm 31, and the turning is accompanied by the steering. Since the inner side clutch 34 is re-engaged and the rear wheel 11 on the inside of the turn is re-driven, it is possible to avoid a rough rough field due to the rear wheel 11 on the inside of the turn being braked and dragged. ,side The aircraft can be turned slightly with a turning radius smaller than the case where the front wheel 10 is steered to the first steering angle at which the latch 34 is turned, and from this small turning state, the pitman arm 31 can move in a predetermined direction in the turning direction. When the steering wheel 12 is operated to swing to the fourth swing angle θ4, the front wheel 10 is steered to a predetermined fourth steering angle corresponding to the fourth swing angle θ4 of the pitman arm 31. Thus, the steering angle of the front wheel 10 can be further increased in the turning direction while the rear wheel 11 inside the turning is in a driving state, and therefore the rear wheel 11 inside the turning is braked and dragged. The aircraft can be made to make a small turn with a smaller turning radius while avoiding the violent roughening of the field.
[0047]
Further, when the right and left rear wheels 11 are driven and straight running performance is increased and the turning radius is increased, the pitman arm 31 is moved in a predetermined direction in the turning direction according to the swing angle of the pitman arm 31 at that time. A state in which the side clutch 34 on the inner side of the turn is engaged and operated by swinging to the second swing angle θ2 or the fourth swing angle θ4, and a predetermined first swing angle θ1 or third swing in the turning direction. If the rear wheel 11 on the inside of the turn is intermittently driven by frequently switching between the state in which the side clutch 34 on the inside of the turn is operated by swinging to the dynamic angle θ3, and the rear wheel 11 on the inside of the turn is driven intermittently, The turning radius is smaller than the turning radius before the side clutch 34 is turned off without causing the inconvenience that the turning radius is increased by driving the left and right rear wheels 11 due to the violent roughening of the field due to the dragging of the left and right wheels 11. It is possible to tail swing the machine body in the stomach turning radius.
[0048]
That is, regardless of the traveling load, the aircraft can be turned with a smaller turning radius while suppressing the rough field due to the turning of the aircraft.
[0049]
FIG. 7 shows a state in which each cam 40 of the operation mechanism unit 37 is replaced with a cam 53. Each cam 53 has a swing angle of the pitman arm 31 corresponding to the operation angle of each of the left and right front wheels 10. From the straight traveling state to the predetermined second swing angle θ2 beyond the predetermined first swing angle θ1 in the corresponding swing direction, or the swing direction of the pitman arm 31 does not correspond. In this case, by releasing the pressing operation with respect to the roller 44 provided in the corresponding swing arm 43, the swing angle of the first cam portion 56 and the pitman arm 31 that show the engaged state of the corresponding side clutch 34 corresponds. Correspondingly, the roller 44 provided on the corresponding swing arm 43 is pressed against the bias of the spring 45 as the predetermined second swing angle θ2 in the swing direction is reached. Turn off the side clutch 34 Corresponding as the swing angle of the second cam portion 57 and the pitman arm 31 reaches the predetermined third swing angle θ3 exceeding the predetermined second swing angle θ2 in the corresponding swing direction. By releasing the pressing operation on the roller 44 mounted on the swing arm 43 again, the third cam portion 58 that reproduces the engaged state of the corresponding side clutch 34 and the swing angle of the pitman arm 31 correspond to each other. As the predetermined fourth swing angle θ4 that exceeds the predetermined third swing angle θ3 in the moving direction is reached, the roller 44 provided on the corresponding swing arm 43 resists the bias of the spring 45. Then, a fourth cam portion 59 that reproduces the disengagement state of the corresponding side clutch 34 by pressing again is formed.
[0050]
That is, in a state where each cam 40 is replaced with the cam 53, the steering angle at which the predetermined steering angle of the front wheel 10 on which the side clutch 34 on the inside of the turn is turned on and off is larger than when the cam 40 is equipped. It has been changed to.
[0051]
FIG. 8 shows a state in which each cam 40 of the operation mechanism unit 37 is replaced with a cam 54, and the swing angle of the pitman arm 31 as the operation angle of each of the left and right front wheels 10 goes straight on each cam 54. The corresponding swing arm 43 is equipped in a state from the state to the predetermined first swing angle θ1 in the corresponding swing direction or when the swing direction of the pitman arm 31 is a swing direction that does not correspond. By releasing the pressing operation on the roller 44, the first cam portion 60 that reveals the engaged state of the corresponding side clutch 34, and the predetermined first swing angle in the swing direction in which the swing angle of the pitman arm 31 corresponds. As the angle θ1 is reached, the roller 44 provided on the corresponding swing arm 43 is pressed against the bias of the spring 45, so that the half clutch state of the corresponding side clutch 34 appears. 2 cam part 61, pin A roller mounted on a corresponding swing arm 43 as the swing angle of the ottoman arm 31 reaches a predetermined second swing angle θ2 that exceeds a predetermined first swing angle θ1 in the corresponding swing direction. By further pressing 44 against the bias of the spring 45, the swing angle of the third cam portion 62 and the pitman arm 31 that reveal the disengaged state of the corresponding side clutch 34 is in the corresponding swing direction. As the predetermined third swing angle θ3 exceeding the predetermined second swing angle θ2 is reached, the pressing operation on the roller 44 provided in the corresponding swing arm 43 is weakened, and the corresponding side clutch 34 is The fourth cam portion 63 that reproduces the half-clutch state and a predetermined fourth swing angle θ4 in which the swing angle of the pitman arm 31 exceeds a predetermined third swing angle θ3 in the corresponding swing direction. As it reaches, the corresponding swing arm 43 By releasing again pressed against equipped with rollers 44, the fifth cam portion 64 which exits reproduce engaged condition of the corresponding side clutch 34 is formed.
[0052]
As a result, when the airframe is turned slightly, if the steering wheel 12 is operated so that the pitman arm 31 swings to a predetermined first swing angle θ1 in the turning direction, the front wheel 10 becomes the first pitman arm 31 first. The steering wheel is steered to a predetermined first steering angle corresponding to the swing angle θ1, and the side clutch 34 on the inner side of the turn is operated to the half-clutch state in conjunction with the steering, and the rear wheel 11 on the inner side of the turn is on the outer side of the turn. The constant speed drive state with the rear wheel 11 is switched from the constant speed drive state to the decelerating drive state, and thus the roughening of the field due to the small turn of the aircraft is effectively suppressed by decelerating the rear wheel 11 inside the turn. The airframe can be smoothly turned small with a relatively small turning radius.
[0053]
Further, if the steering wheel 12 is operated so that the pitman arm 31 swings to a predetermined second swing angle θ2 that exceeds a predetermined first swing angle θ1 in the turning direction, the front wheel 10 is moved to the first position of the pitman arm 31. 2 Steering is performed up to a predetermined second steering angle corresponding to the swing angle θ2, and the side clutch 34 on the inside of the turn is operated in conjunction with the steering, so that the rear wheel 11 on the inside of the turn is driven from the driving state. Thus, the aircraft can be smoothly turned small with a small turning radius while effectively suppressing the rough field caused by the small turning of the aircraft by following the rear wheel 11 inside the turning. Will be able to.
[0054]
When the front wheel 10 is steered to a predetermined second steering angle, the turning in conjunction with the steering of the front wheel 10 to the predetermined second steering angle due to a large traveling load at the turning location. The rear wheel 11 on the inside of the turn, which has been switched to the driven state in accordance with the disengagement operation of the inner side clutch 34, is stopped by receiving a brake from the field, thereby dragging the rear wheel 11 on the inside of the turn on which the body has stopped braking. However, when there is a problem that the field suddenly turns and the field is severely damaged, the pitman arm 31 swings to a predetermined third swing angle θ3 exceeding a predetermined second swing angle θ2 in the turning direction. When the steering wheel 12 is operated, the front wheel 10 is steered to a predetermined third steered angle corresponding to the third swing angle θ3 of the pitman arm 31, and the side clutch 34 inside the turn is accompanied by the steer. Half-clutch When the braking stop of the turning inner rear wheel 11 due to the traveling load is released by this, the rear wheel 11 turning inside stops braking. The field can be prevented from being violently rough due to dragging, and the vehicle body can be made relatively smoothly small with a smaller turning radius than when the front wheel 10 is steered to the second steering angle at which the side clutch 34 is turned off. It can be turned.
[0055]
Further, when the braking stop of the turning inner rear wheel 11 due to the traveling load is not released by the half-clutch operation described above, or from the stage of the small turning in which the front wheel 10 is steered to the first steering angle, the rear wheel 11 inside the turning. Is stopped in response to braking from the farm, and the pitman arm 31 has a predetermined turning direction in the turning direction in the event of a sudden turn while dragging the rear wheel 11 inside the turn where the aircraft has stopped braking. If the steering wheel 12 is operated so as to swing to a predetermined fourth swing angle θ4 exceeding the third swing angle θ3, the front wheel 10 has a predetermined value corresponding to the fourth swing angle θ4 of the pitman arm 31. The steering is steered to the fourth steering angle, and as the steering is performed, the side clutch 34 on the inner side of the turning is re-engaged and the rear wheel 11 on the inner side of the turning is re-driven. Stop braking and pull It is possible to avoid the violent roughing of the field due to being turned, and to make a small turn with a smaller turning radius than when the front wheels 10 are steered to the second steering angle at which the side clutch 34 is turned off. Become.
[0056]
Further, when the right and left rear wheels 11 are driven to increase the straight traveling performance and the turning radius increases, the pitman arm 31 is swung to a predetermined fourth swing angle θ4 in the turning direction, and the inside of the turning is performed. A state in which the side clutch 34 is engaged and operated, a state in which the pitman arm 31 is swung to a predetermined second swing angle θ2 in the turning direction and the side clutch 34 inside the turn is operated as a half clutch, or a third swing If the rear wheel 11 inside the turn is intermittently driven by frequently switching between the state in which the side clutch 34 inside the turn is operated by swinging to the angle θ3, and the rear wheel 11 inside the turn is intermittently driven, The turning radius before the side clutch 34 is turned off without turning the side clutch 34 on the inside of the turning without incurring the terrible roughening of the field caused by the drag of the vehicle or the inconvenience of the turning radius being increased by driving the left and right rear wheels 11. It is possible to tail swing the body in even small turning radius.
[0057]
Incidentally, as shown in FIG. 3, an operation arm 67 of the brake 35 is linked to the brake pedal 65 disposed on the right front portion of the boarding operation unit 14 via the linkage rod 66, and the brake 35 is operated by depressing the brake pedal 65. Can be braked. Although not shown in the figure, the brake pedal 65 is also linked to the hydrostatic continuously variable transmission 8, and by depressing the brake pedal 65, the brake 35 is actuated to the neutral state of the hydrostatic continuously variable transmission 8. It is also possible to perform switching operations.
[0058]
[Another embodiment]
Hereinafter, other embodiments of the present invention will be listed.
[1] The riding type work machine may be a riding type direct seeder or a tractor.
[0059]
[2] As shown in FIG. 9, the cams 40, 52 to 54 are connected to the first support shaft 39 in the vertical direction by spline fitting, and each cam 40 to the first support shaft 39 at the time of the fitting. , 52 to 54 may be configured such that the state of the side clutch 34 that appears can be changed according to the steering angle of the front wheel 10.
[0060]
[3] As shown in FIG. 10, each oscillating arm 43 is configured such that the connecting position with the second support shaft 42 in the longitudinal direction can be changed, and the connecting position is changed. By adjusting the extension length of each swing arm 43 from the corresponding second support shaft 42, the state of the side clutch 34 that appears can be changed according to the steering angle of the front wheel 10. Also good.
[0061]
[4] As shown in FIG. 11, the interlock mechanism 36 is operated based on detection information from a steering angle detection sensor 68 including a potentiometer that detects the steering angle of the front wheel 10 based on, for example, the swing operation amount of the pitman arm 31. An electric actuator 72 such as an electric cylinder that swings a linkage arm 71, which is equipped with a control device 69 composed of a microcomputer so as to be able to swing around a first support shaft 70 in the vertical direction at the front and rear intermediate portion of the traveling machine body 1. The operation mechanism part 37 configured to be electrically driven so as to control the operation of the control mechanism and the linkage arm 71 of the operation mechanism part 37 are used to support a second support in the vertical direction to which one of the pair of left and right swing arms 73 corresponds. When the swinging operation is performed around the shaft 74, the left and right side clutches 34 in which the operation arm 46 is linked to the corresponding swinging arm 73 via the linkage rod 75. The side clutch 34 on the inside of the turn is linked with the steering of the front wheel 10 to a predetermined steering angle. It may be configured to be switched.
[0062]
In this configuration, a dial-type switching means for switching the state of the side clutch 34 on the inside of the turn in which the interlock mechanism 36 appears when the front wheel 10 is steered beyond the first steering angle which is a predetermined steering angle. As shown in FIG. 12, for example, as shown in FIG. 12, the interlock mechanism 36 changes the disengagement state of the side clutch 34 on the inside of the turn as the front wheel 10 is steered to the first steering angle or more. In the first state that appears, until the front wheel 10 is steered to the second steered angle that exceeds the first steered angle, the engaged state of the side clutch 34 on the inside of the turn is revealed, and the second state of the front wheel 10 is revealed. A second state in which the disengagement state of the side clutch 34 on the inside of the turn appears with the steering to the steering angle or more, and the side clutch 34 on the inside of the turn with the steering to the first steering angle of the front wheel 10. The cut state was revealed and the first steering angle of the front wheel 10 was exceeded. The state of engagement of the side clutch 34 on the inner side of the turn is reproduced with the steering to the second steering angle, and the inner side of the turning with the steering to the third steering angle beyond the second steering angle of the front wheel 10 The third state for reproducing the disengagement state of the side clutch 34, the disengagement state of the side clutch 34 inside the turning as the front wheel 10 steers to the first steering angle, and the first steering of the front wheel 10 With the steering to the second steering angle beyond the corner, the engaged state of the side clutch 34 inside the turn is reproduced, and the steering to the third steering angle beyond the second steering angle of the front wheel 10 is reproduced. Accordingly, the disengagement state of the side clutch 34 inside the turning is reproduced, and the engagement state of the side clutch 34 inside the turning is reappeared as the front wheel 10 is steered to the fourth steering angle beyond the third steering angle. The side clutch on the inside of the turn with the fourth state to be taken out and the steering of the front wheel 10 to the first steering angle. 34, the half clutch state of the front wheel 10 is revealed, and the side clutch 34 on the inner side of the turn is disengaged with the steering of the front wheel 10 to the second steering angle beyond the first steering angle. As the steering to the third steering angle exceeding the steering angle, the half clutch state of the side clutch 34 inside the turn is reproduced, and the fourth steering angle exceeding the third steering angle of the front wheel 10 is reproduced. Inside the turn where the interlocking mechanism 36 appears when the front wheel 10 is steered beyond a predetermined steering angle, such as the fifth state in which the state of engagement of the side clutch 34 inside the turn is reproduced with steering. The state of the side clutch 34 may be easily switched.
[0063]
[6] The setting of each predetermined steering angle of the front wheel 10 that causes the interlocking mechanism 36 to switch the state of the side clutch 34 inside the turn can be variously changed.
[Brief description of the drawings]
[Fig. 1] Overall side view of a riding type rice transplanter
[Fig. 2] A longitudinal side view of the front of the riding type rice transplanter
FIG. 3 is a schematic plan view showing a steering operation structure.
FIG. 4 is a development view of the linkage mechanism in a straight traveling state.
FIG. 5 is a development view of the linkage mechanism in a state of steering to the first steering angle.
FIG. 6 is a development view showing the configuration of the main part of the linkage mechanism that enables the re-appearance of the side clutch engaged state.
FIG. 7 is a development view showing a configuration of a main part of a linkage mechanism in which a predetermined steering angle of a front wheel in which a state of a side clutch is switched is changed.
FIG. 8 is a development view showing the configuration of the main part of the linkage mechanism that enables the side clutch to appear in the half-clutch state.
FIG. 9 is a plan view of a main part of a linkage mechanism showing another embodiment in which the cam is configured to be adjustable in angle.
FIG. 10 is a plan view of a main part of a linkage mechanism showing another embodiment in which the swing arm is configured to be adjustable in length.
FIG. 11 is a schematic plan view showing another embodiment of the interlocking mechanism.
FIG. 12 is a diagram showing the relationship between the state of the side clutch where the interlocking mechanism appears and the steering angle of the front wheels in another embodiment.
[Explanation of symbols]
10 Front wheels
11 Rear wheel
29 Steering mechanism
34 Side clutch
36 interlocking mechanism
76 Switching means

Claims

A pair of side clutches that intermittently transmit power to the corresponding left and right rear wheels are provided, and the state of the side clutch inside the turn is switched between the side clutch and the steering mechanism for the front wheels in conjunction with the steering of the front wheels. A swivel operation structure for a riding-type work machine linked through an interlocking mechanism,
When the front wheel is steered beyond a predetermined first steering angle, the disengagement state of the side clutch inside the turn is revealed, and the front wheel exceeds a predetermined first steering angle. Turning operation of a riding-type working machine configured so that when the steering angle is steered more than two steering angles, the on / off state of the side clutch inside the turning is revealed according to the steering angle at that time Construction.

2. The turning operation structure for a riding work machine according to claim 1, wherein the interlocking mechanism is configured to be able to change a state of a side clutch inside the turning that appears in accordance with a steering angle of the front wheel.

A pair of side clutches that intermittently transmit power to the corresponding left and right rear wheels are provided, and the state of the side clutch inside the turn is switched between the side clutch and the steering mechanism for the front wheels in conjunction with the steering of the front wheels. A swivel operation structure for a riding-type work machine linked through an interlocking mechanism,
When the front wheel is steered to a predetermined first steering angle, the interlocking mechanism reveals a disengaged state of the side clutch inside the turn, and the front wheel has a predetermined second steering operation that exceeds the first steering angle. A turning operation structure for a riding-type working machine configured to reveal an engaged state of a side clutch inside the turning when the steering is steered in a direction.