JP4117186B2 - ストリームデータ記録装置、ストリームデータ再生装置、ストリームデータ記録制御装置、ストリームデータ再生制御装置、ストリームデータ記録方法、およびストリームデータ再生方法 - Google Patents

ストリームデータ記録装置、ストリームデータ再生装置、ストリームデータ記録制御装置、ストリームデータ再生制御装置、ストリームデータ記録方法、およびストリームデータ再生方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放送される番組などのストリームデータを記録、再生するストリームデータ記録再生装置に関する技術に属し、特に、長時間の連続したストリームデータを記録、再生することができるストリームデータ記録再生装置、記録再生制御装置、および記録再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
放送局から放送される番組などのストリームデータの形式としては、例えばMPEG−2トランスポートストリーム(以下「MPEG−2TS」と称する。)フォーマットが用いられている。(ここで、上記MPEGはMotion Picture Expert Groupの略であり、MPEG−2はISO/IECにおける規格番号13818の規格である。)上記のような形式のストリームデータは、放送局から所定の伝送レートで送出され、受信側のデコーダのシステムタイムクロックを送信側のエンコーダと同期させることにより、適切なタイミングで映像や音声の提示が行われるようになっている。
【0003】
ところが、受信したストリームデータをそのまま例えばハードディスク等の記録再生装置(記録媒体)に記録した後に再生すると、上記放送を受信した場合のように映像や音声の提示を行うことが困難である。これは、一般に、ハードディスク等に対するデータの記録、読み出し速度が特に管理されていない(正確な速度が保証されていない)ため、読み出されたデータをそのまま出力したのでは、適切なタイミングのストリームデータを得ることができないからである。
【0004】
そこで、上記送信側のエンコーダに同期させたシステムタイムクロック等に基づいて、受信したデータにパケット単位などでタイムスタンプを付加して記録するタイムスタンプ記録方式が知られている。これによれば、記録されたデータの再生時に、記録媒体から読み出されたデータをタイムスタンプに応じたタイミングで出力することにより、放送を受信した場合などと同様に映像や音声の提示を行うことができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−349833号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のストリームデータ記録再生装置では、上記のようなタイムスタンプ記録方式を用いることによってストリームデータを記録することは可能であるが、一連のストリームデータに付加するタイムスタンプには連続性を持たせる必要があるため、一連のストリームデータは1台の記録再生装置に記録することが前提とされていた。したがって、1台の記録再生装置の記憶容量よりも大きなデータ量の(長時間の)ストリームデータを記録し、再生することは困難であるという問題点を有していた。なお、記録されるデータが画像データなどであっても、データ伝送の同期等が必要でないようなデータである場合には、文字や静止画などのデータと同じように扱うことができるので、例えば特許文献1に記載されているように複数の記録メディアに分けて記録することに何ら問題はないが、ストリームデータの場合には、上記のように連続性を保ちつつ分割して記録することが困難である。
【0007】
前記の問題に鑑み、本発明は、1台のストリームデータ記録再生装置の記憶容量に応じた時間よりも長い時間のストリームデータを適切なタイミングで再生できるように記録し、また、適切なタイミングで再生できるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1の発明が講じた解決手段は、
再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータを記録媒体に記録するストリームデータ記録装置であって、
上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体に記録する記録データを抽出する解析手段と、
上記記録データに含まれる上記時間情報に同期したタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
上記記録データを上記記録媒体に記録する記録手段と、
上記記録媒体に記録する最後の所定量以降の上記記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで他のストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0009】
これによると、一旦、記録媒体に記録する記録データを抽出した時点で、記録データの正確なデータ量を検知することができ、当該ストリームデータ記録装置に記録する記録データと他のストリームデータ記録装置に転送して記録する記録データを判別することができるので、複数のストリームデータ記録装置にまたがって、ストリームデータの重複や欠落がなく、したがって、記録媒体の記録領域の無駄を生じることなく、かつ、適切に再生し得る記録が可能となる。また、他のストリームデータ記録装置への転送を、一旦付加されたタイムスタンプに基づいたタイミング制御によるストリームデータによって行うとともに、他のストリームデータ記録装置に記録する記録データに先立って当該ストリームデータ記録装置に記録する最後の所定量の記録データを転送することにより、他のストリームデータ記録装置において、当該ストリームデータ記録装置に記録される記録データのタイムスタンプに連続したタイムスタンプを生成し、記録データに付加して記録することが容易にできる。それゆえ、連続性を保ったストリームデータの再生が可能な記録を容易に行うことができる。したがって、1台のストリームデータ記録装置の記憶容量に応じた時間よりも長い時間のストリームデータを記録することができるとともに、上記ストリームデータに連続したタイムスタンプが付加されることにより、連続性を有する適切なタイミングで再生することができる。
【0010】
また、請求項2の発明は、
請求項1のストリームデータ記録装置であって、
上記転送出力手段は、上記転送ストリームデータを上記他のストリームデータ記録装置に続いて、さらに他のストリームデータ記録装置に出力する際に、
上記他のストリームデータ記録装置に記録される最後の所定量以降の上記記録データに基づく上記転送ストリームデータを、さらに、上記さらに他のストリームデータ記録装置に出力するように構成されていることを特徴とする。
【0011】
これによると、上記さらに他のストリームデータ記録装置においても同様に、上記他のストリームデータ記録装置に記録される最後の所定量の記録データを上記さらに他のストリームデータ記録装置に転送することにより、上記さらに他のストリームデータ記録装置において、上記他のストリームデータ記録装置に記録される記録データのタイムスタンプに連続したタイムスタンプを生成し、記録データに付加して記録することが容易にできるので、さらに多くのストリームデータ記録装置にわたって、連続性を保ったストリームデータの再生が可能な記録を容易に行うことができる。
【0012】
また、請求項3の発明は、
再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータを記録媒体に記録するストリームデータ記録装置であって、
上記ストリームデータを解析して、他のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録される最後の所定量の記録データ、および上記所定量よりも後の記録データを抽出する解析手段と、
上記記録データに含まれる上記時間情報に同期したタイムスタンプを生成し、少なくとも上記所定量よりも後の上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
上記所定量よりも後の上記記録データを上記記録媒体に記録する記録手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0013】
これによると、先行する請求項1または請求項2のようなストリームデータ記録装置に記録される最後の所定量以降の記録データに基づいてタイムスタンプが生成されるので、上記先行するストリームデータ記録装置に記録される記録データのタイムスタンプに連続したタイムスタンプを生成し、記録データに付加して記録することができる。したがって、前記のように連続性を保ったストリームデータの再生が可能な記録を容易に行うことができる。
【0014】
また、請求項4の発明は、
請求項3のストリームデータ記録装置であって、さらに、
上記記録媒体に記録する最後の所定量以降の上記記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで、さらに他のストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
これによると、前記請求項1または請求項2のようなストリームデータ記録装置から転送されたストリームデータがさらに他のストリームデータ記録装置に転送されるので、やはり、さらに多くのストリームデータ記録装置に渡って、連続性を保ったストリームデータの再生が可能な記録を容易に行うことができる。
【0016】
また、請求項5の発明は、
再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータを記録媒体に記録するストリームデータ記録装置であって、
上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体、および他のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する記録データを抽出する解析手段と、
上記記録データに含まれる上記時間情報に同期したタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
上記他のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する上記記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで上記他のストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段と、
上記他のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する記録データに続く記録データを上記記録媒体に記録する記録手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0017】
これによると、前記と同様の転送によって、まず、他のストリームデータ記録装置で記録が行われた後に、当該ストリームデータ記録装置での記録が行われるので、やはり、連続したタイムスタンプを記録データに付加して記録することができ、連続性を保ったストリームデータの再生が可能な記録を容易に行うことができる。
【0018】
また、請求項6の発明は、
そのストリームデータ再生装置の第1の記録媒体、および他のストリームデータ再生装置の第2の記録媒体に、連続したタイムスタンプが付加されてそれぞれ記録された第1および第2の記録データから連続したストリームデータを再生するストリームデータ再生装置であって、
上記第1の記録媒体から上記第1の記録データを読み出して、第1の再生出力データとして出力する再生手段と、
上記他のストリームデータ再生装置が、上記第2の記録媒体から上記第2の記録データを読み出して、上記タイムスタンプを除去するとともに上記タイムスタンプに応じたタイミングで出力した転送ストリームデータを解析して、第2の再生出力データを抽出する解析手段と、
上記第2の再生出力データに含まれる時間情報に同期したタイムスタンプを生成し、上記第2の再生出力データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
上記第1の再生出力データ、および上記第2の再生出力データから上記タイムスタンプを除去して再生ストリームデータを生成するとともに、生成された再生ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで順次出力する再生出力手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0019】
これによると、他のストリームデータ再生装置からタイムスタンプに基づいたタイミング制御によって転送されたストリームデータから再生出力データを抽出するとともにタイムスタンプを付加することにより、上記他のストリームデータ再生装置に記録されている記録データと同じタイムスタンプ、すなわち当該ストリームデータ再生装置に記録されている記録データと連続するタイムスタンプを付加することができる。それゆえ、全ての記録データが当該ストリームデータ再生装置に記録されているのと同じように、連続性を有するストリームデータの再生を行うことができる。
【0020】
また、請求項7の発明は、
請求項6のストリームデータ再生装置であって、
上記再生出力手段は、上記第2の再生出力データから生成された再生ストリームデータを出力した後に、上記第1の再生出力データから生成された再生ストリームデータを出力するように構成されていることを特徴とする。
【0021】
これによると、そのストリームデータ記録装置に記録された第1の記録データを適切なタイミングで読み出すことは比較的容易なので、例えばバッファの容量を小さく抑えつつ、第2の再生出力データから生成された再生ストリームデータを出力した後に、上記第1の再生出力データから生成された再生ストリームデータを速やかに出力することが容易にできる。
【0022】
また、請求項8の発明は、
再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータをストリームデータ記録装置の記録媒体に記録させるストリームデータ記録制御装置であって、
上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体に記録させる記録データを抽出する解析手段と、
上記記録データに含まれる上記時間情報に同期したタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
上記記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成し、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで、上記ストリームデータ記録装置に出力するとともに、上記転送ストリームデータの出力開始に先立って、上記出力開始時点の上記転送ストリームデータに先行する時間情報を含む所定のストリームデータを上記ストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0023】
これによると、前記請求項1の発明について説明したのと同様のメカニズムにより、複数のストリームデータ記録装置において、それぞれ互いに連続したタイムスタンプを生成させ、記録データに付加して記録させることが容易にできる。したがって、複数のストリームデータ記録装置にわたって、連続性を保ったストリームデータの再生が可能な記録を容易に行わせることができる。したがって、1台のストリームデータ記録装置の記憶容量に応じた時間よりも長い時間のストリームデータを記録することができるとともに、上記ストリームデータに連続したタイムスタンプが付加されることにより、連続性を有する適切なタイミングで再生することができる。
【0024】
また、請求項9の発明は、
請求項8のストリームデータ記録制御装置であって、
上記転送出力手段は、2台目以降の上記ストリームデータ記録装置に上記転送ストリームデータを出力する場合に、上記時間情報を含む所定のストリームデータとして、先行する上記ストリームデータ記録装置に出力する上記転送ストリームデータを、後続する上記ストリームデータ記録装置にも出力するように構成されていることを特徴とする。
【0025】
これによると、ストリームデータ記録制御装置からストリームデータ記録装置に出力する前記出力開始時点の転送ストリームデータに先行する時間情報を含む所定のストリームデータとして、上記のように先行するストリームデータ記録装置に出力する転送ストリームデータを用いることにより、各ストリームデータ記録装置で生成されるタイムスタンプを同期させることが容易にできる。
【0026】
また、請求項10の発明は、
複数のストリームデータ再生装置に互いに連続するタイムスタンプが付加されてそれぞれ記録された記録データに基づいて、連続した再生ストリームデータの出力を制御するストリームデータ再生制御装置であって、
各上記ストリームデータ再生装置が、それぞれに記録された上記記録データから上記タイムスタンプを除去するとともに上記タイムスタンプに応じたタイミングで出力した転送ストリームデータを解析して再生出力データを抽出する解析手段と、
上記再生出力データに含まれる上記時間情報に同期したタイムスタンプを生成し、各上記再生出力データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
上記各再生出力データから上記タイムスタンプを除去して再生ストリームデータを生成するとともに、生成された再生ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで、順次出力する再生出力手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0027】
これによると、請求項6の発明について説明したのと同様のメカニズムにより、複数のストリームデータ再生装置にそれぞれ記録されている記録データと同じタイムスタンプ、すなわちそれぞれ互いに連続するタイムスタンプを付加することができるので、全ての記録データが当該ストリームデータ再生制御装置に記録されているのと同じように、連続性を有するストリームデータの再生を行うことができる。
【0028】
また、請求項11の発明は、
再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータをストリームデータ記録装置の記録媒体に記録するストリームデータ記録方法であって、
上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体に記録する記録データを抽出する第1の抽出ステップと、
上記記録データに含まれる上記時間情報に同期したタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加する第1のタイムスタンプ付加ステップと、
上記タイムスタンプが付加された記録データを分割し、上記分割された記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで上記ストリームデータ記録装置に転送する転送出力ステップと、
上記転送されたストリームデータが入力された上記ストリームデータ記録装置において、上記入力されたストリームデータを解析して、上記ストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する記録データを抽出する第2の抽出ステップと、
上記記録データに含まれる上記時間情報に同期したタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加する第2のタイムスタンプ付加ステップと、
上記タイムスタンプが付加された記録データを上記記録媒体に記録する記録ステップと、
を有することを特徴とする。
【0029】
これによると、やはり、前記請求項1の発明について説明したのと同様のメカニズムにより、複数のストリームデータ記録装置において、それぞれ互いに連続したタイムスタンプを生成させ、記録データに付加して記録させることが容易にできる。したがって、複数のストリームデータ記録装置にわたって、連続性を保ったストリームデータの再生が可能な記録を容易に行わせることができる。したがって、1台のストリームデータ記録装置の記憶容量に応じた時間よりも長い時間のストリームデータを記録することができるとともに、上記ストリームデータに連続したタイムスタンプが付加されることにより、連続性を有する適切なタイミングで再生することができる。
【0030】
また、請求項12の発明は、
連続したタイムスタンプが付加されて複数のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録された記録データから連続したストリームデータを再生するストリームデータ再生方法であって、
第1のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録された第1の記録データを読み出して第1の再生出力データとして出力する再生ステップと、
第2のストリームデータ記録装置において、記録媒体に記録された第2の記録データを読み出し、上記タイムスタンプを除去して生成した転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで転送出力する転送出力ステップと、
上記転送出力された転送ストリームデータを解析して、第2の再生出力データを抽出する抽出ステップと、
上記第2の再生出力データに含まれる上記時間情報に同期し、上記第1の再生出力データに付加されたタイムスタンプと連続するタイムスタンプを生成して、上記第2の再生出力データに付加するタイムスタンプ付加ステップと、
上記タイムスタンプが付加された第1および第2の再生出力データから上記タイムスタンプを除去して再生ストリームデータを生成するとともに、生成された再生ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで順次出力する再生出力ステップと、
を有することを特徴とする。
【0031】
また、請求項13の発明は、
連続したタイムスタンプが付加されて複数のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録された記録データから連続したストリームデータを再生するストリームデータ再生方法であって、
上記複数のストリームデータ記録装置において、それぞれ、上記記録媒体に記録された上記記録データを読み出し、上記タイムスタンプを除去して生成した転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで転送出力する転送出力ステップと、
上記転送出力された転送ストリームデータを解析して、再生出力データを抽出する抽出ステップと、
上記再生出力データに含まれる上記時間情報に同期し、上記複数の各ストリームデータ記録装置にそれぞれ対応する上記再生出力データ間で連続したタイムスタンプを生成して、上記再生出力データに付加するタイムスタンプ付加ステップと、
上記タイムスタンプが付加された再生出力データから上記タイムスタンプを除去して再生ストリームデータを生成するとともに、生成された再生ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで順次出力する再生出力ステップと、
を有することを特徴とする。
【0032】
これらによると、請求項6の発明について説明したのと同様のメカニズムにより、複数のストリームデータ再生装置にそれぞれ記録されている記録データと同じタイムスタンプ、すなわちそれぞれ互いに連続するタイムスタンプを付加することができるので、全ての記録データが当該ストリームデータ再生制御装置に記録されているのと同じように、連続性を有するストリームデータの再生を行うことができる。
【0033】
また、請求項14の発明は、
再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータを記録媒体に記録するストリームデータ記録装置であって、
上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体または他のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する記録データを抽出する解析手段と、
上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
上記記録データが分割されたうちの何れかの第1の記録データを上記記録媒体に記録する記録手段と、
上記記録データが分割されたうちの上記第1の記録データに続く第2の記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで上記他のストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段と、
上記第1の記録データに付加されたタイムスタンプと、上記第2の記録データに付加されたタイムスタンプとの関係に応じたタイムスタンプ情報を、上記他のストリームデータ記録装置に出力するタイムスタンプ情報出力手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0034】
また、請求項15の発明は、
請求項14のストリームデータ記録装置であって、
上記タイムスタンプ情報は、上記第1の記録データの先頭または末尾の少なくとも何れか一方に付加されたタイムスタンプと、上記第2の記録データの先頭に付加されたタイムスタンプとの差を示す情報であることを特徴とする。
【0035】
また、請求項16の発明は、
再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータを記録媒体に記録するストリームデータ記録装置であって、
上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体または他のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する記録データを抽出する解析手段と、
上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
上記記録データが分割されたうちの何れかの第1の記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで上記他のストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段と、
上記記録データが分割されたうちの上記第1の記録データに続く第2の記録データを上記記録媒体に記録する記録手段と、
上記第1の記録データに付加されたタイムスタンプに応じたタイムスタンプ情報を保持するタイムスタンプ情報保持手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0036】
また、請求項17の発明は、
そのストリームデータ再生装置の第1の記録媒体、および他のストリームデータ再生装置の第2の記録媒体に、タイムスタンプが付加されてそれぞれ記録された第1および第2の記録データから連続したストリームデータを再生するストリームデータ再生装置であって、
上記第1の記録媒体から上記第1の記録データを読み出して、第1の再生出力データとして出力する再生手段と、
上記他のストリームデータ再生装置が、上記第2の記録媒体から上記第2の記録データを読み出して、上記タイムスタンプを除去するとともに上記タイムスタンプに応じたタイミングで出力した転送ストリームデータを解析して、第2の再生出力データを抽出する解析手段と、
上記第1および第2の記録データに連続したタイムスタンプが付加された場合に上記第1および第2の記録データにそれぞれ付加されるタイムスタンプの関係、および上記第1の記録データに付加されているタイムスタンプに基づいて得られるタイムスタンプを初期値とし、上記第1の記録データに付加されているタイムスタンプと連続するタイムスタンプを上記第2の再生出力データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
上記第1および第2の再生出力データから上記タイムスタンプを除去して再生ストリームデータを生成するとともに、生成された再生ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで順次出力する再生出力手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0037】
また、請求項18の発明は、
そのストリームデータ再生装置の第1の記録媒体、および他のストリームデータ再生装置の第2の記録媒体に、タイムスタンプが付加されてそれぞれ記録された第1および第2の記録データから連続したストリームデータを再生するストリームデータ再生装置であって、
上記第1の記録媒体から上記第1の記録データを読み出して、第1の再生出力データとして出力する再生手段と、
上記他のストリームデータ再生装置が、上記第2の記録媒体から上記第2の記録データを読み出して、上記タイムスタンプを除去するとともに上記タイムスタンプに応じたタイミングで出力した転送ストリームデータを解析して、第2の再生出力データを抽出する解析手段と、
上記第2の再生出力データの受信タイミングに応じたタイムスタンプ、または上記第2の再生出力データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記第2の再生出力データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
上記第1および第2の再生出力データから上記タイムスタンプを除去して第1および第2の再生ストリームデータを生成し、生成された第1および第2の再生ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで順次出力するとともに、上記第1または第2の再生ストリームデータのうちの一方の末尾が出力されてから他方の先頭が出力されるまでのタイミングが、上記第1および第2の記録データに連続したタイムスタンプが付加された場合に一方の末尾と他方の先頭とにそれぞれ付加されるタイムスタンプの差に応じたタイミングになるように制御する再生出力手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0038】
また、請求項19の発明は、
請求項17または請求項18の何れか1つのストリームデータ再生装置であって、
上記再生出力手段は、上記第2の再生出力データから生成された再生ストリームデータを出力した後に、上記第1の再生出力データから生成された再生ストリームデータを出力するように構成されていることを特徴とする。
【0039】
また、請求項20の発明は、
再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータをストリームデータ記録装置の記録媒体に記録させるストリームデータ記録制御装置であって、
上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体に記録させる記録データを抽出する解析手段と、
上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
上記記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成し、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで、上記ストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段と、
上記転送ストリームデータと上記転送ストリームデータに連続する転送ストリームデータとにそれぞれ対応する上記記録データに付加されたタイムスタンプの関係、または上記転送ストリームデータに対応する上記記録データに付加されたタイムスタンプに応じたタイムスタンプ情報を上記ストリームデータ記録装置に出力するタイムスタンプ情報出力手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0040】
また、請求項21の発明は、
再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータをストリームデータ記録装置の記録媒体に記録するストリームデータ記録方法であって、
上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体に記録する記録データを抽出する第1の抽出ステップと、
上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加する第1のタイムスタンプ付加ステップと、
上記タイムスタンプが付加された記録データを分割し、上記分割された記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで上記ストリームデータ記録装置に転送する転送出力ステップと、
上記分割された各記録データに付加されたタイムスタンプの関係、または上記各記録データに付加されたタイムスタンプに応じたタイムスタンプ情報を上記ストリームデータ記録装置に通知するタイムスタンプ情報通知ステップと、
上記転送されたストリームデータが入力された上記ストリームデータ記録装置において、上記入力されたストリームデータを解析して、上記ストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する記録データを抽出する第2の抽出ステップと、
上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加する第2のタイムスタンプ付加ステップと、
上記タイムスタンプが付加された記録データを上記記録媒体に記録する記録ステップと、
を有することを特徴とする。
【0041】
また、請求項22の発明は、
連続したタイムスタンプが付加されて複数のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録された記録データから連続したストリームデータを再生するストリームデータ再生方法であって、
第1のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録された第1の記録データを読み出して第1の再生出力データとして出力する再生ステップと、
第2のストリームデータ記録装置において、記録媒体に記録された第2の記録データを読み出し、上記タイムスタンプを除去して生成した転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで転送出力する転送出力ステップと、
上記転送出力された転送ストリームデータを解析して、第2の再生出力データを抽出する抽出ステップと、
上記第1および第2の記録データに連続したタイムスタンプが付加された場合に上記第1および第2の記録データにそれぞれ付加されるタイムスタンプの関係と、上記第1の記録データに付加されているタイムスタンプとに基づいて得られるタイムスタンプを初期値とし、上記第1の記録データに付加されているタイムスタンプと連続するタイムスタンプを上記第2の再生出力データに付加するタイムスタンプ付加ステップと、
上記第1および第2の再生出力データから上記タイムスタンプを除去して再生ストリームデータを生成するとともに、生成された再生ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで順次出力する再生出力ステップと、
を有することを特徴とする。
【0042】
また、請求項23の発明は、
連続したタイムスタンプが付加されて複数のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録された記録データから連続したストリームデータを再生するストリームデータ再生方法であって、
第1のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録された第1の記録データを読み出して第1の再生出力データとして出力する再生ステップと、
第2のストリームデータ記録装置において、記録媒体に記録された第2の記録データを読み出し、上記タイムスタンプを除去して生成した転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで転送出力する転送出力ステップと、
上記転送出力された転送ストリームデータを解析して、第2の再生出力データを抽出する抽出ステップと、
上記第2の再生出力データの受信タイミングに応じたタイムスタンプ、または上記第2の再生出力データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記第2の再生出力データに付加するタイムスタンプ付加ステップと、
上記第1および第2の再生出力データから上記タイムスタンプを除去して第1および第2の再生ストリームデータを生成し、生成された第1および第2の再生ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで順次出力するとともに、上記第1または第2の再生ストリームデータのうちの一方の末尾が出力されてから他方の先頭が出力されるまでのタイミングが、上記第1および第2の記録データに連続したタイムスタンプが付加された場合に一方の末尾と他方の先頭とにそれぞれ付加されるタイムスタンプの差に応じたタイミングになるように制御する再生出力ステップと、
を有することを特徴とする。
【0043】
これらのように、記録される際に付加されるタイムスタンプが連続していなくても、その付加されたタイムスタンプに基づいて、再生時に、転送されたストリームデータに連続したタイムスタンプを付加したり、また、転送されたストリームデータを出力するタイミングを制御することによって、やはり連続性を有する適切なタイミングでストリームデータを再生することができる。
【0044】
また、請求項24の発明は、
再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータを記録媒体に記録するストリームデータ記録装置であって、
上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体または他のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する記録データを抽出する解析手段と、
上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
上記記録データが分割されたうちの何れかの第1の記録データを上記記録媒体に記録する記録手段と、
上記記録データが分割されたうちの第2の記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで上記他のストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段と、
上記第2の記録データの先頭に付加されたタイムスタンプに応じたタイムスタンプ情報を上記他のストリームデータ記録装置に出力するタイムスタンプ情報出力手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0045】
また、請求項25の発明は、
再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータを記録媒体に記録するストリームデータ記録装置であって、
上記ストリームデータを解析して、上記記録媒体に記録する記録データを抽出する解析手段と、
上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録媒体に記録する上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
所定のタイムスタンプに応じたタイムスタンプ情報に基づいて、上記タイムスタンプ付加手段によって上記記録データに付加されるタイムスタンプの初期値を設定するタイムスタンプ初期値設定手段と、
上記記録データを上記記録媒体に記録する記録手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0046】
また、請求項26の発明は、
再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータをストリームデータ記録装置の記録媒体に記録させるストリームデータ記録制御装置であって、
上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体に記録させる記録データを抽出する解析手段と、
上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
上記記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成し、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで、上記ストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段と、
上記転送ストリームデータに対応する上記記録データの先頭に付加されたタイムスタンプに応じたタイムスタンプ情報を上記ストリームデータ記録装置に出力するタイムスタンプ情報出力手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0047】
また、請求項27の発明は、
再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータをストリームデータ記録装置の記録媒体に記録するストリームデータ記録方法であって、
上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体に記録する記録データを抽出する第1の抽出ステップと、
上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加する第1のタイムスタンプ付加ステップと、
上記タイムスタンプが付加された記録データを分割し、上記分割された記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで上記ストリームデータ記録装置に転送する転送出力ステップと、
上記分割された各記録データの先頭に付加されたタイムスタンプに応じたタイムスタンプ情報を上記ストリームデータ記録装置に通知するタイムスタンプ情報通知ステップと、
上記転送されたストリームデータが入力された上記ストリームデータ記録装置において、上記入力されたストリームデータを解析して、上記ストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する記録データを抽出する第2の抽出ステップと、
上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加する第2のタイムスタンプ付加ステップと、
上記タイムスタンプ情報に基づいて、上記タイムスタンプ付加ステップによって上記記録データに付加されるタイムスタンプの初期値を設定するタイムスタンプ初期値設定ステップと、
上記タイムスタンプが付加された記録データを上記記録媒体に記録する記録ステップと、
を有することを特徴とする。
【0048】
これらのように、記録時にストリームデータを転送する際に、転送前に付加されたタイムスタンプを通知し、これを初期値として転送されたストリームデータにタイムスタンプを付加することによって、やはり連続したタイムスタンプが付加されたストリームデータを記録することができる。
【0049】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1として、ストリームデータ記録再生装置であるハードディスクドライブ(以下「HDD」と略称する。)、およびこれを備えた受信記録再生装置の例について説明する。
【0050】
図1は受信記録再生装置101の要部の構成を示すブロック図である。この受信記録再生装置101には、音声画像提示装置等が接続される受信部102と、例えば2台のHDD103・104とが設けられている。上記受信部102、HDD103・104は、互いにIEEE1394規格のバス110により接続されてネットワークを構成し、主として、アイソクロノス通信によりAVデータ(音声画像データ)がストリームデータとして転送されるとともに、非同期通信によりコマンド等が送受されるようになっている。
【0051】
上記受信部102は、放送局等から放送電波やネットワーク等を介して送られた番組のストリームデータを受信し、IEEE1394規格のインタフェイスに従ってバス110に出力するようになっている。上記放送局から送出されるストリームデータや、バス110によって転送されるストリームデータの形式としては、MPEG−2TS形式(MPEG−2トランスポートストリームフォーマット)が用いられるようになっている。このMPEG−2TS形式では、例えば図2に示すように、時刻の経過にしたがって、ビデオデータやオーディオデータがビデオパケット201やオーディオパケット202などの188バイトのパケット単位で伝送されるようになっている。これらのパケットは、複数の番組について多重されることが可能で、パケット中に含まれるPID(パケット識別子)などにより各番組等が識別されるようになっている。また、伝送されるパケットには、システムタイムクロックを送信側のシステムタイムクロックと同期させるための時間情報(時刻情報)を含むPCRパケット203(Program Clock Referenceパケット)やデータパケット204などのパケットなども含まれている。
【0052】
また、HDD103・104は、IEEE1394インタフェイスを有し、上記ストリームデータを記録、再生するもので、後述する制御部308・309が異なる点を除いて同じ構成を有している。具体的には、例えば図3に示すように、ストリームデータ入力部301(解析手段)と、タイムスタンプ生成部302(タイムスタンプ付加手段)と、タイムスタンプ付加部303(タイムスタンプ付加手段)と、バッファ304と、HDD本体部305(記録手段、再生手段、記録媒体)と、ストリームデータ生成部306(転送出力手段、再生出力手段)と、ストリームデータ出力部307(転送出力手段、再生出力手段)と、制御部308または制御部309とを備えて構成されている。
【0053】
上記ストリームデータ入力部301は、バス110を介してMPEG−2TS形式で伝送されるストリームデータ(AVビットストリーム)のパケットを解析して、HDD103が記録すべきパケット(例えば所定の番組のビデオパケット、オーディオパケット、およびPCRパケット等)を抽出し出力するようになっている。
【0054】
タイムスタンプ生成部302は、PLL(Phase Locked Loop)回路を構成するもので、上記ストリームデータ入力部301から出力されるPCRパケットに含まれる時間情報に同期した、HDD本体部305に記録する各パケットの再生タイミングを示す例えば6バイトのタイムスタンプを生成するものである。より詳しくは、このタイムスタンプ生成部302は、PCRパケットに含まれる時間情報を抽出するPCR時間情報抽出部302aと、最初に(または所定のタイミングで)抽出された上記時間情報を初期値として装置内の基準クロックをカウントすることによりタイムスタンプを出力するカウンタ302bと、上記PCR時間情報抽出部302aおよびカウンタ302bから出力される値の差分を算出する差分算出部302cと、差分算出部302cから出力される差分に応じた電圧の信号を出力するフィルタ302dと、フィルタ302dから出力される信号に応じた周波数の上記基準クロックを発生するVCO302e(Voltage Controlled Oscillator)とを備えて構成されている。
【0055】
また、タイムスタンプ付加部303は、上記タイムスタンプ生成部302によって生成されたタイムスタンプをストリームデータ入力部301から出力される各パケットに付加するものである。
【0056】
バッファ304は、タイムスタンプ付加部303によってタイムスタンプが付加されて出力されたパケットをHDD本体部305に書き込むまでの間保持するとともに、HDD本体部305から読み出されたパケットをストリームデータ生成部306に出力するまでの間保持するものである。さらに、このバッファ304は、タイムスタンプ付加部303から出力されたパケットをHDD本体部305に書き込むとともに、またはHDD本体部305に書き込むことなく、ストリームデータ生成部306に出力し得るようにもなっている。
【0057】
HDD本体部305は、記録媒体に記録データを磁気的に保持し、また、出力するものである。このHDD本体部305には、また、必要に応じて、例えば、HDD情報部および番組情報部として以下のような情報も記録される。
【0058】
(HDD情報部)
(1)HDDを表すID
(2)空きディスク容量
(番組情報部)
記録された番組に対応するエントリーごとに、
(1)番組を表すID
(2)番組の記録位置情報
(3)記録データが分割されていることを示すフラグ
(4)分割された何番目のデータかを示す情報
(5)分割先のHDDのID
(6)先頭のパケットのタイムスタンプと分割先の先頭のパケットに付与すべきタイムスタンプの差分値。
【0059】
ストリームデータ生成部306は、バッファ304に保持されたパケットをそのパケットに付加されたタイムスタンプに応じたタイミングで出力するものである。より詳しくは、このストリームデータ生成部306は、バッファ304から出力されたパケットからタイムスタンプを抽出するとともにタイムスタンプを除去したパケットを出力するタイムスタンプ抽出部306aと、上記タイムスタンプの除去されたパケットを一旦保持するFIFO306bと、FIFO306bがオーバフローやアンダフローしないように、バッファ304からタイムスタンプ抽出部306aへのパケットの出力タイミングを制御するFIFO管理部306cと、タイムスタンプ抽出部306aにより抽出されたタイムスタンプを順次保持する第1タイムスタンプメモリ306dおよび第2タイムスタンプメモリ306eと、上記タイムスタンプメモリ306d・306eに保持されたタイムスタンプの差分を算出するタイムスタンプ差分算出部306fと、前記VCO302eから出力される基準クロックをカウントするカウンタ306gと、FIFO306bからパケットが出力される時点の上記カウンタ306gの値を保持するカウンタメモリ306hと、カウンタ306gおよびカウンタメモリ306hに保持されている値の差分を算出するカウンタ差分算出部306iと、タイムスタンプ差分算出部306fおよびカウンタ差分算出部306iによって算出された差分を比較し、一致したときに、FIFO306bからのパケットの出力、カウンタメモリ306hによるカウンタ306gから出力された値の保持、およびタイムスタンプメモリ306d・306eが出力するタイムスタンプの更新を指示するする差分比較部306jとを備えて構成されている。
【0060】
ストリームデータ出力部307は、上記ストリームデータ生成部306のFIFO306bから出力されるパケットをMPEG−2TS形式のストリームデータとして、IEEE1394規格のインタフェイスに従ってバス110に出力するものである。
【0061】
また、制御部308・309は、記憶構造の管理(インデックスや実体データの記憶場所の管理など)や、空き容量の管理、受信部102などとの間のコマンド処理等を行うとともに、それぞれ図4または図5に示す各制御部による以下のようなデータの流れの制御によって、HDD103・104にまたがった分割記録再生の制御を行うようになっている。
(1)HDD103の制御部308(図4)
(a)記録制御部308a
タイムスタンプ付加部303→バッファ304→HDD本体部305
(b)記録中継制御部308b
タイムスタンプ付加部303→バッファ304→ストリームデータ生成部306
(c)再生制御部308c
HDD本体部305 →バッファ304→ストリームデータ生成部306
(2)HDD104の制御部309(図5)
(a)記録制御部309a
タイムスタンプ付加部303→バッファ304→HDD本体部305
(b)記録予備動作制御部309b
タイムスタンプ付加部303→バッファ304→(読み捨て)
(c)再生中継制御部309c
タイムスタンプ付加部303→バッファ304→ストリームデータ生成部306
(d)再生制御部309d
HDD本体部305 →バッファ304→ストリームデータ生成部306
ここで、上記記録制御部308aと記録制御部309a、および再生制御部308cと再生制御部309dは、それぞれ同じものである。また、記録中継制御部308bと再生中継制御部309cとは、それぞれ記録時または再生時に他方のHDDへのストリームデータの中継制御を行うものであるが、その中継動作自体は同様のものである。なお、上記のような制御動作は、例えばソフトウェアによって実現することができるが、これに限定されるものではない。
【0062】
次に、上記のように構成された受信記録再生装置101について、まず、HDD103だけを対象とした通常の記録再生動作を説明する。
【0063】
(HDD103への通常の記録動作)
例えばユーザによって所望の放送番組のHDD103への記録指示操作がなされると、受信部102は、受信したストリームデータをバス110を介してHDD103に出力する。HDD103では、ストリームデータ入力部301が、受信部102から送られたストリームデータのパケットを解析し、ユーザの指示に応じた記録すべきパケットだけを出力する。
【0064】
タイムスタンプ生成部302は、最初に、記録予備動作(タイムスタンプ同期動作)として、ストリームデータ入力部301から出力されるPCRパケットによって示される時間情報に基づいてタイムスタンプの生成を開始する。この記録予備動作の時点では、ストリームデータ入力部301から出力されるパケットは、タイムスタンプの付加およびバッファ304への格納は行われるが、HDD本体部305への記録は行われない。具体的には、例えばバッファ304への書き込みと同時にまたは所定のタイミングで読み出しポインタを進めることにより空読みされる。(なお、上記タイムスタンプの付加およびバッファ304への格納も行われないようにしたり、書き込みポインタを固定したままで同じ領域に上書きさせて結果的に書き込みがなされないようにしたりしてもよい。)
やがて、PCRパケットの時間情報に同期した正確なタイムスタンプが生成されるようになると、HDD本体部305への記録が開始される。すなわち、タイムスタンプ付加部303は、ストリームデータ入力部301から出力されるパケットに、その出力タイミング(すなわち受信部102による放送の受信タイミング)に応じた時々刻々のタイムスタンプを付加して、バッファ304に一旦保持させる。このようにタイムスタンプが付加されたパケットは、以下の再生動作で説明するように、上記タイムスタンプに基づいて、再生時に出力タイミングを制御することができる。それゆえ、バッファ304に保持されたパケットは、ストリームデータ入力部301からストリームデータのパケットが出力されるタイミングとは非同期にHDD本体部305に記録することができる。
【0065】
(HDD103からの通常の再生動作)
ユーザによる上記記録内容の再生指示操作等がなされると、HDD本体部305に記録されているパケットが読み出されて、一旦、バッファ304に保持され、FIFO管理部306cの制御によって、FIFO306bがオーバフローやアンダフローしない程度のタイミングでタイムスタンプ抽出部306aに入力される。タイムスタンプ抽出部306aは、入力されたパケットに付加されているタイムスタンプを除去してFIFO306bに出力するとともに、上記タイムスタンプを抽出して第1タイムスタンプメモリ306dに出力する。第1タイムスタンプメモリ306dは、タイムスタンプ抽出部306aから出力されたタイムスタンプを順次保持するとともに、次に出力されるパケットに付加されていたタイムスタンプを出力する。また、第2タイムスタンプメモリ306eは、上記第1タイムスタンプメモリ306dから出力されたタイムスタンプを一旦保持するとともに、FIFO306bから直前に出力されたパケットに付加されていたタイムスタンプを出力する。タイムスタンプ差分算出部306fは、上記タイムスタンプメモリ306d・306eから出力される2つのタイムスタンプの差分、すなわち直前のパケットが出力されてから次のパケットを出力するまでの時間差を算出する。
【0066】
一方、カウンタ306gは、VCO302eから出力される基準クロックをカウントし、カウンタメモリ306hは、直前のパケットがFIFO306bから出力された時点のカウンタ306gの値を保持する。カウンタ差分算出部306iは、上記カウンタ306gから出力される値とカウンタメモリ306hに保持されている値との差分、すなわち直前のパケットが出力されてから経過した時間を算出する。
【0067】
差分比較部306jは、上記タイムスタンプ差分算出部306fおよびカウンタ差分算出部306iから出力される差分を比較し、両者が一致したタイミングで、すなわち直前のパケットが出力されてからタイムスタンプの差に等しい時間だけ経過したときに、FIFO306bに次のパケットを出力するように指示する。差分比較部306jは、また、カウンタメモリ306h、およびタイムスタンプメモリ306d・306eに、それぞれが保持する値の更新を指示する。なお、パケットの出力タイミングは上記のようにタイムスタンプの差分によって制御するのに限らず、例えば最初に送出するパケットに付加されていたタイムスタンプをカウンタ306gの初期値として、その後の各パケットに付加されているタイムスタンプがカウンタ306gの値と一致するごとに各パケットを出力するようにしてもよい。
【0068】
ストリームデータ出力部307は、FIFO306bから出力されたパケットをMPEG−2TS形式のストリームデータとして、IEEE1394規格のインタフェイスに従ってバス110に出力する。上記のようにタイムスタンプに応じた出力タイミングの制御がなされることにより、ストリームデータ入力部301に入力されたときと同じタイミングでストリームデータの各パケットが出力されるので、受信部102を介して図示しない提示装置による映像や音声の適切な提示等が行われる。
【0069】
(HDD103・104への分割記録動作)
次に、受信部102によって受信されたストリームデータが分割されて、HDD103に続けてHDD104に記録される場合の動作を説明する。
【0070】
まず、概要について説明すると、受信部102から出力されたストリームデータのパケットは、一旦、全てHDD103に入力され、記録すべきパケットだけが抽出されてタイムスタンプが付加される。このタイムスタンプが付加されたパケットは、一部がHDD103のHDD本体部305に記録され、残りは、タイムスタンプが除去されるとともにそのタイムスタンプに基づいたタイミングで再度ストリームデータとして出力され、HDD104に送られてHDD104のHDD本体部305に記録される。また、上記HDD103のHDD本体部305に記録されるパケットのうちの最後の一部も、HDD104に記録予備動作用のパケットとして送られ、HDD104では、記録開始に先立って、上記記録予備動作用のパケットに基づいて記録予備動作が行われることにより、HDD103・104に記録されるパケットに付加されるタイムスタンプの連続性が確保されるようになっている。
【0071】
すなわち、上記のように全てのパケットが、一旦、HDD103に入力されて記録すべきパケットだけが抽出されるので、HDD103の空き領域、またはあらかじめ記録のために確保された領域の空き領域に記録可能なパケットと、HDD104に記録するパケットとの判別を容易に行うことができ、データの重複や欠落を生じないように分割して記録することが容易に可能となる。また、HDD104に記録するパケットは、タイムスタンプに基づいたストリームデータとしてHDD103からHDD104に送られるので、HDD104では、受信部102から直接送られた場合と同様に、適切なタイミングで再生可能なようにタイムスタンプを付加して記録することができる。さらに、上記記録予備動作によってタイムスタンプの連続性が確保されることにより、再生時にHDD103・104から出力されるパケットのつなぎ目でも時間的な連続性を保った適切な再生を行うことが容易にできるようになる。
【0072】
以下、各部の具体的な動作について説明する。まず、HDD103のHDD本体部305への記録は、上記通常の記録の場合と同様に行われる。すなわち、例えば、図6(a)に示すように受信部102からHDD103に記録開始コマンドが発行されると、その後に受信部102から送られてストリームデータ入力部301から出力されたパケットは、順次タイムスタンプが付加されて、一旦、バッファ304に保持された後に、HDD本体部305に記録される。
【0073】
ただし、図7(a)に示すように、HDD本体部305の空き領域が所定量、例えば最小の記録単位量や所定数のパケット量などになると、HDD103のHDD本体部305への記録とともに、HDD104への記録予備動作用の転送が開始される。すなわち、まず、図6(b)に示すようにHDD103からHDD104に非同期通信等によって記録予備動作開始コマンドが発行される。(なお、あらかじめHDD103・104に分割して記録することが判っている場合には、HDD103への記録開始時などに、受信部102やHDD103が上記記録予備動作開始コマンドを発行して、HDD104が待ち受け状態になるようにしておいてもよい。)その後、図7(b)に示すように、上記空き領域に記録される最後の所定量のパケットが、バッファ304からHDD本体部305に出力されて記録されるとともに、HDD104の記録予備動作用のパケットとしてストリームデータ生成部306にも出力される。より詳しくは、バッファ304は、保持しているパケットを、HDD本体部305への記録用に出力するための読み出しポインタによってHDD本体部305に出力するとともに、上記記録用のポインタとは別の読み出しポインタによって、ストリームデータ生成部306のFIFO管理部306cにより制御されたタイミングでストリームデータ生成部306に出力する。ストリームデータ生成部306に入力されたパケットは、前記通常の再生動作の場合と同様にして、タイムスタンプが除去されるとともにそのタイムスタンプに基づいたタイミングで、ストリームデータ出力部307を介してストリームデータとしてHDD104に転送される。なお、上記HDD104への転送は、上記のようにHDD本体部305の空き領域が所定量になったときに開始するようにすれば、転送開始タイミングの制御が比較的容易であるが、必ずしもこれに限るものではなく、バッファ304のオーバフローやアンダフローが生じないタイミングで転送が開始されるようにすればよい。
【0074】
HDD104では、まず、HDD103から転送されてストリームデータ入力部301から出力される上記所定量の記録予備動作用のパケットに対して、前記通常の記録の場合と同様の記録予備動作が行われる。すなわち、HDD103からのストリームデータに含まれるPCRパケットによって示される時間情報に基づいて、タイムスタンプ生成部302がタイムスタンプの生成を開始し、システムタイムクロックをHDD103と同期させて、HDD103で各パケットに付加されていたのと同一のタイムスタンプが生成されるようになる。この記録予備動作の時点では、ストリームデータ入力部301から出力されるパケットは、タイムスタンプの付加およびバッファ304への格納は行われるが(図7(b))、HDD本体部305への記録は行われない。(なお、この場合にも通常の記録動作で説明したように上記タイムスタンプの付加およびバッファ304への格納は必ずしも必要ない。)ここで、通常の記録動作における記録予備動作と異なるのは、記録予備動作が、HDD103から送られる記録予備動作用の上記所定量のパケットに正確に対応して行われ、その後にHDD103から送られるパケットに対しては実際にHDD本体部305に記録する動作が行われる点である。これにより、HDD103・104で、重複や欠落のない連続したデータの記録が可能となる。なお、上記記録予備動作用のパケットの「所定量」は、タイムスタンプ生成部302がシステムタイムクロックを同期させるために十分な量(例えばPCRパケットが必ず含まれる量)であれば特に限定はされないが、HDD103・104で対応するように設定されている必要がある。そのためには、あらかじめ定められた量が設定されるようにしてもよいし、装置の起動時や記録または記録予備動作の開始時などにHDD103・104間で通知するようにしたり、受信部102等の他の装置からの指示により設定されるようにするなどしてもよい。
【0075】
HDD103は、上記最後の所定量のパケットの記録が完了した後は、図7(c)に示すように、パケットの転送(中継)だけを続行する。また、HDD104は、通常の記録動作の場合と同様に、記録予備動作用のパケットに続いて転送されたパケットにタイムスタンプを付加してバッファ304に一旦蓄積するとともに、ある程度蓄積された後に、図7(d)に示すように、順次HDD本体部305への記録を行う。
【0076】
なお、上記のようにして分割記録された記録内容の管理は、特に限定されないが、例えば各HDD103・104への記録内容の関連性と記録順序を示す管理情報を設けることなどによって容易に行うことができる。また、そのような管理は、受信部102やHDD103・104、また他の制御装置などの何れが行うようにしてもよい。
【0077】
(HDD103・104からの連結再生動作)
次に、上記のようにしてHDD103・104に分割記録されたストリームデータが再生される場合の動作を説明する。
【0078】
まず、概要について説明すると、この再生動作では、HDD103に記録されているパケットは、HDD104を介してから、受信部102(したがって図示しない提示装置等)に出力される。すなわち、まず、HDD103のHDD本体部305から読み出されたパケットが、タイムスタンプの除去およびそのタイムスタンプに基づくタイミング制御により、ストリームデータとして、一旦、HDD104に転送される。転送されたパケットは、HDD104で、記録時と同様にして再度タイムスタンプが付加され、一旦、バッファ304に保持された後に、さらにタイムスタンプの除去およびそのタイムスタンプに基づくタイミング制御がなされて出力され、受信部102を介して提示装置等に送られる。また、HDD104のHDD本体部305に記録されているパケットは、上記HDD103から転送されてバッファ304に保持されたパケットに続けて、HDD本体部305から読み出されてバッファ304に保持され、同様のタイミング制御によって出力される。
【0079】
このように、HDD103に記録されているパケットが、タイムスタンプに基づいたタイミング制御によるストリームデータとしてHDD104に転送されることにより、その転送されたパケットに、HDD104に記録されているパケットと連続するタイムスタンプを再度付加することができる。すなわち、全てのパケットがHDD104に記録されているのと同様に取り扱うことができるようになるので、連続したストリームデータとして出力することが容易に可能となる。
【0080】
以下、各部の具体的な動作について説明する。例えば、図8(a)に示すように受信部102からHDD103に再生開始コマンドが発行されると、まず、前記通常の再生の場合と同様に、HDD103に記録されたストリームデータの再生が行われる。すなわち、図9(a)に示すように、HDD本体部305に記録されているパケットが読み出されて、一旦、バッファ304に保持される。
【0081】
バッファ304に保持されたパケットは、図9(b)に示すように、ストリームデータ生成部306に入力され、タイムスタンプが除去されるとともに、そのタイムスタンプに基づいたタイミングで、ストリームデータ出力部307からストリームデータとして出力される。ただし、その出力先は、受信部102(AVデータの提示装置)ではなく、HDD104である点と、上記出力に先立って、HDD103からHDD104に図8(a)に併せて示すように中継開始コマンドが発行される点と、HDD103・104でシステムタイムクロックを同期させるためのPCRパケット等を生成するなどして出力する点が通常の再生と異なる。(ただし、HDD103において記録時にPCRパケット等(時刻情報を含むパケット)が先頭になるように記録されるようになっている場合には、そのまま記録されているパケットを出力するようにしてもよい。)
HDD104では、まず、記録時と同様にして、上記PCRパケット等に応じてタイムスタンプの生成が開始された後、HDD103から転送されてストリームデータ入力部301から出力されたパケットに順次タイムスタンプが付加されて、バッファ304に一旦保持される。このとき上記パケットに付加されるタイムスタンプは、上記のようにパケットがHDD103からストリームデータとして転送されることにより、HDD103のHDD本体部305に記録されていたときと同じタイムスタンプとなる。上記バッファ304に保持されたパケットは、次にストリームデータ生成部306に出力され、再度タイムスタンプが除去されてストリームデータとして出力され、受信部102を介して提示装置等に送られる。
【0082】
その後、HDD103は、図9(c)に示すように、HDD本体部305に記録されている最後のパケットまで、HDD本体部305から読み出してHDD104への転送を行い、HDD104は、上記転送されたパケットの中継を行う。
【0083】
やがて、HDD103からの転送が完了する際には、まず、図8(b)に示すように、HDD103からHDD104に例えば非同期通信によって再生完了通知(中継終了/自己再生開始コマンド)が送られる。(このように非同期通信によって通知することができるのは、HDD103からHDD104に転送されるデータ量が、HDD103の最小記録単位の倍数なので、その最小記録単位のデータが転送される範囲内のタイミングで通知が行われれば、HDD104は転送されるデータの終端を検知することができるからである。なお、このような再生完了通知を送るのに限らず、あらかじめHDD103からHDD104に転送されるデータ量が通知され、HDD104が実際に転送されたデータ量をカウントするなどしてもよい。HDD103からの転送が完了すると、HDD104では、図9(d)に示すように、HDD本体部305に記録されているパケットの読み出しが開始され、読み出されたパケットがバッファ304に保持される。
【0084】
ここで、HDD103から転送されてバッファ304に保持されているパケットのタイムスタンプは前記のようにHDD103のHDD本体部305に記録されていたときと同じタイムスタンプとなっているので、上記HDD104のHDD本体部305から最初に読み出されてバッファ304に保持されるパケットのタイムスタンプは、HDD103から最後に転送されてバッファ304に保持されているパケットのタイムスタンプに連続したものとなっている。したがって、HDD104からは、HDD103に記録されていた最後のパケットに続けて、適切なタイミングで、HDD104に記録されている最初のパケットが出力されるので、連続したストリームデータとして提示装置による提示等を行うことが可能となる。
【0085】
(コマンド制御について)
上記の例では、分割記録時や連結再生時に受信部102から発行されるコマンドは、便宜上、HDD103に対する分割記録、または連結再生用の記録開始コマンドまたは再生開始コマンドとして説明したが、受信部102は通常の記録、再生と区別することなく同一の記録開始コマンドまたは再生開始コマンドを発行するだけでもよく、HDD103の方で、記録の停止が指示されるまでに空き容量がなくなれば自発的にHDD104に記録予備動作開始コマンドを発行して転送を開始するようにしたり、再生を指示されたストリームデータが分割記録されたものである場合には自発的にHDD104に中継開始コマンド等を発行するようにしたりすることもできる。すなわち、HDD103・104として上記のような構成のものを用いれば、受信部102としては、分割記録、連結再生の有無に係らず同じものを用いることができる。
【0086】
なお、上記に限らず、受信部102として通常の記録再生時と異なる動作をさせ得るものを用いる場合(またはコマンド制御を行う制御部等を受信部102とは別途設ける場合)には、例えば、記録時には、図10に示すように、HDD103の空き領域が所定量になったときに、HDD103から受信部102に最終記録開始通知を発行し、これを受けて、受信部102がHDD103に中継開始コマンドを発行するとともにHDD104に記録予備動作開始コマンドを発行するようにしてもよい。また、再生時には、再生開始時に、図11(a)に示すように、受信部102がHDD103に再生開始コマンドを発行するとともに、HDD104に中継開始コマンドを発行し、また、HDD103の再生が完了する際に、図11(b)に示すようにHDD103が受信部102に再生完了通知を発行し、受信部102がこれを受けてHDD104に再生開始コマンドを発行するようにするなどしてもよい。
【0087】
また、上記のようなHDD103・104の全体の動作等を示すコマンドや通知に限らず、バッファ304等の各部の動作を指示するコマンドの組み合わせ等を用いるようにすることもできる。すなわち、例えば、分割記録におけるHDD104の記録が開始される際に、HDD103は、タイムスタンプ付加部303からバッファ304への格納コマンドと、バッファ304からストリームデータ生成部306への読み出しコマンドとによって中継動作を行い、HDD104は、タイムスタンプ付加部303からバッファ304への格納コマンドと、バッファ304からHDD本体部305への記録コマンドとに応じて記録動作を行うようにしてもよい。このような、バッファ操作等のコマンドを用いて制御し得るようにする場合には、HDD103等の汎用性や、動作の柔軟性を高めたりすることも容易にできる。
【0088】
(実施の形態2)
実施の形態2のストリームデータ記録再生装置について、図12に基づいて説明する。この記録再生装置では、各HDD103・104に記録されるパケットに付加されるタイムスタンプは上記のように連続しないが、再生時に、パケットを中継するHDDにおいて連続したタイムスタンプが付加されることにより、連続したストリームデータが出力されるようになっている。なお、以下の実施の形態および変形例において、前記実施の形態1等と同様の機能を有する構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
【0089】
このストリームデータ記録再生装置は、前記実施の形態1(図3)の構成と比べて、主として、差分算出部302cに代えて、PCRメモリ401、PCR差分算出部402、カウンタメモリ403、カウンタ差分算出部404、および差分比較部405を備えるとともに、制御部308に代えて、制御部408を備えている点が異なっている。
【0090】
PCRメモリ401は、PCR時間情報抽出部302aによって直前に抽出されたPCRパケットに含まれる時間情報を、次に抽出されるPCRパケットに含まれる時間情報との差分を算出するために保持するようになっている。
【0091】
PCR差分算出部402は、PCR時間情報抽出部302a、およびPCRメモリ401から出力される時間情報の差分を算出するようになっている。
【0092】
カウンタメモリ403は、直前にPCRパケットが抽出された時点のカウンタ302bの値を、次にPCRパケットが抽出される時点のカウンタ302bの値との差分を算出するために保持するようになっている。
【0093】
カウンタ差分算出部404は、新たなPCRパケットが抽出された時点でカウンタ302bから出力される値と、カウンタメモリ403に保持されている値との差分を算出するようになっている。
【0094】
差分比較部405は、PCR差分算出部402およびカウンタ差分算出部404によって算出された差分同士の差分を出力するようになっている。
【0095】
制御部408は、記録再生時の制御動作が前記制御部308等と異なるが、この点については後述する。
【0096】
また、カウンタ302bは、制御部408の制御により、保持している値を保存タイムスタンプとして出力したり、所定の値をタイムスタンプ初期値として保持したりできるようになっている。
【0097】
上記のように構成されたストリームデータ記録再生装置では、記録、再生時のパケットの流れは、前記図7および図9に示したのと同じであるが、パケットに付加されるタイムスタンプの扱いが異なっている。
【0098】
すなわち、記録が行われる際には、前記実施の形態1のようにPCRパケットに含まれる時間情報とカウンタ302bの値とが比較されるのではなく、相前後するPCRパケットに含まれる時間情報の差と、これらのPCRパケットがタイムスタンプ付加部303に入力された時点でのカウンタ302bの値の差とが比較され、これらの差が一致するようにPLL動作が行われる。したがって、タイムスタンプの初期値はどのような値でもよく、各パケットに付加されるタイムスタンプの値は、PCRパケットによって示される時間情報とは上記のように無関係なものとなる。
【0099】
具体的には、例えば図13(a)に示すように、HDD103内では、HDD103に記録されるパケットには値が11S〜11Eのタイムスタンプが付加され、HDD104に記録されるパケットには値が12S〜12Eのタイムスタンプが付加される。これらのタイムスタンプは連続したものではあるが、PCRパケットの時間情報とは無関係である。
【0100】
また、HDD103で上記タイムスタンプの付加が行われる際には、HDD103・104にそれぞれ記録されるべき先頭のパケットに付加されるタイムスタンプの値11Sと12Sとが制御部408によってカウンタ302bから読み出され、その差(12S−11S)が、例えば分割先がHDD104であることを示す装置IDなどと伴にHDD本体部305に保持される。この保持された値は、後述するように、再生時にHDD104に通知される。(なお、記録時に通知されてHDD104で保持されるようにしてもよいし、サーバ装置などを介して(一旦保持されて)HDD104に通知されるようにしてもよい。また、通知される値は上記に限らず、実質的に、HDD103・104で記録されるパケットのタイムスタンプの関係を求め得る情報であればよい)
一方、上記HDD103で値が12S〜12Eのタイムスタンプを一旦付加されたパケットは、その後、前記実施の形態1と同様に、タイムスタンプが除去されるとともに、そのタイムスタンプに応じたタイミングでHDD104に転送される。HDD104では、HDD103と同様にして、図13(a)に併せて示すように、例えば値22S〜22Eのタイムスタンプが付加されて、HDD本体部305に記録される。上記タイムスタンプの値は、やはり、PCRパケットによって示される時間情報とは無関係であるとともに、HDD103で付加されたタイムスタンプの値とも無関係である。したがって、HDD103・104にそれぞれ記録されるパケットのタイムスタンプの値11S〜11Eと22S〜22Eは、連続性がないものとなる。
【0101】
上記のようにして記録されたストリームデータが再生される際には、まず、前記HDD103に保持された値(12S−11S)が、中継コマンドの付加情報などとしてHDD104に通知される。HDD104では、通知された値と、そのHDD104に記録されている先頭のパケットのタイムスタンプの値22Sとに基づいた値22S−(12S−11S)が、カウンタ302bにタイムスタンプの初期値として(中継される先頭のパケットに付加されるタイミングで)セットされる。(なお、このようにカウンタ302bに値が設定される際には、カウンタ差分算出部404に保持されている値との差分が不定なものとなるので、一旦、差分比較部405の出力を固定させるなどしてPLLを固定出力させることが好ましい。)そこで、上記HDD103に記録されたパケットがHDD104によって中継される際には、HDD104内で、図13(b)に示すように、HDD104に記録されているパケットに連続するようなタイムスタンプが付加される。より詳しくは、HDD103に記録された最後のパケットと、HDD104に記録された最初のパケットとに付加されたタイムスタンプの差が、記録時と再生時とで同じ(12S−11E)になる。したがって、HDD104のストリームデータ生成部306により、上記のようなタイムスタンプに応じたタイミングで各パケットがストリームデータとして出力されることにより、中継されるパケットの末尾とHDD104に記録されているパケットの先頭との間隔が、記録時にHDD103に受信されたときと同一に保たれる。
【0102】
ここで、記録時や再生時にパケットの受信が開始される時点でのタイムスタンプの初期値は上記のようにどのような値でもよいので、実施の形態1のようにPCRに含まれる時間情報がカウンタ302bにロードされる必要はない。それゆえ、実施の形態1と同様にカウンタ302bの値とPCRパケットに含まれる時間情報とを同期させるための記録予備動作等が行われる必要は必ずしもない。ただし、VCO302eが出力するクロックの周波数は所定の精度を有している必要はあるが、このためには、HDD103・104の一方、またはサーバ装置などから送信されるシステムタイムクロックを同期させるための管理パケットなどによって上記クロックの周波数が所定の精度になるようにしてもよいし、発振器自体に高精度なものを用いるようにしたりしてもよい。もっとも、実施の形態1と同様に記録予備動作を行って、PCRに含まれる時間情報がカウンタ302bにロードされて同期が取られるようにした場合でも適切な記録再生動作を行わせるようにすることはできる。(なお、クロックとしては、上記のようにタイムスタンプ生成部302とストリームデータ生成部306とで共通に用いられるのに限らず、独立したクロックが用いられるようにしてもよい。)
なお、上記のような構成をストリームデータが3台以上のHDDに分割されて記録される場合に適用することは容易にできる。この場合、再生時に2台目のHDDから出力されるストリームデータは、1、2台目の何れのHDDに記録されていたかに係りなく連続したストリームデータなので、3台目のHDDにおけるカウンタ302bに設定されるタイムスタンプの初期値は、1台目のHDDに記録された最初のパケットに付加されているタイムスタンプに応じた値が設定されればよい。ただし、3台目のHDDに通知される値(情報)は、実質的に上記のような値を求め得るものであればよく、例えば、1台目と2台目のHDDに記録されるパケットに付加されるタイムスタンプの関係、および2台目と3台目のHDDに記録されるパケットに付加されるタイムスタンプの関係を示す情報が通知されるようにしてもよい。また、これらの情報が2台目のHDDを介して3台目のHDDに通知されるようにしてもよい。
【0103】
また、本実施の形態においても、後述するようにHDD本体部305を持たない制御装置を用いたり、ストリームデータが先にHDD104に転送された後にHDD103への記録が行われるようにすることもできる。
【0104】
(実施の形態3)
上記実施の形態2と同様に、各HDD103・104に記録されるパケットに付加されるタイムスタンプが上記のように連続していなくても、再生時に連続したストリームデータが出力されるストリームデータ記録再生装置の他の例について、図14に基づいて説明する。このストリームデータ記録再生装置では、再生時にパケットを中継するHDD104において、タイムスタンプが不連続であっても、パケットの出力タイミングが適切に制御されることによって、連続したストリームデータが出力されるようになっている。
【0105】
このストリームデータ記録再生装置の構成は、前記実施の形態2(図12)の構成と基本的に同じであるが、再生時に、HDD104において、制御部508の制御により、タイムスタンプ生成部302のカウンタ302bにタイムスタンプ初期値が設定される代わりに、ストリームデータ生成部306の第2タイムスタンプメモリ306eに所定のタイムスタンプが設定されるようになっている。
【0106】
この例では、記録時の動作としては、前記実施の形態2と同じようにHDD103・104で記録されるパケットには連続性のないタイムスタンプが付加される。(図15(a))ただし、HDD103の制御部508は、HDD103に記録される末尾のパケットに付加されるタイムスタンプの値11Eと、HDD104に記録されるべき先頭のパケットに付加されるタイムスタンプの値12Sとをカウンタ302bから読み出して、その差(12S−11E)を保持し、HDD104に通知する。
【0107】
一方、再生時に、HDD103に記録されたパケットがHDD104によって中継される場合には、カウンタ302bの初期値は特に制御されない。そこで、HDD103からHDD104に入力されて中継されるパケットには、図15(b)に示すように、HDD103で付加されるタイムスタンプとも、HDD104に記録されたパケットに付加されているタイムスタンプとも無関係な値21S〜21Eが付加され、上記タイムスタンプに応じたタイミングで、ストリームデータとして出力される。そして、上記中継される最後のパケット(タイムスタンプの値が21Eのパケット)がストリームデータ生成部306から出力される際に、第2タイムスタンプメモリ306eに、上記値21Eではなく、HDD103から通知された値(12S−11E)と、そのHDD104に記録されている先頭のパケットのタイムスタンプの値22Sとに基づいた値22S−(12S−11E)が設定される。これにより、中継される最後のパケット(HDD103に記録された最後のパケット)がストリームデータ生成部306から出力されてから、値(12S−11E)に対応する時間だけ経過して、HDD104に記録されている先頭のパケットが出力される。すなわち、中継されるパケットの末尾とHDD104に記録されているパケットの先頭との間隔が、記録時にHDD103に受信されたときと同一に保たれ、連続したストリームデータが出力される。
【0108】
なお、実施の形態1と同様に記録予備動作を行って、PCRに含まれる時間情報がカウンタ302bにロードされて同期が取られるようにした場合でも適切な記録再生動作は同様に行わせることはできる。
【0109】
また、上記のように第2タイムスタンプメモリ306eに値22S−(12S−11E)が設定されるのに代えて、HDD104に記録されている各パケットが出力されるごとに、第1タイムスタンプメモリ306dに各タイムスタンプに値21E−22S+(12S−11E)を加算した値が設定されるようにしてもよい。
【0110】
さらに、実施の形態1で説明したように、ストリームデータ生成部306として、最初に送出するパケットに付加されていたタイムスタンプをカウンタ306gの初期値として、その後の各パケットに付加されているタイムスタンプがカウンタ306gの値と一致するごとに各パケットを出力するようにする場合には、
中継される最後のパケットがストリームデータ生成部306から出力される際に、値22S−(12S−11E)がカウンタ306gに設定されるようにすればよい。
【0111】
また、本実施の形態においても、3台以上のHDDを設けるようにしてもよくさらに、HDD本体部305を持たない制御装置を用いたり、ストリームデータが先にHDD104に転送された後にHDD103への記録が行われるようにすることもできる。
【0112】
(実施の形態4)
実施の形態1と同様に、記録時点で連続したタイムスタンプが付加されるストリームデータ記録再生装置の他の例について、図16に基づいて説明する。この装置の構成は、実施の形態1(図3)と基本的に同じであるが、制御部608の制御により、タイムスタンプ生成部302のカウンタ302bが、保持している値を保存タイムスタンプとして出力したり、所定の値をタイムスタンプ初期値として保持したりできるようになっている。
【0113】
このストリームデータ記録再生装置では、記録時に、実施の形態1と同様にしてPCRに同期したタイムスタンプの付加が行われる。ただし、HDD104で先頭のパケットに付加されるタイムスタンプは、PCR自体によって行われるのではなく、HDD103からの通知に基づいて行われる。すなわち、HDD103は、HDD104に記録されるべき先頭のパケットにタイムスタンプが付加される際にカウンタ302bに保持される値をHDD104に通知する。HDD104は、上記通知された値を、タイムスタンプの初期値としてカウンタ302bに設定し、HDD104に記録されるパケットに、HDD103に記録されたパケットに連続するタイムスタンプを付加する。すなわち、HDD103において、HDD104に記録されるべき先頭のパケットにタイムスタンプが付加された後、そのパケットがバッファ304、およびストリームデータ生成部306等を介してHDD104に転送され、HDD104のタイムスタンプ付加部303でタイムスタンプが付加されるまでの間に、上記タイムスタンプの初期値がHDD104に通知されることにより、HDD103・104に記録されるパケットに連続したタイムスタンプを付加させることができる。
【0114】
また、再生時にも、同様に、HDD103に記録されている先頭のパケットに付加されているタイムスタンプの値が、あらかじめHDD104に通知され、HDD104でタイムスタンプの初期値としてカウンタ302bに設定されることにより、HDD103から出力されるパケットに、HDD104に記録されているパケットに連続するタイムスタンプが付加され、連続したストリームデータが再生される。(なお、記録されているパケットに付加されるタイムスタンプは、結果的に実施の形態1と同じになるので、実施の形態1で説明したような装置を用いて再生することもできる。)
上記のように、タイムスタンプの値の通知および初期値の制御が行われることにより、実施の形態2で説明したようなクロック周波数の制御などによって、記録時や再生時にパケットの受信が開始される時点でVCO302eが出力するクロックの周波数が所定の精度を有していれば、必ずしも実施の形態1で説明したような記録予備動作を行わなくてもよい。
【0115】
なお、ストリームデータの転送を開始する際に時間情報を含むパケットを生成し、これを最初のパケットとして出力することにより、上記のようなタイムスタンプの初期値の通知を行うようにしてもよい。
【0116】
また、上記のようにタイムスタンプがPCRパケットに含まれる時間情報に同期するのに限らず、実施の形態2等のように、タイムスタンプの差がPCRパケットに含まれる時間情報の差に同期するようにしてもよい。
【0117】
また、本実施の形態においても、3台以上のHDDを設けるようにしてもよくさらに、HDD本体部305を持たない制御装置を用いたり、ストリームデータが先にHDD104に転送された後にHDD103への記録が行われるようにすることもできる。
【0118】
(変形例)
上記の例では、ストリームデータがHDD103に記録された後にHDD104に記録される例を示したが、制御部308・309に代えて、両者の機能をあわせ持つ制御部を設けて、何れのHDDからも先に記録を開始し得るようにしてもよい。
【0119】
また、2台のHDD103・104に分割して記録する例を示したが、3台以上に分割して記録することも容易にできる。すなわち、例えば図17(a)に示すように、HDD103とHDD104に加えて、HDD104と同様に、中継されたストリームデータを記録する機能と、その記録終了時にHDD103と同様にHDD104へストリームデータを中継する機能を有するHDD105を設けて、受信部102からHDD103に送られたパケットを、HDD103とHDD105を介してHDD104に中継するようにしてもよいし、図17(b)に示すように、HDD103とHDD104に加えて、HDD104とほぼ同様の機能を有するHDD104’を設け、HDD104’の空き領域が所定量になったときに、HDD104’がHDD103に最終記録開始通知を発行し、これを受けて、HDD103がHDD104に記録予備動作開始コマンドを発行するとともに転送を行うようにしてもい。また、HDD103が、各HDDに中継するデータ量をカウントして、各HDDの空き領域が所定量になったことを検出し得るように構成される場合には、単にHDD104を複数台設けるだけでよい。一方、3台のHDD103〜105からストリームデータを再生する場合には、例えば図18(a)に示すように、HDD105(104’)から出力されたパケットをHDD104に入力し、HDD104から受信部102(したがって図示しない提示装置等)に出力されるようにしてもよいし(この場合、例えば再生完了通知がHDD103からHDD105(HDD104’)に送られるのと同様にHDD105(HDD104’)からHDD104にも送られるようにすればよい。)また、図18(b)に示すように、各HDD103・105(HDD104’)から直接、HDD104にパケットが転送されるようにしてもよい(この場合には、HDD103からの再生完了通知は、直接またはHDD105(HDD104’)を介してHDD104に送られるようにすればよい。)。ここで、図18(a)の場合には、再生開始時にHDD103・105間と同様に、HDD105・104間でも、PCRパケット等によって適切なタイムスタンプが生成されるようにする必要がある。すなわち、実施の形態2〜4の場合には、タイムスタンプの差がPCRパケットに含まれる時間情報の差に等しくなるようにする必要がある。また、実施の形態1の場合には、タイムスタンプが上記時間情報に同期するようにする必要がある。
【0120】
また、これらの3台以上のHDDが設けられる場合にも、前記図10、11に示したように受信部102からのコマンドなどによって記録再生動作が制御されるようにしてもよい。
【0121】
また、上記のような分割記録、連結再生機能を有しないHDDもバス110に接続されて混在するようにしてもよい。
【0122】
また、上記の例では、受信部102からのストリームデータがHDD103に入力され、HDD103からHDD104の順序で記録される例を示したが、HDD104の方から先に記録されるようにしてもよい。すなわち、まず、図19(a)に示すようにHDD103が受信部102から入力されたストリームデータをHDD104に転送し、HDD104の空き領域がなくなった後に、図19(b)に示すようにHDD103への記録を行うようにすればよい。なお、この場合、HDD103・104で適切なタイムスタンプが生成されるためには、HDD104への記録に先立って、HDD103からHDD104にPCRパケットなどの時刻情報を含むストリームデータを送ればよい。また、HDD103への記録開始のタイミングを制御するためには、HDD104の空き容量がなくなることを示す情報をHDD104からHDD103に送るようにしたり、HDD103が、あらかじめHDD104の空き容量を確認するとともにHDD104に転送するデータ量をカウントするなどすればよい。
【0123】
また、同様に、再生時の順序も逆になるようにしてもよい。すなわち、上記の例では、最初にHDD103から再生されたストリームデータがHDD104に転送され、HDD104から(受信部102を介して)提示装置等に出力される例を示したが、例えば、まず図20(a)に示すようにHDD103から直接(受信部102を介して)提示装置等に出力された後に、図20(b)に示すようにHDD104から再生されたストリームデータがHDD103に転送されるようにしてもよい。ただし、この場合には、例えば、HDD103からの出力が完了する以前で、かつ、バッファ304がオーバフローしないタイミングで、104からの転送が行われるように制御する必要がある。
【0124】
また、例えば図21〜23に示すように、HDD本体部を備えず、制御部310を備えて、主としてストリームデータの中継および各HDDの制御を行う制御装置106を用いるようにしてもよい。これは、例えば前記図17(b)のHDD103、または図18(b)のHDD104自体の記録量が0である場合と同様なので、やはり、ストリームデータの分割記録、連結再生を適切に行うことができるとともに、HDD103・104の制御部308・309が記録中継制御部308bや再生中継制御部309cなどを備える必要がないので構成の簡素化を図ることもできる。さらに、上記制御装置106としての機能を受信部102に持たせるなどしてもよい。
【0125】
また、実施の形態2等のようにタイムスタンプの差がPCRパケットに含まれる時間情報の差に同期するためには、必ずしも上記のようなPLL動作は必要なく、例えばクロック周波数が所定の精度を有するようにしてもよい。また、実施の形態1等のようにタイムスタンプがPCRパケットに含まれる時間情報に同期するためには、やはり、必ずしもPLL動作は必要なく、例えばクロック周波数が所定の精度を有するとともに、タイムスタンプの初期値が上記時間情報になるようにすればよい。
【0126】
また、上記の例では、時間情報を含むパケットとしてPCRパケットを用いる例を示したが、これに限らず、例えば時間情報を含むユーザパケットを用いるなどしてもよい。
【0127】
また、上記の例では、IEEE1394規格のバス110が用いられる例を示したが、再生タイミングに同期したストリームデータの伝送が可能で、ネットワークを構成することが可能なインタフェイスであれば、上記に限らず、HDDをネットワークに接続するだけで容易に増設することができ、ストリームデータの分割記録、連結再生を行うことができる。また、ストリームデータの形式も、MPEG−2TS形式に限るものではない。すなわち、HDD103・104間で、受信部102から出力されるのと同様のストリームデータの伝送を行うことによって、上記のように分割記録、連結再生を行うことができ、専用の信号線を必要とすることなく、また、特殊なパケットフォーマットを用いる必要もないので、同期性を有する伝送が可能な種々の伝送方式やデータフォーマットを用いることができる。
【0128】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、入力されたストリームデータから記録または再生するデータを抽出して、一旦タイムスタンプを付加した後、タイムスタンプを除去するとともに、そのタイムスタンプに応じたタイミングで他の記録再生装置に転送することなどにより、1台のストリームデータ記録再生装置の記憶容量に応じた時間よりも長い時間のストリームデータを適切なタイミングで再生できるように記録し、また、適切なタイミングで再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のストリームデータ記録再生装置(ハードディスクドライブ)を有する受信記録再生装置の要部の構成を示すブロック図である。
【図2】 MPEG−2TS形式で伝送されるパケットの例を示す説明図である。
【図3】 本発明の実施の形態1のハードディスクドライブの構成を示すブロック図である。
【図4】 同、一方のハードディスクドライブの制御部の構成を示すブロック図である。
【図5】 同、他方のハードディスクドライブの制御部の構成を示すブロック図である。
【図6】 図6(a)(b)は、同、記録時に送受されるコマンドを示す説明図である。
【図7】 図7(a)〜(d)は、同、記録動作を示す説明図である。
【図8】 図8(a)(b)は、同、再生時に送受されるコマンドを示す説明図である。
【図9】 図9(a)〜(d)は、同、再生動作を示す説明図である。
【図10】 同、記録時に送受される他のコマンドの例を示す説明図である。
【図11】 図11(a)(b)は、同、再生時に送受される他のコマンドの例を示す説明図である。
【図12】 本発明の実施の形態2のハードディスクドライブの構成を示すブロック図である。
【図13】 同、パケットに付加されるタイムスタンプを示す説明図である。
【図14】 本発明の実施の形態3のハードディスクドライブの構成を示すブロック図である。
【図15】 同、パケットに付加されるタイムスタンプを示す説明図である。
【図16】 本発明の実施の形態4のハードディスクドライブの構成を示すブロック図である。
【図17】 図17(a)(b)は、本発明の変形例の記録動作を示す説明図である。
【図18】 図18(a)(b)は、本発明の変形例の再生動作を示す説明図である。
【図19】 図19(a)(b)は、本発明の他の変形例の記録動作を示す説明図である。
【図20】 図20(a)(b)は、本発明の他の変形例の再生動作を示す説明図である。
【図21】 本発明のさらに他の変形例の制御装置を有する受信記録再生装置の要部の構成を示すブロック図である。
【図22】 同、制御装置の構成を示すブロック図である。
【図23】 同、制御装置の制御部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 受信記録再生装置
102 受信部
103〜105 HDD
104’ HDD
106 制御装置
110 バス
201 ビデオパケット
202 オーディオパケット
203 PCRパケット
204 データパケット
301 ストリームデータ入力部
302 タイムスタンプ生成部
302a PCR時間情報抽出部
302b カウンタ
302c 差分算出部
302d フィルタ
302e VCO
303 タイムスタンプ付加部
304 バッファ
305 HDD本体部
306 ストリームデータ生成部
306a タイムスタンプ抽出部
306b FIFO
306c FIFO管理部
306d 第1タイムスタンプメモリ
306e 第2タイムスタンプメモリ
306f タイムスタンプ差分算出部
306g カウンタ
306h カウンタメモリ
306i カウンタ差分算出部
306j 差分比較部
307 ストリームデータ出力部
308 制御部
308a 記録制御部
308b 記録中継制御部
308c 再生制御部
309 制御部
309a 記録制御部
309b 記録予備動作制御部
309c 再生中継制御部
309d 再生制御部
310 制御部
401 PCRメモリ
402 PCR差分算出部
403 カウンタメモリ
404 カウンタ差分算出部
405 差分比較部
408 制御部
508 制御部
608 制御部

Claims (27)

  1. 再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータを記録媒体に記録するストリームデータ記録装置であって、
    上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体に記録する記録データを抽出する解析手段と、
    上記記録データに含まれる上記時間情報に同期したタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
    上記記録データを上記記録媒体に記録する記録手段と、
    上記記録媒体に記録する最後の所定量以降の上記記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで他のストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段と、
    を備えたことを特徴とするストリームデータ記録装置。
  2. 請求項1のストリームデータ記録装置であって、
    上記転送出力手段は、上記転送ストリームデータを上記他のストリームデータ記録装置に続いて、さらに他のストリームデータ記録装置に出力する際に、
    上記他のストリームデータ記録装置に記録される最後の所定量以降の上記記録データに基づく上記転送ストリームデータを、さらに、上記さらに他のストリームデータ記録装置に出力するように構成されていることを特徴とするストリームデータ記録装置。
  3. 再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータを記録媒体に記録するストリームデータ記録装置であって、
    上記ストリームデータを解析して、他のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録される最後の所定量の記録データ、および上記所定量よりも後の記録データを抽出する解析手段と、
    上記記録データに含まれる上記時間情報に同期したタイムスタンプを生成し、少なくとも上記所定量よりも後の上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
    上記所定量よりも後の上記記録データを上記記録媒体に記録する記録手段と、
    を備えたことを特徴とするストリームデータ記録装置。
  4. 請求項3のストリームデータ記録装置であって、さらに、
    上記記録媒体に記録する最後の所定量以降の上記記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで、さらに他のストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段を備えたことを特徴とするストリームデータ記録装置。
  5. 再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータを記録媒体に記録するストリームデータ記録装置であって、
    上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体、および他のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する記録データを抽出する解析手段と、
    上記記録データに含まれる上記時間情報に同期したタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
    上記他のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する上記記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで上記他のストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段と、
    上記他のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する記録データに続く記録データを上記記録媒体に記録する記録手段と、
    を備えたことを特徴とするストリームデータ記録装置。
  6. そのストリームデータ再生装置の第1の記録媒体、および他のストリームデータ再生装置の第2の記録媒体に、連続したタイムスタンプが付加されてそれぞれ記録された第1および第2の記録データから連続したストリームデータを再生するストリームデータ再生装置であって、
    上記第1の記録媒体から上記第1の記録データを読み出して、第1の再生出力データとして出力する再生手段と、
    上記他のストリームデータ再生装置が、上記第2の記録媒体から上記第2の記録データを読み出して、上記タイムスタンプを除去するとともに上記タイムスタンプに応じたタイミングで出力した転送ストリームデータを解析して、第2の再生出力データを抽出する解析手段と、
    上記第2の再生出力データに含まれる時間情報に同期したタイムスタンプを生成し、上記第2の再生出力データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
    上記第1の再生出力データ、および上記第2の再生出力データから上記タイムスタンプを除去して再生ストリームデータを生成するとともに、生成された再生ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで順次出力する再生出力手段と、
    を備えたことを特徴とするストリームデータ再生装置。
  7. 請求項6のストリームデータ再生装置であって、
    上記再生出力手段は、上記第2の再生出力データから生成された再生ストリームデータを出力した後に、上記第1の再生出力データから生成された再生ストリームデータを出力するように構成されていることを特徴とするストリームデータ再生装置。
  8. 再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータをストリームデータ記録装置の記録媒体に記録させるストリームデータ記録制御装置であって、
    上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体に記録させる記録データを抽出する解析手段と、
    上記記録データに含まれる上記時間情報に同期したタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
    上記記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成し、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで、上記ストリームデータ記録装置に出力するとともに、上記転送ストリームデータの出力開始に先立って、上記出力開始時点の上記転送ストリームデータに先行する時間情報を含む所定のストリームデータを上記ストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段と、
    を備えたことを特徴とするストリームデータ記録制御装置。
  9. 請求項8のストリームデータ記録制御装置であって、
    上記転送出力手段は、2台目以降の上記ストリームデータ記録装置に上記転送ストリームデータを出力する場合に、上記時間情報を含む所定のストリームデータとして、先行する上記ストリームデータ記録装置に出力する上記転送ストリームデータを、後続する上記ストリームデータ記録装置にも出力するように構成されていることを特徴とするストリームデータ記録制御装置。
  10. 複数のストリームデータ再生装置に互いに連続するタイムスタンプが付加されてそれぞれ記録された記録データに基づいて、連続した再生ストリームデータの出力を制御するストリームデータ再生制御装置であって、
    各上記ストリームデータ再生装置が、それぞれに記録された上記記録データから上記タイムスタンプを除去するとともに上記タイムスタンプに応じたタイミングで出力した転送ストリームデータを解析して再生出力データを抽出する解析手段と、
    上記再生出力データに含まれる上記時間情報に同期したタイムスタンプを生成し、各上記再生出力データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
    上記各再生出力データから上記タイムスタンプを除去して再生ストリームデータを生成するとともに、生成された再生ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで、順次出力する再生出力手段と、
    を備えたことを特徴とするストリームデータ再生制御装置。
  11. 再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータをストリームデータ記録装置の記録媒体に記録するストリームデータ記録方法であって、
    上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体に記録する記録データを抽出する第1の抽出ステップと、
    上記記録データに含まれる上記時間情報に同期したタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加する第1のタイムスタンプ付加ステップと、
    上記タイムスタンプが付加された記録データを分割し、上記分割された記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで上記ストリームデータ記録装置に転送する転送出力ステップと、
    上記転送されたストリームデータが入力された上記ストリームデータ記録装置において、上記入力されたストリームデータを解析して、上記ストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する記録データを抽出する第2の抽出ステップと、
    上記記録データに含まれる上記時間情報に同期したタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加する第2のタイムスタンプ付加ステップと、
    上記タイムスタンプが付加された記録データを上記記録媒体に記録する記録ステップと、
    を有することを特徴とするストリームデータ記録方法。
  12. 連続したタイムスタンプが付加されて複数のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録された記録データから連続したストリームデータを再生するストリームデータ再生方法であって、
    第1のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録された第1の記録データを読み出して第1の再生出力データとして出力する再生ステップと、
    第2のストリームデータ記録装置において、記録媒体に記録された第2の記録データを読み出し、上記タイムスタンプを除去して生成した転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで転送出力する転送出力ステップと、
    上記転送出力された転送ストリームデータを解析して、第2の再生出力データを抽出する抽出ステップと、
    上記第2の再生出力データに含まれる上記時間情報に同期し、上記第1の再生出力データに付加されたタイムスタンプと連続するタイムスタンプを生成して、上記第2の再生出力データに付加するタイムスタンプ付加ステップと、
    上記タイムスタンプが付加された第1および第2の再生出力データから上記タイムスタンプを除去して再生ストリームデータを生成するとともに、生成された再生ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで順次出力する再生出力ステップと、
    を有することを特徴とするストリームデータ再生方法。
  13. 連続したタイムスタンプが付加されて複数のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録された記録データから連続したストリームデータを再生するストリームデータ再生方法であって、
    上記複数のストリームデータ記録装置において、それぞれ、上記記録媒体に記録された上記記録データを読み出し、上記タイムスタンプを除去して生成した転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで転送出力する転送出力ステップと、
    上記転送出力された転送ストリームデータを解析して、再生出力データを抽出する抽出ステップと、
    上記再生出力データに含まれる上記時間情報に同期し、上記複数の各ストリームデータ記録装置にそれぞれ対応する上記再生出力データ間で連続したタイムスタンプを生成して、上記再生出力データに付加するタイムスタンプ付加ステップと、
    上記タイムスタンプが付加された再生出力データから上記タイムスタンプを除去して再生ストリームデータを生成するとともに、生成された再生ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで順次出力する再生出力ステップと、
    を有することを特徴とするストリームデータ再生方法。
  14. 再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータを記録媒体に記録するストリームデータ記録装置であって、
    上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体または他のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する記録データを抽出する解析手段と、
    上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
    上記記録データが分割されたうちの何れかの第1の記録データを上記記録媒体に記録する記録手段と、
    上記記録データが分割されたうちの上記第1の記録データに続く第2の記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで上記他のストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段と、
    上記第1の記録データに付加されたタイムスタンプと、上記第2の記録データに付加されたタイムスタンプとの関係に応じたタイムスタンプ情報を、上記他のストリームデータ記録装置に出力するタイムスタンプ情報出力手段と、
    を備えたことを特徴とするストリームデータ記録装置。
  15. 請求項14のストリームデータ記録装置であって、
    上記タイムスタンプ情報は、上記第1の記録データの先頭または末尾の少なくとも何れか一方に付加されたタイムスタンプと、上記第2の記録データの先頭に付加されたタイムスタンプとの差を示す情報であることを特徴とするストリームデータ記録装置。
  16. 再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータを記録媒体に記録するストリームデータ記録装置であって、
    上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体または他のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する記録データを抽出する解析手段と、
    上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
    上記記録データが分割されたうちの何れかの第1の記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで上記他のストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段と、
    上記記録データが分割されたうちの上記第1の記録データに続く第2の記録データを上記記録媒体に記録する記録手段と、
    上記第1の記録データに付加されたタイムスタンプに応じたタイムスタンプ情報を保持するタイムスタンプ情報保持手段と、
    を備えたことを特徴とするストリームデータ記録装置。
  17. そのストリームデータ再生装置の第1の記録媒体、および他のストリームデータ再生装置の第2の記録媒体に、タイムスタンプが付加されてそれぞれ記録された第1および第2の記録データから連続したストリームデータを再生するストリームデータ再生装置であって、
    上記第1の記録媒体から上記第1の記録データを読み出して、第1の再生出力データとして出力する再生手段と、
    上記他のストリームデータ再生装置が、上記第2の記録媒体から上記第2の記録データを読み出して、上記タイムスタンプを除去するとともに上記タイムスタンプに応じたタイミングで出力した転送ストリームデータを解析して、第2の再生出力データを抽出する解析手段と、
    上記第1および第2の記録データに連続したタイムスタンプが付加された場合に上記第1および第2の記録データにそれぞれ付加されるタイムスタンプの関係、および上記第1の記録データに付加されているタイムスタンプに基づいて得られるタイムスタンプを初期値とし、上記第1の記録データに付加されているタイムスタンプと連続するタイムスタンプを上記第2の再生出力データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
    上記第1および第2の再生出力データから上記タイムスタンプを除去して再生ストリームデータを生成するとともに、生成された再生ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで順次出力する再生出力手段と、
    を備えたことを特徴とするストリームデータ再生装置。
  18. そのストリームデータ再生装置の第1の記録媒体、および他のストリームデータ再生装置の第2の記録媒体に、タイムスタンプが付加されてそれぞれ記録された第1および第2の記録データから連続したストリームデータを再生するストリームデータ再生装置であって、
    上記第1の記録媒体から上記第1の記録データを読み出して、第1の再生出力データとして出力する再生手段と、
    上記他のストリームデータ再生装置が、上記第2の記録媒体から上記第2の記録データを読み出して、上記タイムスタンプを除去するとともに上記タイムスタンプに応じたタイミングで出力した転送ストリームデータを解析して、第2の再生出力データを抽出する解析手段と、
    上記第2の再生出力データの受信タイミングに応じたタイムスタンプ、または上記第2の再生出力データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記第2の再生出力データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
    上記第1および第2の再生出力データから上記タイムスタンプを除去して第1および第2の再生ストリームデータを生成し、生成された第1および第2の再生ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで順次出力するとともに、上記第1または第2の再生ストリームデータのうちの一方の末尾が出力されてから他方の先頭が出力されるまでのタイミングが、上記第1および第2の記録データに連続したタイムスタンプが付加された場合に一方の末尾と他方の先頭とにそれぞれ付加されるタイムスタンプの差に応じたタイミングになるように制御する再生出力手段と、
    を備えたことを特徴とするストリームデータ再生装置。
  19. 請求項17または請求項18の何れか1つのストリームデータ再生装置であって、
    上記再生出力手段は、上記第2の再生出力データから生成された再生ストリームデータを出力した後に、上記第1の再生出力データから生成された再生ストリームデータを出力するように構成されていることを特徴とするストリームデータ再生装置。
  20. 再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータをストリームデータ記録装置の記録媒体に記録させるストリームデータ記録制御装置であって、
    上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体に記録させる記録データを抽出する解析手段と、
    上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
    上記記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成し、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで、上記ストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段と、
    上記転送ストリームデータと上記転送ストリームデータに連続する転送ストリームデータとにそれぞれ対応する上記記録データに付加されたタイムスタンプの関係、または上記転送ストリームデータに対応する上記記録データに付加されたタイムスタンプに応じたタイムスタンプ情報を上記ストリームデータ記録装置に出力するタイムスタンプ情報出力手段と、
    を備えたことを特徴とするストリームデータ記録制御装置。
  21. 再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータをストリームデータ記録装置の記録媒体に記録するストリームデータ記録方法であって、
    上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体に記録する記録データを抽出する第1の抽出ステップと、
    上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加する第1のタイムスタンプ付加ステップと、
    上記タイムスタンプが付加された記録データを分割し、上記分割された記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで上記ストリームデータ記録装置に転送する転送出力ステップと、
    上記分割された各記録データに付加されたタイムスタンプの関係、または上記各記録データに付加されたタイムスタンプに応じたタイムスタンプ情報を上記ストリームデータ記録装置に通知するタイムスタンプ情報通知ステップと、
    上記転送されたストリームデータが入力された上記ストリームデータ記録装置において、上記入力されたストリームデータを解析して、上記ストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する記録データを抽出する第2の抽出ステップと、
    上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加する第2のタイムスタンプ付加ステップと、
    上記タイムスタンプが付加された記録データを上記記録媒体に記録する記録ステップと、
    を有することを特徴とするストリームデータ記録方法。
  22. 連続したタイムスタンプが付加されて複数のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録された記録データから連続したストリームデータを再生するストリームデータ再生方法であって、
    第1のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録された第1の記録データを読み出して第1の再生出力データとして出力する再生ステップと、
    第2のストリームデータ記録装置において、記録媒体に記録された第2の記録データを読み出し、上記タイムスタンプを除去して生成した転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで転送出力する転送出力ステップと、
    上記転送出力された転送ストリームデータを解析して、第2の再生出力データを抽出する抽出ステップと、
    上記第1および第2の記録データに連続したタイムスタンプが付加された場合に上記第1および第2の記録データにそれぞれ付加されるタイムスタンプの関係と、上記第1の記録データに付加されているタイムスタンプとに基づいて得られるタイムスタンプを初期値とし、上記第1の記録データに付加されているタイムスタンプと連続するタイムスタンプを上記第2の再生出力データに付加するタイムスタンプ付加ステップと、
    上記第1および第2の再生出力データから上記タイムスタンプを除去して再生ストリームデータを生成するとともに、生成された再生ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで順次出力する再生出力ステップと、
    を有することを特徴とするストリームデータ再生方法。
  23. 連続したタイムスタンプが付加されて複数のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録された記録データから連続したストリームデータを再生するストリームデータ再生方法であって、
    第1のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録された第1の記録データを読み出して第1の再生出力データとして出力する再生ステップと、
    第2のストリームデータ記録装置において、記録媒体に記録された第2の記録データを読み出し、上記タイムスタンプを除去して生成した転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで転送出力する転送出力ステップと、
    上記転送出力された転送ストリームデータを解析して、第2の再生出力データを抽出する抽出ステップと、
    上記第2の再生出力データの受信タイミングに応じたタイムスタンプ、または上記第2の再生出力データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記第2の再生出力データに付加するタイムスタンプ付加ステップと、
    上記第1および第2の再生出力データから上記タイムスタンプを除去して第1および第2の再生ストリームデータを生成し、生成された第1および第2の再生ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで順次出力するとともに、上記第1または第2の再生ストリームデータのうちの一方の末尾が出力されてから他方の先頭が出力されるまでのタイミングが、上記第1および第2の記録データに連続したタイムスタンプが付加された場合に一方の末尾と他方の先頭とにそれぞれ付加されるタイムスタンプの差に応じたタイミングになるように制御する再生出力ステップと、
    を有することを特徴とするストリームデータ再生方法。
  24. 再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータを記録媒体に記録するストリームデータ記録装置であって、
    上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体または他のストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する記録データを抽出する解析手段と、
    上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
    上記記録データが分割されたうちの何れかの第1の記録データを上記記録媒体に記録する記録手段と、
    上記記録データが分割されたうちの第2の記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで上記他のストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段と、
    上記第2の記録データの先頭に付加されたタイムスタンプに応じたタイムスタンプ情報を上記他のストリームデータ記録装置に出力するタイムスタンプ情報出力手段と、
    を備えたことを特徴とするストリームデータ記録装置。
  25. 再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータを記録媒体に記録するストリームデータ記録装置であって、
    上記ストリームデータを解析して、上記記録媒体に記録する記録データを抽出する解析手段と、
    上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録媒体に記録する上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
    所定のタイムスタンプに応じたタイムスタンプ情報に基づいて、上記タイムスタンプ付加手段によって上記記録データに付加されるタイムスタンプの初期値を設定するタイムスタンプ初期値設定手段と、
    上記記録データを上記記録媒体に記録する記録手段と、
    を備えたことを特徴とするストリームデータ記録装置。
  26. 再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータをストリームデータ記録装置の記録媒体に記録させるストリームデータ記録制御装置であって、
    上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体に記録させる記録データを抽出する解析手段と、
    上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加するタイムスタンプ付加手段と、
    上記記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成し、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで、上記ストリームデータ記録装置に出力する転送出力手段と、
    上記転送ストリームデータに対応する上記記録データの先頭に付加されたタイムスタンプに応じたタイムスタンプ情報を上記ストリームデータ記録装置に出力するタイムスタンプ情報出力手段と、
    を備えたことを特徴とするストリームデータ記録制御装置。
  27. 再生タイミングに応じた時間情報を含み、再生時間の推移に応じたタイミングで入力されたストリームデータをストリームデータ記録装置の記録媒体に記録するストリームデータ記録方法であって、
    上記入力されたストリームデータを解析して、上記記録媒体に記録する記録データを抽出する第1の抽出ステップと、
    上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加する第1のタイムスタンプ付加ステップと、
    上記タイムスタンプが付加された記録データを分割し、上記分割された記録データから上記タイムスタンプを除去して転送ストリームデータを生成するとともに、生成された転送ストリームデータを上記タイムスタンプに応じたタイミングで上記ストリームデータ記録装置に転送する転送出力ステップと、
    上記分割された各記録データの先頭に付加されたタイムスタンプに応じたタイムスタンプ情報を上記ストリームデータ記録装置に通知するタイムスタンプ情報通知ステップと、
    上記転送されたストリームデータが入力された上記ストリームデータ記録装置において、上記入力されたストリームデータを解析して、上記ストリームデータ記録装置の記録媒体に記録する記録データを抽出する第2の抽出ステップと、
    上記記録データに含まれる2つずつの上記時間情報によって示される時間の差が、上記2つずつの時間情報がそれぞれ含まれる上記記録データに付加されるタイムスタンプの差に等しくなるように制御されたタイムスタンプを生成し、上記記録データに付加する第2のタイムスタンプ付加ステップと、
    上記タイムスタンプ情報に基づいて、上記タイムスタンプ付加ステップによって上記記録データに付加されるタイムスタンプの初期値を設定するタイムスタンプ初期値設定ステップと、
    上記タイムスタンプが付加された記録データを上記記録媒体に記録する記録ステップと、
    を有することを特徴とするストリームデータ記録方法。
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