JP4114458B2 - コンピュータシステム構成作成支援システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを利用して、コンピュータシステムの構成作成を支援するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ装置のオープン化に伴い、エンドユーザが、オペレーティングシステム/プロセッサ種別/メモリ/PCIカードなどの、コンピュータ装置の構成を選択することが可能となっている。また、インターネットの普及に伴い、インターネットに接続した端末から、オペレーティングシステム/プロセッサ種別/メモリ/I/Oカードなどのコンピュータ装置の構成を選択し、発注することも可能となっている。例えば、特開平2001−331505号公報に開示されている技術がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平2001−331505号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術は、コンピュータ装置単体の構成作成を支援する技術であり、複数のコンピュータ装置の接続関係を考慮し、複数のコンピュータ装置からなるコンピュータシステム、例えば2重化コンピュータシステム(高信頼性システム)のようなシステムの構成作成を支援することができない。
【0005】
さらに、2重化コンピュータシステムの構成作成には、2重化コンピュータシステムのハードウエア要件の知識を有する必要がある。ハードウエア要件の知識を有しない者は、システムの構成を作成することが困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、コンピュータシステム構成作成支援装置と構成情報データベースを備えるコンピュータシステム構成作成支援システムを提供する。コンピュータ構成作成支援装置は、ネットワークに接続された利用者の端末機器の表示部に、コンピュータ装置間の接続パターンを表示させ、利用者に選択された接続パターンに従って、構成情報データベースを参照し、コンピュータ装置間の接続用ハードウェアを設定し、利用者の端末機器の表示部に表示させる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図1から図19を用いて、本発明の実施の形態を説明する
図1は、本発明の一実施の形態にかかるシステムの構成図である。
【0008】
利用者の端末機器1は、インターネットやイントラネットなどのネットワーク2に接続可能である。また、利用者の端末機器1は、HTMLやXMLなどで記述されたウェブページを閲覧するためのウェブブラウザが起動可能な端末機器である。
【0009】
なお、図1では、利用者の端末機器1が1つしか示されていないが、複数存在してもよい。
【0010】
コンピュータシステム構成作成支援装置5は、ネットワーク2に接続され、コンピュータシステム構成作成支援サービスを特定のウェブページにて提供するサーバやホストコンピュータである。
【0011】
構成情報データベース4は、コンピュータシステム構成作成支援装置5が提供するコンピュータシステム構成作成支援サービスに供する種々の情報を格納する。例えば、本実施の形態では、構成製品情報4a、構成制約情報4b、構成接続情報4cが格納されている。
【0012】
構成製品情報4aは、各コンピュータ装置を搭載する種々のデバイス(CPU,HDD、メモリ等)やPCIカード等の品名、仕様、価額等の情報を格納するデータベースである。
【0013】
構成制約情報4bは、上記種々のデバイスやPCIカードの搭載制限情報や各コンピュータ装置のラック搭載制限情報を格納するデータベースである。
【0014】
構成接続情報4cは、各コンピュータ装置間のトポロジーに必要なケーブルやPCIカード等の情報を格納する記憶部である。
【0015】
構成情報管理システム3は、構成情報データベース4に格納される種々情報の追加や変更を行なう。
【0016】
発注システム6は、コンピュータシステム構成作成支援装置5で作成されたコンピュータシステムの構成情報を受信し、生産システム7に送信する。
【0017】
生産システム7は、発注システム6から受信したコンピュータシステム構成情報に基づいて、コンピュータシステムを生産する。
【0018】
次に、本実施の形態の動作遷移フローを説明する。
【0019】
図2は、コンピュータシステムの構成作成支援サービスを提供するウェブページの遷移フローを示すブロック図である。
【0020】
ここで、図示しないが、利用者はコンピュータシステムの構成作成支援サービスを提供するウェブページにアクセスし、利用者IDとパスワードの認証画面を経てから、図3に示す構成定義画面10が利用者の端末機器1の表示部に表示される。構成定義画面10の構成は図3を用いて、後述する。
【0021】
利用者は、構成定義画面10にて、単一コンピュータシステム、または2重化コンピュータシステムの員数を指定する。
【0022】
本実施の形態において、単一コンピュータシステムとは、1つのシステム装置を有し、一つのディスク装置、バックアップ装置または必要に応じて、複数のディスク装置やバックアップ装置など複数のコンピュータ装置を備えるコンピュータシステムである。
【0023】
また、2重化コンピュータシステムとは、2つ以上のシステム装置を有し、必要に応じて、複数のディスク装置やバックアップ装置や排他制御装置など複数のコンピュータ装置を備えるコンピュータシステムである。
【0024】
本実施の形態では、システム装置とは、ネットワークに接続されている端末やネットワーク機器のことをいい、コンピュータ装置をいう。
【0025】
バックアップ装置とは、DLTライブラリ、LTOライブラリ、DVDライブラリ、光ディスクなどをいい、本実施の形態では、コンピュータ装置をいう。
【0026】
ディスク装置とは、ディスクアレイなどの記憶装置をいい、本実施の形態では、コンピュータ装置をいう。
【0027】
排他制御装置とは、ディスク装置の一種であり、排他制御フラグを管理する装置である。本実施の形態では、コンピュータ装置をいう。
【0028】
図2を用いて、単一コンピュータシステムの設定の遷移フローを説明する。
【0029】
利用者は、単一コンピュータシステムの設定11では、システム装置の設定12、バックアップ装置の設定13、ディスク装置の設定14の順に、単一コンピュータシステムの設定を行なう。利用者は、構成定義にて設定された員数に従って、設定を繰り返す。
【0030】
まず、利用者は、システム装置の設定12では、システム装置の選択12a、システム装置の構成選択12bの順に、システム装置の設定を行なう。
【0031】
つぎに、利用者は、バックアップ装置の設定で13では、バックアップ装置の選択13a、バックアップ装置の構成選択13b、システム装置-バックアップ装置間接続パターン選択13cの順に、バックアップ装置の設定を行なう。
【0032】
つぎに、利用者は、ディスク装置の設定で14は、ディスク装置の選択14a、ディスク装置の構成選択14b、システム装置-ディスク装置間接続パターン選択14cの順に、ディスク制御装置の設定を行なう。
【0033】
図2を用いて、2重化コンピュータシステムの設定の遷移フローを説明する。
【0034】
利用者は、2重化コンピュータシステムの設定20では、システム装置の設定21、バックアップ装置の設定22、排他制御装置の設定24、ディスク装置の設定24の順に、2重化コンピュータシステムの設定を行なう。
【0035】
まず、利用者は、システム装置の設定21では、システム装置の選択21a、システム装置の構成選択21bの順に、システム装置の設定を行なう。
【0036】
つぎに、利用者は、バックアップ装置の設定で22では、バックアップ装置の選択22a、バックアップ装置の構成22b、システム装置-バックアップ装置間接続パターン選択22cの順に、バックアップ装置の設定を行なう。
【0037】
つぎに、利用者は、排他制御装置の設定23では、排他制御装置の選択23a、排他制御装置の構成23b、システム装置-排他制御装置間接続パターン選択23cの順に、排他制御装置の設定を行なう。
【0038】
つぎに、利用者は、ディスク装置の設定で24は、ディスク装置の選択24a、ディスク装置の構成24b、システム装置-ディスク装置間接続パターン選択24cの順に、ディスク装置の設定を行なう。
【0039】
なお、2重化コンピュータシステムの設定であることから、2つのシステム装置の設定が必要である。したがって、システム装置の設定21では、利用者が設定を2回繰り返す。また、バックアップ装置の設定22は、必要な員数に応じて、利用者が設定を繰り返す。
【0040】
以下、各画面の遷移フローを説明する。
【0041】
利用者は、端末機器1を用いて、コンピュータシステム構成作成支援装置3にアクセスする。図示しないが、利用者がコンピュータシステム構成作成支援装置5にアクセスをすると、コンピュータシステム構成作成支援装置5は、本実施の形態のコンピュータ構成作成支援システム(以下、本システムをいう。)の構成作成支援サービスの利用が許可された者であるか否かを確認する。そのため、コンピュータ構成作成支援装置5は、ユーザIDとパスワードを求める認証ページを利用者の端末機器1の表示部に表示させる。利用者は、正しい利用者IDとパスワードを入力すると、コンピュータシステム構成作成支援装置5により承認される。そして、コンピュータ構成作成支援装置5は、図3に示す構成定義画面10が利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0042】
ここで、図3に示す「構成定義画面」を本システムの構成作成支援サービスに供する初期画面とする。
【0043】
以下、単一コンピュータシステムの構成作成支援を行なう処理フローを説明する
まず、利用者が図3に示す初期画面上で、「単一コンピュータシステム追加」のボタン35をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、利用者の端末機器1の表示部に図4に示す単一コンピュータシステム構成定義画面を表示させる。
【0044】
システム装置の定義に伴う画面の遷移を説明する。
【0045】
上述のように、図4が示す「単一コンピュータシステム構成定義画面」が利用者の端末機器1の表示部に表示される。利用者は、システム装置41を画面上でクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、図5に示す「システム装置選択画面」を表示させる。
【0046】
利用者は、上記「システム装置選択画面」上で、適切なシステム装置をチェックボックス51−53で選択し、「次へ」のボタン54をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、図6に示す「システム装置構成入力画面」を表示させる。
【0047】
利用者は、上記「システム装置構成入力画面」上で、リストボックス61−64で、CPUの種類61、メモリサイズ62、ハードディスク容量63、PCIカード64を選択し、同画面上の「戻る」のボタン65をクリックすると、図4に示す「単一コンピュータシステム構成定義画面」に戻る。すなわち、コンピュータ構成作成支援装置5は、図4に示す「単一コンピュータシステム構成定義画面」を利用者の端末機器1の表示部に再び表示させる。
【0048】
バックアップ装置の定義に伴う画面の遷移を説明する。
【0049】
上述のように、図4に示す「単一コンピュータシステム構成定義画面」に再び戻った状態で、利用者は、バックアップ装置42の画面をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、図7に示す、「バックアップ装置選択画面」を利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0050】
利用者は、上記「バックアップ装置選択画面」上で、チェックボックス71−73で、バックアップ装置の種類を選択し、「次へ」のボタン74をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、上記選択されたバックアップ装置にしたがって、図8に示す「バックアップ装置構成入力画面」を利用者の端末機器の表示部に表示される。
【0051】
利用者は、上記「バックアップ装置構成入力画面」上のチェックボックス81−82で、装置のタイプを、チェックボックス83−85で、ドライブ数などを選択し、画面上の「次へ」のボタン86をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、図9に示す「システム装置-バックアップ装置接続パターン選択画面」を利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0052】
利用者は、上記「システム装置-バックアップ装置接続パターン選択画面」上のチェックボックス91−93で、適切な接続パターンを選択し、「戻る」ボタン94をクリックすると、図4に示す「単一コンピュータシステム構成定義画面」に戻る。すなわち、コンピュータ構成作成支援装置5は、図4に示す「単一コンピュータシステム構成定義画面」が再び利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0053】
ディスク装置の定義を伴う画面の遷移を説明する。
【0054】
上述のように、図4に示す「単一コンピュータシステム構成定義画面」に再び戻った状態で、利用者は、ディスク装置43をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、図10に示す、「ディスク装置構成入力画面」を利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0055】
利用者は、上記「ディスク装置構成入力画面」上のリストボックス101−104で、筐体の種類、コントローラの数、コントローラI/F、ハードディスク容量を選択し、「次へ」のボタン(105)をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、図11に示す「システム装置-ディスク装置間接続パターン選択画面」を利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0056】
利用者は、上記「システム装置-ディスク装置間接続パターン選択画面」上のチェックボックス111−114で、システム装置とディスク装置間の接続パターンを選択し、「戻る」のボタン115をクリックすると、図4に示す「単一コンピュータシステム構成定義画面」に戻る。すなわち、コンピュータ構成作成支援装置5は、図4に示す「単一コンピュータシステム構成定義画面」を再び利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0057】
このように、利用者、単一コンピュータシステム構成の定義を完成し、上記図4に示す「単一コンピュータシステム構成定義画面」上で、「戻る」のボタンをクリックすると、図3に示す構成定義画面に戻る。すなわち、コンピュータ構成作成支援装置5はは、図3に示す本システムの構成作成支援サービスに供する初期画面を利用者の端末機器1の表示部に再び表示させる。
【0058】
以下、2重化コンピュータシステムの構成作成支援を行なう処理フローを説明する。
【0059】
まず、利用者が図3に示す初期画面上で、「2重化コンピュータシステム追加」のボタン36をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、図12に示す「2重化コンピュータシステム構成定義画面」を利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0060】
システム装置の定義に伴う画面の遷移を説明する。
【0061】
まず、第1のシステム装置121の定義に伴う画面の遷移を説明する。
【0062】
上述のように、図12に示す「2重化コンピュータシステム構成定義画面」が利用者の端末機器1の表示部に表示される。利用者は、第1のシステム装置121を画面上でクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、図6に示す「システム装置選択画面」を利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0063】
利用者は、上記「システム装置選択画面」上で、適切なシステム装置をチェックボックス51−53で選択し、「次へ」のボタン54をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、図6に示す「システム装置入力画面」を利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0064】
利用者は、「上記システム装置入力画面上」で、リストボックス61−64で、CPUの種類、メモリサイズ、ハードディスク容量、PCIカードを選択し、同画面上の「戻る」のボタン65をクリックし、図12に示す「2重化コンピュータシステム構成定義画面」に戻る。すなわち、コンピュータ構成作成支援装置5は、図12に示す「2重化コンピュータシステム構成定義画面」を利用者の端末機器1の表示部に再び表示させる。
【0065】
つぎに、第2のシステム装置の定義に伴う画面の遷移を説明する。
【0066】
第2のシステム装置122の構成定義を行なう手順は、上述した第1のシステム装置121と同様の手順で行なわれる。したがって、第2のシステム装置122の定義に伴う画面の遷移は、上述した第1のシステム装置121の定義に伴う画面の遷移と同様である。
【0067】
バックアップ装置の定義に伴う画面の遷移を説明する。
【0068】
まず、第1のバックアップ装置124の定義に伴う画面の遷移を説明する。
【0069】
上述したように、利用者は、第1のシステム装置121と第2のシステム装置122の構成定義を完了した後、図12に示す「2重化コンピュータシステム構成定義画面」が利用者の端末機器1の表示部に再び表示される。ここで、利用者は、第1のバックアップ装置124の画面をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、図7に示す「バックアップ装置選択画面」を利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0070】
利用者は、上記「バックアップ装置選択画面」上で、リストボックス71−73で、バックアップ装置の種類を選択し、「次へ」のボタン74をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、選択されたバックアップ装置に従って、図8に示す「バックアップ装置構成入力画面」を利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0071】
利用者は、上記「バックアップ装置構成入力画面」上のチェックボックス(81−82)で、装置のタイプを、チェックボックス83−85で、ドライブ数などを選択し、画面上の「次へ」のボタン86をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、図9に示す「システム装置-バックアップ装置接続パターン選択画面」を利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0072】
利用者は、上記「システム装置-バックアップ装置接続パターン選択画面」上のチェックボックス91−93で、適切な接続パターンを選択し、「戻る」のボタン94をクリックすると、図12に示す「2重化コンピュータシステム構成定義画面」に戻る。すなわち、コンピュータ構成作成支援装置5は、図12に示す「2重化コンピュータシステム構成定義画面」を利用者の端末機器の表示部に再び表示させる。
【0073】
つぎに、第2のバックアップ装置126の定義に伴う画面の遷移を説明する。
【0074】
第2のバックアップ装置126の構成定義を行なう手順は、上述した第1のバックアップ装置124と同様の手順で行なわれる。したがって、第2のバックアップ装置126の定義に伴う画面の遷移は、上述した第1のバックアップ装置124の定義に伴う画面の遷移と同様である。
【0075】
なお、第2のバックアップ装置126は、必要性に応じて、定義される必要がない場合もある。
【0076】
排他制御装置の定義に伴う画面の遷移を説明する。
【0077】
利用者は、上述したように、第1のバックアップ装置124と第2のバックアップ装置126の構成定義を完了した後、図12に示す「2重化コンピュータシステム構成定義画面」が利用者の端末機器1の表示部に再び表示される。ここで、利用者は、図12に示す排他制御装置123をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、図13に示す「システム装置-排他制御装置間接続パターン入力画面」を利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0078】
利用者は、上記「システム装置-排他制御装置間接続パターン入力画面」上のチェックボックス131−132で、システム装置と排他制御装置間の接続パターンを選択し、「戻る」のボタン133をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、図12に示す「二重化コンピュータシステム構成定義画面」を利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0079】
ディスク装置の定義に伴う画面の遷移を説明する。
【0080】
上述のように、図12に示す「二重化コンピュータシステム構成定義画面」に戻った状態で、利用者は、ディスク装置125をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、図10に示す「ディスク装置構成入力画面」を利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0081】
利用者は、上記「ディスク装置構成入力画面」上のリストボックス101−104で、筐体の種類、コントローラの数、コントローラI/F、ハードディスク容量を選択し、「次へ」のボタン105をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、図14に示す「システム装置-ディスク装置間接続パターン入力画面」を利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0082】
利用者は、上記「システム装置-ディスク装置間接続パターン入力画面」上のチェックボックス141−146で、システム装置とディスク装置間の接続パターンを選択し、「戻る」のボタン147をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、図12に示す「2重化コンピュータシステム構成定義画面」を利用者の端末機器1の表示部に表示させる。すなわち、図12に示す「2重化コンピュータシステム構成定義画面」が利用者の端末機器1の表示部に再び表示される。
【0083】
このように、利用者は、2重化コンピュータシステム構成の定義を完了し、上記図12に示す「2重化コンピュータシステム構成定義画面」上で、「戻る」のボタン127をクリックすると、コンピュータ構成作成支援装置5は、図3に示す「構成定義画面」を利用者の端末機器1の表示部に表示させる。すなわち、本システムの構成作成支援サービスに供する初期画面が利用者の端末1の表示部に再び表示される。
【0084】
以下、ラック搭載の設定を説明する。
【0085】
上述したように、利用者は、単一コンピュータシステムまたは2重化コンピュータシステムの構成定義を完了した後、初期画面である図3に示す「構成定義画面」が表示される。
【0086】
利用者は、構成定義画面上の「ラック搭載」のボタン32をクリックすると、コンピュータシステム構成作成支援装置5は、既に選択された複数のコンピュータ装置をラックに搭載する手段により、ラックに自動搭載する。そして、コンピュータ構成作成支援装置5は、利用者の端末機器1の表示部に、図15に示す「ラック搭載画面」を表示させる。図15に示すラック搭載画面は、2重化コンピュータシステムが1つのシステムの場合である。
【0087】
利用者は、端末機器1の表示部に表示されている上記「ラック搭載画面」上で、マウスを用いて、各コンピュータ装置をドラッグし、ドロップすることができる。このように、利用者は、各コンピュータ装置の搭載位置を変更することができる。この場合、構成作成支援装置5は、構成情報データベース4に格納される構成制約情報4bを参照し、ラック搭載に関する搭載制限情報を参照し、搭載制限に違反する場合は、エラーメッセージを利用者の端末機器1の表示部に表示し、コンピュータ装置の搭載位置の変更を禁止する。
【0088】
以下、図17を用いて、2重化コンピュータシステムのコンピュータ装置間の接続用ハードウェア設定フローを説明する。
【0089】
利用者は、各コンピュータ装置の搭載位置を決定し、かつ搭載制限に違反しない場合は、図15に示す画面上の「ケーブリング接続」のボタン33をクリックすると、コンピュータシステム構成作成支援装置5は、図10で選択されたディスク装置の構成情報と、図9で選択されたシステム装置-バックアップ装置間接続パターンと、図14で選択されたシステム装置-ディスク装置間接続パターンと、図13で選択されたシステム装置-排他制御装置間接続パターンとに従って、構成情報データベース4のうち、構成製品情報4aと構成接続情報4cを参照し、コンピュータ装置間の接続用ハードウェアを選択する。例えば、コンピュータ装置間を接続するために、適切なI/Oカードと適切なインターフェスのケーブルなどを選択する。
【0090】
そして、コンピュータシステム構成作成支援装置5は、上述したラック搭載の結果を用いて、コンピュータ装置間の距離を計算する。コンピュータシステム構成作成支援装置5は、上記計算されたコンピュータ装置間の距離と上記選択されたコンピュータ装置間の接続用ハードウェアとを照合し、上記選択されたハードウェアの中から、上記コンピュータ装置間の距離に適切なハードウェアを選択し、決定する。例えば、上記計算されたコンピュータ装置間の距離に適切なインターフェスのケーブルなどを選択し、決定する。
【0091】
コンピュータシステム構成作成支援装置5は、上記適切なハードウェアを決定してから、図16に示す「ケーブル接続一覧」を利用者の端末機器1の表示部に表示させる。
【0092】
なお、図10に示すディスク装置構成情報、図9に示すシステム装置-バックアップ装置間接続パターン、図14に示すシステム-ディスク装置間接続パターン、図13に示すシステム装置-排他制御装置間接続パターンは、既に述べたように、利用者によって選択されたものである。
【0093】
また、図18は、単一コンピュータシステムのコンピュータ装置間のハードウェア設定フローを示している。
【0094】
システム装置-排他制御装置間接続パターンが選択されないため、コンピュータシステム構成作成支援装置5は、システム装置-排他制御装置間接続パターンに従う動作をしない。その他の動作は、上述した2重化コンピュータシステムのコンピュータ装置間の接続用ハードウェア設定フローと同様の動作を行ない、単一コンピュータシステムのコンピュータ装置間の接続用ハードウェア設定を行なう。
【0095】
なお、図16に示すケーブル接続一覧は、図13に示すシステム装置-排他制御装置接続パターン選択画面中のチェックボックス131と、図14に示す、システム装置-ディスク装置間接続パターン選択画面中のチェックボックス142を選択した場合の例示である。
【0096】
以下、図19を用いて、構成一覧画面を説明する。
【0097】
利用者は、図16に示すケーブリング接続画面上の「構成一覧」のボタン34をクリックすると、コンピュータシステム構成作成支援装置5は、図17に示された「構成一覧画面」を利用者の端末機器の表示部に表示する。
【0098】
例えば、利用者が選択したコンピュータ装置の型名161、発注システム上で定義されている品名162、希望小売価格165などが表示される。
【0099】
このように、本実施の形態では、利用者は、高信頼性のハードウェア要件の知識がなくても、各コンピュータ装置間の接続パターンの設定を行なうことができる。それによって、本システムの構成作成支援装置5は、利用者より設定されたコンピュータ装置間の接続パターンにしたがって、必要とするインターフェスのケーブルやPCIカードなどのハードウェアを自動的に設定し、表示することができる。それによって、高信頼性のハードウェア要件の知識がなくても、本システムを利用することより、高信頼性システムであるコンピュータシステムを構成作成することができる。
【0100】
なお、本実施の形態では、高信頼化のための単一コンピュータシステムおよび2重化コンピュータシステムの例を示したが、システム装置が3つ以上を有するコンピュータシステムの構成作成支援システムの適用も可能である。例えば、図12に示す画面を変更し、必要なコンピュータ装置を定義し、各コンピュータ装置の構成入力画面、コンピュータ装置間の接続パターンを選択する画面を表示し、コンピュータ装置間の接続は、構成情報データベース4に定義された構成接続パターン情報に従って、コンピュータ装置間の接続を行なう手段を設ければ、同様に構築可能である。
【0101】
【発明の効果】
本発明によれば、高信頼性のコンピュータシステムに対するハードウエア要件の知識がない者であっても、容易に高信頼性システムの構成作成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のシステム構成を示すブロック図。
【図2】本システムが提供するウェブページの遷移フローを示す概念図。
【図3】本システムで提供する構成定義画面の模式図。
【図4】単一コンピュータシステム定義画面の模式図。
【図5】システム装置選択画面の模式図。
【図6】システム装置構成入力画面の模式図。
【図7】バックアップ装置選択画面の模式図。
【図8】バックアップ装置構成入力画面の模式図。
【図9】システム装置-バックアップ装置間接続パターンの選択画面の模式図。
【図10】ディスク装置構成選択画面の模式図。
【図11】システム装置-ディスク装置間接続パターン選択画面の模式図。
【図12】2重化コンピュータシステム定義画面の模式図。
【図13】排他制御装置定義画面の模式図。
【図14】システム装置-ディスク装置間接続パターン選択画面の模式図。
【図15】ラック搭載画面の模式図である。
【図16】ケーブリング接続表示画面の模式図。
【図17】2重化コンピュータシステムのコンピュータ装置間接続用ハードウェアの設定フロー図。
【図18】単一コンピュータシステムのコンピュータ装置間接続用ハードウェアの設定フロー図。
【図19】構成一覧表示画面の模式図。
【符号の説明】
10 構成定義
11 単一コンピュータの設定
12 システム装置の設定
13 バックアップ装置の設定
14 ディスク装置の設定
20 2重化コンピュータシステムの設定
21 システム装置の設定
22 バックアップ装置の設定
23 排他制御装置の設定
24 ディスク装置の設定
30 ラック搭載
31 ケーブリング接続
32 構成一覧

Claims (2)

  1. ネットワークを利用し、複数のコンピュータ装置からなるコンピュータシステムの構成作成を支援するコンピュータシステム構成作成支援システムであって、
    コンピュータシステム構成作成支援装置と、
    前記複数のコンピュータ各々を構成するデバイスおよびPCIカードに関する構成製品情報、および、前記複数のコンピュータそれぞれの間での接続に必要なケーブルやPCIカードである接続用ハードウェアの情報である構成接続情報を格納した構成情報データベースとを備え、
    前記コンピュータシステム構成作成支援装置は、
    前記ネットワークを介して、前記コンピュータシステム構成作成支援装置へ接続された利用者の端末機器の表示部に、
    前記複数のコンピュータ装置間の接続パターンを表示させ、
    前記利用者が選択した前記複数のコンピュータ装置間の接続パターンに従って、前記構成情報データベースを参照して、当該接続パターンに関連する前記構成製品情報および前記構成接続情報を用いて、前記複数のコンピュータ装置間の接続用ハードウェアを選択し、
    選択された前記接続用ハードウェアを前記利用者の端末機器の表示部に表示させることを特徴とするコンピュータシステム構成作成支援システム。
  2. 請求項1に記載のコンピュータシステム構成作成支援システムにおいて、
    前記構成情報データベースは、複数のコンピュータそれぞれの搭載位置の制限を示す構成制約情報を格納し、
    前記コンピュータシステム構成作成支援装置は、
    前記利用者の指定した搭載位置が前記構成制約情報を満たすかを判断し、
    前記判断の結果、満たすと判断した場合、前記利用者の指定した搭載位置を前記複数のコンピュータの搭載位置として決定し、
    前記搭載位置が決定された場合、前記接続パターンの表示をさせ、
    前記接続用ハードウェアの選択は、前記複数のコンピュータ間の距離に応じたケーブルを選択することを特徴とするのコンピュータシステム構成作成支援システム。
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