JP4114222B2 - Decorative paper - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家具、住宅機器等に使用する化粧板に使用する化粧紙に関し、特に表面硬度が高く、耐久性に優れた高級化粧板に使用する化粧紙に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の化粧紙は、通常の化粧紙用原紙に印刷を施し、この印刷層を保護するために、熱硬化型、二液硬化型、紫外線硬化型もしくは電子線硬化型の樹脂塗工液を塗布し、硬化せしめて塗膜を形成したトップコート層を設けてなるものである。
通常、トップコート層の塗布量は１０ｇ／ｍ2 以下であるが、トップコート層の表面強度を上げようとして、トップコート塗膜の架橋密度を上げていくと、化粧紙のカールが酷くなり、さらにトップコート層が脆くなってしまうという問題があった。そのために、高い表面強度と耐久性が要求される水平面用として必要な表面強度を得るのは極めて困難であった。
【０００３】
水平面用として必要な表面強度を得る方法として、塗布量を増やす手段が取られる。通常、塗布量１５ｇ／ｍ2 以上のトップコート層が必要と考えられるが、従来の熱硬化型、二液硬化型、紫外線硬化型もしくは電子線硬化型の樹脂塗工液を塗布し、硬化せしめて塗膜を形成したトップコート層を塗布量１５ｇ／ｍ2 以上塗工した場合、化粧紙が強くカールし、生産加工時に巻き取ることが困難となる問題があった。カールを抑えるために、硬化後でも柔軟性に優れた樹脂を用いる方法もあるが、水平面用として必要な高い表面強度が得られない。
【０００４】
また、従来の家具や住宅機器類の水平面に使用する化粧紙として、チタン紙等の浸透性の良い原紙に印刷を施した後、メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させて作った樹脂含浸紙を、フェノールコア紙やパーティクルボード等の基材上に載置し、鏡面板を介して加熱圧縮して製造するものが知られている。この方法によれば水平面用として必要な表面硬度、耐摩耗性、および耐溶剤性を備えた化粧板が得られるが、加熱圧縮加工方法であるために、生産効率が極めて劣る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたもので、その課題とするところは、水平面に使用可能な硬度や耐摩耗性を備え、意匠性に優れた高級化粧板を、極めて能率的に、かつ、安価に製造できるような化粧紙を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明において、上記課題を解決するために、
請求項１の発明は、
原紙基材と該基材表面に設けられた印刷インキ層と、該印刷インキ層上に設けられた電子線もしくは紫外線硬化型樹脂を主成分とする硬化型樹脂塗膜層からなる化粧紙において、
前記硬化型樹脂塗膜層が前記印刷インキ層に接する側から乾燥後重量４ｇ／ｍ２のウレタンアクリレートポリマーを含む硬化型樹脂塗膜層と、８ｇ／ｍ２のトリメチロールプロパントリアクリレート（ＴＭＰＴＡ）および１，６ヘキサンジオールジアクリレートを含む硬化型樹脂塗膜層とからこの順になることを特徴とする化粧紙である。
【０００７】
請求項２に記載の発明は、
前記ウレタンアクリレートポリマーを含む硬化型樹脂塗膜層と前記トリメチロールプロパントリアクリレート（ＴＭＰＴＡ）および１，６ヘキサンジオールジアクリレートを含む硬化型樹脂塗膜層は各々少なくとも１層からなることを特徴とする。
【０００８】
請求項３に記載の発明は、前記トリメチロールプロパントリアクリレート（ＴＭＰＴＡ）および１，６ヘキサンジオールジアクリレートを含む硬化型樹脂塗膜層は、シリコンもしくはフッ素からなる添加剤を含有する硬化樹脂塗膜層であることを特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。図１に本発明による一実施例の化粧紙の構造の断面図を示す。原紙（１）の表面に印刷インキ層（２）、ウレタンアクリレートポリマーを含む硬化型樹脂塗膜層（３）、シリコンもしくはフッ素からなる添加剤を含有するトリメチロールプロパントリアクリレート（ＴＭＰＴＡ）および１，６ヘキサンジオールジアクリレートを含む硬化型樹脂塗膜層（４）よりなる化粧紙である。
ウレタンアクリレートポリマーを含む硬化型樹脂塗膜層（３）とトリメチロールプロパントリアクリレート（ＴＭＰＴＡ）および１，６ヘキサンジオールジアクリレートを含む硬化型樹脂塗膜層（４）は各々１層以上からなる構成であっても良い。
【００１０】
本発明に係る化粧紙用原紙としては、坪量２０〜２００ｇ／ｍ2 の化粧紙用原紙が使用可能であり、通常の薄葉紙、チタン紙等が挙げられる。
坪量２０ｇ／ｍ2 未満であると、紙力が弱いため、生産加工時に紙切れ等のトラブルを引き起こしやすく、また、坪量２００ｇ／ｍ2 をこえると化粧板にした場合に原紙の厚さが化粧板としての強度を低下させてしまう。
【００１１】
印刷は、通常の印刷インキが使用できる。印刷方法はグラビア印刷法等の公知の印刷方法で良い。ウレタンアクリレートポリマーを含む硬化型樹脂塗膜層（３）を形成する電子線もしくは紫外線硬化型樹脂としては、分子中にアクリル基又はメタクリル基を有しているものが好ましく、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエステルメタクリレート、ウレタンメタクリレート、エポキシメタクリレート、等が挙げられる。さらに好ましくは、分子中にアクリル基又はメタクリル基を有しており、希釈溶媒を乾燥すると常温において固体状態となる樹脂が使用できる。希釈溶媒乾燥後の固体状態において電子線もしくは紫外線を照射して塗膜を硬化させるため、低架橋密度の硬化樹脂塗膜となる。分子中にアクリル基又はメタクリル基を有しており、希釈溶媒を乾燥すると常温において固体状態となる樹脂としては、ＴＧが６０℃以上のポリマーもしくはオリゴマー等があり、溶媒可溶タイプもしくは水性エマルジョンタイプのものが使用できる。紫外線硬化の場合は光開始剤が添加される。さらに、必要に応じて無機および有機顔料、体質顔料、等のフィラーを分散させても良い。
【００１２】
トリメチロールプロパントリアクリレート（ＴＭＰＴＡ）および１，６ヘキサンジオールジアクリレートを含む硬化型樹脂塗膜層（４）を形成する電子線もしくは紫外線硬化型樹脂としては、分子末端にアクリル基又はメタクリル基を有しているものが好ましく、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエステルメタクリレート、ウレタンメタクリレート、エポキシメタクリレート、等が挙げられる。紫外線硬化の場合は光開始剤が添加される。これに反応性または非反応性のスリップ剤として、シリコンもしくはフッ素からなる添加剤が添加される。さらに、必要に応じて無機および有機顔料、体質顔料、等のフィラーを分散させても良い。
【００１３】
塗工方法は特に限定されないが、グラビア塗工、ロールコーター、リバースロールコーター、ナイフコーター、ブレードコーター、ロッドコーター、エアードクターコーター、ダイコーター、キャストコーター等の公知の塗工方法で良い。
【００１４】
電子線もしくは紫外線照射により、塗膜を硬化させる。電子線硬化の場合、電子線照射装置より照射する電子線の加速電圧は１５０〜２００ｋＶ、照射量は３〜５Ｍｒａｄ程度が良い。紫外線硬化の場合の照射量は４００〜６００ｍｊ／ｃｍ2 程度が良い。通常この処理は５０〜１５０ｍ／ｍｉｎのライン速度で可能であるから極めて生産効率が高い。
【００１５】
以上に述べたように、本発明の化粧紙は、原紙表面に、印刷インキ層、電子線もしくは紫外線硬化型樹脂を主成分とするウレタンアクリレートポリマーを含む硬化型樹脂塗膜層と電子線もしくは紫外線硬化型樹脂を主成分としシリコンもしくはフッ素からなる添加剤を含有するトリメチロールプロパントリアクリレート（ＴＭＰＴＡ）および１，６ヘキサンジオールジアクリレートを含む硬化型樹脂塗膜層とからなる構成の硬化樹脂塗膜層を有することにより、水平面に使用可能な硬度や耐摩耗性を備え意匠性に優れた高級化粧板を、極めて能率的に、かつ安価に製造できる化粧紙が得られる。
【００１６】
【実施例】
坪量３０ｇ／ｍ2 の紙間強化紙に木目柄を水性インキ（東洋インキ製造（株）製）で印刷し、水性エマルジョン化したウレタンアクリレートポリマー：ＴＧ＝６５℃をグラビア方式にて乾燥後重量が４ｇ／ｍ2 となるよう塗工し、熱乾燥後、巻き取った。
【００１７】
次に、粘度１１００ｃｐｓに調整した電子線硬化型塗工液（ダイセル・ユーシービー（株）製「ＥＢ−３７００」／ＴＭＰＴＡ／１，６ヘキサンジオールジアクリレートをグラビア方式により８ｇ／ｍ2 塗工し、電子線照射装置（日新ハイボルテージ（株）製：「キュアトロン」）の照射下を通過させ、照射線量約３．０Ｍｒａｄのエネルギーで塗膜を硬化させ、巻き取った。
【００１８】
上記化粧紙を尿素・酢酸ビニル系の接着剤にてパーチクルボードと貼り合わせ、化粧板にしたところ、非常に優れた表面強度および耐久性を有しており、水平面への使用は問題ないものであった。
【００１９】
【発明の効果】
上記結果のごとく、本発明による化粧紙は、原紙表面に、印刷インキ層、電子線もしくは紫外線硬化型樹脂を主成分とするウレタンアクリレートポリマーを含む硬化型樹脂塗膜層と電子線もしくは紫外線硬化型樹脂を主成分としシリコンもしくはフッ素からなる添加剤を含有するトリメチロールプロパントリアクリレート（ＴＭＰＴＡ）および１，６ヘキサンジオールジアクリレートを含む硬化型樹脂塗膜層とからなる構成の硬化樹脂塗膜層を有する化粧紙であり、硬化樹脂塗膜層をウレタンアクリレートポリマーを含む硬化型樹脂塗膜層とトリメチロールプロパントリアクリレート（ＴＭＰＴＡ）および１，６ヘキサンジオールジアクリレートを含む硬化型樹脂塗膜層とからなる構成にしたことにより層間の歪みが小さくなり、カールの発生がない。しかもトリメチロールプロパントリアクリレート（ＴＭＰＴＡ）および１，６ヘキサンジオールジアクリレートを含む硬化型樹脂塗膜層によって硬度や耐摩耗性を備え、水平面に使用可能な意匠性に優れた高級化粧板を、極めて能率的に、かつ安価に製造できる化粧紙を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例における化粧紙の構成を表わした断面図である。
【符号の説明】
１・・・・・・原紙
２・・・・・・印刷インキ層
３・・・・・・ウレタンアクリレートポリマーを含む硬化型樹脂塗膜層
４・・・・・・トリメチロールプロパントリアクリレート（ＴＭＰＴＡ）および１，６ヘキサンジオールジアクリレートを含む硬化型樹脂塗膜層 [0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a decorative paper used for a decorative board used for furniture, housing equipment and the like, and particularly to a decorative paper used for a high-quality decorative board having high surface hardness and excellent durability.
[0002]
[Prior art]
Conventional decorative paper is printed on normal base paper for decorative paper, and in order to protect this printed layer, a thermosetting, two-part curable, ultraviolet curable, or electron beam curable resin coating solution is applied. And a top coat layer that is cured to form a coating film.
Usually, the coating amount of the topcoat layer is 10 g / m 2 or less, but if the crosslink density of the topcoat film is increased to increase the surface strength of the topcoat layer, the curling of the decorative paper becomes severe, Furthermore, there has been a problem that the topcoat layer becomes brittle. For this reason, it has been extremely difficult to obtain the surface strength required for a horizontal surface requiring high surface strength and durability.
[0003]
As a method of obtaining the surface strength necessary for the horizontal plane, means for increasing the coating amount is taken. Normally, a topcoat layer with an application amount of 15 g / m 2 or more is considered necessary, but a conventional thermosetting, two-component curable, ultraviolet curable or electron beam curable resin coating solution is applied and cured. When the top coat layer on which the coating film is formed is applied at a coating amount of 15 g / m 2 or more, there is a problem that the decorative paper is strongly curled and difficult to wind during production processing. In order to suppress curling, there is a method of using a resin having excellent flexibility even after curing, but the high surface strength necessary for a horizontal surface cannot be obtained.
[0004]
In addition, as decorative paper used for horizontal surfaces of conventional furniture and housing equipment, after printing on a base paper with good permeability such as titanium paper, it is impregnated with thermosetting resin such as melamine resin and diallyl phthalate resin. It is known that the produced resin-impregnated paper is placed on a substrate such as phenol core paper or particle board and heated and compressed through a mirror plate. According to this method, a decorative board having surface hardness, abrasion resistance, and solvent resistance necessary for a horizontal surface can be obtained, but since it is a heat compression processing method, production efficiency is extremely inferior.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in order to solve the above-mentioned problems, and the problem is that a high-grade decorative board having hardness and wear resistance that can be used on a horizontal surface and having excellent design properties, An object of the present invention is to provide a decorative paper that can be manufactured very efficiently and at a low cost.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, in order to solve the above problems,
The invention of
In decorative paper comprising a base paper substrate, a printing ink layer provided on the substrate surface, and a curable resin coating layer mainly composed of an electron beam or an ultraviolet curable resin provided on the printing ink layer,
A curable resin coating layer containing a urethane acrylate polymer having a weight of 4 g / m 2 after drying from the side where the curable resin coating layer is in contact with the printing ink layer, and 8 g / m 2 of trimethylolpropane triacrylate (TMPTA). and a decorative paper which is characterized by comprising in this order from the curable resin coating layer containing 1,6-hexanediol diacrylate.
[0007]
The invention described in
The curable resin coating layer containing the urethane acrylate polymer and the curable resin coating layer containing trimethylolpropane triacrylate (TMPTA) and 1,6 hexanediol diacrylate each comprise at least one layer. .
[0008]
According to a third aspect of the present invention, the curable resin coating layer containing the trimethylolpropane triacrylate (TMPTA) and 1,6 hexanediol diacrylate is a cured resin coating film containing an additive composed of silicon or fluorine. It is a layer.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail. FIG. 1 shows a sectional view of the structure of a decorative paper according to an embodiment of the present invention. A printing ink layer (2) on the surface of the base paper (1), a curable resin coating layer (3) containing a urethane acrylate polymer, trimethylolpropane triacrylate (TMPTA) containing an additive composed of silicon or fluorine , and 1, A decorative paper comprising a curable resin coating layer (4) containing 6-hexanediol diacrylate .
The curable resin coating layer (3) containing a urethane acrylate polymer and the curable resin coating layer (4) containing trimethylolpropane triacrylate (TMPTA) and 1,6 hexanediol diacrylate are each composed of one or more layers. It may be.
[0010]
As the base paper for decorative paper according to the present invention, a base paper for decorative paper having a basis weight of 20 to 200 g / m 2 can be used, and examples include ordinary thin paper and titanium paper.
If the basis weight is less than 20 g / m 2 , the paper strength is weak, so it is easy to cause problems such as running out of paper during production processing, and if the basis weight exceeds 200 g / m 2 , the thickness of the base paper becomes The strength as a decorative board is reduced.
[0011]
For printing, ordinary printing ink can be used. The printing method may be a known printing method such as a gravure printing method. As the electron beam or ultraviolet curable resin for forming the curable resin coating layer (3) containing the urethane acrylate polymer, those having an acrylic group or a methacryl group in the molecule are preferable, polyester acrylate, urethane acrylate, Examples thereof include epoxy acrylate, polyester methacrylate, urethane methacrylate, and epoxy methacrylate. More preferably, a resin having an acrylic group or a methacryl group in the molecule and which becomes a solid state at room temperature when the diluted solvent is dried can be used. Since the coating film is cured by irradiation with electron beams or ultraviolet rays in the solid state after the diluted solvent is dried, a cured resin coating film having a low crosslinking density is obtained. Resins that have acrylic or methacrylic groups in the molecule and become a solid state at room temperature when the diluted solvent is dried include polymers or oligomers with a TG of 60 ° C. or higher, solvent-soluble type or aqueous emulsion type Can be used. In the case of UV curing, a photoinitiator is added. Further, fillers such as inorganic and organic pigments and extender pigments may be dispersed as necessary.
[0012]
The electron beam or ultraviolet curable resin that forms the curable resin coating layer (4) containing trimethylolpropane triacrylate (TMPTA) and 1,6 hexanediol diacrylate has an acrylic or methacrylic group at the molecular end. Preferred are polyester acrylate, urethane acrylate, epoxy acrylate, polyester methacrylate, urethane methacrylate, epoxy methacrylate, and the like. In the case of UV curing, a photoinitiator is added. To this, an additive made of silicon or fluorine is added as a reactive or non-reactive slip agent. Further, fillers such as inorganic and organic pigments and extender pigments may be dispersed as necessary.
[0013]
The coating method is not particularly limited, but may be a known coating method such as gravure coating, roll coater, reverse roll coater, knife coater, blade coater, rod coater, air doctor coater, die coater, cast coater and the like.
[0014]
The coating is cured by electron beam or ultraviolet irradiation. In the case of electron beam curing, the acceleration voltage of the electron beam irradiated from the electron beam irradiation device is preferably 150 to 200 kV, and the irradiation amount is preferably about 3 to 5 Mrad. The irradiation amount in the case of ultraviolet curing is preferably about 400 to 600 mj / cm 2 . Usually, this treatment is possible at a line speed of 50 to 150 m / min, so that the production efficiency is extremely high.
[0015]
As described above, the decorative paper of the present invention has a curable resin coating layer comprising a printing ink layer, an electron beam or a urethane acrylate polymer containing an ultraviolet curable resin as a main component, and an electron beam or ultraviolet ray on the base paper surface. A cured resin coating film comprising a curable resin coating layer containing trimethylolpropane triacrylate (TMPTA) and 1,6 hexanediol diacrylate containing a curable resin as a main component and an additive comprising silicon or fluorine By having the layer, it is possible to obtain a decorative paper capable of producing a high-grade decorative board having hardness and wear resistance usable on a horizontal surface and having excellent design properties very efficiently and inexpensively.
[0016]
【Example】
Urethane acrylate polymer: Water-based ink (made by Toyo Ink Mfg. Co., Ltd.) printed on a grain-strengthened paper with a basis weight of 30 g / m 2 , and water-emulsified urethane acrylate polymer: Weight after drying TG = 65 ° C by gravure method Was 4 g / m 2, and after heat drying, it was wound up.
[0017]
Next, an electron beam curable coating liquid adjusted to a viscosity of 1100 cps (“EB-3700” / TMPTA / 1,6 hexanediol diacrylate manufactured by Daicel UCB Co., Ltd.) was applied at 8 g / m 2 by a gravure method. Then, the film was passed under irradiation of an electron beam irradiation apparatus (manufactured by Nisshin High Voltage Co., Ltd .: “Curetron”), and the coating film was cured with an energy of irradiation dose of about 3.0 Mrad and wound up.
[0018]
When the above decorative paper is bonded to a particle board with urea / vinyl acetate adhesive and made into a decorative board, it has excellent surface strength and durability, and there is no problem in using it on a horizontal surface. It was.
[0019]
【The invention's effect】
As described above, the decorative paper according to the present invention has a curable resin coating layer containing a printing ink layer, an electron beam or a urethane acrylate polymer having an ultraviolet curable resin as a main component, and an electron beam or ultraviolet curable type on the base paper surface. A cured resin coating layer composed of a trimethylolpropane triacrylate (TMPTA) containing a resin as a main component and an additive composed of silicon or fluorine and a curable resin coating layer containing 1,6 hexanediol diacrylate A decorative resin coating layer comprising a curable resin coating layer containing a urethane acrylate polymer and a curable resin coating layer containing trimethylolpropane triacrylate (TMPTA) and 1,6 hexanediol diacrylate This reduces the inter-layer distortion and reduces curling. There is no. In addition, a high-grade decorative board that has hardness and abrasion resistance by a curable resin coating layer containing trimethylolpropane triacrylate (TMPTA) and 1,6 hexanediol diacrylate, and has excellent design that can be used on a horizontal surface. It has become possible to provide decorative paper that can be produced efficiently and inexpensively.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a configuration of a decorative paper in one embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記硬化型樹脂塗膜層が前記印刷インキ層に接する側から乾燥後重量４ｇ／ｍ２のウレタンアクリレートポリマーを含む硬化型樹脂塗膜層と、８ｇ／ｍ２のトリメチロールプロパントリアクリレート（ＴＭＰＴＡ）および１，６ヘキサンジオールジアクリレートを含む硬化型樹脂塗膜層とからこの順になることを特徴とする化粧紙。In decorative paper comprising a base paper substrate, a printing ink layer provided on the substrate surface, and a curable resin coating layer mainly composed of an electron beam or an ultraviolet curable resin provided on the printing ink layer,
A curable resin coating layer containing a urethane acrylate polymer having a weight of 4 g / m 2 after drying from the side where the curable resin coating layer is in contact with the printing ink layer, and 8 g / m 2 of trimethylolpropane triacrylate (TMPTA). And a curable resin coating layer containing 1,6 hexanediol diacrylate in this order .
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