JP4114052B2

JP4114052B2 - Aqueous detergent composition

Info

Publication number: JP4114052B2
Application number: JP2002357808A
Authority: JP
Inventors: 陽平沖本; 卓北原; 広俊牛山
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 2002-12-10
Filing date: 2002-12-10
Publication date: 2008-07-09
Anticipated expiration: 2022-12-10
Also published as: JP2004189821A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水系洗浄剤組成物に関し、さらに詳述すると、例えば、レンズやプリズム等の光学部品などに付着したピッチやワックス類の洗浄に有効な水系洗浄剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
レンズやプリズム等の光学部品は、その製造工程において、ピッチ、ワックスまたはこれらの混合物で治具に固定され、切断や研磨等が行われる。また、輸送等の際に部品表面を保護する目的で、光学部品表面にピッチ、ワックスまたはこれらの混合物が塗布されることが多い。
このため、これらの光学部品が装着された製品を製造する際には、予め付着しているピッチやワックス等を除去する必要がある。
【０００３】
従来、これらを洗浄、除去するための洗浄剤として、１，１，１−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、塩化メチレン、ブロモプロパン等のハロゲン系溶剤が使用されてきた。
しかしながら、これらの溶剤は、環境に対する負荷が大きいのみならず、人体に対しても悪影響を与える可能性が高いため、できる限り使用を避けることが求められていることから、近年、これらのハロゲン系溶剤に代替し得る洗浄剤が開発され始めている。
【０００４】
例えば、特許文献１には、ピッチ用の洗浄剤として、プロピレングリコールアセテート、エチレングリコールアルキルエーテルアセテート等のグリコールエステル類を使用し得ることが報告されている。
また、特許文献２には、ポリアルキレングリコールジエーテル、ポリアルキレングリコールエーテルエステル、アルケン類、芳香族類等をピッチ用洗浄剤として使用できることが報告されている。
【０００５】
しかしながら、これらの洗浄剤は、洗浄力が不充分であったり、不快な臭気を伴ったりする場合があり、より洗浄力に優れるとともに、臭気の少ない溶剤の開発が求められている。
【０００６】
【特許文献１】
特開平６−３３６５９８号公報
【特許文献２】
特開平１１−３２３３８２号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、安全性および環境適応性に優れるとともに、ピッチ、ワックス等に対して優れた洗浄性能を発揮し得る水系洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を行った結果、（Ａ）炭素数８〜１８のオレフィン系炭化水素を５０〜７０質量％、（Ｂ）ポリアルキレングリコールジアルキルエーテルを５〜２０質量％、（Ｃ）スルホコハク酸型界面活性剤を２〜２０質量％、および（Ｄ）水を含有する洗浄剤組成物が、臭気が少なく安全性および環境適応性に優れていること、およびピッチ、ワックス等に対する高い洗浄能力を有していることを見いだし、本発明を完成した。
【０００９】
すなわち、本発明は、
１．（Ａ）炭素数８〜１８のオレフィン系炭化水素を５０〜７０質量％、（Ｂ）ポリアルキレングリコールジアルキルエーテルを５〜２０質量％、（Ｃ）スルホコハク酸型界面活性剤を２〜２０質量％、および（Ｄ）水を含有することを特徴とする光学部品の切断、研磨時の固定、輸送時の表面保護に使用されるアスファルトピッチ、および天然樹脂含有ワックスの除去用水系洗浄剤組成物、
２．さらに、（Ｅ）炭素数６〜１１の脂肪族アルコールのエチレンオキシド付加体を２〜２０質量％含有することを特徴とする１の水系洗浄剤組成物
を提供する。
【００１０】
以下、本発明についてさらに詳しく説明する。
本発明に係る水系洗浄剤組成物は、（Ａ）炭素数８〜１８のオレフィン系炭化水素を５０〜７０質量％、（Ｂ）ポリアルキレングリコールジアルキルエーテルを５〜２０質量％、（Ｃ）スルホコハク酸型界面活性剤を２〜２０質量％、および（Ｄ）水を含有するものである。
【００１１】
本発明において、（Ａ）オレフィン系炭化水素の炭素数が８未満では、臭気が高く、また低引火性および洗浄性能の点で不十分となる可能性が高い。特に、臭気を低くするという点からは、オレフィン系炭化水素の炭素数は１０以上であることが好ましい。一方、炭素数が１８を超えると、ピッチ等に対する洗浄性能が大幅に低下する可能性が高い。より洗浄性能を高めるということを考慮すると、オレフィン系炭化水素の炭素数は１６以下であることが好ましい。
上記炭素数８〜１８のオレフィン系炭化水素としては、例えば、オクテン、デセン、ドデセン、テトラデセン、ヘキサデセン、オクタデセン等が挙げられ、これらは１種単独でまたは２種以上を組み合わせて用いることができる。
【００１２】
（Ａ）オレフィン系炭化水素の含有量は、組成物全量に対して５０〜７０質量％である。ここで、（Ａ）成分の含有量が、７０質量％を超えると、組成物の液安定性が著しく低下する可能性が高い。
【００１３】
上記（Ｂ）ポリアルキレングリコールジアルキルエーテルとしては、炭素数１〜６、好ましくは炭素数１〜４の低級アルコールに炭素数２〜３のアルキレンオキシドを数モル、好ましくは、１〜３モル程度付加させ、さらに炭素数１〜６、好ましくは炭素数１〜４の低級アルコールで末端アルキルエーテル化したものを用いることが好ましい。
【００１４】
この（Ｂ）成分の具体例としては、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、トリプロピレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、トリエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテル、ジプロピレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールジヘキシルエーテル、ジエチレングリコールジヘキシルエーテル、プロピレングリコールジヘキシルエーテル、ジプロピレングリコールジヘキシルエーテル等が挙げられ、これらは１種単独でまたは２種以上を組み合わせて用いることができる。
【００１５】
（Ｂ）ポリアルキレングリコールジアルキルエーテルの含有量は、組成物全量に対して５〜２０質量％である。ここで、（Ｂ）成分の含有量が、５質量％未満であると、ピッチに対する洗浄性能が発揮されない可能性が高い。一方、２０質量％を超えると、組成物の液安定性が低下する可能性が高くなるとともに、この（Ｂ）成分の化合物は単価が高いことから経済的にも不利となる。これらの洗浄性能、液安定性および経済性を考慮すると、（Ｂ）成分の含有量は、５〜１５質量％、特に１０〜１５質量％であることが好ましい。
【００１６】
上記（Ｃ）スルホコハク酸型界面活性剤としては、炭素数４〜２０のアルキル基を持つものが好ましい。ここで、スルホコハク酸型界面活性剤の炭素数が４未満であると、十分な浸透力、表面張力低下能が得られない虞があり、一方、２０を超えると、上記（Ａ）成分および（Ｂ）成分との相溶性が極端に低下して液安定性が低下する虞がある。このため、炭素数５〜１５、特に６〜１０のアルキル基を持つスルホコハク酸型界面活性剤を用いることがより好ましい。
【００１７】
この（Ｃ）成分の具体例としては、ジヘキシルスルホコハク酸塩、ジオクチルスルホコハク酸塩、ジ−２−エチルヘキシルスルホコハク酸塩、ジデシルスルホコハク酸塩等が挙げられ、これらは１種単独でまたは２種以上組み合わせて用いることができる。また、この場合、塩としては、特に限定されるものではなく、有機、無機の種々の塩を用いることができるが、特に、アルカリ金属塩、アミン塩を用いることが好ましい。
【００１８】
（Ｃ）スルホコハク酸型界面活性剤の含有量は、組成物全量に対して２〜２０質量％である。ここで、（Ｃ）成分の含有量が、２質量％未満であると、組成物の均一性、透明性が低下する可能性が高い。一方、２０質量％を超えると、組成物の粘度が著しく高くなり、ピッチやワックス等への洗浄剤組成物の浸透性を阻害して洗浄力が低下する可能性が高い。このため、（Ｃ）成分の含有量は、２〜１５質量％、特に５〜１０質量％であることが好ましい。
【００１９】
上記（Ｄ）水は、組成物の引火性を低減させるために配合するものであり、その含有量は、上記（Ａ）〜（Ｃ）成分および後に詳述する（Ｅ）成分の含有量等により適宜選定されるものであるが、組成物全量に対して５〜５０質量％であることが好ましく、５〜３０質量％であることがより好ましい。
【００２０】
以上で説明した（Ａ）〜（Ｄ）成分を含んで構成される水系洗浄剤組成物は、レンズやプリズム等の光学部品などに付着したピッチ、ワックス等に対して優れた洗浄性能を発揮するため、これらの汚れが付着した光学部品等の洗浄に好適に使用されるものであるが、さらに、この水系洗浄剤組成物に、（Ｅ）炭素数６〜１１の脂肪族アルコールのエチレンオキシド付加体を２〜２０質量％配合することが好ましく、この（Ｅ）成分を配合することで、組成物の液安定性をより一層向上させることができる。また、この（Ｅ）成分は、ＰＲＴＲ法（化学物質管理促進法）の規制に触れないため、その届出が不要であるという利点もある。
【００２１】
ここで、（Ｅ）成分の含有量が２質量％未満であると、（Ｅ）成分を添加して得られる組成物の液安定性向上効果が不充分となる虞があり、一方、２０質量％を超えると、組成物の液安定性は向上するものの、洗浄性能の低下を招く虞がある。この液安定性と洗浄性とのバランスを考慮すると、（Ｅ）成分の含有量は、２〜１５質量％、特に５〜１５質量％であることがより好ましい。
【００２２】
この（Ｅ）成分におけるエチレンオキシドの付加モル数は、特に限定されるものではないが、１〜５モル、特に２〜４モルであることが好ましい。
（Ｅ）成分の具体例としては、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ２−エチルヘキシルエーテル、ウンデカノールの４モルエチレンオキシド付加体等が挙げられ、これらは１種単独でまたは２種以上を組み合わせて用いることができる。
以上で説明した本発明の洗浄剤組成物の製造法としては、特に限定されるものではなく、常法に従って各成分を配合して調製すればよい。この場合、各成分の配合順序は任意でよいが、水以外の成分を充分に混合した後、水を少量ずつ添加しながら均一な洗浄剤組成物となるように調製することが好ましい。
【００２３】
なお、本発明の洗浄剤組成物には、上記（Ａ）〜（Ｅ）の各成分に加え、通常の洗浄剤に用いられるその他の成分、例えば、陰イオン界面活性剤，非イオン性界面活性剤，両性界面活性剤等の界面活性剤、エタノール，ブチルジグリコール，ヘキシルグリコール等の各種アルコール類、クエン酸，酒石酸，フタル酸等の有機酸、トリエタノールアミン，ジエタノールアミン等のアルカノールアミン、その他の防錆剤、防腐剤、消泡剤、酸化防止剤などを本発明の効果を妨げない範囲で適宜配合することができる。
【００２４】
【実施例】
以下、実施例および比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明は、下記の実施例に限定されるものではない。
【００２５】
［実施例１〜７、比較例１〜４］
下記表１および表２に示す組成で各成分を混合、攪拌して各実施例および比較例の洗浄剤組成物を調製した。
このようにして得られた各洗浄剤組成物を用い、その液安定性、および２種類の対象汚垢（アスファルトピッチ、天然樹脂含有ワックス）について、汚れ物質の除去性（洗浄性）を評価した。評価結果を表３に示す。
【００２６】
【表１】

【００２７】
【表２】

【００２８】
【表３】

【００２９】
表３において、液安定性および洗浄性の評価は、下記の方法で行った。
［１］液安定性評価方法
１００ｍＬガラス容器に各洗浄剤組成物を満たし、０℃および４０℃の各恒温槽に静置した。１ヶ月後および３ヶ月後の各洗浄剤組成物の状態を目視にて観察し、下記基準により液安定性を評価した。
◎：３ヶ月後に液分離なし
○：１ヶ月後に液分離なし
×：１ヶ月後に液分離あり
【００３０】
［２］対象汚垢の除去性（洗浄性）評価基準
各洗浄剤組成物を満たした１００ｍＬガラス容器に、上記対象汚垢をそれぞれ約０．５ｇ塗布したガラスプレパラートをそれぞれ１枚ずつ浸漬し、４０℃で５分間超音波（周波数３９ｋＨｚ、ワット密度０．５Ｗ／ｃｍ²）をあてながら洗浄を行った後、流水ですすぎ、温風で乾燥させた。
この際の汚れ物質の除去性を、洗浄前と洗浄後のガラスプレパラートの重量差を用い、以下の基準により評価した。
◎：対象汚垢の１００％が除去され、残留が全くない。
○：対象汚垢の８０％以上が除去されたが、わずかな残留が見られる。
△：対象汚垢の５０％以上が除去されたが、残留が見られる。
×：対象汚垢の５０％以下しか除去できていない。
【００３１】
上記表３に示されるように、本発明の水系洗浄剤組成物を用いた実施例１〜７では、各比較例の組成物よりも、液安定性および洗浄性の両性質が格段に優れていることがわかる。また、実施例１と実施例２〜７とを比べると、（Ｅ）成分を含有している実施例２〜７の方が、液安定性および洗浄性に優れており、（Ｅ）成分を配合した効果が発揮されていることがわかる。
【００３２】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、レンズやプリズム等の光学部品などに付着したピッチやワックス等の洗浄に優れた効果を発揮する水系液体洗浄剤組成物を提供することができる。また、本発明の水系液体洗浄剤組成物は、ハロゲン系溶剤のように、環境や人体に悪影響を与えることもなく、さらに、ＰＲＴＲ法による規制も受けない、環境適応性に優れたものである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a water-based cleaning composition, and more specifically to a water-based cleaning composition effective for cleaning pitches and waxes attached to optical parts such as lenses and prisms.
[0002]
[Prior art]
Optical parts such as lenses and prisms are fixed to a jig with pitch, wax, or a mixture thereof in the manufacturing process, and are cut or polished. In addition, pitch, wax, or a mixture thereof is often applied to the optical component surface for the purpose of protecting the component surface during transportation or the like.
For this reason, when manufacturing a product on which these optical components are mounted, it is necessary to remove pitch, wax, and the like attached in advance.
[0003]
Conventionally, halogen solvents such as 1,1,1-trichloroethane, trichloroethylene, methylene chloride, and bromopropane have been used as cleaning agents for cleaning and removing them.
However, since these solvents not only have a large impact on the environment but also have a high possibility of having an adverse effect on the human body, it is required to avoid their use as much as possible. Detergents that can replace the solvent are being developed.
[0004]
For example, Patent Document 1 reports that glycol esters such as propylene glycol acetate and ethylene glycol alkyl ether acetate can be used as a cleaning agent for pitch.
Patent Document 2 reports that polyalkylene glycol diethers, polyalkylene glycol ether esters, alkenes, aromatics and the like can be used as pitch cleaning agents.
[0005]
However, these cleaning agents may have insufficient detergency or may have an unpleasant odor, and there is a demand for the development of a solvent with better detergency and less odor.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-6-336598 [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-323382
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of such circumstances, and provides an aqueous cleaning composition that is excellent in safety and environmental adaptability and that can exhibit excellent cleaning performance with respect to pitch, wax, and the like. For the purpose.
[0008]
Means for Solving the Problem and Embodiment of the Invention
As a result of intensive studies to achieve the above object, the present inventors have found that (A) 50 to 70% by mass of an olefinic hydrocarbon having 8 to 18 carbon atoms and (B) 5 of a polyalkylene glycol dialkyl ether. A cleaning composition containing -20% by mass, (C) 2-20% by mass of a sulfosuccinic acid type surfactant, and (D) water has low odor and excellent safety and environmental adaptability; In addition, the present invention has been found by having high cleaning ability for pitch, wax and the like.
[0009]
That is, the present invention
1. (A) 50 to 70% by mass of olefinic hydrocarbon having 8 to 18 carbon atoms, (B) 5 to 20% by mass of polyalkylene glycol dialkyl ether, and (C) 2 to 20% by mass of sulfosuccinic acid type surfactant. , and (D) cutting the optical component, characterized in that it contains water, fixed, asphalt pitch used for surface protection during transportation, and is removed for aqueous detergent compositions of natural resin-containing wax during polishing,
2. Further, (E) 2 to 20% by mass of an ethylene oxide adduct of an aliphatic alcohol having 6 to 11 carbon atoms is provided.
[0010]
Hereinafter, the present invention will be described in more detail.
The aqueous detergent composition according to the present invention comprises (A) 50 to 70% by mass of an olefin hydrocarbon having 8 to 18 carbon atoms, (B) 5 to 20% by mass of polyalkylene glycol dialkyl ether, and (C) sulfosuccinate. The acid type surfactant is contained in an amount of 2 to 20% by mass, and (D) water.
[0011]
In the present invention, if the number of carbon atoms of (A) the olefinic hydrocarbon is less than 8, the odor is high and the possibility of being insufficient in terms of low flammability and cleaning performance is high. In particular, from the viewpoint of reducing odor, the olefinic hydrocarbon preferably has 10 or more carbon atoms. On the other hand, when the number of carbons exceeds 18, there is a high possibility that the cleaning performance with respect to pitch or the like will be significantly reduced. In view of further improving the cleaning performance, the olefinic hydrocarbon preferably has 16 or less carbon atoms.
Examples of the olefinic hydrocarbon having 8 to 18 carbon atoms include octene, decene, dodecene, tetradecene, hexadecene, octadecene and the like, and these can be used alone or in combination of two or more.
[0012]
(A) the content of olefinic hydrocarbons is 50 to 70 wt% based on the total amount of the composition. Here, when content of (A) component exceeds 70 mass%, there is a high possibility that the liquid stability of the composition is remarkably lowered .
[0013]
As the (B) polyalkylene glycol dialkyl ether, an alkylene oxide having 2 to 3 carbon atoms is added to the lower alcohol having 1 to 6 carbon atoms, preferably 1 to 4 carbon atoms, preferably about 1 to 3 moles. In addition, it is preferable to use a terminal alkyl etherified with a lower alcohol having 1 to 6 carbon atoms, preferably 1 to 4 carbon atoms.
[0014]
Specific examples of the component (B) include ethylene glycol dimethyl ether, diethylene glycol dimethyl ether, triethylene glycol dimethyl ether, propylene glycol dimethyl ether, dipropylene glycol dimethyl ether, tripropylene glycol dimethyl ether, ethylene glycol diethyl ether, diethylene glycol diethyl ether, propylene glycol diethyl ether. , Dipropylene glycol diethyl ether, ethylene glycol dibutyl ether, diethylene glycol dibutyl ether, triethylene glycol dibutyl ether, propylene glycol dibutyl ether, dipropylene glycol dibutyl ether, ethylene glycol dihexyl ether, diethylene glycol Dihexyl ether, propylene glycol dihexyl ether, dipropylene glycol dihexyl ether and the like, it can be used in combination either singly or in combination.
[0015]
(B) Content of polyalkylene glycol dialkyl ether is 5-20 mass% with respect to the composition whole quantity. Here, when the content of the component (B) is less than 5% by mass, there is a high possibility that the cleaning performance with respect to the pitch is not exhibited. On the other hand, when it exceeds 20% by mass, the liquid stability of the composition is likely to be lowered, and the compound of the component (B) is economically disadvantageous because the unit price is high. Considering these washing performance, liquid stability and economy, the content of the component (B) is preferably 5 to 15% by mass, particularly 10 to 15% by mass.
[0016]
As said (C) sulfosuccinic acid type surfactant, what has a C4-C20 alkyl group is preferable. Here, if the number of carbon atoms of the sulfosuccinic surfactant is less than 4, sufficient penetrating power and surface tension reducing ability may not be obtained. On the other hand, if it exceeds 20, the component (A) and ( There is a possibility that compatibility with the component (B) is extremely lowered and liquid stability is lowered. For this reason, it is more preferable to use a sulfosuccinic acid type surfactant having an alkyl group having 5 to 15 carbon atoms, particularly 6 to 10 carbon atoms.
[0017]
Specific examples of the component (C) include dihexyl sulfosuccinate, dioctyl sulfosuccinate, di-2-ethylhexyl sulfosuccinate, didecyl sulfosuccinate, and the like. These may be used alone or in combination of two or more. They can be used in combination. In this case, the salt is not particularly limited, and various organic and inorganic salts can be used. In particular, alkali metal salts and amine salts are preferably used.
[0018]
(C) Content of a sulfosuccinic-acid type surfactant is 2-20 mass% with respect to the composition whole quantity. Here, when content of (C) component is less than 2 mass%, the possibility that the uniformity and transparency of a composition will fall is high. On the other hand, when it exceeds 20% by mass, the viscosity of the composition is remarkably increased, and there is a high possibility that the cleaning power is reduced by impeding the permeability of the cleaning composition to pitch, wax and the like. For this reason, it is preferable that content of (C) component is 2-15 mass%, especially 5-10 mass%.
[0019]
The (D) water is blended in order to reduce the flammability of the composition, and the content thereof is the content of the components (A) to (C) and the component (E) described in detail later. However, it is preferably 5 to 50% by mass, and more preferably 5 to 30% by mass with respect to the total amount of the composition.
[0020]
The aqueous cleaning composition comprising the components (A) to (D) described above exhibits excellent cleaning performance for pitches, waxes and the like attached to optical components such as lenses and prisms. Therefore, it is suitably used for cleaning optical parts and the like having these stains attached thereto. Furthermore, (E) an ethylene oxide adduct of an aliphatic alcohol having 6 to 11 carbon atoms is added to the aqueous cleaning composition. Is preferably blended in an amount of 2 to 20% by mass. By blending this component (E), the liquid stability of the composition can be further improved. Moreover, since this (E) component does not touch the regulation of PRTR method (Chemical Substance Management Promotion Act), there is also an advantage that the report is unnecessary.
[0021]
Here, if the content of the component (E) is less than 2% by mass, the effect of improving the liquid stability of the composition obtained by adding the component (E) may be insufficient. If it exceeds%, the liquid stability of the composition is improved, but the cleaning performance may be deteriorated. Considering the balance between the liquid stability and the cleaning property, the content of the component (E) is more preferably 2 to 15% by mass, particularly 5 to 15% by mass.
[0022]
The number of moles of ethylene oxide added in the component (E) is not particularly limited, but is preferably 1 to 5 moles, particularly preferably 2 to 4 moles.
Specific examples of the component (E) include diethylene glycol monohexyl ether, diethylene glycol mono 2-ethylhexyl ether, and 4-mol ethylene oxide adduct of undecanol. These may be used alone or in combination of two or more. it can.
The method for producing the cleaning composition of the present invention described above is not particularly limited, and may be prepared by blending each component according to a conventional method. In this case, the blending order of each component may be arbitrary, but after mixing components other than water sufficiently, it is preferable to prepare so that it may become a uniform cleaning composition, adding water little by little.
[0023]
In addition, in the cleaning composition of the present invention, in addition to the components (A) to (E), other components used in ordinary cleaning agents such as an anionic surfactant and a nonionic surfactant are used. Agents, surfactants such as amphoteric surfactants, various alcohols such as ethanol, butyl diglycol and hexyl glycol, organic acids such as citric acid, tartaric acid and phthalic acid, alkanolamines such as triethanolamine and diethanolamine, etc. Rust inhibitors, antiseptics, antifoaming agents, antioxidants, and the like can be appropriately blended within a range that does not hinder the effects of the present invention.
[0024]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example and a comparative example are given and this invention is demonstrated more concretely, this invention is not limited to the following Example.
[0025]
[Example 1-7, Comparative Examples 1-4]
The components shown in Table 1 and Table 2 below were mixed and stirred to prepare the cleaning compositions of the examples and comparative examples.
Using each cleaning composition thus obtained, its liquid stability, and the two types of target dirt (asphalt pitch, natural resin-containing wax) were evaluated for the removal of dirt substances (detergency). . The evaluation results are shown in Table 3.
[0026]
[Table 1]

[0027]
[Table 2]

[0028]
[Table 3]

[0029]
In Table 3, the evaluation of liquid stability and washability was performed by the following methods.
[1] Liquid stability evaluation method Each cleaning composition was filled in a 100 mL glass container, and left in each thermostat bath at 0 ° C and 40 ° C. The state of each cleaning composition after 1 month and after 3 months was visually observed, and the liquid stability was evaluated according to the following criteria.
◎: No liquid separation after 3 months ○: No liquid separation after 1 month ×: Liquid separation after 1 month [0030]
[2] Removability (detergency) of target dirt Evaluation criteria Each glass preparation coated with about 0.5 g of the target dirt is immersed in a 100 mL glass container filled with each detergent composition, After washing while applying ultrasonic waves (frequency: 39 kHz, watt density: 0.5 W / cm ² ) at 40 ° C. for 5 minutes, it was rinsed with running water and dried with warm air.
The removability of the soil substances at this time was evaluated according to the following criteria using the difference in weight between the glass preparation before and after the cleaning.
A: 100% of the target dirt is removed and there is no residue.
○: 80% or more of the target dirt was removed, but a slight residue was observed.
(Triangle | delta): Although 50% or more of target dirt was removed, residue is seen.
X: Only 50% or less of the target dirt can be removed.
[0031]
As shown in Table 3 above, in Examples 1 to 7 using the aqueous detergent composition of the present invention, both liquid stability and detergency were remarkably superior to the compositions of the comparative examples. I understand that. Also, when comparing Example 1 and Examples 2-7, towards the Examples 2-7 containing the component (E), it has excellent liquid stability and detergency, the component (E) It turns out that the blended effect is exhibited.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to provide an aqueous liquid cleaning composition that exhibits an excellent effect in cleaning pitch, wax, and the like attached to optical components such as lenses and prisms. In addition, the aqueous liquid cleaning composition of the present invention is excellent in environmental adaptability and does not adversely affect the environment and the human body and is not regulated by the PRTR law, unlike the halogen-based solvent. .

Claims

(A) 50 to 70% by mass of olefinic hydrocarbon having 8 to 18 carbon atoms, (B) 5 to 20% by mass of polyalkylene glycol dialkyl ether, and (C) 2 to 20% by mass of sulfosuccinic acid type surfactant. , and (D) cutting the optical component, characterized in that it contains water, fixed during polishing, asphalt pitch used for surface protection during transportation, and is removed for aqueous detergent compositions of natural resin-containing waxes.

The aqueous detergent composition according to claim 1, further comprising (E) 2 to 20% by mass of an ethylene oxide adduct of an aliphatic alcohol having 6 to 11 carbon atoms.