JP4113719B2

JP4113719B2 - Noise current absorber

Info

Publication number: JP4113719B2
Application number: JP2002074139A
Authority: JP
Inventors: 勝幸森田; 勝八木
Original assignee: Kitagawa Industries Co Ltd
Current assignee: Kitagawa Industries Co Ltd
Priority date: 2002-03-18
Filing date: 2002-03-18
Publication date: 2008-07-09
Anticipated expiration: 2022-03-18
Also published as: JP2003273567A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線の外周部を磁性体で包囲し、その磁性体によって電線に流れる雑音電流を吸収する雑音電流吸収具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、電線の外周部をフェライト等の磁性体コアで包囲し、この磁性体によって電線を流れる雑音電流を吸収する雑音電流吸収具が知られている。
この種の雑音電流吸収具では、既存の配線を取り外すことなく、電線に磁性体コアを簡単に外嵌できるようにするため、例えば、実開昭６３−３９９９７号公報に開示されているように、軸を含む分割面で２分割してなる環状の磁性体コアと、磁性体コアの各分割片をそれぞれ収納するための一対のケース部、及び収納された分割片が元の環状に組み合わされるように一対のケース部を固定するための固定機構（互いに係合する突起とフック）を備えた保持ケースとからなる雑音電流吸収具が広く用いられている。
【０００３】
そして、この種の雑音電流吸収具は、ケーブル上での取付位置によって効果が大きく異なるため、適当な場所に取付位置を固定する必要がある。そのため雑音電流吸収具には、例えば、ケーブルを挿通させるためのケーブル挿通孔を形成するケース部の切欠部分に、そのケーブル挿通孔に向けて突出する係止爪等が設けられている。即ち、雑音電流吸収具をケーブルに取り付ける際に、ケース部の切欠部分に配置されるケーブルの被覆に、この係止爪を食い込ませることで雑音電流吸収具をケーブルに固定するのである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、雑音電流吸収具の効果が十分に得られる取付位置を見つけるには、取付位置の調整が必要となる。しかし、係止爪によりケーブルへの固定を行う従来の雑音電流吸収具では、取付位置を移動する時に、ケース部を開いて一旦電線から取り外し、再度、電線に取り付けるという作業を繰り返し行わなければならず、非常に手間を要するという問題があった。
【０００５】
そこで、本発明は、上記問題点を解決するために、取付位置の調整が容易な雑音電流吸収具を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた請求項１記載の発明は、ケーブルに取り付けて使用され、ケーブルを流れる雑音電流を吸収する雑音電流吸収具であって、ケーブルに外嵌される環状の磁性体コアを保持し、前記ケーブルに対して摺動可能なコア保持部と、前記ケーブル又は該ケーブルが取り付けられた取付対象物に固定される固定部と、前記固定部が一端に設けられ、前記ケーブルに沿って配置される長尺状のバンド部、及び前記コア保持部と一体に形成され、前記バンド部上の任意の位置、或いは予め設定された複数の位置のいずれかに係止可能な係止部からなり、前記コア保持部と前記固定部とをある間隔をもって連結し、且つ両者の間隔を変更可能な連結部とを備えることを特徴とする。
【０００７】
このように構成された本発明の雑音電流吸収具では、固定部が固定された位置から、連結部が設定する間隔だけ離れたケーブル上に、コア保持部が取り付けられる。
しかも、コア保持部はケーブルに対して摺動可能に構成されているため、連結部が設定する間隔を変更すると、これと連動してコア保持部の取付位置も移動する。
【０００８】
このように本発明の雑音電流吸収具によれば、コア保持部の取付位置を、コア保持部の取り外しを行うことなく容易に変更することができ、コア保持部の取付位置の調整の手間を大幅に軽減することができる。
なお、請求項２記載のように、磁性体コアが、その磁性体コアの軸方向に分割した複数の分割片からなる場合には、コア保持部は、分割片をそれぞれ収納するケース部と、係脱自在に構成され、ケース部に収納された分割片が環状に組み合わされるようにケース部を固定する固定機構とを備えたものを用いればよい。
【０００９】
この場合、ケーブルを予め磁性体コアに挿通させておく必要がなく、磁性体コアをケーブルに後付できるため、当該雑音電流吸収具を、様々なケーブルに適用することができる。
ところで、固定部は、例えば請求項３記載のように、取付対象物の壁面に穿設された取付孔に対し、当該固定部の弾性変形によって装着される形状を有するものであってもよいし、請求項４記載のように、取付対象物の壁面に貼着される貼着板であってもよい。
【００１０】
なお、取付孔の穿設場所や貼着板の貼着位置は、例えば、ケーブルに接続されたプラグと対になるコンセント又はコネクタの近傍が考えられる。このような場合、磁性体コアをプラグ近傍に取り付けることができるだけでなく、ケーブルにプラグを引き抜く方向の力が加えられた時には、ケーブルより太径に形成されたプラグ周辺部位がコア保持部に当接し、その移動が制限されるため、プラグの脱落を防止することができる。
【００１１】
そして、特に、固定部が貼着板からなる時には、例えば、請求項５記載のように、その貼着板は、取付対象物に形成されたコンセント又はコネクタを露出させるための開口部を形成してもよい。この場合、当該雑音電流吸収具を、コンセントやコネクタの近傍に強固に固定することができる。
【００１２】
また、固定部は、請求項６記載のように、ケーブルを挟持するクランプであってもよい。この場合、ケーブル上の任意の位置に磁性体コアを外嵌することが可能となる。
【００１３】
また、請求項７記載のように、コア保持部及び固定部のうち少なくとも一方と連結部とは、着脱自在に構成されていることが望ましい。即ち、このように着脱自在にされていれば、コア保持部及び固定部の取付をそれぞれ個別に行い、後から連結することができるため、取付作業を容易にすることができる。また、特に、固定部が取付対象物に固定される場合には、コア保持部又は固定部と連結部との着脱を行うだけで、ケーブルや取付対象物にコア保持部や固定部を取り付けたまま、取付対象物に対するケーブルの着脱を行うことができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
［第１実施形態］
第１実施形態の雑音電流吸収具は、図１〜図３に示すように、裏面にラチェット１１（図２参照）が形成された薄板帯状のバンド部１０、及びバンド部１０の長手方向の一端に形成された固定部２０からなる基部１と、ケーブルに外嵌される環状の磁性体コアを保持するコア保持部３０、及びコア保持部３０をバンド部１０に、その長手方向に沿って摺動可能に取り付けるための係止部４０からなる可動部３とを備えており、基部１及び可動部３は、それぞれ弾性材料により一体成形されている。
【００１５】
なお、バンド部１０，係止部４０が本発明における連結部に相当する。
また、図１は、雑音電流吸収具の構成を表す斜視図であり、（Ａ）が基部１から可動部３を取り外した状態、（Ｂ）が基部１に可動部３を取り付けた状態を表す。図２は基部１を裏面側から見た斜視図であり、図３は、（Ａ）が可動部３の正面図、（Ｂ）がその部分的な断面図である。
【００１６】
このうち、基部１を構成する固定部２０は、パソコンの筐体やオフィスの壁等、取付対象物に穿設された矩形の取付孔に、基部１自体を固定するためのものであり、その取付孔に圧入される断面矢印状の圧入部２１と、圧入部２１の付け根からバンド部１０の幅（短手）方向両側に突出し、圧入部２１を取付孔に圧入した時に、取付対象物の表面に圧接される平板状の板バネ部２２とからなる。
【００１７】
また、可動部３を構成するコア保持部３０は、軸を含む分割面で２分割してなる環状の磁性体コア３６の各分割片をそれぞれ収納し、ヒンジ３５を介して連結された一対のケース部３１，３２、及び各ケース部３１，３２に収納された分割片が元の環状に組み合わされるようにケース部３１，３２を固定するための固定機構（互いに係合する突起３３とフック３４）からなる。
【００１８】
このように構成されたコア保持部３０は、突起３３とフック３４との係合を解除して、両ケース部３１，３２に保持された分割片を露出させ、その分割片に形成されたケーブル挿通孔を構成するための凹部にケーブルを配置し、その状態でケース部３１，３２を閉じ合わせて、突起３３にフック３４を係合させることにより、ケーブルに外嵌された磁性体コア３６を収納した状態で、ケーブルに取り付けられる。
【００１９】
次に係止部４０には、バンド部１０を挿通させるバンド挿通孔４１が形成されており、そのバンド挿通孔４１の内部には、その先端部分がバンド部１０のラチェット１１に係合する係合片４２（図３参照）が突設され、更にこの係合片４２からは、係合片４２を変位させるための操作片４３が、バンド挿通孔４１の外部に向けて延設されている。
【００２０】
このように構成された係止部４０は、操作片４３を操作しない状態では、係合片４２の先端部分と、バンド挿通孔４１に挿通させたバンド部１０のラチェット１１とが係合することにより、可動部３は基部１に固定される。つまり、固定部２０とコア保持部３０とは、バンド部１０及び係止部４０を介して、ある間隔をもって連結される。
【００２１】
一方、操作片４３を操作して、係合片４２を変位させると、係合片４２の先端部分とラチェット１１との係合が解除される。このため、操作片４３を操作しつつ、バンド挿通孔４１へのバンド部１０の挿入量を変化させることにより、固定部２０とコア保持部３０との間隔を適宜調整することができる。
【００２２】
このように構成された本実施形態の雑音電流吸収具は、例えば、図４に示すように、パソコン等の筐体Ｋに設けられた電源用のソケットＳの近傍に形成した取付孔（図示せず）に取り付けて使用する。即ち、筐体Ｋの取付孔に、固定部２０の圧入部２１を取付孔に圧入することにより、基部１を筐体Ｋに取り付けると共に、ソケットＳと対になるプラグＰを有するケーブルＣに、コア保持部３０を取り付けることで、そのケーブルに磁性体コア３６を外嵌し、コア保持部３０と一体に設けられた係止部４０のバンド挿通孔４１に、筐体Ｋに取り付けられた基部１のバンド部１０を挿通させることで、基部１と可動部３とを一体化する。
【００２３】
そして、操作片４３を操作して、可動部３をバンド部１０上でスライドさせることにより、固定部２０とコア保持部３０との間隔、即ち磁性体コア３６の取付位置を、雑音電流の吸収に最も効果的な間隔となるように調整する。ここでは、コア保持部３０（磁性体コア３６）は、プラグＰの付け根部分に形成されたブーツＢとの境界付近に取り付けられている。
【００２４】
但し、コア保持部３０及び磁性体コア３６が形成するケーブル挿通孔の孔径は、ケーブルＣの外径より大きく、且つブーツＢの外径より小さくなるようにされている。
以上説明したように、本実施形態の雑音電流吸収具においては、基部１を筐体Ｋに固定する固定部２０と、ケーブルＣに外嵌される磁性体コア３６を保持するコア保持部３０との間隔を、操作片４３を操作することにより、バンド部１０の長さの範囲内で任意に設定できるようにされている。
【００２５】
従って、本実施形態の雑音電流吸収具によれば、磁性体コア３６の取付位置の調整を、ケーブルＣに対するコア保持部３０の着脱を行うことなく、容易に行うことができる。
また、本実施形態では、コア保持部３０を備える可動部３は、基部１を介して筐体Ｋに固定されているため、プラグＰとソケットＳとの接続が保たれている限り、コア保持部３０が保持する磁性体コア３６の取付位置が移動してしまうことがない。従って、当初、調整した取付位置に保持される磁性体コア３６によって、雑音電流の吸収を良好に行うことができる。
【００２６】
更に、本実施形態によれば、ソケットＳからプラグＰを離脱させる力がケーブルＣに加えられたとしても、ブーツＢがコア保持部３０に当接して、プラグＰの移動を阻止するため、不用意にプラグＰがソケットＳから脱落してしまうことを防止できる。
【００２７】
また更に、本実施形態において、固定部２０は、筐体Ｋに矩形の取付孔を穿設するだけで、基部１を固定することができ、また、不使用時には、圧入部２１を弾性変形させることで、取付孔から取り外すことができる。
このため、基部１が取り付けられる取付対象物の構造や外観の改変を、殆ど伴うことなく、種々の部位で使用することができ、当該雑音電流吸収具の利用に関わる改造コストや、機器の美観に与える影響を最小限に抑えることができる。
［第２実施形態］
次に第２実施形態について説明する。
【００２８】
本実施形態の雑音電流吸収具は、第１実施形態のものとは固定部２０の構成が異なるだけであるため、同じ構成部分については同一の符号を付して説明を省略し、構成の相異する部分を中心に説明する。
即ち、本実施形態において、固定部２０は、図５に示すように、バンド部１０の一端に形成された嵌合鍔部２３と、バンド部１０とは別体に構成され、取付対象物（筐体等）の表面に貼着される平板部２４ａ、及び平板部２４ａから突設され、嵌合鍔部２３を着脱自在に嵌合する嵌合部２４ｂを備えた貼着板２４とからなる。なお、平板部２４ａには、プラグＰの取り付けが可能なように、ソケットＳを露出させる開口窓２４ｃが形成されている。
【００２９】
このように構成された本実施形態の雑音電流吸収具では、まず、取付対象物に設けられたソケットＳが開口窓２４ｃの位置で露出するよう位置決めした状態で、貼着板２４を両面テープや接着剤によって取付対象物に固定する。そして、この取付対象物に固定された貼着板２４の嵌合部２４ｂに、嵌合鍔部２３を嵌入することで、バンド部１０を一体化して使用する。
【００３０】
このように構成された本実施形態の雑音電流吸収具では、取付対象物に取付孔を穿設できないような場合であっても、取付対象部に当該雑音電流吸収具を取り付けることができ、第１実施形態の場合と同様の作用，効果を得ることができる。
【００３１】
なお、貼着板２４を構成する平板部２４ａの形状としては、図６（Ａ）に示すように、開口窓２４ｃが省略されていてもよい。また、図６（Ｂ）に示すように、貼着板２５をバンド部１０と一体に構成してもよい。
また、取付対象物に対する貼着板２４の固定方法は、両面テープや接着剤に限らずネジ止めであってもよい。
［第３実施形態］
次に第３実施形態について説明する。
【００３２】
本実施形態の雑音電流吸収具は、第１実施形態のものとは固定部２０の構成が異なるだけであるため、同じ構成部分については同一の符号を付して説明を省略し、構成の相異する部分を中心に説明する。
即ち、本実施形態において、固定部２０は、図７（Ａ）に示すように、バンド部１０の一端に形成された薄板状の鍔部２７からなり、その鍔部２７には、ビス孔２７ａが形成されている。
【００３３】
このように構成された本実施形態の雑音電流吸収具は、例えば、図７（Ｂ）に示すように、鍔部２７に形成されたビス孔２７ａに、コンセントカバーＶを壁面に固定するビスを挿通させることで、コンセントカバーＶの表面に固定して使用することができる。
【００３４】
また、図７（Ｂ）に示すように、コンセントカバーＶにバンド部１０を挿通させる挿通孔Ｈを形成し、コンセントカバーＶと壁面との間に鍔部２７が配置されるようにして固定してもよい。
なお、鍔部２７は、ビス孔２７ａを利用して、コンセントカバーＶ以外の部分に固定してもよい。また、ビス孔２７ａを省略し、両面テープや接着剤により鍔部２７の固定を行ってもよい。
［第４実施形態］
次に第４実施形態について説明する。
【００３５】
本実施形態の雑音電流吸収具は、第１実施形態のものとは固定部２０の構成が異なるだけであるため、同じ構成部分については同一の符号を付して説明を省略し、構成の相異する部分を中心に説明する。
即ち、本実施形態において、固定部２０は、図８に示すように、バンド部１０の一端を、裏面側にＬ字状に屈曲させてなる係止部２８と、コンセントカバーＶ或いはコンセントを有する筐体の壁面等に突設され、係止部２８の両縁を包持する形状（ここでは断面Ｌ字状）に形成された一対の突条２９とからなる。なお、係止部２８の先端には、逆止片が形成されている。
【００３６】
このように構成された本実施形態の雑音電流吸収具は、一対の突条２９の間に、係止部２８をスライドさせて嵌入することで、コンセントカバーＶや筐体に固定される。このように、係止部２８を嵌入する構造として一対の突条２９を用いたことにより、コンセントカバーＶや筐体への着脱が容易になるだけでなく、係止部２８が取り外された時のコンセントカバーＶや筐体からの突出量を必要最小限に抑えることができる。
【００３７】
なお、突条２９は、第２実施形態にて説明した貼着板２４上に、嵌合部２４ｂの代わりに形成してもよい。
［第５実施形態］
次に第５実施形態について説明する。
【００３８】
本実施形態の雑音電流吸収具は、図９に示すように、固定部２０が、ケーブルを挟持するクランプ２６からなる以外は、第１実施形態のものと全く同様に構成されている。
このように構成された本実施形態の雑音電流吸収具によれば、基部１をケーブルの任意の位置に固定することができ、その固定位置からバンド部１０の長さの範囲で、磁性体コア３６の取付位置を簡単に調整することができる。
【００３９】
なお、クランプ２６は、ケーブルに確実に固定されるものであれば、どのような形状のものであってもよい。
［他の実施形態］
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
【００４０】
例えば、上記実施形態において、ラチェット１１は、バンド部１０の裏面に形成されているが、例えば、図１０に示すように、バンド部１０の幅方向両端面に形成してもよい。そして、この場合、係止部４０には、支点４４を中心にして、その支点４４の弾性変形により揺動し、しかも先端にラチェット１１に係合する爪４６が形成された、いわゆるシーソー型のレバー４５を、バンド部１０の幅方向両側から挟むように設けたものを用いることができる。
【００４１】
このように構成された係止部４０では、レバー４５の爪形成端とは反対側を操作端として、この操作端を互いに接近する方向に指で押圧しながら、係止部４０とバンド部１０との位置関係を調整し、適当な位置でレバー４５への押圧を解除して、爪４６をラチェット１１に係合させればよい。なお、図１０において、コア保持部３０の図示は省略されている。
【００４２】
また、図１１に示すように、係止部４０にラチェット１１と係合させるための機構を設ける代わりに、先端が球状に膨らんだ突起４７を設け、バンド部１０には、ラチェット１１の代わりに突起４７を嵌合させる嵌合孔１２を形成してもよい。この場合、バンド部１０を一旦折り返した状態で、そのバンド部１０の任意の位置に係止部４０（ひいてはコア保持部３０）を固定することができる。また、この場合、コア保持部３０及び係止部４０からなる可動部３がバンド部１０と一体化されるため、部品点数を削減することができ、その部品の管理に要する手間も削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態の雑音電流吸収具の構成を表す斜視図である。
【図２】バンド部の裏面を表す斜視図である。
【図３】可動部の正面図、及びその部分的な断面図である。
【図４】雑音電流吸収具の使用状態を表す説明図である。
【図５】第２実施形態の雑音電流吸収具の構成を表す斜視図である。
【図６】第２実施形態における変形例の構成を表す斜視図である。
【図７】第３実施形態の雑音電流吸収具の構成、及び使用方法を表す斜視図である。
【図８】第４実施形態の雑音電流吸収具の構成、及び使用方法を表す斜視図である。
【図９】第５実施形態の雑音電流吸収具の構成を表す斜視図である。
【図１０】他の実施形態の構成を表す説明図である。
【図１１】他の実施形態の構成を表す説明図である。
【符号の説明】
１…基部、３…可動部、１０…バンド部、１１…ラチェット、１２…嵌合孔、２０…固定部、２１…圧入部、２２…板バネ部、２３…嵌合鍔部、２４…貼着板、２４ａ…平板部、２４ｂ…嵌合部、２４ｃ…開口窓、２５…貼着板、２６…クランプ、２７…鍔部、２７ａ…ビス孔、２８…係止部、２９…突条、３０…コア保持部、３１，３２…ケース部、３３…突起、３４…フック、３５…ヒンジ、３６…コア保持部、３６…磁性体コア、４０…係止部、４１…バンド挿通孔、４２…係合片、４３…操作片、４４…支点、４５…レバー、４６…爪、４７…突起、Ｂ…ブーツ、Ｃ…ケーブル、Ｈ…挿通孔、Ｋ…筐体、Ｐ…プラグ、Ｓ…ソケット、Ｖ…コンセントカバー。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a noise current absorber that surrounds an outer periphery of an electric wire with a magnetic material and absorbs a noise current flowing through the electric wire by the magnetic material.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a noise current absorber is known in which an outer peripheral portion of an electric wire is surrounded by a magnetic core such as ferrite, and a noise current flowing through the electric wire is absorbed by the magnetic material.
In this type of noise current absorber, the magnetic core can be easily fitted on the electric wire without removing the existing wiring. For example, as disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 63-39997, as shown in FIG. The ring-shaped magnetic core formed by dividing the shaft into two on the dividing surface, the pair of case portions for storing the respective divided pieces of the magnetic core, and the stored divided pieces are combined into the original ring shape. As described above, a noise current absorbing tool including a holding case provided with a fixing mechanism (a protrusion and a hook that engage with each other) for fixing the pair of case portions is widely used.
[0003]
And since this kind of noise current absorber is greatly different in effect depending on the mounting position on the cable, it is necessary to fix the mounting position at an appropriate place. For this reason, the noise current absorber is provided with, for example, a locking claw or the like protruding toward the cable insertion hole at a notch portion of the case portion that forms the cable insertion hole for inserting the cable. That is, when the noise current absorber is attached to the cable, the noise current absorber is fixed to the cable by causing the locking claws to bite into the covering of the cable disposed in the notch portion of the case portion.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in order to find a mounting position where the effect of the noise current absorber can be sufficiently obtained, it is necessary to adjust the mounting position. However, with the conventional noise current absorber that is fixed to the cable with the locking claw, when moving the mounting position, the work of opening the case part, removing it from the wire, and reattaching it to the wire must be repeated. However, there was a problem that much labor was required.
[0005]
Therefore, an object of the present invention is to provide a noise current absorber that allows easy adjustment of the mounting position in order to solve the above problems.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 is a noise current absorber that is used by being attached to a cable and absorbs a noise current flowing through the cable, and is an annular magnetic body that is externally fitted to the cable. A core holding portion that holds the core and is slidable with respect to the cable; a fixing portion that is fixed to the cable or an object to which the cable is attached; and the fixing portion is provided at one end; A long band portion disposed along the core portion and the core holding portion are integrally formed and can be locked at any position on the band portion or at a plurality of preset positions. It comprises a stop portion , and includes a connecting portion that connects the core holding portion and the fixing portion at a certain interval and can change the interval between them.
[0007]
In the noise current absorber of the present invention configured as described above, the core holding part is attached on the cable separated from the position where the fixing part is fixed by the interval set by the connecting part.
Moreover, since the core holding portion is configured to be slidable with respect to the cable, when the interval set by the connecting portion is changed, the mounting position of the core holding portion is also moved in conjunction with this change.
[0008]
Thus, according to the noise current absorber of the present invention, the mounting position of the core holding part can be easily changed without removing the core holding part, and the trouble of adjusting the mounting position of the core holding part can be reduced. It can be greatly reduced.
When the magnetic core is composed of a plurality of divided pieces divided in the axial direction of the magnetic core, as described in claim 2, the core holding portion includes a case portion that stores the divided pieces, What is necessary is just to use what was comprised detachably and was equipped with the fixing mechanism which fixes a case part so that the division | segmentation piece accommodated in the case part may be combined cyclically | annularly.
[0009]
In this case, it is not necessary to insert the cable through the magnetic core in advance, and the magnetic core can be retrofitted to the cable. Therefore, the noise current absorber can be applied to various cables.
By the way, for example, as described in claim 3, the fixing portion may have a shape that is mounted by elastic deformation of the fixing portion with respect to an attachment hole formed in the wall surface of the attachment object. Moreover, the sticking board stuck on the wall surface of an attachment target object as described in Claim 4 may be sufficient.
[0010]
In addition, the vicinity of an outlet or a connector that is paired with a plug connected to a cable can be considered as the attachment hole drilling position and the sticking position of the sticking plate. In such a case, not only the magnetic core can be attached in the vicinity of the plug, but also when a force in the direction of pulling out the plug is applied to the cable, the peripheral portion of the plug formed with a diameter larger than that of the cable contacts the core holding portion. Since the movement is restricted, the plug can be prevented from falling off.
[0011]
In particular, when the fixing portion is made of a sticking plate, for example, the sticking plate forms an opening for exposing the outlet or the connector formed on the attachment object. May be. In this case, the noise current absorber can be firmly fixed in the vicinity of the outlet or the connector.
[0012]
In addition, the fixing portion may be a clamp that clamps the cable. In this case, the magnetic core can be externally fitted at an arbitrary position on the cable .
[0013]
In addition, as described in claim 7, it is desirable that at least one of the core holding portion and the fixing portion and the connecting portion are configured to be detachable. That is, if it is made detachable in this way, the core holding part and the fixing part can be attached individually and can be connected later, so that the attaching work can be facilitated. In particular, when the fixing part is fixed to the attachment object, the core holding part or the fixing part is attached to the cable or the attachment object simply by attaching / detaching the core holding part or the fixing part to the connecting part. The cable can be attached to and detached from the attachment object as it is.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[First Embodiment]
As shown in FIGS. 1 to 3, the noise current absorber of the first embodiment includes a thin strip-shaped band portion 10 having a ratchet 11 (see FIG. 2) formed on the back surface, and one end in the longitudinal direction of the band portion 10. The base portion 1 formed of the fixing portion 20 formed on the core portion, the core holding portion 30 that holds the annular magnetic core that is fitted on the cable, and the core holding portion 30 are slid along the longitudinal direction of the band portion 10. And a movable portion 3 including a locking portion 40 for movably mounting. The base portion 1 and the movable portion 3 are each integrally formed of an elastic material.
[0015]
In addition, the band part 10 and the latching | locking part 40 are equivalent to the connection part in this invention.
1A and 1B are perspective views showing the configuration of the noise current absorber, in which FIG. 1A shows a state in which the movable part 3 is removed from the base 1, and FIG. 1B shows a state in which the movable part 3 is attached to the base 1. . 2 is a perspective view of the base 1 as seen from the back side. FIG. 3A is a front view of the movable portion 3, and FIG. 3B is a partial sectional view thereof.
[0016]
Among these, the fixing part 20 which comprises the base 1 is for fixing the base 1 itself to the rectangular attachment hole drilled in attachment objects, such as a housing | casing of a personal computer, the wall of an office, When the press-fitted portion 21 is press-fitted into the mounting hole and protrudes from the base of the press-fitted portion 21 to both sides in the width (short side) direction of the band portion 10 and the press-fitted portion 21 is press-fitted into the mounting hole, It comprises a flat plate spring portion 22 that is pressed against the surface.
[0017]
In addition, the core holding part 30 constituting the movable part 3 accommodates each of the divided pieces of the annular magnetic core 36 divided into two by the dividing surface including the shaft, and is connected to each other via a hinge 35. A fixing mechanism for fixing the case portions 31 and 32 so that the case portions 31 and 32 and the divided pieces housed in the case portions 31 and 32 are combined in an original annular shape (a protrusion 33 and a hook 34 that engage with each other). ).
[0018]
The core holding part 30 configured in this manner releases the engagement between the protrusion 33 and the hook 34, exposes the split pieces held by the case parts 31 and 32, and the cable formed on the split pieces. The cable is disposed in the recess for forming the insertion hole, and the case portions 31 and 32 are closed in this state, and the hook 34 is engaged with the protrusion 33, whereby the magnetic core 36 fitted to the cable is fitted. It is attached to the cable in the stored state.
[0019]
Next, a band insertion hole 41 through which the band portion 10 is inserted is formed in the locking portion 40, and the tip portion of the band insertion hole 41 engages with the ratchet 11 of the band portion 10. A joint piece 42 (see FIG. 3) is projected, and an operation piece 43 for displacing the engagement piece 42 is extended from the engagement piece 42 toward the outside of the band insertion hole 41. .
[0020]
In the state where the operation piece 43 is not operated, the locking portion 40 configured in this manner is engaged with the tip portion of the engagement piece 42 and the ratchet 11 of the band portion 10 inserted through the band insertion hole 41. Thus, the movable portion 3 is fixed to the base portion 1. In other words, the fixed portion 20 and the core holding portion 30 are connected with a certain interval via the band portion 10 and the locking portion 40.
[0021]
On the other hand, when the operation piece 43 is operated to displace the engagement piece 42, the engagement between the distal end portion of the engagement piece 42 and the ratchet 11 is released. For this reason, the distance between the fixing portion 20 and the core holding portion 30 can be appropriately adjusted by changing the insertion amount of the band portion 10 into the band insertion hole 41 while operating the operation piece 43.
[0022]
The noise current absorber of this embodiment configured as described above has an attachment hole (not shown) formed in the vicinity of a power supply socket S provided in a housing K of a personal computer or the like, for example, as shown in FIG. To use). That is, by press-fitting the press-fitting portion 21 of the fixed portion 20 into the mounting hole of the housing K, the base 1 is attached to the housing K, and the cable C having the plug P paired with the socket S is attached to the cable C. By attaching the core holding part 30, the magnetic core 36 is externally fitted to the cable, and the base part attached to the housing K is inserted into the band insertion hole 41 of the locking part 40 provided integrally with the core holding part 30. The base portion 1 and the movable portion 3 are integrated by inserting the one band portion 10.
[0023]
Then, by operating the operation piece 43 and sliding the movable part 3 on the band part 10, the distance between the fixed part 20 and the core holding part 30, that is, the attachment position of the magnetic core 36 is absorbed by the noise current. Adjust to the most effective interval. Here, the core holding part 30 (magnetic core 36) is attached in the vicinity of the boundary with the boot B formed at the base part of the plug P.
[0024]
However, the hole diameter of the cable insertion hole formed by the core holding part 30 and the magnetic core 36 is larger than the outer diameter of the cable C and smaller than the outer diameter of the boot B.
As described above, in the noise current absorber of the present embodiment, the fixing unit 20 that fixes the base 1 to the housing K, and the core holding unit 30 that holds the magnetic core 36 that is fitted around the cable C. This interval can be arbitrarily set within the range of the length of the band portion 10 by operating the operation piece 43.
[0025]
Therefore, according to the noise current absorber of the present embodiment, adjustment of the attachment position of the magnetic core 36 can be easily performed without attaching / detaching the core holding part 30 to / from the cable C.
Moreover, in this embodiment, since the movable part 3 provided with the core holding | maintenance part 30 is being fixed to the housing | casing K via the base 1, as long as the connection of the plug P and the socket S is maintained, core holding | maintenance is carried out. The attachment position of the magnetic core 36 held by the portion 30 does not move. Therefore, noise current can be favorably absorbed by the magnetic core 36 that is initially held at the adjusted mounting position.
[0026]
Furthermore, according to the present embodiment, even if a force for detaching the plug P from the socket S is applied to the cable C, the boot B comes into contact with the core holding portion 30 and prevents the plug P from moving. It is possible to prevent the plug P from falling off the socket S in advance.
[0027]
Furthermore, in the present embodiment, the fixing portion 20 can fix the base portion 1 simply by drilling a rectangular mounting hole in the housing K, and elastically deforms the press-fit portion 21 when not in use. Thus, it can be removed from the mounting hole.
For this reason, it can be used in various parts with little modification of the structure and appearance of the attachment object to which the base 1 is attached, and the modification cost related to the use of the noise current absorber and the aesthetics of the device Can be minimized.
[Second Embodiment]
Next, a second embodiment will be described.
[0028]
The noise current absorber of the present embodiment is different from that of the first embodiment only in the configuration of the fixing portion 20, and therefore, the same components are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted. The description will focus on the different parts.
That is, in this embodiment, the fixing | fixed part 20 is comprised separately from the fitting collar part 23 formed in the end of the band part 10, and the band part 10, as shown in FIG. And a sticking plate 24 provided with a fitting portion 24b protruding from the flat plate portion 24a and removably fitting the fitting flange 23. . The flat plate portion 24a is formed with an opening window 24c for exposing the socket S so that the plug P can be attached.
[0029]
In the noise current absorber of the present embodiment configured as above, first, the sticking plate 24 is placed in a state where the socket S provided on the attachment object is positioned so as to be exposed at the position of the opening window 24c. Fix to the mounting object with adhesive. And the band part 10 is integrated and used by inserting the fitting collar part 23 in the fitting part 24b of the sticking board 24 fixed to this attachment target object.
[0030]
In the noise current absorber of the present embodiment configured as described above, even when the attachment hole cannot be drilled in the attachment object, the noise current absorber can be attached to the attachment target part. Actions and effects similar to those of the first embodiment can be obtained.
[0031]
In addition, as a shape of the flat plate part 24a which comprises the sticking board 24, as shown to FIG. 6 (A), the opening window 24c may be abbreviate | omitted. Further, as shown in FIG. 6B, the sticking plate 25 may be configured integrally with the band portion 10.
Moreover, the fixing method of the sticking board 24 with respect to an attachment target object may be not only a double-sided tape and an adhesive agent but a screw stop.
[Third Embodiment]
Next, a third embodiment will be described.
[0032]
The noise current absorber of the present embodiment is different from that of the first embodiment only in the configuration of the fixing portion 20, and therefore, the same components are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted. The description will focus on the different parts.
That is, in this embodiment, as shown in FIG. 7A, the fixing portion 20 is composed of a thin plate-like collar portion 27 formed at one end of the band portion 10, and the collar portion 27 has a screw hole 27a. Is formed.
[0033]
As shown in FIG. 7B, for example, the noise current absorber of the present embodiment configured as described above has a screw for fixing the outlet cover V to the wall surface in a screw hole 27a formed in the flange portion 27. By being inserted, it can be used by being fixed to the surface of the outlet cover V.
[0034]
Further, as shown in FIG. 7B, an insertion hole H through which the band portion 10 is inserted is formed in the outlet cover V, and is fixed so that the flange portion 27 is disposed between the outlet cover V and the wall surface. May be.
Note that the flange portion 27 may be fixed to a portion other than the outlet cover V using the screw hole 27a. Further, the screw hole 27a may be omitted, and the flange portion 27 may be fixed with a double-sided tape or an adhesive.
[Fourth Embodiment]
Next, a fourth embodiment will be described.
[0035]
The noise current absorber of the present embodiment is different from that of the first embodiment only in the configuration of the fixing portion 20, and therefore, the same components are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted. The description will focus on the different parts.
That is, in this embodiment, the fixing | fixed part 20 has the latching | locking part 28 which bends one end of the band part 10 in the L shape at the back side, and the outlet cover V or an outlet, as shown in FIG. It consists of a pair of protrusions 29 formed in a shape projecting on the wall surface of the housing and holding both edges of the locking portion 28 (here, in a L-shaped cross section). A check piece is formed at the tip of the locking portion 28.
[0036]
The noise current absorber of the present embodiment configured as described above is fixed to the outlet cover V or the casing by sliding the engaging portion 28 between the pair of protrusions 29. As described above, by using the pair of protrusions 29 as a structure for fitting the locking portion 28, not only is the attachment / detachment to the outlet cover V or the housing easy, but also when the locking portion 28 is removed. The amount of protrusion from the outlet cover V and the housing can be minimized.
[0037]
In addition, you may form the protrusion 29 on the sticking board 24 demonstrated in 2nd Embodiment instead of the fitting part 24b.
[Fifth Embodiment]
Next, a fifth embodiment will be described.
[0038]
As shown in FIG. 9, the noise current absorber of the present embodiment is configured in exactly the same way as that of the first embodiment, except that the fixing portion 20 includes a clamp 26 that holds the cable.
According to the noise current absorber of the present embodiment configured as described above, the base 1 can be fixed at an arbitrary position of the cable, and the magnetic core is within the range of the length of the band portion 10 from the fixed position. The attachment position of 36 can be easily adjusted.
[0039]
The clamp 26 may have any shape as long as it is securely fixed to the cable.
[Other Embodiments]
As mentioned above, although several embodiment of this invention was described, this invention is not limited to the said embodiment, In the range which does not deviate from the summary of this invention, it is possible to implement in various aspects. is there.
[0040]
For example, in the above-described embodiment, the ratchet 11 is formed on the back surface of the band unit 10, but may be formed on both end surfaces in the width direction of the band unit 10 as shown in FIG. 10, for example. In this case, the locking portion 40 has a so-called seesaw type in which a claw 46 that swings around the fulcrum 44 by elastic deformation of the fulcrum 44 and engages with the ratchet 11 is formed at the tip. What provided the lever 45 so that it may pinch | interpose from the width direction both sides of the band part 10 can be used.
[0041]
In the locking portion 40 configured as described above, the side opposite to the claw forming end of the lever 45 is used as the operation end, and the operation portion is pressed with a finger in a direction approaching each other, while the locking portion 40 and the band portion 10 are pressed. , The pressure on the lever 45 is released at an appropriate position, and the claw 46 may be engaged with the ratchet 11. In addition, in FIG. 10, illustration of the core holding | maintenance part 30 is abbreviate | omitted.
[0042]
Further, as shown in FIG. 11, instead of providing a mechanism for engaging the ratchet 11 with the locking portion 40, a protrusion 47 whose tip is swelled in a spherical shape is provided, and the band portion 10 is provided instead of the ratchet 11. The fitting hole 12 into which the protrusion 47 is fitted may be formed. In this case, the locking portion 40 (and thus the core holding portion 30) can be fixed at an arbitrary position of the band portion 10 in a state where the band portion 10 is once folded. Further, in this case, since the movable part 3 including the core holding part 30 and the locking part 40 is integrated with the band part 10, the number of parts can be reduced, and the labor required for managing the parts can also be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view illustrating a configuration of a noise current absorber according to a first embodiment.
FIG. 2 is a perspective view showing a back surface of a band portion.
FIG. 3 is a front view of a movable part and a partial cross-sectional view thereof.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing a usage state of the noise current absorber.
FIG. 5 is a perspective view illustrating a configuration of a noise current absorber according to a second embodiment.
FIG. 6 is a perspective view illustrating a configuration of a modified example of the second embodiment.
FIG. 7 is a perspective view illustrating a configuration and usage method of a noise current absorber according to a third embodiment.
FIG. 8 is a perspective view illustrating a configuration and usage method of a noise current absorber according to a fourth embodiment.
FIG. 9 is a perspective view illustrating a configuration of a noise current absorber according to a fifth embodiment.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing a configuration of another embodiment.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing a configuration of another embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Base part, 3 ... Movable part, 10 ... Band part, 11 ... Ratchet, 12 ... Fitting hole, 20 ... Fixed part, 21 ... Press-fit part, 22 ... Leaf spring part, 23 ... Fitting collar part, 24 ... Paste Plate, 24a ... Flat plate portion, 24b ... Fitting portion, 24c ... Opening window, 25 ... Adhesion plate, 26 ... Clamp, 27 ... Gutter, 27a ... Screw hole, 28 ... Locking portion, 29 ... Projection, DESCRIPTION OF SYMBOLS 30 ... Core holding part 31, 32 ... Case part, 33 ... Protrusion, 34 ... Hook, 35 ... Hinge, 36 ... Core holding part, 36 ... Magnetic body core, 40 ... Locking part, 41 ... Band insertion hole, 42 ... engagement piece, 43 ... operation piece, 44 ... fulcrum, 45 ... lever, 46 ... claw, 47 ... protrusion, B ... boot, C ... cable, H ... insertion hole, K ... housing, P ... plug, S ... Socket, V ... Outlet cover.

Claims

A core holding part that holds an annular magnetic core that is externally fitted to the cable and is slidable with respect to the cable;
A fixed portion fixed to the cable or an object to which the cable is attached; and
The fixed part is provided at one end, and is formed integrally with a long band part arranged along the cable and the core holding part, and at an arbitrary position on the band part or a plurality of presets. A locking portion that can be locked at any of the positions, connecting the core holding portion and the fixing portion at a certain interval, and a connecting portion that can change the interval;
A noise current absorbing device comprising:

The magnetic core is composed of a plurality of divided pieces obtained by dividing the magnetic core in the axial direction.
The core holding part is
A case portion for storing the divided pieces, and
A fixing mechanism configured to be detachable and fixing the case portion so that the divided pieces housed in the case portion are annularly combined;
The noise current absorber according to claim 1, further comprising:

3. The noise according to claim 1, wherein the fixing portion has a shape that is press-fitted into an attachment hole formed in a wall surface of the attachment object and is attached by elastic deformation of the fixing portion. Current absorber.

The noise current absorber according to claim 1, wherein the fixing portion is made of a sticking plate that is stuck to a wall surface of the attachment object.

In the attachment object, an outlet or a connector that is paired with a plug connected to the cable is formed,
The noise current absorber according to claim 4, wherein the sticking plate has an opening for exposing an outlet or a connector formed on the attachment object.

The noise current absorber according to claim 1, wherein the fixing portion includes a clamp that holds the cable.

The noise current absorber according to any one of claims 1 to 6 , wherein at least one of the core holding part and the fixed part and the connecting part are configured to be detachable.