JP4113008B2 - 流体管の拡径工具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば給水又は給湯管等の合成樹脂製の流体管の接続端部を拡径するための拡径工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図7に示すように、水栓設備(図示せず)と給水管等の合成樹脂製の流体管101とは継手102により接続されている。前記水栓設備に一端側が螺合接続された継手102の他端側にはインナーコア部103が突設されている。そして、前記インナーコア部103に外嵌された流体管101に対して締め付けリング105が外嵌され、その締め付けリング105とインナーコア部103との間に流体管101の端部が挟持されて継手102に流体管101の接続端部が接続されている。このとき、流体管101と継手102との接続部分における流量損失を防止するため、流体管101の内径とインナーコア部103の内径とが略同一となるよう流体管101の接続端部が拡径されている。
【0003】
この流体管101の接続端部を拡径するために拡径工具が使用されている。この種の拡径工具としては、以下に示すものが知られている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、先端には8つの分割体よりなる拡径作動部が設けられ、内部には押圧部材が摺動自在に設けられているタイプのものである。
【0004】
前記拡径作動部の外周面には凹溝が周設され、この凹溝にはゴム等の弾性部材が嵌着されている。そして、この弾性部材により各分割体が拡径作動部の内方へ付勢されている。また、押圧部材にはビス等により液圧駆動ピストンが取り付けられ、該液圧駆動ピストンを介して押圧部材が作動するようになっている。
【0005】
流体管の接続端部を拡径するには、まず同流体管の接続端部内に拡径作動部を挿入し、次いで液圧駆動ピストンに圧力を加え、押圧部材を拡径作動部方向へ摺動させる。すると、押圧部材は8分割された拡径作動部の内部中心を押圧するとともに、各分割体が放射方向へそれぞれ移動し、拡径作動部が拡径する。このとき、同拡径作動部の拡径により弾性部材が放射方向へ伸張するとともに、拡径した拡径作動部により流体管の接続端部が拡径される。
【0006】
【特許文献1】
特表平11―500358号公報 (第8〜12頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、拡径作動部が流体管の接続端部に対して斜めに挿入され、弾性部材が流体管に押圧される部分と、流体管と弾性部材との間に隙間が生じる部分とが形成された際には、上記従来の構成の場合、前者の部分に位置する弾性部材は流体管による押圧によってその周方向への伸張が規制される。すなわち、拡径作動部の拡径作動によって各分割体が放射方向へ移動する際、弾性部材が流体管に押圧される部分においては、各分割体間に位置する弾性部材の周方向への伸張が規制される。
【0008】
一方、流体管と弾性部材との間に隙間が生じる部分に位置する弾性部材には、各分割体間における滑りが生じ、弾性部材は周方向に沿って均一に伸張される。このため、弾性部材にはその周方向に沿って均一に伸びる部分と、伸びが規制される部分とが生じることとなる。従って、弾性部材の伸張状態に偏りが生じ、流体管の接続端部の拡径作業を繰り返し行う際には、弾性部材が次第に劣化し、その耐久性が低下するという問題があった。
【0009】
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、弾性部材の耐久性を向上させることができる流体管の拡径工具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の流体管の拡径工具は、合成樹脂製の流体管を被接続体に接続させるべく当該流体管の接続端部を拡径するための拡径工具であって、工具本体と、工具本体の前端部に設けられ、前記流体管の接続端部内に挿入される複数の分割体よりなり、各分割体の径方向外方への移動により、流体管の接続端部を内方から押圧して流体管の接続端部を同流体管の周方向に引き延ばして拡径させる拡径作動部と、該拡径作動部の外面に嵌着される円環状の弾性部材とを備え、該弾性部材の内面には嵌合突起又は嵌合凹部が周方向に等間隔をおいて設けられ、分割体の外面には嵌合凹部又は嵌合突起が設けられ、前記弾性部材は分割体への凹凸関係に基づく係合により前記周方向への移動が規制されるとともに、分割体の径方向外方への移動に追従して伸張されるように構成されていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項2に記載の発明の流体管の拡径工具は、合成樹脂製の流体管を被接続体に接続させるべく当該流体管の接続端部を拡径するための拡径工具であって、工具本体と、工具本体の前端部に設けられ、前記流体管の接続端部内に挿入される複数の分割体よりなり、各分割体の径方向外方への移動により、流体管の接続端部を内方から押圧して流体管の接続端部を同流体管の周方向に引き延ばして拡径させる拡径作動部と、該拡径作動部の外面に嵌着される弾性部材とを備え、該弾性部材は全分割体の周囲に位置するように複数の別部材で構成されるとともに、各別部材は少なくとも両端が分割体に凹凸関係に基づいて係合され、かつ係合された分割体には別部材が凹凸関係に基づいて係合されることにより前記周方向への移動が規制されるとともに、分割体の径方向外方への移動に追従して伸張されるように構成されていることを特徴とするものである。
【0012】
請求項3に記載の発明の流体管の拡径工具は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記凹凸関係は嵌合突起と嵌合凹部との嵌合に基づくものであることを特徴とするものである。
【0013】
請求項4に記載の発明の流体管の拡径工具は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記弾性部材は隣り合う分割体に係合し、各分割体を拡径作動部の径方向内方へ付勢するように構成されていることを特徴とするものである。
【0014】
請求項5に記載の発明の流体管の拡径工具は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記弾性部材の外面は滑面被覆剤に基づく滑部により被覆され、流体管の内面との接触摩擦力が低減するように構成されていることを特徴とするものである。
【0015】
請求項6に記載の発明の流体管の拡径工具は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記各分割体の外面には当該分割体の径方向外方への移動に伴い分割体外面と流体管の接続端部内面との間に抵抗を生じさせ、流体管が拡径作動部から抜け出るのを規制する抜け止め突起が形成されていることを特徴とするものである。
【0016】
請求項7に記載の発明の流体管の拡径工具は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の発明において、前記各分割体の前端部は弾性部材の前端部よりも前方へ突出し、弾性部材が分割体の径方向外方への移動に追従して伸張した際に同弾性部材の前端部の伸張部分が分割体の前端部外面に位置するように構成されていることを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2(a)に示すように、流体管11の拡径工具12は合成樹脂製の流体管11を被接続体としての継手(図示せず)に接続させるべく当該流体管11の接続端部を拡径するためのものである。該拡径工具12の工具本体13は金属材料により側面視逆L字状に形成され、内部には空間が設けられているとともに、下方へ延びる部分は固定ハンドル13aとなっている。工具本体13の上部前端には略円盤状をなし、中心部が貫通形成されたフランジ14が取着され、そのフランジ14には円筒状をなす取付基台15が取り付けられている。また、その取付基台15の前端部には係止縁15aが同取付基台15の中心に向かって延設されている。
【0019】
図2(b)及び(c)に示すように、前記取付基台15には、合成樹脂製の円筒を周方向へ6分割することにより形成され、側断面略横F字状をなし、正断面略扇形状をなす分割体16の後端部が取り付けられ、これらの分割体16により拡径作動部21が構成されている。図3(b)に示すように、分割体16の後端部には、拡径作動部21の軸線16aと直交する方向へ延びる第1係止鍔17が突出形成され、その前面は先端側ほど薄肉となるように傾斜している。
【0020】
また、図3(a)及び(b)に示すように、第1係止鍔17よりも僅かに前端側には、前記軸線16aと直交する方向へ延びる第2係止鍔18が突出形成されている。この第2係止鍔18と前記第1係止鍔17との間には係止溝19が設けられ、図2(a)及び(b)に示すように、この係止溝19に前記係止縁15aが嵌入されることにより各分割体16が取付基台15に取り付けられている。さらに、各分割体16の係止溝19の内底部と取付基台15の係止縁15aの下端との間には隙間20が形成され、図2(c)及び図6(a)に示すように、各分割体16はその隙間20分だけ径方向外方へ移動できるように構成されている。
【0021】
図2(b)及び(c)に示すように、前記第2係止鍔18より前部は拡径作動本体部22となり、その周方向における中央部には分割体16の径方向外方への移動に伴って流体管11が拡径作動部21から抜け出るのを規制する抜け止め突起23が突設されている。図3(b)に示すように、各抜け止め突起23の頂面には、前方ほど低くなるように傾斜する傾斜面23aが形成されている。
【0022】
図3(a)及び(b)に示すように、拡径作動本体部22の外面の周方向における中央部には嵌合凹部24が凹設され、その底面は前端ほど低くなり、かつ周方向に断面円弧状をなす円弧面となっている。また、各拡径作動本体部22の前端縁は前方ほど低くなる第1円弧面22aとなっている。
【0023】
図2(a)及び(b)に示すように、全分割体の拡径作動本体部22の外面には弾性部材として合成ゴムで一体に形成された弾性リング25が嵌着されている。図4(a)及び(b)に示すように、この弾性リング25は円環状をなし、前端縁(図4(b)では左端縁)は第2円弧面25aとなっている。また、弾性リング25の内面には6つの嵌合突起26が等間隔をおいて内方へ突出している。各嵌合突起26は断面台形状をなし、頂部側ほど幅狭に形成されている。
【0024】
そして、図2(b)及び(c)に示すように、各嵌合突起26はそれぞれ各分割体16の嵌合凹部24に嵌合し、嵌合突起26の頂面と嵌合凹部24の底面とが密接するようになっている。このとき、各分割体16は弾性リング25により内方へ付勢されるようになっている。図2(c)に示すように、弾性リング25による各分割体16の付勢状態においては拡径作動部21が拡径されていない状態(非拡径状態)となり、拡径作動本体部22の直径は流体管11の内径より小さく形成されている。
【0025】
さらに、弾性リング25の外面には流体管11の内面との接触摩擦力を低減し、弾性リング25を円滑に伸張させるとともに、流体管11の接続端部の周方向への引き延ばしを補助する滑部が形成されている。この滑部はフッ素系樹脂(ポリテトラフルオロエチレン等)、ポリエチレン、ナイロン、シリコーン等の滑面被覆剤の塗布により形成されている。
【0026】
図2(a)及び(b)に示すように、各拡径作動本体部22の外面に弾性リング25が嵌着された際には、各拡径作動本体部22の前端は弾性リング25の前端よりも前方へ突出している。このため、図6(a)に示すように、各分割体16が径方向外方へ移動した際には、同分割体16に追従して伸張した弾性リング25の前端側の伸張部分が各拡径作動本体部22の前端部外面に圧接される。
【0027】
図2(a)に示すように、工具本体13内には、前記拡径作動部21側へ前進することにより拡径作動部21を拡径させて流体管11の接続端部を拡径させる拡径作動ピン27が移動可能に設けられている。この拡径作動ピン27は丸棒状をなし、その前端部には、前端側に向かうに従い縮径する円錐形状のピン27aが取着されている。また、拡径作動ピン27の中央部外周面には多数のラチェット歯27bが一定間隔おきに刻設されている。
【0028】
工具本体13の上部後端には合成ゴムにより蛇腹状に形成された円筒状の被覆部材28が拡径作動ピン27の後端部を覆うように配設されるとともに、拡径作動ピン27の後端には摘み部材28aが取付固定されている。工具本体13の後端部と摘み部材28aとの間において、拡径作動ピン27の外周にはコイルスプリング29が装着されている。そして、拡径作動ピン27を拡径作動部21側へ前進させた際には、コイルスプリング29は収縮し、摘み部材28aを介して拡径作動ピン27を拡径作動部21から離間する方向へ付勢している。
【0029】
前記拡径作動ピン27の先端側は非拡径状態にある拡径作動部21の内部中心に位置し、各分割体16は拡径作動ピン27のピン27a外周面に圧接されている。そして、拡径作動ピン27が非拡径状態にある拡径作動部21内へ前進すると、拡径作動ピン27により拡径作動部21の内部中心が押圧されて各分割体16はそれぞれ径方向外方へ移動し、図6(b)に示すように、拡径作動部21は拡径状態となる。
【0030】
一方、拡径状態にある拡径作動部21から拡径作動ピン27が後退すると各分割体16は弾性リング25の付勢力により元の状態に戻り、図2(c)に示すような非拡径状態となる。即ち、拡径作動部21は拡径作動ピン27の移動により非拡径状態又は拡径状態に変位可能に形成されている。
【0031】
図2(a)に示すように、工具本体13の下側中央部には、金属材料により棒状に形成され、拡径作動ピン27を拡径作動部21方向へ前進させる指掛けハンドル30が支軸31により回動可能に取り付けられている。指掛けハンドル30の内側には巻きばね36の一端が当接され、その他端が前記固定ハンドル13aの内側に当接され、同巻きばね36により指掛けハンドル30は固定ハンドル13aから離間する方向へ付勢されている。
【0032】
指掛けハンドル30の上部には前記ラチェット歯27bに噛合されるラチェット爪32を一端に備えたラチェット板33がその中央部を取付軸34にかしめ着けられることによって、回動可能に支持されている。ラチェット板33の他端側には同ラチェット板33の一端側に対してほぼ180度反対方向へ延びる当接板37が形成されている。
【0033】
また、前記支軸31に巻装された付勢ばね35によりラチェット板33は、そのラチェット爪32がラチェット歯27bに噛合する方向へ付勢され、これらの噛合により一旦拡径作動部21側へ前進した拡径作動ピン27が同拡径作動部21から離間する方向へ後退するのを規制している。
【0034】
前記当接板37の先端側には回動軸体38が、その両端部を工具本体13の相対向する側壁に貫通させた状態で同工具本体13に支持されている。前記回動軸体38は中央部がクランク状をなし、図1に示すように、各側壁から突出した回動軸体38の両端部には解除レバー43が取り付けられ、この解除レバー43の回動に連動して回動軸体38が回動するようになっている。そして、付勢ばね35により、前記当接板37は回動軸体38を上方から押圧する方向へ付勢されている。
【0035】
工具本体13の上部内側において、前記ラチェット板33よりも後方には側面視略J字状をなす規制部材41が設けられ、その前端にはラチェット歯27bに噛合される係止爪39を備えるとともに、中央部には下方へ延びる案内板40が備えられている。規制部材41は係止爪39がラチェット歯27bに噛合された状態で、後端が回動軸42により回動可能に支持されている。また、工具本体13の内側に設置された付勢ばね35により、規制部材41はその係止爪39がラチェット歯27bに噛合する方向、かつ案内板40が回動軸体38を下方から押圧する方向へ付勢されている。
【0036】
そして、拡径作動部21側へ前進した拡径作動ピン27のラチェット歯27bに係止爪39が噛合することにより、コイルスプリング29の付勢力による拡径作動ピン27の拡径作動部21から離間する方向への移動が規制されるようになっている。
【0037】
前記工具本体13、拡径作動部21、拡径作動ピン27、指掛けハンドル30、ラチェット板33及び規制部材41等により本実施形態の拡径工具12が構成されている。
【0038】
次に、上記構成の拡径工具12を使用した流体管11の接続端部の拡径作業を作用とともに説明する。
まず、図5に示すように、流体管11の接続端部内に非拡径状態にある拡径作動部21を挿入する。このとき、各拡径作動本体部22の第1円弧面22a及び弾性リング25の第2円弧面25aが拡径作動部21の挿入案内の役割をし、流体管11の端部と各分割体16の第2係止鍔18とが当接するまで同拡径作動部21を流体管11の接続端部内に挿入する。前記弾性リング25は各分割体16を内方へ付勢しており、拡径作動部21に強固に嵌着されているため、流体管11の接続端部内周面との摺接による拡径作動部21からの弾性リング25の抜け出しが抑制される。
【0039】
次に、指掛けハンドル30に指を掛けて後方へ引き、固定ハンドル13aに近づける。すると、指掛けハンドル30の回動に伴い、付勢ばね35の付勢力によりラチェット板33は、そのラチェット爪32がラチェット歯27bに噛合したまま回動し、拡径作動ピン27を一つのラチェット歯27b分だけ前進させる。それと同時に、係止爪39が下方へ案内され、ラチェット歯27bとの噛合が解除された後、付勢ばね35の付勢力によりラチェット歯27b方向へ戻り、一つ後端側のラチェット歯27bに再度噛合される。
【0040】
そして、巻きばね36の付勢力により指掛けハンドル30が固定ハンドル13aから離れる際には、ラチェット板33は付勢ばね35の付勢力によりラチェット歯27b方向へ回動し、ラチェット爪32が一つ後端側のラチェット歯27bに再度噛合される。
【0041】
これらの操作を繰り返して拡径作動ピン27を一つのラチェット歯27b分ずつ前進させると、円錐状をなすピン27aにより拡径作動部21の内部が押圧されて各分割体16はそれぞれ径方向外方へ移動され、拡径作動部21が一定量ずつ拡径される。そして、図6(a)及び(b)に示すように、各分割体16の径方向外方への移動に伴い抜け止め突起23が流体管11の接続端部内面に食い込む。このとき、各抜け止め突起23の傾斜面23aを介して、同抜け止め突起23による流体管11の内面への押圧力が緩和される。このため、抜け止め突起23による流体管11の内面へのすじの発生が抑制され、漏水が防止される。
【0042】
次いで、各分割体16を径方向外方へさらに移動させると、抜け止め突起23が流体管11内面に一層食い込み、弾性リング25の外面と流体管11内面とが密接し、各分割体16により流体管11の接続端部が径方向外方へ押圧される。このとき、弾性リング25の各嵌合突起26はそれぞれ各分割体16の嵌合凹部24に嵌合されているため、この嵌合部分を介して同弾性リング25は各分割体16の径方向外方への移動に容易に追従し、拡径作動部21周方向に亘って均一に引き伸ばされる。
【0043】
また、弾性リング25の外面は滑面被覆剤により被覆され、その外面に対する流体管11内面の接触部分における滑りがよくなっている。このため、前記分割体16の径方向外方への移動に追従して、円滑かつ容易に弾性リング25が伸張され、流体管11の接続端部がその周方向全体に亘って容易に引き延ばされる。
【0044】
さらに、各拡径作動本体部22の前端縁の第1円弧面22aにより、各分割体16が径方向外方へ移動するに従い、拡径作動本体部22の前端側が除々に流体管11内面を径方向外方へ押圧する。このため、流体管11はその長さ方向の広範囲に亘って引き延ばされる。
【0045】
流体管11の接続端部の拡径作業中、分割体16の径方向外方への移動に伴い、流体管11内面には拡径作動本体部22外面を押圧する反力が発生する。すると、拡径作動本体部22の前端部には第1円弧面22aが設けられているため、その反力により流体管11には拡径作動部21から抜け出る方向への力が作用する。このとき、流体管11を周方向へ6等分する位置に抜け止め突起23が食い込んでいるため、その食い込みにより分割体16の外面と流体管11の接続端部の内面との間には抵抗が生じ、その抵抗により流体管11が拡径作動部21から抜け出るのが防止される。さらに、前記滑面被覆剤により流体管11を外方へ押圧する力が流体管11の接続端部全体に均一に働く。
【0046】
そして、流体管11の拡径作動部21から抜け出る方向への移動が防止された状態で拡径作業が行われ、流体管11の接続端部が所定の外径にまで拡径された時点で拡径作業が終了される。その後、前記解除レバー43を解除方向へ回動させると、係止爪39とラチェット歯27bとの噛合が解除されると同時に、ラチェット爪32とラチェット歯27bとの噛合が解除される。すると、拡径作動ピン27はコイルスプリング29の付勢力により拡径作動部21から離間するように後退するとともに、各分割体16が非拡径状態に戻る。そして、拡径作動ピン27の後退が停止した後に解除レバー43をその回動前の状態に戻すと、規制部材41及びラチェット板33は両付勢ばね35の付勢力によりラチェット歯27b方向へ回動し、ラチェット爪32及び係止爪39はラチェット歯27bに再度噛合される。
【0047】
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 実施形態の弾性リング25の内面には6つの嵌合突起26が等間隔に形成されるとともに、各分割体16の拡径作動本体部22の外面には嵌合凹部24が凹設されている。そして、各分割体16の拡径作動本体部22に弾性リング25が嵌着された場合には、各嵌合突起26がそれぞれ嵌合凹部24に嵌合するようになっている。
【0048】
すなわち、各嵌合突起26と嵌合凹部24との6つの嵌合部分を介して、弾性リング25は各分割体16の径方向外方への移動に容易に追従し、拡径作動部21周方向に亘って均一に引き伸ばされる。このため、弾性部材の伸張状態に偏りが生じ、不均一なものになる従来構成と比較して、弾性リング25がより均一に伸張される。従って、弾性リング25の耐久性を向上させることができる。
【0049】
また、弾性リング25は円環状をなし、拡径作動部21の全周に亘って嵌着されている。このため、弾性リング25を拡径作動本体部22に押し込むとともに、嵌合突起26をそれぞれ嵌合凹部24に嵌合させるというワンタッチ操作で拡径作動部21に嵌着される。従って、弾性リング25を拡径作動部21に容易に嵌着することができる。
【0050】
・ さらに、弾性リング25は各分割体16を内方へ付勢し、拡径作動部21に強固に嵌着されている。このため、流体管11の接続端部内に拡径作動部21を挿入する際には、同拡径作動部21からの弾性リング25の抜け出しを抑制することができる。
【0051】
・ 加えて、各嵌合凹部24はそれぞれ拡径作動本体部22の外面の周方向における中央部に凹設されている。このため、拡径作動部21が拡径される際の各嵌合突起26と嵌合凹部24との嵌合状態が安定なものとなり、弾性リング25が拡径作動本体部22の径方向外方への移動にさらに容易に追従して伸張される。従って、弾性リング25を各拡径作動本体部22の外面に安定に保持することができ、かつ弾性リング25を均一に伸張させることができる。
【0052】
・ 拡径作動本体部22の外面には滑面被覆剤が塗布されることにより滑部が形成されているため、流体管11の内面との接触摩擦力が低減し、流体管11の接続端部の周方向への引き延ばしを補助することができる。また、流体管11を外方へ押圧する力が流体管11の接続端部全体に均一に働き、流体管11の接続端部の肉厚をより均一に拡径することができる。
【0053】
・ 各拡径作動本体部22の周方向における中央部には抜け止め突起23が形成されている。このため、同抜け止め突起23を介して分割体16の外面と流体管11の接続端部の内面との間には抵抗が生じ、流体管11の接続端部の拡径作業中に流体管11が拡径作動部21から抜け出るのを規制することができる。
【0054】
・ 各拡径作動本体部22の前端は弾性リング25の前端よりも前方へ突出している。このため、各分割体16が径方向外方へ移動した際には、同分割体16に追従して伸張した弾性リング25の前端側の伸張部分が各拡径作動本体部22の前端部外面に圧接され、同弾性リング25の外面が略平坦状になる。従って、この弾性リング25の外面を介して流体管11の接続端部の肉厚をさらに均一に拡径することができる。
【0055】
・ 各分割体16の第1係止鍔17の前面は先端側ほど薄肉となるように傾斜している。このため、拡径作動部21が非拡径状態と拡径状態との間を変位する際には、各分割体16の第1係止鍔17の前面と前記取付基台15の係止縁15aとの接触が規制される。従って、各分割体16の径方向外方への移動がより円滑に行われ、流体管11の接続端部の拡径作業を容易かつ確実に行うことができる。
【0056】
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 弾性リング25の嵌合突起26を断面多角形状又は断面半円形状等に変更してもよい。このとき、各分割体16の嵌合凹部24は前記嵌合突起26に適合する形状に変更される。
【0057】
・ 隣り合う各々の分割体16の拡径作動本体部22に6つの別部材から構成された弾性部材が各々嵌着される構成を採用してもよい。この場合、各弾性部材には一対の嵌合突起26が設けられ、各弾性部材の両端に対向する分割体16の嵌合凹部24に嵌合又は遊嵌される。各嵌合突起26が嵌合凹部24に遊嵌される場合には、各弾性部材の嵌合突起26の相対向する内側面がそれぞれ嵌合凹部24の側面に係合される。
【0058】
また、弾性部材を拡径作動部21の周方向において2分割、3分割、4分割及び5分割された別部材で構成し、分割体16の拡径作動本体部22に嵌着される構成を採用してもよい。このとき、各弾性部材には少なくとも一対の嵌合突起26が設けられ、各弾性部材の両端に対向する分割体16の嵌合凹部24に上記と同様に嵌合又は遊嵌される。
【0059】
・ 弾性リング25に嵌合凹部24を設けるとともに、各分割体16の拡径作動本体部22に嵌合突起26を設ける構成を採用してもよい。
・ 弾性リング25の外面を滑面被覆剤により被覆せず、流体管11の拡径作業を行うときに、弾性リング25の外面にグリース、ろう等を塗布して滑部を形成してもよい。
【0060】
・ 各拡径作動本体部22の前端縁を前方ほど低くなる面取り部としてもよい。
・ 実施形態では、拡径作動部21を6つの分割体16により形成したが、2つ、3つ又は4つの分割体16により拡径作動部21を形成してもよく、5つ以上の分割体16により拡径作動部21を形成してもよい。このとき、弾性リング25の内面には分割体16と同数の嵌合突起26が設けられる。
【0061】
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記抜け止め突起の頂面には前方ほど低くなるように傾斜する傾斜面が形成されている請求項又は請求項に記載の流体管の拡径工具。このように構成した場合、流体管内面へのすじの発生が抑制され、漏水を防止することができる。
【0062】
・ 前記各分割体の前端縁は前方ほど低くなるように形成されている請求項1から請求項のいずれか一項に記載の流体管の拡径工具。このように構成した場合、流体管の接続端部を徐々に拡径させることができ、局部的に薄肉の部分が形成されるのを防止することができる。
【0063】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項1又は請求項2に記載の発明の流体管の拡径工具によれば、弾性部材の耐久性を向上させることができる。
【0064】
請求項3に記載の発明の流体管の拡径工具によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、分割体の移動に容易に追従して弾性部材を伸張させることができる。
【0065】
請求項4に記載の発明の流体管の拡径工具によれば、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、拡径作動部からの弾性部材の抜け出しを抑制することができる。
【0066】
請求項5に記載の発明の流体管の拡径工具によれば、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、流体管の内面との接触摩擦力を低減し、流体管の接続端部の周方向への引き延ばしを補助することができる。
【0067】
請求項6に記載の発明の流体管の拡径工具によれば、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、流体管の拡径作動部から抜け出るのを規制することができる。
【0068】
請求項7に記載の発明の流体管の拡径工具によれば、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、流体管の接続端部の肉厚の均一性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の拡径工具を示す斜視図。
【図2】 (a)は図1の2a−2a線における断面図、(b)は実施形態の拡径作動部を示す拡大側断面図、(c)は実施形態の拡径工具を示す正面図。
【図3】 (a)は実施形態の分割体を示す平面図、(b)は図3(a)の3b−3b線における断面図。
【図4】 (a)は実施形態の弾性リングを示す正面図、(b)は弾性リングを示す半側断面図。
【図5】 流体管の接続端部内に拡径作動部を挿入した状態を示す拡大側断面図。
【図6】 (a)は拡径作動部により流体管の接続端部を拡径した状態を示す拡大側断面図、(b)は拡径作動部により流体管の接続端部を拡径した状態の拡径工具を示す部分正断面図。
【図7】 従来の継手と流体管との接続状態を示す部分断面図。
【符号の説明】
11…流体管、12…拡径工具、13…工具本体、16…分割体、21…拡径作動部、23…抜け止め突起、24…嵌合凹部、25…弾性部材としての弾性リング、26…嵌合突起。

Claims (7)

  1. 合成樹脂製の流体管を被接続体に接続させるべく当該流体管の接続端部を拡径するための拡径工具であって、
    工具本体と、工具本体の前端部に設けられ、前記流体管の接続端部内に挿入される複数の分割体よりなり、各分割体の径方向外方への移動により、流体管の接続端部を内方から押圧して流体管の接続端部を同流体管の周方向に引き延ばして拡径させる拡径作動部と、該拡径作動部の外面に嵌着される円環状の弾性部材とを備え、該弾性部材の内面には嵌合突起又は嵌合凹部が周方向に等間隔をおいて設けられ、分割体の外面には嵌合凹部又は嵌合突起が設けられ、前記弾性部材は分割体への凹凸関係に基づく係合により前記周方向への移動が規制されるとともに、分割体の径方向外方への移動に追従して伸張されるように構成されていることを特徴とする流体管の拡径工具。
  2. 合成樹脂製の流体管を被接続体に接続させるべく当該流体管の接続端部を拡径するための拡径工具であって、
    工具本体と、工具本体の前端部に設けられ、前記流体管の接続端部内に挿入される複数の分割体よりなり、各分割体の径方向外方への移動により、流体管の接続端部を内方から押圧して流体管の接続端部を同流体管の周方向に引き延ばして拡径させる拡径作動部と、該拡径作動部の外面に嵌着される弾性部材とを備え、該弾性部材は全分割体の周囲に位置するように複数の別部材で構成されるとともに、各別部材は少なくとも両端が分割体に凹凸関係に基づいて係合され、かつ係合された分割体には別部材が凹凸関係に基づいて係合されることにより前記周方向への移動が規制されるとともに、分割体の径方向外方への移動に追従して伸張されるように構成されている流体管の拡径工具。
  3. 前記凹凸関係は嵌合突起と嵌合凹部との嵌合に基づくものである請求項1又は請求項2に記載の流体管の拡径工具。
  4. 前記弾性部材は隣り合う分割体に係合し、各分割体を拡径作動部の径方向内方へ付勢するように構成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の流体管の拡径工具。
  5. 前記弾性部材の外面は滑面被覆剤に基づく滑部により被覆され、流体管の内面との接触摩擦力が低減するように構成されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の流体管の拡径工具。
  6. 前記各分割体の外面には当該分割体の径方向外方への移動に伴い分割体外面と流体管の接続端部内面との間に抵抗を生じさせ、流体管が拡径作動部から抜け出るのを規制する抜け止め突起が形成されている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の流体管の拡径工具。
  7. 前記各分割体の前端部は弾性部材の前端部よりも前方へ突出し、弾性部材が分割体の径方向外方への移動に追従して伸張した際に同弾性部材の前端部の伸張部分が分割体の前端部外面に位置するように構成されている請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の流体管の拡径工具
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