JP4112662B2 - マッサージ機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、回転する複数の指圧用突起を具備するマッサージ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の指圧機能を有するマッサージ機として、患部に当接する凸部を有する形状のもの一般的な構成であり、例えば、図33に示したようなものがあった。
【0003】
すなわち、
(a) 基端を駆動源となるモータ100 等に減速機200 を介して回転可能に連動連結した軸体300 を中途で分岐させるとともに、互いに反対方向へ屈曲させて一対の偏心軸310,320 を形成し、各偏心軸310,320 の先端にそれぞれ揉み玉400 を取付けたもの。
【0004】
(b) 基端を駆動源となるモータ100 等に減速機200 を介して回転可能に連動連結した軸体300 の先端にアーム体若しくは盤体500 を水平状態に取付け、同アーム体若しくは盤体500 上に対向状態に揉み玉400 を取付けたもの。この場合の揉み玉は完全な球状としている。
【0005】
(c) 前記アーム体もしくは盤体500 の点対称位置に突起部510,510 を突設し、同突起部510,510 の上端にボール状の揉み玉400 を回転自在に取付けたもの。
【0006】
(d) 上記(b) の変形であって、アーム体若しくは盤体500 を軸体300 に傾斜状態に取付け、患部への揉み玉400 の当接個所及び押圧範囲をそれぞれ異ならせたもの。
【0007】
(e) 上記(c) の変形であって、突起部510 を支柱600 に代えるとともに、同支柱600 の上端にピン700 を架設し、同ピン700 に揉み玉400 に代わるローラ800 を回転自在に枢支したもの。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来のマッサージ機は、いずれも、患部に当接する凸部を有するものであるが、身体の患部には凹状となっている部分も少なくなく、かかる凹状部分に凸部(上記揉み玉400 等)が追従できずに指圧感が弱いものとなっていた。
【0009】
また、2個の揉み玉400 の配設高さが同じなので、指圧に強弱が生起せず、使用者にとっては物足りなさを感じるものが多かった。
【0010】
本発明は、上記課題を解決し、効果的な指圧マッサージを行うことのできるマッサージ機を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の本発明では、駆動源により回転する支持体上に、それぞれ高さの異なる指圧用突起を複数個設け、前記指圧用突起の上端に転動体を設け、前記指圧用突起は、その上端面から周壁外側に向けて斜め下方へ切削した切削端部を有する。したがって、強弱のある指圧が行えてマッサージ効果を高めることができるとともに、足や手などの身体の凹部にも追従して確実な指圧が行える。また、患部を傷めることがない優しい指圧マッサージを円滑に行える。また、患部が指圧用突起に斜めから当接しても指圧用突起は支持体とともに円滑に回転して指圧が行え、しかも、患部を傷めることがない。
【0012】
請求項2記載の本発明では、前記指圧用突起は、支持体の回転中心に対する距離がそれぞれ異なるようにした。したがって、各指圧用突起の回転半径が異なることになって、全体的な指圧面積を拡大でき、広範囲のマッサージ施療が行える。
【0013】
請求項3記載の本発明では、前記指圧用突起と支持体の回転中心との距離を、背の高いもの短く、背の低いものは長くした。したがって、身体の凹部に沿った効果的な指圧が可能となり、特に足の裏のマッサージでは、足が背の高い指圧用突起により踊ったりすることがなく安定したマッサージが可能となる。
【0014】
請求項4記載の本発明では、前記指圧用突起を少なくとも3個以上設け、各指圧用突起の背を漸次高く設定して、支持体の回転に伴い、患部を押し上げる押圧サイクルと押圧力を解除する押圧解除サイクルとを繰り返すように構成した。したがって、背の高い指圧用突起で患部を押し上げて揉み上げた直後には、背の低い指圧用突起が当接して押圧力を開放するという、押圧力の落差が大きな効果的な指圧マッサージが可能となり、血行促進を図って疲労回復に有効となる。
【0015】
請求項5記載の本発明では、前記指圧用突起を少なくとも3個以上設け、各指圧用突起を結ぶ仮想枠が平面視多角形形状となるようにした。多角形の内部空間に足の踵や腕の肘などを挿入して、凸状の患部の側面を集中マッサージすることができる。
【0016】
また、請求項6記載の本発明では、前記各指圧用突起間にリブを設けた。かかる構成により、誤って突起間に指などを差し込んでしまい怪我したりすることを防止できる。
【0019】
また、請求項記載の本発明では、前記指圧用突起を筒状突起とし、同筒状突起の内部中途にボール受部を一体成形するとともに、同ボール受部上方にボール収納空間を形成し、同ボール収納空間内に指圧用ボールを回転自在に嵌合した。
【0020】
したがって、部品点数及び組付工数が減り、製造能率が高まる。
【0022】
また、請求項記載の本発明では、前記指圧用突起を被覆するカバー体を具備することとした。指圧用突起が剥き出しにならず、患部にソフトに当接することになるとともに、デザイン的に良好となり、また、凹凸のある指圧用突起の回転状態が見えないので指圧に対する恐怖感も軽減される。
【0023】
また、請求項記載の本発明では、前記指圧用突起と駆動源とを連結する連結手段を平面視で囲繞するように筒部を突設した。したがって、カバー体を設けた場合に、かかるカバー体の巻きつきを防止できる。
【0024】
また、請求項10記載の本発明では、前記指圧用突起の少なくとも上端部を突出状態に囲繞する板体を具備し、同板体の表面に足逃げ防止用の突起を設けた。
【0025】
したがって、患部を安定した状態で載置することができるとともに、足をマッサージする場合など、足が指圧用突起の回転で踊って逃げたりすることがない。
【0026】
また、請求項11記載の本発明では、前記カバー体の巻き込みを防止する保護筒を具備することとした。したがって、カバー体を巻き込んで破ったりするおそれがない。
【0027】
また、請求項12記載の本発明では、前記指圧用突起を、前記板体に左右一対で設けた。したがって、足の裏等を両足一度にマッサージできるので効率的であり、また、背中をマッサージする場合背骨を中心に左右の背筋を同時に施療可能となる。
【0028】
さらに、請求項13記載の本発明では、前記カバー体は、個別に着脱可能とした。したがって、片方が破損した場合にそれだけの修繕・交換でよく、経済的となる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明に係るマッサージ機は、駆動源により回転する支持体上に、それぞれ高さの異なる指圧用突起を複数個設けたものである。
【0030】
すなわち、駆動源としては電動モータを使用することができ、支持体としては、例えば、盤状、アーム状等のものが考えられ、かかる支持体上に高さの異なる指圧用突起を複数個設けて指圧用回転体を構成したものである。かかる構成により、強弱のある指圧が行えてマッサージ効果を高めることができるとともに、足や手などの身体の凹部にも追従して確実な指圧が行える。
【0031】
また、前記指圧用突起は、支持体の回転中心、すなわち、支持体の回転軸に対する距離をそれぞれ異ならせることが好ましい。かかる構成により、各指圧用突起の回転半径を異ならせることができ、全体的な指圧面積が拡大されて広範囲のマッサージ施療が行える。
【0032】
さらに、指圧用突起と支持体の回転中心との距離を、背の高いものは短く、背の低いものは長くするとよい。身体の凹部に沿った効果的な指圧が可能となり、特に足の裏のマッサージでは、足が背の高い指圧用突起により踊ったりするとがなく安定したマッサージが可能となる。
【0033】
また、前記指圧用突起を少なくとも3個以上設け、各指圧用突起の背を漸次高く設定して、支持体の回転に伴い、患部を押し上げる押圧サイクルと押圧力を解除する押圧解除サイクルとを繰り返すようにすることができる。
【0034】
すなわち、指圧用回転体の各指圧用突起が回転しているなかで、背の高い指圧用突起が患部を強く押し上げるように押圧して揉み上げると、その直後には背の低い指圧用突起が患部に当接することになるのでその押圧力が開放され、押圧力の落差が大きくなる指圧の繰り返しが効果的なマッサージとなり、血行が促進されて疲労回復にも有効となる。
【0035】
また、各指圧用突起を結ぶ仮想枠が平面視多角形形状となるようにすると、多角形の内部に空間が形成されるので、かかる空間に足の踵や腕の肘などを挿入して、凸状の患部の側面を集中マッサージすることも可能となり、使い勝手が良好となる。
【0036】
さらに、各指圧用突起間にはリブを設けることが好ましい。かかる構成により指圧用突起自体の強度アップが図れ、しかも、誤って突起間に指などを差し込んた場合でも深く挿入されないので怪我することを防止できる。
【0037】
また、指圧用突起の上端には転動体を設けることが好ましい。指圧用突起先端が先鋭では患部を傷めるので、患部上を転動するように構成することで、患部を傷めることのない優しい指圧マッサージを円滑に行うことができる。
【0038】
転動体としては、ボール状のものを好適に用いることができる。かかるボールを配設するために、前記指圧用突起を筒状突起とし、同筒状突起の内部中途にボール受部を一体成形し、同ボール受部上方にボール収納空間を形成し、同ボール収納空間内に指圧用ボールを回転自在に嵌合するとよい。かかる構成とすれば、部品点数及び組付工数が減り、製造能率が高まり、マッサージ効果の高い指圧用回転体が低コストで製造可能となる。
【0039】
ところで、前記筒状突起は、その上端面から周壁外側に向けて斜め下方へ切削した切削端部を形成した構成とするとができる。すなわち、患部が筒状突起に斜めから当接しても筒状突起は支持体とともに円滑に回転して良好な指圧が行え、しかも、患部を傷めることもない。
【0040】
また、指圧用突起を剥き出しにせず、患部にソフトに当接させるために、前記指圧用突起を被覆するカバー体を設けることが好ましい。カバー体を設けることでデザイン的に良好となり、また、凹凸のある指圧用突起の回転状態が見えないので指圧に対する恐怖感も軽減される。
【0041】
さらに、前記指圧用突起と駆動源とを連結する連結手段、例えば取付ビスやナット等を平面視で囲繞するように筒部を突設する構成とすることができる。前述したようにカバー体を設けた場合、かかる筒部によってカバー体が前記ビスやナットに巻きつくことを確実に防止することができる。
【0042】
また、上記してきた指圧用回転体は、手持ち式のマッサージ機のヘッド部分に設けることができる他、前記指圧用突起の少なくとも上端部を突出状態に囲繞する板体を具備させて載置式のマッサージ機として構成することが可能である。
【0043】
そして、かかる板体の表面はに足逃げ防止用の突起を設けるとよい。かかる構成により、足や腕等の患部を安定した状態で載置することができ、特に足をマッサージする場合など、足が指圧用突起の回転で踊って逃げたりすることがないのでマッサージ効果が高まる。
【0044】
板体を具備するものでは、同板体上に指圧用回転体を突出させるための開口部分が必要となり、しかも、指圧用突起を被覆するカバー体を設けた場合は、同カバー体が開口部の内縁と指圧用回転体の支持体の外縁との間に巻き込まれるおそれがある。そこで、前記カバー体の巻き込みを防止する保護筒を設けるとよい。
【0045】
すなわち、開口部の内側に、上端が板体表面よりも突出した保護筒を設けることで、カバー体の巻き込みを防止し、カバー体を破ったりするようなことを防止できる。特に、指圧用突起の上端に転動体を設けたものでは、保護筒によりカバー体が指圧用突起の側面に触れずに転動体の方に触れることになるので、カバー体の破れを防止できる。
【0046】
さらに、板体を具備する載置式とした場合、前記指圧用突起を板体に左右一対で設けることができる。
【0047】
かかる構成とすれば、足の裏等のマッサージでは両足一度にマッサージできるので効率的であり、また、背中をマッサージする場合でも、背骨を中心に左右の背筋を同時に施療可能となり、効率的なマッサージが行える。
【0048】
ところで、前記カバー体は、指圧用回転体がシングルのものであっても、あるいは、前記したようにダブルのものであっても着脱自在のものとすることが好ましく、特に、ダブルのものである場合は、個別に着脱可能とするとよい。片方が破損した場合にそれだけの修繕・交換でよく、経済的となるからである。
【0049】
以上説明してきたように、本発明に係るマッサージ機は、高さがそれぞれ異なる複数の指圧用突起を回転させることにより、強弱のあるめりはりの利いたマッサージが行え、しかも、患部に凹部があってもその凹部形状に追従したむらのない指圧マッサージが行えるので、血行促進を図り疲れを癒すことができる。
【0050】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面に基づき具体的に説明する。
【0051】
図1は本実施例に係るマッサージ機Aの平面図、図2は同縦断面図、図3は同側面図、図4は同分解斜視図である。
【0052】
本実施例に係るマッサージ機Aは、ケーシングC上に板体を取付け、同板体の略中央に左右一対の指圧用凸部2を取付け、同指圧用凸部2を駆動源となる指圧用モータ6bにより回転可能として指圧によるマッサージを可能とするとともに、前記板体を振動用モータ6aにより振動させて振動板1として機能させ、振動によるマッサージも平行して行えるように構成した載置式として足の裏のマッサージに好ましい構成としながら、かつ、背中等に振動板1を当接して背中のマッサージ等にも使用できるようにしている。
【0053】
図4に示すように、ケーシングCは、それぞれABS樹脂で形成された矩形形状の下ケース3と、同下ケース3に嵌合する周壁40を有する薄板状の上ケース4とを重合状態に組み立てて構成しており、両ケース3,4 の一側に一体成形された半割状把手構成部3a,4a が重合されて、ケーシングCと一体的に把手30が形成されている。C1は電源コードである。
【0054】
下ケース3は、前側(把手30と反対側で、使用者側から奥部となる)の高さを後側(使用者からみて手前となる把手30側)よりも高くして上面を傾斜状に形成し、特に足の裏をマッサージする場合に使用者は腰掛けて使用できるようにするとともに、高くした後側に振動板1を振動させる振動用モータ6aを立てて配設可能としている。このように、振動用モータ6aを立設可能としているので、下ケース3の内部空間を有効利用してマッサージ機Aの全体をコンパクト化している。
【0055】
また、底面の四隅には脚座31を取付けており、同脚座31はマッサージ機Aを載置する床面等に振動を直接伝達することを防止し、かつ、振動でずれ動くことを防止するために、弾性力を有し、かつ摩擦係数の大きなゴム製としている。
【0056】
上ケース4は、下ケース3と嵌合して取付ビス32により固着しており、その表面の把手30側には操作部5を設けている。50は電源スイッチ、51は振動モードスイッチ、52は振動強弱切替スイッチ、53は指圧モードスイッチ、54は指圧強弱切替スイッチ、55はおまかせモードスイッチであり、このおまかせモードスイッチ55を選択すると、振動、指圧の各モードがアトランダムに組合されたマッサージを行える。また、56は動作表示ランプである。
【0057】
このように、操作部5は振動板1と把手30との間に設けられているので、マサージ機Aを誤って落下させた場合に把手30が操作部5を保護することになる。
【0058】
また、図3に示すように、電源スイッチ50を、把手30の先端部と振動板1の前端とを結ぶ仮想線Lよりも突出しないように設けたので、背中のマッサージを行う場合などに電源スイッチ50を誤操作することがない。
【0059】
さらに、持ち運びする際などに把手30を把持しやすくするように、把手30と設置面との間には隙間dを設けており、しかも、同把手30は比較的に低位置にあるので、突出した状態に形成されていてもマッサージするのに邪魔になることがない。
【0060】
また、上ケース4の表面四隅には、前側と後側とで硬度を変えた天然ゴム製の弾性支柱41,42 を突設しており、同弾性支柱41,42 を介して振動板1をケーシングCと連結している。
【0061】
弾性支柱41,42 は、図2及び図4に示すように、筒状のゴム部41a,42a の両端にフランジ部41b,42b を連設し、同フランジ部41b,42b に突設した雄ねじ部41c,42c とからなるインサート成形品であり、両端の雄ねじ部41c,41c,42c,42c を、振動板1、上ケース4に、それぞれワッシャ41e,42e を介してナット41d,42d により固着している。
【0062】
一方、上ケース4の裏面には機能部Bを集中配置しており、図5に示すように、機能部Bは、前側中央位置に前記振動用モータ6aを立設し、後側中央位置には軸方向を上ケース4の前後方向に合わせた前記指圧用モータ6bを横臥状態に取付け、さらに、両モータ6a,6b 間には、指圧用モータ6bと連動連結して前記指圧用凸部2を回転駆動させるギヤケース7を配設している。B1は基板、B2はリード線、60は振動用モータ6aの冷却ファン、61は指圧用モータ6bの冷却ファンである。
【0063】
また、図7に示すように、上ケース4には一対のモータ押さえ兼用取付ボス(取付ボス)43を突設しており、両取付ポス43,43 間に、CR系ゴムよりなるモータ押さえバンド67を介して指圧用モータ6bを挟持するとともに、同取付ボス43と下ケース3に立設した上ケース取付用ボス33とをビス34により固着している。
【0064】
振動用モータ6aは、回転を強弱二段切替可能としており、強では3,100rpm、弱では2,700rpmで回転可能であり、そのモータ軸62を上ケース4の表面側に突出させている。
【0065】
振動板1を取り外した状態で見ると、図4及び図6に示すように、表面には、振動マッサージや指圧マッサージを行うための駆動部分のみが露出しただけとなっている。なお、振動板1を取り外す際には、弾性支柱41,42 と振動板1とを固定しているナット41d,42d を螺脱すればよい。
【0066】
図2、図4及び図6中、4bは上ケース4に取付けたガイド筒であり、同ガイド筒4b内に振動用モータ6aのモータ軸62を挿通し、同モータ軸62の先端に偏心カム63を介してベアリング64を取付けている。そして、同ベアリング64を振動板1に形成した取付ボス11にゴムキャップ65を介して嵌着し、振動用モータ6aと振動板1とを連動連結している。
【0067】
このように、機能部Bを上ケース4の裏面に集中配置し、上ケース4の表面には振動マッサージや指圧マッサージを行うための駆動部分のみを露出させたことにより、後述する指圧用凸部2の指圧用回転体20を覆うカバー体21の交換や、その他部品のメンテナンス時等に、電源系統やグリース等に触れずにすみ、安全であり、かつ衛生的となっている。
【0068】
また、振動用モータ6aを上ケース4側に固定し、上ケース4に弾性支柱41,42 を介して連結されている振動板1を振動させるようにしているので、強力な振動を与えることができる。
【0069】
しかも、振動板1を支持する弾性支柱41,42 は、前側の左右弾性支柱41,41 よりも、振動用モータ6aから離隔した後側の左右弾性支柱42,42 の硬度を硬くしているので、振動板1と振動用モータ6aとの連結部が振動板1の中央でなく前側にオフセットしていても、振動板1が異常振動してガタつき、異音を発生したりすることがない。すなわち、本実施例の構成では、振動板1の重心に対し、振動用モータ6aの偏心カム63を偏位した位置に取付けた場合、振動板1における偏心カム63から離れた位置では水平振幅が大きくなり、また、縦方向(上下方向)の振幅も大きくなるので、前記連結部の反対側ではガタつきが大きく異音を発生することを防止できる。なお、本実施例では、前側の左右弾性支柱41,41 の硬度を60度、後側の左右弾性支柱42,42 の硬度を70度としている。
【0070】
また、本発明の要部となる指圧用凸部2を駆動する指圧用モータ6bについても回転を強弱二段切替可能としており、強では3,100rpm、弱では2,700rpmで回転可能としている。さらに、そのモータ軸を、図6に示すようにギヤケース7内に配設したギヤ連動機構と連動連結して減速可能とし、減速時の強では30rpm 、弱では24rpm で回転可能としている。そして、前記ギヤ連動機構により、ギヤケース7から突設した左右の回転軸71,71 を回転可能とするとともに、同回転軸71,71 の先端に、前記した指圧用凸部2をなす指圧用回転体20をそれぞれ連結している。なお、前記ギヤ連動機構は、モータ軸に連結したウォームギヤ72と、同ウォームギヤ72に噛合する左右のリングギヤ73,73 とを具備し、同リングギヤ73と前記回転軸71とが連動連結している。したがって、左右の指圧用回転体20,20 は相反方向に回転することになる(図6中の矢印参照)。
【0071】
指圧用凸部2は、図2、図4、及び、図8〜図11に示すように、ギヤケース7から伸延した回転軸71に、連結手段としてのビス71a により取付けられ、振動板1上に突出した指圧用回転体20にカバー体21を被覆して構成されている。
【0072】
指圧用回転体20は、強度があって滑りのよいポリアセタール樹脂からなり、平面視略三角形形状の水平回転する支持体としての台座部22と、同台座部22の下方に突設され、前記回転軸71との取付部となるボス部23と、同ボス部23から上方へ伸延させ、前記ビス71a を平面視で囲繞するように形成したカバー体巻き込み防止用の筒部24と、さらに、同筒部24を囲繞するように、前記台座部22から突設した三つの指圧用突起としての筒状突起25とを一体成形している。23a は前記ボス部23と台座部22との間に設けた三角形状の補強リブである。
【0073】
また、筒状突起25の上端には、転動体として金属製の指圧ボール26を取付けている。
【0074】
すなわち、図11に示すように、各筒状突起25内にボール受部25d を一体形成し、同ボール受部25d の上部に形成されたボール収納空間27に、指圧ボール26を脱落せず、かつ、回転自在となるように挿入したもので、少なくとも頂部が露出するように、筒状突起25の上方から嵌め込むように挿入して指圧用突起を形成している。
【0075】
かかる構成とすることにより、部品点数等が削減され、かつ組付工程も簡略化可能となって製造コストの低減が図られている。
【0076】
また、斜め方向からも患部が指圧ボール26に円滑に当接するように、筒状突起25の上端面から周壁外側に向けて斜め下方へ切削して切削端部25e を形成している。
【0077】
さらに、上記三つの筒状突起25は、高筒25a 、中筒25b 、低筒25c と三種の高さ違いに形成しており、しかも、高い順に、台座部22の中心に近接させて構成している(図10)。すなわち、指圧用突起25は、台座部22の中心に対する距離がそれぞれ異なるようにしており、高筒25a を最も回転軸71に近接させ、低筒25c を最も離隔させている。なお、図8〜図11に示した指圧用回転体20は、マッサージ機Aの平面視で左側に取付けたものを示した。
【0078】
上記構成としたことにより、左右の指圧用回転体20を回転させると、患部を押し上げる押圧サイクルと押圧力を解除する押圧解除サイクルとを繰り返すことになる。
【0079】
すなわち、左右の指圧用回転体20を回転させると、高筒25a で患部を押し上げて揉み上げた直後には、低筒25c が患部に当接して押圧力を開放するという、押圧力の落差が大きな、強弱のある指圧効果を得ることができるとともに、足や手等の身体の凹部分にもいずれかの筒状突起25が追随することになって、確実に指圧することができる。
【0080】
しかも、台座部22の中心となる回転軸71に対する各筒状突起25の距離が異なっているので、指圧用回転体20の回転によって各筒状突起25は半径の異なる同心円上を回転することになり、指圧半径が広くなって指圧面積を拡大することができる。
【0081】
また、各筒状突起25間にはリブ28を介設しており、各筒状突起25の強度アップを図りつつ、筒状突起25間の隙間に誤って指等を突っ込んで怪我したりすることを防止している。また、同様に、台座部22の各辺部に半円状の指詰め防止板22a を一体的に連設するとともに、各筒状突起25からは前記指詰め防止板22a と同じく水平方向に指詰め防止片22b を突設している。
【0082】
ところで、本実施例では、筒状突起25を3本としたが、図12(a)(b)に示すように、4本にしてもよい。図12(b) に示すように、ここでも筒状突起25は、それぞれh1〜h4まで高さを異ならせている。
【0083】
あるいは同様に、図13(a)(b)に示すように、5本にしたり、あるいはさらに本数を増加させて平面視で多角形形状となるように構成してもよい。なお、図12及び図13中、25b'、25b'' は、筒状突起25のうち、中筒25b と低筒25c の間で漸次背を低くしたものである。
【0084】
また、図14に示すように、指圧ボール26に代えて、筒状突起25内に支持ピン26a を架設し、同支持ピン26a 回りに回転可能なローラ体26b を取付けた構成としたり、あるいは、図15に示すように、台座部22上に支持軸26c を突設し、同支持軸26c 回りに弾丸状の指圧体26d を回転自在に取付けてもよい。
【0085】
また、指圧用回転体20は、図2に示すように、振動板1に形成した円形開口1a,1a に内側から挿入されるとともに、図1〜図4に示すカバー体21により覆われている。
【0086】
同カバー体21は、それぞれが独立して着脱自在となるように取付けている。すなわち、図2に示すように、カバー体21は、取付リング21a にカバー布21b を取付けて形成されており、取付リング21a が振動板1の円形開口1a,1a の内縁に当接するように振動板1の内側から挿入され、8の字状の取付具21d により押さえられて保持されている(図4参照)。21f は取付ビスである。
【0087】
かかる構成により、カバー体21が傷んだ場合の修繕・交換が個別に行えることになり合理的となる。
【0088】
また、図2中、21e は前記取付具21d に連設した保護筒であり、前記円形開口1aの内側に臨設されている。そして、その上端を振動板1の表面よりも上方へ突出させている。
【0089】
かかる保護筒21e がカバー布21b の取付端部と指圧用回転体20の外縁との間に介在させたことにより、カバー布21b が円形開口1aと指圧用回転体20との間に巻き込まれたりして破損することながい。なお、同保護筒21e は、上ケース4に一体的に連設したり、あるいは別部材であっても上ケース4に取付けるような構成としても構わない。
【0090】
次に、振動板1の構成について詳述する。
【0091】
本実施例に係る振動板1は、銀や亜鉛、銅等を抗菌材として含むABS樹脂からなる抗菌性樹脂で、図1に示すように平面視矩形形状に形成し、その表面全体にかけて、多数の小突起12を設けるとともに、振動板1に両足を載置した際に左右それぞれの足の指側に対応する個所に、3個の突起80,80,80を横一列に配している。
【0092】
そして、前記突起80,80,80のうち、最外側に位置した突起80の外側斜め後方位置にさらに突起80a を設けて前部突起群を形成している。なお、この突起80a を省略し、横一列の突起80,80,80のみで前部突起群8としたり、横一列とした前部突起群8を2列に並設したり、あるいは最外側の突起80a についても前後ダブルに設けても構わない。
【0093】
かかる構成としたことにより、振動板1の略全面に設けた小突起12より振動板1のどの個所に足、手、背等の患部を載置してもマッサージ効果が高くなり、施療個所が広くても対応可能となる。しかも、足のマッサージの場合は、図16に示すように、両足同時に施療することができるとともに、前部突起群8の各突起80,80aが足の指に対応し、振動板1の振動で足がずれることを防止し、かつ、指の付け根を強く押圧することできるのでマッサージ効果を高めることができる。
【0094】
また、図3に示すように、前記前部突起群8の各突起80間にはリブ81を設けており、かかるリブ81で各突起80の強度アップを図り、かつ、各突起80間の凹部深さを加減することにより、足を載置した際に、指を突起80,80 間に深く挿入し過ぎることがなくなり、振動によって指を傷めたりすることを防止している。
【0095】
図1において、82は前部突起群8の前後に並列状に設けた小突起列であり、同小突起列82の各小突起82a は、前部突起群8の各突起80と前後方向に重合しないように列設されている。
【0096】
すなわち、足等を載置した際に、前部突起群8の各突起80に指を載せた場合、その前後の小突起列82によって突起80と振動板1面との段差を縮めることがなくなり、強力な押圧力で高いマッサージ効果を得ることが可能となる。
【0097】
また、前記前部突起群8の反対側位置、すなわち振動板1の後部に後部突起部9を設けている。
【0098】
本実施例における後部突起部9は、前部突起群8の各突起80と略同高さの突起90を、四角形をなすように4個配設して構成しており、足の裏のマッサージを行うに際し、前記前部突起群8が指に対応するのに対し、この後部突起部9は踵に対応することになる。91は各突起90間に設けたリブである。
【0099】
したがって、かかる後部突起部9を用いて、踵下面や側面のマッサージが行えるとともに、側方のみでなく、下方への足のずれを防止することができる。
【0100】
また、前部突起群8の最外側突起80a と後部突起部9とは、略同一直線上に位置するようにして、自然な姿勢で足を振動板1に載せるだけで足先と踵に突起80,90 が当接し、足の裏全体を効率よくマッサージ可能とするとともに、振動により足が外側や下側へずれることを防止している。また、本実施例では、上記した小突起12や突起80,90 等、患部に当接する個所に抗菌材を多く含有させて抗菌効果を高めるようにしている。
【0101】
このように、本実施例では、前部突起群8が足の指に対応し、後部突起部9が踵に対応し、さない、前述した左右一対の指圧用凸部2が土踏まずに対応することになり、足の裏全体を効率よくマッサージ可能としている。
【0102】
しかも、指圧用凸部2と前部突起群8との間には、図17に示すように、少なくとも足の裏の凸曲面部を沈み込ませるだけのスペースSが設けられている。
【0103】
また、図18に示すように、前部突起群8の各突起80を足の指で挟むようにすれば、各指の側面マッサージも可能となり、かつ、外反母趾の進行を予防する効果も奏する。
【0104】
以上説明したように、本実施例では、振動による足の内側へのずれまでも防止することができるとともに、指圧用凸部2により、疲れを癒すに適当な土踏まずのマッサージを効果的に行える。しかも、振動板1を抗菌製樹脂製としたので、雑菌の繁殖を防止して防臭効果も奏する。
【0105】
次に、本マッサージ機Aの作動について説明する。図19に本マッサージ機Aのブロック図を示す。図示するように、本実施例では電流検知部を設けて安全機構を備えさせており、例えば、振動板1や指圧用回転体20に無理な負荷がかかると、各モータ6a,6b の回転数が落ち、このときの過電流を電流検知部が検知してその信号を制御回路に送ることによって各モータ6a,6b を停止させるようにしている。なお、商用電源に変えて、電源は電池としてもよい。
【0106】
前述したように、操作部5におけるスイッチ操作によって、振動モード、指圧モード、おまかせモードと選択可能であるが、タイマを具備させることでいずれも始動から15分経つと自動的にOFFするように制御している。
【0107】
ここで、本実施例のおまかせモードについて、図20を参照しながら説明すると、おまかせモードスイッチ55をONすると(イ)、振動用モータ6a、指圧用モータ6bの両方が同時に弱運転で起動し(T1)、例えば15秒間駆動すると(T2)、次に強運転で15秒駆動する(T3)。
【0108】
このように、起動を弱運転としているので、初めて使用する者でもごく自然にマッサージ治療に入ることができ、また初期の運転(T3まで)で、振動モード、指圧モード、これらの強弱程度を使用者に認識させ、後の使用の目安とさせることができる。
【0109】
そして、(T3)からは再び両モータ6a,6b ともに弱運転となり、10〜30秒程度に設定した適当な時間で強と弱の運転を繰り返し(T4)、起動から15分経過すると自動的にOFFとなる(ロ)。
【0110】
なお、このおまかせモード運転中であっても、振動モードのみ、あるいは、指圧モードのみを各スイッチ51〜54を操作することでその強弱とともに選択することが可能であり(ハ)(ニ)、また、かかる別モードを選択しても、おまかせモードスイッチ55のONから15分経過すれば自動的にOFFとなるように制御している。なお、おまかせ運転中に、他のモードを選択した場合、始動は弱運転から開始するようにすることが好ましい。
【0111】
なお、本実施例では、(T4)については振動モード、指圧モードが両者そろって強弱を繰り返すようにしているが、例えば、所定時間は振動モードが停止して指圧モードが強運転となり、次いで指圧モードが停止して振動モードが弱運転となり、次いで指圧モードは停止のまま振動モードが強運転となり、さらにその後は振動モードが停止して指圧モードが低運転するなどを繰り返したり、あるいは、各運転状態が全くアトランダムに発生するなど、適宜設定することができる。
【0112】
次に、他の実施例として、図21及び図22に示したものを説明する。
【0113】
これらは指圧用凸部2の形態を変更したものであり、図21に示したものは、台座部22に代えてアーム体22' を回転軸71に取付け、同アーム体22' の両端に高筒25a と低筒25c をそれぞれ突設し、両筒25a,25c の上端に指圧ボール26を回転自在に取付けたもので、回転軸71と各筒25a,25c との距離を、高筒25a の方を短く、低筒25c の方を長くしている。Gは減速機構である。
【0114】
また、図22に示したものは、アーム体22' の一端と回転軸71とを連結して、他端に低筒25c を、中間部分に高筒25a を突設した構成としている。
【0115】
上記各構成によっても、先の実施例と同様な効果を得ることができる。なお、他の構成は先の実施例と同様なのでここでの説明は省略する。
【0116】
さらに他の実施例として、図23に示したものを説明する。
【0117】
これは、指圧モードを選択する場合に、ケーシングCに設けた操作部5に手を伸ばしてスイッチ操作することなく、指圧用回転体20に足を載せれば自動的にスイッチONとなるようにしたもので、回転軸71の先端部にプッシュボタン57を設けたスイッチ部58を取付け、同スイッチ部58の上端面と指圧用回転体20のボス部23の天井壁23b との間にスプリング59を介設している。
【0118】
かかる構成により、指圧用回転体20に足を載せれば、スプリング59に抗してボス部23が下がり、同ボス部23の下端23c によてブッシュボタン57を押し込み、指圧モードスイッチ53がONするものである。足を除けると、ボス部23が上昇してプッシュボタン57も復帰してスイッチOFFとなる。
【0119】
なお、この場合もスイッチONしたときには、指圧用回転体20の回転速度は低速でスタートするようにし、いきなり高速回転となって足が振り落とされることを防止することが好ましい。
【0120】
さらに他の実施例として、図24及び図25に示したものを説明する。
【0121】
これは、先の他の実施例と同様に、ケーシングCに設けた操作部5に手を伸ばしてスイッチ操作しなくてもよいように、ケーシングCの形状を変更したものである。
【0122】
すなわち、ケーシングCの形状を平面視略台形形状とし、使用者からみて手前側に、入江状の湾曲切欠部Dを形成するとともに、同湾曲切欠部Dの端縁に、振動板1側に向けて、ケーシングCの上面傾斜よりも角度のある上り傾斜のテーパ部D1を形成し、さらに、湾曲切欠部Dに沿って各種スイッチ50〜55を配設したものである。
【0123】
かかる構成とすれば、足の裏をマッサージするに際してスイッチ操作を足で直接行えるのでスイッチ操作の度に上体を前方に屈曲させたりする必要がなく、使い勝手が向上する。すなわち、図示するように、踵を軸にして指先を動かすことができるので、全てのスイッチ操作を足で行うことができ、使い勝手がきわめて良好となる。
【0124】
なお、本実施例では、把手30をケーシングCの側面に設けているが、前端部分に設けてもよい。また、各スイッチ50〜55の配列についても、足での操作が可能な範囲で適宜設定して構わない。その他の構成は先の実施例と同様であるのでここでの説明は省略する。
【0125】
また、さらなる他の実施例として、図26及び図27に示したものを説明する。
【0126】
これは、指圧によるマッサージに加え、温熱効果でマッサージ効果をより高めるようにしたものである。
【0127】
すなわち、図26に示したものは、指圧用回転体20からスチームを発生可能としたもので、指圧によるマッサージと温熱による効果に加え、患部の肌が乾燥していても潤いを与えることができ、美容面においても効果がある。
【0128】
その具体的な構成について説明すると、指圧用回転体20の各筒状突起25間にスチーム噴出口29を設け、各噴出口29とスチーム発生ユニット(以下単にユニットという)Uとを連通させている。72は指圧用モータ6bに連動連結したウォームギヤ、73は同ウォームギヤ72に噛合するリングギヤである。
【0129】
なお、この場合は、先の実施例で採用したカバー体21は不要とするか、あるいは、耐水性の材質でメッシュ状に形成したものを用いるとよい。
【0130】
ところで、ユニットUは、図27に示すように、一側にヒータ嵌入孔16a を設けるとともに、他側にタンク挿通片16b を形成した吸水体16を、水タンク17内に前記タンク挿通片16b を抜き差し自在に装着可能とし、前記ヒータ嵌入孔16a にヒータ18を嵌着させて構成しており、指圧用回転体20の台座部22内に着脱自在としている。したがって、水の補給やユニットUのメンテナンスも容易に行える。
【0131】
かかる構成により、ヒータ18に通電すると、吸水体16内の水が蒸発して、多数のスチーム噴出口29よりスチームが万遍なく発生し、患部を指圧によりマッサージするとともに、加温して血行を促進し、かつスチームによって肌を潤すことができる。スチーム噴出口29は、筒状突起25間に形成されているので閉塞されることもなく、また、患部とは適当な空間が保持されるので火傷などのおそれもない。
【0132】
なお、他の構成は先の実施例と同様なのでここでの説明は省略する。
【0133】
さらに他の実施例として、図28に示したものを説明する。
【0134】
これは、上述したきたマッサージ機Aが載置式であったのに対し、手持ち式としたことに特徴がある。
【0135】
すなわち、筒状に形成し、かつ中途で折曲したケーシングC'の先端にヘッドC2を取付け、同ヘッドC2に指圧用回転体20を取付けている。30' はケーシングC'の基端部分に設けたグリップ、5'はケーシングC'の中央部分に設けた電源スイッチであり、本実施例では、電源スイッチ5'のONにより指圧用回転体20が回転駆動して指圧マッサージのみを行えるようにしている。なお、この場合、電源は電池としてケーシングC'内に収納しておくとよい。
【0136】
ここで、振動板1についての他の実施例を図29、図30を参照しながら以下に説明する。
【0137】
図29に示したものは、前述した他の実施例(図27参照)で説明したスチーム発生ユニットUをケーシングC内に設け、振動板1の各小突起12、あるいは突起80,90 間に設けたスチーム噴出口15からスチームを発生可能としたものである。
【0138】
また、図30に示したものは、振動及び指圧によるマッサージに加え、振動板1による温熱効果でマッサージ効果をより高めるようにしたものである。
【0139】
すなわち、振動板1の外側にヒータ線13を取付けるか、あるいは内部に埋設して振動板1を加温可能とするとともに、振動板1にセラミック等の遠赤外線を放射する物質を担持させたものである。ここで担持とは、外表面への塗布、あるいは素材樹脂中への含浸などをいう。
【0140】
図中、Fはセラミック粒子、14はヒータ線13に接続した伝熱材であり、アルミニウム等の熱電導率の高い金属を用いている。かかる伝熱材14を小突起12や各突起80,90 内に埋設して患部に当接する場所まで効果的に加温可能としている。
【0141】
また、振動板1の裏面には絶縁材14a を介して断熱材1cを取付けている。かかる構成により、施療面となる振動板1の表面側に熱エネルギを効率よく送ることができ、遠赤外線照射作用を向上させることができる。なお、断熱材1cの素材としては、ロックウール、グラスウール、石綿等の繊維質断熱材や、ケイ酸カルシウム、炭酸マグネシウムの粉抹を結合材にして板状に形成したものでもよい。あるいは、パーライト、泡ガラス等の多孔質材料を成形したものでも構わない。また、ヒータ線13に代わる加熱手段としてペルチェ素子であってもよい。なお、他の構成は先の実施例と同様なのでここでの説明は省略する。
【0142】
以上、各実施例を通して本発明を説明したが、本発明は各実施例に限定されるものではない。
【0143】
例えば、本実施例では、振動板1を支持する弾性支柱41,42 の硬度を代えて異常振動に対応したが、図31(a) に示すように、同硬度のものであっても、後側の弾性支柱42の取付本数を増加して対応したり、あるいは、図31(b) に示すように、同弾性支柱42の径を大きくして対応することもできる。
【0144】
さらには、図32に示すように、材質を天然ゴムに代えてコイルバネ44を採用してもよい。この場合も、コイル径を変えたり、予めバネ定数の異なるものを使用したりして振動板1の異常振動に対応することができる。
【0145】
また、上記してきた各実施例では、本マッサージ機Aを載置式や手持ち式として説明したが、本発明は、椅子式のものやベッド式のものにも適用することができる。さらにその他の構成要素の形状や材質等も適宜変更して構わない。
【0146】
【発明の効果】
(1) 請求項1記載の本発明によれば、駆動源により回転する支持体上に、それぞれ高さの異なる指圧用突起を複数個設け、前記指圧用突起の上端に転動体を設け、前記指圧用突起は、その上端面から周壁外側に向けて斜め下方へ切削した切削端部を有することにより、強弱のある指圧が行えてマッサージ効果を高めることができるとともに、足や手などの身体の凹部にも追従して確実な指圧が行える。また、患部を傷めることがない優しい指圧マッサージを円滑に行える。また、患部が指圧用突起に斜めから当接しても指圧用突起は支持体とともに円滑に回転して指圧が行え、しかも、患部を傷めることがない。
【0147】
(2) 請求項2記載の本発明では、前記指圧用突起は、支持体の回転中心に対する距離がそれぞれ異なるようにしたことにより、前記(1) の効果に加え、各指圧用突起の回転半径が異なることになって、全体的な指圧面積を拡大でき、広範囲のマッサージ施療が行える。
【0148】
(3) 請求項3記載の本発明では、前記指圧用突起と支持体の回転中心との距離を、背の高いもの短く、背の低いものは長くしたことにより、前記(2) の効果に加え、身体の凹部に沿った効果的な指圧が可能となり、特に足の裏のマッサージでは、足が背の高い指圧用突起により踊ったりすることがなく安定したマッサージが可能となる。
【0149】
(4) 請求項4記載の本発明では、前記指圧用突起を少なくとも3個以上設け、各指圧用突起の背を漸次高く設定して、支持体の回転に伴い、患部を押し上げる押圧サイクルと押圧力を解除する押圧解除サイクルとを繰り返すように構成したので、前記(3) の効果に加え、背の高い指圧用突起で患部を押し上げて揉み上げた直後には、背の低い指圧用突起が当接して押圧力を開放するという、押圧力の落差が大きな効果的な指圧マッサージが可能となり、血行促進を図って疲労回復に有効となる。
【0150】
(5) 請求項5記載の本発明では、前記指圧用突起を少なくとも3個以上設け、各指圧用突起を結ぶ仮想枠が平面視多角形形状となるようにしたことにより、前記(4) の効果に加え、多角形の内部空間に足の踵や腕の肘などを挿入して、凸状の患部の側面を集中マッサージすることができる。
【0151】
(6) 請求項6記載の本発明では、前記各指圧用突起間にリブを設けたことにより、前記(5) の効果に加え、誤って突起間に指などを差し込んでしまい怪我したりすることを防止できる。
【0153】
(7) 請求項記載の本発明では、前記指圧用突起を筒状突起とし、同筒状突起の内部中途にボール受部を一体成形するとともに、同ボール受部上方にボール収納空間を形成し、同ボール収納空間内に指圧用ボールを回転自在に嵌合したので、前記(6) の効果に加え、部品点数及び組付工数が減り、製造能率が高まる。
【0155】
()請求項記載の本発明では、前記指圧用突起を被覆するカバー体を具備することとしたことにより、前記() の効果に加え、指圧用突起が剥き出しにならず、患部にソフトに当接することになるとともに、デザイン的に良好となり、また、凹凸のある指圧用突起の回転状態が見えないので指圧に対する恐怖感も軽減される。
【0156】
()請求項記載の本発明では、前記指圧用突起と駆動源とを連結する連結手段を平面視で囲繞するように筒部を突設したことにより、前記(8)の効果に加え、カバー体を設けた場合に、かかるカバー体の巻きつきを防止できる。
【0157】
(10)請求項10記載の本発明では、前記指圧用突起の少なくとも上端部を突出状態に囲繞する板体を具備し、同板体の表面に足逃げ防止用の突起を設けたので、前記()の効果に加え、患部を安定した状態で載置することができるとともに、足をマッサージする場合など、足が指圧用突起の回転で踊って逃げたりすることがなくなる。
【0158】
(11)請求項11記載の本発明では、前記指圧用突起の少なくとも上端部を突出状態に囲繞する板体を具備し、同板体の表面に足逃げ防止用の突起を設けたので、前記(10)の効果に加え、患部を安定した状態で載置することができるとともに、足をマッサージする場合など、足が指圧用突起の回転で踊って逃げたりすることがなくなる。
【0159】
(12)請求項12記載の本発明では、前記指圧用突起を、前記板体に左右一対で設けたことにより、前記(11)の効果に加え、足の裏等を両足一度にマッサージできるので効率的であり、また、背中をマッサージする場合背骨を中心に左右の背筋を同時に施療可能となる。
【0160】
(13)請求項13記載の本発明では、前記カバー体は、個別に着脱可能としたことにより、前記(12)の効果に加え、片方が破損した場合にそれだけの修繕・交換でよく、経済的となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るマッサージ機の平面図である。
【図2】同マッサージ機の縦断面図である。
【図3】同マッサージ機の側面図である。
【図4】同マッサージ機の分解斜視図である。
【図5】上ケースの底面図である。
【図6】同マッサージ機の振動板を取り除いた状態の平面図である。
【図7】図6のI−I線における断面図である。
【図8】指圧用回転体の斜視図である。
【図9】同指圧用回転体の側面図である。
【図10】同指圧用回転体の平面図である。
【図11】図10のI−I線における断面図である。
【図12】指圧用回転体の他の形態を示す説明図である。
【図13】指圧用回転体の他の形態を示す説明図である。
【図14】指圧用回転体の他の形態を示す説明図である。
【図15】指圧用回転体の他の形態を示す説明図である。
【図16】同マッサージ機の使用状態を示す説明図である。
【図17】指圧用凸部と前部突起群との間に設けたスペースの説明図である。
【図18】前部突起群の使用例を示す説明図である。
【図19】マッサージ機Aのブロック図である。
【図20】同マッサージ機の作動状態を示すタイムチャートである。
【図21】他の実施例に係るマッサージ機の指圧用回転体の説明図である。
【図22】他の実施例に係るマッサージ機の指圧用回転体の平面図である。
【図23】他の実施例に係るマッサージ機の指圧用回転体の説明図である。
【図24】他の実施例に係るマッサージ機の平面図である。
【図25】同側面図である。
【図26】他の実施例に係るマッサージ機の指圧用回転体の説明図である。
【図27】スチーム発生ユニットの説明図である。
【図28】他の実施例に係るマッサージ機の説明図である。
【図29】振動板についての他の実施例を示す説明図である。
【図30】振動板についての他の実施例を示す説明図である。
【図31】弾性支柱の他の実施形態を示す説明図である。
【図32】弾性支柱の他の形態を示す説明図である。
【図33】従来のマッサージ機の説明図である。
【符号の説明】
A マッサージ機
1 振動板(板体)
2 中間凸部(指圧用凸部)
6b 振動用モータ(駆動源)
20 指圧用回転体
21 カバー体
22 台座部(支持体)
24 筒部
25 指圧用突起
25d ボール受部
25e 切削端部
26 指圧用ボール
27 ボール収納空間
71a ビス(連結手段)

Claims (13)

  1. 駆動源(6b)により回転する支持体(22)上に、それぞれ高さの異なる指圧用突起(25)を複数個設け
    前記指圧用突起 (25) の上端に転動体を設け、
    前記指圧用突起 (25) は、その上端面から周壁外側に向けて斜め下方へ切削した切削端部 (25e) を有することを特徴とするマッサージ機。
  2. 前記指圧用突起(25)は、支持体(22)の回転中心に対する距離がそれぞれ異なることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
  3. 前記指圧用突起(25)と支持体(22)の回転中心との距離を、背の高いものは短く、背の低いものは長くしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
  4. 前記指圧用突起(25)を少なくとも3個以上設け、各指圧用突起(25)の背を漸次高く設定して、支持体(22)の回転に伴い、患部を押し上げる押圧サイクルと、押圧力を解除する押圧解除サイクルとを繰り返すように構成したことを特徴とする請求項3記載のマッサージ機。
  5. 前記指圧用突起(25)を少なくとも3個以上設け、各指圧用突起(25)を結ぶ仮想枠が平面視多角形形状となるようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマッサージ機。
  6. 前記各指圧用突起(25)間にリブ(28)を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のマッサージ機。
  7. 前記指圧用突起 (25) を筒状突起とし、同筒状突起 (25) の内部中途にボール受部 (25d) を一体成形するとともに、同ボール受部 (25) 上方にボール収納空間 (27) を形成し、同ボール収納空間 (27) 内に指圧用ボール (26) を回転自在に嵌合したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のマッサージ機。
  8. 前記指圧用突起 (25) を被覆するカバー体 (21) を具備することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のマッサージ機。
  9. 前記指圧用突起 (25) と駆動源とを連結する連結手段 (71a) を平面視で囲繞するように筒部 (24) を突設したことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のマッサージ機。
  10. 前記指圧用突起 (25) の少なくとも上端部を突出状態に囲繞する板体 (1) を具備し、同板体 (1) の表面に足逃げ防止用の突起 (80),(90) を設けたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のマッサージ機。
  11. 前記カバー体 (21) の巻き込みを防止する保護筒 (21e) を具備することを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載のマッサージ機。
  12. 前記指圧用突起 (25) を、前記板体 (1) に左右一対で設けたことを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載のマッサージ機。
  13. 前記カバー体 (21) は、個別に着脱可能としたことを特徴とする請求項12記載のマッサージ機。
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