JP4111362B2 - 光学部品の面合せ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光学部品の面合せ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバー、受発光素子、レンズ、プリズムなどの光デバイスを光軸調整する作業においては、対峙する光学部品同士の接合面の角度を正確に合せる必要がある。さらに、光モジュール組立工程における溶接あるいは接着時には、自動化や高速化などの作業効率向上のため、デバイス同士の接合面接触位置を正確に把握し、接合面の平行度を精密に面合せすることが不可欠である。
【0003】
こうした光学部品の接合面の角度を正確に合せることを目的とした先行技術として、従来、次の方式が知られている。
イ.CCDカメラによって部品の平行状態を観察し、CCDカメラと接続した画
像処理装置によって得られた角度を回転ステージで移動修正する方式。
ロ.特開平7−63961号公報や特開平8−281464号公報のように、半球形状の治具を使用して部品同士を押しつけることにより接合面の平行を出す
方式。
【0004】
しかし、前記先行技術では、次のような問題があった。
イ.の方式は、CCDカメラのピクセル分解能やカメラ倍率に限界があって、接合面の平行出しを精密に行なうことは困難であり、また、部品に欠けや研摩による面ダリがあったり、あるいは部品を照らす照明が夫適切であった場合に画像認識に誤差が生ずる。
また、ロ.の方式では装置の構造上、接合面の平行度をその場で確認することができず、また、接合面の位置や角度の定量的な情報も得ることができない。さらに、部品を保持するスペースの制限があり、横配列もできないので作業性が悪く、面合せ後のクランプ力が不足しやすく、これを強化するための機構も複雑なものとなるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記のような問題点を解消するために創案されたもので、その目的とするところは、光学部品同士の面合せ(平行出し)を、たとえ接合面に部分的な欠けや面だれなどがあっても、短時間内で精密に行なうことができるまとまりがよく低コストな面合せ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明による光学部品の面合せ装置は、面合せすべき光学部品の第1部品に対して第2部品を接近する方向(Z軸方向)に移動しうる移動ステージと、
該移動ステージ上に搭載され、第2部品をZ軸と直交する2軸方向に所望回転角移動させるための第1と第2のゴニオステージと、
前記ゴニオステージの自由面側に設けられていて、第2部品を保持するスライド体と、該スライド体をZ軸方向に付勢する付勢手段と、部品同士の接触にともなうスライド体の付勢手段の力に抗してのZ軸方向変位量および前記ゴニオステージの回転角移動に伴うスライド体の付勢手段の力に抗したZ軸方向変位量を検出する変位検出センサとを備えた接触感知機構と、
前記変位検出センサと電気的に接続され、第1部品と第2部品の接触検知後のゴニオステージの回転角移動に伴って検出されたスライド体のZ軸方向連続的変位量のピークを求め、このピーク位置に相当する角度にゴニオステージを回転角移動させるための制御手段を有していることを特徴としている。
【0007】
前記移動ステージは基本的にZ軸ステージを有していることが必要であるが、これに加えて、Z軸と直交する2軸のステージ部分などを有していてもよい。
前記ゴニオステージは移動ステージ上にZ軸と直角方向に伸びるブラケットを介して固定され、前記接触感知機構は、ゴニオステージの自由面に直接でもよいが、ブラケットを介して固定されていてもよい。
接触感知機構の付勢手段の例としては弾性体が挙げられる。
【0008】
【作用】
第1部品はテーブル上に設けた固定台に取り付けられる。この状態で、移動ステージを駆動して第2部品を第1部品に接近させる。これら第1部品と第2部品が接触すると、接触感知機構のスライド体は付勢手段の付勢力に抗して後退側に移動させられる。この変位量が変位検出センサにより検出されるため、自動的に接触を検知することができる。
このような両部品が接触した状態で2軸のゴニオステージの一方を駆動して、接触感知機構を微小角度範囲で正・逆回転すると、この回転角移動に伴って第2部品は第1部品と接触関係が変化し、スライド体は付勢手段の付勢によって第1部品に接近する方向およびと後退する方向に順次移動し、変位センサで検出される変位量が漸増、漸減する。この動作中の変位センサの検出値の変化は制御手段により監視あるいは認識され、変位量のピーク位置が第1部品と第2部品の端面が最も平行になった位置であるので、そのピーク位置に対応する角度に当該ゴニオステージを回転角移動させる。
そして、直交するもう一方のゴニオステージも同じ操作を行なって、変位量のピーク位置を検出するとともにそのピーク位置に対応する角度に当該ゴニオステージを回転角移動させればよく、かかる操作により簡単、迅速かつ正確に光学部品同士を精密な平行面合せ状態にすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下発明の実施態様を添付図面に基いて説明する。
図1ないし図5は本発明による光学部品の面合せ装置の第1態様を示している。 なお、本発明においては、光学部品同士が接近する方向を光軸方向とし、それをZ軸方向と称することにする。
1は移動ステージであり、この実施例では、移動ステージはZ軸ステージだけのものを示しており、テーブルTに載置固定される基台10とこれにZ軸方向に移動可能に取り付けられた移動テーブル11を備えている。前記基台10はZ軸方向で後方すなわち図中では右端側に支壁100を立設しており、この支壁100にステッピングモータやサーボモータやなどのパルス制御可逆回転型のモータ12が固定されている。
前記モータ12の出力側には駆動軸としてのボールネジ13が結合されており、該ボールネジ13は光軸方向で前方に伸び、移動テーブル11の雌ねじ部と螺合し、したがって、前記モータ12により任意の回転数と回転方向で駆動回転されるようになっている。
【0010】
3は前記移動テーブル11の前方のテーブルTに固定された固定台であり、該固定台3の上部にはファイバアレイ、光導波路等などの光ファイバを接続した光学部品Bが前端面bを適度に突出させるようにして固定されている。
【0011】
2は前記移動テーブル11に垂直状に固設されたブラケット8の光軸方向対向面80に搭載固定された第1ゴニオステージ、2’は該第1ゴニオステージに積層状に固定された第2ゴニオステージであり、第1のゴニオステージ2と第2のゴニオステージ2’は回転方向が直交状となっている。
それら第1のゴニオステージ2と第2のゴニオステージ2’は、図4のように、凹曲率平行レール部200,200を有する固定部体20と、前記曲率平行レール部200,200に対応する凸曲率平行レール部201,201を有する移動部体21とを、あり機構を介して組み付けており、前記移動部体21の内面には自由面が弧状のウオームホイール22が固定されるとともに、該弧状ウオームホイール22に噛みあうウオームギヤ23が内挿され、ウオームギヤ23はブラケットに固定されたステッピングモータやサーボモータやなどのパルス制御可逆回転型のモータ24(24’)に連結され、モータ24(24’)の駆動によるウオームギヤ23の正転・逆転により、このウオームホイール22よびこれと一体の移動部体21が固定部体20に対して所要回転角度傾斜状に移動する。
【0012】
なお、あり機構は、この例では、凹曲率平行レール部200,200と凸曲率平行レール部201,201の両側面に弧状V溝203,204が設けられ、それらV溝の間に硬質ボール2が介在されることによりガタつきなく滑らかに精密移動可能となっている。
【0013】
第1ゴニオステージ2の固定部体20はブラケット8に固定され、第1ゴニオステージ2の移動部体21に第2ゴニオステージ2’の固定部体20が固定されている。
この実施例では、第1ゴニオステージ2の移動部体21がZ軸に対して上下方向θ1、第2ゴニオステージ2’の移動部体21がZ軸に対して左右方向θ2にそれぞれ移動されるようなにっているが、これに限定されるものではなく、この実施例と逆、すなわち第1ゴニオステージ2移動部体21がZ軸に対して左右方向に、第2ゴニオステージ2’の移動部体21がZ軸に対して上下方向に移動できるようにしてもよい。
【0014】
4は接触感知機構であり、前記第2ゴニオステージ2’の移動部体21に固定した台状のブラケット9に搭載されている。
接触感知機構4は、ブラケット9に図示しないボルトなどで据付け固定された固定ベース40と、この固定ベース40に対してZ軸方向に移動可能なテーブル状またはレール状のスライド体41を備えており、スライド体41の上部には、光ファイバに接続されている光学部品Aを固定するためのホルダ42が取り付けられている。ホルダ42は任意であり、この例では固定部体とこれに対峙し長孔とボルトなどにより接近後退可能な移動部体からなっていて、それら固定部体と移動部体により光学部品Aをその前端面aがスライド体41の先端から前方に適度に突出した状態となるように挟持固定するようになっている。
【0015】
前記スライド体41と固定ベース台40は、図3に示すようにV溝に硬質ボールを介在したあり方式で組み付けられ、それによりスライド体41はガタつきなくZ軸方向に滑らかに精密移動可能となっている。
前記固定ベース台40の前端部位には、これと一体または別体に突台43が固定され、また後端部には固定ベース台40と一体または別体の保持台45が固定されており、前記突台43にはスライド体41の前進限を規定するストッパ430が突設されると共に、スライド体41を常時Z軸方向で前方すなわち光学部品B方向に付勢する付勢手段44の一端が支持されている。
【0016】
前記付勢手段44として、この例では引張りばねが用いられており、該引張りばねは固定ベース台40の軸線方向に設けた溝に納められ、他端がスライド体41の下面所定位置に固定されている。これにより、スライド体41は常態においてZ軸前進方向に付勢され、ストッパ430に当接することにより初期位置に保持されるようになっている。
【0017】
なお、上下方向に移動するゴニオステージ2の回転中心は、光学部品Aの端面aの垂直方向の延長上に位置するように配置されていることが好ましい。これは回転中心が光学部品Aの端面aの寸法外にあると、後述する平行出しのための折り返し点(ピーク値)が求められなくなるからである。左右方向に移動するゴニオステージ2’の回転中心については必ずしも光学部品Aの端面aの範囲内にあることは必要ではないが、やはり一般的には光学部品Aの端面aの範囲内にあることが好ましい。
【0018】
一方、前記保持台45には、変位検出センサ5とクランプ手段6が保持固定されている。前記変位検出センサ5は、光学部品Aの相手側光学部品Bとの接触に即応するスライド体41の初期位置からのZ軸方向変位量△Zを検出するためのもので、変位の大きさに比例する出力が発生する接触型または非接触型センサが用いられる。非接触型センサセンサとしては、たとえば渦電流型、ホールIC型、磁気抵抗素子型などが挙げられる。
クランプ手段6は、この変位検出センサ5で検出されるスライド体41の変位量に応じて前記モータ12が駆動されて移動ステージ11が微動された後、当該スライド体41の位置を固定するためのものであり、取扱い性などの面からエアシリンダで代表される流体圧アクチュエータが推奨される。
【0019】
前記変位検出センサ5は、アンプ700を介して制御手段の一要素としてのコンピュータ7に電気的に接続され、前記Z軸方向の変位量△Zの信号を連続的に入力するようになっている。コンピュータ7は変位検出センサ5からのZ軸方向の変位量△Zを表示するモニター回路を有している。
前記コンピュータ7には、また、制御手段としての他の要素である駆動制御用のコントローラ7’が接続されており、このコントローラ7’に前記移動テーブル1のモータ12の駆動部が接続されるとともに、前記クランプ手段6も電磁弁60を介して電気的に接続されている。それにより、変位検出センサ5からのZ軸方向の変位量△Zの情報信号に応じて移動テーブル1とクランプ手段6が駆動制御されるようになっている。
【0020】
また、前記第1ゴニオステージ2と第2ゴニオステージ2’のそれぞれのモータ24,24’の駆動部はコントローラ7’に接続されており、これからの信号によって任意の回転角範囲で移動部体21が移動するように制御される。さらに、前記モータ24,24’の駆動部のパルス列は、変位検出センサ5からの信号のサンプリングのトリガ信号としてコンピュータ7に送られるようになっている。
【0021】
図6と図7は本発明の第2態様を示している。この態様においては、付勢手段44が圧縮ばねからなっていて、圧縮ばねが保持台45とスライド体41との間に介装され、スライド体41を前進方向に付勢している。その他の構成は第1態様と同じである。
なお、そのほか、付勢手段としては、スライド体41を初期位置に付勢する手段としてエアシリンダからなるクランプ手段6を利用してもよい。この場合には、比例電磁弁などが用いられ、常態においてピストンロッドがスライド体41の後端部に当接ないし連結され、ピストン側に供給したエアにより軽い押圧力を発生させ、要時にだけピストン側に所定量,所定圧のエアを供給して所定の押圧力を発生させるように構成すればよい。
その他は第1態様と同様であるから、同じ部分に同じ符号を付し、説明は省略する。
【0022】
図8と図9は本発明の他の態様を示している。この態様においては、接触感知機構4の固定ベース台40が横向きL状となっており、固定ベース台40の垂直壁部分にスライド体41があり機構により移動可能に保持されている。
そして接触感知機構4は、この例では、第1ゴニオステージ2の移動部体21に固定した傾斜面を有するブロック状のブラケット8aの上搭載固定され、第1ゴニオステージ2は傾斜面を有するブラケット8bを介して第2ゴニオステージ2’の移動部体21に固定されている。そして、第2ゴニオステージ2’の固定部体20がブラケット8を介して移動ステージ1に搭載されるようになっている。
【0023】
なお、上記した構成はあくまでも本発明の数例であり、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は能率化や作業性のために第1ゴニオステージ2と第2ゴニオステージ2’の駆動手段としてモータを利用しているが、場合によっては、モータを使用せずダイヤル等を手動で回転させて移動を行なうようにしてもよい。
また、第1態様と第2態様において、ゴニオステージは、図8のように、第1ゴニオステージ2を前面側に、第2ゴニオステージ2’を後面側に配置してもよい。
【0024】
さらに、本発明においては、移動ステージ1にZ軸ステージを有していることは必須であるが、必ずしも、ゴニオステージをZ軸ステージからなる移動ステージ1に直接搭載する場合に限定されず、間接的にZ軸ステージに搭載する場合を含む。すなわち、図10のように、Z軸ステージ1aに上下方向(Y軸)ステージ1bと横方向(X軸方向)ステージ1cを併用し、これらのいずれかのステージにゴニオステージ2,2’を直接またはブラケットを介して搭載してもよい。さらには、上下方向(Y軸)ステージ1bと横方向(X軸方向)ステージ1cに別の1軸のゴニオステージまたは2軸のゴニオステージ2aを介在させていてもよい。こうしたステージを併用した場合には、面合せに続いて、光軸の自動調芯も行なうことができる。
【0025】
図11は本発明による光学部品の面合せ装置の使用例を示しており、テーブルT上の中央に固定台3を立設して光学部品Bたとえば両端面を斜めカットした光導波路を固定し、固定台3を境として左側に、移動ステージ1と第1,第2のゴニオステージ2,2’と接触感知機構4からなる本発明装置K1を配し、固定台3を境として右側に、移動ステージ1と第1,第2のゴニオステージ2,2’と接触感知機構4からなる本発明装置K2を配し、前記左右の接触感知機構4,4のスライド体41,41に第2光学部品A,A’すなわちたとえば、端面を斜めカットした入光側のファイバーアレイを保持させ、3素子の面合せをZ軸上で実施し得るようにしたものである。
なお、前記移動ステージ1と第1,第2のゴニオステージ2,2’と接触感知機構4の各構成については前述した説明を援用するものとし、対応する部分に同じ符号を付すに止める。
【0026】
【実施例の作用】
第1態様を例にとって、面合せ作業手順を説明する。図12はフローチャートを、図13ないし図16は各段階の状態を示している。
まず作業にあたっては、固定台3に一方の光学部品Bたとえば光学素子をしっかりと固定し、接触感知機構4のスライド体41にはホルダ42により他方の光学部品Aたとえば光学素子を固定する。
この状態でスタートする。まず移動ステージ1のモータ12を駆動してボールねじ13を回転させる。これによりめねじ体14を介して移動テーブル11はZ軸方向へ移動する。
この移動テーブル11にブラケット8により第1ゴニオステージ2と第2ゴニオステージ2’および接触感知機構4が搭載されているので、これらも前方向へ移動し、接触感知機構4のスライド体41に載置固定されている光学部品Aも前進し、固定台4の光学部品Bに近づいてゆく。この移動時には、変位検出センサ5によりスライド体41の位置のモニタリングを開始する。これが図13(a)の状態であり、光学部品A,Bが接触していないためスライド体41は付勢手段44により支持台43のストッパに当接されたままになっており、変位検出センサ5で検出される変位量は一定で変化がない。
【0027】
次に、接触感知機構4のスライド体41に載置固定されている光学部品Aが固定台3に固定されている光学部品Bと接触すると、この瞬間スライド体41は付勢手段44の付勢力に抗して後方に押される。このときのスライド体41のZ軸方向の変位量△Zが変位検出センサ5により検出される。これはたとえば、光学部品Aと光学部品Bとが接触していない時に検出されるスライド体41の後端面と変位検出センサ5の間隔(変位量)△Zが10μmであるとすると、接触した時には、光学部品Bはスライド体41を介して後方に押されたとえば△Zが5μmとなるので、接触が検出できるのである。この検出データはアンプ700を介してコンピュータ7に逐次送られる。これが図13(b)の状態である。
【0028】
このようにして光学部品Aと光学部品Bとの接触が検出されると、次に、第1ゴニオステージ2のモータ24を所定の微少角度範囲において正転方向と逆転方向に駆動し、それと同時に、変位検出センサ5によりZ軸方向の変位量△Zをサンプリングしてコンピュータ7にて読み取る。
なお、前記Z軸方向の変位量△Zは、ゴニオステージのモータ24の角度微動をパルス列としてコンピュータ7に送りこみ、このパルス列をトリガとして変位検出センサ5のアナログ信号をサンプリングすることにより行なえばよい。
【0029】
本発明は、こうすることにより、光学部品Aと光学部品B同士の傾きによるギッャププロフアイルを最小位置に自動位置決めするものである。
すなわち、モータ24を正転側に駆動すれば、ウオームギヤ23の回転によりウオームホイール22およびこれと一体化している移動体21が固定体20に対して弧状に変位する。この状態が図14(a)であり、移動体21に固定されている第2ゴニオステージ2’と接触感知機構4は一体に弧状に変位し、それにより、接触しあっている光学部品Aと光学部品Bの関係が図14(b)のように変化する。図中の+の印は第1,第2ゴニオステージ2,2’の回転中心位置である。
【0030】
実線のように当初光学部品Aと光学部品Bが図上で上端位置a1で接触していたとすると、正転方向の移動により、鎖線のように上端位置a1,b1は離間し、光学部品Bは上端位置a1,b1と最も遠隔な位置a2,b2が接近することになる。この結果、付勢手段44の付勢力によりスライドテーブル41が前方に変位するので、Z軸方向変位量△Zが変化し、△Zの値は微動角度移動前の△Zの値よりも大きくなる。所定の正方向回転限からゴニオステージ2を逆転方向に移動させると、このときには位置a1,b1が接触する方向の回転であるため、図14(c)からわかるようにZ軸方向変位量△Zは小さくなる。
【0031】
以上の正逆回転時の変位検出センサ5の変位量△Zは連続的にコンピュータ7のモニターに表示され、あるいは数値として表示される。そこで、かかる変位検出センサ5の値を監視していれば、回転中心が光学部品Bの端面領域内にある限り、Z軸方向変位量△Zは図14(d)のような曲線を描くことになり、△Zはピーク値が存在する。このピーク値は光学部品Aと光学部品Bの端面同士が最も平行になつたときである。
このピーク値を検出したならば、コンピュータ7からコントローラ7’に信号が送られ、第1ゴニオステージ2のモータ24を駆動して、ピーク位置の回転角まで移動体21を移動させて停止させる。これで、位置決めされ、一軸の平行出しがなされたことになる。
【0032】
そこで次に、第1ゴニオステージ2と直交している第2ゴニオステージ2’のモータ24’を駆動し、ウオームギヤ23の回転によりウオームホイール22およびこれと一体化している移動体21を固定体20に対して弧状に変位させる。この状態が図15(a)であり、移動体21に固定されている接触感知機構4は一体に弧状に変位し、それにより、接触しあっている光学部品Aと光学部品Bの関係が正転・逆転によって図15(b)(c)のように変化する。これにより前記第1ゴニオステージの場合と同じように、光学部品Aと光学部品Bの相対的回転角変位により、Z軸方向変位量△Zが変化し、図15(d)のようにやはりZ軸方向変位量△Zは曲線を描くことになり、△Zはピーク値が存在する。このピーク値は光学部品Bの端面と最も平行になつたときである。
このピーク値を検出したならば、コンピュータ7からコントローラ7’に信号が送られ、第2ゴニオステージ2’のモータ24’を駆動して、ピーク位置の回転角まで移動体21を移動させて停止させる。これで、もう一軸の平行出しがなされたことになる。
なお、前記第1第2のゴニオステージ2,2’の駆動時に、Z軸方向変位のピーク値が検出されなかったときには、正逆回転の角度範囲を適量広げればよい。
【0033】
以上の手順で面合せが完了する。そこで次に、変位検出センサ5の値を検出しながら、移動ステージ1を駆動して移動テーブル11を後退させる。こうすれば、図16(a)のように、移動テーブル11の後退により、最初は付勢手段44が働いてZ軸方向変位量△Zが比例的に増加するが、光学部品Aと光学部品Bの接触ポイントに達した以降は、△Zの値は変化せずに一定値となる。
そこで、コントローラ7’からの信号により、図16(b)のように、この変位検出センサ5の値が変化しなくなったポイントからさらに所定距離Lに至るまで移動ステージ11を後退させ、光学部品Aと光学部品B同士が離れる位置で移動ステージ1を停止させる。
次に、コントローラ7’からの信号で電磁バルブ24を作動させる。これにより接触感知機構4のクランプ手段6がオンとなってピストンロッドが伸長し、それによりスライド体41は位置が固定される。
【0034】
このクランプ手段6のロック動作により、図16(c)のようにひずみ△Lが発生するので、これを変位検出センサ5で読み取り、接触ポイントまでの距離L−△Lでロックした後の接触ポイントをコンピュータ7で認識する。
この後、移動テーブル11をL−△L前進させるもので、これにより面合せされた光学部品Aと光学部品B同士がピッタリ接触した状態となる。
あとは、次の工程としての調芯工程に移行すればよい。
【0035】
図11に示すように本発明装置KI,K2を固定台3の左右に配置したときには、本発明装置KIについて前述したような操作を行なうことにより第1のファイバーアレイAと光導波路Bの左端面とを面合せし、次いで本発明装置K2について前述したような操作を行なうことにより第2のファイバーアレイA’と光導波路Bの右端面とを面合せすればよい。
移動ステージ1とゴニオステージ2,2’をZ軸方向あおり機構として使用し、そのあおりに追従するZ方向の変位検出を別の独立した機構とした場合には2つの素子同士の面合せしかすることができないが、本発明によれば、3素子の面合せを簡単、迅速かつ精密に行なうことができる。
【0036】
次に本発明の装置を使用して面合せを実施した具体例を示す。
装置として図1と図2に示すものを使用し、接触感知機構によってタッチさせた試料同士の接合面を2軸ゴニオステージ(θx,θy)を角度微動させ、そのパルス列をトリカとしてZ軸方向の変位検出センサからのアナログ信号をサンプリングし、試料同士の傾きによるギャッププロファイルの最少位置に自動位置決めした。
移動ステージとしては変位分解能0.05μm/パルスのZ軸ステージを使用し、変位検出センサとしては、変位分解能が0.4μmの渦電流式センサを使用し、第1、第2ゴニオステージとしては、分解能0.0015°/パルスのものを使用した。コンピュータとしては、A/D変換ボード12ビットの仕様のものを使用した。
【0037】
試料としては、テーブル上の固定台には10(l)×10(w)×2(t)mm、端面を垂直方向に8°にカットしたガラスを固定し、本発明装置の接触感知機構4のスライドテーブル41にも同じガラス(入射側)を固定し、第1、第2ゴニオステージを0.3度傾けた状態にセットして、θx(上方から見た面合せ)とθy方向(側方から見た面合せすなわち8°カット方向)の自動面合せを100回行い、最終傾き調整後のゴニオステージの位置決めポジションをプロットした。
面合せタクトタイム(θx方向プラスθy方向の平均値)は33秒であった。また、θxの最大値と最小値およびバラツキ度、おなじくθyのそれは以下のとおりであった。
【0038】
θxについて:
最大値=0.00665
最小値=−0.00095
バラツキ度=0.0076
θyについて:
最大値=−0.01125
最小値=−0.00585
バラツキ度=0.04725
この結果から、本発明装置は短時間できわめて精度のよい面合せを行なえることがわかる。なお、θx方向とθy方向での面合せバラツキ度合いが異なるのは、試料の8°カット面の面幅が少ないために分解能が減少したためであり、装置の性能ではないことが理解できよう。
【0039】
【発明の効果】
以上説明した本発明によるときには、面合せすべき光学部品の端面同士をZ軸方向の変位検出センサを備えた接触感知機構によって接触させ、この接触状態のもとで光学部品を一方のゴニオステージによって微小角度変位させ、変位検出センサからの信号をサンプリングすることにより変位量のピーク値を測定し、次いで、前記ゴニオステージと直交する他のゴニオステージによって微小角度変位させ、変位検出センサからの信号をサンプリングすることにより変位量のピーク値を測定し、それらピーク値に対応する角度にゴニオステージで位置修正することにより光学部品同士の傾きによるギャッププロフィルの最小位置に位置決めすることができるため、次のようなすぐれた効果が得られる。
【0040】
a.光学部品同士の面合せ平行出しを、単一の変位検出センサだけで短時間に精密に行なうことができ、しかも2軸のゴニオステージとこれによる角度変化に追従するZ軸方向変位検出センサが同一側(第2部品側)にあるので、3部品の面合せも簡単に精度よく行なことができる。
b.光学部品同士の面合せ平行出しと接触位置をゴニオステージの回転角度(ポジショニング)と軸方向変位検出センサの位置情報によって数値化することができるので自動化に適している。
c.ゴニオステージを用いているため、面合せ後の角度のクランプ手段は不要であり、かつまた、高価な画像処理装置やCCDカメラなども不要であるから、安価に実施することができる。
d.光導波路、ファイバーアレイ,LD、PD、インラインアイソレータ、プリズムなどあらゆるデバイスに適用でき、斜めカットの面合せに自在に対応でき、面合せすべき光学部品の部分的な欠けや面だれによる誤認識がなく、精密に面合せを行なえる。
e.重力による影響がなく、水平姿勢での面合せを行なうことができ、芯合せ工程とのマッチングが容易であるとともに、溶接や接着の機器とのマッチングが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学部品の面合せ装置の第1態様を示す部分切欠側面図である。
【図2】同じく本発明による光学部品の面合せ装置の第1態様を示す平面図である。
【図3】第1態様における接触感知機構の分解斜視図である。
【図4】本発明におけるゴニオステージの分解斜視図である。
【図5】本発明におけるゴニオステージの回転中心と回転角の関係を示す側面図である。
【図6】本発明による光学部品の面合せ装置の第2態様を示す部分切欠側面図である。
【図7】第2態様における接触感知機構の分解斜視図である。
【図8】本発明における他の態様を示す分解斜視図である。
【図9】図8の組立状態を示す斜視図である。
【図10】本発明で使用し得る他のステージの斜視図である。
【図11】本発明装置の適用例を示す側面図である
【図12】本発明装置による面合せのフローチャートである。
【図13】面合せ工程の第1段階示す説明図であり、(a)は光学部品の接触前の状態を、(b)は光学部品の接触時の状態を示している。
【図14】面合せ工程の第2段階示す説明図であり、(a)は1軸目のゴニオステージを作動した状態を、(b)は正転時の光学部品の状態変化を、(c)は逆転時の光学部品の状態変化を、(d)は正転・逆転時のZ軸方向の変位量とゴニオステージの回転角の関係を示す線図である。
【図15】面合せ工程の第2段階示す説明図であり、(a)は2軸目のゴニオステージを作動した状態を、(b)は正転時の光学部品の状態変化を、(c)は逆転時の光学部品の状態変化を、(d)は正転・逆転時のZ軸方向の変位量とゴニオステージの回転角の関係を示す線図である。
【図16】面合せ工程の第3段階示す説明図であり、(a)はZ軸ステージを後退させた時の距離と変位検出センサーZ軸方向の変位量との関係を示す線図、(b)は接触感知機構のロツク手段を作動させた場合の変位検出センサーZ軸方向の変位量の変化を示す線図である。
【符号の説明】
1 移動ステージ
2 第1ゴニオステージ
2’ 第2ゴニオステージ
4 接触感知機構
5 変位検出センサ
6 クランプ手段
7 コンピュータ
8,9 ブラケット
41 スライド体
44 付勢手段

Claims (4)

  1. 面合せすべき光学部品の第1部品Bに対して第2部品Aを接近する方向(Z軸方向)に移動しうる移動ステージ1と、
    該移動ステージ上に搭載され、第2部品AをZ軸と直交する2軸方向に所望回転角移動させるための第1と第2のゴニオステージ2,2´と、
    前記ゴニオステージ2´の自由面側に設けられていて、第2部品Aを保持するスライド体41と、該スライド体41をZ軸方向に付勢する付勢手段44と、部品同士の接触にともなうスライド体41の付勢手段44の力に抗してのZ軸方向変位量および前記ゴニオステージ2,2´の回転角移動に伴うスライド体41の付勢手段44の力に抗したZ軸方向変位量を検出する変位検出センサ5とを備えた接触感知機構4と、
    前記変位検出センサ5と電気的に接続され、第1部品Bと第2部品Aの接触検知後のゴニオステージ2,2´の回転角移動に伴って検出されたスライド体41のZ軸方向連続的変位量のピークを求め、このピーク位置に相当する角度にゴニオステージ2,2´を回転角移動させるための制御手段を有していることを特徴とする光学部品の面合せ装置。
  2. 移動ステージ1がZ軸ステージからなり、前記ゴニオステージ2はZ軸ステージ上にZ軸と直角方向に伸びるブラケット8を介して固定され、前記接触感知機構4は、ゴニオステージ2´の自由面側に設けたブラケット9を介して固定されていている請求項1に記載の光学部品の面合せ装置。
  3. 移動ステージ1がZ軸ステージに加えて少なくともZ軸と直交する2軸のステージ2aを有し、前記ゴニオステージ2は前記ステージ上に固定され、前記接触感知機構4は、ゴニオステージ2´の自由面側に設けたブラケット9を介して固定されているものを含む請求項1に記載の光学部品の面合せ装置。
  4. 接触感知機構4がさらに面合せ状態のスライド体の位置をロックするクランプ手段6を有している請求項1または請求項3に記載の光学部品の面合せ装置。
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