JP4110922B2 - Vehicle external recognition device - Google Patents
Vehicle external recognition device Download PDFInfo
- Publication number
- JP4110922B2 JP4110922B2 JP2002315353A JP2002315353A JP4110922B2 JP 4110922 B2 JP4110922 B2 JP 4110922B2 JP 2002315353 A JP2002315353 A JP 2002315353A JP 2002315353 A JP2002315353 A JP 2002315353A JP 4110922 B2 JP4110922 B2 JP 4110922B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- relative speed
- vehicle
- output
- preceding vehicle
- lateral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Regulating Braking Force (AREA)
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザなどの電磁波を用いて、スキャニングすることにより、物体との相対位置を検知する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザの照射範囲を複数の検知エリアに区切り、各検知エリアの受信強度から物体の存在を判定する物体検知装置が提案されている(特許文献1参照)。この装置では、各検知エリアの受信強度の加算値と閾値との比較を行うため、物体との相対距離に関わらず確実に物体を検知することが可能となるものである。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−28718号公報(第4〜6頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特許文献1に記載のような装置では、レーダからの電磁波を反射する反射物が、その全体で完全に電磁波を反射できないとき(物体の一部が検知範囲から外れる等により物体の本当の大きさに対する反射可能エリアが異なる場合)には、正しい相対横位置が検出できない場合が生じる。これについて図10〜図12を用いて説明する。時刻t0において隣接レーンから自車進行方向の前方に割り込む車両が存在し、時刻t1において割り込み車両の一部がレーダ視野角に入る。このとき、反射可能エリアを検知し、検知リフレクタ群の左端と右端の中心位置を車両の横位置として認識する。よって、図11の実線で示す位置に割り込み車両が位置し、左端側のみのリフレクタによって横位置を認識することになる。その後、時刻t2において車両全体が視野角に入り、図中右端側と左端側のリフレクタから横位置を認識するため、図11の場合、横位置が図中右側に移動することとなる。図12は物体検知装置が認識している割り込み車両の横位置と物体の幅(車幅)との関係を表すタイムチャートである。図12の横位置のタイムチャートに示すように、車幅が大きく変化すると、レーダ出力の相対横位置に段差が生じるため、これを用いる処理、例えば、相対速度の算出処理では実際とは反対方向の動きとして相対速度が算出されるといった問題や、障害物判断処理では障害物として注目すべき車両を非障害物と判断してしまうという問題が生じる。
【0005】
本発明は、上述の課題に鑑み、レーダ視野角の左右端付近に存在する物体の検出位置に段差が生じる場合であっても、誤った横方向相対速度の算出がなされることのない車両用外界認識装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願発明では、自車前方に位置する先行車の左右反射板の位置を検知して、自車と検知した先行車との横方向(車幅方向)相対位置を出力するスキャニング式測距手段と、該スキャニング式測距手段の出力から自車両と各先行車との横方向相対速度を算出する相対速度算出手段と、を備えた車両用外界認識装置において、前記スキャニング式測距手段の出力に基づき各先行車の測距状況を把握する測距状況把握手段と、該測距状況把握手段の出力に応じて前記相対速度算出手段の横方向相対速度の演算を変更する相対速度演算変更手段と、を設け、前記測距状況把握手段は、前記スキャニング式測距手段の出力から前記スキャニング式測距手段における視野角の左右端付近に検知した同一の先行車の横方向位置の変化が第1閾値よりも大きくなったときに、前記相対速度算出手段の処理の変更を知らせる情報を出力し、前記相対速度演算変更手段は、前記測距状況把握手段の出力から変更を知らせる情報が出力されると、横方向の相対速度の算出に用いる値を、その直前までの当該先行車の動きを考慮して設定することで、上記課題を解決するに至った。
【0007】
【発明の効果】
本願発明にあっては、スキャニングにより検知した各物体について、その検知状況を把握する。そして、検知状況の把握結果から、スキャニング式測距手段における視野角の左右端付近に検知した同一の検知物体の横方向位置の変化が第1閾値よりも大きくなったとき、横方向の相対速度の算出に用いる値を、その直前までの当該先行車の動きを考慮して設定することで、横方向相対速度算出処理を一時的に変更する。このようにして、変更して算出した横方向相対速度は、実際とは逆方向の動きとして算出されることがないため、横方向相対速度の算出精度を向上することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における車両用外界認識装置の実施形態について実施例をもとに説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
【0009】
(第1実施例)
図1は、この発明の第1実施例を示す図である。まず構成を説明すると、車両の先頭にはスキャニング式のレーザレーダ1が設けられている。このレーザレーダ1には、走査した結果から障害物候補を抽出するレーダ処理装置2が接続され、このレーダ処理装置2では一つ又は複数の障害物候補に対して自車両を原点とする2次元(車間距離方向と車幅方向)座標値の算出と、障害物候補の幅(大きさ)の算出が実施される。
【0010】
また、自車前方の状況を高速に把握するプログレッシブスキャン式の3CCDカメラ3が搭載されている。この3CCDカメラ3の撮像結果が画像処理装置4に接続されている。この画像処理装置4ではレーダ処理装置2で捕捉した障害物候補の座標付近の画像データを記憶し、自車両のピッチング変動等によりレーダ検知物体をロストした場合に、画像処理により物体を検知する処理が実施される。
【0011】
レーダ処理装置2の出力、および画像処理装置4の出力は外界認識装置5に接続されている。この外界認識装置5には、自車両の状態量を推定するために従属左右車輪速度を検出する車速検出装置6と、前輪操舵角を検出する操舵角検出装置7が接続されている。
【0012】
上述のようなハード構成から、本発明の測距状況把握手段と後段の処理(相対速度算出処理や障害物判断処理)変更手段等の演算処理が行われ、これにより高度な車両用の外界認識システムが実施される。
【0013】
外界認識装置5では、レーダ処理装置で検知した各物体が自車両にとって障害物であるか否かを正確に判断し、その判断結果は自動ブレーキ制御装置8に出力される。そして、前後輪には任意な制動力を達成する負圧ブレーキブースタ9が接続され、自車両の自動ブレーキ制御8からの制動力指令電圧が負圧ブレーキブースタ9のソレノイドバルブに印加されることにより行われる。
【0014】
これらのレーダ処理装置2や自動ブレーキ制御装置8は、それぞれマイクロコンピュータとその周辺部品や各種アクチュエータの駆動回路などを備え、互いに通信回路を介して情報を送受信する。
【0015】
図2は、第1実施例における車両用外界認識装置の制御構成を表すブロック図である。まず構成を説明すると、図中の101は物体との相対位置を出力するスキャニング式測距手段、102はスキャニング式測距手段101の測距結果に基づき物体と自車両との相対速度を算出する相対速度算出手段、103はスキャニング式測距手段101で検知した物体の測距状況を把握する測距状況把握手段、104は測距状況把握手段103の出力をトリガーとして相対速度算出手段102の演算処理を変更する相対速度演算変更手段である。
【0016】
図3は第1実施例における相対速度算出制御を表すフローチャートである。この実施例は、自車前方の状況を把握するスキャニング式レーザレーダの走査結果(位置の変化や幅の変化)から、検知物体の測距状況を把握し、相対速度の演算処理を一時的に変更することで、より高精度に横方向相対速度を算出する場合である。尚、本制御は100[ms]毎に実施されるものとする。
【0017】
ステップ201では、スキャニング式レーザレーダ1の検知した各物体の位置ベクトル(横方向:Px_z0, 縦方向Py_z0),および、物体の幅(大きさ:W_z0)を読み込む。なお、添え字のz0とは今回の値を、z1は1サンプリング(100ms)過去の値を、znはnサンプリング過去の値を、それぞれ意味する。
【0018】
ステップ202では、ステップ201で読み込んだ検知物体の横方向位置とその過去値が、次式(1)を満足する場合にはステップ204へ、そうでない場合にはステップ203へ進む。
abs( Px_z0 − Px_z1 ) > Th_Px ・・・(1)
ここで、abs(A)とは、A(引数)の絶対値を出力する関数である。また、Th_Pxとは横方向の検知位置の変化に関する閾値であり、レーダの横方向標準偏差から決めても良い。具体的には、スキャニングレーザレーダの横方向位置の標準偏差よりも若干大きな値に設定する。これにより、式1を満たす測距状況は、何らかの普通ではない状態(横変位の急変等)であり、後述する処理を一時的に変更する必要性を判断する。
【0019】
ステップ203では、ステップ201で読み込んだ検知物体の幅とその過去値が、次式(2)を満足する場合にはステップ204へ、そうでない場合にはステップ205へ進む。
abs( W_z0 − W_z1 ) > Th_W ・・・(2)
ここで、Th_Wとは幅の変化に関する閾値であり、障害物とする物体の大きさから決めても良い。具体的には、スキャニングレーザレーダの視野角左右端付近で段差が生じる物体はある程度の車幅を有する。つまり、軽自動車以上を対象にすると、Th_Wをある程度の大きさ(少なくともバイク等の幅より大きな値)に設定すれば、片側リフレクタしか検知しない場合と両側リフレクタを検知した場合の差から、式2を満足する測距状況は、何らかの普通ではない状態(検知物体の幅(大きさ)が急変)であり、後段の処理を一時的に変更する必要性を判断する。
【0020】
なお、ステップ202とステップ203ではabs関数を使っているが、これは、検知物体がレーダ視野角の外→内だけでなく、内→外に移動した場合でも同様に<一時的な処理変更>を行うことで横位置段差に関する問題を解決することが可能なためである。
【0021】
ステップ204では、ステップ201で読み込んだ検知物体の縦位置と横位置が、次式(3)を満足する場合にはステップ206へ、そうでない場合にはステップ205へ進む。
K1 Th_L < atan( Px_z0 / Py_z0 ) <K1 Th_R ・・・ (3)
ここで、atan(A)とは、Aの逆正接値を出力する関数であり、K1は1未満の正数であり、Th_LとTh_Rはスキャニングレーザレーダの視野角における左右端の角度を表すものである。例えば、視野角12degのスキャニング式レーザレーダで自車の進行方向右側をプラスとした場合、自車正面を中心(ゼロdeg)として、Th_L = -6[deg],Th_R = +6[deg] となる。
よって、式3を満足しない場合には、検知物はレーダ視野角の左右端付近に存在する微妙な測距状態であることが分かる。
【0022】
ステップ205では、ステップ201で求めた検知物体の相対位置ベクトルとその過去値(Px,Py)から、相対速度ベクトル(横方向相対速度:rVx_z0,縦方向相対速度:rVy_z0)を次式(4)で表される伝達関数により算出し、ステップ207へ進む。
G(Z) = ( cZ2 − c ) / ( Z2 − aZ + b )・・・ (4)
ここで、Zは進み演算子であり、係数a,b,cは正数であって、これらは所望の擬似微分特性を有するようにサンプリング周期100msで離散化されたものである。これにより、相対速度が実際とは逆方向の動きとして算出されることを防ぐだけでなく、より実際の動きに近い高精度な相対速度の算出を行うことができる。
【0023】
ステップ206では、ステップ201で求めた検知物体位置とその過去値、及び、ステップ205で求めた横方向の相対速度の過去値(ここで、もしステップ205で相対速度を求めていない初期状態の場合には、過去値はすべてゼロとする)を、次式のように変更して設定し、今回のサンプリング周期における横方向相対速度を算出する。なお、縦方向の相対速度に関しては(視野角の端っこでも段差や誤差は生じないため、従来同様)ステップ205の式(4)から求める。temp = Px_z1 − Px_z2 ・ ・ ・ (5)
Px_z1 = Px_z0 − temp , Px_z2 = Px_z1 − temp ・ ・ ・ (6)
rVx_z0 = a rVx_z1 − b rVx_z2 + c Px_z0 − c Px_z2 ・・・ (7)
ここで、式(5)は位置の変化を表す値が求められるならば他の算出方法(例えば、temp = 0.1 rVx_z1, ここで0.1はサンプリング周期を意味している)でも良い。また、式(6)は"変更"直後の位置を基準として、"変更"直前の動きを考慮して過去値を再設定している。更に、式(7)は式(4)の伝達関数を離散時間系の状態方程式に書き直したものである。一見Px_z1は使っていないが、次回のサンプリング周期でPx_z2として用いられる。
【0024】
ステップ207では、検知物体位置や相対速度の過去値を更新して終了する。
【0025】
このようにして、検知物体の横方向相対速度を補正するため、スキャニングレーザレーダの視野角の左右端付近に検知物体が存在する際にレーダ出力が急変した場合でも、精度の高い横方向相対速度の算出が可能となり、これを用いた障害物判断処理では判断結果の正確さが向上される。なお、検知物体が複数出現した場合について明記していないが、複数の物体を検知した場合には各物体に対して同様の処理を行う。
【0026】
(参考例)
次に参考例について説明する。基本的なハード構成は第1実施例と同様であるため、異なる点についてのみ説明する。第1実施例はレーザレーダ視野角付近の横位置段差に対して横方向の相対速度算出処理を一時的に変更することにより、より高精度な相対速度算出を行うものであるが、参考例では、相対速度の演算処理だけでなくそれを使った障害物判断処理も一時的に変更する場合である。
【0027】
図4,5は参考例における相対速度算出制御及び障害物判断制御を表すフローチャートである。本実施例も100ms毎に実施され、ステップ301は第1実施例のステップ201と同様なので省略する。
【0028】
ステップ302は、ステップ202と同様であるが、次式(8)からαを求める。
α=func1{ abs( Px_z0 − Px_z1 ) − Th_Px } ・・・(8)
ここで、func1(A)とは図6のような特性を有する関数であって、func1∈[0, 1]の範囲をとる。
【0029】
ステップ303は、ステップ203と同様であるが、次式(9)からβを求める。
β=func2{ abs( W_z0 − W_z1 ) − Th_W } ・・・(9)
ここで、func2(A)とは図7のような特性を有する関数であって、func2∈[0, 1]の範囲をとる。
【0030】
ステップ304は、ステップ204と同様であるが、次式(10)からγを求める。
γ = func3[ abs{ atan( Px_z0 / Py_z0 )} − K1 Th_R ] ・・・ (10)
ここで、func3(A)とは図8のような特性を有する関数であって、func3∈[0, 1]の範囲をとる。
【0031】
ステップ305は、ステップ301で求めた検知物の位置の履歴から、δを求める。具体的な一例として以下のプログラムを示す。
δ1 = 初期値ゼロ,δ = 初期値ゼロ (物体を新たに検知した際にゼロに設定される)
if (α>0.8) δ1 = 10
if (δ1>0) δ1 = δ1−1 (サンプリング周期毎にデクリメントされる)
if ( abs(Px_z0) < abs(Px_z1) かつ abs(Px_z1) < abs(Px_z2) δ= 1
ここで、if (expression) statement とは、expressionを満たす場合にstatementを実施する関数である。すなわち、物体の位置が急変:δ1=10してから、1秒:δ1>0以内に、検知物体の横位置が自車両へ接近してくるとδ=1となる。
【0032】
ステップ306は、ステップ302から304で求めた値の合計が、次式(11)を満たす場合にはステップ307へ、そうでない場合には、第1実施例におけるステップ205の相対速度算出を行い、ステップ308へ進む。
α+β+γ > Th_Reset ・・・(11)
なお、Th_Resetとは相対速度をリセットすべきか否かを判断する正の閾値で、例えば2.1に設定する。
【0033】
ステップ307は、横方向の相対速度を次のようにリセットする。よって、実際とは逆方向の動きとして相対速度が算出されることがない。(縦方向はリセットしない。)
Px_z1 = Px_z0 , Px_z2 = Px_z0 ・・・(12)
rVx_z0 = 0 , rVx_z1 = 0 , rVx_z2 = 0 ・・・ (13)
【0034】
ステップ308では、次式(14)を実施する。
if( γ > Th_γ ) Recog[i] = 0 , Judge_Finish_Flag[i] = 1 ・・(14)
ここで、Th_γは検知物体がレーダの視野角の左右端に存在するか否かを判断する1未満の正数である。Recog[i] , Judge_Finish_Flag[i]はともに、新たに物体を検出するとゼロが初期的に設定されるものである。前者は0~1の範囲をとる変数で、障害物と判断する度合いが強いほど1に近づく。また、後者は障害物判断処理が終了した場合に1がセットされるフラグである。iは検知物体のID番号(先行車を2台検知した場合にはi=0,i=1の2つ)である。すなわち、レーダ視野角の端部に存在する検知物体については、障害物と判断しない処理を行うことで、ブレーキの誤作動を確実に防止することができる。よって、実際は非障害物である物体に対して誤ってブレーキを掛けることがない。
【0035】
ステップ309では、ステップ308でJudge_Finish_Flag[i]=1と設定されていない物体に対してステップ302から304で求めた値の合計から、次式(15)を実施する。
if (δ=0 かつ α+β+γ> Th_Hold)
Judge_Finish_Flag[i]=1 (15)
ここで、Th_Holdは検知物を保持すべきか否かを決める閾値であり、正の値を有するものである。すなわち、障害物判断を保持するため、それに該当する検知物体番号の判断終了フラグを1としている。δ=1の場合には検知物の横位置が急変してから自車方向に接近している状態であり、制動制御や警報などを許可したいため、障害物判断を保持させないことで、レーダ視野角の左右端付近での障害物判断性能の低下を防止することができる。
【0036】
ステップ310では、ステップ308とステップ309でJudge_Finish_Flag[i] = 1と設定されていない物体番号に対して、以下の障害物判断(通常の判断処理)を行う。ここで、図5に示す通常の障害物判断処理を説明する。
【0037】
ステップ310−1では、今回のサンプリングにおける自車両の車速Vspと舵角Strとヨーレートdψ/dtを読み込む。
【0038】
ステップ310−2では、310−1で求めた車速と舵角とヨーレートを用いて次式より自車両の将来の移動軌跡を、自車両の旋回半径として予測する。
R=Vsp/(dψ/dt) ( in case of Vsp > 30km/h ) (16)
R= ( lf + lr ) /Str ( in case of Vsp ≦ 30km/h )
ここで、lf, lrは、それぞれ前輪から重心までの距離と、後輪から重心までの距離を表している。
【0039】
ステップ310−3では、ステップ301で読み込んだ検知物体の位置から自車両と接触する可能性の最も高い相対速度ベクトルの向きを式(17)から、自車両とギリギリで接触する場合の相対速度ベクトルの向きを式(18)からそれぞれ求める。
direction_C[ i ] = atan( Px_z0[ i ] / Py_z0[ i ] ) ・・・ (17)
direction_L[ i ]
= atan( (Px_z0[ i ] + W_z0[ i ]/2 + w/2) / (Py_z0[ i ]) ) ・(18)
ここで、wは自車両の幅をそれぞれ表している。
次に、自車両に対する障害物候補の相対速度ベクトルの向きを式(19)で算出し、これより、検知物体が自車両にとって障害物となりえる可能性を式(20)により算出する。
direction[ i ] = atan( rVx_z0[ i ] / rVy_z0[ i ] ) ・・・(19)
Recog_rVxy[i] = (-0.2 / fabs( direction_L[ i ] - direction_C[ i ] ) )
* fabs(direction_C[ i ] - direction[ i ]) + 1.0 ・・・(20)
ここで、Recog_rVxyは接触する可能性があるときには0.8から1までの範囲を取り、可能性が低いほど小さい値となる。
【0040】
ステップ310−4では、式(16)で算出した自車の将来の移動軌跡Rから、式(21)により検知物体と自車両との接触可能性を求める。
Recog_Dist[i] = (-0.2 / w/2 ) * abs(hypot(Py_z0[ i ],( Px_z0[ i ] - R)) - R ) + 1.0 ・・・(21)
ここで、hypot(p1,p2)は ( p1×p1+p2×p2)0.5 を返す引数であり、Recog_Distは接触する可能性があるときには0.8から1までの範囲を取り、可能性が低いほど小さい値となる。
【0041】
ステップ310−5では、式(20)と式(21)で算出した2つの接触可能性を1つの接触可能性に統合する。
Recog[ i ]=func4(Th_rVy_L,Th_rVy_H,rVy_z0[i],Recog_rVxy[i],Recog_Dist[i])(22)ここで、Th_rVy_LとTh_rVy_Hは障害物判断方法の重みを決める適当な閾値である。func4(a1, a2, a3, a4, a5)は図9に表されるような特性を持つ関数であり、縦方向の相対速度が小さいときには式(21)の結果を重視し、相対速度が大きいときには式(20)の結果を重視する。
【0042】
ステップ311では、ステップ308から310で求めた障害物判断結果:Recog[ i ]を制御側へ出力し、第1の実施例におけるステップ207と同様に各変数の過去値を更新して終了する。
【0043】
このようにして、レーダ視野角の左右端付近で検知物体の横位置に段差が生じた場合、あるいは、生じそうな場合には、相対速度の演算処理を一時的に変更する。さらに、障害物判断処理も一時的に変更する。これにより、高精度な相対速度が算出でき、さらに、障害物判断結果も正確さが向上することができるため、優れた車両用外界認識装置が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における基本構成を示す概略図である。
【図2】第1実施例における、外界認識装置の制御構成を表すブロック図である。
【図3】第1実施例における、相対速度算出制御を表すフローチャートである。
【図4】参考例における、相対速度算出制御を表すフローチャートである。
【図5】参考例における、通常の障害物判断処理制御を表すフローチャートである。
【図6】参考例における、関数fanc1の特性を表すマップである。
【図7】参考例における、関数fanc2の特性を表すマップである。
【図8】参考例における、関数fanc3の特性を表すマップである。
【図9】参考例における、関数fanc4の特性を表すマップである。
【図10】割り込み車両を検知した場合の測距状況を表す概略図である。
【図11】割り込み車両を検知した場合のリフレクタと車両中心の関係を表す図である。
【図12】割り込み車両を検知した場合の横位置及び車幅の関係を表す図である。
【符号の説明】
1 レーザレーダ
2 レーダ処理装置
3 CCDカメラ
4 画像処理装置
5 外界認識装置
6 車速検出装置
7 操舵角検出装置
8 自動ブレーキ制御装置
9 負圧ブレーキブースタ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for detecting a relative position to an object by scanning using an electromagnetic wave such as a laser.
[0002]
[Prior art]
There has been proposed an object detection apparatus that divides a laser irradiation range into a plurality of detection areas and determines the presence of an object from the reception intensity of each detection area (see Patent Document 1). In this apparatus, since the added value of the received intensity in each detection area is compared with the threshold value, the object can be reliably detected regardless of the relative distance to the object.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2000-28718 A (pages 4 to 6)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the apparatus as described in Patent Document 1 described above, when the reflecting object that reflects the electromagnetic wave from the radar cannot completely reflect the electromagnetic wave as a whole (a part of the object is out of the detection range or the like) If the reflective area for the true size is different), the correct relative lateral position may not be detected. This will be described with reference to FIGS. At time t0, there is a vehicle that cuts forward from the adjacent lane in the vehicle traveling direction, and at time t1, a part of the interrupted vehicle enters the radar viewing angle. At this time, the reflective area is detected, and the center positions of the left end and the right end of the detection reflector group are recognized as the lateral position of the vehicle. Therefore, the interrupting vehicle is located at the position indicated by the solid line in FIG. 11, and the lateral position is recognized by the reflector on the left end side only. Thereafter, the entire vehicle at time t2 enters the viewing angle, for recognizing the horizontal position from the right side and the left side of the reflector in the figure, the case of FIG. 11, so that the lateral position is moved to the right in the figure side. FIG. 12 is a time chart showing the relationship between the lateral position of the interrupting vehicle recognized by the object detection device and the width of the object (vehicle width). As shown in the time chart of the lateral position in FIG. 12, when the vehicle width changes greatly, a step is generated in the relative lateral position of the radar output. Therefore, in the processing using this, for example, the relative speed calculation processing, the direction opposite to the actual direction. The relative speed is calculated as the movement of the vehicle, and the obstacle determination process determines that the vehicle to be noted as an obstacle is a non-obstacle.
[0005]
In view of the above-described problems, the present invention is for a vehicle in which an erroneous lateral relative speed is not calculated even when there is a step at the detection position of an object existing near the left and right ends of the radar viewing angle. An object of the present invention is to provide an external recognition device.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the present invention, the position of the left and right reflectors of the preceding vehicle located in front of the own vehicle is detected, and the lateral (vehicle width direction) relative position between the own vehicle and the detected preceding vehicle is output. In the vehicle external environment recognition apparatus, comprising: a scanning type distance measuring unit that performs a relative speed calculating unit that calculates a lateral relative speed between the host vehicle and each preceding vehicle from an output of the scanning type distance measuring unit. The distance measurement status grasping means for grasping the distance measurement status of each preceding vehicle based on the output of the distance measuring means, and the calculation of the lateral relative speed of the relative speed calculation means is changed according to the output of the distance measurement status grasping means And a relative speed calculation changing means, wherein the distance measuring status grasping means detects the side of the same preceding vehicle detected near the left and right ends of the viewing angle in the scanning distance measuring means from the output of the scanning distance measuring means. Change of direction position When the value becomes larger than the first threshold value, information for notifying the change of the processing of the relative speed calculation means is output, and the relative speed calculation changing means has the information for notifying the change from the output of the distance measurement status grasping means. When output, the value used for the calculation of the relative speed in the lateral direction is set in consideration of the movement of the preceding vehicle up to that point, thereby solving the above problem.
[0007]
【The invention's effect】
In the present invention, the detection status of each object detected by scanning is grasped. When the change in the lateral position of the same detected object detected in the vicinity of the left and right ends of the viewing angle in the scanning distance measuring means becomes larger than the first threshold value based on the result of grasping the detection status, the relative speed in the lateral direction is By setting the value used for the calculation in consideration of the movement of the preceding vehicle until immediately before, the lateral relative speed calculation process is temporarily changed. Thus, since the lateral relative speed calculated by changing is not calculated as a movement in the opposite direction to the actual direction, the calculation accuracy of the lateral relative speed can be improved.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, although the embodiment of the outside world recognition device for vehicles in the present invention is described based on an example, the present invention is not limited to an example.
[0009]
(First embodiment)
FIG. 1 is a diagram showing a first embodiment of the present invention. First, the configuration will be described. A scanning type laser radar 1 is provided at the head of the vehicle. The laser radar 1 is connected to a radar processing device 2 that extracts obstacle candidates from the scanned result, and the radar processing device 2 has a two-dimensional origin with the vehicle as the origin for one or more obstacle candidates. (Vehicle distance direction and vehicle width direction) Calculation of coordinate values and calculation of the width (size) of obstacle candidates are performed.
[0010]
In addition, a progressive scan type 3CCD camera 3 is installed to quickly grasp the situation ahead of the vehicle. The imaging result of the 3 CCD camera 3 is connected to the image processing device 4. The image processing device 4 stores the image data near the coordinates of the obstacle candidate captured by the radar processing device 2, and detects the object by image processing when the radar detection object is lost due to the pitching variation of the host vehicle. Is implemented.
[0011]
The output of the radar processing device 2 and the output of the image processing device 4 are connected to the
[0012]
From the hardware configuration as described above, calculation processing such as distance measurement status grasping means of the present invention and subsequent processing (relative speed calculation processing and obstacle judgment processing) changing means, etc. are performed, and thereby, high-level external recognition for vehicles. The system is implemented.
[0013]
The
[0014]
Each of the radar processing device 2 and the automatic
[0015]
FIG. 2 is a block diagram illustrating a control configuration of the vehicle external environment recognition apparatus according to the first embodiment. First, the configuration will be described. 101 in the figure is a scanning distance measuring means 101 for outputting a relative position with respect to an object, and 102 is for calculating the relative speed between the object and the vehicle based on the distance measurement result of the scanning distance measuring means 101. Relative speed calculation means 103, distance measurement status grasping means 103 for grasping the distance measurement status of the object detected by the scanning distance measuring means 101, 104 calculation of the relative speed calculation means 102 triggered by the output of the distance measurement status grasping means 103 Relative speed calculation changing means for changing processing.
[0016]
FIG. 3 is a flowchart showing the relative speed calculation control in the first embodiment. In this embodiment , the scanning result of the scanning laser radar that grasps the situation in front of the vehicle (change in position and width) grasps the distance measurement status of the detected object, and temporarily calculates the relative speed. This is a case where the lateral relative speed is calculated with higher accuracy by changing the value. This control is performed every 100 [ms].
[0017]
In step 201, the position vector (horizontal direction: Px_z 0 , vertical direction Py_z 0 ) of each object detected by the scanning laser radar 1 and the width (size: W_z 0 ) of the object are read. Note that the subscript z 0 means the current value, z 1 means the past value of 1 sampling (100 ms), and z n means the past value of n sampling.
[0018]
In step 202, if the lateral position of the detected object read in step 201 and its past value satisfy the following expression (1), the process proceeds to step 204. If not, the process proceeds to step 203.
abs (Px_z 0 − Px_z 1 )> Th_Px (1)
Here, abs (A) is a function that outputs the absolute value of A (argument). Further, Th_Px is a threshold value related to a change in the detection position in the horizontal direction, and may be determined from the horizontal standard deviation of the radar. Specifically, than the standard deviation of the lateral position of the scanning laser play over da set slightly larger value. Thus, the distance measuring conditions satisfying Formula 1 is any usual state not (lateral displacement of the sudden change), it determines the need to temporarily change the processing to be described later.
[0019]
In step 203, if the width of the detected object read in step 201 and its past value satisfy the following equation (2), the process proceeds to step 204. If not, the process proceeds to step 205.
abs (W_z 0 − W_z 1 )> Th_W (2)
Here, Th_W is a threshold relating to a change in width, and may be determined from the size of an object as an obstacle. Specifically, an object in which a step is generated near the left and right ends of the viewing angle of the scanning laser radar has a certain vehicle width. In other words, for light vehicles and above, if Th_W is set to a certain size (at least larger than the width of a motorcycle, etc.), the difference between the case where only one side reflector is detected and the case where both side reflectors are detected is given by Equation 2. ranging status that satisfies is any ordinary state not a (the width of the detected object (size) is suddenly changed), it determines the need to temporarily change the subsequent processing.
[0020]
Note that the abs function is used in step 202 and step 203. This is also the case when the detected object moves not only from outside the radar viewing angle to inside but also from inside to outside <temporary processing change>. This is because it is possible to solve the problem related to the lateral position step.
[0021]
In step 204, if the vertical position and the horizontal position of the detected object read in step 201 satisfy the following expression (3), the process proceeds to step 206. If not, the process proceeds to step 205.
K1 Th_L <atan (Px_z 0 / Py_z 0 ) <K1 Th_R (3)
Here, atan (A) is a function that outputs the arctangent value of A, K1 is a positive number less than 1, and Th_L and Th_R represent the left and right end angles in the scanning laser radar viewing angle. It is. For example, with a scanning laser radar with a viewing angle of 12 deg, if the right side of the vehicle's direction of travel is positive, Th_L = -6 [deg], Th_R = +6 [deg] with the front of the vehicle as the center (zero deg) Become.
Therefore, when not satisfy Equation 3, the detected object, it is Ru divided a subtle ranging conditions existing in the vicinity of the left and right ends of the radar viewing angle.
[0022]
In step 205, a relative velocity vector (lateral relative velocity: rVx_z 0 , vertical relative velocity: rVy_z 0 ) is calculated from the relative position vector of the detected object obtained in step 201 and its past value (Px, Py) as follows: Calculation is performed using the transfer function represented by 4), and the process proceeds to step 207.
G (Z) = (cZ2−c) / (Z2−aZ + b) (4)
Here, Z is a leading operator, and coefficients a, b, and c are positive numbers, and these are discretized at a sampling period of 100 ms so as to have a desired pseudo-differential characteristic. Thus, the relative speed is actually not only prevented from being calculated as a backward motion, Ru can be performed with high accuracy calculation of the relative velocity closer to the actual motion.
[0023]
In Step 206, the detected object position and its past value obtained in Step 201, and the past value of the lateral relative speed obtained in Step 205 (here, in the case of the initial state in which the relative speed is not obtained in Step 205) The past values are all zero) are changed and set as in the following equation, and the lateral relative speed in the current sampling period is calculated. It should be noted that the vertical relative speed is obtained from equation (4) in step 205 (similar to the conventional case because no step or error occurs even at the end of the viewing angle). temp = Px_z 1 − Px_z 2 (5)
Px_z 1 = Px_z 0 − temp, Px_z 2 = Px_z 1 − temp (6)
rVx_z 0 = a rVx_z 1 − b rVx_z 2 + c Px_z 0 − c Px_z 2 (7)
Here, the expression (5) may be another calculation method (for example, temp = 0.1 rVx_z 1 , where 0.1 means a sampling period) if a value representing a change in position is obtained. In addition, the equation (6) resets the past value in consideration of the movement immediately before the “change” with the position immediately after the “change” as a reference. Further, Expression (7) is obtained by rewriting the transfer function of Expression (4) into a state equation of a discrete time system. At first glance, Px_z 1 is not used, but is used as Px_z 2 in the next sampling period.
[0024]
In step 207, the past values of the detected object position and relative speed are updated and the process ends.
[0025]
In this way, in order to correct the lateral relative speed of the sensing object, even if the radar output changes suddenly when the sensing object is present near the left and right edges of the scanning laser radar viewing angle, the lateral relative speed is highly accurate. Can be calculated, and in the obstacle determination process using this, the accuracy of the determination result is improved. Although a case where a plurality of detected objects appear is not specified, when a plurality of objects are detected, the same processing is performed on each object.
[0026]
( Reference example )
Next, a reference example will be described. Since the basic hardware configuration is the same as that of the first embodiment, only different points will be described . In the first embodiment, the relative velocity calculation processing in the lateral direction is temporarily changed with respect to the horizontal position step near the laser radar viewing angle, thereby calculating the relative velocity with higher accuracy. In the reference example , In this case, not only the relative speed calculation process but also the obstacle determination process using the temporary speed change.
[0027]
4 and 5 are flowcharts showing the relative speed calculation control and the obstacle determination control in the reference example. This embodiment is also performed every 100 ms, and step 301 is the same as step 201 in the first embodiment, and is therefore omitted.
[0028]
Step 302 is the same as step 202, but α is obtained from the following equation (8).
α = func1 {abs (Px_z 0 - Px_z 1) - Th_Px} ··· (8)
Here, func1 (A) is a function having the characteristics shown in FIG. 6 and has a range of func1∈ [0, 1].
[0029]
Step 303 is the same as step 203, but β is obtained from the following equation (9).
β = func2 {abs (W_z0−W_z1) −Th_W} (9)
Here, func2 (A) is a function having characteristics as shown in FIG. 7, and takes a range of func2ε [0, 1].
[0030]
Step 304 is the same as step 204 except that γ is obtained from the following equation (10).
γ = func3 [abs {atan (Px_z0 / Py_z0)} − K1 Th_R] (10)
Here, func3 (A) is a function having the characteristics shown in FIG. 8, and has a range of func3∈ [0, 1].
[0031]
In step 305, δ is obtained from the history of the position of the detected object obtained in step 301. The following program is shown as a specific example.
δ1 = initial value zero, δ = initial value zero (set to zero when a new object is detected)
if (α> 0.8) δ1 = 10
if (δ1> 0) δ1 = δ1−1 (Decremented every sampling period)
if (abs (Px_z 0 ) <abs (Px_z 1 ) and abs (Px_z 1 ) <abs (Px_z 2 ) δ = 1
Here, if (expression) statement is a function that executes a statement when expression is satisfied. That is, the position of the object suddenly changes: After .delta.1 = 10, 1 second: .delta.1> 0 within the lateral position of the detection object that Do If [delta] = 1 and approaching the own vehicle.
[0032]
In step 306, if the sum of the values obtained in steps 302 to 304 satisfies the following equation (11), the process proceeds to step 307. If not, the relative speed is calculated in step 205 in the first embodiment. Proceed to step 308.
α + β + γ> Th_Reset (11)
Th_Reset is a positive threshold value for determining whether or not the relative speed should be reset, and is set to 2.1, for example.
[0033]
Step 307 resets the lateral relative speed as follows. Therefore, the actual A to availability and the relative speed is calculated as a backward motion. (The vertical direction is not reset.)
Px_z 1 = Px_z 0 , Px_z 2 = Px_z 0 (12)
rVx_z 0 = 0, rVx_z 1 = 0, rVx_z 2 = 0 (13)
[0034]
In step 308, the following equation (14) is implemented.
if (γ> Th_γ) Recog [i] = 0, Judge_Finish_Flag [i] = 1 (14)
Here, Th_γ is a positive number less than 1 for determining whether or not the detected object exists at the left and right ends of the radar viewing angle. Both Recog [i] and Judge_Finish_Flag [i] are initially set to zero when a new object is detected. The former is a variable that ranges from 0 to 1, and approaches 1 as the degree of determination as an obstacle increases. The latter is a flag that is set to 1 when the obstacle determination process is completed. i is the ID number of the detected object (if two preceding vehicles are detected, i = 0 and i = 1). In other words, the detection object present at the end of the radar viewing angle is subjected to processing that is not determined to be an obstacle, so that malfunction of the brake can be reliably prevented. Therefore, in practice it is not name that brake incorrectly with respect to the object is non-obstacles.
[0035]
In step 309, the following equation (15) is executed from the sum of the values obtained in steps 302 to 304 for the object not set as Judge_Finish_Flag [i] = 1 in step 308.
if (δ = 0 and α + β + γ> Th_Hold)
Judge_Finish_Flag [i] = 1 (15)
Here, Th_Hold is a threshold value that determines whether or not to hold the detected object, and has a positive value. That is, in order to hold the obstacle determination, the determination end flag of the corresponding detected object number is set to 1. If δ = 1, the lateral position of the detected object has suddenly changed and is approaching in the direction of the vehicle, and it is desired to permit braking control and warning. Ru it is possible to prevent deterioration of the obstacle verification performance near left and right ends of the corner.
[0036]
In step 310, the following obstacle determination (normal determination process) is performed on the object numbers for which Judge_Finish_Flag [i] = 1 is not set in steps 308 and 309. Here, the normal obstacle determination process shown in FIG. 5 will be described.
[0037]
In step 310-1, the vehicle speed Vsp, the steering angle Str, and the yaw rate dψ / dt of the host vehicle in the current sampling are read.
[0038]
In step 310-2, the future movement trajectory of the host vehicle is predicted as the turning radius of the host vehicle from the following equation using the vehicle speed, the steering angle, and the yaw rate obtained in step 310-1.
R = Vsp / (dψ / dt) (in case of Vsp> 30km / h) (16)
R = (lf + lr) / Str (in case of Vsp ≤ 30km / h)
Here, lf and lr represent the distance from the front wheel to the center of gravity and the distance from the rear wheel to the center of gravity, respectively.
[0039]
In step 310-3, the direction of the relative speed vector that is most likely to come into contact with the host vehicle from the position of the detected object read in step 301 is calculated from equation (17). Are obtained from the equation (18).
direction_C [i] = atan (Px_z0 [i] / Py_z0 [i]) (17)
direction_L [i]
= atan ((Px_z0 [i] + W_z0 [i] / 2 + w / 2) / (Py_z0 [i])) (18)
Here, w represents the width of the host vehicle.
Next, the direction of the relative velocity vector of the obstacle candidate with respect to the own vehicle is calculated by the equation (19), and from this, the possibility that the detected object can be an obstacle for the own vehicle is calculated by the equation (20).
direction [i] = atan (rVx_z0 [i] / rVy_z0 [i]) (19)
Recog_rVxy [i] = (-0.2 / fabs (direction_L [i]-direction_C [i]))
* fabs (direction_C [i]-direction [i]) + 1.0 (20)
Here, Recog_rVxy takes a range from 0.8 to 1 when there is a possibility of contact, and becomes smaller as the possibility is lower.
[0040]
In step 310-4, the possibility of contact between the detected object and the own vehicle is obtained from equation (21) from the future movement locus R of the own vehicle calculated by equation (16).
Recog_Dist [i] = (-0.2 / w / 2) * abs (hypot (Py_z0 [i], (Px_z0 [i]-R))-R) + 1.0 (21)
Here, hypot (p1, p2) is an argument that returns (p1 × p1 + p2 × p2) 0.5 , and Recog_Dist takes a range from 0.8 to 1 when there is a possibility of contact, and the smaller the probability, the smaller the value. Become.
[0041]
In Step 310-5, the two contact possibilities calculated by Expression (20) and Expression (21) are integrated into one contact possibility.
Recog [i] = func4 (Th_rVy_L, Th_rVy_H, rVy_z 0 [i], Recog_rVxy [i], Recog_Dist [i]) (22) where Th_rVy_L and Th_rVy_H are appropriate thresholds that determine the weight of the obstacle judgment method . func4 (a1, a2, a3, a4, a5) is a function having the characteristics shown in FIG. 9. When the vertical relative speed is small, the result of equation (21) is emphasized, and the relative speed is large. In some cases, the result of Expression (20) is emphasized.
[0042]
In step 311, the obstacle judgment result obtained in steps 308 to 310: Recog [i] is output to the control side, and the past value of each variable is updated in the same manner as in step 207 in the first embodiment, and the process ends.
[0043]
In this way, when a step occurs in the lateral position of the detected object near the left and right ends of the radar viewing angle, or when it is likely to occur, the relative speed calculation process is temporarily changed. Furthermore, the obstacle determination process is also temporarily changed. As a result, it is possible to calculate the relative speed with high accuracy, and it is possible to improve the accuracy of the obstacle determination result, thereby realizing an excellent external environment recognition device for a vehicle.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing a basic configuration in a first embodiment.
FIG. 2 is a block diagram showing a control configuration of the external recognition apparatus in the first embodiment.
FIG. 3 is a flowchart showing relative speed calculation control in the first embodiment.
FIG. 4 is a flowchart showing relative speed calculation control in a reference example .
FIG. 5 is a flowchart showing normal obstacle determination processing control in a reference example .
FIG. 6 is a map showing characteristics of a function fanc1 in a reference example .
FIG. 7 is a map showing characteristics of a function fanc2 in a reference example .
FIG. 8 is a map showing characteristics of a function fanc3 in a reference example .
FIG. 9 is a map showing characteristics of a function fanc4 in a reference example .
FIG. 10 is a schematic diagram showing a distance measurement situation when an interrupting vehicle is detected.
FIG. 11 is a diagram illustrating a relationship between a reflector and a vehicle center when an interrupting vehicle is detected.
FIG. 12 is a diagram illustrating a relationship between a lateral position and a vehicle width when an interrupting vehicle is detected.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Laser radar 2 Radar processing device 3 CCD camera 4
Claims (2)
該スキャニング式測距手段の出力から自車両と各先行車との横方向相対速度を算出する相対速度算出手段と、
を備えた車両用外界認識装置において、
前記スキャニング式測距手段の出力に基づき各先行車の測距状況を把握する測距状況把握手段と、
該測距状況把握手段の出力に応じて前記相対速度算出手段の横方向相対速度の演算を変更する相対速度演算変更手段と、
を設け、
前記測距状況把握手段は、前記スキャニング式測距手段の出力から前記スキャニング式測距手段における視野角の左右端付近に検知した同一の先行車の横方向位置の変化が第1閾値よりも大きくなったときに、前記相対速度算出手段の処理の変更を知らせる情報を出力し、
前記相対速度演算変更手段は、前記測距状況把握手段の出力から変更を知らせる情報が出力されると、横方向の相対速度の算出に用いる値を、その直前までの当該先行車の動きを考慮して設定することを特徴とする車両用外界認識装置。Scanning type distance measuring means for detecting the position of the left and right reflectors of the preceding vehicle located in front of the host vehicle and outputting the lateral (vehicle width direction) relative position between the host vehicle and the detected preceding vehicle;
A relative speed calculating means for calculating a lateral relative speed between the host vehicle and each preceding vehicle from an output of the scanning distance measuring means;
In the vehicle external environment recognition device comprising:
Distance measurement status grasping means for grasping the distance measurement status of each preceding vehicle based on the output of the scanning type distance measurement means;
A relative speed calculation change means for changing the calculation of the lateral relative speed of the relative speed calculation means according to the output of the distance measurement status grasping means;
Provided,
The distance measuring status grasping means detects a change in a lateral position of the same preceding vehicle detected from the output of the scanning distance measuring means near the left and right ends of the viewing angle in the scanning distance measuring means larger than a first threshold value. Output information that informs the change of the processing of the relative speed calculation means,
When the information indicating the change is output from the output of the distance measurement status grasping means, the relative speed calculation changing means considers the movement of the preceding vehicle up to immediately before the value used for calculating the relative speed in the lateral direction. The external environment recognition apparatus for vehicles characterized by setting as follows.
該スキャニング式測距手段の出力から自車両と各先行車との横方向相対速度を算出する相対速度算出手段と、
を備えた車両用外界認識装置において、
前記スキャニング式測距手段の出力に基づき各先行車の測距状況を把握する測距状況把握手段と、
該測距状況把握手段の出力に応じて前記相対速度算出手段の横方向相対速度の演算を変更する相対速度演算変更手段と、
を設け、
前記測距状況把握手段は、前記スキャニング式測距手段の出力から前記スキャニング式測距手段における視野角の左右端付近に検知した同一の先行車の幅の変化が第2閾値よりも大きくなったときに、前記相対速度算出手段の処理の変更を知らせる情報を出力し、
前記相対速度演算変更手段は、前記測距状況把握手段の出力から変更を知らせる情報が出力されると、横方向の相対速度の算出に用いる値を、その直前までの当該先行車の動きを考慮して設定することを特徴とする車両用外界認識装置。Scanning distance measuring means that detects the position of the left and right reflectors of the preceding vehicle in front of the host vehicle, and outputs the lateral (vehicle width direction) relative position between the host vehicle and the detected preceding vehicle and the width of the preceding vehicle. When,
A relative speed calculating means for calculating a lateral relative speed between the host vehicle and each preceding vehicle from an output of the scanning distance measuring means;
In the vehicle external environment recognition device comprising:
Distance measurement status grasping means for grasping the distance measurement status of each preceding vehicle based on the output of the scanning type distance measurement means;
A relative speed calculation change means for changing the calculation of the lateral relative speed of the relative speed calculation means according to the output of the distance measurement status grasping means;
Provided,
In the distance measuring status grasping means, the change in the width of the same preceding vehicle detected from the output of the scanning distance measuring means near the left and right ends of the viewing angle in the scanning distance measuring means is larger than the second threshold value. Sometimes outputting information notifying the change of the processing of the relative speed calculation means,
When the information indicating the change is output from the output of the distance measurement status grasping means, the relative speed calculation changing means considers the movement of the preceding vehicle up to immediately before the value used for calculating the relative speed in the lateral direction. The external environment recognition apparatus for vehicles characterized by setting as follows.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002315353A JP4110922B2 (en) | 2002-10-30 | 2002-10-30 | Vehicle external recognition device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002315353A JP4110922B2 (en) | 2002-10-30 | 2002-10-30 | Vehicle external recognition device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004150912A JP2004150912A (en) | 2004-05-27 |
JP4110922B2 true JP4110922B2 (en) | 2008-07-02 |
Family
ID=32459380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002315353A Expired - Fee Related JP4110922B2 (en) | 2002-10-30 | 2002-10-30 | Vehicle external recognition device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4110922B2 (en) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006047033A (en) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Daihatsu Motor Co Ltd | Object recognition method and device |
JP4163695B2 (en) * | 2005-03-16 | 2008-10-08 | 本田技研工業株式会社 | Leading vehicle recognition device |
JP4422077B2 (en) * | 2005-07-21 | 2010-02-24 | 日産自動車株式会社 | VEHICLE DRIVE OPERATION ASSISTANCE DEVICE AND VEHICLE HAVING VEHICLE DRIVE OPERATION ASSISTANCE DEVICE |
JP4859453B2 (en) * | 2005-12-16 | 2012-01-25 | ダイハツ工業株式会社 | Vehicle target recognition device |
JP5139744B2 (en) * | 2007-08-09 | 2013-02-06 | 本田技研工業株式会社 | Vehicle object detection device |
JP2010249690A (en) * | 2009-04-16 | 2010-11-04 | Honda Motor Co Ltd | Object detecting device for vehicle |
JP4969606B2 (en) * | 2009-05-11 | 2012-07-04 | 本田技研工業株式会社 | Vehicle object detection device |
KR102027771B1 (en) * | 2013-01-31 | 2019-10-04 | 한국전자통신연구원 | Obstacle detecting apparatus and method for adaptation to vehicle velocity |
JP6209797B2 (en) * | 2014-05-20 | 2017-10-11 | 本田技研工業株式会社 | Travel control device |
US10466346B2 (en) * | 2017-11-17 | 2019-11-05 | Gm Global Technology Operations, Llc | Method and apparatus for continuous tracking in a multi-radar system |
-
2002
- 2002-10-30 JP JP2002315353A patent/JP4110922B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004150912A (en) | 2004-05-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3822770B2 (en) | Vehicle front monitoring device | |
CN110794406B (en) | Multi-source sensor data fusion system and method | |
US7532109B2 (en) | Vehicle obstacle verification system | |
EP1361543B1 (en) | Determining object motion from optical flow analysis | |
JP4343536B2 (en) | Car sensing device | |
US10569769B2 (en) | Vehicle control device | |
JP3608259B2 (en) | Automobile route estimation device | |
KR102699140B1 (en) | Apparatus and method for predicting concurrent lane change vehicle and vehicle including the same | |
JP6614108B2 (en) | Vehicle control apparatus and vehicle control method | |
US20150112509A1 (en) | Tracking control apparatus | |
US20110224862A1 (en) | Vehicular control object determination system and vehicular travel locus estimation system | |
JP4110922B2 (en) | Vehicle external recognition device | |
WO2019065970A1 (en) | Vehicle exterior recognition device | |
Shimomura et al. | An algorithm for distinguishing the types of objects on the road using laser radar and vision | |
JP4719996B2 (en) | Object detection device | |
JP7474352B2 (en) | Vehicle control device and vehicle control method | |
CN115923839A (en) | Vehicle path planning method | |
CN117734702A (en) | Parking space searching method, module and vehicle based on side ultrasonic radar | |
JP2003308599A (en) | Traveling route environment detector | |
JP2006004188A (en) | Obstacle recognition method and obstacle recognition device | |
JP4074550B2 (en) | Object recognition apparatus and recognition method | |
JP5682302B2 (en) | Traveling road estimation device, method and program | |
JP2002225656A (en) | Outside view recognition device for vehicle | |
WO2022034775A1 (en) | Collision determination device, collision determination method, and collision avoidance system | |
KR20230042904A (en) | Method and apparatus for fusing sensor information, and recording medium for recording program performing the method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050829 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20051117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070206 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070406 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070828 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080318 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080331 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140418 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |