JP4110466B2

JP4110466B2 - High density fabric for airbags

Info

Publication number: JP4110466B2
Application number: JP2002265893A
Authority: JP
Inventors: 守北村; 隆鶴田
Original assignee: Toyobo Co Ltd
Current assignee: Toyobo Co Ltd
Priority date: 2002-09-11
Filing date: 2002-09-11
Publication date: 2008-07-02
Anticipated expiration: 2022-09-11
Also published as: JP2004100109A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアバッグ用原着糸及び無着色糸で構成されたエアバック用高密度織物に関し、更に詳しくは、自動車等に搭載されるエアバックにおいては、糸種、織組織等の違いにより様々な種類の基布が製造されており、そのような製造、組立て過程において、もし間違った基布を裁断、縫製しエアバックが作られた場合安全上大きな問題になる可能性がある。また、加工の段階で加工のための目印としてのマーキング繊維が必要とされている。そこで作業者がすぐに見分けられ間違いを防止するための識別等に使用され、間違った裁断等によるロスの発生を抑制することができるエアバック用高密度織物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
エアバック基布の識別等にはチーズ染色により色糸を使用し識別する方法があるが、この方法では染色時に糸の物性（強度、収縮）がかなり変化してしまい製織後精錬等の工程を経た際、他のエアバック原糸との収縮差に起因する基布から浮いたような状態になり、また、その部分から通気度が上がり問題であった。
【０００３】
また、チーズ染色の方法ではラージパッケージ化が難しくせいぜい１〜２ｋｇの捲き量しかとれずチーズ換え等の手間が多くなりコストアップになるだけでなくこのチーズ染色自体も手間がかかりコストアップの原因となり問題であった。また、原着繊維としてはＮＹ６の原着糸があるが融点が低くインフレータでの高熱に対し耐えられない問題がある。またＮＹ６６繊維の原着もあるが強度が低くエアバックの様に高強度を求められるものには適していないものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、エアバック基布でマーキング繊維に原着糸を入れることによる糸浮きがなく、エアバッグ基布とした場合の基布特性、すなわち通気性、強度、耐熱性などの基本的な特性を落とすことなく使用できるエアバッグ用高密度織物を提供せんとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段、即ち本発明の第１は、ポリマー段階または製糸段階で色をつけた原着糸と無着色糸で製織された高密度織物であり、織物のカバーファクターが、２０００以上であり、原着糸及び無着色糸の原糸の硫酸相対粘度がいずれも３．０以上のポリアミドからなり、原着糸及び無着色糸の原糸強度がいずれも６ｃＮ／ｄｔｅｘ以上であり、原着糸及び無着色糸の原糸での沸水収縮率がいずれも７％以上であり、原着糸及び無着色糸の原糸での沸水収縮率の差が２．０％以下の原糸からなることを特徴とするエアバック用高密度織物であり、
【０００６】
その第２は、原着糸及び無着色糸のが強度がいずれも７ｃＮ／ｄｔｅｘ以上であり、ポリアミド６６成分が９０％以上である第１記載のエアバック用高密度織物であり、
【０００８】
その第３は、原着糸の繊度が４００ｄｔｅｘ以下である第１又は第２に記載のエアバック用高密度織物であり、
【０００９】
その第４は、原着糸及び無着色糸のフィラメント数がいずれも７２本以上である第１又は第２に記載のエアバック用高密度織物である。
【００１０】
現在エアバックの基布の素材にはインフレータからの強烈な高熱ガスから融点、比熱が比較的高く、強靭、かつ柔らかさがありコスト的にも安価であるポリアミド66が一般的でほとんどの車で採用されている。また強度面でも使用に耐えるため原糸の強度としては７〜９cN/dtex位の範囲の高強力糸としてほとんどが設定されている。また、沸水収縮率は５〜９％位の範囲で後の加工方法によりいろいろな設定がされている。
【００１１】
このような高強力エアバック原糸が使われる中で数本から数十本であっても全体の糸本数からみると僅かであるため基布強力自体が極端に下がることはないが低強度糸が入ることはエアバックが展開した場合にその部分に応力集中がおこり破裂等の可能性を高めることになり好ましくなく色糸の原糸強度としては６ｃＮ／ｄｔｅｘ以上が必要である。好ましくは強度としては7cN/dtex以上の強度であることが望ましい。
【００１２】
また、捲き量はチーズ染色のように小さな捲き量では後加工での原糸替えの手間が増えるため好ましくなくなるべく大きな捲き量にすることがコスト面でも有利である。また、今日ではエアバックの収納性収納性から470dtex,350dtexの糸が主流になってきており、400ｄｔｅｘ以下の繊度であることが好ましい。
【００１３】
また、単糸繊度も細い方がさらにコンパクトで低通気の基布にすることができるため繊度が３５０ｄｔｅｘ以下で７２フイラメント以上の低単糸繊度で有るほうが良いことから色糸についてもこのような低単糸繊度の構成で有ることが良い。
【００１４】
また、生産性の面から高収縮の糸を後加工で収縮させ織物の密度を上げる方法が採用されているがこの場合にはエアバックの基布を構成する糸の沸水収縮率が８〜９％程度と高くなっており、このような場合に使う色糸では沸水収縮率が５％程度の低い糸を使うと後加工で織物を収縮させた際、色糸が浮いてしまうとともに通気度アップの要因となってしまいこのような基布では色糸の沸水収縮率は６％以上である必要であり色糸を基布から浮かせないようにするには基布の主な構成をしている色の付いていない無着色原糸の沸水収縮率と色付きの原着原糸の沸水収縮率との差が２．０％以下の沸水収縮率が必要であることがわかった。さらに好ましくは、無着色原糸と原着原糸の沸水収縮率の差が１．０％以下である。
【００１５】
【実施例】
次に本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例及び比較例に用いた測定方法は、下記による。
糸強度：JIS L 1017に準じ測定した。
沸水収縮率：JIS L 1013に準じ沸水を用い測定した。
引張り強力：JIS L 1096 引張強さ A法に準じ測定した。
カバーファクター：カバーファクター＝√経糸繊度（ｄ）ｘ経糸密度（本/2.54cm）＋√緯糸繊度（ｄ）ｘ緯糸密度（本/2.54cm）
製織性：３段階 ○ 良い、 △ 普通、 × 悪いで評価した。
色糸の浮き：２段階 ○ 浮きなし、 × 浮きありで評価した。
色糸部しわ：２段階 ○ しわなし、 × しわありで評価した。
【００１６】
（実施例１）
硫酸相対粘度３．２のポリアミド６６ポリマーチップにポリアミド６６をベースにした黒色の原着マスターチップ３％混合し溶融紡糸し紡糸後、最大１９５℃の加熱ローラを使いローラ群により多段直接延伸し、３５０ｄｔｅｘ−４８フィラメントで強度7.1 cN/dTex、沸水収縮率8.2％ののマルチフィラメントを巻取りパッケージとした。この原着マルチフィラメントをポリアミド６６の通常のエアバック原糸（３５０ｄｔｅｘ−７２フィラメント強度8.4 cN/dtex、沸水収縮率9.1％、硫酸相対粘度３．２）経糸に、この原着マルチフィラメント糸を加工後の基布に幅方向で均等に原着糸が１本／２５ｃｍ幅となるように６本を入れビーミングした。このビームを使い緯糸には経糸と同じ通常のエアバック原糸をウォータージェットルームで５８０回／分にて平織り製織した。これを沸水にてオーバーフィードしながら収縮加工し、乾燥熱セット（１４０℃）してエアバック用高密度織物を得た。この結果を表１に示す。
【００１７】
（実施例２）
硫酸相対粘度３．２のポリアミド６６ポリマーチップにポリアミド６をベースにした黒色の原着マスターチップ５％混合し溶融紡糸し紡糸後、最大１９５℃の加熱ローラを使いローラ群により多段直接延伸し、３５０ｄｔｅｘ−７２フィラメントで強度7.0cN/dTex、沸水収縮率8.1％ののマルチフィラメントを巻取りパッケージとした。これを実施例１と同様に経糸に６本入れ平織り製織した。これを沸水にてオーバーフィードしながら収縮加工し、乾燥熱セットしてエアバック用高密度織物を得た。この結果を表１に示す。
【００１８】
（実施例３）
硫酸相対粘度３．２のポリアミド６６ポリマーチップにポリアミド６をベースにした黒色の原着マスターチップ３％混合し溶融紡糸し紡糸後、最大２１０℃の加熱ローラを使いローラ群により多段直接延伸し、３５０ｄｔｅｘ−７２フィラメントで強度7.0cN/dTex、沸水収縮率7.2％のマルチフィラメントを巻取りパッケージとした。これを実施例１と同様に経糸に６本入れ平織り製織した。これを沸水にてオーバーフィードしながら収縮加工し、乾燥熱セットしてエアバック用高密度織物を得た。この結果を表１に示す。
【００１９】
（比較例１）
硫酸相対粘度２．８のポリアミド６６ポリマーチップにポリアミド６をベースにした黒色の原着マスターチップ３％混合し溶融紡糸し紡糸後、最大２２０℃の加熱ローラを使いローラ群により多段直接延伸し、３５０ｄｔｅｘ−７２フィラメントで強度5.5cN/dTex、沸水収縮率5.5％ののマルチフィラメントを巻取りパッケージとした。これを実施例１と同様に経糸に６本入れ平織り製織した。これを沸水にてオーバーフィードしながら収縮加工し、乾燥熱セットしてエアバック用高密度織物を得た。この結果を表１に示す。
【００２０】
（比較例２）
硫酸相対粘度３．２のポリアミド６６ポリマーチップにポリアミド６をベースにした黒色の原着マスターチップ３％混合し溶融紡糸し紡糸後、最大２３０℃の加熱ローラを使いローラ群により多段直接延伸し、３５０ｄｔｅｘ−７２フィラメントで強度7.0cN/dTex、沸水収縮率5.5％ののマルチフィラメントを巻取りパッケージとした。これを実施例１と同様に経糸に６本入れ平織り製織した。これを沸水にてオーバーフィードしながら収縮加工し、乾燥熱セットしてエアバック用高密度織物を得た。この結果を表１に示す。
【００２１】
【表１】

【００２２】
（実施例４）
硫酸相対粘度３．２のポリアミド６６ポリマーチップにポリアミド６６をベースにした赤色の原着マスターチップ３％混合し溶融紡糸し紡糸後、最大２２０℃の加熱ローラを使いローラ群により多段直接延伸し、３５０ｄｔｅｘ−７２フィラメントで強度７.1cN/dTex、沸水収縮率６．５％ののマルチフィラメントを巻取りパッケージとした。この原着マルチフィラメントをポリアミド６６の通常のエアバック原糸（３５０ｄｔｅｘ−７２フィラメント強度8.4cN/dtex、沸水収縮率5.5％、硫酸相対粘度３．１）経糸に、この原着マルチフィラメント糸６本を入れビーミングした。このビームを使い緯糸には経糸と同じ通常のエアバック原糸をレピア織機により平織り製織し精錬、乾燥、熱セット（１６０℃）しエアバック用基布を得た。その結果を表２に示す。
【００２３】
（比較例３）
硫酸相対粘度３．２のポリアミド６６ポリマーチップにポリアミド６をベースにした赤色の原着マスターチップ５％混合し溶融紡糸し紡糸後、最大１９５℃の加熱ローラを使いローラ群により多段直接延伸し、３５０ｄｔｅｘ−７２フィラメントで強度7.0 cN/dTex、沸水収縮率8.1％のマルチフィラメントを巻取りパッケージとした。これを実施例４と同様に経糸に６本入れ平織り製織精錬、乾燥、熱セットしエアバック用高密度織物を得た。その結果を表２に示す。
【００２４】
【表２】

【００２５】
【発明の効果】
本発明によれば、原着糸を含み、エアバッグ基布の特性、即ち、通気性、強度、耐熱性などの基本的な特性を落とすことなく、製織性が良く、色糸の浮きがなく、色糸部しわの発生のないエアバック用高密度織物が提供できる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a high-density fabric for airbag composed of an original yarn for airbag and non-colored yarn, and more specifically, in an airbag mounted on an automobile or the like, due to differences in yarn type, woven structure, etc. Various types of base fabrics are manufactured, and in such a manufacturing and assembling process, if an incorrect base fabric is cut and sewn and an air bag is made, there is a possibility that a serious safety problem will occur. Further, a marking fiber is required as a mark for processing at the processing stage. Therefore, the present invention relates to a high-density airbag fabric that can be easily identified and used for identification or the like for preventing mistakes, and that can suppress the occurrence of loss due to incorrect cutting or the like.
[0002]
[Prior art]
There is a method of identifying air bag base fabric by using colored yarn by cheese dyeing, but in this method the physical properties (strength, shrinkage) of the yarn change considerably at the time of dyeing, and steps such as refining after weaving are performed. At the time, it was in a state where it floated from the base fabric due to a difference in contraction with other airbag raw yarns, and the air permeability increased from that portion, which was a problem.
[0003]
In addition, it is difficult to make a large package with the cheese dyeing method, and it can only take 1 kg to 2 kg at most, which increases the cost of replacing cheese and the like, and increases the cost as well as the cost of this cheese dyeing itself increases. It was a problem. Further, as the original fibers, there are NY6 original yarns, but there is a problem that they have a low melting point and cannot withstand high heat in the inflator. There are also NY66 fiber originals, but they are low in strength and are not suitable for those requiring high strength such as airbags.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention does not cause yarn floating by putting the original yarn on the marking fiber with an airbag base fabric, and basic properties such as air permeability, strength, heat resistance, etc. when used as an airbag base fabric It is intended to provide a high-density fabric for airbags that can be used without dropping.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
Means for solving the above-mentioned problem, that is, the first of the present invention is a high-density fabric woven with an original yarn colored in a polymer stage or a yarn-making stage and a non-colored yarn, and the cover factor of the fabric is 2,000 or more, both of the original yarn and the uncolored yarn are made of polyamide having a relative sulfuric acid relative viscosity of 3.0 or more, and the strength of the original yarn and the uncolored yarn is 6 cN / dtex or more. Yes, the boiling water shrinkage rate of the original yarn and the uncolored yarn is 7% or more, and the difference in boiling water shrinkage rate of the original yarn and the uncolored yarn is 2.0% or less. It is a high-density fabric for air bags characterized by consisting of raw yarn,
[0006]
The second is the high-density airbag fabric according to the first aspect, wherein the strength of the original yarn and the non-colored yarn are both 7 cN / dtex or more and the polyamide 66 component is 90% or more,
[0008]
The 3rd is the high-density fabric for airbags as described in the 1st or 2nd whose fineness of original yarn is 400 dtex or less,
[0009]
Its fourth is the airbag for high density fabric according to the first or second number of filaments dyed yarn and uncolored yarn is both 72 or more.
[0010]
Currently, the fabric of the airbag fabric is polyamide 66, which has a relatively high melting point and specific heat, strong toughness, softness, and low cost, from the intense hot gas from the inflator. It has been adopted. Moreover, in order to withstand the use in terms of strength, most of the strength of the raw yarn is set as high strength yarn in the range of 7 to 9 cN / dtex. Further, the boiling water shrinkage rate is set in a range of about 5 to 9% by various processing methods.
[0011]
Even if there are several to several tens of such high strength airbag yarns, the strength of the base fabric itself is not drastically reduced because of the small number of yarns, but the low strength yarn When the airbag is deployed, stress concentration occurs in the portion of the airbag, which increases the possibility of rupture and the like, and the raw yarn strength of the colored yarn is required to be 6 cN / dtex or more. Preferably, the strength is 7 cN / dtex or more.
[0012]
In addition, if the amount of the sowing is small as in the case of cheese dyeing, the labor for changing the raw yarn in the post-processing increases. Further, today, yarns of 470 dtex and 350 dtex are becoming mainstream because of the air bag's storability and storability, and preferably have a fineness of 400 dtex or less.
[0013]
In addition, the thinner the single yarn fineness, the more compact and low-breathing base fabric can be obtained, so it is better to have a fineness of 350 dtex or less and a low single yarn fineness of 72 filaments or more. It is desirable to have a single yarn fineness configuration.
[0014]
Further, from the standpoint of productivity, a method is adopted in which high-shrinkage yarn is shrunk by post-processing to increase the density of the fabric. In this case, the boiling water shrinkage of the yarn constituting the airbag base fabric is 8-9. If the yarn used in such a case has a low boiling water shrinkage of about 5%, the yarn will float and the air permeability will increase when the fabric is shrunk in post-processing. In such a base fabric, the boiling water shrinkage of the colored yarn needs to be 6% or more, and the main configuration of the base fabric is to prevent the colored yarn from floating from the base fabric. It was found that a boiling water shrinkage ratio of 2.0% or less is necessary between the boiling water shrinkage ratio of the uncolored uncolored raw yarn and the boiling water shrinkage ratio of the colored original yarn. More preferably, the difference in boiling water shrinkage between the uncolored raw yarn and the original yarn is 1.0% or less.
[0015]
【Example】
Next, the present invention will be specifically described with reference to examples.
The measuring methods used in Examples and Comparative Examples are as follows.
Yarn strength: measured according to JIS L 1017.
Boiling water shrinkage: measured using boiling water in accordance with JIS L 1013.
Tensile strength: Measured according to JIS L 1096 tensile strength A method.
Cover factor: Cover factor = √ warp fineness (d) x warp density (w / 2.54cm) + √ weft fineness (d) x weft density (w / 2.54cm)
Weaving property: 3 stages ○ Evaluated with Good, △ Normal, × Poor.
Colored yarn float: 2 stages ○ No lift, x lifted.
Color yarn part wrinkle: 2 stages ○ No wrinkle, x wrinkle evaluated.
[0016]
(Example 1)
3% black original master chip based on polyamide 66 mixed with polyamide 66 polymer chip with sulfuric acid relative viscosity of 3.2, melt spun, spun, and then directly stretched in multiple stages using a roller group using a heating roller of maximum 195 ° C. A multifilament of 350 dtex-48 filament with a strength of 7.1 cN / dTex and a boiling water shrinkage of 8.2% was used as a winding package. This original multifilament yarn is processed into an ordinary airbag raw yarn of polyamide 66 (350 dtex-72 filament strength 8.4 cN / dtex, boiling water shrinkage 9.1%, sulfuric acid relative viscosity 3.2) warp. Six yarns were added to the subsequent base fabric so that the original yarn was 1/25 cm wide in the width direction, and beaming was performed. This beam was used to weave plain weaving yarns, which were the same as warp yarns, in a water jet loom at 580 times / min. This was shrunk while overfeeding with boiling water, and then set to dry heat (140 ° C.) to obtain a high-density fabric for airbag. The results are shown in Table 1.
[0017]
(Example 2)
5% black original master chip based on polyamide 6 mixed with polyamide 66 polymer chip with sulfuric acid relative viscosity of 3.2, melt spun, spun, and then directly stretched in multiple stages using a roller group using a heating roller of maximum 195 ° C. A multifilament having a strength of 7.0 cN / dTex and a boiling water shrinkage of 8.1% with 350 dtex-72 filament was used as a winding package. In the same manner as in Example 1, 6 warps were put into a plain weave. This was shrunk while overfeeding with boiling water, and set to dry heat to obtain a high density fabric for airbag. The results are shown in Table 1.
[0018]
(Example 3)
3% black original master chip based on polyamide 6 mixed with polyamide 66 polymer chip with sulfuric acid relative viscosity of 3.2, melt spun, spun, and then directly stretched in multiple stages with a roller group using a heating roller of maximum 210 ° C, A multifilament of 350 dtex-72 filaments with a strength of 7.0 cN / dTex and a boiling water shrinkage of 7.2% was used as a winding package. In the same manner as in Example 1, 6 warps were put into a plain weave. This was shrunk while overfeeding with boiling water, and set to dry heat to obtain a high density fabric for airbag. The results are shown in Table 1.
[0019]
(Comparative Example 1)
3% black original master chip based on polyamide 6 mixed with polyamide 66 polymer chip of sulfuric acid relative viscosity 2.8, melt spun and spun, and then directly stretched in multiple stages with a roller group using a heating roller of maximum 220 ° C, A multifilament having a strength of 5.5 cN / dTex with a 350 dtex-72 filament and a boiling water shrinkage of 5.5% was used as a winding package. In the same manner as in Example 1, 6 warps were put into a plain weave. This was shrunk while overfeeding with boiling water, and set to dry heat to obtain a high density fabric for airbag. The results are shown in Table 1.
[0020]
(Comparative Example 2)
3% black original master chip based on polyamide 6 mixed with polyamide 66 polymer chip with sulfuric acid relative viscosity of 3.2, melt spun, spun, and then directly stretched in multiple stages by a roller group using a heating roller of maximum 230 ° C, A multifilament having a strength of 7.0 cN / dTex with 350 dtex-72 filaments and a boiling water shrinkage of 5.5% was used as a winding package. In the same manner as in Example 1, 6 warps were put into a plain weave. This was shrunk while overfeeding with boiling water, and set to dry heat to obtain a high density fabric for airbag. The results are shown in Table 1.
[0021]
[Table 1]

[0022]
Example 4
Sulfuric acid Relative viscosity 3.2 Polyamide 66 Polymer chips are mixed with 3% red original master chip based on polyamide 66, melt spun, spun, and then directly stretched in multiple stages with a roller group using a heating roller of maximum 220 ° C. A multifilament having a strength of 7.1 cN / dTex with 350 dtex-72 filaments and a boiling water shrinkage of 6.5% was used as a winding package. This original multifilament yarn is converted into a polyamide 66 normal airbag raw yarn (350 dtex-72 filament strength 8.4 cN / dtex, boiling water shrinkage 5.5%, sulfuric acid relative viscosity 3.1) warp yarn, and six original multifilament yarns And beaming. Using this beam as a weft, an ordinary airbag raw yarn same as the warp was woven by plain weaving using a rapier loom, refined, dried and heat set (160 ° C.) to obtain an airbag fabric. The results are shown in Table 2.
[0023]
(Comparative Example 3)
Mixing 5% red original master chip based on polyamide 6 with polyamide 66 polymer chip with sulfuric acid relative viscosity 3.2, melt spinning, spinning, and then directly stretching in multiple stages with a roller group using a heating roller of maximum 195 ° C, A multifilament of 350 dtex-72 filaments with a strength of 7.0 cN / dTex and a boiling water shrinkage of 8.1% was used as a winding package. In the same manner as in Example 4, 6 warps were put into a plain weave, dried and heat set to obtain a high density fabric for airbag. The results are shown in Table 2.
[0024]
[Table 2]

[0025]
【The invention's effect】
According to the present invention, including the original yarn, the characteristics of the airbag base fabric, that is, the basic characteristics such as air permeability, strength, and heat resistance are not deteriorated, the weaving property is good, and the color yarn does not float. In addition, a high-density fabric for an air bag without generation of wrinkles in the color yarn can be provided.

Claims

A high-density fabric woven from an original yarn colored in the polymer stage or the yarn-making stage and a non-colored yarn, and the cover factor of the fabric is 2000 or more, and the sulfuric acid of the original yarn and the original yarn of the non-colored yarn Both are made of polyamide with a relative viscosity of 3.0 or more, the original yarn strength of the original yarn and the non-colored yarn is both 6 cN / dtex or higher, and the boiling water shrinkage ratio of the original yarn and the original yarn of the non-colored yarn is Is a high-density fabric for airbags, characterized in that both are 7% or more, and the difference in boiling water shrinkage between the original yarn and the uncolored yarn is 2.0% or less.

The high density fabric for an air bag according to claim 1, wherein the strength of the original yarn and the uncolored yarn is 7 cN / dtex or more and the polyamide 66 component is 90% or more.

The high density fabric for an air bag according to claim 1 or 2, wherein the fineness of the original yarn is 400 dtex or less.

Dyed yarn and airbags for high density fabric according to claim 1 or 2 number of filaments of non-colored yarn is both 72 or more.