JP4109954B2 - 3-way solenoid valve - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、三方電磁弁に関し、特に、中心孔を有する合成樹脂製のボビンにコイルが巻装されて成るコイル組立体を囲繞する円筒状のハウジング主部と、前記ボビンの一端に対向して前記ハウジング主部の一端を閉じる第1端壁と、前記ボビンの他端に対向して前記ハウジング主部の他端を閉じるとともに前記中心孔と同軸の貫通孔が中心部に設けられる第2端壁とで、磁性金属製のソレノイドハウジングが構成され、第1端壁に磁気的に結合される固定コアが前記中心孔の一端側に挿入され、前記中心孔の他端側に、前記固定コアに対向する可動コアが挿入されるとともに該可動コアの一部を囲繞して前記第2端壁に同軸に連なる円筒コア部が挿入され、前記ソレノイドハウジングとは反対側に延びる筒状のバルブボディの一端が第2端壁に同軸に連設され、該バルブボディ内に配置された第1および第2弁座に着座可能な弁体が、前記可動コアに連動、連結される三方電磁弁の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる三方電磁弁では、ハウジング主部の一端に第1端壁が一体に形成され、バルブボディに一体に設けられた鍔状の第2端壁の外周に、ハウジング主部の他端がかしめ結合されることにより、ソレノイドハウジングにバルブボディが同軸に連設されている(たとえば特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−280391号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のもののように、ソレノイドハウジングおよびバルブボディがかしめ結合により同軸に連設される構造では、かしめ結合部の強度が比較的弱く、ソレノイドハウジングおよびバルブボディの連結強度が優れているとは言い難い。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ソレノイドハウジングおよびバルブボディの連結強度を充分に高めた三方電磁弁を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、中心孔を有する合成樹脂製のボビンにコイルが巻装されて成るコイル組立体を囲繞するハウジング主部と、前記ボビンの一端に対向して前記ハウジング主部の一端を閉じる第1端壁と、前記ボビンの他端に対向して前記ハウジング主部の他端を閉じるとともに前記中心孔と同軸の貫通孔が中心部に設けられる第2端壁とで、磁性金属製のソレノイドハウジングが構成され、第1端壁に磁気的に結合される固定コアが前記中心孔の一端側に挿入され、前記中心孔の他端側に、前記固定コアに対向する可動コアが挿入されるとともに該可動コアの一部を囲繞して前記第2端壁に同軸に連なる円筒コア部が挿入され、前記ソレノイドハウジングとは反対側に延びる筒状のバルブボディの一端が第2端壁に同軸に連設され、該バルブボディ内に配置された第1および第2弁座に着座可能な弁体が、前記可動コアに連動、連結され、前記コイルの一端に連なる端子部材を臨ませるカプラが、前記ソレノイドハウジングに付設され、前記端子部材は導電金属板より形成されて基端が前記ボビンの一端に埋設、固定される三方電磁弁であって、
第2端壁、円筒コア部およびハウジング主部と一体に形成される前記バルブボディに、前記第1および第2弁座の少なくとも一方が内周縁に形成されるようにして前記バルブボディの軸方向中間部から半径方向内方に突出する内向き突部が一体に突設され、前記第1端壁の外周部には切欠き状の凹部が設けられると共に、その第1端壁の内面に当接する前記ボビンの前記一端には、該凹部に周方向相対移動不能に嵌合される突部が一体に突設され、前記ハウジング主部の一端部には、第1端壁の外周部を受ける環状の第1段部と、その第1段部との間に第1端壁の外周部を挟むようにしてかしめることを可能とした薄肉円筒状の第1かしめ部とが一体に設けられ、前記コイル組立体の外周と、第1端壁のうち第1段部および前記かしめ部間に挟まれる部分を除く外面とを一体に連なって覆う合成樹脂製のモールド封止体に、前記カプラが、前記ソレノイドハウジングの軸方向に沿って前記コイル組立体と反対側に且つ該ハウジングの側方にはみ出さずに突出するようにして一体に形成され、前記端子部材は、前記ソレノイドハウジングの軸方向に沿って延びていて前記突部を密に貫通して前記モールド封止体に内蔵される第1部分と、その第1部分から該ハウジングの径方向内方側に延出して前記カプラの内部空間に臨む第2部分とが略直角に連なるように屈曲されることを特徴とする。
【0007】
このような請求項1記載の発明の構成によれば、バルブボディと、ソレノイドハウジングのうちバルブボディ側の構成部材である第2端壁およびハウジング主部が一体に形成されるので、ソレノイドハウジングおよびバルブボディの連結強度を、かしめ結合のものに比べて充分に高めることができる。また第1および第2弁座の少なくとも一方を形成する内向き突部がバルブボディに一体に形成され、可動コアを囲繞する円筒コア部が第2端壁に一体に連設されるので、第1および第2弁座の少なくとも一方および円筒コア部を別部材で構成するのに比べると、部品点数を低減することができるとともに組付工数を低減することができるだけでなく、バルブボディ、第2端壁、円筒コア部、ハウジング主部および内向き突部の同軸性を著しく高め、磁気効率を向上することができる。さらにハウジング主部および第1端壁の結合部分は、大きな結合強度を必要としないのであるが、ハウジング主部の一端部に第1段部および第1かしめ部を一体に設けておくことにより、ハウジング主部の一端部に第1端壁をかしめによって容易に連結、固定することができる。
【0008】
またコイル組立体の外周と、前記ボビンの一端に内面を当接させた状態の第1端壁のうち第1段部および第1かしめ部間に挟まれる部分を除く外面とを一体に連なって覆う合成樹脂製のモールド封止体に、前記コイルの一端に連なる端子部材を臨ませるカプラが、ソレノイドハウジングの軸方向に沿って前記コイル組立体と反対側に突出するようにして一体に形成されるので、コイル組立体およびソレノイドハウジングの第1端壁をユニット化して、その第1端壁の外周部を円筒状ハウジング主部の一端にかしめ結合することで、ソレノイドハウジングの組付け、コイル組立体のソレノイドハウジングへの収容およびモールド封止体のソレノイドハウジングへの組付けを同時に行なうことができ、組付け作業性を高めることができる。またモールド封止体にカプラが一体に形成されるので、別部材のカプラを準備することを不要として部品点数を低減することができ、別部材のカプラを組付けることも不要であるので組付工数を削減することができる。しかもカプラは、磁性金属から成る第1端壁および導電金属製の端子部材で補強されており、モールド封止体へのカプラの結合強度を増大することができる。さらにカプラはソレノイドハウジングの軸方向に沿って前記コイル組立体と反対側に且つ該ハウジングの側方にはみ出さずに突出するものであるので、カプラを配置するための部分をソレノイドハウジングに設けることを不要とし、ソレノイドハウジングの側方にカプラがはみ出すことがないようにして三方電磁弁がその幅方向に大型化することを回避することができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記第1端壁の中央部に係合孔が設けられ、前記固定コアに一体に連設されて前記係合孔を貫通する連結ピンの先端部が、前記コイルの他端に連なるアース用の端子部材を前記係合孔の周囲で第1端壁の外面との間に挟むようにして、第1端壁の外面側にかしめ係合されることを特徴とし、かかる構成によれば、固定コアを第1端壁に容易に固定することができるとともに、モールド封止体が固定コアを含んでユニット化されるのでモールド封止体をより強固な構造体とすることができる。また第1端壁すなわちソレノイドハウジングにアース用の端子部材を電気的に接続することができ、しかもアース用の端子部材は、モールド封止体で被覆されることになるので外部に露出することがない。
【0010】
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記バルブボディの他端には軸方向外方に臨む環状の第2段部が設けられ、第2段部に当接するフランジ部を有する弁座部材が、前記内向き突部との間に弁室を形成するようにしてバルブボディの他端部に嵌合、固定され、内周で第1弁孔を形成する前記内向き突部の弁室側内周縁に第1弁座が設けられ、前記弁座部材には、外端を開口して第1弁孔と同軸に配置される第2弁孔ならびに第2弁孔の内端を同軸に囲繞する第2弁座が設けられるとともに、前記可動コアに一端が固着されて第1弁孔を同軸にかつ移動可能に貫通するロッドの他端に連接されるとともに第1および第2弁座に択一的に着座可能な球状の弁体をガイドするガイド筒部が一体に連設され、前記弁体が第2弁座から離座したときに前記第2弁孔を前記弁室に連通せしめる連通孔が、前記ガイド筒部の先端部をリング状に残すようにして該ガイド筒部に設けられることを特徴とする。
【0011】
このような請求項3記載の発明の構成によれば、弁座部材をバルブボディに嵌合、固定した状態で、第2弁座と、バルブボディの第2段部とはバルブボディの軸方向にずれた位置に配置されることになり、第2弁座およびフランジ部間の長さを変更するだけで、バルブボディの長さおよび形状の多様化に対応した第2弁座の位置の設定が可能となり、汎用性を高めることができる。しかも弁座部材には、球状の弁体をガイドするガイド筒が一体に連設されており、弁体が第2弁座から離座したときに第2弁孔を弁室に連通せしめる連通孔が、ガイド筒部の先端部をリング状に残すようにして該ガイド筒部に設けられているので、弁体をガイドするガイド筒部の強度を高くし、変形が生じることを防止することができ、ガイド筒部で弁体を精度よくガイドすることができる。
【0012】
請求項4記載の発明は、上記請求項3記載の発明の構成に加えて、前記連通孔が、4辺のうち2辺をガイド筒部の軸線に沿わせた略直角四辺形に形成されることを特徴とし、かかる構成によれば、連通孔が円形のものに比べると、弁体が第2弁座から離れる方向に移動する際の連通孔の開口面積を速やかに大きくすることができ、弁体の少ない移動量でより多くの流体を第2弁孔および弁室間で流通させることができる。
【0013】
さらに請求項5記載の発明は、上記請求項3記載の発明の構成に加えて、前記バルブボディの他端には、第2段部との間に、前記弁座部材のフランジ部と、第2弁孔に流入する流体を濾過するようにして前記弁座部材の外端に当接するフィルタの外周部とを重ねて挟むようにしてかしめることを可能とした薄肉円筒状の第2かしめ部が一体に設けられることを特徴とし、かかる構成によれば、弁体を挿入したガイド筒部を一体に有する弁座部材およびフィルタをバルブボディに容易に組付けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、添付の図面に示す本発明の実施例に基づいて説明する。
【0015】
図1〜図10は本発明の第1実施例を示すものであり、図1は三方電磁弁の縦断面図、図2は図1の上半部を拡大して示す縦断面図、図3は図1の下半部を拡大して示す縦断面図、図4はハウジング主部、第2端壁およびバルブボディの縦断面図、図5はコイル組立体、第1端壁および固定コアから成る予備組立ユニットの縦断面図であって図6の5−5線に沿う断面図、図6は図5の6矢視図、図7は予備組立ユニットをモールド封止体で被覆した状態の縦断面図、図8は弁座部材の縦断面図であって図9の8−8線に沿う断面図、図9は図8の9−9線断面図、図10は図9の10矢視図である。
【0016】
先ず図1において、この三方電磁弁14は、流体供給源(図示せず)に連なる入口通路11を流体圧アクチュエータ(図示せず)に連なる出口通路12に連通させるとともにリザーバ(図示せず)に連なる排出通路13および前記出口通路12間を遮断する状態、ならびに入口通路11および出口通路12間を遮断するとともに排出通路13および出口通路12間を連通する状態を切換えるように作動する弁部15と、該弁部15を切換作動させるための電磁力を発揮するソレノイド部16とで構成される。
【0017】
ソレノイド部16は、コイル組立体17と、該コイル組立体17を収容せしめる磁性金属製のソレノイドハウジング18と、ソレノイドハウジング18に磁気的に結合される磁性金属製の固定コア19と、該固定コア19に対向する可動コア20とを備える。
【0018】
図2および図3を併せて参照して、コイル組立体17は、中心孔22を有する合成樹脂製のボビン23にコイル24が巻装されて成るものである。またソレノイドハウジング18は、前記コイル組立体17を囲繞する円筒状のハウジング主部25と、ボビン23の一端に対向してハウジング主部25の一端を閉じる第1端壁26と、ボビン23の他端に対向してハウジング主部25の他端を閉じる第2端壁27とで構成されるものであり、ハウジング主部25とは別部材である第1端壁26はハウジング主部25の一端に固定され、第2端壁27はハウジング主部25の他端に一体に形成され、ハウジング主部25にはブラケット36が固着される。
【0019】
図4を併せて参照して、ハウジング主部25の一端には、円盤状に形成される第1端壁26の外周部内面を受ける環状の第1段部25aと、第1段部25aとの間に第1端壁26の外周部を挟むようにしてかしめることを可能とした薄肉円筒状の第1かしめ部25bが一体に設けられており、第1段部25aに外周部内面を当接させた第1端壁26の外周部外面に係合するように第1かしめ部25bをかしめることで、第1端壁26がハウジング主部25の一端に固定される。
【0020】
ところで、コイル組立体17、固定コア19および第1端壁26は、図5および図6で示すように、予備組立ユニット28としてユニット化されるものである。
【0021】
第1端壁26の外周部には、その一直径線上に位置する第1および第2凹部29,30が設けられており、第1端壁26の周方向に沿う第1凹部29の長さL1は、前記周方向に沿う第2凹部30の長さL2よりも大きく設定される。しかもボビン23の一端には、第1端壁26の周方向に沿う第1凹部29の両端に当接するようにして第1凹部29に嵌合される突部23aが一体に突設されており、コイル24の一端に連なる導電金属製の第1端子部材31が前記突部23a内を経て該突部23aの先端から突出される。またアース用である導電金属製の第2端子部材32が前記コイル24の他端に連なるようにしてボビン23の一端から突出されており、この第2端子部材32は第2凹部30を貫通する。
【0022】
ボビン23における中心孔22の一端側に挿入される固定コア19は第1端壁26の中央部にかしめ係合により固定される。すなわち第1端壁26の中央部には係合孔33が設けられており、固定コア19の一端には、係合孔33を貫通する連結ピン34が同軸にかつ一体に連設され、係合孔33を貫通する連結ピン34の先端部が前記係合孔33の周囲で第1端壁26の外面側にかしめ係合される。
【0023】
しかもアース用である第2端子部材32は、第1端壁26の外面に重なるように略直角に屈曲されるものであり、屈曲を容易とするために、ボビン23の一端から突出した部分で第2端子部材32の中間部には幅を狭くした首部32aが形成される。また第1端壁26の外面に重なった第2端子部材32の先端部には第1端壁26の係合孔33に対応した係合孔35が設けられており、前記連結ピン34は係合孔33,35を貫通する。
【0024】
また係合孔33,35を貫通した連結ピン34の先端部は、係合孔35の周囲で第2端子部材32の周囲に係合するようにかしめられる。すなわち連結ピン34の先端部は、第2端子部材32を前記係合孔33,35の周囲で第1端壁26の外面との間に挟むようにして、第1端壁26の外面側にかしめ係合されることになり、これにより、コイル組立体17と、該コイル組立体17におけるボビン23の一端に当接する第1端壁26と、前記ボビン23における中心孔22の一端側に挿入されて第1端壁26に固定される固定コア19とが、予備組立ユニット28としてユニット化されることになる。
【0025】
このような予備組立ユニット28は、図7で示すように、合成樹脂製のモールド封止体38で被覆される。このモールド封止体38は、予備組立ユニット28において、コイル組立体17の外周と、第1端壁26のうち第1段部25aおよび第1かしめ部25b間に挟まれる部分を除く外面とを一体に連なって覆うように形成され、しかもコイル24の一端に連なる第1端子部材31を臨ませるカプラ38aが、ソレノイドハウジング18の軸方向に沿ってコイル組立体17とは反対側に突出するようにしてモールド封止体38に一体に形成される。しかも第1端子部材31は、モールド封止体38に内蔵される第1部分と、その第1部分から該ハウジング18の径方向内方側に延出してカプラ38aの内部空間に臨む第2部分とが略直角に連なるように屈曲されるものであり、屈曲を容易とするために、ボビン23の一端から突出した部分で第1端子部材31の中間部には幅を狭くした首部31aが形成される。
【0026】
第1端壁26には、複数の透孔39,39…が設けられており、モールド封止体38の一部が各透孔39,39…に食い込むことにより、モールド封止体38および第1端壁26が強固に結合される。
【0027】
第2端壁27の中央部には、前記中心孔22と同軸の貫通孔40が設けられるとともに、中心孔22の他端側に挿入されている可動コア20の一部を囲繞するようにして中心孔22の他端側に挿入される円筒コア部41が同軸にかつ一体に連設される。
【0028】
可動コア20には、該可動コア20を同軸に貫通するロッド42Aが、固定コア19とは反対側で可動コア20の端部をかしめてロッド42Aに結合することによって固定される。固定コア19の可動コア20に対向する面の中央部には、ばね収容凹部43が設けられており、前記ロッド42Aの一端にはばね収容凹部43に突入する小径軸部42aが一体に設けられる。
【0029】
前記ばね収容凹部43には、可動コア20を固定コア19から離反する側にばね付勢するばね44が収容されており、ばね収容凹部43の閉塞端に一端が当接されるばね44の他端は、可動コア20が固定コア19に磁気吸着されたままとなることを防止するために可動コア20の固定コア19側の端面に当接された非磁性材料製のマグネットキラー45に、ロッド42Aの小径軸部42aを囲繞しつつ当接される。
【0030】
また可動コア20の軸方向中間部には、その内、外面間を結ぶ複数の通路46…が設けられており、可動コア20の固定コア19側の端面から前記通路46…に対応する部分間でロッド42Aの外面の周方向に間隔をあけた複数箇所には、可動コア20の内面との間に通路47…を形成する平坦面42b…が設けられる。このような通路46…,47…により、可動コア20の軸方向移動時にばね収容凹部43内での加圧や減圧が生じることを回避して、可動コア20の円滑な軸方向移動を保証することができる。
【0031】
ソレノイドハウジング18における第2端壁27には、第2端壁27の貫通孔40と同軸にしてソレノイドハウジング18とは反対側に延びる筒状のバルブボディ48の一端が一体に連設されており、貫通孔40には、一部をバルブボディ48側に突入せしめる段付円筒状のガイドカラー49が圧入される。このガイドガイドカラー49は、非磁性材料たとえばステンレス鋼から成るものであり、可動コア20からバルブボディ48側に突出したロッド42Aがガイドカラー49に摺動可能に嵌合されることにより、ロッド42Aおよび可動コア20の軸方向移動がガイドカラー49でガイドされることになる。
【0032】
弁部15は、バルブボディ48と、バルブボディ48に嵌合、固定される弁座部材50と、前記バルブボディ48内に収容される球状の弁体51と、ソレノイド部16の可動コア20および弁体51間を連動、連結する前記ロッド42Aとで構成される。
【0033】
バルブボディ48の軸方向中間部には、内向き突部53が半径方向内方に突出するようにして一体に突設されており、弁座部材50は、前記内向き突部53との間に弁室54を形成するようにしてバルブボディ48の他端部に嵌合、固定される。しかもバルブボディ48には、前記弁室54を出口通路12に通じさせる複数の出口ポート66…が設けられる。
【0034】
内向き突部53は、ロッド42Aがその他端に備える小径の押圧軸部42cを同軸に貫通せしめる第1弁孔55を内周で形成するものであり、該内向き突部53の弁室54側内周縁にテーパ状の第1弁座56が設けられる。而してガイドカラー49および内向き突部53間でバルブボディ48内には解放室57が形成され、バルブボディ48には、解放室57を排出通路13に通じさせる複数の排出ポート67…が設けられる。
【0035】
図8〜図10を併せて参照して、弁座部材50は、バルブボディ48の他端側に嵌合し得る程度の直径を有する円筒状に形成されており、この弁座部材50には、外端を開口して第1弁孔55と同軸に配置される第2弁孔58と、第2弁孔58の内端を同軸に囲繞するようにして弁室54に臨む第2弁座59とが設けられ、第2弁座59は、第2弁孔58側を小径としたテーパ状に形成される。
【0036】
一方、バルブボディ48の他端部には軸方向外方に臨む環状の第2段部48aが設けられ、弁座部材50において弁室54と反対側の端部には第2段部48aに当接するようにして半径方向外方に張出すフランジ部50aが一体に設けられ、このフランジ部50aは、第2段部48aに当接するまでバルブボディ48の他端部に圧入される。
【0037】
また弁座部材50の弁室54側の端部には、弁体51をガイドするガイド筒部60が、弁座部材50よりも小径にして同軸にかつ一体に連設され、該ガイド筒部60には、弁体51が第2弁座59から離座して第1弁座56側に移動したときに第2弁孔58を弁室54に連通せしめるためのたとえば一対の連通孔61,61が、ガイド筒部60の先端部をリング状に残すようにして該ガイド筒部60の周方向に等間隔をあけた位置に設けられ、これらの連通孔61,61は、弁体51の第2弁座59への着座シール部に極力近接して配置される。
【0038】
前記連通孔61は、4辺のうち2辺をガイド筒部60の軸線に沿わせた略直角四辺形、望ましくは、ガイド筒部60の軸線に沿う方向を短辺とした略長方形に形成される。
【0039】
前記バルブボディ48の他端部には、第2段部48aに当接したフランジ部50aに外方から外周部を当接させるようにしてフィルタ62が嵌合される。このフィルタ62は、第2弁孔58に流入する流体を濾過するものであり、支持リング63に濾過部材64が支持されて成り、支持リング63が前記フランジ部50aに当接される。しかもバルブボディ48の他端部には、前記第2段部48aとの間に、前記フランジ部50aと、フランジ部50aに当接するフィルタ62の外周部すなわち支持リング63とを重ねて挟むようにしてかしめることを可能とした薄肉円筒状の第2かしめ部48bが一体に設けられる。
【0040】
さらに第2弁孔58のフィルタ62側の端部には、フィルタ62側を大径としたテーパ部58aが形成される。
【0041】
次にこの第1実施例の作用について説明すると、弁部15およびソレノイド部16で構成される三方電磁弁14において、弁部15のバルブボディ48と、ソレノイド部16のソレノイドハウジング18のうちバルブボディ48側の構成部材である第2端壁27およびハウジング主部25とが一体に形成されるので、ソレノイドハウジング18およびバルブボディ48の連結強度を、かしめ結合のものに比べて充分に高めることができる。
【0042】
また可動コア20を囲繞する円筒コア部41が第2端壁27に一体に連設され、バルブボディ48には、第1および第2弁座56,59の少なくとも一方,この実施例では第1弁座56を形成する内向き突部53が一体に形成されるので、第1および第2弁座56,59の少なくとも一方および円筒コア部41を別部材で構成するのに比べると、部品点数を低減することができるとともに組付工数を低減することができるだけでなく、バルブボディ48、第2端壁27、円筒コア部41、ハウジング主部25および内向き突部53の同軸性を著しく高め、磁気効率を向上することができる。
【0043】
またハウジング主部25および第1端壁26の結合部分は、大きな結合強度を必要としないのであるが、ハウジング主部25の一端部に第1段部25aおよび第1かしめ部25bを一体に設けておくことにより、ハウジング主部25の一端部に第1端壁26をかしめによって容易に連結、固定することができる。
【0044】
ところでコイル組立体17の外周と、該コイル組立体17におけるボビン23の一端に内面を当接させた状態の第1端壁26のうち第1段部25aおよび第1かしめ部25b間に挟まれる部分を除く外面とが、一体に連なる合成樹脂製のモールド封止体38で覆われる。したがってコイル組立体17および第1端壁26をユニット化し、第1端壁26の外周部をハウジング主部25の一端にかしめ結合することで、ソレノイドハウジング18の組付け、コイル組立体17のソレノイドハウジング18への収容およびモールド封止体38のソレノイドハウジング18への組付けを同時に行なうことができ、組付け作業性を高めることができる。
【0045】
またモールド封止体38に、コイル24の一端に連なる第1端子部材31を臨ませるカプラ38aが一体に形成されるので、別部材のカプラを準備することを不要として部品点数を低減することができ、別部材のカプラを組付けることも不要であるので組付工数を削減することができる。しかもカプラ38aは、磁性金属から成る第1端壁26および導電金属製の第1端子部材31で補強されており、モールド封止体38へのカプラ38aの結合強度を増大することができる。
【0046】
さらにカプラ38aはソレノイドハウジング18の軸方向に沿ってコイル組立体17と反対側に突出するものであるので、カプラ38aを設置するための部分をソレノイドハウジング18に設けることを不要とし、ソレノイドハウジング18の側方にカプラ38aがはみ出すことがないようにして三方電磁弁14がその幅方向に大型化することを回避することができる。
【0047】
ところで、第1端壁26の外周部には、その一直径線上に位置する第1および第2凹部29,30が設けられており、第1端壁26の周方向に沿う第1凹部29の長さL1は、前記周方向に沿う第2凹部30の長さL2よりも大きく設定される。しかもボビン23の一端には、第1端壁26の周方向に沿う第1凹部29の両端に当接するようにして第1凹部29に嵌合される突部23aが一体に突設されており、コイル24の一端に連なる導電金属製の第1端子部材31が前記突部23a内を経て該突部23aの先端から突出される。
【0048】
したがって第1および第2凹部29,30のうち第1凹部29に突部23aを確実に嵌合するようにして第1端壁26およびコイル組立体17の周方向相対位置を容易に一定に定めることが可能であり、しかも第1端壁26との絶縁を確実に維持しつつ第1端子部材31をカプラ38a側に延出することができる。またカプラ組立体17がモールド封止体38で被覆される前には、ボビン23から前記突部23aが突出した状態にあるが、突部23a内には導電金属製の第1端子部材31が内蔵されているので、突部23aの強度を維持することができる。
【0049】
固定コア19は第1端壁26の中央部に固定されるものであり、モールド封止体38は固定コア19を含んでユニット化されるので、モールド封止体38をより強固な構造体とすることができる。
【0050】
固定コア19の第1端壁26への固定にあたって、第1端壁26の中央部に係合孔33が設けられ、固定コア19に一体に連設されて係合孔33を貫通する連結ピン34の先端部が第1端壁26の外面側にかしめ係合されるものであり、固定コア19を第1端壁26に容易に固定することができる。しかもコイル24の他端に連なるアース用の第2端子部材32を係合孔33,35の周囲で第1端壁26の外面との間に挟むようにして連結ピン34の先端部が第1端壁26の外面側にかしめ係合されるので、第1端壁26すなわちソレノイドハウジング18にアース用の第2端子部材32を電気的に接続することができる。またアース用の第2端子部材32は、モールド封止体38で被覆されることになるので外部に露出することがない。
【0051】
ソレノイドハウジング18の第2端壁27に一端が一体に連設されるバルブボディ48の他端部には軸方向外方に臨む環状の第2段部48aが設けられ、第2段部48aに当接するフランジ部50aを有する弁座部材50が、内向き突部53との間に弁室54を形成するようにしてバルブボディ48の他端部に嵌合、固定され、内周で第1弁孔55を形成する内向き突部53の弁室54側内周縁に第1弁座56が設けられ、弁座部材50には、外端を開口して第1弁孔55と同軸に配置される第2弁孔58ならびに第2弁孔58の内端を同軸に囲繞する第2弁座59が設けられるとともに、可動コア20に一端が固着されて第1弁孔55を同軸にかつ移動可能に貫通するロッド42Aの他端に連接されるとともに第1および第2弁座56,59に択一的に着座可能な球状の弁体51をガイドするガイド筒部60が一体に連設され、弁体51が第2弁座59から離座したときに第2弁孔58を弁室54に連通せしめる連通孔61…が、ガイド筒部60の先端部をリング状に残すようにして該ガイド筒部60に設けられている。
【0052】
したがってガイド筒部60の先端はリング状に連なっており、弁体51をガイドするガイド筒部60の強度を高くし、変形が生じることを防止することができ、ガイド筒部60で弁体51を精度よくガイドすることができる。
【0053】
また前記連通孔61…は、弁体51の第2弁座59への着座シール部に極力近接して配置されているので、弁体51が第2弁座59から離座する方向に移動し始めるのに応じて速やかに流体が連通孔61…を流通することが可能となり、弁体51の弁体51の少ない移動量でより多くの流体を第2弁孔58および弁室54間で流通させることができる。
【0054】
また第1および第2弁座56,59は、第1および第2弁孔55,58側を小径としたテーパ状に形成されるので、球状である弁体51の着座性がよく、安定した閉弁状態を得ることができる。
【0055】
しかも連通孔61が、4辺のうち2辺をガイド筒部60の軸線に沿わせた略直角四辺形に形成されており、連通孔61が円形のものに比べると、弁体51が第2弁座59から離れる方向に移動する際の連通孔61の開口面積を速やかに大きくすることができ、弁体51の少ない移動量でより多くの流体を第2弁孔58および弁室54間で流通させることができる。しかもこの第1実施例では、連通孔61がガイド筒部60の軸線に沿う方向を短辺とした略長方形に形成されているので、弁体51の移動量に対する流体の流通量をより多くすることができるとともに、ガイド筒部60の軸方向長さ短縮に寄与することができる。
【0056】
またガイド筒部61は、弁座部材50よりも小径に形成されており、弁座部材50のバルブボディ48への嵌合、固定時に、バルブボディ48の内周およびガイド筒部60の外周間に環状の間隙を形成することができ、その間隙に通じるようにしてバルブボディ48に出口ポート66…を設けておくことにより、連通孔61の周方向位置を定めなくともバルブボディ48への弁座部材50の嵌合、固定によって連通孔61が前記出口ポート66…に通じることになり、弁座部材50のバルブボディ48への組付けが容易となる。
【0057】
またバルブボディに48嵌合し得るように弁座部材50の直径が設定され、フランジ部50aが、バルブボディ48の他端に圧入されているので、弁座部材50の一端側をバルブボディ48に嵌合することで安定的にガイドするようにして、フランジ部50aをバルブボディ48の他端に圧入することができ、弁座部材50のバルブボディ48への組付け作業性を向上することができる。しかもフランジ部50aが圧入されることで、弁座部材50およびバルブボディ48間をシールすることが可能であり、シール部材を不要として部品点数を低減することができる。
【0058】
さらにバルブボディ48の他端部には、第2段部48aとの間に、弁座部材50のフランジ部50aと、第2弁孔58に流入する流体を濾過するようにしてフランジ部50aに当接するフィルタ62の外周部とを重ねて挟むようにしてかしめることを可能とした薄肉円筒状の第2かしめ部48bが一体に設けられているので、弁体51を挿入したガイド筒部60を一体に有する弁座部材50およびフィルタ62をバルブボディ48に容易に組付けることができる。
【0059】
また第2弁孔58の前記フィルタ62側の端部に、フィルタ62側を大径としたテーパ部58aが形成されているので、フィルタ62の濾過面積を大きく設定することを可能としつつ、第2弁孔58を流通する流体の損失抵抗を小さく抑えることができる。
【0060】
図11は本発明の第2実施例を示すものであり、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号を付す。
【0061】
可動コア20を貫通して該可動コア20に固定されるロッド42Bの一端には、固定コア19のばね収容凹部43に突入する小径軸部42a′が一体にかつ同軸に設けられ、可動コア20が固定コア19から最も離反した状態での可動コア20および固定コア19間の間隔L3が、前記小径軸部24a′の先端およびばね収容凹部43の閉塞端間の間隔L4よりも大きく(L4<L3)設定されている。
【0062】
この第2実施例によれば、可動コア20が固定コア19側に吸引されても可動コア20が固定コア19に接触することはなく、したがって上記第1実施例で必要とされたマグネットキラー45を不要とすることができる。
【0063】
図12は本発明の第3実施例を示すものであり、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号を付す。
【0064】
可動コア20を貫通して該可動コア20に固定されるロッド42Cの外周には、可動コア20に設けられた通路46…に対応した位置で環状に連なる環状溝65が設けられる。
【0065】
この第3実施例によれば、可動コア20に対するロッド42Cの周方向相対位置がどのように変化しても、前記通路46…が環状溝65を介して通路47…に通じることになり、ロッド42Cを可動コア20に固定する際のロッド42Cの周方向位置決めが容易となる。
【0066】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、ソレノイドハウジングおよびバルブボディの連結強度を、かしめ結合のものに比べて充分に高めることができ、部品点数を低減することができるとともに組付工数を低減することができるだけでなく、バルブボディ、第2端壁、円筒コア部、ハウジング主部および内向き突部の同軸性を著しく高め、磁気効率を向上することができ、ハウジング主部の一端部に第1端壁をかしめによって容易に連結、固定することができる。
【0068】
その上、ソレノイドハウジングの組付け、コイル組立体のソレノイドハウジングへの収容およびモールド封止体のソレノイドハウジングへの組付けを同時に行なうことができ、組付け作業性を高めることができる。またモールド封止体にカプラが一体に形成されるので、部品点数の低減および組付工数の削減を図ることができ、モールド封止体へのカプラの結合強度を増大することができるとともに、三方電磁弁がその幅方向に大型化することを回避することができる。
【0069】
請求項2記載の発明によれば、固定コアを第1端壁に容易に固定することができるとともに、モールド封止体をより強固な構造体とすることができる。またソレノイドハウジングにアース用の端子部材を電気的に接続することができ、アース用の端子部材が外部に露出することがない。
【0070】
請求項3記載の発明によれば、第2弁座およびフランジ部間の長さを変更するだけで、バルブボディの長さおよび形状の多様化に対応した第2弁座の位置の設定が可能となり、汎用性を高めることができる。しかも弁体をガイドするガイド筒部の強度を高くし、変形が生じることを防止することができ、ガイド筒部で弁体を精度よくガイドすることができる。
【0071】
請求項4記載の発明によれば、弁体の少ない移動量でより多くの流体を第2弁孔および弁室間で流通させることができる。
【0072】
さらに請求項5記載の発明によれば、弁体を挿入したガイド筒部を一体に有する弁座部材およびフィルタをバルブボディに容易に組付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の三方電磁弁の縦断面図である。
【図2】 図1の上半部を拡大して示す縦断面図である。
【図3】 図1の下半部を拡大して示す縦断面図である。
【図4】 ハウジング主部、第2端壁およびバルブボディの縦断面図である。
【図5】 コイル組立体、第1端壁および固定コアから成る予備組立ユニットの縦断面図であって図6の5−5線に沿う断面図である。
【図6】 図5の6矢視図である。
【図7】 予備組立ユニットをモールド封止体で被覆した状態の縦断面図である。
【図8】 弁座部材の縦断面図であって図9の8−8線に沿う断面図である。
【図9】 図8の9−9線断面図である。
【図10】 図9の10矢視図である。
【図11】 第2実施例の三方電磁弁の縦断面図である。
【図12】 第3実施例の三方電磁弁の縦断面図である。
【符号の説明】
14・・・三方電磁弁
17・・・コイル組立体
18・・・ソレノイドハウジング
19・・・固定コア
20・・・可動コア
22・・・中心孔
23・・・ボビン
23a・・突部
24・・・コイル
25・・・ハウジング主部
25a・・第1段部
25b・・第1かしめ部
26・・・第1端壁
27・・・第2端壁
29・・・凹部
31・・・端子部材
32・・・アース用の端子部材
33・・・係合孔
34・・・連結ピン
38・・・モールド封止体
38a・・カプラ
40・・・貫通孔
41・・・円筒コア部
42A,42B,42C・・・ロッド
48・・・バルブボディ
48a・・・第2段部
48b・・・第2かしめ部
50・・・弁座部材
50a・・・フランジ部
51・・・弁体
53・・・内向き突部
54・・・弁室
55・・・第1弁孔
56・・・第1弁座
58・・・第2弁孔
59・・・第2弁座
60・・・ガイド筒部
61・・・連通孔
62・・・フィルタ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a three-way solenoid valve, and in particular, a cylindrical housing main portion surrounding a coil assembly in which a coil is wound around a synthetic resin bobbin having a center hole, and opposite one end of the bobbin. A first end wall that closes one end of the housing main portion, and a second end that is opposite to the other end of the bobbin and that closes the other end of the housing main portion and has a through hole coaxial with the center hole. A magnetic metal solenoid housing is constituted by the wall, a fixed core magnetically coupled to the first end wall is inserted into one end side of the center hole, and the fixed core is inserted into the other end side of the center hole. A cylindrical valve body that is inserted into the second end wall so as to surround a part of the movable core and that is coaxially connected to the second end wall, and extends to the opposite side of the solenoid housing One end of the second end wall It is coaxially connected to the first and can be seated valve body in a second valve seat disposed in the valve in the body, in conjunction with the movable core, an improvement of three-way solenoid valve to be connected.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in such a three-way solenoid valve, a first end wall is integrally formed at one end of the housing main part, and the other end of the housing main part is provided on the outer periphery of a bowl-shaped second end wall provided integrally with the valve body. By caulking and coupling, the valve body is coaxially connected to the solenoid housing (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-280391 [0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the structure in which the solenoid housing and the valve body are connected coaxially by caulking connection as in the conventional one, the strength of the caulking coupling portion is relatively weak and the connection strength between the solenoid housing and the valve body is excellent. Is hard to say.
[0005]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a three-way solenoid valve in which the connection strength between the solenoid housing and the valve body is sufficiently increased.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a first aspect of the present invention is directed to a housing main portion surrounding a coil assembly in which a coil is wound around a synthetic resin bobbin having a center hole, and opposed to one end of the bobbin. A first end wall that closes one end of the housing main portion, a second end that is opposite to the other end of the bobbin, closes the other end of the housing main portion, and has a through hole coaxial with the center hole. A solenoid housing made of magnetic metal is configured with the two end walls, and a fixed core magnetically coupled to the first end wall is inserted into one end side of the center hole, and the other end side of the center hole is A cylindrical core that is inserted into a movable core that faces the fixed core and that surrounds a part of the movable core and that is coaxially connected to the second end wall is inserted, and extends in a direction opposite to the solenoid housing. One end of the valve body It provided continuously to the end wall coaxially, first and second valve seats to be seated valve body that is disposed in the bulb body, in conjunction with the movable core, is connected, a terminal member connected to one end of the coil coupler for exposing the said is attached to the solenoid housing, the terminal member is embedded in one end of the base end is formed from conductive metal plates bobbin, a three-way solenoid valve that will be fixed,
An axial direction of the valve body is formed such that at least one of the first and second valve seats is formed on an inner peripheral edge of the valve body formed integrally with the second end wall, the cylindrical core portion, and the housing main portion. An inward projecting portion projecting radially inward from the intermediate portion is integrally projected, and a notch-shaped recess is provided in the outer peripheral portion of the first end wall, and the inner surface of the first end wall is contacted. A projecting portion that is fitted in the concave portion so as not to be relatively movable in the circumferential direction is integrally provided at the one end of the bobbin that is in contact with the bobbin. a first step of the annular, the first caulking portion thin cylindrical which enables the caulking so as to sandwich the outer peripheral portion of the first end wall between a first step portion is provided integrally, the Between the outer periphery of the coil assembly and the first step portion and the caulking portion of the first end wall. A synthetic resin mold sealing body that integrally covers the outer surface excluding the curled portion, and the coupler is disposed on the opposite side of the coil assembly along the axial direction of the solenoid housing and on the side of the housing. The terminal member is integrally formed so as to protrude without protruding, and the terminal member extends along the axial direction of the solenoid housing and penetrates the protrusion closely and is built in the mold sealing body. The first portion and the second portion extending from the first portion toward the radially inner side of the housing and facing the inner space of the coupler are bent so as to be substantially perpendicular to each other.
[0007]
According to such a configuration of the first aspect of the invention, the valve body and the second end wall and the housing main portion which are constituent members on the valve body side of the solenoid housing are integrally formed. The connection strength of the valve body can be sufficiently increased as compared with that of the caulking connection. In addition, an inward projection that forms at least one of the first and second valve seats is formed integrally with the valve body, and a cylindrical core that surrounds the movable core is integrally connected to the second end wall. Compared with the case where at least one of the first and second valve seats and the cylindrical core portion are formed of separate members, the number of parts can be reduced and the number of assembling steps can be reduced. The coaxiality of the end wall, the cylindrical core portion, the housing main portion, and the inward protruding portion can be remarkably increased, and the magnetic efficiency can be improved. Further, the coupling portion of the housing main portion and the first end wall does not require a large coupling strength, but by providing the first step portion and the first caulking portion integrally at one end portion of the housing main portion, The first end wall can be easily connected and fixed to one end of the housing main portion by caulking.
[0008]
And the outer periphery of the or coils assembly, integrally with the outer surface except for the portion sandwiched between the first step portion and the first caulking portion of the first end wall of being in contact with the inner surface at one end of the bobbin A coupler that allows a terminal member connected to one end of the coil to face a synthetic resin mold sealing body that is continuously covered so as to protrude in the opposite direction to the coil assembly along the axial direction of the solenoid housing. since it formed and unitized first end wall of the coils assembly and the solenoid housing by caulking the outer periphery of the first end wall at one end of the cylindrical housing main part, the assembly of the solenoid housing The coil assembly can be accommodated in the solenoid housing and the mold sealing body can be attached to the solenoid housing at the same time, and the assembling workability can be improved. In addition, since the coupler is formed integrally with the mold sealing body, it is not necessary to prepare a separate coupler, so the number of parts can be reduced, and it is not necessary to assemble a separate coupler. Man-hours can be reduced. Moreover, the coupler is reinforced with the first end wall made of magnetic metal and the terminal member made of conductive metal, and the coupling strength of the coupler to the mold sealing body can be increased. Further, since the coupler projects along the axial direction of the solenoid housing on the side opposite to the coil assembly and does not protrude to the side of the housing, a portion for arranging the coupler is provided in the solenoid housing. The three-way solenoid valve can be prevented from being enlarged in the width direction by preventing the coupler from protruding to the side of the solenoid housing.
[0009]
According to a second aspect of the invention, in addition to the configuration of the first aspect of the invention, an engagement hole is provided in a central portion of the first end wall, and the engagement hole is provided integrally with the fixed core. The outer surface of the first end wall is such that the tip of the connecting pin that penetrates the hole sandwiches the grounding terminal member connected to the other end of the coil with the outer surface of the first end wall around the engagement hole. According to this configuration, the fixed core can be easily fixed to the first end wall, and the mold sealing body is unitized including the fixed core. A mold sealing body can be made into a stronger structure. In addition, a grounding terminal member can be electrically connected to the first end wall, that is, the solenoid housing, and the grounding terminal member is covered with the mold sealing body so that it can be exposed to the outside. Absent.
[0010]
According to a third aspect of the invention, in addition to the configuration of the first aspect of the invention, an annular second step portion facing outward in the axial direction is provided at the other end of the valve body. A valve seat member having a flange portion to be contacted is fitted and fixed to the other end portion of the valve body so as to form a valve chamber between the inward projecting portion and a first valve hole is formed on the inner periphery. A first valve seat is provided on an inner peripheral edge of the inwardly projecting protrusion, and a second valve hole disposed on the same axis as the first valve hole with an outer end opened on the valve seat member; A second valve seat that coaxially surrounds the inner ends of the two valve holes is provided, and one end is fixed to the movable core and is connected to the other end of the rod that passes through the first valve hole coaxially and movably. In addition, a guide tube portion for guiding a spherical valve body that can alternatively be seated on the first and second valve seats is integrally connected, and the valve body is A communication hole that allows the second valve hole to communicate with the valve chamber when separated from the two valve seats is provided in the guide cylinder so as to leave the tip of the guide cylinder in a ring shape. And
[0011]
According to the configuration of the invention described in claim 3 , the second valve seat and the second step portion of the valve body are in the axial direction of the valve body with the valve seat member fitted and fixed to the valve body. The position of the second valve seat corresponding to the diversification of the length and shape of the valve body can be set by simply changing the length between the second valve seat and the flange. And versatility can be improved. In addition, the valve seat member is integrally provided with a guide cylinder for guiding the spherical valve body, and the communication hole that allows the second valve hole to communicate with the valve chamber when the valve body is separated from the second valve seat. However, since the guide cylinder part is provided in the guide cylinder part so as to leave the tip of the guide cylinder part in a ring shape, it is possible to increase the strength of the guide cylinder part that guides the valve body and to prevent deformation. And the valve body can be accurately guided by the guide tube portion.
[0012]
According to a fourth aspect of the invention, in addition to the configuration of the third aspect of the invention, the communication hole is formed in a substantially right-angled quadrilateral shape in which two of the four sides are along the axis of the guide tube portion. According to such a configuration, the opening area of the communication hole when the valve body moves in the direction away from the second valve seat can be quickly increased as compared with a circular communication hole. More fluid can be circulated between the second valve hole and the valve chamber with a small movement amount of the valve body.
[0013]
Furthermore, in the invention according to
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Hereinafter, embodiments of the present invention will be described based on examples of the present invention shown in the accompanying drawings.
[0015]
1 to 10 show a first embodiment of the present invention. FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a three-way solenoid valve, FIG. 2 is an enlarged longitudinal sectional view showing an upper half portion of FIG. 1 is an enlarged longitudinal sectional view of the lower half of FIG. 1, FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a housing main part, a second end wall and a valve body, and FIG. 5 is a view from a coil assembly, a first end wall and a fixed core. FIG. 6 is a sectional view taken along line 5-5 in FIG. 6, FIG. 6 is a view taken along
[0016]
In FIG. 1, this three-
[0017]
The
[0018]
2 and 3 together, the
[0019]
Referring also to FIG. 4, at one end of the housing
[0020]
Incidentally, the
[0021]
First and
[0022]
The fixed
[0023]
Moreover, the
[0024]
Further, the distal end portion of the connecting
[0025]
Such a
[0026]
The
[0027]
A through
[0028]
A
[0029]
The spring
[0030]
In addition, a plurality of
[0031]
One end of a
[0032]
The
[0033]
An inward protruding
[0034]
The inwardly protruding
[0035]
Referring to FIGS. 8 to 10 together, the
[0036]
On the other hand, an annular
[0037]
A
[0038]
The
[0039]
The other end portion of the
[0040]
Further, a tapered
[0041]
Next, the operation of the first embodiment will be described. In the three-way
[0042]
A
[0043]
Further, the coupling portion between the housing
[0044]
By the way, the
[0045]
In addition, since the
[0046]
Further, since the
[0047]
By the way, the 1st and 2nd recessed
[0048]
Accordingly, the circumferential relative positions of the
[0049]
The fixed
[0050]
When fixing the fixed
[0051]
An annular
[0052]
Accordingly, the distal end of the
[0053]
The communication holes 61 are arranged as close as possible to the seating seal portion of the
[0054]
Further, since the first and second valve seats 56 and 59 are formed in a tapered shape with a small diameter on the first and second valve holes 55 and 58 side, the seating property of the
[0055]
In addition, the
[0056]
Further, the
[0057]
Further, the diameter of the
[0058]
Further, at the other end of the
[0059]
In addition, since the tapered
[0060]
FIG. 11 shows a second embodiment of the present invention, and parts corresponding to the first embodiment are given the same reference numerals.
[0061]
A small
[0062]
According to the second embodiment, even if the
[0063]
FIG. 12 shows a third embodiment of the present invention, and parts corresponding to the first embodiment are given the same reference numerals.
[0064]
On the outer periphery of the rod 42 </ b> C that passes through the
[0065]
According to the third embodiment, no matter how the circumferential relative position of the
[0066]
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various design changes can be made without departing from the present invention described in the claims. It is.
[0067]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the connection strength between the solenoid housing and the valve body can be sufficiently increased as compared with that of the caulking connection, the number of parts can be reduced and the number of assembling steps can be reduced. In addition, the coaxiality of the valve body, the second end wall, the cylindrical core portion, the housing main portion and the inward protruding portion can be remarkably increased, and the magnetic efficiency can be improved. The first end wall can be easily connected and fixed to the part by caulking.
[0068]
In addition, the assembly of the solenoid housing , the housing of the coil assembly in the solenoid housing, and the assembly of the mold sealing body to the solenoid housing can be performed simultaneously, and the assembly workability can be improved. In addition, since the coupler is formed integrally with the mold sealing body, the number of parts and assembly man-hours can be reduced, and the coupling strength of the coupler to the mold sealing body can be increased. It is possible to avoid the electromagnetic valve from becoming large in the width direction.
[0069]
According to the second aspect of the present invention, the fixed core can be easily fixed to the first end wall, and the mold sealing body can be made a stronger structure. In addition, the terminal member for grounding can be electrically connected to the solenoid housing, and the terminal member for grounding is not exposed to the outside.
[0070]
According to the third aspect of the present invention, it is possible to set the position of the second valve seat corresponding to diversification of the length and shape of the valve body only by changing the length between the second valve seat and the flange portion. Therefore, versatility can be improved. Moreover, it is possible to increase the strength of the guide tube portion that guides the valve body and prevent deformation, and the valve body can be guided with high accuracy by the guide tube portion.
[0071]
According to invention of Claim 4 , more fluid can be distribute | circulated between a 2nd valve hole and a valve chamber by the movement amount with little valve body.
[0072]
Furthermore, according to the fifth aspect of the present invention, the valve seat member and the filter integrally including the guide cylinder portion into which the valve body is inserted can be easily assembled to the valve body.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a three-way solenoid valve according to a first embodiment.
FIG. 2 is an enlarged vertical sectional view showing an upper half part of FIG.
3 is an enlarged longitudinal sectional view showing a lower half portion of FIG. 1. FIG.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a housing main portion, a second end wall, and a valve body.
5 is a longitudinal sectional view of a preliminary assembly unit including a coil assembly, a first end wall, and a fixed core, and is a sectional view taken along line 5-5 of FIG.
6 is a view taken in the direction of
FIG. 7 is a longitudinal sectional view of a state in which a pre-assembly unit is covered with a mold sealing body.
8 is a longitudinal sectional view of the valve seat member, and is a sectional view taken along line 8-8 in FIG.
9 is a cross-sectional view taken along line 9-9 of FIG.
FIG. 10 is a view taken in the direction of
FIG. 11 is a longitudinal sectional view of a three-way solenoid valve according to a second embodiment.
FIG. 12 is a longitudinal sectional view of a three-way solenoid valve according to a third embodiment.
[Explanation of symbols]
14 ... three-
23a ...
29 ...
32 ... Grounding
Claims (5)
第2端壁(27)、円筒コア部(41)およびハウジング主部(25)と一体に形成される前記バルブボディ(48)に、前記第1および第2弁座(56,59)の少なくとも一方が内周縁に形成されるようにして前記バルブボディ(48)の軸方向中間部から半径方向内方に突出する内向き突部(53)が一体に突設され、
前記第1端壁(26)の外周部には切欠き状の凹部(29)が設けられると共に、その第1端壁(26)の内面に当接する前記ボビン(23)の前記一端には、該凹部(29)に周方向相対移動不能に嵌合される突部(23a)が一体に突設され、
前記ハウジング主部(25)の一端部には、第1端壁(26)の外周部を受ける環状の第1段部(25a)と、その第1段部(25a)との間に第1端壁(26)の外周部を挟むようにしてかしめることを可能とした薄肉円筒状の第1かしめ部(25b)とが一体に設けられ、
前記コイル組立体(17)の外周と、第1端壁(26)のうち第1段部(25a)および前記かしめ部(25b)間に挟まれる部分を除く外面とを一体に連なって覆う合成樹脂製のモールド封止体(38)に、前記カプラ(38a)が、前記ソレノイドハウジング(18)の軸方向に沿って前記コイル組立体(17)と反対側に且つ該ハウジング(18)の側方にはみ出さずに突出するようにして一体に形成され、
前記端子部材(31)は、前記ソレノイドハウジング(18)の軸方向に沿って延びていて前記突部(23a)を密に貫通して前記モールド封止体(38)に内蔵される第1部分と、その第1部分から該ハウジング(18)の径方向内方側に延出して前記カプラ(38a)の内部空間に臨む第2部分とが略直角に連なるように屈曲されることを特徴とする三方電磁弁。 A cylindrical housing main part (25) surrounding a coil assembly (17) formed by winding a coil (24) on a synthetic resin bobbin (23) having a center hole (22), and the bobbin (23 ) Facing one end of the housing main portion (25) and closing one end of the housing main portion (25), and the other end of the bobbin (23) opposite the other end of the housing main portion (25). A magnetic metal solenoid housing (18) is constituted by the second end wall (27) which is closed and provided with a central through hole (40) coaxial with the center hole (22), and the first end wall ( 26) a fixed core (19) magnetically coupled to the central hole (22) is inserted into one end side of the central hole (22), and the other end side of the central hole (22) is movable facing the fixed core (19). Part of the movable core (20) while the core (20) is inserted A cylindrical core body (41) is inserted into the second end wall (27) and coaxially connected to the second end wall (27), and one end of a cylindrical valve body (48) extending on the opposite side to the solenoid housing (18) is the second. A valve element (51), which is coaxially connected to the end wall (27) and seated on the first and second valve seats (56, 59) disposed in the valve body (48), includes the movable core ( 20), a coupler (38a) is connected to the solenoid housing (18) so as to face the terminal member (31) connected to one end of the coil (24), and the terminal member (31) is electrically conductive metal. embedded in one end of the base end is formed from a plate bobbin (23), a three-way solenoid valve that will be fixed,
The valve body (48) formed integrally with the second end wall (27), the cylindrical core portion (41) and the housing main portion (25) has at least the first and second valve seats (56, 59). An inward projecting portion (53) projecting radially inward from an intermediate portion in the axial direction of the valve body (48) so that one is formed on the inner periphery is integrally projected.
The outer peripheral portion of the first end wall (26) is provided with a notch-shaped recess (29), and the one end of the bobbin (23) contacting the inner surface of the first end wall (26) A protrusion (23a) fitted in the recess (29) so as not to move in the circumferential direction is integrally projected.
At one end of the main housing portion (25), first between the first step portion of the annular receiving the outer peripheral portion of the first end wall (26) (25a), and a first step portion (25a) A thin cylindrical first caulking portion (25b) that can be caulked so as to sandwich the outer peripheral portion of the end wall (26) is integrally provided ,
The outer periphery of the coil assembly (17) and the outer surface of the first end wall (26) excluding the portion sandwiched between the first step portion (25a) and the caulking portion (25b) are integrally covered. The coupler (38a) is disposed on the opposite side of the coil assembly (17) along the axial direction of the solenoid housing (18) and on the side of the housing (18) on the resin mold sealing body (38). It is formed integrally so that it protrudes without protruding to the direction,
The terminal member (31) extends along the axial direction of the solenoid housing (18) and penetrates the protrusion (23a) closely and is built in the mold sealing body (38). And a second portion extending from the first portion toward the radially inner side of the housing (18) and facing the internal space of the coupler (38a), and is bent so as to be substantially perpendicular to each other. Three-way solenoid valve .
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