JP4109551B2 - 流量調整弁およびそれを用いた給湯装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電気温水器やガス、石油等を熱源に利用した給湯器の給油回路等に使用され、所定温度のお湯を得るために、炊きあげた湯と水とを混合するために適用される流量調整弁およびそれを用いた給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の流量調整弁は、一端を湯水吐出口とする筒状の弁室がハウジングに形成され、水導入口および湯導入口が弁室の穴中心方向に離間して弁室と外部とを連通するようにハウジングに形成され、円筒状の弁体が弁室内に弁室の穴中心周りに回動自在に収納され、水導入口と弁室とを連通する第1開口部が弁体に穿設され、湯導入口と弁室とを連通する第2開口部が弁体に穿設されている。そして、第1開口部と第2開口部とは、弁体を弁室の穴中心周りに一方向に回動させたときに、第1開口部と水導入口との重なり具合(開口率)が全閉状態から全開状態に変化するのに対し、第2開口部と湯導入口との重なり具合(開口率)が全開状態から全閉状態に変化するような位置関係に形成されている。そこで、弁体を回動させて、水導入口から導入された水と湯導入口から導入されたお湯との混合比を調節し、設定温度のお湯を湯吐出口から排出する。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2002−22039号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の流量調整弁は、以上のように構成されているので、弁室と弁体との間に微少なクリアランスが存在してしまう。そこで、第1開口部と水導入口との重なり具合を全閉状態としても、水導入口から弁室と弁体との間を通って湯吐出口に至る流路が形成されてしまう。同様に、第2開口部と湯導入口との重なり具合を全閉状態としても、湯導入口から弁室と弁体との間を通って湯吐出口に至る流路が形成されてしまう。その結果、弁単体で流体の排出を完全に止めることができないという課題があった。
【0005】
この発明は、上記の課題を解消するためになされたもので、弁自体にシール機能を持たせ、流量制御性を高めた流量調整弁およびそれを用いた給湯装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る流量調整弁は、穴中心方向の一端を開口とする断面円形の弁室、該弁室の穴中心方向と直交する方向に該弁室と外部とを連通するように設けられた流体導入口、該流体導入口に対して該弁室の穴中心方向にずらして該弁室の穴中心方向と直交する方向に該弁室と外部とを連通するように設けられた流体排出口、および該流体導入口に水密状態に取り付けられ一端側にシート面が形成された弁座円筒部と該弁座円筒部に径方向に延びる複数のリブに支持されて該弁座円筒部の穴中心位置に設けられた円筒状のガイド部からなる弁座を有するハウジングと、円筒部、駆動用カムおよび駆動軸が同軸に形成され、該駆動軸を上記弁室の開口から延出させて該弁室内に該弁室の穴中心周りに回動自在に収納され、開口部が上記流量排出口の位置に合わせて該円筒部に形成され、カム部が上記流体導入口の位置に合わせて該駆動用カムの軸心周りに該軸心からの高さを漸次高くするように形成されている弁体と、上記ハウジングの開口に水密状態に取り付けられ、上記駆動軸の根元側の水密状態を維持して上記弁体を上記弁室の穴中心周りに回動可能に支持する弁体押さえと、上記シート面に接して水密状態を確保する弁部と該弁部の中心に立設された駆動棒とからなり、該駆動棒を上記ガイド部に挿通させて上記弁室内に延出するように上記流体導入口に配設され、該駆動棒が上記カム部の外周面に接して上記弁室の穴中心方向と直交する方向の駆動力を受けて該弁室の穴中心方向と直交する方向に往復移動する流体導入用弁体とを備えている。
【0007】
また、この発明に係る流量調整弁は、穴中心方向の一端を開口とする断面円形の弁室、該弁室の穴中心方向と直交する方向に該弁室と外部とを連通するように設けられた第1流体導入口、該第1流体導入口に対して該弁室の穴中心方向にずらして該弁室の穴中心方向と直交する方向に該弁室と外部とを連通するように設けられた第2流体導入口、該弁室の他端と外部とを連通するように設けられた流体排出口、該第1流体導入口に水密状態に取り付けられ一端側に第1シート面が形成された第1弁座円筒部と該第1弁座円筒部に径方向に延びる複数の第1リブに支持されて該第1弁座円筒部の穴中心位置に設けられた円筒状の第1ガイド部からなる第1弁座、および該第2流体導入口に水密状態に取り付けられ一端側に第2シート面が形成された第2弁座円筒部と該第2弁座円筒部に径方向に延びる複数の第2リブに支持されて該第2弁座円筒部の穴中心位置に設けられた円筒状の第2ガイド部からなる第2弁座を有するハウジングと、円筒部、第2駆動用カム、第1駆動用カムおよび駆動軸が同軸に形成され、該駆動軸を上記弁室の開口から延出させて該弁室内に該弁室の穴中心周りに回動自在に収納され、第1および第2カム部がそれぞれ上記第1および第2流量導入口の位置に合わせて該第1および第2駆動用カムの軸心周りに該軸心からの高さを漸次高くするように形成されている弁体と、上記ハウジングの開口に水密状態に取り付けられ、上記駆動軸の根元側の水密状態を維持して上記弁体を上記弁室の穴中心周りに回動可能に支持する弁体押さえと、上記第1シート面に接して水密状態を確保する第1弁部と該第1弁部の中心に立設された第1駆動棒とからなり、該第1駆動棒を上記第1ガイド部に挿通させて上記弁室内に延出するように上記第1流体導入口に配設され、該第1駆動棒が上記第1カム部の外周面に接して上記弁室の穴中心方向と直交する方向の駆動力を受けて該弁室の穴中心方向と直交する方向に往復移動する第1流体導入用弁体と、上記第2シート面に接して水密状態を確保する第2弁部と該第2弁部の中心に立設された第2駆動棒とからなり、該第2駆動棒を上記第2ガイド部に挿通させて上記弁室内に延出するように上記第2流体導入口に配設され、該第2駆動棒が上記第2カム部の外周面に接して上記弁室の穴中心方向と直交する方向の駆動力を受けて該弁室の穴中心方向と直交する方向に往復移動する第2流体導入用弁体とを備えている。
【0008】
さらに、この発明に係る給湯装置は、上記流量調整弁を用いている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る流量制御弁の構成を説明する断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る流量制御弁の動作を説明する工程断面図である。
【0010】
図1において、ハウジング1は、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂を射出成型してなる樹脂成型品であり、断面円形の弁室2が一端を開口するように形成され、流体導入口3がその穴中心を弁室2の穴中心と直交させて弁室2の開口側と外部とを連通するように穿設され、さらに流体排出口4がその穴中心を弁室2の穴中心と直交させて弁室2の底部側と外部とを連通するように穿設されている。そして、弁室2の一端に大径の開口部2aが形成されている。
弁座5は、例えばPPS樹脂を射出成型してなる樹脂成型品であり、シート面5aが一端側に形成された円筒部と、この円筒部に径方向に延びる複数のリブに支持されて円筒部の穴中心位置に設けられた円筒状のガイド部5bとから構成されている。この弁座5は、Oリング6を介在させて流体導入口3の弁室2側に水密状態に取り付けられている。
【0011】
弁体7は、例えばPPS樹脂を射出成型してなる樹脂成型品であり、円筒部8と、円筒部8の一端に径方向に延びる複数のリブに支持されて一体に形成された駆動用カム9と、駆動用カム9の一端に一体に形成された駆動軸10とから構成されている。そして、円筒部8、駆動用カム9および駆動軸10は同軸に形成されている。また、カム部9aが駆動用カム9の外周面に駆動軸10の軸心周りに形成されている。このカム部9aは、その外周面の駆動軸10の軸心からの高さが、駆動軸10の軸心周りに反時計方向に漸次高くなるように形成されている。また、円筒部8は弁室2の内径と略同等の外径を有し、流体排出口4と同一形状の開口8aが外周面に穿設されている。
【0012】
この弁体7は、円筒部8が弁室2の底部に位置するように弁室2内に挿入されている。そして、例えばPPS樹脂を射出成型してなる樹脂成型品の環状の弁体押さえ11がその開口部11aに駆動軸10を通して弁室2の開口部2aに圧入固定されている。これにより、弁体7は弁室2の穴中心周りに回動自在に、かつ、弁室2の穴中心方向の移動を規制されて、ハウジング1に取り付けられている。この時、流体排出口4と開口8aとの弁室2の穴中心方向の位置が一致している。
【0013】
また、Oリング12が弁室2の開口部2aの内壁面と弁体押さえ11の外壁面との間に介装され、Oリング13が弁体押さえ11の開口部11aの内壁面と駆動軸10の根元部との間に介装され、それぞれ水密状態が確保されている。なお、弁体押さえ11は弁体7の軸受に相当することから、2つのOリング13が軸心方向に離間して配設されている。
また、ワッシャ14、15が弁室2の底部と円筒部8の底部と間、および、駆動用カム9と弁体押さえ11との間にそれぞれ介装されている。これらのワッシャ14、15は、四弗化エチレン樹脂等の低摩擦抵抗を有する材料で作製され、弁体7の回動時の摩擦抵抗を低減させている。
【0014】
また、流体導入用弁体16は、例えばPPS樹脂を射出成型してなる樹脂成型品であり、円盤状の弁部16aと、弁部16aの中心に立設された駆動棒16bとが一体に成型され、さらにシール部材としてのOリング17が弁部16aの外周面に装着されて構成されている。この流体導入用弁体16は、駆動棒16bを弁座5のガイド部5b内に挿通させて弁室2内に延出するように配設され、駆動棒16bがガイド部5bに案内されて流体導入口3内に流体導入口3の穴中心方向に往復移動可能になっている。そして、Oリング17が弁座5のシート面5aに密接して、水密状態が確保される。この時、流体導入口3とカム部9aとの弁室2の穴中心方向の位置が一致している。つまり、駆動棒16bとカム部9aとの弁室2の穴中心方向の位置が一致している。
さらに、ステッピングモータ(図示せず)をハウジング1に取り付けるためのネジ穴18がハウジング1の一端面に形成されている。
【0015】
つぎに、このように構成された流量調整弁100の動作について図2を参照しつつ説明する。
まず、図2の(a)では、流体導入用弁体16の駆動棒16bがカム部9aと非接触の状態にあり、流体導入用弁体16が流体導入口3内の流体の圧力により弁室2側に押圧され、Oリング17が弁座5のシート面5aに密接して、水密状態が維持される。この時、開口8aは弁室2の穴中心を挟んで流体排出口4と相対する位置にある。
【0016】
ついで、駆動軸10がステッピングモータにより弁体7の軸心(弁室2の穴中心)周りに反時計方向に回動される。すると、カム部9aが駆動棒16bに接触し、駆動棒16bが弁室2から離反する方向に移動される。その結果、図2の(b)に示されるように、Oリング17がシート面5aから離れ、水密状態が破壊される。この時、開口8aは流体排出口4と重ならない位置にある。そこで、流体は流体導入口3から弁室2内に導入され、弁室2と円筒部8との間に形成される僅かなクリアランスを通って流体排出口4に至り、流体排出口4から排出される。この流体の排出量は極めて僅かなものである。
【0017】
そして、駆動軸10がステッピングモータにより弁体7の軸心周りに反時計方向に回動されると、駆動棒16bが弁室2からさらに離反する方向に移動され、流体導入口3から弁室2への流路の開口面積が増大する。また、図2の(c)に示されるように、開口8aが流体排出口4と部分的に重なる。そこで、流体導入口3から弁室2内に導入された流体は、円筒部8の内部から開口8aと流体排出口4との重なり部分を通って流体排出口4から排出される。
【0018】
さらに、駆動軸10がステッピングモータにより弁体7の軸心周りに反時計方向に回動されると、駆動棒16bが弁室2からさらに離反する方向に移動され、流体導入口3から弁室2への流路の開口面積が最大となる。また、図2の(d)に示されるように、開口8aが流体排出口4と完全に重なる。つまり、開口8aと流体排出口4との重なり具合(開口率)が最大となる。そこで、流体導入口3から弁室2内に導入された流体は、円筒部8の内部から開口8aを通って流体排出口4から排出される。
【0019】
このように、この流量調整弁100では、弁体7を弁室2の穴中心周りに回動させることにより、開口8aと流体排出口4との重なり具合(開口率)を任意に調整でき、流体排出口4からの流体の排出量を制御することができる。
また、流体導入用弁体16に装着されたOリング17が流体導入口3に配設されている弁座5のシート面5aに接離自在になっているので、Oリング17をシート面5aに当接させることにより、流体の弁室2への導入を完全に阻止できる。そこで、流体排出口4側、即ち2次側への流体の流出を阻止するために電磁弁等の部品を新たに設ける必要がなくなり、回路の簡素化が図られるとともに、低コスト化が図られる。
【0020】
また、円筒部8、駆動用カム9および駆動軸10から構成される弁体7が樹脂成型品で一体物として作製されているので、部品点数が削減され、流量制御弁100の組立性が向上されるとともに、低コスト化が図られる。
さらに、ハウジング1、弁座5、弁体7、弁体押さえ11および流体導入用弁体16が樹脂で作製されているので、低コスト化および軽量化が図られる。また、これらの部品が樹脂を射出成型してなる樹脂成型品であるので、部品の形状寸法精度が確保される。その結果、部品に切削加工等を施して部品の形状寸法を公差内に納めるような後加工が不要となり、低コスト化が図られる。
【0021】
なお、上記実施の形態1では、弁体7を反時計回りに回動させて流体の封止状態から流量全開まで動作を行うものとして説明しているが、弁体7を時計回りに回動させて流体の封止状態から流量全開まで動作を行うようにしてもよい。この場合、カム部9aの外周面の駆動軸10の軸心からの高さを、駆動軸10の軸心周りに時計方向に漸次高くなるように形成すればよい。
また、上記実施の形態1では、流体導入口3が弁室2の開口側に位置し、流体排出口4が弁室2の底部側に位置するものとして説明しているが、流体導入口3と流体排出口4とは弁室2の穴中心方向に離反した位置に形成されていればよく、例えば、流体導入口3を弁室2の底部側に位置させ、流体排出口4を弁室2の開口側に位置させてもよい。
また、上記実施の形態1では、弁体7を構成する円筒部8、駆動用カム9および駆動軸10を樹脂成型品で一体物に作製するものとしているが、円筒部8、駆動用カム9および駆動軸10を別部品で作製し、これらの部品を組み立てて弁体7としてもよい。
【0022】
実施の形態2.
この実施の形態2は、上記実施の形態1による流量調整弁100を瞬間沸き上げ式の給湯装置に適用したものである。
図3はこの発明の実施の形態2に係る瞬間沸き上げ式の給湯装置の回路構成を示す回路図である。
図3において、水源配管39が水量センサ41を介して加熱路40に接続され、加熱路40が水量センサ41から第1の流量調整弁100Aの流体導入口3に接続され、燃焼器43を備えた熱交換器42が加熱路40の経路中に配設されている。また、バイパス路44が、加熱路40の水量センサ41側から分岐し、加熱路40の第1の流量調整弁100A側に接続されている。そして、第2の流量調整弁100Bがバイパス路44の経路中に配設されている。第1および第2の流量調整弁100A、100Bは、上記実施の形態1による流量調整弁100であり、ステッピングモータ45がネジ穴18を用いて各ハウジング1に締着固定されている。そして、給湯配管46が、第1の流量調整弁100Aの流体排出口4に接続されている。さらに、給湯制御用の電磁弁47が給湯配管46の経路中に配設されている。
【0023】
また、水温センサ48が加熱路40の水量センサ41側に配設され、湯温センサ49が加熱路40の熱交換器42の下流側に配設され、混合湯温センサ50が給湯配管46の第1の流量調整弁100Aの下流側に配設されている。そして、制御装置51が、水温センサ48、湯温センサ49および混合湯温センサ50からの出力信号に基づいて、ステッピングモータ45を駆動制御して、第1および第2の流量調整弁100A、100Bを駆動制御する。このステッピングモータ45は、1入力パルスに対して一定の角度だけ動作するものである。
また、追焚きバーナー52、浴槽53、モータ54、台所の蛇口やシャワー等の出湯口55が、給湯配管46に接続されている。
【0024】
このように構成された給湯装置の動作について説明する。
制御装置51は、水温センサ48、湯温センサ49および混合湯温センサ50からの出力信号に基づいて各位置の水温をモニターしている。
そして、設定湯温Tsが外部から設定されると、制御装置51は、各ステッピングモータ45の回動角と水量センサ41で検出される総水量Qsとに基づいて演算処理して加熱路40を流れている流量Qhとバイパス路44を流れている流量Qcとを算出するとともに、加熱路40による加熱後の設定温度Thsを設定する。ついで、流量Qh、水温センサ48の検出水温Tcおよび設定温度Thsから加熱量Qを算出し、算出された加熱量Qに基づいて燃焼器43を駆動させて、熱交換器42を介して加熱路40を流れる水を加熱する。そして、湯温センサ49の検出湯温Thが設定温度Thsとなるように燃焼器43を制御する。
また、流量Qh、湯温Th、水温Tcおよび設定温度Tsに基づいて演算処理してバイパス路44を流れる流量の目標値を算出し、混合湯温センサ50で検出される混合湯温Tmが設定温度Tsに対して予め設定した偏差内に納まるように、第2の流量調整弁100Bをフィードバック制御する。即ち、混合湯温Tmが設定温度Tsに対して予め設定した偏差内に納まるように、ステッピングモータ45の回動角を変えて第2の流量調整弁100Bの開度を調整する。そして、混合湯温Tmが設定温度Tsに対して予め設定した偏差内に納まると、第2の流量調整弁100Bの開度が維持される。
【0025】
また、設定温度Tsが高く、燃焼器43の能力が不足している場合には、第1の流量調整弁100Aの開度を小さくして総流量Qsを減らすことによって、混合湯温Tmを設定温度Tsに対して設定偏差内に納めることになる。そこで、設定温度Tsの湯が浴槽53や出湯口55に給湯される。
また、浴槽53に給湯されたお湯の温度が低下すると、モータ54を駆動して浴槽53内のお湯を循環させるとともに追焚きバーナー52を点火し、浴槽53内のお湯を所望の温度に維持する。
【0026】
このように、この実施の形態2によれば、温度制御性に優れた給湯装置が得られる。
【0027】
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3に係る流量制御弁の構成を説明する断面図、図5はこの発明の実施の形態3に係る流量制御弁の動作を説明する工程断面図、図6はこの発明の実施の形態3に係る流量制御弁の流量特性を説明する図である。
【0028】
図4において、ハウジング20は、例えばPPS樹脂を射出成型してなる樹脂成型品であり、断面円形の弁室21が一端を開口するように形成され、流体排出口22が弁室21より小径の連通孔23を介して弁室21の他端と外部とを連通するように形成されている。また、弁室21より大径の開口部21aが弁室21の一端に形成されている。そして、開口部21a、弁室21、連通孔23および流体排出口22が同軸に形成されている。
また、ハウジング20には、第1流体導入口24がその穴中心を弁室21の穴中心と直交させて弁室21の開口部21a側と外部とを連通するように穿設され、さらに第2流体導入口25がその穴中心を弁室21の穴中心と直交させて弁室2の流体排出口22側と外部とを連通するように穿設されている。
【0029】
第1弁座26は、例えばPPS樹脂を射出成型してなる樹脂成型品であり、第1シート面26aが一端側に形成された円筒部と、この円筒部に径方向に延びる複数のリブに支持されて円筒部の穴中心位置に設けられた円筒状の第1ガイド部26bとから構成されている。この第1弁座26は、Oリング6を介在させて第1流体導入口24の弁室21側に水密状態に取り付けられている。また、第2弁座27は、例えばPPS樹脂を射出成型してなる樹脂成型品であり、第2シート面27aが一端側に形成された円筒部と、この円筒部に径方向に延びる複数のリブに支持されて円筒部の穴中心位置に設けられた円筒状の第2ガイド部27bとから構成されている。この第2弁座27は、Oリング6を介在させて第2流体導入口25の弁室21側に水密状態に取り付けられている。
【0030】
弁体28は、例えばPPS樹脂を射出成型してなる樹脂成型品であり、円筒部29と、円筒部29の一端に径方向に延びる複数のリブに支持されて一体に形成された第2駆動用カム30と、第2駆動用カム30の一端に一体に形成された第1駆動用カム31と、第1駆動用カム31の一端に一体に形成された駆動軸32とから構成されている。そして、円筒部29、第2駆動用カム30、第1駆動用カム31および駆動軸32が同軸に形成されている。また、第2カム部30aが第2駆動用カム30の外周面に駆動軸32の軸心周りに形成されている。この第2カム部30aは、その外周面の駆動軸32の軸心からの高さが、駆動軸32の軸心周りに反時計方向に漸次高くなるように形成されている。また、第1カム部31aが第1駆動用カム31の外周面に駆動軸32の軸心周りに形成されている。この第1カム部31aは、その外周面の駆動軸32の軸心からの高さが、駆動軸32の軸心周りに反時計方向に漸次高くなるように形成されている。ここで、第1カム部31aの駆動軸32の軸心からの高さは、第2カム部30aの駆動軸32の軸心からの高さが最大となるときに最小となり、第2カム部30aの駆動軸32の軸心からの高さが最小となるときに最大となるように、第2カム部30aに対して駆動軸32の軸心周りにオフセットされている。
【0031】
この弁体28は、円筒部29が弁室21の底部に位置するように弁室21内に挿入されている。そして、例えばPPS樹脂を射出成型してなる樹脂成型品の環状の弁体押さえ33がその開口部33aに駆動軸32を通して弁室21の開口部21aに圧入固定されている。これにより、弁体28は弁室21の穴中心周りに回動自在に、かつ、弁室21の穴中心方向の移動を規制されて、ハウジング20に取り付けられる。
【0032】
また、Oリング12が弁室21の開口部21aの内壁面と弁体押さえ33の外壁面との間に介装され、Oリング13が弁体押さえ33の開口部33aの内壁面と駆動軸32の根元部との間に介装され、それぞれ水密状態が確保されている。なお、弁体押さえ33は弁体28の軸受に相当することから、2つのOリング13が軸心方向に離間して配設されている。
また、ワッシャ14、15が弁室21の底部と円筒部29の底部と間、および、第1駆動用カム31と弁体押さえ33との間にそれぞれ介装されている。これらのワッシャ14、15は、四弗化エチレン樹脂等の低摩擦抵抗を有する材料で作製され、弁体28の回動時の摩擦抵抗を低減させている。
【0033】
また、第1流体導入用弁体34は、例えばPPS樹脂を射出成型してなる樹脂成型品であり、円盤状の第1弁部34aと、第1弁部34aの中心に立設された第1駆動棒34bとが一体に成型され、さらに第1シール部材としてのOリング17が第1弁部34aの外周面に装着されて構成されている。この第1流体導入用弁体34は、第1駆動棒34bを第1弁座26の第1ガイド部26bに挿通して弁室21内に延出するように第1流体導入口24内に配設され、第1駆動棒34bが第1ガイド部26bに案内されて第1流体導入口24の穴中心方向に往復移動可能になっている。そして、Oリング17が第1弁座26の第1シート面26aに密接して、水密状態が確保される。この時、第1流体導入口24と第1カム部31aとの弁室21の穴方向の位置が一致している。つまり、第1駆動棒34bと第1カム部31aとの弁室21の穴中心方向の位置が一致している。
【0034】
また、第2流体導入用弁体35は、例えばPPS樹脂を射出成型してなる樹脂成型品であり、円盤状の第2弁部35aと、第2弁部35aの中心に立設された第2駆動棒35bとが一体に成型され、さらに第2シール部材としてのOリング17が第2弁部35aの外周面に装着されて構成されている。この第2流体導入用弁体35は、第2駆動棒35bを第2弁座27の第2ガイド部27bに挿通して弁室21内に延出するように第2流体導入口25内に配設され、第2駆動棒35bが第2ガイド部27bに案内されて第2流体導入口25の穴中心方向に往復移動可能になっている。そして、Oリング17が第2弁座27の第2シート面27aに密接して、水密状態が確保される。この時、第2流体導入口25と第2カム部30aとの弁室21の穴中心方向の位置が一致している。つまり、第2駆動棒35bと第2カム部30aとの弁室21の穴心方向の位置が一致している。
さらに、ステッピングモータ(図示せず)をハウジング20に取り付けるためのネジ穴18がハウジング1の一端面に形成されている。
【0035】
つぎに、このように構成された流量調整弁101の動作について図5を参照しつつ説明する。
まず、図5の(a)では、第1流体導入用弁体34の第1駆動棒34bが第1カム部31aと非接触の状態にあり、第1流体導入用弁体34が第1流体導入口24内の流体の圧力により弁室21側に押圧され、Oリング17が第1弁座26の第1シート面26aに密接して、水密状態が維持される。つまり、第1流体導入口24から弁室21への流路が全閉状態となっている。一方、第2流体導入用弁体35の第2駆動棒35bが第2カム部30aと接触状態にあり、Oリング17が第2弁座27の第2シート面27aから離反して、水密状態が破壊されている。この時、第2カム部30aの弁室21の穴中心からの高さが最大となっており、第2流体導入口24から弁室21への流路の開口面積が最大(全開状態)となっている。これにより、第2の流体が第2流体導入口24から弁室21内に導入され、流体排出口22から排出される。
【0036】
ついで、駆動軸32がステッピングモータにより弁体28の軸心(弁室21の穴中心)軸心周りに反時計方向に回動される。すると、第1カム部31aが第1駆動棒34bに接触し、第1駆動棒34bが弁室21から離反する方向に移動される。その結果、図5の(b)に示されるように、Oリング17が第1シート面26aから離れ、水密状態が破壊される。一方、第2カム部30aの弁室21の穴中心からの高さが低くなり、第2流体導入用弁体35の第2駆動棒35bが第2流体導入口25内の第2の流体の圧力により弁室21側に押圧され、第2流体導入口25から弁室21への流路の開口面積が小さくなる。これにより、第1流体導入口24から弁室21に導入された第1の流体と第2流体導入口25から弁室21に導入された第2の流体とが混合されて流体排出口22から排出される。
【0037】
そして、駆動軸32がステッピングモータにより弁体28の軸心周りに反時計方向に回動されると、図5の(c)に示されるように、第1カム部31aの弁室21の穴中心からの高さがさらに高くなり、第2カム部30aの弁室21の穴中心からの高さがさらに低くなる。そこで、第1流体導入用弁体34の第1駆動棒34bが第1カム部31aの駆動力により弁室21の穴中心から離反する方向に移動して、第1流体導入口24から弁室21への流路の開口面積がさらに大きくなる。一方、第2流体導入用弁体35の第2駆動棒35bが第2流体の圧力により弁室21の穴中心に接近する方向に移動して、第2流体導入口25から弁室21への流路の開口面積がさらに小さくなる。これにより、第1流体導入口24から弁室21に導入された第1の流体と第2流体導入口25から弁室21に導入された第2の流体とが混合されて流体排出口22から排出される。
【0038】
さらに、駆動軸32がステッピングモータにより弁体28の軸心周りに反時計方向に回動されると、図5の(d)に示されるように、第1カム部31aの弁室21の穴中心からの高さが最大となり、第2カム部30aの弁室21の穴中心からの高さが最小となる。そこで、第1流体導入用弁体34の第1駆動棒34bが第1カム部31aの駆動力により弁室21の穴中心から離反する方向にさらに移動して、第1流体導入口24から弁室21への流路の開口面積が最大となる。一方、第2流体導入用弁体35の第2駆動棒35bが第2の流体の圧力により弁室21の穴中心に接近する方向に移動して、Oリング17が第2シート面27aに押圧され、第2流体導入口25から弁室21への流路が全閉状態となる。これにより、第1流体導入口24から弁室21に導入された第1の流体のみが流体排出口22から排出される。
【0039】
このように、この流量調整弁101では、弁体28を弁室21の穴中心周りに反時計方向に回動させることにより、第1流体導入口24から弁室21への流路が全閉状態から全開状態に移行し、第2流体導入口25から弁室21への流路が全開状態から全閉状態に移動する。これにより、第1流体導入口24から弁室21に流入する第1の流体の流量は、図6のAに示されるように、弁体28の回動角度が増加するとともに増加し、第2流体導入口25から弁室21に流入する第2の流体の流量は、図6のBに示されるように、弁体28の回動角度が増加するとともに減少する。その結果、流量調整弁101は、弁体28の回動角度を調整することにより、第1および第2の流体の混合比を制御することができる混合弁として動作する。
【0040】
また、第1流体導入用弁体34に装着されたOリング17が第1流体導入口24に配設されている第1弁座26の第1シート面26aに接離自在になっているので、Oリング17を第1シート面26aに当接させることにより、第1の流体の弁室21への導入を完全に阻止できる。同様に、第2流体導入用弁体35に装着されたOリング17が第2流体導入口25に配設されている第2弁座27の第2シート面27aに接離自在になっているので、Oリング17を第2シート面27aに当接させることにより、第2の流体の弁室21への導入を完全に阻止できる。そこで、弁室21への第1および第2の流体の流出を阻止するために電磁弁等の部品を新たに設ける必要がなくなり、回路の簡素化が図られるとともに、低コスト化が図られる。
【0041】
また、円筒部29、第2駆動用カム30、第1駆動用カム31および駆動軸32から構成される弁体28が樹脂成型品で一体物として作製されているので、部品点数が削減され、流量制御弁101の組立性が向上されるとともに、低コスト化が図られる。
さらに、ハウジング20、第1および第2弁座26、27、弁体28、弁体押さえ33、第1流体導入弁体34および第2流体導入弁体35が樹脂で作製されているので、低コスト化および軽量化が図られる。また、これらの部品が樹脂を射出成型してなる樹脂成型品であるので、部品の形状寸法精度が確保される。その結果、部品に切削加工等を施して部品の形状寸法を公差内に納めるような後加工が不要となり、低コスト化が図られる。
【0042】
なお、上記実施の形態3では、第1カム部31aの駆動軸32の軸心からの高さが、第2カム部30aの駆動軸32の軸心からの高さが最大となるときに最小となり、第2カム部30aの駆動軸32の軸心からの高さが最小となるときに最大となるように形成されているものとしているが、第1カム部31aの駆動軸32の軸心からの高さが、第2カム部30aの駆動軸32の軸心からの高さが最大となるときに最大となり、第2カム部30aの駆動軸32の軸心からの高さが最小となるときに最小となるように形成してもよい。この場合、第1および第2の流体の弁室21への流量が同時にゼロとなり、かつ、同時に最大となる。これにより、2種類の流体に対して、上記実施の形態1による流量調整弁100と同等の効果を得ることができる。さらに、第1および第2カム部30a、31aの形状および配置を適宜設定することにより、種々の流量特性を得ることができる。
【0043】
また、上記実施の形態3では、弁体28を構成する円筒部29、第2駆動用カム30、第1駆動用カム31および駆動軸32を樹脂成型品で一体物に作製するものとしているが、円筒部29、第2駆動用カム30、第1駆動用カム31および駆動軸32を別部品で作製し、これらの部品を組み立てて弁体28としてもよい。
また、上記実施の形態3では、第1および第2流体導入口24、25を設けるものとしているが、流体導入口の位置が弁室21の穴中心方向に互いにずれていれば、流体導入口の個数は3つ以上であってもよく、このような構成では、3種以上の流体の流量を独立して調整することができる。この場合、流体導入口の個数に合わせて駆動用カムを弁体に設けることになる。
【0044】
実施の形態4.
この実施の形態4は、上記実施の形態3による流量調整弁101を貯湯式の給湯装置に適用したものである。
図7はこの発明の実施の形態4に係る貯湯式の給湯装置の回路構成を示す回路図である。
図7において、水源用配管60は水源水圧を減圧する減圧弁61を介して第1および第2導入路62、63に接続されている。第1導入路62は第1および第2の流量調整弁101A、101Bの第1流体導入口24に接続され、第2導入路63は貯湯タンク64を介して第1および第2の流量調整弁101A、101Bの第2流体導入口25に接続されている。そして、蛇口やシャワー等の出湯口55が接続されている第1給湯配管65が第1の流量調整弁101Aの流体排出口22に接続され、追焚きバーナー52、浴槽53、モータ54等が接続されている第2給湯配管66が第2の流量調整弁101Bの流体排出口22に接続されている。第1および第2の流量調整弁101A、101Bは、上記実施の形態3による流量調整弁101であり、ステッピングモータ45がネジ穴18を用いて各ハウジング20に締着固定されている。そして、給湯制御用の電磁弁47が第2給湯配管66の経路中に配設されている。
【0045】
また、水温センサ67が第1導入路62に配設され、湯温センサ68が第1導入路63の貯湯タンク64の下流側に配設され、第1混合湯温センサ69が第1給湯配管65に配設され、第2混合湯温センサ70が第2給湯配管66の電磁弁47の下流側に配設されている。そして、制御装置71が、水温センサ67、湯温センサ68および第1および第2混合湯温センサ69、70からの出力信号に基づいて、ステッピングモータ45を駆動制御して、第1および第2の流量調整弁101A、101Bを駆動制御するようになっている。さらに、水量センサ41が、第1給湯配管65の第1の流量調整弁101Aの下流側および第2給湯配管66の第2の流量調整弁101Bの下流側にそれぞれ配設されている。
【0046】
このように構成された給湯装置の動作について説明する。
制御装置71は、水温センサ67、湯温センサ68および第1および第2混合湯温センサ69、70からの出力信号に基づいて各位置の水温をモニターし、かつ、水量センサ41からの出力信号に基づいて第1および第2給湯配管65、66に流れる混合湯の流量をモニターしている。そして、水源用配管60から減圧弁61および第2導入路63を介して貯湯タンク64に導入された水は、バーナー等の加熱手段(図示せず)により所定の温度に加熱される。
【0047】
そして、第1設定湯温Ts1が外部から設定されると、制御装置71は、第1の流量調整弁101Aのステッピングモータ45の回動角を検出し、水温センサ67で検出される水温Tcと湯温センサ68で検出される湯温Thとに基づいて演算処理して第1設定湯温Ts1を出湯させるための第1流体導入口24から弁室21内に導入する水と第2流体導入口25から弁室21内に導入する湯との流量比の目標値を算出する。ついで、この流量比の目標値に基づいて、第1の流量制御弁101Aのステッピングモータ45を回動駆動させ、弁体28を回動させる。これにより、水と湯とが所定の流量比で弁室21内に導入され、混合湯となって流体排出口22から排出される。ついで、第1混合湯温センサ69で検出された混合湯温Tm1が、第1設定温度Ts1に対して予め設定された偏差内に納まるように、ステッピングモータ45がフィードバック制御される。そして、混合湯温Tm1が第1設定温度Ts1に対して予め設定された偏差内に納まると、ステッピングモータ45の回動角が維持される。これにより、第1設定温度Ts1の湯が出湯口55から供給される。
【0048】
また、第2設定湯温Ts2が外部から設定されると、制御装置71は、第2の流量調整弁101Bのステッピングモータ45の回動角を検出し、水温センサ67で検出される水温Tcと湯温センサ68で検出される湯温Thとに基づいて演算処理して第2設定湯温Ts2を出湯させるための第1流体導入口24から弁室21内に導入する水と第2流体導入口25から弁室21内に導入する湯との流量比の目標値を算出する。ついで、この流量比の目標値に基づいて、第2流量調整弁101Bのステッピングモータ45を回動駆動させ、弁体28を回動させる。これにより、水と湯とが所定の流量比で弁室21内に導入され、混合湯となって流体排出口22から排出される。ついで、第2混合湯温センサ70で検出された混合湯温Tm2が、第2設定温度Ts2に対して予め設定された偏差内に納まるように、ステッピングモータ45がフィードバック制御される。そして、混合湯温Tm2が第2設定温度Ts2に対して予め設定された偏差内に納まると、ステッピングモータ45の回動角が維持される。これにより、第2設定温度Ts2の湯が浴槽53に供給される。
【0049】
このように、この実施の形態4によれば、温度制御性に優れ、異なる温度の湯を同時に給湯できる給湯装置が得られる。
【0050】
なお、上記各実施の形態では、ハウジング1、20、弁座5、第1および第2弁座26、27、弁体7、28、弁体押さえ11、33、流体導入用弁体16、第1流体導入用弁体34および第2流体導入用弁体35をPPS樹脂で作製するものとしているが、これらの部品の材料はPPS樹脂に限定されるものではなく、流量調整弁の要求仕様を満足する耐熱性および機械的強度を有していればよく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ナイロン6、ナイロン66等の脂肪族ポリアミド系樹脂、ポリフタルアミド等の芳香族ポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタラートやポリブリレンテレフタラート等のポリエステル系樹脂、ポリメチレン系樹脂、ポリエーテルエーテルケトン系樹脂、フッ素系樹脂等の結晶性樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリサルホン系樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂、ポリアレリート系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリエーテルイミド系樹脂、アクリロニトリル−スチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン系樹脂等の非晶性樹脂、芳香族ポリエステル系樹脂や芳香族ポリエステルアミド系樹脂等の液晶ポリマー等が使用できる。また、これらのアロイや、ガラス繊維等のフィラーを配合した樹脂であってもよい。さらには、青銅鋳物材等の金属を用いることができる。
ここで、この種の流量調整弁においては、温水の最高温度が80〜90℃となることから、100℃の耐熱性が要求される。また、強度面においては、水撃による圧力上昇に対する疲労強度が要求され、具体的には17.5気圧の圧力振幅で100万回の繰り返しに耐えられる機械的強度が必要である。このため、各部品の材料としては、上述の樹脂材料をガラス繊維で強化されたもの(ガラス繊維の重量含有率として、10〜40%)を使用することが望ましい。
【0051】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように、穴中心方向の一端を開口とする断面円形の弁室、該弁室の穴中心方向と直交する方向に該弁室と外部とを連通するように設けられた流体導入口、該流体導入口に対して該弁室の穴中心方向にずらして該弁室の穴中心方向と直交する方向に該弁室と外部とを連通するように設けられた流体排出口、および該流体導入口に水密状態に取り付けられ一端側にシート面が形成された弁座円筒部と該弁座円筒部に径方向に延びる複数のリブに支持されて該弁座円筒部の穴中心位置に設けられた円筒状のガイド部からなる弁座を有するハウジングと、円筒部、駆動用カムおよび駆動軸が同軸に形成され、該駆動軸を上記弁室の開口から延出させて該弁室内に該弁室の穴中心周りに回動自在に収納され、開口部が上記流量排出口の位置に合わせて該円筒部に形成され、カム部が上記流体導入口の位置に合わせて該駆動用カムの軸心周りに該軸心からの高さを漸次高くするように形成されている弁体と、上記ハウジングの開口に水密状態に取り付けられ、上記駆動軸の根元側の水密状態を維持して上記弁体を上記弁室の穴中心周りに回動可能に支持する弁体押さえと、上記シート面に接して水密状態を確保する弁部と該弁部の中心に立設された駆動棒とからなり、該駆動棒を上記ガイド部に挿通させて上記弁室内に延出するように上記流体導入口に配設され、該駆動棒が上記カム部の外周面に接して上記弁室の穴中心方向と直交する方向の駆動力を受けて該弁室の穴中心方向と直交する方向に往復移動する流体導入用弁体とを備えているので、弁自体にシール機能が備わり、2次側に流体の流出を阻止するための新たな部材が不要となり、流量制御性を高めた安価な流量調整弁が得られる。
【0052】
また、穴中心方向の一端を開口とする断面円形の弁室、該弁室の穴中心方向と直交する方向に該弁室と外部とを連通するように設けられた第1流体導入口、該第1流体導入口に対して該弁室の穴中心方向にずらして該弁室の穴中心方向と直交する方向に該弁室と外部とを連通するように設けられた第2流体導入口、該弁室の他端と外部とを連通するように設けられた流体排出口、該第1流体導入口に水密状態に取り付けられ一端側に第1シート面が形成された第1弁座円筒部と該第1弁座円筒部に径方向に延びる複数の第1リブに支持されて該第1弁座円筒部の穴中心位置に設けられた円筒状の第1ガイド部からなる第1弁座、および該第2流体導入口に水密状態に取り付けられ一端側に第2シート面が形成された第2弁座円筒部と該第2弁座円筒部に径方向に延びる複数の第2リブに支持されて該第2弁座円筒部の穴中心位置に設けられた円筒状の第2ガイド部からなる第2弁座を有するハウジングと、円筒部、第2駆動用カム、第1駆動用カムおよび駆動軸が同軸に形成され、該駆動軸を上記弁室の開口から延出させて該弁室内に該弁室の穴中心周りに回動自在に収納され、第1および第2カム部がそれぞれ上記第1および第2流量導入口の位置に合わせて該第1および第2駆動用カムの軸心周りに該軸心からの高さを漸次高くするように形成されている弁体と、上記ハウジングの開口に水密状態に取り付けられ、上記駆動軸の根元側の水密状態を維持して上記弁体を上記弁室の穴中心周りに回動可能に支持する弁体押さえと、上記第1シート面に接して水密状態を確保する第1弁部と該第1弁部の中心に立設された第1駆動棒とからなり、該第1駆動棒を上記第1ガイド部に挿通させて上記弁室内に延出するように上記第1流体導入口に配設され、該第1駆動棒が上記第1カム部の外周面に接して上記弁室の穴中心方向と直交する方向の駆動力を受けて該弁室の穴中心方向と直交する方向に往復移動する第1流体導入用弁体と、上記第2シート面に接して水密状態を確保する第2弁部と該第2弁部の中心に立設された第2駆動棒とからなり、該第2駆動棒を上記第2ガイド部に挿通させて上記弁室内に延出するように上記第2流体導入口に配設され、該第2駆動棒が上記第2カム部の外周面に接して上記弁室の穴中心方向と直交する方向の駆動力を受けて該弁室の穴中心方向と直交する方向に往復移動する第2流体導入用弁体とを備えているので、弁自体にシール機能が備わり、2次側に流体の流出を阻止するための新たな部材が不要となり、流量制御性を高めた安価な、混合弁として作動する流量調整弁が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る流量制御弁の構成を説明する断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る流量制御弁の動作を説明する工程断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る瞬間沸き上げ式の給湯装置の回路構成を示す回路図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係る流量制御弁の構成を説明する断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係る流量制御弁の動作を説明する工程断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3に係る流量制御弁の流量特性を説明する図である。
【図7】 この発明の実施の形態4に係る瞬間沸き上げ式の給湯装置の回路構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ハウジング、2 弁室、2a 開口部、3 流体導入口、4 流体排出口、5 弁座、5a シート面、7 弁体、8 円筒部、8a 開口、9 駆動用カム、9a カム部、10 駆動軸、11 弁体押さえ、16 流体導入用弁体、16b 駆動棒、17 Oリング(シール部材、第1シール部材、第2シール部材)、20 ハウジング、21 弁室、21a 開口部、22 流体排出口、24 第1流体導入口、25 第2流体導入口、26 第1弁座、26a 第1シート面、27 第2弁座、27a 第2シート面、28 弁体、29 円筒部、30 第2駆動用カム、30a 第2カム部、31 第1駆動用カム、31a第1カム部、34 第1流体導入用弁体、34b 第1駆動棒、35 第2流体導入用弁体、35b 第2駆動棒。

Claims (6)

  1. 穴中心方向の一端を開口とする断面円形の弁室、該弁室の穴中心方向と直交する方向に該弁室と外部とを連通するように設けられた流体導入口、該流体導入口に対して該弁室の穴中心方向にずらして該弁室の穴中心方向と直交する方向に該弁室と外部とを連通するように設けられた流体排出口、および該流体導入口に水密状態に取り付けられ一端側にシート面が形成された弁座円筒部と該弁座円筒部に径方向に延びる複数のリブに支持されて該弁座円筒部の穴中心位置に設けられた円筒状のガイド部からなる弁座を有するハウジングと、
    円筒部、駆動用カムおよび駆動軸が同軸に形成され、該駆動軸を上記弁室の開口から延出させて該弁室内に該弁室の穴中心周りに回動自在に収納され、開口部が上記流量排出口の位置に合わせて該円筒部に形成され、カム部が上記流体導入口の位置に合わせて該駆動用カムの軸心周りに該軸心からの高さを漸次高くするように形成されている弁体と、
    上記ハウジングの開口に水密状態に取り付けられ、上記駆動軸の根元側の水密状態を維持して上記弁体を上記弁室の穴中心周りに回動可能に支持する弁体押さえと、
    上記シート面に接して水密状態を確保する弁部と該弁部の中心に立設された駆動棒とからなり、該駆動棒を上記ガイド部に挿通させて上記弁室内に延出するように上記流体導入口に配設され、該駆動棒が上記カム部の外周面に接して上記弁室の穴中心方向と直交する方向の駆動力を受けて該弁室の穴中心方向と直交する方向に往復移動する流体導入用弁体とを備えていることを特徴とする流量調整弁。
  2. 穴中心方向の一端を開口とする断面円形の弁室、該弁室の穴中心方向と直交する方向に該弁室と外部とを連通するように設けられた第1流体導入口、該第1流体導入口に対して該弁室の穴中心方向にずらして該弁室の穴中心方向と直交する方向に該弁室と外部とを連通するように設けられた第2流体導入口、該弁室の他端と外部とを連通するように設けられた流体排出口、該第1流体導入口に水密状態に取り付けられ一端側に第1シート面が形成された第1弁座円筒部と該第1弁座円筒部に径方向に延びる複数の第1リブに支持されて該第1弁座円筒部の穴中心位置に設けられた円筒状の第1ガイド部からなる第1弁座、および該第2流体導入口に水密状態に取り付けられ一端側に第2シート面が形成された第2弁座円筒部と該第2弁座円筒部に径方向に延びる複数の第2リブに支持されて該段2弁座円筒部の穴中心位置に設けられた円筒状の第2ガイド部からなる第2弁座を有するハウジングと、
    円筒部、第2駆動用カム、第1駆動用カムおよび駆動軸が同軸に形成され、該駆動軸を上記弁室の開口から延出させて該弁室内に該弁室の穴中心周りに回動自在に収納され、第1および第2カム部がそれぞれ上記第1および第2流量導入口の位置に合わせて該第1および第2駆動用カムの軸心周りに該軸心からの高さを漸次高くするように形成されている弁体と、
    上記ハウジングの開口に水密状態に取り付けられ、上記駆動軸の根元側の水密状態を維持して上記弁体を上記弁室の穴中心周りに回動可能に支持する弁体押さえと、
    上記第1シート面に接して水密状態を確保する第1弁部と該第1弁部の中心に立設された第1駆動棒とからなり、該第1駆動棒を上記第1ガイド部に挿通させて上記弁室内に延出するように上記第1流体導入口に配設され、該第1駆動棒が上記第1カム部の外周面に接して上記弁室の穴中心方向と直交する方向の駆動力を受けて該弁室の穴中心方向と直交する方向に往復移動する第1流体導入用弁体と
    上記第2シート面に接して水密状態を確保する第2弁部と該第2弁部の中心に立設された第2駆動棒とからなり、該第2駆動棒を上記第2ガイド部に挿通させて上記弁室内に延出するように上記第2流体導入口に配設され、該第2駆動棒が上記第2カム部の外周面に接して上記弁室の穴中心方向と直交する方向の駆動力を受けて該弁室の穴中心方向と直交する方向に往復移動する第2流体導入用弁体とを備えていることを特徴とする流量調整弁。
  3. 上記弁体が一体成形されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の流量調整弁。
  4. 上記ハウジング、上記弁体、上記弁体押さえおよび上記流体導入用弁体が樹脂成型品であることを特徴とする請求項1又は請求項3記載の流量調整弁。
  5. 上記ハウジング、上記弁体、上記弁体押さえ、上記第1流体導入用弁体および上記第2流体導入用弁体が樹脂成型品であることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の流量調整弁。
  6. 上記請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の流量調整弁を用いたことを特徴とする給湯装置。
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