JP4108844B2 - Atm中継装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばインターネット等のコンピュータ・ネットワークやLAN(Local Area Network)において、IP(Internet Protocol )パケットのルーティング処理を行うために設けられる中継装置に係わり、特にATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モード)技術を使用したATM中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネットやイントラネットの発展によりネットワーク上のデータ卜ラヒックは急激に増大し、その傾向は現在も続いている。この傾向に対しネットワークの高速化への要求は強く、回線容量の拡大と共にルータの転送能力の向上は必須である。
【0003】
従来のルータは、上流側の回線を介してパケットが到達するごとに、このパケットの各々に対し無条件にネットワーク層におけるソフトウェアによるパケット交換処理を行っていた。ところが、このようなルータでは、IPパケットが連続的に大量に転送される場合に、最初のIPパケットにおいてルーティングされた経路と同じ経路を介して後続のすべてのIPパケットも転送されるにも拘わらず、2個目以降のIPパケットに対しても同様のルーティング処理を行うことになる。これではルータのプロセッサ(CPU)の処理能力を無駄に費やすことになり、その結果過負荷となったルータにおいてIPパケットの廃棄等の問題が発生することがある。また、ルーティング処理による遅延が大きくなり、このルーティング処理は中継するルータすべてで行われるため、中継ルータが多くなるほど伝送遅延が大きくなる。
【0004】
また、この転送ボトルネックをCPUの処理速度を高めることで解決しようとする試みもなされている。しかし、CPUの高速化は容易ではなく、装置のコストアップを招く。また、たとえCPUの処理速度を高めたとしても、それを遥かに上回るペースでインターネット上のデータ転送量は増加しているため、有効な対策にはなり難い。
【0005】
そこで、このようなルータの転送能力によるネットワークスループットのボトルネックを解決する手段の一つとして、IPパケットのデータリンク層の処理を省略し、カットスルー転送と呼ばれるATMスイッチ交換によって高速なIPフォワーディング処理を実現するラベルスイッチスイッチ方式のルータが提案されている。この種のルータはセルスイッチルータ(CSR:Cell Switch Router)と呼ばれる。CSRを使用すると、転送量が多いと思われるフロー、または転送量が多いと予想されるトポロジに関しては、ATMスイッチによる高速なスイッチングによりスループット上のボトルネックを解消できる。
【0006】
CSRは、FANP(Flow Attribute Negotiation Protocol )により、隣接CSRとの間で、カットスルーパケット転送を行う送信元及び宛先の各アドレスと、ATMパスのVP(Virtual Path:仮想パス)及びVC(Virtual Channel :仮想チャネル)の各IDとのネゴシエーションを行い、データリンク層以下での転送を行う。このカットスルー転送には、フロー・ドリブン方式とトポロジ・ドリブン方式の2方式がある。
【0007】
フロー・ドリブン方式のカットスルーパケット転送は、フロー単位のカットスルー転送である。フローが発生した際にそのフローのプロトコル及びポート番号からフローの性格を判断し、カットスルー転送に移行する。フローの判断は、予め設定されたトリガー情報を参照し、このトリガー情報がカットスルー転送に該当する場合に、転送されるパケット数が大きいと判断する。例えば、TCP/IP通信における標準的なファイル転送プロトコル(ftp:file transfer protocol)では、予めftpのプロトコル番号及びポート番号がトリガー情報として設定されていれば、ftpのフローが発生した場合、その先頭パケットのデータ転送からこのフローはカットスルー転送に移行する。CSRでは、フローの発生を受けてフロー・ドリブンのカットスルー転送に移行するかを判断し、トリガー情報に該当すればそこで始めてカットスルーに移行する。
【0008】
これに対しトポロジ・ドリブン方式のカットスルーパケット転送は、有効にカットスルー転送が行われるであろうパケット転送が多いと予想されるトポロジ(転送の始点と終点)に関して行われる。トポロジ・ドリブンでは、送信元のホストアドレス(またはネットワークアドレス)と、宛先のホストアドレス(またはネットワークアドレス)とから、カットスルー転送に移行するか否かが判断される。CSRでは、フロー・ドリブン方式がフローの発生を契機にカットスルー転送に移行するのに対し、トポロジ・ドリブン方式は予めカットスルーパスが設定されており、トポロジ・ドリブン方式でのカットスルー転送に該当するパケットはそのカットスルーパスにより転送される。
【0009】
これらのカットスルーパスは、ルーティング・テーブル上にある宛先のネットワークアドレス(もしくはホストアドレス)へのネクストホップとなる隣接CSRとの間のFANPメッセージをもとに設定される。そのルーティング・テーブル上のルーティング情報は、OSPF,BGPといったルーティング・プロトコルによって得られる。これらのルーティング・プロトコルの幾つかは、転送を複数経路に分散させるロードバランス機能を提供する。
【0010】
例えば、あるホストから他のホストへデータを転送する場合に、経由するルータの数などから任意の経路が最短であるとすると、上記ホスト間の通信はこの最短の経路で転送されるべきである。しかし、この経路上のルータの転送能力や物理的な回線の容量を越える量の通信が行なわれると、ホスト間の通信に支障を来たし、さらにはこの経路上のルータを介して行なわれている他の通信にまで影響を与えることになる。
【0011】
このような事態を避けるために、宛先となるホスト(またはそのホストのネットワーク)への経路を複数持たせ、その複数の経路に宛先ホストへ転送すべきIPパケットを分散させるいわゆるロードバランス機能を、エッジルータに持たせることが考えられている。
【0012】
すなわち、エッジルータ間に複数の経路を用意し、転送元のエッジルータがパケットデータを転送する際にこれらの経路を選択的に使用する。このようにすると、各経路にトラフィックが分散され、それまで特定の経路に集中していたトラヒックの軽減が可能となる。
【0013】
しかしCSRでは、ルーティング・プロトコルが提供するロードバランス機能に対応しておらず、同一トポロジのカットスルーパスを1つしか持たない。このため、カットスルー転送ではロードバランスを行うことができない。現状で負荷分散を行うには、予想されるトラヒックから転送量が多いと思われるトポロジに対して、スタティックにトポロジ・ドリブン方式のカットスルーパスを設定するといった、ネットワーク設計によるものしかない。しかし、このようなものでは、予想を裏切るトラヒックの発生や中継ルータのダウンによる自動ルート変更などが発生すると、負荷分散を十分に行えなくなる場合がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように従来のロードバランス機能を備えたATM中継装置には、次のような課題があった。
(1)CSRに於いて、ロードバランスを目的とする同一トポロジのカットスルーパスを複数設定することができない。
(2)CSRはルーティング・プロトコルが有するロードバランス機能に対応していない。
【0015】
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、ルーティング・プロトコルが提供するロードバランス機能に対応して同一トポロジのカットスルーパスを複数設定できるようにし、これにより特定のパスへのトラフィックの集中を防止して高効率で信頼性の高いパケット転送を実現するATM中継装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためにこの発明は、それぞれホスト・コンピュータが接続される複数のエッジルータと、これらのエッジルータ間に介在配置される複数のコアルータとを備え、これらのコアルータにより上記エッジルータ間にIPフォワーディング処理による複数の転送経路を形成するコンピュータ・ネットワークシステムで、上記エッジルータとして使用されるATM中継装置にあって、宛先となる上記ホスト・コンピュータのアドレスに対応付けて、上記複数の転送経路に係わるルーティング情報をそれぞれ記憶したルーティング・テーブルを備えると共に、転送経路の判定手段と、カットスルーパス生成手段と、転送制御手段とを備える。
【0017】
そして、上流側のホスト・コンピュータから送信されたIPパケットが到来した場合に、上記判定手段により、当該IPパケットのIPヘッダに含まれるトポロジ情報を基に前記ルーティング・テーブルを検索して、転送先として複数の転送経路が記憶されているか否かを判定し、転送先として複数の転送経路が記憶されていると判定された場合に、上記カットスルーパス生成手段により対応する各ルーティング情報に基づいて該当する複数の転送経路にそれぞれ同一トポロジのカットスルーパスを生成し、以後上記上流側のホスト・コンピュータから送信された同一トポロジのIPパケットを、上記転送制御手段によりATMスイッチ交換処理を行って、上記生成された複数のカットスルーパスへ分散させて送出するようにしたものである。
【0018】
従ってこの発明によれば、CSRにあって、ルーティング・テーブルから転送経路を検索してトポロジ・カットスルーパスを生成する際に、同一ホップ値の複数の転送経路が存在するか否かが判定され、同一ホップ値の複数の転送経路が存在する場合にはこれら複数の転送経路にそれぞれトポロジ・カットスルーパスが生成される。このため、トポロジ・カットスルー転送においてもロードバランス機能を提供することが可能となり、この結果IPパケットの過密による転送不可や遅延の発生をさらに低減して、高効率でかつ信頼性の高いパケット転送を実現できる。
【0019】
また、ルーティング・テーブルに、ホップ値を表すメトリック情報を含むルーティング情報を記憶しておき、判定手段において、上記ルーティング・テーブルに転送先として複数の転送経路が登録されている場合にはこれらの転送経路の中からホップ値が同一に設定された複数の転送経路を選択するとよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
図1は、この発明に係わるATM中継装置を使用したコンピュータ・ネットワークシステムの概略構成図である。同図において、ホストH1,H2はそれぞれATM中継装置としてのエッジルータER1,ER2に接続される。これらのエッジルータER1,ER2間には、2個のコアルータC1,C2を経由する第1の転送経路L1と、3個のコアルータD1,D2,D3を経由する第2の転送経路L2と、1個のコアルータE1を経由する第3の転送経路L3とが設けてある。
【0021】
ところで、上記エッジルータER1,ER2は、例えば図2に示すようにIP処理ユニット1と、ATMスイッチユニット2とから構成される。
IP処理ユニット1は、上流側から到来したIPパケットの転送先を決定してATMスイッチユニット2をスイッチング制御するもので、プロセッサ(CPU)と、ルーティング・テーブル11とを備えている。ルーティング・テーブル11には、各宛先アドレス(Destination Address )に対応付けて、転送先となるルータのアドレスとその付属情報がそれぞれ記憶してある。図4にその記憶情報の一例を示す。この例では、宛先アドレス「address 2」に対応付けて、転送先をaddress C1,address D1,address E1とする3個のルーティング情報が記憶してある。
【0022】
プロセッサ10はソフトウエアにより動作する。図3はこのソフトウエアの構造を示すもので、オペレーティング・システム(OS:Operating System)10aを基盤とし、このOS10a上において、FANP(Flow Attribute Negotiation Protocol )処理部10bと、ルーティング処理部10cと、スイッチ制御処理部10dがそれぞれ所定の処理を実行するように構成されている。
【0023】
ルーティング処理部10cは、各IPパケットに係わるルーティング情報を作成してこのルーティング情報をルーティング・テーブル11に登録する。FANP処理部10bは、受信したIPパケットの宛先アドレスをキー情報として上記ルーティング・テーブル11を検索することで、そのルーティング情報からロードバランス処理を実行するか否かを判定する。そして、ロードバランス処理を実行する場合には、同一トポロジのカットスルーパスを生成するための要求をスイッチ制御処理部10dに与える。
【0024】
スイッチ制御処理部10dは、上記FANP処理部10bからトポロジ・カットスルーパスの生成要求が与えられると、上記ルーティング・テーブル11に記憶されたルーティング情報に応じてATMスイッチユニット2を制御し、これによりATMスイッチユニット2に複数のトポロジ・カットスルーパスを設定する。OS10aは、上記スイッチ制御処理部10dの制御により設定された複数のトポロジ・カットスルーパスへのIPパケットの分配制御を実行する。
【0025】
次に、以上のように構成されたエッジルータER1によるロードバランス処理動作を説明する。図5は、その処理制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
【0026】
IP処理ユニット1のCPU10は、IPパケットに対するルーティング制御の実行中に、ステップ5aにおいて定期的にトポロジ情報を取り込み、ステップ5bでトポロジ・ドリブン情報があるか否かを判定する。そして、トポロジ・ドリブン情報があると判定されると、ステップ5cに移行してここでそのトポロジに関するルーティング情報をルーティング・テーブル11から読み込み、該当するルーティング情報があるか否かをステップ5dで判定する。
【0027】
さて、該当するルーティング情報がルーティング・テーブル11に登録されていたとする。そうするとCPU10は、続いてステップ5eに移行して、ここで上記該当するルーティング情報の中に同一メトリック値を有するルーティング情報が複数あるか否かを判定する。ここで、メトリック値とはその転送経路を選択する際のホップ値を表す情報である。
【0028】
上記判定の結果、同一メトリック値のルーティング情報が複数ある場合には、CPU10はステップ5fに移行し、ここで該当する各ルーティング情報に応じてATMスイッチユニット2にそれぞれカットスルーパスを設定する。そして、以後上流側から到来した同一トポロジのIPパケットを、該当するルーティング情報に含まれるインタフェース情報(Interface )に応じて、上記3個のトポロジ・カットスルーパスへ分配転送する。
【0029】
例えば、図1に示すシステムにおいて、発信元のホストH1から、宛先アドレスとしてホストH2のアドレス「address 2」を持つIPパケットが送信されたとする。このときエッジルータER1のルーティング・テーブル11には、図4に示すごとく、上記ホストH2のアドレス「address 2」に対応付けて、転送先をそれぞれ「address C1」,「address D1」,「address E1」とする3個のルーティング情報が登録されており、しかもこれら3個のルーティング情報に含まれるメトリック値(ホップ値)は同一値に、つまりいずれも「5」に設定されている。
【0030】
このためCPU10は、上記3個のルーティング情報に従って、ATMスイッチユニット2にそれぞれ3個のトポロジ・カットスルーパスを設定する。この結果エッジルータER1,ER2間には、図1に示すごとくコアルータD1,D2,D3を経由する第1の転送路と、コアルータC1,C2を経由する第2の転送経路L2と、コアルータE1を経由する第3の転送経路L3が同時に設定される。そして、以後送信元のホストH1から同一トポロジのIPパケットが転送されるごとに、これらのIPパケットは上記3個の転送経路L1,L2,L3に対し分配転送される。
【0031】
なお、上記ステップ5eにおいて、メトリック値が同一の該当ルーティング情報は複数個存在しないと判定された場合には、CPU10はステップ5hに移行し、ここで該当するルーティング情報に従ってATMスイッチユニット2に1個のトポロジ・カットスルーパスを設定する。そして、以後送信元のホストH1から同一トポロジのIPパケットが転送されるごとに、これらのIPパケットを上記1個のトポロジ・カットスルーパスへそれぞれ転送する。
【0032】
以上のようにこの実施形態では、エッジルータER1のルーティング・テーブル11に、トポロジ・カットスルー転送の対象となるIPパケットの宛先アドレスに対応付けて、複数の異なるルーティング情報を予め記憶しておく。そして、トポロジ・カットスルーパスを生成すべきトポロジ情報を取得すると、ルーティング・テーブル11を検索してメトリック値が等しい該当する全てのルーティング情報を読み出し、これらのルーティング情報に従ってATMスイッチユニット2にそれぞれ対応するトポロジ・カットスルーパスを設定する。そして、以後到来した同一トポロジを持つIPパケットを、上記複数のトポロジ・カットスルーパスへ分配して転送させる。
【0033】
従ってこの実施形態によれば、ホストH1からホストH2へパケットを転送する場合に、エッジルータER1間に3個のトポロジ・カットスルーパスからなる転送路L1,L2,L3が設定され、これらの転送路L1,L2,L3へIPパケットが分配転送される。このため、トポロジ・カットスルー転送においてもロードバランス機能を提供することが可能となり、この結果IPパケットの過密による転送不可や遅延の発生をさらに低減して、高効率でかつ信頼性の高いパケット転送を実現できる。
【0034】
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態ではロードバランスに供する転送経路に係わるルーティング情報を予めルーティング・テーブル11に記憶しておき、これらのルーティング情報に従って複数のトポロジ・カットスルーパスを設定するようにした。しかし、それに限らず、ロードバランスのために用意した複数の転送経路の各々について、その運用状態を例えば通信トラフィックや障害の有無等を検出することにより監視し、この監視結果をもとにロードバランスに供する転送経路を適応的に可変設定するようにしてもよい。
【0035】
その他、ロードバランス処理の制御手順とその内容、このロードバランス処理を実行する装置の構成、ATM中継装置の種類とその構成及びシステムの種類とその構成等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0036】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明では、それぞれホスト・コンピュータが接続される複数のエッジルータと、これらのエッジルータ間に介在配置される複数のコアルータとを備え、これらのコアルータにより上記エッジルータ間にIPフォワーディング処理による複数の転送経路を形成するコンピュータ・ネットワークシステムで、上記エッジルータとして使用されるATM中継装置にあって、宛先となる上記ホスト・コンピュータのアドレスに対応付けて上記複数の転送経路に係わるルーティング情報をそれぞれ記憶したルーティング・テーブルを備える。そして、上流側のホスト・コンピュータから送信されたIPパケットが到来した場合に、当該IPパケットのIPヘッダに含まれるトポロジ情報を基に上記ルーティング・テーブルを検索して、転送先として複数の転送経路が記憶されているか否かを判定する。そして、転送先として複数の転送経路が記憶されていると判定された場合に、対応する各ルーティング情報に基づいて該当する複数の転送経路にそれぞれ同一トポロジのカットスルーパスを生成し、以後上記上流側のホスト・コンピュータから送信された同一トポロジのIPパケットを、ATMスイッチ交換処理により上記生成された複数のカットスルーパスへ分散させて送出するように構成したものである。
【0037】
従ってこの発明によれば、ルーティング・プロトコルが提供するロードバランス機能に対応して同一トポロジのカットスルーパスを複数設定することができ、これにより特定のパスへのトラフィックの集中を防止して高効率で信頼性の高いパケット転送を実現するATM中継装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係わるATM中継装置を含むコンピュータネットワークシステムの概略構成図。
【図2】この発明に係わるATM中継装置の一実施形態を示す機能構成図。
【図3】図2に示したATM中継装置におけるIP処理ユニットのソフトウエアの構成を示す図。
【図4】図2に示したATM中継装置のIP処理ユニットに設けられるルーティング・テーブルの記憶情報の一例を示す図。
【図5】図2に示したATM中継装置のIP処理ユニットによるロードバランス処理の制御手順及び制御内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
H1,H2…ホスト
ER1,ER2…エッジルータ
C1,C2,D1,D2,D3,E1…コアルータ
L1…第1の転送経路
L2…第2の転送経路
L3…第3の転送経路
1…IP処理ユニット
2…ATMスイッチユニット
10…プロセッサ(CPU)
11…ルーティング・テーブル

Claims (2)

  1. それぞれホスト・コンピュータが接続される複数のエッジルータと、これらのエッジルータ間に介在配置される複数のコアルータとを備え、これらのコアルータにより前記エッジルータ間にIPフォワーディング処理による複数の転送経路を形成するコンピュータ・ネットワークシステムにおいて、前記エッジルータとして使用されるATM中継装置であって、
    宛先となる前記ホスト・コンピュータのアドレスに対応付けて、前記複数の転送経路に係わるそれぞれのルーティング情報を記憶したルーティング・テーブルと、
    上流側のホスト・コンピュータから送信されたIPパケットが到来した場合に、当該IPパケットのトポロジ情報を基に前記ルーティング・テーブルを検索して、転送先として複数の転送経路が記憶されているか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段により複数の転送経路が記憶されていると判定された場合に、対応する各ルーティング情報に基づいて該当する複数の転送経路にそれぞれ同一トポロジのカットスルーパスを生成するカットスルーパス生成手段と、
    以後前記上流側のホスト・コンピュータから送信された同一トポロジのIPパケットを、ATMスイッチ交換処理により、前記カットスルーパス生成手段により生成された複数のカットスルーパスへ分散させて送出する転送制御手段と
    を具備したことを特徴とするATM中継装置。
  2. 前記ルーティング・テーブルは、ルーティング情報にホップ値を示すメトリック情報を含めて記憶し、
    前記判定手段は、前記ルーティング・テーブルに転送先として複数の転送経路が登録されている場合に、これらの転送経路の中からホップ値が同一に設定された複数の転送経路を選択することを特徴とする請求項1記載のATM中継装置。
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