JP4108769B2 - 有孔物品の再コーティング前処理方法 - Google Patents
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Description
本発明は、保護コーティングされ開口部を有する物品を、新規な保護コーティングの層によって再コーティングするための前処理方法に関する。特に本発明は、タービンブレードやベーンなどの吹出し冷却されるガスタービンエンジンコンポーネントを前処理するための方法であり、この前処理によって、後にコンポーネントを再コーティングしても吹出し冷却通路の流量の低減が回避される。
背景技術
ガスタービンエンジンのタービンセクションで使用されるブレードは、エンジンのガス通路を流れる高温燃焼ガスによって、酸化、侵食、熱損傷の影響を受け易い。そのためタービンブレードは、種々の保護コーティングが施された耐熱耐腐食性基体材料で製造される。その上タービンブレードは、通常、ブレードの内側空洞部からブレードのガス通路の露出した表面まで各々延びている多数の吹出し冷却通路を含んでいる。各通路は、空洞部に近接したスロートと、該スロートから露出した表面まで外方へ延びている口部と、を有している。エンジン作動中は、冷却媒体が内側空洞部に供給され、この冷却媒体の少なくとも一部が冷却通路を通って流れることにより、ブレードを吹出し冷却する。冷却媒体は、通路から排出されると拡散してブレード表面を覆い、ブレードを熱劣化から更に保護する冷却フィルムを形成する。
タービンブレードが高価であるため、劣化あるいは損傷したブレードを再び使用可能な状態に修復するための改修技術が数多く開発されてきた。これら種々の改修技術の詳細は、ブレードの損傷劣化の性質及び程度に依存する。しかしながら、ある一定の手順が改修作業において常に実行される。例えば、ブレードを高温で一定時間熱することによりブレードの残留応力を軽減することが習慣的に行われている。更に、通常、既存の保護コーティングはブレードから除去され、ブレードを再使用に供する前に新規な補修コーティングが施される。
吹出し冷却通路を有するブレードに新規なコーティングが施されると、各通路の口部に余分なコーティングが堆積することがある。この現象は“コートダウン”として知られるもので、その作用を受けた通路の流量を制限する。コートダウンを防止するか、コートダウンによる通路の流量制限を回避するかしなければ、吹出し冷却及びフィルム冷却の効率が低下し、ブレードの耐用年数が短くなる。
コートダウンを防止する方法の1つとして、コートダウンを全くあるいは殆ど生じないコーティング法である蒸着によって、ブレードをコーティングするというものがある。しかし蒸着によってコーティングを施す装置は高価であるため、よりコスト効率のよい手段によって施され得るコーティングを施すために蒸着装置を使用することは、経済上好ましくない。
コートダウン作用を回避する方法の1つとして、作用を受けた各通路の口部内側へ向けて高速かつ精密焦点で研磨粒子流を発射し、余分なコーティングを侵食するという方法がある。しかし、この侵食処理は不正確でかつ再現性が悪い。従って、通路の最小許容寸法を示すゲージピンが各通路に挿入可能であることを証明することによって、この処理の有効性は判断される必要がある。この侵食処理は、通路の流量を回復させる上で有効であるが、また、典型的なタービンブレードが200近くの通路を有しており、その各々が処理されかつゲージピンで測定されねばならないために、時間がかかる。その上、通路の直径(一般的にはおよそ0.3mm{約0.012インチ})が小さいために、ゲージピンは必ずもろくなり、場合によっては破損してピンの破片が通路に残る。通路から破片を除去するために、放電加工などの特別な手段を採らねばならないことも多い。
従って、コートダウン作用を防止あるいは回避するための従来技術が不十分であることは明らかである。ゆえに、コートダウン現象を調整できる、時間的コスト的に効率がよくかつ問題のない方法が必要とされている。
発明の開示
本発明の主要な目的は、時間的コスト的に効率のよい方法でコートダウン作用を回避することである。
本発明においては、吹出し冷却される物品に施された既存のコーティング中へ、また吹出し冷却通路の周縁において露出している基体材料中へ、拡散帯域を形成するように、補助コーティングが拡散される。続いて物品が拡散帯域を腐食させ得る剥離剤に曝されると、各通路の口部は拡大される。こうして通路口部が拡大することによって、新規なコーティング層が物品に施されたときに生じるであろうコートダウンが補われる。
理想的には、選択される剥離剤は、拡散帯域のみならず補助コーティング及び既存のコーティングに対しても効力を有するものである。従って、既存のコーティングが剥離すると同時に、コートダウンを補う通路口部の拡大が生じる。補助コーティングを施すに当たっての時間的コスト的な無駄は、特に多数の通路より余分なコーティングを研磨腐食する工程において必要になる時間及びコストに較べれば、無視できる程度のものである。補助コーティングの拡散は、物品の応力除去工程中になされ得るために、同様に、コスト及び処理時間の点で優れている。
本発明の1つの特徴によれば、補助コーティングは、容易に物品に施し得る商業的に入手可能な粘着コーティングテープで形成される。
本発明の1つの詳細な実施例においては、基体はニッケルベース合金であり、既存のコーティングはMCrAlYコーティングのクラスの一種であり、補助コーティングはアルミニウムからなり、かつ基体中と既存のコーティング中との双方へ拡散可能である。
本発明で必要となる処理工程が、吹出し冷却物品の改修において習慣的に行われている剥離工程及び応力除去工程とほとんど平行して実行される点で、本発明の方法は優れたものである。従って、開示された本発明の方法は、物品の改修に必要なコストや時間を軽減させるばかりでなく、多大なコストと時間が必要となる冷却通路口部の余分なコーティングを腐食研磨する工程を省く。その上、開示された本発明の方法が再現可能かつ予測可能であるため、時間がかかり問題の多い各通路でのピン検査ではなく、物品の総流量の簡単な検査のみで、本発明の有効性を確認することができる。最後に、研磨腐食された通路及び新規に設けられた通路の典型的な通路出口の縁部に較べて、本発明による通路出口の縁部がより滑らかであり、かついくらか幅が広いということが観察されている。ゆえに、改修された物品は、冷却フィルムの分散が改善されるという利点がある。
上述した本発明の特徴と利点と方法とは、後述する本発明の最良の実施態様及び添付図面に照らすことで一層明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
図1は、新規に製造され未改修の状態にあるガスタービン用エアロフォイルの斜視図であり、複数の吹出し冷却通路と、1列の通路と連通している1つの代表的な内側空洞部と、を示している。
図2は、ほぼ図1の2−2線に沿って切り取られた拡大断面図であり、ブレード基体材料と、該基体に施された既存の保護コーティングと、基体及びコーティングの中を延びている一般的な吹出し冷却通路と、を図示している。
図3は、図2に類似した拡大断面図であり、既存の保護コーティングが剥離され、先行技術の方法により新規なコーティング層が施された後の状態を示している。
図4は、図2に類似した拡大断面図であり、既存のコーティングに施された粘着コーティングテープの形による補助コーティング層を示している。
図5は、図4に類似した拡大断面図であり、補助コーティングが既存のコーティング中及び基体中へ、通路口部の周縁において拡散することにより形成された拡散帯域を示している。
図6は、図5に類似した拡大断面図であるが、拡散帯域と既存のコーティングと補助コーティングとが剥離し、通路口部が補償用に拡大した状態を示している。
図7は、新規に製造されたガスタービンエンジンブレードの中にある冷却通路面積と、本発明に関連して前処理されたブレードの中にある冷却通路面積とを比較して示すグラフである。
図8は、図6に類似した拡大断面図であり、新規なコーティング層を施した後の状態を示している。
図9は、ほぼ図8の9−9線に沿って見た図であり、本発明により処理された物品に設けられた冷却通路の出口周縁を、未改修物品や従来技術により処理された物品に設けられた冷却通路の出口周縁と比較して示している。
発明を実施するための最良の形態
図1および図2に示すように、ガスタービンエンジン用タービンブレード12は、根部14と、プラットフォーム16と、エアロフォイル18と、を備えている。エンジンに取り付けられると、ブレードプラットフォームは隣接するブレードのプラットフォームと協同して環状のガス通路22の径方向内側の境界を画定し、エアロフォイルはガス通路を横断して外周側へ延びる。エンジン作動中において、エアロフォイル18及びプラットフォーム16は、ガス通路を流れている高温かつ腐食性のある燃焼ガスに曝される。この過酷な環境に耐えられるよう、ブレードは、典型的には耐熱耐腐食性基体材料26で製造される。一般に使用される基体には、ニッケルベース合金(通常、ある程度のクロム、コバルト、アルミニウム、タンタル、タングステンを含有する)や、コバルトベース合金(通常、ある程度のクロム、ニッケル、タングステンを含有する)が含まれる。ガスタービンエンジンへの適用においては、最も好適なニッケルベース合金とコバルトベース合金はそれぞれ、1000°F(537℃)の条件下で100,000〜50,000ポンド/平方インチを超過する降伏応力を有する。これらの合金は通常“超合金”と呼ばれる。
金属コーティング28などの保護コーティングは、しばしば外側基体表面Ssに施され、それによって腐食及び高温による問題に更なる耐性が付与される。コーティングの分類の一例として、MCrAlYコーティングのクラスがある。MCrAlYコーティングは、ある程度のクロム(Cr)とアルミニウム(Ar)及びイットリウム(Y)と共に、ニッケル及びコバルトの少なくとも一方を含有している(このニッケル及びコバルトの少なくとも一方である含有物が、文字“M”によって示される)。典型的に採用されるMCrAlYコーティングのいくつかが、米国特許第3,928,026号と、米国特許第4,585,481号及び米国再公表特許第32121号とに記述されている。これらのコーティングは、基体の耐食性及び耐熱性を高めるのみならず、選択的なセラミック断熱コーティング(図示せず)のための基礎の役割も果たし得る。プラズマ溶射が蒸着などの他技術に較べると相対的に安価であるため、MCrAlYコーティングはプラズマ溶射によってなされるのが望ましい。
ブレード中の種々の空洞部及び通路を通して冷却媒体を流すことにより、更なる熱保護を行うことがしばしばある。図示されたブレードは、空洞部32として代表して示す1つあるいは複数の内側空洞部を含んでおり、また、各々空洞部32に連通している実質的に円錐台状の通路34のような複数の吹出し冷却通路を含んでいる。図2が最もよく示すように、典型的な吹出し通路は軸36を有し、基体26及び金属コーティング28の双方の中を(並びに金属コーティング上になされ得る適宜な他のコーティング層の中を)延びている。長さLのうち空洞部32から基体表面Ssまで軸方向に延びている内側部分Piにおいて、基体26は露出しており、かつ通路の周囲を囲っている。通路長の外側部分Poは、基体表面Ssからガス通路に露出した表面48まで、軸方向に延びている。通路はスロート42を有しており、スロート42の面積Atは通路の最小流路面積であって、通路に流入する冷却媒体の量を調整している。また、図示された通路は、軸方向に広がっており、従って、流量を調整しない口部44を有し、この口部44は、スロートからガス通路に露出した表面48にある出口46まで延びている。エンジン作動中は、冷却媒体は空洞部中に供給される。冷却媒体の少なくとも一部が、吹出し通路を通って外方へ流れ、ブレードを吹出し冷却し、その後、ガス通路22中へ排出される。この通路の軸36が表面48に対して角度θの傾きをもつため、排出された冷却媒体は露出した表面48上に拡散して冷却フィルムを形成する。
図3は、既存の当初のコーティング28が剥離された後、新規のコーティング28aがプラズマ溶射によって施された図2のブレードを示している。余分な多量のコーティングが孔の口部に堆積しており、面積Atではなく面積Acが通路の最小面積になっている。それゆえに、通路を通る冷却媒体の流量は、所望の面積Atではなく、狭窄した面積Acによって調整されることになる。この“コートダウン”現象は、全ての吹出し冷却通路でなくても、大部分の吹出し通路に作用するため、冷却媒体の有効性は低減し、ブレードの耐久性も幾分下がる。保護コーティングは、通常、冷却通路を設ける以前になされるために、コートダウン現象は、通常、新たな装置のブレードの製造工程においては問題とならない。
次に図4から図7で示すように、MCrAlYコーティングを有するブレードに適用された本発明の方法が、詳細に説明されている。改修されるエアロフォイルはまず、高圧空気流によってブレードに吹き付けられる研磨粒体によって洗浄される。このグリットブラスト処理により、固まっていない汚れと、既存の金属コーティング上に施され得るセラミック断熱コーティングと、金属コーティングの一部、主に腐食した部分、とが除去される。続いて、図4に示されるように、補助コーティング52の層が既存の金属コーティング28上に設けられる。補助コーティング52は、基体26中へ、また好ましくは既存のコーティング28中へも拡散可能なものである。補助コーティング52は、適宜な形態で、適宜かつ適用可能な方法によって配置される。特に好適な1つの形態として、オハイオ州シンシナティ(Cincinnati Ohio)所在のコーティングアプリケーションズ社(Coating Applications Inc.)製造の、アルミニウムを含んでおりCAI−201Mテープとして知られる粘着テープがある。このテープは、手作業で所定位置に押し付けて既存のコーティングに付着させることができる。好適なコーティングの他の実施例としてパック工程により付着される粉体があり、この粉体は、重量にして約1.8%のシリコンと、2.5%の塩化アンモニウムと、13.2%のアルミニウムと、82.5%の酸化アルミニウムからなる。
続いてタービンブレードは、約14〜25ポンド/平方インチの絶対圧力下で非酸化雰囲気(例・アルゴン)中に置かれ、約1975°F(1080℃)まで温度上昇された状態で約4時間放置される。この熱処理によってブレードの残存応力が低減され、テープが軟化して通路の口部に入り込む。図5に示すように、この熱処理によって、コーティングテープが、通路周縁の露出した基体26中へも拡散し、好ましくは既存のコーティング28中へも拡散し、これにより拡散帯域54が形成される。好ましい実施例では、補助コーティングが既存のコーティング中へ部分的に拡散されるだけであるために、拡散されない補助コーティングと拡散されない既存のコーティングとが、拡散工程の終了後も残存することになる。好適な剥離剤は、拡散帯域と同様に、拡散されないコーティングを侵食することができるため、拡散されないコーティングが残存していてもよい。その上、補助コーティングを既存のコーティング中へ完全に拡散させようとすれば、冷却通路周縁の露出した基体中のみならず、既存のコーティングの下方にある基体材料中へも補助コーティングを拡散させてしまう危険が伴う。続いて拡散帯域が剥離すると、エアロフォイルの厚さtが減少するが、エンジン作動中にエアロフォイルが高い応力を受けるため、この現象は望ましくない。同様に、拡散帯域の剥離による影響をスロート面積Atが受けることが望ましくないため、拡散帯域は通路のスロート42まで延びないようになされる。
エンジン作動中に既存のMCrAlYコーティングのアルミニウム含有量が減少する傾向があるので、露出した基体中へのみならず既存のMCrAlYコーティング中へも補助コーティングを拡散することは有益である。補助コーティングをMCrAlYコーティング中へ拡散することによりMCrAlYコーティング中のアルミニウム含有量が補充され、このMCrAlYコーティングの再アルミナイジングによって、続く剥離工程においてより容易にMCrAlYコーティングが剥離できることになる。しかし、通路口部を拡大させるためには、補助コーティングが通路口部の周縁に露出した基体中へ拡散されるだけでよい。
ブレードが剥離剤の作用を受けるので、熱処理後、剥離剤から防護する必要のあるブレードの各部に除去可能保護マスクを施さねばならない。これらの部分は典型的には、根部14と、内側空洞部32と、通路スロート42に隣接する各冷却通路の少なくとも一部と、を含んでいる。好適なのは、剥離剤の剥離作用に対する耐性を有する適宜なマスク材料、もしくは複数の材料の組合せ(例・種々のワックス及びプラスチック)である。注入可能なマスク材料56は、内側空洞部及び冷却通路をマスキングするために使用される。
マスキングされたブレードは、続いて、通常、ブレード全体を剥離剤浴に浸すことにより剥離剤に曝される。剥離剤によって、拡散帯域54と、拡散されていない全ての補助コーティング52と、拡散されていない全ての既存のコーティング28と、が基体26から剥離される。既存のMCrAlYコーティングと、CAI−201Mアルミニウム補助コーティングと、拡散帯域と、に対して、塩酸(HCl)が効果的な剥離剤であることが明らかになっている。しかし、既存のコーティングと、補助コーティングと、拡散帯域と、を侵食できる適宜な剥離剤であればよい。
図6は、剥離剤によって腐食され、拡散帯域を除去された後のブレードを図示している。拡散された基体及び拡散された補助コーティング(点線で図示)がブレードから剥離されたため、スロート面積Atが影響を受けることなく通路口部が拡大している。より厳密に言えば、図7に示されているように、この通路では、前処理状態(図6)におけるスロートから外側基体表面Ssまでの通路面積の平均変化率が、新規導入状態(図2あるいは図6の点線部分)における通路面積の平均変化率よりも大である。事実、本発明の剥離方法は、ブレードの前処理を行うことにより、通路のスロートの調整機能と通路の流量とが、後の再コーティング工程によって低減されるのを防ぐ。
図8は、図6のブレードが完全に改修された状態、即ち既存のコーティングの代わりに新規なコーティング層28aを施した後の状態を図示している。余分なコーティングが通路の口部に堆積しているため、空洞部32から基体表面Ssまで延びている通路の内側部分Piが、該内側部分の長さの一部Fを覆う新規なコーティング28aによって周囲を囲まれている。図8に明らかに見られるコートダウンは、当初のコーティングが従来技術によって剥離された場合(図3)に観察されるコートダウンに類似している。しかし、その補償のために通路口部が拡大しているので、口部に堆積したコーティングは通路の流量を調整しない。通路の内側部分Piの一部Fに沿って基体26を軸方向に被覆しているコーティング28aがあるにも拘わらず、スロート42の面積Atが引き続き流量の調整の役割を果たす。従って、通路の流量は新規なコーティングによって低減せず、あるいは少なくとも所定の最低許容流量を下回るまでに低減することはない。先行技術に較べ、この結果は、コーティングがブレードに最初に施された状態において達成されるものであり、換言すると、コーティングがブレード上に堆積した後、堆積しているコーティングに対して研磨腐食及び他の処理を行う必要なしに達成されるものである。実際には、全ての通路の総流量が全ての通路の所定の総流量と少なくとも同じ程度に保たれていれば、1つ若しくは複数の通路の流量が微減することは許容できる。
通路口部から余分なコーティングを腐食研磨する処理に伴う不正確さは、上述の剥離方法によって回避される。従って、各通路について行う単調で時間のかかるピン検査の代わりに、物品全体の総流量を調べる簡単な検査だけで済む。
図9に示すように、各通路の出口46の縁部58は、腐食研磨された通路あるいは新規製造されたブレードに設けられた通路における出口縁部58’よりも滑らかでやや幅が広い。新規に設けられた通路は、一般的にはレーザー孔開けされ、そのためレーザービームがブレードに当たった部位から、溶解した基体材料が放出される。溶解した基体の一部が出口付近の通路口部に堆積する。従って、新規に設けられた通路の出口縁部58’は、通路の流量を調整する程に狭窄してはいないが、形状が不規則でやや狭窄している。この不規則性及び狭窄は、従来技術の剥離方法によって改善することができない。対照的に、本発明が開示した剥離方法によって、堆積した基体材料を除去し、出口縁部を幅広くかつ滑らかにすることができる。ゆえに、改修された物品は、冷却フィルムの分散が改善されるという利点がある。
後述する請求項により説明されている本発明の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修正がなされ得る。例えば、吹出し冷却されたガスタービンエンジンのブレード及びベーン以外の有孔物品にも、本発明の方法は適用可能である。更に、本発明は、MCrAlYコーティングを施されたニッケルベース合金を備えている物品において説明されているが、コバルトベース合金及び鉄ベース合金などの他の基体を備えている物品に対しても、本発明は同様に適用可能であり、その物品はMCrAlY以外のコーティングとの組合せであってもよい。最後に、本発明は円錐台形状の通路を有する物品に限定されるものではない。実質的に円筒形状を有する通路に対して、また、ヴェーア等による米国特許第4,653,983号に記述されている形状の孔などの多面体形状を有する通路に対しても、本発明は同様に適用可能である。
Claims (12)
- コーティングされた物品を再コーティングするための前処理方法であって、前記物品は、基体(26)と、該基体上に施された既存のコーティング(28)の層と、を備えており、前記物品は、前記基体及び前記既存のコーティングの中を延びている少なくとも1つの流体通路(34)を有し、この通路は、露出した基体によってその長さの少なくとも一部に亘り周囲を囲まれており、前記通路は、流量調整面積(At)を有するスロート(42)と流量非調整面積を有する口部(44)とを備えている前処理方法において、
拡散帯域を形成するように、補助コーティング(52)を前記露出した基体(26)中及び前記既存のコーティング(28)中へ拡散させ、
前記物品を剥離剤に曝して、前記拡散帯域と、既存の拡散されていないコーティングの全てとを前記物品から剥離し、それによって前記口部の少なくとも一部の流量非調整面積を拡大させることを特徴とする前処理方法。 - 前記基体(26)は、コバルトベース合金と、ニッケルベース合金と、鉄ベース合金と、からなる群から選択された合金であることを特徴とする請求項1記載の前処理方法。
- 前記合金は、ニッケルベース超合金あるいはコバルトベース超合金であることを特徴とする請求項2記載の前処理方法。
- 前記基体(26)は、ニッケルベース合金であり、前記既存のコーティング(28)は、MCrAlYコーティングであり、補助コーティング(52)は、アルミニウムを含むとともに、前記基体中及び前記既存のコーティングの中へ拡散可能なコーティングであることを特徴とする請求項1記載の前処理方法。
- 補助コーティング(52)は、前記既存のコーティングに付着可能なテープで形成されていることを特徴とする請求項1記載の前処理方法。
- 前記物品の再コーティング後に前記スロートが前記通路の流量を調整するように、前記物品を剥離剤に曝す前記工程により前記流量非調整面積が拡大されることを特徴とする請求項1記載の前処理方法。
- 前記物品はガスタービンエンジンブレードであることを特徴とする請求項1記載の前処理方法。
- コーティングされた物品を再コーティングするための前処理方法であって、前記物品は、基体(26)と、該基体上に施された既存のコーティング(28)の層と、を備えており、前記物品は、内側空洞部(32)と、前記基体及び前記既存のコーティングの中を延びている少なくとも1つの流体通路(34)を有し、この通路は、露出した基体によってその長さの少なくとも一部に亘り周囲を囲まれており、前記通路は、流量調整面積(At)を有するスロート(42)と流量非調整面積を有する口部(44)とを備えている前処理方法において、
拡散帯域(54)を形成するように、補助コーティング(52)を前記既存のコーティング(28)中及び前記露出した基体(26)中へ拡散させ、
保護マスク(56)を前記内側空洞部に施し、
前記物品を剥離剤に曝して前記拡散帯域(54)を前記物品から剥離し、前記内側空洞部から離間した前記口部の一部の流量非調整面積を拡大させることを特徴とする前処理方法。 - 物品にコーティングを施す前に行う前記物品の前処理方法であって、前記物品は、基体(26)を備えており、かつ前記物品は、前記基体の中を延びている少なくとも1つの流体通路(34)を有し、この通路は、露出した基体によってその長さの少なくとも一部に亘り周囲を囲まれており、前記通路は、流量調整面積(At)を有するスロート(42)と流量非調整面積を有する口部(44)とを備えている前処理方法において、
拡散帯域(54)を形成するように、補助コーティング(52)を前記露出した基体中へ拡散させ、
前記物品を剥離剤に曝して前記拡散帯域を前記物品から剥離し、前記口部の少なくとも一部の流量非調整面積を拡大させることを特徴とする前処理方法。 - 基体材料(26)を備えているとともに当初のコーティングを除去して再コーティングするために請求項1の方法によって前処理された物品であって、前記物品は、内側空洞部(32)から前記物品の基体表面まで延びている少なくとも1つの流体通路(34)を有しており、前記通路は、その通路内に延びる軸線(36)と、流量調整面積を備えたスロートと、前記スロートから前記基体表面(Ss)まで延びている口部と、を有しており、前記口部は流量非調整面積を有しており、前記流量非調整面積は少なくとも前記流量調整面積と同じ面積を有しており、前記スロートから前記基体表面までの通路面積変化率は、新品時における前記通路面積変化率よりも大であることを特徴とする物品。
- 基体材料(26)を備え、かつ内側空洞部(32)を有しているとともに、請求項1の方法により当初のコーティングを除去して再コーティングした、改修した有孔物品であって、
前記物品には1つ若しくは複数の冷却通路(34)が前記基体の中及び前記新規なコーティング中を延びており、各通路は、その通路内に延びる軸線(36)と、前記空洞部から前記基体表面まで軸線方向に延びかつ前記基体材料によって周囲を囲まれている通路内側部分(Pi)と、前記基体表面から前記コーティングのガス通路露出表面(48)まで軸線方向に延びかつ前記コーティングによって周囲を囲まれている通路外側表面(Po)と、を有しており、また各通路は前記通路の流量を規定するスロートを有しており、
さらに、前記新規なコーティングは、前記内側部分(Pi)の一部(F)に沿って軸線方向に前記基体を被覆し、各通路の前記流量は、前記物品に施された前記新規なコーティングによって、所定の最小許容流量を実質的に下回るように減少していないことを特徴とする有孔物品。 - 基体材料(26)を備え、かつ内側空洞部(32)を有しているとともに、請求項1の方法により当初のコーティングを除去して再コーティングした、改修した有孔物品であって、
前記物品には1つ若しくは複数の冷却通路(34)が前記基体の中及び前記新規なコーティングの中を延びており、各通路は、その通路内に延びる軸線(36)と、前記空洞部から前記基体表面まで軸線方向に延びかつ前記基体材料によって周囲を囲まれている通路内側部分(Pi)と、前記基体表面から前記コーティングのガス通路露出表面(48)まで軸線方向に延びかつ前記コーティングによって周囲を囲まれている通路外側表面(Po)と、を有しており、また各通路は前記物品の総流量を規定するスロート(42)を有しており、
さらに、前記新規なコーティングは、前記内側部分の一部に沿って軸線方向に前記基体を被覆し、前記総流量は、前記物品に施された前記新規なコーティングによって、所定の最小許容総流量を実質的に下回るように減少していないことを特徴とする有孔物品。
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