JP4108426B2 - 低周波交流電流検知装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、低周波交流電流検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、低周波交流電流検知装置は車両用補助電源装置等に応用されてきた。このような車両用補助電源装置の主回路は、高圧架線からパンタグラフにより電力を受電して、入力フィルタ回路、インバータ回路、絶縁降圧変圧器、および出力フィルタ回路等の構成を介して、安定した交流電力を供給している。しかしながら、高圧架線から供給される電力には低周波交流電流が混在していることがあり、これを検知して除去する必要がある。
【0003】
したがって、上記車両用補助電源装置に応用される低周波交流電流検知装置では、高圧架線のアース側配線(帰線)から交流変成器を介して帰線に含まれる交流成分を検出し、この検出された交流成分から低周波交流電流を検知したとき検知信号を制御パルス発生回路に出力し、制御パルス発生回路は検知信号に基づいて車両用補助電源装置の主回路内のインバータ回路に制御パルスを出力することにより、高圧架線から供給される電力に混在している低周波交流電流を除去している。
【0004】
以下に、従来の低周波交流電流検知装置の回路構成について詳細に説明する。従来の低周波電流検知装置は、交流成分検出手段と周波数検知手段との構成に大別できる。それぞれの構成は、交流成分検出手段としては、主に高圧架線のアース側配線(帰線)に含まれる交流電流成分を検出する交流変成器、交流変成器により検出された電流を増幅する増幅器、検知周波数の下限を決定するローパスフィルタと直流成分をカットする直流カットフィルタより構成される。
【0005】
また、周波数検知手段としては、主に交流成分検出手段により検出された交流成分の周波数に応じたパルス波形を出力する第1のコンパレータ、第1のコンパレータに対して検知条件により交流電流の所定の閾値を与えるスレシホールドレベル設定器、第1のコンパレータにより出力されたパルスの立下り時にある一定期間taのパルスを出力する単安定マルチバイブレータ、単安定マルチバイブレータにより出力されたパルスを積分する積分器、積分器により積分されたパルスに基づいて低周波交流電流をある一定時間以上検知していることを判断する第2のコンパレータ、第2のコンパレータに対して検知目的の低周波交流電流の検知周波数および検知時素に応じて設定した検知レベルを与える検知レベル設定器より構成される。
【0006】
次に、以上のような構成による従来の低周波交流電流検知装置の動作について説明する。
はじめに、交流成分検出手段の動作として、交流変成器により帰線を流れる直流電流に含まれる交流電流成分を検知し、増幅器に出力される。増幅器は、後段の回路での検知誤差を減少させるため、交流変成器により検知された交流電流を増幅する。ローパスフィルタ・直流カットフィルタでは、帰線の高周波ノイズを除去し、交流成分を出力する。
【0007】
また、周波数検知機能の動作として、第1のコンパレータにおいてローパスフィルタ・直流カットフィルタから出力された交流電流が、低周波電流検知装置の検知条件である正側の波高値がスレシホールドレベル設定器の値以上となった場合にパルスを出力する。波高値がスレシホールドレベルの値以上となっている期間をtとするとき、パルス幅はtとなる。単安定マルチバイブレータは、パルスが入力され、その立下りで予め設定されたパルス幅taを有するパルスを出力する。ただし、ta>tとなるよう設定する。なお、パルス幅taは検知目的の周波数の周期以上とする。
【0008】
このようにパルス幅taを設定することにより、ta>tとなるパルスが入力された場合、単安定マルチバイブレータが出力するパルスがOFFとなる前に、次のパルスが入力されるので、単安定マルチバイブレータの出力はOFFになることなく継続して出力される。
これに対し、ta<tとなるパルスが入力された場合は、パルスが入力され単安定マルチバイブレータが出力するパルスがOFFとなった後に、次のパルスが入力されるので、単安定マルチバイブレータが出力するパルスは断続的にON/OFFされる。
【0009】
また、積分器は、単安定マルチバイブレータの出力を積分する。ta>tのパルスが入力された場合の積分器の出力は、ある一定の傾きをもって増加し続ける。ここで、第2のコンパレータに与えられる検知レベルは検知目的の低周波交流電流の検知周波数および検知時素に応じて検知レベル設定器により調整される。なお、ここでは、ta>tである場合を満足する検知レベルを設定した場合について説明をする。即ち、ta<tのパルスが入力された場合は、単安定マルチバイブレータがパルスを出力する間のみ積分値が出力され、パルスがOFFとなると出力がなくなる。第2のコンパレータは、積分された値が検知レベル以上となった場合に、信号を出力する。
【0010】
したがって、ta>tのパルスが入力された場合は、積分器の出力値が継続して出力されるため、第2のコンパレータの検出レベルまで達するので第2のコンパレータより低周波交流電流検知信号が出力される。
一方、ta<tのパルスが入力された場合、積分器出力値が断続的な出力となり第2のコンパレータの検出レベルまで達しないので、第2のコンパレータは低周波交流電流検知信号を出力しない。
以上のように、従来の低周波交流電流検知装置では、ある一定周波数以上の低周波交流電流の検知が可能であった。
なお、関連の先行技術文献として、電源オフ時の自動インバータ動作の自動発振周波数が電源周波数より高くなったことを検出する手段の構成および動作が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0011】
【特許文献1】
特開昭61−124272号公報(第2頁、第1図、第2図)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来の低周波交流電流検知装置では、以上のように構成されているので、(1)検知対象周波数の上限が定まっている場合に、上限値以上の交流周波数電流であってもこれを検知してしまう、(2)検知目的の周波数より低い周波数の交流電流に、検知目的より高い周波数の交流電流が重畳している場合に誤検知してしまう、といった問題点があった。
【0013】
この発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものであり、所定範囲内の周波数の交流電流検知を簡単な回路で検出できる低周波交流電流検知装置を提供することを目的とする。
【0014】
また、車両用に限らず、他の低周波交流電流検知を必要とする目的で、汎用的に適用できる手段を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る低周波交流検知装置は、直流架線に含まれる交流成分を変成器を介して検出する交流成分検出手段と、前記交流成分検出手段により検出された交流成分に基づいて所定の低周波交流電流を検知する周波数検知手段とを備え、前記周波数検知手段は、前記交流成分の周波数に応じた第1のパルスが入力されたとき、前記第1のパルスの立下り時に検知目的周波数以下に予め設定したパルス幅を有する第2のパルスを出力する第1の単安定マルチバイブレータと、前記第1の単安定マルチバイブレータにより出力された第2のパルスが入力されたとき、前記第2のパルスの立下り時に検知目的周波数以上に予め設定した第3のパルスを出力する第2の単安定マルチバイブレータと、前記第2の単安定マルチバイブレータにより出力された第3のパルスを積分した値を出力する積分器と、前記積分器により出力された積分値と予め設定された検知レベルとを比較して、前記積分値が前記検知レベルに達しているとき前記低周波交流電流の検知信号を出力する比較器とを備えた低周波交流電流検知装置において、前記周波数検知手段を第1の周波数検知手段とし、該第1の周波数検知手段と同様の構成を有する第2の周波数検知手段を備え、前記第1の周波数検知手段は、入力段に前記交流成分検出手段により検出された交流成分の正側の波高値と所定の第1のスレシホールドレベルとの比較の結果、正側の波高値が大きいとき前記第1のパルスを出力する正側波高値比較器を有し、前記第2の周波数検知手段は、入力段に前記交流成分検出手段により検出された交流成分の負側の波高値と所定の第2のスレシホールドレベルとの比較の結果、負側の波高値が小さいとき前記第1のパルスを出力する負側波高値比較器を有し、前記第1の周波数検知手段と前記第2の周波数検知手段との双方から出力される低周波交流電流の検知信号を読み取り、少なくともいずれか一方の検知信号を読み取ったとき前記検知信号を出力する論理回路とを備えたものである。
また、この発明に係る低周波交流検知装置は、直流架線に含まれる交流成分を変成器を介して検出する交流成分検出手段と、前記交流成分検出手段により検出された交流成分に基づいて所定の低周波交流電流を検知する周波数検知手段とを備え、前記周波数検知手段は、前記交流成分の周波数に応じた第1のパルスが入力されたとき、前記第1のパルスの立下り時に検知目的周波数以下に予め設定したパルス幅を有する第2のパルスを出力する第1の単安定マルチバイブレータと、前記第1の単安定マルチバイブレータにより出力された第2のパルスが入力されたとき、前記第2のパルスの立下り時に検知目的周波数以上に予め設定した第3のパルスを出力する第2の単安定マルチバイブレータと、前記第2の単安定マルチバイブレータにより出力された第3のパルスを積分した値を出力する積分器と、前記積分器により出力された積分値と予め設定された検知レベルとを比較して、前記積分値が前記検知レベルに達しているとき前記低周波交流電流の検知信号を出力する比較器とを備えた低周波交流電流検知装置において、前記周波数検知手段の入力段に前記交流成分検出手段により検出された交流成分の負側の波形を正側に反転させて出力する絶対値回路を備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る低周波交流電流検知装置を示す構成図である。以下、本実施の形態1の低周波交流電流検知装置の構成について説明する。図1において、低周波電流検知装置は交流成分検出手段201と周波数検知手段202とを備えている。それぞれの構成は、交流成分検出手段201としては、主に高圧架線のアース側配線(帰線)1に含まれる交流電流成分を検出する交流変成器2、交流変成器2により検出された電流を増幅する増幅器3、検知周波数の下限を決定するローパスフィルタと直流成分をカットする直流カットフィルタからなるフィルタ4により構成される。
【0017】
また、周波数検知手段202としては、主に交流成分検出手段201により検出された交流成分の周波数に応じたパルス波形を出力する第1のコンパレータ6、第1のコンパレータ6に対して検知条件により交流電流の所定の閾値を与えるスレシホールドレベル設定器5、第1のコンパレータ6により出力されたパルスの立下り時にある一定期間t1のパルスを出力する単安定マルチバイブレータ20、単安定マルチバイブレータ20により出力されたパルスの立下り時にある一定期間のt0のパルスを出力する単安定マルチバイブレータ7、単安定マルチバイブレータ7の出力であるパルスを積分する積分器8、積分器8により積分されたパルスに基づいて低周波交流電流をある一定時間以上検知していることを判断する第2のコンパレータ9、第2のコンパレータ9に対して検知目的の低周波交流電流の検知周波数および検知時素に応じて設定した検知レベルを与える検知レベル設定器10により構成される。
【0018】
したがって、従来と異なる点は、単安定マルチバイブレータ20を備えた点にある。
次に、上記構成による本実施の形態1に係る低周波交流電流検出装置の動作について説明する。交流成分検出手段201の動作については、従来の技術と同様であるため説明を省略する。周波数検知手段202の動作は、第1のコンパレータ6においてローパスフィルタ・直流カットフィルタからなるフィルタ4より出力された交流電流が、低周波交流電流検知装置の検知条件である正側の波高値がスレシホールドレベル設定器5の値以上となった場合に第1のパルスを出力する。波高値がスレシホールドレベルの値以上となっている期間をtとするとき、パルス幅はtとなる。
【0019】
単安定マルチバイブレータ20は、パルス幅tの第1のパルスが入力されるとパルスの立下りで、予め設定されたパルス幅t1の第2のパルスを出力する。ただし、パルス幅はt1<tとなるように設定する。なお、第1のパルスは周波数検知目的の周波数の周期以下とする。
また、単安定マルチバイブレータ7は、単安定マルチバイブレータ20により出力された第2のパルスの立下りで、予め設定されたパルス幅t0の第3のパルスを出力する。ただし、パルス幅はt<t0となるように設定する。なお、第1のパルスは検知目的周波数の周期以上とする。
【0020】
したがって、単安定マルチバイブレータ20に入力される第1のパルスのパルス幅がt1<t<t0の範囲内である場合には、単安定マルチバイブレータ20は単安定マルチバイブレータ7のパルスがOFFする前に次のパルスを出力するために単安定マルチバイブレータ7の出力は継続して出力される。
積分器8は、単安定マルチバイブレータ7からの継続出力を積分するので、その出力はある一定の傾きをもって増加し続ける。第2のコンパレータ9は、積分された値が検知レベル設定器10により設定された検知レベル以上となった場合に、検知信号を出力する。
【0021】
以上より、t1<t<t0のパルス幅を有する第1のパルスが入力されると積分器8の出力値が継続して出力されるため第2のコンパレータ9の検出レベル10まで達するので、第2のコンパレータ9より低周波交流電流検知信号が出力される。
【0022】
一方、単安定マルチバイブレータ20に入力される第1のパルスのパルス幅がt<t1の範囲である場合には、第1のコンパレータ6は単安定マルチバイブレータ20により出力される第2のパルスがOFFする前に、次の第1のパルスを出力するため、単安定マルチバイブレータ20の出力は継続して出力される。単安定マルチバイブレータ7は、単安定マルチバイブレータ20の出力パルスである第2のパルスの立下りで本来なら第3のパルスを出力するが、単安定マルチバイブレータ20の出力が継続されているため、第3のパルスを出力できない。よって、積分器8は、単安定マルチバイブレータ7からの第3のパルス出力がないため、出力が0となる。第2のコンパレータ9は、積分器8からの出力が0であるため、低周波交流電流検知信号を出力しない。
【0023】
以上のように、本実施の形態1に係る低周波交流電流検出装置によれば、単安定マルチバイブレータ20を追加したことにより、検知上限値を設定することができ、従来機能とあわせて検知上下限の設定ができるため、任意範囲の周波数の低周波交流電流成分を検出できる。
【0024】
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2に係る低周波交流電流検知装置を示す構成図である。図2において、図1と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
周波数検知機能203は、周波数検知機能202とコンパレータ30の信号入力先が異なるだけで構成・動作原理は同じである。
コンパレータ30で、ローパスフィルタ・直流カットフィルタからなるフィルタ4より出力された交流電流が、低周波電流検知装置の検知条件である負側の波高値をスレシホールドレベル5の値と比較し、スレシホールドレベル5の値以下となった場合、信号を出力する。論理OR31は、周波数検知手段202、および周波数検知手段203の出力のORをとり、いずれかの出力が有る場合に検知信号を出力する。
【0025】
次に、上記構成による本実施の形態2に係る低周波交流電流検知装置の動作について説明する。交流成分検出手段202の動作については、上記実施の形態1と同じである。
コンパレータ30で、ローパスフィルタ・直流カットフィルタからなるフィルタ4より出力された交流電流が、低周波交流電流検知装置の検知条件である負側の波高値がスレシホールドレベル5の値以下となった場合、パルスを出力する。出力された信号は上記実施の形態1と同様の動作にて処理され、パルス幅tがt1<t<t0となるパルスが入力された場合、積分器8の出力値が継続して出力されるためコンパレータ9の検出レベルまで達するので、コンパレータ9より、低周波交流電流検知信号が出力される。
【0026】
パルス幅tがt<t1の範囲に有る場合には、コンパレータ9は、積分器8の出力が0であるため、低周波交流電流検知信号を出力できない。
論理OR31は、周波数検知機能202、および、周波数検知機能203の出力のORをとり、いずれかの出力が有る場合に検知信号を出力する。
【0027】
このように、本実施の形態2では、周波数検知手段203、論路OR31を追加することにより、交流変成器2により検出された交流成分を波形の正側、負側の両方で周波数検知するので、複数の低周波交流電流が重畳している場合、または、半波整流回路出力波形のように正負非対称である波形が重畳している場合であっても、低周波交流電流を検知できる。
【0028】
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3に係る低周波交流電流検知装置を示す構成図である。図3において、図1対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。図3において、新たな構成として周波数検知手段202の入力段に絶対値回路40を備え、交流変成器2により検出された交流成分の負側の波形を正側に反転させるものである。
【0029】
次に、本実施の形態3に係る低周波交流電流検知装置の動作について説明する。
交流成分検出手段201の動作については、従来の技術と同じである。
絶対値回路40で、検出された交流成分の負側の波形を正側に反転させる。
これ以降の基本的動作は、上記実施の形態1と同じであるが、負側波形が検知されるようになったため、コンパレータ6の出力パルスの周期tが1/2となる。よって、単安定マルチバイブレータ20、および7の出力パルス周期t0、t1は、実施の形態1,2に比較して、それぞれ1/2にする必要が有る。
【0030】
このように、本実施の形態3では絶対値回路40を追加することにより、検出レベルが同じであるにもかかわらず、正負あわせて2倍のパルス数で低周波交流電流成分の有無を判断するため、より精度良く低周波交流電流を検出できる。
【0031】
なお、上記実施の形態1〜3は、低周波交流電流検知装置の単体の構成および動作について説明してきたが、従来と同様に車両用補助電源装置等に応用できることは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】
この発明に係る低周波交流電流検知装置によれば、周波数検知手段は、交流成分の周波数に応じた第1のパルスが入力されたとき、第1のパルスの立下り時に検知目的周波数以下に予め設定したパルス幅を有する第2のパルスを出力する第1の単安定マルチバイブレータと、第1の単安定マルチバイブレータにより出力された第2のパルスが入力されたとき、第2のパルスの立下り時に検知目的周波数以上に予め設定した第3のパルスを出力する第2の単安定マルチバイブレータとを備えたことにより、低周波交流電流の検知目的周波数の検知上限と検知下限を任意に設定でき、所定範囲内の周波数の交流電流検知を簡単な回路で構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る低周波交流電流検知装置の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る低周波交流電流検知装置の構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係る低周波交流電流検知装置の構成図である。
【符号の説明】
1 アース側配線(帰線)、2 交流変成器、3 増幅器、4 フィルタ、5スレシホールドレベル設定器、6 コンパレータ、7 単安定マルチバイブレータ、8 積分器、9 コンパレータ、10 検知レベル設定器、20 単安定マルチバイブレータ、30 コンパレータ、31 論理OR、40 絶対値回路、200 低周波交流電流検知装置、201 交流成分検出手段、202 周波数検知手段、203 周波数検知手段。
Claims (2)
- 直流架線に含まれる交流成分を変成器を介して検出する交流成分検出手段と、
前記交流成分検出手段により検出された交流成分に基づいて所定の低周波交流電流を検知する周波数検知手段と
を備え、
前記周波数検知手段は、
前記交流成分の周波数に応じた第1のパルスが入力されたとき、前記第1のパルスの立下り時に検知目的周波数以下に予め設定したパルス幅を有する第2のパルスを出力する第1の単安定マルチバイブレータと、
前記第1の単安定マルチバイブレータにより出力された第2のパルスが入力されたとき、前記第2のパルスの立下り時に検知目的周波数以上に予め設定した第3のパルスを出力する第2の単安定マルチバイブレータと、
前記第2の単安定マルチバイブレータにより出力された第3のパルスを積分した値を出力する積分器と、
前記積分器により出力された積分値と予め設定された検知レベルとを比較して、前記積分値が前記検知レベルに達しているとき前記低周波交流電流の検知信号を出力する比較器と
を備えた低周波交流電流検知装置において、
前記周波数検知手段を第1の周波数検知手段とし、該第1の周波数検知手段と同様の構成を有する第2の周波数検知手段を備え、
前記第1の周波数検知手段は、入力段に前記交流成分検出手段により検出された交流成分の正側の波高値と所定の第1のスレシホールドレベルとの比較の結果、正側の波高値が大きいとき前記第1のパルスを出力する正側波高値比較器を有し、
前記第2の周波数検知手段は、入力段に前記交流成分検出手段により検出された交流成分の負側の波高値と所定の第2のスレシホールドレベルとの比較の結果、負側の波高値が小さいとき前記第1のパルスを出力する負側波高値比較器を有し、
前記第1の周波数検知手段と前記第2の周波数検知手段との双方から出力される低周波交流電流の検知信号を読み取り、少なくともいずれか一方の検知信号を読み取ったとき前記検知信号を出力する論理回路と
を備えたことを特徴とする低周波交流電流検知装置。 - 直流架線に含まれる交流成分を変成器を介して検出する交流成分検出手段と、
前記交流成分検出手段により検出された交流成分に基づいて所定の低周波交流電流を検知する周波数検知手段と
を備え、
前記周波数検知手段は、
前記交流成分の周波数に応じた第1のパルスが入力されたとき、前記第1のパルスの立下り時に検知目的周波数以下に予め設定したパルス幅を有する第2のパルスを出力する第1の単安定マルチバイブレータと、
前記第1の単安定マルチバイブレータにより出力された第2のパルスが入力されたとき、前記第2のパルスの立下り時に検知目的周波数以上に予め設定した第3のパルスを出力する第2の単安定マルチバイブレータと、
前記第2の単安定マルチバイブレータにより出力された第3のパルスを積分した値を出力する積分器と、
前記積分器により出力された積分値と予め設定された検知レベルとを比較して、前記積分値が前記検知レベルに達しているとき前記低周波交流電流の検知信号を出力する比較器と
を備えた低周波交流電流検知装置において、
前記周波数検知手段の入力段に前記交流成分検出手段により検出された交流成分の負側の波形を正側に反転させて出力する絶対値回路を備えたことを特徴とする低周波交流電流検知装置。
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