JP4108352B2 - Heater control device - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、回動操作される操作ノブと、空調装置側部材とをギヤーを介して連結し、操作ノブの回動に応じて空調装置側部材を駆動するようにしたヒーターコントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の空調装置側部材をギヤーを介して運転席近傍のダッシュボード部に設けた操作ノブの回動により開閉操作するようにしたヒーターコントロール装置がある。
【0003】
この種のヒーターコントロール装置は、例えば、特開昭55−119514号公報に示すように、ダッシュボード部に回動自在な回動部材を設け、この回動部材には車室内側の一端に操作ノブを設けるとともにその他端にはかさ歯車を設け、このかさ歯車にはこれの回動によって揺動される揺動半径の比較的大きな扇状のかさ歯車を噛合させ、この扇状のかさ歯車の揺動端にはその中央部に上記ワイヤーケーブルの一端をその揺動角度範囲の全域に渡って略接線方向に沿わせて連結させるようになっている。従って、操作ノブを回動させるとその回動量に比較して扇状の傘歯車が揺動し、傘歯車に連結されているワイヤーケーブルが伸縮されるようになっている。
【0004】
このようなものにおいては、操作ノブの回動量に対するワイヤーケーブルの伸縮量は、中央付近では大きく中心から離れるにしたがって小さくなるものであった。これを、ワイヤーケーブルの伸縮量に比例して温風と冷風との混合量を調節するエアミックスダンパーを開度制御させて温度調節するようにしたものに使用した場合について概略を説明する。
【0005】
温度調節装置100は、図9及び図10に示すように、温度調節装置100の温度調節用の操作ノブ101が、中立位置にあるときには、空調装置側部材の温風と冷風との混合量を調節するエアミックスダンパー(図示せず)も中立位置にある。そして、この位置から操作ノブ101を時計回りに回動させると、該操作ノブ101の背面側に取り付けられている回動部材102が一体的に時計回りに回動し、回動部材102のギヤー部103とギヤーレバー104のギヤー部105が噛合しているため、ギヤーレバー104は図10において時計回りに回動する。ギヤーレバー104が時計回りに回動すると、ギヤーレバー104のワイヤー取付穴106に取り付けられたワイヤーケーブル107のインナワイヤ108が右側に移動し、空調装置側部材のエアミックスダンパーを駆動して冷風を減少させ、温風の量を増加させる。そして、これとは反対に中立位置から操作ノブ101を反時計回りに回動させると、同様にギヤーレバー104は反時計回りに回動し、インナワイヤ108が左側に移動して、空調装置側部材のエアミックスダンパーを駆動させて温風を減少させ、冷風の量を増加させるようになっている。
【0006】
なお、この温度調節装置100は、図11(a)に示すように、ギヤーレバー104が中立位置からα1度回動したときのインナワイヤ108の伸縮量をs1とし、さらにインナワイヤ108をs1だけ移動させるために必要なギヤーレバー104の回動角度をα2、さらにインナワイヤ108をs1だけ移動させるために必要なギヤーレバー104の回動角度をα3とすると、このギヤーレバー104の回動角度の関係は、α1<α2<α3となる。
【0007】
このため、ギヤーレバー104の回動角度とインナワイヤ108の伸縮量の関係は、ギヤーレバー104が中央付近で回動している時は伸縮量は大きく中央から離れた位置でギヤーレバー104が回動する場合には伸縮量は小さくなるものである。従って、操作ノブ101を操作した場合、中央付近では温度変化が激しく微調整ができなくなり、中央付近から離れた位置では、操作ノブ101の回動量に対して変化が少ないという不具合が発生していた。そして、表示板109に操作ノブ101の回動を指示させる場合には、図9に示すように各目盛り110の間隔を中央付近では狭い間隔にし、中央から離れるに従って広い間隔の表示に設定しなければならなかった。
【0008】
次に、送風モード切換装置200に使用した場合について説明する。送風モード切換装置200は、図9に示す状態では送風モード切換用の操作ノブ201が中立位置にあり、送風モード切換装置の風向はFOOTの位置にあり足元に風を送るようになっている。
【0009】
この位置から操作ノブ201を時計回りに回動させると、回動部材202が時計回りに回動し、回動部材202のギヤー部203とギヤーレバー204のギヤー部205が噛合して、ギヤーレバー204は図10において時計回りに回動し、ギヤーレバー204のワイヤー取付穴206に取り付けられたワイヤーケーブル207のインナワイヤ208を介して風向きを変えるダンパーを駆動し、送風モード切換装置の風向をFOOT−DEFの位置にして、足元とフロントガラスに向けて送風し、更に操作ノブ201を時計回りに回動させると、送風モード切換装置200はDEFの位置となり、足元への送風を止めてフロントガラスにのみ向けて送風するようになっている。そして、これとは反対に中立位置から操作ノブ201を反時計回りに回動させると、送風モード切換装置200はFOOT−FACEの位置となり、足元と顔方向に送風するようになり、更に操作ノブ201を反時計回りに回動させると、FACEの位置となり、足元への送風を止めて顔方向にのみ送風するようになっている。
【0010】
なお、この送風モード切換装置200は、図11(b)に示すように、ギヤーレバー204が時計回りに回動してFOOT−DEFの位置にするまで、およびのFOOT−DEFの位置からDEFにするまでの回動角度をα4、α5、ギヤーレバー204が反時計回りに回動してFOOT−FACEの位置にするまで、およびのFOOT−FACEの位置からFACEにするまでの回動角度をα6、α7とすると、この回動角度の関係は、α5<α4<α6<α7となるように構成されている。
【0011】
従って、操作ノブ201を操作した場合、時計回り側では小さい角度となり、反時計回り側では操作角度を大きくしなければならないという不具合が発生し、表示板109に操作ノブ201の回動を指示させる場合には、送風モード用の表示部209は図9に示すように、時計回り側のFOOTからDEF側には操作角度の小さい表示となり、反時計回り側のFOOTからFACE側は操作角度の大きい表示となり、バランスの取れない歪な表示部になってしまうものであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、この点に着目し、操作ノブと空調装置側部材を連結する連結部材のストロークが等間隔でなくても、操作ノブの回動間隔が等間隔となるようにすることを課題としてなされたものである。
【0013】
上記の課題を達成するために、本発明では、回動操作される操作ノブと、該操作ノブと一体的に回動し駆動用のギヤー部が形成された回動部材と、該回動部材のギヤー部に噛合する被駆動用のギヤー部が形成されたギヤー部材と、該ギヤー部材と空調装置側を連結する連結部材と、前記操作ノブを配設し、前記操作ノブの回動位置を指示する表示部が設けられた表示板とを備え前記表示板の表示部を等間隔に前記操作ノブの周囲に配設し、前記ギヤー部に形成された個々の歯の回転中心からの距離を前記表示板の表示部における前記操作ノブの中立位置から前記操作ノブの回動方向に向けて所定角度で変化させ、前記表示板の表示部に応じた前記操作ノブの一定の角度回動に対して、前記ギヤー部材への伝達比を前記操作ノブの回動方向に向けて所定角度で変化させ、前記操作ノブの回動に応じて空調装置側部材を駆動するようにしたヒーターコントロール装置において、前記回動部材のギヤー部の歯を前記表示板の表示部における前記操作ノブの中立位置から前記操作ノブの回動方向の一方側に向けて回転中心からの距離が大きくなるように形成し、前記操作ノブの中立位置から前記操作ノブの回動方向の他方側に回転中心からの距離が小さくなる歯を形成した構造としている。
【0014】
この構成によれば、操作ノブの回動を伝達するギヤー部を非円形としただけの構造のため、部品を増加させることなく簡単な構造で目的を達成することができる。
【0015】
すなわち、前記回動部材のギヤー部の歯を前記表示板の表示部における前記操作ノブの中立位置から前記操作ノブの回動方向の一方側に向けて回転中心からの距離が大きくなるように形成し、前記操作ノブの中立位置から前記操作ノブの回動方向の他方側に回転中心からの距離が小さくなる歯を形成しているので、左右に分割したギヤーを設けるだけの簡単な構造で、ギヤー部材の一方側の回動角度と他方側の回動角度に差があっても、操作ノブ側のモードの間隔を概略均一にすることができる。
【0016】
また、前記回動部材のギヤー部は、前記操作ノブが前記表示板の表示部における中立位置となる中央部に回転中心からの距離が小さくなる歯を形成し、前記中央部の両側部に回転中心からの距離が大きくなる歯を形成するようにすれば、ギヤー部材の回動量に対するワイヤーケーブルの伸縮量が、中央付近では大きく中心から離れるにしたがって小さくなるものであっても、これを補正することができ、操作ノブ側のモードの間隔を概略均一にすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例を添付図面に従って説明する。図1,図2は、本発明の第1実施例と第2実施例を適用した自動車のヒーターコントロ―ル装置を示し、このヒーターコントロール装置は、表示板1とベース部2が一体的に形成されており、ベース部2には温風と冷風との混合量を調節するエアミックスダンパー(図示せず)を開度制御させて温度調節する温度調節装置3、風向を切り換える送風モード切換装置4、風量を調節する風量調節装置5、内気循環と外気導入を切り換える内外気切換装置6、エアコンモードにするA/Cスイッチ7、リヤーウィンドの熱線を通電させて曇りをとるリヤデフスイッチ8等が装着されている。
【0018】
そして、表示板1の前面側には温度調節装置3を作動させる温度調節用の操作ノブ9、送風モード切換装置4を作動させる送風モード切換用の操作ノブ10、風量調節装置5を作動させる風量調節用の操作ノブ11、内外気切換装置6を作動させる内外気切換用の操作ノブ12、A/Cスイッチ7をオン・オフするスイッチノブ7a、リヤデフスイッチ8をオン・オフするスイッチノブ8aが配設されている。
【0019】
また、表示板1の前面側を表示面13とし、この表示面13には、温度調節用の操作ノブ9の周囲に時計回り方向に温風の量が増加し、反時計回り方向に冷風の量が多くなるように表示された温度調節用の表示部14が印刷されている。この表示部14は時計回り側に太くなっている温風用の表示14aと反時計回り側に太くなっている冷風用の表示14bで構成され、この表示14aと14bは共に等間隔で分割され、その分割部分がメモリ14cの役目を果たしている。そして、操作ノブ9を回動させるとその指針マーク9aが各表示を指すようになっている。
【0020】
送風モード切換用の操作ノブ10の周囲には送風モード用の表示部15が印刷され、この表示部15は中央に足元に風を送るFOOT用の表示15cを有し、時計回り側にはフロントガラスに向けて風を送るDEF用の表示15eと足元とフロントガラスの両方に風を送るFOOT−DEF用の表示15dを有し、反時計回り側には顔に向けて風を送るFACE用の表示15aと足元と顔の両方に向けて風を送るFOOT−FACE用の表示15bを有している。そして、これら表示15a乃至15eは概略同間隔で配設されており、操作ノブ10を回動させるとその指針マーク10aが各表示を指すようになっている。
【0021】
風量調節用の操作ノブ11の周囲には風量調節用の表示部16が印刷され、この表示部16は風量調節用であることを示す表示16aと風量の段階0乃至4の表示16bを有している。そして操作ノブ11の指針マーク11aが図1で示す「0」の位置を指しているときには風量はゼロで、「1」を指しているときには微風、「4」を指しているときには最大の風量が噴射されるようになっている。また、内外気切換用の操作ノブ12の左側には内気循環用の表示12a、右側には外気導入用の表示12bが印刷されている。そして、操作ノブ12が左側にあるときには内気循環となり、右側に移動したときには外気が導入されるようになっている。
【0022】
以下、風量調節装置5、内外気切換装置6、A/Cスイッチ7、リヤデフスイッチ8については、従来と変わるところがないので、説明を省略し、温度調節装置3と送風モード切換装置4について更に具体的に説明する。
【0023】
温度調節装置3は本発明の第1実施例を示し、この温度調節装置3の温度調節用の操作ノブ9の背面側には、該操作ノブ9と一体的に回動する回動部材30が表示板1を挟んで取り付けられている。この回動部材30には駆動用のギヤー部31が形成され、この駆動用のギヤー部31は、図3(a)に示すように両側に各4本の歯で構成された大径の歯部32,33と中央に5本の歯で構成された小径の歯部34と、大径の歯部32,33と小径の歯部34との間に形成され、順次径が変化した3本の歯で構成された図中左側の中間の歯部35及び、右側の中間の歯部36で構成されている。
【0024】
この中間の歯部35の歯35a,35b,35cの小径の歯部34側には図4(a),(b)に示すように、それぞれアール状に切除されたアール部35d,35e,35fとなっている。同様に中間の歯部36の歯36a,36b,36cも小径の歯部34側がアール状に切除されたアール部36d,36e,36fとなっている。
【0025】
このように、ギヤー部31の個々の歯を、回転中心からの距離を変化させて設けるようにしているため、ギヤ比の異なる複数のギヤ部材を必要とせず、部品点数が増加することがない。
【0026】
更に回動部材30の後端部は軸部37が形成されている。軸部37はベース部2に突設された筒部21に形成された軸受部22に挿通している。
【0027】
そして回動部材30の後側下方部(図2において紙面の背面側)にはギヤーレバー40が配設されている。ギヤーレバー40は前記筒部21に回動可能に嵌合し筒部21の外周部に形成された爪部23により上方側(図2において紙面の手前側)への抜けが阻止されている。
【0028】
このギヤーレバー40は、図3(b)に示すように、前記回動部材30の駆動用のギヤー部31と噛合する被駆動用のギヤー部41を備え、この被駆動用のギヤー部41は、両側に前記駆動用のギヤー部31の大径の歯部32,33と噛合する歯部42,43と小径の歯部34と噛合する歯部44と中間の歯部35,36と噛合する歯部45,46で構成されている。
【0029】
この歯部45の歯45a,45b,45cの歯部42側には図4(a),(b)に示すように、それぞれアール状に切除されたアール部45d,45e,45fとなっている。同様に歯部46の歯46a,46b,46cも歯部43側がアール状に切除されたアール部46d,46e,46fとなっている。
【0030】
なお、回動部材30に形成されたギヤー部31の大径の歯部32,33、及び中間の歯部35,36の歯35a,36aの回動半径r1、歯35b,36bの回動半径r2、歯35c,36cの回動半径r3、小径の歯部34の回動半径r4とし、r1>r2>r3>r4となるように構成している。従って、回動部材30が同じ角度で回動した場合、大径の歯部32,33が被駆動用のギヤー部41と噛合してギヤーレバー40を回動させる角度の方が小径の歯部34が被駆動用のギヤー部41と噛合してギヤーレバー40を回動させる角度よりも大きくなる。すなわち、半径r1、r2、r3、r4の大きさに比例してギヤーレバー40を回動させる角度が大きくなる。
【0031】
また、ギヤーレバー40の後方には張出部47が形成され、この張出部47にはワイヤー取付穴48が形成されている。そして、ギヤーレバー40の回動が連結部材としてのワイヤーケーブル49のインナワイヤ49aを介して空調装置側部材の温風と冷風との混合量を調節するエアミックスダンパー(図示せず)を開度制御させるようになっている。
【0032】
そして、ギヤーレバー40の回動角度とインナワイヤ49aの伸縮量の関係は、図11(a)に示した従来例と同様に、ギヤーレバー40が中立位置からα1度回動したときのインナワイヤ49aの伸縮量をs1とし、さらにインナワイヤ49aをs1だけ移動させるために必要なギヤーレバー40の回動角度をα2、さらにインナワイヤ49aをs1だけ移動させるために必要なギヤーレバー40の回動角度をα3とすると、このギヤーレバー40の回動角度の関係は、α1<α2<α3となる。なお、本実施例のギヤレバー40は従来例のギヤレバー104に対して、ギヤー部41の形状が相違している点で異なる。
【0033】
送風モード切換装置4は本発明の第2実施例を示し、この送風モード切換装置4の送風モード切換用の操作ノブ10の背面側には、該操作ノブ10と一体的に回動する回動部材50が表示板1を挟んで取り付けられている。この回動部材50には駆動用のギヤー部51が形成され、この駆動用のギヤー部51は、図5(a)に示すように図中左側に9本の歯で形成された大径の歯部52と、図中右側に7本の歯で形成された小径の歯部53と、大径の歯部52と小径の歯部53との間に形成され、順次径が変化した3本の歯で構成された中間の歯部54で構成されている。この中間の歯部54の各歯の小径の歯部53側は、それぞれアール状に切除されている。
【0034】
更に回動部材50の後端部は軸部55が形成されている。軸部55はベース部2に突設された筒部24に形成された軸受部25に挿通している。
【0035】
そして回動部材50の後側下方部(図2において紙面の背面側)にはギヤーレバー60が配設されている。ギヤーレバー60は前記筒部24に回動可能に嵌合し筒部24の外周部に形成された爪部26により上方側への抜けが防止されている。
【0036】
このギヤーレバー60には、図5(b)に示すように、前記回動部材50の駆動用のギヤー部51と噛合する被駆動用のギヤー部61を備え、この被駆動用のギヤー部61は、図中左側に前記駆動用のギヤー部51の大径の歯部52と噛合する歯部62と小径の歯部53と噛合する歯部63と中間の歯部54と噛合する歯部64とで構成されている。この歯部64の各歯の歯部62側は、それぞれアール状に切除されている。
【0037】
なお、図5(a)に示すように大径の歯部52、及び中間の歯部54の歯54aの回動半径r5、中間の歯部54の歯54bの回動半径r6、歯54cの回動半径r7、小径の歯部53の回動半径r8とし、r5>r6>r7>r8となるように構成している。従って、回動部材50が同じ角度で回動した場合、大径の歯部52が被駆動用のギヤー部61と噛合してギヤーレバー60を回動させる角度の方が小径の歯部53が被駆動用のギヤー部61と噛合してギヤーレバー60を回動させる角度よりも大きくなる。すなわち、半径r5、r6、r7、r8の大きさに比例してギヤーレバー60を回動させる角度が大きくなる。
【0038】
また、ギヤーレバー60の後方には張出部65が形成され、この張出部65にはワイヤー取付穴66が形成されている。そして、ギヤーレバー60の回動がワイヤーケーブル67のインナワイヤ67aを介して風向きを変えるダンパーの駆動を制御している。
【0039】
そして、ギヤーレバー60の回動角度と風向きを変えるダンパーとの関係は、図11(b)に示した従来例と同様に、ギヤーレバー60が時計回りに回動してFOOT−DEFの位置にするまで、およびのFOOT−DEFの位置からDEFにするまでの回動角度をα4、α5、ギヤーレバー60が反時計回りに回動してFOOT−FACEの位置にするまで、およびのFOOT−FACEの位置からFACEにするまでの回動角度をα6、α7とすると、この回動角度の関係は、α5<α4<α6<α7となっている。なお、本実施例のギヤレバー60は従来例のギヤレバー204に対して、ギヤー部61の形状が相違している点で異なる。
【0040】
次に、温度調節装置3と送風モード切換装置4の動作について説明する。温度調節装置3において、図1に示す状態では温度調節用の操作ノブ9が中立位置にあり、空調装置側部材の温風と冷風との混合量を調節するエアミックスダンパーも中立位置にある。そして、この位置では、回動部材30の小径の歯部34が被駆動用のギヤー部41の歯部44と噛合している。
【0041】
この位置から操作ノブ9を時計回りに回動させると、回動部材30も一体的に時計回りに回動し、回動部材30の小径の歯部34とギヤーレバー40の歯部44が噛合しているため、ギヤーレバー40は図2において時計回りに回動する。このとき回動部材30の回動角度に対するギヤーレバー40の回動角度は小さい割合で回動する。そして、操作ノブ9を所定角度(概略最大角度の1/3)まで回動すると、小径の歯部34は歯部44との噛合が外れ、次に中間の歯部36が歯部46と噛合した状態となる。そして、ギヤーレバー40が時計回りに角度α1だけ回動し、ギヤーレバー40のワイヤー取付穴48に取り付けられたインナワイヤ49aを縮み方向に距離s1だけ作動させ、空調装置側部材のエアミックスダンパーを駆動して冷風を減少させ、温風の量を増加させる。
【0042】
そして、更に操作ノブ9を時計回りに回動させると、中間の歯部36と歯部46とが噛合してギヤーレバー40を更に時計回りに回動する。このとき、回動部材30の回動角度に対するギヤーレバー40の回動角度の割合が増加しながらギヤーレバー40が回動する。そして、操作ノブ9を所定角度(概略最大角度の2/3)まで回動すると、中間の歯部36は歯部46との噛合が外れ、次に大径の歯部33が歯部43と噛合した状態となる。そして、ギヤーレバー40が時計回りに角度α2だけ回動し、インナワイヤ49aがさらに縮み方向に距離s1だけ作動して、空調装置側部材のエアミックスダンパーを駆動してさらに冷風を減少させ、温風の量を増加させる。
【0043】
このとき詳細には、最初に、中間の歯部36の歯36cと歯部46の歯46cが噛み合い、次に歯36bと歯46b、さらに歯36aと歯46aが噛み合い、そして、噛み合い後には順次それぞれの歯の噛合が解除されていく。しかし、歯部46において歯46bよりも歯46cのほうが回動部材30側により突出した位置に設けられているため係合代が大きくなり、歯36cが歯部46より抜けにくい構成となるが、歯46cにアール部46fを形成すると共に、歯36cにもアール部36fを形成して係合代が小さくなるようにしているため、歯36cが歯部46から抜け出す際に、歯36cが歯46cと干渉して回動部材30の回動を妨げるようなことがない。さらに、中間の歯部36の歯36a,36b及び歯部46の歯46a,46bにも同様にアール部36d,36e,46d,46eを形成しているので、スムーズに回動部材30の回動操作を行うことができる。なお、歯36cと歯46cの両方にアール部を設けることにより、より係合代を小さくすることができるようになる。
【0044】
更に操作ノブ9を時計回りに回動させると、大径の歯部33と歯部43とが噛合してギヤーレバー40を更に時計回りに回動する。このとき回動部材30の回動角度に対するギヤーレバー40の回動角度は大きい割合で回動する。そして、操作ノブ9を最大角度まで回動させるとギヤーレバー40が時計回りに角度α3だけ回動し、インナワイヤ49aがさらに縮み方向に距離s1だけ作動して、空調装置側部材のエアミックスダンパーは温風のみにして高温にセットされる。
【0045】
これとは反対に中立位置から操作ノブ9を反時計回りに回動させると、同様にギヤーレバー40は図2において反時計回りに回動する。このときも回動部材30の回動角度に対するギヤーレバー40の回動角度は小さい割合で回動する。そして所定角度(概略最大角度の1/3)まで回動すると、小径の歯部34は歯部44との噛合が外れ、続いて中間の歯部35が歯部45と噛合し、ギヤーレバー40が反時計回りに角度α1だけ回動し、インナワイヤ49aを伸び方向に距離s1だけ作動させ、空調装置側部材のエアミックスダンパーを駆動して温風を減少させ、冷風の量を増加させる。
【0046】
そして、更に操作ノブ9を反時計回りに回動させると、中間の歯部35と歯部45とが噛合してギヤーレバー40を更に反時計回りに回動する。このときも、回動部材30の回動角度に対するギヤーレバー40の回動角度の割合が増加しながらギヤーレバー40が回動する。そして所定角度(概略最大角度の2/3)まで回動すると、中間の歯部35は歯部45との噛合が外れ、次に大径の歯部32が歯部42と噛合した状態となる。そして、ギヤーレバー40が反時計回りに角度α2だけ回動し、インナワイヤ49aがさらに伸び方向に距離s1だけ作動して、空調装置側部材のエアミックスダンパーを駆動してさらに温風を減少させ、冷風の量を増加させる。
【0047】
このとき詳細には、最初に、中間の歯部35の歯35cと歯部45の歯45cが噛み合い、次に歯35bと歯45b、さらに歯35aと歯45aが噛み合い、そして、噛み合い後には順次それぞれの歯の噛合が解除されていく。そして、この中間の歯部35と歯部45の各歯にはアール部35d,35e,35f及びアール部45d,45e,45fが設けられているため、前記中間の歯部36と歯部46との噛み合い時と同様に、中間の歯部35と歯部45とが干渉することなく、スムーズに回動部材30の回動操作を行うことができる。
【0048】
そして、操作ノブ9を更に反時計回りに回動させると、ギヤーレバー40を更に反時計回りに回動する。このときも回動部材30の回動角度に対するギヤーレバー40の回動角度は大きい割合で回動する。そして、操作ノブ9を最大角度まで回動させるとギヤーレバー40が反時計回りに角度α3だけ回動し、インナワイヤ49aがさらに伸び方向に距離s1だけ作動して、空調装置側部材のエアミックスダンパーは冷風のみにして低温にセットされる。
【0049】
上記したように、操作ノブ9を中立位置から所定角度、時計回り又は反時計回りに回動させた場合には、回動部材30の回動角度に対するギヤーレバー40の回動角度は小さい割合で回動し、所定角度を超えて回動させた場合は、回動部材30の回動角度に対するギヤーレバー40の回動角度が次第に増加して、最後には大きい割合で回動させる。したがって、操作ノブ9を一定の角度回動操作したときのギヤーレバー40の回動角度を変化させることができるため、温度調節用の操作ノブ9の回動角度に比例してインナワイヤ49aの縮量を変化させることができるようになる。
【0050】
一方、送風モード切換装置4において、図1に示す状態では送風モード切換用の操作ノブ10が中立位置にあり、送風モード切換装置4はFOOTの位置にあり足元に風を送るようになっている。そして、この位置では、図5(b)に示すように回動部材50の中間の歯部54が被駆動用のギヤー部61の歯部64と噛合している。
【0051】
従って、この位置から操作ノブ10を時計回りに回動させると、回動部材50が時計回りに回動し、回動部材50の中間の歯部54と被駆動用のギヤー部61の歯部64が噛合した後、引き続いて小径の歯部53と歯部63が噛合して、ギヤーレバー60は図2において時計回りに回動し、ワイヤーケーブル67のインナワイヤ67aを介して風向きを変えるダンパーを駆動する。このとき回動部材50の回動角度に対するギヤーレバー60の回動角度は次第に減少し、小径の歯部53と被駆動用のギヤー部61が噛合して回動している状態では小さい割合で回動する。そして、操作ノブ10をFOOT−DEF用の表示15dの位置まで回動すると、ギヤーレバー60が角度α4だけ回動してインナワイヤ67aを作動させ、風向きを変えるダンパーはFOOT−DEFの位置となり、足元とフロントガラスに向けて送風するようになっている。更に操作ノブ10をDEF用の表示15eの位置まで時計回りに回動させると、ギヤーレバー60は小さい割合で、更に時計回りに回動し、ギヤーレバー60がさらに角度α5だけ回動してインナワイヤ67aを作動させ、風向きを変えるダンパーはDEFの位置となり、足元への送風を止めてフロントガラスにのみ向けて送風するようになっている。
【0052】
これとは反対に中立位置から操作ノブ10を反時計回りに回動させると、回動部材50の中間の歯部54と被駆動用のギヤー部61の歯部64が噛合した後、引き続いて大径の歯部52と歯部62が噛合して、ギヤーレバー60は図2において反時計回りに回動する。このときは回動部材50の回動角度に対するギヤーレバー60の回動角度は次第に増加し、大径の歯部52と歯部62が噛合して回動している状態では大きい割合で回動する。そして、操作ノブ10をFOOT−FACE用の表示15bの位置まで回動すると、ギヤーレバー60が角度α6だけ回動してインナワイヤ67aを作動させ、風向きを変えるダンパーはFOOT−FACEの位置となり、足元と顔方向に送風するようになっている。更に、操作ノブ10をFACE用の表示15aの位置まで反時計回りに回動させると、ギヤーレバー60は大さい割合で角度α7だけ回動してインナワイヤ67aを作動させ、風向きを変えるダンパーはFACEの位置となり、足元への送風を止めて顔方向にのみ送風するようになっている。
【0053】
上記したように、操作ノブ10を中立位置から時計回りに回動させた場合には、回動部材50の回動角度に対するギヤーレバー60の回動角度が次第に減少して、最後には小さい割合でギヤーレバー60を回動させる。一方、操作ノブ10を中立位置から反時計回りに回動させた場合には、回動部材50の回動角度に対するギヤーレバー60の回動角度は次第に増加して、最後には大きい割合でギヤーレバー60を回動させる。したがって、操作ノブ10を一定の角度回動操作したときのギヤーレバー60の回動角度を変化させることができるようになる。
【0054】
次に、回動部材及びギヤーレバーの変形例について、以下、図面にしたがって説明する。なお、図1に示す表示パネル1に設けられた操作ノブ9,10、表示部14,15及びスイッチ等の各部材は、前記第1,第2実施例と同様であるため、その説明は省略する。
【0055】
図6は、本発明の第3実施例を適用した自動車のヒーターコントロ―ル装置を示し、このヒーターコントロール装置の温度調節用の操作ノブ9の裏面側には温度調節装置70が設けられ、送風モード切換用の操作ノブ10の裏面側には送風モード切換装置71が設けられている。
【0056】
送風モード切換装置71は本発明の第3実施例を示し、この送風モード切換装置71には、操作ノブ10と一体的に回動する回動部材72が表示板1を挟んで、ベース部2に設けられた軸挿通孔2aに回動自在に取り付けられている。この回動部材72の後端部には駆動用のギヤー部73が形成され、この駆動用のギヤー部73は、図8に示すように図中左側から反時計回り順に3本の歯で形成された小径の歯部74と、順次径が変化した8本の歯で形成された中間の歯部75と、3本の歯で形成された大径の歯部76と、順次径が変化した4本の歯で形成された終端の歯部77で構成されている。
【0057】
そして回動部材72の後側(図6において紙面の手前側)には、ギヤーレバー80が配設されている。ギヤーレバー80は、ベース部2に回動部材72の軸方向に突設された筒部78に回動可能に嵌合し、筒部78の外周部に形成された爪部79により後方側への抜けが阻止されている。
【0058】
このギヤーレバー80の回動軸の近傍には、回動部材72側に突出した段差部81が設けられ、その段差部81の外周面には回動部材72の駆動用のギヤー部73と噛合する被駆動用のギヤー部82が形成されている。この被駆動用のギヤー部82は、図8中左側から時計回り順に前記駆動用のギヤー部73の小径の歯部74と噛合する歯部83と、中間の歯部75と噛合する歯部84と、大径の歯部76と噛合する歯部85と、終端の歯部77と噛合する歯部86で構成されている。
【0059】
なお、回動部材72に形成されたギヤー部73の大径の歯部76の回動半径r9、小径の歯部74の回動半径r10とし、r9>r10となるように構成している。また、中間の歯部75の各歯の回動半径は、r9より小さく、r10より大きい範囲内において、小径の歯部74側の歯から順に、大径の歯部76側に向かって回動半径が順次大きくなるように構成されている。さらに、終端の歯部77の各歯の回動半径は、大径の歯部76側の歯から順に、回動半径が順次小さくなるように構成され、その回動半径の歯ごとの減少比率は、中間の歯部75の回動半径の増加比率と同等となるように構成されている。
【0060】
また、ギヤーレバー80の外周には張出部87が形成され、この張出部87にはワイヤー取付穴88が形成されている。そして、ギヤーレバー80の回動がワイヤーケーブル91のインナワイヤ91aを介して風向きを変えるダンパーの駆動を制御している。
【0061】
なお、本実施例においては、ギヤーレバー80が図7に示す中立の位置にあるときには、風向きを変えるダンパーはFOOTの位置となり、中立位置から時計回りに角度α8だけ回動すると、風向きを変えるダンパーはFOOT−FACEの位置となり、さらに時計回りに角度α9だけ回動すると、風向きを変えるダンパーはFOOTの位置となる。また、中立位置から反時計回りに角度α10だけ回動すると、風向きを変えるダンパーはFOOT−DEFの位置となり、さらに時計回りに角度α11だけ回動すると、風向きを変えるダンパーはDEFの位置となるように構成されている。そして、その回動角度の関係は、α9<α8<α10及び、α10=α11の関係となっている。
【0062】
次に、送風モード切換装置71の動作について説明する。送風モード切換装置71において、図7に示す状態では送風モード切換用の操作ノブ10が中立位置にあり、送風モード切換装置71はFOOTの位置にあり足元に風を送るようになっている。そして、この位置では、図8に示すように回動部材72の中間の歯部75が被駆動用のギヤー部82の歯部84と噛合している。
【0063】
従って、この位置から操作ノブ10を時計回りに回動させると、回動部材72が時計回りに回動し、回動部材72の中間の歯部75と被駆動用のギヤー部82の歯部84が噛合した後、引き続いて大径の歯部76と歯部85が噛合して、ギヤーレバー80は図7において反時計回りに回動し、ワイヤーケーブル91のインナワイヤ91aを介して風向きを変えるダンパーを駆動する。このとき回動部材72の回動角度に対するギヤーレバー80の回動角度は次第に増加し、大径の歯部76と歯部85が噛合して回動している状態では大きい割合で回動する。そして、操作ノブ10をFOOT−DEF用の表示15dの位置まで回動すると、ギヤーレバー80が角度α10だけ回動してインナワイヤ91aを作動させ、風向きを変えるダンパーはFOOT−DEFの位置となり、足元とフロントガラスに向けて送風するようになっている。
【0064】
更に操作ノブ10をDEF用の表示15eの位置まで時計回りに回動させると、終端の歯部77と歯部86が噛合して、ギヤーレバー80は図7において反時計回りに回動する。このとき回動部材72の回動角度に対するギヤーレバー80の回動角度は次第に減少し、ギヤーレバー80が角度α11だけ回動してインナワイヤ91aを作動させ、風向きを変えるダンパーはDEFの位置となり、足元への送風を止めてフロントガラスにのみ向けて送風するようになっている。
【0065】
これとは反対に中立位置から操作ノブ10を反時計回りに回動させると、回動部材72の中間の歯部75と被駆動用のギヤー部82の歯部84が噛合した後、引き続いて小径の歯部74と歯部83が噛合して、ギヤーレバー80は図7において時計回りに回動する。このときは回動部材72の回動角度に対するギヤーレバー80の回動角度は次第に減少し、小径の歯部74と歯部83が噛合して回動している状態では小さい割合で回動する。その際、FOOT−FACE用の表示15bの位置まで回動すると、ギヤーレバー80が角度α8だけ回動してインナワイヤ91aを作動させ、風向きを変えるダンパーはFOOT−FACEの位置となり、足元と顔方向に送風するようになっている。更に操作ノブ10をFACE用の表示15aの位置まで反時計回りに回動させると、ギヤーレバー80は小さい割合で、更に時計回りに回動し、ギヤーレバー80が角度α9だけさらに回動してインナワイヤ91aを作動させ、風向きを変えるダンパーはFACEの位置となり、足元への送風を止めて顔方向にのみ送風するようになる。
【0066】
よって、上記各実施例から明らかなように、所望するギヤーレバーの回動角度の状態に応じて、適宜ギヤー部の個々の歯の回転中心からの距離や歯の枚数を変更しても、本発明の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のヒーターコントロール装置によれば、回動操作される操作ノブと、該操作ノブと一体的に回動し駆動用のギヤー部が形成された回動部材と、該回動部材のギヤー部に噛合する被駆動用のギヤー部が形成されたギヤー部材と、該ギヤー部材と空調装置側を連結する連結部材と、前記操作ノブを配設し、前記操作ノブの回動位置を指示する表示部が設けられた表示板とを備え前記表示板の表示部を等間隔に前記操作ノブの周囲に配設し、前記ギヤー部に形成された個々の歯の回転中心からの距離を前記表示板の表示部における前記操作ノブの中立位置から前記操作ノブの回動方向に向けて所定角度で変化させ、前記表示板の表示部に応じた前記操作ノブの一定の角度回動に対して、前記ギヤー部材への伝達比を前記操作ノブの回動方向に向けて所定角度で変化させ、前記操作ノブの回動に応じて空調装置側部材を駆動するようにしたヒーターコントロール装置において、前記回動部材のギヤー部の歯を前記表示板の表示部における前記操作ノブの中立位置から前記操作ノブの回動方向の一方側に向けて回転中心からの距離が大きくなるように形成し、前記操作ノブの中立位置から前記操作ノブの回動方向の他方側に回転中心からの距離が小さくなる歯を形成しているので、簡単な構造で、部品点数を増加させることなく、操作ノブの回動範囲を均一にすることができる。
【0068】
すなわち、表示板の表示部における操作ノブの中立位置から操作ノブの回動方向に対して、回動部材の回転中心からの距離が異なるギヤーを左右に設けるだけの簡単な構造で、ギヤーレバーの一方側の回動角度と他方側の回動角度に差があっても、操作ノブ側のモードの間隔を均一にすることができる。
【0069】
さらに、回動部材のギヤー部は、操作ノブが表示板の表示部における中立位置となる中央部に回転中心からの距離が小さくなる歯を形成し、中央部の両側部に回転中心からの距離が大きくなる歯を形成するようにすれば、ギヤー部材の回動量に対する連結部材の伸縮量が、中央付近では大きく中心から離れるにしたがって小さくなるものであっても、これを補正することができ、操作ノブ側のモードの間隔を均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒーターコントロール装置の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】第1実施例の回動部材とギヤーレバーを示したものであり、(a)は回動部材のギヤー部、(b)は回動部材とギヤーレバーの関係を示した一部断面側面図である。
【図4】第1実施例の回動部材のギヤー部を示し、(a)は左側の中間の歯部、(b)は右側の中間の歯部の噛み合いの状態を示す拡大図である。
【図5】第2実施例の回動部材とギヤーレバーを示したものであり、(a)は回動部材のギヤー部、(b)は回動部材とギヤーレバーの関係を示した一部断面側面図である。
【図6】第3実施例のヒーターコントロール装置の背面図である。
【図7】第3実施例のギヤーレバーの回動範囲を操作ノブ側から見た図である。
【図8】図7の拡大図であり、ギヤー部の噛み合いの関係を示した図である。
【図9】従来実施例のヒーターコントロール装置の正面図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】(a)は従来実施例の温度調節装置のギヤーレバーの回動範囲と連結部材の伸縮量の関係を示した図、(b)は従来実施例の送風モード切換装置のギヤーレバーの回動範囲を示した図である。
【符号の説明】
3 温度調節装置
4、71 送風モード切換装置
9、10 操作ノブ
30、50、72 回動部材
31、51、73 ギヤー部
40、60、80 ギヤー部材(ギヤーレバー)
41、61、82 被駆動用のギヤー部
49、67、91 連結部材(ワイヤーケーブル)
[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a heater control device in which an operation knob to be operated for rotation and an air conditioner side member are connected via a gear, and the air conditioner side member is driven in accordance with the rotation of the operation knob.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there is a heater control device that opens and closes an air conditioner side member of a vehicle by turning an operation knob provided on a dashboard near a driver's seat via a gear.
[0003]
In this type of heater control device, for example, as shown in Japanese Patent Application Laid-Open No. Sho 55-119514, a dashboard member is provided with a pivotable pivot member, and the pivot member is operated at one end on the vehicle interior side. A bevel gear is provided at the other end of the knob and a bevel gear is engaged with a bevel gear having a relatively large oscillating radius. One end of the wire cable is connected to the end of the end of the wire cable along the substantially tangential direction over the entire swing angle range. Therefore, when the operation knob is rotated, the fan-shaped bevel gear swings relative to the rotation amount, and the wire cable connected to the bevel gear is expanded and contracted.
[0004]
In such a case, the expansion / contraction amount of the wire cable with respect to the rotation amount of the operation knob is large in the vicinity of the center and becomes smaller as the distance from the center is increased. An outline will be described of the case where this is used for an air mix damper that adjusts the amount of mixture of hot air and cold air in proportion to the amount of expansion and contraction of the wire cable, and the temperature is adjusted by opening control.
[0005]
As shown in FIGS. 9 and 10, when the temperature adjusting operation knob 101 of the temperature adjusting device 100 is in the neutral position, the temperature adjusting device 100 can adjust the amount of mixing of the hot air and the cold air of the air conditioner side member. The air mix damper (not shown) to be adjusted is also in the neutral position. Then, when the operation knob 101 is rotated clockwise from this position, the rotation member 102 attached to the back side of the operation knob 101 is integrally rotated clockwise, and the gear of the rotation member 102 is rotated. Since the portion 103 and the gear portion 105 of the gear lever 104 are engaged with each other, the gear lever 104 rotates clockwise in FIG. When the gear lever 104 rotates clockwise, the inner wire 108 of the wire cable 107 attached to the wire attachment hole 106 of the gear lever 104 moves to the right side, driving the air mix damper of the air conditioner side member to reduce the cold air, Increase the amount of warm air. On the contrary, when the operation knob 101 is rotated counterclockwise from the neutral position, the gear lever 104 is similarly rotated counterclockwise, and the inner wire 108 is moved to the left side. The air mix damper is driven to reduce hot air and increase the amount of cold air.
[0006]
In addition, as shown in FIG. 11A, the temperature adjusting device 100 sets s1 as the amount of expansion / contraction of the inner wire 108 when the gear lever 104 rotates α1 degrees from the neutral position, and further moves the inner wire 108 by s1. Assuming that the rotation angle of the gear lever 104 necessary for the rotation is α2, and further that the rotation angle of the gear lever 104 required to move the inner wire 108 by s1 is α3, the relationship between the rotation angles of the gear lever 104 is α1 <α2 <. α3.
[0007]
For this reason, the relationship between the rotation angle of the gear lever 104 and the expansion / contraction amount of the inner wire 108 is such that when the gear lever 104 is rotating near the center, the expansion / contraction amount is large and the gear lever 104 rotates at a position away from the center. The amount of expansion / contraction is small. Therefore, when the operation knob 101 is operated, the temperature change is severe and the fine adjustment cannot be performed near the center, and there is a problem that the change is small with respect to the rotation amount of the operation knob 101 at a position away from the center. . When the display board 109 is instructed to turn the operation knob 101, as shown in FIG. 9, the interval between the scales 110 should be set to a narrow interval near the center, and a display with a wider interval should be set as the distance from the center increases. I had to.
[0008]
Next, the case where it uses for the ventilation mode switching apparatus 200 is demonstrated. In the state shown in FIG. 9, the blowing mode switching device 200 has the operation knob 201 for switching the blowing mode in the neutral position, and the wind direction of the blowing mode switching device is at the FOOT position so as to send the wind to the feet.
[0009]
When the operation knob 201 is rotated clockwise from this position, the rotation member 202 is rotated clockwise, the gear portion 203 of the rotation member 202 and the gear portion 205 of the gear lever 204 are engaged, and the gear lever 204 is In FIG. 10, a damper that rotates clockwise and changes the wind direction through the inner wire 208 of the wire cable 207 that is mounted in the wire mounting hole 206 of the gear lever 204 is driven, and the wind direction of the blowing mode switching device is changed to the position of FOOT-DEF. Then, when air is blown toward the feet and the windshield and the operation knob 201 is further rotated clockwise, the air blowing mode switching device 200 is in the position of DEF, and the air blowing to the feet is stopped and directed only to the windshield. It is designed to blow air. On the contrary, when the operation knob 201 is rotated counterclockwise from the neutral position, the air blowing mode switching device 200 becomes the FOOT-FACE position, and air is blown toward the feet and the face. When 201 is rotated counterclockwise, the position becomes FACE, and air flow to the feet is stopped and air is blown only in the face direction.
[0010]
In addition, as shown in FIG. 11B, the blower mode switching device 200 changes the FOOT-DEF position from the FOOT-DEF position until the gear lever 204 rotates clockwise to the FOOT-DEF position. Rotation angles until the gear lever 204 rotates counterclockwise to the FOOT-FACE position, and the rotation angles from the FOOT-FACE position to the FACE position are α6, α7. Then, the relationship between the rotation angles is configured to satisfy α5 <α4 <α6 <α7.
[0011]
Accordingly, when the operation knob 201 is operated, a small angle is generated on the clockwise side, and the operation angle must be increased on the counterclockwise side, and the display board 109 is instructed to turn the operation knob 201. In this case, as shown in FIG. 9, the display unit 209 for the air blowing mode displays a small operation angle from the clockwise FOOT to the DEF side, and the counterclockwise FOOT to the FACE side has a large operation angle. The display becomes a distorted display portion that cannot be balanced.
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
This invention pays attention to this point, and makes it a subject to make the rotation interval of an operation knob become equal intervals, even if the stroke of the connecting member which connects an operation knob and an air-conditioner side member is not equal intervals. It was made.
[0013]
In order to achieve the above object, according to the present invention, an operation knob that is rotated, a rotation member that rotates integrally with the operation knob and has a driving gear portion, and the rotation member A gear member having a driven gear portion that meshes with the gear portion of the motor, a connecting member that connects the gear member and the air conditioner side, the operation knob, and a rotation position of the operation knob. And a display board provided with a display unit for instructing , The display portion of the display plate is arranged around the operation knob at equal intervals, and the distance from the rotation center of each tooth formed on the gear portion is set to the neutral position of the operation knob in the display portion of the display plate. The transmission ratio to the gear member is changed with respect to a certain angle rotation of the operation knob according to the display portion of the display plate by changing the operation knob at a predetermined angle from the rotation direction to the rotation direction of the operation knob. Change it at a predetermined angle toward the rotation direction of In the heater control device configured to drive the air conditioner side member according to the rotation of the operation knob, the teeth of the gear portion of the rotation member are operated from the neutral position of the operation knob in the display portion of the display plate. The distance from the rotation center is increased toward one side in the rotation direction of the knob, and the distance from the rotation center is decreased from the neutral position of the operation knob to the other side in the rotation direction of the operation knob. Teeth formed It has a structure.
[0014]
According to this configuration, since the gear portion for transmitting the rotation of the operation knob is simply non-circular, the object can be achieved with a simple structure without increasing the number of parts.
[0015]
That is, The teeth of the gear part of the rotating member are formed so that the distance from the rotation center increases from the neutral position of the operation knob in the display part of the display plate toward one side of the rotation direction of the operation knob, A tooth with a small distance from the rotation center is formed on the other side of the rotation direction of the operation knob from the neutral position of the operation knob. Because A simple structure with only a right and left split gear, and even if there is a difference between the rotation angle on one side of the gear member and the rotation angle on the other side, the mode intervals on the operation knob side should be approximately uniform. Can do.
[0016]
Further, the gear portion of the rotating member forms teeth with a small distance from the center of rotation at the central portion where the operation knob is a neutral position in the display portion of the display plate, and rotates on both sides of the central portion. If teeth that increase in distance from the center are formed, the amount of expansion / contraction of the wire cable relative to the amount of rotation of the gear member is corrected even if the distance near the center is large and decreases with distance from the center. The mode intervals on the operation knob side can be made substantially uniform.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. 1 and 2 show a heater control device for an automobile to which a first embodiment and a second embodiment of the present invention are applied. In this heater control device, a display plate 1 and a base portion 2 are integrally formed. The base unit 2 has a temperature adjusting device 3 for adjusting the temperature by controlling the opening of an air mix damper (not shown) for adjusting the mixing amount of hot air and cold air, and a blower mode switching device 4 for switching the air direction. Equipped with an air volume adjusting device 5 for adjusting the air volume, an inside / outside air switching device 6 for switching between the inside air circulation and outside air introduction, an A / C switch 7 for switching to an air conditioner mode, a rear differential switch 8 for energizing the heat rays of the rear window and removing fog. Has been.
[0018]
On the front side of the display board 1, an operation knob 9 for adjusting the temperature for operating the temperature adjusting device 3, an operation knob 10 for switching the air blowing mode for operating the air blowing mode switching device 4, and the air volume for operating the air flow adjusting device 5. An operation knob 11 for adjustment, an operation knob 12 for switching the inside / outside air for operating the inside / outside air switching device 6, a switch knob 7a for turning on / off the A / C switch 7, and a switch knob 8a for turning on / off the rear differential switch 8 are provided. It is arranged.
[0019]
Further, the front side of the display panel 1 is a display surface 13, and the amount of warm air increases clockwise around the temperature adjustment operation knob 9, and the amount of cool air is counterclockwise. The temperature adjustment display unit 14 displayed so as to increase the amount is printed. The display unit 14 includes a hot air display 14a thickened clockwise and a cold air display 14b thickened counterclockwise. Both the displays 14a and 14b are divided at equal intervals. The divided portion serves as the memory 14c. When the operation knob 9 is turned, the pointer mark 9a indicates each display.
[0020]
Around the operation knob 10 for switching the air blowing mode, a display portion 15 for the air blowing mode is printed, and this display portion 15 has a display 15c for FOOT that sends the wind to the foot at the center. It has a display 15e for DEF that sends wind toward the glass and a display 15d for FOOT-DEF that sends wind to both the feet and the windshield, and for FACE that sends the wind toward the face on the counterclockwise side It has a display 15a and a display 15b for FOOT-FACE that sends wind toward both the feet and the face. The indications 15a to 15e are arranged at substantially the same interval, and when the operation knob 10 is rotated, the pointer mark 10a indicates each indication.
[0021]
A display unit 16 for adjusting the air volume is printed around the operation knob 11 for adjusting the air volume, and this display unit 16 has a display 16a indicating that the air volume is adjusted and a display 16b for the air volume levels 0 to 4. ing. When the pointer mark 11a of the operation knob 11 points to the position “0” shown in FIG. 1, the air volume is zero. When the pointer mark 11a points to “1”, the wind volume is small. When the pointer mark 11a points to “4”, the maximum air volume is. It comes to be injected. Also, a display 12a for circulating inside air is printed on the left side of the operation knob 12 for switching between the inside and outside air, and a display 12b for introducing outside air is printed on the right side. When the operation knob 12 is on the left side, the inside air is circulated, and when the operation knob 12 is moved to the right side, outside air is introduced.
[0022]
Hereinafter, the air volume adjusting device 5, the inside / outside air switching device 6, the A / C switch 7, and the rear differential switch 8 are not different from the conventional ones, so the description thereof is omitted, and the temperature adjusting device 3 and the air blowing mode switching device 4 are more specific. I will explain it.
[0023]
The temperature adjusting device 3 shows a first embodiment of the present invention. On the back side of the temperature adjusting operation knob 9 of the temperature adjusting device 3, a rotating member 30 that rotates integrally with the operating knob 9 is provided. The display panel 1 is attached. The rotating member 30 is formed with a driving gear portion 31, and the driving gear portion 31 is a large-diameter tooth composed of four teeth on both sides as shown in FIG. 3 parts formed between the parts 32 and 33, a small-diameter tooth part 34 composed of five teeth in the center, and the large-diameter tooth parts 32 and 33 and the small-diameter tooth part 34, the diameters of which are sequentially changed. It is comprised by the intermediate | middle tooth part 35 of the left side comprised in this figure, and the intermediate | middle tooth part 36 of the right side.
[0024]
As shown in FIGS. 4 (a) and 4 (b), the teeth 35a, 35b, and 35c of the intermediate teeth 35 are respectively rounded into the rounded portions 35d, 35e, and 35f as shown in FIGS. It has become. Similarly, the teeth 36a, 36b, and 36c of the intermediate tooth portion 36 are round portions 36d, 36e, and 36f in which the small-diameter tooth portion 34 side is cut out in a round shape.
[0025]
As described above, since the individual teeth of the gear portion 31 are provided by changing the distance from the rotation center, a plurality of gear members having different gear ratios are not required, and the number of parts does not increase. .
[0026]
Further, a shaft portion 37 is formed at the rear end portion of the rotating member 30. The shaft portion 37 is inserted into the bearing portion 22 formed in the cylindrical portion 21 protruding from the base portion 2.
[0027]
And the gear lever 40 is arrange | positioned in the rear lower part (back side of the paper surface in FIG. 2) of the rotation member 30. As shown in FIG. The gear lever 40 is pivotably fitted to the cylinder part 21 and is prevented from coming out upward (on the front side of the page in FIG. 2) by a claw part 23 formed on the outer peripheral part of the cylinder part 21.
[0028]
As shown in FIG. 3B, the gear lever 40 includes a driven gear portion 41 that meshes with the driving gear portion 31 of the rotating member 30, and the driven gear portion 41 includes: Teeth 42 and 43 meshing with the large-diameter tooth portions 32 and 33 of the driving gear 31, teeth 44 meshing with the small-diameter tooth portion 34, and teeth meshing with the intermediate teeth 35 and 36 on both sides. It consists of parts 45 and 46.
[0029]
As shown in FIGS. 4 (a) and 4 (b), the tooth portions 45a, 45b, and 45c of the tooth portion 45 are rounded portions 45d, 45e, and 45f, respectively, as shown in FIGS. . Similarly, the teeth 46a, 46b, and 46c of the tooth portion 46 are also round portions 46d, 46e, and 46f in which the tooth portion 43 side is cut out in a round shape.
[0030]
Note that the rotation radius r1 of the teeth 35a and 36a of the gear teeth 31 formed on the rotation member 30 and the teeth 35a and 36a of the intermediate teeth 35 and 36, and the rotation radius of the teeth 35b and 36b. r2, the turning radius r3 of the teeth 35c and 36c, and the turning radius r4 of the small-diameter tooth portion 34, and r1>r2>r3> r4. Therefore, when the rotating member 30 is rotated at the same angle, the tooth portion 34 having a smaller diameter is the angle at which the large-diameter tooth portions 32 and 33 are engaged with the driven gear portion 41 and the gear lever 40 is rotated. Becomes larger than the angle at which the gear lever 40 is rotated by meshing with the driven gear portion 41. That is, the angle at which the gear lever 40 is rotated is increased in proportion to the sizes of the radii r1, r2, r3, r4.
[0031]
An overhang 47 is formed behind the gear lever 40, and a wire attachment hole 48 is formed in the overhang 47. Then, the rotation of the gear lever 40 controls the opening degree of an air mix damper (not shown) that adjusts the mixing amount of the hot air and the cold air of the air conditioner side member via the inner wire 49a of the wire cable 49 as the connecting member. It is like that.
[0032]
The relationship between the rotation angle of the gear lever 40 and the amount of expansion / contraction of the inner wire 49a is the same as in the conventional example shown in FIG. 11A, in which the amount of expansion / contraction of the inner wire 49a when the gear lever 40 is rotated α1 degrees from the neutral position. S1, and the rotation angle of the gear lever 40 required to move the inner wire 49a by s1 is α2, and further the rotation angle of the gear lever 40 required to move the inner wire 49a by s1 is α3. The relationship of the rotation angles of 40 is α1 <α2 <α3. The gear lever 40 of the present embodiment is different from the gear lever 104 of the conventional example in that the shape of the gear portion 41 is different.
[0033]
The air blowing mode switching device 4 shows a second embodiment of the present invention. The air blowing mode switching device 4 has a rotation mode that rotates integrally with the operation knob 10 on the back side of the operation knob 10 for air blowing mode switching. A member 50 is attached with the display panel 1 interposed therebetween. The rotating member 50 is formed with a driving gear portion 51. The driving gear portion 51 has a large diameter formed with nine teeth on the left side in the drawing as shown in FIG. A tooth portion 52, a small-diameter tooth portion 53 formed of seven teeth on the right side in the figure, and a three-piece tooth formed between the large-diameter tooth portion 52 and the small-diameter tooth portion 53, and the diameters sequentially changing. It is comprised by the intermediate | middle tooth | gear part 54 comprised by the tooth of this. The small tooth part 53 side of each tooth of the intermediate tooth part 54 is cut out in a round shape.
[0034]
Further, a shaft portion 55 is formed at the rear end portion of the rotating member 50. The shaft portion 55 is inserted into the bearing portion 25 formed in the cylindrical portion 24 projecting from the base portion 2.
[0035]
A gear lever 60 is disposed on the lower rear portion of the rotating member 50 (on the back side of the paper surface in FIG. 2). The gear lever 60 is rotatably fitted to the cylindrical portion 24 and is prevented from coming off upward by a claw portion 26 formed on the outer peripheral portion of the cylindrical portion 24.
[0036]
As shown in FIG. 5B, the gear lever 60 includes a driven gear portion 61 that meshes with the driving gear portion 51 of the rotating member 50, and the driven gear portion 61 includes On the left side of the figure, a tooth portion 62 that meshes with the large-diameter tooth portion 52 of the driving gear portion 51, a tooth portion 63 that meshes with the small-diameter tooth portion 53, and a tooth portion 64 that meshes with the intermediate tooth portion 54. It consists of The tooth part 62 side of each tooth of the tooth part 64 is cut out in a round shape.
[0037]
In addition, as shown to Fig.5 (a), the rotation radius r5 of the tooth 54a of the large diameter tooth part 52 and the intermediate tooth part 54, the rotation radius r6 of the tooth 54b of the intermediate tooth part 54, and the tooth 54c The rotation radius r7 and the rotation radius r8 of the small-diameter tooth portion 53 are set to satisfy r5>r6>r7> r8. Therefore, when the rotating member 50 is rotated at the same angle, the tooth portion 53 having a smaller diameter is rotated at an angle at which the large-diameter tooth portion 52 is engaged with the driven gear portion 61 and the gear lever 60 is rotated. The angle is larger than the angle at which the gear lever 60 is rotated by meshing with the driving gear portion 61. That is, the angle at which the gear lever 60 is rotated is increased in proportion to the sizes of the radii r5, r6, r7, r8.
[0038]
An overhang 65 is formed behind the gear lever 60, and a wire attachment hole 66 is formed in the overhang 65. The rotation of the gear lever 60 controls the driving of the damper that changes the wind direction via the inner wire 67a of the wire cable 67.
[0039]
The relationship between the rotation angle of the gear lever 60 and the damper that changes the wind direction is the same as in the conventional example shown in FIG. 11B until the gear lever 60 rotates clockwise to the FOOT-DEF position. The rotation angle from the FOOT-DEF position to the DEF position is α4, α5, the gear lever 60 is rotated counterclockwise to the FOOT-FACE position, and from the FOOT-FACE position. If the rotation angles until FACE are set to α6 and α7, the relationship between the rotation angles is α5 <α4 <α6 <α7. The gear lever 60 of the present embodiment is different from the gear lever 204 of the conventional example in that the shape of the gear portion 61 is different.
[0040]
Next, operations of the temperature adjusting device 3 and the air blowing mode switching device 4 will be described. In the temperature adjusting device 3, in the state shown in FIG. 1, the temperature adjusting operation knob 9 is in the neutral position, and the air mix damper for adjusting the mixing amount of the hot air and the cold air in the air conditioner side member is also in the neutral position. At this position, the small-diameter tooth portion 34 of the rotating member 30 meshes with the tooth portion 44 of the driven gear portion 41.
[0041]
When the operation knob 9 is rotated clockwise from this position, the rotating member 30 is also integrally rotated clockwise, and the small-diameter tooth portion 34 of the rotating member 30 and the tooth portion 44 of the gear lever 40 are engaged. Therefore, the gear lever 40 rotates clockwise in FIG. At this time, the rotation angle of the gear lever 40 relative to the rotation angle of the rotation member 30 rotates at a small rate. When the operation knob 9 is turned to a predetermined angle (approximately 1/3 of the maximum angle), the small-diameter tooth portion 34 is disengaged from the tooth portion 44, and the intermediate tooth portion 36 is then engaged with the tooth portion 46. It will be in the state. Then, the gear lever 40 rotates clockwise by an angle α1, the inner wire 49a attached to the wire attachment hole 48 of the gear lever 40 is actuated by a distance s1 in the contraction direction, and the air mix damper of the air conditioner side member is driven. Reduce cold air and increase the amount of hot air.
[0042]
When the operation knob 9 is further rotated clockwise, the intermediate tooth portion 36 and the tooth portion 46 are engaged with each other, and the gear lever 40 is further rotated clockwise. At this time, the gear lever 40 rotates while the ratio of the rotation angle of the gear lever 40 to the rotation angle of the rotation member 30 increases. When the operation knob 9 is turned to a predetermined angle (approximately 2/3 of the maximum angle), the intermediate tooth portion 36 is disengaged from the tooth portion 46, and then the large-diameter tooth portion 33 is moved to the tooth portion 43. Engaged state. Then, the gear lever 40 is rotated clockwise by an angle α2, the inner wire 49a is further operated by the distance s1 in the contraction direction, and the air mix damper of the air conditioner side member is driven to further reduce the cold air, Increase the amount.
[0043]
At this time, in detail, first, the teeth 36c of the intermediate tooth portion 36 and the teeth 46c of the tooth portion 46 are engaged, then the teeth 36b and 46b, and further the teeth 36a and 46a are engaged. The meshing of each tooth is released. However, since the tooth 46c is provided in the tooth portion 46 at a position protruding from the rotating member 30 side than the tooth 46b, the engagement margin is increased, and the tooth 36c is less likely to come out than the tooth portion 46. Since the rounded portion 46f is formed on the tooth 46c and the rounded portion 36f is also formed on the tooth 36c so as to reduce the engagement allowance, the tooth 36c is pulled out of the toothed portion 46 when the tooth 36c is pulled out from the toothed portion 46c. And the rotation of the rotation member 30 is not hindered. Furthermore, since the rounded portions 36d, 36e, 46d, and 46e are similarly formed on the teeth 36a and 36b of the intermediate tooth portion 36 and the teeth 46a and 46b of the tooth portion 46, the turning member 30 smoothly rotates. The operation can be performed. In addition, by providing round portions on both the teeth 36c and the teeth 46c, the engagement allowance can be further reduced.
[0044]
When the operation knob 9 is further rotated clockwise, the large-diameter tooth portion 33 and the tooth portion 43 are engaged with each other, and the gear lever 40 is further rotated clockwise. At this time, the rotation angle of the gear lever 40 relative to the rotation angle of the rotation member 30 rotates at a large rate. When the operation knob 9 is rotated to the maximum angle, the gear lever 40 is rotated clockwise by the angle α3, the inner wire 49a is further operated by the distance s1 in the contraction direction, and the air mix damper of the air conditioner side member is heated. Only the wind is set at a high temperature.
[0045]
On the contrary, when the operation knob 9 is rotated counterclockwise from the neutral position, the gear lever 40 is similarly rotated counterclockwise in FIG. Also at this time, the rotation angle of the gear lever 40 with respect to the rotation angle of the rotation member 30 rotates at a small rate. Then, when rotating to a predetermined angle (approximately 1/3 of the maximum maximum angle), the small-diameter tooth portion 34 is disengaged from the tooth portion 44, the intermediate tooth portion 35 is subsequently engaged with the tooth portion 45, and the gear lever 40 is engaged. The air wire is rotated counterclockwise by an angle α1, the inner wire 49a is operated by a distance s1 in the extending direction, the air mix damper of the air conditioner side member is driven to reduce the hot air, and the amount of the cold air is increased.
[0046]
When the operation knob 9 is further rotated counterclockwise, the intermediate tooth portion 35 and the tooth portion 45 are engaged with each other, and the gear lever 40 is further rotated counterclockwise. Also at this time, the gear lever 40 rotates while the ratio of the rotation angle of the gear lever 40 to the rotation angle of the rotation member 30 increases. Then, when rotating to a predetermined angle (approximately 2/3 of the maximum angle), the intermediate tooth portion 35 is disengaged from the tooth portion 45, and then the large-diameter tooth portion 32 is engaged with the tooth portion 42. . Then, the gear lever 40 is rotated counterclockwise by the angle α2, the inner wire 49a is further operated by the distance s1 in the extending direction, and the air mix damper of the air conditioner side member is driven to further reduce the hot air, Increase the amount of.
[0047]
At this time, in detail, first, the teeth 35c of the intermediate tooth portion 35 and the teeth 45c of the tooth portion 45 are engaged, then the teeth 35b and 45b, and further the teeth 35a and 45a are engaged. The meshing of each tooth is released. Since each tooth of the intermediate tooth portion 35 and the tooth portion 45 is provided with rounded portions 35d, 35e, 35f and rounded portions 45d, 45e, 45f, the intermediate toothed portion 36, the toothed portion 46, As in the case of meshing, the rotating operation of the rotating member 30 can be performed smoothly without the intermediate tooth portion 35 and the tooth portion 45 interfering with each other.
[0048]
When the operation knob 9 is further rotated counterclockwise, the gear lever 40 is further rotated counterclockwise. Also at this time, the rotation angle of the gear lever 40 relative to the rotation angle of the rotation member 30 rotates at a large rate. Then, when the operation knob 9 is rotated to the maximum angle, the gear lever 40 is rotated counterclockwise by the angle α3, the inner wire 49a is further operated by the distance s1 in the extending direction, and the air mix damper of the air conditioner side member is Only cold air is set at a low temperature.
[0049]
As described above, when the operation knob 9 is rotated from the neutral position by a predetermined angle, clockwise or counterclockwise, the rotation angle of the gear lever 40 with respect to the rotation angle of the rotation member 30 is rotated at a small rate. When it is moved and rotated beyond a predetermined angle, the rotation angle of the gear lever 40 with respect to the rotation angle of the rotation member 30 is gradually increased, and finally it is rotated at a large rate. Therefore, since the rotation angle of the gear lever 40 when the operation knob 9 is rotated by a certain angle can be changed, the amount of contraction of the inner wire 49a is proportional to the rotation angle of the operation knob 9 for temperature adjustment. Can be changed.
[0050]
On the other hand, in the air blowing mode switching device 4, in the state shown in FIG. 1, the operation knob 10 for air blowing mode switching is in the neutral position, and the air blowing mode switching device 4 is in the FOOT position to send wind to the feet. . At this position, as shown in FIG. 5B, the intermediate tooth portion 54 of the rotating member 50 is engaged with the tooth portion 64 of the driven gear portion 61.
[0051]
Therefore, when the operation knob 10 is rotated clockwise from this position, the rotation member 50 is rotated clockwise, and the tooth portion 54 between the intermediate gear portion 54 and the driven gear portion 61 is rotated. After the gears 64 are engaged, the small-diameter tooth portion 53 and the tooth portion 63 are subsequently engaged, and the gear lever 60 rotates clockwise in FIG. 2 to drive the damper that changes the wind direction via the inner wire 67a of the wire cable 67. To do. At this time, the rotation angle of the gear lever 60 with respect to the rotation angle of the rotation member 50 gradually decreases. When the small-diameter tooth portion 53 and the driven gear portion 61 are engaged and rotated, the rotation is performed at a small rate. Move. Then, when the operation knob 10 is rotated to the position of the FOOT-DEF display 15d, the gear lever 60 is rotated by an angle α4 to operate the inner wire 67a, and the damper for changing the wind direction becomes the position of FOOT-DEF. It is designed to blow air toward the windshield. Further, when the operation knob 10 is rotated clockwise to the position of the DEF display 15e, the gear lever 60 is further rotated clockwise at a small rate, and the gear lever 60 is further rotated by the angle α5 to thereby move the inner wire 67a. The damper that operates and changes the direction of the wind is in the position of DEF, and stops blowing to the feet and blows only toward the windshield.
[0052]
On the other hand, when the operation knob 10 is rotated counterclockwise from the neutral position, the intermediate tooth portion 54 of the rotation member 50 and the tooth portion 64 of the driven gear portion 61 are engaged with each other, and subsequently. The large-diameter tooth portion 52 and the tooth portion 62 mesh with each other, and the gear lever 60 rotates counterclockwise in FIG. At this time, the rotation angle of the gear lever 60 with respect to the rotation angle of the rotation member 50 gradually increases, and in a state where the large-diameter tooth portion 52 and the tooth portion 62 are engaged and rotated, the gear lever 60 rotates at a large rate. . When the operation knob 10 is rotated to the position of the FOOT-FACE display 15b, the gear lever 60 is rotated by an angle α6 to operate the inner wire 67a, and the damper for changing the wind direction is at the position of the FOOT-FACE. It is designed to blow in the face direction. Further, when the operation knob 10 is rotated counterclockwise to the position of the FACE display 15a, the gear lever 60 is rotated by an angle α7 at a large rate to operate the inner wire 67a, and the damper that changes the wind direction is FACE. It becomes a position, and it stops blowing to the feet and blows only in the face direction.
[0053]
As described above, when the operation knob 10 is rotated clockwise from the neutral position, the rotation angle of the gear lever 60 with respect to the rotation angle of the rotation member 50 gradually decreases, and finally at a small rate. The gear lever 60 is rotated. On the other hand, when the operation knob 10 is rotated counterclockwise from the neutral position, the rotation angle of the gear lever 60 with respect to the rotation angle of the rotation member 50 gradually increases, and finally the gear lever 60 is increased at a large rate. Rotate. Therefore, the rotation angle of the gear lever 60 when the operation knob 10 is rotated by a certain angle can be changed.
[0054]
Next, modifications of the rotating member and the gear lever will be described below with reference to the drawings. 1 are the same as those in the first and second embodiments, and the description thereof is omitted. To do.
[0055]
FIG. 6 shows an automotive heater control device to which a third embodiment of the present invention is applied. A temperature control device 70 is provided on the back side of the temperature control operation knob 9 of the heater control device. A ventilation mode switching device 71 is provided on the back side of the operation knob 10 for mode switching.
[0056]
The air blowing mode switching device 71 shows a third embodiment of the present invention. In the air blowing mode switching device 71, a rotating member 72 that rotates integrally with the operation knob 10 sandwiches the display plate 1 and the base portion 2 is interposed therebetween. It is rotatably attached to a shaft insertion hole 2a provided in. A driving gear portion 73 is formed at the rear end portion of the rotating member 72, and the driving gear portion 73 is formed by three teeth in the counterclockwise order from the left side in the drawing as shown in FIG. The diameter of the small-diameter tooth portion 74, the intermediate tooth portion 75 formed of eight teeth whose diameters have been changed sequentially, and the large tooth portion 76 formed of three teeth were successively changed in diameter. It is composed of a terminal tooth portion 77 formed of four teeth.
[0057]
A gear lever 80 is disposed on the rear side of the rotating member 72 (the front side of the drawing in FIG. 6). The gear lever 80 is rotatably fitted to a cylindrical portion 78 projecting in the axial direction of the rotating member 72 on the base portion 2, and is moved rearward by a claw portion 79 formed on the outer peripheral portion of the cylindrical portion 78. Omission is prevented.
[0058]
In the vicinity of the rotation shaft of the gear lever 80, a stepped portion 81 protruding toward the rotating member 72 is provided, and the outer peripheral surface of the stepped portion 81 meshes with the driving gear portion 73 of the rotating member 72. A driven gear portion 82 is formed. The driven gear portion 82 includes a tooth portion 83 that meshes with a small-diameter tooth portion 74 of the driving gear portion 73 and a tooth portion 84 that meshes with an intermediate tooth portion 75 from the left side in FIG. And a tooth portion 85 that meshes with the large-diameter tooth portion 76 and a tooth portion 86 that meshes with the terminal tooth portion 77.
[0059]
The rotation radius r9 of the large-diameter tooth portion 76 of the gear portion 73 formed on the rotation member 72 and the rotation radius r10 of the small-diameter tooth portion 74 are set such that r9> r10. In addition, the radius of rotation of each tooth of the intermediate tooth portion 75 is smaller than r9 and larger than r10, and in turn from the tooth on the smaller diameter tooth portion 74 side toward the larger diameter tooth portion 76 side. The radius is configured to increase sequentially. Further, the turning radius of each tooth of the terminal tooth portion 77 is configured such that the turning radius decreases sequentially from the tooth on the large-diameter tooth portion 76 side, and the reduction ratio of the turning radius for each tooth. Is configured to be equivalent to the increasing ratio of the turning radius of the intermediate tooth portion 75.
[0060]
Further, an overhang portion 87 is formed on the outer periphery of the gear lever 80, and a wire attachment hole 88 is formed in the overhang portion 87. The rotation of the gear lever 80 controls the drive of the damper that changes the wind direction via the inner wire 91a of the wire cable 91.
[0061]
In this embodiment, when the gear lever 80 is in the neutral position shown in FIG. 7, the damper that changes the wind direction is in the FOOT position. When the gear lever 80 is rotated clockwise by the angle α8 from the neutral position, the damper that changes the wind direction is When it is in the FOOT-FACE position and further rotated clockwise by an angle α9, the damper that changes the wind direction becomes the FOOT position. Further, when the counterclockwise rotation from the neutral position by the angle α10 is performed, the damper for changing the wind direction becomes the position of FOOT-DEF, and when further rotated clockwise by the angle α11, the damper for changing the wind direction is set at the position of DEF. It is configured. The relationship between the rotation angles is α9 <α8 <α10 and α10 = α11.
[0062]
Next, the operation of the blower mode switching device 71 will be described. In the air blowing mode switching device 71, in the state shown in FIG. 7, the operation knob 10 for air blowing mode switching is in the neutral position, and the air blowing mode switching device 71 is in the FOOT position so as to send wind to the feet. At this position, as shown in FIG. 8, the intermediate tooth portion 75 of the rotating member 72 is engaged with the tooth portion 84 of the driven gear portion 82.
[0063]
Accordingly, when the operation knob 10 is rotated clockwise from this position, the rotation member 72 is rotated clockwise, and the tooth portion 75 of the intermediate portion 75 of the rotation member 72 and the tooth portion of the driven gear portion 82 are rotated. After the gear 84 is engaged, the large-diameter tooth portion 76 and the tooth portion 85 are subsequently engaged, and the gear lever 80 rotates counterclockwise in FIG. 7 and changes the wind direction via the inner wire 91a of the wire cable 91. Drive. At this time, the rotation angle of the gear lever 80 with respect to the rotation angle of the rotation member 72 is gradually increased, and the gear lever 80 is rotated at a large ratio in a state where the large-diameter tooth portion 76 and the tooth portion 85 are engaged and rotated. Then, when the operation knob 10 is rotated to the position of the FOOT-DEF display 15d, the gear lever 80 is rotated by an angle α10 to operate the inner wire 91a, and the damper for changing the wind direction becomes the position of FOOT-DEF. It is designed to blow air toward the windshield.
[0064]
When the operation knob 10 is further rotated clockwise to the position of the DEF display 15e, the terminal tooth portion 77 and the tooth portion 86 are engaged with each other, and the gear lever 80 is rotated counterclockwise in FIG. At this time, the rotation angle of the gear lever 80 with respect to the rotation angle of the rotation member 72 gradually decreases, the gear lever 80 rotates by an angle α11 to operate the inner wire 91a, and the damper that changes the wind direction becomes the position of DEF, to the feet. The air is stopped and the air is directed only toward the windshield.
[0065]
On the other hand, when the operation knob 10 is rotated counterclockwise from the neutral position, the intermediate tooth portion 75 of the rotation member 72 and the tooth portion 84 of the driven gear portion 82 are engaged with each other, and subsequently. The small diameter tooth portion 74 and the tooth portion 83 mesh with each other, and the gear lever 80 rotates clockwise in FIG. At this time, the rotation angle of the gear lever 80 with respect to the rotation angle of the rotation member 72 gradually decreases, and the small-diameter tooth portion 74 and the tooth portion 83 are rotated at a small rate in a state where they are engaged with each other and rotated. At this time, when the FOOT-FACE display 15b is rotated, the gear lever 80 is rotated by an angle α8 to actuate the inner wire 91a, and the damper for changing the wind direction becomes the FOOT-FACE position in the foot and face direction. It is designed to blow air. When the operation knob 10 is further rotated counterclockwise to the position of the FACE display 15a, the gear lever 80 is further rotated clockwise at a small rate, and the gear lever 80 is further rotated by an angle α9 to move the inner wire 91a. The damper that changes the wind direction becomes the FACE position, stops blowing air to the feet and blows air only in the face direction.
[0066]
Therefore, as is clear from the above embodiments, the present invention can be achieved by appropriately changing the distance from the rotation center of each tooth of the gear portion and the number of teeth according to the state of the desired rotation angle of the gear lever. The same effect as in the embodiment can be obtained.
[0067]
【The invention's effect】
As described above, according to the heater control device of the present invention, the operating knob that is rotated, the rotating member that is rotated integrally with the operating knob and formed with the driving gear portion, A gear member having a driven gear portion that meshes with the gear portion of the rotating member, a connecting member that connects the gear member to the air conditioner side, the operation knob, and the operation knob are disposed. And a display board provided with a display unit for indicating a moving position. , The display portion of the display plate is arranged around the operation knob at equal intervals, and the distance from the rotation center of each tooth formed on the gear portion is set to the neutral position of the operation knob in the display portion of the display plate. The transmission ratio to the gear member is changed with respect to a certain angle rotation of the operation knob according to the display portion of the display plate by changing the operation knob at a predetermined angle from the rotation direction to the rotation direction of the operation knob. Change it at a predetermined angle toward the rotation direction of In the heater control device configured to drive the air conditioner side member according to the rotation of the operation knob, the teeth of the gear portion of the rotation member are operated from the neutral position of the operation knob in the display portion of the display plate. The distance from the rotation center is increased toward one side in the rotation direction of the knob, and the distance from the rotation center is decreased from the neutral position of the operation knob to the other side in the rotation direction of the operation knob. Forming teeth Therefore, the rotation range of the operation knob can be made uniform without increasing the number of parts with a simple structure.
[0068]
That is, A simple structure in which the right and left gears with different distances from the rotation center of the rotating member are provided on the left and right sides with respect to the rotating direction of the operating knob from the neutral position of the operating knob on the display section of the display board. Even if there is a difference between the rotation angle and the rotation angle on the other side, the mode intervals on the operation knob side can be made uniform.
[0069]
Further, the gear portion of the rotating member forms a tooth with a small distance from the rotation center at the central portion where the operation knob is a neutral position in the display portion of the display panel, and the distance from the rotation center on both sides of the central portion. If the teeth that increase are formed, the expansion / contraction amount of the connecting member with respect to the rotation amount of the gear member can be corrected even if the amount of expansion / contraction of the connection member is large in the vicinity of the center and decreases with increasing distance from the center. The mode interval on the operation knob side can be made uniform.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a heater control device of the present invention.
2 is a plan view of FIG. 1. FIG.
FIGS. 3A and 3B show a rotating member and a gear lever of the first embodiment, wherein FIG. 3A is a gear portion of the rotating member, and FIG. 3B is a partially sectional side view showing a relationship between the rotating member and the gear lever. FIG.
FIGS. 4A and 4B are enlarged views showing a state where the gear portion of the rotating member of the first embodiment is engaged, wherein FIG. 4A is an engagement state of the left intermediate tooth portion, and FIG. 4B is an engagement state of the right intermediate tooth portion;
5A and 5B show a rotating member and a gear lever of a second embodiment, wherein FIG. 5A is a gear portion of the rotating member, and FIG. 5B is a partially sectional side view showing a relationship between the rotating member and the gear lever. FIG.
FIG. 6 is a rear view of a heater control device according to a third embodiment.
FIG. 7 is a view of a rotation range of a gear lever according to a third embodiment as viewed from an operation knob side.
FIG. 8 is an enlarged view of FIG. 7 and shows a meshing relationship of gear portions.
FIG. 9 is a front view of a heater control device according to a conventional example.
FIG. 10 is a plan view of FIG. 9;
11A is a diagram showing the relationship between the rotation range of the gear lever of the temperature control device of the conventional embodiment and the amount of expansion and contraction of the connecting member, and FIG. 11B is the rotation of the gear lever of the blowing mode switching device of the conventional embodiment. It is the figure which showed the moving range.
[Explanation of symbols]
3 Temperature controller
4,71 Blower mode switching device
9, 10 Operation knob
30, 50, 72 Rotating member
31, 51, 73 Gear part
40, 60, 80 Gear member (gear lever)
41, 61, 82 Driven gear
49, 67, 91 Connecting member (wire cable)

Claims (2)

回動操作される操作ノブと、
該操作ノブと一体的に回動し駆動用のギヤー部が形成された回動部材と、
該回動部材のギヤー部に噛合する被駆動用のギヤー部が形成されたギヤー部材と、
該ギヤー部材と空調装置側を連結する連結部材と、
前記操作ノブを配設し、前記操作ノブの回動位置を指示する表示部が設けられた表示板とを備え
前記表示板の表示部を等間隔に前記操作ノブの周囲に配設し、
前記ギヤー部に形成された個々の歯の回転中心からの距離を前記表示板の表示部における前記操作ノブの中立位置から前記操作ノブの回動方向に向けて所定角度で変化させ、前記表示板の表示部に応じた前記操作ノブの一定の角度回動に対して、前記ギヤー部材への伝達比を前記操作ノブの回動方向に向けて所定角度で変化させ、
前記操作ノブの回動に応じて空調装置側部材を駆動するようにしたヒーターコントロール装置において、
前記回動部材のギヤー部の歯を前記表示板の表示部における前記操作ノブの中立位置から前記操作ノブの回動方向の一方側に向けて回転中心からの距離が大きくなるように形成し、前記操作ノブの中立位置から前記操作ノブの回動方向の他方側に回転中心からの距離が小さくなる歯を形成したことを特徴とするヒーターコントロール装置。
An operation knob to be rotated,
A rotating member that rotates integrally with the operation knob and has a driving gear portion;
A gear member formed with a driven gear portion that meshes with the gear portion of the rotating member;
A connecting member for connecting the gear member and the air conditioner side;
The operation knob is provided, and a display plate provided with a display unit that indicates a rotation position of the operation knob ,
The display part of the display board is arranged around the operation knob at equal intervals,
Changing the distance from the rotation center of each tooth formed in the gear part at a predetermined angle from the neutral position of the operation knob in the display part of the display board toward the rotation direction of the operation knob, With respect to a constant angle rotation of the operation knob according to the display unit, the transmission ratio to the gear member is changed at a predetermined angle toward the rotation direction of the operation knob,
In the heater control device that drives the air conditioner side member according to the rotation of the operation knob,
The teeth of the gear part of the rotating member are formed so that the distance from the rotation center increases from the neutral position of the operation knob in the display part of the display plate toward one side of the rotation direction of the operation knob, The heater control device according to claim 1, wherein a tooth having a small distance from the rotation center is formed on the other side of the rotation direction of the operation knob from a neutral position of the operation knob .
回動操作される操作ノブと、An operation knob to be rotated,
該操作ノブと一体的に回動し駆動用のギヤー部が形成された回動部材と、A rotating member that rotates integrally with the operation knob and has a driving gear portion;
該回動部材のギヤー部に噛合する被駆動用のギヤー部が形成されたギヤー部材と、A gear member formed with a driven gear portion that meshes with the gear portion of the rotating member;
該ギヤー部材と空調装置側を連結する連結部材と、A connecting member for connecting the gear member and the air conditioner side;
前記操作ノブを配設し、前記操作ノブの回動位置を指示する表示部が設けられた表示板とを備え、The operation knob is provided, and a display plate provided with a display unit that indicates a rotation position of the operation knob,
前記表示板の表示部を等間隔に前記操作ノブの周囲に配設し、The display part of the display board is arranged around the operation knob at equal intervals,
前記ギヤー部に形成された個々の歯の回転中心からの距離を前記表示板の表示部における前記操作ノブの中立位置から前記操作ノブの回動方向に向けて所定角度で変化させ、前記表示板の表示部に応じた前記操作ノブの一定の角度回動に対して、前記ギヤー部材への伝達比を前記操作ノブの回動方向に向けて所定角度で変化させ、Changing the distance from the rotation center of each tooth formed in the gear part at a predetermined angle from the neutral position of the operation knob in the display part of the display board toward the rotation direction of the operation knob, With respect to a constant angle rotation of the operation knob according to the display unit, the transmission ratio to the gear member is changed at a predetermined angle toward the rotation direction of the operation knob,
前記操作ノブの回動に応じて空調装置側部材を駆動するようにしたヒーターコントロール装置において、In the heater control device that drives the air conditioner side member according to the rotation of the operation knob,
前記回動部材のギヤー部は、前記操作ノブが前記表示板の表示部における中立位置となる中央部に回転中心からの距離が小さくなる歯を形成し、前記中央部の両側部に回転中心からの距離が大きくなる歯を形成したことを特徴とするヒーターコントロール装置。The gear portion of the rotating member is formed with teeth having a small distance from the rotation center at a central portion where the operation knob is in a neutral position in the display portion of the display plate, and from the rotation center on both sides of the central portion. A heater control device characterized in that teeth having a large distance are formed.
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