JP4108289B2

JP4108289B2 - Scooter type fuel tank arrangement structure

Info

Publication number: JP4108289B2
Application number: JP2001094359A
Authority: JP
Inventors: 勝一八木澤
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2001-03-28
Filing date: 2001-03-28
Publication date: 2008-06-25
Anticipated expiration: 2021-03-28
Also published as: JP2002284070A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はスクータ型車両の燃料タンク配置構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
スクータ型車両には、ヘッドパイプから後下方へアッパフレームを垂下させ、このアッパフレームの下面に沿わせて燃料タンクを配置した比較的大型のものがある。この種のスクータ型車両としては、例えば特開平１０−２０３４５７号公報「自動二輪車」（以下、「従来の技術」と言う。）が知られている。
【０００３】
上記従来の技術は、同公報の図２４に示される通り、ヘッドパイプ３（番号は公報に記載されたものを引用した。以下同じ。）の下部から後下方へメインパイプ６１を垂下させるとともに、ヘッドパイプ３の上部から下方へ左右一対のダウンチューブ６２，６２を垂下させ、これらダウンチューブ６２，６２の下端を後方へ延ばしてメインパイプ６１に結合するというものである。左右のダウンチューブ６２，６２の前部は、車幅中央を通るメインパイプ６１を跨ぐように垂下する。
【０００４】
さらに上記従来の技術は、同公報の図４、図８及び図２４に示される通り、メインパイプ６１（アッパフレームに相当する。）及び左右のダウンチューブ６２，６２で囲んだ空間部を設け、この空間部にメインパイプ６１及びダウンチューブ６２，６２に沿って燃料タンク８を配置したスクータ型車両に関する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところでスクータ型車両は、上記従来の技術の同公報の図８に示される通り、フロア部に燃料タンク８を配置するものはあるが、フレーム剛性を上げるためにフレームを補強しようとすると、燃料タンク８を配置するスペースが限られてくる。一方で、大型のスクータ型車両はフレーム剛性が要求される上、走行距離を増すためには、燃料タンクの容量もできるだけ増すことが求められている。
【０００６】
そこで本発明の目的は、車体フレームの剛性を確保しながら、車体フレームの配置を工夫し、限られたスペースを有効に利用することで、燃料タンクの容量をより増すことができる技術を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項１は、ヘッドパイプから後下方へ左右一対のアッパフレームを垂下させ、これら一対のアッパフレームの下方でヘッドパイプから下方へ左右一対のダウンチューブを垂下させ、これらダウンチューブの下端を後方へ延ばして一対のアッパフレームの下部に結合することで、一対のアッパフレーム及び一対のダウンチューブで囲んだ側面視略三角形状の空間部を設け、この空間部にアッパフレーム及びダウンチューブに沿って前上がり先細り状の燃料タンクを配置し、この燃料タンクの下部を膨出させるとともに、ダウンチューブの下方に位置する着脱可能なアンダフレームで覆ったスクータ型車両の燃料タンク配置構造である。
【０００８】
左右一対のアッパフレーム並びに左右一対のダウンチューブにより、前上が先細り状の側面視略三角形状の空間部を設けたので、フレーム剛性は向上するが、空間部は側面視略三角形状のために収納スペースが小さくなる。
【０００９】
この前上部分の空間部分を有効利用するために、燃料タンクの前上部分を先細り状に形成した。その分、燃料タンクの容量を増すことができる。さらには、一対のアッパフレームを左右に配置したので、フレーム剛性が向上するとともに、これらアッパフレーム間のスペースまで燃料タンクの上部を延ばして、タンク容量を増すことができる。さらにまた、燃料タンクの下部を着脱可能なアンダフレームで覆うようにしたので、燃料タンクをダウンチューブより下方へ延ばして容量を増しても、燃料タンクを保護することができる。このように、限られたスペースを最大限利用して、燃料タンクの容量を増すことができる。
また、前上がり先細り状の略三角形状の燃料タンクであるから、重心は下側にある。このような低重心の燃料タンクを搭載することで、自動二輪車の重心を下げることができる。
【００１０】
請求項２は、燃料タンクが、給油口に密閉型キャップを備えるとともに、上部にブリーザ用サブタンクを設けたものであり、このブリーザ用サブタンクに一端を接続したブリーザ用ホースを燃料タンクに沿わせて、アッパフレームとダウンチューブとの間を通したことを特徴とする。
密閉型キャップを備えた給油口よりも上位にブリーザ用サブタンクを設けることで、燃料タンクに給油口のレベルまで給油することができる。給油レベルが上がった分、燃料タンクへの供給量を増すことができる。
【００１１】
請求項３は、ブリーザ用サブタンクに一端を接続したブリーザ用ホースの他端を二股状に分岐したことを特徴とする。
二股状に分岐された他端のうちの一方が詰った場合であっても、他方で通気することができる。この結果、サブタンク内と大気との間の通気性を、より確実に確保することができる。
請求項４では、後部遮熱板は、ラバー製シートであることを特徴とする。その結果、自在に変形可能であり、燃料タンク回りの狭いスペースに合わせて自由に簡単に配置できるとともに、形状を極めて簡素なものとすることができるので安価に製造することができる。
請求項５は、アンダフレームに後部遮熱板を取付けるフックが設けられていることを特徴とする。その結果、ダウンチューブよりも下方位置まで達する大きさに膨出させた燃料タンクの下部を確実に後部遮熱板で覆うことができる。
請求項６では、アンダフレームは、ダウンチューブに沿って延びた左右のサイドメンバと、左右のサイドメンバ間に掛け渡した少なくとも１本以上のクロスメンバと、からなることを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従う。また、図面は符号の向きに見るものとする。
図１は本発明に係る自動二輪車の左側外観図であり、自動二輪車１０が低床式フロア２５を有するスクータ型車両であることを示す。
【００１３】
自動二輪車１０の車体フレーム全体を覆う車体カバー２０は、後述する車体フレームの前部並びに前輪の上部を覆うフロントカウル２１と、フロントカウル２１の上部開口を覆うアッパカバー２２と、フロントカウル２１の後部を覆うインナカバー２３と、インナカバー２３の後端から後方へ延ばし車体フレームの長手中央を覆うセンタカバー２４と、センタカバー２４の下端外縁から外方へ延し運転者の足を載せる低床式フロア２５と、低床式フロア２５の外縁から下方へ延ばしたフロアスカート２６と、センタカバー２４から後方へ延ばし車体フレームの後側部を覆うリヤサイドカバー２７と、リヤサイドカバー２７の後端から後方へ延ばし車体フレームの後部を覆うリヤカバー２８と、からなる。
【００１４】
フロントカウル２１は、上部に透明のウインドスクリーン３１を備える。インナカバー２３は、運転者の脚部前部を覆うレッグシールド９１を備える。
さらに自動二輪車１０は、車体前部にハンドル２０３を備えるとともに、車体後部にシート２０８及びステップホルダ３００を備える。
【００１５】
ハンドル２０３は、グリップ２０３ａ，２０３ａを比較的高くするとともに後方へ引いた形状である。このハンドル２０３をハンドルカバー１０１で覆うようにした。ハンドルカバー１０１は、ハンドル２０３の左右の下部を覆う下部ハンドルカバー１０２と、ハンドル２０３の上部を覆う上部ハンドルカバー１０３とからなる。
【００１６】
シート２０８は、運転者が座るシート前部２０８ａと乗員が座るシート後部２０８ｂとからなるダブルシートである。ステップホルダ３００は、センタカバー２４の後部に隣接して配置したものであり、乗員が足を載せるピリオンステップ（乗員用ステップ）３１０を格納・露出可能に取付けたものである。
図中、２６１はヘッドランプ、２６２はウインカ、２６３，２６３はミラー、２６４はフロントフェンダ、２６５はシートロック用錠、２６６はリヤエアスポイラ、２６７はテールランプ、２６８はリヤフェンダ、２６９はサブスタンド、３２０はメインスタンドである。
なお、２７１，２７２はマスタシリンダであり、ブレーキレバー２７３，２７４の操作によって制動用液圧を発生するものである。
【００１７】
図２は本発明に係る自動二輪車の右側外観図であり、フロントカウル２１の上部に且つウインドスクリーン３１の後方にメータパネル９２を備えたことを示す。以上の説明から明らかなように、車体前部にウインドスクリーン３１、レッグシールド９１及びメータパネル９２を備えることができる。
さらにこの図は、自動二輪車１０の右側にも、ピリオンステップ３１０を備えるステップホルダ３００を配置したことを示す。２７５は排気用消音器である。
【００１８】
図３は本発明に係る自動二輪車の側面断面図であり、自動二輪車１０を左側方から見たものである。
自動二輪車１０は、車体フレーム１１０と、車体フレーム１１０のヘッドパイプ１１１に左右スイング可能に取付けたフロントフォーク２０１と、フロントフォーク２０１に取付けた前輪２０２と、フロントフォーク２０１に連結した上記ハンドル２０３と、車体フレーム１１０の後部に取付けたエンジン２１１と、エンジン２１１とは独立してエンジン２１１のクランク軸を中心に上下スイング可能な動力伝達機構２１２と、動力伝達機構２１２の後部に取付けた後輪２０５と、車体フレーム１１０に動力伝達機構２１２の後端部を懸架したリヤクッションユニット２０６と、車体フレーム１１０の後部上部に取付けた収納ボックス２０７と、収納ボックス２０７の上に配置し開閉可能に取付けた上記シート２０８とを、主要構成としたスクータ型車両である。
【００１９】
フロントフォーク２０１は、ヘッドパイプ１１１の下方に配置した門型のフォークである。このフロントフォーク２０１の上部並びにヘッドパイプ１１１をフロントカウル２１で覆うようにした。
エンジン２１１は、左右２つのシリンダヘッド２１５を前上方へ向けて若干傾斜し、略水平配置した水冷式２気筒エンジンである。
動力伝達機構２１２は、エンジン２１１の動力を後輪２０５に伝達するようにした、遠心クラッチ付きベルトコンバータ無段変速機である。
【００２０】
収納ボックス２０７は、前後に２個のヘルメットＨｆ，Ｈｒを収納することができるように、車体前後方向に細長いボックスであり、下部ボックス２０７ａとこの下部ボックス２０７ａの後上部に重ね合わせた上部ボックス２０７ｂとからなる。
図中、２８１は収納ボックス２０７の側方に配置されたエアクリーナ、２８２はコネクティングチューブ、２８３は収納ボックス２０７の前方に配置されたエアチャンバ、２８４はスロットルバルブ、２８５はインレットパイプ、２８６はバッテリである。
【００２１】
図４は本発明に係る車体フレームの斜視図であり、車体フレーム１１０は、ヘッドパイプ１１１に連なるフロントフレーム１１２と、フロントフレーム１１２の後部から後方へ延した左右一対のリヤフレーム１１５，１１５とを、溶接にて結合したダブルクレードル型の一体フレームである。ヘッドパイプ１１１はカウルステー用ブラケット１１１ａを備える。
【００２２】
フロントフレーム１１２は、ヘッドパイプ１１１から後下方へ左右一対のアッパフレーム１１３，１１３を垂下させ、これら一対のアッパフレーム１１３，１１３の下方で、ヘッドパイプ１１１から下方へ左右一対のダウンチューブ１１４，１１４を垂下させ、これら一対のダウンチューブ１１４，１１４の下端を後方へ延ばして一対のアッパフレーム１１３，１１３の下端（下部）に結合するとともに、さらに、後上方へ延したものである。
【００２３】
より詳しくは、ヘッドパイプ１１１の上部に左右のアッパフレーム１１３，１１３の前端を結合し、これらのアッパフレーム１１３，１１３を後下方へ延ばし、さらに、これらのアッパフレーム１１３，１１３の下方で、ヘッドパイプ１１１の下部に左右のダウンチューブ１１４，１１４の前端を結合し、これらのダウンチューブ１１４，１１４を下方へ延ばす。
【００２４】
このような構成のフロントフレーム１１２であるから、一対のアッパフレーム１１３，１１３及び一対のダウンチューブ１１４，１１４で囲んだ、側面視略三角形状の空間部Ｓｐ１を設けることができる。従って、フレーム剛性を上げることができる。しかし、この空間部Ｓｐ１は側面視で前上が先細り状を呈するので、狭い空間部である。
さらには、ヘッドパイプ１１１に対して、アッパフレーム１１３，１１３の前端よりも所定高さだけ下がった位置に、ダウンチューブ１１４，１１４の前端を配置する。この結果、空間部Ｓｐ１の前上部分を、より広げることができる。
【００２５】
左のリヤフレーム１１５の前端と右のリヤフレーム１１５の前端との間に、正面視門型の第１クロスメンバ１２１を掛け渡し、左のアッパフレーム１１３の下端と右のアッパフレーム１１３の下端との間に、第２クロスメンバ１２２を掛け渡し、この第２クロスメンバ１２２の車幅中央位置に、エンジン用第１ブラケット１２３を結合する。
【００２６】
左のダウンチューブ１１４における水平部分の後端部と右のダウンチューブ１１４における水平部分の後端部との間に、第３クロスメンバ１２４を掛け渡し、この第３クロスメンバ１２４の車幅中央位置に、エンジン用第２ブラケット１２５を結合し、左右のダウンチューブ１１４，１１４の後端に左右のエンジン用第３ブラケット１２６，１２６を結合する。
【００２７】
左右一対のリヤフレーム１１５，１１５は、一端を左右一対のアッパフレーム１１３，１１３の長手途中に結合するとともに、他端を後方へ延した、縦長断面形状の部材である。ここで、「縦長断面形状」とは、横寸法に比べて縦寸法が大きい断面形状のものを言う。具体的には、リヤフレーム１１５，１１５は縦長矩形断面の角パイプからなる。
【００２８】
本発明は、左右一対のリヤフレーム１１５，１１５間に、３個のクロスメンバ１３１〜１３３を着脱可能に掛け渡したことを特徴とする。具体的には、左右のリヤフレーム１１５，１１５間に、前部リヤクロスメンバ１３１、中部リヤクロスメンバ１３２及び後部リヤクロスメンバ１３３を、前からこの順に掛け渡したものである。
これら３個のクロスメンバ１３１〜１３３は、リヤフレーム１１５，１１５の上面に重ねてボルト止めする。角パイプのリヤフレーム１１５，１１５であるから、３個のクロスメンバ１３１〜１３３を載せた状態で取付けることは容易である。
【００２９】
前部リヤクロスメンバ１３１は正面視門型の部材であり、左右の起立部分から前方へ平面視で後開放Ｕ字状ステー１３１ａを延し、このＵ字状ステー１３１ａの前端にシートヒンジ支持部１３１ｂを結合するとともに、Ｕ字状ステー１３１ａの前端から前方へ延長部材１３１ｃを延し、この延長部材１３１ｃの前端に第１クロスメンバ１２１をボルト止めする。中部リヤクロスメンバ１３２はバー状の部材であり、後部リヤクロスメンバ１３３は平面視で前開放Ｕ字状の部材である。
【００３０】
さらに左右のリヤフレーム１１５，１１５の後部に、左右のクッション用ブラケット１３４，１３４を結合し、左右のリヤフレーム１１５，１１５の後部間に、正面視略Ｕ字状の後下部リヤクロスメンバ１３５を掛け渡し、この後下部リヤクロスメンバ１３５に、左右の搬送用フック１３６，１３６を結合する。
【００３１】
そしてこの図は、上記車体フレーム１１０に左右一対のフロア支持ステー１４１，１４１及びアンダフレーム１４３を着脱可能に取付けるとともに、複数の頭付きピン１４４・・・（・・・は複数を示す。以下同じ。）を取付けたことを示す。
詳しく述べると、左右のフロア支持ステー１４１，１４１は、低床式フロア２５（図１参照）を支持する部材であって、左右のダウンチューブ１１４，１１４のブラケット１４５，１４５，１４６，１４６にボルト止めする部材である。
右のフロア支持ステー１４１は、前端下部にステー１４２を介してエンジン用点火コイル２２６を、ボルト２２７，２２７によって着脱可能に取付けた部材である。ダウンチューブ１１４の下部に取付けた点火コイル２２６は、低床式フロア２５よりも下位に配置することになる。
【００３２】
アンダフレーム１４３は、左右のダウンチューブ１１４，１１４の水平部分間に吊り下げるように掛け渡した部材であって、ダウンチューブ１１４，１１４のブラケット１４６，１４６，１４７，１４７にボルト止めするものである。
このようなアンダフレーム１４３は、ダウンチューブ１１４，１１４の水平部分に沿って延びた左右のサイドメンバ１４３ａ，１４３ａと、サイドメンバ１４３ａ，１４３ａの長手中央部間に掛け渡した中央クロスメンバ１４３ｂと、サイドメンバ１４３ａ，１４３ａの後端間に掛け渡した後部クロスメンバ１４３ｃとからなる。１４８は、後述する燃料タンク用遮熱板を掛け止めるフックである。
【００３３】
頭付きピン１４４・・・は、後述する燃料タンク用遮熱板を掛け止める部材であり、左右のアッパフレーム１１３，１１３並びに左右のダウンチューブ１１４，１１４の外側部及び第１クロスメンバ１２１の前部左右に、計６個設ける。図中、１５１はフロントクロスメンバ、１５２，１５２，１５３はステーである。
【００３４】
図５は本発明に係る車体フレーム、エンジン、動力伝達機構並びにシートの左側面図であり、フロントフレーム１１２の後方に且つ一対のリヤフレーム１１５，１１５の下方に、エンジン２１１及び動力伝達機構２１２を配置し、フロントフレーム１１２と左右のリヤフレーム１１５，１１５（この図では左のみ示す。以下同じ。）との接続部分の近傍に、エンジン２１１を取付けるようにしたことを示す。
【００３５】
具体的には、フロントフレーム１１２の後部で、一対のアッパフレーム１１３，１１３、一対のダウンチューブ１１４，１１４及び一対のリヤフレーム１１５，１１５で囲んだ、側面視略三角形状の空間部Ｓｐ２を設け、この空間部Ｓｐ２にエンジン２１１のシリンダヘッド２１５並びにヘッドカバー２１６を配置し、エンジン用第１ブラケット１２３にエンジン２１１の前部下部を取付け、エンジン用第２ブラケット１２５にエンジン２１１の後部下部を取付け、エンジン用第３ブラケット１２６，１２６にエンジン２１１の後部上部を取付ける。前部・中部リヤクロスメンバ１３１，１３２は、エンジン２１１の上方に配置する。
【００３６】
さらにこの図は、（１）左右のクッション用ブラケット１３４，１３４に左右のリヤクッションユニット２０６，２０６を介して動力伝達機構２１２の後端部を懸架したこと、（２）前部リヤクロスメンバ１３１が、開閉式シート２０８のシートヒンジ２０８ｃを支持する部材を兼ねたことを示す。このようにして、リヤフレーム１１５，１１５でリヤクッションユニット２０６，２０６並びにシート２０８を支持することができる。
【００３７】
図６は本発明に係る自動二輪車の前部下部の側面断面図であり、自動二輪車１０を左側方から見たものであって、想像線にて示す低床式フロア２５の後部にエンジン２１１を配置し、フロア２５の前部にエンジン冷却用ラジエータ２２１を配置し、フロア２５の前部下部に点火コイル２２６を配置し、エンジン２１１とラジエータ２２１との間に燃料タンク２３０を配置したことを示す。
すなわち、ラジエータ２２１は、エンジン２１１より前に且つ左右のダウンチューブ１１４，１１４（この図では左のみ示す。以下同じ。）の前に配置したものである。
【００３８】
エンジン２１１からラジエータ２２１へ冷却液を戻す戻し管２２２は、車幅中央から左寄り（図の手前側）に通したホースである。具体的には、エンジン２１１の液戻し口に接続した戻し管２２２は、左のダウンチューブ１１４の水平部分並びにその前部の垂下部分に沿って延び、ラジエータ２２１の上部ヘッダ２２１ａに接続する。
【００３９】
一方、ラジエータ２２１からエンジン２１１へ冷却液を供給する供給管２２３は、車幅中央から右寄り（図の向う側）に通したホースである。具体的には、ラジエータ２２１の下部ヘッダ２２１ｂに接続した供給管２２３は、右のダウンチューブ１１４（図の向う側）の水平部分に沿って後方へ延び、エンジン２１１の液入口に接続する。２２４はラジエータ用ファンである。
【００４０】
点火コイル２２６は、車幅中央に対し戻し管２２２と反対側の右の位置（図の向う側）に且つラジエータ２２１より前に配置したことを特徴とする。
このようにして、点火コイル２２６を（１）エンジン２１１からの熱影響を受けない位置で、（２）ラジエータ２２１からの排風の熱影響を受けない位置で、（３）戻し管２２２からの熱影響を受けない位置に配置することができる。
【００４１】
燃料タンク２３０は、左右一対のアッパフレーム１１３，１１３及び左右一対のダウンチューブ１１４，１１４で囲んだ、側面視で前上が先細り状を呈する略三角形状の空間部Ｓｐ１に配置する。
このような燃料タンク２３０は、空間部Ｓｐ１を有効利用して配置するために、この図に示すように車体側方から見たときに、アッパフレーム１１３，１１３及びダウンチューブ１１４，１１４に沿って前上がり先細り状になった略三角形状の容器である。すなわち、空間部Ｓｐ１における前上部分の空間部分を有効利用するために、燃料タンク２３０の前上部分を先細り状に形成するとともに、燃料タンク２３０の下部を膨出させた。その分だけ、燃料タンク２３０の容量を増すことができる。
【００４２】
しかも、アッパフレーム１１３，１１３を左右に配置したので、これらアッパフレーム１１３，１１３間のスペースまで燃料タンク２３０の上部を延ばして、容量を増すことができる。
このように、限られたスペースを最大限利用して、燃料タンク２３０の容量を増すことができる。
【００４３】
さらに燃料タンク２３０は容量を増すために、下部をダウンチューブ１１４，１１４よりも下方へ延す。ダウンチューブ１１４，１１４よりも下方へ延びた燃料タンク２３０の下部を、ダウンチューブ１１４，１１４の下方に位置する着脱可能なアンダフレーム１４３で覆うことにより、燃料タンク２３０を保護することができる。このようにして、燃料タンク２３０をダウンチューブ１１４，１１４より下方へ延ばして容量を増すことができる。車体フレーム１１０の下方から空間部Ｓｐ１へ燃料タンク２３０を挿入して取付けた後に、車体フレーム１１０にアンダフレーム１４３を取付けることになる。
また、前上が先細り状の略三角形状の燃料タンク２３０であるから、重心は下側にある。このような低重心の燃料タンク２３０を搭載することで、自動二輪車１０の重心を下げることができる。
【００４４】
図７は本発明における燃料タンク周りの斜視図である。
燃料タンク２３０は、前下半分のタンク下半部２３１と後上半分のタンク上半部２３２とを上下に重ね合わせてフランジ２３３部分を結合することで一体化した容器であり、傾斜した上面２３０ａに給油口２３４、ブリーザ用サブタンク２３５及び燃料供給ポンプ２３６を備える。具体的には、燃料タンク２３０の上部に、ブリーザ用サブタンク２３５、給油口２３４及び燃料供給ポンプ２３６を前上から後下方へこの順に配置する。
【００４５】
フランジ２３３は、上部中央部に１個の取付け孔２３３ａを有するとともに、下部の左右に２個の取付け孔２３３ｂ（この図では左の１個のみ示す。）を有する。給油口２３４は、密閉型キャップ２３７を備える。ブリーザ用サブタンク２３５は、燃料タンク２３０内に連通した小容器である。
【００４６】
このように、給油口２３４に密閉型キャップ２３７を備えるので、燃料タンク２３０にブリーザ用サブタンク２３５を設ける。そして、燃料タンク２３０の上面２３０ａのうち、給油口２３４よりも上位であって略最上部にブリーザ用サブタンク２３５を設け、このブリーザ用サブタンク２３５を介して大気と通気可能にする。この結果、燃料タンク２３０に給油口２３４のレベルまで給油することができる。給油レベルが上がった分、燃料タンク２３０への供給量を増すことができる。
【００４７】
本発明は、エンジン２１１、ラジエータ２２１、戻し管２２２及び供給管２２３（図６参照）からの熱影響を防止するための遮熱板を、符号２４１，２４２，２４３，２４３にて示す４個の部材に分割し、これら分割した遮熱板２４１，２４２，２４３，２４３を燃料タンク２３０の前面、後面、左面及び右面に配置したことを特徴とする。
分割した遮熱板２４１，２４２，２４３，２４３なので、エンジン２１１やラジエータ２２１からの熱影響の度合いを勘案するとともに、燃料タンク２３０の各面の形状に合せて、任意に且つ最小限の大きさに留めることができる。この結果、各遮熱板２４１，２４２，２４３，２４３は比較的小型になり、製造も極めて容易になる。しかも成形用金型が小さくてすみ、材料も少なくてすむので、安価に製造することができる。
【００４８】
燃料タンク２３０の前面を覆う前部遮熱板２４１は、正面から見たときに概ね矩形状を呈する、硬質樹脂等の樹脂製シートである。樹脂製シートからなる前部遮熱板２４１なので形状が極めて簡素なものであり、より安価に製造することができる。
【００４９】
燃料タンク２３０の後面を覆う後部遮熱板２４２は概ね矩形状のラバー製シートであって、上部に左右２個の引掛け孔２４２ａ，２４２ａを有するとともに、下部に１個の引掛け孔２４２ｂを有する。
燃料タンク２３０における左面の下半部及び右面の下半部を覆う左・右遮熱板２４３，２４３は、上部に２個の引掛け孔２４３ａ，２４３ａを有するラバー製シートである。左・右遮熱板２４３，２４３は、燃料タンク２３０と戻し管２２２及び供給管２２３（図６参照）との間に配設されている。このようにして、戻し管２２２及び供給管２２３の熱が燃料タンク２３０に伝わらないようにしている。
このように後部遮熱板２４２及び左・右遮熱板２４３，２４３は、ラバー製シートなので自在に変形可能であり、燃料タンク２３０周りのスペースに合せて自由に配置することができる。しかも、燃料タンク２３０周りの狭いスペースを有効利用して、簡単に配置することができる。さらには、シートからなる後部遮熱板２４２及び左・右遮熱板２４３，２４３なので、形状が極めて簡素なものであり、より安価に製造することができる。
【００５０】
ここで一旦図６に戻って説明を続ける。
前部遮熱板２４１は、ヘッドパイプ１１１から下方へ垂下したダウンチューブ１１４と燃料タンク２３０との間に配置し、フロントクロスメンバ１５１に着脱可能に取付けることで、ラジエータ２２１の導風ガイドを兼ねる部材である。このため、前部遮熱板２４１の上端はラジエータ２２１の上部側へ湾曲し、前部遮熱板２４１の下端はラジエータ２２１の下まで延びる。
このように、前部遮熱板２４１をダウンチューブ１１４と燃料タンク２３０との間に配置するので、前部遮熱板２４１をダウンチューブ２３０に簡単に取付けることができる。従って、前部遮熱板２４１の取付け作業性がよい。
【００５１】
後部遮熱板２４２は、上部を頭付きピン１４４に掛け止めるとともに、下部をフック１４８に掛け止めることで、車体フレーム１１０に着脱可能に取付けることができる。
また、左・右遮熱板２４３，２４３（この図では左のみ示す。）は、上部を頭付きピン１４４・・・に掛け止めることで、車体フレーム１１０に着脱可能に取付けることができる。
【００５２】
以上の説明から明らかなように、分割した遮熱板２４１，２４２，２４３，２４３であるから、車体フレーム１１０（車体）に燃料タンク２３０を取付けた後に各遮熱板２４１，２４２，２４３，２４３を自由に車体フレーム１１０に取付けることができ、取付け作業性がよい。
【００５３】
上述のように、上下重ね合わせ構造の燃料タンク２３０であるから、重ね合わせ部分が、アッパフレーム１１３，１１３、ダウンチューブ１１４，１１４並びにアンダフレーム１４３に当ることはない。その分、空間部Ｓｐ１をより有効に利用することができ、この結果、燃料タンク２３０の容量をより増すことができる。
【００５４】
この図は、ラジエータ２２１の前をフロントロアカバー９３で覆うとともに、ラジエータ２２１及び燃料タンク２３０の下をアンダーカバー９４で覆うようにしたことを示す。
フロントロアカバー９３は、アンダーカバー９４の前端まで延びるとともに、前面に複数のラジエータ用導風口９３ａ・・・を備える。
アンダーカバー９４は、ラジエータ２２１の排風を外部へ排出するために、ファン２２４の下方に排風口９４ａを備える。排風口９４ａは、斜め後を向いた多数のルーバ（整流板）９４ｂ・・・を備える。
【００５５】
さらにこの図は、給油口２３４を通じて燃料タンク２３０へ燃料を供給するときに開ける給油用リッド３３０、及び、エンジン２１１の点火プラグ（図示せず）を点検するときに開ける点検用リッド３６０を、車体カバー２０に備えたことを示す。
【００５６】
図８は図６の８矢視図であり、車体フレーム１１０に燃料タンク２３０を取付けた構造を示す。
車体フレーム１１０は、左右のステー１５２，１５２間に上部ブラケット１５４を掛け渡し、左右のダウンチューブ１１４，１１４に下部ブラケット１５５，１５５を取付けたものである。上部ブラケット１５４に燃料タンク２３０のフランジ２３３の上部をボルト止めするとともに、下部ブラケット１５５，１５５にフランジ２３３の下部をボルト止めすることで、車体フレーム１１０に燃料タンク２３０を着脱可能に取付けることができる。なお、フランジ２３３の上部は上部ブラケット１５４にきつくボルト止めしたものである。
【００５７】
図９は図８の９−９線断面図であり、下部ブラケット１５５にフランジ２３３の下部をゴムブッシュ１５６を介してボルト・ナット１５７にて取付けることで、ラバーマウントしたことを示す。１５８はカラーである。
【００５８】
図１０は自動二輪車の正面断面図であり、（１）車体フレーム１１０並びに燃料タンク２３０を、センタカバー２４と左右のフロア２５，２５と左右のフロアスカート２６，２６とアンダカバー９４とによって覆ったこと、及び（２）左右のダウンチューブ１１４，１１４にフロア支持ステー１４１，１４１を介してフロア２５，２５をボルト止めしたことを示す。
【００５９】
上述のように、頭付きピン１４４・・・に掛け止めた左・右遮熱板２４３，２４３は、燃料タンク２３０の側方に沿って垂下し、燃料タンク２３０の側面とダウンチューブ１１４，１１４との間の隙間を通って延びる。このように、左・右遮熱板２４３，２４３の上部を車体フレーム１１０に掛け止めるだけなので、取付けは簡単である。
左・右遮熱板２４３，２４３の上部は、アッパフレーム１１３，１１３の外面に取付けられ、その下部はダウンチューブ１１４，１１４や戻し管２２２、供給管２２３の内側に配設されている。従って、戻し管２２２及び供給管２２３の熱が燃料タンク２３０に及ばないようにすることができる。
【００６０】
図１１は本発明に係るラジエータ周りの作用図であり、ラジエータ２２１の後方にあるファン２２４は、ラジエータ２２１の前方から風を吸引する。このため、外気は冷却風（車両走行時の走行風を含む）Ｆｃとなってラジエータ用導風口９３ａ・・・へ入り、冷却風通路を流れてラジエータ２２１に入る。
【００６１】
ラジエータ２２１を通った熱気（排風熱気）Ｆｈはファン２２４から吐出され、導風ガイドを兼ねる前部遮熱板２４１によって案内されて下方へ流れを変え、アンダーカバー９４の排風口９４ａから外部へ流出する。
ラジエータ２２１を通った熱気Ｆｈの向きを前部遮熱板２４１にて変えるので、ラジエータ２２１の後方にあるエンジン２１１や燃料タンク２３０への熱気Ｆｈの影響を防止することができる。また、前部遮熱板２４１が導風ガイドを兼ねるので、別異の導風ガイドを設ける必要はない。
【００６２】
図１２は本発明に係る燃料タンクの模式図であり、燃料タンク２３０に給油口２３４の周りを囲うトレー２５１を備え、このトレー２５１に燃料排出用ホース（ドレンホース）２５２の一端２５２ａを接続し、燃料排出用ホース２５２の他端２５２ｂを大気に開放したことを示す。
上述のように、ブリーザ用サブタンク２３５は燃料タンク２３０内に連通している。ブリーザ用サブタンク２３５には、ブリーザ用ホース２５３の一端２５３ａを接続し、ブリーザ用ホース２５３の他端を二股状に分岐させる。
このように、燃料排出用配管材やブリーザ用配管材を安価なホースとしたので、燃料タンク２３０関係のコストダウンを図ることができる。２５４はブリーザ用ホース２５３の他端を分岐させるＴ継手である。
【００６３】
図１３は本発明に係る燃料タンクの給油口周りの背面断面図であり、トレー２５１は、平坦な底２５１ａに上下貫通した筒部２５１ｂを一体に形成した、燃料受け皿である。筒部２５１ｂを給油口２３４に挿入するとともに、底２５１ａの上下両面をセンタカバー２４の給油部分に設けた凹部２４ａの底２４ｂと燃料タンク２３０の上面２３０ａとによって挟み込むことで、トレー２５１を取付けることができる。従って、トレー２５１を取付けるためのボルト等の部材が不要であり、取付けも容易である。２４ｃは給油口貫通孔である。
【００６４】
図１４は本発明に係る車体フレーム並びに燃料タンクの右側外観図であり、トレー２５１は後下方へ延びる排出口２５１ｃを備える。この排出口２５１ｃに燃料排出用ホース２５２の一端２５２ａを接続し、この燃料排出用ホース２５２を右のアッパフレーム１１３に沿って垂下し、アンダカバー９４の後部右端の部分まで延し、他端２５２ｂを下に向ける。
燃料タンク２３０へ給油している最中に、給油口２３４の周辺にこぼれた燃料をトレー２５１で受け、燃料排出用ホース２５２を介して外部に排出することができる。従って、こぼれた燃料で燃料タンクの外面が濡れる心配はない。
【００６５】
一方、ブリーザ用サブタンク２３５は右側方へ延びるブリーザ口２３５ａを備える。このブリーザ口２３５ａにブリーザ用ホース２５３の一端２５３ａを接続し、このブリーザ用ホース２５３を燃料タンク２３０の右側面に沿って後下方へ垂下させる。
すなわちブリーザ用ホース２５３を燃料タンク２３０に沿って、アッパフレーム１１３とダウンチューブ１１４との間を通し、アンダカバー９４の後部右端の部分まで延した後に、二股状に分岐させる。
【００６６】
分岐した一方の他端２５３ｂは、アンダカバー９４の後部左端の部分まで延びて、大気に開放し、分岐した他方の他端２５３ｃは、燃料タンク２３０の後面に沿って一旦上方へ延び、さらに、左のアッパフレーム１１３に沿って後方へ延びて、大気に開放する。従って、２つの他端２５３ｂ，２５３ｃのうちの一方が詰った場合であっても、残りの他方によってブリーザ機能を確保できる。
このようにブリーザ用ホース２５３を、左右のアッパフレーム１１３，１１３及び左右のダウンチューブ１１４，１１４の間を通すとともに、ブリーザ用ホース２５３の少なくとも一部を、燃料タンク２３０の左面や右面よりも側方に延すようにする。
【００６７】
以上の説明をまとめると、▲１▼燃料タンク２３０の上部にブリーザ用サブタンク２３５を設け、▲２▼このブリーザ用サブタンク２３５にブリーザ用ホース２５３の一端２５３ａを接続し、▲３▼このブリーザ用ホース２５３を燃料タンク２３０の右側面よりも更に右まで（又は左側面よりも更に左まで）延した後に、▲４▼これとは反対側へ延し、▲５▼ブリーザ用ホース２５３の他端２５３ｂ，２５３ｃを燃料タンク２３０の左側面よりも更に左に（又は右側面よりも更に右に）配置する。
【００６８】
このようにしたので、自動二輪車１０を左又は右へ横向きの姿勢にしたときに、ブリーザ用ホース２５３の少なくとも一部は、燃料タンク２３０よりも上位になる。従って、横向きの燃料タンク２３０内の燃料が、ブリーザ用サブタンク２３５からブリーザ用ホース２５３を介して外部へ流出する心配はない。
【００６９】
さらには、ブリーザ用ホース２５３の他端を二股状に分岐したので、２つの他端２５３ｂ，２５３ｃのうちの一方が詰った場合であっても、残りの他方で通気することができる。この結果、ブリーザ用サブタンク２３５内と大気との間の通気性を、より確実に確保することができる。
さらにまた、燃料タンク２３０の左面又は右面と、アッパフレーム１１３やダウンチューブ１１４との間にブリーザ用ホース２５３を通すことで、ブリーザ用ホース２５３をアッパフレーム１１３やダウンチューブ１１４で保護することができる。
【００７０】
車体フレーム１１０の下方から空間部Ｓｐ１へ燃料タンク２３０を挿入して取付けることで、燃料タンク２３０を左右のアッパフレーム１１３，１１３及び左右のダウンチューブ１１４，１１４によって保護することができる。
【００７１】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項１は、ヘッドパイプから後下方へ左右一対のアッパフレームを垂下させ、これら一対のアッパフレームの下方でヘッドパイプから下方へ左右一対のダウンチューブを垂下させ、これらダウンチューブの下端を後方へ延ばして一対のアッパフレームの下部に結合することにより、一対のアッパフレーム及び一対のダウンチューブで囲んだ、側面視略三角形状の空間部を設けることができるので、フレーム剛性は向上するが、空間部は側面視で前上が先細り状を呈するので、狭くなる。
【００７２】
そして、この前上部分の狭い空間部分を最大限利用するために、燃料タンクを、アッパフレーム及びダウンチューブに沿って前上がり先細り状となるタンクとして、空間部に配置したので、燃料タンクの容量を増すことができる。さらには、一対のアッパフレームを左右に配置したので、これらアッパフレーム間のスペースまで燃料タンクの上部を延ばして、タンク容量を増すことができる。さらにまた、燃料タンクの下部を、側面視にてダウンチューブよりも下方位置まで達する大きさに膨出させたので、その分だけ、燃料タンクの容量を増すことができる。
その上、ダウンチューブよりも下方位置まで達する大きさに膨出させた燃料タンクの下部を着脱可能なアンダフレームで覆うようにしたので、燃料タンクをダウンチューブより下方へ延ばして容量を増しても、燃料タンクを保護することができる。このように、限られたスペースを最大限利用して、燃料タンクの容量を増すことができる。
【００７３】
また、前上がり先細り状の略三角形状の燃料タンクであるから、重心は下側にある。このような低重心の燃料タンクを搭載することで、自動二輪車の重心を下げることができる。
また、膨出した部分の後面を覆う後部遮熱板が配置されているので、燃料タンクの下部の膨出した部分へのエンジンからの熱影響の度合いを軽減することができる。
【００７４】
請求項２は、燃料タンクにおいて、密閉型キャップを備えた給油口よりも上位にブリーザ用サブタンクを設けることで、燃料タンクに給油口のレベルまで給油することができる。給油レベルが上がった分、燃料タンクへの供給量を増すことができる。
また、ブリーザ用サブタンクに一端を接続したブリーザ用ホースを燃料タンクに沿わせて、且つ、左右のアッパフレームの間及び左右のダウンチューブの間を通したので、燃料タンクの下を覆うようにしたアンダカバーの後部右端の部分まで延した後に、大気に開放することができる。
【００７５】
請求項３は、ブリーザ用サブタンクに一端を接続したブリーザ用ホースの他端を二股状に分岐したので、２つの他端のうちの一方が詰った場合であっても、残りの他方で通気することができる。この結果、サブタンク内と大気との間の通気性を、より確実に確保することができる。
請求項４では、後部遮熱板は、ラバー製シートとしたので、自在に変形可能であり、燃料タンク回りの狭いスペースに合わせて自由に簡単に配置できるとともに、形状を極めて簡素なものとすることができるので安価に製造することができる。
請求項５は、アンダフレームに後部遮熱板を取付けるフックが設けられているので、ダウンチューブよりも下方位置まで達する大きさに膨出させた燃料タンクの下部を確実に後部遮熱板で覆うことができる。
請求項６では、アンダフレームは、ダウンチューブに沿って延びた左右のサイドメンバと、左右のサイドメンバ間に掛け渡した少なくとも１本以上のクロスメンバと、からなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る自動二輪車の左側外観図
【図２】本発明に係る自動二輪車の右側外観図
【図３】本発明に係る自動二輪車の側面断面図
【図４】本発明に係る車体フレームの斜視図
【図５】本発明に係る車体フレーム、エンジン、動力伝達機構並びにシートの左側面図
【図６】本発明に係る自動二輪車の前部下部の側面断面図
【図７】本発明における燃料タンク周りの斜視図
【図８】図６の８矢視図
【図９】図８の９−９線断面図
【図１０】自動二輪車の正面断面図
【図１１】本発明に係るラジエータ周りの作用図
【図１２】本発明に係る燃料タンクの模式図
【図１３】本発明に係る燃料タンクの給油口周りの背面断面図
【図１４】本発明に係る車体フレーム並びに燃料タンクの右側外観図
【符号の説明】
１０…スクータ型車両（自動二輪車）、１１０…車体フレーム、１１１…ヘッドパイプ、１１３…アッパフレーム、１１４…ダウンチューブ、１４３…アンダフレーム、２３０…燃料タンク、２３４…給油口、２３５…ブリーザ用サブタンク、２３７…密閉型キャップ、２５３…ブリーザ用ホース、２５３ａ…ブリーザ用ホースの一端、２５３ｂ…ブリーザ用ホースの一方の他端、２５３ｃ…ブリーザ用ホースの他方の他端、Ｓｐ１…空間部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fuel tank arrangement structure for a scooter type vehicle.
[0002]
[Prior art]
Some scooter type vehicles have a relatively large size in which an upper frame is suspended downward from a head pipe and a fuel tank is disposed along the lower surface of the upper frame. As this type of scooter type vehicle, for example, Japanese Unexamined Patent Publication No. 10-203457 “Motorcycle” (hereinafter referred to as “conventional technology”) is known.
[0003]
In the above conventional technique, as shown in FIG. 24 of the publication, the main pipe 61 is suspended downward from the lower part of the head pipe 3 (the numbers are those cited in the publication. The same applies hereinafter), A pair of left and right down tubes 62, 62 are suspended downward from the upper part of the head pipe 3, and the lower ends of these down tubes 62, 62 are extended rearward and coupled to the main pipe 61. The front portions of the left and right down tubes 62, 62 hang down so as to straddle the main pipe 61 passing through the center of the vehicle width.
[0004]
Further, the conventional technique is provided with a space surrounded by a main pipe 61 (corresponding to an upper frame) and left and right down tubes 62, 62 as shown in FIGS. The present invention relates to a scooter type vehicle in which a fuel tank 8 is arranged along a main pipe 61 and down tubes 62 and 62 in this space.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, some scooter type vehicles have a fuel tank 8 arranged on the floor as shown in FIG. 8 of the above-mentioned prior art. However, if the frame is reinforced to increase the rigidity of the frame, the fuel tank The space for arranging 8 is limited. On the other hand, a large scooter type vehicle is required to have frame rigidity, and in order to increase the travel distance, the capacity of the fuel tank is required to be increased as much as possible.
[0006]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a technology capable of further increasing the capacity of the fuel tank by devising the arrangement of the vehicle body frame and effectively utilizing the limited space while ensuring the rigidity of the vehicle body frame. There is.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the first aspect of the present invention includes a pair of left and right upper frames hanging downward from the head pipe, and a pair of left and right down tubes hanging downward from the head pipe below the pair of upper frames. By extending the lower end of the down tube to the rear and coupling it to the lower part of the pair of upper frames, a space portion having a substantially triangular shape in side view surrounded by the pair of upper frames and the pair of down tubes is provided. And a fuel tank arrangement of a scooter type vehicle in which a taper-shaped fuel tank that rises forward is arranged along the down tube, and a lower part of the fuel tank is bulged and covered with a detachable underframe located below the down tube Structure.
[0008]
A pair of left and right upper frames and a pair of left and right down tubes provide a substantially triangular space portion with a tapered front view on the front, so that the frame rigidity is improved, but the space portion has a substantially triangular shape when viewed from the side. Storage space is reduced.
[0009]
In order to effectively use the space portion of the front upper portion, the front upper portion of the fuel tank is tapered. Accordingly, the capacity of the fuel tank can be increased. Furthermore, since the pair of upper frames are arranged on the left and right, the frame rigidity is improved and the upper part of the fuel tank can be extended to the space between the upper frames to increase the tank capacity. Furthermore, since the lower part of the fuel tank is covered with a detachable underframe, the fuel tank can be protected even if the fuel tank is extended below the down tube to increase the capacity. In this way, the capacity of the fuel tank can be increased by making maximum use of the limited space.
In addition, since the fuel tank has a substantially triangular shape and is tapered forward, the center of gravity is on the lower side. By installing such a low center of gravity fuel tank, the center of gravity of the motorcycle can be lowered.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, the fuel tank has a hermetically sealed cap at the fuel filler opening, and a breather sub-tank is provided on the upper part. A breather hose having one end connected to the breather sub-tank is disposed along the fuel tank. , It is characterized by passing between the upper frame and the down tube.
By providing the breather sub-tank above the fuel filler port provided with the hermetic cap, the fuel tank can be fueled up to the level of the fuel filler port. The amount supplied to the fuel tank can be increased by the increase in the fuel supply level.
[0011]
  According to a third aspect of the present invention, the other end of the breather hose having one end connected to the breather sub-tank is bifurcated.
  Even when one of the other ends branched in a bifurcated manner is clogged, the other can be ventilated. As a result, the air permeability between the sub tank and the atmosphere can be more reliably ensured.
  According to a fourth aspect of the present invention, the rear heat shield is a rubber sheet. As a result, it can be freely deformed, can be easily and easily arranged in a narrow space around the fuel tank, and can be manufactured at low cost because the shape can be extremely simple.
  According to a fifth aspect of the present invention, a hook for attaching the rear heat shield plate to the underframe is provided. As a result, the lower part of the fuel tank bulged to reach a position below the down tube can be reliably covered with the rear heat shield.
  According to a sixth aspect of the present invention, the underframe includes left and right side members extending along the down tube and at least one cross member spanned between the left and right side members.The
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. Note that “front”, “rear”, “left”, “right”, “upper”, and “lower” follow the direction seen from the driver. The drawings are viewed in the direction of the reference numerals.
FIG. 1 is a left external view of a motorcycle according to the present invention, and shows that the motorcycle 10 is a scooter type vehicle having a low floor type floor 25.
[0013]
A body cover 20 that covers the entire body frame of the motorcycle 10 includes a front cowl 21 that covers a front portion of the body frame and an upper portion of the front wheel, which will be described later, an upper cover 22 that covers an upper opening of the front cowl 21, and a rear portion of the front cowl 21. An inner cover 23 that covers the vehicle body, a center cover 24 that extends rearward from the rear end of the inner cover 23 to cover the longitudinal center of the vehicle body frame, and a low-floor type that extends outward from the lower edge of the center cover 24 and rests the driver's feet. A floor 25, a floor skirt 26 extending downward from the outer edge of the low floor type floor 25, a rear side cover 27 extending rearward from the center cover 24 and covering the rear side portion of the vehicle body frame, and rearward from the rear end of the rear side cover 27 And a rear cover 28 covering the rear part of the extended body frame.
[0014]
The front cowl 21 includes a transparent wind screen 31 at the top. The inner cover 23 includes a leg shield 91 that covers the front part of the driver's legs.
The motorcycle 10 further includes a handle 203 at the front of the vehicle body and a seat 208 and a step holder 300 at the rear of the vehicle body.
[0015]
The handle 203 has a shape in which the grips 203a and 203a are made relatively high and pulled backward. The handle 203 was covered with the handle cover 101. The handle cover 101 includes a lower handle cover 102 that covers the left and right lower portions of the handle 203 and an upper handle cover 103 that covers the upper portion of the handle 203.
[0016]
The seat 208 is a double seat composed of a seat front portion 208a where a driver sits and a seat rear portion 208b where an occupant sits. The step holder 300 is disposed adjacent to the rear portion of the center cover 24, and is provided with a pillion step (passenger step) 310 on which a rider puts his / her foot so as to be stored and exposed.
In the figure, 261 is a headlamp, 262 is a blinker, 263 and 263 are mirrors, 264 is a front fender, 265 is a seat lock lock, 266 is a rear air spoiler, 267 is a tail lamp, 268 is a rear fender, 269 is a sub stand, 320 Is the main stand.
Reference numerals 271 and 272 denote master cylinders, which generate braking hydraulic pressure by operating the brake levers 273 and 274.
[0017]
FIG. 2 is a right external view of the motorcycle according to the present invention, and shows that a meter panel 92 is provided at the upper part of the front cowl 21 and at the rear of the wind screen 31. As is clear from the above description, the wind screen 31, the leg shield 91, and the meter panel 92 can be provided at the front of the vehicle body.
Furthermore, this figure shows that the step holder 300 including the pillion step 310 is also arranged on the right side of the motorcycle 10. Reference numeral 275 denotes an exhaust silencer.
[0018]
FIG. 3 is a side sectional view of the motorcycle according to the present invention, and the motorcycle 10 is viewed from the left side.
The motorcycle 10 includes a body frame 110, a front fork 201 attached to the head pipe 111 of the body frame 110 so as to be able to swing left and right, a front wheel 202 attached to the front fork 201, the handle 203 connected to the front fork 201, An engine 211 attached to the rear part of the body frame 110, a power transmission mechanism 212 that can swing up and down around the crankshaft of the engine 211 independently of the engine 211, and a rear wheel 205 attached to the rear part of the power transmission mechanism 212, The rear cushion unit 206 in which the rear end portion of the power transmission mechanism 212 is suspended from the vehicle body frame 110, the storage box 207 attached to the rear upper part of the vehicle body frame 110, and the above-described arrangement that is disposed on the storage box 207 and can be opened and closed. The seat 208 is a main component. Over a data-type vehicle.
[0019]
The front fork 201 is a gate-type fork arranged below the head pipe 111. The upper portion of the front fork 201 and the head pipe 111 are covered with the front cowl 21.
The engine 211 is a water-cooled two-cylinder engine in which the two left and right cylinder heads 215 are slightly inclined toward the front upper direction and are arranged substantially horizontally.
The power transmission mechanism 212 is a belt converter continuously variable transmission with a centrifugal clutch that transmits the power of the engine 211 to the rear wheel 205.
[0020]
The storage box 207 is a box elongated in the front-rear direction of the vehicle body so that two helmets Hf and Hr can be stored in the front and rear, and the upper box 207b superimposed on the rear upper part of the lower box 207a and the lower box 207a. It consists of.
In the figure, 281 is an air cleaner disposed on the side of the storage box 207, 282 is a connecting tube, 283 is an air chamber disposed in front of the storage box 207, 284 is a throttle valve, 285 is an inlet pipe, and 286 is a battery. is there.
[0021]
FIG. 4 is a perspective view of the vehicle body frame according to the present invention. The vehicle body frame 110 includes a front frame 112 connected to the head pipe 111 and a pair of left and right rear frames 115 and 115 extending rearward from the rear portion of the front frame 112. It is a double cradle type integrated frame joined by welding. The head pipe 111 includes a cowl stay bracket 111a.
[0022]
The front frame 112 hangs a pair of left and right upper frames 113, 113 rearward and downward from the head pipe 111, and a pair of left and right down tubes 114, 114 downward from the head pipe 111 below the pair of upper frames 113, 113. The lower ends of the pair of down tubes 114 and 114 are extended rearward to be coupled to the lower ends (lower portions) of the pair of upper frames 113 and 113, and further extended rearward and upward.
[0023]
More specifically, the front ends of the left and right upper frames 113 and 113 are coupled to the upper portion of the head pipe 111, the upper frames 113 and 113 are extended rearward and downward, and further, the heads are disposed below the upper frames 113 and 113. The front ends of the left and right down tubes 114 and 114 are coupled to the lower portion of the pipe 111, and the down tubes 114 and 114 extend downward.
[0024]
Since the front frame 112 has such a configuration, it is possible to provide a space portion Sp1 that is surrounded by the pair of upper frames 113 and 113 and the pair of down tubes 114 and 114 and has a substantially triangular shape in side view. Accordingly, the frame rigidity can be increased. However, this space portion Sp1 is a narrow space portion because the front upper portion is tapered in a side view.
Further, the front ends of the down tubes 114 and 114 are arranged at positions lower than the front ends of the upper frames 113 and 113 by a predetermined height with respect to the head pipe 111. As a result, the front upper portion of the space Sp1 can be further expanded.
[0025]
Between the front end of the left rear frame 115 and the front end of the right rear frame 115, a front-view type first cross member 121 is spanned, and the lower end of the left upper frame 113 and the lower end of the right upper frame 113 are The second cross member 122 is spanned between the two, and the engine first bracket 123 is coupled to the center position of the second cross member 122 in the vehicle width direction.
[0026]
A third cross member 124 is bridged between the rear end portion of the horizontal portion of the left down tube 114 and the rear end portion of the horizontal portion of the right down tube 114, and the vehicle width center position of the third cross member 124 is determined. In addition, the second bracket for engine 125 is coupled, and the left and right third engine brackets 126, 126 are coupled to the rear ends of the left and right down tubes 114, 114, respectively.
[0027]
The pair of left and right rear frames 115 and 115 is a member having a vertically long cross-sectional shape in which one end is coupled to the middle of the pair of left and right upper frames 113 and 113 and the other end extends rearward. Here, the “longitudinal cross-sectional shape” means a cross-sectional shape having a vertical dimension larger than the horizontal dimension. Specifically, the rear frames 115 and 115 are formed of square pipes having a vertically long rectangular cross section.
[0028]
The present invention is characterized in that three cross members 131 to 133 are detachably spanned between a pair of left and right rear frames 115, 115. Specifically, a front rear cross member 131, a middle rear cross member 132, and a rear rear cross member 133 are spanned in this order from the front between the left and right rear frames 115, 115.
These three cross members 131 to 133 are overlapped with the upper surfaces of the rear frames 115 and 115 and bolted. Since the rear frames 115 and 115 are square pipes, it is easy to mount the three cross members 131 to 133 in a mounted state.
[0029]
The front rear cross member 131 is a frontal portal-type member, and extends a rear opening U-shaped stay 131a in a plan view from the left and right standing parts, and a seat hinge support portion at the front end of the U-shaped stay 131a. In addition to coupling 131b, an extension member 131c extends forward from the front end of the U-shaped stay 131a, and the first cross member 121 is bolted to the front end of the extension member 131c. The middle rear cross member 132 is a bar-shaped member, and the rear rear cross member 133 is a front-open U-shaped member in plan view.
[0030]
Further, left and right cushion brackets 134, 134 are coupled to the rear portions of the left and right rear frames 115, 115, and a rear lower rear cross member 135 having a substantially U-shape in front view is interposed between the rear portions of the left and right rear frames 115, 115. After that, the left and right transport hooks 136 and 136 are coupled to the lower rear cross member 135.
[0031]
In this figure, a pair of left and right floor support stays 141 and 141 and an underframe 143 are detachably attached to the vehicle body frame 110, and a plurality of headed pins 144... .) Is installed.
More specifically, the left and right floor support stays 141 and 141 are members that support the low floor type floor 25 (see FIG. 1), and are bolted to the brackets 145, 145, 146, and 146 of the left and right down tubes 114 and 114, respectively. It is a member to be stopped.
The right floor support stay 141 is a member in which an engine ignition coil 226 is detachably attached to the lower portion of the front end via a stay 142 with bolts 227 and 227. The ignition coil 226 attached to the lower part of the down tube 114 is disposed below the low floor type floor 25.
[0032]
The underframe 143 is a member suspended so as to be hung between the horizontal portions of the left and right down tubes 114 and 114 and is bolted to the brackets 146, 146, 147 and 147 of the down tubes 114 and 114. .
Such an underframe 143 includes left and right side members 143a, 143a extending along the horizontal portion of the down tubes 114, 114, and a central cross member 143b spanned between the longitudinal center portions of the side members 143a, 143a, It consists of a rear cross member 143c spanned between the rear ends of the side members 143a and 143a. Reference numeral 148 denotes a hook that holds a heat shield plate for a fuel tank, which will be described later.
[0033]
The headed pins 144... Are members for holding a heat shield plate for a fuel tank, which will be described later, and the outer portions of the left and right upper frames 113, 113 and the left and right down tubes 114, 114 and the front of the first cross member 121. A total of six are provided on the left and right of the unit. In the figure, 151 is a front cross member, and 152, 152, and 153 are stays.
[0034]
FIG. 5 is a left side view of the vehicle body frame, engine, power transmission mechanism, and seat according to the present invention. The engine 211 and the power transmission mechanism 212 are disposed behind the front frame 112 and below the pair of rear frames 115, 115. It shows that the engine 211 is mounted in the vicinity of the connection portion between the front frame 112 and the left and right rear frames 115, 115 (only shown on the left in the figure, the same applies hereinafter).
[0035]
Specifically, a space portion Sp2 having a substantially triangular shape in side view is provided at the rear portion of the front frame 112 and surrounded by the pair of upper frames 113 and 113, the pair of down tubes 114 and 114, and the pair of rear frames 115 and 115. The cylinder head 215 and the head cover 216 of the engine 211 are disposed in the space Sp2, the front lower portion of the engine 211 is attached to the first bracket 123 for the engine, and the rear lower portion of the engine 211 is attached to the second bracket 125 for the engine. The rear upper part of the engine 211 is attached to the third brackets 126, 126 for the engine. The front and middle rear cross members 131 and 132 are disposed above the engine 211.
[0036]
Further, (1) the rear end of the power transmission mechanism 212 is suspended from the left and right cushion brackets 134, 134 via the left and right rear cushion units 206, 206, and (2) the front rear cross member 131. Indicates that it also serves as a member that supports the seat hinge 208c of the openable seat 208. In this way, the rear cushion units 206 and 206 and the seat 208 can be supported by the rear frames 115 and 115.
[0037]
FIG. 6 is a side sectional view of the front lower portion of the motorcycle according to the present invention, as seen from the left side of the motorcycle 10, and the engine 211 is installed at the rear of the low floor type floor 25 shown by an imaginary line. The engine cooling radiator 221 is disposed at the front portion of the floor 25, the ignition coil 226 is disposed at the lower front portion of the floor 25, and the fuel tank 230 is disposed between the engine 211 and the radiator 221. .
In other words, the radiator 221 is disposed in front of the engine 211 and in front of the left and right down tubes 114 and 114 (shown only on the left in the figure, the same applies hereinafter).
[0038]
The return pipe 222 that returns the coolant from the engine 211 to the radiator 221 is a hose that passes from the center of the vehicle width to the left (front side in the figure). Specifically, the return pipe 222 connected to the liquid return port of the engine 211 extends along the horizontal portion of the left down tube 114 and the drooping portion of the front portion thereof, and is connected to the upper header 221a of the radiator 221.
[0039]
On the other hand, the supply pipe 223 that supplies the coolant from the radiator 221 to the engine 211 is a hose that passes from the center of the vehicle width to the right (the side in the figure). Specifically, the supply pipe 223 connected to the lower header 221b of the radiator 221 extends rearward along the horizontal portion of the right down tube 114 (the side facing the drawing) and is connected to the liquid inlet of the engine 211. Reference numeral 224 denotes a radiator fan.
[0040]
The ignition coil 226 is characterized in that it is disposed at the right position (the opposite side in the drawing) opposite to the return pipe 222 with respect to the vehicle width center and in front of the radiator 221.
In this way, the ignition coil 226 is placed at a position where (1) it is not affected by the heat from the engine 211, (2) at a position where it is not affected by the heat of the exhaust air from the radiator 221, and (3) from the return pipe 222. It can be arranged at a position not affected by heat.
[0041]
The fuel tank 230 is disposed in a substantially triangular space Sp1 surrounded by a pair of left and right upper frames 113 and 113 and a pair of left and right down tubes 114 and 114, the front upper portion of which is tapered in a side view.
Such a fuel tank 230 is arranged along the upper frames 113 and 113 and the down tubes 114 and 114 when viewed from the side of the vehicle body as shown in FIG. It is a substantially triangular container that is tapered forward. That is, in order to effectively use the space portion of the front upper portion in the space portion Sp1, the front upper portion of the fuel tank 230 is tapered and the lower portion of the fuel tank 230 is expanded. Accordingly, the capacity of the fuel tank 230 can be increased.
[0042]
In addition, since the upper frames 113 and 113 are arranged on the left and right, the upper portion of the fuel tank 230 can be extended to the space between the upper frames 113 and 113 to increase the capacity.
In this way, the capacity of the fuel tank 230 can be increased by making maximum use of the limited space.
[0043]
Furthermore, in order to increase the capacity of the fuel tank 230, the lower part extends below the down tubes 114, 114. By covering the lower part of the fuel tank 230 extending downward from the down tubes 114 and 114 with a detachable underframe 143 positioned below the down tubes 114 and 114, the fuel tank 230 can be protected. Thus, the capacity can be increased by extending the fuel tank 230 downward from the down tubes 114 and 114. The underframe 143 is attached to the body frame 110 after the fuel tank 230 is inserted and attached to the space Sp <b> 1 from below the body frame 110.
Further, since the front upper part is a tapered substantially triangular fuel tank 230, the center of gravity is on the lower side. By mounting such a fuel tank 230 having a low center of gravity, the center of gravity of the motorcycle 10 can be lowered.
[0044]
FIG. 7 is a perspective view around the fuel tank in the present invention.
The fuel tank 230 is a container in which the lower half portion 231 of the front lower half and the upper half portion 232 of the rear upper half are vertically stacked and joined together by joining the flange 233 portion, and the inclined upper surface 230a. Are provided with a fuel filler port 234, a breather sub-tank 235, and a fuel supply pump 236. Specifically, the breather sub-tank 235, the fuel filler port 234, and the fuel supply pump 236 are arranged in this order from the upper front to the lower rear in the upper part of the fuel tank 230.
[0045]
The flange 233 has one mounting hole 233a in the upper center portion, and two mounting holes 233b (only one on the left is shown in this figure) on the left and right sides of the lower portion. The oil filler port 234 includes a sealed cap 237. The breather sub-tank 235 is a small container that communicates with the fuel tank 230.
[0046]
As described above, the sealed cap 237 is provided at the fuel filler opening 234, and therefore the breather sub tank 235 is provided in the fuel tank 230. A breather sub-tank 235 is provided on the upper surface 230a of the fuel tank 230 above the fuel filler port 234 and substantially at the uppermost position, and the breather sub-tank 235 allows ventilation with the atmosphere. As a result, fuel can be supplied to the fuel tank 230 up to the level of the fuel supply port 234. The amount supplied to the fuel tank 230 can be increased by the increase in the fuel supply level.
[0047]
In the present invention, four heat shield plates denoted by reference numerals 241, 242, 243, and 243 are provided for preventing thermal effects from the engine 211, the radiator 221, the return pipe 222, and the supply pipe 223 (see FIG. 6). The heat insulating plates 241, 242, 243, and 243 are divided into members and arranged on the front surface, rear surface, left surface, and right surface of the fuel tank 230.
Since the divided heat shield plates 241, 242, 243, and 243 are taken into consideration, the degree of thermal influence from the engine 211 and the radiator 221 is taken into account, and the size is arbitrarily and minimally adapted to the shape of each surface of the fuel tank 230. Can be stopped. As a result, each of the heat shield plates 241, 242, 243, and 243 is relatively small and can be manufactured very easily. In addition, the molding die can be small and the material can be small, so that it can be manufactured at low cost.
[0048]
The front heat shield 241 that covers the front surface of the fuel tank 230 is a resin sheet such as a hard resin that has a substantially rectangular shape when viewed from the front. The front heat shield 241 made of a resin sheet has a very simple shape and can be manufactured at a lower cost.
[0049]
The rear heat shield 242 that covers the rear surface of the fuel tank 230 is a generally rectangular rubber sheet, and has two left and right hooking holes 242a and 242a in the upper part and one hooking hole 242b in the lower part. Have.
The left and right heat shield plates 243 and 243 covering the lower half of the left surface and the lower half of the right surface of the fuel tank 230 are rubber sheets having two hooking holes 243a and 243a in the upper part. The left and right heat shield plates 243 and 243 are disposed between the fuel tank 230, the return pipe 222, and the supply pipe 223 (see FIG. 6). In this way, the heat of the return pipe 222 and the supply pipe 223 is prevented from being transmitted to the fuel tank 230.
As described above, the rear heat shield plate 242 and the left and right heat shield plates 243 and 243 can be freely deformed because they are rubber sheets, and can be freely arranged according to the space around the fuel tank 230. In addition, the narrow space around the fuel tank 230 can be used effectively and can be arranged easily. Furthermore, since the rear heat shield 242 and the left and right heat shields 243 and 243 are made of a sheet, the shape is extremely simple, and it can be manufactured at a lower cost.
[0050]
Here, returning to FIG.
The front heat shield 241 is disposed between the down tube 114 and the fuel tank 230 that hangs downward from the head pipe 111 and is detachably attached to the front cross member 151 so that it also serves as a wind guide for the radiator 221. It is a member. For this reason, the upper end of the front heat shield plate 241 curves to the upper side of the radiator 221, and the lower end of the front heat shield plate 241 extends to below the radiator 221.
Thus, since the front heat shield 241 is disposed between the down tube 114 and the fuel tank 230, the front heat shield 241 can be easily attached to the down tube 230. Therefore, the mounting workability of the front heat shield 241 is good.
[0051]
The rear heat shield plate 242 can be detachably attached to the vehicle body frame 110 by hooking the upper part to the headed pin 144 and hooking the lower part to the hook 148.
Further, the left and right heat shield plates 243 and 243 (shown only on the left in this figure) can be detachably attached to the vehicle body frame 110 by hooking the upper portions to the headed pins 144.
[0052]
As is clear from the above description, since the heat shield plates 241, 242, 243, 243 are divided, the heat shield plates 241, 242, 243, 243 are mounted after the fuel tank 230 is attached to the vehicle body frame 110 (vehicle body). Can be freely attached to the vehicle body frame 110, and the attachment workability is good.
[0053]
As described above, since the fuel tank 230 has an upper and lower overlapping structure, the overlapping portion does not hit the upper frames 113 and 113, the down tubes 114 and 114, and the underframe 143. Accordingly, the space Sp1 can be used more effectively, and as a result, the capacity of the fuel tank 230 can be further increased.
[0054]
This figure shows that the front of the radiator 221 is covered with the front lower cover 93 and the underside of the radiator 221 and the fuel tank 230 is covered with the under cover 94.
The front lower cover 93 extends to the front end of the under cover 94 and includes a plurality of radiator air guide openings 93a.
The under cover 94 includes an exhaust port 94a below the fan 224 in order to exhaust the exhaust air from the radiator 221 to the outside. The air exhaust port 94a includes a large number of louvers (rectifying plates) 94b.
[0055]
Further, this figure shows a refueling lid 330 that is opened when fuel is supplied to the fuel tank 230 through the refueling port 234, and an inspection lid 360 that is opened when the ignition plug (not shown) of the engine 211 is inspected. The cover 20 is provided.
[0056]
FIG. 8 is a view taken in the direction of arrow 8 in FIG. 6 and shows a structure in which a fuel tank 230 is attached to the vehicle body frame 110.
The body frame 110 has an upper bracket 154 spanned between left and right stays 152 and 152 and lower brackets 155 and 155 attached to the left and right down tubes 114 and 114. The upper part of the flange 233 of the fuel tank 230 is bolted to the upper bracket 154, and the lower part of the flange 233 is bolted to the lower brackets 155 and 155, so that the fuel tank 230 can be detachably attached to the vehicle body frame 110. . Note that the upper part of the flange 233 is a bolt fastened to the upper bracket 154.
[0057]
FIG. 9 is a cross-sectional view taken along line 9-9 of FIG. 8 and shows that the lower bracket 155 is rubber-mounted by attaching the lower portion of the flange 233 via a rubber bush 156 with bolts and nuts 157. Reference numeral 158 denotes a color.
[0058]
FIG. 10 is a front sectional view of the motorcycle. (1) The vehicle body frame 110 and the fuel tank 230 are covered with a center cover 24, left and right floors 25, 25, left and right floor skirts 26, 26, and an under cover 94. And (2) the floors 25, 25 are bolted to the left and right down tubes 114, 114 via the floor support stays 141, 141.
[0059]
As described above, the left and right heat shields 243 and 243 suspended by the headed pins 144... Hang down along the side of the fuel tank 230, and the side surfaces of the fuel tank 230 and the down tubes 114 and 114. Extending through the gap between. As described above, since the upper portions of the left and right heat shield plates 243 and 243 are only hooked on the vehicle body frame 110, the mounting is simple.
Upper portions of the left and right heat shield plates 243 and 243 are attached to the outer surfaces of the upper frames 113 and 113, and lower portions thereof are disposed inside the down tubes 114 and 114, the return pipe 222, and the supply pipe 223. Therefore, the heat of the return pipe 222 and the supply pipe 223 can be prevented from reaching the fuel tank 230.
[0060]
FIG. 11 is an operational view around the radiator according to the present invention. A fan 224 behind the radiator 221 sucks wind from the front of the radiator 221. Therefore, the outside air becomes cooling air (including traveling air during vehicle travel) Fc and enters the radiator air guide port 93a..., Flows through the cooling air passage, and enters the radiator 221.
[0061]
Hot air (exhaust wind hot air) Fh passing through the radiator 221 is discharged from the fan 224, and is guided by the front heat shield 241 that also serves as a wind guide, and changes its flow downward. From the exhaust port 94a of the under cover 94 to the outside leak.
Since the direction of the hot air Fh that has passed through the radiator 221 is changed by the front heat shield plate 241, the influence of the hot air Fh on the engine 211 and the fuel tank 230 behind the radiator 221 can be prevented. Further, since the front heat shield 241 also serves as a wind guide, there is no need to provide a different wind guide.
[0062]
FIG. 12 is a schematic diagram of a fuel tank according to the present invention. The fuel tank 230 is provided with a tray 251 that surrounds the fuel filler port 234, and one end 252 a of a fuel discharge hose (drain hose) 252 is connected to the tray 251. The other end 252b of the fuel discharge hose 252 is opened to the atmosphere.
As described above, the breather sub-tank 235 communicates with the fuel tank 230. One end 253a of the breather hose 253 is connected to the breather sub tank 235, and the other end of the breather hose 253 is bifurcated.
Thus, since the piping material for fuel discharge or the piping material for breather is an inexpensive hose, the cost related to the fuel tank 230 can be reduced. Reference numeral 254 denotes a T joint that branches the other end of the breather hose 253.
[0063]
FIG. 13 is a rear cross-sectional view around the fuel filler opening of the fuel tank according to the present invention, and the tray 251 is a fuel tray in which a cylindrical portion 251b penetrating vertically is formed integrally with a flat bottom 251a. The tray 251 is attached by inserting the cylindrical portion 251b into the fuel filler opening 234 and sandwiching the upper and lower surfaces of the bottom 251a between the bottom 24b of the recess 24a provided in the fueling portion of the center cover 24 and the upper surface 230a of the fuel tank 230. Can do. Therefore, a member such as a bolt for attaching the tray 251 is unnecessary, and attachment is easy. Reference numeral 24c denotes a fuel filler through hole.
[0064]
FIG. 14 is a right side external view of the vehicle body frame and the fuel tank according to the present invention. The tray 251 includes a discharge port 251c extending rearward and downward. One end 252a of the fuel discharge hose 252 is connected to the discharge port 251c, the fuel discharge hose 252 is suspended along the right upper frame 113, extends to the rear right end portion of the under cover 94, and the other end 252b. Turn down.
While the fuel tank 230 is being refueled, the fuel spilled around the refueling port 234 can be received by the tray 251 and discharged outside via the fuel discharge hose 252. Therefore, there is no concern that the outer surface of the fuel tank gets wet with spilled fuel.
[0065]
On the other hand, the breather sub-tank 235 includes a breather port 235a extending rightward. One end 253a of the breather hose 253 is connected to the breather port 235a, and the breather hose 253 is hung downward and downward along the right side surface of the fuel tank 230.
That is, the breather hose 253 passes along the fuel tank 230 between the upper frame 113 and the down tube 114 and extends to the right end of the rear portion of the under cover 94, and then is branched into a bifurcated shape.
[0066]
One branched other end 253b extends to the rear left end portion of the under cover 94 and is opened to the atmosphere, and the other branched other end 253c once extends upward along the rear surface of the fuel tank 230. It extends rearward along the left upper frame 113 and opens to the atmosphere. Therefore, even if one of the two other ends 253b and 253c is clogged, the breather function can be secured by the other one.
In this way, the breather hose 253 is passed between the left and right upper frames 113, 113 and the left and right down tubes 114, 114, and at least a part of the breather hose 253 is located on the side of the left or right side of the fuel tank 230. Try to extend towards.
[0067]
In summary, (1) a breather sub-tank 235 is provided on the upper part of the fuel tank 230, (2) one end 253a of the breather hose 253 is connected to the breather sub-tank 235, and (3) the breather hose. After extending 253 further to the right than the right side of the fuel tank 230 (or further to the left than the left side), (4) it extends to the opposite side, and (5) the other end 253b of the breather hose 253. , 253c is arranged further left than the left side of the fuel tank 230 (or further right than the right side).
[0068]
Thus, at least a part of the breather hose 253 is higher than the fuel tank 230 when the motorcycle 10 is set to the left or right side posture. Therefore, there is no fear that the fuel in the lateral fuel tank 230 flows out from the breather sub-tank 235 through the breather hose 253.
[0069]
Furthermore, since the other end of the breather hose 253 is bifurcated, even if one of the two other ends 253b, 253c is clogged, the other can be ventilated. As a result, the air permeability between the breather sub tank 235 and the atmosphere can be ensured more reliably.
Furthermore, the breather hose 253 can be protected by the upper frame 113 or the down tube 114 by passing the breather hose 253 between the left or right surface of the fuel tank 230 and the upper frame 113 or the down tube 114. .
[0070]
The fuel tank 230 can be protected by the left and right upper frames 113 and 113 and the left and right down tubes 114 and 114 by inserting the fuel tank 230 from below the vehicle body frame 110 into the space Sp1.
[0071]
【The invention's effect】
The present invention exhibits the following effects by the above configuration.
According to the first aspect, the pair of left and right upper frames are hung down from the head pipe downward, the pair of left and right down tubes are hung down from the head pipe below the pair of upper frames, and the lower ends of the down tubes are moved backward. By extending and coupling to the lower portions of the pair of upper frames, a space portion having a substantially triangular shape in side view surrounded by the pair of upper frames and the pair of down tubes can be provided, so that the frame rigidity is improved. Since the front part is tapered in side view, the part becomes narrower.
[0072]
  And in order to make the most of the narrow space part of this front upper part, the fuel tank is arranged in the space part as a tank that rises forward along the upper frame and the down tube, so the capacity of the fuel tank Can be increased. Furthermore, since the pair of upper frames are arranged on the left and right, the upper part of the fuel tank can be extended to the space between these upper frames, thereby increasing the tank capacity. Furthermore,Since the lower part of the fuel tank is bulged to reach a position below the down tube in side view, the capacity of the fuel tank can be increased by that amount.
In addition, it swelled to a size that reaches a position below the down tube.Since the lower part of the fuel tank is covered with a detachable underframe, the fuel tank can be protected even if the fuel tank is extended below the down tube to increase the capacity. In this way, the capacity of the fuel tank can be increased by making maximum use of the limited space.
[0073]
  In addition, since the fuel tank has a substantially triangular shape and is tapered forward, the center of gravity is on the lower side. By installing such a low center of gravity fuel tank, the center of gravity of the motorcycle can be lowered.The
  In addition, since the rear heat shield covering the rear surface of the bulged portion is disposed, the degree of thermal influence from the engine on the bulged portion at the lower portion of the fuel tank can be reduced.
[0074]
  According to the second aspect of the present invention, in the fuel tank, by providing the breather sub-tank above the fuel filler port provided with the hermetic cap, the fuel tank can be refueled to the level of the fuel filler port. The amount supplied to the fuel tank can be increased by the increase in the fuel supply level.
Also, the breather hose with one end connected to the breather sub-tank was routed along the fuel tank and between the left and right upper frames and between the left and right down tubes, so that it covered the bottom of the fuel tank. After extending to the rear right end portion of the under cover, it can be opened to the atmosphere.
[0075]
  According to the third aspect, since the other end of the breather hose having one end connected to the breather sub-tank is bifurcated, even if one of the two other ends is clogged, the other is ventilated. be able to. As a result, the air permeability between the sub tank and the atmosphere can be more reliably ensured.
  In claim 4, since the rear heat shield is a rubber sheet, it can be freely deformed, can be easily and easily arranged in a narrow space around the fuel tank, and has a very simple shape. Can be manufactured at low cost.
  According to the fifth aspect of the present invention, since the hook for attaching the rear heat shield plate is provided on the underframe, the lower portion of the fuel tank expanded to reach a position below the down tube is surely covered with the rear heat shield plate. be able to.
  According to a sixth aspect of the present invention, the underframe includes left and right side members extending along the down tube, and at least one cross member spanned between the left and right side members.The
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a left external view of a motorcycle according to the present invention.
FIG. 2 is a right external view of a motorcycle according to the present invention.
FIG. 3 is a side sectional view of a motorcycle according to the present invention.
FIG. 4 is a perspective view of a vehicle body frame according to the present invention.
FIG. 5 is a left side view of a vehicle body frame, an engine, a power transmission mechanism, and a seat according to the present invention.
FIG. 6 is a side cross-sectional view of the front lower portion of the motorcycle according to the present invention.
FIG. 7 is a perspective view around a fuel tank according to the present invention.
8 is a view taken along arrow 8 in FIG.
9 is a cross-sectional view taken along line 9-9 of FIG.
Fig. 10 is a front sectional view of a motorcycle.
FIG. 11 is an operation diagram around the radiator according to the present invention.
FIG. 12 is a schematic view of a fuel tank according to the present invention.
FIG. 13 is a rear cross-sectional view around the fuel filler opening of the fuel tank according to the present invention.
FIG. 14 is a right external view of a vehicle body frame and a fuel tank according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Scooter type vehicle (motorcycle), 110 ... Body frame, 111 ... Head pipe, 113 ... Upper frame, 114 ... Down tube, 143 ... Under frame, 230 ... Fuel tank, 234 ... Filling port, 235 ... Sub tank for breather 237 ... Sealed cap, 253 ... Breather hose, 253a ... One end of the breather hose, 253b ... One other end of the breather hose, 253c ... The other other end of the breather hose, Sp1 ... Space.

Claims

In a scooter type vehicle in which a fuel tank is arranged in front of the engine,
A pair of left and right upper frames are suspended downward from the head pipe, a pair of left and right down tubes are suspended downward from the head pipe below the pair of upper frames, and lower ends of the down tubes are extended rearward to extend the pair of the upper frames. By connecting to the lower part of the upper frame, a space portion having a substantially triangular shape in a side view surrounded by a pair of upper frames and a pair of down tubes is provided, and the space portion is tapered forwardly along the upper frame and the down tubes. A fuel tank is arranged, and the lower part of the fuel tank is bulged to a size that reaches a position below the down tube in a side view, and bulges to a size that reaches a position below the down tube. The bulged part is covered with an underframe that is detachably attached to the lower part of the down tube. Fuel tank arrangement structure of a scooter type vehicle, characterized in that it is arranged the rear heat shield plate covering the rear face of.

The fuel tank is provided with a hermetically sealed cap at the fuel filler opening and provided with a breather sub-tank at the top, along with a breather hose having one end connected to the breather sub-tank along the fuel tank, and fuel tank arrangement structure of a scooter type vehicle according to claim 1, wherein a through between the between the left and right upper frames and the left and right down tubes.

The fuel tank arrangement structure for a scooter type vehicle according to claim 2, wherein the breather hose has a bifurcated branch at the other end.

2. The fuel tank arrangement structure for a scooter type vehicle according to claim 1, wherein the rear heat shield is a rubber seat.

The fuel tank arrangement structure for a scooter type vehicle according to claim 1 or 4, wherein a hook for attaching the rear heat shield plate is provided on the underframe.

2. The underframe includes: left and right side members extending along the down tube; and at least one cross member spanned between the left and right side members. Scooter type fuel tank arrangement structure.