JP4107828B2 - 蓄電池 - Google Patents

蓄電池 Download PDF

Info

Publication number
JP4107828B2
JP4107828B2 JP2001324134A JP2001324134A JP4107828B2 JP 4107828 B2 JP4107828 B2 JP 4107828B2 JP 2001324134 A JP2001324134 A JP 2001324134A JP 2001324134 A JP2001324134 A JP 2001324134A JP 4107828 B2 JP4107828 B2 JP 4107828B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage battery
width direction
cooling medium
cell
rib
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001324134A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003132962A (ja
Inventor
和成 安藤
明俊 平松
健治 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2001324134A priority Critical patent/JP4107828B2/ja
Priority to US10/260,189 priority patent/US7138205B2/en
Priority to CNB021457107A priority patent/CN100382382C/zh
Priority to CNB200410092308XA priority patent/CN100355130C/zh
Publication of JP2003132962A publication Critical patent/JP2003132962A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4107828B2 publication Critical patent/JP4107828B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄電池に関し、特に複数の単電池を連結して所要の電力容量が得られるように集合電池の形態に構成された蓄電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
ニッケル−カドミウム蓄電池、ニッケル−水素蓄電池、水素蓄電池等からなる単電池を複数個連結して構成された大容量の蓄電池が、各種の家電製品、電気自動車等に利用されている。このような大容量の蓄電池では、通常、薄い長方体状に構成された複数の単電池が相互に密接するように配置されて拘束されている。各単電池には、複数の正極板と複数の負極板とが電解液を含むセパレータを介して、それぞれ交互に積層されて収容されている。このような単電池では、周囲温度が高い場合あるいは大電流によって放電した場合に各単電池の電槽に収容されている各極板が十分に放熱されず、電池温度が上昇して電池寿命が低下するおそれがある。このような問題を解決するために、複数個の単電池を連結して構成された大容量の蓄電池を冷却するための以下に示すような構成が提案されている。
【0003】
特開2000−164186号公報には、厚さに対して幅方向の寸法が大きくなった長方体に構成された複数の単電池を、それぞれの幅方向に沿った側面(幅方向側面)が同一平面内に位置するように直列に接続して構成された集合電池において、各単電池の幅方向側面に、それぞれが上下方向に沿った複数のリブを形成し、各リブ間に単電池の上下方向に沿って冷媒を強制流通させる冷媒流路を形成することにより、各単電池を冷却する構成が開示されている。
【0004】
特開平6−215804号公報には、長方体状に構成されたモノブロック蓄電池の幅方向に沿った両側の壁面に沿ってそれぞれ側板を設けて、各壁面と各側板との間に冷媒流路(流体循環室)を形成し、この冷媒流路に冷媒を供給する構成が開示されている。
【0005】
特開2000−251950号公報には、複数の単電池をそれぞれの幅方向側面同士が相互に対向するように配置して連結することによって形成された集合電池において、各単電池間に冷媒流路をそれぞれ形成するとともに、各冷媒流路にそれぞれ連通する冷媒流路を各単電池の両側の厚さ方向側面に沿って形成して、各冷媒流路に冷媒を流す構成が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した特開2000−164186号公報に記載の構成では、各単電池の冷媒流路に冷媒を分配するための構成を追加する必要がある。このため、集合電池全体の構成が複雑となり、組立工数も多くなって、コスト高になる等の問題がある。
【0007】
また前述した特開平6−215804号公報に記載の構成は、複数個の単電池を連結して集合電池の形態に構成された蓄電池の側面のみを冷却する構成であるため、電池の負荷が大きく、発熱量が大きい場合には充分な冷却効果を得ることが困難であり、この構成を用いて冷却するためには、各単電池の冷媒流路に冷媒を分配するための構成を追加する必要がある。このため、前述した特開2000−164186号公報に記載の構成と同様に、集合電池全体の構成が複雑となり、組立工数も多くなって、コスト高になる等の問題がある。
【0008】
さらに前述した特開2000−251950号公報に記載の構成では、冷却媒体は主として各単電池の厚さ方向側面に沿って流れ、各単電池間に形成された冷媒流路には、あまり流れない。各単電池には複数の極板が相互に積層された状態で、各極板が単電池の幅方向側面に沿って収容されており、その一方、厚さ方向側面と極板との間には電池の製作を円滑に行うための空間が設けられている。より高い冷却効率を得るには幅方向側面に積極的に冷却媒体を流す必要があるが、この構成では主として厚み方向側面に冷却媒体が流れるため、十分な冷却効率を得ることができないという問題がある。
【0009】
さらに、この公報に記載されているように、複数の単電池をそれぞれの幅方向側面同士が対向するように配置して一体的に連結する構成では、両端部に配置された単電池に作用する圧力が小さくなるため、その単電池には電解液の液枯れが発生しやすく、他の単電池よりも著しく寿命が短くなるという問題がある。以下具体的に説明する。
【0010】
図15は、従来の蓄電池の概略構成図であり、図16は、この従来の蓄電池における単電池の膨張を説明する図である。図15を参照すると、この従来の蓄電池300は、厚さおよび高さに対して幅方向寸法が大きな長方体状の6つの単電池301、302、303、304、305および306を、それぞれの幅方向に沿って形成された幅方向側面同士を相互に対向するように配置して、一体的に連結している。各単電池には正極板および負極板となる複数の極板が積層されて、各単電池の幅方向側面に沿った状態で収容されている。このような構成を有する蓄電池300では、各単電池301〜306において、放電サイクルが繰り返されると、各極板が膨張し、図16に示すように、中央に配置された単電池303および304から外側に向かって各単電池301〜306が膨張する。この場合、各単電池301〜306は、外側に配置されているほど拘束力が小さく、従って、大きく膨張する。
【0011】
このように、各単電池301〜306の電槽が膨張すると、外側の単電池ほど大きく膨張するので、外側の単電池ほど電槽内の各極板に作用する圧力が小さくなる。このように各極板に作用する圧力が小さくなると、隣接する極板の間隔が大きくなって電解液の液飛びが大きくなるために電解液の液枯れが発生しやすくなるという問題がある。
【0012】
図17は、従来の蓄電池の寿命特性を示すグラフである。前述したように、外側の単電池ほど加わる圧力が小さくなるので、両端部に配置された単電池301および306に作用する圧力は、他の単電池302〜305に作用する圧力に比較して小さく、電解液の液枯れが発生しやすくなる。その結果、図17に示すように、両端の単電池301および306の寿命は、他の単電池302〜305の寿命よりも著しく短くなり、蓄電池を構成する各単電池の寿命にばらつきが生じるという問題がある。
【0013】
このような各単電池301〜306の電槽の膨張を抑制するために、図18に示すように、蓄電池の両端に膨張抑制板311および312をそれぞれ設けて、この膨張抑制板311および312によって、すべての単電池301〜306を一体的に拘束する構成が知られている。しかし、この構成によっても、両端部に配置された各単電池301および306の電槽の膨張を十分に抑制することはできない。
【0014】
図19は、図16に示す蓄電池をEV(電気自動車)に用いた場合の各単電池の温度分布を示すグラフである。図16に示す蓄電池を大電流の入出力を伴うEVに用いると、図19に示すように各単電池301〜306の間の温度バラツキが大きくなるという問題がある。図19に示す点301B〜点306Bは、各単電池301〜306の温度をそれぞれ表しており、中央部に配置された単電池303および304の温度は高く、両端部に近くなるほど単電池の温度が低くなっている。このように、各単電池301〜306の温度バラツキが大きくなって、中央部に配置された単電池の温度が高くなると、格子状の極板の腐食、極板に設けられた活物質の劣化が加速され、その単電池の出力電圧の早期低下を引き起こし、蓄電池の寿命が短くなるという問題がある。
【0015】
本発明は係る問題を解決するものであり、その目的は、複数個の単電池を連結して構成された蓄電池において、各単電池の冷却効率が高い蓄電池を提供することにある。
【0016】
本発明の他の目的は、複数個の単電池を連結して構成された蓄電池において、各単電池を冷却するためのコストが低い蓄電池を提供することにある。
【0017】
本発明のさらに他の目的は、複数個の単電池を連結して構成された蓄電池において、各単電池の寿命にばらつきが生じない蓄電池を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る蓄電池は、単電池の厚さ方向寸法に対して幅方向寸法が大きくなった長方体状の電槽内に、発電要素がそれぞれ収容された少なくとも4つの単電池を、一対の単電池のそれぞれの厚さ方向側面同士を相互に対向させるとともに幅方向側面同士を相互に隣接するように配置し、かつ、前記一対の単電池同士を幅方向側面同士が相互に対向するように配置した蓄電池であって、前記各単電池は、冷却ボックスに収容されており、前記各単電池を冷却するための冷却媒体通路が、前記冷却ボックスの内壁面に対向する前記各単電池の前記幅方向側面と前記内壁面との間に形成された第1通路部分と、互いに対向する前記各単電池の幅方向側面間の間に形成された第2通路部分と、前記各単電池のそれぞれの電槽の外底面と前記冷却ボックスの内底面との間に形成された第3通路部分とを備え、前記冷却媒体通路における冷却媒体の主たる流れが、前記第1通路部分および前記第2通路部分に形成されていることを特徴とし、そのことにより上記目的が達成される。
【0019】
前記冷却媒体通路には、相互に対向する前記各単電池の厚さ方向側面間に形成された第4通路部分が設けられており、前記冷却媒体通路における冷却媒体の従たる流れが、該第4通路部分に形成されていてもよい
【0023】
前記各電槽の外底面には、凹部もしくは凸部がそれぞれ形成されており、前記冷却ボックスの内底面には、該凹部もしくは凸部と係合する凸部もしくは凹部が形成されていてもよい。
【0024】
前記各単電池の幅方向側面に対向する前記冷却ボックスの内壁面には前記冷却媒体通路の前記第1通路部分を形成する第1リブが形成されており、前記内壁面に対向する前記各単電池の幅方向側面には冷却媒体通路の前記第1通路部分を形成する第2リブが前記第1リブに突き合わされて形成されていてもよい。
【0025】
前記第1リブと前記第2リブとは超音波によって溶着されていてもよい。
【0026】
前記第2リブは、前記単電池における幅方向側面の全面にわたって複数設けられた突起部であってもよい。
【0027】
前記第2リブは、前記第1通路部分を前記冷却媒体が前記各単電池の幅方向側面の全面を均等に流通するように設けられていてもよい。
【0028】
前記第2リブは、前記単電池における幅方向側面を分割する直線状であって、該第2リブによって分割された領域同士を連通するように形成されていてもよい。
【0029】
前記第2リブの断面が、長方形、三角形、曲線形状のうちのいずれかの形状を有していてもよい。
【0030】
前記冷却媒体は、液体であってもよい。
【0031】
前記単電池の発電要素は、該単電池の幅方向側面に対して平行に積層された極板であってもよい。
【0032】
前記各単電池の電槽は、電槽ケースによって一体化されて前記冷却ボックスに収容されており、該冷却ボックスは、蓋体によって封止されていてもよい。
【0033】
前記各単電池の電槽、前記電槽ケース、前記蓋体および前記冷却ボックスは、合成樹脂によって形成されており、前記各単電池の電槽は前記電槽ケースと溶着または接着によって互いに接合されており、前記蓋体は、前記電槽ケースおよび前記冷却ボックスと溶着または接着によって互いに接合されていてもよい。
【0034】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係る蓄電池100を斜め正面方向から見た斜視図であり、図2は、図1の方向と反対の背面方向から、この蓄電池100を見た斜視図である。この蓄電池100は、集合電池を構成する複数個の単電池を高い冷却効率により冷却する。この蓄電池100は、その内部に収容した複数個の単電池を冷却するための冷却ボックス10と、この冷却ボックス10を封止する蓋体20とを有している。この冷却ボックス10と蓋体20とは、合成樹脂によって形成されている。
【0035】
図3は、冷却ボックス10から蓋体20を取り除いた状態における蓄電池100の斜視図である。この冷却ボックス10には、3行×2列に配置され電気的に直列に接続された6つの単電池30がフレーム状の電槽ケース40により一体化された状態で収容されている。この電槽ケース40は、合成樹脂によって形成されている。この電槽ケース40の各端部には、単電池30を冷却する冷却媒体である冷却水を注入および排出するための円筒状の入口オリフィス41および出口オリフィス42がそれぞれ上方に突出するように設けられている。
【0036】
図4は、3行×2列に配置された各単電池30を電槽ケース40によって一体的に結合した状態の斜視図である。図5は、この電槽ケース40を取り除いた状態における3行×2列に配置された単電池30の斜視図である。図5を参照すると、各単電池30は、発電要素を収容した電槽31を有している。各電槽31は、厚さに対して幅方向寸法が大きな薄い長方体状に構成されており、厚さ方向側面32と厚さ方向側面32よりも幅の広い幅方向側面33とを有する長方体状に形成されている。各電槽31は、合成樹脂によって形成されている。各電槽31の内部には、複数の正極板および負極板が希硫酸等を保持した格子状のセパレータをそれぞれ介して交互に積層された発電要素がそれぞれ収容されている。正極板および負極板を構成する各極板は、幅方向側面33に対してそれぞれ平行な状態になっている。各電槽31の幅方向側面33には、それぞれが円柱状の複数の突起部34が一定の間隔を空けて均一に分布されるように設けられている。
【0037】
図4を参照すると、電槽ケース40は、3行×2列に配置された各単電池30の上部を拘束して一体化するように、一対の幅方向側面保持部43と一対の厚さ方向側面保持部44とによって長方形の枠状に形成されている。長方形の枠状に形成された電槽ケース40の内部は、一対の厚さ方向側面保持部44によって長手方向に3等分されるとともに、1つの幅方向側面保持部43によって幅方向に2等分されて、3行2列の中空部分が形成されている。そして、各中空部分に各単電池30の上部がそれぞれ嵌合されている。電槽ケース40は、各単電池30の電槽31と溶着または接着によって接合されている。
【0038】
図4および図5を参照すると、各列を構成する3つの単電池30は、それぞれの厚さ方向側面32同士が対向するように配置されており、各行を構成する2つの単電池30は、それぞれの幅方向側面33同士が対向するように配置されている。
【0039】
一方の端部において1行を構成する一対の単電池30を除く他の4つの単電池30の上部には、電槽31内に収容されているすべての正極板に一括して接続された正極側のストラップ35と、電槽31内に収容されているすべての負極板に一括して接続された負極側のストラップ35とがそれぞれ設けられている。各ストラップ35は、断面L字形状に構成されている。そして、これら4つの単電池30における列方向に隣接する単電池30同士は、一方の単電池30の正極側のストラップ35と他方の単電池30の負極側のストラップ35とが、両単電池30間の厚さ方向側面保持部44に設けられた貫通孔を介して電気的に接続されることによって直列に接続されている。
【0040】
他の4つの単電池30のうちの他方の端部において1行を構成する一対の単電池30同士は、一方の単電池30の正極側のストラップ35と、他方の単電池30の負極側のストラップ35とが、両単電池間の幅方向側面保持部43に設けられた貫通孔を介して電気的に接続されることによって直列に接続されている。
【0041】
一方の端部において1行を構成する一対の単電池30の一方には、電槽31内に収容されているすべての正極板に一括して接続された正極側のストラップ35と、電槽31内に収容されているすべての負極板に一括して接続された負極側の端子部36とが上部に設けられており、1行を構成する一対の単電池30の他方には、電槽31内に収容されているすべての負極板に一括して接続された負極側のストラップ35と、電槽31内に収容されているすべての正極板に一括して接続された正極側の端子部36とが上部に設けられている。
【0042】
そして、一方の単電池30の正極側のストラップ35と、この単電池30に対して列方向に隣接する単電池30の負極側のストラップ35とが、両単電池間の厚さ方向側面保持部44に設けられた貫通孔を介して電気的に接続されることによって直列に接続されており、他方の単電池30の負極側のストラップ35と、この単電池30に対して列方向に隣接する単電池30の正極側のストラップ35とが、両単電池間の厚さ方向側面保持部44に設けられた貫通孔を介して電気的に接続されることによって直列に接続されている。このように、3行×2列に配置された6つの単電池30はU字状に直列に接続されている。
【0043】
入口オリフィス41および出口オリフィス42は、電槽ケース40の各端部に位置する厚さ方向側面保持部44の中央部の外側にそれぞれ設けられている。
【0044】
図6は、冷却ボックス10の斜視図である。この冷却ボックス10は、上面が開放された中空の略長方体になっている。この冷却ボックス10の開放された上面には、電槽ケース40によって一体化された2行×3列の単電池30が上方から挿入される。挿入された単電池30と冷却ボックス10の内壁面11との間には、適当な空間が形成されている。この冷却ボックス10の内壁面11には、それぞれが上下方向に沿って伸びる複数のリブ12が互いに適当な間隔を空けて平行に形成されている。冷却ボックス10の中に収容された各単電池30の電槽31における幅方向側面33に形成された突起部34は、冷却ボックス10の内壁面11に設けられた上下方向に沿った各リブ12に突き合わされて、超音波によって各リブ12にそれぞれ溶着されるようになっている。従って、冷却ボックス10の内壁面11における各リブ12と各単電池30の突起部34との間には上下方向に沿った空間が形成される。
【0045】
図7は、蓋体20を図2と同じ方向から見た斜視図である。この蓋体20の一方の端部には、直列に接続された3行×2列の単電池30を蓄電池100の外部に接続するための2本の電池端子21が上方に突出するように設けられており、冷却ボックス10の一方の端部に配置された一対の単電池30の各端子部36にそれぞれ電気的に接続されるようになっている。また、各端部には、電槽ケース40に突設された入口オリフィス41および出口オリフィス42がそれぞれ貫通するようにオリフィス装着穴22および23が形成されている。
【0046】
6つの単電池30を一体化した電槽ケース40が冷却ボックス10の上部から挿入されると、冷却ボックス10内の電槽ケース40上に蓋体20が装着される。蓋体20が冷却ボックス10内の電槽ケース40上に装着されると、図2に示すように、この蓋体20に形成されたオリフィス装着穴22および23内を入口オリフィス41および出口オリフィス42が、それぞれ貫通する。そして、蓋体20は、電槽ケース40および冷却ボックス10と、溶着または接着によって互いに接合される。
【0047】
図8Aは、6つの単電池30を一体にした電槽ケース40を挿入し、蓋体20を取り付けた状態の冷却ボックス10の縦断面を示す斜視図であり、図8Bは、その縦断面図である。図8Cは、出口オリフィス42を含む端部の縦断面を示す斜視図であり、図8Dは、その縦断面図である。図8Eは、この出口オリフィス42およびその周辺部の縦断面を拡大して示す斜視図である。図8Fは、この出口オリフィス42を含む端部の縦断面および横断面を示す斜視図である。
【0048】
冷却ボックス10の長手方向の一方の端部における上部外側には、幅方向の全体にわたって中空の注入ヘッダ13が設けられている。注入ヘッダ13は、上面が開放されている。電槽ケース40が冷却ボックス10に挿入されると、電槽ケース40の入口オリフィス41が注入ヘッダ13の中央部上に位置される。注入ヘッダ13内には、入口オリフィス41から冷却媒体が供給される。注入ヘッダ13は冷却ボックス10内に収容された単電池30と冷却ボックス10の内壁面11との間の空間に連通している。
【0049】
冷却ボックス10の長手方向の他方の端部における上部外側には、幅方向の全体にわたって中空の排出ヘッダ14が設けられている。排出ヘッダ14は、上面が開放されている。冷却ボックス10に電槽ケース40が挿入されると、電槽ケース40の出口オリフィス42が排出ヘッダ14の中央部上に位置される。排出ヘッダ14も冷却ボックス10内に収容された単電池30と冷却ボックス10の内壁面11との間の空間に連通しており、排出ヘッダ14内には、単電池30を冷却した冷却媒体が冷却ボックス10から供給されて出口オリフィス42から排出される。
【0050】
次に、電槽ケース40に設けられた凹部と蓋体20に設けられた凸部との関係を説明する。図9Aは、実施の形態に係る、冷却ボックス10に収容された状態の電槽ケース40を示す斜視図である。図9Bは、この電槽ケース40に形成された凹部を説明するための斜視図であり、図9Cは、その要部斜視図である。図9Dは、その正面図である。電槽ケース40の4つの厚さ方向側面保持部44のうち出口オリフィス42に最も近い位置に設けられた厚さ方向側面保持部44には、台形形状を有する2つの凹部45が形成されている。この2つの凹部45は、この厚さ方向側面保持部44の蓋体20と対向する位置に形成されており、出口オリフィス42側に配置された2つの単電池30のそれぞれに対応する位置に形成されている。
【0051】
図10Aは、実施の形態に係る蓄電池100の蓋体20に形成された凸部を説明するための斜視図であり、図10Bは、その正面図である。蓋体20には、電槽ケース40の厚さ方向側面保持部44に形成された2つの凹部45とそれぞれ係合する2つの凸部24が設けられている。この凸部24の側面は台形形状を有しており、その台形の長辺が蓋体20側に接している。
【0052】
電槽ケース40を収容した冷却ボックス10に蓋体20を装着すると、蓋体20に形成された2つの凸部24は、厚さ方向側面保持部44に形成された2つの凹部45とそれぞれ係合する。電槽ケース40に設けられた入口オリフィス41および出口オリフィス42は蓋体20に設けられたオリフィス装着穴22および23をそれぞれ貫通する。
【0053】
以上のように本実施の形態によれば、蓋体20に形成された2つの凸部24が電槽ケース40の厚さ方向側面保持部44に形成された2つの凹部45とそれぞれ係合するので、電槽ケース40が収容された冷却ボックス10と蓋体20とを正しく位置決めすることができる。このため、電槽ケース40が収容された冷却ボックス10を蓋体20によって確実に封止することができるので、冷却ボックス10に収容された単電池30の冷却効率を向上させることができる。
【0054】
図11Aは、6つの単電池30を一体にした電槽ケース40および蓋体20を取り付けた状態の冷却ボックス10の、電池端子21の断面に沿った縦断面を示す図である。図11Bは、2本の電池端子21のうちの1本が設けられた端部の縦断面を示す斜視図であり、図11Cは、その縦断面図である。
【0055】
蓋体20が冷却ボックス10に装着されると、2本の電池端子21は、排出ヘッダ14の上方に位置される。各電池端子21はボルト状をしており、インサート成形により蓋体20と一体に形成されている。蓋体20が冷却ボックス10に装着されると、この2本の電池端子21は、3行×2列に配置された各単電池30のうち一方の端部において1行を構成する一対の単電池30にそれぞれ設けられた端子部36と、蓋体20に設けられた接続部材によって、それぞれ電気的に接続される。このように、この2本の電池端子21は、直列に接続された3行×2列の単電池30を蓄電池100の外部と接続する。
【0056】
図12Aは、実施の形態に係る各単電池30の電槽31を外底面方向から見た斜視図である。図12Bは、冷却ボックス10の内部に形成された内底面および内壁面を示す斜視図である。図12Aを参照すると、各電槽31の外底面37には複数の凹部38が形成されている。この複数の凹部38は円形形状を有しており、外底面37の4隅に各1個、2つの長辺および2つの短辺の各中央に各1個づつ、さらに、外底面37の中央に1個配置されており、合計9個の凹部38が3行×3列のマトリックス状に形成されている。中央に配置された1個の凹部は、他の凹部よりも大径に形成されている。図12Bを参照すると、冷却ボックス10の内部に形成された内底面15には、各電槽31の外底面37に形成された9個の凹部38に対応する位置に、各9個の凹部38とそれぞれ嵌入係合する9個の凸部16が設けられている。この凹部38と凸部16とによって各電槽31と冷却ボックス10とが相互に位置決めされる。
【0057】
本実施の形態では、各電槽31の外底面37には凹部38を設け、冷却ボックス10の内底面15には凸部16を設ける例を示したが、本発明はこれに限定されない。各電槽31の外底面37には凸部を設け冷却ボックス10の内底面15には凹部を設けてもよい。
【0058】
図13Aは、実施の形態に係る蓄電池100の冷却媒体通路を模式的に表す平面図である。前述したように、冷却ボックス10には、3行×2列に配置された6つの単電池30の電槽31が収容されている。
【0059】
図13Aに示すように、冷却ボックス10の両内壁面11にそれぞれ対向する各単電池30の外側のそれぞれの幅方向側面33と、冷却ボックス10の両内壁面11との間にそれぞれ形成された空間によって両側の冷却媒体通路51がそれぞれ形成されている。この冷却媒体通路51は、幅方向側面33と内壁面11と幅方向側面33に形成された突起部34(図4)と内壁面11に形成されたリブ12(図6)とによって囲まれている。各電槽31の内側において互いに対向する幅方向側面33間には1本の冷却媒体通路52が形成されている。この冷却媒体通路52は、幅方向側面33と幅方向側面33に形成された突起部34(図4)とによって囲まれている。互いに対向する厚さ方向側面32間には4本の冷却媒体通路53が形成されており、各冷却媒体通路53は冷却媒体通路51および52とそれぞれ連通している。冷却媒体通路51および52のそれぞれは、注入ヘッダ13(図8A)および排出ヘッダ14(図8A)とそれぞれ連通している。
【0060】
このような冷却媒体通路51、52および53を有する蓄電池100においては、冷却媒体が入口オリフィス41から注入されると、注入された冷却媒体の一部は注入ヘッダ13を通って中央の冷却媒体通路52を矢印55に沿って流通し、冷却媒体通路52を形成する幅方向側面33を強制冷却する。冷却媒体の他の一部は、注入ヘッダ13(図8A)を通って両側の冷却媒体通路51を矢印54に沿ってそれぞれ流通し、冷却媒体通路51を形成する幅方向側面33をそれぞれ強制冷却する。中央の冷却媒体通路52を流通する冷却媒体の一部は冷却媒体通路52から分岐して矢印56に沿って4本の冷却媒体通路53をそれぞれ流通する支流を形成する。この冷却媒体通路53を流通した冷却媒体は、両側の冷却媒体通路51を流通する冷却媒体と合流する。冷却媒体通路51、52を流通した冷却媒体は、排出ヘッダ14(図8A)を通って出口オリフィス42から排出される。
【0061】
この冷却媒体通路51および52を流通する冷却媒体は主たる流れである本流を形成し、冷却媒体通路52から分岐して冷却媒体通路53を流通する冷却媒体は従たる流れである支流を形成する。このように、この冷却媒体の主たる流れが幅方向側面33に沿って厚さ方向側面32に対して直交する方向に流通するように、冷却媒体通路51および52が形成されている。
【0062】
以上のように本実施の形態によれば、冷却媒体通路51および52によって冷却媒体の主たる流れが単電池30の幅方向側面33に沿って流通する。従って、この冷却媒体の主たる流れは、各電槽31に収容されている極板に対して平行な方向に沿って流通する。このため、この極板が冷却媒体によってより効率的に強制冷却される。この結果、より高い冷却効率を得ることができる。
【0063】
さらに本実施の形態によれば、冷却媒体の主たる流れが厚さ方向側面32に対して直交する方向に流通するので、入口オリフィス41と出口オリフィス42とを各々1個ずつ設け、単純な構成の冷却媒体通路によって各電槽を冷却することができる。このため、複数の冷却媒体通路に冷却媒体を分配するための構成を追加する必要がある前述した従来の構成よりも、単電池を冷却する構成がより簡単であって組立工数も少なく、コストが低い蓄電池を得ることができる。
【0064】
図13Bは、実施の形態に係る蓄電池の電流経路を説明する図であり、図13Cは、比較例に係る蓄電池の電流経路を説明する図である。図13Bを参照すると、図4および図5を参照して前述したように、6つの単電池30は3行×2列に構成されており、中央の2つの単電池30のそれぞれは、隣接する両側の単電池30とストラップ35を介してそれぞれ電気的に接続されている。この2列の単位電池は一端に配置された2つの単電池30のストラップ35を介して電気的に接続されている。このように、6つの単電池は略U字形状に直列に連結されている。従って、実施の形態に係る蓄電池100の電流経路は、矢印Bに示すように略U字形状の経路となる。
【0065】
図13Cを参照すると、比較例に係る蓄電池200は、6つの単電池230を幅方向側面間において隣接させており、ストラップ235を一方の厚さ方向側面側と他方の厚さ方向側面側とに交互に配置して、1行×6列に配置された6つの単電池230を直列に連結している。従って、比較例に係る蓄電池200の電流経路は、矢印Cに示すように幅方向側面の方向に蛇行した長い経路となる。
【0066】
このように、実施の形態に係る蓄電池100の単電池30は3行×2列に構成され、U字形状に直列に連結されているので、電流経路を比較例よりも短くすることができる。このため、単電池間の接続部分におけるロスを低減することができるので、発熱が減少する。その結果、高出力を得ることができる。
【0067】
図13Dは、実施の形態に係る蓄電池における単電池の膨張を説明する図である。図13Dを参照すると、幅方向側面に対して垂直な方向に沿って膨張する単電池は、厚さ方向側面において隣接させた3つの単電池を連結した単位電池を幅方向側面間において隣接させて2列に並列配置した3行×2列に構成されている。このように、実施の形態に係る蓄電池は、単電池が膨張する方向である幅方向側面に対して垂直な方向には2つしか単電池が並んでいない。従って、単電池が膨張する方向である幅方向側面に対して垂直な方向に6つも単電池が並んでいる図15を用いて前述した従来の構成に比較して、本実施の形態の構成では単電池の膨張が他の単電池に与える影響が小さくなるので、単電池の膨張量が小さくなる。
【0068】
図13Eは、実施の形態に係る蓄電池における各単電池の膨張を説明するグラフである。横軸は、図13Dに示す各単電池の参照符号を示しており、縦軸は、各単電池の膨張量を示している。実施の形態に係る蓄電池では単電池の膨張が他の単電池に与える影響が少ないので、図13Eに示すように、外側に配置された単電池になるほど膨張量が大きくなる図15および図16に示す従来の構成とは異なり、各単電池の膨張量が一様になる。
【0069】
図13Fは、実施の形態に係る蓄電池における各単電池の寿命特性を説明するグラフである。横軸は各単電池の放電サイクル数を示しており、縦軸は各単電池の電圧を示している。図13Eにおいて説明したように、各単電池の膨張量が一様になるので、各単電池間における群圧のバラツキが抑制される。従って、群圧が小さくなるために電解液の液枯れが生じるという問題が発生しないので、図13Fに示すように、蓄電池を構成する複数個の単電池の寿命がばらつかないという効果を得ることができる。
【0070】
図13Gは、実施の形態に係る蓄電池における各単電池の温度分布を説明する図である。横軸は図13Dに示す各単電池の参照番号を示しており、縦軸は各単電池の温度を示している。本実施の形態の構成では従来の構成に比べて冷却効率が高くなる事と、全ての単電池の冷却媒体に接する面積が同一となるため、大電流の入出力を伴うEVに用いても、図13Gに示すように、従来の構成のように各単電池間の温度バラツキが生じることがないという効果を得ることができる。
【0071】
図4に示す円柱状の突起部34は断面が長方形であるが、突起部34は円錐状で断面が三角形であってもよく、突起部34の断面は曲線形状であってもよい。さらに、突起部34は多角柱形状であってもよく、多角錐形状等であってもよい。 図14Aは、実施の形態に係る他の電槽131の斜視図である。この電槽131の幅方向側面133には冷却媒体通路を形成する複数のリブ134Aおよび134Bが設けられている。この複数のリブ134Aおよび134Bは上下方向に沿ってそれぞれ直線形状に形成されており、適当な間隔を空けて互いに平行に設けられている。各リブ134Aは、幅方向側面133の下端から上方向に向かって上端に到達せず、上端の手前まで形成されており、各リブ134Bは幅方向側面133の上端から下方向に向かって下端に到達せず、下端の手前まで形成されている。冷却媒体は、このリブ134Aおよび134Bに沿って矢印Aに示すように幅方向側面133上を上下方向に蛇行して流通する。このように、この複数のリブ134Aおよび134Bは、冷却媒体が幅方向側面133の全面を均等に流通するように配置されている。以上のように、この電槽131を本実施の形態に係る蓄電池100に用いると、入口オリフィス41から注入された冷却媒体は電槽131の幅方向側面133上を上下に蛇行して流れ、幅方向側面133の全面を均等に流通するので、冷却効率をさらに向上させることができる。
【0072】
図14Bは、電槽の幅方向側面133に形成される他のリブの断面の斜視図である。図14Cは、その断面図である。各リブ134C、134D、134Eおよび134Fは、幅方向側面133上を上下方向に沿った直線状であって、互いに平行に形成されている。リブ134Cは、このリブが延伸する方向に対して直角な方向の断面が長方形である。このリブの断面はリブ134Dのように三角形でもよく、リブ134E、134Fのように曲線形状であってもよい。
【0073】
図14Dは、電槽の幅方向側面133に形成されるさらに他のリブの断面図である。リブ134G、134H、134Iおよび134Jは、幅方向側面133上を左右方向に沿って延伸して形成されている。リブ134Gは、その延伸方向に直角な方向の断面が長方形である。リブの断面はリブ134Hのように三角形であってもよく、リブ134Iのように曲線形状であってもよい。リブ134Jのように台形形状であってもよい。
【0074】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、複数個の単電池を連結して集合電池の形態に構成された蓄電池において、この複数個の単電池を冷却する際の冷却効率が高い蓄電池を提供することができる。
【0075】
また本発明によれば、複数個の単電池を連結して集合電池の形態に構成された蓄電池において、この複数個の単電池を冷却するためのコストが低い蓄電池を提供することができる。
【0076】
さらに本発明によれば、複数個の単電池を連結して集合電池の形態に構成された蓄電池において、この複数個の単電池の寿命にばらつきが生じない蓄電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る蓄電池を斜め正面方向から見た外観を示す斜視図
【図2】実施の形態に係る蓄電池を斜め側面方向から見た外観を示す斜視図
【図3】実施の形態に係る蓄電池の、蓋を取り除いた状態における外観を示す斜視図
【図4】実施の形態に係る蓄電池の、電槽ケースにより一体化された複数の単電池の外観を示す斜視図
【図5】実施の形態に係る蓄電池の、互いに連結された複数の単電池の外観を示す斜視図
【図6】実施の形態に係る蓄電池の冷却ボックスの外観を示す斜視図
【図7】実施の形態に係る蓄電池の蓋体の外観図
【図8A】実施の形態に係る電槽ケースを挿入し蓋体を取り付けた状態の冷却ボックスの縦断面を示す斜視図
【図8B】実施の形態に係る電槽ケースを挿入し蓋体を取り付けた状態の冷却ボックスの縦断面図
【図8C】実施の形態に係る蓄電池の出口オリフィスを含む端部の縦断面を示す斜視図
【図8D】実施の形態に係る蓄電池の出口オリフィスを含む端部の縦断面図
【図8E】実施の形態に係る蓄電池の出口オリフィスおよびその周辺部の縦断面を拡大して示す斜視図
【図8F】実施の形態に係る蓄電池の出口オリフィスを含む端部の縦断面および横断面を示す斜視図
【図9A】実施の形態に係る、冷却ボックスに収容された状態の電槽ケースを示す斜視図
【図9B】実施の形態に係る蓄電池の電槽ケースに形成された凹部を説明するための斜視図
【図9C】実施の形態に係る蓄電池の電槽ケースの要部拡大斜視図
【図9D】実施の形態に係る蓄電池の電槽ケースに形成された凹部を説明するための正面図
【図10A】実施の形態に係る蓄電池の蓋体に形成された凸部を説明するための斜視図
【図10B】実施の形態に係る蓄電池の蓋体に形成された凸部を説明するための正面図
【図11A】実施の形態に係る蓄電池の冷却ボックスの電池端子の断面に沿った横断面を示す図
【図11B】実施の形態に係る蓄電池の電池端子が設けられた端部の縦断面を示す斜視図
【図11C】実施の形態に係る蓄電池の電池端子が設けられた端部の縦断面図
【図12A】実施の形態に係る単電池を底面方向から見た斜視図
【図12B】実施の形態に係る蓄電池の冷却ボックスの内部に形成された底面および内壁面を示す斜視図
【図13A】実施の形態に係る蓄電池の冷却媒体通路を模式的に表す平面図
【図13B】実施の形態に係る蓄電池の電流経路を説明する図
【図13C】比較例に係る蓄電池の電流経路を説明する図
【図13D】実施の形態に係る蓄電池における単電池の膨張を説明する図
【図13E】実施の形態に係る蓄電池における各単電池の膨張を説明するグラフ
【図13F】実施の形態に係る蓄電池における各単電池の寿命特性を説明するグラフ
【図13G】実施の形態に係る蓄電池における各単電池の温度分布を説明する図
【図14A】実施の形態に係る他の電槽の斜視図
【図14B】実施の形態に係る電槽の側面に形成される他のリブの断面の斜視図
【図14C】実施の形態に係る電槽の側面に形成される他のリブの断面図
【図14D】実施の形態に係る電槽の側面に形成されるさらに他のリブの断面図
【図15】従来の蓄電池の構成図
【図16】従来の蓄電池における単電池の膨張を説明する図
【図17】従来の蓄電池の寿命特性を示すグラフ
【図18】従来の他の蓄電池の構成図
【図19】従来の蓄電池における各単電池の温度分布を示すグラフ
【符号の説明】
10 冷却ボックス
11 内壁面
15 底面
16 凸部
20 蓋体
30 単電池
31 電槽
32 厚さ方向側面
33 幅方向側面
34 凹部
37 底面
38 凹部
40 電槽ケース
51、52、53 冷却媒体通路
100 蓄電池

Claims (13)

  1. 単電池の厚さ方向寸法に対して幅方向寸法が大きくなった長方体状の電槽内に、発電要素がそれぞれ収容された少なくとも4つの単電池を、一対の単電池のそれぞれの厚さ方向側面同士を相互に対向させるとともに幅方向側面同士を相互に隣接するように配置し、かつ、前記一対の単電池同士を幅方向側面同士が相互に対向するように配置した蓄電池であって、
    前記各単電池は、冷却ボックスに収容されており、
    前記各単電池を冷却するための冷却媒体通路が、前記冷却ボックスの内壁面に対向する前記各単電池の前記幅方向側面と前記内壁面との間に形成された第1通路部分と、互いに対向する前記各単電池の幅方向側面間の間に形成された第2通路部分と、前記各単電池のそれぞれの電槽の外底面と前記冷却ボックスの内底面との間に形成された第3通路部分とを備え、
    前記冷却媒体通路における冷却媒体の主たる流れが、前記第1通路部分および前記第2通路部分に形成されていることを特徴とする蓄電池。
  2. 前記冷却媒体通路には、相互に対向する前記各単電池の厚さ方向側面間に形成された第4通路部分が設けられており、前記冷却媒体通路における冷却媒体の従たる流れが、該第4通路部分に形成されている、請求項1記載の蓄電池。
  3. 前記各電槽の外底面には、凹部もしくは凸部がそれぞれ形成されており、
    前記冷却ボックスの内底面には、該凹部もしくは凸部と係合する凸部もしくは凹部が形成されている、請求項1記載の蓄電池。
  4. 前記各単電池の幅方向側面に対向する前記冷却ボックスの内壁面には前記冷却媒体通路の前記第1通路部分を形成する第1リブが形成されており、前記内壁面に対向する前記各単電池の幅方向側面には冷却媒体通路の前記第1通路部分を形成する第2リブが前記第1リブに突き合わされて形成されている、請求項1記載の蓄電池。
  5. 前記第1リブと前記第2リブとは超音波によって溶着されている、請求項4記載の蓄電池。
  6. 前記第2リブは、前記単電池における幅方向側面の全面にわたって複数設けられた突起部である、請求項4記載の蓄電池。
  7. 前記第2リブは、前記第1通路部分を前記冷却媒体が前記各単電池の幅方向側面の全面を均等に流通するように設けられている、請求項4記載の蓄電池。
  8. 前記第2リブは、前記単電池における幅方向側面を分割する直線状であって、該第2リブによって分割された領域同士を連通するように形成されている、請求項4記載の蓄電池。
  9. 前記第2リブの断面が、長方形、三角形、曲線形状のうちのいずれかの形状を有している、請求項4記載の蓄電池。
  10. 前記冷却媒体は、液体である、請求項1記載の蓄電池。
  11. 前記単電池の発電要素は、該単電池の幅方向側面に対して平行に積層された極板である、請求項1記載の蓄電池。
  12. 前記各単電池の電槽は、電槽ケースによって一体化されて前記冷却ボックスに収容されており、
    該冷却ボックスは、蓋体によって封止されている、請求項1記載の蓄電池。
  13. 前記各単電池の電槽、前記電槽ケース、前記蓋体および前記冷却ボックスは、合成樹脂によって形成されており、前記各単電池の電槽は前記電槽ケースと溶着または接着によって互いに接合されており、前記蓋体は、前記電槽ケースおよび前記冷却ボックスと溶着または接着によって互いに接合されている、請求項12記載の蓄電池。
JP2001324134A 2001-10-02 2001-10-22 蓄電池 Expired - Fee Related JP4107828B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001324134A JP4107828B2 (ja) 2001-10-22 2001-10-22 蓄電池
US10/260,189 US7138205B2 (en) 2001-10-02 2002-09-30 Battery with proportional collectors, straps, and plates
CNB021457107A CN100382382C (zh) 2001-10-02 2002-10-08 蓄电池
CNB200410092308XA CN100355130C (zh) 2001-10-02 2002-10-08 蓄电池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001324134A JP4107828B2 (ja) 2001-10-22 2001-10-22 蓄電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003132962A JP2003132962A (ja) 2003-05-09
JP4107828B2 true JP4107828B2 (ja) 2008-06-25

Family

ID=19140912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001324134A Expired - Fee Related JP4107828B2 (ja) 2001-10-02 2001-10-22 蓄電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4107828B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100637468B1 (ko) * 2004-11-30 2006-10-23 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지 모듈
KR20060102852A (ko) * 2005-03-25 2006-09-28 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지 모듈
KR20060102853A (ko) 2005-03-25 2006-09-28 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지 모듈
JP4947075B2 (ja) * 2009-03-23 2012-06-06 トヨタ自動車株式会社 蓄電装置の温度調節構造
JP2011253734A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Toyota Motor Corp 組電池及び車両
JP5422596B2 (ja) * 2011-04-22 2014-02-19 株式会社日立製作所 二次電池モジュール及び二次電池パック
JP5862725B2 (ja) * 2014-08-11 2016-02-16 三菱自動車工業株式会社 電池モジュール
CN108832231A (zh) * 2018-06-25 2018-11-16 江苏华锋新能源科技有限公司 一种散热均衡电池模组
CN108767371B (zh) * 2018-08-16 2023-08-25 南京工程学院 液体介质的汽车电池热管理系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003132962A (ja) 2003-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1091438B1 (en) Battery pack
KR101909215B1 (ko) 전지 서브 모듈 캐리어, 전지 서브 모듈, 전지 시스템 및 자동차
US11616260B2 (en) Cartridge for battery cell and battey module including the same
US6555264B1 (en) Battery module having a plurality of interconnected batteries
KR20180113419A (ko) 루버 핀 형상의 열전도 매개체를 구비한 배터리 팩
US11837739B2 (en) Battery pack
US20210075077A1 (en) Battery pack
KR20200044578A (ko) 배터리의 대형 모듈
EP2835842B1 (en) Battery module
US7138205B2 (en) Battery with proportional collectors, straps, and plates
JP4107828B2 (ja) 蓄電池
JP7309259B2 (ja) 電池モジュールおよびそれを含む電池パック
JP7446660B2 (ja) 電池モジュールおよびそれを含む電池パック
KR20200044582A (ko) 배터리의 대형 모듈
US20200127344A1 (en) Battery module
JP3770539B2 (ja) 蓄電池
JP4279932B2 (ja) 集合型密閉二次電池
JP2022547146A (ja) 電池モジュールおよびこれを含む電池パック
JP2013211197A (ja) 電池モジュール及び組電池
KR20240054790A (ko) 전지 모듈 및 이를 포함하는 전지 팩
JPH02160380A (ja) 鉛蓄電池の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080401

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees