JP4106314B2 - センサシステム - Google Patents

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Description

本発明は、通気構造を有するセンサシステムに関し、特に、車載され排気ガス等の特定成分を検出するためのセンサシステムに関し、中でも、内燃機関の作動によって発生する負圧に晒されるセンサを含むセンサシステムに関する
車載センサの中には、内燃機関の作動によって、センサの周囲が負圧になりセンサに負荷が加わることを防止するため、大気を導入するものがある。従来法では、温度の急速ないし急激な変化によってセンサ内が減圧されるとリード線を通じてセンサ内に大気が入るようになっているものがある。また、従来法の一例ではリード線とセンサが大気と通気するようにコントローラのケースに微小な通気孔を設けているものがある。従来のセンサとセンサコントローラないしECU間の接続関係を示す文献としては特許文献1、2がある。
特公平07−111413 特開2002−71640
特許文献1、2では、負圧の発生により水分がセンサ内へ浸入することに対する考慮は払われていない。しかしながら、コントローラは一般に車室外外気に露出状態で取り付けられており、水が侵入する場合がある。このため、従来法の一例ではコントローラケースに設けた通気孔に水の侵入を防止する防水フィルタを付けて水の侵入を防止している。図4は、リード線を用いたセンサ負圧防止システムの従来法の他の一例を示す。複数のリード線のうち一本は、コントローラのケース内を通過するのみでコントローラ内とは接続されず(即ち、コントローラ回路基板を介さず)直接センサへ接続されている(黒い太線)。このリード線は、内部が通気性を有し、ECUとセンサ間の通気経路を確保する。しかし、このようなコネクタは、リード線の取り回しが複雑であり、問題がある。
かくて従来法には、なお大きな改良が望まれている。
本発明の目的は、新規な通気構造を有するセンサシステム及びコネクタを提供することであり、さらには、通気構造及び配線の取り回しが簡素で防水性が向上可能なセンサシステム及びコネクタを提供することである。
本発明の基本着想は、センサ、センサコントローラ(この2つは車室外(外気)に露出している)及びECU(一般に車室内配置)をリード線を通じて電気的に導通させること、かつ同時にリード線を通じてのみ大気とセンサ内部が連通する構造にある。これにより、センサ内部にその減圧時に水が侵入する事を防止する。本願発明では、水の侵入の怖れがない車室内のECUからリード線とコントローラを介してセンサに通気させようという発想に基づく。即ち、リード線はECUとセンサ間に存在するセンサコントローラ(電気回路を防水する構造採用)により空間的に切断され、且つ、コントローラはリード線で運ばれた電気信号をコントロールする回路基板を内蔵した上でウレタンゴムなどのシール材を充填して外部から密閉されてしまう。そのため、該コントローラの構造について、リード線を通して運ばれる大気をECU側リード線とセンサ側リード線へ通気させる通気チャンネルが必要となる。本発明はそのための具体的解決手段を提供するものである。図5は、本発明の一視点における基本的概念を示す。即ち、図4の従来法に比べて、通気性リード線がコネクタの所で切断されると共に、該コネクタを介して通気経路及び電気的導通経路が確保されるよう構成される。なお、電気的導通経路をなす通常のリード線及び通気性リード線共、夫々複数本設けることができる。
上記課題を解決するため、本発明は、第の視点において、 、NOx、H O、CO 、CO及びHCを含むガスを測定するセンサと、大気に連通した雰囲気中に設置されるエンジンコントロールユニット(以下これを「ECU」と称する)とセンサコントローラ(1)と、前記センサに付設され、ECU側から電力が供給され該電力により該センサを加熱するヒータと、を有するセンサシステムであって、前記センサコントローラ(1)の一部を構成するコネクタ(2)と、通気性を備え一端が前記ヒータに接続されるセンサ側ヒータ線(7)と、前記センサ側ヒータ線(7)の他端に接続され前記コネクタ(2)内に挿入されるセンサ側ターミナル(8)と、通気性を備え一端が前記ECUに接続されるECU側ヒータ線(5)と、前記ECU側ヒータ線(5)の他端に接続され前記コネクタ(2)内に挿入されるECU側ターミナル(6)と、前記センサ側ターミナル(8)と前記ECU側ターミナル(6)とが前記コネクタ(2)内に挿入された状態で、前記センサ側ヒータ線(7)と前記コネクタ(2)間及び前記ECU側ヒータ線(5)と前記コネクタ(2)間を密閉し、閉じられた空間を通気経路(3)として形成するための封止部(8b、8b’)と、を有し、前記センサ側ターミナル(8)と前記ECU側ターミナル(6)とを電気的に接続することにより前記ECUと前記ヒータとが電気的に接続されるとともに、前記通気経路(3)を介して前記センサ側ヒータ線(7)の通気部と前記ECU側ヒータ線(5)の通気部が連通されることにより前記ECUから前記センサの側に大気が供給されることを特徴とするセンサシステムを提供する。
なお、特許請求の範囲に付記した図面参照符号は、専ら理解を助けるためのものであり、本願発明を図示した実施態様に限定することを意図するものではない。
前記センサシステムによれば、前記センサ側ターミナルと前記ECU側ターミナルとが電気的に接続される前記通気経路内で、前記センサ側ヒータ線が大気に連通することができ、この結果、前記センサの側に大気が供給される。前記センサシステムによれば、通気経路と電気的な接続経路とがコネクタ内に集約されると共に、コネクタ内で通気経路と電気的な接続経路とを共通化することができるため、通気構造及び配線の取り回しが簡素化され防水性が向上可能となる。また、前記センサシステムによれば、ヒータに電力を供給するために要する電気的な接続箇所の個数が減少される。
本発明は、第2の視点において、前記第1の線のターミナルと前記第2のターミナルとが雌雄の接続構造よりなり、挿入により電気的に接続される際、互いの接続部の間の空間およびまたは前記第1のターミナルと前記コネクタ間およびまたは前記第2のターミナルと前記コネクタ間の空間を経由することにより、前記第1の線の通気部と前記第2の線の通気部が連通されることを特徴とするコネクタを提供する。
本発明のコネクタは、好ましくは、さらに、互いに密着して係合する第1及び第2のコネクタ部材を有し、前記第1のコネクタ部材は前記第1のターミナルを外部から遮断されるよう受容し、前記第2のコネクタ部材は前記第2のターミナルを外部から遮断されるよう受容する。
本発明のコネクタにおいて、好ましくは、前記第1及び第2のコネクタ部材は雌雄の接続構造をなし、前記第1及び第2のターミナルは雌雄の接続構造をなす。
本発明のコネクタにおいて、好ましくは、前記第1及び第2のターミナルは前記コネクタ内で直結される。
本発明のコネクタにおいて、好ましくは、前記第1及び第2のターミナルは、前記コネクタ内に形成された電気的配線及び前記通気経路を介して間接的に接続される。
本発明のコネクタにおいて、好ましくは、前記通気経路は、前記コネクタ内において前記第1及び第2のコネクタ部材に亘って形成される。
本発明のコネクタにおいて、好ましくは、少なくともシーリングが前記第1又は第2のターミナルに隣接して設けられる。
本発明のコネクタにおいて、好ましくは、前記通気経路は、少なくとも2つの区画からなり、前記第1の区画は前記コネクタの軸に沿って延在し、前記第2の区画は前記第1の区画と交差する。
本発明のコネクタにおいて、好ましくは、前記第2の区画は前記コネクタを横断して延在し、その一端は前記ターミナルのいずれか一方を受容するよう開口し、その他端は外気から遮断又はシールされる。
本発明のコネクタにおいて、好ましくは、前記ターミナルは、前記導線と該導線と対応する前記ターミナルとの間の電気的接続、及び前記導線の内部と前記通気経路との間の通気を可能とする構造を有する。
本発明のコネクタにおいて、好ましくは、前記第1及び第2のコネクタ部材は雌雄の接続構造をなし、前記第2のコネクタ部材は前記第2のターミナルをシーリングによって外部から密閉してシールされるよう受容する孔を有し、前記孔の前記シーリングよりも内側の部分は前記通気経路の一部を形成する。
本発明のコネクタにおいて、好ましくは、前記孔は前記第1のコネクタ部材内に形成された開口内部へ突出するよう延在し、前記開口は前記通気経路の一部を形成し且つ前記第1及び第2のコネクタ部材の間に装填されるシーリングによって密閉してシールされる。
本発明のコネクタにおいて、好ましくは、さらに、少なくとも一つの電気的接続ターミナルを有する。
本発明は、第6の視点において、電気的接続及び通気的接続が可能な少なくとも2つの導線(以下これを「通気性導線」という)の間の電気的接続及び通気的接続を達成するためのコネクタシステムであって、第1及び第2の前記通気性導線は、該第1及び第2の通気性導線を接続するための第1及び第2のターミナルをそれぞれ有し、コネクタアセンブリは、前記第1及び第2の通気性導線間の電気的接続を達成し、前記コネクタアセンブリは、外部からシールされた通気経路を形成するよう構成されている、ことを特徴とするコネクタシステムを提供する。
本発明のコネクタシステムにおいて、好ましくは、前記コネクタアセンブリ内部に形成される前記通気性導線間の空間を密閉して封止するシーリング手段を有し、前記ターミナル間は直接又は間接的に電気的に接続され、前記通気経路は、前記コネクタアセンブリ内の前記通気経路として機能する前記シールされた空間を介してなる。
本発明のコネクタシステムにおいて、好ましくは、前記第1の通気性導線はセンサとの通気的接続に用いられ、前記第2の通気性導線はエンジンコントロールユニットとの電気的及び通気的接続に用いられる。
本発明のコネクタシステムにおいて、好ましくは、前記コネクタアセンブリは、前記センサのコントロールユニットと電気的及び通気的に接続される。
本発明のコネクタシステムは、好ましくは、さらに、前記第1及び第2の通気性導線以外に少なくとも一つの電気的導線を有し、前記少なくとも一つの電気的導線及び前記通気性導線は互いにハーネス化される。
本発明は、第7の視点において、コネクタ及びセンサのアセンブリであって、第6の視点の前記コネクタシステムと、第6の視点の前記第1の通気性導線に接続されるセンサと、を有し、前記コネクタは、さらに、電気的及び通気的にセンサコントロールユニットと接続されることを特徴とするコネクタ及びセンサのアセンブリを提供する。
本発明のコネクタ及びセンサのアセンブリにおいて、好ましくは、前記センサは第1の雰囲気にさらされ、前記通気経路は前記第1の雰囲気と異なる第2の雰囲気にさらされる。
本発明のコネクタ及びセンサのアセンブリにおいて、好ましくは、前記第1の雰囲気は車両の外気であり、前記第2の雰囲気は、前記外気よりも前記センサに融和性の高い雰囲気である。
本発明のコネクタ及びセンサのアセンブリにおいて、好ましくは、前記第2の雰囲気は前記第1の雰囲気からの水分の侵入が防止されている。
本発明のコネクタ及びセンサのアセンブリにおいて、好ましくは、前記センサは、O、NOx、HO、CO、CO及びHCを含むガスを測定する。
本発明のコネクタ及びセンサのアセンブリは、好ましくは、さらに、前記コネクタに接続され該コネクタを介して前記センサと電気的及び通気的に接続されるセンサコントローラを有する。
本発明によれば、新規な通気構造を有するセンサシステム及びコネクタが提供され、さらには、通気構造及び配線の取り回しが簡素で防水性が向上可能なセンサシステム及びコネクタが提供される。
以下、本発明の好ましい実施の形態を説明する。
本発明の好ましい実施の形態においては、本発明は、内燃機関の排気又は吸気ガス、例えば、O、NOx、HO、CO、CO及びHC等を含むガス中の特定ガス、例えば、酸素、NOx等のガス濃度を検出するためのセンサを含むシステムに適用される。
本発明の好ましい実施の形態に係るセンサシステムは、センサと、大気に連通した雰囲気中に設置されるエンジンコントロールユニット(以下これを「ECU」と称する)と、大気から遮断された雰囲気中に設置されるセンサコントローラと、前記センサに付設され、エンジンコントロールユニット(以下「ECU」)側から電力が供給され該電力により該センサを加熱するヒータと、を有するセンサシステムであって、前記センサコントローラに内蔵されるセンサコントロールボードと、通気性を備え前記ヒータに電気的に接続されるセンサ側ヒータ線と、通気性を備え前記ECU側に電気的に接続されるECU側ヒータ線と、前記センサコントロールボード上に装着されるコネクタと、前記センサ側ヒータ線に該センサ側ヒータ線の一部を露出させた状態で装着されるセンサ側ターミナルと、前記ECU側ヒータ線に該ECU側ヒータ線の一部を露出させた状態で装着され、前記センサコントロールボード上に装着された前記コネクタ内で前記センサ側ターミナルと電気的に接続されるECU側ターミナルと、前記コネクタ内に形成され、前記センサ側ターミナルと前記ECU側ターミナルとが隙間をもって挿入されて互いに電気的に接続され、該ECU側ターミナルが挿入される側が前記ECU側ヒータ線が露出した部分を介して大気に連通され、該センサ側ターミナルが挿入される部分の背部が封止される通気経路と、を有する。
本発明の好ましい実施の形態に係るセンサシステムは、センサと、大気に連通した雰囲気中に設置されるエンジンコントロールユニット(以下これを「ECU」と称する)と、大気から遮断された雰囲気中に設置されるセンサコントローラと、前記センサに付設され、エンジンコントロールユニット(以下「ECU」)側から電力が供給され該電力により該センサを加熱するヒータと、を有するセンサシステムであって、前記センサコントローラに内蔵されるセンサコントロールボードと、通気性を備え前記ヒータに電気的に接続されるセンサ側ヒータ線と、通気性を備え前記ECU側に電気的に接続されるECU側ヒータ線と、前記センサコントロールボード上に装着されるコネクタと、前記ECU側ヒータ線に該ECU側ヒータ線の一部を露出させた状態で装着され、前記センサコントロールボード上に装着された前記コネクタ内で前記センサ側ターミナルと電気的に接続されるECU側ターミナルと、前記センサコントロールボードに形成され、前記ECU側ターミナルと直接又は間接に電気的に接続される配線と、前記コネクタ内に形成され、前記ECU側ターミナルが挿入されて封止される開口部と、前記コネクタ内に形成され、前記開口部と連通する通気経路と、を有し、前記通気経路内には、前記センサ側ヒータ線の一部が露出した部分が挿入され、前記配線に電気的に接続される端子が突出し、該通気経路内で、該センサ側ヒータ線の露出部と該端子が電気的に接続され、前記ECU側ヒータ線の一部が露出した部分、前記開口部、前記通気経路及び前記センサ側ヒータ線の一部が露出した部分を介して前記センサ側ヒータ線が大気に連通されることにより、前記センサの側に大気が供給される。このセンサシステムによれば、前記ECU側ヒータ線の一部が露出した部分、前記開口部、前記通気経路及び前記センサ側ヒータ線を介して前記センサ側ヒータ線が大気に連通されることにより、前記センサの側に大気が供給される。前記センサシステムによれば、通気経路と電気的な接続経路とがコネクタ内に集約されるため、通気構造及び配線の取り回しが簡素化され防水性が向上可能となる。
本発明の好ましい実施の形態に係るセンサシステムは、通気性を有する第1の線に該第1の線の一部を露出した状態で装着される第1のターミナルと、通気性を有する第2の線に該第2の線の一部を露出した状態で装着された第2のターミナルとが所定の隙間をもって挿入される通気経路を有し、前記通気経路内で前記第1のターミナルと前記第2のターミナルとが互いに電気的に接続され、前記通気経路の前記所定の隙間を介して、前記第1の線から前記第2の線に気体を供給可能である。
本発明の好ましい実施の形態に係るセンサシステムは、通気性を有する第1の線に該第1の線の一部を露出した状態で装着される第1のターミナルが挿入される開口部と、通気性を有する第2の線に該第2の線の一部を露出した状態で装着された第2のターミナルとが挿入される通気経路を有し、前記通気経路内で前記第2のターミナルは、前記第1のターミナルに電気的に接続されたボード上の端子に電気的に接続され、前記開口部、前記通気経路を介して、前記第1の線から前記第2の線に(或いはその逆方向に)気体を供給可能である(即ち、第1、第2の線内が互いに連通される)。通例、この通気経路は、コネクタを所定ユニット(ケース)に装着ないし組付けることによって、外部ないし外気から密閉された空間として構成することができる。しかし、通気経路はコネクタ自体内において密閉空間をなすようシールすることができる。
以上説明した本発明の好ましい実施の形態をさらに明確化するために、以下図面を参照して、本発明の一実施例を説明する。
[実施例1]
図1(A)は、本発明の実施例1に係るセンサシステム及びコネクタ構造を説明するための分解斜視図であり、図1(B)は図1(A)のX−X’要部断面図である。
図1(A)及び図1(B)を参照すると、不図示のセンサを制御する不図示のセンサコントローラに内蔵されたセンサコントロールボード1上に、コネクタ2が電気的に接続されて配されている。コネクタ2には、第1の開口部3a及び第2の開口部3bを有する通気経路3が形成されている。通気経路3には、第1の開口部3a側からECU側ヒータ線5及びECU側ターミナル6、第2の開口部3b側からセンサ側ヒータ線7及びセンサ側ターミナル8が挿入される。ECU側ヒータ線5及びセンサ側ヒータ線7は通気性を備えている。ECU側ターミナル6は、通気経路3を囲む壁に係合される。通気経路3内で(その拡径部3’において)、ECU側ターミナル6とセンサ側ターミナル8とは、導通部(メス型)6aと導通部(オス型)8aを介して電気的に接続される。接続後、通気経路3の第1開口部3a側は樹脂(不図示)によって封止される。通気経路3の背部、すなわち、管状部3cから成る第2開口部3b側はセンサ側ターミナル8によってセンサ側ヒータ線7にかしめられているシール材8bによって封止される。これの封止部(第1開口部3a側を封止する樹脂、シール材8b’)によって、センサ側ターミナル8とECU側ターミナル6とがコネクタ2内に挿入された状態で、センサ側ヒータ線7とコネクタ2間及びECU側ヒータ線5とコネクタ2間が密閉され、換言すると、コネクタ2内におけるセンサ側ターミナル8とECU側ターミナル6とが挿入された空間が外部から密閉され、閉じられた空間(通気経路3)が形成される。
なお、第1開口部3a側における、ECU側ターミナル6の前記壁との係合及び封止は、例えば雄コネクタ部材2aに外嵌する一点鎖線で示す雌コネクタ部材2bを介して行うことができる。この係合・封止は、第2開口部3bのシール材8bによる封止と同様にシール材8b’によって管状部2cを封止して行うこともできる。
ECU側ターミナル6の第1開口部3aとの係合及びシールは、雌コネクタ部材2bを用いて行ってもよく、雌コネクタ部材2bは破線で示すように雄コネクタ部材2aと外周係合する。この係合/シールは、第2開口部3b用のシール部材8bと同様に、ガイド部2cに適用されるシール部材8b’によって行ってもよい。
本発明の実施例1に係るセンサシステム及びコネクタ構造において、ECU側からセンサ側へ供給される大気の通気経路について説明する。
ECUは大気に連通した雰囲気中に設置されている。したがって、ECUから通気性を有しているECU側ヒータ線5へ、さらに、ECU側ヒータ線5から、通気経路3内の第1の開口部3aの内側に大気が供給される。通気経路3内には、センサ側ターミナル8とECU側ターミナル6とが挿入されている。この通気経路3を通じて、大気は、ECU側ヒータ線5からセンサ側ヒータ線7に供給され、さらに、センサ側ヒータ線7を通じて、ヒータからセンサの周囲に供給される。
すなわち、センサ側ターミナル8とECU側ターミナル6とが雌雄の接続構造よりなり、コネクタ2内への挿入により電気的に接続される際、互いの接続部の間の空間及び/又はセンサ側ターミナル8とコネクタ2間の空間及び/又はECU側ターミナル6とコネクタ2間の空間を経由することにより、センサ側ヒータ線7の通気部とECU側ヒータ線5の通気部が連通される。
本発明の実施例1に係るセンサシステム及びコネクタ構造によれば、通気経路3と電気的な接続経路とがコネクタ2内に集約されると共に、コネクタ2内で通気経路と電気的な接続経路とが共通化されているため、通気構造及び配線の取り回しが簡素化され防水性が向上可能となる。また、本発明の実施例1に係るセンサシステム及びコネクタ構造によれば、ヒータに電力を供給するために要する電気的な接続箇所の個数が減少される。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、例えば、前記実施例においては、コネクタ2の第1の開口部3aが封止されると説明したが、この部分にさらに別のコネクタ等を挿入して、この別のコネクタにECU側ターミナル6のシール材8b’を挿入し、その背後を封止しても良い。その一例を図1(B)に一点鎖線で示す。即ち、コネクタ2の雄コネクタ部材2aに嵌合する雌コネクタ部材2bは、第1の開口部3aに内挿される管状部2cの中心孔が、通気性ターミナル6のシール材8b’によって封止される。この場合、第1開口部3aの内部は、密閉空間となりこの密閉空間を介してセンサ側とECU側の通気性導線が、通気的かつ電気的に接続される。なお、図1(A)に示すとおり、このコネクタは多心コネクタであり、他の複数の導線のターミナルを併設して含むことができる。また、図示の例では、通気性導線1本についてのコネクタ構造を示すが、複数の通気性導線のターミナルを含むこともできる。
[実施例2]
本発明の実施例2に係るセンサシステムが、前記実施例1に係るセンサシステムと共通の構造を有する点については、前記実施例1の記載を参照することができるものとする。
図2(A)は、本発明の実施例2に係るセンサシステム及びコネクタ構造を説明するための分解斜視図であり、図2(B)は図2(A)のX−X’要部断面図である。
図2(A)及び図2(B)を参照すると、ECU側ターミナル16の第1の導通部16aには、コネクタ2に隣接するセンサコントロールボード1に電気的に接続される第1の分岐部16xと、センサ側ターミナル8の導通部8a(メス型)に電気的に接続される第2の分岐部16y(オス)と、ECU側ターミナル16の第1の導通部16a(メス型)に電気的に接続される第3の分岐部16z(オス型)と、を備えた第2の導通部16bが電気的に接続される。
本実施例によれば、第1の導通部16a側、すなわち、センサコントロールボード1側からヒータに電力を供給することも可能となる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、例えば、前記実施例においては、コネクタ2の第1の開口部3aが封止されると説明したが、この部分にさらに別のコネクタ等を挿入して、この別のコネクタにECU側ターミナル16のシール材8b’を挿入し、その背後を封止しても良い。そのような、対応雌コネクタの一例を一点鎖線で示す。通気性ターミナル16に後置(ターミナル先端から見て)されるシール材8b'により、第1の開口部3aをコネクタ内部空間として密閉することができる。この内部空間は、図1(A)に示すとおり、他のターミナルに対し共通の空間としてしてもよいが、他のターミナルとは隔離した空間としても良い。
[実施例3]
本発明の実施例3に係るセンサシステムが、前記実施例1に係るセンサシステムと共通の構造を有する点については、前記実施例1の記載を参照することができるものとする。
図3は、本発明の実施例3に係るセンサシステム及びコネクタ構造を説明するための模式図である。
図3を参照すると、不図示のセンサを制御する不図示のセンサコントローラに内蔵されたセンサコントロールボード1上に、コネクタ20が電気的に接続されている。コネクタ20には、第1の開口部23a及び第2の開口部23bを有する通気経路23が形成されている。第1の開口部23a及び第2の開口部23bは封止される。通気経路23には、第1の開口部23a側からECU側ヒータ線25及びECU側ターミナル26、第2の開口部23b側からセンサ側ヒータ線27がそれぞれ挿入される。ECU側ヒータ線25及びセンサ側ヒータ線27は通気性を備えている(通気性導線)。センサコントロールボード1には、ECU側ターミナル26の導通部26aと、第1の端子20aを介して、電気的に接続される配線1aが形成されている。第2の端子20bにはセンサ側ヒータ線27がカシメられている。かしくて、配線1aは、通気経路23内でセンサ側ヒータ線27と電気的に接続されている。通気経路23内には、センサ側ヒータ線27が挿入され、配線1aに電気的に接続される第2の端子20bが突出し、通気経路23内(径大部23’)で、露出部と第2の端子20bが電気的に接続される。
本発明の実施例3に係るセンサシステム及びコネクタ構造において、ECU側からセンサ側へ供給される大気の通気経路について説明する。
本実施例に係るセンサシステム及びコネクタ構造によれば、大気側にあるECU側ヒータ線25、通気経路23及びセンサ側ヒータ線27を介してセンサ側ヒータ線27が大気に連通されることにより、センサの側に大気が供給される。このセンサシステム及びコネクタ構造によれば、通気経路と電気的な接続経路とがコネクタ内に集約されるため、通気構造及び配線の取り回しが簡素化され防水性が向上可能となる。なお、第1の開口部23aの封止は、一例として一点鎖線で示す雌コネクタ部材20'を介して行い密閉空間23b’、23、23’をコネクタ内に形成することもできることは、第1、第2の実施例と同様である。
通気性コネクタを用いた通気性導電接続システムの一例を図5に概念的に示す。
即ち、通気性コネクタを介して、通気性導線は一方でECU側と、他方でセンサ側と通気的かつ電気的に接続される。他の電気導線(複数も可)は、通気性コネクタを介して、但し通常の仕方(非通気的接続)で、コントローラから一方でECUに、他方でセンサに接続される。
図6に、図5に示すコネクタのA-A断面を概念的に示す。なお、断面B-Bは、接続先がセンサに代りECUである点を除き、断面A-Aと同様の構成である。
コネクタ2は、雄・雌コネクタ部材2a、2bが互いに密に嵌合して構成され、コネクタ嵌合により閉じた空間CSを形成する。閉じた空間CSは、外部へ連通する孔部(ないしチャンネル)を有し、これにより、通気経路を構成する。通気経路は点線矢印で示す。一方電気的導通経路は実線矢印で示す。各経路の立体的形状は、図示の態様に限定されない。
雄コネクタ部材2a内の孔部は、90度回転したT字状に交叉して形成されT字頂部の一端は開放され他端は閉止される。T字頂部の開放端には、センサからの通気性導線がシールを介して、挿入される。通気性導線の先端は、絶縁皮覆が除去されて孔部内に通気連通すると共に心線が下部でシール固着(例えばハンダ付け)され、さらにコントローラ側へ導くリード線にシール状態で接続されている。通気性導線の皮覆除去端は、通気経路との通気性接続部(ターミナル)を成し、これによって、センサ内とコネクタ内の閉じた空間CSとが連通し、もってさらにコントローラユニットのケース内空間ASとも連通する。
図6の例では、ケース内空間ASと閉じた空間CSの間の孔部は、通気性が確保されている。なお、雄・雌コネクタ部材間の電気導線の電気的接続端子(ターミナル)は、慣用の方法(例えば差込プラグイン方式等)で行うことができる。
通気性導線は、一例として、図7(B)に示す絶縁皮覆多心線であって、多心線間の空隙が通気経路を成し、(軸方向に)通気性を与える。
コネクタ2は、コントローラユニットのケースの一部を構成するようセンサコントロールボード1上に配設して構成され、雌コネクタ部材(図中左側の部材)は空気が満たされた空間ASに連通すると共に、空間AS内に配された回路基板に電気的に接続されている。
このようにして、通気性コネクタが通気性導線を通気性及び導電性を確保して、任意の装置特にコントロールユニット等の外気ないし(有害成分を含む)不所望の雰囲気に対し、遮断した状態で、通電・通気を可能とするコネクタ構造が実現される。
図7に、通気性導電接続システムの一例たるECU−センサ間の通気性コネクタを介した接続システムを示すと共に、図8に通気性コネクタの拡大図を示す。
通気性コネクタ32は、互いにシールして係合する雄・雌コネクタ部材32a、32bから成る。センサに対し、通気性リード線34が雄コネクタ部材の出力端40から接続される一方、雌コネクタからECUに対し通気性リード線35が接続される。かくて、外気に対し密閉した空間を成すコネクタ内部の通気経路33を介して、ECU側とセンサ側の両通気性リード線34、35が通気的に接続される。センサ側の通気性リード線34の端子T2は、図示面外の個所で給電端子T3に接続される。一方ECU側の通気性リード線35の端子(ECU側ターミナル)42は、雌コネクタ部材32bの中央突部に貫通するターミナル受容孔33b内に配設されたコネクタ側ターミナル41(端子T1に接続される)に係合されると共に、シール材38b'を介して外部からシールされて、密閉空間を通気経路(33、33c、33e)としてコネクタ32内に形成する。ECU側ターミナル42は皮覆aを除去して、心線bの空隙cを通気経路33に連通せしめる通気性ターミナル構造を有する。通気経路は、ターミナル受容孔33b−中央突出部の先端と第1の開口部の底面との間の空隙33c−通気孔33−その末端の直交孔(径大部)33eとして形成される。この直交孔は、センサ側通気性リード線34の端末(センサ側)ターミナル40を受容し、シール材38bによって外気からシールされる。ターミナル40の延長部40aは回路基板31を貫通してその裏面でハンダ付け等によりシールされて、端子T2を形成する。
なお、変形例として、ターミナル延長部40aとコネクタ側固定構造として、ターミナル40を差込ピン式の脱着構造にすることもできるが、脱着部はできる限り少なくすることが好ましい。
コネクタ32本体は、回路基板31に対し、ネジないしリベット53等で固着される。
コネクタ32による電気的接続経路は、センサ側リード線34−ターミナル40−ターミナル/回路基板導通部40aの突出端子T2−図平面外の接続導線(一点鎖線)59−端子T1−コネクタターミナルリード線41a−(ECUとの接続用)コネクタ側ターミナル41−これと係合するECUターミナル42によって、達成される。導線59は、給電端子T3と接続される(図8平面外)。
コネクタ内の通気経路33の密閉シールは、前記直交孔のシール材38bに加え、リング状のシール材36によって、雄・雌コネクタ部材32a、32b間をシールすると共に、雌コネクタ部材32bの貫通孔33bをシール材38b’でシールし、さらに、センサ側ターミナル40をテープ状シール52によって回路基板31の貫通に対しシールすることによって確保される。回路基板31の全体は、カバー31b防水用樹脂層(ウレタン等)31aを注入することによって防水シールされる。
コネクタ32の雄コネクタ部材32aの反対側のボディには、多数の端子56が配設され、その下部はレジンを注入するためのスリット54を備えている。これらの端子56は、コントロールユニットとセンサとの間の種々の制御線(図7(A)参照)の接続用に用いられる。
コネクタ32の雄・雌コネクタ部材32a、32b間の係合は、ロック機構32cにより行うことが組付の迅速性に資する。
次に、ECU−コネクタ(コントロールユニット)−センサ間の、各種リード線のレイアウトの一例を図7(A)に示す。センサ30へのヒータ用給電通気性導線(リード線)34の他に多数の制御線58が並置される。これらは、まとめてコネクタ32の多ピン構造の各端子56に夫々シール下に接続されて、センサ−コネクタ−コントロールユニット間の接続を確保すると共に一群の導線のハーネスを構成する。
一方、ECU側では、パワー給電用の通気性導線35の外に、やはり各種制御線57が並置され、図示平面外の個所で夫々コネクタに設けた各接続端子(多ピン構造の差込式コネクタ端子)に接続される。センサ側及びECU側の導線の各断面X−X、Y−Yを図7(C)、(D)に夫々示す。
図7(A)に示すように、コネクタ32には、さらに防水用カバー31b(部分的にのみ示す)が覆うように装着されて内部に防水シール材(ウレタン等)31Cが注入され、コントロールユニット/コネクタの回路基板を特に防水も兼ねて保護する。
図7(B)に、通気性導線(リード線)34、35の一例の断面を示す。絶縁皮覆a(防水性も有する)の中心孔に多心線bが延在し、多心線間の空隙cを介して軸方向の通気性が確保される。必要に応じてこれ以外の種々な形態の通気性導線を用いることができる。特に、ヒータ付きのガスセンサ(酸素センサ、NOxセンサ、空燃比センサその他の高温作動式のセンサ等、内燃機関の制御系に用いられるもの)については、通気性確保の接続線として、ヒータ給電用の導線を用いることが、その断面の許容通気面積の利点から好ましい。しかし、他の導線を必要に応じて通気性確保のため用いることができる。
典型的には、本発明は、センサ−コントロールユニット−ECU(エンジンコントロールユニット)間の接続手段として有用であるが、それ以外の通気性導電を要する用途に広く適用可能である。本発明は、特に、ガスセンサ、例えば、ガスの通気が要求されるガスセンサ、特に、ガスセンサ周囲に負圧が発生することを回避すべきガスセンサ、通気用の内部空間を有するガスセンサ、通気用の内部空間に負圧が発生することを回避すべきガスセンサに好適に適用される。そのようなセンサには、典型的には排気ガスを測定するガスセンサ、通常、O、NOx、HO、CO、CO及びHC等を含む排気ガスを測定するガスセンサが含まれる。防水性について説明したが、防水性に限らず、各種有毒・有害ガス雰囲気への給電・制御システム、或いは爆発危険性雰囲気での防爆用配電・制御システム等にも、本発明は当然有用である。
(A)は、本発明の実施例1に係るセンサシステム及びコネクタ構造を説明するための分解斜視図であり、(B)は(A)のX−X’に沿った要部断面図である。 (A)は、本発明の実施例2に係るセンサシステム及びコネクタ構造を説明するための分解斜視図であり、(B)は(A)のX−X’に沿った要部断面図である。 本発明の実施例3に係るセンサシステムを説明するための模式図である。 従来技術における通気性導線の配設構造を概念的に示すブロック図である。 本発明のコネクタの一例を概念的に示すブロック図である。なお、通気性導線、電気導線は1本とは限らない。 図5に示すコネクタのA-A断面(又はB-B断面)に相当する断面の概略図である。 (A)は、本発明のセンサシステムの一実施例の概要を示す、部分切開ブロック図である。(B)は通気性導線の一例の断面図、(C)、(D)は夫々図(A)のX−X、Y−Y断面を示す。 図7(A)のコネクタ部分の一実施例の拡大断面図である。
符号の説明
1 センサコントロールボード(センサコントロールユニット、センサコントローラ)
1a 配線
2、20、32 コネクタ(本体)
2a、32a 雄コネクタ部材
2b、32b 雌コネクタ部材
2c ガイド部(雌コネクタ部材のガイド部)
3、23、33 通気経路
3’ 通気経路部分
3a 第1の開口部
3b 第2の開口部
3c (雄コネクタ部材の)管状部
5、25、35 ECU側ヒータ線
6、16、26、42 ECU側ターミナル
6a 導通部
7、27、34 センサ側ヒータ線
8、40 センサ側ターミナル
8a 導通部
8b、8b’、38b、38b' シール材
16a 第1の導通部
16b 第2の導通部
16x 第1の分岐部
16y 第2の分岐部
16z 第3の分岐部
20’ 雌コネクタ部材
20a 第1の導通部
20b 第2の導通部
23' 通気経路の径大部
23a 第1の開口部
23b 第2の開口部
26a ターミナル導通部
27 センサ側ヒータ線
34 リード線

Claims (6)

  1. 、NOx、H O、CO 、CO及びHCを含むガスを測定するセンサと、大気に連通した雰囲気中に設置されるエンジンコントロールユニット(以下これを「ECU」と称する)とセンサコントローラ(1)と、前記センサに付設され、ECU側から電力が供給され該電力により該センサを加熱するヒータと、を有するセンサシステムであって、
    前記センサコントローラ(1)の一部を構成するコネクタ(2)と、
    通気性を備え一端が前記ヒータに接続されるセンサ側ヒータ線(7)と、
    前記センサ側ヒータ線(7)の他端に接続され前記コネクタ(2)内に挿入されるセンサ側ターミナル(8)と、
    通気性を備え一端が前記ECUに接続されるECU側ヒータ線(5)と、
    前記ECU側ヒータ線(5)の他端に接続され前記コネクタ(2)内に挿入されるECU側ターミナル(6)と、
    前記センサ側ターミナル(8)と前記ECU側ターミナル(6)とが前記コネクタ(2)内に挿入された状態で、前記センサ側ヒータ線(7)と前記コネクタ(2)間及び前記ECU側ヒータ線(5)と前記コネクタ(2)間を密閉し、閉じられた空間を通気経路(3)として形成するための封止部(8b、8b’)と、
    を有し、
    前記センサ側ターミナル(8)と前記ECU側ターミナル(6)とを電気的に接続することにより前記ECUと前記ヒータとが電気的に接続されるとともに、前記通気経路(3)を介して前記センサ側ヒータ線(7)の通気部と前記ECU側ヒータ線(5)の通気部が連通されることにより前記ECUから前記センサの側に大気が供給されることを特徴とするセンサシステム。
  2. 前記センサ側ターミナル(8)と前記ECU側ターミナル(6)とが雌雄の接続構造よりなり、挿入により電気的に接続される際、互いの接続部の間の空間(3)およびまたは前記センサ側ターミナル(8)と前記コネクタ(2)間の空間(3)およびまたは前記ECU側ターミナル(6)と前記コネクタ2間の空間(3’)を経由することにより、前記センサ側ヒータ(7)線の通気部と前記ECU側ヒータ線(5)の通気部が連通されることを特徴とする請求項記載のセンサシステム。
  3. 前記コネクタ(2)内に、前記コネクタに隣接するセンサコントロールボード(1)に電気的に接続する第1の分岐部(16x)と、前記センサ側ターミナル(8)に電気的に接続する第2の分岐部(16y)と、前記ECU側ターミナル(16)に電気的に接続する第3の分岐部(16z)と、を有する導通部を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のセンサシステム。
  4. 少なくともシーリングが前記センサ側ターミナル又は前記ECU側ターミナルに隣接して設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一記載のセンサシステム。
  5. 前記センサは第1の雰囲気にさらされ、
    前記通気経路は前記第1の雰囲気と異なる第2の雰囲気にさらされる、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一記載のセンサシステム。
  6. 前記第1の雰囲気は車両の外気であり、前記第2の雰囲気は、前記外気よりも前記センサに融和性の高い雰囲気である、ことを特徴とする請求項5記載のセンサシステム。
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