JP4104327B2 - 使い捨て便座シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、洋式トイレの便座に使用される使い捨てタイプの便座用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、洋式トイレの普及に伴い、ホテル、病院、あるいは、公共施設、家庭などで洋式トイレの便座が多く使用されるようになっている。これらの便座には他人の使用した便座に直接触れることを防止するため、あるいは便座の冷たさが肌に伝わるのを防ぐためなどの目的で薄い紙製などのシートを敷くことが行われている。
かかる便座シートは、使用後は水に流して使い捨てできるので、簡便かつ衛生的であり、不特定多数の人が多く利用するホテル、その他の施設の洋式トイレで汎用されている。これらのものの中にはシートが便座からずれ落ちるのを防止するために便座との接触面に粘着剤を塗布したものがある(実開平7−20995号公報)。しかしながら実用にあたって粘着剤を塗布した部分のシートまたは粘着剤が便座面に付着残存してかえって不潔感を増したり、また多数枚を重合保管する際に、粘着剤が各シートを付着させてその1枚を取り出すのが困難であったり、場合によってはシートが破れるなどの問題点があった。実用新案登録第3072648号公報ではこの各シート間の付着を防止するために各シートの粘着部の反対側に剥離部を設け、更に複数のシートを装着保持するのに複雑な装置が提案されている。しかしながら、これらのものは、重合して保管すると粘着剤同士がくっつきあうため、必要な1枚を取り出すのに困難をきたしたり、また携帯に便利なようにコンパクトに折り重ねたりするのが難しいという難点があった。また粘着剤がシートの表面に滲出して使用者の肌にくっつくという不都合があった。素材の面でも、付着したシートが破れないように、また、粘着剤が滲出しないようにシートの厚みを増すと、水解性が低下するという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、便座からはずれ落ちるのを防止するために、便座に接触する面に粘着剤を塗布した使い捨て便座シートにおいて、使用者に簡単に提供でき、使用前の保管中にシート同士が互いに粘着することがなく、かつ使用にあたっては、使用分の必要な枚数を容易に取り外せ、使用後は粘着剤あるいはこれに付着したシートの一部が便座上に残ることがなく、粘着剤の滲出のない、しかも水解性のよい便座シートを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記の問題点を解決すべく鋭意研究の結果、水解性素材シートの裏面に、非転着性粘着材層を設けたものを、裏面同士を合わせて重合することによって、保存又は携帯時に他の水解性素材シートとの接着を防止でき、かつ、対向する裏面上に設けられた非転着性粘着材層が、互いに直接接触しない位置に設けることによって、水解性素材シートを展開するときに、非転着性粘着材層が脱落するのを防止できることに着目して、かつ、水解性素材シートとして、水解性が良好な薄いシートを使用した場合において、水解性素材シートの強度を大きくする工夫、粘着材層からの糊の染みだしのない非転着性粘着材層の工夫、非転着性粘着材層の工夫及びロール状に保存する場合の工夫を加味して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)展開した状態で環状または非環状の形状であって、直径10〜100μmのビスコースレーヨン繊維と紙繊維を主な成分としてビスコースレーヨン繊維の含有率が50%以上を有し、かつJIS P 4501試験によるほぐれやすさが40〜70秒である不織布製水解性素材シートの裏面に、J.DOW式ボールタックテスト(測定条件20℃×65%RH傾斜角度30°、滑走距離100mm)の最大ボール番号が1〜10の粘着力を有する非転着性粘着材層を設けたものを、裏面同士を合わせて重合したものであって、対向する裏面上に設けられた非転着性粘着材層が、互いに直接接触しない位置に設けられていることを特徴とする使い捨て便座シート、
(2)非転着性粘着材層が両面テープである第1項記載の使い捨て便座シート、
(3)両面テープが、水解性不織布を基材とする第2項記載の使い捨て便座シート、
(4)両面テープが、水溶性ポリマーフィルムを基材とする第2項記載の使い捨て便座シート、
(5)両面テープの水解性素材シート側と便器に接する側の粘着剤の種類が相違する第2項、第3項又は第4項記載の使い捨て便座シート、
(6)長尺の直径10〜100μmのビスコースレーヨン繊維と紙繊維を主な成分とし、ビスコースレーヨン繊維の含有率が50%以上を有し、かつJIS P 4501試験によるほぐれやすさが40〜70秒である不織布製水解性素材シートの片面に、縦方向に連続的に、または非連続的に、J.DOW式ボールタックテスト(測定条件20℃×65%RH傾斜角度30°、滑走距離100mm)の最大ボール番号が1〜10の粘着力を有する非転着性粘着材層が設けられているシートであって、一定間隔ごとに切断用ミシン目が設けられたものをロール巻きに形成してなることを特徴とする使い捨て便座シート、
(7)ロール巻きが1対の長尺の水解性素材シートを、非転着性粘着材層を内側にして重合したものであって、該非転着性粘着材層は、相対する面同士直接触れ合わない位置に存在するように設けられていることを特徴とする第6項記載の使い捨て便座シート、
(8)非転着性粘着材層が両面テープである第6項又は第7項記載の使い捨て便座シート、
(9)両面テープが、水解性不織布を基材とする第8項記載の使い捨て便座シート、及び
(10)両面テープが、水溶性ポリマーフィルムを基材とする第8項記載の使い捨て便座シート、
を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明に使用される水解性素材シートは、展開した状態で環状または非環状の形状で使用される。ここで、環状とは、例えば長方形、円形、楕円形などのシートを、ほぼ目的とする便座の形に沿って打ち抜き加工した形のものをいい、使用時にシートの中央部を手で破って用便のための穴を簡単に形成できるように、ほぼ便座の内周に沿って一部を残して切り目を入れたものを含む。非環状とは、シートを便座の形の一部分またはほぼ全部を覆うようにほぼ便座の幅に沿って「コ」の字型、U字型、馬蹄形型、短冊形、あるいは円弧状になるように切断、打ち抜き加工したものをいい、使用目的に応じて適当なものを選択し使用できる。更に、製造上、使用上簡便なように、ロール状で供給し、使用に際して必要枚数をカットして使用することもできる。その際、必要な寸法、あるいは形状のシート片が得られるように適当な位置にミシン目を入れておくことができる。
本発明便座シートは、水解性素材シートの裏面に非転着性粘着材層を設けて構成される。非転着性粘着材層の形状は、特に制限はなく、例えば直線又は曲線の線状及び海島模様の島状に設けることもできる。
本発明は、水解性素材シート1枚を半折重合する場合又は2枚の水解性素材シートを非転着性粘着材層を内側にして2枚重ねにする場合に、対向する裏面上に設けられた非転着性粘着材層が互いに接触しない位置に設けられているので、重合状態の表面に非転着性粘着材層が露出しないので、水解性素材シート同士が互いに接着することがなく、また、水解性素材シートの重合状態を展開して使用する場合に、互いに接触しないように重合されているので非転着性粘着材層同士が強固に接着して非転着性粘着材層が水解性素材シートから剥離することがない。非転着性粘着材層が重なって重合されていると、これを剥がすとき、両側の非転着性粘着材層は強固に接着して、いずれかの一方の非転着性粘着材層に他方の非転着性粘着材層が移行して脱落する。本発明便座シートは、便座シートを保管、携帯した場合に、該粘着材層が他の便座シートと接着しないので、便座シートを1枚ずつを円滑に取り出し、円滑に展開して便座に貼着することができる。
【0006】
本発明でいう水解性とは、シートを水中に投入したとき、シートが水中に、繊維状に分散するか、あるいは溶解することを言う。本発明の水解性素材シートの材質としては、水解性がよく、水洗トイレで流れやすいシートであれば特に制限なく使用することができる。特に、直径10〜100μmのビスコースレーヨン繊維あるいはこれを50%以上含む紙繊維との混合物よりなる素材シートを好適に使用することができる。ビスコースレーヨン繊維は、水解性素材シートの引き裂き強度を大きくする作用がある。ビスコースレーヨン繊維の含有率が低くなると、引き裂き強度が弱くなるのを補うため、直径を大きくする必要があり、水解性が低下する。水洗便器、配水管、浄化槽などの流路を阻害しないようにするため、JIS P 4501に規定する、「ほぐれやすさ」が100s以内のもの、好ましくは40〜70sのものを選定するのが望ましい。この数値が低すぎるものは引き裂き強度が低すぎて使用に耐えず、高すぎると水解性が不十分になる。なお、必要により、生分解性樹脂などの成分を混合した素材も使用できる。
本発明に使用する非転着性粘着材層に用いる粘着剤としては、加圧により粘着性を発揮し、便座に止着できるものであれば特に制限なく使用することができる。
例えば、アクリル系や、ゴム系の粘着剤をこの目的に使用することができる。
本発明非転着性粘着材層は、水解性素材シートと比較すると非常に少ない比率で便座シートに含有されている。そのため、非転着性粘着材層は、必ずしも水解性でなくとも、本発明便座シートは、水解性素材シートの水解性があれば水洗トイレを閉塞することなく、好適に使用することができる。
しかし、非転着性粘着材層も水解性(水溶性)を有するものにすることがさらに望ましい。非転着性水解性粘着材層は、水解性素材シートが厚くて、水解性が低い場合に特に有効となる。
【0007】
本発明に使用する非転着性水解性粘着剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸などの水溶性ポリマー、あるいはこれらのうちの2種以上の水溶性ポリマーを添加したものや、水溶性のアクリル酸、2−メトキシエチルアクリレート、ビニルピロリドンなどの親水性モノマーと、2−エチルへキシルアクリレートなどのアクリル系モノマーとを共重合させ、これにポリアルキレングリコールなどの可塑剤およびそれらの水解性粘着剤に公知一般の粘着剤を、水解性を阻害しない範囲で添加した組成物を使用することができる。
該粘着剤は便座シートとともに水に流したとき、粘着材層が速やかに水解されるために、水に対する溶解度の高いものが望ましく、室温における溶解度が、0.01g/mL以上のものが望ましい。
また、本発明便座シートの非転着性粘着材層の該粘着剤は、使用後に便座からはずすときの簡便さを考慮して、便座シート素材に対し粘着力を有し、かつ、便座上面に対し非転着性のものを特に制限なく使用することができる。ここで、非転着性とは、便座シートを使用後に便座からはずしたときに、便座に粘着剤が残らないことを意味する。
また、該粘着剤は使用後に便座から外すときの簡便さを考慮して、弱粘着性のものが好ましい。この粘着力の指標としては、J.DOW式ボールタックテスト(20℃×65%RH傾斜角度30°、滑走距離100mm)で最大級ボールNoが1〜10の値を示すものが望ましく、使用時体重が加わることと相俟って、かかる弱粘着性でもシートを充分に便座に固定することができる。
また、該非転着性粘着材層として、単に粘着剤を塗布する代わりに、粘着剤を塗布した両面粘着テープを使用することができる。この場合、両面粘着テープの基材として、水解性のない薄いシートを使用しても、便座シート中の含有率が低いので、便座シート全体の水解性に殆ど影響せずに使用することができる。
しかし、水解性素材シートとして、厚さの厚い水解性の低いシートを使用した場合などには、非転着性粘着材層も非転着性水解性粘着材層にする方が望ましい。
【0008】
例えば、水解性シートを裁断したテープまたは不織布特に水溶性繊維からなる不織布、または水解性紙テープあるいは水溶性ポリマーフィルムに、粘着剤、特に水溶性粘着剤を塗布し、該テープの両面に粘着剤が存在する粘着テープを、水解性シートに貼着して非転着性水解性粘着材層を水解性素材シートの裏面に形成させることができる。粘着テープの一面で水解性シートに強く粘着し、粘着テープの他の面に存在する粘着剤で便座シートを便座に軽く粘着することができる。かかる粘着テープを用いると、本発明の便座シートへの粘着材層付与工程が簡単にできるだけでなく、粘着剤を直接水解性素材シートに塗布したときに比較して、シートの反対側の表面への粘着剤の滲出を効果的に防止することができ、使用者の肌へのくっつき防止と、シートを重合したときのシート同士のくっつき防止を同時に達成することができる。なお、必要により、該粘着テープの一方の面に塗布する粘着剤と、他方の面に塗布する粘着剤とは、別種のものを用いることも可能である。このように、粘着剤を含むテープを水解性または水溶性とすることにより、便座シートを水に投入したときに粘着剤テープが、水に不溶であったり、または水解せずに残留することがない。
本発明の非転着性粘着材層の好ましい態様として、上記両面テープの基材として、水解性不織布を使用することができる。例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミドなどの繊維よりなる水溶性不織布を好適に使用することができる。また、これらの材料よりなる水溶性フィルムも同様に基材として使用することができる。
なお、本発明水解性素材シート、粘着剤または両面粘着テープに、必要に応じて、抗菌剤、香料、着色剤などを加えることができる。
【0009】
本発明の実施態様を図面によって、さらに詳細に説明する。
図1は本発明の実施の態様を示す非粘着性水解性素材シートの、便座への装着の状態を示す幾つかの例の平面図である。1は便座、2は本発明の水解性素材シートよりなる使い捨て便座シート、3は非転着性粘着材層である。
図1のAおよびBは、環状の便座シートの例を示し、また、C、D、Eは、非環状便座シートの例を示す。A、B、Dは便座シートの左右が連結した形状の例を示し、a−a軸にそって裏面を内側にして折り返したとき、相対する面の3同士が重なり合わないような位置に設けられている。Cでは左右1対のシートが使用されており、3の面を内側にして重合したとき、または、図2のようにb−b軸に沿って半折したとき、相対する面の3同士が重なり合わないような位置に設けられている。また、Eは、1対の、短冊形のシートの相対する面の内側に3を設け、これを展開して使用した例である。
図3は、図2の水解性素材シート2をb−b軸に沿って半折し、その一端に近い部分に穴をあけ、これをトイレの壁などに設けた吊り下げ具fに吊り下げた状態で使用に供する例である。使用の際、引きちぎりやすいように、穴部に、ミシン目mを施してもよく、あるいは、図4のように、水解性素材シート2の一端に突起部4を設け、これに穴5をあけたものでもよい。また、図5は、図2の水解性素材シート2をb−b軸に沿って半折、重合して箱につめ、携帯の便を図った例である。以上はあくまでも本発明の使用の態様のいくつかの例を示したに過ぎず、決して、これに限定するものではない。
図6は、長尺の水解性素材シート2の片面に、縦方向に連続的に非転着性粘着材層が設けられているシートであって、一定間隔ごとに切断用ミシン目mが設けられたものをロール巻きに形成してなることを特徴とする使い捨て便座シートの1例の正面図(A図)であり、その断面図(A')である。
また、図7は、非転着性粘着材層3が縦方向に、非連続的に設けられている例であり、Bは、その正面図、B'は、側面図である。この例では縦方向に直角に非転着性粘着材層3が設けられているが、斜線状、曲線状及び各種図形を使用することができる。ミシン目mより例えば2枚を破り取り、便座の左右に1枚ずつ敷いて使用に供する。
図8は、ロール巻きが1対の長尺の水解性素材シート2を、非転着性粘着材層を内側にして重合したものであって、該非転着性粘着材層3は、相対する面同士直接触れ合わない位置に存在するように縦方向に連続的に設けられている事を特徴とする使いすて便座シートの例であって、Aはその正面図、A'は、その断面図である。
図9は、非転着性粘着材層3が縦方向に非連続的に設けられている1例を示す図面であって、Bはその正面図、B'はその断面図である。この場合は、非転着性粘着材層3が縦方向に直角に設けられているが、これに限定されるところでない。図8および図9いずれの場合も、ミシン目mに沿って1度に1対の便座シートを切り取ることができ、使用に便利である。
【0010】
【発明の効果】
本発明の使い捨て便座シートは、重合あるいは半折するにあたって、非転着性水解性粘着の面同士が互いに触れ合わない位置に設けられているので、使用前の保管中にシート同士が互いに粘着することがなく、かつ使用にあたっては、使用に必要な枚数を容易に取り外すことができる。また、水解性素材シートの主成分として、レーヨンを使用することによって、水解性がよく、しかも引き裂き強度の強い使い捨て便座シートを得ることができる。また、非転着性粘着材層として、両面テープを用いることにより、粘着剤が、便座シートの反対側の面に滲出することが極めて少なく、使用時に、使用者の肌に不快感を与えることのない、便座シートが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明便座シートの使用態様例を示す平面図である。
【図2】図2は、本発明便座シートの1態様を示す平面展開図である。
【図3】図3は、本発明便座シートの保存状態例を示す側面図である。
【図4】図4は、本発明便座シートの端部の構造を示す平面図である。
【図5】図5は、本発明便座シートの保存状態例を示す側面図である。
【図6】図6は、本発明便座シートの他の態様を示す正面図と断面図である。
【図7】図7は、本発明便座シートの他の態様を示す正面図と断面図である。
【図8】図8は、本発明便座シートの他の態様を示す正面図と断面図である。
【図9】図9は、本発明便座シートの他の態様を示す正面図と断面図である。
【符号の説明】
1 便座
2 水解性素材シート
3 非転着性粘着材層
4 突起部
5 穴
m ミシン目
Claims (10)
- 展開した状態で環状または非環状の形状であって、直径10〜100μmのビスコースレーヨン繊維と紙繊維を主な成分としてビスコースレーヨン繊維の含有率が50%以上を有し、かつJIS P 4501試験によるほぐれやすさが40〜70秒である不織布製水解性素材シートの裏面に、J.DOW式ボールタックテスト(測定条件20℃×65%RH傾斜角度30°、滑走距離100mm)の最大ボール番号が1〜10の粘着力を有する非転着性粘着材層を設けたものを、裏面同士を合わせて重合したものであって、対向する裏面上に設けられた非転着性粘着材層が、互いに直接接触しない位置に設けられていることを特徴とする使い捨て便座シート。
- 非転着性粘着材層が両面テープである請求項1記載の使い捨て便座シート。
- 両面テープが、水解性不織布を基材とする請求項2記載の使い捨て便座シート。
- 両面テープが、水溶性ポリマーフィルムを基材とする請求項2記載の使い捨て便座シート。
- 両面テープの水解性素材シート側と便器に接する側の粘着剤の種類が相違する請求項2、3又は4記載の使い捨て便座シート。
- 長尺の直径10〜100μmのビスコースレーヨン繊維と紙繊維を主な成分とし、ビスコースレーヨン繊維の含有率が50%以上を有し、かつJIS P 4501試験によるほぐれやすさが40〜70秒である不織布製水解性素材シートの片面に、縦方向に連続的に、または非連続的に、J.DOW式ボールタックテスト(測定条件20℃×65%RH傾斜角度30°、滑走距離100mm)の最大ボール番号が1〜10の粘着力を有する非転着性粘着材層が設けられているシートであって、一定間隔ごとに切断用ミシン目が設けられたものをロール巻きに形成してなることを特徴とする使い捨て便座シート。
- ロール巻きが1対の長尺の水解性素材シートを、非転着性粘着材層を内側にして重合したものであって、該非転着性粘着材層は、相対する面同士直接触れ合わない位置に存在するように設けられていることを特徴とする請求項6記載の使い捨て便座シート。
- 非転着性粘着材層が両面テープである請求項6又は7記載の使い捨て便座シート。
- 両面テープが、水解性不織布を基材とする請求項8記載の使い捨て便座シート
- 両面テープが、水溶性ポリマーフィルムを基材とする請求項8記載の使い捨て便座シート。
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