JP4103684B2 - アンテナユニット - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触で信号を送受信するためのループコイルを備えたアンテナユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、ICを内蔵した非接触式情報記録媒体から無線により非接触で通信可能な非接触キャリアシステムの導入が盛んになりつつある。例えば、カードにICを内蔵した「ICカード」を用いた交通ゲート入退装置や入退出室管理装置、ICを内蔵した「ICタグ」を物品に付けて物品管理を行う物流管理装置、腕時計にICを内蔵した「ICリストバンド」を用いた入退出室管理装置、などのように大小さまざまな形状の非接触式記録媒体が利用されている。
【0003】
そのような非接触式記録媒体(以下、「記録媒体」と略記する)との通信を行うリーダーライタ等の情報処理装置には、その通信を選択的に行えるように、通常、指向性を有するループコイルを備えたアンテナが採用される。そのアンテナを構成するループコイルは、図13に示すように矩形状に巻かれているのが普通である。また、図16に示すように、1次コイル(ループ)と相互誘導により結合する2次コイル(ループ)とでトランスを形成したアンテナも一般的に採用される。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−85926号公報
【特許文献2】
特開平8−194785号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
記録媒体と通信を行う情報処理装置では、その通信距離を延ばすことが望まれている。通信距離を延ばすためには、アンテナに発生させる磁界を大きくする必要がある。図13、及び図16に示すアンテナ1301、及び1601のループコイルは矩形状に巻かれており、折れ曲がった部分(以下、「角部分」と呼ぶ)が存在する。その角部分に磁界が集中することが知られている。
【0006】
角部分に磁界が集中するために、記録媒体をこの角部分に近づけた時、記録媒体のアンテナに過電流が流れることにより媒体の形状が変形したり、記録媒体内のICが破壊されてしまう恐れがある。そのため、従来は、例えば図14に示すように、角部分の全てに対し、ループコイルを含む面上でそのループコイルの内側に向けた方向に凸となっている凸状部分を形成させていた。以降、特に断らない限り、内側とはその意味で用いることにする。
【0007】
図15は、従来のアンテナの角部分を拡大して示す図である。図15(a)は図13に示す従来例(以下、「第1の従来例」と呼ぶ)、図15(b)は図14に示す従来例(以下、「第2の従来例」と呼ぶ)にそれぞれ対応する。
【0008】
ループコイルを構成するループ(ターン)1〜3に図15(a)に示すように電流が流れると、A点に生じる磁界は全て、見る者に向かう方向となる。一方、図15(b)では、A点に生じる磁界はその逆向きの方向となり、ループコイルの内側に発生する磁界の向きとは逆向きとなる。それにより、角部分における磁界の集中が抑えられることとなる。
【0009】
しかし、図14に示すように角部分に内側に凸の部分を形成すると、それに伴い、アンテナ面積(ループコイルを含む面上でそのループコイルによって囲まれる部分の面積)が減少する。このため、通信を行える通信領域が狭くなるという問題点があった。それは、記録媒体のアンテナが小さい場合(例えばICリストバンドではアンテナの直径は十数mm程度である)などに特に顕在化する。
【0010】
ところで、アンテナのループコイルは、通常プリント基板上の同一平面に所定の幅(例えば1mm)でパターン形成されている。そのループコイルは銅等の導体(導電性部材)で作製されるが、周知のとおり導体は抵抗を持っており、ループコイルを流れる電流に対して抵抗損失が発生する。この損失の低減はパターンの幅を広くすることで行えるが、その幅を広くすることによりコイル内側の面積のなかでそのコイル自身が占める割合が増大するため、通信領域は狭くなる。
【0011】
一方、図16に示す従来例(以下、「第3の従来例」と呼ぶ)のように1次コイルと2次コイルが存在する場合にも、それらのコイルは同一平面上にパターン形成される。それらの間のトランス結合は、パターン(導体)間距離が小さいほうが良いことが知られている。その結合が良いということは、効率が良いことを意味する。しかし、導体間の距離は、パターンの幅を広くすると、それに伴い離れてしまうことになる。例えば、1次ループの外側のループと2次ループの内側のループとの距離が小さくとも、1次ループの外側のループと2次ループのそれより外側のループとの距離はパターンの幅が広がるにつれて大きくなる。このことから、抵抗損失を抑えるためにパターンの幅を広くすると、1次コイルと2次コイルを有するアンテナでは効率が低下するという別の問題が発生することになる。
【0012】
本発明は、通信領域の減少を回避しつつ、抵抗損失を抑えたアンテナユニットを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のアンテナユニットは、非接触で信号を送受信するためのループコイルを備えていることを前提とし、ループコイルは、1次コイルと該1次コイルと相互誘導により結合する2次コイルとで構成され、そのループコイルは、該ループコイルを含む面の交差方向上に間隔を隔てて複数、配置すると共に、該ループコイルを構成する2次コイルは該交差方向上に間隔を隔ててN(2以上の整数)個、配置し、該配置した複数のループコイルを直列に接続し、N個の2次コイルは、角部分を少なくとも一つ有し、該N個のうち1以上N−1個以下、該角部分に、該2次コイルを含む面上で該2次コイルの内側に向けた方向に凸となっている凸状部分を形成している。
【0016】
なお、上記交差方向上に間隔を隔てて複数、配置したループコイルは、同一、或いは略同一形状に形成させている、ことが望ましい。また、2次コイルは1次コイルの外側に配置している、ことが望ましい。
【0019】
本発明では、ループコイルを、そのループコイルを含む面の交差方向上に間隔を隔てて複数、配置し、配置した複数のループコイルを直列に接続する。そのように配置すると、ループコイルのパターンの幅をより広くした際のアンテナ面積の減少を実質的に回避することが可能となる。その結果、通信領域の減少を回避しつつ、抵抗損失を抑えることが可能となる。ループコイルが1次コイルと2次コイルとから構成されている場合には、それらの間の結合をより良くすることが可能となって、効率をより向上させられるようになる。
また、ループコイルに電流が流れたとき、交差方向上に間隔を隔ててN(2以上の整数)個、配置した2次コイルのうち1以上N−1個以下の2次コイルに形成させた凸状部分の外側に発生する磁界の向きは、その内側に発生する磁界の向きとは逆となる。凸状部分を形成させることで、それが形成された部分とその外側に位置するそれが形成されていない部分とで囲まれる範囲はより広くなる。この結果、より広い範囲で磁界が集中するのが抑えられ、通信領域の減少は回避されることになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態によるアンテナユニットが採用された情報処理システムの構成を示す図である。
【0021】
そのシステムは、例えば入退出室管理、或いは物流管理用に構築されたものであり、図1に示すように、本実施の形態によるアンテナユニット(図中「ループアンテナ」と表記。以降「アンテナ」と略記する)101を用いて通信を行う信号処理回路110と、その処理回路110から信号を受信して処理を行うコンピュータ120と、その処理回路110が通信を行う対象である非接触式記録媒体150と、を備えた構成となっている。その記録媒体150は、例えばICカード、ICリストバンド、或いはICタグである。
【0022】
上記信号処理回路110は、例えばリーダーライタ等の情報処理装置に搭載されたものである。アンテナ101は、プリント基板102上にループコイルをパターン形成することにより作製されている。
【0023】
その信号処理回路110は、キャリア信号発生器111で所定のキャリア信号を発生させ、その信号を増幅器112により所定の電圧レベルに増幅させてアンテナ101に磁界を発生させる。このとき、記録媒体150のアンテナ151が十分に電磁誘導を引き起こす範囲内に存在すると、そのアンテナ151上に発生した電流が整流されてデジタル信号処理部152に供給される。
【0024】
その信号処理部152は、送信する情報に応じて、アンテナ151と並列に接続されたスイッチ(トランジスタ)をオン/オフする。そのオン/オフに伴いキャリア信号レベルが変化する。信号処理回路110の検波回路113は、そのキャリア信号の検波を行い、増幅回路114はその検波後の信号の増幅を行う。デジタル信号処理部115は、その増幅後の信号からキャリア信号の変動を特定し、記録媒体150から送信された情報を認識する。
【0025】
図2は、上記信号処理回路110に接続されたアンテナ101の構成を説明する図である。
そのアンテナ101のループコイルは、図2に示すように、全ターン(ループ)数(ここでは3巻)のうち最内側の1ターンのみ、全ての折れ曲がった部分(角部分。矩形状のループコイルの直角に曲がったところとその周辺に対応する部分)に内側に向けて凸となっている凸状部分が形成されている。
【0026】
最内側のターンを対象に凸状部分を形成させるのは、最外側のターンを対象にするような場合とは異なり、アンテナ面積の減少を回避できるためである。このことから、2ターン以上、凸状部分を形成させる場合には、その凸状部分を形成させる対象は最内側からその数分のターンとすることが望ましい。
【0027】
図3は、上記アンテナ101のループコイルの折れ曲がった部分を拡大して示す図である。
ループコイルを構成するループ1〜3に図3に示すように電流が流れると、ループ3とループ2の間に存在するA点では、ループ1、及び2によって見る者に向かう方向の磁界と、ループ3によってその逆向きの磁界と、がそれぞれ発生する。しかし、全体としては前者の方向の磁界のほうが大きいため、A点、及びその周辺の磁界の向きはループコイルの中心(ループコイルを含む面上でそのループコイルが囲む面積における中心である)におけるそれと同じとなる。凸状部分を形成させることで、それが形成された部分では、ループ3とループ2の間に形成される面積がより広くなる。その結果、角部分における磁界の集中は広範囲に抑制され、通信領域の広さは維持されることになる。
【0028】
図4は、ループコイルの中心から角部分に向かう方向上の距離と磁界強度の関係を示す図である。横軸はその中心から最も離れたループ1の角部分までの距離を1として表す距離の比率、縦軸は距離が0(中心)における磁界強度を1として表す磁界強度の比率である。図4中の「曲線1」は図13に示す第1の従来例であるアンテナ1301の場合を示し、同様に「曲線2」は図14に示す第2の従来例であるアンテナ1401の場合、「曲線3」は第1の実施の形態によるアンテナ101の場合をそれぞれ示している。以降、便宜的に、ループコイルを含む面と直交する方向を軸方向、その軸方向と直交する方向を径方向とそれぞれ呼ぶことにする。
【0029】
曲線1から明らかなように、第1の従来例では、角部分で磁界が集中し磁界強度が非常に大きくなっている。第2の従来例では、その角部分の全てに内側に向かって凸状部分を形成したことにより、磁界の集中はせず、逆に角部分で磁界強度が大きく低下し、それによって通信領域が狭まっていることが判る。これに対し、本実施の形態では、角部分での磁界の集中がより広範囲に抑えられて磁界強度が低下しているが、第2の従来例と比較して中心からより遠い範囲まで磁界強度が維持されていることが判る。
【0030】
例えば記録媒体150が動作可能な磁界強度がアンテナの中心での磁界強度と同じ1.0とすると、第1の従来例では距離比率が約0.92まで通信可能である。第2の従来例では通信可能な距離比率が約0.68となり、通信領域が大きく減少する。本実施の形態では、通信可能な距離比率は約0.88であり、第1の従来例と近い通信領域が維持される。このようなことから、角部分に対して選択的に凸状部分を形成することによって、通信領域を維持させつつ、角部分における磁界の集中をより広範囲に、且つよりなだらかに抑えられることが判る。
【0031】
磁界の集中が抑えられることで、記録媒体150をどのようにアンテナ101に近づけても、その媒体150のアンテナ151に過電流が流れるようなことは確実に回避される。このため、媒体150が過電流によって発生する熱で変形したり、デジタル信号処理部152を有するICが破壊されるといったことも確実に回避されることとなる。
【0032】
なお、角部分に形成した凸状部分は直線で折り曲げているが、図5に示すように、曲線で折り曲げるようにしても良い。また、ループコイルが1次コイルとそれとの相互誘導により結合する2次コイルからトランスを構成している場合には、図6に示すように、2次コイルの全ターン数(ここでは3巻)のうち一部(ここでは最内側のループ3)の角部分に凸状部分を形成しても良い。そのようにしても、上述の理由により、磁界の集中を抑制しつつ、通信領域を維持させることができる。図5、及び図6に示すアンテナ501、及び601でも各角部分の全てに凸状部分を形成させているが、必ずしもそうしなくとも良い。
<第2の実施の形態>
図7は、第2の実施の形態によるアンテナ701の構成を説明する図である。
【0033】
図7に示すように、第2の実施の形態では、1ターンのループコイルを、そのループコイルを含む面の交差方向(ここでは垂直方向)である軸方向上に間隔を隔てて3個、配置し、それらを直列接続させている。図7中、最上段、及び最下段に位置するループコイルはコンデンサ702と接続させている。
【0034】
軸方向上に間隔を隔てた配置は、例えば積層プリント基板の各積層面にループコイルのパターンを形成したり、単層プリント基板にそれぞれそのパターンを形成し、それらをスペーサ等で離して支持させることで行うことができる。
【0035】
そのように配置すると、ループコイルのパターンを同一平面上に形成する場合とは異なり、抵抗損失を低減するためにパターンの幅を広くしても、その幅を広くしたことによるアンテナ面積の減少は僅かに抑えられる。このため、通信領域の減少を回避しつつ、抵抗損失を低減させることができる。
【0036】
なお、軸方向上に隔てた1箇所に配置するループコイルは1ターンでなくとも良い。例えば全6ターンのループコイルが必要であれば、例えば2ターンずつに分けて3箇所に配置しても良い。ループコイルを1次コイルと2次コイルから構成させるのであれば、例えば図8に示すアンテナ802のように、1次コイルと2次コイルのループコイルを同一平面上に形成し、それを複数、軸方向上に配置しても良い。1次コイルと2次コイルの全ターン数が異なるのであれば、例えば図9に示すアンテナ901のように、同一平面上に形成するループコイルの数を必要に応じて異ならせて、それらを軸方向上に配置しても良い。2次コイルを複数ターンにするのであれば、例えば図10に示すアンテナ1001のように、そのうちの少なくとも一つのループコイルの角部分に凸状部分を形成させても良い。そのようにした場合には、角部分における磁界の集中を抑制できるという効果が更に得られるようになる。図8〜図10に示すアンテナ801、901、及び1001の何れも、2次コイルは1次コイルの外側に配置させている。
【0037】
図11は、軸方向上に間隔を隔ててループコイルを配置することで得られる結合係数を説明する図である。ここでは、図8に示すように1次コイルと2次コイルを1ターンずつ同一平面上に形成させた構成のアンテナ801(図11中の「発明」に対応)で得られる結合係数を、図16に示すようにそれらのコイルを同一平面上に全て形成させた構成のアンテナ1601(図11中の「従来」に対応)で得られるそれと比較して示してある。それらの構成上の違いから、ターン数は、アンテナ1601では巻数を表し、アンテナ801では、ループコイルが形成された平面の数である積層数を表している。アンテナ801は、その積層数分、軸方向上にループコイルを配置することで構成される。
【0038】
図11に示すように、アンテナ1601の構成(従来)ではターン数が増えるにつれて結合係数は低下する傾向にある。しかし、アンテナ801の構成(発明)では、ターン数(積層数)が増えても結合係数は低下せず、比較的に急激に増大している。それにより、ターン数が増えるにつれて、それらの間の差は拡大する。このことから明らかなように、結合係数を向上、つまりトランスとしての効率を向上させるうえで、ループコイルを軸方向上に配置することは非常に有効であることが判る。
【0039】
図12は、図11に示す結合係数のターン数による変化を示すグラフである。横軸はターン数であり、縦軸は結合係数である。その図12からも、上述したことを確認することができる。
【0040】
なお、第2の実施の形態では、軸方向に配置するループコイルの形状は基本的に同じ(1次コイル、2次コイルという種類が異なるものの間では別である)としているが、必ずしも同じ、或いは略同じとしなくとも良い。つまり、目標とする特性が得られる範囲内で形状を異ならせても良い。
【0041】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明は、ループコイルを、そのループコイルを含む面の交差方向上に間隔を隔てて複数、配置し、配置した複数のループコイルを直列に接続する。そのように配置すると、ループコイルのパターンの幅をより広くした際のアンテナ面積の減少を実質的に回避することができるようになる。このため、通信領域の減少を回避しつつ、抵抗損失を抑えることができる。ループコイルが1次コイルと2次コイルとから構成されている場合には、それらの間の結合をより良くすることができるため、効率もより向上させることができる。
また、ループコイルに電流が流れたとき、交差方向上に間隔を隔ててN(2以上の整数)個、配置した2次コイルのうち1以上N−1個以下の2次コイルに形成させた凸状部分の外側に発生する磁界の向きは、その内側に発生する磁界の向きとは逆となる。凸状部分を形成させることで、それが形成された部分とその外側に位置するそれが形成されていない部分とで囲まれる範囲はより広くなる。このため、より広い範囲で磁界が集中するのをよりなだやかに抑えることができ、通信領域の減少は回避させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態によるアンテナユニットが採用された情報処理システムの構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態によるアンテナユニットの構成を説明する図である。
【図3】第1の実施の形態によるアンテナユニットのループコイルの折れ曲がった部分を拡大して示す図である。
【図4】ループコイルの中心から角部分に向かう方向上の距離と磁界強度の関係を示す図である。
【図5】第1の実施の形態での第1の変形例によるアンテナユニットの構成を説明する図である。
【図6】第1の実施の形態での第2の変形例によるアンテナユニットの構成を説明する図である。
【図7】第2の実施の形態によるアンテナユニットの構成を説明する図である。
【図8】第2の実施の形態での第1の変形例によるアンテナユニットの構成を説明する図である。
【図9】第2の実施の形態での第2の変形例によるアンテナユニットの構成を説明する図である。
【図10】第2の実施の形態での第3の変形例によるアンテナユニットの構成を説明する図である。
【図11】交差方向上に間隔を隔ててループコイルを配置することで得られる結合係数を説明する図である。
【図12】図11に示す結合係数のターン数による変化を示すグラフである。
【図13】第1の従来例によるアンテナユニットの構成を説明する図である。
【図14】第2の従来例によるアンテナユニットの構成を説明する図である。
【図15】従来のアンテナユニットの角部分を拡大して示す図である。
【図16】第3の従来例によるアンテナユニットの構成を説明する図である。
【符号の説明】
101、501、601、701、801、901、1001アンテナユニット
102 プリント基板
110 信号処理回路
150 非接触式記録媒体
Claims (3)
- 非接触で信号を送受信するためのループコイルを備えたアンテナユニットにおいて、
前記ループコイルは、1次コイルと該1次コイルと相互誘導により結合する2次コイルとで構成され、
前記ループコイルは、該ループコイルを含む面の交差方向上に間隔を隔てて複数、配置すると共に、前記2次コイルは該交差方向上に間隔を隔ててN(2以上の整数)個、配置し、
該配置した複数のループコイルを直列に接続し、
前記N個の2次コイルは、角部分を少なくとも一つ有し、該N個のうち1以上N−1個以下、該角部分に、該2次コイルを含む面上で該2次コイルの内側に向けた方向に凸となっている凸状部分を形成している、
ことを特徴とするアンテナユニット。 - 前記交差方向上に間隔を隔てて複数、配置したループコイルは、同一、或いは略同一形状に形成させている、
ことを特徴とする請求項1記載のアンテナユニット。 - 前記2次コイルは前記1次コイルの外側に配置している、
ことを特徴とする請求項1記載のアンテナユニット。
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