JP4103671B2

JP4103671B2 - Overhead console

Info

Publication number: JP4103671B2
Application number: JP2003117003A
Authority: JP
Inventors: 雅康岡田; 徹美市岡; 修司乾; 優孝堀田; 千春戸谷
Original assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Current assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date: 2002-11-29
Filing date: 2003-04-22
Publication date: 2008-06-18
Anticipated expiration: 2023-04-22
Also published as: JP2004224328A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車室内の天井に配置され、小物等を収容できるオーバーヘッドコンソールに関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、特許文献１には、サンバイザーが一体化されたオーバーヘッドコンソールが紹介されている。図１４に、同文献記載のオーバーヘッドコンソールの外観図を示す。図に示すように、オーバーヘッドコンソール１００は、サンバイザー１０１と棚１０２と収納ケース１０３とルームミラー１０４とを備えている。オーバーヘッドコンソール１００は、車室内に表出するルーフライニング１０５下面に、クリップ１０６を介して、取り付けられている。オーバーヘッドコンソール１００は、車幅方向に延設されている。
【０００３】
特許文献２にも、特許文献１と同様に、サンバイザーが一体化されたオーバーヘッドコンソールが紹介されている。同文献記載のオーバーヘッドコンソールは、ルーフライニング下面に取り付けられている。また、同文献記載のオーバーヘッドコンソールは、車幅方向に延設されている。
【０００４】
特許文献３および特許文献４には、ルーフライニング車幅方向ほぼ中央部において、車両前後方向に延設されたオーバーヘッドコンソールが紹介されている。特許文献３および特許文献４に記載のオーバーヘッドコンソールは、いずれもルーフライニング下面に取り付けられている。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００２−２９２５５号公報（第３頁−４頁、第１図）
【特許文献２】
特開平８−１０４１８２号公報（第２頁、第１図）
【特許文献３】
特開平９−５８３６０号公報（第２頁−５頁、第１図、第２図）
【特許文献４】
実開平７−２２８５２号公報（第６頁−９頁、第１図）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記文献記載のオーバーヘッドコンソールは、いずれもルーフライニングの下面に取り付けられていた。このため、オーバーヘッドコンソールは、ルーフライニングに対して、下方に突出していた。したがって、上記文献記載のオーバーヘッドコンソールは、いずれもルーフライニングとの意匠的統一性が低かった。また、オーバーヘッドコンソールがルーフライニングの下面に取り付けられていたため、ルーフライニングの占有面積が大きかった。このため、ルーフライニング材の使用量が多かった。
【０００７】
また、上記文献記載のオーバーヘッドコンソールの車幅方向端部は、いずれもルーフサイド端にまで延在していなかった。このため、ルーフサイド端においては、オーバーヘッドコンソールとルーフライニングとが、車幅方向中央から車幅方向端に向かって、段を形成していた。この点においても、上記文献記載のオーバーヘッドコンソールは、いずれもルーフライニングとの意匠的統一性が低かった。
【０００８】
本発明のオーバーヘッドコンソールは、上記課題に鑑みて完成されたものである。したがって、本発明は、ルーフライニングとの意匠的統一性が高く見栄えが良く、かつルーフライニング材の使用量が少ないオーバーヘッドコンソールを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
（１）上記課題を解決するため、本発明のオーバーヘッドコンソールは、車室内に表出するルーフライニングに対し車両前後方向に連なるとともに、車幅方向端部がルーフサイド端にまで延在して構成される。本発明のオーバーヘッドコンソールは、ルーフライニングに対し車両前後方向に連なっている。そして、これらオーバーヘッドコンソールとルーフライニングとにより、天井面が形成されている。
【００１０】
本構成によれば、オーバーヘッドコンソールがルーフライニング下面に取り付けられている場合と比較して、ルーフライニングの占有面積を小さくできる。このため、ルーフライニング材の使用量が少なくて済む。したがって、ルーフライニングひいては車両の製造コストを削減することができる。
【００１１】
また、本構成によると、オーバーヘッドコンソールがルーフライニング下面に取り付けられている場合と比較して、オーバーヘッドコンソールのルーフライニングに対する突出量が小さくなる。このため、本発明のオーバーヘッドコンソールは、ルーフライニングとの意匠的統一性が高く見栄えがよい。
【００１２】
また、オーバーヘッドコンソールの車幅方向端部は、ルーフサイド端にまで延在している。このため、ルーフサイド端において、オーバーヘッドコンソールとルーフライニングとが段を形成しない。この点においても、本発明のオーバーヘッドコンソールは、ルーフライニングとの意匠的統一性が高く見栄えがよい。
【００１３】
そして、前記車幅方向端部は、カーテンシールドエアバッグの一部を収容するエアバッグ収容部と、該エアバッグ収容部と前記車室内とを遮断する壁部と、を備え、該壁部は、基部と、該カーテンシールドエアバッグ展開時に該基部よりも大きく変形する変形部と、を有する構成とする。
【００１４】
本発明のオーバーヘッドコンソールの車幅方向端部は、ルーフサイド端にまで延在している。これに対応して、本構成は、車幅方向端部の内部に、カーテンシールドエアバッグを収容するエアバッグ収容部を配置している。また、車幅方向端部の壁部に、カーテンシールドエアバッグ展開時に基部よりも大きく変形する変形部を配置している。ここで、「変形」には、変形部自体が破壊される態様も含まれる。
【００１５】
本構成によると、カーテンシールドエアバッグをオーバーヘッドコンソールの車幅方向端部に収容することができる。また、本構成によると、壁部に変形部が配置されている。このため、カーテンシールドエアバッグの展開が妨げられるおそれが小さい。
【００１６】
（２）好ましくは、上記（１）の構成において、前記変形部は、前記基部よりも軟らかい軟質部である構成とする方がよい。本構成によると、軟質部そのものが変形することにより、カーテンシールドエアバッグの展開が確保される。
【００１７】
ところで、カーテンシールドエアバッグを迅速に展開させるためには、変形部を変形させるのに要する荷重（以下、「変形荷重」と称する。）が、小さい方が好ましい。しかし、変形荷重が過剰に小さいと、例えば、搭乗者が変形部に接触しただけで変形部がめくれ、カーテンシールドエアバッグが車室内に露出してしまうことも考えられる。このため、変形荷重が過剰に小さいのは好ましくない。このように、変形部の変形荷重の調整は重要である。
【００１８】
この点、本構成によると、変形荷重は、軟質部を形成する材料固有の物性により決定される。このため、軟質部の材質を変えることにより、変形荷重を自在に調整することができる。
【００１９】
また、本構成によると、変形荷重が軟質部の材質に基づいて決定されるため、複数の軟質部間において変形荷重のばらつきが小さい。したがって、オーバーヘッドコンソールを大量生産する場合においても、多数の軟質部間において変形荷重が安定する。
【００２１】
（３）好ましくは、上記（２）の構成において、前記軟質部は、前記基部と別体に形成されており、該軟質部と該基部とは溶着されている構成とする方がよい。本構成によると、軟質部は、基部に対し、溶着により堅固に固定されている。したがって、カーテンシールドエアバッグ展開時の衝撃で、軟質部が基部から飛散するおそれが小さい。
【００２２】
（４）好ましくは、上記（１）の構成において、前記変形部は、前記基部と一体に形成されており、該変形部と該基部との間には、該変形部の変形を容易にするために薄肉部が形成されている構成とする方がよい。
【００２３】
つまり、本構成は、変形部と基部との間に薄肉部を配置するものである。カーテンシールドエアバッグ展開時においては、薄肉部を境に変形部が基部に対して湾曲する。この湾曲により、カーテンシールドエアバッグの展開が確保される。本構成によると、変形部そのものが軟質であることが必須ではない。このため、変形部を形成する材料の選択自由度が高くなる。
【００２４】
（５）好ましくは、上記（４）の構成において、前記薄肉部には、前記カーテンシールドエアバッグ展開時における前記変形部の飛散を抑制する飛散抑制部材が配置されている構成とする方がよい。
【００２５】
つまり、本構成は、薄肉部に飛散抑制部材を配置するものである。飛散抑制部材を配置すると、カーテンシールドエアバッグ展開時の衝撃により変形部が基部から飛散するのを、確実に抑制することができる。
【００２６】
（６）好ましくは、上記（１）の構成において、前記変形部は、前記カーテンシールドエアバッグ展開時における該変形部の飛散を抑制するために、テザークリップにより係止されている構成とする方がよい。
【００２７】
つまり、本構成は、変形部を、テザークリップにより、例えば車両ボディなどの車両側部材に係止するものである。カーテンシールドエアバッグ展開時における変形部の変形量は、テザークリップの紐部の長さに規制される。このため、本構成によると、テザークリップの紐部の長さを変えることで、変形部の変形量を自在に調整することができる。また、カーテンシールドエアバッグ展開時の衝撃により変形部が基部から飛散するのを、テザークリップにより確実に抑制することができる。
【００２８】
（７）好ましくは、上記（１）の構成において、前記エアバッグ収容部には、前記カーテンシールドエアバッグの膨む方向を規制する膨出規制部が配置されている構成とする方がよい。
【００２９】
カーテンシールドエアバッグは、車室内に展開する際に、車室内方向のみならずそれ以外の方向にも膨らむ。このため、車室内へのカーテンシールドエアバッグの展開速度が遅くなる。この点、本構成のオーバーヘッドコンソールのエアバッグ収容部には、膨出規制部が配置されている。膨出規制部は、カーテンシールドエアバッグが車室内以外の方向に膨らむのを規制する。したがって、本構成によると、カーテンシールドエアバッグを車室内へ速やかに、また確実に展開させることができる。
【００３０】
（８）好ましくは、上記（７）の構成において、前記膨出規制部は、車両前後方向に延びる膨出規制リブである構成とする方がよい。膨出規制リブは、車両前後方向つまりカーテンシールドエアバッグの長手方向に沿って配置されている。カーテンシールドエアバッグが車室内以外の方向に膨らもうとすると、カーテンシールドエアバッグは膨出規制リブに当接する。このため、カーテンシールドエアバッグが車室内以外の方向への膨張を規制することができる。
【００３１】
（９）好ましくは、上記（７）の構成において、前記膨出規制部は、車幅方向に延び、かつ車両前後方向に連なる膨出規制櫛歯である構成とする方がよい。膨出規制櫛歯は、車幅方向に延びている。また、膨出規制櫛歯は、車両前後方向つまりカーテンシールドエアバッグの長手方向に沿って連設されている。カーテンシールドエアバッグが車室内以外の方向に膨らもうとすると、カーテンシールドエアバッグは複数の膨出規制櫛歯の端面に当接する。このため、カーテンシールドエアバッグが車室内以外の方向への膨張を規制することができる。
【００３３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のオーバーヘッドコンソールの実施の形態について説明する。
【００３４】
（１）第一実施形態
まず、本実施形態のオーバーヘッドコンソールの構成について説明する。図１に、本実施形態のオーバーヘッドコンソールの外観図を示す。図に示すように、オーバーヘッドコンソール１は、ルーフライニング８の車両前方に配置されている。具体的には、オーバーヘッドコンソール１は、ルーフライニング８車両前方端部に連なっている。また、オーバーヘッドコンソール１下面は、ルーフライニング８下面に対し、ほぼ面一に隙間なく配置されている。そして、オーバーヘッドコンソール１下面とルーフライニング８下面とにより、車室内の天井面が形成されている。
【００３５】
オーバーヘッドコンソール１は、コンソール本体３と車幅方向端部２とからなる。コンソール本体３は、樹脂製であって車幅方向に延びた矩形状を呈している。コンソール本体３の車幅方向ほぼ中央には、フロントルームランプ３０が装着されている。また、フロントルームランプ３０の車幅方向両側には、サンバイザー３１と小物入れ３２とが重畳的に配置されている。すなわち、小物入れ３２の壁部から、下方および側方に展開できるように、サンバイザー３１が係止されている。
【００３６】
車幅方向端部２は、コンソール本体３の車幅方向両端に合計二つ配置されている。車幅方向端部２は、コンソール本体３と一体に形成されている。車幅方向端部２は、車両のルーフサイド端６にまで延在している。車幅方向端部２と、フロントピラー７と、ルーフライニング８の車幅方向端部８０との内部には、袋体のカーテンシールドエアバッグ（図略）が蛇腹状に折り畳まれ収容されている。折り畳まれたカーテンシールドエアバッグは、長尺状を呈している。
【００３７】
次に、車幅方向端部付近の詳しい構成について説明する。図２に、図１のＩ−Ｉ断面図を示す。なお、サンバイザーは省略して示す。車幅方向反対側に位置するもう片方の車幅方向端部の構成も、図２と同様である。
【００３８】
図に示すように、車幅方向端部２は、エアバッグ収容部２０と壁部２１とを備えている。エアバッグ収容部２０には、カーテンシールドエアバッグ５（図中、一点鎖線で示す。）が収容されている。壁部２１は、エアバッグ収容部２０と車室内とを遮断している。壁部２１は、基部２１０と軟質部２１１とからなる。基部２１０を形成する樹脂よりも軟らかい樹脂により、軟質部２１１は形成されている。
【００３９】
車両の外殻は、ルーフパネル４０、サイドアウターパネル４１、フロントドア９などにより形成されている。ルーフパネル４０は、鋼板製であって車両の頂面を形成している。サイドアウターパネル４１は、鋼板製であって、ルーフパネル４０とフロントドア９との間に配置されている。ルーフパネル４０およびサイドアウターパネル４１の内方には、鋼板製のルーフサイドインナーパネル４２が配置されている。このルーフサイドインナーパネル４２下面と前記壁部２１上面との間に、前記エアバッグ収容部２０が区画されている。また、ルーフサイドインナーパネル４２車幅方向端と軟質部２１１車幅方向端との間には隙間が形成されている。この隙間は、ゴム製のフロントドアオープニングトリムウェザストリップ４６により覆われている。また、ルーフサイドインナーパネル４２の車室方向端は、ロワーパネル４５およびアッパーパネル４４に固定されている。前記コンソール本体３は、ボルト４３を介して、ロワーパネル４５に固定されている。
【００４０】
フロントドア９は、フロントドアガラス９０とフロントドアフレーム９１とフロントドアガラスラン９２とフロントドアウェザストリップ９３とを備えている。鋼製のフロントドアフレーム９１は、前記フロントドアオープニングトリムウェザストリップ４６に弾接している。フロントドアフレーム９１には、ゴム製のフロントドアウェザストリップ９３が外枠状に配置されている。フロントドアウェザストリップ９３は、前記サイドアウターパネル４１に弾接している。また、フロントドアフレーム９１には、ゴム製のフロントドアガラスラン９２が内枠状に配置されている。フロントドアガラスラン９２の枠内には、フロントドアガラス９０縁が上下動可能に収容されている。
【００４１】
次に、本実施形態のオーバーヘッドコンソールの組み付け方法について説明する。まず、コンソール本体３および車幅方向端部２を二色成形により一体に作製する。次に、コンソール本体３に、フロントルームランプ３０やサンバイザー３１や小物入れ３２などの部材を配置する。それから、ボルト４３を介して、ロワーパネル４５にコンソール本体３を固定する。なお、カーテンシールドエアバッグ５は、予めルーフサイドインナーパネル４２下方に配置されている。コンソール本体３を固定することにより、カーテンシールドエアバッグ５を囲うようにエアバッグ収容部２０が配置される。最後に、軟質部２１１車幅方向端とルーフサイドインナーパネル４２車幅方向端との間の隙間を、フロントドアオープニングトリムウェザストリップ４６により塞ぐ。このようにして、本実施形態のオーバーヘッドコンソール１は組み付けられる。
【００４２】
次に、本実施形態のオーバーヘッドコンソールのカーテンシールドエアバッグ展開時における動きについて説明する。車両側方からの衝突を検知するセンサ（図略）が作動すると、まずインフレータ（図略）が連動する。具体的には、エアバッグ収容部２０内のカーテンシールドエアバッグ５に、インフレータからガスが供給される。次に、供給されたガスの圧力により、カーテンシールドエアバッグ５が膨張する。カーテンシールドエアバッグ５の膨張力が軟質部２１１の変形荷重を超えると、カーテンシールドエアバッグ５が軟質部２１１を押し下げる。それから、図２中白抜き矢印で示すように、基部２１０と軟質部２１１との境目を起点として軟質部２１１が下方に湾曲する。その後、軟質部２１１とフロントドアオープニングトリムウェザストリップ４６との間を押し広げながら、カーテンシールドエアバッグ５が車室内に膨出してくる。カーテンシールドエアバッグ５は、フロントドアガラス９０に沿って展開される。なお、カーテンシールドエアバッグ５のうち、ルーフライニング８の車幅方向端部８０内に収容されている部分、およびフロントピラー７内に収容されている部分も、同様に車室内に展開される。
【００４３】
次に、本実施形態のオーバーヘッドコンソールの効果について説明する。本実施形態のオーバーヘッドコンソール１は、ルーフライニング８の車両前方に連なっている。そして、オーバーヘッドコンソール１とルーフライニング８とは、ほぼ面一に配置されている。このため、オーバーヘッドコンソールがルーフライニング下面に取り付けられている場合と比較して、オーバーヘッドコンソール１のルーフライニング８に対する突出量が小さくなる。したがって、本実施形態のオーバーヘッドコンソール１は、ルーフライニング８との意匠的統一性が高く見栄えがよい。
【００４４】
また、車幅方向端部２は、ルーフサイド端６にまで延在している。このため、ルーフサイド端６において、オーバーヘッドコンソール１とルーフライニング８とが段を形成しない。この点においても、本実施形態のオーバーヘッドコンソール１は、ルーフライニング８との意匠的統一性が高く見栄えがよい。
【００４５】
また、本実施形態のオーバーヘッドコンソール１の車幅方向端部２には、エアバッグ収容部２０が配置されている。このため、本実施形態のオーバーヘッドコンソール１は、カーテンシールドエアバッグ５を収容することができる。
【００４６】
また、本実施形態のオーバーヘッドコンソール１は、変形部として軟質部２１１を備えている。このため、カーテンシールドエアバッグ５の展開が妨げられるおそれが小さい。
【００４７】
ところで、変形荷重は、軟質部２１１を形成する材料固有の物性により決定される。したがって、本実施形態のオーバーヘッドコンソール１によると、軟質部２１１の材質を変えることにより、変形荷重を自在に調整することができる。また、同一の材質からなる複数の軟質部２１１間において、変形荷重のばらつきが小さくなる。したがって、本実施形態のオーバーヘッドコンソール１を大量生産する場合においても、多数の軟質部２１１間において変形荷重が安定する。
【００４８】
また、本実施形態のオーバーヘッドコンソール１によると、軟質部２１１は二色成形により基部２１０と一体に形成される。このため、部品点数が少なくて済む。また、組み付け工数も少なくて済む。
【００４９】
また、本実施形態のオーバーヘッドコンソール１によると、オーバーヘッドコンソール１がルーフライニング８下面に取り付けられている場合と比較して、ルーフライニング８の使用量が少なくて済む。このため、ルーフライニング８ひいては車両の製造コストを削減することができる。
【００５０】
（２）第二実施形態
本実施形態と第一実施形態との相違点は、基部と変形部（第一実施形態における軟質部に対応）との間に薄肉部が形成されている点である。また、薄肉部にネットが配置されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
【００５１】
図３に、本実施形態のオーバーヘッドコンソールの車幅方向端部の拡大断面図を示す。なお、図２と対応する部位については同じ符号で示す。また、サンバイザーは省略して示す。車幅方向反対側に位置するもう片方の車幅方向端部の構成も、図３と同様である。
【００５２】
図に示すように、基部２１０と変形部２１２とは同一の樹脂により一体に形成されている。これら基部２１０および変形部２１２は、コンソール本体３とともに射出成形により一体に形成される。基部２１０と変形部２１２との境目には、内側からＶ字溝２１５が凹設されている。Ｖ字溝２１５の溝底外方には薄肉部２１３が形成されている。薄肉部２１３も、基部２１０および変形部２１２と同時に、射出成形により形成される。
【００５３】
図４に、図３に点線で示す円Ａ内の拡大図を示す。図に示すように、基部２１０および薄肉部２１３および変形部２１２の内面には、樹脂製のネット２１４がインサート成形されている。ネット２１４は、本発明の飛散抑制部材に含まれる。
【００５４】
カーテンシールドエアバッグ５展開時においては、図３中白抜き矢印で示すように、薄肉部２１３を起点として変形部２１２が下方に折れ曲がる。そして、カーテンシールドエアバッグ５が車室内に膨出する。
【００５５】
本実施形態のオーバーヘッドコンソール１によると、第一実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態のオーバーヘッドコンソール１によると、変形部２１２そのものが軟質であることが必須ではない。このため、変形部２１２を形成する材料の選択自由度が高くなる。すなわち、変形部２１２を基部２１０と同一の樹脂により形成することができる。
【００５６】
また、本実施形態のオーバーヘッドコンソール１によると、ネット２１４がインサート成形されている。このため、カーテンシールドエアバッグ５展開時の衝撃により、変形部２１２が基部２１０から飛散するのを、確実に抑制することができる。
【００５７】
（３）第三実施形態
本実施形態と第一実施形態との相違点は、基部と軟質部とが別体に形成されている点である。そして、基部と軟質部とが溶着により接合されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
【００５８】
図５に、本実施形態のオーバーヘッドコンソールの車幅方向端部の拡大断面図を示す。なお、図２と対応する部位については同じ符号で示す。また、サンバイザーは省略して示す。車幅方向反対側に位置するもう片方の車幅方向端部の構成も、図５と同様である。
【００５９】
図に示すように、基部２１０と軟質部２１１とは別体に形成されている。軟質部２１１は、基部２１０がコンソール本体３とともに射出成形された後から、基部２１０に溶着される。
【００６０】
カーテンシールドエアバッグ５展開時においては、図中白抜き矢印で示すように、溶着部２１６を起点として軟質部２１１が下方に湾曲する。そして、カーテンシールドエアバッグ５が車室内に膨出する。
【００６１】
本実施形態のオーバーヘッドコンソール１によると、第一実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態のオーバーヘッドコンソール１によると、軟質部２１１は、基部２１０に対し、溶着により堅固に固定されている。したがって、カーテンシールドエアバッグ５展開時の衝撃で、軟質部２１１が基部２１０から飛散するおそれが小さい。
【００６２】
（４）第四実施形態
本実施形態と第一実施形態との相違点は、基部と変形部（第一実施形態における軟質部に対応）とが一体に形成されている点である。また、基部と変形部とがコンソール本体とは別体に形成されている点である。また、変形部がルーフサイドインナーパネルに、テザークリップにより係止されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
【００６３】
図６に、本実施形態のオーバーヘッドコンソールの車幅方向端部の拡大断面図を示す。なお、図２と対応する部位については同じ符号で示す。また、サンバイザーは省略して示す。車幅方向反対側に位置するもう片方の車幅方向端部の構成も、図６と同様である。
【００６４】
図に示すように、基部２１０と変形部２１２とは同一の樹脂により一体に形成されている。これら基部２１０および変形部２１２は、コンソール本体３と別体に射出成形により形成される。そして、基部２１０および変形部２１２は、コンソール本体３に溶着される。壁部２１内面からは、ルーフサイドインナーパネル４２に向かって、樹脂製のクリップ座１４が突設されている。クリップ座１４は、基部２１０および変形部２１２つまり壁部２１が射出成形された後から、壁部２１内面に溶着される。クリップ座１４頂壁とルーフサイドインナーパネル４２との間には、樹脂製のテザークリップ１０が介装されている。テザークリップ１０は、頭部１１と脚部１２と紐部１３とからなる。頭部１１は、ルーフサイドインナーパネル４２に係止されている。脚部１２は、クリップ座１４頂壁に係止されている。紐部１３は、たるんだ状態で、これら頭部１１と脚部１２とを連結している。
【００６５】
カーテンシールドエアバッグ５展開時においては、図中白抜き矢印で示すように、紐部１３が張りつめるまで変形部２１２が下方に湾曲する。そして、カーテンシールドエアバッグ５が車室内に膨出する。
【００６６】
本実施形態のオーバーヘッドコンソール１によると、第一実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態のオーバーヘッドコンソール１によると、変形部２１２そのものが軟質であることが必須ではない。このため、変形部２１２を形成する材料の選択自由度が高くなる。すなわち、変形部２１２を基部２１０と同一の樹脂により形成することができる。
【００６７】
また、本実施形態のオーバーヘッドコンソール１によると、テザークリップ１０の紐部１３の長さを変えることで、変形部２１２の変形量を自在に調整することができる。
【００６８】
また、本実施形態のオーバーヘッドコンソール１によると、カーテンシールドエアバッグ５展開時の衝撃により変形部２１２が基部２１０から飛散するのを、テザークリップ１０により確実に抑制することができる。あるいは、変形部２１２が、基部２１０もろとも車室内に飛散するのを抑制することができる。
【００６９】
（５）第五実施形態
本実施形態と第一実施形態との相違点は、エアバッグ収容部に膨出規制リブが配置されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
【００７０】
図７に、本実施形態のオーバーヘッドコンソールの外観図を示す。なお、図１と対応する部位については、同じ符号で示す。図に示すように、オーバーヘッドコンソール１は、ルーフライニング８の車両前方に配置されている。具体的には、オーバーヘッドコンソール１は、ルーフライニング８車両前方端部に連なっている。また、オーバーヘッドコンソール１下面は、ルーフライニング８下面に対し、下方に突出して配置されている。
【００７１】
図８に、図７のＩＩ−ＩＩ断面図を示す。また、図９に、本実施形態のオーバーヘッドコンソールの膨出規制リブ付近の部分斜視図を示す。なお、サンバイザーは省略して示す。また、図２と対応する部位については同じ符号で示す。車幅方向反対側に位置するもう片方の車幅方向端部の構成も、図８、図９と同様である。
【００７２】
図に示すように、基部２１０内面からは、膨出規制リブ２１７が一体に形成されている。膨出規制リブ２１７は、車両前後方向つまりカーテンシールドエアバッグ５長手方向に延設されている。また、膨出規制リブ２１７は、カーテンシールドエアバッグ５の車幅方向内側に配置されている。
【００７３】
本実施形態のオーバーヘッドコンソール１は、第一実施形態のオーバーヘッドコンソールと同様の効果を有する。また、本実施形態のオーバーヘッドコンソール１には、膨出規制リブ２１７が配置されている。このため、カーテンシールドエアバッグ５がエアバッグ収容部２０内方向に膨らむのを規制することができる。したがって、カーテンシールドエアバッグ５が軟質部２１１を介して車室内に展開する際の展開速度を向上させることができる。また、膨出規制リブ２１７を配置すると、基部２１０の剛性が向上する。
【００７４】
（６）第六実施形態
本実施形態と第五実施形態との相違点は、膨出規制リブの代わりに膨出規制櫛歯が配置されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
【００７５】
図１０に、本実施形態のオーバーヘッドコンソールの車幅方向端部の断面図を示す。なお、図８と対応する部位については同じ符号で示す。また、図１１に、本実施形態のオーバーヘッドコンソールの膨出規制櫛歯付近の部分斜視図を示す。なお、図９と対応する部位については同じ符号で示す。また、これらの図において、サンバイザーは省略して示す。車幅方向反対側に位置するもう片方の車幅方向端部の構成も、図１０、図１１と同様である。
【００７６】
図に示すように、基部２１０内面からは、断面三角形状の膨出規制櫛歯２１８が、一体に形成されている。膨出規制櫛歯２１８は、車幅方向に延設されている。また、膨出規制櫛歯２１８は、車両前後方向つまりカーテンシールドエアバッグ５長手方向に、多数連設されている。また、膨出規制櫛歯２１８は、カーテンシールドエアバッグ５の車幅方向内側に配置されている。
【００７７】
本実施形態のオーバーヘッドコンソール１は、第五実施形態のオーバーヘッドコンソールと同様の効果を有する。また、膨出規制櫛歯２１８は、車幅方向つまりカーテンシールドエアバッグ５が膨らむ方向に沿って延びている。このため、カーテンシールドエアバッグ５が膨らむ際、膨出圧により膨出規制櫛歯２１８がたわむおそれが小さい。
【００７８】
（７）第七実施形態
本実施形態と第五実施形態との相違点は、膨出規制リブの上部が屈曲している点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
【００７９】
図１２に、本実施形態のオーバーヘッドコンソールの車幅方向端部の断面図を示す。なお、図８と対応する部位については同じ符号で示す。また、図１３に、本実施形態のオーバーヘッドコンソールの膨出規制リブ付近の部分斜視図を示す。なお、図９と対応する部位については同じ符号で示す。また、これらの図において、サンバイザーは省略して示す。車幅方向反対側に位置するもう片方の車幅方向端部の構成も、図１２、図１３と同様である。
【００８０】
カーテンシールドエアバッグ５は、蛇腹状に折り畳まれてエアバッグ収容部２０に収容されている。したがって、図中白抜き矢印Ａで示すように、カーテンシールドエアバッグ５は下方に展開する。
【００８１】
これに対し、膨出規制リブ２１７の上部は、車幅方向外側に屈曲している。すなわち、膨出規制リブ２１７の上部は、カーテンシールドエアバッグ５上部を囲っている。膨出規制リブ２１７の上部は、カーテンシールドエアバッグ５が上方に展開するのを規制している。
【００８２】
本実施形態のオーバーヘッドコンソール１は、第五実施形態のオーバーヘッドコンソールと同様の効果を有する。また、本実施形態によると、カーテンシールドエアバッグ５が、白抜き矢印Ａで示す本来の展開方向とは逆方向に展開されるのを規制することができる。したがって、カーテンシールドエアバッグ５の展開速度がさらに向上する。
【００８３】
（８）その他
以上、本発明のオーバーヘッドコンソールの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
【００８４】
例えば、上記実施形態においては、オーバーヘッドコンソール１をルーフライニング８の車両前方に配置した（図１参照）。しかしながら、オーバーヘッドコンソール１は、ルーフライニング８の車両後方に配置してもよい。あるいは、オーバーヘッドコンソール１は、ルーフライニング８を分断して車両中央に配置してもよい。また、オーバーヘッドコンソール１の配置数は特に限定しない。
【００８５】
また、上記実施形態において、変形部２１２として、基部２１０よりも肉厚の薄い薄肉板部を配置してもよい。こうすると、薄肉板部の肉厚を変えることにより、変形荷重を調整することができる。また、基部２１０と変形部２１２とを、例えば射出成形などにより、一体に形成することができる。
【００８６】
また、上記実施形態において、変形部２１２として、基部２１０よりも脆弱な脆弱部を配置してもよい。この場合、カーテンシールドエアバッグは、自身の膨張力により脆弱部を突き破って、エアバッグ収容部から車室内に膨出する。
【００８７】
また、第二実施形態においては、Ｖ字溝２１５およびネット２１４を、基部２１０および薄肉部２１３および変形部２１２の内面に配置した（図４参照）。しかしながら、Ｖ字溝２１５およびネット２１４は、基部２１０および薄肉部２１３および変形部２１２の外面に配置してもよい。また、Ｖ字溝２１５とネット２１４とを、内面と外面とに別々に配置してもよい。また、飛散抑制部材として、ネット２１４の代わりに補強テープを、基部２１０および薄肉部２１３および変形部２１２に貼り着けてもよい。こうすると、組み付けが簡単になる。
【００８８】
また、第三実施形態においては、基部２１０と軟質部２１１とを溶着により接合した（図５参照）。しかしながら、例えば、接着、機械的係合など他の手段により基部２１０と軟質部２１１とを接合してもよい。
【００８９】
また、第四実施形態においては、テザークリップ１０の頭部１１をルーフサイドインナーパネル４２に係止した（図６参照）。しかしながら、他の車両側部材に頭部１１を係止してもよい。また、第四実施形態においては、クリップ座１４を壁部２１内面に溶着したが、クリップ座１４は、壁部２１と一体成形してもよい。
【００９０】
また、第五実施形態、第七実施形態においては膨出規制リブ２１７を、第六実施形態においては膨出規制櫛歯２１８を、それぞれ基部２１０に配置した。しかしながら、膨出規制リブ２１７、膨出規制櫛歯２１８は、例えばルーフサイドインナーパネル４２など他の部位に配置してもよい。また、膨出規制リブ２１７、膨出規制櫛歯２１８の個数、形状は特に限定しない。また、膨出規制リブ２１７と膨出規制櫛歯２１８とを組み合わせて配置してもよい。
【００９１】
また、第五実施形態〜第七実施形態のオーバーヘッドコンソール１下面は、ルーフライニング８下面に対して、ほぼ面一に隙間なく配置されていてもよい。
【００９２】
【発明の効果】
本発明によると、ルーフライニングとの意匠的統一性が高く見栄えがよく、かつルーフライニング材の使用量が少ないオーバーヘッドコンソールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第一実施形態のオーバーヘッドコンソールの外観図である。
【図２】図１のＩ−Ｉ断面図である。
【図３】第二実施形態のオーバーヘッドコンソールの車幅方向端部の拡大断面図である。
【図４】図３の円Ａ内の拡大図である。
【図５】第三実施形態のオーバーヘッドコンソールの車幅方向端部の拡大断面図である。
【図６】第四実施形態のオーバーヘッドコンソールの車幅方向端部の拡大断面図である。
【図７】第五実施形態のオーバーヘッドコンソールの外観図である。
【図８】図７のＩＩ−ＩＩ断面図である。
【図９】第五実施形態のオーバーヘッドコンソールの膨出規制リブ付近の部分斜視図である。
【図１０】第六実施形態のオーバーヘッドコンソールの車幅方向端部の断面図である。
【図１１】第六実施形態のオーバーヘッドコンソールの膨出規制櫛歯付近の部分斜視図である。
【図１２】第七実施形態のオーバーヘッドコンソールの車幅方向端部の断面図である。
【図１３】第七実施形態のオーバーヘッドコンソールの膨出規制リブ付近の部分斜視図である。
【図１４】従来のオーバーヘッドコンソールの外観図である。
【符号の説明】
１：オーバーヘッドコンソール、２：車幅方向端部、２０：エアバッグ収容部、２１：壁部、２１０：基部、２１１：軟質部、２１２：変形部、２１３：薄肉部、２１４：ネット（飛散抑制部材）、２１５：Ｖ字溝、２１６：溶着部、２１７：膨出規制リブ、２１８：膨出規制櫛歯、３：コンソール本体、３０：フロントルームランプ、３１：サンバイザー、３２：小物入れ、４０：ルーフパネル、４１：サイドアウターパネル、４２：ルーフサイドインナーパネル、４３：ボルト、４４：アッパーパネル、４５：ロワーパネル、４６：フロントドアオープニングトリムウェザストリップ、５：カーテンシールドエアバッグ、６：ルーフサイド端、７：フロントピラー、８：ルーフライニング、８０：車幅方向端部、９：フロントドア、９０：フロントドアガラス、９１：フロントドアフレーム、９２：フロントドアガラスラン、９３：フロントドアウェザストリップ、１０：テザークリップ、１１：頭部、１２：脚部、１３：紐部、１４：クリップ座。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an overhead console that is disposed on a ceiling in a vehicle compartment and can accommodate small items.
[0002]
[Prior art]
For example, Patent Document 1 introduces an overhead console in which a sun visor is integrated. FIG. 14 shows an external view of the overhead console described in the document. As shown in the figure, the overhead console 100 includes a sun visor 101, a shelf 102, a storage case 103, and a room mirror 104. The overhead console 100 is attached via a clip 106 to the lower surface of the roof lining 105 exposed in the vehicle interior. The overhead console 100 is extended in the vehicle width direction.
[0003]
Similarly to Patent Document 1, Patent Document 2 also introduces an overhead console in which a sun visor is integrated. The overhead console described in the document is attached to the lower surface of the roof lining. Moreover, the overhead console described in the document is extended in the vehicle width direction.
[0004]
Patent Document 3 and Patent Document 4 introduce an overhead console that extends in the vehicle front-rear direction at a substantially central portion in the roof lining vehicle width direction. The overhead consoles described in Patent Literature 3 and Patent Literature 4 are both attached to the lower surface of the roof lining.
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2002-29255 A (page 3-4, FIG. 1)
[Patent Document 2]
JP-A-8-104182 (second page, FIG. 1)
[Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-58360 (pages 2-5, FIGS. 1 and 2)
[Patent Document 4]
Japanese Utility Model Publication No. 7-22852 (pages 6-9, FIG. 1)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, all of the overhead consoles described in the above documents are attached to the lower surface of the roof lining. For this reason, the overhead console protrudes downward with respect to roofing. Therefore, all the overhead consoles described in the above documents have low design uniformity with roof lining. Moreover, since the overhead console was attached to the lower surface of the roof lining, the area occupied by the roof lining was large. For this reason, the amount of roofing material used was large.
[0007]
In addition, none of the end portions in the vehicle width direction of the overhead console described in the above-described literature extend to the roof side end. For this reason, at the roof side end, the overhead console and the roof lining formed a step from the vehicle width direction center toward the vehicle width direction end. In this respect as well, the overhead consoles described in the above documents all have low design uniformity with roof lining.
[0008]
The overhead console of the present invention has been completed in view of the above problems. Therefore, an object of the present invention is to provide an overhead console that has high design uniformity with roof lining and has a good appearance and uses less roofing material.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
  (1) In order to solve the above problems, the overhead console of the present invention is continuous in the vehicle front-rear direction with respect to the roof lining exposed in the vehicle interior, and the end in the vehicle width direction extends to the roof side end.Composed.The overhead console of the present invention is continuous in the vehicle longitudinal direction with respect to roofing. A ceiling surface is formed by the overhead console and roof lining.
[0010]
  According to this configurationAs compared with the case where the overhead console is attached to the lower surface of the roof lining, the area occupied by the roof lining can be reduced. For this reason, the amount of roofing material used can be reduced. Therefore, it is possible to reduce roofing and thus vehicle manufacturing costs.
[0011]
  Also,According to this configurationAs compared with the case where the overhead console is attached to the lower surface of the roof lining, the amount of protrusion of the overhead console with respect to the roof lining is reduced. For this reason, the overhead console of this invention has high design uniformity with roof lining, and is good-looking.
[0012]
Further, the end of the overhead console in the vehicle width direction extends to the end of the roof side. For this reason, the overhead console and roof lining do not form a step at the roof side end. Also in this respect, the overhead console of the present invention has high design uniformity with roof lining and is attractive.
[0013]
  AndThe vehicle width direction end portion includes an airbag accommodating portion that accommodates a part of the curtain shield airbag, and a wall portion that blocks the airbag accommodating portion and the vehicle interior, the wall portion being a base portion And a deforming portion that deforms larger than the base portion when the curtain shield airbag is deployed.The configuration.
[0014]
The vehicle width direction end portion of the overhead console of the present invention extends to the roof side end. Correspondingly, in this configuration, an airbag accommodating portion that accommodates the curtain shield airbag is disposed inside the end portion in the vehicle width direction. Moreover, the deformation | transformation part which deform | transforms larger than a base part at the time of curtain shield airbag deployment is arrange | positioned at the wall part of a vehicle width direction edge part. Here, the “deformation” includes a mode in which the deformed portion itself is destroyed.
[0015]
According to this configuration, the curtain shield airbag can be accommodated at the end of the overhead console in the vehicle width direction. Moreover, according to this structure, the deformation | transformation part is arrange | positioned at the wall part. For this reason, there is little possibility that the deployment of the curtain shield airbag will be hindered.
[0016]
  (2) Preferably, the configuration of (1) aboveIn this case, it is preferable that the deformation portion is a soft portion that is softer than the base portion. According to this configuration, the deployment of the curtain shield airbag is ensured by the deformation of the soft part itself.
[0017]
By the way, in order to rapidly deploy the curtain shield airbag, it is preferable that the load required to deform the deformed portion (hereinafter referred to as “deformation load”) is small. However, if the deformation load is excessively small, for example, it is conceivable that the deformation portion turns over only when the occupant contacts the deformation portion, and the curtain shield airbag is exposed in the vehicle interior. For this reason, it is not preferable that the deformation load is excessively small. Thus, the adjustment of the deformation load of the deformation part is important.
[0018]
In this regard, according to the present configuration, the deformation load is determined by the physical properties specific to the material forming the soft portion. For this reason, the deformation load can be freely adjusted by changing the material of the soft part.
[0019]
Further, according to this configuration, since the deformation load is determined based on the material of the soft part, the variation in the deformation load is small among the plurality of soft parts. Accordingly, even when the overhead console is mass-produced, the deformation load is stabilized between a large number of soft portions.
[0021]
  (3) Preferably, the configuration of (2) aboveThe soft part is preferably formed separately from the base part, and the soft part and the base part are preferably welded together. According to this configuration, the soft portion is firmly fixed to the base portion by welding. Therefore, there is little possibility that the soft portion will be scattered from the base due to the impact when the curtain shield airbag is deployed.
[0022]
  (4) Preferably, the configuration of (1) aboveThe deforming portion is formed integrally with the base portion, and a thin portion is formed between the deforming portion and the base portion to facilitate deformation of the deforming portion. Better.
[0023]
That is, this structure arrange | positions a thin part between a deformation | transformation part and a base. When the curtain shield airbag is deployed, the deformed portion is curved with respect to the base portion with the thin portion as a boundary. This curvature ensures the deployment of the curtain shield airbag. According to this configuration, it is not essential that the deformed portion itself is soft. For this reason, the freedom degree of selection of the material which forms a deformation part becomes high.
[0024]
  (5) Preferably, the configuration of (4) aboveHowever, it is better to have a configuration in which a scattering suppression member that suppresses scattering of the deformed portion when the curtain shield airbag is deployed is arranged in the thin-walled portion.
[0025]
That is, this structure arrange | positions a scattering suppression member in a thin part. When the scattering suppressing member is arranged, it is possible to reliably suppress the deformation portion from being scattered from the base due to an impact when the curtain shield airbag is deployed.
[0026]
  (6) Preferably, the configuration of (1) aboveIn order to suppress scattering of the deforming portion when the curtain shield airbag is deployed, it is preferable that the deforming portion is locked by a tether clip.
[0027]
That is, this structure locks a deformation | transformation part to vehicle side members, such as a vehicle body, with a tether clip. The amount of deformation of the deformation portion when the curtain shield airbag is deployed is regulated by the length of the string portion of the tether clip. For this reason, according to this structure, the deformation amount of a deformation | transformation part can be adjusted freely by changing the length of the string part of a tether clip. Further, the tether clip can reliably suppress the deformed portion from being scattered from the base due to the impact when the curtain shield airbag is deployed.
[0028]
  (7) Preferably, the configuration of (1) aboveIn this case, it is preferable that the airbag accommodating portion is provided with a bulge restricting portion that restricts the direction in which the curtain shield airbag is inflated.
[0029]
When the curtain shield airbag is deployed in the vehicle interior, it inflates not only in the vehicle interior but also in other directions. For this reason, the deployment speed of the curtain shield airbag into the vehicle interior is slow. In this regard, a bulge restricting portion is disposed in the airbag accommodating portion of the overhead console of this configuration. The bulge regulating unit regulates the curtain shield airbag from bulging in a direction other than the vehicle interior. Therefore, according to this configuration, the curtain shield airbag can be quickly and surely deployed in the vehicle interior.
[0030]
  (8) Preferably, the configuration of (7) aboveIn this case, it is preferable that the bulge restricting portion is a bulge restricting rib extending in the vehicle front-rear direction. The bulge regulating rib is arranged along the longitudinal direction of the vehicle, that is, the longitudinal direction of the curtain shield airbag. When the curtain shield airbag tries to inflate in a direction other than the vehicle interior, the curtain shield airbag comes into contact with the expansion restriction rib. For this reason, the curtain shield airbag can regulate expansion in directions other than the vehicle interior.
[0031]
  (9) Preferably, the configuration of (7) aboveIn this case, it is preferable that the bulge restricting portion is a bulge restricting comb tooth extending in the vehicle width direction and continuous in the vehicle front-rear direction. The bulge regulating comb teeth extend in the vehicle width direction. Further, the bulge regulating comb teeth are continuously provided along the longitudinal direction of the vehicle, that is, the longitudinal direction of the curtain shield airbag. When the curtain shield airbag is to be inflated in a direction other than the vehicle interior, the curtain shield airbag comes into contact with the end faces of the plurality of inflation regulating comb teeth. For this reason, the curtain shield airbag can regulate expansion in directions other than the vehicle interior.
[0033]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the overhead console of the present invention will be described.
[0034]
(1) First embodiment
First, the configuration of the overhead console of this embodiment will be described. FIG. 1 shows an external view of the overhead console of this embodiment. As shown in the drawing, the overhead console 1 is disposed in front of the roof lining 8 in the vehicle. Specifically, the overhead console 1 is connected to the roof lining 8 front end of the vehicle. Further, the lower surface of the overhead console 1 is arranged substantially flush with the lower surface of the roof lining 8 without any gap. A ceiling surface in the passenger compartment is formed by the lower surface of the overhead console 1 and the lower surface of the roof lining 8.
[0035]
The overhead console 1 includes a console body 3 and an end 2 in the vehicle width direction. The console body 3 is made of resin and has a rectangular shape extending in the vehicle width direction. A front room lamp 30 is mounted at approximately the center of the console body 3 in the vehicle width direction. Further, a sun visor 31 and an accessory case 32 are superposed on both sides of the front room lamp 30 in the vehicle width direction. That is, the sun visor 31 is locked so that it can be developed downward and laterally from the wall portion of the accessory case 32.
[0036]
A total of two vehicle width direction ends 2 are arranged at both ends of the console body 3 in the vehicle width direction. The vehicle width direction end portion 2 is formed integrally with the console body 3. The vehicle width direction end portion 2 extends to the roof side end 6 of the vehicle. A curtain shield airbag (not shown) of a bag body is folded and accommodated in a bellows shape inside the vehicle width direction end portion 2, the front pillar 7, and the vehicle width direction end portion 80 of the roof lining 8. . The folded curtain shield airbag has a long shape.
[0037]
Next, a detailed configuration near the end in the vehicle width direction will be described. FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II of FIG. The sun visor is omitted. The configuration of the other vehicle width direction end located on the opposite side in the vehicle width direction is the same as that in FIG.
[0038]
As shown in the drawing, the vehicle width direction end portion 2 includes an airbag accommodating portion 20 and a wall portion 21. A curtain shield airbag 5 (indicated by a one-dot chain line in the figure) is accommodated in the airbag accommodating portion 20. The wall portion 21 blocks the airbag housing portion 20 and the vehicle interior. The wall portion 21 includes a base portion 210 and a soft portion 211. The soft portion 211 is formed of a resin that is softer than the resin that forms the base portion 210.
[0039]
The outer shell of the vehicle is formed by a roof panel 40, a side outer panel 41, a front door 9, and the like. The roof panel 40 is made of a steel plate and forms the top surface of the vehicle. The side outer panel 41 is made of a steel plate and is disposed between the roof panel 40 and the front door 9. Inside the roof panel 40 and the side outer panel 41, a roof side inner panel 42 made of a steel plate is arranged. The airbag accommodating portion 20 is defined between the lower surface of the roof side inner panel 42 and the upper surface of the wall portion 21. A gap is formed between the roof side inner panel 42 in the vehicle width direction and the soft portion 211 in the vehicle width direction. This gap is covered with a rubber front door opening trim weather strip 46. Further, the end of the roof side inner panel 42 in the vehicle compartment direction is fixed to the lower panel 45 and the upper panel 44. The console body 3 is fixed to the lower panel 45 through bolts 43.
[0040]
The front door 9 includes a front door glass 90, a front door frame 91, a front door glass run 92, and a front door weather strip 93. The steel front door frame 91 is in elastic contact with the front door opening trim weather strip 46. A rubber front door weather strip 93 is arranged on the front door frame 91 in an outer frame shape. The front door weather strip 93 is in elastic contact with the side outer panel 41. The front door frame 91 has a rubber front door glass run 92 disposed in an inner frame shape. An edge of the front door glass 90 is accommodated in the frame of the front door glass run 92 so as to be movable up and down.
[0041]
Next, the method for assembling the overhead console of this embodiment will be described. First, the console body 3 and the vehicle width direction end portion 2 are integrally manufactured by two-color molding. Next, members such as a front room lamp 30, a sun visor 31, and an accessory case 32 are arranged on the console body 3. Then, the console body 3 is fixed to the lower panel 45 via the bolts 43. The curtain shield airbag 5 is previously disposed below the roof side inner panel 42. By fixing the console body 3, the airbag accommodating portion 20 is disposed so as to surround the curtain shield airbag 5. Finally, a gap between the soft portion 211 in the vehicle width direction and the roof side inner panel 42 in the vehicle width direction is closed by the front door opening trim weather strip 46. In this way, the overhead console 1 of this embodiment is assembled.
[0042]
Next, the movement of the overhead console of this embodiment when the curtain shield airbag is deployed will be described. When a sensor (not shown) that detects a collision from the side of the vehicle is activated, an inflator (not shown) is first interlocked. Specifically, gas is supplied from the inflator to the curtain shield airbag 5 in the airbag accommodating portion 20. Next, the curtain shield airbag 5 is inflated by the pressure of the supplied gas. When the expansion force of the curtain shield airbag 5 exceeds the deformation load of the soft portion 211, the curtain shield airbag 5 pushes down the soft portion 211. Then, as indicated by an outlined arrow in FIG. 2, the soft portion 211 is bent downward from the boundary between the base portion 210 and the soft portion 211. Thereafter, the curtain shield airbag 5 bulges into the vehicle interior while pushing between the soft portion 211 and the front door opening trim weather strip 46. The curtain shield airbag 5 is deployed along the front door glass 90. In the curtain shield airbag 5, the portion accommodated in the end 80 of the roof lining 8 in the vehicle width direction and the portion accommodated in the front pillar 7 are also deployed in the vehicle interior.
[0043]
Next, the effect of the overhead console of this embodiment will be described. The overhead console 1 of this embodiment is connected to the front side of the roof lining 8. The overhead console 1 and the roof lining 8 are arranged substantially flush with each other. For this reason, the protrusion amount with respect to the roof lining 8 of the overhead console 1 becomes small compared with the case where the overhead console is attached to the bottom surface of the roof lining. Therefore, the overhead console 1 of the present embodiment has high design uniformity with the roof lining 8 and has a good appearance.
[0044]
The vehicle width direction end portion 2 extends to the roof side end 6. For this reason, the overhead console 1 and the roof lining 8 do not form a step at the roof side end 6. Also in this respect, the overhead console 1 of the present embodiment has a high design uniformity with the roof lining 8 and has a good appearance.
[0045]
Moreover, the airbag accommodating part 20 is arrange | positioned at the vehicle width direction edge part 2 of the overhead console 1 of this embodiment. For this reason, the overhead console 1 of this embodiment can accommodate the curtain shield airbag 5.
[0046]
Moreover, the overhead console 1 of this embodiment is provided with the soft part 211 as a deformation | transformation part. For this reason, there is little possibility that the deployment of the curtain shield airbag 5 will be hindered.
[0047]
By the way, the deformation load is determined by the physical property specific to the material forming the soft portion 211. Therefore, according to the overhead console 1 of the present embodiment, the deformation load can be freely adjusted by changing the material of the soft portion 211. In addition, the variation in deformation load is reduced between the plurality of soft portions 211 made of the same material. Accordingly, even when the overhead console 1 according to this embodiment is mass-produced, the deformation load is stabilized between the large number of soft portions 211.
[0048]
Moreover, according to the overhead console 1 of this embodiment, the soft part 211 is integrally formed with the base part 210 by two-color molding. For this reason, the number of parts is small. Also, the number of assembly steps can be reduced.
[0049]
Further, according to the overhead console 1 of the present embodiment, the usage amount of the roof lining 8 can be reduced as compared with the case where the overhead console 1 is attached to the lower surface of the roof lining 8. For this reason, the roofing 8 and thus the manufacturing cost of the vehicle can be reduced.
[0050]
(2) Second embodiment
The difference between the present embodiment and the first embodiment is that a thin portion is formed between the base portion and the deformed portion (corresponding to the soft portion in the first embodiment). In addition, the net is arranged in the thin portion. Therefore, only the differences will be described here.
[0051]
FIG. 3 shows an enlarged cross-sectional view of the end portion in the vehicle width direction of the overhead console of the present embodiment. In addition, about the site | part corresponding to FIG. 2, it shows with the same code | symbol. The sun visor is omitted. The configuration of the other vehicle width direction end located on the opposite side in the vehicle width direction is the same as that in FIG.
[0052]
As shown in the figure, the base 210 and the deforming portion 212 are integrally formed of the same resin. The base portion 210 and the deformation portion 212 are integrally formed with the console body 3 by injection molding. A V-shaped groove 215 is recessed from the inside at the boundary between the base portion 210 and the deformable portion 212. A thin portion 213 is formed outside the groove bottom of the V-shaped groove 215. The thin portion 213 is also formed by injection molding simultaneously with the base portion 210 and the deformable portion 212.
[0053]
FIG. 4 shows an enlarged view in a circle A indicated by a dotted line in FIG. As shown in the drawing, a resin net 214 is insert-molded on the inner surface of the base 210, the thin-walled portion 213, and the deformed portion 212. The net 214 is included in the scattering suppressing member of the present invention.
[0054]
When the curtain shield airbag 5 is deployed, the deformable portion 212 bends downward from the thin-walled portion 213 as indicated by the white arrow in FIG. Then, the curtain shield airbag 5 expands into the vehicle interior.
[0055]
According to the overhead console 1 of the present embodiment, the same effect as that of the first embodiment can be obtained. Moreover, according to the overhead console 1 of this embodiment, it is not essential that the deformation part 212 itself is soft. For this reason, the freedom degree of selection of the material which forms the deformation | transformation part 212 becomes high. That is, the deformable portion 212 can be formed of the same resin as the base portion 210.
[0056]
Further, according to the overhead console 1 of the present embodiment, the net 214 is insert-molded. For this reason, it can suppress reliably that the deformation | transformation part 212 scatters from the base 210 by the impact at the time of curtain shield airbag 5 deployment.
[0057]
(3) Third embodiment
The difference between the present embodiment and the first embodiment is that the base portion and the soft portion are formed separately. And the base and the soft part are the points joined by welding. Therefore, only the differences will be described here.
[0058]
FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view of the end portion in the vehicle width direction of the overhead console of the present embodiment. In addition, about the site | part corresponding to FIG. 2, it shows with the same code | symbol. The sun visor is omitted. The configuration of the other vehicle width direction end located on the opposite side in the vehicle width direction is the same as that in FIG.
[0059]
As shown in the figure, the base 210 and the soft part 211 are formed separately. The soft part 211 is welded to the base part 210 after the base part 210 is injection-molded together with the console body 3.
[0060]
When the curtain shield airbag 5 is deployed, the soft portion 211 bends downward from the welded portion 216 as indicated by the white arrow in the figure. Then, the curtain shield airbag 5 expands into the vehicle interior.
[0061]
According to the overhead console 1 of the present embodiment, the same effect as that of the first embodiment can be obtained. Moreover, according to the overhead console 1 of this embodiment, the soft part 211 is firmly fixed to the base part 210 by welding. Therefore, there is little possibility that the soft portion 211 is scattered from the base portion 210 due to an impact when the curtain shield airbag 5 is deployed.
[0062]
(4) Fourth embodiment
The difference between the present embodiment and the first embodiment is that a base portion and a deformable portion (corresponding to the soft portion in the first embodiment) are integrally formed. In addition, the base portion and the deformable portion are formed separately from the console body. Further, the deformed portion is locked to the roof side inner panel by a tether clip. Therefore, only the differences will be described here.
[0063]
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view of the end portion in the vehicle width direction of the overhead console of the present embodiment. In addition, about the site | part corresponding to FIG. 2, it shows with the same code | symbol. The sun visor is omitted. The configuration of the other vehicle width direction end located on the opposite side in the vehicle width direction is the same as that in FIG.
[0064]
As shown in the figure, the base 210 and the deforming portion 212 are integrally formed of the same resin. The base portion 210 and the deformation portion 212 are formed separately from the console body 3 by injection molding. Then, the base portion 210 and the deformation portion 212 are welded to the console body 3. A resin-made clip seat 14 projects from the inner surface of the wall 21 toward the roof side inner panel 42. The clip seat 14 is welded to the inner surface of the wall portion 21 after the base portion 210 and the deformable portion 212, that is, the wall portion 21 are injection molded. A resin-made tether clip 10 is interposed between the top wall of the clip seat 14 and the roof side inner panel 42. The tether clip 10 includes a head portion 11, a leg portion 12, and a string portion 13. The head 11 is locked to the roof side inner panel 42. The leg 12 is locked to the top wall of the clip seat 14. The string portion 13 connects the head portion 11 and the leg portion 12 in a slack state.
[0065]
When the curtain shield airbag 5 is deployed, the deformable portion 212 bends downward until the string portion 13 is tightened, as indicated by the white arrow in the figure. Then, the curtain shield airbag 5 expands into the vehicle interior.
[0066]
According to the overhead console 1 of the present embodiment, the same effect as that of the first embodiment can be obtained. Moreover, according to the overhead console 1 of this embodiment, it is not essential that the deformation part 212 itself is soft. For this reason, the freedom degree of selection of the material which forms the deformation | transformation part 212 becomes high. That is, the deformable portion 212 can be formed of the same resin as the base portion 210.
[0067]
Moreover, according to the overhead console 1 of this embodiment, the deformation amount of the deformation part 212 can be freely adjusted by changing the length of the string part 13 of the tether clip 10.
[0068]
Further, according to the overhead console 1 of the present embodiment, the tether clip 10 can reliably suppress the deformation portion 212 from being scattered from the base portion 210 due to an impact when the curtain shield airbag 5 is deployed. Or it can suppress that the deformation | transformation part 212 disperses in the vehicle interior with the base 210. FIG.
[0069]
(5) Fifth embodiment
The difference between this embodiment and 1st embodiment is a point by which the bulging control rib is arrange | positioned at the airbag accommodating part. Therefore, only the differences will be described here.
[0070]
FIG. 7 shows an external view of the overhead console of this embodiment. In addition, about the site | part corresponding to FIG. 1, it shows with the same code | symbol. As shown in the drawing, the overhead console 1 is disposed in front of the roof lining 8 in the vehicle. Specifically, the overhead console 1 is connected to the roof lining 8 front end of the vehicle. Further, the lower surface of the overhead console 1 is disposed so as to protrude downward with respect to the lower surface of the roof lining 8.
[0071]
FIG. 8 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG. FIG. 9 is a partial perspective view of the vicinity of the bulging restricting rib of the overhead console of this embodiment. The sun visor is omitted. Also, parts corresponding to those in FIG. The configuration of the other vehicle width direction end located on the opposite side in the vehicle width direction is the same as that in FIGS.
[0072]
As shown in the figure, a bulge regulating rib 217 is integrally formed from the inner surface of the base 210. The bulge regulating rib 217 extends in the longitudinal direction of the vehicle, that is, in the longitudinal direction of the curtain shield airbag 5. The bulge regulating rib 217 is disposed on the inner side in the vehicle width direction of the curtain shield airbag 5.
[0073]
The overhead console 1 of this embodiment has the same effect as the overhead console of the first embodiment. In addition, a bulge regulating rib 217 is disposed on the overhead console 1 of the present embodiment. For this reason, it is possible to restrict the curtain shield airbag 5 from inflating in the airbag housing portion 20. Therefore, the deployment speed when the curtain shield airbag 5 is deployed in the vehicle interior via the soft portion 211 can be improved. In addition, when the bulge regulating rib 217 is disposed, the rigidity of the base 210 is improved.
[0074]
(6) Sixth embodiment
The difference between the present embodiment and the fifth embodiment is that bulging restriction comb teeth are arranged instead of the bulging restriction ribs. Therefore, only the differences will be described here.
[0075]
FIG. 10 is a cross-sectional view of the end portion in the vehicle width direction of the overhead console of the present embodiment. In addition, about the site | part corresponding to FIG. 8, it shows with the same code | symbol. FIG. 11 is a partial perspective view of the vicinity of the bulging restricting comb teeth of the overhead console of the present embodiment. In addition, about the site | part corresponding to FIG. 9, it shows with the same code | symbol. In these figures, the sun visor is omitted. The configuration of the other vehicle width direction end located on the opposite side in the vehicle width direction is the same as that in FIGS.
[0076]
As shown in the figure, bulge regulating comb teeth 218 having a triangular cross section are integrally formed from the inner surface of the base 210. The bulge restricting comb teeth 218 are extended in the vehicle width direction. In addition, a large number of bulge regulating comb teeth 218 are continuously provided in the longitudinal direction of the vehicle, that is, in the longitudinal direction of the curtain shield airbag 5. Further, the bulge regulating comb teeth 218 are arranged on the inner side in the vehicle width direction of the curtain shield airbag 5.
[0077]
The overhead console 1 of this embodiment has the same effect as the overhead console of the fifth embodiment. Further, the bulge regulating comb teeth 218 extend along the vehicle width direction, that is, the direction in which the curtain shield airbag 5 bulges. For this reason, when the curtain shield airbag 5 is inflated, there is little risk that the bulging restriction comb teeth 218 will bend due to the bulging pressure.
[0078]
(7) Seventh embodiment
The difference between the present embodiment and the fifth embodiment is that the upper part of the bulge regulating rib is bent. Therefore, only the differences will be described here.
[0079]
FIG. 12 shows a cross-sectional view of the end portion in the vehicle width direction of the overhead console of this embodiment. In addition, about the site | part corresponding to FIG. 8, it shows with the same code | symbol. FIG. 13 is a partial perspective view of the vicinity of the bulge regulating rib of the overhead console of this embodiment. In addition, about the site | part corresponding to FIG. 9, it shows with the same code | symbol. In these figures, the sun visor is omitted. The configuration of the other vehicle width direction end located on the opposite side in the vehicle width direction is the same as that in FIGS.
[0080]
The curtain shield airbag 5 is folded in a bellows shape and accommodated in the airbag accommodating portion 20. Therefore, as indicated by the white arrow A in the figure, the curtain shield airbag 5 is deployed downward.
[0081]
On the other hand, the upper part of the bulging restricting rib 217 is bent outward in the vehicle width direction. That is, the upper part of the bulge regulating rib 217 surrounds the upper part of the curtain shield airbag 5. The upper part of the bulging restricting rib 217 restricts the curtain shield airbag 5 from expanding upward.
[0082]
The overhead console 1 of this embodiment has the same effect as the overhead console of the fifth embodiment. Further, according to the present embodiment, the curtain shield airbag 5 can be restricted from being deployed in the direction opposite to the original deployment direction indicated by the white arrow A. Therefore, the deployment speed of the curtain shield airbag 5 is further improved.
[0083]
(8) Other
The embodiment of the overhead console of the present invention has been described above. However, the embodiment is not particularly limited to the above embodiment. Various modifications and improvements that can be made by those skilled in the art are also possible.
[0084]
For example, in the above embodiment, the overhead console 1 is disposed in front of the roof lining 8 (see FIG. 1). However, the overhead console 1 may be disposed behind the roof lining 8 in the vehicle. Alternatively, the overhead console 1 may be arranged in the center of the vehicle by dividing the roof lining 8. The number of overhead consoles 1 arranged is not particularly limited.
[0085]
In the above-described embodiment, a thin plate portion that is thinner than the base portion 210 may be disposed as the deformable portion 212. Thus, the deformation load can be adjusted by changing the thickness of the thin plate portion. Further, the base 210 and the deforming portion 212 can be integrally formed by, for example, injection molding.
[0086]
In the above-described embodiment, a fragile part that is more fragile than the base part 210 may be disposed as the deforming part 212. In this case, the curtain shield airbag breaks through the fragile portion by its own inflating force and bulges out from the airbag housing portion into the vehicle interior.
[0087]
In the second embodiment, the V-shaped groove 215 and the net 214 are arranged on the inner surfaces of the base 210, the thin portion 213, and the deformed portion 212 (see FIG. 4). However, the V-shaped groove 215 and the net 214 may be disposed on the outer surface of the base 210, the thin portion 213, and the deformed portion 212. Further, the V-shaped groove 215 and the net 214 may be separately disposed on the inner surface and the outer surface. Further, as the scattering suppression member, a reinforcing tape may be attached to the base 210, the thin portion 213, and the deformed portion 212 instead of the net 214. This simplifies assembly.
[0088]
Moreover, in 3rd embodiment, the base 210 and the soft part 211 were joined by welding (refer FIG. 5). However, for example, the base portion 210 and the soft portion 211 may be joined by other means such as adhesion or mechanical engagement.
[0089]
In the fourth embodiment, the head 11 of the tether clip 10 is locked to the roof side inner panel 42 (see FIG. 6). However, the head 11 may be locked to another vehicle side member. In the fourth embodiment, the clip seat 14 is welded to the inner surface of the wall portion 21, but the clip seat 14 may be integrally formed with the wall portion 21.
[0090]
Further, in the fifth embodiment and the seventh embodiment, the bulge restricting ribs 217 and the bulge restricting comb teeth 218 in the sixth embodiment are arranged on the base 210, respectively. However, the bulge regulating ribs 217 and the bulge regulating comb teeth 218 may be disposed at other parts such as the roof side inner panel 42, for example. Further, the number and shape of the bulge regulating rib 217 and the bulge regulating comb teeth 218 are not particularly limited. Further, the bulge regulating rib 217 and the bulge regulating comb teeth 218 may be combined.
[0091]
Further, the lower surface of the overhead console 1 according to the fifth to seventh embodiments may be arranged substantially flush with the lower surface of the roof lining 8 without any gap.
[0092]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to provide an overhead console that has high design uniformity with roof lining and has a good appearance, and uses less roof lining material.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external view of an overhead console according to a first embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II of FIG.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of an end portion in the vehicle width direction of an overhead console according to a second embodiment.
4 is an enlarged view in a circle A in FIG. 3. FIG.
FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view of an end portion in the vehicle width direction of an overhead console according to a third embodiment.
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view of an end portion of an overhead console according to a fourth embodiment in the vehicle width direction.
FIG. 7 is an external view of an overhead console according to a fifth embodiment.
8 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG.
FIG. 9 is a partial perspective view of the vicinity of a bulging regulating rib of an overhead console according to a fifth embodiment.
FIG. 10 is a cross-sectional view of an end portion of an overhead console according to a sixth embodiment in the vehicle width direction.
FIG. 11 is a partial perspective view of the vicinity of the bulging restricting comb teeth of the overhead console according to the sixth embodiment.
FIG. 12 is a cross-sectional view of an end portion in the vehicle width direction of an overhead console according to a seventh embodiment.
FIG. 13 is a partial perspective view of the vicinity of a bulging regulating rib of an overhead console according to a seventh embodiment.
FIG. 14 is an external view of a conventional overhead console.
[Explanation of symbols]
1: Overhead console, 2: Vehicle width direction end, 20: Airbag housing part, 21: Wall part, 210: Base part, 211: Soft part, 212: Deformation part, 213: Thin part, 214: Net (scattering suppression) Members), 215: V-shaped groove, 216: welded portion, 217: bulge restricting rib, 218: bulge restricting comb teeth, 3: console body, 30: front room lamp, 31: sun visor, 32: accessory case, 40: Roof panel, 41: Side outer panel, 42: Roof side inner panel, 43: Bolt, 44: Upper panel, 45: Lower panel, 46: Front door opening trim weather strip, 5: Curtain shield airbag, 6: Roof Side end, 7: front pillar, 8: roof lining, 80: vehicle width direction end, 9: front door, 90 Front door glass, 91: front door frame, 92: front door glass run, 93: front door weather strip, 10: tether clip 11: head 12: leg, 13: cord portion, 14: clip seat.

Claims

The overhead of the roof lining exposed in the passenger compartment and the overhead console are almost flush with each other in the vehicle longitudinal direction and the widthwise end extends to the roof side. A console ,
The vehicle width direction end portion includes an airbag accommodating portion that accommodates a part of a curtain shield airbag, and a wall portion that blocks the airbag accommodating portion and the vehicle interior,
The wall portion includes an overhead console having a base portion and a deformable portion that deforms larger than the base portion when the curtain shield airbag is deployed.

The overhead console according to claim 1, wherein the deformable portion is a soft portion that is softer than the base portion.

The overhead console according to claim 2, wherein the soft portion is formed separately from the base portion, and the soft portion and the base portion are welded.

The deformation portion is formed integrally with the base portion,
The overhead console according to claim 1 , wherein a thin portion is formed between the deformable portion and the base portion so as to facilitate deformation of the deformable portion.

The overhead console according to claim 4, wherein a scattering suppressing member that suppresses scattering of the deforming portion when the curtain shield airbag is deployed is disposed in the thin portion.

The overhead console according to claim 1, wherein the deformable portion is locked by a tether clip in order to suppress scattering of the deformable portion when the curtain shield airbag is deployed.

The overhead console according to claim 1 , wherein a bulge restricting portion for restricting a bulging direction of the curtain shield airbag is disposed in the airbag accommodating portion.

The overhead console according to claim 7, wherein the bulge restricting portion is a bulge restricting rib extending in a vehicle front-rear direction.

The overhead console according to claim 7, wherein the bulge restricting portion is a bulge restricting comb tooth extending in the vehicle width direction and continuing in the vehicle front-rear direction.