JP4103378B2 - Auxiliary belt system for internal combustion engines - Google Patents

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JP4103378B2 JP2001364123A JP2001364123A JP4103378B2 JP 4103378 B2 JP4103378 B2 JP 4103378B2 JP 2001364123 A JP2001364123 A JP 2001364123A JP 2001364123 A JP2001364123 A JP 2001364123A JP 4103378 B2 JP4103378 B2 JP 4103378B2
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    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16H—GEARING
    • F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0863—Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
    • F16H2007/0874—Two or more finally actuated members

Landscapes

  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内燃機関用補機ベルトシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、例えば、ハイブリッド車などでは、内燃機関用補機駆動ベルトシステムに、エンジンの始動を行うためのスタータと発電を行うためのジェネレータとを一体にしたインテグレーテッド・スタータ・ジェネレータ(ＩＳＧ)が使用されるようになってきた。
【０００３】
このようなＩＳＧを用いたベルト駆動システムでは、従来のギア駆動によるエンジン始動と異なり、エンジン始動時に、ベルトに必要な張力が非常に大きくなる。このため、オートテンショナ(ベルト張力調整装置)のプーリの位置を、ＩＳＧに対して、最も緩み側に設けて、始動時の大きな張力によってオートテンショナのプーリが暴れるのを防いでいた。
【０００４】
しかし、上記配置を採用した場合でも、エンジン始動のために、上記オートテンショナによって高く設定されたベルト張力がエンジンの始動後も保持されるので、ベルトの耐久性が低下するという問題があった。
【０００５】
そこで、図６に示すように、エンジンのクランク軸に装着されたクランクプーリ１０１とＩＳＧに装着されたスタータプーリ１０２との間に第２のオートテンショナ１０３が配置された内燃機関用ベルト伝動システム(特開２００１−５９５５５号公報参照)が提案されている。このシステムでは、上記ＩＳＧのスタータプーリ１０２と補機プーリ１０４との間に、第１のオートテンショナ１０５のプーリ１０５Ａが配置されている。
【０００６】
このシステムでは、第１のオートテンショナ１０５によって、エンジン始動時に必要なベルト張力をベルト１０７に付与する。同時に、第２のオートテンショナ１０３は上記エンジン始動時にそのプーリ１０３Ａの位置が固定されて、エンジン始動時のベルト張力を保ち、エンジン始動時の始動トルクをクランクプーリ１０１に伝達できるようにしている。一方、エンジン始動後には、第２のオートテンショナ１０３のプーリ１０３Ａは可動となり、クランクプーリ１０１から補機プーリ１０４,１０５に駆動力を伝達するのに適切な張力をベルト１０７に付与する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のシステムでは、２つのオートテンショナを備えているため、システムが複雑化してコストアップとなるという問題がある。
【０００８】
そこで、この発明の目的は、１つのオートテンショナでもって、始動時に必要な大きなベルト張力をベルトに確実に付与でき、かつ、始動後にはエンジンの駆動力で補機プーリを駆動するのに必要な適切な張力をベルトに付与できる内燃機関用補機ベルトシステムを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項１の発明の内燃機関用補機ベルトシステムは、内燃機関の駆動軸に装着された駆動プーリと、
上記内燃機関の始動機に装着された始動用プーリと、
補機に装着された補機プーリと、
上記駆動プーリと始動用プーリとの間に配置されたベルト張力調整プーリによって、ベルト張力を調整するベルト張力調整装置と、
上記始動用プーリ,ベルト張力調整プーリ,駆動プーリおよび補機プーリに順次掛け渡されたベルトとを備え、
上記ベルト張力調整装置は、
支持部に対して回動可能に取り付けられ、上記内燃機関の始動後に上記ベルトに所定の張力を与えるように、上記ベルト張力調整プーリを付勢するプーリ付勢部と、
上記内燃機関の始動後に、油圧でもってプッシュロッドを引き込んだ位置に固定して、上記プッシュロッドを上記プーリ付勢部に対して非干渉とする一方、上記内燃機関の始動時には、バネ力でもって上記プッシュロッドを押し出した位置に固定して、上記プッシュロッドでもって上記プーリ付勢部を所定角度だけ回動させることで、上記内燃機関の始動後に上記ベルトに与える上記所定の張力よりも大きい張力を上記ベルトに与える位置に、上記ベルト張力調整プーリを位置させるバネ式油圧シリンダからなるプーリ付勢部制限機構とを有することを特徴としている。
【００１０】
この請求項１の発明の内燃機関用補機ベルトシステムでは、エンジン始動時には、上記ベルト張力調整装置は、プーリ付勢部制限機構をなすバネ式油圧シリンダが、バネ力でもってプッシュロッドを押し出した位置に固定して、上記プッシュロッドで上記プーリ付勢部を所定角度だけ回動させる。これにより、上記内燃機関の始動後に上記ベルトに与える上記所定の張力よりも大きい張力を上記ベルトに与える位置に、上記ベルト張力調整プーリを位置させる。これにより、このベルト張力調整プーリによって、始動用プーリによって駆動されたベルトの張力を、このベルトが駆動プーリを駆動して内燃機関を始動させるのに必要な張力にすることができる。
【００１１】
一方、エンジン始動後には、油圧でもってプッシュロッドを引き込んだ位置に固定して、上記プッシュロッドを上記プーリ付勢部に対して非干渉とする。これにより、プーリ付勢部は、支持部に対して回動しつつ、始動後のベルトが補機プーリを駆動するのに必要な適切な張力を維持させることができる。
【００１２】
このように、この発明によれば、１つのオートテンショナでもって、始動時に必要な大きなベルト張力をベルトに確実に付与でき、かつ、始動後には内燃機関の駆動力で補機プーリを駆動するのに必要な適切な張力をベルトに付与できる。
【００１３】
また、この発明によれば、従来のギア駆動によるスタータシステムから、各プーリの配置を変更することなく、ＩＳＧによる補機ベルトシステムを構築できる。
【００１４】
また、請求項２の発明の内燃機関用補機ベルトシステムは、請求項１に記載の内燃機関用補機ベルトシステムにおいて、上記プーリ付勢部制限機構を構成するバネ式油圧シリンダは、上記油圧を上記内燃機関の始動後に上記内燃機関で発生するエンジン油圧としたことを特徴としている。
【００１５】
この請求項２の発明の内燃機関用補機ベルトシステムでは、上記プーリ付勢部制限機構を構成するバネ式油圧シリンダは、上記油圧を上記エンジン油圧としたことで、上記内燃機関の始動後に自動的にバネ式油圧シリンダに油圧を供給して、プッシュロッドを引き込んだ位置に固定できる。また、上記内燃機関の停止後には、バネ式油圧シリンダに加わる油圧を自動的に解除でき、バネ力でもってプッシュロッドを押し出した位置に固定できる。
【００１６】
また、請求項３の発明の内燃機関用補機ベルトシステムは、内燃機関の駆動軸に装着された駆動プーリと、
上記内燃機関の始動機に装着された始動用プーリと、
補機に装着された補機プーリと、
上記駆動プーリと始動用プーリとの間に配置されたベルト張力調整プーリによって、ベルト張力を調整するベルト張力調整装置と、
上記始動用プーリ,ベルト張力調整プーリ,駆動プーリおよび補機プーリに順次掛け渡されたベルトとを備え、
上記ベルト張力調整装置は、
支持部に対して回動可能に取り付けられ、上記内燃機関の始動後に上記ベルトに所定の張力を与えるように、上記ベルト張力調整プーリを付勢するプーリ付勢部と、
上記内燃機関の始動後に、電動ロッドを引き込んだ位置に固定して、上記電動ロッドを上記付勢部に対して非干渉とする一方、上記内燃機関の始動時には、上記電動ロッドを押し出した位置に固定して、上記電動ロッドでもって上記プーリ付勢部を所定角度だけ回動させることで、上記内燃機関の始動後に上記ベルトに与える上記所定の張力よりも大きい張力を上記ベルトに与える位置に、上記ベルト張力調整プーリを位置させる電動アクチュエータからなるプーリ付勢部制限機構とを有することを特徴としている。
【００１７】
この請求項３の発明の内燃機関用補機ベルトシステムでは、エンジン始動時には、上記ベルト張力調整装置は、プーリ付勢部制限機構をなす電動アクチュエータが、電動ロッドを押し出した位置に固定して、上記電動ロッドで上記プーリ付勢部を所定角度だけ回動させる。これにより、上記内燃機関の始動後に上記ベルトに与える上記所定の張力よりも大きい張力を上記ベルトに与える位置に、上記ベルト張力調整プーリを位置させる。これにより、このベルト張力調整プーリによって、始動用プーリによって駆動されたベルトの張力を、このベルトが駆動プーリを駆動して内燃機関を始動させるのに必要な張力にすることができる。
【００１８】
一方、エンジン始動後には、電動ロッドを引き込んだ位置に固定して、上記電動ロッドを上記プーリ付勢部に対して非干渉とする。これにより、プーリ付勢部は、支持部に対して回動しつつ、始動後のベルトが補機プーリを駆動するのに必要な適切な張力を維持させることができる。
【００１９】
このように、この発明によれば、１つのオートテンショナでもって、始動時に必要な大きなベルト張力をベルトに確実に付与でき、かつ、始動後にはエンジンの駆動力で補機プーリを駆動するのに必要な適切な張力をベルトに付与できる。
【００２０】
また、一参考例のベルト張力調整装置は、支持部に対して回動可能に取り付けられ、内燃機関の始動後にベルトに所定の張力を与えるように、ベルト張力調整プーリを付勢するプーリ付勢部と、
上記内燃機関の始動後に、油圧でもってプッシュロッドを引き込んだ位置に固定して、上記プッシュロッドを上記プーリ付勢部に対して非干渉とする一方、上記内燃機関の始動時には、バネ力でもって上記プッシュロッドを押し出した位置に固定して、上記プッシュロッドでもって上記プーリ付勢部を所定角度だけ回動させることで、上記内燃機関の始動後に上記ベルトに与える上記所定の張力よりも大きい張力を上記ベルトに与える位置に、上記ベルト張力調整プーリを位置させるバネ式油圧シリンダからなるプーリ付勢部制限機構とを有する。
【００２１】
また、一参考例のベルト張力調整装置は、上記ベルト張力調整装置において、
上記プーリ付勢部制限機構を構成するバネ式油圧シリンダは、上記油圧を上記内燃機関の始動後に上記内燃機関で発生するエンジン油圧とする。
【００２２】
また、一参考例のベルト張力調整装置は、ベルト張力調整プーリと、
支持部に対して回動可能に取り付けられ、内燃機関の始動後にベルトに所定の張力を与えるように、上記ベルト張力調整プーリを付勢するプーリ付勢部と、
上記内燃機関の始動後に、電動ロッドを引き込んだ位置に固定して、上記電動ロッドを上記プーリ付勢部に対して非干渉とする一方、上記内燃機関の始動時には、上記電動ロッドを押し出した位置に固定して、上記電動ロッドでもって上記プーリ付勢部を所定角度だけ回動させることで、上記内燃機関の始動後に上記ベルトに与える上記所定の張力よりも大きい張力を上記ベルトに与える位置に、上記ベルト張力調整プーリを位置させる電動アクチュエータからなるプーリ付勢部制限機構とを有する。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【００２４】
図１に、この発明の内燃機関用補機ベルトシステムの実施の形態を模式的に示す。この実施形態の補機ベルトシステムは、エンジンの駆動軸に装着された駆動プーリ１と、発電機兼スタータモータであるＩＳＧとしてのスタータジェネレータモータに装着された始動用プーリ２と、補機としてのウォータポンプ,パワーステアリングの油圧ポンプに装着された補機プーリ３,４に順次掛け渡されたベルト７を備える。
【００２５】
また、この補機ベルトシステムは、上記駆動プーリ１と始動用プーリ２との間に配置されたベルト張力調整プーリ１１を有するベルト張力調整装置１２を有する。このベルト張力調整装置１２は、ベルト張力調整プーリ１１でもって、このベルト張力調整プーリ１１に掛けられたベルト７を外周側から内周側に押し付けてベルト７の張力を調整するものである。
【００２６】
このベルト張力調整装置１２は、図３に示すように、上記エンジンに対して固定された円柱状の支持部１３と、この支持部１３に基部１５Ａが嵌合され、この支持部１３を中心にして回動可能なプーリ付勢部としての回動アーム１５と、この回動アーム１５の先端部１５Ｂに軸支されたベルト張力調整プーリ１１を有する。この回動アーム１５は、支持部１３に内蔵されたばね(図示せず)でもって、例えば、図２に破線で示す状態を中立状態として、支持部１３を中心とする回動に対して復元力が付与される。
【００２７】
また、このベルト張力調整装置１２は、上記回動アーム１５の基部１５Ａと先端部１５Ｂとの間の中間部１５Ｃの外周面１５Ｃ-１に向かって、プッシュロッド１７の先端１７Ａが対向したバネ式油圧シリンダ１８を有する。このバネ式油圧シリンダ１８は、シリンダ１９が固定台２０に固定され、この固定台２０は上記エンジンに固定されている。
【００２８】
このバネ式油圧シリンダ１８は、図４に示すように、シリンダ１９内を前室２１と後室２２に分ける隔壁２３を有し、上記プッシュロッド１７は上記隔壁２３を貫通し、プッシュロッド１７の先端１７Ａはシリンダ１９の先端壁１９Ａを貫通して突出している。また、このプッシュロッド１７は、前室２１内に位置する第１ピストン部２４と後室２２内に位置する第２ピストン部２５を有している。この前室２１では、隔壁２３と第１ピストン部２４との間にコイルバネ２６が配置され、このコイルバネ２６は第１ピストン部２４を先端壁１９Ａに向けて付勢している。また、後室２２では、上記第２ピストン部２５と上記隔壁２３との間に形成された油圧口２８からエンジン油圧が供給されるようになっている。このバネ式油圧シリンダ１８は、上記エンジン油圧が供給されていないときには、コイルバネ２６の付勢力により、第１ピストン部２４が付勢され、プッシュロッド１７の先端１７Ａは押し出し位置に固定される。一方、上記エンジン油圧が供給されているときには、このエンジン油圧がコイルバネ２６の付勢力に打ち勝って、第２ピストン部２５が後端壁１９Ｂに向かって移動させられる。これにより、プッシュロッド１７の先端１７Ａは引き込んだ位置に固定される。
【００２９】
上記構成の補機ベルトシステムによれば、エンジン始動時には、ＩＳＧであるスタータジェネレータモータを駆動して、始動用プーリ２を時計回りに回転させて、ベルト７を時計回りに駆動する。このとき、図４に示すバネ式油圧シリンダ１８の油圧口２８には、エンジン油圧が供給されておらず、プッシュロッド１７はコイルバネ２６によって押し出されている。したがって、プッシュロッド１７の先端１７Ａは、図３に示す回動アーム１５の中間部１５Ｃの外周面１５Ｃ-１に対して当接して押圧し、例えば、図２に実線で示す位置まで回動アーム１５とベルト張力調整プーリ１１を回動させる。これにより、ベルト張力調整プーリ１１は上記エンジンの始動後に上記ベルト７に与える所定の張力よりも大きい張力を上記ベルト７に与える。したがって、ベルト張力調整プーリ１１によって、始動用プーリ２が駆動するベルト７の張力を、このベルト７が駆動プーリ１を駆動してエンジンを始動させるのに必要な張力にすることができる。
【００３０】
なお、上記始動時に、バネ式油圧シリンダ１８のプッシュロッド１７がベルト張力調整プーリ１１を回動させる位置としては、例えば、図２に実線で示されているような最大限に時計回りに回動してベルト張力調整装置１２のストッパ(図示せず)に当接した位置としてもよい。
【００３１】
一方、エンジンの始動後には、バネ式油圧シリンダ１８の油圧口２８にエンジン油圧が供給され、この油圧により、プッシュロッド１７はコイルバネ２６の付勢力に打ち勝って、引き込まれる。これにより、プッシュロッド１７の先端１７Ａは、回動アーム１５の中間部１５Ｃの外周面１５Ｃ-１から十分に離れ、回動アーム１５に当接することはなくなる。すなわち、回動アーム１５は、ベルト張力調整装置１２による回動制限が解除され、図２の破線で描かれた位置よりもさらに反時計回りに回動した場合にも、プッシュロッド１７が回動アーム１５に当接することはなくなる。そして、支持部１３に内蔵されたばね(図示せず)でもって、図２に破線で示す状態を中立状態として、支持部１３を中心とする回動に対して復元力が付与される。これにより、ベルト張力調整プーリ１１は、上記始動時よりも小さな張力をベルト７に付与し、補機プーリ３,４および発電機として働くスタータジェネレータモータに装着された始動用プーリ２を駆動するのに必要な適切な張力をベルト７に付与できる。
【００３２】
このように、この実施形態によれば、１つのベルト張力調整装置１２でもって、始動時に必要な大きなベルト張力をベルトに確実に付与でき、かつ、始動後にはエンジンの駆動力で補機プーリ３,４およびプーリ２を駆動するのに必要な適切な張力をベルトに付与できる。
【００３３】
また、この実施形態によれば、従来のギア駆動によるスタータシステムから、各プーリの配置を変更することなく、ＩＳＧによる補機ベルトシステムを構築できる。
【００３４】
なお、上記実施形態では、プーリ付勢部制限機構としてバネ式油圧シリンダ１８を採用したが、このバネ式油圧シリンダ１８に替えて、図５に示すような電動シリンダ３１を採用してもよい。この場合には、エンジンからの油圧をベルト張力調整装置１２に導入する構造は不要となり、電源配線を電動シリンダ３１に接続するだけでよい。この電動シリンダ３１は、始動時には、スタータジェネレータモータの駆動に同期して駆動され、ロッド３２が突き出し、このロッド３２が回動アーム１５の中間部１５Ｃの外周面１５Ｃ-１に当接して押圧し、例えば、図２に実線で示す位置まで回動アーム１５とベルト張力調整プーリ１１を回動させる。これにより、ベルト張力調整プーリ１１は上記エンジンの始動後に上記ベルト７に与える所定の張力よりも大きい張力を上記ベルト７に与える。一方、始動後には、電動シリンダ３１のロッド３２は引き込み位置に戻され、ロッド３２が回動アーム１５に当接することはなくなる。すなわち、電動シリンダ３１のロッド３２による回動アーム１５の回動制限が解除され、回動アーム１５は、図２に破線で示された位置よりもさらに反時計回りに回動可能となる。なお、上記電動シリンダ３１の駆動,非駆動は、上記スタータジェネレータモータの駆動,非駆動に同期して行われるように上記電源配線を行うことで、電動シリンダ３１を容易に制御可能となる。なお、電動シリンダ３１に替えて、モータの回転をらせんねじ(ボールネジ)で直線運動に変換する機構でもってロッドの突出と引き込み動作を実現してもよい。
【００３５】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項１の発明の内燃機関用補機ベルトシステムでは、エンジン始動時には、ベルト張力調整装置は、プーリ付勢部制限機構をなすバネ式油圧シリンダが、バネ力でもってプッシュロッドを押し出した位置に固定して、プッシュロッドでプーリ付勢部を所定角度だけ回動させる。これにより、内燃機関の始動後にベルトに与える上記所定の張力よりも大きい張力を上記ベルトに与える位置に、ベルト張力調整プーリを位置させる。これにより、このベルト張力調整プーリによって、始動用プーリによって駆動されたベルトの張力を、このベルトが駆動プーリを駆動して内燃機関を始動させるのに必要な張力にすることができる。
【００３６】
一方、エンジン始動後には、油圧でもってプッシュロッドを引き込んだ位置に固定して、上記プッシュロッドを上記プーリ付勢部に対して非干渉とする。これにより、プーリ付勢部は、支持部に対して回動しつつ、始動後のベルトが補機プーリを駆動するのに必要な適切な張力を維持させることができる。
【００３７】
このように、この発明によれば、１つのオートテンショナでもって、始動時に必要な大きなベルト張力をベルトに確実に付与でき、かつ、始動後には内燃機関の駆動力で補機プーリを駆動するのに必要な適切な張力をベルトに付与できる。
【００３８】
また、この発明によれば、従来のギア駆動によるスタータシステムから、各プーリの配置を変更することなく、ＩＳＧによる補機ベルトシステムを構築できる。
【００３９】
また、請求項２の発明の内燃機関用補機ベルトシステムでは、上記プーリ付勢部制限機構を構成するバネ式油圧シリンダは、上記油圧を内燃機関の始動後にこの内燃機関で発生するエンジン油圧としたことで、内燃機関の始動後に自動的にバネ式油圧シリンダに油圧を供給して、プッシュロッドを引き込んだ位置に固定できる。また、内燃機関の停止後には、バネ式油圧シリンダに加わる油圧を自動的に解除でき、バネ力でもってプッシュロッドを押し出した位置に固定できる。
【００４０】
また、請求項３の発明の内燃機関用補機ベルトシステムでは、エンジン始動時には、上記ベルト張力調整装置は、プーリ付勢部制限機構をなす電動アクチュエータが、電動ロッドを押し出した位置に固定して、上記電動ロッドで上記プーリ付勢部を所定角度だけ回動させる。これにより、上記内燃機関の始動後に上記ベルトに与える上記所定の張力よりも大きい張力を上記ベルトに与える位置に、上記ベルト張力調整プーリを位置させる。これにより、このベルト張力調整プーリによって、始動用プーリによって駆動されたベルトの張力を、このベルトが駆動プーリを駆動して内燃機関を始動させるのに必要な張力にすることができる。
【００４１】
一方、エンジン始動後には、電動ロッドを引き込んだ位置に固定して、上記電動ロッドを上記プーリ付勢部に対して非干渉とする。これにより、プーリ付勢部は、支持部に対して回動しつつ、始動後のベルトが補機プーリを駆動するのに必要な適切な張力を維持させることができる。
【００４２】
このように、この発明によれば、１つのオートテンショナでもって、始動時に必要な大きなベルト張力をベルトに確実に付与でき、かつ、始動後にはエンジンの駆動力で補機プーリを駆動するのに必要な適切な張力をベルトに付与できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 この発明の実施形態である内燃機関用補機ベルトシステムの模式図である。
【図２】 上記内燃機関用補機ベルトシステムの要部を示す模式図である。
【図３】 上記実施形態が備えるベルト張力調整装置１２の構成を示す斜視図である。
【図４】 上記ベルト張力調整装置１２が備えるバネ式油圧シリンダの構造を示す断面図である。
【図５】 上記バネ式油圧シリンダに替えて電動シリンダ３１を備えたベルト張力調整装置を示す斜視図である。
【図６】 従来の補機ベルトシステムを模式的に示す平面図である。
【符号の説明】
１…駆動プーリ、２…始動用プーリ、３,４…補機プーリ、７…ベルト、
１１…ベルト張力調整プーリ、１２…ベルト張力調整装置、
１３…支持部、１５…回動アーム、１７…プッシュロッド、
１８…バネ式油圧シリンダ、１９…シリンダ、２６…コイルバネ、
２８…油圧口、３１…電動シリンダ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
This invention also relates to the accessory belt system for an internal combustion engine.
[0002]
[Prior art]
In recent years, for example, in hybrid vehicles, an integrated starter generator (ISG) in which a starter for starting an engine and a generator for generating power are integrated is used in an auxiliary drive belt system for an internal combustion engine. It has come to be.
[0003]
In such a belt drive system using ISG, unlike the engine start by the conventional gear drive, the tension required for the belt becomes very large at the time of engine start. For this reason, the position of the pulley of the auto tensioner (belt tension adjusting device) is provided on the most loose side with respect to the ISG, thereby preventing the pulley of the auto tensioner from being violated by a large tension at the time of starting.
[0004]
However, even when the above arrangement is employed, the belt tension set high by the auto tensioner for engine start is maintained even after the engine is started, so that there is a problem that the durability of the belt is lowered.
[0005]
Therefore, as shown in FIG. 6, a belt transmission system for an internal combustion engine in which a second auto tensioner 103 is disposed between a crank pulley 101 mounted on the crankshaft of the engine and a starter pulley 102 mounted on the ISG ( JP 2001-59555 A) has been proposed. In this system, a pulley 105 </ b> A of the first auto tensioner 105 is arranged between the starter pulley 102 and the auxiliary pulley 104 of the ISG.
[0006]
In this system, a belt tension necessary for starting the engine is applied to the belt 107 by the first auto tensioner 105. At the same time, the position of the pulley 103A of the second auto tensioner 103 is fixed at the time of starting the engine so that the belt tension at the time of starting the engine can be maintained and the starting torque at the time of starting the engine can be transmitted to the crank pulley 101. On the other hand, after the engine is started, the pulley 103 </ b> A of the second auto tensioner 103 is movable, and an appropriate tension is applied to the belt 107 to transmit the driving force from the crank pulley 101 to the auxiliary pulleys 104 and 105.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the conventional system includes two auto tensioners, there is a problem that the system becomes complicated and the cost increases.
[0008]
Accordingly, an object of the present invention is to reliably apply a large belt tension necessary for starting to the belt with one auto tensioner and to drive the auxiliary pulley with the driving force of the engine after starting. It is to provide an accessory belt system for an internal combustion engine capable of providing an appropriate tension to the belt.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an auxiliary belt system for an internal combustion engine of the invention of claim 1 includes a drive pulley attached to a drive shaft of the internal combustion engine,
A starting pulley mounted on a starter of the internal combustion engine;
An auxiliary pulley mounted on the auxiliary machine,
A belt tension adjusting device for adjusting the belt tension by a belt tension adjusting pulley disposed between the drive pulley and the start pulley;
A belt that is sequentially wound around the start pulley, belt tension adjusting pulley, drive pulley, and auxiliary pulley;
The belt tension adjusting device is
A pulley biasing portion that is pivotally attached to the support portion and biases the belt tension adjusting pulley so as to apply a predetermined tension to the belt after the internal combustion engine is started;
After the internal combustion engine is started, the push rod is fixed at a retracted position with hydraulic pressure so that the push rod is not interfered with the pulley urging portion, while the internal combustion engine is started with a spring force. A tension larger than the predetermined tension applied to the belt after starting the internal combustion engine by fixing the push rod in the pushed-out position and rotating the pulley biasing portion by a predetermined angle with the push rod. And a pulley urging portion limiting mechanism comprising a spring-type hydraulic cylinder for positioning the belt tension adjusting pulley.
[0010]
In the auxiliary belt system for an internal combustion engine according to the first aspect of the present invention, when the engine is started, the belt tension adjusting device is configured such that the spring hydraulic cylinder forming the pulley urging portion limiting mechanism pushes the push rod with the spring force. The pulley urging portion is rotated by a predetermined angle with the push rod. Accordingly, the belt tension adjusting pulley is positioned at a position where a tension larger than the predetermined tension applied to the belt after the internal combustion engine is started is applied to the belt. Thus, the belt tension adjusting pulley can make the tension of the belt driven by the start pulley the tension necessary for starting the internal combustion engine by driving the drive pulley.
[0011]
On the other hand, after the engine is started, the push rod is fixed at the retracted position with hydraulic pressure, and the push rod is made non-interfering with the pulley urging portion. As a result, the pulley urging portion can maintain an appropriate tension necessary for the started belt to drive the auxiliary pulley while rotating with respect to the support portion.
[0012]
As described above, according to the present invention, with a single auto tensioner, a large belt tension required at the time of starting can be reliably applied to the belt, and after starting, the auxiliary pulley is driven by the driving force of the internal combustion engine. Appropriate tension required for the belt can be applied to the belt.
[0013]
Further, according to the present invention, an auxiliary belt system using ISG can be constructed without changing the arrangement of each pulley from the conventional starter system using gear drive.
[0014]
An auxiliary belt system for an internal combustion engine according to a second aspect of the present invention is the auxiliary belt system for an internal combustion engine according to the first aspect, wherein the spring-type hydraulic cylinder constituting the pulley biasing portion limiting mechanism is the hydraulic pressure. Is the engine hydraulic pressure generated in the internal combustion engine after the internal combustion engine is started.
[0015]
In the auxiliary belt system for an internal combustion engine according to the second aspect of the present invention, the spring-type hydraulic cylinder constituting the pulley urging portion limiting mechanism automatically sets the hydraulic pressure to the engine hydraulic pressure, so that the automatic hydraulic cylinder is automatically operated after the internal combustion engine is started. It is possible to supply the hydraulic pressure to the spring type hydraulic cylinder and fix the push rod in the retracted position. In addition, after the internal combustion engine is stopped, the hydraulic pressure applied to the spring hydraulic cylinder can be automatically released, and the push rod can be fixed at the position where the push rod is pushed out by the spring force.
[0016]
An auxiliary belt system for an internal combustion engine according to a third aspect of the invention includes a drive pulley mounted on a drive shaft of the internal combustion engine,
A starting pulley mounted on a starter of the internal combustion engine;
An auxiliary pulley mounted on the auxiliary machine,
A belt tension adjusting device for adjusting the belt tension by a belt tension adjusting pulley disposed between the drive pulley and the start pulley;
A belt that is sequentially wound around the start pulley, belt tension adjusting pulley, drive pulley, and auxiliary pulley;
The belt tension adjusting device is
A pulley biasing portion that is pivotally attached to the support portion and biases the belt tension adjusting pulley so as to apply a predetermined tension to the belt after the internal combustion engine is started;
After the internal combustion engine is started, the electric rod is fixed at the retracted position so that the electric rod is made non-interfering with the urging portion, while at the start of the internal combustion engine, the electric rod is moved to a position where the electric rod is pushed out. By fixing and rotating the pulley urging portion by a predetermined angle with the electric rod, a position larger than the predetermined tension applied to the belt after starting the internal combustion engine is applied to the position. And a pulley urging portion limiting mechanism including an electric actuator for positioning the belt tension adjusting pulley.
[0017]
In the auxiliary belt system for an internal combustion engine according to the third aspect of the present invention, when the engine is started, the belt tension adjusting device fixes the electric actuator constituting the pulley urging portion limiting mechanism to the position where the electric rod is pushed out, The pulley biasing portion is rotated by a predetermined angle by the electric rod. Accordingly, the belt tension adjusting pulley is positioned at a position where a tension larger than the predetermined tension applied to the belt after the internal combustion engine is started is applied to the belt. Thus, the belt tension adjusting pulley can make the tension of the belt driven by the start pulley the tension necessary for starting the internal combustion engine by driving the drive pulley.
[0018]
On the other hand, after starting the engine, the electric rod is fixed in the retracted position, and the electric rod is made non-interfering with the pulley urging portion. As a result, the pulley urging portion can maintain an appropriate tension necessary for the started belt to drive the auxiliary pulley while rotating with respect to the support portion.
[0019]
As described above, according to the present invention, with one auto tensioner, it is possible to reliably apply a large belt tension necessary for starting to the belt, and to drive the auxiliary pulley with the driving force of the engine after starting. Appropriate tension can be applied to the belt.
[0020]
Further, the belt tension adjusting device of one reference example is rotatably attached to the support portion, and a pulley biasing force for biasing the belt tension adjusting pulley so as to apply a predetermined tension to the belt after the internal combustion engine is started. And
After the internal combustion engine is started, the push rod is fixed at a retracted position with hydraulic pressure so that the push rod is not interfered with the pulley urging portion, while the internal combustion engine is started with a spring force. A tension larger than the predetermined tension applied to the belt after starting the internal combustion engine by fixing the push rod in the pushed-out position and rotating the pulley biasing portion by a predetermined angle with the push rod. to position given to the belt, that it has a and the belt tension adjustment pulley a spring hydraulic cylinders to position the attached pulley pressing portion limiting mechanism.
[0021]
Further, the belt tension adjusting device of one reference example is the belt tension adjusting device described above ,
Spring hydraulic cylinder for constituting the pulley biasing portion limiting mechanism, the oil pressure shall be the engine oil pressure generated in the internal combustion engine after the start of the internal combustion engine.
[0022]
Moreover, the belt tension adjusting device of one reference example includes a belt tension adjusting pulley,
A pulley biasing portion that is rotatably attached to the support portion and biases the belt tension adjusting pulley so as to apply a predetermined tension to the belt after the internal combustion engine is started;
After the internal combustion engine is started, the electric rod is fixed at the retracted position, and the electric rod is made non-interfering with the pulley urging portion, while the electric rod is pushed out when the internal combustion engine is started. The pulley biasing portion is rotated by a predetermined angle with the electric rod, so that a tension larger than the predetermined tension applied to the belt after the start of the internal combustion engine is applied to the belt. , that have a and the belt tension adjustment pulley comprising an electric actuator to position the pulley biasing portion limiting mechanism.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the illustrated embodiments.
[0024]
FIG. 1 schematically shows an embodiment of an auxiliary belt system for an internal combustion engine according to the present invention. The auxiliary belt system of this embodiment includes a drive pulley 1 mounted on a drive shaft of an engine, a starter pulley 2 mounted on a starter generator motor as an ISG that is a generator / starter motor, and an auxiliary machine. A belt 7 is sequentially provided around auxiliary pulleys 3 and 4 mounted on a water pump and a hydraulic pump for power steering.
[0025]
The accessory belt system also includes a belt tension adjusting device 12 having a belt tension adjusting pulley 11 disposed between the drive pulley 1 and the starting pulley 2. The belt tension adjusting device 12 adjusts the tension of the belt 7 by pressing the belt 7 hung on the belt tension adjusting pulley 11 from the outer peripheral side to the inner peripheral side with the belt tension adjusting pulley 11.
[0026]
As shown in FIG. 3, the belt tension adjusting device 12 includes a columnar support portion 13 fixed to the engine, and a base portion 15A fitted into the support portion 13, with the support portion 13 being the center. And a rotation arm 15 as a rotatable pulley urging portion, and a belt tension adjustment pulley 11 pivotally supported on a distal end portion 15B of the rotation arm 15. This rotating arm 15 is a spring (not shown) built in the support portion 13, and has a restoring force with respect to the rotation around the support portion 13, for example, with the state shown by the broken line in FIG. Is granted.
[0027]
Further, the belt tension adjusting device 12 is a spring type in which the distal end 17A of the push rod 17 faces the outer peripheral surface 15C-1 of the intermediate portion 15C between the base portion 15A and the distal end portion 15B of the rotating arm 15. It has a hydraulic cylinder 18. The spring hydraulic cylinder 18 has a cylinder 19 fixed to a fixed base 20, and the fixed base 20 is fixed to the engine.
[0028]
As shown in FIG. 4, the spring hydraulic cylinder 18 has a partition wall 23 that divides the inside of the cylinder 19 into a front chamber 21 and a rear chamber 22, and the push rod 17 penetrates the partition wall 23, and the push rod 17 The tip 17A projects through the tip wall 19A of the cylinder 19. The push rod 17 has a first piston portion 24 located in the front chamber 21 and a second piston portion 25 located in the rear chamber 22. In the front chamber 21, a coil spring 26 is disposed between the partition wall 23 and the first piston portion 24, and the coil spring 26 urges the first piston portion 24 toward the distal end wall 19A. In the rear chamber 22, engine hydraulic pressure is supplied from a hydraulic port 28 formed between the second piston portion 25 and the partition wall 23. When the engine hydraulic pressure is not supplied to the spring-type hydraulic cylinder 18, the first piston portion 24 is biased by the biasing force of the coil spring 26, and the tip 17A of the push rod 17 is fixed at the pushing position. On the other hand, when the engine hydraulic pressure is supplied, the engine hydraulic pressure overcomes the urging force of the coil spring 26, and the second piston portion 25 is moved toward the rear end wall 19B. Thereby, the tip 17A of the push rod 17 is fixed at the retracted position.
[0029]
According to the auxiliary belt system configured as described above, when the engine is started, the starter generator motor, which is an ISG, is driven, the start pulley 2 is rotated clockwise, and the belt 7 is driven clockwise. At this time, no engine hydraulic pressure is supplied to the hydraulic port 28 of the spring hydraulic cylinder 18 shown in FIG. 4, and the push rod 17 is pushed out by the coil spring 26. Accordingly, the distal end 17A of the push rod 17 abuts against and presses against the outer peripheral surface 15C-1 of the intermediate portion 15C of the rotating arm 15 shown in FIG. 3, for example, to the position shown by the solid line in FIG. 15 and the belt tension adjusting pulley 11 are rotated. As a result, the belt tension adjusting pulley 11 gives the belt 7 a tension larger than a predetermined tension given to the belt 7 after the engine is started. Therefore, the belt tension adjusting pulley 11 can make the tension of the belt 7 driven by the start pulley 2 the tension necessary for the belt 7 to drive the drive pulley 1 and start the engine.
[0030]
Note that the position at which the push rod 17 of the spring-type hydraulic cylinder 18 rotates the belt tension adjusting pulley 11 during the start-up is, for example, the maximum clockwise rotation as shown by the solid line in FIG. Then, the position may be in contact with a stopper (not shown) of the belt tension adjusting device 12.
[0031]
On the other hand, after the engine is started, the engine hydraulic pressure is supplied to the hydraulic port 28 of the spring hydraulic cylinder 18, and the push rod 17 overcomes the urging force of the coil spring 26 by this hydraulic pressure and is pulled. Thereby, the tip 17A of the push rod 17 is sufficiently separated from the outer peripheral surface 15C-1 of the intermediate portion 15C of the rotating arm 15, and does not contact the rotating arm 15. That is, when the rotation limit of the rotation arm 15 is released by the belt tension adjusting device 12 and the rotation is further counterclockwise than the position depicted by the broken line in FIG. There is no contact with the arm 15. Then, with a spring (not shown) built in the support portion 13, a restoring force is applied to the rotation about the support portion 13 with the state indicated by the broken line in FIG. As a result, the belt tension adjusting pulley 11 applies a smaller tension to the belt 7 than that at the time of starting, and drives the auxiliary pulleys 3 and 4 and the starting pulley 2 mounted on the starter generator motor that functions as a generator. The belt 7 can be provided with an appropriate tension necessary for the above.
[0032]
As described above, according to this embodiment, the single belt tension adjusting device 12 can reliably apply a large belt tension required at the time of starting to the belt, and after starting, the auxiliary pulley 3 can be driven by the driving force of the engine. , 4 and the appropriate tension required to drive the pulley 2 can be applied to the belt.
[0033]
Further, according to this embodiment, an auxiliary belt system based on ISG can be constructed without changing the arrangement of each pulley from the conventional gear driven starter system.
[0034]
In the above embodiment, the spring hydraulic cylinder 18 is employed as the pulley urging portion limiting mechanism. However, an electric cylinder 31 as shown in FIG. 5 may be employed instead of the spring hydraulic cylinder 18. In this case, a structure for introducing the hydraulic pressure from the engine into the belt tension adjusting device 12 is not necessary, and it is only necessary to connect the power supply wiring to the electric cylinder 31. This electric cylinder 31 is driven in synchronism with the drive of the starter generator motor at the time of starting, and the rod 32 protrudes, and this rod 32 comes into contact with and presses against the outer peripheral surface 15C-1 of the intermediate portion 15C of the rotating arm 15. For example, the rotating arm 15 and the belt tension adjusting pulley 11 are rotated to a position indicated by a solid line in FIG. As a result, the belt tension adjusting pulley 11 gives the belt 7 a tension larger than a predetermined tension given to the belt 7 after the engine is started. On the other hand, after starting, the rod 32 of the electric cylinder 31 is returned to the retracted position, and the rod 32 does not contact the rotating arm 15. That is, the rotation limitation of the rotation arm 15 by the rod 32 of the electric cylinder 31 is released, and the rotation arm 15 can be further rotated counterclockwise from the position indicated by the broken line in FIG. The electric cylinder 31 can be easily controlled by performing the power supply wiring so that the electric cylinder 31 is driven or not driven in synchronization with the starter generator motor being driven or not driven. Instead of the electric cylinder 31, the rod protrusion and retraction operation may be realized by a mechanism that converts the rotation of the motor into a linear motion using a helical screw (ball screw).
[0035]
【The invention's effect】
As is clear from the above, in the auxiliary belt system for an internal combustion engine according to the first aspect of the present invention, when the engine is started, the belt tension adjusting device has a spring-type hydraulic cylinder that forms a pulley biasing portion limiting mechanism with a spring force. The push rod is fixed at the pushed position, and the pulley urging portion is rotated by a predetermined angle by the push rod. As a result, the belt tension adjusting pulley is positioned at a position where a tension larger than the predetermined tension applied to the belt after the internal combustion engine is started is applied to the belt. Thus, the belt tension adjusting pulley can make the tension of the belt driven by the start pulley the tension necessary for starting the internal combustion engine by driving the drive pulley.
[0036]
On the other hand, after the engine is started, the push rod is fixed at the retracted position with hydraulic pressure, and the push rod is made non-interfering with the pulley urging portion. As a result, the pulley urging portion can maintain an appropriate tension necessary for the started belt to drive the auxiliary pulley while rotating with respect to the support portion.
[0037]
As described above, according to the present invention, with a single auto tensioner, a large belt tension required at the time of starting can be reliably applied to the belt, and after starting, the auxiliary pulley is driven by the driving force of the internal combustion engine. Appropriate tension required for the belt can be applied to the belt.
[0038]
Further, according to the present invention, an auxiliary belt system using ISG can be constructed without changing the arrangement of each pulley from the conventional starter system using gear drive.
[0039]
Further, in the auxiliary belt system for an internal combustion engine according to the second aspect of the present invention, the spring-type hydraulic cylinder constituting the pulley urging portion limiting mechanism is configured such that the hydraulic pressure is an engine hydraulic pressure generated in the internal combustion engine after the internal combustion engine is started. Thus, the hydraulic pressure is automatically supplied to the spring-type hydraulic cylinder after the internal combustion engine is started, and the push rod can be fixed at the retracted position. Further, after the internal combustion engine is stopped, the hydraulic pressure applied to the spring type hydraulic cylinder can be automatically released, and the push rod can be fixed at the position where the push rod is pushed out by the spring force.
[0040]
In the auxiliary belt system for an internal combustion engine according to the third aspect of the invention, when the engine is started, the belt tension adjusting device is configured such that the electric actuator constituting the pulley urging portion limiting mechanism is fixed at a position where the electric rod is pushed out. The pulley urging portion is rotated by a predetermined angle with the electric rod. Accordingly, the belt tension adjusting pulley is positioned at a position where a tension larger than the predetermined tension applied to the belt after the internal combustion engine is started is applied to the belt. As a result, the belt tension adjusting pulley can make the tension of the belt driven by the start pulley the tension necessary to start the internal combustion engine by driving the drive pulley.
[0041]
On the other hand, after starting the engine, the electric rod is fixed at the retracted position, and the electric rod is made non-interfering with the pulley urging portion. Thereby, the pulley urging unit can maintain an appropriate tension necessary for the belt after starting to drive the auxiliary pulley while rotating with respect to the support unit.
[0042]
As described above, according to the present invention, with one auto tensioner, a large belt tension required at the time of starting can be reliably applied to the belt, and after starting, the auxiliary pulley is driven by the driving force of the engine. Appropriate tension can be applied to the belt.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of an auxiliary belt system for an internal combustion engine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic view showing a main part of the auxiliary belt system for an internal combustion engine.
FIG. 3 is a perspective view showing a configuration of a belt tension adjusting device 12 included in the embodiment.
4 is a cross-sectional view showing a structure of a spring-type hydraulic cylinder provided in the belt tension adjusting device 12. FIG.
FIG. 5 is a perspective view showing a belt tension adjusting device including an electric cylinder 31 instead of the spring hydraulic cylinder.
FIG. 6 is a plan view schematically showing a conventional auxiliary belt system.
[Explanation of symbols]
1 ... drive pulley, 2 ... starting pulley, 3,4 ... auxiliary pulley, 7 ... belt,
11 ... belt tension adjusting pulley, 12 ... belt tension adjusting device,
13 ... support part, 15 ... rotating arm, 17 ... push rod,
18 ... Spring type hydraulic cylinder, 19 ... Cylinder, 26 ... Coil spring,
28 ... hydraulic port, 31 ... electric cylinder.

Claims (3)

内燃機関の駆動軸に装着された駆動プーリと、
上記内燃機関の始動機に装着された始動用プーリと、
補機に装着された補機プーリと、
上記駆動プーリと始動用プーリとの間に配置されたベルト張力調整プーリによって、ベルト張力を調整するベルト張力調整装置と、
上記始動用プーリ,ベルト張力調整プーリ,駆動プーリおよび補機プーリに順次掛け渡されたベルトとを備え、
上記ベルト張力調整装置は、
支持部に対して回動可能に取り付けられ、上記内燃機関の始動後に上記ベルトに所定の張力を与えるように、上記ベルト張力調整プーリを付勢するプーリ付勢部と、
上記内燃機関の始動後に、油圧でもってプッシュロッドを引き込んだ位置に固定して、上記プッシュロッドを上記プーリ付勢部に対して非干渉とする一方、上記内燃機関の始動時には、バネ力でもって上記プッシュロッドを押し出した位置に固定して、上記プッシュロッドでもって上記プーリ付勢部を所定角度だけ回動させることで、上記内燃機関の始動後に上記ベルトに与える上記所定の張力よりも大きい張力を上記ベルトに与える位置に、上記ベルト張力調整プーリを位置させるバネ式油圧シリンダからなるプーリ付勢部制限機構とを有することを特徴とする内燃機関用補機ベルトシステム。A drive pulley mounted on the drive shaft of the internal combustion engine;
A starting pulley mounted on a starter of the internal combustion engine;
An auxiliary pulley mounted on the auxiliary machine,
A belt tension adjusting device for adjusting the belt tension by a belt tension adjusting pulley disposed between the drive pulley and the start pulley;
A belt that is sequentially wound around the start pulley, belt tension adjusting pulley, drive pulley, and auxiliary pulley;
The belt tension adjusting device is
A pulley biasing portion that is pivotally attached to the support portion and biases the belt tension adjusting pulley so as to apply a predetermined tension to the belt after the internal combustion engine is started;
After the internal combustion engine is started, the push rod is fixed at a retracted position with hydraulic pressure so that the push rod is not interfered with the pulley urging portion, while the internal combustion engine is started with a spring force. A tension larger than the predetermined tension applied to the belt after starting the internal combustion engine by fixing the push rod in the pushed-out position and rotating the pulley biasing portion by a predetermined angle with the push rod. An auxiliary belt system for an internal combustion engine, comprising a pulley biasing portion limiting mechanism comprising a spring-type hydraulic cylinder for positioning the belt tension adjusting pulley at a position where the belt tension adjusting pulley is provided. 請求項１に記載の内燃機関用補機ベルトシステムにおいて、
上記プーリ付勢部制限機構を構成するバネ式油圧シリンダは、上記油圧を上記内燃機関の始動後に上記内燃機関で発生するエンジン油圧としたことを特徴とする内燃機関用補機ベルトシステム。The auxiliary belt system for an internal combustion engine according to claim 1,
An auxiliary belt system for an internal combustion engine, wherein the spring-type hydraulic cylinder constituting the pulley urging portion limiting mechanism uses the hydraulic pressure as an engine hydraulic pressure generated in the internal combustion engine after the internal combustion engine is started. 内燃機関の駆動軸に装着された駆動プーリと、
上記内燃機関の始動機に装着された始動用プーリと、
補機に装着された補機プーリと、
上記駆動プーリと始動用プーリとの間に配置されたベルト張力調整プーリによって、ベルト張力を調整するベルト張力調整装置と、
上記始動用プーリ,ベルト張力調整プーリ,駆動プーリおよび補機プーリに順次掛け渡されたベルトとを備え、
上記ベルト張力調整装置は、
支持部に対して回動可能に取り付けられ、上記内燃機関の始動後に上記ベルトに所定の張力を与えるように、上記ベルト張力調整プーリを付勢するプーリ付勢部と、
上記内燃機関の始動後に、電動ロッドを引き込んだ位置に固定して、上記電動ロッドを上記付勢部に対して非干渉とする一方、上記内燃機関の始動時には、上記電動ロッドを押し出した位置に固定して、上記電動ロッドでもって上記プーリ付勢部を所定角度だけ回動させることで、上記内燃機関の始動後に上記ベルトに与える上記所定の張力よりも大きい張力を上記ベルトに与える位置に、上記ベルト張力調整プーリを位置させる電動アクチュエータからなるプーリ付勢部制限機構とを有することを特徴とする内燃機関用補機ベルトシステム。A drive pulley mounted on the drive shaft of the internal combustion engine;
A starting pulley mounted on a starter of the internal combustion engine;
An auxiliary pulley mounted on the auxiliary machine,
A belt tension adjusting device for adjusting the belt tension by a belt tension adjusting pulley disposed between the drive pulley and the start pulley;
A belt that is sequentially wound around the start pulley, belt tension adjusting pulley, drive pulley, and auxiliary pulley;
The belt tension adjusting device is
A pulley biasing portion that is pivotally attached to the support portion and biases the belt tension adjusting pulley so as to apply a predetermined tension to the belt after the internal combustion engine is started;
After the internal combustion engine is started, the electric rod is fixed at the retracted position so that the electric rod is made non-interfering with the urging portion, while at the start of the internal combustion engine, the electric rod is moved to a position where the electric rod is pushed out. By fixing and rotating the pulley urging portion by a predetermined angle with the electric rod, a position larger than the predetermined tension applied to the belt after starting the internal combustion engine is applied to the position. An auxiliary belt system for an internal combustion engine, comprising: a pulley urging portion limiting mechanism including an electric actuator for positioning the belt tension adjusting pulley.
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