JP4103133B2 - 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、画質を簡単に調整することができるようにした情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン受像機には、画質や音質をユーザの好みに合わせて調整する機能が備えられている。ユーザはあらかじめパラメータを所定の値に設定しておくことにより、所定の画像と音質を得ることができる。
【0003】
この場合、番組のジャンル毎にパラメータを設定するようにすることで、ユーザはより好ましい状態で番組を視聴することができる(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−326875号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画質と音質を好みのものにするには、ユーザはパラメータを設定するための操作をしなければならず、操作に不慣れなユーザは、パラメータを適切な値に設定することができないので、結局、最適な画質と音質で番組を視聴することができないという課題があった。
【0006】
特に、複数のジャンルの各々について、最適なパラメータを設定するには、相当の手間がかかり、実際には、各ジャンルの番組を最適な画質と音質で視聴することは困難である。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、画質や音質のパラメータを、簡単に適切な値に設定することができるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、コンテンツのパラメータが調整された場合、パラメータを記憶する記憶手段と、他の情報処理装置と通信し、他の情報処理装置に記憶されているパラメータを受信する通信手段と、記憶手段に記憶されているパラメータ、または通信手段により受信されたパラメータのいずれかを選択する選択手段と、選択手段により選択されたパラメータに基づいて、コンテンツを調整する調整手段と、パラメータに関するユーザの満足度を入力する満足度入力手段とを備え、記憶手段は、満足度入力手段により入力された満足度を、パラメータに関連付けて記憶し、通信手段は、他の情報処理装置からパラメータが要求された場合、記憶手段に記憶されている満足度に基づいて、パラメータを送信することを特徴とする。
【0009】
情報処理装置を遠隔制御する遠隔制御装置からの遠隔制御信号を受信する受信手段をさらに備え、記憶手段は、遠隔制御信号に含まれる遠隔制御装置に固有のIDを、パラメータに関連付けてさらに記憶し、調整手段は、情報処理装置を遠隔制御してきた遠隔制御装置のIDに関連付けされているパラメータに基づいて、コンテンツを調整することを特徴とする。
【0011】
本発明の情報処理方法は、コンテンツのパラメータが調整された場合、パラメータの記憶を制御する記憶制御ステップと、他の情報処理装置と通信し、他の情報処理装置に記憶されているパラメータを受信する通信ステップと、記憶制御ステップの処理により記憶が制御されているパラメータ、または通信ステップの処理により受信されたパラメータのいずれかを選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択されたパラメータに基づいて、コンテンツを調整する調整ステップと、パラメータに関するユーザの満足度を入力する満足度入力ステップとを含み、記憶ステップは、満足度入力ステップの処理により入力された満足度を、パラメータに関連付けて記憶し、通信ステップは、他の情報処理装置からパラメータが要求された場合、記憶制御ステップの処理により記憶された満足度に基づいて、パラメータを送信することを特徴とする。
【0012】
本発明の記録媒体に記録されているプログラムは、コンテンツのパラメータが調整された場合、パラメータの記憶を制御する記憶制御ステップと、他の情報処理装置と通信し、他の情報処理装置により記憶されているパラメータを受信する通信ステップと、記憶制御ステップの処理に記憶が制御されているパラメータ、または通信ステップの処理により受信されたパラメータのいずれかを選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択されたパラメータに基づいて、コンテンツを調整する調整ステップと、パラメータに関するユーザの満足度を入力する満足度入力ステップとを含み、記憶ステップは、満足度入力ステップの処理により入力された満足度を、パラメータに関連付けて記憶し、通信ステップは、他の情報処理装置からパラメータが要求された場合、記憶制御ステップの処理により記憶された満足度に基づいて、パラメータを送信することを特徴とする。
【0013】
本発明のプログラムは、コンテンツのパラメータが調整された場合、パラメータの記憶を制御する記憶制御ステップと、他の情報処理装置と通信し、他の情報処理装置に記憶されているパラメータを受信する通信ステップと、記憶制御ステップの処理により記憶が制御されているパラメータ、または通信ステップの処理により受信されたパラメータのいずれかを選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択されたパラメータに基づいて、コンテンツを調整する調整ステップと、パラメータに関するユーザの満足度を入力する満足度入力ステップとを含む処理をコンピュータに実行させ、記憶ステップは、満足度入力ステップの処理により入力された満足度を、パラメータに関連付けて記憶し、通信ステップは、他の情報処理装置からパラメータが要求された場合、記憶制御ステップの処理により記憶された満足度に基づいて、パラメータを送信することを特徴とする。
【0014】
本願発明においては、記憶されているパラメータ、または受信されたパラメータのいずれかが選択され、選択されたパラメータに基づいて、コンテンツが調整される。また、パラメータに関するユーザの満足度が入力され、パラメータに関連付けて記憶され、他の情報処理装置からパラメータが要求された場合、記憶された満足度に基づいて、パラメータが送信される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0016】
図1は、本発明を適用したシステムの構成例を示す図である。
【0017】
マンション5は、家庭21−1乃至21−9を有しており、各家庭21−1乃至21−9には、それぞれ、テレビジョン受像機41−1乃至41−9が配置されている。
【0018】
マンション5の屋上等には通信制御部4が設けられている。通信制御部4は、光ファイバ3を介して、プロバイダ2に接続され、プロバイダ2からさらに、インターネット1に接続されている。また、通信制御部4と各家庭21−1乃至21−9のテレビジョン受像機41−1乃至41−9は、無線LAN(Local Area Network)を介して通信を行なう。
【0019】
通信制御部4はまた、マンション5以外の近隣の(電波が届く範囲内の)家庭51−1乃至51−3に配置されているそれぞれのテレビジョン受像機61−1乃至61−3とも無線LANを介して通信する。
【0020】
なお、通信制御部4と各テレビジョン受像機とにより構成されるLANは、無線LANに限らず、有線LANとすることもできる。これらのLANは、例えば、IEEE802.11a,IEEE802.11b、イーサネット(登録商標)等に規定されるLANとすることができる。
【0021】
さらに、テレビジョン受像機41−1乃至41−9、並びに、テレビジョン受像機61−1乃至61−3は、通信制御部4を介して相互に直接通信する機能を有している。本発明においては、各テレビジョン受像機は、テレビ番組(コンテンツ)のジャンル毎の画質と音質のパラメータを授受する。
【0022】
図2は、図1のテレビジョン受像機41−1の詳細な構成例を示す。
【0023】
チューナ102は、アンテナ101により受信されたディジタル放送波を復調し、復調信号として、トランスポートストリーム(TS)を構成するTS(トランスポートストリーム)パケットをデマルチプレクサ103に出力する。デマルチプレクサ103は、チューナ102からのTSパケットを受信する。なお、デマルチプレクサ103は、図示せぬ他の伝送路から、TSパケットを受信するようにしても良い。
【0024】
デマルチプレクサ103は、取得したTSパケットからビデオデータパケット、オーディオデータパケット、制御情報および番組情報を含むデータパケットを分離する。デマルチプレクサ103は、分離したビデオパケットをビデオデコーダ104に供給し、オーディオデータパケットをオーディオデコーダ107に供給するとともに、データパケットをシステムコントローラ110に供給する。
【0025】
ビデオデータパケットは、MPEG(Moving Picture Experts Group)2方式でエンコードされているので、ビデオデコーダ104は、エンコードされているビデオデータパケットをMPEG2方式でデコードし、輝度信号と色差信号を取得した後、取得した輝度信号と色差信号を画像信号処理回路105に供給する。
【0026】
画像信号処理回路105は、ビデオデコーダ104から輝度信号と色差信号を取得するとともに、システムコントローラ110から画質調整パラメータ(ボリューム値)を取得し、画質を調整する処理を行なう。画像信号処理部105は、画質を調整した輝度信号と色差信号に基づいて、RGB信号を生成し、映像表示部106に出力する。なお、画像信号処理回路105の詳細な構成は、図7を参照して後述する。
【0027】
映像表示部106は、CRT(Cathode Ray Tube)、または、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)等のフラットディスプレイパネルの他、プロジェクタなどにより構成され、画像信号処理部105から供給されたRGB信号に基づく映像を表示する。
【0028】
オーディオデータパケットはエンコードされているので、オーディオデコーダ107は、これを対応する方式でデコードし、音声信号を音声信号処理回路108に供給する。
【0029】
音声信号処理回路108は、オーディオデコーダ107から音声信号を取得するとともに、システムコントローラ110から音質調整パラメータを取得し、内蔵するフィルターにより、音質調整パラメータに基づいて、音声信号の音質を調整する処理を行なう。音声信号処理回路108は、音質を調整したオーディオ信号を、スピーカなどよりなる音声出力部109に供給する。音声出力部109は、供給されたオーディオ信号に基づく音声を出力する。
【0030】
操作値メモリ111を内蔵するシステムコントローラ110は、デマルチプレクサ103、入力インターフェース112、および通信部116と接続されている他、通信部116を介してインターネット1に接続されており、各種の制御処理を行なう。
【0031】
データパケットには、PSI(Program Specific Information)およびSI(Service Information)が含まれている。PSIには、番組を構成するストリームのPID(Program Identification)(識別子)を示すPMT(Program Map Table)、番組番号との対応関係を示すPAT(Program Association Table)、および、限定受信情報を示すCAT(Conditional Access Table)等が含まれる。PMTには、さらに細かなセクションディスクリプタという単位で、番組や番組を構成するストリームの説明情報を含ませるようにすることもできる。ディジタル放送においては、NIT(Network Information Table)等のテーブルが用いられ、EPGの機能、希望するチャンネルのTS受信が可能とされる。
【0032】
SIには、電子番組ガイド(以下、EPG(Electronic Program Guide)と称する)が含まれている。EPGは、各放送事業者の最新テレビ番組情報とされ、例えば、番組の録画予約に便利な番組タイトル、各番組のジャンルが含まれており、地上波データ放送、またはインターネット1により入手可能とされる。
【0033】
操作値メモリ111には、テレビジョン放送番組に対応するジャンルと、ジャンルに対応する画質と音質の制御パラメータが記憶される。操作値メモリ111に記憶されている情報については、図3と図4を参照して後述する。
【0034】
入力インターフェース112には、操作部121および受光部122が設けられている。操作部121は、ユーザからの操作を入力し、対応する信号をシステムコントローラ110に供給する。また、受光部122は、リモートコントローラ(図示せず)により出力される赤外線信号を受光し、対応する信号をシステムコントローラ110に供給する。
【0035】
通信部116は、アンテナ115−1を介して、通信制御部4、さらに、他のテレビジョン受像機との間の無線通信を行なう。
【0036】
なお、図1のテレビジョン受像機41−2乃至41−9の構成は、図2のテレビジョン受像機41−1と同一であるため、その説明は省略する。そして、以下においては、図2は、テレビジョン受像機41−2乃至41−9の構成としても引用する。ただし、後述する図11においては、記載を明瞭にするために、テレビジョン受像機41−1に対応するアンテナをアンテナ115−1、受光部を受光部122−1とし、テレビジョン受像機41−2に対応するアンテナをアンテナ115−2、受光部を122−2として記載する。
【0037】
次に、操作値メモリ111に記憶されている情報(パラメータ)を、図3と図4を参照して説明する。図3は、操作値メモリ111に記憶されている、番組のジャンルに対応する操作頻度と満足チェックを示す。
【0038】
図3において、番組ジャンルは、ニュース401、スポーツ402、映画403、アニメ404、風景405、バラエティ406、美術407、音楽408、およびドラマ409とされ、それぞれのジャンルの後ろに付されている数字(401乃至409)は、カテゴリー(ジャンル)IDである。
【0039】
また、それぞれの番組ジャンルに対応して、頻度が設定されている。この頻度は、画質と音質のパラメータの設定を変更(調整)した回数を表わす。また、満足ボタンチェックは、画質と音質のパラメータの設定を変更した結果、出力される画像と音声に対して、ユーザが満足しているか否かを表わすフラグである。例えば、満足ボタンの値の1は、ユーザが、その画質と音質に対して満足していることを示し、その値の0は、ユーザが、その画質と音質に対して満足していないことを示す。
【0040】
図3の例では、ニュース401の番組ジャンルの場合、その頻度(パラメータの設定を変更(調整)した回数)は15回とされ、満足ボタンチェックは1とされている。すなわち、ユーザは、ニュースの画質と音質に対して満足している。また、スポーツ402の番組ジャンルの場合、その頻度は2回とされ、満足ボタンチェックは0とされている。すなわち、ユーザは、スポーツの画質と音質に対して満足していない。さらに、映画403の番組ジャンルの場合、その頻度は2回とされ、満足ボタンチェックは0とされている。すなわち、ユーザは、映画の画質と音質に対して満足していない。アニメ404の番組ジャンルの場合、その頻度は0回とされ、満足ボタンチェックは0とされている。すなわち、ユーザは、アニメの画質と音質に対して満足していない。
【0041】
風景405の番組ジャンルの場合、その頻度は10回とされ、満足ボタンチェックは1とされている。すなわち、ユーザは、風景の画質と音質に対して満足している。バラエティ406の番組ジャンルの場合、その頻度は0回とされ、満足ボタンチェックは0とされている。すなわち、ユーザは、バラエティの画質と音質に対して満足していない。美術407の番組ジャンルの場合、その頻度は5回とされ、満足ボタンチェックは1とされている。すなわち、ユーザは、美術の画質と音質に対して満足している。音楽408の番組ジャンルの場合、その頻度は2回とされ、満足ボタンチェックは0とされている。すなわち、ユーザは、音楽の画質と音質に対して満足していない。ドラマ409の番組ジャンルの場合、その頻度は1回とされ、満足ボタンチェックは0とされている。すなわち、ユーザは、ドラマの画質と音質に対して満足していない。
【0042】
このように、操作値メモリ111には、それぞれの番組ジャンル毎に頻度と満足度が記憶される。
【0043】
各社(各メーカ)のテレビジョン受像機には、様々な画質の調整機能が備えられている。例えば、本出願人会社製のクラス分類適応処理を行なうテレビジョン受像機には、画像のぼけ、ノイズ除去を行なう調整機能が設けられている。また、その他の会社のテレビジョン受像機には、ピクチャ、明るさ、色の濃さ、色合い、およびシャープネス等の調整機能も設けられている。
【0044】
また、音質の調整機能としては、例えば、低音、中音、および高音の周波数と位相の特性を調整する機能の他、臨場感を向上させることが可能なサラウンド効果の調整機能も設けられている。
【0045】
図4は、操作値メモリ111に記憶されている、1つの番組ジャンルの画質と音質のパラメータの例を示す。
【0046】
図4において、画質のパラメータは、クラス分類適応処理とその他画像処理とで表わされ、音質パラメータは音響処理で表わされている。クラス分類適応処理の画質音質選択項目(いまの例の場合は、画質選択項目とされる)は、画像のぼけ感とノイズ感により構成され、その他画像処理の画質音質選択項目(いまの例の場合、画質選択項目とされる)は、ピクチャ、明るさ、色の濃さ、色合い、およびシャープネスにより構成される。音響処理の画質音質選択項目(いまの例の場合、音質選択項目とされる)は、低音、中音、高音、およびサラウンド等とされる。なお、画質音質選択項目は、上記項目に限らず、他の項目を設けることもできる。
【0047】
それぞれの画質音質選択項目には、それぞれ識別する項目IDが付加されている他、それぞれ画質音質設定値が設定されている。図4の例の場合、ぼけ感に対応する項目IDは11とされ、画質音質設定値は設定値1とされる。また、ノイズ感に対応する項目IDは12とされ、画質音質設定値は設定値2とされる。ピクチャに対応する項目IDは21とされ、画質音質設定値は設定値3とされる。明るさに対応する項目IDは22とされ、画質音質設定値は設定値4とされる。色の濃さに対応する項目IDは23とされ、画質音質設定値は設定値5とされる。色合いに対応する項目IDは24とされ、画質音質設定値は設定値6とされる。シャープネスに対応する項目IDは25とされ、画質音質設定値は設定値7とされる。低音に対応する項目IDは31とされ、画質音質設定値は設定値8とされる。中音に対応する項目IDは32とされ、画質音質設定値は設定値9とされる。高音に対応する項目IDは33とされ、画質音質設定値は設定値10とされる。サラウンドに対応する項目IDは34とされ、画質音質設定値は設定値11とされる。なお、実際には、設定値1乃至設定値11は、具体的な数値で表わされる。
【0048】
このように、複数の画質音質設定項目に対応する項目IDと画質音質設定値が、番組ジャンル毎に操作値メモリ111に記憶されている。すなわち、1つの番組ジャンル(例えば、風景405のジャンル)に、図4に示される画質音質設定値が対応付けられて記憶されている。
【0049】
図5は、図2の画像信号処理回路105の基本的な構成例を示す図である。実際には、複雑なクラス分類適応処理を行なっているが、その詳細な説明は省略する。
【0050】
画像信号処理回路105は、バッファメモリ201、空間クラスタップ選択回路202、空間クラス検出回路203、係数メモリ204、予測タップ選択回路205、推定予測演算回路206、後処理回路206、加算部208、およびOSD(On Screen Display)回路209により構成されている。
【0051】
バッファメモリ201は、ビデオデコーダ104から供給された、例えば、SD(Standard Definition)信号(525i信号)を一時的に記憶する。空間クラスタップ選択回路202は、バッファメモリ201に記憶されているSD信号からHD(High Definition)信号に係る着目画素の周辺に位置する空間クラスタップのデータ(SD画素データ)を選択的に取り出す。この空間クラスタップ選択回路202により選択的に取り出された空間クラスタップのデータ(SD画素データ)は、空間クラス検出回路203に供給される。空間クラス検出回路203は、空間クラスタップのデータの各SD画素データに対して、1ビットADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)処理を実行し、空間クラス(主に空間内の波形表現のためのクラス分類)のクラス情報としての量子化コードを取得する。
【0052】
入力インターフェース112の受光部122は、ユーザの操作に基づきリモートコントローラより出力される赤外線信号を受光し、対応する信号をシステムコントローラ110に供給する。その操作が画質調整のための操作であるとき、システムコントローラ110は、操作値メモリ111から画質のパラメータを読み出し、その値に対応するボリューム値を係数メモリ204に出力する。このボリューム値は、画質を調整するのに必要な相互に影響する複数のパラメータを同時に最適な値に設定するための値であり、予め用意されている。ユーザによるパラメータの調整方法については、図7と図8を参照して後述する。
【0053】
係数メモリ204には、空間クラス検出回路203により供給された空間クラスのクラス情報としての量子化コード(予測係数)が記憶されている。ボリューム値は係数メモリ204のアドレスに対応しており、係数メモリ204はボリューム値が入力されると、そのアドレスに記憶されている4画素分の係数データを読み出し、推定予測演算回路206に供給する。
【0054】
また、予測タップ選択回路205は、バッファメモリ201に記憶されているSD信号から、HD信号に係る注目画素の周辺に位置する予測タップのデータ(例えば、4個のSD画素データ)を選択的に取り出す。推定予測演算回路206は、予測タップ選択回路205により取り出された予測タップのデータ(4個のSD画素データ)と、係数メモリ204から供給された4画素分の係数データに基づいて、作成すべきHD信号を構成する単位ブロック内の4画素(注目画素)のデータを個別に演算する。演算された4画素のデータは、後処理回路207に供給される。
【0055】
後処理回路207は、供給された4画素のデータを線順次化し、1050i信号のフォーマットに変換し、加算器208に出力する。
【0056】
映像表示部106に、画質の調整を行なう場合、システムコントローラ110は、画質調整のためのパラメータを表示するための数値またはグラフ等に対応する表示データをOSD回路209に供給する。OSD回路209は、供給された表示データに基づく、表示信号SCH(画面上に文字図形などの表示を行なうための表示信号)を発生し、加算器208に出力する。
【0057】
加算器208は、後処理回路207からの1050i信号(映像信号)に、OSD回路209からのSCHを加算し、映像表示部106に出力する。これにより、画質パラメータにより調整された画像と、そのときの画質パラメータが表示される。ユーザは、画質パラメータとその画像を見て、画質を調整する。
【0058】
テレビジョン受像機41−1の主に画質調整に関する機能的構成は、図6に示されるようになる。
【0059】
チャンネル変更受付部251は、ユーザによりチャンネルの変更が指令がされた場合、これを受け付け、ジャンル取得部253に出力する。EPG取得部252は、データパケットに含まれるEPGを取得し、ジャンル取得部253に供給する。ジャンル取得部253は、ユーザが選択したチャンネルの番組(コンテンツ)のジャンルをEPGから取得する。
【0060】
要求判定部254は、ユーザの指令、および記憶部255に記憶されている情報に基づいて、パラメータを他のテレビジョン受像機41−i(i=2,3,4,・・・,9)に対して要求するか否かの判定を実行するとともに、パラメータ設定受付部256およびパラメータ要求部258を制御する。記憶部255は、ユーザにより設定された、図3と図4に示されるような設定パラメータが、各ジャンルに関連付けられて記憶されている。パラメータ設定受付部256は、ユーザから入力されるパラメータの設定を受け付ける。パラメータ取得部257は、記憶部255に記憶されているパラメータを取得し、パラメータ要求部258は、要求判定部254の制御に基づいて、他のテレビジョン受像機(例えば、テレビジョン受像機41−2)に対して、パラメータの送信を要求する。
【0061】
パケット受信部259は、パラメータ要求部258の要求に対応して、他のテレビジョン受像機41−2から送信されてきたパラメータを受信する。クラス分類判定部260は、パラメータ取得部257により取得されたパラメータ、パケット受信部259が取得したパラメータ、または、記憶部255に記憶されているパラメータに基づいて、クラス分類適応処理のパラメータを設定する必要があるか否かを判定し、その判定結果を信号処理部261に供給する。
【0062】
信号処理部261は、係数メモリ記憶部262に記憶されている係数と、クラス分類判定部260からの判定結果に基づいて、画像を調整する処理を行なう。
【0063】
満足ボタン設定部266は、要求判定部254からの制御に基づいて、満足ボタンチェックを0または1に設定する。
【0064】
要求受信部263は、他のテレビジョン受像機、例えば、テレビジョン受像機41−3から設定パラメータの要求があった場合、これを受信し、送信判定部264に出力する。送信判定部264は、要求をしてきたテレビジョン受像機41−3に対して、設定パラメータを送信するか否かを、記憶部255に記憶されている情報に基づいて判定する。送信判定部264は、設定パラメータを送信すると判定した場合、記憶部255に記憶されている画質と音質のパラメータを、応答部265に供給する。応答部265は、要求のあったテレビジョン受像機41−3に設定パラメータを送信する。
【0065】
なお、図1のテレビジョン受像機41−2乃至41−9の機能的構成は、図6のテレビジョン受像機41−1と同一であるため、その説明は省略する。そして、以下においては、図6は、テレビジョン受像機41−2乃至41−9の構成としても引用する。
【0066】
次に、図7と図8のフローチャートを参照して、図6のテレビジョン受像機41−1における表示制御処理を説明する。なお、この処理は、ユーザによるテレビジョン受像機41−1のチャンネルを変更する指令が入力されたとき開始される。
【0067】
ステップS1において、チャンネル変更受付部251は、ユーザからのチャンネルの変更の指令を受け付け、受け付けられたチャンネルを表わすデータをジャンル取得部253に供給する。
【0068】
ステップS2において、EPG取得部252は、EPGを取得する。具体的には、アンテナ101およびチューナ102を介して受信されたTSパケットのデータパケットから、SIが取得され、さらに、SIに含まれるEPGが取得される。EPG取得部252は、取得したEPGを、ジャンル取得部253に供給する。
【0069】
ステップS3において、ジャンル取得部253は、ステップS1の処理により受け付けられたチャンネル(ユーザにより選択されたチャンネル)で、いま放送されている番組のジャンルをEPGから取得する。番組ジャンルには、上述した図3に示されるようなジャンルが存在するので、例えば、ユーザにより、指定されたチャンネルの番組のジャンルが「スポーツ」である場合、システムコントローラ110は、スポーツ402の番組ジャンルを取得する。
【0070】
ステップS4において、要求判定部254は、ユーザにより、他のユーザの設定パラメータを参照することを要求されたか否かを判定する。すなわち、ユーザは、チャンネルを変更した場合、そのチャンネルの番組の画質のパラメータの転送を、他のテレビジョン受像機に対して要求することができる。
【0071】
ステップS4において、他のユーザの設定パラメータの参照が要求されていないと判定された場合、処理はステップS5に進み、要求判定部254は、記憶部255に記憶されている図3に示される設定パラメータを参照して、対応するジャンル(ステップS3の処理により取得されたジャンル)の満足ボタンがチェックされている(満足ボタンチェックが1とされている)か否かを判定する。いまの例の場合、番組ジャンルはスポーツ402とされており、満足ボタンチェックは0とされている、すなわち、満足ボタンはチェックされていないと判定される。満足ボタンがチェックされていない(満足ボタンチェックが0とされている)と判定された場合、ステップS6に進み、パラメータ設定受付部256は、ユーザからのパラメータの設定を受け付ける。例えば、パラメータ設定受付部256は、映像表示部266に、設定パラメータの入力を促すメッセージを表示させ、ユーザからの指令を、操作部121または受光部122から受け付ける。これにより、例えば、図4に示されるような、画質音質設定値の設定値1乃至設定値7のうちの所定のものが受け付けられる。パラメータ設定受付部256は、受け付けたパラメータ(設定値)を、記憶部255に供給する。
【0072】
ステップS7において、記憶部255は、パラメータ設定受付部256から供給されたパラメータ、すなわち、画質音質設定値とされる設定値1乃至設定値11を、対応する番組ジャンルに関連付けて記憶する。このとき、図3に示されるスポーツ402の頻度に、1が加算される。すなわち、パラメータを設定(調整)した回数(頻度)が、1だけインクリメントされる。
【0073】
ステップS5において、満足ボタンがチェックされている(すなわち、対応する満足ボタンチェックが1とされている)と判定された場合、処理はステップS8に進み、パラメータ取得部257は、記憶部255に記憶されているユーザ自身が過去に設定し、記憶されている設定パラメータを参照する(読み出す)。具体的には、ステップS3の処理により取得されたジャンルに関連付けられて記憶されている設定パラメータが取得される。その後、パラメータ取得部257は、読み出した設定パラメータを、クラス分類判定部260に供給する。
【0074】
ステップS4において、他のユーザの設定パラメータの参照が要求されたと判定された場合、処理はステップS9に進み、パラメータ要求部258は、要求判定部254からの制御に基づいて、他のユーザに対して、設定パラメータの転送を要求する。具体的には、通信部116が、通信制御部4を介して、他のテレビジョン受像機(例えば、テレビジョン受像機41−2)に、対応する番組ジャンルの設定パラメータの転送を要求する。
【0075】
この要求を受けたテレビジョン受像機(例えば、テレビジョン受像機41−2)は、自分自身が保持している設定パラメータのうちの、要求された番組ジャンルのものの満足ボタンがチェックされている場合(後述する図10のステップS54でYESと判定された場合)、図9に示されるような設定パラメータを含むパケット500を、要求のあったテレビジョン受像機41−1に送信してくる(後述する図10のステップS55)。
【0076】
なお、テレビジョン受像機41−2は、パラメータの満足ボタンがチェックされていない場合、設定パラメータを送信してこない。この場合(例えば、要求を行なった後、所定の期間、パケットが送信されてこなかった場合)、システムコントローラ110は、要求したテレビジョン受像機41−2とは異なるテレビジョン受像機(例えば、テレビジョン受像機41−3)に、自動的に設定パラメータの要求を行なう。勿論、相手を特定せずに要求を出し(要求をマルチキャストし)、応答のあるものを受信するようにしてもよい。
【0077】
図9は、他のテレビジョン受像機(いまの例の場合、テレビジョン受像機41−2)との間で授受される、設定パラメータを含むパケット(いまの例の場合、テレビジョン受像機41−2から送信されてくるパケット)500を説明する図である。
【0078】
図9において、パケット500は、ヘッダフィールド501、ジャンル・カテゴリIDフィールド502、画質項目ID・画質設定値フィールド503、音響項目ID・音声設定値フィールド504、およびその他フィールド505により構成されている。
【0079】
ヘッダフィールド501には、送信先のテレビジョン受像機(いまの例の場合、テレビジョン受像機41−1)のIDが書き込まれる。ジャンル・カテゴリフィールドID502には、図3に示されるような番組ジャンルとカテゴリーIDが書き込まれる。例えば、いまの場合、番組ジャンルはスポーツなので、「402」が書き込まれる。
【0080】
画質項目ID・画質設定値フィールド503には、図4に示される画質音質選択項目のうち、画質に関連する項目の項目IDと画質に関連する項目の設定値が書き込まれる。すなわち、図4の例の場合、画質に関連する項目は、クラス分類適応処理(ぼけ感およびノイズ感)、並びに、その他画像処理(ピクチャ、明るさ、色の濃さ、色合い、およびシャープネス)に含まれる項目とされるので、各項目IDに対応する画質設定値が書き込まれる。
【0081】
具体的には、項目ID11に対応して設定値1、項目ID12に対応して設定値2、項目ID21に対応して設定値3、項目ID22に対応して設定値4、項目ID23に対応して設定値5、項目ID24に対応して設定値6、項目ID25に対応して設定値7が書き込まれる。
【0082】
音響項目ID・音声設定値フィールド504には、図4に示される画質音質選択項目のうち、音質に関連する項目の項目IDと音質に関連する項目の設定値が書き込まれる。すなわち、図4の例の場合、音質に関連する項目は、音響処理(低音、中音、高音、およびサラウンド)に含まれる項目とされるので、それぞれの項目IDに対応する音声設定値が書き込まれる。
【0083】
具体的には、項目ID31に対応して設定値8、項目ID32に対応して設定値9、項目ID33に対応して設定値10、項目ID34に対応して設定値11が書き込まれる。なお、画質と音声の一方のみのパラメータが要求されている場合には、他方のフィールドには無効データが記述される。
【0084】
その他フィールド505には、各種情報が書き込まれる。
【0085】
図7に戻って、ステップS10において、パケット受信部259は、設定値を含むパケット500を受信する。具体的には、通信部116が、通信制御部4を介して、要求をしたテレビジョン受像機41−2から送信されてくるパケットを受信する。パケット受信部259は、このパケットを、クラス分類判定部260に供給する。
【0086】
ステップS11において、クラス分類判定部260は、パケット500の中に、クラス分類適応処理の設定があるか否かを判定する。具体的には、図4に示される、クラス分類適応処理に対応する画質音質設定値(設定値1と設定値2)が設定されているか(初期値から変更されているか)否かが判定される。クラス分類適応処理が設定されていると判定された場合、処理はステップS12に進み、信号処理部261は、クラス分類判定部260からの制御、およびパケット500の内容に基づいて、係数メモリ記憶部262から係数を読み出す。
【0087】
ステップS13において、信号処理部261は、読み出された係数に基づいて、HD画像を生成する。
【0088】
具体的には、画像信号処理回路105(図5)の空間クラスタップ選択回路202は、バッファメモリ201に記憶されているSD信号から、HD信号に係る着目画素の周辺に位置する空間クラスタップのデータ(SD画素データ)を選択的に取り出し、空間クラス検出回路203に供給する。空間クラス検出回路203は、空間クラスタップのデータの各SD画素データに対して、1ビットADRC処理を実行し、空間クラスのクラス情報としての量子化コード(クラス)を取得し、係数メモリ204に出力する。ステップS12の処理では、この量子化コード(クラス)におけるボリューム値(パラメータに関連付けられている)に対応する係数(4画素分の係数)が、係数メモリ204(係数メモリ記憶部262に対応する)から読み出されて、推定予測演算回路206に供給される。
【0089】
また、予測タップ選択回路205は、バッファメモリ201に記憶されているSD信号から、HD信号に係る注目画素の周辺に位置する予測タップのデータ(4個のSD画素データ)を選択的に取り出し、推定予測演算回路206に供給する。推定予測演算回路206は、予測タップのデータに係数メモリ204から供給された係数データを乗算することで予測演算を行ない、HD信号を構成する単位ブロック内の注目画素のデータを演算する。演算されたデータは、後処理回路207に供給される。後処理回路207は、供給された画素データを線順次化し、1050i信号のフォーマットに変換し、加算器208に出力する。このようにして、画質調整された画素データが加算器208に入力される。
【0090】
また、ユーザから画質の調整が指令された場合、システムコントローラ110は、画質調整のためのパラメータを表わす数値またはグラフ等に対応する表示データをOSD回路209に供給する。OSD回路209は、供給された表示データに基づく、表示信号SCHを発生し、加算器208に出力する。
【0091】
加算器208は、後処理回路207からの1050i信号(映像信号)に、OSD回路209からの表示信号SCHを加算し、映像表示部106に出力する。
【0092】
ステップS14において、信号処理部261は、各種の信号処理を実行する。具体的には、クラス分類適応処理以外の項目であるその他の画像処理の設定値3乃至7に基づいて、画質を調整するとともに、音響処理の設定値8乃至設定値11に基づいて、音声を調整する。なお、ステップS13の処理により加算器208から出力される画像信号は、ステップS14の処理により調整された画像信号に合成される。
【0093】
ステップS11において、クラス分類適応処理の設定がないと判定された場合、処理はステップS15に進み、信号処理部261は、各種の信号処理を実行する。具体的には、信号処理部261は、クラス分類適応処理以外の項目であるその他の画像処理の設定値3乃至7に基づいて、画質を調整するとともに、音響処理の設定値8乃至設定値11に基づいて、音声を調整する。
【0094】
ステップS14の処理の後、またはステップS15の処理の後、処理はステップS16に進み、信号処理部261は、調整された画像、および音声を出力する。具体的には、映像信号が映像表示部106に出力され、音声信号が音声出力部109に出力される。
【0095】
ステップS17において、パラメータ設定受付部256は、画質と音質のパラメータを変更するか否かを判定する。具体的には、ユーザから、設定パラメータを変更する指令が入力されたか否かが判定される。設定パラメータを変更すると判定された場合、処理はステップS18に進み、パラメータ設定受付部256は、ユーザからのパラメータの設定を受け付ける。例えば、図4に示されるような、画質音質設定値(設定値1乃至設定値11)の設定が受け付けられる。その後、処理はステップS11に戻り、それ以降の処理(新たに設定された設定パラメータに基づいて、画像と音声が調整され、出力される処理)が繰り返される。
【0096】
ステップS17において、設定パラメータを変更しないと判定された場合、ステップS19において、パラメータ設定受付部256は、設定されたパラメータを登録するか否かを判定する。具体的には、設定パラメータを登録するか否かのメッセージが表示され、ユーザから登録を指示する指令が入力されたか否かが判定される。設定パラメータの値を登録すると判定された場合、処理はステップS20に進み、記憶部255は、パラメータ設定受付部256の制御に基づいて、いまの設定パラメータ、すなわち、ステップS7の処理により記憶部255に記憶されたパラメータ、ステップS8の処理により参照された個人パラメータ、ステップS10の処理により受信した設定値パラメータ、または、ステップS18の処理により受け付けられた設定パラメータを登録、または、再登録する。
【0097】
ステップS19において、設定パラメータを登録しないと判定された場合、またはステップS20の処理の後、処理はステップS21に進み、満足ボタン設定部266は、満足ボタンをチェックする(満足ボタンチェックを1に設定する)か否かを判定する。具体的には、ユーザからの、満足ボタンをチェックする指令が入力されたか否かが判定される。満足ボタンをチェックすると判定された場合、処理はステップS22に進み、満足ボタン設定部266は、記憶部255に記憶されている、該当する番組ジャンルの満足ボタンを1と設定し、記憶部255に記憶させる。いまの例の場合、スポーツ402の番組ジャンルの満足ボタンが1とされる。
【0098】
ステップS21において、満足ボタンをチェックしない(満足ボタンチェックを0のままとする)と判定された場合、または、ステップS22の処理の後、処理は終了される。
【0099】
図7と図8の処理により、テレビジョン受像機41−1は、他のテレビジョン受像機41−2に設定されている画質と音質の設定パラメータを、必要に応じて、受信して、設定することができる。
【0100】
次に、図10のフローチャートを参照して、テレビジョン受像機41−1が実行する図7および図8のステップS9とステップS10に対応する、テレビジョン受像機41−2の設定パラメータ(設定パラメータを含むパケット500)送信処理を説明する。なお、この処理は、図7のステップS9の処理により、テレビジョン受像機41−1から設定パラメータの要求がされたとき開始される。なお、上述したように、テレビジョン受像機41−2の構成は、図6を参照する。
【0101】
ステップS51において、テレビジョン受像機41−2の要求受信部263は、設定パラメータの要求(図7のステップS9)を受け付ける。いまの例の場合、テレビジョン受像機41−1からは、スポーツ402の番組ジャンルに対応する設定パラメータが要求されてくる。この要求は、例えば、通信制御部4を介して転送されてくる。
【0102】
ステップS52において、送信判定部264は、記憶部255をオープンする。すなわち、送信判定部264は、設定パラメータが記憶されている記憶部255にアクセスする。
【0103】
ステップS53において、送信判定部264は、記憶部255に記憶されている設定パラメータを検索する。いまの例の場合、該当する番組ジャンルはスポーツ402とされているので、スポーツ402に対応する設定パラメータが検索される。
【0104】
ステップS54において、送信判定部264は、検索した設定パラメータを参照して、該当する番組ジャンルの満足ボタンがチェックされているか、すなわち、満足ボタンチェックが1とされているか否かを判定する。満足ボタンがチェックされている、すなわち、満足ボタンが1とされていると判定された場合、処理はステップS55に進み、応答部265は、送信判定部264からの制御に基づいて、設定パラメータ(例えば、図4に示される設定値1乃至設定値11)を含むパケット500を、要求されたテレビジョン受像機41−1に送信する。
【0105】
ステップS54において、満足ボタンがチェックされていないと判定された場合、または、ステップS55の処理の後、処理は終了される。なお、このとき、満足ボタンがチェックされていないことを通知する情報を、要求してきたテレビジョン受像機41−1に送信するようにしてもよい。
【0106】
テレビジョン受像機41−2は、要求されたジャンルの満足ボタンがチェックされていない(満足ボタンチェックが0とされる)場合、設定パラメータを送信しないようにするので、要求を行なったテレビジョン受像機41−1は、他のユーザにとって満足されていない設定パラメータを受信せずに済む。
【0107】
以上の処理により、テレビジョン受像機41−1は、他のユーザにより設定された、他のテレビジョン受像機41−2の画質と音質の設定パラメータを用いて、画質や音質のパラメータを簡単に適切な値に設定することができる。
【0108】
これにより、ユーザに、複雑な操作を要求することなく、全てのジャンルの番組(コンテンツ)の、画質、音質を向上させることができる。
【0109】
その結果、ユーザは、特に必要と考える番組ジャンルのパラメータのみを設定すればよい。
【0110】
通信制御部4の近隣(電波が届く範囲内)に配置されているそれぞれのテレビジョン受像機の画質、音質の設定パラメータを向上させることができる。
【0111】
なお、EPGは、番組とともに送られてくるものを利用するのではなく、インターネット1を介して所定のサーバ(図示せず)から取得したものを利用してもよい。
【0112】
図11は、この場合の例を表わしている。この例においては、リモートコントローラ(遠隔制御装置)として携帯端末が用いられる。なお、図中、上述した図1乃至図6と対応する部分については、同一の符号を付してあり、その説明は、繰り返しになるので省略する。
【0113】
家庭21−1には、テレビジョン受像機41−1が配置されており、テレビジョン受像機41−1は、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等で構成される携帯端末171−1−1、または携帯端末171−1−2により遠隔制御される。テレビジョン受像機41−1には、赤外線を受光する受光部122−1およびアンテナ115−1が設けられている。また、この例の場合、携帯端末171−1−1と携帯端末171−1−2を所有するユーザは異なるユーザとされる。
【0114】
携帯端末171−1−1には、最寄りの携帯電話基地局151を介する通信を行なうアンテナ172−1−1、赤外線信号を出力する発光部173−1−1が設けられている。また、携帯端末171−1−1と同様に、携帯端末171−1−2には、アンテナ172−1−2と発光部173−1−2が設けられている。
【0115】
家庭21−2には、テレビジョン受像機41−2が配置されており、テレビジョン受像機41−2は、携帯端末171−2−1、または携帯端末171−2−2により遠隔制御される。テレビジョン受像機41−2には、赤外線を受光する赤外線受光部122−2およびアンテナ115−2が設けられている。また、この例の場合、携帯端末171−2−1と携帯端末171−2−2を所有するユーザは異なるユーザとされる。
【0116】
携帯端末171−2−1には、携帯電話基地局151を介する通信を行なうアンテナ172−2−1、赤外線信号を発光する発光部173−2−1が設けられており、携帯端末171−2−2には、携帯電話基地局151を介する通信を行なうアンテナ172−2−2、赤外線信号を発光する発光部173−2−2が設けられている。
【0117】
携帯端末171−1−1は、アンテナ172−1−1を使用して携帯電話基地局151を介する通信を行ない、インターネット1に接続して所定のサーバからEPGを取得する。携帯端末171−1−1は、取得したEPGを含む赤外線信号を、発光部173−1−1に発光させる。テレビジョン受像機41−1の受光部122−1はこれを受光し、EPGを取得する。携帯端末171−1−1はまた、ユーザにより、パラメータを変更する指令がされたとき、画質と音質を調整するパラメータを含む赤外線信号を、発光部173−1−1に発光させる。また、携帯端末171−1−1は、ユーザにより、チャンネルを変更する指令がされたとき、変更するチャンネルを含む赤外線信号を、発光部173−1−1に発光させる。赤外線信号には、携帯端末171−1−1に固有のIDが含まれる。これにより、テレビジョン受像機41−1は、チャンネルを変更した携帯端末、パラメータの設定をしてくる携帯端末を特定することができる。
【0118】
他の携帯端末171−1−2,171−2−1,171−2−2おいてもに同様である。
【0119】
図12は、図11のテレビジョン受像機41−1の機能的構成を示す。なお、図中、図6と対応する部分については、同一の符号を付してあり、その説明は、繰り返しになるので省略する。
【0120】
チャンネル変更受付部550は、携帯端末171−1−1,171−1−2からチャンネルを変更する指令が入力された場合、これを受け付けるとともに、同時に送信されてくる携帯端末171−1−1,171−1−2に固有のIDを取得する。チャンネル変更受付部550は、受け付けたチャンネルをジャンル取得部253に供給すると共に、IDを記憶部255に供給する。従って、この例の場合、パラメータをIDに関連付けて記憶させることにより、ユーザ毎(携帯端末毎)に異なるパラメータの設定をすることができる。その構成は、図6における場合と同様である。
【0121】
図13は、リモートコントローラとしての機能を備える図11の携帯端末171−1−1が携帯電話機とされる場合の構成例を示す図である。
【0122】
携帯端末171−1−1には、アンテナ172−1−1、送受信部301、変復調部302、携帯電話機能処理部303、EPG処理部304、システムコントローラ305、入力キー処理部306、個人情報メモリ307、および発光部173−1−1が設けられている。
【0123】
送受信部301は、アンテナ172−1−1を介して、最寄りの携帯電話基地局151を介して、他の機器(電話機、携帯電話機)と通信を行ない、音声信号を送信したり、受信したりする。また、送受信部301は、携帯電話基地局151を介してインターネット1に接続することにより、EPGを受信したり、電子メールを送受信する。送受信部301は、受信したEPG、電子メール、または音声信号を変復調部302に供給する。
【0124】
送受信部301から変復調部302に供給されるEPGまたは音声信号は、変調されているので、変復調部302は、これを復調し、復調した情報がEPGである場合、これをEPG処理部304に供給し、復調した情報が音声信号または電子メールである場合、これを携帯電話機能処理部303に供給する。携帯電話機能処理部303は、音声入出力部、電子メール入出力部、番号検出部、および着信検出部などの各種の携帯電話機能を備えており、取得した音声信号を出力したり、ユーザの声を取得して、音声信号を生成し、変復調部302に送信したりする。なお、携帯電話機能処理部303の詳細な説明は省略する。
【0125】
ユーザからの指令は、入力キー処理部306に入力される。入力キー処理部306は、ユーザからの指令に基づく信号を、システムコントローラ305に供給する。例えば、ユーザにより個人情報メモリ307に記憶されている携帯電話番号を読み出す指令がされた場合、入力キー処理部306は、指令に対応する信号をシステムコントローラ305に送信する。システムコントローラ305は、供給された信号に基づいて、個人情報メモリ307に記憶されている携帯電話番号を読み出し、携帯電話機能処理部303に出力する。携帯電話機能処理部303は、供給された電話番号を表示する。
【0126】
また、例えば、ユーザによりパラメータの設定を開始する指令が入力された場合、システムコントローラ305は、EPG処理部304からの番組ジャンルを取得し、ユーザの指令に基づいて、対応する番組ジャンルのパラメータを設定する。また、個人情報メモリ307に記憶されている携帯端末171−1−1に固有のIDを取得し、これらの情報を含む赤外線信号を発光部173−1に発光させる。この赤外線信号は、テレビジョン受像機41−1の受光部122−1に受光される。
【0127】
個人情報メモリ307には、携帯端末171−1に固有のID(電話番号が固有のIDとされる場合、省略される)、電話番号、および電子メールアドレスなどの各種の情報が記憶されている。いまの場合、各ユーザは、異なる携帯端末を所有しているので、携帯端末に固有のIDは、ユーザを特定するためのユーザIDと等価である。
【0128】
なお、図11の携帯端末171−1−2,171−2−1,171−2−2の構成は、図13の携帯端末171−1−1と同一であるため、その説明は省略する。そして、以下においては、図13は、携帯端末171−1−2,171−2−1,171−2−2の構成としても引用する。
【0129】
このように、テレビジョン受像機41−1が、自分自身でEPGを取得不可能な場合においても、携帯端末によりEPGを取得させて、テレビジョン受像機41−1に供給することが可能となる。
【0130】
図11に示されるような構成における表示制御処理は、基本的には、図7と図8のフローチャートに示される場合と同様となる。そこで、以下に主に、図7と図8のフローチャートと異なる処理について説明する。
【0131】
図7のステップS1において、チャンネル変更受付部550は、チャンネルを変更する指令を取得するとともに、チャンネルを変更する指令を入力してきた携帯端末171−1−1に固有のIDを取得する。チャンネル変更受付部550は、変更後のチャンネルをジャンル取得部253に供給するとともに、IDを記憶部255に記憶させ、以下の処理でパラメータを登録または再登録する(ステップS7,図8のステップS20)場合、記憶部255は、このIDに関連付けて記憶する。
【0132】
ステップS2において、EPG取得部252は、携帯端末171−1−1からEPGを取得する。具体的には、携帯端末171−1−1がインターネット1を介してEPGを取得し、それに対応する赤外線信号を送信してくるので、テレビジョン受像機41−1の受光部122−1は、これを受光する。以下の処理は、上述した図7と図8と同様に行なわれる(勿論、パラメータを登録または再登録する(ステップS7,図8のステップS20)場合には、記憶部255は、このIDに関連付けて記憶するようにする点は異なる)。
【0133】
このように、テレビジョン受像機41−1の記憶部255に、携帯端末171−1−1に固有のIDをパラメータに関連付けて記憶させるようにしたので、上述した効果に加えて、携帯端末毎(ユーザID毎)のパラメータを設定することが可能となる。
【0134】
この場合、テレビジョン受像機41−1は、複数の携帯端末、すなわち、いまの例の場合、携帯端末171−1−1と携帯端末171−1−2を所有している2人のユーザのパラメータを別々に記憶することができるので、他のテレビジョン受像機41−2からパラメータの要求がされた場合、1人目のユーザの設定パラメータを参照して満足ボタンチェックが0とされていた場合に、2人目のユーザの設定パラメータを参照するようにすることもできる。また、2人のユーザのパラメータを一度に参照して送信することもできる。なお、勿論、テレビジョン受像機は、2人(2個のID)のパラメータに限らず、2人(2個)以上のIDに対応してパラメータを記憶することも可能である。
【0135】
このように、携帯端末171−1−1,171−1−2をリモートコントローラとして、テレビジョン受像機41−1の画質、音質の設定パラメータを設定するようにし、かつ、携帯端末171−1−1,171−1−2に固有のIDを設定パラメータに対応付けるようにしたので、テレビジョン受像機41−1に複数のユーザのパラメータを設定することができる。
【0136】
また、携帯端末171−1−1,171−1−2がEPGを取得できるので、テレビジョン受像機41−1がEPGを受信できない環境においても、テレビジョン受像機41−1は、EPGを取得することができる。
【0137】
また、満足ボタンチェックのパラメータを設けるようにしたので、該当するジャンルの設定パラメータが、満足されているか否かを判定することができ、もって、テレビジョン受像機は、設定パラメータを要求した他のテレビジョン受像機のユーザにとって満足されていない設定パラメータの送信を防ぐことができる。
【0138】
さらに、他のテレビジョン受像機に記憶されている設定パラメータの転送を受けるようにしたので、ユーザは、自分の好みの番組ジャンルのみのパラメータを設定すればよい。
【0139】
なお、図7と図8の処理では、通信制御部4の近隣(電波が届く範囲)の任意の1台のテレビジョン受像機の設定パラメータを取得して、テレビジョン受像機に設定するようにしたが、これに限らず、該当する番組ジャンルの満足ボタンチェックが1とされている全ての設定パラメータを受信して、平均することにより、その地域の平均的な画質、音質の設定パラメータを設定するようにしてもよい。この場合においても、勿論、ユーザは、設定された平均的なパラメータに基づいて、さらに詳細に、画質、音質のパラメータを調整することができる。この平均的なパラメータは、ある程度の質の高い画質、音質の設定は行なわれているので、ユーザは、各ジャンルに対して、楽に自分の好みの画質、音質を設定し、得ることができる。
【0140】
また、満足ボタンチェックの他に、パラメータを設定したユーザの自信度の項目を設けるようにしてもよい。この場合、例えば、設定パラメータを要求するユーザは、他のユーザの自信度の高いものから順番に表示させて、設定パラメータを選択することができる。
【0141】
なお、リモートコントローラとして使用する携帯端末は、携帯電話機に限らず、PDA(Personal Digital Assistant)、モバイルPC等とすることができる。
【0142】
また、制御される装置は、テレビジョン受像機だけでなく、チューナを備えたパーソナルコンピュータなどの各種の情報処理装置とすることができる。
【0143】
さらに、放送番組だけでなく、各種のコンテンツのパラメータの設定に適用することができる。
【0144】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。この場合、上述した処理は、図13に示されるようなパーソナルコンピュータ600により実行される。
【0145】
図14において、CPU(Central Processing Unit)601は、ROM(Read Only Memory)602に記憶されているプログラム、または、記憶部608からRAM(Random Access Memory)603にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM603にはまた、CPU601が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0146】
CPU601、ROM602、およびRAM603は、内部バス604を介して相互に接続されている。この内部バス604にはまた、入出力インターフェース605も接続されている。
【0147】
入出力インターフェース605には、キーボード、マウスなどよりなる入力部606、CRT,LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部607、ハードディスクなどより構成される記憶部608、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部609が接続されている。通信部609は、電話回線やCATVを含む各種のネットワークを介しての通信処理を行なう。
【0148】
入出力インターフェース605にはまた、必要に応じてドライブ610が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどによりなるリムーバブルメディア621が適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部608にインストールされる。
【0149】
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。この記録媒体は、図14に示されるように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されているリムーバブルメディア621よりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM602や記憶部608が含まれるハードディスクなどで構成される。
【0150】
また、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0151】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表わすものである。
【0152】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、コンテンツのパラメータを、簡単に適切な値に設定することができる。特に、本発明によれば、ユーザに大きな負担をかけることなく、簡単に、コンテンツのパラメータを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシステムの構成例を示す図である。
【図2】図1のテレビジョン受像機の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の操作値メモリに記憶される番組ジャンルの例を示す図である。
【図4】図2の操作値メモリに記憶される設定値の例を示す図である。
【図5】図2の画像信号処理回路の構成を示すブロック図である。
【図6】図2のテレビジョン受像機の機能的構成を示すブロック図である。
【図7】図5のテレビジョン受像機における表示制御処理を説明するフローチャートである。
【図8】図5のテレビジョン受像機における表示制御処理を説明するフローチャートである。
【図9】パケットの構成を示す図である。
【図10】設定パラメータ送信処理を説明するフローチャートである。
【図11】テレビジョン受像機と携帯端末の情報の授受を説明する図である。
【図12】図2のテレビジョン受像機の他の機能的構成を示すブロック図である。
【図13】図5の携帯端末の構成を示すブロック図である。
【図14】パーソナルコンピュータの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
4 通信制御部, 41−1,41−2 テレビジョン受像機, 103 デマルチプレクサ, 105 画像信号処理回路, 108 音声信号処理回路,110 システムコントローラ, 111 操作値メモリ, 112 入力インターフェース, 116 通信部, 171−1−1 携帯端末, 251 チャンネル変更受付部, 252 EPG取得部, 253 ジャンル取得部, 254 要求判定部, 255 記憶部, 256 パラメータ設定受付部, 258 パラメータ要求部, 259 パケット受信部, 260 クラス分類判定部, 261 信号処理部, 263 合成部, 266 満足ボタン設定部, 263 要求受信部, 264 送信判定部, 265 応答部, 550 チャンネル変更受付部

Claims (5)

  1. コンテンツのパラメータが調整された場合、前記パラメータを記憶する記憶手段と、
    他の情報処理装置と通信し、前記他の情報処理装置に記憶されている前記パラメータを受信する通信手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記パラメータ、または前記通信手段により受信された前記パラメータのいずれかを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記パラメータに基づいて、前記コンテンツを調整する調整手段と
    前記パラメータに関するユーザの満足度を入力する満足度入力手段と
    を備え
    前記記憶手段は、前記満足度入力手段により入力された前記満足度を、前記パラメータに関連付けて記憶し、
    前記通信手段は、前記他の情報処理装置から前記パラメータが要求された場合、前記記憶手段に記憶されている前記満足度に基づいて、前記パラメータを送信する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置を遠隔制御する遠隔制御装置からの遠隔制御信号を受信する受信手段をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記遠隔制御信号に含まれる前記遠隔制御装置に固有のIDを、前記パラメータに関連付けてさらに記憶し、
    前記調整手段は、前記情報処理装置を遠隔制御してきた前記遠隔制御装置の前記IDに関連付けされている前記パラメータに基づいて、前記コンテンツを調整する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 情報処理装置の情報処理方法において、
    コンテンツのパラメータが調整された場合、前記パラメータの記憶を制御する記憶制御ステップと、
    他の情報処理装置と通信し、前記他の情報処理装置に記憶されている前記パラメータを受信する通信ステップと、
    前記記憶制御ステップの処理により記憶が制御されている前記パラメータ、または前記通信ステップの処理により受信された前記パラメータのいずれかを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップの処理により選択された前記パラメータに基づいて、前記コンテンツを調整する調整ステップと
    前記パラメータに関するユーザの満足度を入力する満足度入力ステップと
    を含み、
    前記記憶ステップは、前記満足度入力ステップの処理により入力された前記満足度を、前記パラメータに関連付けて記憶し、
    前記通信ステップは、前記他の情報処理装置から前記パラメータが要求された場合、前記記憶制御ステップの処理により記憶された前記満足度に基づいて、前記パラメータを送信する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  4. 情報処理装置を制御するコンピュータのプログラムであって、
    コンテンツのパラメータが調整された場合、前記パラメータの記憶を制御する記憶制御ステップと、
    他の情報処理装置と通信し、前記他の情報処理装置に記憶されている前記パラメータを受信する通信ステップと、
    前記記憶制御ステップの処理により記憶が制御されている前記パラメータ、または前記通信ステップの処理により受信された前記パラメータのいずれかを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップの処理により選択された前記パラメータに基づいて、前記コンテンツを調整する調整ステップと
    前記パラメータに関するユーザの満足度を入力する満足度入力ステップと
    を含み、
    前記記憶ステップは、前記満足度入力ステップの処理により入力された前記満足度を、前記パラメータに関連付けて記憶し、
    前記通信ステップは、前記他の情報処理装置から前記パラメータが要求された場合、前記記憶制御ステップの処理により記憶された前記満足度に基づいて、前記パラメータを送信する
    ことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  5. 情報処理装置を制御するコンピュータのプログラムであって、
    コンテンツのパラメータが調整された場合、前記パラメータの記憶を制御する記憶制御ステップと、
    他の情報処理装置と通信し、前記他の情報処理装置に記憶されている前記パラメータを受信する通信ステップと、
    前記記憶制御ステップの処理により記憶が制御されている前記パラメータ、または前記通信ステップの処理により受信された前記パラメータのいずれかを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップの処理により選択された前記パラメータに基づいて、前記コンテンツを調整する調整ステップと
    前記パラメータに関するユーザの満足度を入力する満足度入力ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させ
    前記記憶ステップは、前記満足度入力ステップの処理により入力された前記満足度を、前記パラメータに関連付けて記憶し、
    前記通信ステップは、前記他の情報処理装置から前記パラメータが要求された場合、前記記憶制御ステップの処理により記憶された前記満足度に基づいて、前記パラメータを送信する
    ことを特徴とするプログラム。
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