JP4102502B2 - 通信制御装置および通信制御装置の制御方法 - Google Patents

通信制御装置および通信制御装置の制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上のリソースを保護することに最適な通信制御装置および通信制御装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク上で信頼性のあるデータ通信を行うためには、送信側と受信側との間で、データ通信を制御する制御イベントのやり取りを手順に従って行うことにより実現している。
ところが、ネットワークを悪用する一部の者によって、特定のネットワーク装置に対して、ネットワーク通信を制御するためのイベントを一斉に発行したり、制御手順を途中で故意に放棄する行為を繰り返す等の悪質な攻撃が、ネットワーク上の中継装置などを破壊する目的で行われている。
【0003】
そこで、上述の攻撃を回避するために採られている方法を以下に記載する。
まず、例えば、公衆網における大規模なネットワークの交換局においては、ネットワーク上で稼働しているシステムのCPU使用率を監視することによって攻撃を回避する方法がある。具体的には、CPU使用率がシステムの稼働に対して過剰であるとみなせる値を示した場合には、ネットワークの交換局から発信端末を収容しているトランク装置へ向けて、異常とみられる発信側ポートからのイベントを規制する指示が自動的に出され、イベントが物理的に交換局まで届かないようにしている。
【0004】
また、公衆網における大規模なネットワークにおいては、ネットワーク全体を監視するトラフィック制御装置を設置することによって攻撃を回避する方法がある。具体的には、トラフィック制御装置によって特定地域での輻輳が異常であると判断された場合には、トラフィック制御装置から当該ネットワークの交換局に対して、輻輳している特定地域への着アドレスをもつ発信を規制する指示が自動的に出される。
【0005】
この場合においては、ネットワーク管理者が直接介在して、輻輳している特定地域への着アドレスをもつ発信に規制をかけることによって攻撃を回避することもある。
【0006】
例えば、インターネットの場合には、ネットワーク管理者が、サーバやゲートウェイ等の装置において制御メッセージを過剰に受けすぎていると判断したときには、ネットワーク管理者が直接介在して、該当するアプリケーションポート自体を閉じてしまうことにより、サービス自体を提供しない方法がある。
【0007】
さらに、インターネットの場合には、ネットワーク管理者が、外部ネットワークと接続するルータ等の装置上に収容されているユーザのネットワークアドレスを確認できる範囲内で予めデータとして登録しておく方法がある。
具体的には、ルータが、データ登録されていないネットワークアドレスからのメッセージを受け付けた場合には、そのメッセージを外部のネットワークに送出しないようにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ネットワーク上で稼働しているシステムのCPU使用率を監視する方法では、CPUが主に通信制御だけをしているようなシステムであれば有効な方法となるが、インターネット上のルータなどは様々な制御処理を自律的に行っており、CPU使用率が必ずしもネットワーク上のシステムでの通信制御稼働に対するCPU使用率を示しているとは限らないという問題が生じる。
【0009】
また、ネットワーク全体を監視するトラフィック制御装置を設置する方法では、公衆網のような階層的なネットワーク構成に基づいているネットワークであれば有効な方法となるが、インターネットのように全体を監視することが不可能なネットワークには導入が困難であるという問題が生じる。
【0010】
また、ネットワーク管理者が直接介在して規制をかける方法では、ネットワークを24時間監視する必要があり、一般企業やプライベートネットワークでは現実的ではなく、さらに、規制の内容が、ポート自体を停止することになるため、サービスを完全に止めてしまうという問題が生じる。
【0011】
また、ルータに収容されているネットワークアドレスを予めデータとして登録しておく方法では、ネットワークアドレスの全てを登録して管理することは不可能であることから信頼性の低下は否めないという問題が生じる。
【0012】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、外部から攻撃を受けても交換局内にあるリソースの保護を自己防衛的に行い、さらに、利用者へのサービスの提供も継続する通信制御装置および通信制御装置の制御方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明は、ネットワーク中に介在し、送信端末と受信端末とを接続する通信制御装置において、優先度が設定された複数の待ち行列手段と、前記送信端末から受信した入力情報を分類して前記待ち行列手段のいずれかに割り当てる制御手段と、前記各待ち行列手段に割り当てられた前記入力情報を前記各待ち行列手段の優先度に応じて順次、処理する処理手段と、を具備し、前記制御手段は、前記送信端末から前記入力情報を受信すると、通信制御用のリソースに空きがあるか否かを判定し、前記リソースに空きがあれば、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発着アドレスの組の中に、受信した前記入力情報の発着アドレスの組と同一となるものがあるか否かを判定し、同一となる組があり且つその同一となる回数が予め定めた設定回数を超えていなければ、受信した前記入力情報を第2位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる一方、前記同一となる回数が前記設定回数を超えていれば、受信した前記入力情報を廃棄し、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発着アドレスの組の中に、受信した前記入力情報の発着アドレスの組と同一となるものがなければ、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発アドレスの中に、受信した前記入力情報の発アドレスと同一となるものがあるか否かを判定し、同一となる発アドレスがあり且つ同一となる回数が予め定めた設定回数を超えていなければ、受信した前記入力情報を第3位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる一方、前記同一となる回数が前記設定回数を超えていれば、受信した前記入力情報を廃棄し、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発アドレスの中に、受信した前記入力情報の発アドレスと同一となるものがなければ、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の着アドレスの中に、受信した前記入力情報の着アドレスと同一となるものがあるか否かを判定し、同一となる着アドレスがあり且つ同一となる回数が予め定めた設定回数を超えていなければ、受信した前記入力情報を第4位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる一方、前記同一となる回数が前記設定回数を超えていれば、受信した前記入力情報を廃棄し、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の着アドレスの中に、受信した前記入力情報の着アドレスと同一となるものがなければ、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発ポート番号の中に、受信した前記入力情報の発ポート番号と同一となるものがあるか否かを判定し、同一となる発ポート番号があり且つ同一となる回数が予め定めた設定回数を超えていなければ、受信した前記入力情報を第5位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる一方、前記同一となる回数が前記設定回数を超えていれば、受信した前記入力情報を廃棄し、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発ポート番号の中に、受信した前記入力情報の発ポート番号と同一となるものがなければ、受信した前記入力情報を第1位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てることを特徴とする通信制御装置を提供する。
また、本発明は、ネットワーク中に介在し、送信端末と受信端末とを接続する通信制御装置であって、優先度が設定された複数の待ち行列手段と、前記送信端末から受信した入力情報を分類して前記待ち行列手段のいずれかに割り当てる制御手段と、前記各待ち行列手段に割り当てられた前記入力情報を前記各待ち行列手段の優先度に応じて順次、処理する処理手段とを具備する通信制御装置の制御方法において、前記制御手段は、入力情報を受け取ると、通信制御用のリソースに空きがあるか否かを判定し、前記リソースに空きがあれば、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発着アドレスの組の中に、受信した前記入力情報の発着アドレスの組と同一となるものがあるか否かを判定し、同一となる組があり且つその同一となる回数が予め定めた設定回数を超えていなければ、受信した前記入力情報を第2位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる一方、前記同一となる回数が前記設定回数を超えていれば、受信した前記入力情報を廃棄し、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発着アドレスの組の中に、受信した前記入力情報の発着アドレスの組と同一となるものがなければ、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発アドレスの中に、受信した前記入力情報の発アドレスと同一と なるものがあるか否かを判定し、同一となる発アドレスがあり且つ同一となる回数が予め定めた設定回数を超えていなければ、受信した前記入力情報を第3位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる一方、前記同一となる回数が前記設定回数を超えていれば、受信した前記入力情報を廃棄し、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発アドレスの中に、受信した前記入力情報の発アドレスと同一となるものがなければ、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の着アドレスの中に、受信した前記入力情報の着アドレスと同一となるものがあるか否かを判定し、同一となる着アドレスがあり且つ同一となる回数が予め定めた設定回数を超えていなければ、受信した前記入力情報を第4位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる一方、前記同一となる回数が前記設定回数を超えていれば、受信した前記入力情報を廃棄し、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の着アドレスの中に、受信した前記入力情報の着アドレスと同一となるものがなければ、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発ポート番号の中に、受信した前記入力情報の発ポート番号と同一となるものがあるか否かを判定し、同一となる発ポート番号があり且つ同一となる回数が予め定めた設定回数を超えていなければ、受信した前記入力情報を第5位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる一方、前記同一となる回数が前記設定回数を超えていれば、受信した前記入力情報を廃棄し、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発ポート番号の中に、受信した前記入力情報の発ポート番号と同一となるものがなければ、受信した前記入力情報を第1位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てることを特徴とする通信制御装置の制御方法を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】
[1.構成]
[1−1.全体構成]
図1に本発明の実施形態である通信制御装置の機能構成を示す。
同図に示すように通信制御装置1は、予め定めたルールに従うことによりリソースを保護するリソース保護部16を備える。また、通信制御装置1は、主に外部からのメッセージを受信するイベント受付部12と、主に外部へのメッセージを送信するイベント送出部13と、通信制御装置1で扱われるデータを管理するデータ制御部14、並びに、コネクションの接続を制御する通信制御部15とを備える。
以下に、各構成要素を説明する。
【0015】
[1−2.イベント受付部12の構成]
イベント受付部12は、発信側ポート10から送信されてきたメッセージを内部イベントとして受信する機能と、発信側ポート10へプロトコルのメッセージを送信する機能と、発信側ポート10から受け取ったイベント内容の正常性などを確認する機能、およびデータ制御部14へ通信制御に必要な情報をトランザクションとして転送する機能とを有する。
【0016】
ここで、イベント受付部12とリソース保護部16の詳細構成を図2に示す。図2に示すように、イベント受付部12は、入力イベント22を受け取るタイミングをスケジュールするスケジューラ21を有する。
スケジューラ21は、周期的にキュー群20を巡回して、予め定められたスケジュールに従って、キュー20a〜20eから入力イベントを1つずつ取り出して、イベント受付部12に取り込む機能を有する。
【0017】
[1−3.イベント送出部13の構成]
イベント送出部13は、着信側ポート10へ通信制御のメッセージを送受信する機能と、着信側ポート10から送信されてきたメッセージをイベントとして受け付ける機能と、着信側ポート10から受け取ったイベント内容の正常性などを確認する機能と、データ制御部14へ通信制御に必要な情報をトランザクションとして転送する機能とを有する。
【0018】
[1−4.データ制御部14の構成]
データ制御部14は、イベント受付部12およびイベント送出部13との間で、通信制御情報のトランザクションを送受信する機能を有する。
また、データ制御部14は、通信制御部15に対して通信制御に必要な情報をトランザクションで送受信する機能を有する。
【0019】
さらに、データ制御部14は、通信状態を受信トランザクションの内容に基づいて把握し、データベースに蓄積する機能を有する。例えば、何番の回線を接続したか等をデータベースに蓄積する。
また、データ制御部14は、受信トランザクションの着アドレスをキーにして、データベースに蓄積されているルーチングデータを検索することにより、着信端末が存在する出方路を検出する機能を有する。
データベースにデータを蓄積することにより、ネットワーク管理者が、蓄積されたデータに基づいて、回線の接続状況等を把握することが可能となり、効率の良い運用を行うための判断材料とすることができる。
【0020】
[1−5.通信制御部15の構成]
通信制御部15は、発信側の端末と着信側の端末との間で、信頼性のあるデータ通信を行うための制御をする機能を有する。例えば、ATMにおけるコネクションの設定、TCPにおけるデータ順序の保証機能等に相当する。
【0021】
[1−6.リソース保護部16の構成]
リソース保護部16は、システム内のコネクションの設定途中の状態も含めたリソース状態に基づいて判断することにより、システム内で処理を行わせるコネクション数を調整する機能を有する。
【0022】
また、図2に示すように、リソース保護部16は、イベント受付部12に受け付けられた入力イベント22のメッセージ内容に基づいて、予め定められたルールにしたがって、メッセージのパターンを自動的に判別し、パターンごとに定められたサービスの有効度に応じて、入力イベント22を優先度が設定されたキュー20a〜20eに登録したり、過剰に受け付けられているメッセージについては廃棄するイベント制御部23を有する。
予め定められたルールとしては、例えば、発着アドレスの組み合わせが同一であるイベントが複数受け付けられた場合には、優先度が通常よりも低く設定されたキュー20b〜20eに登録する等がある。
これらにより、システムに対して、連続で高速な多くのメッセージが発信されても、リソースを枯渇することなくシステムを使用できる。
【0023】
[2.動作]
[2−1.リソース保護部16とイベント受付部12の動作]
次に、リソース保護部16とイベント受付部12の動作例を図2を参照して説明する。
まず、イベント受付部12が、外部からの入力イベント22を受信すると、イベント受付部12では、入力イベント22の情報をリソース保護部16に送信する。
リソース保護部16にあるイベント制御部23では、イベント受付部12から受信した入力イベント22の情報を、予め定められたルールに従ってパターン分けし、そのパターン内でのサービスの有効度に応じて、優先度が設定されたキュー20a〜20eに振り分けて登録する。
この場合の優先度とは、イベント受付部12が実際に入力イベント22の処理を受け付けるときの優先順位をいう。
【0024】
また、優先度は、入力イベント22の数により変化するが、その変化のさせ方は、予め定められたアルゴリズムに従う。
予め定められたアルゴリズムとしては、例えば、キューに登録された入力イベント数の多少によって、優先順位を変化させるように定められている場合がある。
以下に具体例を説明する。
【0025】
まず最初に、優先順位が第2位である優先度2のキュー20bと優先順位が第3位である優先度3のキュー20cとがあり、優先度2のキュー20bには入力イベントが3個あり、優先度3のキュー20cには入力イベントが4個あったとする。
その後、優先度2のキュー20bに2個の入力イベントが追加された場合には、優先度2に登録されている入力イベントが5個となり、優先度3に登録されている入力イベント数よりも多くなる。
そのような場合には、優先度2と優先度3のキューに設定された優先順位を入れ替える。
なお、優先度が第1位である優先度1のキュー20aは、最初から存在するキューであり、異常がないと判断された通常の入力イベント22が登録される。
【0026】
また、パターン分けされた入力イベント22は、その入力イベント22の情報である発アドレスや発ポート番号等ごとにインデックスが設けられてキュー20a〜20eに登録される。
【0027】
キュー20に登録された入力イベント22は、スケジューラ21により予め定められたスケジュールに従って、イベント受付部12に取り込まれる。
予め定められたスケジュールとしては、例えば、各キュー20a〜20cを10周巡回する場合を基準として、10周のうちの5周は、優先度1のキュー20aから入力イベント22を1つ取り出し、10周のうちの3周は、優先度2のキュー20bから入力イベント22を1つ取り出し、10周のうちの2周は、優先度3のキュー20cから入力イベント22を1つ取り出すというように、優先度が下がるにしたがって取り出す割合を減らしていく方法がある。
なお、スケジューラ21を利用して入力イベント22を取り込む場合は、キュー20a〜20eに割り当てられた発アドレス等のインデックスには関係なく、優先度により判断される。
【0028】
[2−2.リソース保護部16のイベント振り分けの動作]
次に、リソース保護部16が、サービスの継続を目的とした場合の判断基準の有効度に基づいて優先度を決定する動作例を図3および図4に示す。
【0029】
[2−2−1.単一ポートで受け付ける場合の動作]
まず、発信側ポート10が、単一である場合の動作例について図3を参照して説明する。
第一のパターン例として、入力イベント22が、特定の発アドレスから特定の着アドレスへ連続して発呼されている場合には、交換局等であるノードへの攻撃とみなすことができる。
第一のパターン例では、サービスの継続を優先させる場合の判断基準の有効度を、高い方から、残りリソース数、発着アドレスの組み合わせ、発ポート番号の順に設定する。
入力イベント22は、イベント制御部23で、有効度の高い順に判断されて、スケジューラ21に取り込まれる際の優先度が設定されたキューに振り分けられるが、第一のパターン例におけるキューの優先度は、発着アドレスの組み合わせ、発ポート番号の順に設定される。
【0030】
第二のパターン例として、入力イベント22が、特定の発アドレスから任意の着アドレスへ連続して発呼されている場合には、交換局等であるノードへの攻撃とみなすことができる。
第二パターン例では、サービスの継続を優先させる場合の判断基準の有効度を、高い方から、残りリソース数、発アドレス、発ポート番号の順に設定する。
入力イベント22は、イベント制御部23で、有効度の高い順に判断されて、スケジューラ21に取り込まれる際の優先度が設定されたキューに振り分けられるが、第二のパターン例におけるキューの優先度は、発アドレス、発ポート番号の順に設定される。
【0031】
第三のパターン例として、入力イベント22が、任意の発アドレスから特定の着アドレスへ連続して発呼されている場合には、同じような状況が、イベント発生時の輻輳現象として一般的に発生する場合もあるため、異常な処理とはみなさない。ただし、システムを防御する必要がある場合には、着アドレスによる規制が有効となる。
第三パターン例では、サービスの継続を優先させる場合の判断基準の有効度を、高い方から、残りリソース数、着アドレス、発ポート番号の順に設定する。
入力イベント22は、イベント制御部23で、有効度の高い順に判断されて、スケジューラ21に取り込まれる際の優先度が設定されたキューに振り分けられるが、第三のパターン例におけるキューの優先度は、着アドレス、発ポート番号の順に設定される。
【0032】
第四のパターン例として、入力イベント22が、任意の発アドレスから任意の着アドレスへ連続して発呼されている場合には、通常のサービスが行われている可能性もあるため、異常な処理とはみなさない。ただし、残りのリソース数により、必要に応じて発ポート番号による規制が有効となる。
第四パターン例では、サービスの継続を優先させる場合の判断基準を、残りリソース数に設定する。
【0033】
上述した各パターンに記された順に有効度を設定するのは、以下の理由による。
まず、残りリソース数による判断の有効度を最も高く設定したのは、残りリソース数がシステムを防御する上で最も基本となる要素だからである。
次に、発着アドレスによる判断の有効度を、発ポート番号による判断の有効度よりも高く設定したのは、発ポート番号で規制をかけると、当該ポートで受け付けられるメッセージがすべて処理できなくなるため、サービスの継続を優先させるときには、規制をかける範囲が発ポート番号よりも狭い発着アドレスによる規制の有効度を高くしたほうがよいからである。
【0034】
また、このように有効度を設定することにより、例えば第一のパターンの場合、リソース保護部16にあるイベント制御部23は、入力イベント22を受信した場合に、まず、第一の処理として残りリソース数から判断し、残りリソースがあるときには、入力イベント22を受け付けて、残りリソースがないときにのみ、入力イベントの廃棄を行う。
そして、第二の処理としては、入力イベント22の発着アドレスの組み合わせから判断して、連続して発生していなければ、入力イベント22を受け付けて、連続して発生している場合には、対象の発着アドレスの組み合わせをもつ入力イベント22の優先度を低くするか廃棄する。
さらに、第三の処理として、入力イベント22の発ポート番号から判断して、連続して発生していなければ、入力イベント22を受け付けて、連続して発生している場合には、対象の発ポート番号をもつ入力イベント22の優先度を低くするか廃棄する。
【0035】
[2−2−2.複数のポートで受け付ける場合の動作]
次に、発信側ポート10が、複数ある場合の動作例についてを図4を参照して説明する。なお、各パターンごとの有効度の設定理由および動作は、単一ポートで受け付ける場合と同じである。
第一のパターン例として、入力イベント22が、特定の発アドレスから特定の着アドレスへ連続して発呼されている場合には、通常、複数ポートからの発信で発生することはありえないと判断する。
第一のパターン例では、サービスの継続を優先させる場合の判断基準の有効度を、高い方から、残りリソース数、発着アドレスの組み合わせの順に設定する。
【0036】
第二のパターン例として、入力イベント22が、特定の発アドレスから任意の着アドレスへ連続して発呼されている場合には、通常、複数ポートからの発信で発生することはありえないと判断する。
第二パターン例では、サービスの継続を優先させる場合の判断基準の有効度を、高い方から、残りリソース数、発アドレスの順に設定する。
【0037】
第三のパターン例として、入力イベント22が、任意の発アドレスから特定の着アドレスへ連続して発呼されている場合には、同じような状況が、イベント発生時の輻輳現象として一般的に発生する場合もあるため、異常な処理とはみなさない。ただし、システムを防御する必要がある場合には、着アドレスによる規制が有効となる。
第三パターン例では、サービスの継続を優先させる場合の判断基準の有効度を、高い方から、残りリソース数、着アドレスの順に設定する。
【0038】
第四のパターン例として、入力イベント22が、任意の発アドレスから任意の着アドレスへ連続して発呼されている場合には、通常のサービスが行われている可能性もあるため、異常な処理とはみなさない。よって、残りのリソース数により必要に応じて規制を行う。
第四パターン例では、サービスの継続を優先させる場合の判断基準を、残りリソース数に設定する。
【0039】
[2−3.リソース保護部16の動作]
次に、リソース保護部16の動作例を図5を参照して説明する。
入力イベント22が発生すると、イベント受付部12では、入力イベント22の情報のうち、例えば発ポート番号および発アドレス等をリソース保護部16へ送信する(ステップ10)。そして、リソース保護部16では、データ制御部14を通じて、通信制御部15でのコネクションの確立状態および確立途中状態を検出し、システム全体のコネクション制御用のリソースに空きがあるか否かを判断する(ステップ11)。
【0040】
ステップ11の判断において、コネクション制御用のリソースに空きがない場合は(ステップ11;No)、入力イベント22を廃棄して、イベント受付部12から入力イベント22を解放する(ステップ17)。
一方、ステップ11の判断において、コネクション制御用のリソースに空きがある場合は(ステップ11;Yes)、入力イベント22の発アドレスと着アドレスとの組み合わせをキーにしてリストを作成し、リソース保護部16内で、同一の発着アドレスの組み合わせによる処理が存在するか否かを判断する(ステップ12)。
【0041】
ステップ12の判断において、リソース保護部16内に、同一の発着アドレスの組み合わせによる処理が存在する場合は(ステップ12;Yes)、処理をステップ18に移行する。
一方、ステップ12の判断において、リソース保護部16内に、同一の発着アドレスの組み合わせによる処理が存在しない場合は(ステップ12;No)、入力イベント22の発アドレスをキーにしてリストを作成し、リソース保護部16内で、同一の発アドレスによる処理が存在するか否かを判断する(ステップ13)。
【0042】
ステップ13の判断において、リソース保護部16内に、同一の発アドレスの組み合わせによる処理が存在する場合は(ステップ13;Yes)、処理をステップ21に移行する。
一方、ステップ13の判断において、リソース保護部16内に、同一の発アドレスの組み合わせによる処理が存在しない場合は(ステップ13;No)、入力イベント22の着アドレスをキーにしてリストを作成し、リソース保護部16内で、同一の着アドレスによる処理が存在するか否かを判断する(ステップ14)。
【0043】
ステップ14の判断において、リソース保護部16内に、同一の着アドレスによる処理が存在する場合は(ステップ14;Yes)、処理をステップ24に移行する。
一方、ステップ14の判断において、リソース保護部16内に、同一の着アドレスによる処理が存在しない場合は(ステップ14;No)、入力イベント22の発ポート番号をキーにしてリストを作成し、リソース保護部16内で、同一の発ポート番号による処理が存在するか否かを判断する(ステップ15)。
【0044】
ステップ15の判断において、リソース保護部16内に、同一の発ポート番号による処理が存在する場合は(ステップ15;Yes)、処理をステップ27に移行する。
一方、ステップ15の判断において、リソース保護部16内に、同一の発ポート番号による処理が存在しない場合は(ステップ15;No)、通常のキューである優先度第1位のキュー20aに登録して(ステップ15)、処理を終了する。
【0045】
また、ステップ12の判断において、リソース保護部16内に、同一の発着アドレスの組み合わせによる処理が存在する場合は(ステップ12;Yes)、同一の発着アドレスの組み合わせによる処理回数が、予め定めた設定回数を超えているか否かを判断する(ステップ18)。
ステップ18の判断において、同一の発着アドレスの組み合わせによる処理回数が、予め定めた設定回数を超えていない場合は(ステップ18;No)、発着アドレスの組み合わせをキーとしたキューである優先度第2位のキュー20bに登録して(ステップ19)、処理を終了する。
一方、ステップ18の判断において、同一の発着アドレスの組み合わせによる処理回数が、予め定めた設定回数を超えている場合は(ステップ18;Yes)、優先度第2位のキュー20bから、設定回数を超えているイベントを廃棄して(ステップ20)、処理を終了する。
このように、同一の発着アドレスの組み合わせによる処理が連続して発生している場合には、通信制御装置1への攻撃の可能性があると判断することができる。
【0046】
また、ステップ13の判断において、リソース保護部16内に、同一の発アドレスによる処理が存在する場合は(ステップ13;Yes)、同一の発アドレスによる処理回数が、予め定めた設定回数を超えているか否かを判断する(ステップ21)。
ステップ21の判断において、同一の発アドレスによる処理回数が、予め定めた設定回数を超えていない場合は(ステップ21;No)、発アドレスをキーとしたキューである優先度第3位のキュー20cに登録して(ステップ22)、処理を終了する。
一方、ステップ21の判断において、同一の発アドレスによる処理回数が、予め定めた設定回数を超えている場合は(ステップ21;Yes)、優先度第3位のキュー20cから、設定回数を超えているイベントを廃棄して(ステップ23)、処理を終了する。。
このように、同一の発アドレスによる処理が連続して発生している場合には、通信制御装置1への攻撃の可能性があると判断することができる。
【0047】
また、ステップ14の判断において、リソース保護部16内に、同一の着アドレスによる処理が存在する場合は(ステップ14;Yes)、同一の着アドレスによる処理回数が、予め定めた設定回数を超えているか否かを判断する(ステップ24)。
ステップ24の判断において、同一の着アドレスによる処理回数が、予め定めた設定回数を超えていない場合は(ステップ24;No)、着アドレスをキーとしたキューである優先度第4位のキュー20dに登録して(ステップ25)、処理を終了する。
一方、ステップ24の判断において、同一の着アドレスによる処理回数が、予め定めた設定回数を超えている場合は(ステップ24;Yes)、優先度第4位のキュー20dから、設定回数を超えているイベントを廃棄して(ステップ26)、処理を終了する。
【0048】
また、ステップ15の判断において、リソース保護部16内に、同一の発ポート番号による処理が存在する場合は(ステップ15;Yes)、同一の発ポート番号による処理回数が、予め定めた設定回数を超えているか否かを判断する(ステップ27)。
ステップ27の判断において、同一の発ポート番号による処理回数が、予め定めた設定回数を超えていない場合は(ステップ27;No)、発ポート番号をキーとしたキューである優先度第5位のキュー20eに登録して(ステップ28)、処理を終了する。
一方、ステップ27の判断において、同一の発ポート番号による処理回数が、予め定めた設定回数を超えている場合は(ステップ27;Yes)、優先度第5位のキュー20eから、設定回数を超えているイベントを廃棄して(ステップ29)、処理を終了する。
【0049】
[3.本実施形態の効果]
上述のように、発信端末側からの入力イベント22に規制をかける場合に、リソースの空き状況、発着アドレスの組み合わせの存在状況、発アドレスの存在状況、着アドレスの存在状況、発ポート番号の存在状況の順に判断をすることにより(ステップ11〜ステップ15)、各要素に応じた細かな設定をすることが可能となるため、サービスを停止することによる悪影響を最小限に抑えることができる。
【0050】
また、発着アドレスの組み合わせの存在状況、発アドレスの存在状況、着アドレスの存在状況、発ポート番号の存在状況に合わせて、処理の優先度を通常よりも低く設定することにより(ステップ19、ステップ22、ステップ25、ステップ28)、攻撃の可能性がある入力イベント22の処理を遅らせることができる。さらに、処理を遅らせた結果、処理待ちによるタイムアウトが発生することで、攻撃の可能性がある入力イベント22を減少させることができる。
【0051】
また、発着アドレスの組み合わせの存在状況、発アドレスの存在状況、着アドレスの存在状況、発ポート番号の存在状況が連続して過剰に存在すると判断された場合に、当該イベントを廃棄することにより(ステップ20、ステップ23、ステップ26、ステップ29)、リソースが落ちてしまうことを防ぐことができるため、その結果、リソースの保護を図ることができる。
【0052】
[3.変形例]
[3−1.第一変形例]
上述した実施形態においては、入力イベント22の情報に発アドレスが要素として含まれているが、入力イベント22の情報要素には必ずしも発アドレスが含まれていなくてもよい。発アドレスが含まれていない場合は、発アドレスによる判断を除いて処理を行えば、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0053】
[3−2.第二変形例]
上述した実施形態における、スケジューラ21は、予め定められたスケジュールに従って、優先度が設定されたキュー20a〜20eから入力イベント22を順次取り出しているが、上述のキュー20a〜20eとは別に緊急用のキューを設定しておき、緊急用のキューに入力イベント22が登録された場合には、各周期ごとに緊急用のキューから入力イベント22を取り出すようにしてもよい。これにより、急を要する特別な処理を行う場合には、他の入力イベント22が多数存在して、キューが混んでいるときでも、優先的に処理が行えるようになる。
【0054】
[3−3.第三変形例]
上述した実施形態においては、キュー20a〜20eに登録する情報は、入力イベント22に対応づけられたインデックスであるが、入力イベント22の情報そのものでもよい。要するに、各キュー20a〜20eに対して、どのような入力イベント22が登録されているのかが判別できればよい。
【0055】
[3−4.第四変形例]
上述した実施形態においては、スケジューラ21が、入力イベント22をキュー20a〜20eから1つずつ取り出しているが、一度に複数の入力イベント22を取り出してもよい。要するに、優先順位に従って、順次、入力イベント22の処理が行えればよい。
【0056】
[3−5.第五変形例]
上述した実施形態においては、イベント受付部12とイベント送出部13が別個に存在しているが、構成上1つにまとめてもよい。要するに、発信側の端末と着信側の端末との送受信が行える機能が備わっていればよい。
【0057】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、外部から攻撃を受けても交換局内にあるリソースの保護を行い、さらに、利用者へのサービスの提供も継続する通信制御装置および通信制御装置の制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である通信制御装置の機能構成を示す図である。
【図2】同実施形態におけるイベント受付部とリソース保護部の詳細構成を示す図である。
【図3】同実施形態におけるリソース保護部が、サービスの継続を目的とした場合の判断基準の有効度に基づいて優先度を決定する例1を示す図である。
【図4】同実施形態におけるリソース保護部が、サービスの継続を目的とした場合の判断基準の有効度に基づいて優先度を決定する例2を示す図である。
【図5】同実施形態におけるリソース保護部の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・・通信制御装置
2・・・・端末(送信端末、受信端末)
12・・・イベント受付部
16・・・リソース保護部
20・・・キュー(待ち行列手段)
22・・・入力イベント(入力情報)
23・・・イベント制御部(制御部)
21・・・スケジューラ(処理手段)

Claims (4)

  1. ネットワーク中に介在し、送信端末と受信端末とを接続する通信制御装置において、
    優先度が設定された複数の待ち行列手段と、
    前記送信端末から受信した入力情報を分類して前記待ち行列手段のいずれかに割り当てる制御手段と、
    前記各待ち行列手段に割り当てられた前記入力情報を前記各待ち行列手段の優先度に応じて順次、処理する処理手段と、
    を具備し、
    前記制御手段は、
    前記送信端末から前記入力情報を受信すると、通信制御用のリソースに空きがあるか否かを判定し、
    前記リソースに空きがあれば、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発着アドレスの組の中に、受信した前記入力情報の発着アドレスの組と同一となるものがあるか否かを判定し、同一となる組があり且つその同一となる回数が予め定めた設定回数を超えていなければ、受信した前記入力情報を第2位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる一方、前記同一となる回数が前記設定回数を超えていれば、受信した前記入力情報を廃棄し、
    前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発着アドレスの組の中に、受信した前記入力情報の発着アドレスの組と同一となるものがなければ、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発アドレスの中に、受信した前記入力情報の発アドレスと同一となるものがあるか否かを判定し、同一となる発アドレスがあり且つ同一となる回数が予め定めた設定回数を超えていなければ、受信した前記入力情報を第3位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる一方、前記同一となる回数が前記設定回数を超えていれば、受信した前記入力情報を廃棄し、
    前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発アドレスの中に、受信した前記入力情報の発アドレスと同一となるものがなければ、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の着アドレスの中に、受信した前記入力情報の着アドレスと同一となるものがあるか否かを判定し、同一となる着アドレスがあり且つ同一となる回数が予め定めた設定回数を超えていなければ、受信した前記入力情報を第4位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる一方、前記同一となる回数が前記設定回数を超えていれば、受信した前記入力情報を廃棄し、
    前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の着アドレスの中に、受信した前記入力情報の着アドレスと同一となるものがなければ、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発ポート番号の中に、受信した前記入力情報の発ポート番号と同一となるものがあるか否かを判定し、同一となる発ポート番号があり且つ同一となる回数が予め定めた設定回数を超えていなければ、受信した前記入力情報を第5位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる一方、前記同一となる回数が前記設定回数を超えていれば、受信した前記入力情報を廃棄し、
    前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発ポート番号の中に、受信した前記入力情報の発ポート番号と同一となるものがなければ、受信した前記入力情報を第1位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる
    ことを特徴とする通信制御装置。
  2. 第2位以下の優先度が設定された複数の待ち行列手段に対し、当該複数の待ち行列手段に割り当てられた前記入力情報の数が多いほど高い優先度を設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項1記載の通信制御装置。
  3. ネットワーク中に介在し、送信端末と受信端末とを接続する通信制御装置であって、優先度が設定された複数の待ち行列手段と、前記送信端末から受信した入力情報を分類して前記待ち行列手段のいずれかに割り当てる制御手段と、前記各待ち行列手段に割り当てられた前記入力情報を前記各待ち行列手段の優先度に応じて順次、処理す る処理手段とを具備する通信制御装置の制御方法において、
    前記制御手段は、
    入力情報を受け取ると、通信制御用のリソースに空きがあるか否かを判定し、
    前記リソースに空きがあれば、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発着アドレスの組の中に、受信した前記入力情報の発着アドレスの組と同一となるものがあるか否かを判定し、同一となる組があり且つその同一となる回数が予め定めた設定回数を超えていなければ、受信した前記入力情報を第2位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる一方、前記同一となる回数が前記設定回数を超えていれば、受信した前記入力情報を廃棄し、
    前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発着アドレスの組の中に、受信した前記入力情報の発着アドレスの組と同一となるものがなければ、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発アドレスの中に、受信した前記入力情報の発アドレスと同一となるものがあるか否かを判定し、同一となる発アドレスがあり且つ同一となる回数が予め定めた設定回数を超えていなければ、受信した前記入力情報を第3位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる一方、前記同一となる回数が前記設定回数を超えていれば、受信した前記入力情報を廃棄し、
    前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発アドレスの中に、受信した前記入力情報の発アドレスと同一となるものがなければ、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の着アドレスの中に、受信した前記入力情報の着アドレスと同一となるものがあるか否かを判定し、同一となる着アドレスがあり且つ同一となる回数が予め定めた設定回数を超えていなければ、受信した前記入力情報を第4位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる一方、前記同一となる回数が前記設定回数を超えていれば、受信した前記入力情報を廃棄し、
    前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の着アドレスの中に、受信した前記入力情報の着アドレスと同一となるものがなければ、前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発ポート番号の中に、受信した前記入力情報の発ポート番号と同一となるものがあるか否かを判定し、同一となる発ポート番号があり且つ同一となる回数が予め定めた設定回数を超えていなければ、受信した前記入力情報を第5位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる一方、前記同一となる回数が前記設定回数を超えていれば、受信した前記入力情報を廃棄し、
    前記複数の待ち行列手段に割り当てられた入力情報の発ポート番号の中に、受信した前記入力情報の発ポート番号と同一となるものがなければ、受信した前記入力情報を第1位の優先度が設定された前記待ち行列手段に割り当てる
    ことを特徴とする通信制御装置の制御方法。
  4. 前記通信装置の設定手段が、第2位以下の優先度が設定された複数の待ち行列手段に対し、当該複数の待ち行列手段に割り当てられた前記入力情報の数が多いほど高い優先度を設定することを特徴とする請求項3記載の制御方法。
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