JP4102486B2 - Car running test equipment - Google Patents

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JP4102486B2
JP4102486B2 JP19894398A JP19894398A JP4102486B2 JP 4102486 B2 JP4102486 B2 JP 4102486B2 JP 19894398 A JP19894398 A JP 19894398A JP 19894398 A JP19894398 A JP 19894398A JP 4102486 B2 JP4102486 B2 JP 4102486B2
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automobile
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test apparatus
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exhaust gas
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允和 山形
康博 樋口
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Sanki Engineering Co Ltd
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Sanki Engineering Co Ltd
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャーシダイナモメータ装置を用いて自動車の模擬走行試験を行う自動車の走行試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、シャーシダイナモメータ装置を用いた自動車の走行試験装置は、米国環境保護庁(EPA)の排ガス規制に準じた自動車のエンジン排ガス試験に関連して使用されている。
例えば、自動車組立ラインにおける車両排ガス用局所排気としては、社団法人空気調和・衛生工学会発行の「工場換気の理論と実践」(第175頁〜第177頁参照)が知られている。
【0003】
この自動車組立ラインにおける車両排ガス用局所排気は、組立終了後の車検ラインにおいて、機能検査のためにドラムテスタ・シャシーローラを用いて定置高速走行試験を行うものである。
通常、定置高速走行時,車両は最大6000rpmで定置走行するため、排ガスが車両のテールパイプ(60φ×2)より最大50m/sの速度でライン内に放出される。排ガスの温度は約160℃で、排ガス中にはCOが1〜4%含まれる。
【0004】
従来は、側方吸込みまたは下方吸込みのみにて排気を行っていたが、排ガスの速度が速いため捕集効率が悪く作業環境を汚染していた。
そこで、この問題を解決するために、下記の事項が検討されていた。
▲1▼車両の排ガス量および速度は車種および検査内容により異なるため、どの条件においても排ガスを効率良く捕集できること。
【0005】
▲2▼車両通行の支障とならないように吸込みフードをアップ・ダウン式とし、車両の定位置信号と連動させる。
▲3▼車両のテールパイプは車種により右、左または両方のケースがあるため、いずれにも対応できるフード形状とする。
▲4▼吹出しと吸込みの距離、吸込み風速は各種パターンについて模型実験を行い、最適吸込み風速を決定した。
【0006】
この検討結果により、案出されたのが、図4に示す自動車の走行試験装置である。
被試験車1は、走路2に沿って走行し、定置走行検査A、制動力検査B、排ガス検査Cが行われる。
そして、定置走行検査A、制動力検査Bにおいては、走路2に沿って設けられたピット3内に設置されたアップダウンフード5により排ガスが吸引されるようになっている。
【0007】
アップダウンフード5は、図5、図6に示すように、排風機10に連絡する排気ダクト6と、この排気ダクト6の開口端部に設けた油圧シリンダ7と、この油圧シリンダ7によって開閉される蓋8と、この蓋8を取り付けるとともに走路2に設けられた開口部9とで構成されている。
ここで、アップダウンフード5は、高速回転時には排ガスの吐出速度が大きいためフード面に当たったときの動圧による拡散を防ぎ、また、アイドリング時は吐出速度が小さいため、ある距離をおいても排ガスの捕集効率が落ちないように設計されている。
【0008】
また、吸込み口と排ガス吐出側の位置、吸込みの形状、吸込み風速の関係を模型実験により求め、フード開口面吸込み風速は3.5〜4.0m/s、吸込み風量は200m3/minとした。
一方、アップダウンフード以外の系統も同一の排風機系統で排気しており、各系統の排気風量は図4に示すとおりである。
【0009】
ダクト内圧力損失は、1.47Pa/m{0.15mmAq/m}としての排風機全圧を決定した。
排風機10としては、軸流ファン(ベルト掛け)が用いられた。
#900×670m3/min×80mmAq×22kW
なお、軸流送風機は電動機外置きベルト掛け方式とした。
【0010】
また、空調機11が設けられていて、ラインが空調されている。
一方、定置走行検査Aでは、被試験車1が走行する走路2に、被試験車1の駆動輪1aを載せるローラ部を並列配置してなるロードローラ16と、被試験車1の従動輪1bを載せるフリーローラ17とが設けられている。
そして、ロードローラ16はシャーシダイナモメータ装置15に連絡している。
【0011】
このように構成された自動車の走行試験装置によれば、次のような設置効果が奏される。
▲1▼ライン周囲の作業環境としてCO濃度を10ppm以下とすることができた。
▲2▼従来方式と比べて排風量は30%程度低減できた。
▲3▼コンパクト、軽量化が可能となった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の自動車の走行試験装置においては、次のような問題点が指摘されている。
定置走行検査Aにおいて、排ガスが十分排気されていないおそれがある。
【0013】
これは、アップダウンフード5の開いている時間が短い、エンジンからアップダウンフード5までの距離が6m近くあり吸い込みが捕捉できない、十分な排気設備がないなどが上げられる。
また、図5に示すように、エンジンルームもしくはタイヤ付近から異臭イ、ロが発生する。
【0014】
また、タイヤ付近から発生する異臭ロは、駆動輪1aとロードローラ16との摩擦により生ずるものである。
一方、制動力検査Bにおいても、排ガス臭が発生する。また、定置走行検査Aよりは弱いが異臭が発生する。
これも、定置走行検査Aと同様の問題と思われる。
【0015】
そこで、走路2に扇風機を設置し、扇風機をまわすと悪臭が拡散し、一時的には悪臭を感じなくなる。
しかし、扇風機を止めると滞留し、作業環境悪化する。
また、扇風機が外乱となり、アップダウンフード5ヘの吸い込み流れがとぎれるという問題がある。
【0016】
従って、扇風機などを併設しても上述したような問題の解決とは成り得なかった。
そこで、定置走行検査A、制動力検査Bが終わってもしばらく排気する以外に解決策がなかった。
本発明はかかる従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、車検ラインにおける定置走行検査、制動力検査での異臭を確実に除去することが可能な自動車の検査装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る自動車の走行試験装置は、被試験車が走行する走路に設けられ、被試験車の駆動輪を載せるローラ部が並列配置されたロードローラと、前記ロードローラに連絡するシャーシダイナモメータ装置と、開閉自在な蓋を備え、前記ロードローラ上で模擬走行試験中の被試験車の排ガスを吸引する排ガス吸引装置と、この排ガス吸引装置に連絡し、排ガスを系外に排出する排気装置と、前記ロードローラの前方に位置し、該ロードローラ上で模擬走行試験中の被試験車の前方から前記排ガス吸引装置に向かって高速噴流を発生させるノズルとを備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項2に係る自動車の走行試験装置は、請求項1記載の自動車の走行試験装置において、前記ノズルは、昇降自在に設置されていることを特徴とする。
請求項3に係る自動車の走行試験装置は、請求項1または請求項2記載の自動車の走行試験装置において、前記ノズルは、被試験車の駆動輪間に位置することを特徴とする。
【0019】
請求項4に係る自動車の走行試験装置は、請求項1ないし請求項3の何れか1項記載の自動車の走行試験装置において、前記ノズルの高さは、被試験車の最低地上高より低いことを特徴とする。
請求項5に係る自動車の走行試験装置は、請求項1ないし請求項4の何れか1項記載の自動車の走行試験装置において、前記ノズルは、2個であり、かつ前記走路に沿って平行に配設されていることを特徴とする。
【0020】
請求項6に係る自動車の走行試験装置は、請求項1ないし請求項5の何れか1項記載の自動車の走行試験装置において、前記ノズルは、前記走路に設けられるとともに開閉自在な蓋を備えた開口部内に昇降自在に配設されていることを特徴とする。
請求項7に自動車の走行試験装置は、請求項1ないし請求項6の何れか1項記載の自動車の走行試験装置において、前記ノズルは、前記走路の下部に設けられたピット内に位置するファンに連絡し、このファンからの給気によって高速噴流を生じることを特徴とする。
【0021】
(作用)
請求項1ないし請求項7に係る自動車の走行試験装置においては、被試験車が駆動輪をロードローラに載せ、所定の検査項目に従って試験走行状態になると、駆動輪とロードローラとの間での摩擦によって、駆動輪から異臭が発生する。
この異臭は、ロードローラ上で模擬走行試験中の被試験車の前方から排ガス吸引装置に向かってノズルから噴出される高速噴流によって、排ガス吸引装置に向かって強制的に排出される。
【0022】
また、エンジンルームから発生する異臭は、同様にノズルから噴出される高速噴流によって、排ガス吸引装置に向かって強制的に排出される。
この際、ノズルから噴出される高速噴流による誘引効果によって、被試験車の周囲から大量の空気を吸い込み、異臭を効果的に排ガス吸引装置へ誘導することが可能となる。
【0023】
請求項2に係る自動車の走行試験装置においては、被試験車が各検査毎に移動する際には、ノズルが走路より下降するため、障害となることがない。
また、被試験車に応じて、ノズルを適切な高さに固定することが可能となる。
請求項3に係る自動車の走行試験装置においては、ノズルが被試験車の駆動輪間に位置するので、被試験車が各検査毎に移動する際に、障害となることがない。
【0024】
請求項4に係る自動車の走行試験装置においては、ノズルの高さは、被試験車の最低地上高より低いので、ノズルから噴出される高速噴流による誘引効果によって、被試験車の周囲から大量の空気を吸い込み、異臭を効果的に排ガス吸引装置へ誘導することが可能となる。
請求項5に係る自動車の走行試験装置においては、2個のノズルが、走路に沿って平行に配設されているので、ノズルから噴出される高速噴流による誘引効果によって、被試験車の周囲から大量の空気を吸い込み、異臭を効果的に排ガス吸引装置へ誘導することが可能となる。
【0025】
請求項6に係る自動車の走行試験装置においては、ノズルが、走路に設けられるとともに開閉自在な蓋を備えた開口部内に昇降自在に配設されているので、被試験車が各検査毎に移動する際に、障害となることがない。
請求項7に自動車の走行試験装置においては、ノズルが、走路の下部に設けられたピット内に位置するファンによって高速噴流を発生するので、特別な配管を設ける必要がない。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面により説明する。
図1および図2は、本発明に係る自動車の走行試験装置の第一実施形態を示す(請求項1ないし請求項7に対応する)。
本実施形態に係る自動車の走行試験装置は、図4における定置走行検査Aに対応するものである。
【0027】
また、図5における従来の自動車の走行試験装置との相違点は、走路2に2つのノズル20を油圧シリンダ21を介して昇降自在に設けた点にある。従って、本実施形態では、図4、図5における同一構成要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
ノズル20は、図2に示すように、被試験車1の駆動輪1a,1aの間隔S1より小さい間隔S2で、走路2に対して平行になるように対向して設けられている。ここで、間隔S2は、被試験車1の下部に設けられているテールパイプとタイヤ幅により決められるが、例えば、被試験車1のセンターから400mm〜600mmである。
【0028】
ノズル20は、内口径20mmで、布巻き製のゴムホースなどの耐圧ホース22を介してピット3内に設置した給気ファン23に連絡している。
ノズル20と空気圧シリンダ21とは、フランジ24を介して連結しており、空気圧シリンダ21によって上下方向に伸縮できるようになっている。
【0029】
ノズル20の高さは、被試験車1に接触しない程度とされ、例えば、被試験車1の最低地上高150mm以下(普通乗用車の場合、床下の高さは100〜180mm)、後輪ドラムの障害物110mm以上とする。
このノズル20を出没させる位置には、開口部25が形成されている。この開口部25には、開閉自在な蓋26が取り付けられている。蓋26は図示しないヒンジを介して取り付けられている。蓋26は、空気圧シリンダ27によって開閉される。
【0030】
開口部25は、被試験車1のタイヤが踏まない位置に設けられている。
また、開口部25は、被試験車1のバンパ1cより次の制動力検査B方向に500mm離れた位置に設けられている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
先ず、図4における定置走行検査Aに被試験車1が進入し、この位置で停止すると、被試験車1がロードローラ16上にいることを図示しないセンサが感知し、このセンサからの指令によって、空気圧シリンダ27が作動して、蓋26を開く。
【0031】
次いで、図示しないセンサが蓋26の開放を感知し、このセンサからの指令によって、空気圧シリンダ21が作動して、ノズル20を開口部25から走路2上に突出させ、被試験車1の最低地上高150mm以下の所定の位置で停止させる。
同時に、被試験車1がロードローラ16上にいることを図示しないセンサが感知し、このセンサからの指令によって、アップダウンフード5では、空気圧シリンダ7が作動して、蓋8を開き、被試験車1の排ガスを吸引する。
【0032】
この状態で、ノズル20が所定の位置に突出したことを図示しないセンサが感知し、このセンサからの指令によって、給気ファン23が作動し、ノズル20からアップダウンフード5の開口部9に向かって、初速45m/s以上で空気を噴き出して高速噴流を発生させる。
そして、被試験車1の駆動輪1aがロードローラ16上で回転し、シャーシダイナモメータ装置15による検査が行われる。
【0033】
この検査中に、エンジンから発生する異臭イやタイヤとロードローラ16との摩擦によって発生する異臭ロ(図5参照)は、ノズル20からアップダウンフード5の開口部9に向かう高速噴流によって、アップダウンフード5の開口部9へ強制的に送られる。
同時に、図2に示すように、ノズル20からの高速噴流によって、被試験車1の周囲から矢印で示すように大量の空気が誘引され、アップダウンフード5の開口部9へ強制的に送られる異臭の拡散を防止することができる。
【0034】
そして、所定の検査が終了し、被試験車1の駆動輪1aがロードローラ16による拘束状態が解除されると、図示しないセンサがこれを感知し、このセンサからの指令により、空気圧シリンダ21が作動して、ノズル20を開口部25内に格納する。
次いで、ノズル20の格納を図示しないセンサが感知し、このセンサからの指令によって、空気圧シリンダ27が作動して、蓋26を閉じる。
【0035】
次いで、蓋26の閉鎖を図示しないセンサが感知し、このセンサからの指令によって、被試験車1が次の制動力検査Bへ移動する。
同時に、空気圧シリンダ7が作動して、アップダウンフード5の蓋8を閉じる。
以上によって、定置走行検査Aが完了する。
以上のように、本実施形態によれば、定置走行検査Aにおいて、2つのノズル20が被試験車1の前方に突出し、被試験車1の床下を利用して、各ノズル20からアップダウンフード5の開口部9に向かって高速噴流を発生させることによって、被試験車1の周囲から大量の空気を誘引することができるので、検査中発生するエンジンからの異臭イやタイヤとロードローラ16との摩擦による異臭ロ(図5参照)を、拡散することなく、アップダウンフード5の開口部9へ強制的に送り、確実に排気することができる。
【0036】
従って、異臭イ、ロの発生源が、アップダウンフード5から離れていても、滞留させることなく、速やかに排気することができる。
このため、検査ラインにおける環境悪化を確実に防止することが可能となる。
また、2つのノズル20は、定置走行検査Aにおいて、走路2上に突出し、被試験車1が次の制動力検査Bへ移動する際には、走路2下に没入するから、被試験車1の走行の支障となることがない。
【0037】
さらに、2つのノズル20は、ピット3内に設けた給気ファン23によって高速噴流を発生させることができるので、特別な配管を設置する必要がない。
図3は、本発明に係る自動車の走行試験装置の第二実施形態を示す(請求項1、請求項3、請求項4、請求項5、請求項7に対応する)。
本実施形態に係る自動車の走行試験装置は、ノズル20が昇降せず、被試験車1の床下に位置するとともに、左右のタイヤの間に位置するように設定されている。
【0038】
本実施形態においても、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
次に、ノズル20の内口径と、アップダウンフード5の開口部9へ到達距離との関係について説明する。
ここで、ノズル20の内口径をd、その初速をV0、初風量をQ0、アップダウンフード5の開口部9における残風速をVc、最終風速をQC、ノズル20からアップダウンフード5の開口部9までの距離をXとする。
【0039】
これを、社団法人空気調和・衛生工学会発行の「工場換気の理論と実践」(第19頁)の実用式(1)、(2)に当てはめると、次のことが算出される。
c/V0=6.3・d/x・・・(1)
C/Q0=0.32・x/d・・・(2)
条件:アップダウンフード5の排気量を12,000m3/h、アップダウンフード5の開口部吸込み風速を3.5m/sとする。
【0040】
実物大模型実験(図1、図2と同等)
ノズル内口径 20mm
初速 V0=47m/s
ノズル1個当たり初風量 Q0=53m3/h
到達距離 X=6m
残風速 Vc=6.3×d/x×V0=6.3×0.02/6×47
=0.987m/s≒1.0m/s
1台当たりの最終風量 QC=0.32×x/d×Q0
=0.32×6/0.02×53=5,088m3/h
ノズル2台設置および被試験車のシート下と床上との制限流より合成風量は、2台分の80%と想定すると、誘引量は次のようになる。
【0041】
誘引量=5,100m3/h×2×0.8=8,160m3/h
従って、誘引量は、アップダウンフード5の排気量12,000m3/hの約70%となる。
次に、実験データよりノズル20の風量を60m3/hとする場合について説明する。
【0042】
例1
ノズル内口径20mm、初速V0=53m/s、残風速Vc=1.0m/sとして、到達距離Xは、X=6.3×0.02×53/1=6.6mとなる。
また、誘引量QCは、QC=0.32×6/0.02×60=5,760m3/hとなる。
【0043】
従って、合成風量Qは、Q=5,760×2×0.8=9,200m3/hとなる。
この結果、合成風量Qは、アップダウンフード5の排気量12,000m3/hの約77%となる。
例2
ノズル内口径40mm、初速V0=13m/s、残風速Vc=1.0m/sとして、到達距離Xは、X=6.3×0.04×13/1=3.3mとなる。
【0044】
従って、これでは、ノズル20からの高速噴流がアップダウンフード5に届かない。
なお、上記各実施形態において、ノズル20の内口径を20mmの場合について説明したが、内口径が小さいほど誘引量は大きいので、20mmに限ることはない。また、内口径が小さいほど被試験車1の邪魔にならず、好ましい。
【0045】
また、上記各実施形態において、検査ラインについて説明したが、本発明はこれに限らず、シャーシダイナモメータ装置を用いる走行試験装置であれば良く、特にこれらに限定するものではない。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、請求項1ないし請求項7に係る自動車の走行試験装置によれば、被試験車が駆動輪をロードローラに載せて行われる試験走行試験中に発生する異臭を、被試験車の前方に設けたノズルから噴出される高速噴流およびこの高速噴流による誘引効果によって、排ガス吸引装置に向かって強制的に排出するとともに、被試験車の周囲から大量の空気を吸い込み、異臭を効果的に排ガス吸引装置へ誘導することが可能となる。
【0047】
この結果、シャーシダイナモメータ装置を備えた自動車の走行試験装置の環境悪化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る自動車の走行試験装置を示す説明図である。
【図2】図1を上面から示す説明図である。
【図3】本発明の第二実施形態に係る自動車の走行試験装置を示す説明図である。
【図4】従来の自動車の走行試験装置における機能検査ラインを示す説明図である。
【図5】図4における自動車の走行試験装置を示す説明図である。
【図6】図5を上面から示す説明図である。
【符号の説明】
1 試験車
1a 駆動輪
2 走路
3 ピット
5 アップダウンフード
6 排気ダクト
7 空気圧シリンダ
8 蓋
9 開口部
10 排風機
11 空調機
15 シャーシダイナモメータ装置
16 ロードローラシャッタ
17 フリーローラ
20 ノズル
21、27 空気圧シリンダ
22 耐圧ホース
23 給気ファン
25 開口部
26 蓋
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an automobile running test apparatus that performs a simulated running test of an automobile using a chassis dynamometer device.
[0002]
[Prior art]
As is well known, an automobile running test apparatus using a chassis dynamometer apparatus is used in connection with an automobile engine exhaust gas test in accordance with exhaust gas regulations of the US Environmental Protection Agency (EPA).
For example, “theory and practice of factory ventilation” (see pages 175 to 177) published by the Japan Air Conditioning and Sanitation Engineering Society is known as a local exhaust for vehicle exhaust gas in an automobile assembly line.
[0003]
The local exhaust for vehicle exhaust gas in the automobile assembly line is a stationary high-speed running test using a drum tester and a chassis roller for functional inspection in the vehicle inspection line after assembly.
Normally, during stationary high speed running, the vehicle runs stationary at a maximum of 6000 rpm, so exhaust gas is discharged into the line at a maximum speed of 50 m / s from the tail pipe (60φ × 2) of the vehicle. The temperature of the exhaust gas is about 160 ° C., and 1-4% of CO is contained in the exhaust gas.
[0004]
Conventionally, exhaust is performed only by side suction or downward suction. However, since the exhaust gas has a high speed, the collection efficiency is poor and the work environment is contaminated.
In order to solve this problem, the following matters have been studied.
(1) The exhaust gas volume and speed of the vehicle vary depending on the vehicle type and inspection contents, so that exhaust gas can be efficiently collected under any conditions.
[0005]
(2) The suction hood is made up and down so as not to interfere with vehicle traffic, and is linked to the vehicle's fixed position signal.
(3) Since the tail pipe of the vehicle has right, left, or both cases depending on the vehicle type, it should have a hood shape that can accommodate both.
(4) The optimum suction wind speed was determined by conducting model experiments for various patterns of the distance between the blowout and the suction and the suction wind speed.
[0006]
Based on the results of this study, the vehicle running test apparatus shown in FIG. 4 has been devised.
The vehicle under test 1 travels along the road 2 and a stationary travel inspection A, a braking force inspection B, and an exhaust gas inspection C are performed.
In the stationary traveling inspection A and the braking force inspection B, the exhaust gas is sucked by the up / down hood 5 installed in the pit 3 provided along the traveling road 2.
[0007]
As shown in FIGS. 5 and 6, the up / down hood 5 is opened and closed by an exhaust duct 6 communicating with the exhaust fan 10, a hydraulic cylinder 7 provided at an opening end of the exhaust duct 6, and the hydraulic cylinder 7. The lid 8 and the opening 9 provided in the runway 2 while the lid 8 is attached.
Here, since the up / down hood 5 has a high exhaust gas discharge speed at high speed rotation, it prevents diffusion due to dynamic pressure when it hits the hood surface. Also, since the discharge speed is low at idling, the up / down hood 5 has a certain distance. It is designed so that exhaust gas collection efficiency does not drop.
[0008]
Further, the relationship between the position of the suction port and the exhaust gas discharge side, the shape of the suction, and the suction air speed was obtained by model experiments, the hood opening surface suction air speed was 3.5 to 4.0 m / s, and the suction air amount was 200 m 3 / min. .
On the other hand, systems other than the up / down hood are exhausted by the same exhaust fan system, and the exhaust air volume of each system is as shown in FIG.
[0009]
The pressure loss in the duct determined the total pressure of the exhaust fan as 1.47 Pa / m {0.15 mmAq / m}.
An axial fan (belt hook) was used as the exhaust fan 10.
# 900 × 670m 3 / min × 80mmAq × 22kW
In addition, the axial-flow fan was a motor-exposed belt-hanging system.
[0010]
Moreover, the air conditioner 11 is provided and the line is air-conditioned.
On the other hand, in the stationary running inspection A, the road roller 2 on which the driving wheel 1a of the vehicle under test 1 is placed in parallel on the road 2 where the vehicle under test 1 travels, and the driven wheel 1b of the vehicle under test 1 are arranged. And a free roller 17 is provided.
The load roller 16 communicates with the chassis dynamometer device 15.
[0011]
According to the vehicle running test apparatus configured as described above, the following installation effect is achieved.
(1) The CO concentration as a working environment around the line could be 10 ppm or less.
(2) The amount of exhaust air was reduced by about 30% compared to the conventional method.
(3) Compact and lightweight.
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
Incidentally, the following problems have been pointed out in the above-described conventional automobile running test apparatus.
In the stationary running inspection A, there is a possibility that exhaust gas is not exhausted sufficiently.
[0013]
This is because the up / down hood 5 is open for a short time, the distance from the engine to the up / down hood 5 is nearly 6 m, and suction cannot be captured, and there is not enough exhaust equipment.
Further, as shown in FIG. 5, off-flavors are generated from the engine room or the vicinity of the tire.
[0014]
Further, the off-flavor generated from the vicinity of the tire is caused by friction between the drive wheel 1 a and the road roller 16.
On the other hand, in the braking force test B, an exhaust gas odor is generated. Moreover, although it is weaker than the stationary running inspection A, a strange odor is generated.
This seems to be the same problem as the stationary running inspection A.
[0015]
Therefore, if an electric fan is installed on the runway 2 and the electric fan is turned, the bad odor diffuses and the bad odor is temporarily not felt.
However, if the fan is stopped, it will stay and the working environment will deteriorate.
Further, there is a problem that the electric fan becomes a disturbance and the suction flow into the up / down hood 5 is interrupted.
[0016]
Therefore, even if an electric fan or the like is provided, it has not been possible to solve the problem described above.
Therefore, there was no solution other than exhausting for a while after the stationary running inspection A and the braking force inspection B were completed.
The present invention has been made to solve such conventional problems, and an object thereof is to provide an automobile inspection apparatus capable of reliably removing off-flavors in stationary running inspection and braking force inspection in an inspection line. There is to do.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a driving test apparatus for an automobile, which is provided on a running path on which a vehicle under test travels, a road roller on which a roller portion on which a driving wheel of the vehicle under test is placed is arranged in parallel, and a chassis dynamo Exhaust gas suction device that has a meter device and a lid that can be opened and closed, and that sucks the exhaust gas of the vehicle under test during a simulated running test on the road roller, and the exhaust gas that communicates with the exhaust gas suction device and exhausts the exhaust gas outside the system And a nozzle that is positioned in front of the road roller and that generates a high-speed jet from the front of the vehicle under test during a simulated running test on the road roller toward the exhaust gas suction device. .
[0018]
An automobile running test apparatus according to a second aspect is the automobile running test apparatus according to the first aspect, wherein the nozzle is installed so as to be movable up and down.
An automobile running test apparatus according to claim 3 is the automobile running test apparatus according to claim 1 or 2, wherein the nozzle is located between drive wheels of the vehicle under test.
[0019]
An automobile running test apparatus according to claim 4 is the automobile running test apparatus according to any one of claims 1 to 3, wherein the height of the nozzle is lower than the lowest ground height of the vehicle under test. It is characterized by.
The automobile running test apparatus according to claim 5 is the automobile running test apparatus according to any one of claims 1 to 4, wherein the number of the nozzles is two, and the nozzles are parallel to the running path. It is characterized by being arranged.
[0020]
An automobile running test apparatus according to claim 6 is the automobile running test apparatus according to any one of claims 1 to 5, wherein the nozzle is provided on the runway and includes a lid that can be freely opened and closed. It is characterized in that it can be raised and lowered in the opening.
The automobile running test apparatus according to claim 7 is the automobile running test apparatus according to any one of claims 1 to 6, wherein the nozzle is located in a pit provided at a lower portion of the running road. A high-speed jet is generated by supplying air from the fan.
[0021]
(Function)
In the vehicle running test apparatus according to any one of claims 1 to 7, when the vehicle under test puts the driving wheel on the road roller and enters the test running state according to a predetermined inspection item, the vehicle is tested between the driving wheel and the road roller. An odor is generated from the drive wheel by friction.
This off-flavor is forcibly discharged toward the exhaust gas suction device by a high-speed jet jetted from the nozzle toward the exhaust gas suction device from the front of the vehicle under test during the simulated running test on the road roller.
[0022]
Also, the off-flavor generated from the engine room is forcibly discharged toward the exhaust gas suction device by a high-speed jet flow similarly ejected from the nozzle.
At this time, a large amount of air can be sucked in from the surroundings of the vehicle under test by the attraction effect by the high-speed jet jetted from the nozzle, and the off-flavor can be effectively guided to the exhaust gas suction device.
[0023]
In the vehicle running test apparatus according to the second aspect, when the vehicle under test moves for each inspection, the nozzle descends from the runway, so that there is no obstacle.
Moreover, it becomes possible to fix a nozzle to appropriate height according to a to-be-tested vehicle.
In the vehicle running test apparatus according to the third aspect, since the nozzle is located between the drive wheels of the vehicle under test, there is no obstacle when the vehicle under test moves for each inspection.
[0024]
In the vehicle running test apparatus according to claim 4, since the height of the nozzle is lower than the lowest ground height of the vehicle under test, a large amount of the nozzle from the periphery of the vehicle under test can be obtained by the attraction effect by the high-speed jet ejected from the nozzle. It is possible to inhale air and effectively induce a strange odor to the exhaust gas suction device.
In the automobile running test apparatus according to claim 5, since the two nozzles are arranged in parallel along the running path, the attraction effect due to the high-speed jet ejected from the nozzles causes the surroundings of the vehicle under test to be tested. A large amount of air can be sucked in, and a strange odor can be effectively guided to the exhaust gas suction device.
[0025]
In the vehicle running test apparatus according to the sixth aspect, the nozzle is provided on the runway and is disposed so as to be raised and lowered within the opening having an openable / closable lid, so that the vehicle under test moves for each inspection. There will be no obstacles.
In the automobile running test apparatus according to the seventh aspect, since the nozzle generates a high-speed jet by a fan located in a pit provided at the lower part of the running road, it is not necessary to provide a special pipe.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
1 and 2 show a first embodiment of an automobile running test apparatus according to the present invention (corresponding to claims 1 to 7).
The automobile running test apparatus according to this embodiment corresponds to the stationary running inspection A in FIG.
[0027]
5 is different from the conventional automobile running test apparatus in FIG. 5 in that two nozzles 20 are provided on the runway 2 through a hydraulic cylinder 21 so as to be movable up and down. Therefore, in this embodiment, the same code | symbol is attached | subjected about the same component in FIG. 4, FIG. 5, and the description is abbreviate | omitted.
As shown in FIG. 2, the nozzle 20 is provided so as to be parallel to the running path 2 at a distance S <b> 2 that is smaller than the distance S <b> 1 between the drive wheels 1 a and 1 a of the test vehicle 1. Here, the interval S <b> 2 is determined by the tail pipe and the tire width provided at the lower part of the test vehicle 1, and is, for example, 400 mm to 600 mm from the center of the test vehicle 1.
[0028]
The nozzle 20 has an inner diameter of 20 mm and communicates with an air supply fan 23 installed in the pit 3 via a pressure-resistant hose 22 such as a cloth-wrapped rubber hose.
The nozzle 20 and the pneumatic cylinder 21 are connected via a flange 24 so that the pneumatic cylinder 21 can be expanded and contracted in the vertical direction.
[0029]
The height of the nozzle 20 is set so as not to contact the vehicle under test 1. For example, the minimum ground height of the vehicle under test 1 is 150 mm or less (in the case of a normal passenger car, the height under the floor is 100 to 180 mm). Obstacles shall be 110 mm or more.
An opening 25 is formed at a position where the nozzle 20 is projected and retracted. A lid 26 that can be freely opened and closed is attached to the opening 25. The lid 26 is attached via a hinge (not shown). The lid 26 is opened and closed by a pneumatic cylinder 27.
[0030]
The opening 25 is provided at a position where the tire of the vehicle under test 1 does not step on.
The opening 25 is provided at a position 500 mm away from the bumper 1 c of the vehicle under test 1 in the next braking force test B direction.
Next, the operation of this embodiment will be described.
First, when the vehicle under test 1 enters the stationary running inspection A in FIG. 4 and stops at this position, a sensor (not shown) senses that the vehicle under test 1 is on the road roller 16, and in response to a command from this sensor. Then, the pneumatic cylinder 27 is operated to open the lid 26.
[0031]
Next, a sensor (not shown) senses the opening of the lid 26, and the pneumatic cylinder 21 is operated by a command from this sensor to cause the nozzle 20 to protrude from the opening 25 onto the runway 2. Stop at a predetermined position with a height of 150 mm or less.
At the same time, a sensor (not shown) senses that the vehicle under test 1 is on the road roller 16, and in response to a command from this sensor, the pneumatic cylinder 7 is operated in the up / down hood 5 to open the lid 8, and the device under test The exhaust gas from the car 1 is sucked.
[0032]
In this state, a sensor (not shown) senses that the nozzle 20 protrudes to a predetermined position, and the air supply fan 23 is operated by a command from this sensor, and the nozzle 20 moves toward the opening 9 of the up / down hood 5. Then, air is blown out at an initial speed of 45 m / s or more to generate a high-speed jet.
Then, the drive wheel 1a of the vehicle under test 1 rotates on the load roller 16, and inspection by the chassis dynamometer device 15 is performed.
[0033]
During this inspection, the bad smell generated from the engine and the bad smell generated by the friction between the tire and the road roller 16 (see FIG. 5) are increased by the high-speed jet flow from the nozzle 20 toward the opening 9 of the up / down hood 5. It is forcibly sent to the opening 9 of the down hood 5.
At the same time, as shown in FIG. 2, a large amount of air is attracted from the periphery of the vehicle under test 1 as indicated by an arrow by the high-speed jet from the nozzle 20 and is forcibly sent to the opening 9 of the up / down hood 5. Dispersion of off-flavors can be prevented.
[0034]
When the predetermined inspection is completed and the drive wheel 1a of the vehicle under test 1 is released from the restraint state by the load roller 16, a sensor (not shown) detects this, and the command from this sensor causes the pneumatic cylinder 21 to In operation, the nozzle 20 is stored in the opening 25.
Next, a sensor (not shown) senses the storage of the nozzle 20, and the pneumatic cylinder 27 is operated by a command from this sensor to close the lid 26.
[0035]
Next, a sensor (not shown) senses the closure of the lid 26, and the vehicle under test 1 moves to the next braking force test B in accordance with a command from this sensor.
At the same time, the pneumatic cylinder 7 is operated to close the lid 8 of the up / down hood 5.
Thus, the stationary travel inspection A is completed.
As described above, according to the present embodiment, in the stationary running inspection A, the two nozzles 20 protrude in front of the vehicle under test 1, and the up / down hood from each nozzle 20 using the under floor of the vehicle under test 1. Since a large amount of air can be attracted from the periphery of the vehicle under test 1 by generating a high-speed jet toward the opening 9 of the engine 5, The unpleasant odor due to the friction (see FIG. 5) can be forcibly sent to the opening 9 of the up / down hood 5 without diffusing and reliably exhausted.
[0036]
Therefore, even if the source of off-flavor i and ro is away from the up / down hood 5, it can be quickly exhausted without being retained.
For this reason, it is possible to reliably prevent environmental deterioration in the inspection line.
Further, the two nozzles 20 protrude on the road 2 in the stationary running inspection A, and when the vehicle under test 1 moves to the next braking force inspection B, the two nozzles 20 are immersed under the road 2. Will not interfere with driving.
[0037]
Furthermore, since the two nozzles 20 can generate a high-speed jet by the supply fan 23 provided in the pit 3, it is not necessary to install special piping.
FIG. 3 shows a second embodiment of the automobile running test apparatus according to the present invention (corresponding to claims 1, 3, 4, 5, and 7).
The vehicle running test apparatus according to the present embodiment is set so that the nozzle 20 does not move up and down and is located under the floor of the vehicle under test 1 and between the left and right tires.
[0038]
Also in this embodiment, the same operational effects as those in the above embodiment can be obtained.
Next, the relationship between the inner diameter of the nozzle 20 and the distance to the opening 9 of the up / down hood 5 will be described.
Here, the inner diameter of the nozzle 20 is d, the initial speed is V 0 , the initial air volume is Q 0 , the residual wind speed at the opening 9 of the up / down hood 5 is V c , the final wind speed is Q C , and the up / down hood from the nozzle 20 Let X be the distance to 5 opening 9.
[0039]
Applying this to the practical formulas (1) and (2) of “Theory and Practice of Factory Ventilation” (page 19) published by the Japan Society for Air Conditioning and Sanitation Engineering, the following is calculated.
V c / V 0 = 6.3 · d / x (1)
Q C / Q 0 = 0.32 · x / d (2)
Conditions: The displacement of the up / down hood 5 is 12,000 m 3 / h, and the opening suction air speed of the up / down hood 5 is 3.5 m / s.
[0040]
Full-scale model experiment (equivalent to Figs. 1 and 2)
Nozzle inner diameter 20mm
Initial speed V 0 = 47 m / s
Initial air flow per nozzle Q 0 = 53m 3 / h
Reach distance X = 6m
Residual wind speed V c = 6.3 × d / x × V 0 = 6.3 × 0.02 / 6 × 47
= 0.987 m / s ≒ 1.0 m / s
Final air flow per vehicle Q C = 0.32 × x / d × Q 0
= 0.32 × 6 / 0.02 × 53 = 5,088 m 3 / h
Assuming that the combined air volume is 80% of the two nozzles and the restricted flow between the under-seat and the floor of the vehicle under test, the amount of attraction is as follows.
[0041]
Attractant amount = 5,100m 3 /h×2×0.8=8,160m 3 / h
Therefore, the amount of attraction is about 70% of the displacement 12,000 m 3 / h of the up / down hood 5.
Next, a case where the air volume of the nozzle 20 is set to 60 m 3 / h from experimental data will be described.
[0042]
Example 1
Assuming that the nozzle inner diameter is 20 mm, the initial speed V 0 = 53 m / s, and the remaining wind speed V c = 1.0 m / s, the reach distance X is X = 6.3 × 0.02 × 53/1 = 6.6 m.
Further, the attracting amount Q C is Q C = 0.32 × 6 / 0.02 × 60 = 5,760 m 3 / h.
[0043]
Therefore, the combined air volume Q is Q = 5,760 × 2 × 0.8 = 9,200 m 3 / h.
As a result, the combined air volume Q is about 77% of the displacement 12,000 m 3 / h of the up / down hood 5.
Example 2
Assuming that the nozzle inner diameter is 40 mm, the initial speed V 0 is 13 m / s, and the remaining wind speed V c is 1.0 m / s, the reach distance X is X = 6.3 × 0.04 × 13/1 = 3.3 m.
[0044]
Accordingly, in this case, the high-speed jet from the nozzle 20 does not reach the up / down hood 5.
In each of the above-described embodiments, the case where the inner diameter of the nozzle 20 is 20 mm has been described. However, the attracting amount is larger as the inner diameter is smaller, and thus is not limited to 20 mm. In addition, a smaller inner diameter is preferable because it does not interfere with the vehicle under test 1.
[0045]
In each of the above embodiments, the inspection line has been described. However, the present invention is not limited to this, and any traveling test apparatus using a chassis dynamometer apparatus may be used, and the present invention is not particularly limited thereto.
[0046]
【The invention's effect】
As described above, according to the vehicle running test apparatus according to claims 1 to 7, the vehicle under test generates the off-flavor generated during the test running test in which the vehicle under test is mounted on the road roller. The high-speed jet ejected from the nozzle provided in front of the engine and the attraction effect of this high-speed jet forcefully exhausts the exhaust gas toward the exhaust gas suction device, and inhales a large amount of air from the surroundings of the vehicle under test, effectively reducing off-flavors. It is possible to guide to the exhaust gas suction device.
[0047]
As a result, it is possible to prevent environmental deterioration of the automobile running test apparatus including the chassis dynamometer device.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing an automobile running test apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory view showing FIG. 1 from above.
FIG. 3 is an explanatory view showing an automobile running test apparatus according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an explanatory view showing a function inspection line in a conventional automobile running test apparatus.
FIG. 5 is an explanatory view showing the automobile running test apparatus in FIG. 4;
FIG. 6 is an explanatory view showing FIG. 5 from above.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Test vehicle 1a Drive wheel 2 Runway 3 Pit 5 Up / down hood 6 Exhaust duct 7 Pneumatic cylinder 8 Lid 9 Opening part 10 Air exhauster 11 Air conditioner 15 Chassis dynamometer device 16 Road roller shutter 17 Free roller 20 Nozzle 21, 27 Pneumatic cylinder 22 pressure hose 23 air supply fan 25 opening 26 lid

Claims (7)

被試験車が走行する走路に設けられ、被試験車の駆動輪を載せるローラ部が並列配置されたロードローラと、
前記ロードローラに連絡するシャーシダイナモメータ装置と、
開閉自在な蓋を備え、前記ロードローラ上で模擬走行試験中の被試験車の排ガスを吸引する排ガス吸引装置と、
この排ガス吸引装置に連絡し、排ガスを系外に排出する排気装置と、
前記ロードローラの前方に位置し、該ロードローラ上で模擬走行試験中の被試験車の前方から前記排ガス吸引装置に向かって高速噴流を発生させるノズルと
を備えたことを特徴とする自動車の走行試験装置。
A road roller provided on a runway on which the vehicle under test travels and in which roller portions on which driving wheels of the vehicle under test are placed are arranged in parallel;
A chassis dynamometer device in contact with the road roller;
An exhaust gas suction device that includes an openable and closable lid, and sucks the exhaust gas of the vehicle under test during a simulated running test on the road roller;
An exhaust device that communicates with the exhaust gas suction device and exhausts the exhaust gas outside the system;
A vehicle running comprising: a nozzle positioned in front of the road roller and generating a high-speed jet toward the exhaust gas suction device from the front of the vehicle under test during a simulated running test on the road roller. Test equipment.
請求項1記載の自動車の走行試験装置において、
前記ノズルは、昇降自在に設置されている
ことを特徴とする自動車の走行試験装置。
The vehicle running test apparatus according to claim 1,
The above-mentioned nozzle is installed so that raising and lowering is possible, The running test device of the automobile characterized by things.
請求項1または請求項2記載の自動車の走行試験装置において、
前記ノズルは、被試験車の駆動輪間に位置する
ことを特徴とする自動車の走行試験装置。
In the driving test apparatus for an automobile according to claim 1 or 2,
An automobile travel test apparatus, wherein the nozzle is located between drive wheels of a vehicle under test.
請求項1ないし請求項3の何れか1項記載の自動車の走行試験装置において、
前記ノズルの高さは、被試験車の最低地上高より低い
ことを特徴とする自動車の走行試験装置。
In the driving test device for an automobile according to any one of claims 1 to 3,
An automobile running test apparatus characterized in that the height of the nozzle is lower than the lowest ground clearance of the vehicle under test.
請求項1ないし請求項4の何れか1項記載の自動車の走行試験装置において、
前記ノズルは、2個であり、かつ前記走路に沿って平行に配設されている
ことを特徴とする自動車の走行試験装置。
In the driving test apparatus of the automobile according to any one of claims 1 to 4,
2. A traveling test apparatus for an automobile, wherein the number of nozzles is two and the nozzles are disposed in parallel along the traveling path.
請求項1ないし請求項5の何れか1項記載の自動車の走行試験装置において、
前記ノズルは、前記走路に設けられるとともに開閉自在な蓋を備えた開口部内に昇降自在に配設されている
ことを特徴とする自動車の走行試験装置。
The automobile running test apparatus according to any one of claims 1 to 5,
An automobile travel test apparatus, wherein the nozzle is provided in the runway and is disposed so as to be movable up and down in an opening provided with an openable / closable lid.
請求項1ないし請求項6の何れか1項記載の自動車の走行試験装置において、
前記ノズルは、前記走路の下部に設けられたピット内に位置するファンに連絡し、このファンからの給気によって高速噴流を生じる
ことを特徴とする自動車の走行試験装置。
The travel test apparatus for an automobile according to any one of claims 1 to 6,
An automobile running test apparatus characterized in that the nozzle communicates with a fan located in a pit provided at a lower portion of the runway, and generates a high-speed jet by supplying air from the fan.
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