JP4101148B2 - 光ファイバ及びこの光ファイバを用いた光信号処理装置 - Google Patents

光ファイバ及びこの光ファイバを用いた光信号処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、非線形性に優れた光ファイバ及びこの光ファイバを用いた光信号処理装置に関するものである。
近年、光信号伝送における高速化、高容量化、長距離伝送が益々求められており、このために光信号の処理速度の高速化や長距離伝送を達成するための信号処理技術が希求されている。
光信号処理技術の一つとして、光信号を電気信号に変換し、変換された電気信号を信号処理して、再び光信号に戻す方法が挙げられる。しかし、この方法では光信号をわざわざ電気信号に変え、これをまた光信号に戻す処理を伴うため高速な信号処理には不向きであった。
これに対して光信号を光のまま処理する全光信号処理技術がある。この処理技術は光信号を電気信号に変えることなく、光信号を直接光信号として扱うため高速な光信号処理が可能となる。
ところで全光信号処理技術には、光信号を伝送する光ファイバ内で生ずる非線形光学現象を利用する方法、あるいは非線形性の高い物質からなる光導波路中で生ずる非線形現象を利用する方法等がある。
前者の光ファイバ内で発生する非線形光学現象を利用した全光信号処理技術は、高速処理が可能であると同時に伝送損失も小さくできるため近年、特に注目されている。この光ファイバ内で生ずる非線形現象としては四光波混合、自己位相変調、相互位相変調、ブリュリアン散乱等が挙げられる。これらのなかで四光波混合を利用した波長変換や、自己位相変調を利用したパルス圧縮、波形整形等の光信号処理技術が既に報告されている。
四光波混合は、2波長以上の光を光ファイバに導入したとき、非線形現象により特定の規則を持って新たな波長の光が生ずる現象である。前述した光信号処理技術では、この新たな波長の光が生ずる現象を波長変換に利用しようとするものである。また、この四光波混合を利用した波長変換は、多数の信号波長を一括して波長変換できるという利点を有している。
また、自己位相変調や相互位相変調を利用することにより、伝送中に劣化した波形を整形し、長距離伝送を可能とする全光信号処理が可能となる。
ところで、このような光ファイバ内での四光混合や自己位相変調といった非線形現象を利用した波長変換、波形整形といった光信号処理技術を適用するためには、光ファイバとして非線形現象を大きく起し得る光ファイバ、すなわち高非線形性を有する光ファイバが必要となる。
高い非線形性を有する光ファイバとして特許文献1により提案されたものがある。
この光ファイバの波長1550nmにおける諸特性は、前記特許文献1の図14及び図16に詳細に示されている。
特開2002−207136号公報
ところで前記特許文献1に開示されている光ファイバの場合、波長1550nmの分散スロープ値は−0.267ps/nm2/km〜+0.047ps/nm2/kmとそのばらつきが大きく、しかも分散値も−103.2ps/nm/km〜+3.3ps/nm/kmというように、その下限値は絶対値が103.2ps/nm/kmという極めて大きな値になっている。
つまり波長1550nmにおいて安定して分散値及び分散スロープの小さい光ファイバを提供することができなかった。したがって波長1550nm近傍の幅広い波長領域において、分散値の低い光ファイバを提供することができなかった。
そこで本発明の目的は、波長1550nm近傍の幅広い波長領域において、安定して分散値の低い光ファイバを提供することにある。またこの光ファイバを用いた光信号処理装置を提供することにある。
前記目的を達成すべく本願請求項1記載の光ファイバは、純シリカより高い屈折率を有する第1コアと、該第1コアの外周に設けられ、純シリカよりも低い屈折率を有する第2コアと、該第2コアの外周に第1コアよりも屈折率が低く、第2コアよりも屈折率が高いクラッドを具備し、前記第1コアの外径D1が2〜5μmであり、前記第1コアの外径D1と前記第2コアの外径D2との比D1/D2が0.3以上、0.8以下であり、前記第1コアとクラッドとの比屈折率差△1が3.0〜5.0%であり、前記第2コアとクラッドとの比屈折率差△2が−1.4〜−0.7%であり、波長1550nmにおける分散スロープが−0.01〜0.01ps/nm2/kmであり、波長1550nmにおける分散の絶対値が10ps/nm/km以下であり、かつ波長1550nmにおける非線形定数が65.6×10-10/W以上であり、カットオフ波長λcが1450nm以下であり、有効断面積Aeffが8.84μm2以下であることを特徴とするものである。
このようにしてなる本願請求項1記載の光ファイバによれば、波長1550nm近傍の幅広い波長領域において分散値の変動が小さく、かつ分散の絶対値の小さい光ファイバを提供することが可能となる。
また幅広い波長領域の使用波長に対して分散値が大きく変動することなく、1本の光ファイバで様々な波長における光信号処理が可能となる。また分散スロープが−0.01〜0.01ps/nm2/kmであることにより、1550nm近傍の異なる波長に対して分散値の変動が小さいため、幅広い波長領域において非線形光学現象を利用した良好な光信号処理が可能となる。
因みに分散スロープの絶対値が0.01ps/nm2/km以上になると、波長1550nm近傍の異なる波長に対して分散値の変動が比較的大きくなり、幅広い波長領域におけるWDM伝送に適さなくなってしまう。
また、非線形定数が65.6×10-10/W以上であることにより、高い非線形性を有する光ファイバが得られる。
尚、ここで純シリカとは、フッ素やゲルマニウム等の屈折率調整用のドーパントを含まないシリカをいう。
このように前記第1コアの外径D1と前記第2コアの外径D2との比D1/D2を0.3以上、0.8以下に調整することによって、前述した分散スロープの低い光ファイバを確実に得ることができる。すなわち、光ファイバをこのような構造にすることにより、有効断面積Aeffが小さく、カットオフ波長λcも低く、かつ分散スロープの値の小さな光ファイバを得ることができる。
加えて、カットオフ波長λcが1450nm以下であることから、この光ファイバをシングルモード光ファイバとして動作させることができる。このようにカットオフ波長λcが1450nm以下であることにより、Sバンド、CバンドそしてLバンドを含めた広い帯域に対して本願発明の光ファイバの使用が可能となる。
また有効断面積Aeffを8.84μm2以下にすることにより、65.6×10-10/W以上という高い非線形定数を得ることが可能となる。
ここで非線形定数は下記式(1)により示される。
尚、下記の式(1)において、λは測定波長を、nは光ファイバ中での非線形屈折率を、そしてAeffは光ファイバの有効断面積を示している。
非線形定数=n/Aeff (1)
上記式(1)から、光ファイバの非線形定数を大きくするためには、非線形屈折率nを大きくするか、有効断面積Aeffを小さくする必要がある。
ここで、nは材料によって決まる値であるため、容易に大きくすることはできない。よって光ファイバの有効断面積Aeffの値をできるだけ小さくすることが現実的である。
そこで前述したように、本願発明の請求項1記載の光ファイバによれば、光ファイバの有効断面積Aeffを8.84μm2以下にすることにより、より高い非線形定数を得ることが可能となる。具体的には、波長1550nmにおける非線形定数が65.6×10-10/W以上の値の光ファイバを得ることができる。
また、本願請求項2記載の光ファイバは、請求項1記載の光ファイバにおいて、波長1550nmにおける分散スロープが−0.005〜0.005ps/nm2/kmであることを特徴とするものである。
このようにしてなる本願請求項2記載の光ファイバによれば、波長1550nmにおける分散スロープが−0.005〜0.005ps/nm2/kmであることにより、1550nm近傍の異なる波長に対して分散値の変動がより小さいため、幅広い波長領域において非線形光学現象を利用した良好な光信号処理が可能となる。
さらにまた、本願請求項3記載の光ファイバは、請求項1または請求項2のいずれかに記載の光ファイバにおいて、波長1550nmにおける分散の絶対値が5ps/nm/km以下であることを特徴とするものである。
このようにしてなる請求項記載の光ファイバによれば、使用波長においてより高い非線形性を示す光ファイバを、より確実に得ることができる。
また本願請求項4記載の光ファイバは、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光ファイバにおいて、波長1510〜1590nmのいずれかの波長における光ファイバ長手方向の分散値の変動幅が、光ファイバ1kmあたり1ps/nm/km以下であることを特徴とするものであり、請求項5記載の光ファイバは、請求項4記載の光ファイバにおいて、波長1510〜1590nmのいずれかの波長における光ファイバ長手方向の分散の変動幅が、光ファイバ1kmあたり0.2ps/nm/km以下であることを特徴とするものである。
このようにしてなる請求項4または請求項5記載の光ファイバによれば、光ファイバ長手方向の分散値の変動幅が光ファイバ1kmあたり1ps/nm/km以下、好ましくは0.2ps/nm/km以下であることにより、長尺の光ファイバを切り割って使用した際も、光ファイバのどの部分でも分散値の差が小さいことが保証される。その結果、波長変換器等に使用する上で効果的である。
ところで本願においては、前述した分散値の変動幅とは、実用的な長さの光ファイバ全長において分散分布測定器により測定された分散値の変動幅を意味する。光ファイバの分散値の分布測定は、例えばMollenauerにより研究された方式を利用する分散分布測定器により測定可能である。
また本願請求項6記載の光ファイバは、請求項記載の光ファイバにおいて、前記第1コアの外径D1と前記第2コアの外径D2との比D1/D2が0.4以上、0.7以下であることを特徴とするものである。
このようにしてなる本願請求項6記載の光ファイバによれば、前記第1コアの外径D1と前記第2コアの外径D2との比D1/D2を調整することによって、分散スロープの低い光ファイバを得ることができる。すなわち、光ファイバをこのような構造にすることにより、有効断面積Aeffが小さく、カットオフ波長λcも低く、かつ分散スロープの値の小さな光ファイバを得ることができる。
加えて本願請求項記載の光ファイバは、請求項〜請求項のいずれかに記載の光ファイバにおいて、前記第1コアの屈折率分布形状がα乗プロファイルであり、本願請求項記載の光ファイバは、請求項記載の光ファイバにおいて、前記第1コアの屈折率分布形状がα乗プロファイルであり、αが6.0以上であることを特徴とするものである。
このようにしてなる本願請求項または請求項記載の光ファイバによれば、分散スロープを小さくでき、かつ光ファイバの有効断面積Aeffも小さくでき、非線形性の高い光ファイバを得ることができる。
また本願請求項の光信号処理装置は、前記請求項1〜請求項のいずれかに記載の光ファイバを用いたことを特徴とするものである。
このような光信号処理装置によれば、広い波長範囲で安定した性能の光信号処理が可能である。
またさらに本願請求項10は、請求項記載の光信号処理装置は光波長変換器であることを特徴とするものである。このような光波長変換器によれば、波長変換特性に優れた光波長変換器を提供できる。
加えて本願請求項11は、請求項における光信号処理装置はパルス圧縮器であることを特徴とするものである。このようなパルス圧縮器によれば、パルス圧縮性に優れたパルス圧縮器を提供できる。
波長1550nm近傍の幅広い波長領域において安定して分散値の低い光ファイバを提供することができる。またこの光ファイバを用いた光信号処理装置、具体的には性能の優れた光波長変換器やパルス圧縮器を提供することができる。
図1〜図6を用いて本願発明の光ファイバ及びこの光ファイバを用いた光波長変換器やパルス圧縮器の実施例を詳細に説明する。
本願発明に係る光ファイバは、波長1550nm付近の入力光に対して非線形現象を生じる光ファイバであって、波長1550nmにおける分散スロープが−0.01〜0.01ps/nm2/kmであることを特徴の一つとしている。
このように分散スロープが−0.01〜0.01ps/nm2/kmであることにより、波長1550nm近傍の幅広い波長領域において分散値の変動が小さく、かつ分散の絶対値の小さい光ファイバを提供することができる。
また幅広い波長領域において分散スロープが−0.01〜0.01ps/nm2/kmであることにより、1550nm近傍の幅広い波長領域において分散値が大きく変動することがない。そのため波長1550nm近傍の幅広い波長領域に対して非線形光学現象を利用した良好な光信号処理が可能となる。
ところで分散スロープの絶対値が0.01ps/nm2/km以上になると、波長1550nm近傍の異なる波長に対して分散値の変動が比較的大きくなる。このため分散スロープが−0.01〜0.01ps/nm2/kmである必要がある。そして波長1550nm近傍の幅広い波長領域に対して分散値の変動をより小さくするためには−0.005〜0.005ps/nm2/kmであることが好ましい。
また分散値の絶対値が10ps/nm/km以下であり、かつ波長1550nmにおける非線形定数が65.6×10-10/W以上であることも本願発明の光ファイバの特徴の一つである。
非線形定数を65.6×10-10/W以上にすることにより、後述するように高い非線形性の光ファイバが得られる。
またシングルモード光ファイバではカットオフ波長λcが使用波長に対応して小さいことが必要とされる。したがってカットオフ波長λcは1450nm以下であることが望ましい。カットオフ波長λcが1450nm以下であることにより、Sバンド、CバンドそしてLバンドを含めた広い波長帯域に対して使用が可能となる。
ここでカットオフ波長λcとは、ITU−T(国際電気通信連合)G.650で定義するファイバカットオフ波長λcをいう。その他、本明細書で特に定義しない用語についてはITU−T G.650における定義及び測定方法に従うものとする。
尚、前記有効断面積Aeffは8.84μm2以下が好ましい。有効断面積Aeffを8.84μm2以下にすることにより、高い非線形定数を得ることが可能となる。
非線形定数は前述した(1)式で示され、非線形定数を大きくするには光ファイバの非線形屈折率nを大きくするか、有効断面積Aeffをできるだけ小さくする必要があること、そして現実的には有効断面積Aeffをできるだけ小さくする必要があること、は既に述べた通りである。
したがって非線形性の大きな光ファイバを得るには、光ファイバの構造としては、有効断面積Aeffが小さいことが必要である。また、使用波長における分散の絶対値が小さいことも必要である。それ故、波長1550nmにおける分散値の絶対値は10ps/nm/km以下であることが望ましく、5ps/nm/km以下であることがさらに望ましい。
有効断面積Aeffを8.84μm2以下にすることにより、より高い非線形定数を得ることが可能となり、その結果、波長1550nmにおける非線形定数が65.6×10-10/W以上の値の光ファイバを得ることができる。
また本願明細書で述べる分散値の変動幅は、前述したように実用的な長さの光ファイバ全長において、例えばMollenauerにより研究された方式を利用する分散分布測定器により測定可能である。
波長1510〜1590nmのいずれかの波長における光ファイバ長手方向の分散値の変動が光ファイバ1kmあたり0.001〜1ps/nm/kmであることが好ましい。
光ファイバ長手方向の分散値の変動幅が、光ファイバ1kmあたり1ps/nm/km以下であることにより、非線形現象を利用した良好な光信号処理が可能となる。さらに好ましくは波長1510〜1590nmのいずれかの波長における光ファイバ長手方向の分散値の変動が光ファイバ1kmあたり0.2ps/nm/km以下であることが好ましい。このように0.2ps/nm/km以下であることにより、長い光ファイバを切り割って使用したとしても、光ファイバのどの部分も分散値の差が小さく、非線形現象を利用したより良好な光信号処理が可能となる。
ところで実際に光ファイバ長手方向の分散値の変動を抑えるには、光ファイバ母材の段階でコアとクラッドの厚みが一様であることが求められる。具体的には、例えばOVD法やVAD法によるスートの合成の段階においては、堆積される原料が均一になるように管理する必要があり、この光ファイバ母材を所望の外径に延伸する際には、外径変動の差が0.2%以下になるような高精度な延伸が求められる。
図1に本願発明に係る非線形分散シフト型の光ファイバの典型的な例を一つ示す。図1(a)はこの光ファイバの屈折率分布で、図1(b)はその横断面の一部、すなわち第1コア1と該第1コア1の外側に設けられた第2コア2を示しており、この第2コア2の外側に設けられているクラッド4の外側の線は省略されている。
図1(a)に示すようにこの光ファイバは、純シリカより高い屈折率を有し、下記式(2)で示すα乗の屈折率分布を有する第1コア1と、該第1コア1の外側に設けられ、純シリカよりも低い屈折率を有する第2コア2と、該第2コア2の外側に設けられたクラッド4とを具備し、第1コア1の外径D1と第2コア2の外径D2との比D1/D2が0.3以上、0.8以下になっている。
ここで本明細書においては、屈折率分布の形状を表すαを以下の式(2)で定義する。
2(r)=nc1 2{1−2・△1・(2r/a)α} (2)
但し、0≦r≦D1/2
ここでrは光ファイバ半径方向の位置を示し、n(r)は位置rにおける屈折率を表している。また、nc1は第1コア1の最大屈折率である。
また前記第1コア1の直径D1は、第1コア1においてクラッド4と等しい屈折率となる位置を結ぶ線の長さとする。また第2コア2の直径D2は、第2コア2とクラッド4との境界領域において、△2の1/2の屈折率となる位置を結ぶ線の長さとする。
また前記クラッド4に対する第1コア1の屈折率差△1、クラッド4に対する第2コア2の比屈折率差△2は下記式(3)及び(4)で示されるものをいう。
△1={(nc1−n)/nc1}・100 (3)
△2={(nc2−n)/nc2}・100 (4)
ここで前記各式中、nc1は第1コア1の最大屈折率、nc2は第2コア2の最小屈折率、そしてnはクラッド4の屈折率である。
図1に示す光ファイバの構造において、前記第1コア1の外径D1と第2コア2の外径D2との比D1/D2を調整することによって、分散スロープの値の低減が可能となる。
そこで前記第1コアの外径D1と前記第2コアの外径D2との比D1/D2を調整することによる分散スロープの値の変化を、この光ファイバの構造におけるシミュレーション例を用いて説明する。
図2に波長1550nmにおけるD1/D2と、分散が0ps/nm/kmであるときの分散スロープの値との関係を示す。またここで用いた2種類の光ファイバ1、2の屈折率分布を表1に示す。
Figure 0004101148
図2に示すように、D1/D2が0.3未満の場合、またD1/D2が0.8を超えた場合に、分散スロープが−0.01〜0.01ps/nm2/kmよりも大きな分散スロープを有することになる。
また図2に示すように、D1/D2の範囲をさらに絞り込み、この値を0.4以上0.7以下にすることによって分散スロープの値を−0.005〜0.005ps/nm2/kmの範囲にすることが可能となる。このため、第1コアの外径D1と第2コアの外径D2との比D1/D2を好ましくは0.4以上、0.7以下にすることが望ましい。
一般的に小さな有効断面積Aeffは、コアのクラッドに対する比屈折率差を大きくすることにより得られる。しかし、コアのクラッドに対する比屈折率差を大きくしただけでは、カットオフ波長λcが長波長側にシフトしてしまい、広帯域でのシングルモード伝送の確保が難しくなる。これに対し、例えば図1に示す構造をとることにより、小さい有効断面積Aeffと低いカットオフ波長λcの両立が可能となる。
また第1コア1のクラッド4に対する比屈折率差△1は3.0〜5.0%であることが好ましく、第2コア2と純シリカ、すなわちこの例ではクラッド4との比屈折率差△2が−1.4〜−0.7%であることが好ましい。
第1コア1のクラッド4に対する比屈折率差△1が3.0%未満では、有効断面積Aeffが大きくなってしまい、光ファイバの非線形性が比較的小さくなってしまう。また比屈折率差△1が高くなると、カットオフ波長λcは長波長側にシフトする。そのため、比屈折率差△1が5.0%を超えると光ファイバをシングルモードとするためのカットオフ波長λcへの配慮が大きくなり過ぎ、その結果光ファイバの生産性が悪化する。
換言すると、比屈折率差△1が5.0%を超えると光ファイバをシングルモードとするためのカットオフ波長λcの制御が困難になり、その結果光ファイバの製造条件が厳しくなって生産性が悪化する。
また1550nmにおける分散スロープの値が大きくなり、光信号処理を行う際、波長1550nm近傍の異なる波長に対して分散値の変動が大きくなる、という問題もある。
また第2コア2のクラッド4に対する比屈折率差△2を負側に大きくすると、波長1550nmにおける分散値の絶対値を小さくしながら分散スロープを小さくすることが可能である。
ところが比屈折率差△2を負側に大きくすると、カットオフ波長λcは短波長側にシフトする。そこで比屈折率差△1を3.0〜5.0%にし、かつ比屈折率差△2が−1.4%〜−0.7%にすれば、分散スロープを−0.01〜0.01ps/nm2/kmの値にすることが可能となる。またカットオフ波長λcも1450nm以下にすることが可能となる。
一方、比屈折率差△2が−1.4%を下回ると、例えば第2コア2にフッ素を多量にドープする必要があり、光ファイバの製造が困難となり、生産性が悪化する。
尚、比屈折率差△1は、より好ましくは3.0〜4.0%であり、△2はより好ましくは−1.2〜−0.8%である。この範囲であれば高い非線形性と低い分散スロープ、そしてカットオフ波長λcが1450nm以下の光ファイバを、より高い生産性で製造でき、性能の安定性もより向上する。
更に、第1コア1の屈折率分布形状をα乗の屈折率分布にし、このαを大きくすることにより、分散スロープを小さくでき、かつ有効断面積Aeffもまた小さくすることが可能である。そのため、第1コア1の屈折率分布形状がα乗の屈折率分布であり、αが3以上であることが望ましい。さらに好ましくはαが6以上であることが望ましい。
ここでαを大きくした方が、例えば分散スロープを小さくする上で有利であることを本願発明の光ファイバの一例のシミュレーション例を示す図3及び図4を用いて説明する。
図3にαと分散スロープとの関係を示し、図4にαと有効断面積Aeffとの関係を示す。また、ここで用いた2種類の光ファイバA、Bの各構造を表2に示す。
Figure 0004101148
図3に示すように、αの値を大きくすると分散スロープを低減することができる。特にαを2から3にすることにより、分散スロープの値を光ファイバAで約0.009 ps/nm2/km小さく、そして光ファイバBで約0.01ps/nm2/km小さくすることができることがわかる。このようにαを大きくすることが分散スロープの低減に非常に有効である。
また図4に示すように、αの値を大きくすることによって有効断面積Aeffを小さくすることができる。特にαを2から3に大きくすることにより、光ファイバA、光ファイバBの両方において約8%も有効断面積Aeffを小さくすることができる。
ところで第1コア1のαを大きくするための1つの方法として、純シリカよりも高い屈折率を有するコア母材をVAD法やMCVD法によって、あらかじめその屈折率分布形状αの大きいコア母材を作製する方法がある。この方法で作製したコア母材の表面をHFなどによるエッチングや機械外削することにより、屈折率分布形状のαの値を大きくすることができる。
特に上記の方法を用いる場合、αを3以上にすることは製造面からみても比較的容易である。
また、図3に示すようにαの値をさらに大きくし、6以上にすることによって分散スロープをさらに低減でき、図4に示すように有効断面積Aeffも小さくすることができる。
因みにαが6以上の領域では、図3、4に示すように分散スロープはαが大きくなるにつれ少しずつ小さくなり続けているが、有効断面積Aeffの縮小はほぼ飽和状態になる。そのため、少なくてもαを6以上にすることが好ましい。
表3に本願発明の実施例1〜実施例に示す各光ファイバのパラメータの値とその特性値を示す。尚、表3でMFDとはモードフィールド径を意味している。また表3には、参考のため参考例1〜参考例5も示してある。
Figure 0004101148
実施例1〜実施例5及び参考例1〜参考例5はすべて、波長1550nmにおける分散の絶対値が10ps/nm/km以下で、分散スロープが−0.01〜0.01ps/nm2/kmである。またカットオフ波長λcは1450nm以下であり、有効断面積Aeffが12μm2以下である。
ここで実施例1〜実施例5及び参考例1、参考例2に示す特性値はシミュレーションにより得られた結果であり、参考例3〜5は実際に光ファイバを作製して、評価を行って得られた特性値である。
まず実施例1と実施例2に注目する。比較を容易にするため、波長1550nmでの分散の値をほぼ同じにした。
実施例1の光ファイバは、第1コア1の外径D1と第2コア2の外径D2との比D1/D2が0.35であり、実施例2ではD1/D2が0.55になっている。
両光ファイバにおいて得られた特性値を比較すると、実施例2の方が実施例1よりも有効断面積Aeffが大きく、カットオフ波長λcが長波長側であるが、波長1550nmでの分散スロープの値はかなり小さい値を示している。すなわち、分散スロープの観点からいうとD1/D2が0.3以上、0.8以下であるよりも、0.4以上、0.7以下であるほうが好ましいことが推測される。
次に実施例4と実施例5を上記と同様に比較してみる。実施例4は第1コアの屈折率分布形状がα乗プロファイルであり、αが4.5である。一方実施例5ではαが7になっている。各々得られた光ファイバの特性値を比較すると、実施例5の方が実施例4よりも波長1550nmでの分散スロープが小さく、有効断面積Aeffもまた小さい値を示している。この観点からαが3.0以上のものより、6.0以上である方が好ましいことが示唆される。
また、参考例3および参考例4に示す光ファイバの長手方向の分散変動を測定した。その結果、参考例4では、測定波長1552nmにおいて全長3kmで1.9ps/nm/kmの分散変動があった。これを1kmあたりに換算すると、0.75ps/nm/kmの分散変動に相当する。また、参考例4に示す光ファイバについては、測定波長1556nmにおいて全長15kmで0.15ps/nm/kmの分散変動があった。これを同様に1kmあたりに換算すると、0.08ps/nm/kmの分散変動がみられたことになる。いずれの変動も許容範囲内である。
表4に比較例1〜比較例5に示す各光ファイバのパラメータの値とその特性値を示す。
尚、表4においてもMFDはモードフィールド径を意味している。
Figure 0004101148
まず、比較例1の光ファイバは、第1コア1の外径D1と第2コア2の外径D2との比D1/D2の比が0.25である。この光ファイバでは分散スロープの値が比較的大きくなってしまい、幅広い波長領域で使用する場合に分散値の変動が大きくなってしまい、非線形現象を利用した良好な光信号処理ができなくなる。
比較例2は、第2コア2のクラッド4に対する比屈折率差△2が−0.5%である。得られた光ファイバの分散スロープの値が比較的大きくなってしまい、この光ファイバも前記比較例1同様に、幅広い波長領域で使用した場合に分散値の変動が大きくなってしまい、非線形現象を利用したより良好な光信号処理ができなくなる。
比較例3の光ファイバは、第1コア1のクラッド4に対する比屈折率差△1が1.8%である。得られた光ファイバでは有効断面積Aeffが比較的大きくなってしまい、非線形定数γが30×10-10/W以上のものを得ることができない。
また比較例4の光ファイバは、第1コア1の屈折率分布形状がα乗プロファイルで、かつαの値が2.5である。得られた光ファイバの分散スロープの値は比較的大きくなってしまい、前記比較例1や比較例2と同様に、幅広い波長領域で使用する場合に分散値の変動が大きくなってしまい、非線形現象を利用したより良好な光信号処理ができなくなる。
さらに比較例5では、第1コア1と純シリカとの比屈折率差△1が5.5%になっている。この光ファイバではカットオフ波長λcが長波長側に移行してしまっていて、波長1550nmで使用する場合問題がある。
図5に本願発明の光ファイバを用いた光信号処理装置の一例としての光波長変換器の一例を示す。この光波長変換器によれば、信号光の波長を一括して他の波長に変換することが可能である。
ここで図5について簡単に説明する。尚、事前に本願発明の光ファイバ7の分散値が零となる波長を調べておく。
まず、この分散値が零となる波長近傍の励起光(波長λs)を光源11から発し、信号光12(波長λp)とカップリングする。そして本願発明の光ファイバ17に挿入する。この際、この光ファイバ17内で四光波混合とよばれる大きな非線形現象を生じ、信号光12は下記式(5)での波長λに変換される。このことにより、光波長変換が一括して行われる。
λ=(λp―λs)+λp (5)
因みに図5において符号13は偏波を揃える偏波コントローラを、符号14はEDFA、すなわちエルビュウムドープファイバアンプ(光増幅器)を、符号15は光源から励起光(波長λs)と信号光12を結合するカップラーを、そして符号16は偏光子をそれぞれ示している。
また図6に本願発明の光ファイバを用いたパルス圧縮器の一例を示す。図6において、符号21、22はそれぞれ波長の異なる光源を示し、符号23は偏波コントローラを、符号24はカップラーを示している。また符号25は偏光子を、符号26はEDFAをそれぞれ示している。そして前記光源21、22からEDFA26までを各々接続する光ファイバや、符号28が示す光ファイバは一般的なシングルモード光ファイバで、符号27は本願発明の光ファイバである。このように本願発明の光ファイバ27と一般的なシングルモード光ファイバ28を所定長さ毎、交互に接続してパルス圧縮器を構成している。
ところで図5及び図6には、本願発明の光ファイバを用いた光信号処理装置として、光波長変換器やパルス圧縮器のみ示しているが、これ以外にも、例えば波形整形器等にも本願発明の光ファイバを適用できることはいうまでもない。
本願発明の光ファイバの一実施例を示すもので、図1(a)は屈折率分布を示し、図1(b)は横断面の一部を示す横断面図である。 図1における光ファイバのD1/D2と分散スロープのシミュレーション結果を示すグラフである。 シミュレーションによるαと分散スロープの関係を示すグラフである。 シミュレーションによるαと有効断面積Aeffの関係を示すグラフである。 本願発明の光ファイバを波長変換器に用いた一実施例を示す模式図である。 本願発明の光ファイバをパルス圧縮器に用いた一実施例を示す模式図である。
符号の説明
1 第1コア
2 第2コア
4 クラッド
11、21、22 光源
12 信号光
13、23 偏波コントローラ
14、26 EDFA
15、24 カップラー
16、25 偏光子
17、27 光ファイバ

Claims (11)

  1. 純シリカより高い屈折率を有する第1コアと、該第1コアの外周に設けられ、純シリカよりも低い屈折率を有する第2コアと、該第2コアの外周に第1コアよりも屈折率が低く、第2コアよりも屈折率が高いクラッドを具備し、前記第1コアの外径D1が2〜5μmであり、前記第1コアの外径D1と前記第2コアの外径D2との比D1/D2が0.3以上、0.8以下であり、前記第1コアとクラッドとの比屈折率差△1が3.0〜5.0%であり、前記第2コアとクラッドとの比屈折率差△2が−1.4〜−0.7%であり、波長1550nmにおける分散スロープが−0.01〜0.01ps/nm2/kmであり、波長1550nmにおける分散値の絶対値が10ps/nm/km以下であり、かつ波長1550nmにおける非線形定数が65.6×10-10/W以上であり、カットオフ波長λcが1450nm以下であり、有効断面積Aeffが8.84μm2以下であることを特徴とする光ファイバ。
  2. 波長1550nmにおける分散スロープが−0.005〜0.005ps/nm2/kmであることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
  3. 波長1550nmにおける分散の絶対値が5ps/nm/km以下であることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の光ファイバ。
  4. 波長1510〜1590nmのいずれかの波長における光ファイバ長手方向の分散値の変動幅が、光ファイバ1kmあたり1ps/nm/km以下であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光ファイバ。
  5. 波長1510〜1590nmのいずれかの波長における光ファイバ長手方向の分散値の変動幅が、光ファイバ1kmあたり0.2ps/nm/km以下であることを特徴とする請求項4記載の光ファイバ。
  6. 前記第1コアの外径D1と前記第2コアの外径D2との比D1/D2が0.4以上、0.7以下であることを特徴とする請求項記載の光ファイバ。
  7. 前記第1コアの屈折率分布形状がα乗プロファイルであり、αが3.0以上であることを特徴とする請求項〜請求項のいずれかに記載の光ファイバ。
  8. 前記第1コアの屈折率分布形状がα乗プロファイルであり、αが6.0以上であることを特徴とする請求項記載の光ファイバ。
  9. 前記請求項1〜請求項のいずれかに記載の光ファイバを用いたことを特徴とする光信号処理装置。
  10. 前記光信号処理装置は光波長変換器であることを特徴とする請求項記載の光信号処理装置。
  11. 前記光信号処理装置はパルス圧縮器であることを特徴とする請求項記載の光信号処理装置。
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