JP4099965B2 - ロータリーキルンへの可燃性廃棄物の投入構造 - Google Patents

ロータリーキルンへの可燃性廃棄物の投入構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃プラスチック等の可燃性廃棄物をセメントクリンカ製造用のロータリーキルンに投入するための可燃性廃棄物の投入構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
産業廃棄物の発生量は年々増加の一途をたどっている。その処理方法としては埋め立て処理、焼却処理等が知られている。しかし、埋め立て場の確保が難しくなってきていることから、焼却処理が注目を浴びてきている。かかる産業廃棄物の中でも廃プラスチック等の可燃性廃棄物は、焼却によって充分な熱量を発生するため、その燃焼によって生じる熱量を有効に利用すべく、各種の燃焼炉の燃料として利用されつつある。
【0003】
例えば、廃プラスチック等の可燃性廃棄物を燃料として利用する方法として、その破砕品をセメント焼成設備のロータリーキルンの窯前部からロータリーキルン内に空気流に乗せて吹き込んで燃焼させ、主燃料として使用する微粉炭の使用量を削減する技術が以前より知られている。
【0004】
この種のロータリーキルンへの可燃性廃棄物の投入構造においては、可燃性廃棄物バーナから吹き出した可燃性廃棄物がロータリーキルン内の焼成帯にあるセメントクリンカ上にまとまって大量に着地すると、可燃性廃棄物の酸化作用によって該可燃性廃棄物の周囲のセメントクリンカが還元雰囲気に晒されることになる。このため、フリーライムの増加や色の変化が生じ、セメントの品質の低下を来すことになる。
この対策のため、ロータリーキルンのセメントクリンカ出口側(窯前側)から原料入口側(窯尻側)に向けて、可燃性廃棄物を空気とともに高速で吹き出して、焼結帯を超えた原料の位置に着地させ、原料とともに焼成帯まで移動する前に該可燃性廃棄物の燃焼を完了させようとする技術がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のロータリーキルンへの可燃性廃棄物の投入構造においては、空気を高速で吹き出すための例えばブロワーの電力消費量が増大してしまうという問題がある。
【0006】
この発明は、上記事情を考慮し、可燃性廃棄物バーナに空気を供給するためのエネルギ消費量の低減を図ることのできるロータリーキルンへの可燃性廃棄物の投入構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係るロータリーキルンへの可燃性廃棄物の投入構造は、ロータリーキルンの端部を回転自在に支承するとともに下部に接続されたクリンカクーラーから二次空気が上昇する窯前部の上記ロータリーキルンの下流端に対向する端壁から上記ロータリーキルンの上記下流端に達する位置まで突出し、該ロータリーキルンに向けて主燃料を吹き出す主燃料バーナと、前記端壁から上記ロータリーキルン側に突出し、該ロータリーキルンに向けて可燃性廃棄物を空気と共に吹き出す可燃性廃棄物バーナとを備えてなるロータリーキルンへの可燃性廃棄物の投入構造であって、上記可燃性廃棄物バーナを互いに間隔をおいて複数設置すると共に、該可燃性廃棄物バーナの上記端壁からの突出量を、上記下流端と端壁との間の距離Lの2/15〜1/3に設定し、かつ上記各可燃性廃棄物バーナの吹き出し角度を、水平方向に対して上方に0〜45度の範囲に設定したことを特徴としている。
【0008】
請求項2の発明に係るロータリーキルンへの可燃性廃棄物の投入構造は、請求項1に記載の発明において、上記各可燃性廃棄物バーナから吹き出す空気の流速を10〜30m/sに設定したことを特徴とする請求項1に記載のロータリーキルンへの可燃性廃棄物の投入構造。
【0010】
請求項1または2の発明では、可燃性廃棄物バーナを互いに間隔をおいて複数設けているので、可燃性廃棄物をロータリーキルン内に分散させて着地させることができる。そして、可燃性廃棄物バーナの突出量が上記ロータリーキルンの下流端と端壁との間の距離Lの2/15〜1/3と短くなっているので、高温のセメントクリンカ(約1400℃)等からの輻射熱等によって、可燃性廃棄物バーナの先端部が高温になることがないので、例えばプラスチックのような可燃性廃棄物が該可燃性廃棄物バーナの先端部で溶着するようなことがない。
【0011】
このため、可燃性廃棄物を、ロータリーキルン内の所定の位置に少量ずつ確実に分けて着地させることができるので、該可燃性廃棄物がロータリーキルン内の焼成帯にあるセメントクリンカ上あるいはセメントクリンカに対応する位置に着地しても、該セメントクリンカの周囲が還元雰囲気になるのを抑えることができる。すなわち、生成したセメントクリンカ中に未反応の酸化カルシウムが増加(フリーライムが増加)したり、セメントクリンカの色が変化したりするのを防止することができる。
したがって、可燃性廃棄物を遠方まで飛翔させるめに、空気を高速で吹き出す必要がないので、可燃性廃棄物バーナに空気を供給するためのエネルギ消費量の低減を図ることができる。
【0012】
しかも、可燃性廃棄物バーナがセメントクリンカ等からの輻射熱等を受けても、先端部が高温になって可燃性廃棄物が溶着しない程度の長さ、すなわち上記ロータリーキルンの下流端と端壁との間の距離Lの2/15〜1/3まで短くされているので、可燃性廃棄物や空気の移動抵抗が小さくなる。したがって、この点からも空気を供給するためのエネルギ消費量の低減を図ることができる。
【0013】
なお、可燃性廃棄物バーナの突出量を上記ロータリーキルンの下流端と端壁との間の距離Lの2/15以上としたのは、吹き出す空気や可燃性廃棄物の方向が安定するからであり、また例えば窯前部の下流側から該窯前部を通ってロータリーキルンに入る冷却空気が端壁に沿う部分で乱気流を生じることがあるが、この乱気流によって可燃性廃棄物の吹き出し方向が乱れないようにするためである。一方、上記距離Lの1/3以下としたのは、これを超えると、セメントクリンカ等から受ける熱量が多くなって、可燃性廃棄物を吹き出す空気だけでは、可燃性廃棄物バーナを充分に冷却しきれなくなり、該可燃性廃棄物バーナの先端部に可燃性廃棄物が溶着する可能性が生じることになるからである。
【0014】
請求項2の発明では、各可燃性廃棄物バーナから吹き出す空気の流速を10〜30m/sと低速に設定しているので、可燃性廃棄物や空気の移動抵抗を小さくすることができ、可燃性廃棄物バーナに空気を供給するためのエネルギ消費量の低減を図ることができる。また、上記10〜30m/sの範囲で各可燃性廃棄物バーナの空気の流速を変化させることにより、可燃性廃棄物がロータリーキルン内に着地する位置を該ロータリーキルンの軸方向にも変化させることができる。したがって、各可燃性廃棄物バーナが互いに間隔をおいて設けられていることと相まって、可燃性廃棄物をより離れた位置に着地させることができるので、可燃性廃棄物の着地によって還元雰囲気が生じるのをより確実に抑えることができる。
【0015】
請求項1または2の発明では、上記各可燃性廃棄物バーナの吹き出し角度を、水平方向に対して上方に0〜45度の範囲に設定しているので、例えばロータリーキルンの中心に対して下方の位置に配置された可燃性廃棄物バーナについては45度方向に向けて可燃性廃棄物を吹き出すことにより、可燃性廃棄物の飛翔距離及び飛翔時間を伸ばすことができる。したがって、可燃性廃棄物バーナを複数配置することによって、可燃性廃棄物バーナを下方に配置しなければならないような場合でも、可燃性廃棄物の空間燃焼を充分行うことが可能になるとともに、該可燃性廃棄物がロータリーキルン内に着地した場合でも少量のものとなるため、還元雰囲気が生じるのを抑えることができる。なお、可燃性廃棄物バーナをロータリーキルンの中心に対して上方位置に配置した場合には、吹き出し角度を例えば0度とすることにより、可燃性廃棄物がロータリーキルン内に確実に投入されるようにすることが好ましい。
【0016】
また、各可燃性廃棄物バーナを水平方向に同じレベルに配置した場合には、0〜45度の範囲で各可燃性廃棄物バーナの吹き出し角度を変化させることにより、可燃性廃棄物がロータリーキルン内に着地する位置を該ロータリーキルンの軸方向にも変化させることができる。したがって、各可燃性廃棄物バーナが互いに間隔をおいて設けられていることと相まって、可燃性廃棄物をより離れた位置に着地させることができるので、可燃性廃棄物の着地によって還元雰囲気が生じるのをより確実に抑えることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明のロータリーキルンへの可燃性廃棄物の投入構造を示す概略構成図、図2は図1のII−II線に沿う断面図である。
【0018】
図1において、被焼成物であるセメント原料は、ロータリーキルン1内の上流端である窯尻部側(図中右側)から投入され、ロータリーキルン1内を矢印Yのように、下流側である窯前部1A側(図中左側)に移動しならが焼成され、焼成されたセメントクリンカ(約1400℃)は、窯前部1Aの下部に接続されたクリンカクーラー2に落ちてさらに下流側に移動しながら二次空気Cによって冷却される。この二次空気Cは、クリンカクーラー2においてセメントクリンカから熱を吸収して高温になると共に、窯前部1A内を上昇してロータリーキルン1内に流入し、該ロータリーキルン1内を上流側に流れる。
【0019】
ロータリーキルン1の下流側の端部を回転自在に支承する窯前部1Aには、該ロータリーキルン1の下流端1aに対向する端壁1Aaに、円筒形状の主燃料バーナ10が設けられている。この主燃料バーナ10は、微粉炭供給ライン(主燃料供給ライン)11及びロータリバルブ(計量手段)12を介して主燃料である微粉炭Tを蓄えたタンク13に接続されている。また、微粉炭供給ライン11には、ロータリバルブ12から供給された微粉炭Tを、一次空気とともに主燃料バーナ10からロータリーキルン1に向けて吹き出すためのブロワーB1が接続されている。ロータリバルブ12は、タンク13に蓄えられた微粉炭Tを計量しながら微粉炭供給ライン11側に供給するようになっている。
【0020】
また、主燃料バーナ10は、図2に示すように、窯前部1Aの端壁1Aaにおけるロータリーキルン1の回転中心に対応する位置に配置されており、微粉炭Tを該ロータリーキルン1の回転中心軸に沿って吹き出すようになっている。そして、主燃料バーナ10は、図1に示すように、端壁1Aaからロータリーキルン1の下流端1aに達する位置まで突出するものとなっている。すなわち、主燃料バーナ10が端壁1Aaから突出する長さは、ロータリーキルン1の下流端1aと端壁1Aaとの間の距離Lとほぼ等しい長さになっている。
【0021】
一方、上記端壁1Aaには、廃プラスチック等の可燃性廃棄物Sであって細かく砕いたもの(最大寸法で15〜20mmに砕いたもの)を補助燃料用のブロワーB2から供給される補助一次空気(空気)と共にロータリーキルン1内に吹き込む円筒形状の可燃性廃棄物バーナ20が設けられている。すなわち、可燃性廃棄物バーナ20は、可燃性廃棄物供給ライン21及びロータリバルブ(計量手段)22を介して可燃性廃棄物Sを蓄えたタンク23に接続されている。また、可燃性廃棄物供給ライン21には、ロータリバルブ22から供給された可燃性廃棄物Sを、補助一次空気とともに可燃性廃棄物バーナ20からロータリーキルン1に向けて吹き出すためのブロワーB2が接続されている。ロータリバルブ22は、タンク23に蓄えられた可燃性廃棄物Sを計量しながら可燃性廃棄物供給ライン21側に供給するようになっている。また、ブロワーB2からは、10〜30m/sの流速の空気が可燃性廃棄物バーナ20から吹き出すように供給されるようになっている。なお、可燃性廃棄物バーナ20の内径は、30〜100mmに設定されている。
【0022】
また、可燃性廃棄物バーナ20は、図2に×印で示すように、ロータリーキルン1の円形断面に対応する範囲内にあって、主燃料バーナ10の上下左右の各位置に互いに間隔をおいて複数配置することが好ましい。すなわち、主燃料バーナ10の中心を通る水平線O1および垂直線O2で4分割した場合、各1/4の扇形領域R1、R2、R3、R4のいずれの領域に配置してもよい。
【0023】
ただし、扇形領域R3は、ロータリーキルン1のZ方向への回転に伴ってセメントクリンカDが滞留する領域と一致するので、可燃性廃棄物バーナ20の設置を避けることが好ましい。すなわち、扇形領域R3に可燃性廃棄物バーナ20を設置した場合、該可燃性廃棄物バーナ20から投入された可燃性廃棄物Sが短時間でセメントクリンカ上に着地することになるからである。ただし、実際にテストした結果では、各可燃性廃棄物バーナ20から投入される可燃性廃棄物Sの量が後述のように1.0t/h(トン/時間)以下程度であれば、フリーライムが増加するなど、セメントクリンカの品質上の問題が生じることがなかった。
【0024】
また、可燃性廃棄物バーナ20は、2〜3個設置するのがより好ましい。例えば、2個設置する場合には、図2において、位置aと位置bに設置することが好ましい。すなわち、ロータリーキルン1の内径が4.8mの場合、主燃料バーナ10の中心から上方に1mで、垂直線O2から左に1mの位置a及び右に1mの位置bに設置することが好ましい。また、3個設置する場合には、上記位置a、bに加えて、主燃料バーナ10の中心から上方に1mの位置cに設置することが好ましい。
【0025】
そして、各可燃性廃棄物バーナ20の端壁1Aaからの突出量L1は、200〜500mmに設定されている。この突出量L1は、上記距離Lの2/15〜1/3に相当する。また、各可燃性廃棄物バーナ20の吹き出し角度は、水平方向に対して上方に0〜45度の範囲に設定されている。例えば、主燃料バーナ10の下方の位置dに可燃性廃棄物バーナ20を設置した場合には、吹き出し角度を45度に設定して、ロータリーキルン1内に確実に投入できるようにするとともに、ロータリーキルン1内を遠方まで長い時間飛翔させ、これにより可燃性廃棄物Sを空間でできるだけ燃焼させることが好ましい。
また、可燃性廃棄物バーナ20を例えば水平線O1の位置に設置した場合には、吹き出し角度を例えば30度程度に設定して、この場合も、可燃性廃棄物Sの飛翔距離及び飛翔時間を伸ばすことが好ましい。
さらに、主燃料バーナ10から最も高い位置eに可燃性廃棄物バーナ20を設置した場合には、吹き出し角度を0度にして、可燃性廃棄物Sがロータリーキルン1内に確実に投入されるようにすることが好ましい。
なお、上記0〜45度の範囲は、可燃性廃棄物Sをロータリーキルン1内に確実に投入させることと、飛翔距離及び飛翔時間を伸ばすこととの両者を両立させるため、0〜30度の範囲に設定してもよい。
【0026】
また、各可燃性廃棄物バーナ20には、それぞれ独立に、可燃性廃棄物供給ライン21、ロータリバルブ22、タンク23及びブロワーB2が接続されている。このため、各可燃性廃棄物バーナ20は、可燃性廃棄物Sを吹き出す量や、吹き出す速度を、それぞれ独立に調整することが可能となっている。ただし、各可燃性廃棄物バーナ20から吹き出される可燃性廃棄物Sの量は、1.0t/h以下とすることが好ましい。
【0027】
次に、上記ロータリーキルン1への可燃性廃棄物の投入構造の作用効果について説明する。まず、セメントクリンカを製造するに当たり、主燃料用のブロワーB1から供給した一次空気を、微粉炭Tと共に主燃料バーナ10から吹き出して燃焼を行う。一方、例えば位置a及び位置bに設けられた可燃性廃棄物バーナ20からは、各ブロワーB2の補助一次空気によって供給された可燃性廃棄物Sを吹き出して燃焼を行う。
【0028】
可燃性廃棄物Sは、主燃料バーナ10の火炎からの輻射熱や、高温のセメントクリンカからの輻射熱や、クリンカクーラー2においてセメントクリンカから熱を吸収して高温となった二次空気Cからの熱や、その他からの熱を受けて高温となり、該二次空気Cの高温雰囲気中で燃焼を開始することになる。
【0029】
そして、空中で燃焼しきれなかった可燃性廃棄物Sがロータリーキルン1内に着地することになる。
また、各可燃性廃棄物バーナ20は、その突出量L1が200〜500mmと短く、高温のセメントクリンカ等から受ける熱量が少ないので、補助一次空気による冷却作用だけで、例えば先端部が高温になるのを防止することができる。したがって、可燃性廃棄物Sがプラスチックのようなものであっても、この可燃性廃棄物Sが可燃性廃棄物バーナ20の先端部に溶着するのを防止することができる。
【0030】
このため、可燃性廃棄物Sがロータリーキルン1内の所定の位置に所定の間隔をおいて着地することになる。そして、着地する可燃性廃棄物Sの量は、各可燃性廃棄物バーナ20によって分散投入されていることから少量のものとなる。したがって、可燃性廃棄物Sがロータリーキルン1内の焼成帯にあるセメントクリンカ上や、該セメントクリンカに対応する位置に着地しても、セメントクリンカの周囲が還元雰囲気になるのを抑えることができる。よって、生成したセメントクリンカにおいてフリーライムが増加したり、セメントクリンカの色が変化したりするのを防止することができる。
【0031】
したがって、可燃性廃棄物Sを遠方まで飛翔させるめに、補助一次空気を高速で吹き出す必要がなく、補助一次空気の流速を10〜30m/sと低速に設定することができるので、ブロワーB2の電力消費量の低減を図ることができる。そして、可燃性廃棄物バーナ20が200〜500mmと短くなっているので、該可燃性廃棄物バーナ20内を通る可燃性廃棄物Sや補助一次空気の抵抗が小さくなる。したがって、この点からもブロワーB2の電力消費量の低減を図ることができる。
【0032】
なお、可燃性廃棄物バーナ20の突出量L1を200mm以上としたのは、このように200mm以上になれば、吹き出す補助一次空気や可燃性廃棄物バーナ20の方向が安定するからであり、またクリンカクーラー2から窯前部1Aを通りロータリーキルン1に入る二次空気Cが端壁1Aaに沿う部分で乱気流となり、この乱気流によって可燃性廃棄物Sの吹き出し方向が乱れないようにするためである。一方、500mm以下としたのは、500mm超になると、セメントクリンカや主燃料の火炎等に近づくことになり、これらから受ける熱量が多くなるとともに、全体の受ける熱量も多くなるので、補助一次空気だけでは、可燃性廃棄物バーナ20を充分冷やしきれなくなり、特に可燃性廃棄物バーナの先端が高温となって、該先端部にプラスチック等の可燃性廃棄物が溶着することになるからである。
【0033】
また、各可燃性廃棄物バーナ20の補助一次空気の流速を10〜30m/sの範囲で変化させることにより、可燃性廃棄物Sがロータリーキルン1内に着地する位置を該ロータリーキルン1の軸方向にも変化させることができる。したがって、各可燃性廃棄物バーナ20が互いに間隔をおいて設けられていることと相まって、可燃性廃棄物Sをより離れた位置に着地させることができる。よって、可燃性廃棄物Sの着地によって還元雰囲気が生じるのをより確実に抑えることができる。
【0034】
さらに、各可燃性廃棄物バーナ20の吹き出し角度を、水平方向に対して上方に0〜45度の範囲に設定しているので、例えばロータリーキルン1の中心に対して下方の位置に配置された可燃性廃棄物バーナ20については45度方向に向けて可燃性廃棄物Sを吹き出すことにより、可燃性廃棄物Sの飛翔距離及び飛翔時間を伸ばすことができる等の利点がある。したがって、可燃性廃棄物バーナ20を複数配置することによって、該可燃性廃棄物バーナ20を主燃料バーナ10の下方に配置しなければならないような場合でも、可燃性廃棄物Sが空間で燃焼する時間をできるだけ長くすることができる。よって、可燃性廃棄物Sがロータリーキルン1内にに着地した場合でも、還元雰囲気が生じるのを抑えることができる。
【0035】
また、各可燃性廃棄物バーナ20を水平方向の同じレベルに配置した場合には、0〜45度の範囲で各可燃性廃棄物バーナ20の吹き出し角度を変化させることにより、可燃性廃棄物Sがロータリーキルン1内に着地する位置を該ロータリーキルン1の軸方向に変化させることができる。したがって、各可燃性廃棄物バーナ20が互いに間隔をおいて設けられていることと相まって、可燃性廃棄物Sをロータリーキルン1内のより離れた位置に着地させることができる。よって、可燃性廃棄物Sの着地によって還元雰囲気が生じるのをより確実に抑えることができる。
【0036】
【実施例】
次に、この発明の実施例を説明する。表1は、セメントクリンカの生産能力が3000t/d(トン/日)の設備を用いて実験した結果を示している。
【0037】
【表1】
Figure 0004099965
【0038】
表1において、生産量は、当該実験日にセメントクリンカを生産した量であり、t/dの単位で示す。
燃料原単位は、セメントクリンカ1kgを生産するために要する熱量であって、実際に使用した微粉炭Tの量や可燃性廃棄物Sの量と、それぞれの発熱量と、上記生産量とから計算したものであり、kcal/kgの単位で示す。
微粉炭量は、1時間当たりの微粉炭Tの使用量であって、実際に使用した微粉炭Tの全量をその使用した時間で割って計算したものであり、t/hの単位で示す。
可燃性廃棄物量は、1時間当たりの可燃性廃棄物Sの使用量であって、実際に使用した可燃性廃棄物Sの全量をその使用した時間で割って計算したものであり、t/hの単位で示す。
【0039】
(実験条件)
▲1▼ 加熱手段
ブランク =主燃料バーナ10
一箇所投入=主燃料バーナ10+位置cの可燃性廃棄物バーナ20
二箇所投入=主燃料バーナ10+位置a、bの各可燃性廃棄物バーナ20
▲2▼ ロータリーキルン1の内径
4.8m
▲3▼ 可燃性廃棄物バーナ20の突出量L1
300mm
▲4▼ 可燃性廃棄物バーナ20の内径
70mm
▲5▼ 可燃性廃棄物バーナ20の吹き出し角度
位置a、b、cにおける吹き出し角度=0度
▲6▼ 補助一次空気の流速
位置aの可燃性廃棄物バーナ20=15m/s
位置bの可燃性廃棄物バーナ20=25m/s
位置cの可燃性廃棄物バーナ20=25m/s
▲7▼ 可燃性廃棄物Sの粒径
15〜20mm
【0040】
(実験結果及び考察)
表1から、一つの可燃性廃棄物バーナ20から、1.80t/hの可燃性廃棄物Sを投入した場合(一箇所投入)は、ロータリーキルン1内の所定の位置に大量の可燃性廃棄物Sが着地することから、その周りが還元雰囲気になり、フリーライムが増加したと推定することができる。一方、2つの可燃性廃棄物バーナ20から0.92t/hと、0.91t/hとに分けて投入した場合(二箇所投入)は、ロータリーキルン1内の各の位置に着地する可燃性廃棄物Sの量が少ないことから、その周りが還元雰囲気になりにくく、よってフリーライムが増加しなかったものと推定できる。
【0041】
なお、上記実施の形態においては、各可燃性廃棄物バーナ20に対して、可燃性廃棄物供給ライン21、ロータリバルブ22、タンク23及びブロワーB2を個々に接続するように構成した。しかし、これらの可燃性廃棄物供給ライン21、ロータリバルブ22、タンク23及びブロワーB2については、図3に示すように、1セット分だけ備えたもので構成してもよい。すなわち、一つのタンク23に蓄えられた可燃性廃棄物Sを、一つのブロワーB2及び一本の可燃性廃棄物供給ライン21を介して供給し、所定の位置で分岐して、各可燃性廃棄物バーナ20に供給するように構成してもよい。
【0042】
また、各可燃性廃棄物バーナ20としては、可燃性廃棄物Sを単に吹き出すもので構成した。しかし、可燃性廃棄物バーナ20は、可燃性廃棄物Sを補助一次空気に乗せて吹き出す際に、旋回流を生じさせ、これにより可燃性廃棄物Sを分散させるように構成してもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1または2に記載の発明によれば、可燃性廃棄物を、ロータリーキルン内の所定の位置に少量ずつ確実に分けて着地させることができるので、該可燃性廃棄物がロータリーキルン内の焼成帯にあるセメントクリンカ上あるいはセメントクリンカに対応する位置に着地しても、該セメントクリンカの周囲が還元雰囲気になるのを抑えることができる。すなわち、フリーライムが増加したり、セメントクリンカの色が変化したりするのを防止することができる。
したがって、可燃性廃棄物を遠方まで飛翔させるために、空気を高速で吹き出す必要がないので、可燃性廃棄物バーナに空気を供給するためのエネルギ消費量の低減を図ることができる。
【0044】
しかも、可燃性廃棄物バーナの突出量が上記ロータリーキルンの下流端と端壁との間の距離Lの2/15〜1/3と短くなっているので、可燃性廃棄物や空気の移動抵抗が小さくなる。したがって、この点からも空気を供給するためのエネルギ消費量の低減を図ることができる。
【0045】
請求項2に記載の発明によれば、各可燃性廃棄物バーナから吹き出す空気の流速を10〜30m/sと低速に設定しているので、可燃性廃棄物や空気の移動抵抗を小さくすることができ、可燃性廃棄物バーナに空気を供給するためのエネルギ消費量の低減を図ることができる。また、上記10〜30m/sの範囲で各可燃性廃棄物バーナの空気の流速を変化させることにより、可燃性廃棄物がロータリーキルン内に着地する位置を該ロータリーキルンの軸方向にも変化させることができる。したがって、各可燃性廃棄物バーナが互いに間隔をおいて設けられていることと相まって、可燃性廃棄物をより離れた位置に着地させることができるので、可燃性廃棄物の着地によって還元雰囲気が生じるのをより確実に抑えることができる。
【0046】
請求項1または2に記載の発明によれば、上記各可燃性廃棄物バーナの吹き出し角度を、水平方向に対して上方に0〜45度の範囲に設定しているので、例えばロータリーキルンの中心に対して下方の位置に配置された可燃性廃棄物バーナについては45度方向に向けて可燃性廃棄物を吹き出すことにより、可燃性廃棄物の飛翔距離及び飛翔時間を伸ばすことができる。したがって、可燃性廃棄物バーナを複数配置することによって、可燃性廃棄物バーナを下方に配置しなければならないような場合でも、可燃性廃棄物の空間燃焼を充分行うことが可能になるとともに、該可燃性廃棄物がロータリーキルン内に着地した場合でも少量のものとなるため、還元雰囲気が生じるのを抑えることができる。
【0047】
また、各可燃性廃棄物バーナを水平方向に同じレベルに配置した場合には、0〜45度の範囲で各可燃性廃棄物バーナの吹き出し角度を変化させることにより、可燃性廃棄物がロータリーキルン内に着地する位置を該ロータリーキルンの軸方向にも変化させることができる。したがって、各可燃性廃棄物バーナが互いに間隔をおいて設けられていることと相まって、可燃性廃棄物をより離れた位置に着地させることができるので、可燃性廃棄物の着地によって還元雰囲気が生じるのをより確実に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態として示したロータリーキルンへの可燃性廃棄物の投入構造の概略構成図である。
【図2】同ロータリーキルンへの可燃性廃棄物の投入構造の要部を示す図であって、図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】同ロータリーキルンへの可燃性廃棄物の投入構造における他の例を示す要部説明図である。
【符号の説明】
1 ロータリーキルン
1A 窯前部
1Aa 端壁
10 主燃料バーナ
20 可燃性廃棄物バーナ
L1 突出量
S 可燃性廃棄物
T 微粉炭(主燃料)

Claims (2)

  1. ロータリーキルンの端部を回転自在に支承するとともに下部に接続されたクリンカクーラーから二次空気が上昇する窯前部の上記ロータリーキルンの下流端に対向する端壁から上記ロータリーキルンの上記下流端に達する位置まで突出し、該ロータリーキルンに向けて主燃料を吹き出す主燃料バーナと、前記端壁から上記ロータリーキルン側に突出し、該ロータリーキルンに向けて可燃性廃棄物を空気と共に吹き出す可燃性廃棄物バーナとを備えてなるロータリーキルンへの可燃性廃棄物の投入構造であって、
    上記可燃性廃棄物バーナを互いに間隔をおいて複数設置すると共に、該可燃性廃棄物バーナの上記端壁からの突出量を、上記下流端と端壁との間の距離Lの2/15〜1/3に設定し、かつ上記各可燃性廃棄物バーナの吹き出し角度を、水平方向に対して上方に0〜45度の範囲に設定したことを特徴とするロータリーキルンへの可燃性廃棄物の投入構造。
  2. 上記各可燃性廃棄物バーナから吹き出す空気の流速を10〜30m/sに設定したことを特徴とする請求項1に記載のロータリーキルンへの可燃性廃棄物の投入構造。
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