JP4099539B2 - 車輌修理費見積支援方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車輌の修理費見積もりを支援するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、事故などによって車体の外部に損傷が生じた場合、任意損害保険の加入者は保険金による修理を行うのが普通である。この場合、自費で修理を依頼するのとは異なり、保険会社は保険金の算定と修理費用とのかねあいを検討する必要がある。
【0003】
このようなケースでは修理費の見積もりを保険業者やディーラーの営業担当者が行う場合があるが、正確な見積もりには知識と経験が必要なため、結局のところ板金の専門家以外では正確な見積もりは困難である。
【0004】
また、保険を使用しない場合でも修理業者側の担当者が客先を訪問することとなるが、部品代などはパーツリストを見なければ分からないため必ずしもその場で見積もりができるとは限らない。
【0005】
このため、従来は車体の損傷部分を写真に撮り、後日これを検討することで見積もりを行うようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような方法を採用した場合、修理費見積りに少なくとも数日の日数を要するため、修理日程が遅れ、これに伴って代車も長い期間必要となるなど利便性とコストの面で改善が望まれていた。
【0007】
また、車体の損傷部分の写真撮影には、熟練者でなければ必要充分な撮影を行うことが困難であった。
本発明は前記事項に鑑みなされたものであり、損傷車輌の保管現場で容易に正確な修理費用の見積もりを行なうための修理費見積支援方法及び支援システムを提供することを課題とする。
【0008】
また本発明は、損傷車輌の修理費見積をなすにあたって必要な車輌画像の撮影を、的確に行える方法及びシステムを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、ネットワークに接続した端末機及びホストコンピュータにより、損傷した車輌の修理費見積もりを支援する方法であって、前記端末機が、車輌の損傷部分を撮影した画像データをホストコンピュータ側に送信するステップを実行し、前記ホストコンピュータが、前記端末機から送信された画像データを受信するステップと、受信した画像データに基づき、見積り処理に必要となる撮影フレームの撮影フレーム指示データを求めるステップと、撮影フレーム指示データを前記端末機側に送信するステップとを実行し、前記端末機がさらに、ホストコンピュータから送信された撮影フレーム指示データを受信するステップと、受信した撮影フレーム指示データを表示手段に表示するステップと、を実行することを特徴とする。
【0010】
前記ホストコンピュータが撮影フレーム指示データを求めるステップは、受信した画像データに基づき損傷部位を特定するステップと、特定した損傷部位を複数の異なる方向から捉える撮影フレーム指示データを生成するステップと、を含むことができる。
【0011】
また、前記ホストコンピュータが撮影フレーム指示データを求めるステップは、受信した画像データに基づき損傷部位を特定するステップと、特定した損傷部位を拡大した撮影フレーム指示データを生成するステップと、を含むことができる。
【0012】
また、前記ホストコンピュータが撮影フレーム指示データを求めるステップは、受信した画像データに基づき損傷部位を特定するステップと、特定した損傷部位の損傷程度を判断するステップと、特定した損傷部位及び損傷程度に基づき、波及した損傷が推測される部位を推定するステップと、損傷推定した部位を捉える撮影フレーム指示データを生成するステップと、を含むことができる。
【0013】
また、前記ホストコンピュータが撮影フレーム指示データを求めるステップは、特定した損傷部位の損傷入力方向を判断するステップと、特定した損傷部位及び損傷程度並びに損傷入力方向に基づき、波及した損傷が推測される部位を推定するステップと、をさらに含むことができる。
【0014】
第2の発明は、損傷した車輌の修理費見積もりを支援するシステムであって、車輌の損傷部分を撮影した画像データを入力するための端末機と、この端末機とデータリンクするホストコンピュータと、を備え、前記ホストコンピュータは、前記端末機からのデータを受信するための第1受信手段と、前記デジタルカメラにて撮影した車輌の画像データに基づき、見積り処理に必要となる撮影フレーム指示データを求めるための制御手段と、撮影フレーム指示データを端末機に送信するための第1送信手段と、を有し、前記端末機は、画像データを前記ホストコンピュータに送信するための第2送信手段と、ホストコンピュータからの撮影フレーム指示データを受信するための第2受信手段と、受信した撮影フレーム指示データを表示するための表示手段と、を有することを特徴とする。
【0015】
前記端末機はデジタルカメラと一体に設けられ、前記デジタルカメラのレンズは、前記表示手段の視認方向とは異なる方向に設定可能とすることができる。
また、前記端末機の表示手段は、デジタルカメラにて撮影中の画像データと、前記撮影フレーム指示データとを同時に表示するよう構成することができる。
【0016】
また、前記端末機の表示手段は、デジタルカメラにて撮影中の画像データと、前記撮影フレーム指示データとを重畳して表示可能に構成することができる。
なお、前記端末機は、携帯電話機とすることができる。
【0017】
前記ホストコンピュータは、インターネットに接続されたパーソナルコンピュータやサーバーを例示できる。
前記端末機及びホストコンピュータには、ブラウザの他グラフィックアプリケーションをインストールすることができる。グラフィックアプリケーションは送信された画像を1画面に複数枚、例えば画面を4分割や9分割で表示させることができるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の車輌修理費見積もり支援方法及び支援システムを図1〜図8に示される実施形態について更に詳細に説明する。
【0019】
図1はブロック図を示し、大別してデジタルカメラ付き携帯電話機(端末機)3と、この携帯電話機3とデータリンクするホストコンピュータ4とからなっている。ホストコンピュータ4は、車輌見積りに関する専門家が直ちにアクセスできる環境下に設定してもよい。
【0020】
携帯電話機3は車輌1の損傷部分2(図6)を撮影するためのものであり、図2及び図3に示すように、携帯電話機本体の一部に矢示F方向に180度の範囲で回転するカメラ部3aが設けられている。
【0021】
カメラ部3aは筒状に形成されており、携帯電話機本体の上部に設けられ、その側面にレンズ3bが設けられている。また、カメラ部3aの外端部外周にはローレット3cが形成されており、使用者がカメラ部3aに手指を滑らさずに回転させることができるように構成されている。
【0022】
携帯電話機本体の正面にはディスプレイ3dが設けられており、フレーミングを確認しながらカメラ部3aにて撮影することができるようになっている。
携帯電話機3には、中央処理部(マイクロプロセッサ,メモリー等を含む)30に、マイク32、スピーカ33、マルチチャンネルフルデュプレクストランシーバー31、カメラ部3a、ディスプレイ3d、入力部等を接続したものが内装されている。
【0023】
デジタルカメラ付き携帯電話機3は、フルレート型,ハーフレート型,cdma型の各種携帯電話機や、PHS(Personal Handy-phone System)を採用することができるのは勿論、後述のブロードバンド携帯電話機により構成することもできる。
【0024】
なお、画像は640KBの画像を1/10圧縮した場合、狭帯域携帯電話機(9600bps)で数十秒、PHS(64kbps)で10秒程度で伝送できるが、ブロードバンド携帯電話機を使用すれば10枚の画像を1秒程度で伝送することができる。
【0025】
ブロードバンドデジタル移動通信方式としては種々提案されているが、広帯域符号分割多重接続方式(W-CDMA方式(Wideband Code Division Multiple Access))が挙げられる。
【0026】
W-CDMA方式は、スペクトラム拡散方式として直接拡散(Direct Sequence:DS)を採用し、CDMA方式の特長に加え、電力制御やパスダイバーシティ(Path Diversity)受信(ダイバーシティは電波の受信変動を改善する手段)、誤り制御、干渉除去、音声符号化の信頼性向上などの点で改善を加えたもので、データ通信についても高速化(例えば384kbps〜2Mbps)が可能である。
【0027】
以上述べた高速通信網を使用することで、画像伝送を極めて高速で行うことができ、修理費見積もりのための作業時間を短時間にすることができる。
なお、伝送媒体としてはインターネットだけではなく、ローカルエリアネットワークを使用することもできる。このようなものとしてはBluetoothが好適である。Bluetooth規格では、2.45GHz帯の準マイクロ波を用い、1Mbpsの帯域で通信プロトコルにIEEE802.11を採用したフォーマットとなっている。
【0028】
一方、前記携帯電話機3にデータリンクされるホストコンピュータ4は図1に示すように、内部にMPU(Microprocessing Unit:マザーボード、ビデオカード等を含む)40、このMPU40を公衆回線50に接続するとともに、無線LAN(Local Area Network)やイーサネット(登録商標,IEEE802.3規格)と接続可能にするダイヤルアップルータ41、RAM(Random access memory)42、ROM(Read only memory)43、高速ハードディスク(例えばULTRA WIDE SCSIによる高速(40Mbps)転送方式等を採用)44を備えている。
【0029】
また、MPU40にはビデオカード(図示せず)を介してディスプレイ45、キーボード(図示せず)、及びデータバックアップ用のMO(Magneto Optical Disk)やDVDROM(DVD Read Only Memory)などの補助記憶装置46などが接続されている。
【0030】
ホストコンピュータ4のハードディスク44、及び、前記携帯電話機3の中央処理部30のメモリには、OS(Operating System)その他必要なアプリケーションやドライバーがインストールされているが、画像を1画面に複数(本実施形態では4つ)自動的に配置するグラフィックアプリケーションがインストールされている。
【0031】
前記補助記憶装置46内には、車輌の各部位に関連付けられて、それぞれ撮影フレーム指示データが格納されている。すなわち、各部位について、修理費見積を行うにあたって必要となる、複数の異なる方向から捉えた当該部位を含む車輌外観データが、補助記憶装置46に格納されている。各車輌外観データは、車輌の部分的な輪郭データとして、CADデータやワイヤーフレームデータにより生成するとよい。また、部位が比較的大きな場合(例えばバンパー、ボンネット等)は、部位をさらに詳細に区分(例えば、左側部、中央部、右側部に区分)し、当該区分毎に撮影フレーム指示データを設定してもよい。さらに、撮影フレーム指示データには、複数の縮尺率により各部位を同一方向から捉えた車輌外観データも設定されている。なお、例えば部位がエンジンの場合は、エンジンに対応する撮影フレーム指示データは、ボンネットを開けた状態でエンジンを含む車輌外観となる。
【0032】
前記撮影フレーム指示データは、前述したように、車輌外観データが基本であるが、撮影フレームを特定するための文言をもって撮影フレーム指示データとすることもできる。なお、車輌外観データと文言データ(テキストデータ)を組み合わせて撮影フレーム指示データとすることもできる。さらには、前記テキストデータは音声データとして設定することもできる。
【0033】
また、各部位に関連付けられる撮影フレーム指示データは、各メーカーの詳細な車種毎に設定されているが、例えば4ドアセダン、2ドアハードトップ、4ドアステーションワゴンというように、車輌形状等が近似するグループ毎に設定してもよい。
【0034】
また、前記補助記憶装置46には、各部位における損傷程度及び損傷入力方向に対して、波及した損傷部位(衝撃力が伝達して損傷した部位)を関連付けた損傷波及データが格納されている。この損傷波及データも、各車種毎に設定されている。
【0035】
さらに、前記補助記憶装置46には、車輌の部位、部品、作業項目、作業指数、部品料金等が、各車種毎(車種名、車種番号等毎)に関連付けられて格納されている。また、補助記憶装置46には、単位時間当たりの作業料金(レバレート)も記憶されている。なお、前記作業指数とは、特定の作業を行うにあたっての指数値であり、この指数値に単位時間あたりの設定料金を乗ずれば、作業料金が算出されることとなる。例えば、1時間を基準1として指数を設定することとし、ある作業を行うのに1.2時間の作業時間が予定されるのであれば、指数は1.2となり、この1.2に1時間当たりの設定料金(例えば10,000円)を乗じると、当該作業料金は12,000円となる。
【0036】
そして、ネットワークを構成する公衆回線50には無線基地局51がリンクしており、携帯電話網を介して携帯電話機3とホストコンピュータ4とがデータリンクできるように構成されている。
【0037】
次に、本実施形態におけるシステムの動作例を図7及び図8を中心に説明する。
現場担当者が実際の損傷車輌1を前にして、携帯電話機3の入力部の操作を行うことにより、中央処理部30は、当該損傷車輌の車種、年式、型式指定番号、類別区分番号等の車輌特定データを取り込む(図7、ステップ101)。さらに、担当者が携帯電話機3のカメラ部3aを操作することにより、車輌1の衝突箇所とみなせる損傷箇所が含まれる車輌画像を、中央処理部30が取り込む(ステップ102)。そして、中央処理部30は、ステップ101で得た車輌特定データ及びステップ102で得た車輌画像データを、初期データとしてホストコンピュータ4側に送信する(ステップ103)。
【0038】
次に、図8のホストコンピュータ4における処理を説明する。
ホストコンピュータ4のMPU40では、図7のステップ103にて送信された、携帯電話機3からの初期データが受信されたか否かを監視する(ステップ201)。ホストコンピュータ4が初期データを受信すると、当該初期データに基づき、MPU40は撮影フレーム指示データを作成する(ステップ202)。
【0039】
ここで、ホストコンピュータ4における撮影フレーム指示データの作成について説明する。
ホストコンピュータ4には、初期データの一部として、図4の画像45aと同様のデータが送信されてくる。MPU40では、車輌特定データに基づき、補助記憶装置46内の、当該損傷車輌と同一車種が属するデータベースから、前記画像45aに相当する画像データを索出する。この索出にあたっては、画像45aのデータを処理(例えば領域拡張法、反復型領域拡張法、統計的仮説検定法、ヒューリスティック法、分離・統合法、画素結合法等による画像処理)して、車輌の輪郭をトレースし、この輪郭形状に近似する、予め記憶した画像データを索出するものである。MPU40は、画像45aにおる輪郭形状と、予め記憶した正規の輪郭形状とを比較し、損傷箇所の変形した程度を座標値の差により認識する。そして、変形した箇所の部位を特定するとともに、変形に応じた衝撃力の値並びに衝撃入力方向を求める。
【0040】
さらに、MPU40は、衝突部位と、衝突入力方向、損傷程度(衝撃力)に基づき、波及した損傷部位を求める。そして、MPU40は、損傷した(あるいは損傷したと推定した)部位に対して、複数の異なる方向から捉えた当該部位を含む車輌外観データを、撮影フレーム指示データとして、補助記憶装置46から抽出する。この撮影フレーム指示データは、例えば図4の画像45aに示すように、損傷部位がバンパーの左側であった場合、図4の画像45b、45c、45dのように、当該損傷箇所を正面、左側面、上面から捉えた複数の画像データである。なお、撮影フレーム指示データは、衝突箇所における部位のみの画像データとして作成してもよいし、あるいは、損傷波及した全ての部位についてのそれぞれの画像データを作成してもよい。さらには、撮影フレーム指示データは、衝突箇所における部位の画像データと、損傷波及の最終到達点あるいは損傷波及の最終到達点の後段近傍の部位の画像データにより構成してもよい。損傷波及の最終到達点あるいは損傷波及の最終到達点の後段近傍の部位の画像データを、撮影フレーム指示データとして採用するのは、推定した損傷箇所の確認を行うためでもある。
【0041】
このようにして作成された撮影フレーム指示データは、ホストコンピュータ4から携帯電話機3側に送信される(ステップ203)。
次に、図7の携帯電話機3の処理フローの説明に戻る。
【0042】
ステップ104にて、携帯電話機3の中央処理部30は、ホストコンピュータ4から送信された撮影フレーム指示データの受信を監視する。
そして、撮影フレーム指示データを受信すると、中央処理部30は、ディスプレイ3dに、図4と同様の4分割された画像データを表示する(ステップ105)。すなわち、担当者が先にホストコンピュータ4へ送信した初期データとしての画像45aと、この画像45aに対応する3つの撮影フレーム指示データがディスプレイ3dに同時に表示される。このとき担当者が入力部(カーソルキー等)の操作により、いずれかの撮影フレーム指示データを選択すると、選択された撮影フレーム指示データのみがディスプレイ3dに拡大して表示される。この表示モードは、撮影モードを兼ねており、携帯電話機3のディスプレイ3dには、撮影フレーム指示データと共に、カメラ部3aにて撮影中の画像データも重畳して表示される。担当者は、ディスプレイ3dに表示される車輌外観データ(撮影フレーム指示データ)に、撮影中の車輌が略一致するように、カメラ部3aの操作を行い、撮影フレーム指示データに基づいた画像データを確保する。この後、各撮影フレーム指示データをディスプレイ3dに順次表示し、同様にして画像データを得る。なお、撮影フレーム指示データは、予めマスク処理等を行い、撮影中の画像データの方が視認し易い態様とするのがよい。
【0043】
ステップ106にて、ホストコンピュータ4から受信した撮影フレーム指示データに基づく撮影を全て終了した場合は、中央処理部30はステップ107に移行して、指示データに基づき撮影した車輌画像データをホストコンピュータ4側に送信する。
【0044】
次に、図8のホストコンピュータ4側の処理の説明に移る。
MPU40は、撮影フレーム指示データに基づき撮影した画像データの受信状況を監視する(ステップ204)。指示データに基づき撮影した画像データを受信した場合、MPU40は、当該画像データに基づき、車輌の修理費見積データを作成する(ステップ205)。このステップ205の見積処理にあたっては、MPU40は、得られた画像データから、損傷部位を再度正確に特定し、各損傷部位の損傷程度に基づき、交換作業か修理作業のいずれの修復作業を採用するかを判定し、当該作業に応じた作業料金及び部品代を計算する。
【0045】
そして、MPU40は、作成した見積データを携帯電話機3側に送信する(ステップ206)。
次に、図7の携帯電話機3側の処理の説明に復帰する。
【0046】
中央処理部30では、ホストコンピュータ4からの見積データの受信を監視する(ステップ108)。そして、見積データを受信した場合、中央処理部30は、当該見積データをディスプレイ3dに表示する。
【0047】
以上のように本実施形態の車輌修理費見積もり支援方法及び支援システムによれば、ホストコンピュータ4から損傷車輌に対応した撮影フレーム指示データが現場担当者に提供されるので、担当者は、容易に的確な車輌画像データを撮影することができる。そして、的確な車輌画像データに基づき、正確な見積りを短時間にて行うことが可能となる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、損傷車輌の保管現場で容易に正確な修理費用の見積もりを行なうことができる。
【0049】
また本発明によれば、損傷車輌の修理費見積をなすにあたって必要な車輌画像の撮影を、的確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である車輌修理費見積もりシステムを示すブロック図。
【図2】実施形態の車輌修理費見積もりシステムにおける携帯電話機の正面図。
【図3】実施形態の車輌修理費見積もりシステムにおける携帯電話機の要部の斜視図。
【図4】実施形態の車輌修理費見積もりシステムにおける携帯電話機にて得た初期データ及び撮影フレーム指示データを表す図。
【図5】実施形態の車輌修理費見積もりシステムの撮影フレーム指示データと撮影中の画像データを重畳した状態を表す図。
【図6】実施形態の車輌修理費見積もりシステムにおける携帯電話機にて得た初期データ及び撮影フレーム指示データに基づき撮影した画像データを表す図。
【図7】実施形態の車輌修理費見積もりシステムにおける携帯電話機側の処理を説明するためのフローチャート。
【図8】実施形態の車輌修理費見積もりシステムにおけるホストコンピュータ側の処理を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1 車輌
2 破損部分(破損部位)
3 (デジタルカメラ付き)携帯電話機
3a カメラ部
3d ディスプレイ
4 ホストコンピュータ
30 中央処理部
40 MPU

Claims (9)

  1. ネットワークに接続した端末機及びホストコンピュータにより、損傷した車輌の修理費見積もりを支援する方法であって、
    前記端末機が、車輌の損傷部分を撮影した画像データをホストコンピュータ側に送信するステップを実行し、
    前記ホストコンピュータが、
    前記端末機から送信された画像データを受信するステップと、
    前記端末機から受信したデータを画像処理することで車輌の輪郭形状を取得するステップと、
    取得した前記車輌の輪郭形状に近似する車輌の画像データを、車輌の画像データが予め格納された記憶装置から索出するステップと、
    記憶装置から索出した車輌の画像データと、取得した前記車輌の輪郭形状とを座標値の差で比較することにより、車輌の損傷部位を特定するステップと、
    特定した前記損傷部位を捉えた車輌の画像データである車輌外観データを前記記憶装置から撮影フレーム指示データとして抽出することにより、見積り処理に必要となる撮影フレームの撮影フレーム指示データを求めるステップと、
    撮影フレーム指示データを前記端末機側に送信するステップとを実行し、
    前記端末機がさらに、
    ホストコンピュータから送信された撮影フレーム指示データを受信するステップと、
    受信した撮影フレーム指示データを表示手段に表示するステップと、を実行することを特徴とする
    車輌修理費見積支援方法。
  2. 前記ホストコンピュータが撮影フレーム指示データを求めるステップは、特定した前記損傷部位を複数の異なる方向から捉えた車輌外観データを前記記憶装置から撮影フレーム指示データとして抽出する
    請求項1記載の車輌修理費見積支援方法。
  3. 前記ホストコンピュータが撮影フレーム指示データを求めるステップは、特定した前記損傷部位を拡大した車輌外観データを前記記憶装置から撮影フレーム指示データとして抽出する
    請求項1記載の車輌修理費見積支援方法。
  4. 前記ホストコンピュータが撮影フレーム指示データを求めるステップは
    定した前記損傷部位の損傷程度を判断、特定した損傷部位及び損傷程度に基づき、波及した損傷が推測される部位を推定、損傷推定した部位を捉える車輌外観データを前記記憶装置から撮影フレーム指示データとして抽出する
    請求項1記載の車輌修理費見積支援方法。
  5. 前記ホストコンピュータが撮影フレーム指示データを求めるステップは、
    特定した前記損傷部位の損傷入力方向を判断、特定した損傷部位及び損傷程度並びに損傷入力方向に基づき、波及した損傷が推測される部位を推定し、損傷推定した部位を捉える車輌外観データを前記記憶装置から撮影フレーム指示データとして抽出する
    請求項4記載の車輌修理費見積支援方法。
  6. 損傷した車輌の修理費見積もりを支援するシステムであって、
    車輌の損傷部分の画像データを入力するための端末機と、この端末機とデータリンクするホストコンピュータと、を備え、
    前記ホストコンピュータは、
    前記端末機からのデータを受信するための第1受信手段と、
    前記端末機から受信したデータを画像処理することで車輌の輪郭形状を取得し、取得した該車輌の輪郭形状に近似する車輌の外観データを、車輌の画像データが予め格納された記憶装置から索出し、記憶装置から索出した車輌の画像データと、取得した該車輌の輪郭形状とを座標値の差で比較することにより、車輌の損傷部位を特定し、特定した該損傷部位を異なる方向から捉えた車輌の画像データである車輌外観データを前記記憶装置から撮影フレーム指示データとして抽出することにより、見積り処理に必要となる撮影フレームの撮影フレーム指示データを求めるための制御手段と、
    撮影フレーム指示データを端末機に送信するための第1送信手段と、を有し、
    前記端末機は、
    画像データを前記ホストコンピュータに送信するための第2送信手段と、
    ホストコンピュータからの撮影フレーム指示データを受信するための第2受信手段と、
    受信した撮影フレーム指示データを表示するための表示手段と、を有することを特徴とする
    車輌修理費見積支援システム。
  7. 前記端末機はデジタルカメラと一体に設けられ、
    前記デジタルカメラのレンズは、前記表示手段の視認方向とは異なる方向に設定可能であることを特徴とする請求項6記載の車輌修理費見積支援システム。
  8. 前記端末機の表示手段は、デジタルカメラにて撮影中の画像データと、前記撮影フレーム指示データとを同時に表示することを特徴とする
    請求項6又は7記載の車輌修理費見積支援システム。
  9. 前記端末機の表示手段は、デジタルカメラにて撮影中の画像データと、前記撮影フレーム指示データとを重畳して表示可能なことを特徴とする
    請求項8記載の車輌修理費見積支援システム。
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