JP4098858B2 - Method for producing arylamine - Google Patents

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JP4098858B2 JP31840197A JP31840197A JP4098858B2 JP 4098858 B2 JP4098858 B2 JP 4098858B2 JP 31840197 A JP31840197 A JP 31840197A JP 31840197 A JP31840197 A JP 31840197A JP 4098858 B2 JP4098858 B2 JP 4098858B2
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子材料用素材又はその中間体として有用なアリールアミン、特にトリアリールアミン又はジアリールアミンを高純度且つ高収率で製造する方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
本発明の反応はウルマン縮合反応として分類される反応の範疇に含まれる。
ウルマン縮合反応は芳香族アミンと芳香族ハロゲン化合物、好ましくは芳香族ヨウ化化合物とを塩基及び銅触媒の存在下にカップリングする反応であり、F.Ullmann(Chem.Ber.,36,2382(1902))によって発見された。
従来、この反応における溶媒としては、イオン化電位9.1eV以上のアルキルベンゼン、クロルベンゼン、ニトロベンゼンなどの芳香族化合物、又はデカン、トリデカンなどの飽和脂肪族炭化水素化合物が使用されている。しかしこの反応において、実用的なアリール化速度を達成するためには、通常かなりの高温を必要とし、このため置換基の酸化反応や生成物の2量化反応などによって副生成化合物が生成する欠点がある。しかし、この副生成化合物の分離精製は非常に困難で、電子材料用素材又はその中間体として使用するのに必要な高純度に精製しようとすると収率が低く、しかもコストが高くなり実用的でなかった。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題点のない高純度のアリールアミン、特にトリアリールアミン又はジアリールアミンを高収率で製造する方法を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、(1)芳香族アミンと芳香族ハロゲン化物とを、オシメン、ミルセン、α−テルピネン、β−テルピネン、γ−テルピネン、テルピノレン、(+)−α−フェランドレン、(−)−β−フェランドレン、(−)−1−p−メンテン、(+)−3−p−メンテン、ジペンテン、(+)−リモネン、(+)−サビネン、(+)−α−ピネン、(+)−β−ピネン、グラニオール、(+)−シトロネロール、ネロール、(+)−リナロオール、 cis −シトラール、 trans −シトラール、(+)−シトロネラール、(+)−イソメントール、(+)− cis −カルベオール、(+)− trans −カルベオール、(−)−カルボメントール、(+)−ジヒドロカルベオール、(+)−α−テルピネオール、 trans −β−テルピネオール、γ−テルピネオール、(+)−1−p−メンテン−4−オール、(−)−メントール、 trans −1,4−テルピン、 cis −1,8−テルピン、(+)− trans −ソブレロール、(−)−イソプレゴン、(+)−イソメントン、カルベノン、(+)−カルボタナセトン、(−)−カルボメントン、(+)−カルボン、(−)−ジヒドロカルボン、(−)−ピぺリトン、(+)−プレゴン、(−)−メントン、ジオスフェノール及びα−ツジョンからなるモノテルペン化合物群、並びに(−)−β−カジネン、(−)−β−カリオフィレン、(−)−β−サンタレン、(−)−α−セドレン、(+)−β−セリネン、(−)−β−ビサボレン、α−フムレン、ファルネソール及び(+)−ネロリドールからなるセスキテルペン化合物群から選択される溶媒中、銅元素を含む触媒の存在下で反応させることを特徴とするアリールアミンの製造方法、
(2) 前記溶媒がテルピネン類、テルピノレンまたはフェランドレン類であることを特徴とする上記(1)記載のアリールアミンの製造方法、
によって達成される。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明を更に詳細に説明する。
本発明はアリールアミン、特に電子材料用素材又はその中間体として有用な一群のトリアリールアミンもしくはジアリールアミンをウルマン縮合反応により製造する際に、前記に挙げたモノテルペン化合物群及びセスキテルペン化合物群から選択される反応溶媒を使用することにより、高純度な目的化合物を高収率で得るものである
【0006】
本発明で使用し得る上記反応溶媒としては、モノテルペン化合物群またはセスキテルペン化合物群が挙げられる。これらは通常、医薬品や香料の原料として広く使用されている化合物である。
本発明で用いるモノテルペン化合物群は、具体的にはオシメン、ミルセン、α−テルピネン、β−テルピネン、γ−テルピネン、テルピノレン、(+)−α−フェランドレン、(−)−β−フェランドレン、(−)−1−p−メンテン、(+)−3−p−メンテン、ジペンテン、(+)−リモネン、(+)−サビネン、(+)−α−ピネン、(+)−β−ピネン、グラニオール、(+)−シトロネロール、ネロール、(+)−リナロオール、 cis −シトラール、 trans −シトラール、(+)−シトロネラール、(+)−イソメントール、(+)− cis −カルベオール、(+)− trans −カルベオール、(−)−カルボメントール、(+)−ジヒドロカルベオール、(+)−α−テルピネオール、 trans −β−テルピネオール、γ−テルピネオール、(+)−1−p−メンテン−4−オール、(−)−メントール、 trans −1,4−テルピン、 cis −1,8−テルピン、(+)− trans −ソブレロール、(−)−イソプレゴン、(+)−イソメントン、カルベノン、(+)−カルボタナセトン、(−)−カルボメントン、(+)−カルボン、(−)−ジヒドロカルボン、(−)−ピぺリトン、(+)−プレゴン、(−)−メントン、ジオスフェノール、α−ツジョンが挙げられる。本発明で用いるセスキテルペン化合物群は、具体的には(−)−β−カジネン、(−)−β−カリオフィレン、(−)−β−サンタレン、(−)−α−セドレン、(+)−β−セリネン、(−)−β−ビサボレン、α−フムレン、ファルネソール、(+)−ネロリドールが挙げられる。これらの中でも、特にテルピネン類、テルピノレン、フェランドレン類が有効である
【0007】
前記に挙げたモノテルペン化合物群またはセスキテルペン化合物群以外の反応溶媒を使用した場合には、反応溶媒、原料及び生成物が反応してしまったり、不純物の副生が増加して精製が困難となったりして所期の目的を達成できない。
また、これらの反応溶媒は、通常原料の芳香族アミン1モルに対して250〜450mlの割合で使用される。
本発明で使用される触媒としては、特に制限されるものではなくウルマン縮合反応で通常使用される触媒を用いることができ、例えば銅粉、硫酸銅、酸化第一銅、酸化第二銅、塩化第一銅、塩化第二銅、酢酸第二銅、水酸化第二銅、臭化第一銅、臭化第二銅、ヨウ化銅等、好ましくは硫酸銅、臭化第二銅が挙げられる。
反応は、使用する原料により大きく異なるが、通常190〜210℃で6〜12時間行われる。
【0008】
本発明で製造されるアリールアミンとしては、例えば下記一般式(I)、(II)もしくは(III)で示されるトリアリールアミン又はジアリールアミンを挙げることができる。
【0009】
【化1】

Figure 0004098858
【0010】
式中、R1、R2はハメットのσmとして−0.34〜0.71までの置換基、σpとして−0.84〜0.78までの置換基を示し、R1、R2は同一でも異なってもよく、またそれぞれ複数置換してもよい。nは1〜3の整数を示す。また、Aは以下の一般式で示される化合物の芳香環の任意の位置で結合している基を示す。
【0011】
【化2】
Figure 0004098858
【0012】
式中、R3、R4、R5はハメットのσmとして−0.15〜0.43までの置換基、σpとして−0.32〜0.54までの置換基を示し、芳香環のどの部位で結合してもよい。
ここで、ハメットのσmとして−0.34〜0.71までの置換基として具体的には、例えばアルキル、シクロアルキル、アリール、アルコキシ、アミノ、ニトロ基、又はハロゲン原子等があげられ、σpとして−0.84〜0.78までの置換基として具体的には、例えばアルキル、アルコキシ、アミノ、ニトロ基、又はハロゲン原子等があげられる。また、σmとして−0.15〜0.43までの置換基として具体的には、例えばアルキル、シクロアルキル、アリール、アルコキシ、等があげられ、σpとして−0.32〜0.54までの置換基として具体的には、例えばアルキル、シクロアルキル、アリール、アルコキシ、又はハロゲン原子等があげられる。
【0013】
一般式(I)、(II)もしくは(III)の具体例としては次のものを例示することができる。
【0014】
【化3】
Figure 0004098858
【0015】
【化4】
Figure 0004098858
【0016】
【化5】
Figure 0004098858
【0017】
【化6】
Figure 0004098858
【0018】
【化7】
Figure 0004098858
【0019】
【化8】
Figure 0004098858
【0020】
【化9】
Figure 0004098858
【0021】
【化10】
Figure 0004098858
【0022】
本発明においてアリールアミン特に上記のトリアリールアミン又はジアリールアミンを製造するために使用される芳香族アミンとしては、上記一般式(I)、(II)もしくは(III)において、Aを除いて得られるアミンが挙げられる。また芳香族ハロゲン化物としては、上記一般式(I)、(II)もしくは(III)におけるAに相当する化合物のハロゲン化物、通常ヨー化物が用いられ、通常芳香族アミン1当量に対しハロゲン化物1〜3当量、好ましくは1.1〜1.9当量が使用される。
【0023】
【実施例】
次に本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、純度の評価は高速液体クロマトグラフィー(HPLCと略記する)によった。
【0024】
実施例1 トリ(4−メチルフェニル)アミン(I−1)の合成
ジ(4−メチルフェニル)アミン70.0g(0.36モル)、p−ヨードトルエン100.0g(0.46モル)、炭酸カリウム70.0g(0.50モル)、硫酸銅5水和物5.0g(0.02モル)、テルピノレン(イオン化電位・8.98)150mlの混合物を窒素気流下200〜210°Cで6時間反応させた。反応後、トルエン150mlと水150mlを添加し分液した。減圧濃縮にてトルエンを留去した後、酢酸エチル355mlとメタノール2483mlを添加して晶析させ、白色粗結晶として目的化合物(I−1)を192.9g(収率94.5%)得た。融点116〜117°C、HPLC含量(カラム YMC−A−312、溶離液 メタノール/テトラヒドロフラン(THFと略記)(V/V=99/1)、検出UV300nm、流量1.0ml/min)は99.5%であった。
元素分析値
Figure 0004098858
【0025】
実施例2 N,N,N’,N’−テトラ(3−メチルフェニル)−9,10−ジアミノフェナントレン(I−11)の合成
9,10−ジ(3−メチルアニリノ)フェナントレン66.0g(0.17モル)、m−ヨードトルエン110.7g(0.51モル)、炭酸カリウム93.6g(0.68モル)、臭化第2銅1.8g(0.008モル)、α−テルピネン74mlの混合物を窒素気流下200〜210°Cで10時間反応させた。反応後、減圧濃縮にて反応溶媒を留去し、トルエン45ml、酢酸エチル666ml、水222mlを添加し、分液後メタノール708mlを添加して晶析させ、淡黄色粗結晶として目的化合物(I−11)を94.1g(収率97.3%)得た。融点223〜224°C、HPLC含量(カラム YMC−A−312、溶離液 メタノール/テトラヒドロフラン(THFと略記)(V/V=99/1)、検出UV254nm、流量1.0ml/min)は99.6%であった。元素分析値
Figure 0004098858
【0026】
実施例3,4、比較例1,2 実施例2において用いたα−テルピネンの代わりに、下記表1に示す溶媒を用いて実施例2と同様の反応を行い目的化合物(I−11)を合成した。反応溶媒を変更した以外は全く同様に操作し、HPLCにより純度評価した。
結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
Figure 0004098858
【0028】
表1から明らかなように従来、反応溶媒として使用されてきた飽和脂肪族炭化水素化合物や芳香族化合物と比較してテルペン化合物を反応溶媒として使用した場合には、より高純度な目的化合物が得られた。
【0029】
【発明の効果】
上記実施例から明らかなように本発明によれば電子材料用素材、又その中間体として有用なアリールアミン、特にトリアリールアミンもしくはジアリールアミンを高純度、且つ高収率で製造することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides a method for producing an arylamine, particularly a triarylamine or diarylamine, useful as a material for an electronic material or an intermediate thereof, with high purity and high yield.
[0002]
[Prior art]
The reaction of the present invention falls within the category of reactions classified as Ullmann condensation reactions.
The Ullmann condensation reaction is a reaction in which an aromatic amine and an aromatic halogen compound, preferably an aromatic iodide compound, are coupled in the presence of a base and a copper catalyst. Ullmann (Chem. Ber., 36 , 2382 (1902)).
Conventionally, aromatic solvents such as alkylbenzene, chlorobenzene, and nitrobenzene having an ionization potential of 9.1 eV or higher, or saturated aliphatic hydrocarbon compounds such as decane and tridecane are used as solvents in this reaction. However, in this reaction, in order to achieve a practical arylation rate, a considerably high temperature is usually required. For this reason, there is a disadvantage that a by-product compound is generated by an oxidation reaction of a substituent or a dimerization reaction of a product. is there. However, separation and purification of this by-product compound is very difficult, and if it is attempted to purify it to the high purity necessary for use as a material for electronic materials or an intermediate thereof, the yield is low and the cost is high and practical. There wasn't.
[0003]
[Problems to be solved by the present invention]
An object of the present invention is to provide a method for producing a high-purity arylamine, particularly a triarylamine or diarylamine, in a high yield, without the above-mentioned problems.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The object of the present invention is to (1) convert an aromatic amine and an aromatic halide into osymene, myrcene, α-terpinene, β-terpinene, γ-terpinene, terpinolene, (+)-α-ferrandolene, (- )-[Beta] -ferrandrene, (-)-1-p-mentene, (+)-3-p-mentene, dipentene, (+)-limonene, (+)-sabinene, (+)-[alpha] -pinene, +) - beta-pinene, Guranioru, (+) - citronellol, nerol, (+) - linalool, cis - citral, trans - citral, (+) - citronellal, (+) - isomenthol, (+) - cis - carveol, (+) - trans - carveol, (-) - carbo menthol, (+) - dihydro carveol, (+) - alpha-terpineol, trans-.beta.-terpineol, .gamma. Terupi Ol, (+) - 1-p-menthene-4-ol, (-) - menthol, trans-1,4-terpin, cis-1,8-terpin, (+) - trans - Sobureroru, (-) - Isoplegon, (+)-isomentone, carbenone, (+)-carbotanaseton, (-)-carbomentone, (+)-carvone, (-)-dihydrocarvone, (-)-piperitone, (+)-plegon, Monoterpene compound group consisting of (−)-menton, diosphenol and α-tujon, and (−)-β-kadinene, (−)-β-caryophyllene, (−)-β-santalene, (−)-α- In a solvent selected from the group of sesquiterpene compounds consisting of cedrene, (+)-β-selinene, (−)-β-bisabolen, α-humulene, farnesol and (+)-nerolidol , copper element A process for producing an arylamine, characterized by reacting in the presence of a catalyst containing
(2) The method for producing an arylamine according to the above (1) , wherein the solvent is terpinenes, terpinolene or ferrandlenes ,
Achieved by:
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described in further detail.
The present invention provides an arylamine, particularly a group of triarylamines or diarylamines useful as a material for electronic materials or intermediates thereof, by the Ullmann condensation reaction, from the monoterpene compound group and the sesquiterpene compound group listed above. By using the selected reaction solvent, a high-purity target compound is obtained in a high yield .
[0006]
Examples of the reaction solvent that can be used in the present invention include a monoterpene compound group and a sesquiterpene compound group. These are usually compounds that are widely used as raw materials for pharmaceuticals and fragrances.
The monoterpene compound group used in the present invention specifically includes osymene, myrcene, α-terpinene, β-terpinene, γ-terpinene, terpinolene, (+)-α-ferrandolene, (−)-β-ferrandolene, (-) - 1-p-menthene, (+) - 3-p-menthene, dipentene, (+) - limonene, (+) - sabinene, (+) - alpha-pinene, (+) - beta-Pine down , Graniol, (+)-citronellol, nerol, (+)-linalool, cis -citral, trans -citral, (+)-citronellal, (+)- isomenthol , (+)- cis -carveol, (+)- trans - carveol, (-) - carbo menthol, (+) - dihydro carveol, (+) - alpha-terpineol, trans-.beta.-terpineol, .gamma.-terpineol, (+) 1-p-menthene-4-ol, (-) - menthol, trans-1,4-terpin, cis-1,8-terpin, (+) - trans - Sobureroru, (-) - Isopuregon, (+) - Isomenton, carbenone, (+)-carbotanaseton, (−)-carbomentone, (+)-carvone, (−)-dihydrocarvone, (−)-piperitone, (+)-pregon, (−)-menton, Examples include diosphenol and α-tujon. The sesquiterpene compound group used in the present invention specifically includes (−)-β-casinene, (−)-β-caryophyllene, (−)-β-santalene, (−)-α-cedrene, (+)- beta-selinene, (-) - beta-bisabolene, alpha-humulene, farnesol, (+) - nerolidol is Ru mentioned. Of these, terpinenes, terpinolene, and ferrandlenes are particularly effective .
[0007]
When using a reaction solvent other than monoterpene compounds or sesquiterpene compounds listed above, the reaction solvent, starting material and product to react Mattari, purification by-product not neat is increased It is difficult to achieve the intended purpose.
These reaction solvents are usually used at a ratio of 250 to 450 ml with respect to 1 mol of the aromatic amine as a raw material.
The catalyst used in the present invention is not particularly limited, and a catalyst usually used in the Ullmann condensation reaction can be used, for example, copper powder, copper sulfate, cuprous oxide, cupric oxide, chloride. Cuprous, cupric chloride, cupric acetate, cupric hydroxide, cuprous bromide, cupric bromide, copper iodide etc., preferably copper sulfate and cupric bromide are mentioned. .
The reaction is largely carried out at 190 to 210 ° C. for 6 to 12 hours, although it varies greatly depending on the raw materials used.
[0008]
Examples of the arylamine produced in the present invention include a triarylamine or diarylamine represented by the following general formula (I), (II) or (III).
[0009]
[Chemical 1]
Figure 0004098858
[0010]
In the formula, R1 and R2 each represent a substituent having a Hammett σm of −0.34 to 0.71, and σp a substituent of −0.84 to 0.78, and R1 and R2 may be the same or different. In addition, a plurality of each may be substituted. n shows the integer of 1-3. A represents a group bonded at an arbitrary position of the aromatic ring of the compound represented by the following general formula.
[0011]
[Chemical 2]
Figure 0004098858
[0012]
In the formula, R3, R4, and R5 each represent a substituent of -0.15 to 0.43 as Hammett's σm, and a substituent of -0.32 to 0.54 as σp. May be.
Here, specific examples of the substituent of Hammett σm from −0.34 to 0.71 include, for example, alkyl, cycloalkyl, aryl, alkoxy, amino, nitro group, halogen atom and the like, and σp Specific examples of the substituents from −0.84 to 0.78 include alkyl, alkoxy, amino, nitro groups, and halogen atoms. Specific examples of the substituent having σm from −0.15 to 0.43 include alkyl, cycloalkyl, aryl, alkoxy and the like, and σp is substituted from −0.32 to 0.54. Specific examples of the group include alkyl, cycloalkyl, aryl, alkoxy, and halogen atoms.
[0013]
Specific examples of the general formula (I), (II) or (III) include the following.
[0014]
[Chemical 3]
Figure 0004098858
[0015]
[Formula 4]
Figure 0004098858
[0016]
[Chemical formula 5]
Figure 0004098858
[0017]
[Chemical 6]
Figure 0004098858
[0018]
[Chemical 7]
Figure 0004098858
[0019]
[Chemical 8]
Figure 0004098858
[0020]
[Chemical 9]
Figure 0004098858
[0021]
[Chemical Formula 10]
Figure 0004098858
[0022]
In the present invention, the aromatic amine used for producing the arylamine, particularly the above triarylamine or diarylamine, is obtained by removing A in the above general formula (I), (II) or (III). Examples include amines. In addition, as the aromatic halide, a halide of a compound corresponding to A in the above general formula (I), (II) or (III), usually an iodide is used, and usually 1 halide is equivalent to 1 equivalent of an aromatic amine. -3 equivalents, preferably 1.1-1.9 equivalents are used.
[0023]
【Example】
EXAMPLES Next, although an Example demonstrates this invention further more concretely, this invention is not limited to these. The purity was evaluated by high performance liquid chromatography (abbreviated as HPLC).
[0024]
Example 1 Synthesis of tri (4-methylphenyl) amine (I-1) 70.0 g (0.36 mol) of di (4-methylphenyl) amine, 100.0 g (0.46 mol) of p-iodotoluene, A mixture of 70.0 g (0.50 mol) of potassium carbonate, 5.0 g (0.02 mol) of copper sulfate pentahydrate and 150 ml of terpinolene (ionization potential, 8.98) at 200 to 210 ° C. under a nitrogen stream. The reaction was performed for 6 hours. After the reaction, 150 ml of toluene and 150 ml of water were added for liquid separation. After toluene was distilled off under reduced pressure, 355 ml of ethyl acetate and 2483 ml of methanol were added and crystallized to obtain 192.9 g (yield 94.5%) of the target compound (I-1) as white crude crystals. . Melting point 116-117 ° C., HPLC content (column YMC-A-312, eluent methanol / tetrahydrofuran (abbreviated as THF) (V / V = 99/1), detection UV 300 nm, flow rate 1.0 ml / min) is 99. It was 5%.
Elemental analysis value
Figure 0004098858
[0025]
Example 2 Synthesis of N, N, N ′, N′-tetra (3-methylphenyl) -9,10-diaminophenanthrene (I-11) 9,10-di (3-methylanilino) phenanthrene 66.0 g (0 .17 mol), 110.7 g (0.51 mol) of m-iodotoluene, 93.6 g (0.68 mol) of potassium carbonate, 1.8 g (0.008 mol) of cupric bromide, 74 ml of α-terpinene The mixture was allowed to react at 200 to 210 ° C. for 10 hours under a nitrogen stream. After the reaction, the reaction solvent was removed by concentration under reduced pressure, 45 ml of toluene, 666 ml of ethyl acetate and 222 ml of water were added, and after liquid separation, 708 ml of methanol was added for crystallization, and the target compound (I- 11) (94.1 g, yield 97.3%) was obtained. Melting point 223-224 ° C., HPLC content (column YMC-A-312, eluent methanol / tetrahydrofuran (abbreviated as THF) (V / V = 99/1), detection UV 254 nm, flow rate 1.0 ml / min) was 99. It was 6%. Elemental analysis value
Figure 0004098858
[0026]
Examples 3 and 4 and Comparative Examples 1 and 2 In place of α-terpinene used in Example 2, the same reaction as in Example 2 was carried out using the solvents shown in Table 1 below to obtain the target compound (I-11). Synthesized. The procedure was exactly the same except that the reaction solvent was changed, and the purity was evaluated by HPLC.
The results are shown in Table 1.
[0027]
[Table 1]
Figure 0004098858
[0028]
As apparent from Table 1, when a terpene compound is used as a reaction solvent as compared with a saturated aliphatic hydrocarbon compound or aromatic compound that has been conventionally used as a reaction solvent, a higher-purity target compound is obtained. It was.
[0029]
【The invention's effect】
As is clear from the above examples, according to the present invention, an arylamine useful as an electronic material or an intermediate thereof, particularly a triarylamine or diarylamine, can be produced with high purity and high yield.

Claims (2)

芳香族アミンと芳香族ハロゲン化物とを、オシメン、ミルセン、α−テルピネン、β−テルピネン、γ−テルピネン、テルピノレン、(+)−α−フェランドレン、(−)−β−フェランドレン、(−)−1−p−メンテン、(+)−3−p−メンテン、ジペンテン、(+)−リモネン、(+)−サビネン、(+)−α−ピネン、(+)−β−ピネン、グラニオール、(+)−シトロネロール、ネロール、(+)−リナロオール、 cis −シトラール、 trans −シトラール、(+)−シトロネラール、(+)−イソメントール、(+)− cis −カルベオール、(+)− trans −カルベオール、(−)−カルボメントール、(+)−ジヒドロカルベオール、(+)−α−テルピネオール、 trans −β−テルピネオール、γ−テルピネオール、(+)−1−p−メンテン−4−オール、(−)−メントール、 trans −1,4−テルピン、 cis −1,8−テルピン、(+)− trans −ソブレロール、(−)−イソプレゴン、(+)−イソメントン、カルベノン、(+)−カルボタナセトン、(−)−カルボメントン、(+)−カルボン、(−)−ジヒドロカルボン、(−)−ピぺリトン、(+)−プレゴン、(−)−メントン、ジオスフェノール及びα−ツジョンからなるモノテルペン化合物群、並びに(−)−β−カジネン、(−)−β−カリオフィレン、(−)−β−サンタレン、(−)−α−セドレン、(+)−β−セリネン、(−)−β−ビサボレン、α−フムレン、ファルネソール及び(+)−ネロリドールからなるセスキテルペン化合物群から選択される溶媒中、銅元素を含む触媒の存在下で反応させることを特徴とするアリールアミンの製造方法。Aromatic amines and aromatic halides can be converted into oximene, myrcene, α-terpinene, β-terpinene, γ-terpinene, terpinolene, (+)-α-ferrandolene, (−)-β-ferrandolene, (−). -1-p-mentene, (+)-3-p-mentene, dipentene, (+)-limonene, (+)-sabinene, (+)-α-pinene, (+)-β-pinene, graniol, +)-Citronellol, nerol, (+)-linalool, cis -citral, trans -citral, (+)-citronellal , (+)-isomenthol , (+)- cis -carveol, (+)- trans -carveol, (-) - carbo menthol, (+) - dihydro carveol, (+) - alpha-terpineol, trans-.beta.-terpineol, .gamma.-terpineol, (+) - 1-p- Pentene-4-ol, (-) - menthol, trans-1,4-terpin, cis-1,8-terpin, (+) - trans - Sobureroru, (-) - Isopuregon, (+) - isomenthone, Karubenon, (+)-Carbotanacetone, (-)-carbomentone, (+)-carvone, (-)-dihydrocarvone, (-)-piperitone, (+)-pulegone, (-)-menton, diosphenol and α A monoterpene compound group consisting of ジ ョ ン jon, and (−)-β-casinene, (−)-β-caryophyllene, (−)-β-santalene, (−)-α-cedrene, (+)-β-serinene, In a solvent selected from the group of sesquiterpene compounds consisting of (−)-β-bisabolen, α-humulene, farnesol and (+)-nerolidol , the reaction is carried out in the presence of a catalyst containing copper element. A process for producing arylamines, characterized in that 前記溶媒がテルピネン類、テルピノレンまたはフェランドレン類であることを特徴とする請求項1に記載のアリールアミンの製造方法。 The method for producing an arylamine according to claim 1, wherein the solvent is terpinenes, terpinolene, or ferrandolene .
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