JP4098696B2 - カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法 - Google Patents

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本発明は、トナー粒子及びキャリア液を含む液体現像剤を用いたカラー画像形成装置及びカラー画像形成方法に係り、特に最終段の現像器にキャリア液を吸収する吸液性キャリア溶媒除去装置を備えた湿式のカラー画像形成装置及びカラー画像形成方法に関する。
従来、液体現像剤を用いて可視像を得る湿式のカラー画像形成装置(電子写真装置)においては、乾式のカラー画像形成装置では実現できない利点を有しており、近年その価値が見直されつつある。湿式のカラー画像形成装置では、サブミクロンサイズの極めて微細なトナーを用いることが出来るために高画質を実現できること、及び少量のトナー(固形分)で十分な画像濃度が得られるために経済的であるうえに、印刷(例えばオフセット印刷)並みの質感を実現できること、更に比較的低温でトナーを用紙に定着出来るために省エネルギーを実現できること等の点が、乾式のカラー画像形成装置に対する湿式のカラー画像形成装置の主な利点である。
このような湿式のカラー画像形成装置としては、図6に示すような感光体ドラムからなる潜像保持体61の周囲に、帯電器62、レーザ露光装置63、現像器64とからなる画像形成ユニット65Y,65M,65C,65Kを複数配置し、各ユニット65Y,65M,65C,65K毎に、夫々イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の異なる色の現像剤によって現像を行って、潜像保持体61上にカラー画像を形成している。このカラー画像に吸液絞り装置66と乾燥装置67を作用させてトナー像を完全に近い状態にまで乾燥し、中間転写体68を介して用紙69に転写する構成としている(例えば、特許文献1参照。)。なお、図中70は加圧ローラを、71はクリーナを示している。
このカラー画像形成装置では、各現像器64内に、図7に示すように、現像ローラ72とリバースローラ73が設置されている。この現像ローラ72によって潜像保持体61上に付着したキャリア液74´とトナー像76のうち、キャリア液74´はリバースローラ73によって絞り取っている。このリバースローラ73は周知の絞りローラとして構成され、例えばステンレス製ローラのような表面が平滑な金属ローラが使用され、潜像保持体61の移動とはその対向位置において逆向きとなるように駆動することで、潜像保持体61に付着しようとする現像剤74のキャリア液74´の一部を絞り取っている。このリバースローラ73による絞りでは、キャリア液74´の除去が不十分であるため、最終段の画像形成ユニット65Kの後に吸液性絞り装置66を設置し、例えばウレタンフォームのような発泡体ローラ75を潜像保持体61上のキャリア液74´に接触させて吸液させている。
この吸液ローラ75によって吸収されたキャリア液74´は、発泡体ローラ75の内側に設置された中空ローラ77に接続されたポンプ78によって廃液容器79に導かれる。これによって、現像剤74の液体成分であるキャリア液74´が十分に除去されるために、次段の乾燥装置67による乾燥を高速で実現することが可能となっている。
しかしながら、このような吸液絞り装置66の設置は、装置の大型化・複雑化を招くばかりでなく、廃液容器79内に蓄積する廃トナーの処理の手間が必要になる等の課題が残存している。
また、これとは別に、現像操作によって潜像保持体表面に形成された液体可視像に吸液性部材を作用させて液体のキャリア液成分を除去する工程を、夫々異なる色について複数回繰り返し、潜像保持体上にカラー画像を形成した後に転写を行う液体トナー電子写真技術が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
このようなカラー画像形成装置では、各現像装置内に設置された吸液性部材によって
のキャリア液成分が除去されるため、各色の現像装置を通過した後には十分にキャリア液成分が除去されており、キャリア液中に浮遊する他色のトナーによって現像剤の混色が生じることを抑止できる。
一方、吸液性部材でキャリア液を吸引すると、不可避的に少量の固形トナー成分も吸液性部材に吸引されてしまい、先行する現像工程で形成されたトナー像の一部が剥ぎ取られて劣化するという問題が生じている。更に、これとは別に、剥ぎ取られたトナー成分が後段の現像器に混入して、やはり混色をもたらすという問題があった。特に、1色目のイエロートナー像は、後続のマゼンダ、シアン、ブラックの各現像工程で3度も吸液性部材で剥ぎ取られることになり、その画質の劣化は深刻な問題となっていた。
特開2002−268392号公報(第4−5頁、図1) 米国特許第5570173明細書(第3−4頁、第1図)
本発明は上記のような従来の問題点に鑑みてなされたもので、装置の小型化や保守の簡素化を図りつつ簡便な装置で確実に現像剤の液体成分であるキャリア液成分を吸収し、且つ画質の劣化を抑制することで、小型で高画質のカラー画像形成装置を得ることを目的とし、解決しようとする問題点は、装置の大型化や保守の複雑化及び画質の改善等の点である。
本発明は、上記課題を解決するための第1の手段として、表面に静電潜像を保持する潜像保持体と、この潜像保持体の静電潜像にキャリア液とトナー粒子を含む液体現像剤を現像ローラを介して付与することにより潜像保持体上に可視像を順次形成する複数の現像器と、この潜像保持体上に順次形成された複数の可視像からなるカラー画像を転写材に転写する転写装置を有するカラー画像形成装置において、複数の現像器の最終段を黒色の液体現像剤を収納する黒色現像器で構成するとともにこの黒色現像器においてのみ潜像保持体に当接し潜像保持体上のキャリア液を吸収する接触吸液ローラを配置したことを特徴とする。
本発明は、上記課題を解決するための第2の手段として、最終段の黒色現像器以外の現像器に、潜像保持体と同一方向に非接触で回転して潜像保持体表面のキャリア液を除去するリバースローラを配置したことを特徴とする。
本発明は、上記課題を解決するための第の手段として、少なくとも複数の現像器をカラー画像形成装置本体から一体的に着脱自在になされたカートリッジに収納されていることを特徴とする。
本発明は、上記課題を解決するための第の手段として、潜像保持体表面上に静電潜像を形成するとともにこれを可視像化する複数の画像形成ユニット、並びにこの可視像化されたカラー画像を像担持体に転写する転写装置とを潜像保持体の周囲に配置し、これらをカラー画像形成装置本体から着脱自在になされたカートリッジに収納されていることを特徴とする。
本発明は、上記課題を解決するための第の手段として、潜像保持体の表面上に静電潜像を形成しこの静電潜像にキャリア液とトナー粒子を含む液体現像剤を付与することにより潜像保持体上に可視像を形成する第1の現像工程及び、第1の現像工程後に潜像保持体の表面上に静電潜像を形成しこの静電潜像にキャリア液とトナー粒子を含む液体現像剤を付与することにより潜像保持体上に可視像を形成する黒色を現像する第2の現像工程によって、潜像保持体表面にカラー可視像を形成するカラー画像現像工程と、この潜像保持体上のカラー可視像を転写材に転写する転写工程とを有するカラー画像形成方法において、第2の現像工程においてのみ、潜像保持体に当接された接触吸液ローラによって潜像保持体上のキャリア液を吸収することを特徴とする。
本発明は、上記課題を解決するための第の手段として、第1の現像工程後であって、第2の現像工程前に、潜像保持体と非接触で配置されたリバースローラを潜像保持体と同一方向に回転して潜像保持体表面のキャリア液を吸収する工程を有することを特徴とする。
本発明は、上記課題を解決するための第の手段として、潜像保持体表面上に静電潜像を形成するとともにこれを可視像化する複数の画像形成ユニット、並びにこの可視像化されたカラー画像を像担持体に転写する転写装置とを潜像保持体の周囲に配置収納されているカートリッジをカラー画像形成装置本体から着脱することを特徴とする。
本発明によれば、簡便な装置の構成で確実に現像剤の液体成分であるキャリア液を吸収し、且つ画質の劣化を抑制することで、装置の小型化や保守の簡素化を実現し、もって小型で高画質のカラー画像形成装置及びカラー画像形成方法を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
即ち、図1は本発明に係るカラー画像形成装置の構成を示すもので、導電性基体の上に有機系もしくはアモルファスシリコン系等の感光層を設けた感光体ドラムからなる潜像保持体11を設け、この潜像保持体11は、コロナ帯電器あるいはスコロトロン帯電器、ブラシ帯電器またはローラ帯電器等で構成される帯電器12によって均一に帯電される。この帯電された潜像保持体11は、レーザ露光装置13によって画像変調された光ビーム14による露光を受け、潜像保持体11表面上に静電潜像が形成され、次いで現像器15によって静電潜像の可視像化が行われる。
これら帯電器12及びレーザ露光器13、現像器15は、潜像保持体11の外周囲に潜像保持体11の図中矢印で示す回転方向上に、順次イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー粒子及びキャリア液を含む液体現像剤を用いて画像形成を行う第1乃至第4の画像形成ユニット16Y,16M、16C,16Kとして配列されている。従って、イエローが現像された後は、イエローと同様に、各色毎に静電潜像が形成され、夫々異なる色の現像剤による現像を繰り返すことで、潜像保持体11上にカラー画像が形成される。
ここで、画像形成ユニット16Y,16M,16Cにおいては、その現像器15に潜像保持体11上にトナー像を形成するための現像ローラ17と、ステンレス製ローラのように表面が平滑な金属製のリバースローラ18が使用されており、このリバースローラ18を潜像保持体11の対向位置で潜像保持体11の回転方向と反対方向に回転駆動することで、現像剤のキャリア液を絞り取っている。
これに対して最終段の画像形成ユニット16Kを構成する現像器15Kには、現像ローラ17と吸液ローラ19が設置されている。この現像器15Kは、図2に示すように、筺体20を潜像保持体11の外周面と対向配置させ、この筺体20の潜像保持体11との対向面から回転自在に駆動され、筺体20に保持された現像ローラ17と吸液ローラ19とを潜像保持体11の回転方向に並設している。この現像ローラ17は、筺体20中に内蔵された液体成分のキャリア液と固形成分であるトナー粒子を含む現像剤21と接触するように配置され、図中矢印の様に回転駆動することで、現像剤21を潜像保持体11の表面に定着されたトナー像22に供給するようになされている。
これに対して吸液ローラ19は、この現像剤21に接することなく離間して配置されている。この吸液ローラ19は、芯ローラ23の外周に導電性発泡体にて形成された吸着性ローラ24を被覆した構成を採り、更にこの吸着性ローラ24に押圧するように筺体20内に配置された一対の液体除去ローラ25を有している。この吸着性ローラ24には、トナー像22が吸液ローラ19に付着することを抑制するために、所定の電圧を印加しておくことが望ましく、更に吸着性ローラ24には弾力性を保有する材料にて形成すれば、一層現像剤21のキャリア液の除去効果を向上させることが可能となる。
このように吸液ローラ19を構成することによって、現像ローラ17Kを潜像保持体11に軽く押圧もしくは近接させて、潜像保持体11の移動に伴って潜像保持体11外周面上に現像剤21を供給する。この現像ローラ17Kによって潜像保持体11上に付着した黒色用のキャリア液21´とトナー像22は吸液ローラ19に接触して、その液体成分であるキャリア液21´が吸収される。吸液ローラ19によって吸収されたキャリア液21´は、この吸着性ローラ24に押圧されている液体除去ローラ25によって絞られ、筺体20の下部に収納されている黒色トナー現像剤21上に滴下して回収される。
このように構成すると、前段の現像ユニット15Y,15M,15Cで潜像保持体11上に付着したトナー像22が何度も吸液ローラ19で剥ぎ取られることが防止できるため、画質の劣化を抑制できる。
また、最終段の現像器15K内の吸液ローラ19によって、例えばイエロートナー像22の一部が剥ぎ取られたとしても、剥ぎ取られたイエロートナーは黒色トナー内に混入することになるため、両者を比較した場合、黒色トナーの方が濃い色のために混色の影響はきわめて軽微となる。更に、一般に黒色トナーは他色のイエロー、マゼンダ、シアンの各色トナーに比べて消費量が多く、頻繁にトナー補給が行われる場合が多いため、この補給によって一層他色のトナー混入の影響が軽減される効果を有する。
また、独立した吸液装置の設置が不要になるため、装置の構成が簡素化され小型化が可能となり、あるいは乾燥装置26をより広い範囲にわたって作用させることが可能となるために、乾燥速度をより高速に設定することができるので、高速プリントを実現することが可能となる。
なお、図中27は中間転写媒体、28は加圧ローラで、この両者間に用紙29を通すことにより、用紙29上にカラー画像を形成している。また30はクリーナである。
次に本発明に係るカラー画像形成装置の第2の実施形態について、図3を参照して説明する。
この第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態において、芯ローラ23を中空ローラとして形成し、この中空ローラにポンプを連結して現像剤21を強制的に吸引するように構成することで、液体除去ローラ25の設置を省略したものであり、その他の構成は上述の第1の実施の形態と同様であることから、第1の実施の形態で説明した構成と同一部分については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この第2の実施の形態において、吸着性ローラ24は中空状の芯ローラ23の外周囲に形成されており、この芯ローラ23に第1のポンプ31が連結され、この第1のポンプ31は筺体20とは別体に形成された黒色トナーを含む現像剤を収容した現像剤タンク33に連結されている。この現像剤タンク33は、筺体20の底部に設置された配管34で筺体20と連結されるとともに、第2のポンプ35をこの現像剤タンク33と筺体20間に設置し、現像剤タンク33内の黒色トナー現像剤32を筺体20内に供給するように構成されている。
このように構成することによって、第1のポンプ31を駆動することによって吸液ローラ19から吸引した現像剤32のキャリア溶媒21を現像剤タンク33に回収する。現像剤タンク33には黒色トナーを含む現像剤32が収納されており、第2のポンプ35の駆動によって黒色トナーを含む現像剤32を筺体20に送ることで、現像ローラ17Kによってこの現像剤32が潜像保持体11外周面上に搬送されて潜像の現像が行われる。この筺体20内の現像剤21は、筺体20下部の配管34を通して現像剤タンク33に流入し、また吸液ローラ19からのキャリア液も第1のポンプ31を介して現像剤タンク33に回収される。このようにして吸収されたキャリア液を確実に現像剤タンク33に戻すことで、循環して使用することが出来る。
次に、本発明に係るカラー画像形成装置に使用されるカートリッジを含む第3の実施の形態について、図4を参照して説明する。
この第3の実施の形態は、上述した第1の実施の形態において、潜像保持体11及び各画像形成ユニット16Y,16M,16C,16K等を一つのカートリッジ内に収納し、このカートリッジをカラー画像形成装置本体に対して着脱自在に構成したもので、その他の構成については、上述の第1の実施の形態と同様であることから、第1の実施の形態で説明した構成と同一部分については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この第3の実施の形態においては、中空箱状のカートリッジ本体36の内部に、ベルト状の潜像保持体11、これを駆動する一対のベルト駆動ローラ37,38、共通の帯電器12、レーザ露光装置13からのレーザ光線14導入路、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの4色の各現像器15、乾燥装置26、中間転写媒体27、及びクリーナ30を収納してカートリッジ39を構成している。
即ち、このカートリッジ39は、カラー画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されており、中空箱状のカートリッジ本体36内に一対の対向するベルト駆動ローラ37,38を配置し、このローラ37,38間に無端ベルト状の潜像保持体11が懸架され、図中矢印方向に回転駆動される。このベルト駆動ローラ37,38の一方側には、共通の帯電器12とレーザ露光装置13からのレーザ光線導入路とが潜像保持体11を介して対向配置されている。このベルト駆動ローラ37,38間の潜像保持体11の一側には、各色現像器15Y,15M,15C,15Kが潜像保持体11の進行方向に順次配置され、最終段には吸液ローラ19を備えた黒色用現像器15Kが配置される。このベルト駆動ローラ37,38間の潜像保持体11の他方側には乾燥装置26を配置し、この乾燥装置26の出力方向に位置するベルト駆動ローラ38には、潜像保持体11を介して中間転写媒体27が圧接され、この中間転写媒体27の一部がカートリッジ本体36から外部に露呈するように構成されている。このカートリッジ本体36から露呈された中間転写媒体27は加圧ローラ28と対峙しており、この加圧ローラ28と中間転写媒体27との間に転写用の用紙29を通過させるように構成されている。
このようにカートリッジ39を構成し、このカートリッジ39をカラー画像形成装置本体に着脱自在となるように構成することによって、独立した吸液装置が不要になるので、カートリッジ39の小型化が可能になり、且つ乾燥装置26を広い領域に設置できるために高速乾燥が可能となり、より高速プリントが可能になる。しかも、所定枚数の印刷を終える度に、このカートリッジ39自体を交換することにより、作業の効率化が図られるとともに、保守点検作業も容易に行うことが可能となる。
なお、上記説明では、潜像保持体11やベルト駆動ローラ37,38、乾燥装置26を全て包含したカートリッジ39について説明したが、乾燥装置26をカートリッジ本体36から除外してカラー画像形成装置本体内に配設するように構成することも可能であり、この場合には熱の発生源となる乾燥装置26がカートリッジ39内に存在しなくなるため、放熱対策等のカートリッジ39の設計が容易で構成も簡単となる効果がある。
更に、各現像器15Y,15M,15C,15Kのみをカートリッジ本体36内に収容したカートリッジ39構成とすることも可能で、この場合には交換を要する頻度が高い現像器15Y,15M,15C,15Kのみが収容されているので、より簡単な構成とすることができるもので、その他にも他の構成要素を併せて組み込むように構成することが可能である。
次に、本発明に係るカラー画像形成装置に使用されるカートリッジを含む第4の実施の形態について、図5を参照して説明する。
この第4の実施の形態は、上述した第3の実施の形態において、無端ベルト状に形成されていた潜像保持体11を円筒状に形成し、この円筒状の潜像保持体11の周囲に各色画像形成ユニット16Y,16M,16C,16K等を配置するように構成したもので、その他の構成については、上述の第3の実施の形態と同様であることから、この第3の実施の形態及び第1の実施の形態で説明した構成と同一部分については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この第4の実施の形態においては、黒色現像器15Kの前段側に配置されるイエロー、マゼンタ、シアンの各現像器15Y,15M,15Cには、現像ローラ17のみを設置した構成とし、リバースローラ18を省略したものを使用する構成としている。これは現像ローラ17と潜像保持体11との間隙を、例えば50μmといった微小間隙に設定することで、リバースローラ18を不要にし、黒色現像器15Kにのみ現像ローラ17と吸液ローラ19の両方を設置することにより、この黒色現像器15K部分で吸液動作を行うようにしている。なお、図中40はカラー画像形成装置本体を示している。
このように構成することで、現像器15の小型化が可能となり、カートリッジ39の更なる小型化が推進されるが、勿論、上述のように現像ローラ17とリバースローラ18を組み込んだ各現像器15を採用してカートリッジ39化対応とさせることも可能である。
本発明に係るカラー画像形成装置の構成を簡略化して示す説明図。 本発明に係るカラー画像形成装置の第1の実施の形態を示す説明図。 本発明に係るカラー画像形成装置の第2の実施の形態を示す説明図。 本発明に係るカラー画像形成装置の第3の実施の形態を示す説明図。 本発明に係るカラー画像形成装置の第4の実施の形態を示す説明図。 従来のカラー画像形成装置の構成を簡略化して示す説明図。 従来のカラー画像形成装置を構成する吸液装置を説明するための説明図。
符号の説明
11:潜像保持体
15:現像器
15Y:イエロー用現像器
15M:マゼンダ用現像器
15C:シアン用現像器
15K:ブラック(黒色)用現像器
16Y:イエロー用画像形成ユニット
16M:マゼンダ用画像形成ユニット
16C:シアン用画像形成ユニット
16K:ブラック用画像形成ユニット
17:現像ローラ
18:リバースローラ
19:吸液ローラ
21:現像剤
21´:キャリア液
27:中間転写媒体(転写装置)
29:用紙(転写材)
39:カートリッジ
40:カラー画像形成装置本体

Claims (7)

  1. 表面に静電潜像を保持する潜像保持体と、
    この潜像保持体の静電潜像にキャリア液とトナー粒子を含む液体現像剤を現像ローラを介して付与することにより前記潜像保持体上に可視像を順次形成する複数の現像器と、
    この潜像保持体上に順次形成された複数の前記可視像からなるカラー画像を転写材に転写する転写装置を有するカラー画像形成装置において、
    前記複数の現像器の最終段を黒色の液体現像剤を収納する黒色現像器で構成するとともにこの黒色現像器においてのみ前記潜像保持体に当接し前記潜像保持体上のキャリア液を吸収する接触吸液ローラを配置したことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記最終段の黒色現像器以外の現像器に、前記潜像保持体と同一方向に非接触で回転して前記潜像保持体表面のキャリア液を除去するリバースローラを配置したことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 少なくとも前記複数の現像器をカラー画像形成装置本体から一体的に着脱自在になされたカートリッジに収納されていることを特徴とする請求項1または2記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記潜像保持体表面上に静電潜像を形成するとともにこれを可視像化する複数の画像形成ユニット、並びにこの可視像化されたカラー画像を像担持体に転写する転写装置とを、前記潜像保持体の周囲に配置し、これらをカラー画像形成装置本体から着脱自在になされたカートリッジに収納されていることを特徴とする請求項1または2記載のカラー画像形成装置。
  5. 潜像保持体の表面上に静電潜像を形成しこの静電潜像にキャリア液とトナー粒子を含む液体現像剤を付与することにより前記潜像保持体上に可視像を形成する第1の現像工程及び、前記第1の現像工程後に前記潜像保持体の表面上に静電潜像を形成しこの静電潜像にキャリア液とトナー粒子を含む液体現像剤を付与することにより前記潜像保持体上に可視像を形成する黒色を現像する第2の現像工程によって、前記潜像保持体表面にカラー可視像を形成するカラー画像現像工程と、
    この潜像保持体上の前記カラー可視像を転写材に転写する転写工程とを有するカラー画像形成方法において、
    前記第2の現像工程においてのみ、前記潜像保持体に当接された接触吸液ローラによって前記潜像保持体上のキャリア液を吸収することを特徴とするカラー画像形成方法。
  6. 前記第1の現像工程後であって、前記第2の現像工程前に、前記潜像保持体と非接触で配置されたリバースローラを、前記潜像保持体と同一方向に回転して前記潜像保持体表面のキャリア液を吸収する工程を有することを特徴とする請求項5記載のカラー画像形成方法。
  7. 前記潜像保持体表面上に静電潜像を形成するとともにこれを可視像化する複数の画像形成ユニット、並びにこの可視像化されたカラー画像を像担持体に転写する転写装置とを前記潜像保持体の周囲に配置収納されているカートリッジをカラー画像形成装置本体から着脱することを特徴とする請求項5または6記載のカラー画像形成方法。
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