JP4098496B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体記憶装置に係り、特にメモリを複数用いた半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この明細書で参照される文献のリストは以下の通りであり、文献の参照は文献番号をもってすることとする。
[文献1]:特開平9−504654号公報、[文献2]:特開平11-120075号公報、[文献3]:256M SDRAM (Synchronous DRAM) Data Sheet HM5225645F-B60,HM5225325F-B60。
[文献1]には、DRAMを複数積層した大容量DRAMの例が示されている。
[文献2]には、SRAMを複数用いた大容量のSRAMが記載されている。
[文献3]には、DRAMを複数用いた大容量のDRAMが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明者は、本願に先立って、複数のメモリを用い、大容量メモリを構成する半導体装置について検討を行った。
【0004】
パーソナルコンピュータなどのシステムのメモリへの要求は小型化、大容量化、低電力化である。[文献3]の6ページ目のブロックダイヤグラム(HM5225325F)には、64MビットSDRAM(8M×8)を4個接続し32ビットのデータ幅を持つ256MビットのDRAMを構成している図が示されている。この構成では、I/O幅は必然的に32ビットとなり、他のI/O幅を選択できず、実現できるメモリの品種が少ない。さらに、外部からの読み出し命令、書き込み命令など、あらゆる命令に対し4つのチップが同時に動作してしまい動作電力が大きくなってしまう。
【0005】
また、[文献2]の第10図には4個の4MビットDRAM(4M×4)と、これらのDRAMを制御するLSIを接続して16MビットDRAMを構成している図が示されている。この構成では、DRAM内のデータを保持するための全チップのリフレッシュを行うには4回のリフレッシュ命令が必要となり、16Mビットの単体のDRAMのリフレッシュ機能と比較して互換性を保てない。
【0006】
そこで、本発明の目的一つは、機能の互換性を保ち且つ低電力で動作し、ビット構成の選択ができる大容量のメモリを実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る半導体記憶装置は、外部からの命令を実行するか否かを選択する命令選択手段と、前記命令選択手段が選択する命令を外部よりプログラムできる命令プログラム手段と、前記命令選択手段からの指示を受けて動作する記憶手段とを有することを特徴とするものである。すなわち、外部からの命令に対応して動作を行うか否かを決めるデコーダを持つDRAMを複数個同一の封止体に実装するか、或いは、外部からの命令に対応して動作を行うか否かを決めるデコーダと複数個のDRAMを同一の封止体に実装するメモリモジュールである。
【0008】
前記命令プログラム手段は、同期型DRAMのモードレジスタを設定するモードレジスタセット命令時に同時プログラムすることができれば好適である。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る半導体記憶装置の好適な実施の形態について添付図面を以下参照しながら説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明に係る半導体記憶装置を適用したSDRAMモジュールの一実施の形態例を示す基本構成図である。
SDRAM10は1チップの半導体記憶装置としてシリコン上に形成され、SDRAMマクロMEM0と、このSDRAMマクロMEM0を選択するマクロ選択回路MSE0から構成される。SDRAM10の容量及び入出力のデータ幅、及び同期型あるいは非同期型かは特に限定はしないが、図1では入出力のデータ幅が8ビットで256Mビットの同期型のDRAMを示す。
【0010】
SDRAM11〜13はSDRAM10と等しい回路構成をもち、SDRAMモジュールMMDはSDRAM10〜13により構成され、入出力のデータ幅が8ビットで、容量が1GビットのSDRAMとなる。
【0011】
図2(a),(b),(c),(d)はマクロ選択回路MSE0〜3であり、それぞれ同一の回路構成及び機能を持っている。ここでは、以下、代表してマクロ選択回路MSE0について回路構成と機能を説明する。
【0012】
マクロ選択回路MSE0は、オペレーションレジスタORGとオペレーションデコーダOPDECから構成される。オペレーションデコーダOPDECのM1及びM0はチップを識別するための端子であり、MC1およびMC0はマクロアドレス入力端子である。
【0013】
図1に示すように、入出力のデータ幅が8ビットで256MビットのSDRAMを4個用いて、入出力のデータ幅が8ビットで容量が1GビットのSDRAMを構成する。この場合は、マクロ選択回路MSE0ではM1とM0を共にロー(Low)に、マクロ選択回路MSE1ではM1をロー、M0をハイ(High)に、マクロ選択回路MSE2ではM1をハイ、M0をローに、マクロ選択回路MSE3ではM1とM0を共にハイに、それぞれ設定する。
【0014】
オペレーションレジスタORGは、COM端子から入力する命令の中で、どの命令に対してSDRAMマクロMEM0を選択するか否かの情報を格納するレジスタであり、外部よりプログラム可能である。
【0015】
図6に、外部からオペレーションレジスタORGへのプログラミングの動作を示す。外部からのプログラムは、SDRAMのバースト長、CAS(Column Address Strobe)レイテンシなどを設定するモードレジスタセット命令MRS時に行う。
COM端子よりモードレジスタセット命令MRSが各オペレーションレジスタORGに入力すると、アドレスAD[14]の値がオペレーションレジスタのレジスタRG[1]へプログラムされ、アドレスAD[13]の値がレジスタRG[0]へプログラムされる。
【0016】
図3に、オペレーションレジスタORGへプログラムした値に対応するオペレーションデコーダOPDECの機能を示す。
レジスタRG[1]とRG[0]を共にローにプログラムすると、あらゆる命令に対してオペレーションデコーダOPEDCは、SDRAMマクロMEM0を選択する。
オペレーションレジスタのRG[1]をローに、RG[0]をハイにプログラムすると、モードレジスタセット、リフレッシュ及びセルフリフレッシュ命令に対してはSDRAMマクロMEM0を選択する。モードレジスタセット、リフレッシュ及びセルフリフレッシュ以外の命令に対しては、アドレスAD[16]とM1、アドレスAD[15]とM0の値がいずれも一致した場合のみ、SDRAMマクロMEM0を選択する。
オペレーションレジスタのRG[1]をハイ、RG[0]をローにプログラムすると、モードレジスタセット、リフレッシュ及びセルフリフレッシュ命令に対しては、SDRAMマクロMEM0を選択する。モードレジスタセット、リフレッシュ及びセルフリフレッシュ以外の命令に対しては、アドレスAD[15]とM0が一致した場合に、SDRAMマクロMEM0を選択する。
【0017】
オペレーションレジスタのRG[1] とRG[0] が共にハイの場合、モードレジスタセット命令に対しSDRAMマクロMEM0を選択する。リフレッシュ及びセルフリフレッシュ命令時にアドレスAD[10]がハイの場合、あるいは、アドレスAD[10]がローでかつ、アドレスAD[16]とM1、アドレスAD[15]とM0の値がいずれも一致した場合のみ、SDRAMマクロMEM0を選択する。モードレジスタ、リフレッシュ及びセルフリフレッシュ命令、以外の命令に対して、アドレスAD[16]とM1、アドレスAD[15]とM0がいずれも一致した場合のみ、SDRAMマクロMEM0を選択する。
【0018】
図4および図5は、SDRAMマクロMEM0の構成図である。なお、これらの図において、参照符号202はバンク内メモリセル領域であり、Csはメモリセル、SAはセンスアンプ、BLはローカルビット線、MAはメインアンプ、CEB(Chip Enable Bar)はチップイネーブルバー信号、DMB(Data Mask Bar)信号はマクロ選択回路に入力された入出力データのマスクを行う信号DQMの出力信号、DQはデータ入出力信号、sw0〜sw1024は各ビット線対に1個ずつ設けられたカラムスイッチである。
【0019】
以下、図6の動作波形を参照してオペレーションレジスタへ値を設定する際の動作を説明する。なお、図6において、“X”はハイまたはローを表し、“V”はデータが有効であることを表し、他の図においても同じ意味で用いる。
オペレーションレジスタへの設定は、モードレジスタMODREGに、バースト長、CASレイテンシなどを設定するモードレジスタ・セット命令MRSを入力する際に、同時に行う。CSB端子がローで、COM端子よりモードレジスタ・セット命令MRSが入力すると、CEB0端子、CEB1端子、CEB2端子、CEB3端子がローとなり、SDRAMマクロMEM0〜3全てが選択され、アドレスAD[12:0]の値は、それぞれのSDRAMマクロのモードレジスタMODREGへ、アドレスAD[14:13]の値はオペレーションレジスタのRG[1]、RG[0]へ設定される。
【0020】
このように、256MビットのSDRAMチップを4個用いて、1Gビットの大容量SDRAMを構成した場合に、モードレジスタ・セット命令MRSが入力すると、すべてのSDRAMマクロがモードレジスタ・セット動作を行うため。1チップの1GビットDRAMとのモードレジスタ・セット機能の互換性を保つことができる。
【0021】
図1に示されたSDRAMモジュールMMDの4つのSDRAMマクロMEM0〜3の各モードレジスタMODREGにバースト長が4、CASレイテンシが2に設定され、マクロ選択回路MSE0〜3のオペレーションレジスタORGのRG[1]がロー、RG[0]がハイに設定された場合のリフレッシュ命令の動作波形を図7(a)、(b)に示し、読み出し動作、及び書き込み動作の波形を図8(a)、(b)にそれぞれ示す。
【0022】
図7(a)のオートリフレッシュ動作について説明する。外部より信号CSBがロー、リフレッシュ命令REFが入力すると、信号CEB0〜3がローとなり、SDRAMマクロMEM0〜3の全てが選択され、同時にリフレッシュ動作を行う。このように、256MビットのSDRAMチップを4個用いて、1Gビットの大容量SDRAMを構成した場合に、リフレッシュ命令REFが入力すると、すべてのSDRAMマクロがリフレッシュ動作を行うため、1チップの1GビットSDRAMとのリフレッシュ機能の互換性を保つことができる。
【0023】
図7(b)のセルフリフレッシュ動作について説明する。外部より信号CSBがロー、セルリフレッシュ命令SELFが入力すると、信号CEB0〜3がローとなり、SDRAMマクロMEM0〜3全てが選択され、同時にセルフリフレッシュモードに入りリフレッシュ動作を行う。このように、256MビットのSDRAMチップを4個用いて、1Gビットの大容量SDRAMを構成した場合には、セルフリフレッシュ命令SELFが入力すると、すべてのSDRAMマクロがセルフリフレッシュモードに入りリフレッシュ動作を行うため、1チップの1GビットSDRAMとのセルフリフレッシュ機能の互換性を保つことができる。
【0024】
図8(a)に示す4回連続の読み出し動作について説明する。信号CSBをローにし、COM端子からバンクアクティブ命令AC、アドレスAD[16:15](マクロアドレス)=0、アドレスAD[14:13](バンクアドレス)=BK0、アドレスAD[12:0](ロウアドレス)=R0が入力する。アドレスAD[16:15]=0により信号CEB0がローになり、SDRAMマクロMEM0が選択される。
【0025】
バンクアドレスBK0により、SDRAMマクロMEM0内の4つのメモリバンク2B0〜2B3のうち1つのバンクが選択され、ロウアドレスR0によって、選択されたメモリバンク内のロウデコーダX−DECが8192本のワード線の中の1本のワード線WLを選択し、8192ビットの1ページ分のメモリセルのデータが、8192本のビット線対((BL0−0,BLB0−0)〜(BL7−1024,BLB7−1024))を通り、センスアンプアレイSA−ARYに転送、保持される。
【0026】
このセンスアンプアレイSA−ARYのデータを読み出すために、COM端子からリード命令RDと、AD[16:15]からマクロアドレス0、AD[14:13]からバンクアドレスBK0、AD[12:0]からカラムアドレスC0を入力する。
【0027】
マクロアドレス0により信号CEB0がローになりSDRAMマクロMEM0が選択される。バンクアドレスBK0により、SDRAMマクロMEM0内の4つのバンクのうち1つのバンクが選択される。
【0028】
カラムアドレスC0によって、カラムデコーダY−DECは1つのカラムアドレスを選択する。選択されたカラムアドレスによって、カラムスイッチ群CSWの中の8192個のカラムスイッチの内、8個のカラムスイッチが選択され、センスアンプアレイSA−ARYの中の8ビットのデータがグローバルビット線GBLに出力され、メインアンプMAおよび出力バッファIOBUFを通り、SDRAMマクロMEM0の外部へ出力される。
【0029】
内部のカウンターが、外部から入力したカラムアドレスC0よりカラムアドレスC0,C1,C2,C3を生成し、これらのアドレスに対応したデータD0,D1,D2,D3を出力する。
【0030】
COM端子からプリチャージ命令PREと、AD[16:15]からマクロアドレス0、AD[14:13]からバンクアドレスBK0が入力することによって、活性にしたワード線WLとセンスアンプアレイSA−ARYを非活性にする。
なお、図8(a)において、“Hi−Z”はハイインピーダンス状態を表し、他の図においても同じ意味で用いる。
【0031】
図8(b)に示す4回連続の書き込み動作について説明する。信号CSBをローにし、COM端子からバンクアクティブ命令AC、アドレスAD[16:15](マクロアドレス)=2、アドレスAD[14:13:](バンクアドレス)=BK0、アドレスAD[12:0](ロウアドレス)=R0が入力する。アドレスAD[16:15]=0により信号CEB2がローになりSDRAMマクロMEM2が選択される。
【0032】
バンクアドレスBK0により、選択されたSDRAMマクロMEM2の4つのバンクのうち1つのバンクが選択され、ロウアドレスR0によって、選択されたメモリバンク内のロウデコーダX−DECが8192本のワード線の中の1つのワード線WLを選択し、8192ビットの1ページ分のメモリセルのデータが、8192個のビット線対(BL0−0,BLB0−0)〜(BL7−1024,BLB7−1024)を通り、センスアンプアレイSA−ARYに転送、保持される。
【0033】
メモリセルへデータを書き込むために、COM端子からライト命令WTと、AD[16:15]からマクロアドレス2、AD[14:13]からバンクアドレスBK2、AD[12:0]からカラムアドレスC0を入力する。
マクロアドレス2により信号CEB2がローになりSDRAMマクロMEM2が選択される。バンクアドレスBK2により、SDRAMマクロMEM2内の4つのバンクのうち1つのバンクが選択される。
【0034】
カラムアドレスC0によって、カラムデコーダY−DECは1つのカラムアドレスを選択する。選択されたカラムアドレスによって、カラムスイッチ群CSWの中の8192個のカラムスイッチの内、8個のカラムスイッチが選択され、DQ端子から入力した8ビットのデータD0はセンスアンプアレイSA−ARYを通り、メモリセルに書き込まれる。
【0035】
内部のカウンターが外部から入力したカラムアドレスC0よりカラムアドレスC0,C1,C2,C3を生成し、これらのアドレスに対応したメモリセルにそれぞれデータD0,D1,D2,D3が書き込まれる。
【0036】
COM端子からプリチャージ命令PREと、AD[16:15]からマクロアドレス2、AD[14:13]からバンクアドレスBK2が入力することによって、活性にしたワード線WLとセンスアンプアレイSA−ARYを非活性にする。
【0037】
このように、読み出し及び書き込み動作時に、実際に動作するSDRAMマクロは1個のため低電力動作となる。
【0038】
<実施の形態2>
図9は、本発明に係る半導体記憶装置を適用したSDRAMモジュールの別の実施の形態例を示す構成図である。
【0039】
SDRAM10Sは1チップの半導体記憶装置としてシリコン上に形成され、SDRAMマクロMEM0と、このSDRAMマクロMEM0を選択するマクロ選択回路MSE0から構成され、図1に示すSDRAM10と等しい回路構成をもつ。
SDRAM10Sの容量及び入出力のデータ幅は特に限定はしないが、図9では入出力のデータ幅が8ビットで、256MビットのSDRAMを示す。
【0040】
SDRAM11S〜13Sは、SDRAM10Sと等しい回路構成をもち、SDRAMモジュールMMD−Sは、SDRAM10S〜13Sにより構成され、入出力のデータ幅が16ビットで容量が1GビットのSDRAMとなる。
【0041】
図9に示すように入出力のデータ幅が8ビットで、256MビットのSDRAMチップを4個用いて1Gビットの大容量SDRAMを構成する場合には、マクロ選択回路MSE0〜3内の、それぞれのオペレーションレジスタのRG[1]をハイ、RG[0]をローに設定する。
【0042】
オペレーションレジスタのRG[1]をハイ、RG[0]をローに設定した場合のリフレッシュ動作は図7と等しく、外部より信号CSBがロー、リフレッシュ命令REFおよびセルフリフレッシュ命令SELFが入力すると、信号CEB0〜3がローとなり、SDRAMマクロ MEM0〜3の全てが選択され、同時にリフレッシュ動作を行う。
【0043】
図10(a),(b)には、オペレーションレジスタのRG[1]をハイ、RG[0]をローに設定した場合の読み出し動作、及び書き込み動作の波形を示す。
【0044】
図10(a)に示す4回連続の読み出し動作について説明する。信号CSBをローにし、COM端子からバンクアクティブ命令AC、アドレスAD[15](マクロアドレス)=1、アドレスAD[14:13](バンクアドレス)=BK1、アドレスAD[12:0](ロウアドレス)=R1が入力する。アドレスAD[15]=1により信号CEB1とCEB3がローになり、SDRAMマクロMEM1とMEM3のワード線が選択される。
【0045】
COM端子からリード命令RDと、AD[15]からマクロアドレス1、AD[14:13]からバンクアドレスBK1、AD[12:0]からカラムアドレスC1を入力されると、信号CEB1とCEB3がローになりSDRAMマクロMEM1とMEM3が選択され、それぞれのSDRAMマクロよりデータが8ビットずつ出力され、合計16ビットのデータが読み出される。
【0046】
図10(b)に示す4回連続の書き込み動作について説明する。信号CSBをローにし、COM端子からバンクアクティブ命令AC、アドレスAD[15](マクロアドレス)=0、アドレスAD[14:13](バンクアドレス)=BK0、アドレスAD[12:0](ロウアドレス)=R0が入力する。アドレスAD[15]=0により信号CEB0とCEB2がローになりSDRAMマクロMEM0とMEM2のワード線が選択される。
【0047】
COM端子からライト命令WTと、AD[15]からマクロアドレス0、AD[14:13]からバンクアドレスBK2、AD[12:0]からカラムアドレスC2が入力されると、信号CEB0とCEB2がローになりSDRAMマクロMEM0とMEM2が選択され、16ビットのデータDQ[15:0]の内の上位8ビットDQ[15:8]は、SDRAMマクロMEM0に書き込まれ、下位8ビットDQ[7:0]は、SDRAMマクロMEM2に書き込まれる。
【0048】
このように、オペレーションレジスタORGの設定を変更することによって、入出力のデータ幅が8ビットで、256MビットのSDRAMチップを4個用いて、入出力のデータ幅が16ビットで、1Gビットの大容量SDRAMを構成することができる。
【0049】
<実施の形態3>
図11は、本発明に係る半導体記憶装置を適用したSDRAMモジュールのまた別の実施の形態例を示す構成図である。
SDRAM10Tは1チップの半導体記憶装置としてシリコン上に形成され、SDRAMマクロMEM0と、このSDRAMマクロMEM0を選択するマクロ選択回路MSE0から構成され、図1に示すSDRAM10と等しい回路構成をもつ。
【0050】
SDRAM10Tの容量及び入出力のデータ幅は特に限定はしないが、図11では入出力のデータ幅が8ビットで256MビットのSDRAMを示す。
【0051】
SDRAM11T〜13TはSDRAM10Tと等しい回路構成をもち、SDRAMモジュールMMD−TはSDRAM10T〜13Tにより構成され、入出力のデータ幅が32ビットで、容量が1GビットのSDRAMとなる。
【0052】
図11に示すように、入出力のデータ幅が8ビットで256MビットのSDRAMチップを4個用いて、入出力のデータ幅が32ビットの1Gビットの大容量SDRAMを構成する場合には、マクロ選択回路MSE0〜MSE3内の、それぞれのオペレーションレジスタORGのRG[1]をロー、RG[0]をローに設定する。
【0053】
オペレーションレジスタのRG[1]とRG[0]を共にローに設定した場合のリフレッシュ動作は図7と等しく、外部より信号CSBがロー、リフレッシュ命令REFが入力されると、信号CEB0〜CEB3がローとなり、SDRAMマクロMEM0〜3の全てが選択されて、同時にリフレッシュ動作を行う。
【0054】
図12(a),(b)には、オペレーションレジスタのRG[1]をロー、RG[0]をローに設定した場合の、読み出し動作、及び書き込み動作の波形を示す。
【0055】
図12(a)に示す4回連続の読み出し動作について説明する。信号CSBをローにし、COM端子からバンクアクティブ命令ACが入力され、アドレスデータAD[14:13]端子にBK0(バンクアドレス)、アドレスデータAD[12:0]端子にR0(ロウアドレス)が入力される。信号CEB0〜CEB3がローになり、全てのSDRAMマクロMEM0〜MEM3のワード線WLが選択される。
【0056】
COM端子からリード命令RDと、AD[14:43]からバンクアドレスBK0、AD[12:0]からカラムアドレスC0が入力されると、信号CEB0〜CEB3がローになり全SDRAMマクロMEM0〜MEM3が選択され、それぞれのSDRAMマクロよりデータが8ビットずつ出力され、合計32ビットのデータが読み出される。
【0057】
図12(b)に示す4回連続の書き込み動作について説明する。信号CSBをローにし、COM端子からバンクアクティブ命令ACが入力され、AD[14:13]端子にBK2(バンクアドレス)が入力され、AD[12:0]端子にR2(ロウアドレス)が入力される。信号CEB0〜CEB3がローになり全SDRAMマクロMEM0〜MEM3のワード線WLが選択される。
【0058】
COM端子からライト命令WTが入力され、AD[14:13]からバンクアドレスBK2、AD[12:0]からカラムアドレスC2が入力されると、信号CEB0〜CEB3がローになり全てのSDRAMマクロMEM0〜MEM3が選択され、32ビットのデータDQ[31:0]の内のデータDQ[7:0]の8ビットはSDRAMマクロMEM0に書き込まれ、DQ[15:8]の8ビットはSDRAMマクロMEM1に書き込まれ、DQ[23:16]の8ビットはSDRAMマクロMEM2に書き込まれ、DQ[31:24]の8ビットはSDRAMマクロMEM3に書き込まれる。
【0059】
このように、オペレーションレジスタORGの設定を変更することによって、入出力のデータ幅が8ビットで256MビットのSDRAMチップを4個用いて、入出力のデータ幅32ビットで1Gビットの大容量SDRAMを構成することができる。
【0060】
<実施の形態4>
図13は、本発明に係る半導体記憶装置を適用したSDRAMモジュールのまた別の実施の形態例を示す構成図である。
【0061】
SDRAM10Uは1チップの半導体記憶装置としてシリコン上に形成され、SDRAMマクロMEM0と、このSDRAMマクロMEM0を選択するマクロ選択回路MSE0から構成され、図1に示すSDRAM10と等しい回路構成をもつ。
【0062】
SDRAM10Uの容量及び入出力のデータ幅は特に限定はしないが、図13では入出力のデータ幅が8ビットで容量256MビットのSDRAMを示す。
【0063】
SDRAM11U〜13UはSDRAM10Uと等しい回路構成をもち、SDRAMモジュールMMD−Uは、SDRAM10U〜13Uにより構成され、入出力のデータ幅が8ビットで容量が1GビットのSDRAMとなる。
【0064】
図13に示すマクロ選択回路MSE0〜MSE3内の各オペレーションレジスタのRG[1]とRG[0]を共にハイに設定した場合のリフレッシュ動作を、図14(a),(b),(c),(d)に示す。
【0065】
図14(a)のオートリフレッシュ動作を説明する。
CSB端子にローが、COM端子にリフレッシュ命令REFが、アドレスAD[10]にハイが入力すると、端子CEB0〜CEB3がローとなり、SDRAMマクロMEM0〜MEM3の全てが選択され、同時にリフレッシュ動作を行う。
【0066】
図14(b)のオートリフレッシュ動作を説明する。
CSB端子にローが、COM端子にリフレッシュ命令REFが、アドレスAD[10]にローが、AD[16:15]に3が入力すると、アドレスAD[16:15]が3により、CEB3がローになりSDRAMマクロMEM3のみが選択され、リフレッシュ動作を行う。
【0067】
図14(c)のセルフリフレッシュ動作を説明する。
CSB端子にローが、COM端子にセルフリフレッシュ命令SELFが、アドレスAD[10]にハイが入力すると、端子CEB0〜CEB3がローとなり、SDRAMマクロ MEM0〜MEM3の全てが選択され、セルフリフレッシュモードに入り、リフレッシュ動作を行う。
【0068】
図14(d)のセルフリフレッシュ動作を説明する。
CSB端子にローが、COM端子にセルフリフレッシュ命令SELFが、アドレスAD[10]にローが、AD[16:15]に3が入力すると、アドレスAD[16:15]が3により、CEB3がローになりSDRAMマクロMEM3のみが選択され、セルフリフレッシュモードに入り、リフレッシュ動作を行う。
【0069】
SDRAMマクロ MEM0〜MEM3の全データを保持する必要がある場合は、図14(a)あるいは(c)のリフレッシュ動作を行い、4つのSDRAMマクロのうち1つのマクロのみのデータを保持する場合は、図14(b)あるいは(d)のリフレッシュ動作を行う。必要に応じてリフレッシュ時に動作するSDRAMマクロの数を減らすことにより、リフレッシュ動作時の消費電力も低減できる。
【0070】
オペレーションレジスタのRG[1]とRG[0]を共にハイに設定した場合の、読み出し及び書き込みの動作は、図8(a),(b)と等しい。
【0071】
<実施の形態5>
図15は、本発明に係る半導体記憶装置を適用したSDRAMモジュールのまた別の実施の形態例を示す構成図である。
SDRAM10Vは1チップの半導体記憶装置としてシリコン上に形成され、SDRAMマクロMEM0と、このSDRAMマクロMEM0を選択するマクロ選択回路MSE0から構成され、図1に示すSDRAM10と等しい回路構成をもつ。
SDRAM10Vの容量及び入出力のデータ幅は特に限定はしないが、図15では入出力のデータ幅が8ビットで容量1GビットのSDRAMを示す。
【0072】
SDRAM11V〜13VはSDRAM10Vと等しい回路構成をもち、SDRAMモジュールMMD−Vは、SDRAM10V〜13Vにより構成され、入出力のデータ幅が8ビットで容量が4GビットのSDRAMとなる。
【0073】
<実施の形態6>
図16(a),(b)は本発明に係る半導体記憶装置をDDR(Double Data Rate)型のSDRAMに適用した際の、読み出し及び書き込み動作の一例である。
図16(a)は読み出し動作のタイミング図であり、COM端子に読み出し命令RDが入力されると、データD0,D1,D2,D3は、CLK信号の立ち上がり及び立下りでデータ入出力端子DQ[7:0]から出力される。
図16(b)は書き込み動作のタイミング図であり、COM端子に書き込み命令WTが入力されると、データD0,D1,D2,D3は、CLK信号の立ち上がり及び立下りでデータ入出力端子DQ[7:0]に入力される。
【0074】
<実施の形態7>
図17は本発明に係る半導体記憶装置を大容量のSDRAMモジュールに適用したまた別の実施の形態例である。
SDRAMマクロMEM0〜MEM3は、1チップの半導体記憶装置としてシリコン上に形成されているが、これまでの実施の形態例と異なりマクロ選択回路はSDRAMマクロのチップ上には形成せず、別チップ上に形成される。容量及び入出力のデータ幅は特に限定はしないが、図17では入出力のデータ幅が8ビットで、1GビットのSDRAMを示す。
マクロ選択回路MSE03は、図15に示したマクロ選択回路MSE0〜MSE3を1チップの半導体上に形成した回路である。
SDRAMモジュールMMD−Wは、SDRAMマクロMEM0〜MEM3と、マクロ選択回路MSE03から構成され、入出力のデータ幅が8ビットで、容量が4GビットのSDRAMとなる。
【0075】
<実施の形態8>
図18および図19は、本発明に係る半導体記憶装置を大容量のSDRAMに適用したまた更に別の実施の形態例である。
図18のSDRAMモジュールMMD0〜MMD3は、図1で示した1GビットのSDRAMモジュールであり、これら4つのモジュールを図18に示すように結線して組み合わせることにより、すなわち、データ入出力端子DQおよび入出力データのマスク操作を行う信号のDQM端子以外の端子CSB,CKE,COM,AD,CLK端子をそれぞれのモジュール間で並列接続することにより、4Gビットの大容量SDRAMを構成することができる。
【0076】
図19のSDRAMモジュールMMD−V0からMMD−V3は、図15で示した4GbitのSDRAMモジュールMMD−Vであり、これら4つのモジュールを図19に示すように結線して組み合わせることにより、すなわち、データ入出力端子DQおよび入出力データのマスク操作を行う信号のDQM端子以外の端子CSB,CKE,COM,AD,CLK端子をそれぞれのモジュール間で並列接続することにより、16Gビットの大容量SDRAMを構成することができる。
【0077】
以上、本発明の好適な実施の形態例について説明したが、本発明は上記実施の形態例に限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更をなし得ることは勿論である。例えば、図20は本発明を適用することによって、実現できる大容量メモリの種類を示した一例であり、1パケージに集積する半導体メモリの数は特に限定はしないが、図20では、4つの半導体メモリを1パケージに集積した場合に、実現できる大容量メモリの種類を示している。オペレーションレジスタの値をプログラムできることにより、多種のメモリを実現できることが分かる。
【0078】
また、オペレーションレジスタの値をプログラムするのにモードレジスタセット命令MRSを利用しない場合には、半導体記憶装置の製造過程においてオペレーションレジスタの値をプログラムしておけばよい。したがって、同期型に限らず非同期型のDRAM、あるいはSRAM、不揮発性メモリ等にも本発明が適用可能である。
【0079】
【発明の効果】
以上、前述した実施の形態例の説明から明らかな様に、本発明によれば、機能の互換性を保ち且つ低電力で動作し、入出力データのビット構成の選択ができる大容量の半導体記憶装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体記憶装置を適用したSDRAMモジュールの一実施の形態例を示す基本構成図である。
【図2】本発明に係る半導体記憶装置で用いるマクロ選択回路の構成図である。
【図3】オペレーションレジスタへプログラムした値に対応するオペレーションデコーダの機能を示す図である。
【図4】図1のSDRAMモジュールで用いるSDRAMマクロの構成図である。
【図5】図4に示したSDRAMマクロ内のメモリバンクの要部構成図である。
【図6】オペレーションレジスタへ値を設定する際の動作波形図である。
【図7】図1に示したSDRAMモジュールのリフレッシュ命令の動作波形図である。
【図8】図1に示したSDRAMモジュールの読み出し動作及び書き込み動作の波形図である。
【図9】本発明に係る半導体記憶装置を適用したSDRAMモジュールの別の実施の形態例を示す構成図である。
【図10】図9に示したSDRAMモジュールの読み出し動作及び書き込み動作の波形図である。
【図11】本発明に係る半導体記憶装置を適用したSDRAMモジュールのまた別の実施の形態例を示す構成図である。
【図12】図11に示したSDRAMモジュールの読み出し動作及び書き込み動作の波形図である。
【図13】本発明に係る半導体記憶装置を適用したSDRAMモジュールのまた別の実施の形態例を示す構成図である。
【図14】図11に示したSDRAMモジュールのリフレッシュ動作の波形図である。
【図15】本発明に係る半導体記憶装置を適用したSDRAMモジュールのまた別の実施の形態例を示す構成図である。
【図16】本発明に係る半導体記憶装置をDDRモードSDRAMに適用した場合の読み出し動作及び書き込み動作の波形図である。
【図17】本発明に係る半導体記憶装置を大容量のSDRAMモジュールに適用したまた別の実施の形態例である。
【図18】本発明に係る半導体記憶装置を大容量のSDRAMに適用した更に別の実施の形態例である。
【図19】本発明に係る半導体記憶装置を大容量のSDRAMに適用したまた更に別の実施の形態例である。
【図20】本発明を適用することによって実現できる大容量メモリの種類を示した図である。
【符号の説明】
10〜13,10S〜13S,10T〜13T…SDRAM、10U〜13U,10V〜13V…SDRAM、2B0〜2B3…メモリバンク、202…バンク内メモリセル領域、Cs…メモリセル、BL…ローカルビット線、MA…メインアンプ、sw0〜sw1024…カラムスイッチ、CSW…カラムスイッチ群、GBL…グローバルビット線、MEM0〜MEM3…SDRAMマクロ、MMD,MMD−S,MMD−T…SDRAMモジュール、MMD−U,MMD−V,MMD−W…SDRAMモジュール、MMD0〜MMD3,MMD−V0〜MMD−V3…SDRAMモジュール、MODREG…モードレジスタ、OPDEC…オペレーションデコーダ、ORG…オペレーションレジスタ、SA…センスアンプ、SA−ARY…センスアンプアレイ、X−DEC…ロウデコーダ、Y−DEC…カラムデコーダ。

Claims (10)

  1. 第1記憶装置と、
    第2記憶装置と、
    外部から命と共に入力される第1アドレスに関わらず前記第1記憶装置を選択する第1動作と、前記第1アドレスと内部に記憶された第2アドレスとが一致している場合に前記第1記憶装置を選択する第2動作とを行う第1デコーダと、
    前記第1アドレスに関わらず前記第2記憶装置を選択する第3動作と、前記第1アドレスと内部に記憶された第3アドレスとが一致している場合に前記第2記憶装置を選択する第4動作とを行う第2デコーダと、
    前記命令が入力された場合に前記第1デコーダに前記第1動作を行わせる第1設定と、
    前記命令が入力された場合に前記第1デコーダに前記第2動作を行わせる第2設定のいずれかに設定される第1レジスタと、
    前記命令が入力された場合に前記第2デコーダに前記第3動作を行わせる第3設定と、前記命令が入力された場合に前記第2デコーダに前記第4動作を行わせる第4設定のいずれかに設定される第2レジスタとを有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記第1レジスタは、外部から前記命令と共に入力される第4アドレスにより前記第1又は第2設定にされ、
    前記第2レジスタは、前記第4アドレスにより前記第3又は第4設定にされることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記第1記憶装置、前記第1レジスタ及び前記第1デコーダは同一の半導体チップ上に形成され、
    前記第2記憶装置、前記第2レジスタ及び前記第2デコーダは同一の半導体チップ上に形成されることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記第1及び第2記憶装置は、いずれも第1半導体チップ上に形成され、
    前記第1及び第2レジスタ並びに前記第1及び第2デコーダは、いずれも第2半導体チップ上に形成されることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載の半導体記憶装置において、
    前記第1及び第2記憶装置はいずれもSDRAMであることを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 第1記憶装置と、
    第2記憶装置と、
    第3記憶装置と、
    第4記憶装置と、
    外部から命令と共に入力される第1アドレス及び第2アドレスに関わらず前記第1記憶装置を選択する第1動作と、前記第1アドレスと内部に記憶された第3アドレスとが一致しかつ前記第2アドレスと内部に記憶された第4アドレスとが一致している場合に前記第1記憶装置を選択する第2動作と、前記第1アドレスと前記第3アドレスとが一致している場合に前記第1記憶装置を選択する第3動作とを行う第1デコーダと、
    前記第1及び第2アドレスに関わらず前記第2記憶装置を選択する第4動作と、前記第1アドレスと内部に記憶された第5アドレスとが一致しかつ前記第2アドレスと内部に記憶された第6アドレスとが一致している場合に前記第2記憶装置を選択する第5動作と、前記第1アドレスと前記第5アドレスとが一致している場合に前記第2記憶装置を選択する第6動作とを行う第2デコーダと、
    前記第1及び第2アドレスに関わらず前記第3記憶装置を選択する第7動作と、前記第1アドレスと内部に記憶された第7アドレスとが一致しかつ前記第2アドレスと内部に記憶された第8アドレスとが一致している場合に前記第3記憶装置を選択する第8動作と、前記第1アドレスと前記第7アドレスとが一致している場合に前記第3記憶装置を選択する第9動作を行う第3デコーダと、
    前記第1及び第2アドレスに関わらず前記第4記憶装置を選択する第10動作と、前記第1アドレスと内部に記憶された第9アドレスとが一致しかつ前記第2アドレスと内部に記憶された第10アドレスとが一致している場合に前記第4記憶装置を選択する第11動作と、前記第1アドレスと前記第9アドレスとが一致している場合に前記第4記憶装置を選択する第12動作とを行う第4デコーダと、
    前記命令が入力された場合に前記第1デコーダに前記第1動作を行わせる第1設定と、前記命令が入力された場合に前記第1デコーダに前記第2動作を行わせる第2設定と、前記命令が入力された場合に前記第1デコーダに前記第3動作を行わせる第3設定のいずれかに設定される第1レジスタと、
    前記命令が入力された場合に前記第2デコーダに前記第4動作を行わせる第4設定と、前記命令が入力された場合に前記第2デコーダに前記第5動作を行わせる第5設定と、前記命令が入力された場合に前記第2デコーダに前記第6動作を行わせる第6設定のいずれかに設定される第2レジスタと、
    前記命令が入力された場合に前記第3デコーダに前記第7動作を行わせる第7設定と、前記命令が入力された場合に前記第3デコーダに前記第8動作を行わせる第8設定と、前記命令が入力された場合に前記第3デコーダに前記第9動作を行わせる第9設定のいずれかに設定される第3レジスタと、
    前記命令が入力された場合に前記第4デコーダに前記第10動作を行わせる第10設定と、前記命令が入力された場合に前記第4デコーダに前記第11動作を行わせる第11設定と、前記命令が入力された場合に前記第4デコーダに前記第12動作を行わせる第12設定のいずれかに設定される第4レジスタとを有することを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 請求項6記載の半導体記憶装置において、
    前記第1レジスタは、外部からの命令と共に入力される第11アドレスにより前記第1、第2又は第3設定にされ、
    前記第2レジスタは、前記第11アドレスにより前記第4、第5又は第6設定にされ、
    前記第3レジスタは、前記第11アドレスにより前記第7、第8又は第9設定にされ、
    前記第4レジスタは、前記第11アドレスにより前記第10、第11又は第12設定にされることを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 請求項6記載の半導体記憶装置において、
    前記第1記憶装置、前記第1デコーダ及び前記第1レジスタは同一の半導体チップ上に形成され、
    前記第2記憶装置、前記第2デコーダ及び前記第2レジスタは同一の半導体チップ上に形成され、
    前記第3記憶装置、前記第3デコーダ及び前記第3レジスタは同一の半導体チップ上に形成され、
    前記第4記憶装置、前記第4デコーダ及び前記第4レジスタは同一の半導体チップ上に形成されることを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 請求項6記載の半導体記憶装置において、
    前記第1、第2、第3及び第4記憶装置は、いずれも第1半導体チップ上に形成され、
    前記第1、第2、第3及び第4デコーダ並びに前記第1、第2、第3及び第4レジスタ は、いずれも第2半導体チップ上に形成されることを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 請求項6から9のいずれか一つに記載の半導体記憶装置において、
    前記第1、第2、第3及び第4記憶装置は、いずれもSDRAMであることを特徴とする半導体記憶装置。
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