JP4097355B2

JP4097355B2 - Cab window lock device

Info

Publication number: JP4097355B2
Application number: JP11924099A
Authority: JP
Inventors: 貞志森; 正典十川; 博之塩路
Original assignee: Komatsu Ltd
Current assignee: Komatsu Ltd
Priority date: 1999-04-27
Filing date: 1999-04-27
Publication date: 2008-06-11
Anticipated expiration: 2019-04-27
Also published as: JP2000310073A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として建設機械のキャブに設けられる窓用のロック装置に係り、ロック機構におけるロックを解除した後に、その解除レバーを解放位置で保持できるようにされる運転室窓ロック装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ドアなどに使用されているロック装置については種々の構造の施錠機構が提案され、かつ実用に供されている。これらロック装置において、回転式のラッチを用いる形式のものでは、通常ラッチのロック解除レバーがラッチを閉じると自動的にロックされ、ロック解除レバーを外部から操作してロックを解除すると、そのラッチに回転力を加えることによりストライカとの係合を解いて開放できるようにされている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ロック装置では、ロック解除レバーによる解除操作を行っても、ラッチが廻らなければそのロック解除レバーから操作力を除くと（手を離すと）、再びロック解除レバーが復帰してラッチをロックし、その結果、ラッチのロック解除が行われないことになる。
【０００４】
このようなことから、複数個所にロック装置が設けられて、これらロック装置を全て解除しないと開くことができないような構造の開閉装置、例えば上下開閉式の窓では、その左右に設けられるロック装置のロック解除レバーを解除した状態に保って開閉操作しないと確実にロックを解けず、取扱いが非常に不便である、という問題点がある。
【０００５】
本発明では、ロック解除操作を行えば、その操作に連動してラッチのロック解除レバーを解放状態に保持させて、次の動作を容易に行えるようになされた運転室窓ロック装置を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
前述された目的を達成するために、本発明による運転室窓ロック装置は、
回動式のラッチとこのラッチの解除方向への回動を規制する解除レバーからなるロック装置において、
前記解除レバーによるラッチのロック解除位置でその解除レバーと係合して解除保持する解除レバー解除保持機構を有し、
該解除レバー解除保持機構は、前記ラッチの支持軸上に支持されてそのラッチの解除方向への回動時にのみラッチと共に回動するように、前記ラッチの係止部に係合する係止片を有する解除レバー用ラッチと、前記解除レバーの係止端部に隣接して設けられる解除レバー保持ストライカと、前記解除レバー用ラッチを前記ラッチの解除方向と逆方向に回動させるように付勢するバネとを備えてなり、前記ラッチが解除方向に所要回転角回動すると前記解除レバー保持ストライカが前記解除レバー用ラッチの係止凹所から離れて前記解除レバーを解放するように構成されていることを特徴とするものである。
【０００７】
このように構成される本発明は、ラッチのロックを解除するために解除レバーを操作してラッチと解除レバーとの係合を外すと、その解除レバーによるラッチのロック解除に連動して併設された解除レバー解除保持機構が、その解除レバーの復帰を阻止して一時的に保持する。したがって、ラッチはフリーになるので付帯させてある回動操作力で回動してロックを解除できる。このラッチの解除方向への回転により、そのラッチと解除レバーとの係止個所が変位するのに応じて前記解除レバー解除保持機構もラッチにより操作されて、解除レバーの解除保持が解かれ、次にラッチがストライカ（閉鎖ボルト）と係合してロック機能を発揮する際には解除レバーをラッチの係止個所に係合できる態勢に復帰できるようになる。
【０００８】
本発明のロック装置はこのようになされているので、ロックを解いて解放操作するに際して、ラッチの解除レバーを操作してラッチのロックを解けば、自動的にラッチがフリーになるので、以後解除レバーを保持するなどの手を加えることなく解放することができることになり、複数のロック装置を解除する必要がある場合などにおいて作業性を向上できるという効果を奏する。
【０００９】
また、本発明によれば、解除レバーの解除保持を行わせる機構をラッチと同一軸上に配設することができるので全体をコンパクトに纏められ、部品点数を低減できてコストを削減できるという効果を奏するのである。
【００１０】
本発明において、前記解除レバー用ラッチにおける前記解除レバー保持ストライカ受入部に連接形成される爪片先端部は、前記解除レバーによるラッチ係止状態で前記解除レバー保持ストライカがその爪片先端の回転半径内に位置し、前記解除レバーを前記ラッチの係止を解いた位置まで変位させると前記爪片先端を越える関係にされているのがよい。このようにすれば、解除レバーの先端部に付される解除レバー保持ストライカを解除レバー用ラッチに設けた爪片先端部によって、解除レバーによるラッチのロック解除操作が行われた瞬間に、その解除レバーの戻り動作を阻止できて、解除レバーを確実に解除保持することができることになる。しかも、ラッチのロック解除後における回動によって解除レバーのストライカを復帰可能に戻し、次のラッチによるロック操作時にはそのストライカを前記爪片先端の回転半径内に収めて解除レバーをロック状態で安定保持できる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による運転室窓ロック装置の具体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ説明する。
【００１４】
図１に本実施例のロック装置が取付けられる建設機械用運転室の全体斜視図が、図２に第１実施例のロック装置の要部を切欠いて表す正面図が、図３に図２で示されるロック装置の分解斜視図が、それぞれ示されている。
【００１５】
この実施例は、油圧ショベルなどの建設機械における運転室の前面に設けられる引上げ開放式前窓のロック装置に採用されたものについて説明する。キャブ本体１には、その前側に位置するフロントピラー２，２から天井側部３，３にわたって、左右にそれぞれ屋内側で一対のガイドレール４，４が設けられ、これらガイドレール４，４に沿って前窓５が移動自在に設けられている。その前窓５の窓枠６両側には、上部と下部にそれぞれガイドローラ７が窓枠６の側面から突出す支持軸によって回転自在に付設され、これらガイドローラ７を前記ガイドレール４に沿わせて移動させることにより、前窓５をキャブ本体１の前面から天井部下面位置に移動できるようにされている。なお、この前窓５を上下移動させるのに、窓枠６の上部と下部にそれぞれ窓開閉用把手８，８′が取付けられている。
【００１６】
このようにされた前窓５の室内側の上部には、左右両側にロック装置１０，１０がそれぞれ窓枠６に支持されて左右対称に取付けられている。これら各ロック装置１０，１０では、回転可能に設けられるラッチ１４がその窓枠６の外側に位置するようにして配され、前窓５を閉じた位置でのキャブ本体１側に取付金具３１を介して前記ラッチ１４の支持軸１３と平行にストライカ３０が突設されている。
【００１７】
前記ロック装置１０は、左右対称に設けられているので、その一方（具体的に運転席側から見て左側のもの）について説明する。窓枠６の上部で内側に窓ガラス６ａと直交する向きに突設されるブラケット１１と、このブラケット１１に基部をボルト３３にて取付けられる二つの部片を組合せて構成されるフレーム１２と、このフレーム１２に両端部を支持されて窓ガラス６ａと平行して配設される支持軸１３上で回動自在なラッチ１４と、キャブ本体１側から前記支持軸１３と平行に突出されるストライカ３０と、前記ラッチ１４とそのストライカ３０との係合を解除できるようにするラッチの解除レバー１５およびラッチ１４のロック解除後にその解除レバー１５を解除保持する解除レバー解除保持機構２０の組合せにてなる。
【００１８】
ラッチ１４は回転中心から半径方向に係止切欠き１４ａが形成され、この係止切欠き１４ａ形成個所と軸心を挟んでちょうど反対側の周囲部に係止凹所１４ｂが設けられている。また、このラッチ１４の支持軸１３には捻りバネ１７が被嵌されて、その一端をフレーム１２側に、他端をラッチ１４の適所に、それぞれ係止させて設けられ、常時図上時計方向に回転力が付勢されるようになされている。
【００１９】
このようにされるラッチ１４に対して、その支持軸１３の軸心を通る直立面（図においては窓枠６と平行する面）上に枢支軸ピン１６の軸心が位置するようにして解除レバー１５を付設されている。この解除レバー１５の枢支軸ピン１６から先端側は係止端部１５ａとされ、その係止端部１５ａが前記ラッチ１４に設けられた係止凹所１４ｂに係合するとラッチ１４がロックされるように関係付けられている。なお、この解除レバー１５には引戻し用の捻りバネ１７′が固定端をフレーム１２に固定されて付され、係止解除後に自動復帰できるようにされている。
【００２０】
さらに、前記解除レバー１５の係止端部１５ａに近い側面には、枢支軸ピン１６と平行してストライカ１８が突設され、後述する解除レバー解除保持機構２０に関連するようにされている。
【００２１】
解除レバー解除保持機構２０は、前記ラッチ１４の支持軸１３上でそのラッチ１４に平行して回動自在に設けられる解除レバー用ラッチ２１を主体とし、この解除レバー用ラッチ２１を常時閉じる方向（常時図上反時計方向）に回動力を付勢する捻りバネ２４を備え、前記解除レバー用ラッチ２１の係止凹所２１ａが解除レバー１５に設けられるストライカ（解除レバー保持ストライカ）１８と係合する状態でラッチ１４のロックが維持され、ラッチ１４の解除時には解除レバー１５のストライカ１８をラッチ１４から遠ざけてそのラッチ１４がフリーになるようにされている。
【００２２】
前記解除レバー用ラッチ２１は、支持軸１３上で回動自在に支持されて解除レバー１５の係止端部に設けられるストライカ１８と係合することによってその解除レバー１５を係止する係止凹所２１ａと、その係止凹所２１ａに連接して円周方向に突出す鉤形の突部２２、およびその突部２２から所要回転角離れた位置で支持軸線に平行するようにしてラッチ１４の周面側に屈曲された係止片２３を備え、通常時は前述のように（図２で示される）、解除レバー１５のストライカ１８が係止凹所２１ａに係合して捻りバネ２４の蓄勢力で保持される。
【００２３】
そして、その解除レバー用ラッチ２１における突部２２は、先端２２ａを尖らせてあり、前記解除レバー１５に付設のストライカ１８が解除操作によって回動する回転半径ｒで、その解除レバー１５をフレーム１２に設けられたストッパー１９位置まで回動させると、前記解除レバー用ラッチ２１における突部２２の先端２２ａの回動範囲（回転半径R）から前記ストライカ１８が外に出て、その突部２２の先端２２ａによって戻りを阻止される関係になされている。
【００２４】
また、前記解除レバー用ラッチ２１における係止片２３は、解除レバー１５によるラッチ１４の解除操作が行われてストライカ１８が前記係止凹所２１ａに連接する突部２２との係合から離れた時点で、捻りバネ２４の蓄勢力によって回動するのを抑える役目を果すもので、ラッチ１４の前記係止凹所１４ｂと係止切込み１４ａとの間における周面に形成される係止部１４ｃに接触してそれ以上の回転を止められるようにされている。
【００２５】
このようにされるラッチ１４と解除レバー１５およびその解除レバー解除保持機構２０を支持するフレーム１２は、前述のように二つのフレーム部片１２ａと１２ｂの組合せからなり、これらフレーム部片１２ａ，１２ｂを組合せて形成される空間部内に前記ラッチ１４と解除レバー１５およびその解除レバー解除保持機構２０が収められるようにされている。そして、ラッチ１４と躯体側のストライカ３０の係合・離脱が行われるようにフレーム１２によって形成される空間部に対して上側が解放されている。また、解除レバー１５を操作するハンドル１５ｂはフレーム１２の下側に切欠かれた開口部１２ｄから外部に突出されて操作ができるようにされている。なお、図中符号１２ｅ，１２ｅ′はラッチの支持軸取付孔、１２ｆは解除レバーの枢支軸ピン支持孔、１２ｇはブラケット１１への取付ボルト孔である。
【００２６】
次に、第１実施例のロック装置の作動を図４〜図６によって説明する。
まず、前窓５を引上げて開窓するに際しては、ロック装置１０のロックを解除するために、解除レバー１５の柄１５ｂを図４（ａ）において矢印ａの方向に引くと、解除レバー１５が枢支軸ピン１６を支点として回動して、図４（ｂ）に示されるように、係止端部１５ａがラッチ１４の係止凹所１４ｂから引き離される。
【００２７】
解除レバー１５を回動操作することにより、その先端部側に設けられるストライカ１８が解除レバー用ラッチ２１の係止凹所２１ａから離れる。そして、その解除レバー１５がストッパー１９に接触して回動を規制されるまで移動すると、図４（ｃ）で示されるように、ストライカ１８が解除レバー用ラッチ２１の突部２２先端２２ａの回転半径Ｒを越えた状態になる。
【００２８】
図４（ｃ）で示される状態になると、解除レバー１５に対してラッチ１４は完全にフリーとなるので、そのラッチ１４は付帯された捻りバネ１７（図３参照）の復帰力で図５（ａ）で示されるように、図上時計方向（矢印ｂの方向）に回動する。同時に解除レバー１５の係止端部１５ａがラッチ１４の係止凹所１４ｂと係止部１４ｃとの間の周面に接触してラッチ１４を再ロックすることはない。
【００２９】
そして、ラッチ１４が矢印ｂの方向に回動することによって、それまで離れていたラッチ外周の係止部１４ｃに捻りバネ２４の復元力でラッチ１４と逆の方向に回動する解除レバー用ラッチ２１の端部の係止片２３が係合し、ラッチ１４とともにその解除レバー用ラッチ２１が回動して戻されることになる。（図５（ｂ）参照。）
【００３０】
こうしてラッチ１４が回動することによりその係止切込み１４ａに係合していたストライカ３０は、その係止切込み１４ａから離脱開始状態になる。したがって、前窓５を開くための窓開閉用把手８，８′を持って窓枠６を引上げる操作を加えると、その引上げ操作力で、図５（ｃ）で示されるように、そのラッチ１４の係止切込み１４ａに係合していたストライカ３０に反力をとってラッチ１４が積極的に回動され、やがてストライカ３０から引き離されて（図５（ｄ）参照）窓枠６をガイドレール４に沿わせて天井部下側に引上げて（押し上げて）格納することができる。
【００３１】
前述のようにしてロック装置１０がロック解除された状態では、図５（ｄ）で示されるように、解除レバー１５の係止端部１５ａがそのラッチ１４の周面に当接して係止凹所１４ｂから外れた位置に保たれ、ラッチ１４と解除レバー用ラッチ２１とは係止部１４ｃに係止片２３が係合した状態で平衡を保たれ、次に窓を閉じるまでこの姿勢を保たれる。
【００３２】
前窓５を閉じてロックするには、前述のように（図５（ｄ）で表す）解放状態に保たれているロック装置１０のラッチ１４に対して、窓枠６をロック位置まで押し込むようにすると、定位置にあるストライカ３０にラッチ１４の係止切込み１４ａの開口部内縁１４ａ′が接触してストライカ３０によって押し戻され（図５（ｃ）参照）、その反動でラッチ１４が前述と逆の方向に回動してストライカ３０を係止切込み１４ａ内に受入れる。
【００３３】
こうなると、ラッチ１４の逆転によりその周面に接触していた解除レバー１５の係止端部１５ａは、ラッチ１４の周面が途切れる位置まで変位すると、その解除レバー１５の枢支軸ピン１６に被嵌して付設されている捻りバネ１７′の蓄勢力によって戻されてラッチ１４の係止凹所１４ｂに係合し、その結果、ラッチ１４が解除レバー１５によってロックされる。
【００３４】
図６に、第２実施例のロック装置の一部切欠き正面図が示されている。この第２実施例のロック装置１０Ａは、前記第１実施例と全般的に同様であるが、解除レバー解除保持機構２０Ａにおける解除レバー用ラッチ２１Ａの形状と、解除レバー１５に付設されるストライカ１８Ａの形状が異なるものである。したがって、前記実施例と同一のものについては、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【００３５】
この第２実施例における解除レバー解除保持機構２０Ａは、その解除レバー用ラッチ２１Ａの係止凹所２１ａ′が前記実施例の場合よりも深くえぐるようにして形成され、これに伴なって連接する突部２２Ａが細長い鉤状にされている。そして、解除レバー用ラッチ２１Ａに設けられる係止片２３を常時ラッチ１４の係止部１４ｃに当接してラッチ１４とともに回動するようにされている。また、解除レバー１５の先端部に設けられたストライカ１８Ａは、解除レバー用ラッチ２１Ａに向いた側を切削いだ半月状の断面形状にされている。なお、他の部分については、第１実施例の場合と同様にされている。
【００３６】
このようにされた第２実施例のロック装置１０Ａにおいては、その作動時における各部の動作について前記説明と同様である。しかし、この第２実施例の構造では、解除レバー用ラッチ２１Ａに設けられた係止凹所２１ａ′を深く形成してラッチ１４のロック状態で、その解除レバー用ラッチ２１Ａに設けられる係止片２３がラッチ１４の係止部１４ｃに常時当接して、解除レバー用ラッチ２１Ａもともに作動するようにされているので、ラッチ１４がロック状態で解除レバー１５に設けられるストライカ１８Ａと解除レバー用ラッチ２１Ａとは非接触状態に保たれ、窓枠６側からの外力を受けることがないので長期使用に耐えることができる利点がある。
【００３７】
次に、第３実施例のロック装置１Ｂについて説明する。図７に第３実施例のロック装置の一部切欠き正面図が、図８に図７のＡ−Ａ視断面図が、図９に解除レバー保持機構の説明図が、それぞれ示されている。
【００３８】
この第３実施例のロック装置１０Ｂは、基本的には前記第１実施例のロック装置１０と同様であるが、解除レバー解除保持機構２０Ｂが異なるものである。
したがって、前記実施例と同様のものについては同一の符号を付してその説明を省略する。なお、窓の開閉をロックするラッチについては同一の符号を付している。
【００３９】
ラッチ１４は回転中心から半径方向に係止切込み１４ａが形成され、この係止切込み１４ａ形成個所と軸心を挟んでちょうど反対側の周囲部に二箇所で係止凹所１４ｂ，１４ｄが設けられている。また、このラッチ１４の支持軸１３には、捻りバネ１７が被嵌されて、その一端をフレーム１２側に、他端をラッチ１４の適所に、それぞれ係止させて設けられ、常時図上時計方向に回転力が付勢されるようになされている。
【００４０】
このようにされたラッチ１４に対して、その支持軸１３の軸心を通る直立面（図においては窓枠６と平行する面）上に枢支軸ピン１６の軸心が位置するようにして解除レバー１５が付設されている。この解除レバー１５は枢支軸ピン１６から先端側を係止端部１５ａとされ、その係止端部１５ａを前記ラッチ１４にもうけられた第一の係止凹所１４ｂに係合させるとラッチ１４がロックされるようになされている。なお、この解除レバー１５には図示省略するが係止解除後に復帰できる捻りバネが付されている（第１実施例のものと同様）。
【００４１】
さらに、前記解除レバー１５の係止端部１５ａに近い側面には、枢支軸ピン１６と平行してストライカ１８が突設され、後述する解除レバー解除保持機構２０Ｂに関連するようにされている。
【００４２】
解除レバー解除保持機構２０Ｂは、前記ラッチ１４の側方位置で支持軸１３に平行して設けられる枢支軸２５に基部を支持されて回動可能なロック爪片２６を主体とし、このロック爪片２６を常時ラッチ１４の支持軸１３側へ回動させる回動力を付勢するバネ（図示省略）がロック装置１０Ｂの要部を支持するフレーム１２との間に設けられている。この図示されないバネの取付手段としては捻りバネを枢支軸２５に被嵌させるか、あるいはロック爪片２６の適所とフレーム１２の適所との間に引張バネを張架させるなどして取付けられる。
【００４３】
前記ロック爪片２６は、その先端２６ａを尖らせて、図９で表されるように、前記基部の枢支軸２５軸心から先端２６ａまでの長さＬを、前記解除レバー１５に付設されるストライカ１８が解除操作によって回動する回転半径ｒの内側に突出さないで、かつ解除レバー１５の係止端部１５ａがラッチ１４の第一の係止凹所１４ｂに係合してロック状態にあるとき、そのロック爪片２６の先端２６ａ部側面が前記ストライカ１８に当接しているように関係付けられている。
【００４４】
また、前記ロック爪片２６には枢支軸２５から適宜寸法先端寄りの中間位置に操作ピン２７がその枢支軸２５と平行に突設されている。この操作ピン２７は、通常ラッチ１４の前記第一係止凹所１４ｂと第二係止凹所１４ｄの間の周面に接触させ、ロック爪片２６を制御できるようにされている。図中符号１９は解除レバー１５の回動範囲を規制するストッパーである。
【００４５】
次に、第３実施例のロック装置１０Ｂの作動を図１０〜図１１によって説明する。まず、前窓５を引上げて開窓するに際しては、ロック装置１０Ｂのロックを解除するために解除レバー１５の操作部１５′を図１０（ａ）において矢印ａの方向に引くと、解除レバー１５が枢支軸ピン１６を支点として回動されて、図１０（ｂ）に示されるように、係止端部１５ａがラッチ１４の係止凹所１４ｂから引き離される。
【００４６】
そして、解除レバー１５を回動操作することにより、その先端部側に設けられるストライカ１８がロック爪片２６の先端部側面に接して、そのロック爪片２６に付勢されている復帰用のバネ力に抗して押し戻し、やがてその解除レバー１５の中間部がストッパー１９に接触して回動を規制されるまで移動すると、そのストッパー１９による規制直前に前記ストライカ１８の側面を押し戻しているロック爪片２６の先端２６ａの回動半径Ｌ（基部枢支軸２５の軸心から先端までの長さ）を越えて、ストライカ１８がロック爪片２２の外側の側面に接触する状態となる（図１０（ｃ）参照）。その結果、解除レバー１５はロック爪片２６によって保持されて、ラッチ１４をフリーにすることができる。
【００４７】
こうして、ラッチ１４は係止状態から解放される（ロック解除）ので、付勢されている捻じりバネ１７（図８参照）の復帰力によって、図１１（ａ）で示されるように矢印ｂの方向に回動される。同時に、ロック爪片２６に付属する操作ピン２７がラッチ１４の隣接部外周面に接触する。
【００４８】
フリーにされたラッチ１４は、前窓５を開くために窓開閉用把手８，８′を持って窓枠６を引上げるために手前に引き付ける操作力で、図１１（ｂ）で示されるように、そのラッチの係止切込み１４ａに係合していたストライカ３０に反力をとって積極的に回動され、やがてストライカ３０から引き離され（図１１（ｃ）参照）窓枠６をガイドレール４に沿わせて天井部下側に引上げて（押し上げて）格納することができる。
【００４９】
このようにしてフリーにされたラッチ１４が回動するに伴ない、第一係止凹所１４ｂが解除レバー１５の係止端部１５ａとの係合位置から適宜量回動変位すると、先に解除レバー解除保持機構２０Ｂのロック爪片２６による解除レバー１５の解除操作位置での固定に伴ないラッチ周面に接触していたロック爪片２６付属の操作ピン２７が、予め形成されている第二係止凹所１４ｄに隣接するラッチ１４周面の突出部１４ｅによって押出されることになる。すると、今度は解除レバー１５先端部のストライカ１８に対するロック爪片２６の先端２６ａがストライカ１８を押し退けて、そのストライカ１８を再びラッチ１４側に戻す。その結果、解除レバー１５の係止端部１５ａは、図１１（ｂ）で示されるように、ラッチ１４の周面に接触する状態になる。
【００５０】
したがって、ラッチ１４の係止切込み１４ａとストライカ３０との係合が解かれてロック装置１０Ｂが完全に解除されると、そのラッチ１４は、付勢されていた捻じりバネ１７の復帰力で図上時計方向に回動してラッチ周面に接している解除レバー１５の係止端部１５ａと第二係止凹所１４ｄの係合によって回動を停止され、そのまま保持される（図１１（ｃ）参照）。
【００５１】
こうして、ラッチ１４の係止切込み１４ａはストライカ３０の受け入れ方向に開口した状態で次回窓を閉じる際に速やかにストライカ３０と係合できる状態に保持されるのである。なお、閉窓時にロック装置１０Ｂを作動させて窓枠６をロックさせるときには、ラッチ１４が前述のロック解除作動時と逆に作動するので、解除レバー１５は何等外部から操作する必要がなく、ロック作動に影響を与えることはない。
【００５２】
このようにされるロック装置１０Ｂでは、前記第１，第２の実施例とは異なる解除レバー解除保持機構を備えて、解除レバー１５によるラッチ１４の解除操作を容易にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本実施例のロック装置が取付けられる建設機械用運転室の全体斜視図である。
【図２】図２は、第１実施例のロック装置の要部を切欠いて表す正面図である。
【図３】図３は、図２で示されるロック装置の分解斜視図である。
【図４】図４は、ロック解除レバー解除保持機構の作動説明図（１）である。
【図５】図５は、ロック解除レバー解除保持機構の作動説明図（２）である。
【図６】図６は、第２実施例のロック装置の一部切欠き正面図である。
【図７】図７は、第３実施例のロック装置の一部切欠き正面図である。
【図８】図８は、図７のＡ−Ａ視断面図である。
【図９】図９は、ロック解除レバー解除保持機構の説明図である。
【図１０】図１０は、ロック解除レバー解除保持機構の作動説明図（１）である。
【図１１】図１１は、ロック解除レバー解除保持機構の作動説明図（２）である。
【符号の説明】
１キャブ本体
２フロントピラー
４ガイドレール
５前窓
６窓枠
７ガイドローラ
１０，１０Ａ，１０Ｂロック装置
１１ブラケット
１２フレーム
１３ラッチの支持軸
１４ラッチ
１４ａ係止切込み
１４ｂ，１４ｂ，１４ｄ係止凹所
１４ｃ係止部
１４ｅラッチの突出部
１５解除レバー
１５ａ係止端部
１６枢支軸ピン
１７，１７′，２４捻りバネ
１８，１８Ａストライカ
１９ストッパー
２０，２０Ａ，２０Ｂ解除レバー解除保持機構
２１，２１Ａ解除レバー用ラッチ
２２ラッチの突部
２２ａ突部の先端
２３係止片
２５ロック爪片の枢支軸
２６ロック爪片
２６ａロック爪片の先端
２７操作ピン
３０ストライカ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention mainly relates to a lock device for a window provided in a cab of a construction machine, and relates to a driver's cab window lock device that can hold a release lever in a release position after releasing a lock in a lock mechanism. is there.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, lock mechanisms having various structures have been proposed and put into practical use for lock devices used for doors and the like. In these types of locking devices that use a rotary latch, the lock release lever of the normal latch is automatically locked when the latch is closed, and when the lock release lever is operated from the outside to release the lock, By applying a rotational force, the engagement with the striker can be released and released.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the locking device, even if the unlocking operation is performed by the unlocking lever, if the operating force is removed from the unlocking lever (if the hand is released) if the latch does not rotate, the unlocking lever returns again and the latch is released. As a result, the latch is not unlocked.
[0004]
For this reason, locking devices are provided at a plurality of locations, and an opening / closing device having a structure that cannot be opened unless all the locking devices are released. If the lock release lever is kept in the released state and is not opened and closed, the lock cannot be reliably released and the handling is very inconvenient.
[0005]
According to the present invention, there is provided a driver's cab window lock device which can easily perform the next operation by holding the unlock lever of the latch in the released state in conjunction with the unlock operation when the unlock operation is performed. It is intended.
[0006]
[Means for solving the problems and actions / effects]
In order to achieve the above-described object, a cab window locking device according to the present invention includes:
In a locking device comprising a rotary latch and a release lever for restricting the rotation of the latch in the release direction,
A release lever release holding mechanism for engaging and releasing the release lever at the unlocking position of the latch by the release lever;
The release lever release holding mechanism is supported on the support shaft of the latch and only when the latch is rotated in the release direction. With latch To rotate together And a locking piece that engages with the locking portion of the latch. A release lever latch, a release lever holding striker provided adjacent to a locking end of the release lever, and the release lever latch. Reverse direction of latch release And a spring that urges the lever to rotate in the direction. In the release direction When the required rotation angle rotates The release lever holding striker is separated from the locking recess of the release lever latch. The release lever is configured to be released.
[0007]
In the present invention configured as described above, when the release lever is operated to release the latch and the engagement between the latch and the release lever is released, the latch is unlocked by the release lever. The release lever release holding mechanism prevents the release lever from returning and temporarily holds it. Accordingly, since the latch becomes free, it can be unlocked by rotating with an accompanying rotation operation force. When the latching position of the latch and the release lever is displaced by the rotation of the latch in the release direction, the release lever release holding mechanism is also operated by the latch, and the release lever release release is released. When the latch engages with the striker (closing bolt) and exhibits a locking function, the release lever can be returned to a state where it can be engaged with the latching portion of the latch.
[0008]
Since the locking device of the present invention is made in this way, when unlocking and releasing, the latch is automatically released by operating the latch release lever and unlocking the latch. It can be released without adding a hand such as holding the lever, and the workability can be improved when it is necessary to release a plurality of locking devices.
[0009]
Moreover, according to the present invention, Since the mechanism for releasing and holding the release lever can be arranged on the same axis as the latch, the whole can be gathered compactly, and the number of parts can be reduced and the cost can be reduced.
[0010]
In the present invention, In the release lever latch Holding the release lever The tip of the claw piece connected to the striker receiving part is Said The release lever is latched by the release lever. Retention The striker is located within the turning radius of the tip of the claw piece Shi , Said Release lever Said When the latch is disengaged to the unlocked position, it is preferable to have a relationship exceeding the tip of the claw piece. In this way, it is attached to the tip of the release lever. Release lever retention With the tip of the claw piece provided on the release lever latch, the release lever can be prevented from returning at the moment the release operation of the release lock is performed by the release lever, and the release lever is securely released and held. Will be able to. Moreover, the striker of the release lever is returned to the returnable state by the rotation after the latch is unlocked, and the striker is kept within the rotation radius of the tip of the claw piece during the lock operation by the next latch, so that the release lever is stably held in the locked state. it can.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, a specific embodiment of a cab window locking device according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0014]
1 is an overall perspective view of a cab for a construction machine to which the locking device of the present embodiment is attached, FIG. 2 is a front view of the locking device of the first embodiment cut away from the main portion, and FIG. An exploded perspective view of the locking device shown is shown respectively.
[0015]
In this embodiment, a description will be given of what is employed in a pull-open front window locking device provided in front of a cab in a construction machine such as a hydraulic excavator. The cab body 1 is provided with a pair of guide rails 4, 4 on the left and right sides from the front pillars 2, 2 located on the front side to the ceiling side parts 3, 3, along the guide rails 4, 4. The front window 5 is movably provided. On both sides of the window frame 6 of the front window 5, guide rollers 7 are rotatably attached to the upper and lower portions by support shafts protruding from the side surfaces of the window frame 6, and these guide rollers 7 are arranged along the guide rail 4. By moving the front window 5, the front window 5 can be moved from the front surface of the cab body 1 to the bottom surface of the ceiling portion. In order to move the front window 5 up and down, window opening / closing handles 8, 8 'are attached to the upper and lower parts of the window frame 6, respectively.
[0016]
Locking devices 10, 10 are mounted on the left and right sides of the front window 5 thus constructed, being supported by the window frame 6 and symmetrically mounted on the left and right sides. In each of these locking devices 10, 10, a latch 14 that is rotatably provided is arranged so as to be located outside the window frame 6, and a mounting bracket 31 is provided on the cab body 1 side in a position where the front window 5 is closed. A striker 30 protrudes in parallel with the support shaft 13 of the latch 14.
[0017]
Since the locking device 10 is provided symmetrically, only one (specifically, the left side as viewed from the driver's seat side) will be described. A bracket 11 projecting in the direction orthogonal to the window glass 6a on the inner side at the upper part of the window frame 6, and a frame 12 configured by combining two pieces whose base portions are attached to the bracket 11 with bolts 33; A latch 14 that is supported on both ends of the frame 12 and is pivotable on a support shaft 13 disposed in parallel with the window glass 6a, and a striker that protrudes in parallel with the support shaft 13 from the cab body 1 side. 30 and a release lever release holding mechanism 20 for releasing and holding the release lever 15 after unlocking the latch 14 after releasing the lock of the latch 14. Become.
[0018]
The latch 14 is formed with a locking notch 14a in the radial direction from the center of rotation, and a locking recess 14b is provided on the periphery of the latching notch 14a at the opposite side of the shaft center. Further, a torsion spring 17 is fitted on the support shaft 13 of the latch 14, and one end thereof is provided on the frame 12 side and the other end is provided at an appropriate position on the latch 14, and is always clockwise in the figure. The rotational force is urged to the power.
[0019]
With respect to the latch 14 thus configured, the axis of the pivot pin 16 is positioned on an upright surface (a plane parallel to the window frame 6 in the figure) passing through the axis of the support shaft 13. A release lever 15 is attached. The distal end side of the release lever 15 from the pivot shaft pin 16 is a locking end 15a. When the locking end 15a engages with a locking recess 14b provided in the latch 14, the latch 14 is locked. Are related. The release lever 15 is provided with a torsion spring 17 'for pulling back with its fixed end fixed to the frame 12, so that it can automatically return after releasing the lock.
[0020]
Further, a striker 18 projects from a side surface of the release lever 15 near the locking end 15a in parallel with the pivot shaft pin 16 so as to relate to a release lever release holding mechanism 20 described later. .
[0021]
The release lever release holding mechanism 20 is mainly composed of a release lever latch 21 provided on the support shaft 13 of the latch 14 so as to be rotatable in parallel with the latch 14, and the release lever latch 21 is always closed ( A striker provided with a torsion spring 24 for always energizing the turning force in the counterclockwise direction in the drawing, and a locking recess 21a of the release lever latch 21 provided in the release lever 15 (Release lever holding striker) When the latch 14 is released, the striker 18 of the release lever 15 is moved away from the latch 14 so that the latch 14 becomes free.
[0022]
The release lever latch 21 is rotatably supported on the support shaft 13 and engages with a striker 18 provided at the engagement end of the release lever 15 to engage the release lever 15. 21a, a hook-shaped protrusion 22 connected to the locking recess 21a and projecting in the circumferential direction, and a latch 14 so as to be parallel to the support axis at a position away from the protrusion 22 by a required rotation angle. The locking piece 23 is bent on the peripheral surface side, and, as described above (shown in FIG. 2), the striker 18 of the release lever 15 is engaged with the locking recess 21a and is torsion spring 24. It is held by the stored energy.
[0023]
The protrusion 22 of the release lever latch 21 has a sharpened tip 22a, and the release lever 15 is attached to the frame 12 with a rotation radius r by which the striker 18 attached to the release lever 15 rotates by the release operation. When the stopper 19 provided on the release lever 21 is rotated, the striker 18 comes out of the rotation range (rotation radius R) of the tip 22a of the protrusion 22 in the release lever latch 21. The tip 22a is in a relationship of being prevented from returning.
[0024]
Further, the locking piece 23 in the release lever latch 21 is released from the engagement with the protrusion 22 connected to the locking recess 21a when the release operation of the latch 14 by the release lever 15 is performed. At this time, it serves to suppress rotation by the stored force of the torsion spring 24, and a locking portion formed on the peripheral surface of the latch 14 between the locking recess 14b and the locking cut 14a. Further rotation can be stopped by contacting 14c.
[0025]
As described above, the latch 12 and the release lever 15 and the frame 12 supporting the release lever release holding mechanism 20 are composed of a combination of the two frame pieces 12a and 12b, and the frame pieces 12a and 12b. The latch 14, the release lever 15, and the release lever release holding mechanism 20 are housed in a space formed by combining the two. The upper side is released from the space formed by the frame 12 so that the latch 14 and the striker 30 on the housing side are engaged and disengaged. A handle 15b for operating the release lever 15 is projected from the opening 12d cut out on the lower side of the frame 12 to be operated. In the figure, reference numerals 12e and 12e 'denote support shaft mounting holes for the latch, 12f denotes a pivot shaft support hole for the release lever, and 12g denotes a mounting bolt hole to the bracket 11.
[0026]
Next, the operation of the locking device of the first embodiment will be described with reference to FIGS.
First, when the front window 5 is pulled up to open, the handle 15b of the release lever 15 is pulled in the direction of arrow a in FIG. By rotating with the pivot shaft pin 16 as a fulcrum, the locking end 15a is pulled away from the locking recess 14b of the latch 14, as shown in FIG.
[0027]
By rotating the release lever 15, the striker 18 provided on the tip end side thereof is separated from the locking recess 21 a of the release lever latch 21. When the release lever 15 contacts the stopper 19 and moves until the rotation is restricted, the striker 18 rotates the protrusion 22 tip 22a of the release lever latch 21 as shown in FIG. The state exceeds the radius R.
[0028]
When the state shown in FIG. 4C is reached, the latch 14 becomes completely free with respect to the release lever 15, so that the latch 14 is driven by the restoring force of the attached torsion spring 17 (see FIG. 3). As shown by a), it rotates clockwise in the figure (in the direction of arrow b). At the same time, the locking end 15a of the release lever 15 does not come into contact with the peripheral surface between the locking recess 14b and the locking portion 14c of the latch 14 to relock the latch 14.
[0029]
Then, when the latch 14 is rotated in the direction of the arrow b, the release lever latch is rotated in the opposite direction to the latch 14 by the restoring force of the torsion spring 24 to the latching portion 14c on the outer periphery of the latch which has been separated so far. The latching piece 23 at the end of 21 is engaged, and the release lever latch 21 together with the latch 14 is rotated back. (See FIG. 5 (b).)
[0030]
As the latch 14 rotates in this manner, the striker 30 engaged with the locking cut 14a enters a state of starting to be detached from the locking cut 14a. Therefore, when the window frame 6 is pulled up by holding the window opening / closing handles 8 and 8 'for opening the front window 5, the pulling operation force causes the latch as shown in FIG. 5 (c). The latch 14 is positively rotated by taking a reaction force on the striker 30 engaged with the locking notch 14a of 14 and eventually pulled away from the striker 30 (see FIG. 5 (d)) to guide the window frame 6. It can be stored along the rail 4 by being pulled up (pushed up) below the ceiling.
[0031]
In the state where the lock device 10 is unlocked as described above, as shown in FIG. 5D, the locking end 15a of the release lever 15 abuts on the peripheral surface of the latch 14 and the locking recess 10 The latch 14 and the release lever latch 21 are kept in a balanced state with the locking piece 23 engaged with the locking portion 14c, and this posture is maintained until the window is next closed. Be drunk.
[0032]
In order to close and lock the front window 5, the window frame 6 is pushed to the lock position with respect to the latch 14 of the locking device 10 kept in the released state (shown in FIG. 5D) as described above. Then, the opening inner edge 14a 'of the locking cut 14a of the latch 14 comes into contact with the striker 30 at a fixed position and is pushed back by the striker 30 (see FIG. 5 (c)). And the striker 30 is received in the locking cut 14a.
[0033]
When this happens, the locking end 15a of the release lever 15 that has been in contact with the peripheral surface of the latch 14 by reversing the position is displaced to a position at which the peripheral surface of the latch 14 is interrupted. It is returned by the accumulated force of the torsion spring 17 ′ fitted and attached to engage with the locking recess 14 b of the latch 14, and as a result, the latch 14 is locked by the release lever 15.
[0034]
FIG. 6 shows a partially cutaway front view of the locking device of the second embodiment. The locking device 10A of the second embodiment is generally the same as the first embodiment, but the shape of the release lever latch 21A in the release lever release holding mechanism 20A and the striker 18A attached to the release lever 15 are the same. Are different in shape. Accordingly, the same components as those in the above embodiment are designated by the same reference numerals and detailed description thereof is omitted.
[0035]
The release lever release holding mechanism 20A in the second embodiment is formed so that the locking recess 21a 'of the release lever latch 21A is deeper than in the case of the above embodiment, and is connected in connection therewith. The protrusion 22A has an elongated hook shape. Then, the locking piece 23 provided on the release lever latch 21 </ b> A is always brought into contact with the locking portion 14 c of the latch 14 and is rotated together with the latch 14. The striker 18A provided at the tip of the release lever 15 has a half-moon-like cross-sectional shape that is cut off on the side facing the release lever latch 21A. Other parts are the same as those in the first embodiment.
[0036]
In the locking device 10A of the second embodiment thus configured, the operation of each part during its operation is the same as described above. However, in the structure of the second embodiment, the locking recess 21a 'provided in the release lever latch 21A is formed deeply and the latch 14 is provided in the release lever latch 21A in the locked state. 23 is always in contact with the locking portion 14c of the latch 14, and the release lever latch 21A is also operated, so that the striker 18A and the release lever latch provided on the release lever 15 with the latch 14 locked. Since it is kept in a non-contact state with 21A and does not receive external force from the window frame 6 side, there is an advantage that it can withstand long-term use.
[0037]
Next, the locking device 1B of the third embodiment will be described. 7 is a partially cutaway front view of the locking device of the third embodiment, FIG. 8 is a sectional view taken along line AA of FIG. 7, and FIG. 9 is an explanatory view of the release lever holding mechanism. .
[0038]
The locking device 10B according to the third embodiment is basically the same as the locking device 10 according to the first embodiment except for a release lever release holding mechanism 20B.
Accordingly, the same components as those in the above embodiment are designated by the same reference numerals and the description thereof is omitted. In addition, the same code | symbol is attached | subjected about the latch which locks opening and closing of a window.
[0039]
The latch 14 is formed with locking cuts 14a in the radial direction from the center of rotation, and locking recesses 14b and 14d are provided at two locations on the opposite side of the locking cut 14a formation portion and the shaft center. ing. Further, a torsion spring 17 is fitted on the support shaft 13 of the latch 14, and one end thereof is provided on the frame 12 side and the other end is provided at an appropriate position on the latch 14. A rotational force is urged in the direction.
[0040]
With respect to the latch 14 thus configured, the axis of the pivot shaft pin 16 is positioned on an upright surface (a plane parallel to the window frame 6 in the figure) passing through the axis of the support shaft 13. A release lever 15 is attached. The release lever 15 has a locking end 15a at the tip side from the pivot shaft pin 16, and is latched when the locking end 15a is engaged with a first locking recess 14b provided in the latch 14. 14 is locked. Although not shown, the release lever 15 is provided with a torsion spring that can be restored after the lock is released (similar to that of the first embodiment).
[0041]
Further, a striker 18 protrudes in parallel with the pivot shaft pin 16 on the side surface close to the locking end 15a of the release lever 15 so as to relate to a release lever release holding mechanism 20B described later. .
[0042]
The release lever release holding mechanism 20B mainly has a lock claw piece 26 that is supported by a pivot shaft 25 provided in parallel with the support shaft 13 at a side position of the latch 14 and is rotatable. A spring (not shown) that biases the rotational force that always rotates the piece 26 toward the support shaft 13 side of the latch 14 is provided between the frame 12 that supports the main part of the locking device 10B. As a spring attaching means (not shown), a torsion spring is fitted on the pivot shaft 25, or a tension spring is stretched between an appropriate position of the lock claw piece 26 and an appropriate position of the frame 12.
[0043]
The lock claw piece 26 has its tip 26a sharpened, and as shown in FIG. 9, the release lever 15 is provided with a length L from the pivot axis 25 of the base to the tip 26a. The striker 18 does not protrude to the inside of the rotation radius r that is rotated by the release operation, and the locking end 15a of the release lever 15 is engaged with the first locking recess 14b of the latch 14 and locked. , The lock claw piece 26 is related so that the side surface of the tip 26a of the lock claw piece 26 is in contact with the striker 18.
[0044]
The lock claw piece 26 is provided with an operation pin 27 projecting in parallel with the pivot shaft 25 at an intermediate position near the distal end of the dimension from the pivot shaft 25 as appropriate. The operation pin 27 is brought into contact with the peripheral surface between the first locking recess 14b and the second locking recess 14d of the normal latch 14 so that the lock claw piece 26 can be controlled. Reference numeral 19 in the figure denotes a stopper that regulates the rotation range of the release lever 15.
[0045]
Next, the operation of the locking device 10B of the third embodiment will be described with reference to FIGS. First, when the front window 5 is pulled up to open the window, when the operating portion 15 'of the release lever 15 is pulled in the direction of arrow a in FIG. 10A to release the lock of the lock device 10B, the release lever 15 Is pivoted about the pivot shaft pin 16, and the locking end 15a is pulled away from the locking recess 14b of the latch 14 as shown in FIG.
[0046]
Then, by rotating the release lever 15, the striker 18 provided on the distal end side comes into contact with the side surface of the distal end portion of the lock claw piece 26, and the return spring that is urged by the lock claw piece 26. When the intermediate portion of the release lever 15 comes into contact with the stopper 19 and moves until the rotation is restricted, the lock claw pushes back the side surface of the striker 18 immediately before the restriction by the stopper 19. The striker 18 comes into contact with the outer side surface of the locking claw piece 22 beyond the turning radius L of the tip 26a of the piece 26 (the length from the axis of the base pivot shaft 25 to the tip) (FIG. 10). (See (c)). As a result, the release lever 15 is held by the lock claw piece 26, and the latch 14 can be released.
[0047]
Thus, since the latch 14 is released from the locked state (unlocked), the return force of the biased torsion spring 17 (see FIG. 8) causes the arrow b as shown in FIG. 11 (a). Rotated in the direction. At the same time, the operation pin 27 attached to the lock claw piece 26 comes into contact with the outer peripheral surface of the adjacent portion of the latch 14.
[0048]
The freed latch 14 has an operating force for pulling the window frame 6 forward to hold the window opening / closing handles 8 and 8 'to open the front window 5, as shown in FIG. 11 (b). Then, the striker 30 engaged with the latching cut 14a of the latch is positively rotated by taking a reaction force, and is eventually pulled away from the striker 30 (see FIG. 11C). 4 can be pulled up (pushed up) and stored under the ceiling.
[0049]
As the latch 14 released in this way rotates, when the first locking recess 14b is pivotally displaced from the engagement position with the locking end 15a of the release lever 15 by an appropriate amount, first. An operation pin 27 attached to the lock claw piece 26 that is in contact with the peripheral surface of the latch when the release lever 15 is fixed at the release operation position by the lock claw piece 26 of the release lever release holding mechanism 20B is formed in advance. It will be pushed out by the protrusion 14e of the peripheral surface of the latch 14 adjacent to the two locking recesses 14d. Then, the tip 26a of the lock claw piece 26 with respect to the striker 18 at the tip of the release lever 15 pushes the striker 18 back, and the striker 18 is returned to the latch 14 side again. As a result, the locking end 15a of the release lever 15 comes into contact with the peripheral surface of the latch 14 as shown in FIG.
[0050]
Therefore, when the engagement between the latching cut 14a of the latch 14 and the striker 30 is released and the lock device 10B is completely released, the latch 14 is illustrated by the restoring force of the biased torsion spring 17. The rotation is stopped by the engagement of the locking end 15a of the release lever 15 and the second locking recess 14d that are rotated clockwise and in contact with the peripheral surface of the latch, and held as it is (FIG. 11 ( c)).
[0051]
Thus, the latching cut 14a of the latch 14 is held in a state where it can be quickly engaged with the striker 30 when the window is next closed with the striker 30 opened in the receiving direction of the striker 30. When the window device 6 is locked by operating the lock device 10B when the window is closed, the latch 14 operates in reverse to the above-described unlocking operation, so that the release lever 15 does not need to be operated from the outside. Does not affect operation.
[0052]
The lock device 10B thus configured is provided with a release lever release holding mechanism different from the first and second embodiments, and facilitates the release operation of the latch 14 by the release lever 15.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective view of a cab for a construction machine to which a locking device according to the present embodiment is attached.
FIG. 2 is a front view of the locking device according to the first embodiment with the main part cut away.
FIG. 3 is an exploded perspective view of the locking device shown in FIG. 2;
FIG. 4 is an operation explanatory view (1) of the lock release lever release holding mechanism.
FIG. 5 is an operation explanatory view (2) of the lock release lever release holding mechanism;
FIG. 6 is a partially cutaway front view of the locking device of the second embodiment.
FIG. 7 is a partially cutaway front view of the locking device of the third embodiment.
FIG. 8 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG.
FIG. 9 is an explanatory diagram of a lock release lever release holding mechanism.
FIG. 10 is an operation explanatory view (1) of the lock release lever release holding mechanism.
FIG. 11 is an operation explanatory diagram (2) of the lock release lever release holding mechanism.
[Explanation of symbols]
1 Cab body
2 Front pillar
4 Guide rail
5 Front window
6 Window frame
7 Guide roller
10, 10A, 10B Locking device
11 Bracket
12 frames
13 Latch support shaft
14 Latch
14a Locking cut
14b, 14b, 14d Locking recess
14c Locking part
14e Latch protrusion
15 Release lever
15a Locking end
16 pivot pin
17, 17 ', 24 Torsion spring
18, 18A striker
19 Stopper
20, 20A, 20B Release lever release holding mechanism
21,21A Release lever latch
22 Latch projection
22a Tip of protrusion
23 Locking piece
25 Pivot shaft of lock claw piece
26 Locking claw pieces
26a Tip of lock claw piece
27 Operation pin
30 striker

Claims

In a locking device comprising a rotary latch and a release lever for restricting the rotation of the latch in the release direction,
A release lever release holding mechanism for engaging and releasing the release lever at the unlocking position of the latch by the release lever;
The release lever releasing the holding mechanism is supported on a support shaft of the latch so as to both rotate the latch only when rotated in the release direction of the latch, the locking engaging the engaging portion of the latch A release lever latch having a piece, a release lever holding striker provided adjacent to a locking end of the release lever, and a lever for rotating the release lever latch in a direction opposite to the release direction of the latch . The release lever holding striker is separated from the latching recess of the release lever latch and releases the release lever when the latch rotates a required rotation angle in the release direction. A driver's cab window lock device.

The claw piece tip portion connected to the release lever holding striker receiving portion in the release lever latch is in a latched state by the release lever, and the release lever holding striker is positioned within the rotation radius of the claw piece tip. 2. The cab window lock device according to claim 1, wherein when the release lever is displaced to a position where the latch is unlocked, the cab window lock device is in a relationship exceeding the tip of the claw piece.