JP4096151B2 - ズームレンズ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、主として、民生用のビデオカメラ及び静止画ビデオカメラに使用されるズームレンズにおいて、一部の構成を変えるだけで、異なる画面寸法を有する撮像素子に略等しい画角で対応できるようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオカメラ、特に静止画ビデオカメラ(デジタルスチルカメラ)においては、撮像素子の有効画素数が撮影画像の画質を決めるための支配的な要因になっている。また、撮像素子の画素ピッチはノイズや感度等の性能を満たす条件から決められる。
【0003】
従って、撮像素子において、画面寸法が同じままで画素数を増やす場合には、必然的に画素ピッチを狭くせざるを得ないが、画素ピッチは極端に狭くすることができないので、限界がある。従って、撮影画像の画質を上げるために、より画素数の多い撮像素子が必要な場合には、画面寸法の大きなものを用いることになる。
【0004】
しかし、画面寸法が大きな撮像素子を使用すると、コストが高くなるという問題があった。また、全てのユーザが必ずしも最大限の画素数を有するものを必要するとは限らないので、静止画ビデオカメラの商品ラインアップとしては、画素数が異なる撮像素子を使用した複数の機種を用意することが要求されている。
【0005】
ところで、上記したような画素ピッチの問題によって、撮像素子では、画素数が異なると画面寸法も異なってしまうので、画素数が異なる撮像素子を使用した複数の機種を商品ラインアップに有する静止画ビデオカメラでは、異なる撮像素子の画面寸法に合った複数の撮像レンズを用意しなければならないことになるが、これら複数の撮像レンズにそれぞれ要求される画角や変倍比はあまり変わらない場合が多い。そして、新規に撮像レンズを開発し、量産化するには、人員、設備等の投資に多額の費用と長い期間を要する。
【0006】
そこで、撮像素子の多少の画面寸法の違いを吸収することができる撮像レンズがあれば、そのための多少の追加部品が必要でも、複数の撮像レンズを開発、量産化するよりも有利な場合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような撮像素子の多少の画面寸法の違いを吸収することができる技術、即ち、焦点距離の変換手段としては、従来、所謂1眼レフカメラにおいて、交換レンズ(主レンズ系)とカメラボディとの間に負レンズ群を挟んで、主レンズ系の焦点距離を拡大するテレコンバージョンレンズがあった。
【0008】
しかし、このようなテレコンバージョンレンズは、主レンズ系を画角の狭い望遠レンズに変換する手段であって、画角を変えずに画面寸法を拡大又は縮小するものではない。また、上記テレコンバージョンレンズは、主レンズ系とカメラボディとの間に挟み込まれる構造のものであるので、テレコンバージョンレンズの長さだけレンズ系の全長が長くなってしまうという問題があった。
【0009】
また、レンズ系の全長を変えずに、焦点距離を変換する手段として、主に業務用のビデオカメラで使用されている、所謂内蔵エクステンダー付ズームレンズがある。これは、テレコンバージョンレンズをズームレンズに内蔵させて、レンズ系の全長が延びるのを避けたものである。
【0010】
しかし、上記内蔵エクステンダー付ズームレンズも、上記1眼レフカメラのテレコンバージョンレンズと同様に、主レンズ系の焦点距離を変換するだけで画角を変えずに画面寸法のみを変更することはできない。
【0011】
以上に記載したような従来技術で、ズームレンズで焦点距離を変換しようとすると、焦点距離を長くすることでしか対応できないので、必然的にFナンバーが大きくなってしまい、また、負の屈折力を有するコンバージョンレンズを使用した場合では、レンズ全系の全長が長くなってしまう。
【0012】
ところで、従来、5群ズームレンズとしては、物体側より順に、正、負、正、正、正の屈折力配置を有し、第2レンズ群と第4レンズ群とが可動にされた、特許公報第2719839号に記載されたもがあり、4群ズームレンズとしては、物体側より順に、正、負、正、正の屈折力配置を有し、第2レンズ群と第4レンズ群が可動にされた、特許公報第2746155号に記載されたものがあった。
【0013】
そこで、特許公報第2719839号に記載された5群ズームレンズにおいて、第5レンズ群を取り去ることによって、特許公報第2746155号に記載のズームレンズのような4群構成にして、焦点距離を変換するだけで画角を変えずに画面寸法のみを変更することができないかを考えてみた。上記特許公報第2719839号に記載されたズームレンズにおける第5レンズ群の主な役割は、小型化に伴って射出瞳が像面に近づいてしまうのを回避することと、非球面によって収差を良好に補正することである。
【0014】
しかし、特許公報第2719839号に記載された5群ズームレンズにおいては、第5レンズ群がレンズ全系の収差補正に深く関わっているために、第5レンズ群を取り去って、特許公報第2746155号に記載の4群ズームレンズのように物体側より順に、正、負、正、正の屈折力配置を有する4群構成に変更すると、収差補正のバランスが崩れて光学性能が悪化してしまう。従って、特許公報第2719839号に記載されたズームレンズでは、5群構成の場合と4群構成の場合とで構成レンズを共用することはできない。
【0015】
更に、特許公報第2746155号に記載されたような4群ズームレンズに、正の屈折力を有する第5レンズ群を付加すると、焦点距離を短くし、Fナンバーを大きくしないで画面寸法を小さくすることができるが、レンズ全系の全長が短くなり易い。レンズ全系の全長が短くなってしまうと、鏡筒構造を新たに設計しなければならず、主レンズ系の焦点距離を変換するだけで画角を変えずに画面寸法のみを変更するということは不可能である。
【0016】
更にまた、35mm判1眼レフカメラのカメラボディ及び撮像レンズを基本にして、35mm判の画面サイズをフィールドレンズとリレーレンズとによって、画面寸法の小さい撮像素子状に結像させるようにした静止画ビデオカメラがある。
【0017】
しかし、上記リレーレンズ系を使用して画面寸法を変換する手段では、リレーレンズ系が極めて大きく、また、主レンズ系のFナンバーが、リレーレンズ系で制限されてしまうため、主レンズ系のFナンバーが小さくて明るい場合であっても、全体として、暗くなってしまうという問題があった。しかも、全体的に暗くなってしまう。そして、このリレーレンズ系を使用した場合でも、主レンズ系の焦点距離を変換するだけで画角を変えずに画面寸法のみを変更することは不可能である。
【0018】
本発明は、上記問題点に鑑み、主レンズ系の焦点距離を変換するだけで画角を変えずに画面寸法のみを変更する手段を得ることを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明ズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とから成ると共に、第1の撮像素子に結像する第1の変倍光学系を有し、第1レンズ群、第3レンズ群及び第5レンズ群は位置を常時固定とし、第2レンズ群が光軸上を移動することにより主として変倍を行うようにし、第4レンズ群が光軸上を移動することによって像位置の変動の補正と合焦を行うようにし、第5レンズ群を、物体側より順に凸レンズと両凹レンズとの接合レンズによって構成し、Le5を第5レンズ群の合成厚、Y1を第1の撮像素子の画面寸法における対角線長の2分の1の長さ、r51を第5レンズ群の最も物体側の面の曲率半径、β5を第5レンズ群の横倍率、ν51を第5レンズ群の凸レンズのアッベ数、ν52を第5レンズ群の両凹レンズのアッベ数とすると、1.5<Le5/Y1<3.0、0.12<Y1/r51<0.18、0.75<β5<0.9、ν52<ν51の各条件を満足すると共に、第1の変倍光学系から第5レンズ群を取り去ることによって、画角を殆ど変化させずに、上記第1の撮像素子よりも画面寸法の大きな第2の撮像素子に結像する第2の変倍光学系を構成し、第1の変倍光学系と第2の変倍光学系とは、光軸上における前玉から像面までの距離を略等しくしたものである。
【0020】
従って、第5レンズ群を取り去ることによって第1の変倍光学系の焦点距離を変更するだけで、画角を変えずに画面寸法のみが変更された第2の変倍光学系が構成される。
【0021】
【発明の実施の形態】
最初に、本発明ズームレンズの概要を説明する。
【0022】
本発明ズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とから成ると共に、第1の撮像素子に結像する第1の変倍光学系を有し、第1レンズ群、第3レンズ群及び第5レンズ群は位置を常時固定とし、第2レンズ群が光軸上を移動することにより主として変倍を行うようにし、第4レンズ群が光軸上を移動することによって像位置の変動の補正と合焦を行うようにし、第5レンズ群を、物体側より順に凸レンズと両凹レンズとの接合レンズによって構成し、Le5を第5レンズ群の合成厚、Y1を第1の撮像素子の画面寸法における対角線長の2分の1の長さ、r51を第5レンズ群の最も物体側の面の曲率半径、β5を第5レンズ群の横倍率、ν51を第5レンズ群の凸レンズのアッベ数、ν52を第5レンズ群の両凹レンズのアッベ数とすると、
1.5<Le5/Y1<3.0(条件式1)、
0.12<Y1/r51<0.18(条件式2)、
0.75<β5<0.9(条件式3)、
ν52<ν51(条件式4)
の各条件を満足すると共に、第1の変倍光学系から第5レンズ群を取り去ることによって、画角を殆ど変化させずに、第1の撮像素子よりも画面寸法の大きな第2の撮像素子に結像する第2の変倍光学系を構成でき、第1の変倍光学系と第2の変倍光学系とは、光軸上における前玉から像面までの距離を略等しくしたことを特徴とするものである。
【0024】
更に、本発明ズームレンズの具体的な構成としては、第1レンズ群を、物体側より順に、物体側に凸面を向けた凹メニスカスレンズと凸レンズとの接合レンズ及び物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズによって構成し、第2レンズ群を、物体側より順に、凹レンズ及び両凹レンズと凸レンズとの接合レンズによって構成し、第3レンズ群を、凸単レンズによって構成し、第4レンズ群を、物体側より順に、像側に凹面を向けた凹メニスカスレンズと凸レンズとの接合レンズによって構成し、上記第3レンズ群内の1面と第5レンズ群の最も像側の面を非球面によって構成し、Y1を第1の撮像素子の画面寸法における対角線長の2分の1の長さ、r52を第5レンズ群の接合面の曲率半径、n51を第5レンズ群の凸レンズのd線における屈折率、n52を第5レンズ群の両凹レンズのd線における屈折率とすると、
0.12<|Y1/r52|<0.18(条件式6)、
n51<n52(条件式7)
の各条件を満足するようにしたものである。
【0025】
次に、本発明ズームレンズの実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
【0026】
図1及び図2は、本発明の第1の実施の形態に係わるズームレンズ1を示すものである。ズームレンズ1における第1の変倍光学系2を図1に示し、第2の変倍光学系1Bを図2に示す。
【0027】
上記ズームレンズ1は、5群構成のレンズ群を有する。第1レンズ群GR1は、像側に凹面を向けた凹メニスカスレンズの第1レンズL1と両凸レンズの第2レンズL2との接合レンズ及び物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第3レンズL3によって構成される。第2レンズ群GR2は、像側に凹面を向けた凹メニスカスレンズの第4レンズL4及び両凹レンズの第5レンズL5と凸レンズの第6レンズL6との接合レンズによって構成される。第3レンズ群GR3は、凸レンズの第7レンズL7と、凹レンズの第8レンズL8とによって構成さる。第4レンズ群GR4は、両凸レンズの第9レンズL9と物体側に凹面を向けた凹メニスカスレンズの第10レンズL10との接合レンズによって構成される。第5レンズ群L5は、凸レンズの第11レンズと両凹レンズである第12レンズL12との接合レンズによって構成される。上記第7レンズL7の物体側の面と第9レンズL9の物体側の面は共に、非球面によって構成されている。
【0028】
そして、上記ズームレンズ1において、第1レンズ群GR1乃至第5レンズ群GR5によって、第1の変倍光学系1Aが構成され、また、上記第1の変倍光学系1Aから第5レンズ群GR5を取り去ると、第1レンズ群GR1乃至第4レンズ群GR4によって第2の変倍光学系1Bが構成される。
【0029】
尚、上記ズームレンズ1において、第2レンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間には絞りSTPが配置されると共に、第1の変倍光学系1Aの第5レンズ群GR5と第1の撮像素子IMG1との間及び第2の変倍光学系1Bの第4レンズ群GR4と第2の撮像素子IMG2との間には、それぞれ、ローパスフィルタ、赤外線吸収フィルタ、撮像素子のカバーガラス等のフィルタFLが配置されている。
【0030】
上記第5レンズ群GR5は、第1レンズ群GR1乃至第4レンズ群GR4によって構成される第2の変倍光学系に対し、全長と画角とを略変えることなく、撮像面の画面寸法を0.84倍にする効果を奏するものである。
【0031】
ここで、レンズ系の全長を殆ど変えることなく、焦点距離を短縮させる手段について説明する。
【0032】
即ち、図17の(a)に示すように、焦点f1を有する主レンズ系MLのバックフォーカス中に正レンズ系ALを付加して焦点距離を短縮すると、f1の位置であった焦点が、主レンズ系MLと正レンズ系ALとの合成系によって物体側に移動してf2の位置になるため、全長は短くなる。また、図17の(b)に示すように、主レンズ系MLのバックフォーカス中に、平行平面ガラスPSを付加すると、これらの合成によって焦点距離は変わらず、f1の位置であった焦点が像側に移動してf2の位置になるため、全長は長くなる。
【0033】
そこで、本発明ズームレンズにおいては、図17の(a)及び(b)の性質を併せ持つように、第5レンズ群GR5を構成すれば、第5レンズ群GR5の有無に係わらず、全長を変えないで、焦点距離を変更させる構成が成り立つことになる。
【0034】
条件式1は、第5レンズ群GR5を、図17の(a)及び(b)の性質を併せ持つようにする為の条件を規定するものである。Le5/Y1の値が下限を越えると、図17の(a)の状態に近づいて、ズームレンズ1の全長が短くなってしまう。また、Le5/Y1の値が上限を超えると、第1レンズ群GR1乃至第4レンズ群GR4から成る第2の変倍光学系1Bのバックフォーカスの範囲内に第5レンズ群GR5を配置するのが困難になる。
【0035】
条件式2は、第5レンズ群GR5の最も物体側の面に適度な正の屈折力を持たせて、レンズ全系の焦点距離の短縮と、全長を不変に保つこととのバランスを取るための条件を規定するものである。Y1/r51の値が上限を超えると、曲率半径r51を有する第5レンズ群GR5の最も物体側の面の正の屈折力が強く成り過ぎて、ズームレンズ1の全長を不変にすることが困難になる。また、Y1/r51の値が下限を越えると、第5レンズ群GR5の最も像側の面が凸面になってレンズ全系の全長が長くなり過ぎるか、第5レンズ群GR5の接合面に正の屈折力が集中してコマ収差と像面湾曲の補正が困難になってしまう。
【0036】
条件式3は、第1の変倍光学系1Aと第2の変倍光学系1Bとにおける撮像素子の画面寸法の変倍倍率に関する条件を規定するものである。β5の値が下限を越えると、第5レンズ群GR5から発生する像面湾曲を補正することが困難になってしまい、また、画面寸法の小さい第1の撮像素子IMG1に対して新規に最適化して設計した別のズームレンズに比べて、ズームレンズ1が大きくなり過ぎるため商品価値が無くなってしまう。β5の値が上限を超えると、撮像素子の画面寸法の違いによる画角への影響が1割以下になって、第5レンズ群GR5を用いてまで第1の変倍光学系1Aと第2の変倍光学系1Bとで画角を正確に合わせる必要がなくなる。
【0037】
条件式4は、色収差の補正に関する条件を規定するものである。ここで、正の屈折力を有する第5レンズ群GR5が、単レンズであると仮定すると、軸上色収差が補正不足の側に増大してしまう。これを補正するためには、凸レンズを低分散、凹レンズを高分散にしなければならない。
【0038】
第5レンズ群GR5が、上記のような構成(凸レンズを低分散、凹レンズを高分散とする)、即ち、条件式4を満足する構成を採ることによって、第5レンズ群GR5から発生する収差を殆ど押さえ込むことができるようになる。しかし、入射光束径が小さくなった位置に配置される第5レンズ群GR5では、球面収差の補正に関する設計の自由度がほとんど無い。また、第1レンズ群GR1の入射光束径をそのままで、レンズ全系の焦点距離を縮めると、Fナンバーが小さくなってしまい、球面収差がアンダー側に増大してしまうことになる。そこで、第1の変倍光学系1AのFナンバーは、第2の変倍光学系1BのFナンバーよりも小さくならないように、絞りの開放径を変更することが望ましい。
【0039】
以上の条件式1乃至条件式4が、画面寸法変換に関わる第5レンズ群GR5の構成に関する条件を規定するものであるが、第5レンズ群GR5の有無に係わらず良好な収差補正を達成するためには、第1レンズ群GR1乃至第4レンズ群GR4から成る第2の変倍光学系1Bが十分に良好な性能を持っていなければならない。特に重要な収差補正を実現する上では、条件式5が重要である。
【0040】
条件式5は、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3による光線の径の縮小倍率と、第3レンズ群GR3の長さ、即ち、第3レンズ群GR3の最も物体側の面から最も像側の面までの距離との比率を規定するものである。(Di−Do)/(Di・Le3)の値が下限を越えると、第3レンズ群GR3の全長が長くなってしまい、逆に、(Di−Do)/(Di・Le3)の値が上限を超えると、第3レンズ群GR3を構成する各レンズのパワーが強くなってしまうと共に、偏心に対する許容量が小さくなって製造が困難になる。
【0041】
図9及び図10は、本発明の第2の実施の形態に係わるズームレンズ10を示すものである。ズームレンズ10における第1の変倍光学系10Aを図9に示し、第2の変倍光学系10Bを図10に示す。
【0042】
上記ズームレンズ10は、上記ズームレンズ1と同様に、5群構成のレンズ群を有する。第1レンズ群GR1は、像側に凹面を向けた凹メニスカスレンズの第1レンズL1と凸レンズの第2レンズL2との接合レンズ及び物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第3レンズL3によって構成される。第2レンズ群GR2は、像側に凹面を向けた凹メニスカスレンズの第4レンズL4及び両凹レンズの第5レンズL5と凸レンズの第6レンズとの接合レンズによって構成される。第3レンズ群GR3は、凸レンズの第7レンズL7によって構成される。第4レンズ群GR4は、像側に凹面を向けた凹メニスカスレンズの第8レンズL8と両凸レンズの第9レンズL9との接合レンズによって構成される。第5レンズ群GR5は、両凸レンズの第10レンズL10と両凹レンズの第11レンズL11との接合レンズによって構成される。上記第7レンズL7の像側の面と第10レンズL10の物体側の面は共に、非球面によって構成される。
【0043】
そして、上記ズームレンズ10においても、第1レンズ群GR1乃至第5レンズ群GR5によって、第1の変倍光学系10Aが構成され、また、上記第1の変倍光学系10Aから第5レンズ群GR5を取り去ると、第1レンズ群GR1乃至第4レンズ群GR4によって第2の変倍光学系10Bが構成される。
【0044】
また、上記ズームレンズ10において、第2レンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間には絞りSTPが配置されると共に、第1の変倍光学系10Aの第5レンズ群GR5と第1の撮像素子IMG1との間及び第2の変倍光学系10Bの第4レンズ群GR4と第2の撮像素子IMG2との間には、それぞれ、ローパスフィルタ、赤外線吸収フィルタ、撮像素子のカバーガラス等のフィルタFLが配置されている。
【0045】
上記ズームレンズ10は、ズームレンズ1よりもFナンバーが明るい場合の例である。ズームレンズ10においては、第5レンズ群GR5をズームレンズ1と同じ構成とすると、第5レンズ群GR5から発生するアンダー側の球面収差が補正できなくなる。
【0046】
条件式6及び条件式7に規定された条件と、第5レンズ群GR5への非球面の導入は、Fナンバーが小さいことに対応させるためのものであり、条件式6及び条件式7により、第1の実施の形態におけるズームレンズ1の場合とは逆に、第5レンズ群GR5の第10レンズL10と第11レンズL11との接合面に適度な負の屈折力を与えて、該接合面でオーバー側の球面収差を発生させることにより、球面収差の劣化を防止するようにしたものである。しかし、この第10レンズL10と第11レンズL11との接合面の働きを、主に球面収差の補正に役立ててしまうと、コマ収差や像面湾曲を補正するための設計の自由度が不足してしまうので、第5レンズ群GR5内で入射光束径の大きい第10レンズL10の物体側の面を非球面にすることにより、諸収差のバランスを取ることが望ましい。
【0047】
次に、上記ズームレンズ1及び10の数値実施例を、主波長をe線として以下に示す。
【0048】
尚、以下の説明において、「ri」は物体側から数えてi番目の面及びその曲率半径、「di」は物体側から数えてi番目の面とi+1番目の面の面間隔、「ni」は第iレンズLiを構成する材質のd線における屈折率、「νi」は第iレンズLiを構成する材質のd線におけるアッベ数とし、「nFL」及び「νFL」は上記と同様にフィルタFLを構成する材質の屈折率及びアッベ数とする。また、非球面は、「xi」を非球面の深さ、「H」を光軸からの高さとすると、以下の数式1によって定義されるものとする。
【0049】
【数1】
Figure 0004096151
【0050】
表1にズームレンズ1の各数値を示す。
【0051】
【表1】
Figure 0004096151
【0052】
表2にズームレンズ1の各面のうち、非球面によって構成される面r12及びr16の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A4、A6、A8及びA10を示す。
【0053】
【表2】
Figure 0004096151
【0054】
表3にズームレンズ1の第1の変倍光学系1Aの広角端、中間焦点位置及び望遠端における、焦点距離、Fナンバー、画角及び変倍によって変化する面間隔d5、d10、d15、d18の値を示す。
【0055】
【表3】
Figure 0004096151
【0056】
表4にズームレンズ1(第1の変倍光学系1A)の全長、絞り径及び条件式1乃至条件式5に係わる数値を示す。
【0057】
【表4】
Figure 0004096151
【0058】
図3乃至図5にズームレンズ1の第1の変倍光学系1Aの広角端、中間焦点位置及び望遠端における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す。尚、球面収差図において、実線はe線、破線はg線、一点鎖線はC線での値をそれぞれ示し、また、非点収差図において、実線はサジタル像面湾曲、破線はメリディオナル像面湾曲をそれぞれ示す(以下においても同様)。
【0059】
表5にズームレンズ1の第2の変倍光学系1Bの広角端、中間焦点位置及び望遠端における、焦点距離、Fナンバー、画角及び変倍によって変化する面間隔d5、d10、d15、d18の値を示す。
【0060】
【表5】
Figure 0004096151
【0061】
表6にズームレンズ1の第2の変倍光学系1Bの全長、絞り径及び第2の撮像素子IMG2の画面寸法における対角線長の2分の1の長さY2を示す。
【0062】
【表6】
Figure 0004096151
【0063】
図6乃至図8にズームレンズ1の第2の変倍光学系1Bの広角端、中間焦点位置及び望遠端における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す。
【0064】
表7にズームレンズ10の各数値を示す。
【0065】
【表7】
Figure 0004096151
【0066】
表8にズームレンズ10の各面のうち、非球面によって構成される面r13及びr17の4次、6次及び8次の非球面係数A4、A6及びA8を示す。
【0067】
【表8】
Figure 0004096151
【0068】
表9にズームレンズ10の第1の変倍光学系10Aの広角端、中間焦点位置及び望遠端における、焦点距離、Fナンバー、画角及び変倍によって変化する面間隔d5、d10、d13、d16の値を示す。
【0069】
【表9】
Figure 0004096151
【0070】
表10にズームレンズ10(第1の変倍光学系10A)の全長、絞り径及び条件式1乃至条件式4、条件式6、条件式7に係わる数値を示す。
【0071】
【表10】
Figure 0004096151
【0072】
図11乃至図13にズームレンズ10の第1の変倍光学系10Aの広角端、中間焦点位置及び望遠端における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す。
【0073】
表11にズームレンズ10の第2の変倍光学系10Bの広角端、中間焦点位置及び望遠端における、焦点距離、Fナンバー、画角及び変倍によって変化する面間隔d5、d10、d13、d16の値を示す。
【0074】
【表11】
Figure 0004096151
【0075】
表12にズームレンズ10の第2の変倍光学系10Bの全長、絞り径及び第2の撮像素子IMG2の画面寸法における対角線長の2分の1の長さY2を示す。
【0076】
【表12】
Figure 0004096151
【0077】
図14乃至図16にズームレンズ10の第2の変倍光学系10Bの広角端、中間焦点位置及び望遠端における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す。
【0078】
以上に説明したように、本発明ズームレンズは、第1レンズ群乃至第4レンズ群までを主レンズ系として共通化すると共に、この主レンズ系に第5レンズ群を付加するか否かで、焦点距離を変換するだけで画角を変えずに画面寸法のみを変更するようにして、異なる画面寸法を有する2種類の撮像素子に対応した2つの変倍光学系を構成したものであるので、該2つの変倍光学系で光学設計、機構設計、部品加工設備、レンズ駆動装置等を共通化することによって、設備投資額を大幅に削減することが可能になると共に、第1の変倍光学系に合わせて各種機構設計をしておけば、第1の変倍光学系から第5レンズ群を取り去るだけで、容易に撮像素子の画面サイズが異なる機種向けの第2の変倍光学系を構成することができ、撮像装置の市場の動向に即座に対応させることが可能になる。
【0079】
また、変倍及び合焦時における可動レンズ群の位置制御精度は、撮像素子の画素数が同じ場合には、画面寸法が小さい程画素ピッチも小さくなって、より高い精度が求められる。本発明ズームレンズにおいては、第2の変倍光学系における可動レンズ群が光軸上を微少に移動した時の像点位置の移動に与える影響が、第1の変倍光学系の第5レンズ群が縮小倍率であることによって緩和される。即ち、本発明ズームレンズは、画面寸法が小さく、画素ピッチも小さい撮像素子に対して、より高精度の可動レンズ群の位置制御を可能にする。
【0080】
尚、前記実施の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施するに当たっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0081】
【発明の効果】
以上に説明したところから明らかなように本発明ズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とから成ると共に、第1の撮像素子に結像する第1の変倍光学系を有し、第1レンズ群、第3レンズ群及び第5レンズ群は位置を常時固定とし、第2レンズ群は光軸上を移動することにより主として変倍を行うようにし、第4レンズ群は光軸上を移動することによって像位置の変動の補正と合焦を行うようにし、第5レンズ群を物体側より順に凸レンズと両凹レンズとの接合レンズによって構成し、Le5を第5レンズ群の合成厚、Y1を第1の撮像素子の画面寸法における対角線長の2分の1の長さ、r51を第5レンズ群の最も物体側の面の曲率半径、β5を第5レンズ群の横倍率、
ν51を第5レンズ群の凸レンズのアッベ数、ν52を第5レンズ群の両凹レンズのアッベ数とすると、1.5<Le5/Y1<3.0、0.12<Y1/r51<0.18、0.75<β5<0.9、ν52<ν51の各条件を満足するようにすると共に、第1の変倍光学系から第5レンズ群を取り去ることによって、画角を殆ど変化させずに、第1の撮像素子よりも画面寸法の大きな第2の撮像素子に結像する第2の変倍光学系が構成され、第1の変倍光学系と第2の変倍光学系とは、光軸上における前玉から像面までの距離を略等しくしたことを特徴とする。
【0082】
従って、本発明ズームレンズにあっては、第1レンズ群乃至第4レンズ群までを主レンズ系として共通化すると共に、この主レンズ系に第5レンズ群を付加するか否かで、焦点距離を変換するだけで画角を変えずに画面寸法のみを変更するようにして、異なる画面寸法を有する2種類の撮像素子に対応した2つの変倍光学系を構成できるようにしたものであるので、該2つの変倍光学系で光学設計、機構設計、部品加工設備、レンズ駆動装置等を共通化することによって、設備投資額を大幅に削減することができると共に、第1の変倍光学系に合わせて各種機構の設計をしておけば、第1の変倍光学系から第5レンズ群を取り去るだけで、容易に撮像素子の画面サイズが異なる機種向けの第2の変倍光学系を構成することができ、撮像装置の市場の動向に即座に対応させることができる。
【0084】
請求項に記載した発明にあっては、第1レンズ群を、物体側より順に、物体側に凸面を向けた凹メニスカスレンズと凸レンズとの接合レンズ及び物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズによって構成し、第2レンズ群を、物体側より順に、凹レンズ及び両凹レンズと凸レンズとの接合レンズによって構成し、第3レンズ群を、凸単レンズによって構成し、第4レンズ群を、物体側より順に、像側に凹面を向けた凹メニスカスレンズと凸レンズとの接合レンズによって構成し、第3レンズ群内の1面と第5レンズ群の最も像側の面を非球面によって構成し、Y1を第1の撮像素子の画面寸法における対角線長の2分の1の長さ、r52を第5レンズ群の接合面の曲率半径、n51を第5レンズ群の凸レンズのd線における屈折率、n52を第5レンズ群の両凹レンズのd線における屈折率とすると、0.12<|Y1/r52|<0.18、n51<n52の各条件を満足するようにしたので、高精度の可動レンズ群の位置制御が可能になり、12倍程度の変倍比を有すると共に略1.5のFナンバーを有し、異なる画面寸法を有する2種類の撮像素子に対応した2つの変倍光学系を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図8と共に、本発明ズームレンズの第1の実施の形態を示すものであり、本図は、第1の変倍光学系の構成を示す概略図である。
【図2】第2の変倍光学系の構成を示す概略図である。
【図3】第1の変倍光学系の広角端における諸収差を示す図である。
【図4】第1の変倍系の中間焦点位置における諸収差を示す図である。
【図5】第1の変倍光学系の望遠端における諸収差を示す図である。
【図6】第2の変倍光学系の広角端における諸収差を示す図である。
【図7】第2の変倍光学系の中間焦点位置における諸収差を示す図である。
【図8】第2の変倍光学系の望遠端における諸収差を示す図である。
【図9】図10乃至図16と共に、本発明ズームレンズの第2の実施の形態を示すものであり、本図は、第1の変倍光学系の構成を示す概略図である。
【図10】第2の変倍光学系の構成を示す概略図である。
【図11】第1の変倍光学系の広角端における諸収差を示す図である。
【図12】第1の変倍系の中間焦点位置における諸収差を示す図である。
【図13】第1の変倍光学系の望遠端における諸収差を示す図である。
【図14】第2の変倍光学系の広角端における諸収差を示す図である。
【図15】第2の変倍光学系の中間焦点位置における諸収差を示す図である。
【図16】第2の変倍光学系の望遠端における諸収差を示す図である。
【図17】本発明ズームレンズの第5レンズ群に必要な機能を説明する図である。
【符号の説明】
1…ズームレンズ、1A…第1の変倍光学系、1B…第2の変倍光学系、10…ズームレンズ、10A…第1の変倍光学系、10B…第2の変倍光学系、GR1…第1レンズ群、GR2…第2レンズ群、GR3…第3レンズ群、GR4…第4レンズ群、GR5…第5レンズ群、IMG1…第1の撮像素子、IMG2…第2の撮像素子

Claims (2)

  1. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とから成ると共に、第1の撮像素子に結像する第1の変倍光学系を有し、
    上記第1レンズ群、第3レンズ群及び第5レンズ群は位置が常時固定とされ、
    上記第2レンズ群は光軸上を移動することにより主として変倍を行うようにされ、
    上記第4レンズ群は光軸上を移動することによって像位置の変動の補正と合焦を行うようにされ、
    上記第5レンズ群は、物体側より順に凸レンズと両凹レンズとの接合レンズによって構成され、
    下記の各条件を満足するようにされると共に、
    上記第1の変倍光学系から第5レンズ群を取り去ることによって、画角を殆ど変化させずに、上記第1の撮像素子よりも画面寸法の大きな第2の撮像素子に結像する第2の変倍光学系が構成され、
    上記第1の変倍光学系と第2の変倍光学系とは、光軸上における前玉から像面までの距離が略等しくされている
    ことを特徴とするズームレンズ。
    1.5<Le5/Y1<3.0
    0.12<Y1/r51<0.18
    0.75<β5<0.9
    ν52<ν51
    但し、
    Le5:第5レンズ群の合成厚、
    Y1:第1の撮像素子の画面寸法における対角線長の2分の1の長さ、
    r51:第5レンズ群の最も物体側の面の曲率半径、
    β5:第5レンズ群の横倍率、
    ν51:第5レンズ群の凸レンズのアッベ数、
    ν52:第5レンズ群の両凹レンズのアッベ数
    とする。
  2. 第1レンズ群は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた凹メニスカスレンズと凸レンズとの接合レンズ及び物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズによって構成され、
    第2レンズ群は、物体側より順に、凹レンズ及び両凹レンズと凸レンズとの接合レンズによって構成され、
    第3レンズ群は、凸単レンズによって構成され、
    第4レンズ群は、物体側より順に、像側に凹面を向けた凹メニスカスレンズと凸レンズとの接合レンズによって構成され、
    上記第3レンズ群内の1面と第5レンズ群の最も像側の面は、非球面によって構成され、
    以下の各条件を満足するようにされた
    ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    0.12<|Y1/r52|<0.18
    n51<n52
    但し、
    Y1:第1の撮像素子の画面寸法における対角線長の2分の1の長さ、
    r52:第5レンズ群の接合面の曲率半径、
    n51:第5レンズ群の凸レンズのd線における屈折率、
    n52:第5レンズ群の両凹レンズのd線における屈折率
    とする。
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