JP4092659B2 - 電池残存容量検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電池の残存容量を検出する電池残存容量検出装置に関する。
従来、電池の残存容量を検出する電池残存容量検出装置として、特開2002−139522号公報に開示されている電池ECUがある。電池ECUは、電圧計測手段と、電流計測手段と、温度計測手段と、残存容量演算手段と、入力/出力許容電力演算手段と、通信手段とから構成されている。
電圧計測手段は、組電池を構成する複数の電池ブロックにそれぞれ接続され、各電池ブロックの電池電圧を計測する。電流計測手段は、組電池からインバータに至る回路上に設置された電流センサに接続され、組電池に流れる電池電流を計測する。温度計測手段は、組電池に設置された複数の温度センサにそれぞれ接続され、それらの温度センサで組電池各部の電池温度を計測する。
残存容量検出手段は、各電池ブロックの電池電圧と、組電池に流れる電池電流と、組電池各部の電池温度とから、電池ブロック毎の残存容量を検出する。入力/出力許容電力演算手段は、各電池ブロックの電池電圧と、組電池各部の電池温度と、電池ブロック毎の残存容量とから、組電池に回生されている入力許容電力及び組電池から供給可能な出力許容電力を演算する。
通信手段は、演算によって得られた組電池の入力及び出力許容電力を通信によって車両ECUに伝達する。
特開2002−139522号公報
組電池を構成する電池ブロックの出力電圧は、例えば、16Vである。電池ブロックの出力電圧は、電池ブロック用ワイヤーハーネスから電池ECUに設けられた電池ブロック用コネクタを介して、電圧計測手段に入力される。
これに対し、電流センサ及び温度センサの出力電圧は、電流計測手段、温度計測手段、残存容量演算手段及び入力/出力許容電力演算手段を構成する電子回路やマイクロコンピュータとの接続性を考慮し、0〜5Vの範囲内となるように設定されている。電流センサ及び温度センサの出力電圧は、センサ用ワイヤーハーネスから電池ECUに設けられたセンサ用コネクタを介して、電流計測手段及び温度計測手段にそれぞれ入力される。
電池ブロック用コネクタ及びセンサ用コネクタは、ともに、組電池に関連して出力される電圧が入力されるコネクタであるため、電池ECUの組電池側の側面に、互いに隣接して配設されている。そのため、電池ブロックの電圧変動に伴って発生するノイズが、電池ブロック用ワイヤーハーネスから、コネクタ近傍において隣接して配設されているセンサ用ワイヤーハーネスに誘導される。電流センサ及び温度センサの出力電圧は、電池ブロックの出力電圧に比べてかなり低いため、電池ブロックの電圧変動に伴って発生するノイズの影響を受けやすい。これにより、計測した組電池に流れる電流や組電池の電池温度に誤差が生じ、入力及び出力許容電力を正確に演算することができなくなる恐れがある。
これに対し、互いに隣接している電池ブロック用コネクタとセンサ用コネクタの間隔を広げることで、ノイズによる影響を低減することができるが、この場合、電池ECUを小型化することが困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、コネクタが隣接することで電池用配線から他の配線に誘導されるノイズの影響を防止するとともに、小型化することができる電池残存容量検出装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明者は、この課題を解決すべく鋭意研究し試行錯誤を重ねた結果、電池用コネクタの配線接続方向と、センサ用コネクタの配線接続方向と、出力用コネクタの配線接続方向とが、互いに異なる方向となるように各コネクタを配設することで、電池用配線から発生するノイズの影響を抑えるとともに、装置を小型化できることを思いつき、本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に記載の電池残存容量検出装置は、電池用配線を介して電池の出力端子が接続される電池用コネクタと、入力端子が前記電池用コネクタに接続され、前記電池用コネクタを介して入力される前記電池の出力電圧を計測する電圧計測手段と、センサ用配線を介して前記電池に流れる電池電流を検出する電流センサの出力端子が接続されるセンサ用コネクタと、入力端子が前記センサ用コネクタに接続され、前記センサ用コネクタを介して入力される前記電流センサの出力信号から前記電池に流れる電池電流を計測する電流計測手段と、入力端子が前記電圧計測手段及び前記電流計測手段の出力端子にそれぞれ接続され、前記電圧計測手段の計測した前記電池の出力電圧と前記電流計測手段の計測した前記電池に流れる電池電流とに基づいて前記電池の残存容量を演算する残存容量演算手段と、前記残存容量演算手段の出力端子に接続され、接続された出力用配線を介して前記残存容量演算手段の演算した前記電池の残存容量の演算結果を出力する出力用コネクタと、前記電池用コネクタ、前記電圧計測手段、前記センサ用コネクタ、前記電流計測手段、前記残存容量演算手段及び前記出力コネクタを収容するケースとを備えた電池残存容量検出装置において、さらに、前記センサ用コネクタは、前記センサ用コネクタへの前記センサ用配線の接続方向が、前記電池用コネクタへの前記電池用配線の接続方向と直交するように配設され、前記出力用コネクタは、前記出力用コネクタへの前記出力用配線の接続方向が、前記電池用コネクタへの前記電池用配線の接続方向と逆方向になるように配設されていることを特徴とする。
請求項2に記載の電池残存容量検出装置は、請求項1に記載の電池残存容量検出装置において、さらに、前記ケースは、外周面に前記電池用コネクタと前記センサ用コネクタと前記出力用コネクタが配設され前記電圧計測手段と前記電流計測手段と前記残存容量演算手段とを囲繞する周壁部と、前記周壁部の下側の開口を覆う底部と、前記周壁部の上側の開口を覆い前記電池用コネクタと前記センサ用コネクタと前記出力用コネクタの上部を除く領域のいずれかに前記底部側に向かって形成される凹部を備えた蓋部とを有することを特徴とする。
請求項に記載の電池残存容量検出装置は、請求項1又は2に記載の電池残存容量検出装置において、さらに、前記電池は、直列接続して組電池を構成する電池モジュールであることを特徴とする。
請求項に記載の電池残存容量検出装置は、請求項1乃至に記載の電池残存容量検出装置において、さらに、車両に搭載された電池の残存容量を検出することを特徴とする。
請求項1に記載の電池残存容量検出装置によれば、センサ用コネクタへのセンサ用配線の接続方向を電池用コネクタへの電池用配線の接続方向に直交させることができる。また、出力用コネクタへの出力用配線の接続方向を電池用コネクタへの電池用配線の接続方向と逆方向にすることができる。これにより、センサ用コネクタ及び出力用コネクタの近傍において、センサ用配線及び出力用配線への電池用配線の隣接配置を防止することができる。そのため、電池用配線から発生するノイズの、センサ用配線及び出力用配線への誘導を防止することができる。また、それぞれのコネクタが隣接して配設される場合に比べて装置を小型化することができる。センサ用コネクタへのセンサ用配線の接続方向を電池用コネクタへの電池用配線の接続方向に直交させることで、センサ用コネクタ近傍における、センサ用配線と電池用配線の離隔距離を充分に確保することができる。そのため、電池用配線から発生するノイズの、センサ用配線への誘導をより確実に防止することができる。出力用コネクタへの出力用配線の接続方向を電池用コネクタへの電池用配線の接続方向と逆方向にすることで、出力用コネクタ近傍における、出力用配線と電池用配線の離隔距離を充分に確保することができる。そのため、電池用配線から発生するノイズの、出力用配線への誘導をより確実に防止することができる。
出力用コネクタ及び出力用配線を介して出力される電池の残存容量の演算結果は、前述した車両ECUのような電池の残存容量を必要とする装置に入力される。このような装置は、電池残存容量検出装置を挟んで電池と反対側に配設される場合が多い。そのため、残存容量演算手段の演算した電池の残存容量を効率よく伝達することができる。
請求項に記載の電池残存容量検出装置によれば、ケースを構成する蓋部に凹部を設けることでケースの体積を低減することができる。そのため、装置を小型化することができる。
請求項に記載の電池残存容量検出装置によれば、電池モジュールの残存容量及び電池モジュールで構成される組電池の残存容量を検出することができる。
請求項に記載の電池残存容量検出装置によれば、車両に搭載された電池の残存容量を検出することができる。
本実施形態は、本発明に係る電池状態検出装置を、ハイブリッド車の駆動用モータに電力を供給する組電池において、組電池を構成する電池モジュールの残存容量を検出する電池残存容量検出装置に適用した例を示す。
(第1実施形態)
第1実施形態における電池残存容量検出装置の構成図を図1に、斜視図を図2に、平面図を図3に、正面図を図4に示す。そして、図1〜図4を参照して、構成、動作、効果の順で具体的に説明する。
まず、具体的構成について説明する。図1に示すように、電池残存容量検出装置1は、電池用コネクタ100と、電圧計測回路110(電圧計測手段)と、センサ用コネクタ120と、電流計測回路130(電流計測手段)と、温度計測回路140(温度計測手段)と、マイクロコンピュータ150(残存容量演算手段)と、通信回路160と、出力用コネクタ170と、ケース180とから構成されている。電池残存容量検出装置1には、電池用ワイヤーハーネス2(電池用配線)を介して組電池3が、センサ用ワイヤーハーネス4(センサ用配線)を介して電流センサ5と温度センサ6とが、出力用ワイヤーハーネス7(出力用配線)を介して車両ECU8が、それぞれ接続されている。さらに、車両ECU8には、インバータ9を介してモータ10が接続されている。
組電池3は、例えば、16Vの定格出力電圧の電池モジュール3a(電池)を14個直列接続して構成される、定格出力電圧224Vの直流電源である。それぞれの電池モジュール3aの正極端子及び負極端子は、電池用ワイヤーハーネス2を介して電池用コネクタ100に接続されている。
電流センサ5は、組電池3に流れる電流、つまり、電池モジュール3aに流れる電流を検出するためのセンサである。電流センサ5は、例えば、電流の大きさに応じて0〜5Vの範囲の電圧を出力するホール効果を用いた磁気式のセンサである。電流センサ5は、組電池3をインバータ9に接続する電源用ワイヤーハーネス11の組電池3の負極端子近傍に、電源用ワイヤーハーネス11を貫通させるようにして設置され、センサ用ワイヤーハーネス4を介してセンサ用コネクタ120に接続されている。
温度センサ6は、組電池3を構成する電池モジュール3aの温度を検出するためのセンサである。温度センサ6は、例えば、サーミスタであり、5Vを供給することで温度の高さに応じて0〜5Vの範囲の電圧を出力するように設定されている。温度センサ6は、電池モジュール3aの温度を検出することができる最適な3箇所にそれぞれ設置され、電流センサ5とともに、センサ用ワイヤーハーネス4を介してセンサ用コネクタ120に接続されている。
車両ECU8は、電池残存容量検出装置1から出力される電池モジュール3aの残存容量の演算結果に基づいて、インバータ9を介して車両駆動用のモータ10を制御する電子制御装置である。車両ECU8は、出力用ワイヤーハーネス7を介して出力用コネクタ170に接続されている。
インバータ9は、電源用ワイヤーハーネス11を介して入力される組電池3からの直流電力を交流電力に変換してモータ10に供給する装置である。インバータ9の電源端子は電源用ワイヤーハーネス11を介して組電池3の正極端子及び負極端子に、入力端子は車両ECU8の出力端子に、3つの出力端子はモータ10にそれぞれ接続されている。
モータ10は、交流電力を供給されることで車両を駆動するためのトルクを発生する動力源であり、3つの入力端子はインバータ9の出力端子にそれぞれ接続されている。
電池残存容量検出装置1の各部について詳細に説明する。電池用コネクタ100は、組電池3を構成する電池モジュール3aの正極端子及び負極端子に接続された電池用ワイヤーハーネス2を接続するためのコネクタであり、電圧計測回路110に接続されている。
電圧計測回路110は、電池用コネクタ100を介して入力されるそれぞれの電池モジュール3aの電圧をマイクロコンピュータ150の入力可能な電圧に変換し、順次出力する回路である。電池計測回路110の複数の入力端子は電池用コネクタ100に、出力端子はマイクロコンピュータ150にそれぞれ接続されている。
センサ用コネクタ120は、電流センサ5と温度センサ6に接続されたセンサ用ワイヤーハーネス9を接続するためのコネクタである。センサ用コネクタ120の電流センサ5との接続部は電流計測回路130に、温度センサ6との接続部は温度計測回路140にそれぞれ接続されている。
電流計測回路130は、センサ用コネクタ120を介して入力される電流センサ5の出力信号を電流値に変換し、マイクロコンピュータ150に出力する回路である。電流計測回路130の入力端子はセンサ用コネクタ120の電流センサ5との接続部に、出力端子はマイクロコンピュータ150にそれぞれ接続されている。
温度計測回路140は、センサ用コネクタ120を介して入力される3つの温度センサ6の出力信号を温度に変換し、マイクロコンピュータ150に順次出力する回路である。温度計測回路140の3つの入力端子はセンサ用コネクタ120の温度センサ6の接続部に、出力端子はマイクロコンピュータ150にそれぞれ接続されている。
マイクロコンピュータ150は、電池モジュール3aの電圧、電池モジュール3aに流れる電流及び電池モジュール3aの温度から、電池モジュール3a毎の残存容量を演算する素子である。マイクロコンピュータ150の3つの入力端子は電圧計測回路110、電流計測回路130及び温度計測回路140のそれぞれの出力端子に、出力端子は通信回路160にそれぞれ接続されている。
通信回路160は、マイクロコンピュータ150によって演算された電池モジュール3a毎の残存容量の演算結果を出力用コネクタ170を介して通信によって出力する回路である。通信回路160の入力端子はマイクロコンピュータ150の出力端子に、出力端子は出力用コネクタ170にそれぞれ接続されている。
出力用コネクタ170は、通信回路160から出力される電池モジュール3a毎の残存容量の演算結果を車両ECU8に伝達するための出力用ワイヤーハーネス7を接続するコネクタであり、通信回路160に接続されている。
図2に示すように、ケース180は、電池用コネクタ100、電圧計測回路110、センサ用コネクタ120、電流計測回路130、温度計測回路140、マイクロコンピュータ150、通信回路160及び出力用コネクタ170を収容するための筐体である。ケース180は、周壁部181と、底部182と、蓋部183とから構成されている。
図3に示すように、周壁部181は、矩形をなす第1壁部181aと、第2壁部181bと、第3壁部181cと、第4壁部181dとで構成されている構造体である。第1壁部181aには電池用コネクタ100が、また、第2壁部181bにはセンサ用コネクタ120が、さらに、第3壁部181cには出力用コネクタ170が、接続側の一部を外壁面側に突出させてそれぞれ配設されている。これにより、センサ用コネクタ120へのセンサ用ワイヤーハーネス4の接続方向は、電池用コネクタ100への電池用ワイヤーハーネス2の接続方向に対して直角方向となる。また、出力用コネクタ170への出力用ワイヤーハーネス7の接続方向は、電池用コネクタ100への電池用ワイヤーハーネス2の接続方向に対して逆方向となる。
底部182は、図4において、周壁部181の下側の開口部を覆う構造体である。蓋部183は、図4において、周壁部181の上側の開口部を覆う構造体である。
図3に戻り説明する。図3に示すように、蓋部183は、電池用コネクタ100、センサ用コネクタ120及び出力用コネクタ170の上部領域を除いた、中央部から第4壁部181dにかけて、底部182側に向かって形成される凹部183aを有している。凹部183aの形成される領域には、電圧計測回路110、電流計測回路130、温度計測回路140、マイクロコンピュータ150及び通信回路160が収容されている。しかし、これらを構成する電子部品はコネクタに比べて高さが低いため、凹部183aの深さを適切に設定すれば、電子部品とケース180の干渉が発生することはない。
次に、図1をを参照して具体的動作について説明する。図1に示すように、イグニッションスイッチ(図略)がオンすると、電池残存容量検出装置1は動作を開始する。組電池3を構成する複数の電池モジュール3aの電圧は、電池用ワイヤーハーネス2及び電池用コネクタ100を介して電圧計測回路110に入力される。電圧計測回路110は、電池用コネクタ100を介して入力される複数の電池モジュール3aの電圧を、マイクロコンピュータ150の入力可能な電圧に変換し、マイクロコンピュータ150に順次出力する。
また、組電池3の負極端子近傍の電源用ワイヤーハーネス11に設置された電流センサ5の出力信号は、センサ用ワイヤーハーネス4及びセンサ用コネクタ120を介して電流計測回路130に入力される。電流計測回路130は、センサ用コネクタ120を介して入力される電流センサ5の出力信号を電流値に変換し、マイクロコンピュータ150に出力する。
さらに、電池モジュール3aの温度を検出できる最適な位置に設置された3つの温度センサ6の出力信号は、センサ用ワイヤーハーネス4及びセンサ用コネクタ120を介して温度計測回路140に入力される。温度計測回路140は、センサ用コネクタ120を介して入力される3つの温度センサ6の出力信号を温度に変換し、マイクロコンピュータ150に順次出力する。
マイクロコンピュータ150は、電池モジュール3aの電圧、電池モジュール3aに流れる電流及び電池モジュール3aの温度から、電池モジュール3a毎の残存容量を演算する。電池モジュール3aの残存容量は、電池モジュール3aの電圧をもとに、電池モジュール3aに流れる電流を積算することで演算することができる。電池モジュール3aの温度から、電池モジュール3aの内部抵抗の温度変化に伴う損失変化を考慮することで、さらに精度よく残存容量を演算することができる。マイクロコンピュータ150の演算した電池モジュール3a毎の残存容量は、通信回路160に出力される。
通信回路160は、マイクロコンピュータ150から入力される残存容量の演算結果を、出力用コネクタ170及び出力用ワイヤーハーネス7を介して車両ECUに出力する。
車両ECU8は、通信回路160から出力用コネクタ170及び出力用ワイヤーハーネス7を介して入力される電池モジュール3aの残存容量の演算結果に応じて、インバータ9を介してモータ10を制御する。インバータ9は、電源用ワイヤーハーネス11を介して入力される組電池3からの直流電力を交流電力に変換してモータ10に供給する。モータ10は、インバータ9から交流電力を供給されることでトルクを発生して車両を駆動する。組電池3は、インバータ9を介してモータ10に電力を供給し、電池モジュール3aの残存容量が低下する。これに対し、モータ10が外力によって回転する回生状態になると、モータ10からインバータ9を介して、直流電力が組電池3に供給される。組電池3は、インバータ9を介して直流電力を供給されることで充電され、電池モジュール3aの残存容量が増加する。
以降、電池残存容量検出装置1は、このような電池モジュール3aの残存容量の変化を前述した動作で常時検出する。車両ECU8は、電池残存容量検出装置1から出力される電池モジュール3aの残存容量の演算結果に基づいて、モータ10を最適に制御する。
最後に具体的効果について説明する。本実施形態によれば、電池残存容量検出装置1は、センサ用コネクタ120へのセンサ用ワイヤーハーネス4の接続方向を、電池用コネクタ100への電池用ワイヤーハーネス2の接続方向に対して直角方向とすることができる。さらに、出力用コネクタ170への出力用ワイヤーハーネス7の接続方向を、電池用コネクタ100への電池用ワイヤーハーネス2の接続方向に対して逆方向とすることができる。
電池用コネクタ100への電池用ワイヤーハーネス2の接続方向と、センサ用コネクタ120へのセンサ用ワイヤーハーネス4の接続方向と、出力用コネクタ170への出力用ワイヤーハーネス7の接続方向とが、互いに異なる方向となる。これにより、センサ用コネクタ120及び出力用コネクタ170の近傍において、センサ用ワイヤーハーネス4及び出力用ワイヤーハーネス7への電池用2の隣接配置を防止することができる。そのため、電池用ワイヤーハーネス2から発生するノイズの、センサ用ワイヤーハーネス4及び出力用ワイヤーハーネス7への誘導が防止され、組電池3を構成する電池モジュール3aの残存容量を確実に検出することができる。また、それぞれのコネクタが隣接して配設される場合に比べて電池残存容量検出装置1を小型化することができる。
電池残存容量検出装置1は、ケース180を構成する蓋部183に凹部183aを設けることでケース180の体積を低減することができる。そのため、電池残存容量検出装置1をより小型化することができる。
さらに、電池残存容量検出装置1は、車両に搭載された電池モジュール3a及び電池モジュール3aで構成される組電池3の残存容量を検出することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態における電池残存容量検出装置の斜視図を図5に、平面図を図6に、正面図を図7に、側面図を図8に示す。ここでは、第1実施形態における電池残存容量検出装置との相違部分であるケースの形状についてのみ説明し、共通する部分ついては、必要とされる箇所以外説明を省略する。なお、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
まず、具体的構造について説明する。 図5に示すように、ケース180は、周壁部181と、底部182と、蓋部183とから構成されている。図6に示すように、蓋部183は、電池用コネクタ100、センサ用コネクタ120及び出力用コネクタ170の上部領域を除いた、中央部から第4壁部181dにかけて、底部182側に向かって形成される凹部183aを有している。
図7及び図8に示すように、さらに、蓋部183は、第1壁部181a、第2壁部181b及び第3壁部181cの上端部から凹部183aの底面にかけて緩やかに傾斜して延在する傾斜部183bを有している。傾斜部183bは、内面が電池用コネクタ100、センサ用コネクタ120及び出力用コネクタ170と干渉しない最適な傾斜角度に設定されている。
第2実施形態における電池残存容量検出装置は、第1実施形態における電池残存容量検出装置に対して、ケースの形状が異なるのみで、動作は同じである。そのため、具体的動作についての説明は省略する。
最後に具体的効果について説明する。本実施形態によれば、電池残存容量検出装置1は、ケース180を構成する蓋部183に傾斜部183bを設けることでケースの体積をより低減することができる。そのため、電池残存容量検出装置1をさらに小型化することができる。
第1実施形態における電池残存容量検出装置の構成図を示す。 第1実施形態における電池残存容量検出装置の斜視図を示す。 第1実施形態における電池残存容量検出装置の平面図を示す。 第1実施形態における電池残存容量検出装置の正面図を示す。 第2実施形態における電池残存容量検出装置の斜視図を示す。 第2実施形態における電池残存容量検出装置の平面図を示す。 第2実施形態における電池残存容量検出装置の正面図を示す。 第2実施形態における電池残存容量検出装置の側面図を示す。
符号の説明
1・・・電池残存容量検出装置、100・・・電池用コネクタ、110・・・電圧計測回路(電圧計測手段)、120・・・センサ用コネクタ、130・・・電流計測回路(電流計測手段)、140・・・温度計測回路(温度計測手段)、150・・・マイクロコンピュータ、160・・・通信回路、170・・・出力用コネクタ、180・・・ケース、
181・・・周壁部、181a・・・第1壁部、181b・・・第2壁部、181c・・・第3壁部、181d・・・第4壁部、182・・・底部、183・・・蓋部、183a・・・凹部、183b・・・傾斜部、2・・・電池用ワイヤーハーネス(電池用配線)、3・・・組電池、3a・・・電池モジュール、4・・・センサ用ワイヤーハーネス(センサ用配線)、5・・・電流センサ、6・・・温度センサ、7・・・出力用ワイヤーハーネス(出力用配線)、8・・・車両ECU、9・・・インバータ、10・・・モータ、11・・・電源用ワイヤーハーネス

Claims (4)

  1. 電池用配線を介して電池の出力端子が接続される電池用コネクタと、入力端子が前記電池用コネクタに接続され、前記電池用コネクタを介して入力される前記電池の出力電圧を計測する電圧計測手段と、センサ用配線を介して前記電池に流れる電池電流を検出する電流センサの出力端子が接続されるセンサ用コネクタと、入力端子が前記センサ用コネクタに接続され、前記センサ用コネクタを介して入力される前記電流センサの出力信号から前記電池に流れる電池電流を計測する電流計測手段と、入力端子が前記電圧計測手段及び前記電流計測手段の出力端子にそれぞれ接続され、前記電圧計測手段の計測した前記電池の出力電圧と前記電流計測手段の計測した前記電池に流れる電池電流とに基づいて前記電池の残存容量を演算する残存容量演算手段と、前記残存容量演算手段の出力端子に接続され、接続された出力用配線を介して前記残存容量演算手段の演算した前記電池の残存容量の演算結果を出力する出力用コネクタと、前記電池用コネクタ、前記電圧計測手段、前記センサ用コネクタ、前記電流計測手段、前記残存容量演算手段及び前記出力コネクタを収容するケースとを備えた電池残存容量検出装置において、
    さらに、前記センサ用コネクタは、前記センサ用コネクタへの前記センサ用配線の接続方向が、前記電池用コネクタへの前記電池用配線の接続方向と直交するように、前記出力用コネクタは、前記出力用コネクタへの前記出力用配線の接続方向が、前記電池用コネクタへの前記電池用配線の接続方向と逆方向になるように配設されていることを特徴とする電池残存容量検出装置。
  2. 前記ケースは、壁面に前記電池用コネクタと前記センサ用コネクタと前記出力用コネクタが配設されるとともに前記電圧計測手段と前記電流計測手段と前記残存容量演算手段とを囲繞する周壁部と、前記周壁部の下側の開口を覆う底部と、前記周壁部の上側の開口を覆い前記電池用コネクタと前記センサ用コネクタと前記出力用コネクタの上部を除く領域のいずれかに前記底部側に向かって形成される凹部を備えた蓋部とを有することを特徴とする請求項1記載の電池残存容量検出装置。
  3. 前記電池は、直列接続して組電池を構成する電池モジュールであることを特徴とする請求項1又は2記載の電池残存容量検出装置。
  4. 車両に搭載された電池の残存容量を検出することを特徴とする請求項1乃至3記載の電池残存容量検出装置。
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