JP4091318B2 - X線ct装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、腫瘍領域検出方法およびX線CT装置に関し、さらに詳しくは、CT断層像(アキシャルスキャン断層像およびヘリカルスキャン断層像を含む)を画像処理・測定して腫瘍領域を高精度に検出する腫瘍領域検出方法およびX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、次のようにして肺野領域の腫瘍領域を検出している。
まず、図14に示すように、被検体hをX線走査して肺LのCT断層像Aiを取得する。
【0003】
次に、図15に示すように、腫瘍領域を含むようなCT値の範囲を「1」とし、それ以外を「0」とする2値化処理を行う。そして、「1」の領域を腫瘍候補領域Caとする。2値化処理を行うCT値範囲は、腫瘍領域だけでなく、血管領域も含むため、腫瘍候補領域Caには、腫瘍領域だけでなく、血管領域も含まれる。
ここで、腫瘍は略球形であるため、断面形状は円形になる。一方、血管はアキシャル断面に斜めに交差するように走行していることが多いため、CT断層像Ai上での断面形状は長円形になることが多い。
そこで、各腫瘍候補領域Caの円形度αを計算し、円形度αが「1」に近い腫瘍候補領域Caを腫瘍候補と判断する。なお、一般に知られているように、円形度αは、腫瘍候補領域Caの面積をSとし、周囲長をLとするとき、
α=4・π・S/L2
である。但し、0<α≦1となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、血管がアキシャル断面に直交するように走行している場合は、血管領域の円形度αも「1」に近くなる。このため、腫瘍領域と血管領域とを間違えてしまう。すなわち、従来の腫瘍領域検出方法では、腫瘍領域を検出する精度が低い問題点があった。
そこで、本発明の目的は、CT画像を画像処理・測定して腫瘍領域を高精度に検出することが出来る腫瘍領域検出方法およびX線CT装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の観点では、本発明は、被検体を連続した異なる断層像位置でX線走査して取得した複数のCT断層像を画像処理・測定し、腫瘍候補領域の3次元形状特徴パラメータを基に腫瘍領域を検出することを特徴とする腫瘍領域検出方法を提供する。
上記第1の観点による腫瘍領域検出方法では、従来のように1枚のCT断層像中の腫瘍候補領域の円形度(2次元的特徴)により腫瘍領域を検出するのではなく、複数の連続CT断層像中の腫瘍候補領域の3次元形状特徴を基に腫瘍領域を検出する。3次元的に見ると、腫瘍は略球形であるが、血管は柱状であるため、アキシャル断面に直交するように走行している血管とでも腫瘍をより容易に区別しやすい。よって、腫瘍領域を高精度に検出することが出来る。
【0006】
第2の観点では、本発明は、上記構成の腫瘍領域検出方法において、3次元形状特徴パラメータが、少なくとも球体度を含むことを特徴とする腫瘍領域検出方法を提供する。
上記第2の観点による腫瘍領域検出方法では、3次元形状特徴パラメータとして、少なくとも球体度を用いる。ここで、球体度βまたはβ’は、表面積をSとし,体積をVとするとき、
β=6・π1/2・V/S3/2
β’=β2=36・π・V2/S3
である。球体度βまたはβ’が「1」に近いほど腫瘍である確率が高い。
【0007】
第3の観点では、本発明は、上記構成の腫瘍領域検出方法において、腫瘍領域か否かの判断基準として腫瘍領域候補の平均CT値をも用いることを特徴とする腫瘍領域検出方法を提供する。
上記第3の観点による腫瘍領域検出方法では、腫瘍領域候補の平均CT値をも用いて腫瘍か否かを判断する。複数の判断基準を用いることで検出精度を向上できる。
【0008】
第4の観点では、本発明は、上記構成の腫瘍領域検出方法において、被検体を連続した異なる断層像位置でX線走査して取得した複数のCT断層像中の血管候補領域をCT値に基づいて抽出し、該血管候補領域の内で外接直方体の体積が大きい領域を血管領域としてノイズ領域と区別し、該血管領域に対して収縮処理を施して孤立した領域を腫瘍候補領域とすることを特徴とする腫瘍領域検出方法を提供する。
腫瘍は、次の性質を持っている。
(1)腫瘍は、栄養摂取するため、血管に接続している。
(2)腫瘍は、自身に接続している血管よりも太くなる。
そこで、上記第4の観点による腫瘍領域検出方法では、まず、血管領域を抽出すると、上記性質(1)から、この血管領域に腫瘍が含まれている。次に、血管の太さだけ収縮させると、上記性質(2)から、腫瘍が孤立して残る。かくして、腫瘍候補領域を取り出すことが出来る。
【0009】
第5の観点では、本発明は、上記構成の腫瘍領域検出方法において、腫瘍検出の閾値レベルを2つ以上の領域ごとに設け、それぞれ別個に収縮処理を施すことを特徴とする腫瘍領域検出方法を提供する。
血管の太さだけ収縮させると言っても、血管の太さは一様ではない。すなわち、基幹部では太く、末梢部では細い。
そこで、上記第5の観点による腫瘍領域検出方法では、例えば、血管の主幹部と末端部近傍の2カ所あるいは2カ所以上の領域毎に腫瘍検出の閾値レベルを設け、それぞれ別個に収縮処理を施す。これにより、基幹部の腫瘍と、末梢部の腫瘍とを、見落し及び過検出をより少なくして検出できる。
【0010】
第6の観点では、本発明は、上記構成の腫瘍領域検出方法において、複数のアキシャルCT画像から、肺野部分をCT値に基づいて検出し、その後に、その肺野部分内で血管候補領域をCT値に基づいて抽出することを特徴とする腫瘍領域検出方法を提供する。
上記第6の観点による腫瘍領域検出方法では、まず、肺野部分を検出し、その肺野部分内で血管候補領域を抽出するので、ノイズ領域を好適に除去できる。
【0011】
第7の観点では、本発明は、上記構成の腫瘍領域検出方法において、肺野部分内の血管部分を埋めて形を成形した領域内の血管候補領域をCT値に基づいて抽出することを特徴とする腫瘍領域検出方法を提供する。
上記第7の観点による腫瘍領域検出方法では、肺野部分内で血管部分を整形してから血管候補領域を抽出するので、血管候補領域を好適に抽出できる。
【0012】
第8の観点では、本発明は、上記構成の腫瘍領域検出方法において、肺野部分を3次元画像処理に基づいて成形した領域内の血管候補領域をCT値に基づいて抽出することを特徴とする腫瘍領域検出方法を提供する。
上記第8の観点による腫瘍領域検出方法では、肺野部分内で3次元画像処理による整形を行ってから血管候補領域を抽出するので、血管候補領域を好適に抽出できる。
【0013】
第9の観点では、本発明は、被検体を連続した異なる断層像位置でX線走査して複数のCT断層像を取得する撮影手段と、複数のCT断層像を画像処理・測定して腫瘍候補領域の3次元形状特徴パラメータを基に腫瘍領域を検出する腫瘍領域検出手段とを具備したことを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第9の観点によるX線CT装置では、上記第1の観点による腫瘍領域検出方法を好適に実施できる。
【0014】
第10の観点では、本発明は、上記構成のX線CT装置において、3次元形状特徴パラメータが、少なくとも球体度を含むことを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第10の観点によるX線CT装置では、上記第2の観点による腫瘍領域検出方法を好適に実施できる。
【0015】
第11の観点では、本発明は、上記構成のX線CT装置において、腫瘍領域か否かの判断基準として腫瘍領域候補の平均CT値をも用いることを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第11の観点によるX線CT装置では、上記第3の観点による腫瘍領域検出方法を好適に実施できる。
【0016】
第12の観点では、本発明は、上記構成のX線CT装置において、被検体を連続した異なる断層像位置でX線走査して取得した複数のCT断層像中の血管候補領域をCT値に基づいて抽出する血管候補領域抽出手段と、前記血管候補領域の内で外接直方体の体積が大きい領域を血管領域とする血管領域抽出手段と、前記血管領域に対して収縮処理を施して孤立した領域を腫瘍候補領域とする腫瘍候補領域抽出手段とを具備したことを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第12の観点によるX線CT装置では、上記第4の観点による腫瘍領域検出方法を好適に実施できる。
【0017】
第13の観点では、本発明は、上記構成のX線CT装置において、腫瘍検出の閾値レベルを2つ以上の領域ごとに設け、それぞれ別個に収縮処理を施すことを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第13の観点によるX線CT装置では、上記第5の観点による腫瘍領域検出方法を好適に実施できる。
【0018】
第14の観点では、本発明は、上記構成のX線CT装置において、複数のアキシャルCT画像から、肺野部分をCT値に基づいて検出し、その後に、その肺野部分内で血管候補領域をCT値に基づいて抽出することを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第14の観点によるX線CT装置では、上記第6の観点による腫瘍領域検出方法を好適に実施できる。
【0019】
第15の観点では、本発明は、上記構成のX線CT装置において、肺野部分内の血管部分を埋めて形を成形した領域内の血管候補領域をCT値に基づいて抽出することを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第15の観点によるX線CT装置では、上記第7の観点による腫瘍領域検出方法を好適に実施できる。
【0020】
第16の観点では、本発明は、上記構成のX線CT装置において、肺野部分を3次元画像処理に基づいて成形した領域内の血管候補領域をCT値に基づいて抽出することを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第16の観点によるX線CT装置では、上記第8の観点による腫瘍領域検出方法を好適に実施できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す本発明の実施形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態にかかるX線CT装置を示す構成図である。
このX線CT装置100は、スキャナ装置1と,処理装置2と,大容量記憶装置3と,表示モニタ4と,キーボードやマウスなどの入力装置5とを具備して構成されている。
【0023】
スキャナ装置1は、被検体に対してX線管および検出器を被検体の体軸に沿って相対移動し、所望の断層像位置で止め、体軸の周りにX線管および検出器を回転させてCT断層像の作成に必要な複数回転ビューのデータを収集する。なお、X線管のみ回転させ、検出器を回転させない第4世代のX線CT装置の場合もある。
【0024】
処理装置2は、被検体を連続した異なる断層像位置でX線走査して取得した複数のCT断層像を入力するデータ取得部2aと、複数のCT断層像中の血管候補領域をCT値に基づいて抽出する血管候補領域抽出部2bと、血管候補領域の内で外接直方体の体積が大きい領域を血管領域とする血管領域抽出部2cと、血管領域に対して収縮処理を施して孤立した領域を腫瘍候補領域とする腫瘍候補領域抽出部2dと、腫瘍候補領域の3次元形状特徴パラメータを基に腫瘍領域を検出する腫瘍領域検出部2eとを具備している。
【0025】
図2は、X線CT装置100による腫瘍領域検出処理を示すフローチャートである。なお、腫瘍検出対象の臓器として肺を想定する。
ステップP1では、図3に示すように、被検体hを連続した異なる断層像位置でX線走査して取得した複数のCT断層像Siを入力する。
【0026】
ステップP2では、肺の全体を抽出できるようなCT値範囲(例えば−200以下)を「1」とし、それ以外を「0」とするような2値化処理を行う。これにより、図4に示すように、肺Lおよび背景(空気)Aの領域が「1」となり、それ以外が「0」となる。なお、図4では、「1」の領域をハッチングで示している。図4で、入り江Laというのは、肺Lへ入る太い血管の部分である。
【0027】
ステップP3では、「1」の領域に対し3次元または2次元論理フィルタによりN画素収縮処理およびN画素膨張処理を行い、ノイズとなる微小領域を取り除く(例えば、N=5。但し、Nの値は、1画素サイズに依存して変化させる。)。次に、3次元または2次元ラベリング処理により「1」の領域を区分し、背景(空気)と推定できる区分を除去する。図5に示すように、肺だけが「1」の領域となる。
【0028】
ステップP4では、「1」の領域に対し3次元または2次元論理フィルタによりM画素拡大処理およびM画素収縮処理を行い、不要領域である入り江Laを埋める(例えば、M=10。但し、Mの値は、1画素サイズに依存して変化させる。)。図6に示すように、肺Lから入り江Laがなくなる。
【0029】
ステップP5では、上記ステップP4で「1」になった領域を各CT断層像Siから画素間演算の論理積AND処理で切り出し、その切り出した領域(マスク領域)について血管を抽出できるようなCT値範囲(造影された血管のCT値はおよそ100〜200、造影されてない血管のCT値はおよそ40〜50なので、例えば−500〜+1000)を「1」とし、それ以外を「0」とするような2値化処理を行う。これにより、図7に示すように、肺Lの血管候補領域Vaが「1」となり、それ以外が「0」となる。ここで、肺Lの血管候補領域Vaを3次元モデル化する。
【0030】
ステップP6では、肺Lの血管候補領域Vaに対し3次元論理フィルタによりL画素膨張処理およびL画素収縮処理を行い、データ上では切れていた血管候補領域v1,v2,v3,…を図8に示すように接続修復する(例えば、L=1〜3。但し、Lの値は、1画素サイズに依存して変化させる。)。
【0031】
ステップP7では、3次元ラベリング処理により血管候補領域Vaを図9に示すような血管候補Vbに区分する。
【0032】
ステップP8では、図9に示すように、各血管候補Vbに対する血管候補領域の全画素を含む xmin<x<xmax 且つ ymin<y<ymax 且つ zmin<z<zmax の直方体の領域である外接直方体Bの体積を計算し、最も体積の大きい血管候補Vbを血管Vと判定する。他のラベル領域は、ノイズ領域として除去する。図10に、血管Vを示す。
なお、図9において、血管候補Vbは、外接直方体Bの上面AP,底面BP,側面CP〜FPに、点Ca〜Cfで接している
【0033】
ステップP9では、血管Vに対して3次元論理フィルタによりP画素収縮処理を行い、末梢部の血管を消去する。Pは、末梢部の血管の太さに1〜2画素を加えた値とする(例えば、P=4〜5。但し、Pの値は、1画素サイズに依存して変化させる。)。これにより、図11に示すように、血管Vの末梢部に孤立した腫瘍候補領域Caが残る。次に、その腫瘍候補領域Caの球体度βを計算する。また、腫瘍候補領域Caと複数の連続CT断層像Siとを基に腫瘍候補領域Caの3次元データを抽出し、その平均CT値を計算する。そして、腫瘍候補領域Caの球体度βと平均CT値とを基に末梢部腫瘍領域を検出する。
ここで、図12の(a)に示すように腫瘍Cは略球形状であり、図12の(b)に示すように血管Vは略柱状である。そこで、例えば、球体度βが0.8より大きく且つ平均CT値が0〜+200ならば腫瘍領域と判断し、そうでないなら腫瘍領域でない判断する。
【0034】
ステップP10では、上記ステップP9の後に収縮処理して残った血管Vに対して3次元論理フィルタによりQ画素収縮処理を行い、主幹部の血管を消去する。Qは、主幹部の血管の太さに1〜2画素を加えPを減算した値とする(例えば、Q=7〜8。但し、Qの値は、1画素サイズに依存して変化させる。)。これにより、図13に示すように、血管Vの主幹部に孤立した腫瘍候補領域Cbが残る。次に、その腫瘍候補領域Cbの球体度βを計算する。また、腫瘍候補領域Cbと複数の連続CT断層像Siとを基に腫瘍候補領域Cbの3次元データを抽出し、その平均CT値を計算する。そして、腫瘍候補領域Cbの球体度βと平均CT値とを基に主幹部腫瘍領域を検出する。
【0035】
以上により、腫瘍領域を高精度に検出することが出来る。
【0036】
上記説明では、ステップP5までの処理を2次元処理とし、ステップP6以降を3次元処理としたが、ステップP2以降を全て3次元処理としてもよい。この場合には、ステップP1で、複数のCT断層像Siから3次元データを構築しておけばよい。
【0037】
また、上記説明では、血管を末梢部と主幹部の2段階の太さに分けて腫瘍領域の検出閾値を設定したが、3段階以上の太さに血管の領域を分けて腫瘍領域を検出してもよい。
【0038】
また、上記ステップP6を省略してもよい。
【0039】
【発明の効果】
本発明の腫瘍領域検出方法およびX線CT装置によれば、腫瘍領域を高精度に検出することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるX線CT装置の構成図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる腫瘍領域検出処理を示すフローチャートである。
【図3】複数のCT断層像の例示図である。
【図4】肺の全体を抽出する2値化処理の説明図である。
【図5】背景を削除する処理の説明図である。
【図6】不要領域を埋める処理の説明図である。
【図7】血管候補領域の説明図である。
【図8】血管候補領域の接続修復処理の説明図である。
【図9】血管候補に外接する直方体を示す説明図である。
【図10】抽出した血管の説明図である。
【図11】末梢部の腫瘍候補領域の説明図である。
【図12】腫瘍と血管の形状の違いを示す説明図である。
【図13】主幹部の腫瘍候補領域の説明図である。
【図14】CT断層像の例示図である。
【図15】従来の腫瘍候補領域の説明図である。
【符号の説明】
100 X線CT装置
1 スキャナ装置
2 処理装置
2a データ取得部
2b 血管候補領域抽出部
2c 血管領域抽出部
2d 腫瘍候補領域抽出部
2e 腫瘍領域検出部
3 大容量記憶装置
4 表示モニタ
5 入力装置

Claims (9)

  1. 被検体を連続した異なる断層像位置でX線走査して複数のCT断層像を取得する撮影手段と、
    前記CT断層像中の血管候補領域をCT値に基づいて抽出を行う血管候補領域抽出手段と、
    前記血管候補領域のラベリング処理により血管候補を抽出する血管候補抽出手段と、
    前記血管候補のうち血管領域と判定された血管候補より腫瘍候補領域を抽出する腫瘍候補領域抽出手段であって、前記血管候補が血管領域か否かの判定に用いる前記血管候補領域の外接直方体の体積を計算する手段を含む腫瘍候補領域抽出手段と、
    前記腫瘍候補領域の3次元形状特徴パラメータを基に腫瘍領域を検出する腫瘍領域検出手段とを
    を具備したことを特徴とするX線CT装置。
  2. 請求項に記載のX線CT装置において、
    前記腫瘍候補領域抽出手段は、前記血管候補領域の外接直方体の体積が最も大きい領域を血管領域と判定する手段を含むことを特徴とするX線CT装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のX線CT装置において、前記腫瘍候補領域抽出手段は、前記血管候補のうち血管領域と判定された前記血管領域に対して収縮処理を施して孤立した領域を腫瘍候補領域として抽出する手段を含むことを特徴とするX線CT装置。
  4. 請求項1から請求項の何れか一項に記載のX線CT装置において、3次元形状特徴パラメータが、少なくとも球体度を含むことを特徴とするX線CT装置。
  5. 請求項に記載のX線CT装置において、腫瘍領域か否かの判断基準として腫瘍領域候補の平均CT値をも用いることを特徴とするX線CT装置。
  6. 請求項に記載のX線CT装置において、腫瘍検出の閾値レベルを2つ以上の領域ごとに設け、それぞれ別個に収縮処理を施すことを特徴とするX線CT装置。
  7. 請求項1から請求項の何れか一項に記載のX線CT装置において、
    前記血管候補領域抽出手段は、複数のアキシャルCT断層像から、肺野部分をCT値に基づいて検出し、その後に、その肺野部分内で血管候補領域をCT値に基づいて抽出することを特徴とするX線CT装置。
  8. 請求項に記載のX線CT装置において、前記肺野部分内の血管部分を埋めて形を成形した領域内の血管候補領域をCT値に基づいて抽出することを特徴とするX線CT装置。
  9. 請求項または請求項に記載のX線CT装置において、肺野部分を3次元画像処理に基づいて成形した領域内の血管候補領域をCT値に基づいて抽出することを特徴とするX線CT装置。
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