JP4090625B2 - フィルムによる樹木治療方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹木に発生した腐らん病等の病気や傷を効果的に治療する樹木治療方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹木の枝幹に生じる病気としては腐らん病、赤衣病、いぼ皮病などさまざまな種類がある。
以下、これら樹木に生じる病気の一例として腐らん病について説明する。
りんごや西洋ナシ等の果樹に多く発生する腐らん病は、木の幹、枝に発生し、最終的にはりんごや西洋ナシの木を枯死させる病気である。この腐らん病は、嚢子菌類に属する病原菌が、樹勢が弱った木の枝、幹等に感染することによって引き起こされる。
腐らん病の初期の段階(4月〜6月頃に生じる)では、樹皮の一部が暗褐色になって水膨れのように膨らむ病斑が発生する。この病斑が拡大して枝や幹を一周するようになると、この病斑から上の部分が枯死する。
この後、病斑には子座と呼ばれる黒色の粒子が生じる。この子座の中に柄子殻が入っている。雨などにより病斑が湿潤すると、子座の中の柄子殻から糸くず状の柄子角(柄胞子の固まり)が噴出する。この柄子角が他の幹や枝に付着することで、付着した幹や枝が感染する。
また、夏期には病斑は乾燥して陥没するが、秋期には再び病斑は拡大して子座の中に子嚢殻が作られ、この子嚢殻内には子嚢胞子ができる。この子嚢胞子は飛散して他の幹や枝を感染させる。
【0003】
腐らん病に感染した場合の対策として、感染した枝や幹を切断して焼却する方法がある。しかし、切断等により木に傷ができると、この傷からの感染も生じるため、切り口には薬剤を塗布することが行われる。
また、主幹に感染した場合には患部周辺の樹皮を削り取って薬剤を塗布するようにする。この場合に、削り取った樹皮は必ず焼却する等の処置が必要である。
【0004】
また、上述したような患部の切断・削り取りといった方法以外にも、患部に泥を厚さ5cm程度に塗布して、そのまま藁などで巻き付ける泥巻き法も行われている。この泥巻き法では患部の削り取りを行わなくとも患部の上からそのまま泥を巻き付けることで患部の治療が行える。
このような泥巻き法によって患部の治療ができる明確なメカニズムについては、現在のところ不明ではある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
腐らん病の治療方法として、上述した患部の切断・削り取りといった方法では必ず切り口や削り取った傷痕が生じるため、傷からの感染を防止し、また患部の殺菌のために必ず薬剤を塗布することが必要となる。このような薬剤は、土壌を汚染させることにもなるし、人体にも悪影響を及ぼすことが考えられるため、できるだけ使用しないことが望ましい。
また、枝や幹の切断、あるいは樹皮の削り取りが多ければかえって樹勢が衰えてしまうという課題もある。
また、泥巻き法において、泥を厚さ5cm程度にも塗布することはかなりの重労働であり、しかも泥の重量や作業性が悪くなるという問題から高い位置の枝や幹に巻くことはできないといった課題がある。
なお、腐らん病等の治療以外でも樹木に傷がついたり、切断等による切り口が生じることがある。かかる場合でも傷跡などには腐らん病等の感染防止のために薬剤を塗布する必要があり、上述したように薬剤は、土壌を汚染させることにもなるし、人体にも悪影響を及ぼすことが考えられるため、できるだけ使用しないことが望ましいという課題がある。
また、台風などによって枝折れが生じた場合、折れた部分を速やかに保湿し、同時に補強により支える必要があるが、これら保湿と補強の2つの要求を同時に満たす事はできないといった課題がある。
【0006】
さらに、樹木は、葉や枝などの日光を遮るものがない場合に、日光が当たりすぎると日焼けにより枯死してしまう。そこで、これを防止するためには藁などを樹木に巻き付けることが従来から行われている。しかし、藁を巻き付けると藁が虫等の発生源となるとともに、見た目も悪いといった課題がある。
また、樹木に生じた空洞部には雨水が入り込み、雑菌が繁殖して腐りやすく、虫の住処となっている場合も多いため、空洞内に赤土やコンクリートを詰めたりして保護している。しかし、このような方法では空洞部の保護に手間がかかると共に、殺虫等が有効に行えないという課題がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、薬剤を用いずに且つ手間がかからない方法により腐らん病等の治療を行う樹木の治療方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記課題を解決するために、腐らん病等の病斑が日当たりのよい場所に多く生じること、および地中には病斑が生じていないことから、日光および空気の遮断により腐らん病の病原菌を死滅させることができるのではないかと考え、本発明に到達した。
すなわち、本発明にかかるフィルムを用いた樹木の治療方法によれば、樹木の枝幹に発生した腐らん病、赤衣病あるいはいぼ皮病等を治療する際に、該腐らん病、赤衣病あるいはいぼ皮病等の患部に、薬剤を塗布せずに、一方の面が白色、他方の面が有色に形成されているポリエステルフィルムを、前記他方の面を樹木側に向けて密着させて、患部への空気の供給が阻止されるように、ポリエステルフィルの幅方向を少しずつ重ね合わせて、患部周囲の健康な部分も含めて巻き付けると共に、巻き始めと巻き終わりには接着テープ又は伸縮性のある紐で隙間が生じないように固定することを特徴としている。
この方法によれば、フィルムにより患部が密封されて空気が遮断され、過湿状態になると共に、フィルムの内側面が有色で遮光性が高く日光を遮断するため、薬剤等を用いずに簡単な方法で腐らん病等の病原菌の生存環境を悪化させ、治療を施すことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
まず、本発明に用いられるフィルムについて述べる。
フィルムは、ポリエチレンテレフタレート樹脂を押出し成形して延伸配向したポリエステルフィルムを用いるとよい。ポリエステルフィルムは、極めて強靱であって、且つ防水性や気密性も高い。
また、本発明では、このようなポリエステルフィルムの一方の面を白色、他方の面を黒色等の有色にしたものを用いて樹木に巻き付けるようにする。
なお、本発明書中での樹木としては、果樹、庭木、街路樹、天然木等を含める概念である。
【0010】
このようなポリエステルフィルムを、樹木の腐らん病、赤衣病あるいはいぼ皮病等(以下、単に腐らん病等という)の患部に密着させて巻き付ければ、防水性により患部への雨水の進入を防止するため、患部の子座の中の柄子角の流出を防止して他の部位への感染を防止できる。また、患部から子嚢胞子が飛散しようとしてもポリエステルフィルムによって阻止される。さらに、他の雑菌等の侵入をも防止することができる。この場合、患部を削り取った後にポリエステルフィルムを巻き付けても、患部を削り取らずにそのままポリエステルフィルムを巻き付けてもよい。
また、ポリエステルフィルムの気密性により、患部への空気の供給が阻止される。このため、好気性菌であると考えられる腐らん病等の病原菌の繁殖を抑えることができる。ただし、患部への空気の供給を阻止するためにはポリエステルフィルムを隙間なく巻き付けることが必要となる。そこで、巻き付ける際にはポリエステルフィルムの幅方向を少しずつ重ね合わせて巻き付けると共に、巻き始めと巻き終わりには接着テープあるいは伸縮性のある紐等で隙間が生じないように固定するとよい。
【0011】
本発明に用いるポリエステルフィルムは、一方の面を白色、他方の面を黒色等の有色にしている。本発明では、ポリエステルフィルムの有色の面を樹木側にして巻き付けるので、日光が当たっても遮光の効果により患部には光が届かないようにすることができる。すなわち、光が当たる場所で繁殖力が強まり、暗い場所では、繁殖力が弱まると考えられている腐らん病等の病原菌の繁殖を抑制することができる。
さらに、巻き付けたときには白色の面が表面上に現れる。このため、日光をポリエステルフィルムで反射しやすく、ポリエステルフィルムを巻き付けた内部の温度上昇を抑えることができ、ポリエステルフィルムを巻き付けた箇所が弱らないようにすることができる。
【0012】
一方、ポリエステルフィルムは、木の外側に現れる一方の面を白色にしたことにより、人目を引きやすく目立ち易くなる。
つまり、農園等で白色の幹等を見つけたときには、その場所に腐らん病等が感染しているということが一目で分かるために、巻き付けた場所を忘れてしまうということもなく巻き付けた後の処理も行いやすくなる。巻き付けた場所が直ぐに分かるため、その周囲にさらに感染していないか注意して観察することができる。その箇所は物理的に弱くなって枝折れの危険があるので台風や収穫を前に補強すべき注意箇所となる。
さらに、従来の泥巻き法等では泥と藁とが幹や枝に巻き付けてあり、また薬剤は赤色や黄色に着色してあり、大変見苦しいという問題もあったが、樹木の外側に白色がくるようにポリエステルフィルムを巻き付けることにより、見た目にも美しくなり、農場の美観性を高めることもできる。
【0013】
なお、上述してきたポリエステルフィルムは、腐らん病の患部のみならず、枝などを切断した後の切り口や、傷等の外科治療にも用いることができる。
切り口や傷等にポリエステルフィルムを巻き付けることによって、種々の病原菌あるいは害虫の侵入を防止し、しかも巻き付けた部位には適度な湿度や温度が維持されるために、傷の治癒によるカルス(融合組織)の形成が極めて早い。また、極めて強靱なポリエステルフィルムを密着させて巻き付けるために、傷や枝折れ部分の物理的な保護も図ることができる。
【0014】
さらに、日当たりのよい場所に生えている枝や幹で日焼けによる樹皮の枯死を防止するために、上述してきたポリエステルフィルムを日焼けを防止しようとする部位に巻き付けてもよい。
特に、移植時や台風による枝葉のいたみにより枝や幹があらわになったようなときに有効である。
また、樹木に生じた空洞部を閉塞するようにポリエステルフィルムを巻き付ければ、空洞部を塞いで雨水の侵入を防ぎ、適度な湿度を保持するためカルスの形成を促す。また空洞部内に虫害が発生しているときは、ポリエステルフィルムを巻き付ける前に、空洞部内に殺虫剤を散布しておくとよい。このようにすれば、殺虫剤が外部へ流出してしまうことなく、殺虫効果を長期間持続させておくことができる。
【0015】
【実施例】
図1に、本実施例の概略を示す。
20年生の「ふじ」りんご樹の主幹10(直径25cm程度)に、4月上旬、腐らん病の病斑が発生した。
この病斑部分の樹皮の削り取りを行った後、削り取った部分12に厚さ0.025mm、裏面側14aが黒色、表面側14bが白色のポリエステルフィルム14を、黒色側が「ふじ」の主幹10側を向くように巻き付けた。巻き付ける際には、削り取った部分12の周囲の健康な部分も含めて巻き付けた。また、隙間ができないように、5cm程度づつ重ね合わせて巻き付けるようにした。図1の17が、重ね合わせた部分である。
ここでは、ポリエステルフィルム14の巻き始めと巻き終わりの部分は、解けることがないように伸縮性のある紐16でしばるようにしたが、巻き始めの部分は巻き付けた部分に差し込んでおけば解けないため、必ずしも紐16等でしばるようにしなくともよい。
6カ月後に、ポリエステルフィルム14を除去して削り取った部分を観察したところ、削り取った傷痕を取り囲むように新しいカルス(融合組織)の形成が認められた。
このようなポリエステルフィルム14を巻き付けた場合のカルスの形成速度は、ポリエステルフィルム14を巻き付けずに放置した場合よりも1〜2か月程度早いと見られる。
さらに、傷痕での再発、他の幹や枝への感染も見られなかった。
【0016】
以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0017】
【発明の効果】
本発明に係るフィルムを用いた樹木治療方法によれば、りんごや洋ナシ等に発生する腐らん病、赤衣病あるいはいぼ皮病の他への感染を防止すると共に、空気および日光を遮断して病原菌の繁殖を抑制するので、腐らん病等の蔓延を防止し、患部の治療を促すことができる。しかも、このような効果は農薬等の薬剤を使用することなく行うことができるので、環境を汚染することなく、人体への悪影響をも無くすことができる。しかもポリエステルフィルムの巻き付けた後の外側の色が白色となり、見た目に美しく、且つ目立つので樹木園内での感染箇所も発見しやすいといった著効も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る樹木の治療方法の概略を示す説明図である。
【符号の説明】
10 主幹
12 削り取った部分
14 ポリエステルフィルム
16 伸縮性のある紐
17 重ね合わせた部分
Claims (1)
- 樹木の枝幹に発生した腐らん病、赤衣病あるいはいぼ皮病等を治療する際に、
該腐らん病、赤衣病あるいはいぼ皮病等の患部に、薬剤を塗布せずに、一方の面が白色、他方の面が有色に形成されているポリエステルフィルムを、前記他方の面を樹木側に向けて密着させて、患部への空気の供給が阻止されるように、ポリエステルフィルの幅方向を少しずつ重ね合わせて、患部周囲の健康な部分も含めて巻き付けると共に、巻き始めと巻き終わりには接着テープ又は伸縮性のある紐で隙間が生じないように固定することを特徴とするフィルムによる樹木治療方法。
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